JP2014117183A - 密閉容器入り清涼飲料水の製造方法及び密閉容器入り清涼飲料水 - Google Patents

密閉容器入り清涼飲料水の製造方法及び密閉容器入り清涼飲料水 Download PDF

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Abstract

【課題】原料水に外部から目的の食品添加物のみ投入し、原料水に脱塩素処理等の薬剤による殺菌処理を行うことなく容器入りとしたこと。
【解決手段】タンク内に天然水及び食品添加物を投入して、撹拌して均一な混合状態とし、1μmフィルター及びその下流に設定した0.2μm以下のフィルターを通過させることによって異味、異臭、不純物を除去し、前記収容工程のタンクから容器充填工程に至る間に85℃、30分の加熱殺菌工程によって菌を死滅させることができるから、天然水に外部から目的の食品添加物のみ投入し、原料水に脱塩素処理等の薬剤による殺菌処理を行うことなく容器入りを可能とすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、原料水に外部から目的の添加物のみ投入し、原料水に脱塩素処理等の薬剤による殺菌処理を行うことなく容器入りとした密閉容器入り清涼飲料水に関し、詳しくは、天然ミネラルウォーターを原料水とする密閉容器入り清涼飲料水の製造方法及び密閉容器入り清涼飲料水に関する。
特許文献1に掲載のように、一般的に、容器入り清涼飲料水の製法としては、清涼飲料水を低温殺菌し、洗浄した容器に熱間充填し、密封(ホットパック)する製法、清涼飲料水を洗浄した容器に充填密封し、低温殺菌する製法、清涼飲料水を容器に充填密封し、加圧下で高温殺菌するレトルト殺菌による製法、低温殺菌、高温殺菌等により清涼飲料水を加熱殺菌した後、これを無菌室内において予め殺菌処理した容器に充填密封する製法等が公知である。
しかし、レトルト殺菌による製法にあっては、高温殺菌用の耐熱性容器や加圧加熱殺菌装置のような重厚な設備等が必要になる。また、無菌充填による製法にあっては、無菌充填のための特殊な設備、無菌維持のための複雑な制御等が必要になる。
そして、低温殺菌による製法においては、重厚な設備、無菌維持のための複雑な制御等は不要となる。しかし、低温殺菌するためには、クエン酸等の酸味料により清涼飲料水のpHを酸性に調整する必要があり、酸味料を用いた清涼飲料水とならざるを得なくなり、結果、酸味料の風味をマスキングする等の風味上の調整が必要になる。
殊に、ミネラルウォーター類に僅かな風味を付与したフレーバーウォーターを製造する場合、或いはミネラルウォーター類に、例えば、保健機能を有する原料を加え、外観、風味において実質的にミネラルウォーターと何らかわらない新規な機能性ウォーター製品を製造する場合においても、かかる風味上の問題が大きな障害となっていた。
そこで、風味上の問題を解消した発明として特許文献2がある。特許文献2では、コク、苦味、酸味、香り、甘み等コーヒー本来の風味を向上させた飲用コーヒーとして、還元水の酸化還元電位が、生体臓器の酸化還元電位と同じ範囲またはそれよりも負に大きい酸化還元電位が−100mV〜−800mVで、pHが6〜9の範囲で調整できる還元水にコーヒー粉末を入れて密封状態でコーヒーを抽出し、所定時間冷蔵した後、所定温度に加熱、濾過した飲用コーヒーを製造する方法を開示している。
特開2003−164272 特開2005−21118
このように、特許文献2では、水温20℃の水道水20リットルに殺菌処理を施し、殺菌処理を施した原料水に脱塩素処理を施して塩素分を除去する工程、異味、異臭、不純物の除去工程を必要とし、全体の装置が複雑となり、正確な制御が必要となる。
したがって、特許文献2の発明のコク、苦味、酸味、香り、甘み等の風味が何れで出ているかが不明瞭であった。また、脱塩素処理を施して塩素分を除去し、残留塩素濃度を0ppmにする場合には、全体の装置が複雑にならざるを得なかった。
そこで、本発明は、原料水に外部から目的の食品添加物のみ投入し、原料水に脱塩素処理等の薬剤による殺菌処理を行うことなく容器入りとした密閉容器入り清涼飲料水の製造方法及び密閉容器入り清涼飲料水の提供を課題とするものである。
請求項1の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水の製造方法は、汲み上げた天然水をタンクに収容する収容工程と、前記タンク内の前記天然水に対して食品添加物を添加して撹拌する撹拌工程と、前記タンクから前記食品添加物の添加された前記天然水を通過させる0.2μm以下のフィルターを通過させるフィルター除菌工程と、前記0.2μm以下のフィルターを通過させた前記食品添加物の添加された前記天然水を容器に非加熱除菌常温充填し、前記容器を密閉する容器充填工程を具備する。
ここで、上記収容工程は、汲み上げた天然水を混合タンクに収容する工程であり、汲み上げた原水は地下水であるか否かを問わない。通常、ミネラルウォーターと呼ばれているものも含まれる天然水を前記混合タンクに収容する工程である。
また、上記撹拌工程は、前記混合タンク内の前記天然水に対して食品添加物を投入して撹拌する工程であり、撹拌によって天然水に対して食品添加物が均一な混合状態とするものである。
そして、上記フィルター除菌工程は、前記混合タンクから前記食品添加物の添加された前記天然水を通過させる0.2μm以下のフィルターを通過させることによって、精密濾過処理を施して除菌及び異味、異臭、不純物を除去するものである。
更に、上記容器充填工程は、前記前段フィルター及び後段フィルターを通過させた前記食品添加物の添加された前記天然水をペットボトル、アルミニウム缶、スチール缶等の容器に充填し、当該容器を栓で密閉するものである。非加熱除菌常温充填とは、食品添加物の添加された前記天然水を除菌された常温で充填するものであればよい。
請求項2の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水の製造方法は、収容工程で汲み上げた原水としての天然水を混合タンクに収容し、撹拌工程で前記混合タンク内の前記天然水に対して食品添加物を投入して、撹拌し、均一な混合状態とし、フィルター除菌工程で前記混合タンクから前記食品添加物の添加された前記天然水を通過させる前段フィルター及び該前段フィルターの下流に設定した0.2μm以下の後段フィルターを通過させ、当該2段による精密濾過を施して異味、異臭、不純物を除去する。次いで、容器充填工程で前記前段フィルター及び0.2μm以下の後段フィルターを通過させた前記食品添加物の添加された前記天然水を容器に充填し、そして、その容器を密閉する。この間の、前記収容工程の混合タンクから容器充填工程に至る間に85℃、30分の加熱殺菌工程を設けて殺菌して製造したものである。
ここで、上記収容工程は、汲み上げた天然水を混合タンクに収容する工程であり、汲み上げた原水は地下水であるか否かを問わない。通常、ミネラルウォーターと呼ばれているものも含まれる天然水を前記混合タンクに収容する工程である。
また、上記撹拌工程は、前記混合タンク内の前記天然水に対して食品添加物を投入して撹拌する工程であり、撹拌によって天然水に対して食品添加物が均一な混合状態とするものである。
そして、上記フィルター除菌工程は、前記混合タンクから前記食品添加物の添加された前記天然水を通過させる0.2μm以下の後段フィルターを通過させることによって、目詰まりを少なくし、順次細かいものを除去するものであり、精密濾過処理を施して異味、異臭、不純物を除去するものである。
更に、上記容器充填工程は、前記前段フィルター及び後段フィルターを通過させた前記食品添加物の添加された前記天然水をペットボトル、アルミニウム缶、スチール缶等の容器に充填し、当該容器を栓で密閉するものである。
更にまた、上記加熱殺菌工程は、前記収容工程の混合タンクから容器充填工程に至る間に85℃、30分の加熱路を設け、そこで殺菌を行うものである。
請求項3の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水は、収容工程で汲み上げた原水としての天然水を混合タンクに収容し、撹拌工程で前記混合タンク内の前記天然水に対して食品添加物を投入して、撹拌し、均一な混合状態とし、フィルター除菌工程で前記混合タンクから前記食品添加物の添加された前記天然水を通過させる前段フィルター及び該前段フィルターの下流に設定した0.2μm以下の後段フィルターを通過させ、2段のフィルターによる精密濾過を施して異味、異臭、不純物を除去する。容器充填工程で前記前段フィルター及び後段フィルターを通過させた前記食品添加物の添加された前記天然水を容器に充填し、それらの容器を密閉する。そして、前記容器充填工程で密閉された状態の容器に前記食品添加物の添加された前記天然水を充填した後、85℃、30分の加熱殺菌工程を行うものである。
ここで、上記収容工程は、汲み上げた天然水を混合タンクに収容する工程であり、汲み上げた原水は地下水であるか否かを問わない。通常、ミネラルウォーターと呼ばれているものも含まれる天然水を容器に収容する工程である。
また、上記撹拌工程は、前記混合タンク内の前記天然水に対して食品添加物を投入して撹拌する工程であり、撹拌によって天然水に対して食品添加物が均一な混合状態とするものである。
そして、上記フィルター除菌工程は、前記混合タンクから前記食品添加物の添加された前記天然水を通過させる前段フィルター及び該前段フィルターの下流に設定した0.2μm以下の後段フィルターを通過させることによって、目詰まりを少なくし、順次細かいものを除去するものであり、精密濾過処理を施して異味、異臭、不純物を除去するものである。
更に、上記容器充填工程は、前記前段フィルター及び後段フィルターを通過させた前記食品添加物の添加された前記天然水をペットボトル、アルミニウム缶、スチール缶等の容器に充填し、当該容器を栓で密閉するものである。
更にまた、上記加熱殺菌工程は、前記容器充填工程で密閉された状態の容器に前記食品添加物の添加された前記天然水を充填し、密封し、その後、85℃、30分の加熱殺菌を行うものである。
請求項4の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水の製造方法は、前記天然水に対して投入する食品添加物を、天然物であるカフェインとしたものである。
特に、天然物から抽出したカフェインは、コーヒーの飲用等で摂取しており、その一般的な性質が知られているから、飲用した時の感覚が把握されやすい。
請求項5の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の前記天然水に対して投入する食品添加物の天然物であるカフェインは、前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgとしたものである。
ここで、前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgとしたものは、コ−ヒ−1杯のカフェイン含有率が60mg〜110mg/100ml程度であるから、換算により、自己の摂取量により、推定作用が予測できる。
請求項6の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水は、天然水に前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgの天然物のカフェインを添加し、前記カフェインを添加した天然水を0.2ミクロン以下のフィルターを通して除菌を行った前記カフェインを添加した天然水を容器に非加熱除菌常温充填し、前記容器をキャップで密閉してなるものである。非加熱除菌常温充填とは、食品添加物の添加された前記天然水を除菌された常温で充填するものであればよい。
ここで、0.2ミクロン以下のフィルターを通すとは、天然水に0.2μmを超える遺物が存在していないこと、除菌を行ったことを意味するものである。
請求項7の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水は、天然水に前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgの天然物のカフェインを添加し、前記カフェインを添加した天然水を0.2ミクロン以下のフィルターを通し、かつ、85℃、30分の加熱殺菌を行った前記カフェインを添加した天然水を容器に充填し、前記容器をキャップで密閉してなるものである。
ここで、0.2ミクロン以下のフィルターを通すとは、天然水に0.2μmを超える遺物が存在していないことを意味するものである。
また、85℃、30分の加熱殺菌とは、85℃以上、30分以上を意味するが、可能な限り、85℃、30分に近づけることが望ましい。
請求項8の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水は、天然水に前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgの天然物のカフェインを添加し、前記カフェインを添加した天然水を0.2ミクロン以下のフィルターを通し、前記カフェインを添加した天然水を容器に充填し、前記容器をキャップで密閉し、85℃、30分の加熱殺菌を行ったものである。
ここで、0.2ミクロン以下のフィルターを通すとは、天然水に0.2μmを超える遺物が存在していないことを意味するものである。
また、85℃、30分の加熱殺菌とは、85℃以上、30分以上を意味するが、できるだけ、85℃、30分に近づけることが望ましい。
請求項1の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水の製造方法は、収容工程で汲み上げた原水としての天然水をタンクに収容し、撹拌工程で前記タンク内の前記天然水に対して食品添加物を投入して、撹拌して均一な混合状態とし、そして、0.2μm以下のフィルターを通過させることによって、精密濾過処理を施して除菌及び異味、異臭、不純物を除去し、前記食品添加物の添加された前記天然水を容器に充填し、前記容器を密閉するものである。
したがって、混合タンク内に天然水及び食品添加物を投入して、撹拌して均一な混合状態とし、0.2μm以下のフィルターを通過させることによって除菌及び異味、異臭、不純物を除去し、天然水に外部から目的の食品添加物のみ投入し、原料水に脱塩素処理等の薬剤による殺菌処理及び加熱による殺菌処理を行うことなく容器入りを可能とすることができる。
また、食品添加物として天然物であるカフェインは、天然水1リットルに対して100〜5000mgとしたものであれば、その苦味に対しても口に入れることができるし、コーヒーの杯数に置換することができる。また、殺菌のために温度を上昇させないから、天然物のカフェインであっても異味、異臭、変質することがない。
そして、0.2μm以下の後段フィルターによってカフェインが粒体として目詰まりしても、周囲の流速により解けるから密閉容器入り清涼飲料水を飲用しても舌触りに異物感が残らない。
請求項2の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水の製造方法は、収容工程で汲み上げた原水としての天然水をタンクに収容し、撹拌工程で前記タンク内の前記天然水に対して食品添加物を投入して、撹拌して均一な混合状態とし、そして、0.2μm以下のフィルターを通過させることによって、精密濾過処理を施して異味、異臭、不純物を除去し、前記食品添加物の添加された前記天然水を容器に充填し、前記容器を密閉するものである。そして、前記収容工程の混合タンクから容器充填工程に至る間に85℃、30分の加熱殺菌工程を設けたものである。
したがって、混合タンク内に天然水及び食品添加物を投入して、撹拌して均一な混合状態とし、0.2μm以下のフィルターを通過させることによって異味、異臭、不純物を除去し、前記収容工程のタンクから容器充填工程に至る間に85℃、30分の加熱殺菌工程によって菌を死滅させることができるから、天然水に外部から目的の食品添加物のみ投入し、原料水に脱塩素処理等の薬剤による殺菌処理を行うことなく容器入りを可能とすることができる。
また、食品添加物として天然物であるカフェインは、天然水1リットルに対して100〜5000mgとしたものであれば、その苦味に対しても口に入れることができるし、コーヒーの杯数に置換することができる。また、殺菌に要する温度が85℃、30分であるから、天然物のカフェインであっても異味、異臭、変質することがない。
そして、0.2μm以下の後段フィルターによってカフェインが粒体として目詰まりしても、周囲の流速により解けるから密閉容器入り清涼飲料水を飲用しても舌触りに異物感が残らない。
請求項3の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水の製造方法は、収容工程で汲み上げた原水としての天然水をタンクに収容し、撹拌工程で前記タンク内の前記天然水に対して食品添加物を投入して、撹拌して均一な混合状態とし、そして、0.2μm以下のフィルターを通過させることによって、精密濾過処理を施して異味、異臭、不純物を除去し、前記食品添加物の添加された前記天然水を容器に充填し、全容器を密閉するものである。そして、前記容器充填工程で密閉された状態の容器に前記食品添加物の添加された前記天然水を充填し、密封し、85℃、30分の加熱殺菌工程を行うものである。
したがって、混合タンク内に天然水及び食品添加物を投入して、撹拌して均一な混合状態とし、0.2μm以下のフィルターを通過させることによって異味、異臭、不純物を除去し、前記収容工程の混合タンクから容器充填工程に至る間に85℃、30分の加熱殺菌工程によって菌を死滅させることができるから、天然水に外部から目的の食品添加物のみ投入し、原料水に脱塩素処理等の薬剤による殺菌処理を行うことなく容器入りを可能とすることができる。
また、食品添加物として天然物であるカフェインは、天然水1リットルに対して100〜600mgとしたものであり、その苦味に対しても口に入れることができるし、コーヒーの杯数に置換することができる。また、殺菌に要する温度が85℃、30分であるから、天然物のカフェインであっても異味、異臭、変質することがない。
そして、0.2μm以下のフィルターによってカフェインが粒体として目詰まりしても、周囲の流速により解けるから密閉容器入り清涼飲料水を飲用しても舌触りに異物感が残らない。
請求項4の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水の製造方法は、前記天然水に対して投入する食品添加物を天然物であるカフェインとしたものであるから、請求項1または請求項2の効果に加えて、特に、天然物から抽出したカフェインは、コーヒーの飲用等で摂取しており、その一般的な性質が知られているから、飲用した時の感覚が推定把握できる。
請求項5の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の前記天然水に対して添加する食品添加物の天然物であるカフェインは、前記天然水1リットルに対して100〜600mgとしたものであるから、請求項3の効果に加えて、前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgとしたものは、コ−ヒ−1杯のカフェイン含有率が60mg〜110mg/100ml程度であるから、換算により、自己の摂取量により、その作用が予測できる。
請求項6の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水は、天然水1リットルに対して100〜5000mgの天然物のカフェインを添加した天然水を0.2ミクロン以下のフィルターを通して除菌を行って容器に充填し、前記容器をキャップで密閉してなるものである。
したがって、カフェインを添加した天然水は、コーヒー、コーラ、緑茶、紅茶、ウーロン茶、ココア、チョコレート、栄養ドリンク等と同様に扱うことができ、含有量を示しておくことにより、コーヒー、コーラ、緑茶、紅茶、ウーロン茶、ココア、チョコレート等の違いが調整できる。特に、眠気防止、倦怠感防止に飲用できる。また、殺菌のために温度を上昇させないから、天然物のカフェインであっても異味、異臭、変質することがない。そして、0.2μm以下の後段フィルターによってカフェインが粒体として目詰まりしても、周囲の流速により解けるから密閉容器入り清涼飲料水を飲用しても舌触りに異物感が残らない。
請求項7の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水は、天然水1リットルに対して100〜5000mgの天然物のカフェインを添加した天然水を0.2ミクロン以下のフィルターを通し、かつ、85℃、30分の加熱殺菌を行って容器に充填し、前記容器をキャップで密閉してなるものである。
したがって、カフェインを添加した天然水は、コーヒー、コーラ、緑茶、紅茶、ウーロン茶、ココア、チョコレート、栄養ドリンク等と同様に扱うことができ、含有量を示しておくことにより、コーヒー、コーラ、緑茶、紅茶、ウーロン茶、ココア、チョコレート等の違いが調整できる。特に、眠気防止、倦怠感防止に飲用できる。
請求項8の発明にかかる密閉容器入り清涼飲料水は、天然水1リットルに対して100mg〜5000mgの天然物のカフェインを添加した天然水を0.2ミクロン以下のフィルターを通し、容器に充填し、前記容器をキャップで密閉し、85℃、30分の加熱殺菌を行ってなるものである。
したがって、カフェインを添加した天然水は、コーヒー、コーラ、緑茶、紅茶、ウーロン茶、ココア、チョコレート、栄養ドリンク等と同様に扱うことができ、含有量を示しておくことにより、コーヒー、コーラ、緑茶、紅茶、ウーロン茶、ココア、チョコレート等の違いが調整できる。特に、眠気防止、倦怠感防止に飲用できる。
図1は本発明の実施の形態1の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の全体装置を示す説明図である。 図2は本発明の実施の形態2の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の全体装置を示す説明図である。 図3は本発明の実施の形態3の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の全体装置を示す説明図である。 図4は本発明の実施の形態1の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の天然水処理を示すフローチャートである。 図5は本発明の実施の形態1の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法のカフェイン供給処理を示すフローチャートである。 図6は本発明の実施の形態1の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法のキャップ処理を示すフローチャートである。 図7は本発明の実施の形態1の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の容器から見た全体の流れを示すメインフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、実施の形態において、図示の同一記号及び同一符号は、同一または相当する機能部分であるから、ここではその重複する説明を省略する。
[実施の形態1]
まず、本発明の実施の形態1の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の全体装置を示す説明図である。
図において、汲み上げポンプP1は、原水の地下水を汲み上げるポンプで、地下水の汲み上げ用の市販のポンプが使用できる。原水の地下水としては、本実施の形態で使用しているのは、ミネラルウォーターと呼ばれている天然水である。なお、当該ミネラルウォーターの成分表は、表1に示すものである。この表は、栄養成分100mlあたりの公的機関の測定値である。
Figure 2014117183
汲み上げポンプP1で汲み上げられた天然水は、汲み上げバルブV1及び処理前フィルター11及び切替バルブ12及び循環ポンプP2を介して一時的な汲み上げ用の補助タンク13に供給される。この補助タンク13は処理前フィルター11の濾過水を逆流させて洗浄、所謂、逆洗を行う容量の濾過水のタンクである。この補助タンク13は逆洗を行う処理前フィルター11を使用するために必要なもので、使い捨てのフィルターを使用する場合には必要でない。
汲み上げポンプP1で汲み上げられた天然水は、逆洗時に閉じる汲み上げバルブV1を介して処理前フィルター11及び切替バルブ12を通過する濾過工程に入り、天然水から異物を除去している。この処理前フィルター11は、例えば、濾過精度20μmのフィルターからなり、独立して逆洗が可能となっている。また、処理前フィルター11は逆洗のための切替バルブ12を有し、この切替バルブ12は処理前フィルター11を通過する天然水が、汲み上げバルブV1側から補助タンク13側に天然水を流す切り替えと、補助タンク13側から排水バルブV2側に濾過された天然水を逆流させてフィルタを洗浄する切り替えを行うバルブ及び配管構造を有している。
通常は、汲み上げポンプP1で汲み上げられた天然水は、開いている汲み上げバルブV1を介して処理前フィルター11を通過し、天然水を濾過し、更に、切替バルブ12及び循環ポンプP2を介して濾過した天然水を、補助タンク13に収容される流れとなっている。なお、逆洗でないときには、供給用バルブV3が開であるから、補助タンク13が満タンになってからも、天然水は混合タンク15に流れ込むようになっている。
処理前フィルター11を洗浄する場合には、汲み上げポンプP1を停止させ、汲み上げバルブV1を閉じ、排水用の排水バルブV2を開、供給用バルブV3を閉とする。そして、補助タンク13に収容されている濾過された天然水は、循環ポンプP2を逆回転(逆洗の場合には、別のポンプを使用する場合もある)させ、切替バルブ12によって濾過された天然水を処理前フィルター11の入出力を逆に流す。このように、循環ポンプP2を駆動して処理前フィルター11の逆側から濾過された天然水を高圧力で供給し、開となっている排水バルブV2から、逆洗に使用した天然水を排出する。
このときの、逆洗が完了したとの判断は、循環ポンプP2の出力の圧力の降下または流量の増大または時間によって決定される。
この逆洗は、通常の稼働に応じて、1日に1回または1週間に1回程度行われる。しかし、逆洗に入るタイミングは、処理前フィルター11の汚れによって任意の時間、任意のタイミングとすることができ、一般的に稼働を終了した夜間等のタイミグで行われる。また、逆洗を行っているときには、補助タンク13の出力側の供給用バルブV3は閉じた状態となっており、混合タンク15の濾過した天然水またはカフェインを添加した濾過した天然水が逆流しないようにしている。
したがって、遮断された状態で処理前フィルター11及び切替バルブ12及び補助タンク13が動作することになるから、何時のタイミングでも逆洗に入ることができる。
発明者らは、更に、10μm、5μm、1μmの3種類のフィルターを処理前フィルター11の下手の補助タンク13の直前の入力側に設けた実験を行った。その結果、本実施の形態では、補助タンク13の前には、処理前フィルター11を配設したのみであるが、後述する前段フィルター17及び後段フィルター18の寿命を延ばすには、他の追加フィルター14を配設した方が良いことが判明した。特に、5μm、1μmの2種類のフィルターは、ポリプロピレン製ワインドフィルターカートリッジ(日本フィルター(株)のCW−5、CW−1)を使用した。これらの5μm、1μmの2種類のフィルターは、20μmの処理前フィルター11によって、殆どの天然水に入っている鉱物種類の粒子が除去できるから、前段フィルター17及び後段フィルター18の負荷が軽減し、前段フィルター17及び後段フィルター18を長寿命化することができる。しかし、前段フィルター17及び後段フィルター18を短期間に交換することを好む場合には、これに限定されない。勿論、処理前フィルター11についても、これに限定されることなく、密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の各機能が効率よく動作すればよい。
混合タンク15は濾過された天然水を所定量収容するもので、混合タンク15が所定量の天然水を収容した時、食品添加物として天然物であるカフェイン供給バルブV4が開となり、供給量に対応したカフェインタンク16に収容しているカフェインを添加剤ポンプP3及び添加剤バルブV4で滴下させるようになっている。また、混合タンク15には、攪拌ファン等からなる攪拌手段15aによって混合タンク15が貯留している濾過した天然水とカフェインとを均一に分布するように撹拌している。
カフェインタンク16に収容しているカフェインを添加剤ポンプP3及び添加剤バルブV4で滴下させる量は、前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgとしたものであり、コ−ヒ−1杯のカフェイン含有率が60〜110mg//100ml程度であるから、換算により、自己のカフェインの摂取量により、コ−ヒ−1杯に基づき推定作用が予測できる。ここでは、コ−ヒ−1杯のカフェイン含有率を約1/10杯分から約5杯分までの範囲としたものである。特に、コ−ヒ−1杯のカフェイン含有率を5杯分までの範囲は、カフェインの苦みが人間にとって区別できる感覚が働く限界内のものである。
本実施の形態1では、混合タンク15はバッヂ処理のため、混合タンク15に濾過した天然水を供給しているとき、及び、攪拌手段15aによって混合タンク15内で濾過した天然水とカフェインとを均一になるように混合しているときは、供給用バルブV3及び循環バルブV5を閉じて、混合タンク15を孤立させている。
混合タンク15内で濾過した天然水と所定のカフェインとが均一に混合されたとき、循環バルブV5を開として、混合タンク15からカフェインを添加した濾過した天然水を前段フィルター17側に排出ポンプP4を介して排出することができる。
循環バルブV5を開として、排出ポンプP4を駆動させると、カフェインを添加した濾過した天然水は、前段フィルター17及び後段フィルター18を通過して加熱タンク19に供給される。
前段フィルター17は、濾材をポリエステルとした1μmの濾過精度で、ポリエステル製の高精度のプリーツフィルターカートリッジ(日本フィルター(株)のPMC−010)を使用した。また、後段フィルター18は、濾材をポリサルホンとした0.2μmの濾過精度で、ポリサルホン製のメンブレンフィルターカートリッジ(日本フィルター(株)のPSECG−20)を使用した。
そして、前段フィルター17及び後段フィルター18を通過させた濾過した天然水は、熱交換が可能な所定の蒸気圧の螺旋状の加熱管路を配設した容器20aに収容され、ここで、何れの場所であっても、85℃、30分保持されるように加熱される。加熱は、加熱タンク19に配設されたヒータ19aによって加熱してもよいし、加熱蒸気で加熱してもよい。ヒータ19aによる電気加熱の場合には、スイッチSWのオン・オフによって制御することができる。また、加熱タンク19には温度を均一化する撹拌手段19bが設けられている。
本実施の形態の加熱タンク19は1個設けた事例で説明しているが、加熱時間を30分に限りなく近くするには、加熱タンク19を容器20aに対する充填速度に合致して2台または3台以上設けることもできる。
液体充填機20では、容器20aとしては、ペットボトル、アルミニウム缶、スチール缶等で、カフェインを添加した濾過した天然水を充填し、充填した後に容器20aのキャップ20bで密閉する。必要に応じて、85℃、30分保持した余熱が存在するから、水槽内を潜らせることにより、ペットボトル、アルミニウム缶、スチール缶等のキャップ20bを密栓した容器20aごと冷却し、カフェインを添加した濾過した天然水の味を変化させないようにすることもできる。
なお、本実施の形態では、加熱タンク19で85℃、30分保持するものであるが、基本的に混合タンク15から液体充填機20までの経路で、例えば、管路で85℃、30分保持する構成としてもよい。何れにせよ、カフェインを添加した濾過した天然水をペットボトル、アルミニウム缶、スチール缶等の容器20aに充填する前に85℃、30分間加熱できればよい。
[実施の形態2]
図2は、本発明の実施の形態2の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の全体装置を示す説明図である。
図において、汲み上げポンプP1、汲み上げバルブV1、排水バルブV2、処理前フィルター11、切替バルブ12、補助タンク13、循環ポンプP2、補助タンク13、追加フィルター14、供給用バルブV3、添加剤ポンプP3、添加剤バルブV4、混合タンク15、循環バルブV5、排出ポンプP4、前段フィルター17、後段フィルター18、加熱タンク19までは相違していない。
液体充填機20では、密閉できるペットボトル、アルミニウム缶、スチール缶等の容器20aに、濾過されカフェインを混合した天然水を充填し、充填した後にキャップ20bで密閉する。この充填の終了によって、85℃の湯21aを供給し、85℃に温度調節した温水容器21に、容器20aを30分間投入し、その後、ペットボトル、アルミニウム缶、スチール缶等の密閉したキャップ20bをした容器20aごと冷却し、カフェインを添加した濾過された天然水の味を変化させないようにすることもできる。
このように構成した本実施の形態1及び実施の形態2にかかる密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の処理前フィルター11及び追加フィルター14は、その原水の汲み取り場所によっては、何れか一方または両方を省略することができる。
また、前段フィルター17、後段フィルター18についても、結果的に、天然水に入っている鉱物種類の粒子の除去及びフィルターによって精密濾過処理を施して異味、異臭、不純物を除去、更に、除菌するものであればよい。前段フィルター17、後段フィルター18は何れか一方とすることができ、また、0.2μm以下のフィルターの機能があればよい。勿論、逆洗可能なフィルターとしてもよい。そして、更に複数枚のフィルターとして設けてもよい。
図7は本発明の実施の形態1にかかる密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の全体を示すフローチャートである。
まず、本実施の形態の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法のフローチャートは、「ボトル処理ルーチン」が独立したメインのプログラムであり、また、このメインプログラムでコールされる、原水としての「天然水処理ルーチン」と、「カフェイン供給ルーチン」、「キャップ処理ルーチン」が各々独立してバッヂ処理制御されている。
まず、図4の「天然水処理ルーチン」では、ステップS21で補助タンク13の水位が所定以上であるか判断する。即ち、この補助タンク13は、逆洗に使用するので、少なくとも、補助タンク13が所定以上の水位が確保されるのが汲み上げポンプP1の作動条件となる。ステップS21で水位が所定以上と認識されたとき、ステップS22で逆洗を行うタイミングであるか否かを問い、逆洗浄のタイミングであるとき、ステップS23で逆洗浄を行い、ステップS24でその終了を判断する。この逆洗のタイミングは、特定の時間帯を指定してもよいし、特定曜日を指定してもよいし、マニュアル設定してもよい。この逆洗が終了するまで、ステップS23及びステップS24のルーチンを繰り返し実行する。
ステップS24で逆洗の終了が検出されると、ステップS25で汲み上げポンプP1を駆動する。また、ステップS21で補助タンク13の水位が所定以上ない場合にも、ステップS25で汲み上げポンプP1を駆動する。ステップS26で補助タンク13の水位が所定以上になったとき、ステップS27で排出許可フラグが“0”であるか判断する。
排出許可フラグが“0”のときには、混合タンク15に対して天然水の供給できることを意図しているから、そのフラグを確認する。ステップS28で混合タンク15の水位が所定の水位になるまでステップS25からステップS28のルーチンの処理を継続する。
補助タンク13は、混合タンク15に天然水を供給するときには、必ず満タンになってから行われ、天然水の混合タンク15への供給は、補助タンク13ヘの天然水の供給の後に行われる。
ステップS26で補助タンク13が所定の水位(満タン)で、ステップS27で排出許可フラグが“0”であり、ステップS28で混合タンク15の水位が所定の水位以上(満タン)になっていることが確認されると、ステップS29で汲み上げポンプP1を停止し、ステップS30で排出許可フラグが“1”になっているか判断する。排出許可フラグが“1”の場合には、混合タンク15の天然水とカフェインが均一に混合されていることを示すものであるから、混合タンク15のカフェイン添加天然水の排出可能の状態にあることを意味する。排出許可フラグが“1”でないときには、ステップS29及びステップS30のルーチンを繰り返し実行し、排出許可フラグが“1”になるのを待つ。
ステップS30で排出許可フラグの“1”が確認されると、ステップS31で排出ポンプP4を駆動し、前段フィルター17及び後段フィルター18を通過させて、加熱タンク19にカフェイン添加の天然水を送出する。ステップS32で加熱タンク19の水位が所定の水位になったとき、付設しているヒータ19aに電力を供給するリレーSWを閉じ、同時に撹拌手段19bで撹拌を行う。ステップS33で所定温度、例えば、85℃に到達したか判断し、また、ステップS34でその温度が30分経過したかを判断し、所定温度で、所定時間加熱したとき、ステップS35でペットボトル、アルミニウム缶、スチール缶等の容器20aに順次充填する充填工程を行い、キャップ20bの密栓を行う。そして、ステップS36で充填の完了を判断すると、このルーチンを脱する。
ステップS41からステップS48でなる「カフェイン供給ルーチン」は、次のようにバッヂ処理される。
ステップS41で混合タンク15に対する供給が行われているか否かを判断し、混合タンク15に対する天然水の供給が行われていると判断するまで次に進まない。ステップS41でその混合タンク15の水位の上昇が確認されると、ステップS42で排出許可フラグを“0”に設定し、ステップS43で混合タンク15の水位が所定の水位(満タン)に達したかを判断する。混合タンク15の水位が所定の水位以上に達した時、ステップS44で撹拌手段15aを駆動し、ステップS45でカフェインの供給を開始し、ステップS46で供給したカフェイン量が所定値になるまでカフェインを供給する。
ステップS46で供給したカフェイン量が所定値以上になったと判断したとき、ステップS47で撹拌手段15aを駆動してからの経過時間を計測し、所定時間撹拌していたとき、ステップS48で排出許可フラグを“1”に設定し、このルーチンを脱する。
即ち、「カフェイン供給ルーチン」では、混合タンク15に供給された所定量の天然水に対して所定量のカフェインを投入し、撹拌手段15aで均一になるまで撹拌し、その作業が完了したとき、排出許可フラグを“1”に設定し、準備態勢が完了したことを明示するルーチンである。
ステップS51からステップS54でなる「キャップ処理ルーチン」は、次のようにバッヂ処理される。
「キャップ処理ルーチン」では、ステップS51でペットボトル、アルミニウム缶、スチール缶等の容器20aのキャップ20bをコンベアに搭載すると、ステップS52でスチーム殺菌を行い、ステップS53で無菌エアーブロー処理により、強制的に水分を除去し、乾燥を行い、更に、ステップS54で紫外線殺菌を行う。
即ち、「キャップ処理ルーチン」では、キャップ20bをコンベアに搭載し、スチーム殺菌を行い、それを乾燥させ、かつ、紫外線殺菌を行うものである。
次に、メインプログラムの「ボトル処理ルーチン」を説明する。ステップS1からステップS11でなる「ボトル処理ルーチン」は、次のようにバッヂ処理される。
ステップS1でペットボトル、アルミニウム缶、スチール缶等の何れかの容器20aをコンベアに搭載すると、ステップS2で人為的な目視検査を行い、不良品をコンベアラインから除去する。次いで、ステップS3で消毒薬により殺菌洗浄を行う。ステップS4で殺菌洗浄液を除去する濯ぎ洗浄を行い、ステップS3で使用した薬剤等を完全に落とす。このため、洗浄には、濾過した天然水を使用している。更に、ステップS5でビンロウ紫外線殺菌を行うことにより、ボトルの消毒を完成させる。
次に、「カフェイン供給ルーチン」及び「天然水処理ルーチン」の結果を使用し、ステップS6でペットボトル、アルミニウム缶、スチール缶等のボトルに順次充填する充填工程を行い、充填の完了により、「キャップ処理ルーチン」の結果を利用して、ステップS7でキャップ20bの密栓を行う。次に、ステップS8で製造日、賞味期限等を印字したラベルを貼着し、ステップS9で外観の目視検査を行い。ステップS10でウェイトチェックを行い、ステップS11で箱詰めし、搬送し、出荷する。
このようにして、天然水に、天然水1リットルに対して100〜3000mgの天然物のカフェインを添加し、カフェインを添加した天然水を0.2μm以下のフィルターを通し、カフェインを添加した天然水を容器20aに充填し、容器20aをキャップ20bで密閉した密閉容器入り清涼飲料水が得られる。
[実施の形態3]
図3は、本発明の実施の形態3の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の全体装置を示す説明図である。
図において、汲み上げポンプP1、汲み上げバルブV1、排水バルブV2、処理前フィルター11、切替バルブ12、循環ポンプP2、補助タンク13、追加フィルター14、供給用バルブV3、添加剤ポンプP3、添加剤バルブV4、混合タンク15、循環バルブV5、排出ポンプP4、前段フィルター17、後段フィルター18までは上記実施の形態1及び実施の形態2と形式的には、相違するものはない。
正確には、前段フィルター17、後段フィルター18から相違している。
前段フィルター17と後段フィルター18は、実施の形態1及び実施の形態2では、1μmのフィルターと0.2μmのフィルターを使用している。これら1μmのフィルターと0.2μmのフィルターは、発明者らの実験によれば、0.2μm低下のフィルターは天然水の非加熱で除菌効果があることが確認された。
特に、実施の形態1及び実施の形態2では、1μm〜5μmのフィルターと0.5μm以下のフィルターとして実施できる。
しかし、前段フィルター17を1μm〜0.5μmのフィルターとし、後段フィルター18を0.2μmのフィルターとし、前段フィルター17と後段フィルター18は2.5倍から5倍以上の濾過精度の開きがあるとき、非加熱除菌に好適であることが確認された。したがって、実施の形態1及び実施の形態2の加熱タンク19が省略できる。そればかりか、混合タンク15から容器充填工程に至る間に行う85℃、30分の加熱殺菌、または、容器充填工程の後に行う85℃、30分の加熱殺菌は、120℃、4分よりも短くなっているが、コク、苦味、酸味、香り、甘み等の風味が100%クリヤできるものでなかった。
そこで、実施の形態3では、発明者らの実験により0.2μm低下のフィルターは天然水の非加熱で除菌効果があるとの知見に基づきなされたものである。
即ち、前段フィルター17は、後段フィルター18には0.2μm以下のフィルターからなる除菌機能を持たせているから、その負荷の軽減のためには、5倍以下の前段フィルター17の濾過精度とする必要がある。それによって、天然水の非加熱での除菌効果を上げることができる。
勿論、後段フィルター18には0.2μm以下のフィルターからなる除菌機能を持たせているから、以降の処理は、クリーンルーム30で行う必要がある。この場合にも、クリーンルーム30内の充填タンク31に後段フィルター18を通過したカフェインを添加した天然水を収容し、液体充填機20で容器20aとしてのペットボトル、アルミニウム缶、スチール缶等で、カフェインを添加した濾過した天然水を充填し、充填した後に容器20aのキャップ20bで密閉することにより、密栓した容器20aとなる。
以上のように、本実施の形態1の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法は、汲み上げポンプP1で汲み上げた天然水を混合タンク15に収容するステップS25乃至ステップS30からなる収容工程と、混合タンク15内の天然水に対して食品添加物としてのカフェインを投入して、撹拌手段15aで撹拌するステップS42乃至ステップS48からなる撹拌工程と、混合タンク15から食品添加物としてのカフェインの添加された天然水を排出ポンプP4が駆動されて通過させる前段フィルター17及び前段フィルター17の下流に設定した0.2μm以下のフィルターを通過させるフィルター除菌工程と、前段フィルター17及び0.2μm以下の後段フィルター18を通過させた食品添加物としてのカフェインの添加された天然水を容器20aに非加熱除菌常温充填し、容器20aを密閉するステップS35及びステップS36からなる容器充填工程を具備するものである。
この実施の形態1の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法は、ステップS25乃至ステップS30からなる収容工程で汲み上げた原水としての天然水を混合タンク15に収容し、ステップS42乃至ステップS48からなる撹拌工程で混合タンク15内の天然水に対して食品添加物としてのカフェインを投入して、撹拌手段15aで撹拌して均一な混合状態とし、そして、負荷を軽減した0.2μm以下の後段フィルター18を通過させることによって、精密濾過処理を施して除菌及び異味、異臭、不純物を除去し、食品添加物としてのカフェインの添加された天然水を容器20aに非加熱除菌常温充填し、密栓するものである。
故に、天然水に前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgの天然物のカフェインを添加し、前記カフェインを添加した天然水を0.2ミクロン以下のフィルターを通して除菌を行った前記カフェインを添加した天然水を容器20aに充填し、容器20aをキャップ20bで密閉してなる密閉容器入り清涼飲料水が得られる。
したがって、混合タンク15内に天然水及び食品添加物としてのカフェインを投入して、撹拌手段15aで撹拌して均一な混合状態とし、0.2μm以下のフィルターを通過させることによって除菌及び異味、異臭、不純物を除去でき、天然水に外部から目的の食品添加物としてのカフェインのみ投入し、原料水に脱塩素処理等の薬剤による殺菌処理を行うことなく容器20aに非加熱除菌常温充填するのを可能とすることができる。
また、食品添加物として天然物であるカフェインは、天然水1リットルに対して100〜5000mgとしたものであれば、その苦味に対しても口に入れることができるし、コーヒーの杯数に置換することができる。また、非加熱除菌常温充填するものであり、殺菌に要する温度が上昇させないから、天然物のカフェインであっても異味、異臭、変質することがない。そして、0.2μm以下のフィルターによってカフェインが粒体として目詰まりしても、その粒子の周囲の流速により解け、0.2μm以下となるから密閉容器入り清涼飲料水を飲用しても舌触りに異物感が残らない。
上記実施の形態2の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法は、汲み上げポンプP1で汲み上げた天然水を混合タンク15に収容するステップS25乃至ステップS30からなる収容工程と、混合タンク15内の天然水に対して食品添加物としてのカフェインを投入して、撹拌手段15aで撹拌するステップS42乃至ステップS48からなる撹拌工程と、混合タンク15から食品添加物としてのカフェインの添加された天然水を排出ポンプP4が駆動されて通過させる前段フィルター17及び前段フィルター17の下流に設定した0.2μm以下のフィルターを通過させるフィルター除菌工程と、前段フィルター17及び0.2μm以下の後段フィルター18を通過させた食品添加物としてのカフェインの添加された天然水を容器20aに充填し、容器20aを密閉するステップS35及びステップS36からなる容器充填工程と、収容工程の混合タンク15から容器充填工程に至る間に85℃、30分の加熱殺菌を行う、例えば、加熱タンク19のように独立させて制御可能なタンクで管理する工程を含むステップS33及びステップS34からなる工程を具備するものである。
この実施の形態2の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法は、ステップS25乃至ステップS30からなる収容工程で汲み上げた原水としての天然水を混合タンク15に収容し、ステップS42乃至ステップS48からなる撹拌工程で混合タンク15内の天然水に対して食品添加物としてのカフェインを投入して、撹拌手段15aで撹拌して均一な混合状態とし、そして、1μmの前段フィルター及びその下流に設定した0.2μm以下の後段フィルター18を通過させることによって、精密濾過処理を施して異味、異臭、不純物を除去し、食品添加物としてのカフェインの添加された天然水を容器20aに充填し、容器20aを密閉するものである。そして、収容工程の混合タンク15から容器20aに充填する間に85℃、30分のステップS32乃至ステップS34からなる加熱殺菌工程を設けたものである。
したがって、混合タンク15内に天然水及び食品添加物としてのカフェインを投入して、撹拌手段15aで撹拌して均一な混合状態とし、1μmの前段フィルター17及びその下流に設定した0.2μm以下の後段フィルター18を通過させることによって異味、異臭、不純物を除去し、前記収容工程の混合タンク15から容器充填工程に至る間に85℃、30分の加熱殺菌工程によって菌を死滅させることができるから、天然水に外部から目的の食品添加物としてのカフェインのみ投入し、原料水に脱塩素処理等の薬剤による殺菌処理を行うことなく容器20aに充填するのを可能とすることができる。
故に、天然水に前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgの天然物のカフェインを添加し、前記カフェインを添加した天然水を0.2ミクロン以下のフィルターを通し、かつ、85℃、30分の加熱殺菌を行った前記カフェインを添加した天然水を容器20aに充填し、容器20aをキャップ20bで密閉してなるものである。
また、食品添加物として天然物であるカフェインは、天然水1リットルに対して100〜5000mgとしたものであれば、その苦味に対しても口に入れることができるし、コーヒーの杯数に置換することができる。また、殺菌に要する温度が85℃、30分であるから、天然物のカフェインであっても異味、異臭、変質することがない。
そして、0.2μm以下の後段フィルターによってカフェインが粒体として目詰まりしても、その粒子の周囲の流速により解け、0.2μm以下となるから密閉容器入り清涼飲料水を飲用しても舌触りに異物感が残らない。
本実施の形態3の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法は、汲み上げた天然水を混合タンク15に収容するステップS25乃至ステップS30からなる収容工程と、混合タンク15内の天然水に対して食品添加物としてのカフェインを投入して、撹拌手段15aで撹拌するステップS42乃至ステップS48からなる撹拌工程と、混合タンク15から食品添加物としてのカフェインの添加された天然水を通過させる1μmの前段フィルター17及び該前段フィルター17の下流に設定した0.2μm以下のフィルターを通過させるフィルター除菌工程と、前記1μm以下の0.2μm以下のフィルターを通過させた食品添加物の添加された天然水を容器20aに充填し、容器20aを密閉する容器充填工程と、前記容器充填工程で密閉された状態の容器20aに食品添加物としてのカフェインの添加された天然水を充填し、85℃、30分の加熱殺菌を行う温水容器21に85℃の湯21aを供給し、容器20aを加熱する工程を具備するものである。
この実施の形態3の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法は、ステップS25乃至ステップS30からなる収容工程で汲み上げた原水としての天然水を混合タンク15に収容し、撹拌手段15aの撹拌工程で混合タンク15内の天然水に対して食品添加物を投入して、撹拌して均一な混合状態とし、そして、1μmの前段フィルター17及びその下流に設定した0.2μm以下の後段フィルター18を通過させることによって、精密濾過処理を施して異味、異臭、不純物を除去し、除菌し、食品添加物としてのカフェインの添加された天然水を容器20aに充填し、容器20aを密閉するものである。そして、前記容器充填工程で密閉された状態の容器20aに食品添加物としてのカフェインの添加された天然水を充填し、密封し、85℃、30分の加熱殺菌により加熱殺菌工程を行うものである。
したがって、混合タンク15内に天然水及び食品添加物としてのカフェインを投入して、撹拌して均一な混合状態とし、0.2μm以下の後段フィルター18を通過させることによって異味、異臭、不純物を除去し、前記収容工程の混合タンク15から容器充填工程に至る間に85℃、30分の加熱殺菌工程によって菌を死滅させることができるから、天然水に外部から目的の食品添加物のみ投入し、原料水に脱塩素処理等の薬剤による殺菌処理を行うことなく容器20aに充填を可能とすることができる。
故に、天然水に前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgの天然物のカフェインを添加し、前記カフェインを添加した天然水を0.2ミクロン以下のフィルターを通し、前記カフェインを添加した天然水を容器20aに充填し、容器20aをキャップ20bで密閉し、85℃、30分の加熱殺菌を行ってなる密閉容器入り清涼飲料水が得られる。
また、食品添加物として天然物であるカフェインは、天然水1リットルに対して100〜5000mgとしたものであり、その苦味に対しても口に入れることができるし、コーヒーの杯数に置換することができる。また、殺菌に要する温度が85℃、30分であるから、天然物のカフェインであっても異味、異臭、変質することがない。
そして、0.2μm以下の後段フィルターによってカフェインが粒体として目詰まりしても、周囲の流速により解けるから密閉容器入り清涼飲料水を飲用しても舌に異物感が残らない。
更に、各実施の形態の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法の天然水に対して投入する食品添加物は、天然物であるカフェインとしたものである。
したがって、天然水に対して投入する食品添加物を天然物であるカフェインとしたものであるから、特に、天然物から抽出したカフェインは、コーヒーの飲用等で摂取しており、その一般的な性質が知られているから、飲用した時の感覚が推定把握できる。
更にまた、前記天然水に対して投入する食品添加物の天然物であるカフェインは、前記天然水1リットルに対して100〜600mgとしたものであるから、前記天然水1リットルに対して100〜5000mgとしたものは、コ−ヒ−1杯のカフェイン含有率が60mg〜110mg/100ml程度であるから、換算により、自己の摂取量により、作用が予測できる。
このようにして得られた密閉容器入り清涼飲料水は、天然水に、天然水1リットルに対して100〜3000mgの天然物のカフェインを添加し、カフェインを添加した天然水を0.2ミクロン以下のフィルターを通し、カフェインを添加した天然水を容器20aに充填し、容器20aをキャップ20bで密閉した密閉容器入り清涼飲料水が得られる。
特に、カフェインを添加した天然水は、コーヒー、コーラ、緑茶、紅茶、ウーロン茶、ココア、チョコレート、栄養ドリンクなどに含まれるカフェインの作用により、覚醒作用、脳細動脈収縮作用、利尿作用があると報告されている。
医薬品にも使われ、眠気、倦怠感に効果があり、副作用として不眠、めまいがあらわれることもあるとされている。カフェインは体内で代謝され、主に尿酸となって尿と共に排泄されるので安全性も担保できる。
なお、食品中のカフェインについては、海外情報によると、一日摂取許容量のような健康への悪影響がないと推定される摂取量は設定されていない。一般的な急性作用は、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症であり、また、消化管系の興奮状態は下痢、吐き気をもたらすことがあるとされています。
また、長期的影響として、肝機能が低下している人等の一部において、コーヒーの摂取と関連する高血圧リスクが高くなる可能性があり、特に、カルシウム摂取量が少ない人がカフェインを摂取した場合、カルシウムの体内からの排出率を増やすので、骨粗鬆症の発症の原因となる可能性があること、妊婦においてカフェインの摂取により胎児の発育を阻害する可能性がある等の報告があります。
上記実施の形態の天然水1リットルに対して100〜3000mgの天然物のカフェインを添加したものであるが、本発明によれば、カフェインを添加したものに限らず、各種食品添加物の添加としても実施できる。また、この食品添加物を食品自体の成分の添加とすることもできる。
11 処理前フィルター
12 切替バルブ
13 補助タンク
15 混合タンク
17 前段フィルター
18 後段フィルター
19 加熱タンク
20 液体充填機
20a 容器
20b キャップ
21 温水容器
P1 汲み上げポンプ
P2 循環ポンプ
P3 添加剤ポンプ
P4 排出ポンプ
P5 充填ポンプ

Claims (8)

  1. 汲み上げた天然水をタンクに収容する収容工程と、
    前記タンク内の前記天然水に対して食品添加物を添加して撹拌する撹拌工程と、
    前記タンクから前記食品添加物の添加された前記天然水を通過させる0.2μm以下のフィルターを通過させるフィルター除菌工程と、
    前記0.2μm以下のフィルターを通過させた前記食品添加物の添加された前記天然水を容器に非加熱除菌常温充填し、前記容器を密閉する容器充填工程と
    を具備することを特徴とする密閉容器入り清涼飲料水の製造方法。
  2. 汲み上げた天然水をタンクに収容する収容工程と、
    前記タンク内の前記天然水に対して食品添加物を添加して撹拌する撹拌工程と、
    前記タンクから前記食品添加物の添加された前記天然水を通過させる0.2μm以下のフィルターを通過させるフィルター除菌工程と、
    前記0.2μm以下のフィルターを通過させた前記食品添加物の添加された前記天然水を容器に充填し、前記容器を密閉する容器充填工程と、
    前記収容工程のタンクから容器充填工程に至る間に85℃、30分の加熱殺菌を行う工程と
    を具備することを特徴とする密閉容器入り清涼飲料水の製造方法。
  3. 汲み上げた天然水をタンクに収容する収容工程と、
    前記タンク内の前記天然水に対して食品添加物を添加して撹拌する撹拌工程と、
    前記タンクから前記食品添加物の添加された前記天然水を通過させる0.2μm以下のフィルターを通過させるフィルター除菌工程と、
    前記0.2μm以下のフィルターを通過させた前記食品添加物の添加された前記天然水を容器に充填し、前記容器を密閉する容器充填工程と、
    前記容器充填工程で密閉された状態の容器に前記食品添加物の添加された前記天然水を充填し、85℃、30分の加熱殺菌を行う工程と
    を具備することを特徴とする密閉容器入り清涼飲料水の製造方法。
  4. 前記天然水に対して投入する食品添加物は、天然物であるカフェインとしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法。
  5. 前記天然水に対して投入する食品添加物の天然物であるカフェインは、前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgとしたことを特徴とする請求項4に記載の密閉容器入り清涼飲料水の製造方法。
  6. 天然水に前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgの天然物のカフェインを添加し、前記カフェインを添加した天然水を0.2ミクロン以下のフィルターを通して除菌を行った前記カフェインを添加した天然水を容器に非加熱除菌常温充填し、前記容器をキャップで密閉してなることを特徴とする密閉容器入り清涼飲料水。
  7. 天然水に前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgの天然物のカフェインを添加し、前記カフェインを添加した天然水を0.2ミクロン以下のフィルターを通し、かつ、85℃、30分の加熱殺菌を行った前記カフェインを添加した天然水を容器に充填し、前記容器をキャップで密閉してなることを特徴とする密閉容器入り清涼飲料水。
  8. 天然水に前記天然水1リットルに対して100mg〜5000mgの天然物のカフェインを添加し、前記カフェインを添加した天然水を0.2ミクロン以下のフィルターを通し、前記カフェインを添加した天然水を容器に充填し、前記容器をキャップで密閉し、85℃、30分の加熱殺菌を行ってなることを特徴とする密閉容器入り清涼飲料水。
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