JP2014087177A - ケーブルモジュール及びケーブルペネトレーション - Google Patents
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Abstract
【課題】高温下でもケーブルモジュール及びケーブルペネトレーションの気密性及び水密性を維持し、ケーブルペネトレーションからの漏洩を防止する。
【解決手段】内部にケーブル21が挿通される小孔を24a有するとともに、少なくとも一方の端部にテーパ部24bが形成された超弾性材からなる内部スリーブ24と、前記テーパ部24bの外周に固着された外部スリーブ25と、前記内部スリーブ24と外部スリーブ25の間に封入された樹脂23と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】内部にケーブル21が挿通される小孔を24a有するとともに、少なくとも一方の端部にテーパ部24bが形成された超弾性材からなる内部スリーブ24と、前記テーパ部24bの外周に固着された外部スリーブ25と、前記内部スリーブ24と外部スリーブ25の間に封入された樹脂23と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば原子炉格納容器の隔離壁の貫通部に装着されるケーブルモジュール及びケーブルペネトレーションに関する。
原子炉格納容器のような内部と外部との間に隔離壁を有する建屋又は容器では、通常運転時又は事故発生時において容器又は建屋内の放射性物質等の有害なガスが外部に放出されないように機密性及び水密性を保持することが求められる。
その一方で、隔離壁の内部と外部との間で計装信号や制御信号等の電気信号又は制御棒駆動機構等の動力信号をケーブルによって伝達する必要があるため、隔離壁の貫通部に気密性及び水密性を保持するケーブルペネトレーションが設けられている(特許文献1乃至3)。
従来のケーブルペネトレーション1の構造を図8に示す。図8において、例えば格納容器を構成する隔離壁3に設けられた貫通部2に格納容器バウンダリーを形成するスリーブ4及び端板5等からなるケーブルペネトレーション1が設けられ、その内部に複数のケーブル21が配設されるとともに、スリーブ4の両端には端子箱6a、6bが設けられている。各ケーブル21はケーブルモジュール22により端板5に気密に取り付けられ、ケーブルモジュール22の内部には樹脂が封入されている。また、スリーブ4の内部にも適宜樹脂が封入されている(特許文献1)。
このように、ケーブルペネトレーション1では、ケーブル21が挿通されたケーブルモジュール22の内部に樹脂を封入することでケーブルモジュール22の気密性を保持し、これによりケーブルペネトレーション1の気密性及び水密性を保持している。
上述した従来のケーブルペネトレーション1において、事故時に貫通部2の雰囲気温度が樹脂の融点近くまで上昇する場合、ケーブルモジュール22内に封入された樹脂又はケーブル21を被覆する樹脂層が劣化又は損傷し、ケーブルモジュール22から容器内の放射性雰囲気ガス等の有害なガスが外部に漏洩する可能性がある。しかしながら、従来のケーブルペネトレーション1ではこのケーブルモジュール22内の樹脂の劣化による漏洩を抑制する手段は講じられておらず、容器内の有害なガスが外部に漏洩する可能性があるという課題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、高温下でもケーブルモジュールの気密性及び水密性を維持し、ケーブルペネトレーションから有害なガスが漏洩するのを防止することができるケーブルモジュール及びケーブルペネトレーションを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るケーブルモジュールは、内部にケーブルが挿通される小孔を有するとともに、少なくとも一方の端部にテーパ部が形成された超弾性材からなる内部スリーブと、前記テーパ部の外周に固着された外部スリーブと、前記内部スリーブと外部スリーブの間に封入された樹脂と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るケーブルモジュールは、内部にケーブルが挿通される小孔を有するC型リング又はO型リング状の超弾性材からなる内部スリーブと、前記内部スリーブの外周に固着された外部スリーブと、前記内部スリーブと外部スリーブの間に封入された樹脂と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るケーブルモジュールは、内部にケーブルが挿通される小孔を有するとともに、傾斜状の突部が一方の面に形成された平板状の超弾性材からなる内部スリーブと、前記内部スリーブの外周に固着された外部スリーブと、前記内部スリーブと外部スリーブの間に封入された樹脂と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るケーブルペネトレーションは、隔離壁の貫通部に設置されたケーブルペネトレーションの端板に本発明のケーブルモジュールを取り付けたことを特徴とする。
本発明によれば、高温下でもケーブルモジュールの気密性及び水密性を維持し、ケーブルペネトレーションからの漏洩を防止することができる。
以下、本発明に係るケーブルモジュール及びケーブルペネトレーションの実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係るケーブルモジュールを図1乃至図3により説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係るケーブルモジュールを図1乃至図3により説明する。
(構成)
本実施形態に係るケーブルモジュール22は、内部にケーブル21が挿通される小孔24aが設けられ両端にテーパ部24bを有する内部スリーブ24と、テーパ部24bの外周に溶接等で固着された外部スリーブ25とから構成される。ケーブル21はその外周が例えばテフロン(登録商標)樹脂等からなる硬質の樹脂層26で被覆され、小孔24aの内径は、樹脂層26を含むケーブル21の外径よりも小さく設定されている。
本実施形態に係るケーブルモジュール22は、内部にケーブル21が挿通される小孔24aが設けられ両端にテーパ部24bを有する内部スリーブ24と、テーパ部24bの外周に溶接等で固着された外部スリーブ25とから構成される。ケーブル21はその外周が例えばテフロン(登録商標)樹脂等からなる硬質の樹脂層26で被覆され、小孔24aの内径は、樹脂層26を含むケーブル21の外径よりも小さく設定されている。
内部スリーブ24の材料は、弾性限界が高いか又は弾性範囲の大きい超弾性性質を有する高スプリングバック機能の超弾性材が用いられる。具体的な材料としては、例えば、チタン合金、チタン−ニッケル合金、高張力鋼板、等が用いられる。
このケーブルモジュール22を用いてケーブルペネトレーション1を組み立てる際は、先ず、端板5に装着されたケーブルモジュール22の内部スリーブ24の小孔24aを適切な治具により拡開し、ケーブル21を挿入した後、治具を取り外して、内部スリーブ24のスプリングバック機能により、内部スリーブ24とケーブル21とを密着固定する。
次に、ケーブル21と外部スリーブ25との間の間隙(各テーパ部24bとケーブルモジュール22の両端部との間の間隙)及び内部スリーブ24と外部スリーブ25との間の間隙に、例えばエポキシ樹脂等からなる樹脂23を充填封入する。なお、内部スリーブ24と外部スリーブ25の間の間隙への樹脂封入は適宜省略することができる。
(作用)
このように構成されたケーブルペネトレーション1において、通常時は、内部スリーブ24の内周部が、そのスプリングバック機能によりケーブル21又はケーブル21外周の樹脂層26に密着し、気密・水密にシールする。
このように構成されたケーブルペネトレーション1において、通常時は、内部スリーブ24の内周部が、そのスプリングバック機能によりケーブル21又はケーブル21外周の樹脂層26に密着し、気密・水密にシールする。
一方、事故時等にケーブルペネトレーション1付近の温度が上昇し、封入された樹脂23や樹脂層26が損傷・劣化し、仮に樹脂層の一部が失われるような場合、隔離壁3の一方の高圧側の雰囲気ガスが内部スリーブ24内に漏洩する。
例えば、図1の左方側が高圧雰囲気の場合、漏洩した雰囲気ガスは内部スリーブ24の右方のテーパ部24bに作用し、樹脂23又は樹脂層26をケーブル21に押しつけるように働くため、ケーブルモジュール22の気密性及び水密性を維持することができる。
一方、図1の右方側が高圧雰囲気の場合は、図1の左方のテーパ部24bが樹脂23又は樹脂層26をケーブル21に押しつけるように作用し、ケーブルモジュール22の気密性及び水密性を維持する。
また、内部スリーブ24のスプリングバック機能により、樹脂23や樹脂層26が損傷・劣化しても、ケーブル21と内部スリーブ24の密着性が維持される。
また、内部スリーブ24のスプリングバック機能により、樹脂23や樹脂層26が損傷・劣化しても、ケーブル21と内部スリーブ24の密着性が維持される。
したがって、高温下で樹脂23や樹脂層26が損傷・劣化しても、ケーブルモジュール22の気密性及び水密性は維持され、高圧側の雰囲気ガスがケーブルペネトレーション1から外部(低圧側)に放出されるのを防止することができる。
(効果)
本実施形態によれば、ケーブルペネトレーション1に、両端にテーパ部を有する高スプリングバック機能の超弾性材からなる内部スリーブ24を有するケーブルモジュール22を用いたことにより、事故時等の高温下においても、ケーブルモジュール22の気密性、水密性を維持することができる。これにより、高圧側の有害な雰囲気ガスがケーブルペネトレーション1から外部に放出されるのを防止することができる。
本実施形態によれば、ケーブルペネトレーション1に、両端にテーパ部を有する高スプリングバック機能の超弾性材からなる内部スリーブ24を有するケーブルモジュール22を用いたことにより、事故時等の高温下においても、ケーブルモジュール22の気密性、水密性を維持することができる。これにより、高圧側の有害な雰囲気ガスがケーブルペネトレーション1から外部に放出されるのを防止することができる。
(変形例)
上述した実施形態では、内部スリーブ24の両端にテーパ部24bを設けた構成としているが、原子炉格納容器のように容器の内部が高圧側で容器の外側が低圧側である場合には、図2(a)、(b)に示すように、低圧側端部(図2の右方)のみにテーパ部24aを設けるようにしてもよい。これにより、事故時等に隔離壁3の内部からの高圧雰囲気ガスがテーパ部24bに作用し、樹脂23又は樹脂層26をケーブル21に押しつけるように働くため(図2(a)の矢線a参照)、ケーブルモジュール22の気密性及び水密性を維持することができる。
また、内部スリーブ24の端部をテーパ状としたことで、組み立て時のケーブル21の挿入性を高める効果も奏する。
上述した実施形態では、内部スリーブ24の両端にテーパ部24bを設けた構成としているが、原子炉格納容器のように容器の内部が高圧側で容器の外側が低圧側である場合には、図2(a)、(b)に示すように、低圧側端部(図2の右方)のみにテーパ部24aを設けるようにしてもよい。これにより、事故時等に隔離壁3の内部からの高圧雰囲気ガスがテーパ部24bに作用し、樹脂23又は樹脂層26をケーブル21に押しつけるように働くため(図2(a)の矢線a参照)、ケーブルモジュール22の気密性及び水密性を維持することができる。
また、内部スリーブ24の端部をテーパ状としたことで、組み立て時のケーブル21の挿入性を高める効果も奏する。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係るケーブルモジュールを図3及び図4により説明する。
(構成)
本実施形態に係るケーブルモジュール22は、図3(a)、(b)に示すように、内部にケーブル21が挿通される小孔30aが設けられたC型リング状の内部スリーブ30と、内部スリーブ30の外周に溶接等で固着された外部スリーブ25と、少なくとも内部スリーブ30の高圧側に封入された樹脂23とから構成される。小孔30aの内径は、樹脂層26を含むケーブル21の外径よりも小さく設定されている。
第2の実施形態に係るケーブルモジュールを図3及び図4により説明する。
(構成)
本実施形態に係るケーブルモジュール22は、図3(a)、(b)に示すように、内部にケーブル21が挿通される小孔30aが設けられたC型リング状の内部スリーブ30と、内部スリーブ30の外周に溶接等で固着された外部スリーブ25と、少なくとも内部スリーブ30の高圧側に封入された樹脂23とから構成される。小孔30aの内径は、樹脂層26を含むケーブル21の外径よりも小さく設定されている。
C型リング状の内部スリーブ30は、断面C字状の開放内面が高圧側に向くように設置されている(図3の例では左方)。また、内部スリーブ30は第1の実施形態と同様に高スプリングバック機能の超弾性材が用いられる。
また、このケーブルモジュール22を用いてケーブルペネトレーション1を組み立てる工程は第1の実施形態と同様である。
また、このケーブルモジュール22を用いてケーブルペネトレーション1を組み立てる工程は第1の実施形態と同様である。
(作用)
事故時等の高温下において、仮に樹脂層の一部が失われるような場合に、高圧側からの高圧雰囲気が内部スリーブ30のC型リングの断面C字状の開放内面を拡げるように作用し(図3(a)の矢線a参照)、樹脂23又は樹脂層26をケーブル21及び外部スリーブ25に押しつけるように働くため、ケーブルモジュール22の気密性及び水密性を維持することができる。
さらに、内部スリーブ30のスプリングバック機能により、樹脂23や樹脂層26が損傷・劣化しても、ケーブル21と内部スリーブ30の密着性が維持される。
事故時等の高温下において、仮に樹脂層の一部が失われるような場合に、高圧側からの高圧雰囲気が内部スリーブ30のC型リングの断面C字状の開放内面を拡げるように作用し(図3(a)の矢線a参照)、樹脂23又は樹脂層26をケーブル21及び外部スリーブ25に押しつけるように働くため、ケーブルモジュール22の気密性及び水密性を維持することができる。
さらに、内部スリーブ30のスプリングバック機能により、樹脂23や樹脂層26が損傷・劣化しても、ケーブル21と内部スリーブ30の密着性が維持される。
(効果)
本実施形態によれば、ケーブルペネトレーション1に、C型リング状の超弾性材からなる内部スリーブ30を有するケーブルモジュール22を用いたことにより、事故時等の高温下においても、ケーブルモジュール22の気密性及び水密性を維持することができる。
本実施形態によれば、ケーブルペネトレーション1に、C型リング状の超弾性材からなる内部スリーブ30を有するケーブルモジュール22を用いたことにより、事故時等の高温下においても、ケーブルモジュール22の気密性及び水密性を維持することができる。
(変形例)
上記実施形態では、一つのC型リング状の内部スリーブ30に設けた例を説明したが、図4に示すように、内部スリーブ24の両端にそれぞれ設けてもよい。
上記実施形態では、一つのC型リング状の内部スリーブ30に設けた例を説明したが、図4に示すように、内部スリーブ24の両端にそれぞれ設けてもよい。
これにより、隔離壁3のどちら側が高圧になるのか想定が困難な場合に、いずれの場合でも、いずれか一方の内部スリーブ30が樹脂23又は樹脂層26をケーブル21及び外部スリーブ25に押しつけるように働くため(図4の矢線a参照)、ケーブルモジュール22の気密性及び水密性を維持することができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係るケーブルモジュールを図5により説明する。
本実施形態では、上記第2の実施形態のC型リングの代わりに、図5(a)、(b)に示すように、O型のO型リング状の内部スリーブ31を用いている。
第3の実施形態に係るケーブルモジュールを図5により説明する。
本実施形態では、上記第2の実施形態のC型リングの代わりに、図5(a)、(b)に示すように、O型のO型リング状の内部スリーブ31を用いている。
事故時等の高温下において、内部スリーブ31内に漏洩した高圧の雰囲気ガスは内部スリーブ31のO型リングの曲面に作用し(図5(b)の矢線a参照)、樹脂23又は樹脂層26をケーブル21に押しつけるように働くため、ケーブルモジュール22の気密性及び水密性を維持することが可能となる。
なお、このO型リング状の内部スリーブ31を複数設けてもよいことはもちろんである。
なお、このO型リング状の内部スリーブ31を複数設けてもよいことはもちろんである。
[第4の実施形態]
第4の実施形態に係るケーブルモジュールを図6及び図7により説明する。
(構成)
本実施形態に係るケーブルモジュール22は、図6(a)、(b)に示すように、内部にケーブル21が挿通される小孔32aが設けられた突部32bを有する円板状の内部スリーブ32と、内部スリーブ32外周に溶接等で固着された外部スリーブ25と、から構成される。また、突部32bの外面はケーブルモジュールの端部に向かって傾斜するように形成されている。また、小孔32aの内径は、樹脂層26を含むケーブル21の外径よりも小さく設定されている。
第4の実施形態に係るケーブルモジュールを図6及び図7により説明する。
(構成)
本実施形態に係るケーブルモジュール22は、図6(a)、(b)に示すように、内部にケーブル21が挿通される小孔32aが設けられた突部32bを有する円板状の内部スリーブ32と、内部スリーブ32外周に溶接等で固着された外部スリーブ25と、から構成される。また、突部32bの外面はケーブルモジュールの端部に向かって傾斜するように形成されている。また、小孔32aの内径は、樹脂層26を含むケーブル21の外径よりも小さく設定されている。
また、この突部32bを円盤状の内部スリーブ32は、上記実施形態と同様に高スプリングバック機能の超弾性材が用いられる。なお、突部32bは、図6(a)、(b)に示すように、複数設けてもよいが、一つでもよいことはもちろんである。
このケーブルモジュール22を装着してケーブルペネトレーション1を組み立てる工程は第1の実施形態と同様である。
このケーブルモジュール22を装着してケーブルペネトレーション1を組み立てる工程は第1の実施形態と同様である。
(作用)
事故時等の高温下において、仮に樹脂層26の一部が失われるような場合に、隔離壁3の内部からの高圧雰囲気ガスが突部32bの傾斜面に作用し、樹脂23又は樹脂層26をケーブル21に押しつけるように働くため(図6(a)の矢線a参照)、ケーブル21の気密性及び水密性を維持することができる。
さらに、内部スリーブ32のスプリングバック機能により、樹脂23や樹脂層26が損傷・劣化しても、ケーブル21と内部スリーブ32の密着性が維持される。
事故時等の高温下において、仮に樹脂層26の一部が失われるような場合に、隔離壁3の内部からの高圧雰囲気ガスが突部32bの傾斜面に作用し、樹脂23又は樹脂層26をケーブル21に押しつけるように働くため(図6(a)の矢線a参照)、ケーブル21の気密性及び水密性を維持することができる。
さらに、内部スリーブ32のスプリングバック機能により、樹脂23や樹脂層26が損傷・劣化しても、ケーブル21と内部スリーブ32の密着性が維持される。
(効果)
本実施形態によれば、ケーブルペネトレーション1に、傾斜面を有する突部32bを備えた超弾性材からなる内部スリーブ32を有するケーブルモジュール22を用いたことにより、事故時等の高温下においても、ケーブルモジュール22の気密性、水密性を維持することができる。
本実施形態によれば、ケーブルペネトレーション1に、傾斜面を有する突部32bを備えた超弾性材からなる内部スリーブ32を有するケーブルモジュール22を用いたことにより、事故時等の高温下においても、ケーブルモジュール22の気密性、水密性を維持することができる。
(変形例)
上記実施形態ではケーブルモジュール22に一つの内部スリーブ32を設けた例を説明したが、図7に示すように複数設けてもよい。その際、各内部スリーブ32の突部32bはそれぞれ外方に向くように設けられる。
上記実施形態ではケーブルモジュール22に一つの内部スリーブ32を設けた例を説明したが、図7に示すように複数設けてもよい。その際、各内部スリーブ32の突部32bはそれぞれ外方に向くように設けられる。
これにより、隔離壁3のどちら側が高圧になるのか想定が困難な場合に、いずれの場合でも、いずれか一方の内部スリーブ32の突部32bが樹脂層26又は樹脂23をケーブル21に押しつけるように働くため(図7(a)の矢線a参照)、ケーブルモジュール22の気密性、水密性を維持することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、組み合わせ、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ケーブルペネトレーション、2…貫通部、3…隔離壁、4…スリーブ、5…端板、6a,6b…端子箱、21…ケーブル、22…ケーブルモジュール、23…樹脂、24…内部スリーブ、24a…小孔、24b…テーパ部、25…外部スリーブ、26…樹脂層、30,31,32…内部スリーブ、30a,31a,32a…小孔、32b…突部。
Claims (7)
- 内部にケーブルが挿通される小孔を有するとともに、少なくとも一方の端部にテーパ部が形成された超弾性材からなる内部スリーブと、前記テーパ部の外周に固着された外部スリーブと、前記内部スリーブと外部スリーブの間に封入された樹脂と、を有することを特徴とするケーブルモジュール。
- 前記テーパ部と前記ケーブルモジュールの端部との間に樹脂を封入したことを特徴とする請求項1記載のケーブルモジュール。
- 内部にケーブルが挿通される小孔を有するC型リング又はO型リング状の超弾性材からなる内部スリーブと、前記内部スリーブの外周に固着された外部スリーブと、前記内部スリーブと外部スリーブの間に封入された樹脂と、を有することを特徴とするケーブルモジュール。
- 内部にケーブルが挿通される小孔を有するとともに、傾斜状の突部が一方の面に形成された平板状の超弾性材からなる内部スリーブと、前記内部スリーブの外周に固着された外部スリーブと、前記内部スリーブと外部スリーブの間に封入された樹脂と、を有することを特徴とするケーブルモジュール。
- 前記内部スリーブと前記ケーブルモジュールの端部との間に樹脂を封入したことを特徴とする請求項3又は4記載のケーブルモジュール
- 前記内部スリーブの内径は前記ケーブルの外径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至5いずれか1項に記載のケーブルモジュール。
- 隔離壁の貫通部に設置されたケーブルペネトレーションの端板に請求項1乃至6いずれか1項に記載のケーブルモジュールを取り付けたことを特徴とするケーブルペネトレーション。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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---|---|---|---|---|
CN104901249A (zh) * | 2015-05-21 | 2015-09-09 | 国家电网公司 | 电缆孔洞封堵器 |
KR20220032402A (ko) * | 2020-09-07 | 2022-03-15 | (주)아이벡스메디칼시스템즈 | 산소포화도 측정용 광케이블 페네트레이터 장치 및 시스템 |
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KR20220032402A (ko) * | 2020-09-07 | 2022-03-15 | (주)아이벡스메디칼시스템즈 | 산소포화도 측정용 광케이블 페네트레이터 장치 및 시스템 |
KR102509685B1 (ko) | 2020-09-07 | 2023-03-14 | (주)아이벡스메디칼시스템즈 | 산소포화도 측정용 광케이블 페네트레이터 장치 및 시스템 |
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