JP4154022B2 - ファインダー系及びそれを用いた光学機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファインダー系、及びそれを用いた光学機器に関し、特に、一眼レフレックスカメラに用いるファインダー系(「ファインダー光学系」ともいう)において、撮影レンズによって形成した被写体像と測距情報等の表示体の情報との双方を重ね合わせて、同一視野で観察するようにした写真用カメラ、ビデオカメラ等に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、一眼レフレックスカメラのファインダー光学系において、撮影レンズによって焦点板に結像された被写体像に測距位置などの情報を重ねて表示するファインダー系が、例えば特開昭58-85426号公報や特開平1-277225号公報等で提案されている。
【0003】
このうち、特開昭58-85426号公報に開示されるファインダー系(第1の従来例)では、一眼レフレックスカメラの焦点板の近傍に液晶などのように光の透過率を変化させることの可能な光学素子を配置し、この光学素子の透過率を変化させることによって所定の情報の表示と非表示の切り替えを行う構成を提案している。
【0004】
又、特開平昭1-277225号公報に開示されるファインダー系(第2の従来例)では、一眼レフレックスカメラの焦点板上に複数の微小プリズムによって所定の表示形状を予め形成しておき、表示形状の一部分を選択的に照明して照明光を微小プリズムの偏向作用によって観察者の瞳孔の方向へ偏向させる構成を提案している。
【0005】
一方、一眼レフレックスカメラのファインダー光学系において、正立像形成用の光学部材と接眼レンズの間に反射面を配置して光路を分割して各種の用途に用いるファインダー系が、例えば特公昭62-4694 号公報や特開平2-309332号公報、特開平6-202202号公報等で提案されている。
【0006】
特公昭62-4694 号公報に開示されるファインダー系(第3の従来例)では、一眼レフレックスカメラのペンタプリズムと接眼レンズの間に全体として平行平面板より成り複数の反射面を有するプリズムを配置し、ファインダーの視野外の所定の位置に情報を表示している。
【0007】
特開平2-309332号公報に開示されるファインダー系(第4の従来例)では、一眼レフレックスカメラのペンタプリズムと接眼レンズの間に、ファインダー光軸にたいして傾斜した面を有する2つのプリズムより構成され全体として平行平面板を形成するプリズムを配置し、ファインダー光軸にたいして傾斜した面を透過面または反射面として切り替えて使用することによってファインダー光学系の光路を切り替える構成を提案している。
【0008】
また、特開平6-202202号公報に開示されるファインダー系(第5の従来例)は、上記第1の従来例に開示されるように、一眼レフレックスカメラの焦点面近傍に液晶によって構成した表示体を配置して被写体像に重ねて表示し、さらにペンタプリズムと接眼レンズの間のファインダー光学系の光路中にファインダー光軸に対して傾斜した反射面を配置し、この反射面によって光路を分割して測光用の受光光学系に光線を導く構成を提案している。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】
一眼レフレックスカメラのファインダー光学系の被写体像に重ねて情報の表示を行うファインダー系として前記第1、及び第2の従来例にはそれぞれ次のような問題があった。
【0010】
前記第1の従来例では、ファインダー光学系の光路中に液晶を配置する構成であるため、ファインダー系の明るさが液晶の透過率に依存し、暗くなりやすいという問題があった。液晶によって透過率を変化させることは可能であっても、液晶が存在しない場合に匹敵するほど透過率を高くすることはなかなか難しい。
【0011】
前記第2の従来例では、ファインダー系の明るさという点では上記第1の従来例のように透過率を低下させることは少ないが、ファインダー光学系の被写体像の上に表示体が常時視認される状態となっており、表示体の数が多くなってくると観察系として煩わしくなるという問題があった。また表示と非表示の切り替えのための照明光源を配置することが必要となるため、ファインダー系の視野内の比較的広範囲の領域に情報の表示を行うのはなかなか困難であった。
【0012】
一眼レフレックスカメラのファインダー光学系の光路中にファインダー光学系の光軸に対して傾斜した反射面を形成し、この反射面を介して表示体からの情報光をファインダー光路中に導入して、情報表示するファインダー光学系としての前記第3、第4、及び第5の従来例にも次のような問題があった。
【0013】
前記第3の従来例では、ファインダー光路中にプリズムを配置して情報を表示する構成を提案しているが、この従来例の構成はファインダー視野の視野外の暗部の所定位置に情報を表示するものであって、ファインダー視野内の被写体像に重ねて情報を表示することはできない。
【0014】
前記第4の従来例、及び第5の従来例では、ファインダー光路中にファインダー光軸に対して傾斜した反射面を配置して光路を切り替える構成を提案しているが、いずれも焦点板上に結像した被写体像をこれらの反射面によって切り替えるものであって、ファインダー視野内の被写体像に重ねて情報を表示するための光路の切り替えを行う構成を開示するものではない。
【0015】
本発明は、ファインダー光路中にファインダー光軸に対して傾斜した反射と透過をする光学面を適切に配置して光路を分割する構成を採用することにより、ファインダー視野内の被写体像に表示体の情報を重ねて表示し、特に、表示体の情報を光学系全体の小型化を図りつつファインダー視野内の比較的広い面積の領域にファインダー倍率を十分に大きく維持しつつ表示することができるファインダー系及びそれを用いた光学機器の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1のファインダー系は、所定面上に形成した被写体像に基づく光束を、正立像形成部材と光軸に対して互いに異なる角度で配置した2つの光学面とを通過させて接眼レンズに導光する観察系と、該正立像形成部材の近傍に設けた表示体からの光束を、該2つの光学面で反射させて、該接眼レンズに導光する表示系とを有し、該観察系と該表示系とを利用して該被写体像と該表示体の双方を同一視野で観察することを特徴としている。
【0017】
請求項2の発明は請求項1の発明において、前記2つの光学面のうち1つはハーフミラー、他の1つはダイクロイックミラーであることを特徴としている。
【0018】
請求項3の発明のファインダー系は、所定面上に形成した被写体像に基づく光束を、正立像形成部材と光軸に対して互いに異なる角度で配置した第1の光学面と第2の光学面の順に通過させて接眼レンズに導光する観察系と、該正立像形成部材の近傍に設けた表示体からの光束を、該第2の光学面と第1の光学面の順で反射させて、該接眼レンズに導光する表示系とを有し、該観察系と該表示系とを利用して該被写体像と該表示体の双方を同一視野で観察することを特徴としている。
【0019】
請求項4の発明は請求項3の発明において、前記第1の光学面はハーフミラー、又はダイクロイックミラーであることを特徴としている。
【0020】
請求項5の発明は請求項4の発明において、前記第1の光学面の法線と光軸とのなす角をθ1 °としたとき、
2.5<θ1 <20 ‥‥‥ (1)
を満足することを特徴としている。
【0021】
請求項6の発明は請求項4の発明において、前記第1の光学面と第2の光学面とのなす角をθR °としたとき、
30<θR <55 ‥‥‥ (2)
を満足することを特徴としている。
【0022】
請求項7の発明は請求項4の発明において、前記第1と第2の光学面は1つの光学部材より形成されており、該第2の光学面は前記表示体からの光束を反射させるとともに、前記所定面上の被写体像からの光束であって、該第1の光学面を通過してくる光束を通過するように光軸に対して傾斜して配置しており、該第2の光学面に基づく光軸の偏向を補償する透過面を有する補償光学部材を光路中に設けていることを特徴としている。
【0023】
請求項8の発明は請求項7の発明において、前記第2の光学面は前記表示体からの光束を全反射させるとともに、前記所定面上の被写体像からの光束であって、前記第1の光学面を通過してくる光束を通過するように設定していることを特徴としている。
【0024】
請求項9の発明は請求項7の発明において、前記第2の光学面の法線と光軸とのなす角をθ2 °としたとき、
15<θ2 <35 ‥‥‥ (3)
を満足することを特徴としている。
【0025】
請求項10の発明は請求項7の発明において、前記正立像形成部材の射出面は前記第1の光学面と略平行で近接配置、又は接合されていることを特徴としている。
【0026】
請求項11の発明は請求項7の発明において、前記補償光学部材の透過面は曲面を有しており、前記接眼レンズの一部の光学作用をしていることを特徴としている。
【0027】
請求項12の発明は請求項3の発明において、前記第1の光学面と第2の光学面はいずれもハーフミラー、又はダイクロイックミラーであることを特徴としている。
【0028】
請求項13の発明は請求項12の発明において、前記第1の光学面と第2の光学面は1つの光学部材より形成されており、該第2の光学面に基づく光軸の偏向を補償する透過面を有する補償光学部材を該第2の光学面と接合していることを特徴としている。
【0029】
請求項14の発明は請求項12の発明において、前記正立像形成部材の射出面は前記第1の光学面と略平行で近接配置、又は接合されていることを特徴としている。
【0030】
請求項15の発明は請求項12の発明において、前記第1、第2の光学面は反射鏡より成っていることを特徴としている。
【0031】
請求項16の発明のファインダー系は、所定面上に形成した被写体像に基づく光束を、正立像形成部材と光軸に対して傾斜した光学面を有する光学部材の該光学面を通過させて接眼レンズに導光する観察系と、該正立像形成部材の近傍に設けた表示体からの光束を結像系で集光し、該光学面で反射させた後に該接眼レンズに導光する表示系とを有し、該観察系と該表示系とを利用して、該所定面上の被写体像と該表示体の縮小像との双方を略同一の視度で観察するようにしたことを特徴としている。
【0032】
請求項17の発明は請求項16の発明において、前記結像系は正の第1レンズと正の第2レンズとを有し、該結像系と前記接眼レンズとの合成の焦点距離をfR 、前記観察系の焦点距離をfE としたとき、
0.1<fR /fE<0.5 ‥‥‥ (4)
を満足することを特徴としている。
【0033】
請求項18の発明のファインダー系は、所定面上に形成した被写体像に基づく光束を、正立像形成部材と光軸に対して傾斜した光学面を有する光学部材の該光学面を通過させて接眼レンズに導光する観察系と、該正立像形成部材の近傍に設けた表示体からの光束を、該光学面で反射させて、該接眼レンズに導光する表示系とを有し、該観察系と該表示系とを利用して、該被写体像と表示体の双方を同一視野で観察すると共に、該所定面上に形成した被写体像に基づく光束の一部を該正立像形成部材、及び該光学部材のうち、該観察系の有効光線領域外の一部を介して受光レンズで集光して受光素子に導光する測光系を有し、該測光系を用いて該被写体像の輝度情報を得ていることを特徴としている。
【0034】
請求項19の発明は請求項18の発明において、前記光学部材は、前記表示体からの光束を入射させる表示用入射面、前記正立像形成部材からの光束を入射させて、前記受光レンズ側に射出させる測光用入射面と測光用射出面とを有する多面のプリズム体より成っていることを特徴としている。
【0035】
請求項20の発明は請求項19の発明において、前記光学部材は前記正立像形成部材からの光束を入射させる第1の光学面と、光軸に対して傾斜した該第1の光学面からの光束を通過させるとともに前記表示用入射面からの光束を反射させる第2の光学面とを有しており、該第1の光学面と前記測光用入射面を同一面より形成していることを特徴としている。
【0036】
請求項21の発明のファインダー系は、所定面上に形成した被写体像に基づく光束を、正立像形成部材と光軸に対して傾斜し特定の波長域の光束を反射させる少なくとも1つの光学面を有する光学部材の該光学面を通過させて接眼レンズに導光する観察系と、該正立像形成部材の近傍に設けた表示体からの光束を、該光学面で反射させて、該接眼レンズに導光する表示系とを有し、該観察系と該表示系とを利用して該被写体像と表示体の双方を同一視野で観察するとともに該光学面の法線と光軸とのなす角をθ0 °としたとき、
2.5<θ0 <50 ‥‥‥ (5)
を満足することを特徴としている。
【0037】
請求項22の発明は請求項21の発明において、前記1つの光学面はダイクロイックミラーであり、ファインダー光軸と平行な方向に入射する光線の平均透過率が50%になる波長をλh(nm)としたとき、
600nm<λh<700nm ‥‥‥ (6)
を満足することを特徴としている。
【0038】
請求項23の発明は請求項1から22のいずれか1項の発明において、前記観察系の光軸と前記表示系の光軸は前記接眼レンズで一致していることを特徴としている。
【0039】
請求項24の発明の一眼レフレックスカメラは、請求項1から23のいずれか1項記載のファインダー系と、前記所定面近傍に設けられた焦点板とを有し、該焦点板に撮影レンズによる被写体像を形成していることを特徴としている。
【0040】
本実施形態では反射光学部材4を3つのガラスプリズム41、42、43より構成している。この中で光学部材としてのプリズム42の2つの面42a、42bは表示体74からの光束をそれぞれ反射させる第1の反射面(第1の光学面)と、第2の反射面(第2の光学面)となっている。3つのプリズム41、42、43は接合したとき平行平面板となる形状より成っている。表示光学系7は、第1の正レンズ71、反射鏡72、第2の正レンズ73、及び表示体74を有している。表示体74からの情報光を正レンズ73、反射鏡72、正レンズ71によって拡大した後、反射光学部材4のプリズム42の入射面42cより入射させ、そこに配置される2つの反射面42b、42aを介してファインダー光学系の光路中に導入し、ファインダー視野像(被写体像)に重ねて表示している。
【0041】
本実施形態の反射光学部材4を構成するプリズム42の第1の反射面42aの法線はファインダー光軸Faに対する角θ1 は条件式(1)を満足するように、例えば、約10°傾斜して配置されており、第2の反射面42bの法線は条件式(2)、(3)を満足するようにファインダー光軸Faに対して第1の反射面とは反対側の方向に27°(θ2 )傾斜して配置されている。反射光学部材4を構成するプリズム42の第1の反射面4aには、条件式(6)を満足するように、例えば、図2に示すように、ファインダー光軸と平行な方向に入射する光線の透過率が50%となる波長が650nm程度の分光透過率特性を持ったダイクロイックミラーが蒸着されていて、およそ、波長400nm〜650nmの可視光を透過し、波長650nmより長波長の光を反射するように構成している。
【0042】
また、第2の反射面42bは、表示体74方向から入射する光線は全反射し、第1の反射面42aを透過した可視光は透過して屈折するように角度を設定している。本実施形態の情報光の表示系は、このように第1の反射面42aと第2の反射面42bの相互反射を利用してピーク波長が700nm付近の赤色のLEDを光源とする表示体74からの情報光をファインダー視野内に導入している。これらの反射面42a、42bのなす角θR を37°としてこの情報光をファインダー光軸Faに対して74°傾斜した方向から導入するようにしている。そして反射光学部材4のプリズム42に形成された表示用入射面42cから入射した情報光は、第2の反射面42bで全反射した後に第1の反射面42aのダイクロイックミラーで反射して接眼レンズ5側に導光している。そして接眼レンズ5を介して表示体74の像が焦点板1上の物体像と重なるようにして瞳孔の位置6より観察している。
【0043】
また、表示光学系7の正の屈折力の光学部材を、反射光学部材4の近傍に配置される第1の正レンズ71と、表示体74の近傍に配置される第2の正レンズ73より構成し、これらの2つのレンズ71、73によって表示体74を焦点板1と略等価な位置に結像させるように構成している。ここで2つのレンズ71、73は結像系を構成している。
【0044】
この際、表示体74は正レンズ71、及び正レンズ73によって拡大して観察されるように構成しているため、表示体74の大きさ自体は焦点板1の上の大きさに対して小さくなっている。そして、結像系と観察系とを前述の条件式(4)を満足するようにしている。なお、反射鏡72は表示光学系の光路を偏向させてカメラ全体のコンパクト化を図るためのものである。測光用光学系8は、測光用の受光レンズ81と、受光素子82を有している。焦点板1の上に結像した被写体像の拡散光の一部を、コンデンサーレンズ2、ペンタプリズム3、反射光学部材4を構成するプリズム41、プリズム42の測光用入射面42a、測光用射出面42dを介した後に受光レンズ81によって受光素子82の上に略々再結像させて被写体の輝度情報を得ている。なお、測光系では光学部材(プリズム42)のうち観察系の有効光線領域外の一部を利用している。なお、測光用の受光レンズ81が反射面を持っているのは、受光素子82を適切に配置させることによって、やはりカメラ全体のコンパクト化を図るためである。
【0045】
また接眼レンズ5は、本実施形態では負の屈折力を有する第1レンズ51、正の屈折力を有する第2レンズ52、及び保護ガラス53の3つの光学部材より構成していて、ファインダー視度の調節のために第2レンズ52を光軸上を移動可能に構成している。本実施形態ではこのように接眼レンズ5にファインダー視度の調節機能を設けており、このような構成の場合には特に焦点板1から接眼レンズ5の前側主点位置までの距離が長くなる傾向にあり、ファインダー倍率の低減を防ぐための工夫が重要となってくる。
【0046】
本実施形態では、図1に示されるように、反射光学部材4をファインダー光軸Faに対してそれぞれ異なる方向に傾斜した2つの反射面42a、42bを含むガラス、又はプラスチック材より成るプリズム42と2つのプリズム41、43の3つより構成して、ファインダーの視野内の広範囲の領域へ情報光を重ねて表示することのできる表示系を実現するとともに、焦点板1から接眼レンズ5へ至る光学系の光路長を極力短くして十分に大きいファインダー倍率を維持することのできる一眼レフレックスカメラのファインダー光学系を実現している。
【0047】
また本実施形態では、情報光の表示のための反射光学部材4として光量損失のない全反射とダイクロイックミラーを使用しており、ファインダー光学系の色づきを十分に低減させることができ、かつ十分に明るく視認性の良好な情報の表示を可能としている。
【0048】
本実施形態において反射光学部材4を構成するプリズム(光学部材)42とプリズム43とは僅かの間隔を隔てて対向配置しても良く、又、接着剤で接着しても良い。このとき、表示体74からの光で入射面42cから入射した光が第2の反射面42bで全反射するようにその角度θ2 をプリズム42の材質や接着剤の屈折率を考慮して設定している。又、ペンタプリズムの射出面とプリズム体41とを接合しても良い。又、プリズム体41とプリズム体42とを接合しても良い。
【0049】
尚、焦点板1からコンデンサーレンズ2、ペンタプリズム3、反射光学部材4、そして接眼レンズ5に至る各要素は観察系を構成し、表示体74、正レンズ73、反射鏡72、正レンズ71、第2の光学面42b、第1の光学面42a、接眼レンズ5に至る各要素は表示系を構成している。又、焦点板1、コンデンサーレンズ2、ペンタプリズム3、プリズム41、42、受光レンズ81、受光素子82に至る各要素は測光系を構成している。
【0050】
又、プリズム体43は第2の光学面42bに基づく光軸の偏向を補償する透過面を有する補償光学部材を構成している。
【0051】
図3は本発明の実施形態2の要部概略図である。
【0052】
同図は一眼レフレックスカメラのファインダー光学系を示している。同図の実施形態において、図1に示される実施形態1と同符号のものは同様のものを意味している。本実施形態では反射光学部材4は、2つの反射鏡44、45より構成しており、これらの反射鏡に形成された面44a、及び45aは、それぞれ第1の反射面(第1光学面)、及び第2の反射面(第2の光学面)に対応している。本実施形態では2つの面44a、及び45aはどちらもダイクロイックミラーを蒸着して形成し、図13に示すようにそれぞれの所定の光線の入射角度に対して特定の分光透過率特性を持つように構成している。本実施形態のダイクロイックミラー44aの分光透過率特性も入射角度は異なるものの、図2に示される実施形態1のダイクロイックミラーのものと類似のものとしている。
【0053】
又、本実施形態のダイクロイックミラー45aの分光透過率特性を図21に示す。同図に示されるようにダイクロイックミラー45aにおいては、ピーク波長が700nm付近の赤色のLEDを光源とする情報光が、その入射角が47°程度の場合には反射され、入射角が27°程度の場合には透過されるように構成している。誘電体の多層膜の各層の蒸着物質と膜厚を適切に設定すればダイクロイックミラー45aの特性を図21のようにすることは可能である。尚、表自体74に液晶等のように所定の偏光面を持つものを用いた場合には、その偏光面の方向がダイクロイックミラー45aの反射面に対して所定の方向となるように適切に設定してやれば、ダイクロイックミラーの入射角47°の場合の特性は所定の偏光面を持った光のみを考慮すれば十分となり、図21に示した特性の実現は比較的容易となる。
【0054】
表示体74からの光束を正レンズ73、反射鏡72、そして正レンズ71で集光し、ダイクロイック面45a、44aで反射させた後、面45aを通過させて接眼レンズ5に導光している。
【0055】
これによって焦点板1上に形成した被写体像と表示体74で表示した画像情報の双方を接眼レンズ5を介してアイポイント6より観察している。
【0056】
又、焦点板1からの光束の一部をコンデンサーレンズ2、ペンタプリズム3、ダイクロイック面44aを介して受光レンズ81で集光して受光素子82で受光して、被写体像の輝度情報を得ている。
【0057】
本実施形態の構成では、反射光学部材4を反射鏡44、45の組合せにより構成しているため、光路長の短縮という点では前述の実施形態1にはやや及ばないものの比較的簡易な構成とすることができ、製造コストが比較的安価となるという利点もある。
【0058】
図4は本発明の実施形態3の要部概略図である。
【0059】
同図は一眼レフレックスカメラのファインダー光学系を示している。同図実施形態において、図1に示される本実施形態と同符号のものは同様のものを意味している。本実施形態では反射光学部材4は、2つのガラス、又はプラスチック材より成るプリズム46、及び47より構成している。プリズム(光学部材)46に形成された2つの面46a、及び46bは、それぞれ第1の反射面(第1の光学面)、及び第2の反射面(第2の光学面)に対応している。本実施形態では2つの面46a、及び46bは実施形態2と同様にどちらもダイクロイックミラーの蒸着により形成しており、それぞれの所定の光線の入射角度に対して類似の分光透過率特性を持つように構成している。
【0060】
表示体74からの光束を正レンズ73、反射鏡72、正レンズ71を介してプリズム46の入射面46cより入射させ、ダイクロイック面46b、46aで反射させた後、面46bを通過させて、プリズム47を介して接眼レンズ5に導光している。
【0061】
焦点板1からの光束の一部をコンデンサーレンズ2、ペンタプリズム3、プリズム46の面46a、面46bを介して、受光レンズ81で集光して受光素子82で受光して焦点板1上の被写体像の輝度情報を得ている。
【0062】
本実施形態のダイクロイックミラーの分光透過率特性も入射角度は異なるものの、図2及び図3に示される実施形態1,2のダイクロイックミラーのものと類似のものとしている。また本実施形態においては、ペンタプリズム3の射出面3bを反射光学部材4を構成するプリズム46の入射面46aと平行、かつファインダー光軸Faにたいして傾斜して構成し、同時にペンタプリズム3と反射光学系4のプリズム46とプリズム47を接合して配置している。これによって、焦点板1から接眼レンズ5に至るファインダー光学系の光路長の一層の短縮と、保持機構の簡略化等の製造上の問題点の解決を図っている。
【0063】
また本実施形態の構成において、ファインダー光学系の光路長を短縮するために、さらに反射光学部材4を構成するプリズム47と接眼レンズ5を構成する第1レンズ51を一体化して構成している。このような構成とすると接眼レンズ5を構成するレンズ面の自由度が減ることになるためファインダー光学系の収差が若干劣化する傾向にある。本実施形態では接眼レンズ5としてファインダー視度の調節機能を設けることを想定しているためこのような問題点の発生も予想されるが、ファインダー視度の調節機能を設けないファインダー光学系を想定すれば特に光路長の短縮のために有効な手法ということができる。
【0064】
以上説明した本発明の実施形態1から実施形態3までは、ファインダー光学系の光軸Faに対して互いに異なる方向に傾斜した光学面を配置してファインダー内の表示に用いる光学系を構成したものであって、光学面の構成方法等の変形例をしめしたものである。これらの3つの実施形態における光学面の法線とファインダー光軸のなす角についてはいずれもほぼ同程度としているが、もちろん本発明の角度に関する条件式を満足した上で角度を適宜変更することもできる。
【0065】
図5は本発明の実施形態4の要部概略図である。
【0066】
同図は一眼レフレックスカメラのファインダー光学系を示している。同図の実施形態4において、図1に示される実施形態1と同符号のものは同様のものを意味している。本実施形態では反射光学部材4は、1つの光学部材(反射鏡)48より構成され、反射面(光学面)48aにダイクロイックミラーが蒸着されている。本実施形態のダイクロイックミラーの分光透過率特性も入射角度は異なるものの、図2に示される実施形態1のダイクロイックミラーのものと類似のものとしている。また本実施形態において反射鏡48の反射面48aの法線とファインダー光軸Faのなす角θ0 は条件式(5)を満足するように、例えば約35°傾斜して配置されている。本実施形態の情報光の表示系は、この反射面48aの反射を利用してファインダー視野内に情報光を導入している。即ち、表示体74からの情報光を正レンズ73、反射鏡72、そして正レンズ71を介してファインダー光軸Faに対して70°傾斜した方向から反射面48に導入するようにしている。
【0067】
本実施形態の構成では、反射光学部材4を反射鏡48のみにより構成しているため、光路長の短縮という点では必ずしも十分とは言えないものの、より簡易な構成とすることができ、製造コストが安価となるという利点がある。尚、測光系8は焦点板1からの光束をコンデンサーレンズ2、ペンタプリズム3を介して受光レンズ81で集光して受光素子82で受光している。
【0068】
図6に図1の実施形態1の一眼レフレックスカメラのファインダー光学系の観察系に相当する部分の光路の展開図を示す。同図において図1で示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0069】
図7に図1の実施形態1の一眼レフレックスカメラのファインダー光学系の観察系の収差図を示す。
【0070】
本発明の実施形態の一眼レフレックスカメラのファインダー光学系は、このようにペンタプリズム3と接眼レンズ5の間にファインダー内へ表示体からの情報を表示するために所定形状の光学部材を配置し、これによってファインダー光学系の光路長の長大化を極力防止してファインダー倍率の低下を防止している。また特に本発明の実施形態1では視度調節機構を具備した接眼レンズ5を配置しており、接眼レンズ5を焦点板側から順に負の屈折力を有する第1レンズ51と正の屈折力を有する第2レンズ52と保護ガラス53の3つの光学部材より構成し、視度の調節のために前記第2レンズ52を光軸上を移動させる構成としている。この本発明の実施形態1の光学系は図6のように展開することができ、このときの収差図は図7に示すとおりである。ファインダー光学系としての緒元は、焦点板1からコンデンサーレンズ2までの距離は1mm、接眼レンズ5の射出面から観察者の瞳孔位置6までの距離(アイレリーフ)は20mm、焦点板1上の最大物体高は20mm、見かけの視野角度に換算すると15.6°程度となっている。
【0071】
図8に本発明の実施形態1のファインダー光学系の表示系に相当する部分の光路の展開図を示す。
【0072】
図9に本発明の実施形態1の表示系の収差図を示す。
【0073】
ファインダー光学系と同様に情報光の表示系を展開すると図8に示すようになる。本実施形態の表示系は上記のファインダー光学系の接眼レンズ5を共用して表示体74を観察する光学系であって、表示体74を焦点板1と光学的に等価な位置に拡大して結像させるための2つの正レンズ71、73を有している。表示系としての緒元は、表示体74から正レンズ73までの距離は2.15mm、接眼レンズ5の射出面から観察者の瞳孔位置6までの距離(アイレリーフ)は20mm、表示体74上の最大物体高は2.7mm、見かけの視野角度に換算すると6.4°程度となっている。表示体74の最大物体高は焦点板1上の物体高に換算するとおよそ8.1mmとなり、表示光学系の正レンズ71、73によって表示体74を焦点板におよそ3倍に拡大して観察するよう構成している。この実施形態による測距位置の表示の例を図12に示す。
【0074】
図7、及び図9に示されるように諸収差は良好に補正されており、視野、並びに情報光の表示は良好に観察できるようになっている。
【0075】
図10に本発明の実施形態1の表示系の変形例に相当する部分の光路展開図を示す。
【0076】
図11に本発明の実施形態1の表示系の変形例の収差図を示す。
【0077】
図10、及び図11に示した表示系の変形例は、図8、及び図9に示した表示系の数値実施例2であって、主として正レンズ71の形状を変形したものである。この実施形態における諸元は、表示体74から正レンズ73までの距離は2mm、接眼レンズ5の射出面から観察者の瞳孔位置6までの距離(アイレリーフ)は20mm、表示体74上の最大物体高は2.7mm、見かけの視野角度に換算すると6.8°程度となっている。表示体74の最大物体高は焦点板1上の物体高に換算するとおよそ8.65mmとなり、表示系の正レンズ71、73によって表示体74を焦点板におよそ3.2倍に拡大して観察するよう構成している。
【0078】
本実施形態では、このように数値上の変形例としてはさまざまのものが考えられるが、表示系に非球面を用いるなどの手法を併用して、正レンズの形状を適切に設定し、ファインダー視野内の中央から所定の領域内に良好に視認できるように情報を重ねて表示している。
【0079】
以下に本発明の実施形態1、2の一眼レフレックスカメラのファインダー光学系の観察系、及び表示系の数値実施例を示す。
【0080】
数値実施例において*印の付されているレンズ面は非球面を表わしており、非球面の形状は次式によって表わすものとする。
【0081】
【数1】
この他、本発明の実施形態2から実施形態4の一眼レフレックスカメラのファインダー光学系に対応する数値実施例は、この本発明の実施形態1に対応する数値実施例を若干変形すれば容易に実現することができ、説明の重複となるためここでは割愛する。
【0082】
なお、ファインダー光学系の光路長をより短縮するためにペンタプリズム3、及び反射光学部材4はより高屈折率材料で構成するのが望ましく、上記実施形態に開示したようにNdが1.6以上のものを使用するのが望ましい。
【0083】
【外1】
【0084】
【外2】
ここで前述の各条件式(1)〜(6)の技術的意味を説明すると、条件式(1)に基づいて第1の反射面(光学面)の法線とファインダー光軸のなす角を比較的小さく設定しておくと、ハーフミラー、あるいはダイクロイックミラーで反射する情報光のこの面への入射角が比較的小さくなって、分光反射率特性の入射角度依存(入射角度に対する分光反射率特性の変化)を小さくすることができる。即ち、前記第1の反射面をこの条件式(1)を満足するように配置することによってファインダーの視野内での見かけ上の色の変化を少なくすることができる。条件式(1)の上限値を超えてこれらのなす角が大きくなると、分光反射率特性の入射角度依存が大きくなり、逆にこれらのなす角が小さくなると情報光を分離するための光学部材が大きくなって装置のコンパクト化が困難となる。
【0085】
条件式(2)は情報表示用の光学部材の2つの反射面(光学面)のなす角を規定する式であって、この条件式(2)によってこの光学部材に導入する情報光の方向を規定している。この条件式(2)で規定する範囲を超えた設定とするとファインダー光学系の光軸と表示系の情報光の導入方向のなす角が比較的小さくなって、表示系の構成部品の配置が難しくなり、装置のコンパクト化の妨げとなる。
【0086】
条件式(3)はプリズム体より成る光学部材の第2の反射面(光学面)において、焦点板から観察者の瞳孔に至るファインダーの視野像が透過し、特定の方向に配置され、ここから導入される情報光が反射するように構成したときに、全体をコンパクトにするための条件式である。条件式(3)の下限値を超えて角度θ2 が小さくなると、情報光を前記第1の反射面(光学面)と前記第2の反射面(光学面)の相互反射によってファインダーの視野内に情報光を重ねて表示させるためには前記第1の反射面の法線とファインダー光軸のなす角を大きく設定することが必要となって、コンパクトな構成とし難いという問題や、上記の分光反射率特性の入射角度依存が大きくなり易くなるという問題が生じる。又、逆に条件式(3)の上限値を超えて角度θ2 が大きくなると、やはりコンパクトな構成とし難いという問題が生じる。又、このように反射面とファインダー光軸のなす角度を大きく設定し、その反射面を接合面としない場合には、この面のプリズム作用の影響が大きくなってファインダー視野像の色のにじみが多くなるという問題も発生する。
【0087】
条件式(4)は、ファインダー光学系の観察系の合成焦点距離fE に対する表示系(結像系と接眼レンズとの合成系)の合成焦点距離fR の比を規定する式であって、表示系における表示体の焦点板に対する縮小倍率を適切に設定するべく規定する式である。条件式(4)の下限値を超えて表示系の合成焦点距離fR が短くなると、表示体を極めて小さく構成することが必要となって製造上の問題が発生する。逆に条件式(4)の上限値を超えて表示光学系の合成焦点距離fR が長くなると、表示体をあまりコンパクトに構成することができなくなって好ましくない。
【0088】
条件式(5)は光学部材を1つの光学面より構成したときの1つの反射面(光学面)の法線とファインダー光軸のなす角をθ0 °を規定して、この反射面により表示体からの情報を表示する際の反射面の配置を適切にするものである。上記の条件式(1)ではファインダー光路中に2つの反射面を配置する場合の第1の反射面についての適切な配置について規定しているが、ファインダー光学系の光路長の短縮という観点では若干不利な点があるものの1つの反射面のみを配置する場合も考えられ、条件式(5)は、このような場合も併せて反射面を設定するときの条件を規定した式となっている。条件式(5)の下限値は、条件式(1)のファインダー光学系の光路中に2面の反射面を配置したときの下限値と同様であり、条件式(5)の上限値はファインダー光学系の光路中に1面のみの反射面を配置して情報光の表示系を構成する場合で、表示装置からの情報光をファインダー光軸と略垂直な方向から導入するべく構成することを想定しており、表示装置を小型に構成し得る条件を規定するものである。反射面の法線とファインダー光軸のなす角を上述の条件式(1)を満足するように構成して2つの反射面による情報光を導入する構成とするのがより好ましいが、第2の方法としてこのように反射面を1面のみこの条件式(5)を満足するように構成することも可能である。
【0089】
条件式(6)はダイクロイックミラーによってファインダー視野像に表示体からの情報光を重ねて表示するときの反射光学部材の分光透過率特性の一部を規定する式であって、ファインダー光軸と平行な方向に入射する光線の平均透過率が50%となる波長、すなわち透過光と反射光を分離する波長を規定している。条件式(6)の下限値を超えて平均透過率が50%となる波長が短波長となるとファインダー視野像のうちの赤色成分が欠落して見えるようになり、また逆に条件式(6)の上限値を超えて平均透過率が50%となる波長が長波長となると表示体からの情報光の視認性が悪くなる。
【0090】
本発明は、以上説明したような種々の構成を採用することによって、ファインダー視野内の被写体像に重ねて情報を表示する新規の一眼レフレックスカメラのファインダー光学系を実現している。特に、ファインダーの視野内の比較的広い面積の領域に情報を表示することを可能とし、また、コンパクトな構成としてファインダー倍率を十分に大きく維持することの可能なファインダー光学系を実現することに成功している。
【0091】
【発明の効果】
本発明によれば以上のように、ファインダー光路中にファインダー光軸に対して傾斜した反射と透過をする光学面を適切に配置して光路を分割する構成を採用することにより、ファインダー視野内の被写体像に表示体の情報を重ねて表示し、特に、表示体の情報を光学系全体の小型化を図りつつファインダー視野内の比較的広い面積の領域にファインダー倍率を十分に大きく維持しつつ表示することができるファインダー系及びそれを用いた光学機器を達成することができる。
【0092】
特に、本発明によれば、ファインダー視野内の被写体像に重ねて情報を表示する新規で良好な一眼レフレックスカメラのファインダー光学系を実現することができ、又、ファインダーの視野内の比較的広い面積の領域に情報を表示することを可能とし、また、コンパクトな構成としてファインダー倍率を十分に大きく維持することの可能なファインダー光学系を実現することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の要部断面図
【図2】 図1の光学面のダイクロイックミラーの分光透過率の説明図
【図3】 本発明の実施形態2の要部断面図
【図4】 本発明の実施形態3の要部断面図
【図5】 本発明の実施形態4の要部断面図
【図6】 本発明の実施形態1の観察系の光路展開図
【図7】 本発明の実施形態1の観察系の収差図
【図8】 本発明の実施形態1の表示系の光路展開図
【図9】 本発明の実施形態1の表示系の収差図
【図10】 本発明の実施形態1の表示系の一部分の変形説明図
【図11】 本発明の実施形態1の表示系の一部分の変形説明図
【図12】 本発明の実施形態1の表示系の測距位置の説明図
【図13】 本発明の実施形態2に係るダイクロイックミラーの分光透過率の説明図
【符号の説明】
1 焦点板
2 コンデンサーレンズ
3 正立像形成手段
4 光学部材
5 接眼レンズ
6 瞳位置(アイポイント)
7 表示系
8 測光系
Claims (24)
- 所定面上に形成した被写体像に基づく光束を、正立像形成部材と光軸に対して互いに異なる角度で配置した2つの光学面とを通過させて接眼レンズに導光する観察系と、該正立像形成部材の近傍に設けた表示体からの光束を、該2つの光学面で反射させて、該接眼レンズに導光する表示系とを有し、該観察系と該表示系とを利用して該被写体像と該表示体の双方を同一視野で観察することを特徴とするファインダー系。
- 前記2つの光学面のうち1つはハーフミラー、他の1つはダイクロイックミラーであることを特徴とする請求項1のファインダー系。
- 所定面上に形成した被写体像に基づく光束を、正立像形成部材と光軸に対して互いに異なる角度で配置した第1の光学面と第2の光学面の順に通過させて接眼レンズに導光する観察系と、該正立像形成部材の近傍に設けた表示体からの光束を、該第2の光学面と第1の光学面の順で反射させて、該接眼レンズに導光する表示系とを有し、該観察系と該表示系とを利用して該被写体像と該表示体の双方を同一視野で観察することを特徴とするファインダー系。
- 前記第1の光学面はハーフミラー、又はダイクロイックミラーであることを特徴とする請求項3のファインダー系。
- 前記第1の光学面の法線と光軸とのなす角をθ1 °としたとき、
2.5<θ1 <20
を満足することを特徴とする請求項4のファインダー系。 - 前記第1の光学面と第2の光学面とのなす角をθR °としたとき、
30<θR <55
を満足することを特徴とする請求項4のファインダー系。 - 前記第1と第2の光学面は1つの光学部材より形成されており、該第2の光学面は前記表示体からの光束を反射させるとともに、前記所定面上の被写体像からの光束であって、該第1の光学面を通過してくる光束を通過するように光軸に対して傾斜して配置しており、該第2の光学面に基づく光軸の偏向を補償する透過面を有する補償光学部材を光路中に設けていることを特徴とする請求項4のファインダー系。
- 前記第2の光学面は前記表示体からの光束を全反射させるとともに、前記所定面上の被写体像からの光束であって、前記第1の光学面を通過してくる光束を通過するように設定していることを特徴とする請求項7のファインダー系。
- 前記第2の光学面の法線と光軸とのなす角をθ2 °としたとき、
15<θ2 <35
を満足することを特徴とする請求項7のファインダー系。 - 前記正立像形成部材の射出面は前記第1の光学面と略平行で近接配置、又は接合されていることを特徴とする請求項7のファインダー系。
- 前記補償光学部材の透過面は曲面を有しており、前記接眼レンズの一部の光学作用をしていることを特徴とする請求項7のファインダー系。
- 前記第1の光学面と第2の光学面はいずれもハーフミラー、又はダイクロイックミラーであることを特徴とする請求項3のファインダー系。
- 前記第1の光学面と第2の光学面は1つの光学部材より形成されており、該第2の光学面に基づく光軸の偏向を補償する透過面を有する補償光学部材を該第2の光学面と接合していることを特徴とする請求項12のファインダー系。
- 前記正立像形成部材の射出面は前記第1の光学面と略平行で近接配置、又は接合されていることを特徴とする請求項12のファインダー系。
- 前記第1、第2の光学面は反射鏡より成っていることを特徴とする請求項12のファインダー系。
- 所定面上に形成した被写体像に基づく光束を、正立像形成部材と光軸に対して傾斜した光学面を有する光学部材の該光学面を通過させて接眼レンズに導光する観察系と、該正立像形成部材の近傍に設けた表示体からの光束を結像系で集光し、該光学面で反射させた後に該接眼レンズに導光する表示系とを有し、該観察系と該表示系とを利用して、該所定面上の被写体像と該表示体の縮小像との双方を略同一の視度で観察するようにしたことを特徴とするファインダー系。
- 前記結像系は正の第1レンズと正の第2レンズとを有し、該結像系と前記接眼レンズとの合成の焦点距離をfR 、前記観察系の焦点距離をfE としたとき、
0.1<fR /fE<0.5
を満足することを特徴とする請求項16のファインダー系。 - 所定面上に形成した被写体像に基づく光束を、正立像形成部材と光軸に対して傾斜した光学面を有する光学部材の該光学面を通過させて接眼レンズに導光する観察系と、該正立像形成部材の近傍に設けた表示体からの光束を、該光学面で反射させて、該接眼レンズに導光する表示系とを有し、該観察系と該表示系とを利用して、該被写体像と表示体の双方を同一視野で観察すると共に、該所定面上に形成した被写体像に基づく光束の一部を該正立像形成部材、及び該光学部材のうち、該観察系の有効光線領域外の一部を介して受光レンズで集光して受光素子に導光する測光系を有し、該測光系を用いて該被写体像の輝度情報を得ていることを特徴とするファインダー系。
- 前記光学部材は、前記表示体からの光束を入射させる表示用入射面、前記正立像形成部材からの光束を入射させて、前記受光レンズ側に射出させる測光用入射面と測光用射出面とを有する多面のプリズム体より成っていることを特徴とする請求項18のファインダー系。
- 前記光学部材は前記正立像形成部材からの光束を入射させる第1の光学面と、光軸に対して傾斜した該第1の光学面からの光束を通過させるとともに前記表示用入射面からの光束を反射させる第2の光学面とを有しており、該第1の光学面と前記測光用入射面を同一面より形成していることを特徴とする請求項19のファインダー系。
- 所定面上に形成した被写体像に基づく光束を、正立像形成部材と光軸に対して傾斜し特定の波長域の光束を反射させる少なくとも1つの光学面を有する光学部材の該光学面を通過させて接眼レンズに導光する観察系と、該正立像形成部材の近傍に設けた表示体からの光束を、該光学面で反射させて、該接眼レンズに導光する表示系とを有し、該観察系と該表示系とを利用して該被写体像と表示体の双方を同一視野で観察するとともに該光学面の法線と光軸とのなす角をθ0 °としたとき、
2.5<θ0 <50
を満足することを特徴とするファインダー系。 - 前記1つの光学面はダイクロイックミラーであり、ファインダー光軸と平行な方向に入射する光線の平均透過率が50%になる波長をλh(nm)としたとき、
600nm<λh<700nm
を満足することを特徴とする請求項21のファインダー系。 - 前記観察系の光軸と前記表示系の光軸は前記接眼レンズで一致していることを特徴とする請求項1から22のいずれか1項記載のファインダー系。
- 請求項1から23のいずれか1項記載のファインダー系と、前記所定面近傍に設けられた焦点板とを有し、該焦点板に撮影レンズによる被写体像を形成していることを特徴とする一眼レフレックスカメラ。
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