JP2014119629A - ファインダ装置及び一眼レフカメラ - Google Patents

ファインダ装置及び一眼レフカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP2014119629A
JP2014119629A JP2012275417A JP2012275417A JP2014119629A JP 2014119629 A JP2014119629 A JP 2014119629A JP 2012275417 A JP2012275417 A JP 2012275417A JP 2012275417 A JP2012275417 A JP 2012275417A JP 2014119629 A JP2014119629 A JP 2014119629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finder
wavelength
wavelength region
light
reflectance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012275417A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Sasaki
直人 佐々木
Isamu Hirai
勇 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Imaging Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Imaging Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Imaging Co Ltd filed Critical Ricoh Imaging Co Ltd
Priority to JP2012275417A priority Critical patent/JP2014119629A/ja
Priority to US14/108,586 priority patent/US9179049B2/en
Publication of JP2014119629A publication Critical patent/JP2014119629A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
    • G03B13/06Viewfinders with lenses with or without reflectors
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/18Signals indicating condition of a camera member or suitability of light
    • G03B17/20Signals indicating condition of a camera member or suitability of light visible in viewfinder
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/04Prisms
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B19/00Cameras
    • G03B19/02Still-picture cameras
    • G03B19/12Reflex cameras with single objective and a movable reflector or a partly-transmitting mirror

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Viewfinders (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】ファインダ視野内の被写体像とスーパーインポーズされる情報の両方の明るさを同時に改善することができない。
【解決手段】ファインダ装置を、複数の反射面のうち一面がハーフミラー面であって、被写体の倒立像を各反射面で反射させることにより反転させて正立像としてファインダに導く正立光学系と、ファインダ視野内にスーパーインポーズされるスーパーインポーズ光をハーフミラー面に投光することにより、ハーフミラー面を透過したスーパーインポーズ光を、正立光学系によってファインダに導かれる正立像と重ね合わせることが可能な投光手段とを備える構成とし、ハーフミラー面を、可視光領域のうちスーパーインポーズ光の波長に対応する第一の波長領域以外の第二の波長領域で平坦な反射率特性を持ち、第一の波長領域の透過率が第二の波長領域の透過率よりも10%〜50%高くなるように設計する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮影に関する補助情報をファインダ視野内にスーパーインポーズ表示可能なファインダ装置、及び該ファインダ装置を搭載した一眼レフカメラに関する。
一眼レフカメラのファインダでは、焦点板に結像された被写体像が例えばペンタプリズムを介して観察される。ファインダを通して観察される被写体像には測距点や測距エリアなど、撮影を補助する情報がスーパーインポーズされる。この種の情報を被写体像にスーパーインポーズすることが可能なファインダ装置の具体的構成は、例えば特許文献1〜3に記載されている。
特許文献1には、ファインダ光学系内に配置された透過型液晶の各セルの配向を制御することにより、被写体像にスーパーインポーズされる情報を可変する構成が記載されている。また、特許文献2及び3には、LED(Light Emitting Diode)及びマスク部材により生成された測距情報等を表すLED光を、集光レンズ及びプリズムを介してペンタプリズム内へ入射させることにより、測距情報等をファインダで観察されている被写体像にスーパーインポーズさせる構成が記載されている。
特開平5−127244号公報 特開2002−82278号公報 特開2000−89336号公報
しかし、特許文献1に記載のファインダ装置は、透過型液晶を透過する際の光量損失が大きいため、ファインダ視野内の被写体像が暗くなるという問題を抱えている。また、液晶パターンの表示・非表示による明暗差でスーパーインポーズ表示を行う(液晶自体は発光しない)ため、スーパーインポーズされる情報の視認性が低いという問題も抱えている。
また、特許文献2に記載のファインダ装置は、LED光が入射されるペンタプリズムの第三反射面がハーフミラー化されているため、第三反射面を介してLED光をペンタプリズム内に入射させてファインダに導くことができると共に、ペンタプリズム内を伝播する被写体光束を第三反射面にて反射させてファインダに導くことができるようになっている。但し、この構成では、第三反射面の反射率を高くするほどファインダ視野内の被写体像を明るくすることができる一方、第三反射面の透過率が低下するため、スーパーインポーズされる情報の明るさが低減する。また、スーパーインポーズされる情報の明るさを向上させるために第三反射面の透過率を高くすると、第三反射面の反射率が低下するため、ファインダ視野内の被写体像が暗くなる。すなわち、特許文献2に記載の構成では、ファインダ視野内の被写体像の明るさとスーパーインポーズされる情報の明るさとがトレードオフの関係にあるため、一方の明るさを独立して改善することや両方の明るさを同時に改善することができない。
そこで、特許文献3に記載のファインダ装置は、ファインダ視野内の被写体像の明るさが低下することを抑えるべく、第三反射面内において、LED光を透過させる必要のない周辺領域については、LED光を透過させるべき中央領域よりも反射率が高く設定(又は金属膜で完全にミラー面化)されている。しかし、この場合、ファインダ視野内の中央領域と周辺領域とで明暗差が発生するため、ファインダ視野内の被写体像の明るさを根本的には改善できていない。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ファインダ視野内の被写体像とスーパーインポーズされる情報の両方の明るさを改善することができるファインダ装置及び一眼レフカメラを提供することである。
本発明の一形態に係るファインダ装置は、物体像を観察するためのファインダ装置であって、ファインダ視野内に物体像とは別の像をスーパーインポーズ表示可能なものである。本ファインダ装置は、物体像が伝送される光路中に配置されたハーフミラー面と、ファインダ視野内にスーパーインポーズされるスーパーインポーズ光をハーフミラー面に投光することにより、ハーフミラー面を透過したスーパーインポーズ光を、ハーフミラー面を反射する物体像に重ね合わせることが可能な投光手段とを備える。ハーフミラー面は、可視光領域のうちスーパーインポーズ光に対応する波長を含む第一の波長領域以外の第二の波長領域で平坦な反射率特性を持ち、スーパーインポーズ光に対応する波長の透過率が第二の波長領域の透過率よりも10%〜50%高い。
本発明の一形態によれば、ハーフミラー面を、第二の波長領域で平坦な反射率特性を持ちつつスーパーインポーズ光に対応する第一の波長領域のみ局所的に透過率が他の領域に対して高くなる特性とすることにより、ファインダ視野内の被写体像の明るさとスーパーインポーズされる情報の明るさとを独立して改善することができ、その両方の明るさを同時に改善させることが可能となる。
第二の波長領域の平均反射率は例えば70%〜95%である。
本発明の別の形態に係るファインダ装置は、物体像を観察するためのファインダ装置であって、ファインダ視野内に物体像とは別の像をスーパーインポーズ表示可能なものである。本ファインダ装置は、物体像が伝送される光路中に配置されたハーフミラー面と、記ファインダ視野内にスーパーインポーズされるスーパーインポーズ光をハーフミラー面に投光することにより、ハーフミラー面を反射したスーパーインポーズ光を、ハーフミラー面を透過する物体像に重ね合わせることが可能な投光手段とを備える。ハーフミラー面は、可視光領域のうちスーパーインポーズ光に対応する波長を含む第一の波長領域以外の第二の波長領域で平坦な透過率特性を持ち、スーパーインポーズ光に対応する波長の反射率が第二の波長領域の反射率よりも10%〜50%高い。
本発明の別の形態によれば、ハーフミラー面を、第二の波長領域で平坦な透過率特性を持ちつつスーパーインポーズ光に対応する第一の波長領域のみ局所的に反射率が他の領域に対して高くなる特性とすることにより、ファインダ視野内の被写体像の明るさとスーパーインポーズされる情報の明るさとを独立して改善することができ、その両方の明るさを同時に改善させることが可能となる。
第二の波長領域の平均透過率は例えば70%〜95%である。
第一の波長領域の反射率特性は、例えば、スーパーインポーズ光に対応する波長に谷部を持ち、谷部より短波長側、長波長側に変曲点を一点ずつ持つ。この場合、第一の波長領域は、短波長側の変曲点に対応する波長を下限とし、長波長側の変曲点に対応する波長を上限とする波長領域である。
第一の波長領域は例えば20nm〜150nmの幅を持つ。
第一の波長領域の透過率の半値幅は例えば10nm〜100nmである。
また、ファインダ装置は、対物光学系によって結像させた物体像を観察するためのものであり、物体像が伝送される光路中に複数の反射面を持ち、複数の反射面のうち一面がハーフミラー面であって、対物光学系より入射される物体像を複数の反射面の各々で反射させることにより正立像としてファインダに導く正立光学系を備える構成としてもよい。
正立光学系は例えばペンタプリズムである。この場合、投光手段は、記ハーフミラー面を介してペンタプリズム内にスーパーインポーズ光を入射させ、入射されたスーパーインポーズ光を、ペンタプリズム内にてファインダに導かれる正立像と重ね合わせる構成としてもよい。
ペンタプリズムは、撮影光学系からの被写体光束が入射する入射面と、入射面に入射された被写体光束を反射するダハ面と、ダハ面にて反射された被写体光束をファインダに向けて反射する第三反射面とを備えた構成としてもよい。この場合、例えば第三反射面がハーフミラー面である。
ハーフミラー面は、例えば誘電体の多層膜を積層することにより構成されている。
物体像とは別の像は、例えば撮影に関する補助情報を表す像である。
撮影に関する補助情報は、例えば、測距点、合焦及び合焦位置を示す情報である。
投光手段が持つ光源は、例えばLEDである。
また、本発明の一形態に係る一眼レフカメラは、上記ファインダ装置を搭載したものである。
本発明の一形態によれば、ファインダ視野内の被写体像とスーパーインポーズされる情報の両方の明るさを改善することができるファインダ装置及び一眼レフカメラが提供される。
本発明の実施形態のファインダ装置を搭載した撮影装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態のファインダ装置に備えられるペンタプリズムの第三反射面の反射率特性を示す図、及び第三反射面の詳細な説明を行うのに必要な各種定義の説明を補助する図である。 本発明の実施例1の第三反射面の反射率特性及び膜構成を示す図である。 本発明の実施例2の第三反射面の反射率特性及び膜構成を示す図である。 本発明の実施例3の第三反射面の反射率特性及び膜構成を示す図である。 本発明の実施例4の第三反射面の反射率特性及び膜構成を示す図である。 本発明の実施例5の第三反射面の反射率特性及び膜構成を示す図である。 本発明の比較例1の第三反射面の反射率特性及び膜構成を示す図である。 本発明の比較例2の第三反射面の反射率特性及び膜構成を示す図である。 本発明の比較例3の第三反射面の反射率特性及び膜構成を示す図である。 本発明の実施形態の第三反射面の第一の波長領域を説明するための図である。 更に別の実施形態のファインダ装置を搭載した撮影装置の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態によるファインダ装置を搭載した撮影装置について説明する。
[撮影装置1の全体の構成]
図1は、本実施形態の撮影装置1の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、本実施形態の撮影装置1は、ファインダ装置2を搭載したデジタル一眼レフカメラ(クイックリターンミラー付)であり、カメラボディ10と、カメラボディ10に対して着脱することにより交換することが可能な交換レンズ50を備えている。被写体からの光束(被写体光束)は、交換レンズ50内の撮影レンズ51を介してカメラボディ10内のメインミラー11により、ファインダ装置2に向けて反射される。また、メインミラー11の一部の領域は、ハーフミラー領域となっている。そのため、被写体光束の一部は、メインミラー11(ハーフミラー領域)を透過して、メインミラー11の背面に設けられたサブミラー12により下方に反射されて、自動焦点検出モジュール13に入射される。
自動焦点検出モジュール13は、被写体の焦点状態を検出し、検出結果に応じた信号をボディCPU14に出力する。ボディCPU14は、自動焦点検出モジュール13より入力した信号に基づいてデフォーカス演算を行い、演算によって求められたデフォーカス量に基づいて撮影レンズ51の焦点調節を行う。なお、図1中、各ブロックの電気的な結線については、図面を簡素化する便宜上省略する。
レリーズスイッチ(不図示)が押されると、ボディCPU14は、メインミラー11をクイックリターンさせる。すなわち、ボディCPU14は、フォーカルプレーンシャッタ(不図示)の先膜走行開始直前から後幕走行終了直後の期間に限り、メインミラー11をアップすることにより、撮影レンズ51の光軸AXと平行な光路からメインミラー11を退避させる。また、サブミラー12は、メインミラー11とメカ的に連動する構成となっており、メインミラー11のミラーアップと共に光路から退避する。そのため、被写体光束は、撮影レンズ51を透過した後、イメージセンサ15の撮像面上で結像される。イメージセンサ15は例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサであり、撮像面上の各画素で結像した光学像を光量に応じた電荷として蓄積して、撮像信号に変換する。変換された撮像信号は、図示省略された画像処理回路にてモニタ表示可能に加工される。撮影者は、カメラボディ10の背面に設けられたLCDモニタ(不図示)を通じて撮影画像を視認することができる。
[ファインダ装置2の構成]
メインミラー11が光路から退避していない期間中は、上述したように、メインミラー11にて反射された被写体光束がファインダ装置2に入射される。ファインダ装置2は、拡散板(焦点板又はピント板)21、ペンタプリズム22、接眼レンズ23、ファインダ24及びスーパーインポーズ部25を備えている。
拡散板21は、イメージセンサ15の撮像面と等価な位置に配置されており、撮影レンズ51を通過した被写体光束が結像する。
ペンタプリズム22は、複数の反射面を持ち、拡散板21に結像して入射した被写体像を各反射面で反射させることにより正立像とする。より詳細には、ペンタプリズム22は、入射面22a、ダハ面22b及び第三反射面22cを持ち、入射面22aを介してプリズム内部に入射された被写体像をダハ面22b、第三反射面22cにて順次反射させることにより反転させて、正立像として接眼レンズ23に向けて射出する。
接眼レンズ23は、拡散板21上に結像されてペンタプリズム22により正立化された被写体像を、撮影者の観察に適する虚像に再結像する。
撮影者は、接眼レンズ23により再結像された被写体像(虚像)を、ファインダ24を覗くことにより観察することができる。
スーパーインポーズ部25は、発光ユニット25a、ミラー25b、集光レンズ25c及びプリズム25dを備えている。発光ユニット25aは、発光素子として複数のLEDを備えている。また、発光ユニット25aは、スーパーインポーズ表示に対応するマスク部材をLEDの前段に備えている。ボディCPU14により各LEDの発光が制御されることにより、各種スーパーインポーズ表示に対応するスーパーインポーズ光が発光ユニット25aより射出される。なお、スーパーインポーズされる情報は、主に撮影を補助する情報であり、例えば測距点、合焦、合焦位置を示す情報が挙げられる。発光ユニット25aより射出されたスーパーインポーズ光は、ミラー25bにて反射されて集光レンズ25cにより集光されて、プリズム25dに入射される。プリズム25dに入射されたスーパーインポーズ光は、プリズム25d内で反射された後、ペンタプリズム22の第三反射面22cに入射される。
第三反射面22cは、誘電体の多層膜が積層されることにより構成されたハーフミラー面であり、交互に積層された高屈折率材とそれよりも低い屈折率材との各界面で反射される光を互いに干渉させることにより、可視光領域において特定の分光特性を得ている。第三反射面22cの分光特性は、膜材料の屈折率の組み合わせや、積層数、各層の膜厚等に応じて決定される。
スーパーインポーズ光は、第三反射面22cを透過してペンタプリズム22内に入射される。ペンタプリズム22内に入射されたスーパーインポーズ光は、第三反射面22cにて反射されて接眼レンズ23に導かれる正立像と重ね合わさった状態で、ペンタプリズム22内を接眼レンズ23に向けて進み、接眼レンズ23を介してファインダ24に到達する。これにより、撮影者は、測距点等がスーパーインポーズされた被写体像を、ファインダ24を通じて観察することができる。
ところで、上述したように、スーパーインポーズ光をペンタプリズムのハーフミラー面を介してペンタプリズム内に入射させる構成では、ファインダ視野内の被写体像の明るさとスーパーインポーズされる情報の明るさの両方を同時に改善することができなかった。しかし、本実施形態に係るファインダ装置2は、以下に説明するように、第三反射面22cを、可視光領域の大部分で平坦な反射率特性を持ちつつスーパーインポーズ光に対応する波長領域のみ局所的に反射率が他の領域に対して低くなる特性(換言すると透過率が他の領域に対して高くなる特性)とすることにより、ファインダ視野内における被写体像の色味の変化を抑えつつ、被写体像の明るさとスーパーインポーズされる情報の明るさとを独立して改善することができ、その両方の明るさを同時に改善させることが可能となっている。
[第三反射面22cの構成]
図2(a)は、第三反射面22cの反射率特性を示す図であり、縦軸が反射率(単位:%)であり、横軸が波長(単位:nm)である。また、図2(b)〜図2(d)は、第三反射面22cの詳細な説明を行うのに必要な各種定義の説明を補助する図である。図2(b)〜図2(d)の何れも図2(a)と同じく、縦軸が反射率(単位:%)であり、横軸が波長(単位:nm)である。なお、第三反射面22cは吸収が極めて小さく、無視しても差し支えない。そのため、第三反射面22cの分光特性は、反射率+透過率=100%とする。
図2(a)に示されるように、第三反射面22cは、可視光領域(400nm〜700nm)において一部の波長領域(以下、「第一の波長領域」と記す。)を除く全ての波長領域(以下、「第二の波長領域」と記す。)で平坦な反射率特性を有している。ここで、反射率特性の平坦性は、例えば算術平均粗さRaの考え方を導入することにより規定される。具体的には、対象となる波長範囲(以下、「対象波長範囲」と記す。)における「反射率」と「対象波長範囲における反射率の平均値」との偏差の絶対値を平均化する。平均化により求められた値により、第三反射面22cの反射率特性の平均的な凹凸の度合いを客観的に表すことができ、この値が小さいほど平坦性が高い、つまりより平坦に近いことを意味する。第三反射面22cの反射率特性において、対象波長範囲をλ0〜λ1とし、対象波長範囲λ0〜λ1内のある波長λにおける反射率をF(λ)と定義し、対象波長範囲λ0〜λ1における分光反射率の平均値をFaverageと定義し、F(λ)とFaverageとの偏差の絶対値を|F(λ)−Faverage|と定義した場合、波長範囲λ0〜λ1における|F(λ)−Faverage|の平均値Rは、波長範囲λ0〜λ1における|F(λ)−Faverage|の積算値を対象波長範囲の波長幅λ1−λ0で除したものであり、下式で与えられる。
Figure 2014119629
カメラのファインダ光路のように、被写体の色合いをできるだけ正確に観察者に認識させることが望まれる場合、光路中のハーフミラーは、一般に、対象となる光を反射させた後又は透過させた後もその色味を変化させないことが求められるため、可視光領域において分光特性が高い平坦性を持つように、平均値Rが5%以下となるよう設計されている。そのため、本明細書中、「反射率や透過率の特性が平坦である」とした場合、「平均値Rが5%以下である」ことを意味するものとする。
図2(b)に示されるように、第一の波長領域は、一例として、反射率特性の谷(換言すると透過率特性の山であり、具体的数値は波長630nm)を挟む一対の変曲点P、Pで規定される幅を持つ波長領域である。波長630nmは、発光ユニット25aにより発光されるスーパーインポーズ光の波長である。すなわち、第三反射面22cは、スーパーインポーズ光に対して他の波長の光よりも高い透過率を持つ。
図11に、第一の波長領域を説明するための図を示す。図11に示されるように、反射率は、第一の波長領域の谷(波長630nm)を起点として短波長側へ離れるほど増加し、その後、平坦な領域に移行する。反射率は、平坦な領域に移行する際、変化率(増加率)を徐々に減少させながら変曲点Pにて変化率ゼロをとり、変曲点Pを超えた直後に極僅かに減少する。反射率は、変曲点Pを超えて極僅かに減少した後は、極僅かな範囲での変動(増加と減少)を繰り返す。このように、反射率は、変曲点Pを超えると(変曲点Pより短波長側で)、極僅かな範囲での変動を繰り返す領域(平坦な領域)に移行する。本実施形態では、反射率の変化の傾きの符号が変わる変曲点Pに対応する波長λPを、第一の波長領域の下限に規定する。反射率はまた、第一の波長領域の谷(波長630nm)を起点として長波長側へ離れる場合も徐々に増加し、その後、平坦な領域に移行する。反射率は、平坦な領域に移行する際、変化率(増加率)を徐々に減少させながら変曲点Pにて変化率ゼロをとり、変曲点Pを超えた直後に極僅かに減少する。反射率は、変曲点Pを超えて極僅かに減少した後は、極僅かな範囲での変動(増加と減少)を繰り返す。このように、反射率は、変曲点Pを超えると(変曲点Pより長波長側で)、極僅かな範囲での変動を繰り返す領域(平坦な領域)に移行する。本実施形態では、反射率の変化の傾きの符号が変わる変曲点Pに対応する波長λPを、第一の波長領域の上限に規定する。
このように、第一の波長領域は、変曲点Pに対応する波長λPから変曲点Pに対応する波長λPまでの波長領域である。第二の波長領域は、上述したように、可視光領域において第一の波長領域を除く全ての波長領域であるため、400nm〜λPnm及びλPnm〜700nmである。第二の波長領域は平坦な反射率特性を持つため、400nm〜λPnm及びλPnm〜700nmにおける平均値Rは5%以下である。
図2(c)に示されるように、第三反射面22cは、第一の波長領域の谷(630nm)における反射率(換言すると透過率)と、第二の波長領域における平均反射率(換言すると平均透過率)とが所定の反射率差(換言すると透過率差)を持つように設計されている。第一の波長領域の谷(630nm)における反射率が低いほどスーパーインポーズ光の透過率が高くなるため、スーパーインポーズされる情報の明るさの向上に寄与する。
このように、本実施形態では、第一の波長領域で反射率の低い領域(換言すると透過率の高い領域)を局所的に形成することにより、可視光領域全域で平坦な反射率特性を持つ従来型のハーフミラーと比較して若干の色味の変化が発生する。しかし、ファインダ光学系は実際の撮像に用いられる系ではないため、ユーザに違和感を与えない程度の色味の変化は許容される。本実施形態では、反射率の低い領域を限定し、かつそれ以外の領域では平坦性を確保することにより、光学ファインダとして十分使用できるレベルの色味を実現している。但し、第一の波長領域の谷(630nm)の反射率を極端に低くしてしまうと、第三反射面22cにおける反射の前後で被写体光束の分光特性が無視できないレベルで変化して、ファインダ視野内の被写体像の色味を変えてしまうことにより、ユーザに違和感を与える虞がある。また、第一の波長領域の谷(630nm)の反射率を低下させるほど谷(630nm)と第二の波長領域との間の変化が急峻になるため、製造誤差の影響で反射率特性が変化しやすくなり、許容可能な誤差が実質的に小さくなるという問題が生じる。そのため、第一の波長領域の谷(630nm)の反射率と第二の波長領域の反射率(平均反射率)との反射率差(換言すると透過率差)は、10%〜50%の範囲に収めることが望ましく、また、10%〜35%の範囲に収めることが更に望ましい。
図2(d)は、第一の波長領域の半値幅を示している。第一の波長領域の半値幅は、第一の波長領域の谷(630nm)の反射率(換言すると透過率)と、第二の波長領域の平均反射率(換言すると平均透過率)との中間の反射率における、第一の波長領域の反射率(換言すると透過率)の幅である。第一の波長領域の半値幅が広すぎると、反射率が広い範囲で低下するため、可視光領域における平坦性が大きく崩れる。これにより、ファインダ視野内の被写体像の色味が変わり、ユーザに違和感を与える虞がある。一方、LED光の半値幅が約10nmであり、またLEDの発光波長の製造誤差も約10nmである。これらの事情を鑑み、第一の波長領域の半値幅は、10nm〜100nmの範囲に収めることが望ましく、また、10nm〜50nmの範囲に収めることが更に望ましい。また、同じ理由より、第一の波長領域(波長λP〜λP)は、20nm〜150nmの範囲に収めることが望ましく、また、20nm〜130nmの範囲に収めることが更に望ましい。
可視光領域の平均的な反射率が高いほどファインダ視野内の被写体像が明るくなる。そのため、第二の波長領域の平均反射率は高いほど望ましく、100%が理想である。しかし、高反射率特性を得るためには、必要となる層数が非常に多くなることから、製造難易度の上昇、光学特性の再現性の低下、コストの上昇等の問題が生じる。特に95%よりも高い反射率を得ようとする場合には、その傾向が顕著に現れる。そこで、第二の波長領域の平均反射率は、ファインダ視野内の被写体像の明るさの確保及び製造上の課題を考慮して、70%〜95%の範囲に収めることが望ましい。
このように、本実施形態では、第三反射面22cを、第二の波長領域で平坦な反射率特性を持ちつつスーパーインポーズ光に対応する第一の波長領域のみ局所的に反射率が他の領域に対して低くなる特性(換言すると透過率が他の領域に対して高くなる特性)とすることにより、ファインダ視野内における被写体像の色味の変化を抑えつつ、被写体像の明るさとスーパーインポーズされる情報の明るさとを独立して改善することができ、その両方の明るさを同時に改善させることが可能となっている。
次に、これまで説明した第三反射面22cの反射率特性の具体的実施例を5例説明し、これらの実施例と比較する比較例を3例説明する。なお、全ての実施例及び比較例において、以下が共通する。
可視光領域 :400nm〜700nm
ペンタプリズム22の材料 :BK7(屈折率1.52)
発光ユニット25aが持つ光源 :発光波長630nmのLED
第三反射面22c内での被写体光束の反射角度 :19.5°
また、実施例1〜4及び比較例1〜3の第三反射面22cは、低屈折率材料のSiO(屈折率1.47)と高屈折率材料のTiO(屈折率2.35)の2種類の誘電体膜の積層により構成されている。一方、実施例5の第三反射面22cは、低屈折率材料としてSiO(屈折率1.47)とMgF(屈折率1.39)の2種類を用い、高屈折率材料としてTiO(屈折率2.35)を用いている。すなわち、実施例5の第三反射面22cは、低屈折率材料のSiO及びMgFと高屈折率材料のTiOの3種類の誘電体膜の積層により構成されている。
図3(a)は、実施例1の第三反射面22cの反射率特性を示す図であり、縦軸が反射率(単位:%)であり、横軸が波長(単位:nm)である。また、図3(b)は、実施例1の第三反射面22cの膜構成を示す数値表である。図3(b)においては、第三反射面22cを構成する各層の材料、屈折率及び物理的膜厚(単位:nm)が、プリズム25d側の層から順に記載されている。なお、実施例1の各図についての説明は、以降の各実施例及び比較例で提示される各図においても適用する。
図3(a)に示されるように、波長630nm付近の限定された領域(つまり第一の波長領域)では反射率が局所的に低くなっており、波長630nmでは反射率が約58.8%(透過率が約41.2%)である。また、第一の波長領域の半値幅は約46nmである。これに対し、可視光領域のうち第一の波長領域以外の領域(つまり第二の波長領域)は、平坦な反射率特性となっており、平均反射率が約72.1%である。第一の波長領域と第二の波長領域との反射率差(換言すると透過率差)は約13.3%である。波長λP、λPはそれぞれ、約573nm、約693nmであり、第一の波長領域は、約120nmの幅を持つ。
図4(a)は、実施例2の第三反射面22cの反射率特性を示す図である。また、図4(b)は、実施例2の第三反射面22cの膜構成を示す数値表である。図4(a)に示されるように、波長630nm付近の限定された領域(つまり第一の波長領域)では反射率が局所的に低くなっており、波長630nmでは反射率が約68.0%(透過率が約32.0%)である。また、第一の波長領域の半値幅は約36nmである。これに対し、可視光領域のうち第一の波長領域以外の領域(つまり第二の波長領域)は、平坦な反射率特性となっており、平均反射率が約82.1%である。第一の波長領域と第二の波長領域との反射率差(換言すると透過率差)は約14.0%である。波長λP、λPはそれぞれ、約582nm、約679nmであり、第一の波長領域は、約97nmの幅を持つ。なお、ここに示す第一の波長領域と第二の波長領域との反射率差が14.1%とならないのは、各数値を小数点第2位を四捨五入して表記しているためである。このような表記については、以降の実施例においても同様である。
図5(a)は、実施例3の第三反射面22cの反射率特性を示す図である。また、図5(b)は、実施例3の第三反射面22cの膜構成を示す数値表である。図5(a)に示されるように、波長630nm付近の限定された領域(つまり第一の波長領域)では反射率が局所的に低くなっており、波長630nmでは反射率が約58.1%(透過率が約41.9%)である。また、第一の波長領域の半値幅は約33nmである。これに対し、可視光領域のうち第一の波長領域以外の領域(つまり第二の波長領域)は、平坦な反射率特性となっており、平均反射率が約82.1%である。第一の波長領域と第二の波長領域との反射率差(換言すると透過率差)は約24.1%である。波長λP、λPはそれぞれ、約580nm、約681nmであり、第一の波長領域は、約101nmの幅を持つ。
図6(a)は、実施例4の第三反射面22cの反射率特性を示す図である。また、図6(b)は、実施例4の第三反射面22cの膜構成を示す数値表である。図6(a)に示されるように、波長630nm付近の限定された領域(つまり第一の波長領域)では反射率が局所的に低くなっており、波長630nmでは反射率が約68.0%(透過率が約32.0%)である。また、第一の波長領域の半値幅は約22nmである。これに対し、可視光領域のうち第一の波長領域以外の領域(つまり第二の波長領域)は、平坦な反射率特性となっており、平均反射率が約92.0%である。第一の波長領域と第二の波長領域との反射率差(換言すると透過率差)は約23.9%である。波長λP、λPはそれぞれ、約588nm、約669nmであり、第一の波長領域は、約81nmの幅を持つ。
図7(a)は、実施例5の第三反射面22cの反射率特性を示す図である。また、図7(b)は、実施例5の第三反射面22cの膜構成を示す数値表である。図7(a)に示されるように、波長630nm付近の限定された領域(つまり第一の波長領域)では反射率が局所的に低くなっており、波長630nmでは反射率が約68.1%(透過率が約31.9%)である。また、第一の波長領域の半値幅は約36nmである。これに対し、可視光領域のうち第一の波長領域以外の領域(つまり第二の波長領域)は、平坦な反射率特性となっており、平均反射率が約82.0%である。第一の波長領域と第二の波長領域との反射率差(換言すると透過率差)は約13.9%である。波長λP、λPはそれぞれ、約582nm、約692nmであり、第一の波長領域は、約110nmの幅を持つ。
(比較例1)
図8(a)は、比較例1の第三反射面の反射率特性を示す図である。また、図8(b)は、比較例1の第三反射面の膜構成を示す数値表である。図8(a)に示されるように、比較例1の第三反射面は、可視光領域(400nm〜700nm)において平坦な反射率特性(平均反射率:約72.0%)を持つ。なお、波長630nmでは反射率が約72.2%(透過率が約27.8%)である。
(比較例2)
図9(a)は、比較例2の第三反射面の反射率特性を示す図である。また、図9(b)は、比較例2の第三反射面の膜構成を示す数値表である。図9(a)に示されるように、比較例2の第三反射面は、可視光領域(400nm〜700nm)において平坦な反射率特性(平均反射率:約62.0%)を持つ。なお、波長630nmでは反射率が約61.7%(透過率が約38.3%)である。
(比較例3)
図10(a)は、比較例3の第三反射面の反射率特性を示す図である。また、図10(b)は、比較例3の第三反射面の膜構成を示す数値表である。図10(a)に示されるように、比較例3の第三反射面は、可視光領域(400nm〜700nm)において平坦な反射率特性(平均反射率:約81.9%)を持つ。なお、波長630nmでは反射率が約81.9%(透過率が約18.1%)である。
[比較検討]
比較例1〜3では、可視光領域全域で平坦な反射率特性を持つ従来型のハーフミラーが採用されているため、ファインダ視野内の被写体像の色味の変化が抑えられている。しかし、比較例1では、波長630nmでの透過率が低いため、ファインダ視野内でスーパーインポーズされる情報の明るさが不足する。また、比較例2では、可視光領域の平均反射率を比較例1よりも低く設定して波長630nmでの透過率を上げることにより、ファインダ視野内でスーパーインポーズされる情報の明るさを改善させている。しかし、その代償として、ファインダ視野内の被写体像の明るさが不足する。一方、比較例3では、可視光領域の平均反射率を比較例1よりも高くすることで、ファインダ視野内の被写体像の明るさを向上させている。しかし、その代償として、波長630nmでの透過率が比較例1よりも更に低くなるため、ファインダ視野内でスーパーインポーズされる情報の明るさがより一層不足する。
このように、比較例1〜3に示される従来型のハーフミラーでは、ファインダ視野内の被写体像の明るさとスーパーインポーズされる情報の明るさとがトレードオフの関係にあるため、一方の明るさを独立して改善することや両方の明るさを同時に改善することができない。これに対し、実施例1〜5では、ファインダ視野内の被写体像の明るさとスーパーインポーズされる情報の明るさを独立して改善することができるため、その両方が同時に改善されている。
実施例1は、第二の波長領域の平均反射率が比較例1の可視光領域の平均反射率と同等であるため、ファインダ視野内の被写体像の明るさが比較例1と同等である。また、スーパーインポーズ光の波長に対応する、第二の波長領域よりも透過率の高い第一の波長領域を持つため、ファインダ視野内でスーパーインポーズされる情報の明るさが改善されている。具体的には、波長630nmでの透過率が第二の波長領域の透過率よりも10%以上高くなっており、ファインダ視野内でスーパーインポーズされる情報の明るさが比較例1に対して10%以上向上している。また、第一の波長領域と第二の波長領域との反射率差が10%〜50%の範囲に収められており(約13.3%)、第一の波長領域の半値幅が10nm〜100nmの範囲に収められている(約46nm)。また、第一の波長領域(波長λP〜λP)が、20nm〜150nmの範囲に収められている(約120nm)。そのため、ファインダ視野内における被写体像の色味の変化が許容可能なレベルに抑えられており、ユーザに違和感を与えることがない。
別の観点では、実施例1は、波長630nmでの透過率が比較例2と同等であるため、ファインダ視野内でスーパーインポーズされる情報の明るさが改善されている。また、第一の波長領域よりも反射率の高い第二の波長領域を持つため、ファインダ視野内の被写体像の明るさが向上している。具体的には、第二の波長領域の平均反射率が波長630nmでの反射率よりも10%以上高くなっており、ファインダ視野内の被写体像の明るさが比較例2に対して10%以上向上している。
実施例2は、第二の波長領域の平均反射率が比較例3の可視光領域の平均反射率と同等であるため、ファインダ視野内の被写体像の明るさが比較例3と同様に向上している。また、スーパーインポーズ光の波長に対応する、第二の波長領域よりも透過率の高い第一の波長領域を持つため、ファインダ視野内でスーパーインポーズされる情報の明るさが改善されている。具体的には、波長630nmでの透過率が第二の波長領域の透過率よりも10%以上高くなっており、ファインダ視野内でスーパーインポーズされる情報の明るさが比較例3に対して10%以上改善している。また、第一の波長領域と第二の波長領域との反射率差が10%〜50%の範囲に収められており(約14.0%)、第一の波長領域の半値幅が10nm〜100nmの範囲に収められている(約36nm)。また、第一の波長領域(波長λP〜λP)が、20nm〜150nmの範囲に収められている(約97nm)。そのため、ファインダ視野内における被写体像の色味の変化が許容可能なレベルに抑えられており、ユーザに違和感を与えることがない。
実施例3は、第二の波長領域の平均反射率が比較例3の可視光領域の平均反射率と同等であるため、ファインダ視野内の被写体像の明るさが比較例3と同様に向上している。また、スーパーインポーズ光の波長に対応する、第二の波長領域よりも透過率の高い第一の波長領域を持つため、ファインダ視野内でスーパーインポーズされる情報の明るさが改善されている。具体的には、波長630nmでの透過率が第二の波長領域の透過率よりも20%以上高くなっており、ファインダ視野内でスーパーインポーズされる情報の明るさが比較例3に対して20%以上改善している。また、第一の波長領域と第二の波長領域との反射率差が10%〜50%の範囲に収められており(約24.1%)、第一の波長領域の半値幅が10nm〜100nmの範囲に収められている(約33nm)。また、第一の波長領域(波長λP〜λP)が、20nm〜150nmの範囲に収められている(約101nm)。そのため、ファインダ視野内における被写体像の色味の変化が許容可能なレベルに抑えられており、ユーザに違和感を与えることがない。
実施例4は、第二の波長領域の平均反射率が比較例3の可視光領域の平均反射率よりも更に10%程度向上しているため、ファインダ視野内の被写体像の明るさが比較例3よりも更に向上している。また、スーパーインポーズ光の波長に対応する、第二の波長領域よりも透過率の高い第一の波長領域を持つため、ファインダ視野内でスーパーインポーズされる情報の明るさが改善されている。具体的には、波長630nmでの透過率が第二の波長領域の透過率よりも20%以上高くなっており、ファインダ視野内でスーパーインポーズされる情報の明るさが比較例3に対して10%以上改善している。また、第一の波長領域と第二の波長領域との反射率差が10%〜50%の範囲に収められており(約23.9%)、第一の波長領域の半値幅が10nm〜100nmの範囲に収められている(約22nm)。また、第一の波長領域(波長λP〜λP)が、20nm〜150nmの範囲に収められている(約81nm)。そのため、ファインダ視野内における被写体像の色味の変化が許容可能なレベルに抑えられており、ユーザに違和感を与えることがない。
実施例5は、反射率特性が実施例2と同等である。但し、実施例5は、上述したように、他の実施例と異なり、第三反射面22cが低屈折率材料のSiO及びMgFと高屈折率材料のTiOの3種類の誘電体膜の積層により構成されている。このように、低屈折率材料としてMgFを導入することにより、実施例2に対して反射率特性のリップルが低減して平坦性が向上すると共に積層数が削減されている。なお、一般に、MgFは膜応力が大きいことから多層膜コートでは利用されない。しかし、積層数が比較的少ない構成に対して少ない比率(例えば全層数の1/3以下程度)でMgFを導入することにより、少ない層数で良好な分光特性が得られるというメリットがある。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施形態等又は自明な実施形態等を適宜組み合わせた内容も本願の実施形態に含まれる。
例えば、本実施形態では、ペンタプリズム22の第三反射面22cをハーフミラー面としているが、別の実施形態では、ダハ面22b等の別の面を、第三反射面22cと同様の反射率特性を持つハーフミラー面としてもよい。この場合、スーパーインポーズ部25は、ファインダ視野内で測距点等が被写体像にスーパーインポーズされるように、ダハ面22bを介してスーパーインポーズ光をペンタプリズム22内に所定の角度で入射させる。
また、本実施形態に係るハーフミラー面は、ペンタプリズムに限らず、トラピゾイドプリズムなど、ファインダ装置内に備えられる別の形態のプリズムにも適用することができる。また、本ハーフミラー面は、プリズムに限らず、ペンタルーフミラーなど、ファインダ装置内に備えられる別の形態の光学部品にも適用することができる。
また、本実施形態のファインダ装置2は、スーパーインポーズ光が第三反射面22c(ハーフミラー面)を介してペンタプリズム22内に入射され、被写体像(第三反射面22cにて反射されて接眼レンズ23に導かれる正立像)と重ね合わされた状態でペンタプリズム22内を接眼レンズ23に向けて進み、接眼レンズ23を介してファインダ24に到達するという構成となっている。すなわち、本実施形態では、ハーフミラー面にてスーパーインポーズ光を透過させることにより、被写体像と重ね合わせる構成が採用されている。これに対し、更に別の実施形態では、ハーフミラー面にてスーパーインポーズ光を反射させることにより、被写体像と重ね合わせる構成を採用することができる。
図12は、更に別の実施形態のファインダ装置1Mを搭載した撮影装置の構成を示すブロック図である。図12に示されるように、ファインダ装置1Mは、スーパーインポーズ部25の配置及び構成が本実施形態と異なる。具体的には、ファインダ装置1Mのスーパーインポーズ部25は、ダハ面22b付近に配置されており、発光ユニット25a、ミラー25b、集光レンズ25c及びプリズム25eを備えている。発光ユニット25aより射出されたスーパーインポーズ光は、集光レンズ25cにより集光されながらミラー25bにて反射されて、プリズム25eに入射される。プリズム25eは、2つのプリズムを貼り合わせたものであり、貼り合わせ面がハーフミラー面25fとなっている。プリズム25eに入射されたスーパーインポーズ光は、ハーフミラー面25fにて反射される。このとき、スーパーインポーズ光は、ペンタプリズム22より射出されてハーフミラー面25fを透過した被写体の正立像と重ね合わせられる。重ね合わせられたスーパーインポーズ光と被写体像とは、接眼レンズ23を介してファインダ24に到達する。これにより、撮影者は、測距点等がスーパーインポーズされた被写体像を、ファインダ24を通じて観察することができる。
更に別の実施形態では、プリズム25eのハーフミラー面25fが、可視光領域の大部分で平坦な透過率特性を持ちつつスーパーインポーズ光に対応する波長領域のみ局所的に透過率が他の領域に対して低くなる特性(換言すると反射率が他の領域に対して高くなる特性)となっている。具体的には、ハーフミラー面25fの透過率特性は、本実施形態と同様に、可視光領域(400nm〜700nm)において第一の波長領域と第二の波長領域とを有している。第一の波長領域は、透過率のピーク(波長630nm)を挟む一対の変曲点で規定される幅の波長領域である。第二の波長領域は、可視光領域(400nm〜700nm)において第一の波長領域を除く全ての波長領域であり、平坦な透過率特性を有している。第一の波長領域のピーク(630nm)の透過率と第二の波長領域の透過率(平均透過率)との透過率差(換言すると反射率差)は、本実施形態と同様に、10%〜50%の範囲に収めることが望ましく、また、10%〜35%の範囲に収めることが更に望ましい。第一の波長領域の半値幅も本実施形態と同様に、10nm〜100nmの範囲に収めることが望ましく、また、10nm〜50nmの範囲に収めることが更に望ましい。また、同じ理由より、第一の波長領域は、20nm〜150nmの範囲に収めることが望ましく、また、20nm〜130nmの範囲に収めることが更に望ましい。また、第二の波長領域の平均透過率も本実施形態と同様に、ファインダ視野内の被写体像の明るさの確保及び製造上の課題を考慮して、70%〜95%の範囲に収めることが望ましい。
更に別の実施形態においても本実施形態と同様に、ファインダ視野内における被写体像の色味の変化を抑えつつ、被写体像の明るさとスーパーインポーズされる情報の明るさとを独立して改善することができ、その両方の明るさを同時に改善させることが可能となっている。
1 撮影装置
2 ファインダ装置
10 カメラボディ
11 メインミラー
12 サブミラー
13 自動焦点検出モジュール
14 ボディCPU
15 イメージセンサ
21 拡散板
22 ペンタプリズム
22a 入射面
22b ダハ面
22c 第三反射面
23 接眼レンズ
24 ファインダ
25 スーパーインポーズ部
25a 発光ユニット
25b ミラー
25c 集光レンズ
25d プリズム
50 交換レンズ
51 撮影レンズ

Claims (15)

  1. 物体像を観察するためのファインダ装置であって、ファインダ視野内に該物体像とは別の像をスーパーインポーズ表示可能なファインダ装置において、
    前記物体像が伝送される光路中に配置されたハーフミラー面と、
    前記ファインダ視野内にスーパーインポーズされるスーパーインポーズ光を前記ハーフミラー面に投光することにより、該ハーフミラー面を透過したスーパーインポーズ光を、該ハーフミラー面を反射する前記物体像に重ね合わせることが可能な投光手段と、
    を備え、
    前記ハーフミラー面は、
    可視光領域のうち前記スーパーインポーズ光に対応する波長を含む第一の波長領域以外の第二の波長領域で平坦な反射率特性を持ち、該スーパーインポーズ光に対応する波長の透過率が該第二の波長領域の透過率よりも10%〜50%高いこと
    を特徴とする、ファインダ装置。
  2. 前記第二の波長領域の平均反射率は70%〜95%であること
    を特徴とする、請求項1に記載のファインダ装置。
  3. 物体像を観察するためのファインダ装置であって、ファインダ視野内に該物体像とは別の像をスーパーインポーズ表示可能なファインダ装置において、
    前記物体像が伝送される光路中に配置されたハーフミラー面と、
    前記ファインダ視野内にスーパーインポーズされるスーパーインポーズ光を前記ハーフミラー面に投光することにより、該ハーフミラー面を反射したスーパーインポーズ光を、該ハーフミラー面を透過する前記物体像に重ね合わせることが可能な投光手段と、
    を備え、
    前記ハーフミラー面は、
    可視光領域のうち前記スーパーインポーズ光に対応する波長を含む第一の波長領域以外の第二の波長領域で平坦な透過率特性を持ち、該スーパーインポーズ光に対応する波長の反射率が該第二の波長領域の反射率よりも10%〜50%高いこと
    を特徴とする、ファインダ装置。
  4. 前記第二の波長領域の平均透過率は70%〜95%であること
    を特徴とする、請求項3に記載のファインダ装置。
  5. 前記第一の波長領域の反射率特性は、
    前記スーパーインポーズ光に対応する波長に谷部を持ち、
    前記谷部より短波長側、長波長側に変曲点を一点ずつ持ち、
    前記第一の波長領域は、
    前記短波長側の変曲点に対応する波長を下限とし、前記長波長側の変曲点に対応する波長を上限とする波長領域であること
    を特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のファインダ装置。
  6. 前記第一の波長領域は20nm〜150nmの幅を持つこと
    を特徴とする、請求項1から請求項5の何れか一項に記載のファインダ装置。
  7. 前記第一の波長領域の透過率の半値幅は10nm〜100nmである
    ことを特徴とする、請求項1から請求項6の何れか一項に記載のファインダ装置。
  8. 前記ファインダ装置は、
    対物光学系によって結像させた物体像を観察するためのものであり、該物体像が伝送される光路中に複数の反射面を持ち、該複数の反射面のうち一面が前記ハーフミラー面であって、該対物光学系より入射される物体像を該複数の反射面の各々で反射させることにより正立像としてファインダに導く正立光学系を備えること
    を特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のファインダ装置。
  9. 前記正立光学系はペンタプリズムであり、
    前記投光手段は、
    前記ハーフミラー面を介して前記ペンタプリズム内に前記スーパーインポーズ光を入射させ、該入射されたスーパーインポーズ光を、該ペンタプリズム内にて前記ファインダに導かれる正立像と重ね合わせること
    を特徴とする、請求項8に記載のファインダ装置。
  10. 前記ペンタプリズムは、
    前記撮影光学系からの被写体光束が入射する入射面と、
    前記入射面に入射された被写体光束を反射するダハ面と、
    前記ダハ面にて反射された被写体光束を前記ファインダに向けて反射する第三反射面と、
    を備え、
    前記第三反射面が前記ハーフミラー面であること
    を特徴とする、請求項9に記載のファインダ装置。
  11. 前記ハーフミラー面は、誘電体の多層膜を積層することにより構成されていること
    を特徴とする、請求項1から請求項10の何れか一項に記載のファインダ装置。
  12. 前記物体像とは別の像は、撮影に関する補助情報を表す像であること
    を特徴とする、請求項1から請求項11の何れか一項に記載のファインダ装置。
  13. 前記撮影に関する補助情報は、測距点、合焦及び合焦位置を示す情報であること
    を特徴とする、請求項12に記載のファインダ装置。
  14. 前記投光手段が持つ光源は、LED(Light Emitting Diode)であること
    を特徴とする、請求項1から請求項13の何れか一項に記載のファインダ装置。
  15. 請求項1から請求項14の何れか一項に記載のファインダ装置を搭載したこと
    を特徴とする、一眼レフカメラ。
JP2012275417A 2012-12-18 2012-12-18 ファインダ装置及び一眼レフカメラ Pending JP2014119629A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012275417A JP2014119629A (ja) 2012-12-18 2012-12-18 ファインダ装置及び一眼レフカメラ
US14/108,586 US9179049B2 (en) 2012-12-18 2013-12-17 Optical device and single lens reflex camera

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012275417A JP2014119629A (ja) 2012-12-18 2012-12-18 ファインダ装置及び一眼レフカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014119629A true JP2014119629A (ja) 2014-06-30

Family

ID=50930459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012275417A Pending JP2014119629A (ja) 2012-12-18 2012-12-18 ファインダ装置及び一眼レフカメラ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9179049B2 (ja)
JP (1) JP2014119629A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018164058A1 (ja) * 2017-03-09 2018-09-13 株式会社ニコン 光学装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9594195B2 (en) * 2013-02-13 2017-03-14 Centre Luxembourgeois de Recherches Pour le Verre et la Ceramique (CRVC) SaRL Dielectric mirror
JP6198599B2 (ja) * 2013-12-16 2017-09-20 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP2016035525A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 キヤノン株式会社 ファインダー系及びそれを用いた光学機器
JP2017067836A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 リコーイメージング株式会社 眼視光学系

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09236860A (ja) * 1996-02-28 1997-09-09 Canon Inc ファインダー内表示装置
JP2000194053A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Asahi Optical Co Ltd 一眼レフカメラのファインダ内表示装置
JP2005223749A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Olympus Corp 頭部装着型カメラ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05127244A (ja) 1991-11-07 1993-05-25 Nikon Corp 焦点状態を表示する表示装置
JP4095142B2 (ja) * 1997-11-13 2008-06-04 キヤノン株式会社 カメラ
JP2000089336A (ja) 1998-09-10 2000-03-31 Minolta Co Ltd ファインダー画面内表示装置
US6292629B1 (en) * 1998-12-24 2001-09-18 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Indicator provided within finder for single lens reflex camera
JP2002082278A (ja) 2000-09-05 2002-03-22 Olympus Optical Co Ltd 多点自動焦点カメラ
US7702237B2 (en) * 2005-07-11 2010-04-20 Nikon Corporation Observation device, camera and observation method
JP4945723B2 (ja) * 2006-05-19 2012-06-06 Hoya株式会社 カメラのスーパーインポーズ用投光ユニット

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09236860A (ja) * 1996-02-28 1997-09-09 Canon Inc ファインダー内表示装置
JP2000194053A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Asahi Optical Co Ltd 一眼レフカメラのファインダ内表示装置
JP2005223749A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Olympus Corp 頭部装着型カメラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018164058A1 (ja) * 2017-03-09 2018-09-13 株式会社ニコン 光学装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9179049B2 (en) 2015-11-03
US20140168499A1 (en) 2014-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6368579B2 (ja) 映像投射装置及びこれを用いたヘッドマウントディスプレイ
JP2014119629A (ja) ファインダ装置及び一眼レフカメラ
JP2012032444A (ja) 一眼レフカメラ
WO2017056753A1 (ja) 眼視光学系
JP5371399B2 (ja) 撮像機器の測定領域情報表示装置
JP6679963B2 (ja) ハーフミラー面を有する光学素子及びそれを用いた光学機器
JP2007264029A (ja) ファインダ光学系及びこれを搭載する光学機器
JP4154022B2 (ja) ファインダー系及びそれを用いた光学機器
JP4124847B2 (ja) ファインダ系及び該ファインダ系を有する光学機器
JP4900769B2 (ja) ファインダ光学系及びこれを搭載する光学機器
JP4968924B2 (ja) 光学観察装置及び撮像装置
JP3445052B2 (ja) ファインダー内表示装置
WO2018164058A1 (ja) 光学装置
JP2008033104A (ja) ファインダー装置及びそれを有する撮像装置
JP4900770B2 (ja) ファインダ光学系及びこれを搭載する光学機器
JP2006215329A (ja) カメラのファインダ装置
JPH10221591A (ja) 視線検出機能を有する一眼レフカメラのファインダ
JP2017161756A (ja) 眼視光学系及びこれを備えた撮影装置
JP3332988B2 (ja) 実像式ファインダを有したカメラ
JP2000194053A (ja) 一眼レフカメラのファインダ内表示装置
JP2002072294A (ja) カメラ
JP2017134199A (ja) 光学素子及びそれを有するファインダー光学系
JP5055576B2 (ja) 光学装置、光学機器および光学部品
JP2011242666A (ja) 焦点検出装置
JP2000194052A (ja) 一眼レフカメラのファインダ内表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170404

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170717