JP2014118193A - 容器連接体 - Google Patents

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卓 西岡
Kensaku Fujimura
建作 藤村
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Abstract

【課題】豆腐パックなどをはじめとした各種の用途において切断線での切断を容易なものとしながらも片持ちなどした際に前記切断線で不用意に折れ曲ってしまうことを防止し得る容器連接体を提供する。
【解決手段】熱可塑性樹脂シートが熱成形されてなり、収容凹部10と収容凹部の開口縁から外向きに延びるフランジ部とを有する容器を複数形成させ得るように複数の収容凹部が間隔を設けて配列されており、収容凹部間には、収容凹部どうしを連接し切断されてフランジ部となる連接部20が備えられ、連接部には切断のための切断線CLがミシン目、又は、ハーフカットによって形成されている容器連接体であって、切断線を介して連接されている一方の容器と他方の容器とに跨るように収容凹部が開口している表面側1aからシート材が接着され、シート材が接着される表面側からミシン目、又は、ハーフカットが形成されて切断線が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱可塑性樹脂シートが熱成形されてなる容器連接体に関し、ミシン目、又は、ハーフカットによる切断線が設けられている容器連接体に関する。
従来、食品等の収容物を収容させるための収容凹部と該収容凹部の開口縁から外向きに延びるフランジ部とを有する複数の容器が、前記フランジ部の先端どうしを突き合わせるような状態となって連接されている容器連接体が広く用いられており、該容器連接体には、通常、複数の収容凹部が間隔を設けて配列されているとともに収容凹部どうしを連接し且つ切断されて前記フランジ部となる連接部が前記収容凹部間に備えられている。
そして、この連接部には前記切断のための切断線がミシン目やハーフカットによって形成されている。
このような容器連接体として、例えば、下記特許文献1には、食品を複数の収容凹部に収容してシール材で密封した冷凍食品パックを切断線で切断して小分けすることが記載されている。
この種の容器連接体を形成させるのに際しては、ポリエステル系樹脂フィルム、ポリオレフィン系樹脂フィルム、ポリスチレン系樹脂フィルム、ポリアミド系樹脂フィルムなどの単層構造の熱可塑性樹脂シートや、ポリオレフィン系樹脂フィルムとポリアミド系樹脂フィルムとの積層フィルム、アルミニウムなどの金属が蒸着されたポリオレフィン系樹脂フィルムなどといった多層構造の熱可塑性樹脂シートに真空成形や圧空成形といった熱成形を施す方法が広く採用されている。
そして、容器連接体を作製するのに際しては、全体形状を上記のような熱成形によって形成させた上で、トムソン刃型や回転刃などによってミシン目やハーフカットを形成させて切断線を形成させることが行われている。
ところで、熱可塑性樹脂シートを熱成形して得られた容器に豆乳と凝固剤とを入れてイージーピールフィルムなどと呼ばれる透明なシート材で密封した後に、これを加熱処理して容器内で豆腐を形成させた充填豆腐と呼ばれる豆腐が近年数多く市販されるようになってきている。
そして、前記のような容器連接体は、複数の小分け充填豆腐が連接された豆腐パック用容器などとしてその用途を拡大させつつある。
即ち、前記収容凹部が開口している表面側を上向きにして容器連接体を配置し、この状態で全ての収容凹部に豆乳と凝固剤とを充填し、該容器連接体の平面視における輪郭形状と同じか僅かに大きいシート材を載せて収容凹部の外側のフランジ部に前記シート材をヒートシールして接着させるような用途に容器連接体が広く用いられている。
なお、この豆腐パックは、通常、個々の充填豆腐に分離されることが予定されているために、前記容器連接体には切断線に沿って切断容易であることが求められている。
その一方で、切断線の形成箇所を過度に強度の低い状態にしてしまうと、例えば、切断線を介して連設されている2つの容器の内の一方側の容器のみを片手で保持するような片持ち状態で豆腐パックを保持した場合に切断線で豆腐パックが折れ曲がってしまい、場合によっては意図しない切断がなされてしまうおそれを有する。
従って、この種の容器連接体には、豆腐パックなどとして利用する際にある程度の強度を有しながらも切断容易であることが求められており、相反する特性を満足させることが求められている。
なお、このような要望は、豆腐パックのみならず容器連接体が種々用途に利用されるのに際して共通して求められるものであるが、従来、このような要望を満足させることが困難な状況となっている。
実公平03−50714号公報
本発明は、上記のような要望を満足させることを課題としており、豆腐パックなどをはじめとした各種の用途において切断線での切断を容易なものとしながらも片持ちなどした際に前記切断線で不用意に折れ曲ってしまうことを防止し得る容器連接体を提供することを課題としている。
上記課題を解決するための容器連接体に係る本発明は、熱可塑性樹脂シートが熱成形されてなり、収容物を収容させるための収容凹部と該収容凹部の開口縁から外向きに延びるフランジ部とを有する容器を複数形成させ得るように複数の前記収容凹部が間隔を設けて配列されており、該収容凹部間には、収容凹部どうしを連接し切断されて前記フランジ部となる連接部が備えられており、該連接部には前記切断のための切断線がミシン目、又は、ハーフカットによって形成されている容器連接体であって、前記切断線を介して連接されている一方の容器と他方の容器とに跨るように前記収容凹部が開口している表面側からシート材が接着されて用いられ、該シート材が接着される前記表面側から前記ミシン目、又は、前記ハーフカットが形成されて前記切断線が形成されていることを特徴としている。
容器連接体は、通常、裏面側において収容凹部を突出させているために、従来、表面側に当て板を当接させる形で裏面側からハーフカットやミシン目が形成されている。
ここで、樹脂シート等に切断線を形成させるためにミシン目を形成させる場合には、刃先が破線状となった板刃や円板刃を使って切込み跡が破線状となるように前記刃先を樹脂シートの一面側から進入させ、場合によっては、刃先を樹脂シートの反対面側にまで貫通させるような操作が行われている。
また、樹脂シートをハーフカットする場合には、通常、板刃を使って樹脂シートの一面側からシート厚み方向中間に至るまで刃先を侵入させる操作が行われている。
このハーフカットの形成された部分は、通常、一面側から反対面側へと樹脂シートを厚み方向に貫通する方向においてその形成幅が狭くなる断面V字状に切り込みが設けられた状態になっている。
また、断面がV字状となっている点に関しては前記ミシン目も同様である。
そして、この樹脂シートに対して折れ曲がる方向に曲げ応力を加えた場合には、V字の切り込みの先端(切込み最深部)から反対面側までの厚みによって先の曲げ応力に耐え得るかどうかが左右されることになる。
例えば、0.5mm厚みの樹脂シートに表面から0.3mm深さとなるようにV字の切り込みを設けてハーフカットを実施した場合には、残りの0.2mmの厚みの部分の降伏応力を前記曲げ応力が上回った時点で樹脂シートに折れ曲がりを生じてしまうことになる。
従って、切込み深さを浅くする方が折れ曲がり防止には有利となるが、該切込み深さが深い方が樹脂シートを切断容易にする上において有利となる。
このようなことから従来の容器連接体を用いたのでは複数の小分け充填豆腐が連接された豆腐パックなどに切断の容易さと折れ曲がりに対する耐力との両方を付与することは難しい。
本発明の容器連接体は、前記切断線を介して連接されている一方の容器と他方の容器とに跨るようにシート材が接着されて用いられる。
しかも、前記収容凹部が開口している表面側からシート材が接着されて用いられ、該表面側から前記ミシン目、又は、前記ハーフカットが形成されて前記切断線が形成されている。
従って、ハーフカットやミシン目による断面V字の切り込みが開く方向に変形させるような曲げ応力が加わった際には、表面に接着されているシート材の張力によって前記変形を抑制させることができる。
言い換えると本発明の容器連接体は、切り込みの最深部から裏面までの部分の降伏応力に加えシート材の張力を曲げ応力に対抗する力として利用することができる。
従って、本発明の容器連接体は、切込み深さを深くして豆腐パックなどに切断の容易さを付与させたとしても折れ曲がりに対する優れた耐力を発揮させることができる。
(a)本発明の一実施形態に係る容器連接体である豆腐パック用容器を表す概略斜視図、(b)a図における破線丸囲部を拡大して示した概略拡大図とその部分断面図、(c)同豆腐パック用容器の概略正面図。 (a)本実施形態の容器連接体が用いられ、縦横2個ずつの小分け充填豆腐が連接された豆腐パックを表す概略斜視図、(b)同豆腐パックから1つの小分け充填豆腐を切断する様子を示した概略斜視図。 (a)豆腐パックの製造ラインをライン進行方向側方から見た様子を模式的に示した図、(b)その際に切断線において力の加わる様子を示した拡大図。
以下に、本発明の実施の形態について、容器連接体として縦横2個ずつ、合計4個の小分け充填豆腐が連接された豆腐パック用容器を例にして図面を参照しつつ説明する。
なお、図1(a)は、本実施形態の容器連接体である豆腐パック用容器の概略斜視図で、(b)は概略拡大図で、(c)は概略正面図である。
本実施形態の容器連接体1は、熱可塑性樹脂シートに真空成形や圧空成形といった熱成形が施されて立体的な形状が付与されたもので、当該容器連接体1を形成させるための前記熱可塑性樹脂シートとしては、通常、単層構造の樹脂フィルムや不織布、2種類以上の樹脂フィルムが積層された積層シート、樹脂フィルムと不織布とが積層された積層シートなどが採用可能である。
前記樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリ乳酸樹脂フィルムなどのポリエステル系樹脂フィルム;ポリエチレン樹脂フィルム、ポリプロピレン樹脂フィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂フィルムなどのポリオレフィン系樹脂フィルム;ポリスチレン樹脂フィルム、ハイインパクトポリスチレン樹脂フィルムなどのポリスチレン系樹脂フィルム、PA6(ε−カプロラクタム開環重合体)フィルム、PA66(アジピン酸とヘキサメチレンジアミンとの共縮重合体)フィルム、芳香族ポリアミド樹脂フィルムなどのポリアミド系樹脂フィルム、ポリ塩化ビニル樹脂フィルム、ポリカーボネート樹脂フィルムといったものを採用することができ、前記不織布としては、例えば、ポリエステル系樹脂繊維不織布、ポリエステル系樹脂繊維とパルプ繊維との混抄品等を採用し得る。
なお、前記熱可塑性樹脂シートとしては、通常、150μm〜1000μmの厚みのものを採用することができる。
本実施形態の容器連接体1は、図にも示されているように、切り分けられることによって合計4個の容器を作製させ得るように形成なっており、その表面側に矩形状に開口した収容凹部10が互いに間隔を設ける形で縦方向D1及び横方向D2のそれぞれに2個ずつ配列されている。
前記収容凹部10は、本実施形態における収容物である充填豆腐を収容するためのもので平面視矩形の底部11と該底部11の外周縁から立ち上がる矩形枠状の周側壁12とによって扁平な略直方体形状の収容スペースをその内側に形成させている。
なお、縦横に2個ずつ配列された合計4つの収容凹部10は、全て略同形状に形成されており、前記のように水平方向に一定距離を隔てて容器連接体1に備えられている。
より具体的には、各収容凹部10は、矩形の開口縁10eを画定している4辺の内、容器連接体1の中心側に位置する角部を介して隣接する2辺の内の第一の辺を縦方向において隣接する別の収容凹部10の開口縁10eの1辺と略平行させるとともにこの第一の辺と前記角部を介して隣接する第二の辺を横方向において隣接するさらに別の収容凹部の開口縁の1辺と略平行させるように容器連接体1に備えられている。
即ち、本実施形態の容器連接体1には、縦横十文字となる間隔を隔てて4つの収容凹部10が配列されている。
なお、本実施形態の容器連接体1には、この収容凹部間の十文字の領域に平坦面を形成させるような形で収容凹部10どうしを連接する連接部20が備えられている。
即ち、本実施形態の容器連接体1には、収容凹部10の開口縁10eから水平に延びる状態となって前記連接部20が備えられている。
また、本実施形態の容器連接体1には、4つの収容凹部10、及び、この収容凹部間の前記連接部20が形成されている領域を矩形環状に包囲するように連接体フランジ部30が供えられている。
該連接体フランジ部30も連接部20と同様に収容凹部10の開口縁10eから水平方向に展延するように備えられている。
即ち、本実施形態の容器連接体1は、各収容凹部10の開口縁10eを画定している4辺の内、容器連接体1の中心側に位置する角部を介して隣接する2辺が前記連接部20との境界部となっており、前記角部と対角となる角部を介して隣接する前記開口縁10eの2辺が前記連接体フランジ部30との境界部となっている。
また、本実施形態の容器連接体1は、該容器連接体1を4つに区分けして、各区に収容凹部10が1つずつ備えられた状態となるように前記連接部20の縦方向D1と横方向D2とにおいてそれぞれ収容凹部間の中央部を通って延在するように切断線CLが備えられており、該切断線CLから収容凹部10の開口縁10eまでの距離が、前記連接体フランジ部30の形成幅と略同じになるように形成されている。
即ち、本実施形態の容器連接体1は、前記切断線CLに沿って容器連接体1を切断分離した際には、半切された前記連接部20、及び、前記連接体フランジ部30によって収容凹部10の開口縁10eから外向きに延びるフランジ部23の形成された容器が4個得られるようになっている。
また、本実施形態の容器連接体1は、連接部20の形成幅が、連接体フランジ部30の形成幅の略2倍となっており、切断線CLに沿って容器連接体1を切断分離して得られる前記容器1xのフランジ部23の延出長さが前記開口縁の全周において略共通するように形成されている。
なお、本実施形態の容器連接体1は、前記収容凹部10が開口している当該容器連接体の表面側1aからシート厚み方向(深さ方向)に向けて前記切断線CLの線幅が狭くなるように形成されている。
即ち、前記切断線CLは、その延在する方向と直交する方向における断面形状がV字状となるように形成されている。
本実施形態においては、図1(b)に示すように、表面側1aから(i)ミシン目や(ii)ハーフカットを形成させることによって前記切断線CLを形成させている。
なお、本実施形態の容器連接体1は、切断線CLを設ける連接部20よりも前記収容凹部10を裏面側1bに突出させた形状となっているために、ミシン目やハーフカットの形成に際しては、従来の当て板のように単なる平板状のものを採用することが難しい。
従って、例えば、収容凹部10の大きさ、及び、配列に対応して縦横に矩形の貫通孔が2つずつ設けられた穴明き板を当て板として利用し、前記貫通孔に収容凹部10を挿通させるようにして該穴明き板の表面を連接部20の裏面側に当接させるようにしてミシン目やハーフカットを形成させることが好ましい。
なお、該ハーフカットとしては、例えば、直刃や回転刃を用いて平面視連続線状に形成された切込み(C1)がシート厚み方向途中まで到達している状態となるように形成させることができる。
また、前記ミシン目としては、例えば、刃先が破線状となった直刃や回転刃を用いて平面視破線状となる切込み(C2)をシート厚み方向に貫通する状態、又は、貫通しないでシート厚み方向途中までしか到達していない状態となるように形成させて前記切断線を形成させることができる。
なお、以下において、ミシン目に関し、破線状の切込み(C2)が形成されていない部分を「接続部(C3)」と称し、切込みが貫通していないミシン目やハーフカットにおいて切込み先端から裏面側までの部分を「切込残部(C4)」と称する。
本実施形態の容器連接体1の形成に前記のような熱可塑性樹脂シートが採用されているような場合であれば、例えば、前記ミシン目は、切断線CLの全長を100%とした際に接続部(C3)を除いた切込み形成部分の合計長さが85%〜90%となるように形成させることができる。
なお、前記ハーフカットによって切断線CLを形成させる場合や、前記ミシン目として裏面側に切込みの貫通していないものを形成させる場合には、連接部20におけるシート厚みを100%とした際に、前記切込残部(C4)を除いた切込み深さを90%〜99.5%となるように形成させることができる。
また、切断線CLの線幅(W)は、通常、連接部20の表面において1.5mm〜0.15mm程度とすることができる。
なお、本実施形態の容器連接体1は、上記のような形状の切断線CLを備えているとともに当前記収容凹部10の開口している表面側1aに前記切断線CLを介して連接されている一方の容器と他方の容器とに跨るようにシート材50を接着させて用いることが、切断しやすく不用意な折れ曲がりを防止しうる豆腐パック100を形成させる上において重要である。
本実施形態の容器連接体1は、例えば、図2(a)に示すような小分け充填豆腐110が連接された豆腐パック100の形成に用いられ、その平面視における輪郭形状と略同形状を有し、該容器連接体1の表面に熱接着(ヒートシール)が可能なシート材(シールフィルム)50によって前記収容凹部10に充填豆腐を密封させて用いられる。
その際には、例えば、前記収容凹部10が開口している表面側1aから該収容凹部10、前記連接部20、及び、連接体フランジ部30の全てを覆うように前記シールフィルム50が被覆され、前記連接部20及び連接体フランジ部30の表面に前記シールフィルム50を接着させて用いられ、例えば、収容凹部10の開口を包囲する環状シールが施されて用いられる。
そして、この豆腐パック100から小分け充填豆腐110を切り離す際には、例えば、縦横十字状となるように設けられた切断線CLの内、縦方向の切断線CLに沿って連接部を容器連接体の外縁側から中心部に向けて切断し、この縦方向の切断線が横方向の切断線と交差する交点において切断方向を変更し、該横方向の切断線に沿って容器連接体の外縁に至るまで連接部の切断を行うことで図2(b)に示すように一つの小分け充填豆腐110を豆腐パック100から切り離すことができる。
本実施形態においては、ミシン目における接続部(C3)の割合を従来の容器連接体に比べて減らして切込みの形成割合を大きくしたり、ハーフカットにおける切込み残部(C4)を少なくして切込み深さを深くしたりして小分け充填豆腐を切り離し容易にさせた場合でも、これらによって形成される切断線が表面側から形成されているために豆腐パックを片持ち状態で保持するような場合において当該豆腐パックが切断線において折れ曲がってしまうことを防止させることができる。
この点に関し、豆腐パック100の製造ラインをライン進行方向側方から見た様子を模式的に示した図3(a)、及び、その際に切断線CLにおいて力の加わる様子を示した拡大図である図3(b)を参照しつつ具体的に説明する。
一般的な豆腐パックの製造に際しては、まず、収容凹部10が上部に開口した状態になるように容器連接体1が水平に保持され、個々の収容凹部10に豆乳と凝固材(にがり)とを混合した豆腐原液が充填され、且つ、表面張力によって連接部20や連接体フランジ部30などの表面よりも上側に豆腐原液が盛り上がった状態となるように前記充填が実施され、この状態で容器連接体1の表面側1aを全面的に覆うようにシールフィルム50が被覆され、密封空間内に空気が入らないように注意しながらシールフィルム50が容器連接体1の表面に接着されて収容凹部10に豆腐原液が密封され、未凝固の豆腐パック100aが作製される。
そして、加熱用スチーマー200の内部を水平方向に走行する無端状の搬送ベルト300の外周面側に設けられた横桟301に引っ掛けるようにして複数の未凝固の豆腐パック100aが当該搬送ベルト300にセットされ、しかも、シールフィルム50が接着された表面側を進行方向前方やや斜め上向きとなるように縦置きにされて未凝固の豆腐パック100aが搬送ベルト300にセットされてスチーマーに通される。
そして、該スチーマーを通過する間に豆腐原液が加熱凝固された後に冷却されて豆腐パックが製造されている。
この未凝固の豆腐パック100aを搬送ベルト300に傾斜状態で縦置きするのに際しては、4つの小分け充填豆腐となる部分の内の搬送ベルト300に接する2つが切断線よりも下段側となり、残りの2つの部分が切断線よりも上段側となるようにセットされることになるが、スチーマー中における豆腐パックへの熱の加わり方が均等になるように、通常、前後の豆腐パックの間にある程度の間隔が設けられる。
従って、搬送ベルト上において斜めに立て掛けられるようにして縦置き配置された状態では、上段側の小分け充填豆腐と下段側の小分け充填豆腐との間を横切るように存在する切断線CLに対して上段側の小分け充填豆腐の質量が切込み(C2)を広げるように作用することになる。
ここで、図3(b)の(i)に示すように、例えば、本実施形態の容器連接体1が、連接部20において裏面側1bに貫通する断面V字状のミシン目を切断線CLとして設けている場合には、上段側の小分け充填豆腐に作用する重力によって表面側1aにおいてV字状の切込み(C2)を広げる方向(連接部を曲げる方向)に応力(Fa)が働くことになる。
しかし、この場合、シールフィルム50が切断線CLを跨いで下段側の容器と上段側の容器との両方に接着された状態になっているため表面側においてミシン目が広がる方向に変形することが抑制されることとなる。
従って、変形を生じるとしても裏面側1bにおいてミシン目の開口が狭められるような形で連接部20に僅かな曲がりを生じる程度で、しかも、ミシン目の裏面側1bの開口が閉塞した時点でそれ以上の変形は生じ難く、且つ、この時点でシールフィルム50の張力(Fb)を急激に増大させて前記応力(Fa)に拮抗させうる。
即ち、本実施形態の容器連接体を用いた豆腐パック100は、表面側1aにおいてミシン目の切込み(C2)の幅が広がることが防止されることから連接部20において折れ曲がることも抑制されることになる。
一方で、図3(b)の(ii)に示すような従来の容器連接体においては、裏面側から表面側に向けて線幅が狭くなる断面形状逆V字状の切断線がミシン目などで形成されているためにシールフィルム50xの張力を豆腐パックの折れ曲がりの抑制に機能させることは難しい。
従って、従来の容器連接体においては、切込み(Cx)を覆うように表面側に接着されているシールフィルム50xに、連接部20xを曲げる方向に加わる応力(Fx)に対抗するような張力を発生させることが難しい。
このようなことから、従来の豆腐パック用容器においては、小分け充填豆腐を切り分け易いようにしようとすると豆腐パックの折れ曲がりを生じさせやすい状態になっていたが、本実施形態の豆腐パック用容器ではその点において大きな改善が図られている。
即ち、本発明によれば、切断線での切断を容易なものとしながらも片持ちなどした際に前記切断線で不用意に折れ曲ってしまうことを防止し得る。
なお、上記のような機能は、ミシン目でなくハーフカットについても同じである。
また、本実施形態においては、縦横2個ずつ、合計4個の小分け充填豆腐が連接された豆腐パックの形成に用いられる豆腐パック用容器を例にしているが、小分け充填豆腐の「縦×横」の配列が、1×2や3×2となるような豆腐パック用容器も本発明の容器連接体として意図する範囲のものである。
さらに、本発明の容器連接体は、豆腐パック用容器に限定されるものではなく、例えば、キムチなどの漬物、ひじき、煮豆などの惣菜類、菓子類などの充填豆腐以外の食品をシールフィルムで密封して収容させる目的などにも利用が可能なものである。
また、本発明の容器連接体は、収容物を食品に限定するものでもない。
また、ここではこれ以上の詳述を行わないが、容器連接体やその製造方法などに関して従来公知の技術事項を、本発明に適宜採用し得ることは説明するまでもなく当然の事柄である。
1 容器連接体
1a 表面側
1b 裏面側
1x 容器
10 収容凹部
10e 開口縁
20 連接部
23 フランジ部
30 連接体フランジ部
50 シート材(シールフィルム)
100 豆腐パック
110 充填豆腐
CL 切断線

Claims (2)

  1. 熱可塑性樹脂シートが熱成形されてなり、収容物を収容させるための収容凹部と該収容凹部の開口縁から外向きに延びるフランジ部とを有する容器を複数形成させ得るように複数の前記収容凹部が間隔を設けて配列されており、該収容凹部間には、収容凹部どうしを連接し切断されて前記フランジ部となる連接部が備えられており、該連接部には前記切断のための切断線がミシン目、又は、ハーフカットによって形成されている容器連接体であって、
    前記切断線を介して連接されている一方の容器と他方の容器とに跨るように前記収容凹部が開口している表面側からシート材が接着されて用いられ、該シート材が接着される前記表面側から前記ミシン目、又は、前記ハーフカットが形成されて前記切断線が形成されていることを特徴とする容器連接体。
  2. 複数の小分け充填豆腐が連接された豆腐パック用の容器として用いられる請求項1記載の容器連接体。
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