JP2014120344A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】灯室内に光軸調整装置を介して光軸調整可能に配置されているランプユニットを、灯室内から容易に出したり灯室内に入れたりする。
【解決手段】ランプハウジング2に設けられ、ランプユニット5を灯室7内から出したり入れたりするための開口部を形成する開口部形成部6と、を備え、光軸調整装置4は、ランプハウジングに3点で支持されていて、開口部形成部は、3個の支持点のうち対角線上にある2個の支持点の間の範囲であって、かつ、残りの1個の支持点から対角線上の2個の支持点側方向の範囲において、開口部を形成する。
【選択図】図6

Description

この発明は、半導体型光源から構成されているランプユニットを備える車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1)。従来の車両用灯具は、灯室を画成するハウジングおよびアウタレンズと、灯室内に収容されているLEDとこれを支持するブラケットおよびベゼルから構成されているLEDユニットと、を備え、LEDユニットをハウジングに対して着脱可能に取り付けたものである。従来の車両用灯具は、LEDの1個が断線すると、LEDユニットをハウジングから取り外して、新たなLEDユニットをハウジングに取り付けるものである。
特開2012−104254号公報
ところが、従来の車両用灯具は、ハウジングに着脱可能に取り付けられているLEDユニットを取り外したり取り付けたりするものである。このために、従来の車両用灯具では、灯室内に光軸調整装置を介して光軸調整可能に配置されているLEDユニットを灯室内から出したり灯室内に入れたりすることが難しい。すなわち、灯室内のLEDユニットを出し入れするためには、ハウジングに開口部を設ける必要がある。しかしながら、ハウジングには、光軸調整装置が支持されている。このために、開口部の大きさは、光軸調整装置により小さく規制されてしまう。このために、灯室内のLEDユニットを開口部を介して出し入れすることが難しい。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、灯室内に光軸調整装置を介して光軸調整可能に配置されているLEDユニットを灯室内から出したり灯室内に入れたりすることが難しい、という点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、ランプハウジングに支持されていて、かつ、灯室内に配置されている光軸調整装置と、半導体型光源から構成されていて、光軸調整装置に着脱可能に取り付けられていて、灯室内に光軸調整装置を介して光軸調整可能に配置されているランプユニットと、ランプハウジングに設けられていて、ランプユニットを灯室内から出したり灯室内に入れたりするための開口部を形成する開口部形成部と、を備え、光軸調整装置が、ランプハウジングに3点で支持されていて、開口部形成部が、3個の支持点のうち対角線上にある2個の支持点の間の範囲であって、かつ、残りの1個の支持点から対角線上の2個の支持点側方向の範囲において、開口部を形成する、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、ランプユニットと光軸調整装置との取付箇所が、ランプユニットの出し入れ方向に対してオフセットされている、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、開口部形成部が、ランプハウジングに設けた線状の肉薄部である、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、光軸調整装置のランプハウジングに対する3個の支持点のうち、対角線上にある2個の支持点の間の範囲であって、かつ、残りの1個の支持点から対角線上の2個の支持点側方向の範囲において、ランプハウジングに開口部を形成するものである。このために、光軸調整装置をランプハウジングに支持させた状態のままで、開口部を大きく(広く)設けることができる。この結果、開口部を介して、ランプユニットを光軸調整装置から取り外して灯室内から容易に出すことができ、かつ、開口部を介して、新たなランプユニットを灯室内に容易に入れて光軸調整装置に取り付けることができる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態を示す正面図(ランプレンズを除いたランプハウジングと光軸調整装置とランプユニットとを示す正面図)である。 図2は、ランプハウジングを除いた光軸調整装置とランプユニットとを示す背面図である。 図3は、ランプハウジングと光軸調整装置と開口部形成部とを示す背面図である。 図4は、ランプハウジングに開口部が形成された状態を示す背面図である。 図5は、開口部を介して灯室内からランプユニットを出した状態を示す背面図である。 図6は、灯室内を示す縦断面図(垂直断面図)である。 図7は、開口部を介して灯室内からランプユニットを出す状態を示す縦断面図(垂直断面図)である。 図8は、灯室内を示す横断面図(水平断面図)である。 図9は、開口部を介して灯室内からランプユニットを出す状態を示す横断面図(水平断面図)である。
以下に、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。この明細書において、前、後、上、下、左、右とは、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態における車両用灯具の構成について説明する。この例は、たとえば、自動車用前照灯のヘッドランプについて説明する。
(車両用灯具1の説明)
図において、符号1は、この実施形態における車両用灯具である。前記車両用灯具1は、車両の前部の左右両側にそれぞれ搭載されている。前記車両用灯具1は、図6、図7に示すように、ランプハウジング2と、ランプレンズ3と、光軸調整装置4と、ランプユニット5と、開口部形成部6と、を備える。
前記ランプハウジング2および前記ランプレンズ(たとえば、素通しのアウタレンズなど)3は、灯室7を画成する。前記灯室7内には、前記光軸調整装置4の一部が配置されていて、かつ、前記ランプユニット5が前記光軸調整装置4を介して光軸調整可能に配置されている。
(光軸調整装置4の説明)
前記光軸調整装置4は、図に示すように、ブラケット8と、ピボット機構9と、上下方向用光軸調整機構10と、左右方向用光軸調整機構11と、から構成されている。
前記ブラケット8の中央には、窓部12が設けられている。前記ブラケット8には、複数個この例では4個の取付部(ボス部)13が設けられている。すなわち、前記取付部13は、前記ブラケット8の右側に1個、前記ブラケット8の左側に1個、前記ブラケット8の下側に2個、それぞれ設けられている。4個の前記取付部(取付箇所)13は、図6〜図9に示すように、前後方向(前記ランプユニット5の出し入れ方向)にオフセットされている。
前記ピボット機構9は、球軸部14と、球受部15と、から構成されている。前記球軸部14は、前記ランプハウジング2に取り付けられている。前記球受部15は、前記ブラケット8の右上に取り付けられている。前記球軸部14と前記球受部15とは、球中心を中心として相互に回転可能に嵌合されている。
前記上下方向用光軸調整機構10は、アジャストスクリュー16と、スクリューマウンティング27と、オートレベラ17と、から構成されている。前記アジャストスクリュー16および前記オートレベラ17は、前記ランプハウジング2に取り付けられている。前記スクリューマウンティング27は、前記ブラケット8の右下に回転もしくは傾倒可能に取り付けられている。前記アジャストスクリュー16は、前記オートレベラ17に組み込まれていて、かつ、前記スクリューマウンティングにねじ込まれている。
前記左右方向用光軸調整機構11は、アジャストスクリュー18と、スクリューマウンティング19と、から構成されている。前記アジャストスクリュー18は、前記ランプハウジング2に取り付けられている。前記スクリューマウンティング19は、前記ブラケット8の左上に回転もしくは傾倒可能に取り付けられている。前記アジャストスクリュー18は、前記スクリューマウンティング19にねじ込まれている。
前記光軸調整装置4は、前記ランプハウジング2に、前記球軸部14、前記アジャストスクリュー16および前記オートレベラ17、前記アジャストスクリュー18において、3点で支持されている。前記光軸調整装置4の前記ブラケット8、前記ピボット機構9の前記球軸部14の一部および前記球受部15、前記上下方向用光軸調整機構10の前記アジャストスクリュー16の一部および前記スクリューマウンティング27、前記左右方向用光軸調整機構11の前記アジャストスクリュー18の一部および前記スクリューマウンティング19は、前記灯室7内に配置されている。
(ランプユニット5の説明)
前記ランプユニット5は、この例では、プロジェクタタイプのランプユニットである。前記ランプユニット5は、図1、図2、図4〜図9に示すように、半導体型光源(図示せず)と、リフレクタ20と、ホルダ21と、投影レンズ22と、ヒートシンク部材23と、から構成されているものである。
前記半導体型光源は、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記半導体型光源は、前記ヒートシンク部材23に取り付けられている。前記半導体型光源は、外部の電源(図示せず)に電気的に接続されている。
前記リフレクタ20は、前記光源からの光を前記投影レンズ22側に反射させる楕円系の反射面が設けられている。前記ホルダ21は、前記投影レンズ22の全周縁部をリム(環形状のクリップ)を介して保持する。前記リフレクタ20と前記ホルダ21とは、スクリューにより前記ヒートシンク部材23に固定されている。
前記ヒートシンク部材23には、複数個この例では4個の取付部(取付板部)24が、前記ブラケット8の前記取付部13に対応して、設けられている。すなわち、前記取付部24は、前記ヒートシンク部材23の右側に1個、前記ヒートシンク部材23の左側に1個、前記ヒートシンク部材23の下側に2個、それぞれ設けられている。4個の前記取付部(取付箇所)24は、前後方向(前記ランプユニット5の出し入れ方向)にオフセットされている。この例では、図8、図9に示すように、左側の前記取付部24と、右側の前記取付部24とが前後方向にオフセットされている。
前記ヒートシンク部材23の取付部24は、前記ブラケット8の前記取付部13にスクリュー25により、着脱可能に取り付けられている。この結果、前記ランプユニット5は、前記灯室7内に前記光軸調整装置4を介して光軸調整可能に配置されている。
(開口部形成部6の説明)
前記開口部形成部6は、この例では、図3、図6、図8に示すように、前記ランプハウジング2に設けた線状の肉薄部である。すなわち、前記開口部形成部6は、前記ランプハウジング2の外側面の一部を線状に切り欠いて線状の肉薄部を形成してなるものである。
前記開口部形成部6は、前記光軸調整装置4が前記ランプハウジング2に支持されている3個の前記支持点(前記ピボット機構9の前記球軸部14、前記上下方向用光軸調整機構10の前記アジャストスクリュー16および前記オートレベラ17、前記左右方向用光軸調整機構11の前記アジャストスクリュー18)を、3個の頂点とする平行四辺形内もしくはひし形内もしくは長方形内もしくは正方形内とほぼ同じ範囲内に設けられている。前記開口部形成部6は、前記範囲内において開口部26を形成するものである。
前記開口部形成部6は、第1線61と、第2線62と、第3線63と、第4線64と、第5線65と、第6線66と、第7線67と、第8線68と、からなる。前記第1線61は、前記上下方向用光軸調整機構10と前記左右方向用光軸調整機構11を結ぶ対角線と平行もしくはほぼ平行である線であって、前記ピボット機構9近傍を通る線である。前記第2線62は、前記対角線および前記第1線61と平行もしくはほぼ平行である線である。前記第3線63は、前記対角線に対して直交もしくはほぼ直交する線であって、前記上下方向用光軸調整機構10近傍を通る線である。前記第4線64は、前記対角線に対して直交もしくはほぼ直交する線であって、前記左右方向用光軸調整機構11近傍を通る線である。前記第5線65は、前記第1線61と前記第3線63とを結ぶ線である。前記第6線66は、前記第2線62と前記第3線63とを結ぶ線である。前記第7線67は、前記第1線61と前記第4線64とを結ぶ線である。前記第8線68は、前記第2線62と前記第4線64とを結ぶ線である。
工具カッターや超音波カッターなどで、前記開口部形成部6の前記第1線61〜前記第8線68を切り欠くことにより、図4、図5、図7、図9に示すように、前記ランプハウジング2に前記開口部26が形成される。前記開口部26は、3個の前記支持点(前記ピボット機構9、前記上下方向用光軸調整機構10、前記左右方向用光軸調整機構11)のうち対角線上にある2個の前記支持点(前記上下方向用光軸調整機構10、前記左右方向用光軸調整機構11)の間の範囲であって、かつ、残りの1個の前記支持点(前記ピボット機構9)から対角線上の2個の前記支持点側方向の範囲において、形成される。すなわち、前記開口部26は、前記第1線61〜前記第8線68により囲まれた範囲であって、3個の前記支持点を3個の頂点とする平行四辺形内もしくはひし形内もしくは長方形内もしくは正方形内とほぼ同じ範囲において、形成される。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態における車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
ランプユニット5の光源を点灯する。すると、光源からの光がリフレクタ20の反射面で反射する。その反射光が投影レンズ22を透過して、所定の配光パターン(たとえば、ロービーム配光パターンまたはハイビーム配光パターン)が投影レンズ22およびランプレンズ3を透過して車両の前方に照射される。
上下方向用光軸調整機構10のアジャストスクリュー16を回転させると、ランプユニット5が、ピボット機構9の球軸部14および球受部15の球中心と左右方向用光軸調整機構11のスクリューマウンティング19の回転もしくは傾倒中心とを結ぶ水平もしくはほぼ水平な軸回りに上下方向に回転する。この結果、ランプユニット5の光軸が上下方向に調整される。
また、オートレベラ17の駆動により、アジャストスクリュー16が前進後退すると、同様に、ランプユニット5が、ピボット機構9の球軸部14および球受部15の球中心と左右方向用光軸調整機構11のスクリューマウンティング27の回転もしくは傾倒中心とを結ぶ水平軸回りに上下方向に回転する。この結果、ランプユニット5の光軸が上下方向に調整される。
さらに、左右方向用光軸調整機構11のアジャストスクリュー18を回転させると、ランプユニット5が、ピボット機構9の球軸部14および球受部15の球中心と上下方向用光軸調整機構10のスクリューマウンティング27の回転もしくは傾倒中心とを結ぶ垂直もしくはほぼ垂直な軸回りに左右方向に回転する。この結果、ランプユニット5の光軸が左右方向に調整される。
ここで、何らかの原因により、古いランプユニット5から新しいランプユニット5に交換する必要が発生した場合においては、以下の交換作業を行う。
まず、ランプハウジング2に設けられている開口部形成部6の第1線61〜第8線68を、工具カッターや超音波カッターなどで切り欠いて、ランプハウジング2に開口部26を形成する。
つぎに、開口部26を介して、工具により、光軸調整装置4のブラケット8の取付部13とランプユニット5のヒートシンク部材23の取付部24とにねじ込まれているスクリュー25を取り外す。このとき、開口部26からスクリュー25が見えなかったり、あるいは、工具が開口部26からスクリュー25に届かなかったりした場合。この場合においては、光軸調整装置4を使用してランプユニット5を上下方向や左右方向に回転させることにより、開口部26からスクリュー25を見ることができ、工具を開口部26からスクリュー25に届かせることができる。
それから、開口部26介して、ランプユニット5を灯室7内から出す。このとき、光軸調整装置4のブラケット8の取付部(取付箇所)13とランプユニット5のヒートシンク部材23の4個の取付部(取付箇所)24とが前後方向(ランプユニット5の出す方向)にオフセットされている。この取付箇所のオフセットを利用して、ランプユニット5の上下部や左右部を前後に傾けたり、あるいは、ランプユニット5を平行移動させたり、あるいは、ランプユニット5を回転させたりすることにより、ランプユニット5を開口部26を介して灯室7内から出すことができる。
それから、開口部26を介して、新しいランプユニット5を灯室7内に入れる。開口部26を介して、工具により、光軸調整装置4のブラケット8の取付部13と新しいランプユニット5のヒートシンク部材23の取付部24とにスクリュー25をねじ込む。
そして、図9中の二点鎖線にて示すように、ランプハウジング2に形成された開口部26を蓋28で覆う。すなわち、蓋28をランプハウジング2の開口部26の縁に特殊止め具(一般ユーザーでは取り外すことができない止め具)29により固定する。このとき、蓋28とランプハウジング2の開口部26の縁との間を接着剤やシール材などにより水密にする。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態における車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態における車両用灯具1は、光軸調整装置4のランプハウジング2に対する3個の支持点(ピボット機構9、上下方向用光軸調整機構10、左右方向用光軸調整機構11)のうち、対角線上にある2個の支持点(上下方向用光軸調整機構10、左右方向用光軸調整機構11)の間の範囲であって、かつ、残りの1個の支持点(ピボット機構9)から対角線上の2個の支持点側方向の範囲において、ランプハウジング2に開口部26を形成するものである。このために、光軸調整装置4をランプハウジング2に支持させた状態のままで、開口部26を大きく(広く)設けることができる。すなわち、この実施形態における車両用灯具1は、開口部26が3個の支持点(ピボット機構9、上下方向用光軸調整機構10、左右方向用光軸調整機構11)を3個の頂点とする平行四辺形内もしくはひし形内もしくは長方形内もしくは正方形内とほぼ同じ範囲において、大きく(広く)形成されるものである。このために、ランプユニット5が灯室7内に光軸調整装置4を介して光軸調整可能に配置されているものであっても、ランプハウジング2に形成した開口部26介して、ランプユニット5を、光軸調整装置4から取り外して灯室7内から容易に出したり、灯室7内に容易に入れて光軸調整装置4に取り付けたりすることができる。特に、ランプユニット5がヒートシンク部材23などにより大型化しても、このランプユニット5を容易に出し入れすることができる。
この実施形態における車両用灯具1は、光軸調整装置4のブラケット8の取付部(取付箇所)13とランプユニット5のヒートシンク部材23の4個の取付部(取付箇所)24とが前後方向(ランプユニット5の出す方向)にオフセットされている。このために、取付箇所のオフセットを利用して、ランプユニット5の上下部や左右部を前後に傾けたり、あるいは、ランプユニット5を平行移動させたり、あるいは、ランプユニット5を回転させたりすることにより、ランプユニット5を開口部26を介して、灯室7内から簡単に出したり、灯室7内に簡単に入れたりすることができる。
この実施形態における車両用灯具1は、開口部形成部6がランプハウジング2に設けた第1線61〜第8線68の線状の肉薄部である。このために、開口部形成部6により、ランプハウジング2に開口部26を簡単に形成することができる。すなわち、何らかの原因により、古いランプユニット5から新しいランプユニット5に交換する必要が発生した場合。この場合においては、ランプハウジング2に設けられている開口部形成部6の第1線61〜第8線68を、工具カッターや超音波カッターなどで切り欠くことにより、ランプハウジング2に開口部26を簡単に形成することができる。この結果、ランプハウジング2に形成した開口部26介して、ランプユニット5を光軸調整装置4から取り外して灯室7内から出すことができ、かつ、開口部26を介して、新たなランプユニット5を灯室7内に入れて光軸調整装置4に取り付けることができる。
(実施形態以外の例の説明)
なお、この実施形態においては、開口部形成部6として、ランプハウジング2の外側面の一部を線状に切り欠いて線状(第1線61〜第8線68)の肉薄部を形成してなるものである。ところが、この発明においては、開口部形成部として、図9中の二点鎖線にて示す蓋28および特殊止め具29であっても良い。この場合においては、ランプハウジング2に予め開口部26を設けておいて、その開口部26の縁に蓋28を特殊止め具29により固定すると共に、蓋28と開口部26の縁との間を接着剤やシール材などにより水密にする。特殊止め具29を特殊工具(図示せず)で取り外してかつ蓋28をランプハウジング2から取り外すことにより、ランプハウジング2に開口部26が形成される。再び、蓋28を特殊止め具29でランプハウジング2に取り付けることにより、開口部26を閉塞させることができる。
また、この実施形態においては、ランプユニット5としてプロジェクタタイプのランプユニットを使用するものである。ところが、この発明においては、ランプユニットして、レンズ直射タイプのランプユニット、リフレクタタイプのランプユニット、レンズおよびリフレクタタイプのランプユニットなどを使用しても良い。
さらに、この実施形態においては、ロービーム配光パターン、ハイビーム配光パターンを車両の前方に照射するものである。ところが、この発明においては、所定の配光パターンの配光パターンとして、ロービーム配光パターン、ハイビーム配光パターン以外の配光パターン、たとえば、フォグランプ配光パターン、高速道路配光パターンなどであっても良い。
さらにまた、この実施形態においては、ランプユニット5としては、2灯式の車両用灯具のランプユニットを使用するものである。ところが、この発明においては、ランプユニットとしては、1灯式の車両用灯具のランプユニットを使用しても良い。この場合においては、ヒートシンク部材23の大きさや形状が異なったり、また、光軸調整装置4の構造や配置が異なったりする。
さらにまた、この実施形態においては、左側の取付部24と右側の取付部24とが前後方向にオフセットされているものである。ところが、この発明においては、任意の取付部が前後方向にオフセットされているものであれば良い。
1 車両用灯具
2 ランプハウジング
3 ランプレンズ
4 光軸調整装置
5 ランプユニット
6 開口部形成部
7 灯室
8 ブラケット
9 ピボット機構
10 上下方向用光軸調整機構
11 左右方向用光軸調整機構
12 窓部
13 取付部
14 球軸部
15 球受部
16 アジャストスクリュー
17 オートレベラ
18 アジャストスクリュー
19 スクリューマウンティング
20 リフレクタ
21 ホルダ
22 投影レンズ
23 ヒートシンク部材
24 取付部
25 スクリュー
26 開口部
27 スクリューマウンティング
28 蓋
29 特殊止め具

Claims (3)

  1. 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記ランプハウジングに支持されていて、かつ、前記灯室内に配置されている光軸調整装置と、
    半導体型光源から構成されていて、前記光軸調整装置に着脱可能に取り付けられていて、前記灯室内に前記光軸調整装置を介して光軸調整可能に配置されているランプユニットと、
    前記ランプハウジングに設けられていて、前記ランプユニットを前記灯室内から出したり前記灯室内に入れたりするための開口部を形成する開口部形成部と、
    を備え、
    前記光軸調整装置は、前記ランプハウジングに3点で支持されていて、
    前記開口部形成部は、3個の前記支持点のうち対角線上にある2個の前記支持点の間の範囲であって、かつ、残りの1個の前記支持点から対角線上の2個の前記支持点側方向の範囲において、前記開口部を形成する、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記ランプユニットと前記光軸調整装置との取付箇所は、前記ランプユニットの出し入れ方向に対してオフセットされている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記開口部形成部は、前記ランプハウジングに設けた線状の肉薄部である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
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