JP2014114849A - 2重シール部のシール機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】過酷事故時などにおいても良好なシール性を維持でき、しかも既存のプラントに対して補強を行うような場合にも容易に適用が可能な、2重シール部のシール機構を提供する。
【解決手段】密閉容器の開口部における2重シール部Aのシール機構である。2重シール部Aに連通する流路19と、流路19の入口19aに着脱可能に接続されて、非定常時に流路19内に冷却流体を供給する冷却流体供給手段23と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】密閉容器の開口部における2重シール部Aのシール機構である。2重シール部Aに連通する流路19と、流路19の入口19aに着脱可能に接続されて、非定常時に流路19内に冷却流体を供給する冷却流体供給手段23と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、2重シール部のシール機構に関する。
原子炉格納容器では、過酷事故などによってその設計条件を超えるような内圧・温度が作用した場合でも、放射性物質を外部へ漏洩することなく閉じ込めておくことが期待される。既存の原子炉格納容器の、上蓋部やハッチ部などにおけるフランジ部はシリコンゴムを材料とするガスケットを用いて2重シール部を形成し、この2重シール部の間を加圧し漏えいの有無を確認することで、原子炉格納容器の放射性物質を閉じ込める機能の確認を行う構造となっている。しかし、過酷事故などによって原子炉格納容器内の温度が設計温度(例えば171℃)を超え、さらにシリコンゴムガスケットの使用条件(〜200℃)も超えると、シリコンゴムガスケットが劣化・破損することでシール性を維持できなくなり、原子炉格納容器の放射性物質を閉じ込める機能が損なわれてしまう。
なお、原子炉格納容器内の雰囲気(放射性物質)の漏洩を抑制する技術としては、特許文献1の漏洩抑制装置が知られている。この漏洩抑制装置は、加圧媒体を入れる加圧容器と、前記加圧容器を原子炉格納容器の開口のシール部に形成された空間に接続する管路と、前記原子炉格納容器内の熱を前記加圧容器内に伝達する手段を備えるものである。
この漏洩抑制装置によれば、原子炉格納容器内が冷却材の漏洩により異常な熱を持つに至った場合に、その熱が加圧容器内に伝達されて加圧容器内の加圧媒体を加熱し、加圧容器内の圧力を高めてその圧力をシール部の空間に加え、シール部を越えて漏洩しようとする原子炉格納容器内の雰囲気の原子炉格納容器外への移動を抑制する。
しかしながら、特許文献1の漏洩抑制装置では、装置構成が複雑になり、例えば既存のプラントに対して補強を行うような場合には、その適用が困難である。
また、前記2重シール部の耐熱性等を高める手法として、シリコンゴムに替え、高温に対して高い耐性を持つシール材を用いることが考えられる。しかし、高温耐性を持つ材料であっても300℃程度までの耐性しか持たず、またこのような高温耐性を持つ材料は、例えば水蒸気に対して耐性が高いものでは乾燥空気に対しての耐性が低く、逆に乾燥空気に対して耐性が高いものでは水蒸気に対しての耐性が低いといった傾向にあるため、過酷事故時に放射性物質を閉じ込める機能をシール材のみで維持することは極めて困難である。加えて、このような高温耐性を持つ材料は特殊な材料であり、非常に高価であるため、その使用が著しく制限される。
また、2重シール部の構造をラビリンス状に形成し、特に外側ガスケットが高温に曝されることを防止することが考えられる。しかし、その場合には、フランジ部の構造変更が必要となるため、やはり既存のプラントに対して補強を行うような場合には、その適用が困難である。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、過酷事故時などにおいても良好なシール性を維持でき、しかも既存のプラントに対して補強を行うような場合にも容易に適用が可能な、2重シール部のシール機構を提供することにある。
本発明の2重シール部のシール機構は、密閉容器の開口部における2重シール部のシール機構であって、前記2重シール部に連通する流路と、前記流路の入口に着脱可能に接続されて、非定常時に前記流路内に冷却流体を供給する冷却流体供給手段と、を備えることを特徴とする。
また、前記2重シール部のシール機構において、前記密閉容器は、原子炉格納容器であってもよい。
また、前記2重シール部のシール機構においては、前記流路の出口に接続された排気管を備え、前記排気管は、放射性物質を処理する放射性物質処理手段に接続していることが好ましい。
また、前記2重シール部のシール機構においては、前記流路の出口に接続された排気管を備え、前記排気管は、放射性物質を処理する放射性物質処理手段に接続していることが好ましい。
本発明の2重シール部のシール機構によれば、2重シール部に連通する流路に、非定常時に前記流路内に冷却流体を供給する冷却流体供給手段を接続しているので、過酷事故時などの非定常時に、冷却流体供給手段によって流路を介して2重シール部に冷却流体を供給することにより、2重シール部のガスケットを冷却することができる。したがって、例えば密閉容器が原子炉格納容器である場合、原子炉格納容器内の温度が想定温度を超えた高温になり、2重シール部が高温化するとともに、原子炉格納容器の内圧が高まって一部水蒸気が漏洩してきても、ガスケットを冷却することでガスケットの劣化・破損を防止し、2重シール部の良好なシール性を維持することができる。
また、流路として、2重シール部に設けられる漏洩確認用の流路を用いることにより、既存のプラントに対して補強を行うような場合にも、本発明のシール機構を容易に適用することができる。
また、流路として、2重シール部に設けられる漏洩確認用の流路を用いることにより、既存のプラントに対して補強を行うような場合にも、本発明のシール機構を容易に適用することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る2重シール部のシール機構の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。また、以下の説明においては、本発明に係る密閉容器を、沸騰水型原子炉の1つであるMARK−I型の原子炉格納容器に適用した例について説明する。ただし、本発明に係る密閉容器は、MARK−I型に限られず、例えばMARK−I改良型の原子炉格納容器などにも適用することができる。さらに、原子炉格納容器以外の密閉容器にも適用することができる。
まず、MARK−I型の沸騰水型原子炉1の概略構成について説明する。図1は、MARK−I型の沸騰水型原子炉1の概略構成を示す縦断面図である。図1に示すようにMARK−I型の沸騰水型原子炉1は、原子炉建屋2と、原子炉格納容器(密閉容器)3と、原子炉圧力容器7と、排気処理装置8と、不図示の炉心とを備えて構成されている。
原子炉建屋2は、原子炉格納容器3と、原子炉圧力容器7と、排気処理装置8と、不図示の炉心とを収納する建屋であり、鉄筋コンクリートによって形成されている。排気処理装置8は、原子炉建屋2内の雰囲気ガスを排気する際、この排気ガスをフィルター等で処理することにより、例えば排気ガス中に放射性物質が微量含まれているような場合にも、これを処理することで外に排出しないようにする、放射性物質処理手段として機能するものである。
原子炉建屋2の下部には、原子炉格納容器3のサプレッションチェンバ3bを設置するためのトーラス室2aが設けられている。
原子炉格納容器3は、原子炉圧力容器を収容するドライウェル3aと、ドライウェル3aの周囲に設けられるサプレッションチェンバ3bから構成されている。
ドライウェル3aは、丸底フラスコ形状とされた鋼鉄製の容器であり、原子炉建屋2の内壁内に設置されている。このドライウェル3aには、その上端部に、原子炉格納容器3の上部開口を封止する上蓋9が脱着可能に取り付けられている。すなわち、ドライウェル3aは、容器本体3dとこれの上部開口を封止する上蓋9とからなっている。また、このドライウェル3aの容器本体3dの円筒部には、各種の機器などを搬入・搬出するための機器ハッチ10が脱着可能に取り付けられている。
すなわち、本発明に係る密閉容器としての原子炉格納容器3には、開口部として、前記上蓋9が取り付けられる上部開口(図示せず)や、機器ハッチ10が取り付けられる開口(図示せず)などが形成されている。これら開口部には、該開口部を形成する原子炉格納容器3(容器本体3d)と上蓋9や機器ハッチ10との間に、これらの間を確実にシールするための2重シール部Aが形成されている。この2重シール部Aについては、後述する。
このような構成の沸騰水型原子炉1において、その原子炉格納容器3では、その設計条件を超えるような内圧・温度が作用した場合でも、放射性物質を外部へ漏洩することなく閉じ込めておく必要がある。そのため、この原子炉格納容器3では、前記したように開口部を形成する原子炉格納容器3(容器本体3d)と上蓋9や機器ハッチ10との間に、これらの間を確実にシールするための2重シール部Aが形成されている。
図2(a)は、原子炉格納容器3とその上蓋9との間の2重シール部Aを示す図であり、本発明に係る2重シール部のシール機構の一実施形態を示す要部側断面図である。この2重シール部Aは、原子炉格納容器3の容器本体3d側、すなわち容器本体3dの開口部周縁に設けられた原子炉格納容器上鏡接合部の下側を構成する下フランジ11と、上蓋9の開口部周縁に設けられた原子炉格納容器上鏡接合部の上側を構成する上フランジ12と、を備えて形成されている。
下フランジ11、上フランジ12は、例えば下フランジ11の平面図である図2(b)に示すように、容器本体3dや上蓋9の周縁に沿って形成された円環板状のもので、図2(a)に示すように容器本体3dや上蓋9の内側3eに延出するとともに、外側3fにも延出して形成配置されている。
下フランジ11には、図2(b)に示すようにその上面側に、容器本体3dの周方向に沿って円形状の溝が二つ形成されている。内側の溝13aは、図2(a)に示すように容器本体3dの内側3eに形成されており、外側の溝13bは、容器本体3dの外側3fに形成されている。これら溝13a、13bには、それぞれシリコンゴムからなる角型のガスケット14が収容されている。
また、下フランジ11の上面側には、前記溝13a、13b間に、図2(b)に示すように円環状の第1流路16が形成されている。この第1流路16は、図2(a)に示すように溝13a、13bより浅く形成された溝状のもので、下フランジ11に上フランジ12が接合した際、内側の溝13aの外周側と外側の溝13bの内周側との間を連通させるように形成配置されている。これにより、第1流路16は2重シール部Aに連通している。すなわち、溝13a、溝13bの双方に連通することで、これら溝13a、溝13bに収容されたそれぞれのガスケット14に通じるようになっている。
上フランジ12には、その下面側に、前記溝13a、13bに対向する位置にリング状の凸条15が二つ形成されている。これら凸条15は、下フランジ11に上フランジ12が接合することによって前記溝13a、13b内に入り込み、該溝13a、13b内のガスケット14をそれぞれ押圧するようになっている。これにより、下フランジ11と上フランジ12との間は、ガスケット14と凸条15とによって内周側と外周側とで2重にシールされている。すなわち、2重シール部Aが形成されている。
また、上フランジ12には、図2(b)中に二点鎖線で示すように一方の側に第2流路17が接続しており、これと反対の側に第3流路18が接続している。第2流路17は、図2(a)に示すように上フランジ12内に形成された貫通孔からなるもので、一端が溝13a、13b間の第1流路16に連通し、他端が上フランジ12の側周面に開口している。また、図示しないものの、第3流路18も第2流路17と同様に、上フランジ12内に形成された貫通孔からなるもので、一端が第1流路16に連通し、他端が上フランジ12の側周面に開口している。
このような構成のもとに、第1流路16、第2流路17、第3流路18は、互いに連通するとともに、前記2重シール部Aに連通する流路19を構成している。つまり、2重シール部Aに連通する本発明に係る流路19は、本実施形態では第1流路16、第2流路17、第3流路18によって構成されている。また、本実施形態では、第2流路17の他端が流路19の入口19aとされ、第3流路18の他端が流路19の出口19bとされている。
このような流路19は、既存の設備では、2重シール部Aに設けられる漏洩確認用の流路として設けられている。すなわち、定常時における定期点検時などにおいて、その入口19aに圧縮空気を供給する配管(図示せず)が接続され、出口19bに圧力計が取り付けられる。そして、入口19a側に圧縮空気が供給され、出口19b側で流路19内の圧力が検知されることにより、2重シール部Aにおいて漏れが無いか、すなわち2重シール部Aのシール性が正常に機能しているか否かが検査される。
これに対して本実施形態では、流路19の入口19aに、図2(a)に示すように配管20を介して冷却流体源21が接続されている。また、配管20には、開閉弁22が設けられている。この開閉弁22は、制御室などからの遠隔操作によってその開閉が制御されるようになっており、定常時には閉じられている。このような配管20と開閉弁22と冷却流体源21とにより、本発明に係る冷却流体供給手段23が構成されている。
この冷却流体供給手段23は、配管20が流路19の入口19aに対して着脱可能となっている。これにより、前記したような定常時における定期点検時において、配管20を入口19aから取り外し、漏洩確認用の圧縮空気配管を取り付けることにより、流路19を利用して2重シール部Aの漏洩確認試験を行うことができるようになっている。
冷却流体源21は、冷却流体として乾燥空気や窒素を送出するもので、予め原子炉建屋2内に設置された圧縮空気や窒素のライン(配管)や、空気や窒素を充填するボンベによって形成されている。なお、乾燥空気としては、特に加湿されたものではない、大気としての空気が用いられる。
また、図2(b)に示すように流路19の出口19bには排気管24が着脱可能に取り付けられており、この排気管24には前記の排気処理装置8、すなわち放射性物質処理手段が接続されている。排気管24も流路19の出口19bから着脱可能になっていることにより、前記した定常時における定期点検時において、排気管24を出口19bから取り外し、漏洩確認用の圧力計を取り付けることにより、流路19を利用して2重シール部Aの漏洩確認試験を行うことができる。
なお、排気管24に接続する放射性物質処理手段としては、排気処理装置8以外にも、過酷事故時などの非定常時に漏洩する放射性物質を処理可能なフィルターなどを備えた処理装置を用いることができる。
このような冷却流体供給手段23と排気管24及び放射性物質処理手段(排気処理装置8)が2重シール部Aに流路19を介して設けられたことにより、本実施形態の2重シール部Aのシール機構が構成される。
このようなシール機構にあっては、定常時には配管20の開閉弁22が閉じられていることにより、冷却流体供給手段23から冷却流体が送出されることなく、したがって流路19内には冷却流体が供給されない。
このようなシール機構にあっては、定常時には配管20の開閉弁22が閉じられていることにより、冷却流体供給手段23から冷却流体が送出されることなく、したがって流路19内には冷却流体が供給されない。
また、過酷事故時などの非定常時には、原子炉格納容器3内で設計条件を超えるような内圧・温度が作用し、水蒸気などが漏洩するおそれがある。そこで、本実施形態のシール機構では、遠隔操作によって開閉弁22が開けられることにより、冷却流体源21から配管20を介して流路19内に冷却流体が供給される。
すると、流路19はその第1流路16が溝13a、溝13bの双方に連通し、これによって溝13a、溝13bに収容されたそれぞれのガスケット14に通じているので、供給された冷却流体は内側のガスケット14及び外側のガスケット14を共に直接冷却する。したがって、これらガスケット14の温度上昇を防止し、そのシール性を維持することができる。
よって、本実施形態の2重シール部Aのシール機構によれば、過酷事故時などの非定常時において、原子炉格納容器3内の温度が想定温度を超えた高温になり、2重シール部Aが高温化するとともに、原子炉格納容器3の内圧が高まって一部水蒸気が漏洩してきても、ガスケット14を冷却することでガスケット14の劣化・破損を防止し、2重シール部Aの良好なシール性を維持することができる。すなわち、内側のガスケット14が原子炉格納容器3内から漏洩してきた水蒸気によって一部損傷し、そのシール性が低下しても、この内側のガスケット14がある程度のシール性を維持することにより、外側のガスケット14が高温・高湿の水蒸気に晒されることを防止することができる。したがって、2重シール部A全体としては良好なシール性を維持することができ、これにより、原子炉格納容器3の放射性物質を閉じ込める機能が高いものとなる。
また、この2重シール部Aのシール機構にあっては、流路19として、2重シール部Aに設けられる漏洩確認用の既存の流路を利用することにより、既存のプラントに対して補強を行うような場合にも容易に適用することができる。
また、流路19の出口19bに排気管24を取り付け、この排気管24に排気処理装置8(放射性物質処理手段)を接続しているので、原子炉格納容器3の放射性物質が内側のガスケット14を通って僅かながら漏洩し、流路19を通って出口19bから排出されても、排気処理装置8によって放射性物質を処理することができ、放射性物質が原子炉建屋2から漏れ出るのを防止することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されないことは言うまでもない。前述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、前記実施形態では、冷却流体供給手段23をその配管20が流路19の入口19aに対して着脱可能となるように構成したが、配管20を複数の配管で構成し、この複数の配管の繋ぎ目で着脱可能に構成してもよい。その場合には、第2流路16に接続する配管も流路19を構成する流路となり、その繋ぎ目の開口部が流路19の入口となる。
また、冷却流体として窒素を用いた場合などでは、排気管24と配管20とを連通させる連通管を別途設け、流路19から排気された冷却流体を配管20に戻し、循環させるようにしてもよい。
さらに、本発明の2重シール部のシール機構は、機器ハッチ10が取り付けられる開口における2重シール部Aにも適用可能である。
さらに、本発明の2重シール部のシール機構は、機器ハッチ10が取り付けられる開口における2重シール部Aにも適用可能である。
2…原子炉建屋、3…原子炉格納容器(密閉容器)、3d…容器本体、8…排気処理装置(放射性物質処理手段)、9…上蓋、10…機器ハッチ、11…下フランジ、12…上フランジ、13a、13b…溝、14…ガスケット、16…第1流路、17…第2流路、18…第3流路、19…流路、19a…入口、19b…出口、20…配管、21…冷却流体源、22…開閉弁、23…冷却流体供給手段、24…排気管、A…2重シール部
Claims (3)
- 密閉容器の開口部における2重シール部のシール機構であって、
前記2重シール部に連通する流路と、
前記流路の入口に着脱可能に接続されて、非定常時に前記流路内に冷却流体を供給する冷却流体供給手段と、を備えることを特徴とする2重シール部のシール機構。 - 前記密閉容器は、原子炉格納容器であることを特徴とする請求項1記載の2重シール部のシール機構。
- 前記流路の出口に接続された排気管を備え、
前記排気管は、放射性物質を処理する放射性物質処理手段に接続していることを特徴とする請求項2記載の2重シール部のシール機構。
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