JP2014112598A - プリント配線基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】噴流半田付けによる実装時における溶融半田の流れを制御するとともに溶融半田の戻りを抑制することにより半田ブリッジの形成を抑制することができ、かつ、生産性を向上させることができるプリント配線基板を提供する。
【解決手段】プリント配線基板1は、一対の前方半田付けランド群2と、一対の後方半田付けランド群3と、一対の側方半田引きランド4と、一対の後方半田引きランド5とを備える。側方半田引きランド4および後方半田引きランド5は、細線導体部7,9a,9bと半田溜まり導体部8,10とを有する。細線導体部7および細線導体部9a,9bは、前方半田付けランド群2または後方半田付けランド群3の配列方向に直交する方向に対して交差して延在する。半田溜まり導体部8,10は、細線導体部7,9a,9bの後方側に位置し、細線導体部7,9a,9bよりも幅が広くかつ面積が大きい。
【選択図】図1
【解決手段】プリント配線基板1は、一対の前方半田付けランド群2と、一対の後方半田付けランド群3と、一対の側方半田引きランド4と、一対の後方半田引きランド5とを備える。側方半田引きランド4および後方半田引きランド5は、細線導体部7,9a,9bと半田溜まり導体部8,10とを有する。細線導体部7および細線導体部9a,9bは、前方半田付けランド群2または後方半田付けランド群3の配列方向に直交する方向に対して交差して延在する。半田溜まり導体部8,10は、細線導体部7,9a,9bの後方側に位置し、細線導体部7,9a,9bよりも幅が広くかつ面積が大きい。
【選択図】図1
Description
本発明は、プリント配線基板に関し、特に、噴流半田付けによって4方向リードフラットパッケージICに代表される表面実装型電子部品が実装されるプリント配線基板に関する。
近年、通信機器、電子機器、空気調和機等の小型化および軽量化に伴い、これらに具備されるプリント配線基板においても小型化および軽量化が要求されている。プリント配線基板には、表面実装型電子部品としての4方向リードフラットパッケージICが搭載されている場合が多く、当該4方向リードフラットパッケージICにおいても小型化、狭ピッチ化が要求されており、さらなる高密度実装化が求められている。
このように小型化、狭ピッチ化が要求される4方向リードフラットパッケージICにあっては、リード間の距離が非常に狭くなるため、プリント配線基板への実装時に半田ブリッジが形成されることでリード間が短絡してしまう問題があった。
ここで、一般的に、4方向リードフラットパッケージICは、噴流半田付けによってプリント配線基板に実装される。当該噴流半田付けによって4方向リードフラットパッケージ1Cが実装されるプリント配線基板において、上述した半田ブリッジの形成の抑制が図られたものとして、特開2007−141913号公報(特許文献1)や特開2006−32696号公報(特許文献2)に開示のものがある。
特許文献1には、一対の前方半田付けランド群と、一対の後方半田付けランド群と、前方半田付けランド群と後方の半田付けランド群との間に形成された複数の側方半田引きランドと、一対の後方半田付けランド群の後方に形成された後方半田引きランドとを備え、一対の後方半田付けランド群の後方に設けられた後方半田引きランドが、半田付け進行方向に対して後方に凸部を有する湾曲状に形成されたプリント配線基板が開示されている。
また、特許文献2には、一対の前方半田付けランド群と、一対の後方半田付けランド群と、一対の後方半田付けランド群のそれぞれに対応して設けられた複数の後方半田引きランドとを備え、後方半田引きランドの半田付け進行方向となる長さが、一対の前方半田付けランド群および一対の後方半田付けランド群を構成するランドの長手方向の長さの2√2倍以上5倍以下となるように形成されたプリント配線基板が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載のプリント配線基板では、実装時において、一対の後方半田付けランド群の両方から流れてくる溶融半田が、後方半田引きランドの凸部に引きこまれることにより、互いに衝突する問題がある。この結果、溶融半田の流れが乱れ、後方半田付けランド群において半田ブリッジが形成される場合がある。
また、特許文献1に記載のプリント配線基板においては、側方半田引きランドが複数形成されているが、それぞれのランドの幅が略同一に形成されているため、余剰の溶融半田が隣接する側方半田引きランド間を容易に移動することができ、それぞれの配置を変更するのみでは余剰の溶融半田を側方半田引きランド上に溜めることが困難となる。この結果、余剰の溶融半田が前方半田付けランド群側に戻ってしまい、前方半田付けランド群側において半田ブリッジが形成される場合が生じる。
一方、特許文献2に記載のプリント配線基板では、後方半田引きランドの形状が大きいため後方半田引きランド上に溜められる溶融半田の量が多くなり、噴流半田付けが終了した際に溶融半田の表面張力によって後方半田引きランド上の溶融半田が後方半田付けランド群側に戻ってしまい、後方半田付けランド群において半田ブリッジが形成される場合が生じる。
以上のように、半田ブリッジが形成された場合には、4方向リードフラットパッケージICのリード間における短絡箇所を修正する必要が生じ、プリント配線基板の生産性が著しく低下してしまう。したがって、半田ブリッジの抑制させるために、側方半田付けランドもしくは後方半田付けランドの構成に関して未だ改善の余地がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、噴流半田付けによる実装時における溶融半田の流れを制御するとともに溶融半田の戻りを抑制することにより半田ブリッジの形成を抑制することができ、かつ、生産性を向上させることができるプリント配線基板を提供することにある。
上記本発明に基づくプリント配線基板は、1つの局面において、噴流半田上を移動させつつ4方向リードフラッドパッケージICが実装されるものである。上記本発明に基づくプリント配線基板は、実装の際の上記プリント配線基板の進行方向における互いの後方が遠ざかるように傾斜して並んで配列され、各々が複数の半田付けランドを含む一対の前方半田付けランド群と、上記進行方向における上記前方半田付けランド群の後方側に位置し、上記進行方向における互いの後方が近づくように傾斜して並んで配列され、各々が複数の半田付けランドを含む一対の後方半田付けランド群と、上記進行方向における上記前方半田付けランド群に隣り合う後方側の位置、もしくは、上記進行方向における上記後方半田付けランド群に隣り合う後方側の位置のうち少なくともいずれかに設けられた半田引きランドとを備える。上記半田引きランドは、細線導体部と半田溜まり導体部とを有し、上記細線導体部は、上記細線導体部に隣り合う上記前方半田付けランド群または上記後方半田付けランド群の配列方向に直交する方向に対して交差して延在する。上記半田溜まり導体部は、上記進行方向における上記細線導体部の後方側に位置し、上記細線導体部よりも幅が広くかつ面積が大きい。
ここで上記4方向リードフラットパッケージICとは、略矩形形状を有する電子部品パッケージの本体部の各辺から4方向に接続端子を配列させてなるものであり、本体部が必ずしも4隅に頂点を有する矩形形状に限定されるものではなく、4隅に切欠きが設けられていてもよく、4隅が円弧状に構成されていてもよい。
上記本発明に基づくプリント配線基板にあっては、上記細線導体部は、上記半田溜まり導体部と接続することが好ましい。
上記本発明に基づくプリント配線基板にあっては、上記細線導体部は、上記細線導体部に隣り合う上記前方半田付けランド群または上記後方半田付けランド群の前記進行方向における後尾の半田付けランドと接続することが好ましい。
上記本発明に基づくプリント配線基板にあっては、上記半田引きランドが、上記進行方向における上記前方半田付けランド群に隣り合う後方側の位置に設けられた側方半田引きランドを含むことが好ましい。上記側方半田引きランドが有する細線導体部は、当該細線導体部に隣り合う上記前方半田付けランド群の配列方向に沿って延在することが好ましい。
上記本発明に基づくプリント配線基板にあっては、上記側方半田引きランドは、複数の細線導体部を有することが好ましく、上記側方半田引きランドが有する複数の細線導体部は、上記前方半田付けランド群の配列方向と直交する方向に並ぶことが好ましい。
上記本発明に基づくプリント配線基板にあっては、上記半田引きランドが、上記進行方向における上記後方半田付けランド群に隣り合う後方側の位置に設けられた後方半田引きランドを含むことが好ましい。上記後方半田引きランドが有する細線導体部は、上記進行方向に沿って延在することが好ましい。
上記本発明に基づくプリント配線基板にあっては、上記後方半田引きランドは、複数の細線導体部を有することが好ましく、上記後方半田引きランドが有する複数の細線導体部は、上記進行方向と直交する方向に並ぶことが好ましい。
上記本発明に基づくプリント配線基板は、他の局面において、噴流半田上を移動させつつ表面実装型電子部品が実装されるものである。上記本発明に基づくプリント配線基板は、実装の際の上記プリント配線基板の進行方向に対して傾斜して並んで配列され、複数の半田付けランドを含む半田付けランド群と、上記進行方向における上記半田付けランド群に隣り合う後方側の位置に設けられた半田引きランドとを備える。上記半田引きランドは、細線導体部と半田溜まり導体部とを有し、上記細線導体部は、上記細線導体部に隣り合う上記半田付けランド群の配列方向に直交する方向に対して交差して延在し、上記半田溜まり導体部は、上記進行方向における上記細線導体部の後方側に位置し、上記細線導体部よりも幅が広くかつ面積が大きい。
本発明によれば、噴流半田付けによる実装時における溶融半田の流れを制御するとともに溶融半田の戻りを抑制することにより半田ブリッジの形成を抑制することができ、かつ、生産性を向上させることができるプリント配線基板を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
また、以下の説明において使用する「前方」とは、噴流半田付けによる実装時のプリント配線基板の進行方向における上流側を意味し、「後方」とは、当該進行方向における下流側を意味示する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るプリント配線基板の概略平面図である。図2は、図1に示す4方向リードフラットパッケージICをプリント基板に実装する際の概略図である。図1および図2を参照して、本実施の形態に係るプリント配線基板1について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るプリント配線基板の概略平面図である。図2は、図1に示す4方向リードフラットパッケージICをプリント基板に実装する際の概略図である。図1および図2を参照して、本実施の形態に係るプリント配線基板1について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るプリント配線基板1は、電子部品パッケージとしての4方向リードフラットパッケージIC6と、4方向リードフラットパッケージIC6のリード(不図示)に対応するように形成され、各々が複数の半田付けランドを含む一対の前方半田付けランド群2および一対の後方半田付けランド群3と、半田引きランドとして、一対の前方半田付けランド群2と一対の後方半田付けランド群3との間にそれぞれ設けられた一対の側方半田引きランド4と、一対の後方半田付けランド群3のそれぞれに対応して設けられた一対の後方半田引きランド5とを備える。
図2に示すように、4方向リードフラットパッケージIC6をプリント基板に実装する際においては、予め4方向リードフラットパッケージIC6の接着面がプリント配線基板1の一方側の主表面に対向するように、4方向リードフラットパッケージIC6がプリント配線基板1上に配置される。次に、この状態でプリント配線基板1の当該主表面が半田付け装置の噴流孔12から噴流する溶融半田11(噴流半田)に接触するように、噴流半田上をプリント配線基板1が進行方向(図中矢印A)に移動することにより、4方向リードフラットパッケージIC6がプリント配線基板1に実装される。
図1に示すように、4方向リードフラットパッケージIC6は、平面視矩形形状を有し、4方向リードフラットパッケージIC6の1つの頂点が実装時における進行方向(図中矢印A)の先頭に位置するようにプリント配線基板1に配置される。
一対の前方半田付けランド群2は、進行方向(図中矢印A)における互いの後方が遠ざかるように傾斜して並んで配列されており、一対の後方半田付けランド群3は、進行方向(図中矢印A)における互いの後方が近づくように傾斜して並んで配列されている。たとえば、一対の前方半田付けランド群2および一対の後方半田付けランド群3のそれぞれの配列方向は、進行方向(図中矢印A)に対して45°傾斜している。
一対の側方半田引きランド4のそれぞれは、進行方向(図中矢印A)における前方半田付けランド群2の後方側の位置に設けられ、2本の細線導体部7と1つの半田溜まり導体部8とを有する。細線導体部7は、細線導体部7に隣り合う前方半田付けランド群2の配列方向に直交する方向に対して交差して延在し、当該配列方向に交差する方向に並んで配置されている。たとえば、細線導体部7の延在方向は、前方半田付けランド群2の配列方向に平行であり、細線導体部7は、当該配列方向に直交する方向に並んで配置されている。
半田溜まり導体部8は、進行方向(図中矢印A)における細線導体部7の後方側の位置に設けられ、細線導体部7よりも幅が広くかつ面積が大きい。また、半田溜まり導体部8は、五角形形状を有し、たとえば前方半田付けランド群2の配列方向に平行な1組の対辺とおよび当該配列方向に垂直な1組の対辺を含む矩形形状と、当該矩形形状における配列方向に垂直な辺を底辺とし細線導体部7に対して前方半田付けランド群2の反対側に頂点を含む三角形形状とが一体化した五角形形状を有する(図3参照)。
一対の後方半田引きランド5のそれぞれは、進行方向(図中矢印A)における後方半田付けランド群3に隣り合う後方側の位置に設けられ、2本の細線導体部9a,9bと1つの半田溜まり導体部10とを有する。細線導体部9a,9bは、細線導体部9a,9bに隣接する後方半田付けランド群3の配列方向に直交する方向に対して交差して延在し、実装時のプリント配線基板の進行方向(図中矢印A)と交差する方向に並んで配置されている。たとえば、細線導体部9a,9bの延在方向は、進行方向(図中矢印A)に平行であり、細線導体部9a,9bは進行方向(図中矢印A)に直交する方向に並んで配置されている。
半田溜まり導体部10は、細線導体部9a,9bが延在する方向において細線導体部9a,9bの後方側の位置に設けられ、細線導体部7よりも幅が広くかつ面積が大きい。半田溜まり導体部8は、五角形形状を有し、たとえば実装時のプリント配線基板1の進行方向に垂直な1組の対辺と進行方向に平行な1組の対辺とを含む矩形形状と、当該矩形形状における進行方向に垂直な辺を底辺とし進行方向の後方側に頂点を有する三角形形状とが一体化した五角形形状を有する(図4参照)。
図3は、図1中のIII線に囲まれる領域を拡大して示す図である。図4は、図1中のIV線に囲まれる領域を拡大して示す図である。図3および図4を参照して、前方半田付けランド群2、側方半田引きランド4、後方半田付けランド群3および後方半田引きランド5の寸法等の一例について説明する。
図3に示すように、たとえば、前方半田付けランド群2におけるランドの幅W1寸法は、0.35mmであり、当該ランドのピッチP1寸法は、0.65mmであり、ランドの長さL1は、3.5mmとなるように構成される。この場合において、側方半田引きランド4における細線導体部7の幅W2寸法は、0.3mm以下であることが好ましく、細線導体部7のピッP2寸法は、0.3mm以下であることが好ましく、細線導体部7の長さL2は、0.5mm以上2.0mm以下であることが好ましい。また、半田溜まり導体部8においては、たとえば幅W3寸法が0.6mmより大きいことが好ましく、長さL3が1.0mmより大きいことが好ましい。
なお、前方半田付けランド群2における後尾の半田付けランド2bと細線導体部7との間の間隔は、前方半田付けランド群2におけるランド間の間隔と同程度とすることにより、前方半田付けランド群2から細線導体部7に溶融半田が引き込まれやすくなる。また、細線導体部7と半田溜まり導体部8との間の間隔も同様に、前方半田付けランド群2におけるランド間の間隔と同程度とすることにより、細線導体部7から半田溜まり導体部8に溶融半田が引き込まれやすくなる。
したがって、2本の細線導体部7におけるそれぞれの先端部と前方半田付けランド群2の後尾の半田付けランド2bとの間の間隔が同一なることが好ましく、2本の細線導体部7におけるそれぞれの後端部と半田溜まり導体部8との間の間隔が同一となることが好ましい。
図4に示すように、たとえば、後方半田付けランド群3におけるランドの幅W4寸法は、0.35mmであり、当該ランドのピッチP4寸法は、0.65mmであり、ランドの長さL4は、3.5mmとなるように構成される。この場合において、後方半田引きランド5における細線導体部9a,9bの幅W5寸法は、0.3mm以下であることが好ましく、細線導体部9a,9bのピッチP5寸法は、0.3mm以下であることが好ましく、細線導体部9a,9bの長さL5は、0.5mm以上2.0mm以下であることが好ましい。また、半田溜まり導体部10においては、たとえば幅W6寸法が0.6mmより大きいことが好ましく、長さL6が1.0mmより大きいことが好ましい。
なお、後方半田付けランド群3の進行方向における後尾の半田付けランド2bと細線導体部9a,9bとの間の間隔は、後方半田付けランド群3におけるランド間の間隔と同程度とすることにより、後方半田付けランド群3から細線導体部9a,9bに溶融半田が引き込まれやすくなる。また、細線導体部9a,9bと半田溜まり導体部10との間の間隔も同様に、後方半田付けランド群3におけるランド間の間隔と同程度とすることにより、細線導体部9a,9bから半田溜まり導体部10に溶融半田が引き込まれやすくなる。
したがって、細線導体部9a,9bの先端部と後方半田付けランド群3の後尾の半田付けランド3bとの間の間隔が同一なることが好ましく、細線導体部9a,9bの後端部と半田溜まり導体部10との間の間隔が同一となることが好ましい。たとえば、細線導体部9a,9bが実装時におけるプリント配線基板1の進行方向に平行に延在する場合には、4方向リードフラットパッケージIC6の角部側に位置する細線導体部9bの長さが細線導体部9aの長さよりも長くなることが好ましい。
次に、図1を参照して、実装時におけるプリント配線基板1の主表面上における溶融半田の流れについて説明する。
図1中において矢印で示すように、まず、実装時において、溶融半田は、前方半田付けランド群2の配列方向に沿って(前方半田付けランド群2の先頭の半田付けランド2aから後尾の半田付けランド2bに向かって)流れる。次に、前方半田付けランド群2の後方に位置する溶融半田が、細線導体部7を介して半田溜まり導体部8に引き込まれる。この際、細線導体部7は、溶融半田を前方半田付けランド群2の配列方向に沿って移動させることとなり、側方半田引きランド4において、溶融半田の流れを整流化できる。
続いて、半田溜まり導体部8は、前方半田付けランド群2から引き込んだ溶融半田の一部を後方半田付けランド群3に流す。このとき、半田溜まり導体部8は、後方半田付けランド群3に向かって延在する部位を有するため、溶融半田を後方半田付けランド群3に円滑に移動させることができる。
次に、プリント配線基板1の移動が進行することにより、半田付け装置の噴流孔から噴流される溶融半田が半田溜まり導体部8から離れることとなる。このときの溶融半田の表面張力により、一度半田溜まり導体部8に引き込まれた溶融半田が前方半田付けランド群2に戻ろうとする。
ここで、本実施の形態に係るプリント配線基板1においては、半田溜まり導体部8の前方に位置する細線導体部7は、半田溜まり導体部8よりも幅が狭く、かつ、面積が小さいため、細線導体部7の濡れ性は、半田溜まり導体部8の濡れ性よりも低くなっている。このような濡れ性の差により、半田溜まり導体部8に引き込まれた溶融半田が前方半田付けランド群2に戻ろうとする力が抑制されるため、前方半田付けランド群2において半田ブリッジの形成を抑制することができる。
続いて、溶融半田は、後方半田付けランド群3の配列方向に沿って(後方半田付けランド群3の先頭の半田付けランド3aから後尾の半田付けランド2bに向かって)流れる。次に、後方半田付けランド群3の後方に位置する溶融半田が、細線導体部9a,9bを介して半田溜まり導体部10に引き込まれる。この際、細線導体部9a,9bのそれぞれは、後方半田付けランド群3から流れてくる溶融半田のそれぞれをプリント配線基板の進行方向に沿って移動させることとなり、後方半田引きランド5において、溶融半田の流れを整流化できる。これにより、一対の後方半田付けランド群3の両方から流れてくる溶融半田が衝突することを防止でき、溶融半田の流れが乱れることを防止できるため、溶融半田が後方半田付けランド群3に向かって流れることを抑制することができる。
次に、プリント配線基板1の移動が進行することにより、半田付け装置の噴流孔から噴流される溶融半田が半田溜まり導体部10から離れることとなる。このときの溶融半田の表面張力により、一度半田溜まり導体部10に引き込まれた溶融半田が後方半田付けランド群3に戻ろうとする。
ここで、本実施の形態に係るプリント配線基板1においては、半田溜まり導体部10の前方に位置する細線導体部9a,9bは、半田溜まり導体部10よりも幅が狭く、かつ、面積が小さいため、細線導体部9a,9bの濡れ性は、半田溜まり導体部10の濡れ性よりも低くなっている。このような濡れ性の差により、半田溜まり導体部10に引き込まれた溶融半田が後方半田付けランド群3に戻ろうとする力が抑制される。これらの結果、後方半田付けランド群3において半田ブリッジの形成を抑制することができる。
以上のように、本実施の形態に係る構成とすることにより、細線導体部7および細線導体部9a,9bは、溶融半田の流れを乱すことなく半田溜まり導体部8および半田溜まり導体部10に溶融半田を引き込むことができるとともに、引き込まれた溶融半田が前方半田付けランド群2および後方半田付けランド群3に戻ることを防止することができる。これらの結果、本実施の形態に係るプリント配線基板1にあっては、半田ブリッジの形成を抑制することができ、半田ブリッジによる短絡箇所の修正を大幅に削減できるため生産性を向上させることができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係るプリント配線基板の概略平面図である。図5を参照して、本実施の形態に係るプリント配線基板1Aについて説明する。
図5は、本発明の実施の形態2に係るプリント配線基板の概略平面図である。図5を参照して、本実施の形態に係るプリント配線基板1Aについて説明する。
図5に示すように本発明の実施の形態2に係るプリント配線基板1Aは、実施の形態1に係るプリント配線基板1と比較した場合に、側方半田引きランド4Aにおける半田溜まり導体部8および後方半田引きランド5Aにおける半田溜まり導体部10の形状が相違する。
本実施の形態に係るプリント配線基板1Aにおいては、半田溜まり導体部8,10は、矩形形状を有する。半田溜まり導体部8は、たとえば前方半田付けランド群2の配列方向に平行な1組の対辺とおよび当該配列方向に垂直な1組の対辺を含む矩形形状を有する。半田溜まり導体部10は、たとえば実装時のプリント配線基板1の進行方向に垂直な1組の対辺と進行方向に平行な1組の対辺とを含む矩形形状を有する。
このような構成においても本実施の形態に係るプリント配線基板1Aは、実施の形態1に係るプリント配線基板1とほぼ同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3に係るプリント配線基板の概略平面図である。図6を参照して、本実施の形態に係るプリント配線基板1Bについて説明する。
図6は、本発明の実施の形態3に係るプリント配線基板の概略平面図である。図6を参照して、本実施の形態に係るプリント配線基板1Bについて説明する。
図6に示すように、本実施の形態に係るプリント配線基板1Bは、実施の形態1に係るプリント配線基板1と比較した場合に、側方半田引きランド4Bにおける半田溜まり導体部8の形状が相違し、主として細線導体部の本数が相違する。
本実施の形態に係るプリント配線基板1Bにおいては、半田溜まり導体部8は、たとえば前方半田付けランド群2の配列方向に平行な1組の対辺とおよび当該配列方向に垂直な1組の対辺を含む矩形形状を有する。また、側方半田引きランド4Bが3本の細線導体部7を有し、後方半田引きランド5Bが3本の細線導体部9a,9b,9cを有する。
3本の細線導体部7は、前方半田付けランド群2の配列方向に平行な方向に延在し、当該配列方向に直交する方向に並んで配置されている。また、細線導体部9a,9b,9cは、実装時のプリント配線基板の進行方向に平行な方向に延在し、当該進行方向に直交する方向に並んで配置されている。
細線導体部9a,9b,9cの先端部は、当該進行方向に交差する直線上に並ぶように位置し、細線導体部9a,9b,9cの先端部と後方半田付けランド群3の後尾の半田付けランド3bとの間の間隔は略同一である。また、細線導体部9a,9b,9cの後端部と半田溜まり導体部10との間の間隔も略同一である。このとき、4方向リードフラットパッケージIC6の角部側から順に細線導体部の長さが短くなるように細線導体部9a,9b,9cが構成される。すなわち、当該角部側に位置する細線導体部9cの長さは、細線導体部9cと細線導体部9aの略中央に位置する細線導体部9bの長さよりも長く、細線導体部9bの長さは、4方向リードフラットパッケージIC6の角部側から離れた細線導体部9aの長さよりも長い。
このような構成においては、側方半田引きランド4Bにおける細線導体部7の本数および後方半田引きランド5Bにおける細線導体部9a,9b,9cの本数が増加することにより、細線導体部7および細線導体部9a,9b,9cの総面積が増加することで濡れ性が向上し、前方半田付けランド群2および後方半田付けランド群3から半田溜まり導体部8および半田溜まり導体部10への引き込みがより容易になるとともにさらに溶融半田の整流化を図ることができる。一方、個々の細線導体部7および細線導体部9a,9b,9cの濡れ性は、半田溜まり導体部8および半田溜まり導体部10に比べて低いため、半田溜まり導体部8および半田溜まり導体部10からの溶融半田の戻りは抑制される。
したがって、本実施の形態に係るプリント配線基板1Bにあっては、実施の形態1に係るプリント配線基板1とほぼ同様の効果が得られるとともに、前方半田付けランド群2および後方半田付けランド群3での半田ブリッジの形成をさらに抑制することができる。
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4に係るプリント配線基板の概略平面図である。図7を参照して、本実施の形態に係るプリント配線基板1Cについて説明する。
図7は、本発明の実施の形態4に係るプリント配線基板の概略平面図である。図7を参照して、本実施の形態に係るプリント配線基板1Cについて説明する。
図7に示すように、本実施の形態に係るプリント配線基板1Cは、実施の形態1に係るプリント配線基板1と比較した場合に、側方半田引きランド4Cにおける半田溜まり導体部8の形状が矩形形状である点において相違し、主として側方半田引きランド4Cにおいて細線導体部7が半田溜まり導体部8に接続している点および後方半田引きランド5Cにおいて細線導体部9a,9bが半田溜まり導体部10に接続している点において相違する。
このような構成においては、側方半田引きランド4Cにおける細線導体部7が半田溜まり導体部8と接続することによって、溶融半田は、低い表面張力により細線導体部7から半田溜まり導体部8に移動することができる。この際、溶融半田は、細線導体部7の延在方向に沿って移動する。この結果、溶融半田を半田溜まり導体部8に容易に引き込むことができるとともに溶融半田の整流化を図ることができる。
また、後方半田引きランド5Cにおいても細線導体部9a,9bが半田溜まり導体部10と接続することによって、溶融半田は、低い表面張力により細線導体部9a,9bから半田溜まり導体部10に移動することができる。この際、溶融半田は、細線導体部9a,9bの延在方向に沿って移動する。この結果、溶融半田を半田溜まり導体部10に容易に引き込むことができるとともに溶融半田の整流化を図ることができる。
したがって、本実施の形態に係るプリント配線基板1Cにあっては、実施の形態1に係るプリント配線基板1とほぼ同様の効果が得られるとともに、前方半田付けランド群2および後方半田付けランド群3での半田ブリッジの形成をさらに抑制することができる。
(実施の形態5)
図8は、本発明の実施の形態5に係るプリント配線基板の概略平面図である。図8を参照して、本実施の形態に係るプリント配線基板1Dについて説明する。
図8は、本発明の実施の形態5に係るプリント配線基板の概略平面図である。図8を参照して、本実施の形態に係るプリント配線基板1Dについて説明する。
図8に示すように、本実施の形態に係るプリント配線基板1Dは、実施の形態1に係るプリント配線基板1と比較した場合に、側方半田引きランド4Dにおける半田溜まり導体部8の形状が矩形形状である点において相違し、主として側方半田引きランド4Dにおける細線導体部7が前方半田付けランド群2の後尾の半田付けランド2bに接続している点および後方半田引きランド5Dにおける細線導体部9a,9bが後方半田付けランド群3の後尾の半田付けランド3bに接続している点において相違する。
このような構成においては、側方半田引きランド4Dにおける細線導体部7が前方半田付けランド群2の後尾の半田付けランド2bに接続することによって、溶融半田は、低い表面張力により前方半田付けランド群2から細線導体部7に移動できる。この際、溶融半田は、細線導体部7の延在方向に沿って移動する。この結果、溶融半田を半田溜まり導体部8に容易に引き込むことができるとともに溶融半田の整流化を図ることができる。
また、後方半田引きランド5Dにおける細線導体部9a,9bが後方半田付けランド群3の後尾の半田付けランド3bに接続することによって、溶融半田は、低い表面張力により後方半田付けランド群3から細線導体部9a,9bに移動できる。この際、溶融半田は、細線導体部9a,9bの延在方向に沿って移動する。この結果、溶融半田を半田溜まり導体部10に容易に引き込むことができるとともに溶融半田の整流化を図ることができる。
したがって、本実施の形態に係るプリント配線基板1Dにあっては、実施の形態1に係るプリント配線基板1とほぼ同様の効果が得られるとともに、前方半田付けランド群2および後方半田付けランド群3での半田ブリッジの形成をさらに抑制することができる。
(実施の形態6)
図9は、本発明の実施の形態7に係るプリント配線基板の概略平面図である。図9を参照して、本実施の形態に係るプリント配線基板1Eについて説明する。
図9は、本発明の実施の形態7に係るプリント配線基板の概略平面図である。図9を参照して、本実施の形態に係るプリント配線基板1Eについて説明する。
図9に示すように、本実施の形態に係るプリント配線基板1Eは、実施の形態1に係るプリント配線基板1と比較した場合に、側方半田引きランド4Eにおける半田溜まり導体部8の形状が矩形形状である点において相違し、主として側方半田引きランド4Eにおける細線導体部7が、前方半田付けランド群2の後尾の半田付けランド2bおよび半田溜まり導体部8に接続する点および後方半田引きランド5Eにおける細線導体部9a,9bが後方半田付けランド群3の後尾の半田付けランド3bおよび半田溜まり導体部10に接続する点において相違する。
このような構成においては、側方半田引きランド4Eにおける細線導体部7が、前方半田付けランド群2の後尾の半田付けランド2bおよび半田溜まり導体部8に接続することによって、溶融半田は、低い表面張力により前方半田付けランド群2から細線導体部7に移動でき、細線導体部7に移動した溶融半田は、低い表面張力により半田溜まり導体部8に移動できることになる。この際、溶融半田は、細線導体部7の延在方向に沿って移動する。この結果、溶融半田を容易に半田溜まり導体部10に引き込むことができるとともに溶融半田の整流化を図ることができる。
また、後方半田引きランド5Eにおける細線導体部9a,9bが後方半田付けランド群3の後尾の半田付けランド3bおよび半田溜まり導体部10に接続することによって、溶融半田は、低い表面張力により後方半田付けランド群3から細線導体部9a,9bに移動でき、細線導体部9a,9bに移動した溶融半田は、低い表面張力により半田溜まり導体部10に移動できることになる。この際、溶融半田は、細線導体部9a,9bの延在方向に沿って移動する。この結果、溶融半田を容易に半田溜まり導体部10に引き込むことができるとともに溶融半田の整流化を図ることができる。
したがって、本実施の形態に係るプリント配線基板1Eにあっては、実施の形態1に係るプリント配線基板1とほぼ同様の効果が得られるとともに、前方半田付けランド群2および後方半田付けランド群3での半田ブリッジの形成をさらに抑制することができる。
以上において説明した本発明の実施の形態1ないし6においては、一対の側方半田付けランドおよび一対の後方半田付けランドのそれぞれが細線導体部および半田溜まり導体部を有する場合を例示して説明したが、これに限定されず、一対の側方半田付けランドおよび一対の後方半田付けランドのうち少なくともいずれかが細線導体部および半田溜まり導体部を有していてもよい。
また、上述した本発明の実施の形態1ないし6においては、プリント配線基板が一対の側方半田付けランドおよび一対の後方半田付けランドを備える場合を例示して説明したが、これに限定されず、進行方向における前方半田付けランド群の後方側の位置、もしくは、進行方向における後方半田付けランド群に隣り合う後方側の位置のうち少なくともいずれかに細線導体部および半田溜まり導体部を有する半田引きランドが備えられていてもよい。
また、上述した本発明の実施の形態1ないし6においては、細線導体部が前方半田付けランド群の後尾の半田付けランドに接続し、細線導体部が後方半田付けランド群の後尾の半田付けランドに連続する場合、側方半田引きランドおよび後方半田付けランドにおいて細線導体部が半田溜まり導体部に接続する場合、前方半田付けランド群の後尾の半田付けランドと細線導体部と半田溜まり導体部とが接続され、後方半田付けランド群の後尾の半田付けランドと細線導体部と半田溜まり導体部とが接続される場合のいずれかを例示して説明したが、これに限定されず、複数の半田引きランドにおいてこれらを相互に組み合わせた構成としてもよい。
また、上述した本発明の実施の形態1ないし6においては、半田溜まり導体部の形状が五角形形または矩形形状である場合を例示して説明したが、これに限定されず、円形形状、楕円形形状、多角形形状等の任意の形状を適宜選択することができる。
また、上述した本発明の実施の形態1ないし6においては、側方半田付けランドおよび後方半田付けランドのそれぞれが細線導体部を2本または3本有する場合を例示して説明したが、これに限定されず、側方半田付けランドおよび後方半田付けランドのそれぞれが1本の細線導体部を有していてもよいし、4本以上の細線導体部を有していてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1,1A,1B,1C,1D,1E プリント配線基板、2 前方半田付けランド群、2a,2b,3a,3b 半田付けランド、3 後方半田付けランド群、4,4A,4B,4C,4D,4E 側方半田引きランド、5,5A,5B,5C,5D,5E 後方半田引きランド、6 4方向リードフラットパッケージIC、7,9a,9b,9c 細線導体部、8,10 半田溜まり導体部、11 溶融半田、12 噴流孔。
Claims (8)
- 噴流半田上を移動させつつ4方向リードフラッドパッケージICが実装されるプリント配線基板であって、
実装の際の前記プリント配線基板の進行方向における互いの後方が遠ざかるように傾斜して並んで配列され、各々が複数の半田付けランドを含む一対の前方半田付けランド群と、
前記進行方向における前記前方半田付けランド群の後方側に位置し、前記進行方向における互いの後方が近づくように傾斜して並んで配列され、各々が複数の半田付けランドを含む一対の後方半田付けランド群と、
前記進行方向における前記前方半田付けランド群に隣り合う後方側の位置、もしくは、前記進行方向における前記後方半田付けランド群に隣り合う後方側の位置のうち少なくともいずれかに設けられた半田引きランドとを備え、
前記半田引きランドは、細線導体部と半田溜まり導体部とを有し、
前記細線導体部は、前記細線導体部に隣り合う前記前方半田付けランド群または前記後方半田付けランド群の配列方向に直交する方向に対して交差して延在し、
前記半田溜まり導体部は、前記進行方向における前記細線導体部の後方側に位置し、前記細線導体部よりも幅が広くかつ面積が大きい、プリント配線基板。 - 前記細線導体部は、前記半田溜まり導体部と接続する、請求項1に記載のプリント配線基板。
- 前記細線導体部は、前記細線導体部に隣り合う前記前方半田付けランド群または前記後方半田付けランド群の前記進行方向における後尾の半田付けランドと接続する、請求項1または2に記載のプリント配線基板。
- 前記半田引きランドが、前記進行方向における前記前方半田付けランド群に隣り合う後方側の位置に設けられた側方半田引きランドを含み、
前記側方半田引きランドが有する細線導体部は、当該細線導体部に隣り合う前記前方半田付けランド群の配列方向に沿って延在する、請求項1から3のいずれか1項に記載のプリント配線基板。 - 前記側方半田引きランドは、複数の細線導体部を有し、
前記側方半田引きランドが有する複数の細線導体部は、前記前方半田付けランド群の配列方向と直交する方向に並ぶ、請求項4に記載のプリント配線基板。 - 前記半田引きランドが、前記進行方向における前記後方半田付けランド群に隣り合う後方側の位置に設けられた後方半田引きランドを含み、
前記後方半田引きランドが有する細線導体部は、前記進行方向に沿って延在する、請求項1から5のいずれか1項に記載のプリント配線基板。 - 前記後方半田引きランドは、複数の細線導体部を有し、
前記後方半田引きランドが有する複数の細線導体部は、前記進行方向と直交する方向に並ぶ、請求項6に記載のプリント配線基板。 - 噴流半田上を移動させつつ表面実装型電子部品が実装されるプリント配線基板であって、
実装の際の前記プリント配線基板の進行方向に対して傾斜して並んで配列され、複数の半田付けランドを含む半田付けランド群と、
前記進行方向における前記半田付けランド群に隣り合う後方側の位置に設けられた半田引きランドとを備え、
前記半田引きランドは、細線導体部と半田溜まり導体部とを有し、
前記細線導体部は、前記細線導体部に隣り合う前記半田付けランド群の配列方向に直交する方向に対して交差して延在し、
前記半田溜まり導体部は、前記進行方向における前記細線導体部の後方側に位置し、前記細線導体部よりも幅が広くかつ面積が大きい、プリント配線基板。
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