JP2014110725A - 電源切換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷に電力を安定に供給することが可能な電源切換装置を提供する。
【解決手段】この電源切換装置1では、制御回路3は、無停電電源装置U2を無停電電源装置U1に切換える場合は、制御信号φS11,φS12をそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルにし、制御信号φS1を「H」レベルにしてサイリスタスイッチS1をオンさせた後、機械式スイッチS3の端子10,11が導通してアンサーバック信号AB1が「H」レベルにされたことに応じて制御信号φS2を「L」レベルにしてサイリスタスイッチS2をオフさせる。3つのスイッチS1〜S3のうちの少なくとも2つのスイッチが導通しているので、1つのスイッチが故障した場合でも安定に電力を供給できる。
【選択図】図4

Description

この発明は電源切換装置に関し、特に、2台の無停電電源装置のうちのいずれか1台の無停電電源装置を負荷に接続する電源切換装置に関する。
特許文献1には、第1の無停電電源装置と負荷の間に直列接続された第1のサイリスタスイッチおよび第1のリアクトルと、第2の無停電電源装置と負荷の間に直列接続された第2のサイリスタスイッチおよび第2のリアクトルと、第1および第2の無停電電源装置のうちのいずれか1台の無停電原装置と負荷を接続する機械式の開閉器とを備えた電源切換装置が開示されている。
第1の無停電電源装置から負荷に電力を供給する場合は、第1のサイリスタスイッチをオンさせるとともに第2のサイリスタスイッチをオフさせ、開閉器によって第1の無停電電源装置と負荷を接続する。また、第2の無停電電源装置から負荷に電力を供給する場合は、第2のサイリスタスイッチをオンさせるとともに第1のサイリスタスイッチをオフさせ、開閉器によって第2の無停電電源装置と負荷を接続する。
特開平8−289485号公報
しかし、従来の電源切換装置では、無停電電源装置を切換える時、1つのサイリスタスイッチのみ、あるいは開閉器のみを介して電力供給を行なう期間があったので、1つのサイリスタスイッチまたは開閉器が故障している場合は、負荷への電力供給が瞬間的に停止し、電力供給が不安定になるという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、負荷に電力を安定に供給することが可能な電源切換装置を提供することである。
この発明に係る電源切換装置は、第1の無停電電源装置と負荷の間に直列接続される第1の半導体スイッチおよび第1のリアクトルと、第2の無停電電源装置と負荷の間に直列接続される第2の半導体スイッチおよび第2のリアクトルと、第1の信号に応答して第1の無停電電源装置および負荷間を接続し、第2の信号に応答して第2の無停電電源装置および負荷間を接続する機械式スイッチと、第1および第2の半導体スイッチと機械式スイッチを制御する制御回路とを備えたものである。機械式スイッチは、第1の無停電電源装置および負荷間を接続している期間は第1のアンサーバック信号を出力し、第2の無停電電源装置および負荷間を接続している期間は第2のアンサーバック信号を出力する。制御回路は、第1の無停電電源装置が負荷に電力を供給する第1の状態から第2の無停電電源装置が負荷に電力を供給する第2の状態に切換える場合は、第1の信号の出力を停止するとともに第2の信号を出力し、第2の半導体スイッチをオンさせた後に、第2のアンサーバック信号に応答して第1の半導体スイッチをオフさせ、第2の状態から第1の状態に切換える場合は、第2の信号の出力を停止するとともに第1の信号を出力し、第1の半導体スイッチをオンさせた後に、第1のアンサーバック信号に応答して第2の半導体スイッチをオフさせる。
この発明に係る電源切換装置では、第1の状態から第2の状態に切換える場合は、第2の半導体スイッチをオンさせ、機械式スイッチからの第2のアンサーバック信号に応答して第1の半導体スイッチをオフさせる。また、第2の状態から第1の状態に切換える場合は、第1の半導体スイッチをオンさせ、機械式スイッチからの第1のアンサーバック信号に応答して第2の半導体スイッチをオフさせる。したがって、少なくとも2つのスイッチを介して負荷に電力を供給するので、1つのスイッチが故障した場合でも負荷に電力を供給することができる。よって、負荷に電力を安定に供給することができる。
この発明の実施の形態1による無停電電源システムの構成を示すブロック図である。 図1に示した切換回路の構成を示す回路図である。 図1に示した制御回路に含まれる信号発生回路の構成を示す回路ブロック図である。 図1に示した無停電電源システムの動作を示すタイムチャートである。 実施の形態1の比較例を示すタイムチャートである。 この発明の実施の形態2による無停電電源システムの要部を示す回路図である。
[実施の形態1]
本願の実施の形態1による無停電電源システムは、図1に示すように、2台の無停電電源装置U1,U2と電源切換装置1とを備える。無停電電源装置U1は、商用交流電源(図示せず)からの交流電力を直流電力に変換するコンバータと、コンバータで生成された直流電力を蓄えるバッテリと、コンバータで生成された直流電力またはバッテリの直流電力を交流電力に変換するインバータとを含む。この無停電電源装置U1によれば、停電が発生した場合でも、バッテリに直流電力が貯蔵されている間は、負荷に交流電力の供給を継続することができる。無停電電源装置U2も無停電電源装置U1と同じ構成である。
電源切換装置1は、2台の無停電電源装置U1,U2のうちのいずれか1台の無停電電源装置を負荷5に接続するものである。すなわち、電源切換装置1は、無停電電源装置U1と負荷5を接続している場合において、無停電電源装置U1が故障したときと、ユーザによって無停電電源装置U2への切換を指示されたときは、無停電電源装置U1と負荷5を切り離すとともに無停電電源装置U2と負荷5を接続する。
また、電源切換装置1は、無停電電源装置U2と負荷5を接続している場合において、無停電電源装置U2が故障したときと、ユーザによって無停電電源装置U1への切換を指示されたときは、無停電電源装置U2と負荷5を切り離すとともに無停電電源装置U1と負荷5を接続する。
詳しく説明すると、電源切換装置1は、切換回路2、制御回路3、および操作部4を含む。切換回路2は、図2に示すように、入力端子T1,T2、出力端子T3、サイリスタスイッチ(半導体スイッチ)S1,S2、機械式スイッチS3、手動式スイッチS4〜S6、およびリアクトルL1,L2を含む。
入力端子T1,T2は、それぞれ無停電電源装置U1,U2の出力端子に接続される。手動式スイッチS4は、入力端子T1とノードN1の間に接続される。手動式スイッチS4は、通常はオンされ、無停電電源装置U1のメンテナンスなどを行なうために無停電電源装置U1を電源切換装置1から切り離すときにオフされる。
手動式スイッチS5は、入力端子T2とノードN2の間に接続される。手動式スイッチS5は、通常はオンされ、無停電電源装置U2のメンテナンスなどを行なうために無停電電源装置U2を電源切換装置1から切り離すときにオフされる。
手動式スイッチS6は、出力端子T3とノードN3の間に接続される。手動式スイッチS6は、通常はオンされ、負荷5のメンテナンスなどを行なうために負荷5を電源切換装置1から切り離すときにオフされる。
サイリスタスイッチS1およびリアクトルL1は、ノードN1,N3間に直列接続される。サイリスタスイッチS1は、制御回路3からの制御信号φS1が「H」レベルにされたときはオンし、制御信号φS1が「L」レベルにされたときはオフする。サイリスタスイッチS1は、無停電電源装置U1から負荷5に交流電力を供給するときにオンされる。リアクトルL1は、無停電電源装置U1,U2間に横流が流れるのを抑制するために設けられている。
サイリスタスイッチS2およびリアクトルL2は、ノードN2,N3間に直列接続される。サイリスタスイッチS2は、制御回路3からの制御信号φS2が「H」レベルにされたときはオンし、制御信号φS2が「L」レベルにされたときはオフする。サイリスタスイッチS2は、無停電電源装置U2から負荷5に交流電力を供給するときにオンされる。リアクトルL2は、無停電電源装置U1,U2間に横流が流れるのを抑制するために設けられている。
機械式スイッチS3は、共通端子10、切換端子11,12、および可動接点13を含む。共通端子10は、ノードN3に接続される。切換端子11,12は、それぞれノードN1,N2に接続される。無停電電源装置U1から負荷5に交流電力を供給するときに端子10,11間が導通状態にされる。可動接点13は、制御回路3からの制御信号φS11,φS12がそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルにされたことに応じて端子10,11間を導通させる。可動接点13によって端子10,11間が導通状態にされると、アンサーバック信号AB1が「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられる。アンサーバック信号AB1は、制御回路3に与えられる。アンサーバック信号AB1が「H」レベルに立ち上げられると、制御回路3によってサイリスタスイッチS2がオフされる。
無停電電源装置U2から負荷5に交流電力を供給するときに端子10,12間が導通状態にされる。可動接点13は、制御信号φS11,φS12がそれぞれ「L」レベルおよび「H」レベルにされたことに応じて端子10,12間を導通させる。可動接点13によって端子10,12間が導通状態にされると、アンサーバック信号AB2が「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられる。アンサーバック信号AB2は、制御回路3に与えられる。アンサーバック信号AB2が「H」レベルに立ち上げられると、制御回路3によってサイリスタスイッチS1がオフされる。
操作部4は、たとえばタッチパネルを含み、ユーザがタッチパネルを操作して無停電電源装置U1から負荷5に交流電力を供給することを指令したときは、給電指令信号PS1を活性化レベルの「H」レベルに立ち上げる。また、操作部4は、ユーザがタッチパネルを操作して無停電電源装置U2から負荷5に交流電力を供給することを指令したときは、給電指令信号PS2を活性化レベルの「H」レベルに立ち上げる。給電指令信号PS1,PS2の一方の信号が「H」レベルにされたときは他方の信号は「L」レベルにされる。制御回路3は、操作部4からの給電指令信号PS1,PS2と、切換回路2からのアンサーバック信号AB1,AB2とに基づいて、制御信号φS1,φS2,φS11,φS12を生成し、切換回路2を制御する。
また、制御回路3は、無停電電源装置U1,U2の出力電圧V1,V2に基づいて、それぞれ無停電電源装置U1,U2が故障したことを示す停電信号F1,F2を生成する。停電信号F1は、無停電電源装置U1の出力電圧V1が所定電圧よりも低下したときに「H」レベルにされ、それ以外の期間は「L」レベルにされる。停電信号F2は、無停電電源装置U2の出力電圧V2が所定電圧よりも低下したときに「H」レベルにされ、それ以外の期間は「L」レベルにされる。制御回路3は、停電信号F1,F2に基づいて、制御信号φS1,φS2,φS11,φS12を生成し、切換回路2を制御する。
図3は、制御回路3のうちの信号発生回路20の構成を示す回路ブロック図である。図3において、信号発生回路20は、ORゲート21,22,27,31,32,37、フリップフロップ23,33、ANDゲート24,34、遅延回路25,35、およびゲート回路26,36を含む。
ORゲート21は、給電指令信号PS1と停電信号F2との論理和信号φ21を出力する。ORゲート22は、給電指令信号PS2と停電信号F1との論理和信号φ22を出力する。フリップフロップ23は、信号φ21が「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられたときにセットされて制御信号φS11を「L」レベルから「H」レベルに立ち上げる。また、フリップフロップ23は、信号φ22が「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられたときにリセットされて制御信号φS11を「H」レベルから「L」レベルに立ち下げる。
ANDゲート24は、制御信号φS11と停電信号F2との論理積信号φ24を出力する。遅延回路25は、制御信号φS11の立ち上りエッジを所定時間Td1だけ遅延させる。ゲート回路26は、遅延回路25の出力信号とアンサーバック信号AB2の反転信号との論理和信号φ26を生成する。ORゲート27は、信号φ24,φ26の論理和信号を制御信号φS1として出力する。
ORゲート31は、給電指令信号PS2と停電信号F1との論理和信号φ31を出力する。ORゲート32は、給電指令信号PS1と停電信号F2との論理和信号φ32を出力する。フリップフロップ33は、信号φ31が「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられたときにセットされて制御信号φS12を「L」レベルから「H」レベルに立ち上げる。また、フリップフロップ33は、信号φ32が「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられたときにリセットされて制御信号φS12を「H」レベルから「L」レベルに立ち下げる。
ANDゲート34は、制御信号φS12と停電信号F1との論理積信号φ34を出力する。遅延回路35は、制御信号φS12の立ち上りエッジを所定時間Td1だけ遅延させる。ゲート回路36は、遅延回路35の出力信号とアンサーバック信号AB1の反転信号との論理和信号φ36を生成する。ORゲート37は、信号φ34,φ36の論理和信号を制御信号φS2として出力する。
次に、この信号発生回路20の動作について説明する。給電指令信号PS1,PS2がそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルにされて無停電電源装置U1から負荷5に正常に電力供給されている場合は、停電信号F1,F2がともに「L」レベルにされている。この場合は、信号φ21,φ22がそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルになり、制御信号φS11が「H」レベルになって機械式スイッチS3の端子10,11間が導通している。また、信号φ26が「H」レベルになり、サイリスタスイッチS1がオンしている。
また、信号φ31,φ32がそれぞれ「L」レベルおよび「H」レベルになり、制御信号φS12が「L」レベルになって機械式スイッチS3の端子10,12間が非導通になっている。また、信号φ36が「L」レベルになり、サイリスタスイッチS2がオフしている。
無停電電源装置U1から負荷5に正常に電力供給されている場合において無停電電源装置U1が故障したときは、停電信号F1が「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられる。これにより、信号φ31が「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられてフリップフロップ33がセットされ、制御信号φS12が「H」レベルにされ、信号φ34,φS2が「H」レベルにされてサイリスタスイッチS2がオンされるとともに、所定の応答時間の経過後に機械式スイッチS3の端子10,12間が導通状態にされる。
また、信号φ22が「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられてフリップフロップ23がリセットされ、制御信号φS11が「L」レベルにされ、所定の応答時間の経過後に機械式スイッチS3の端子10,11間が非導通状態にされる。また、機械式スイッチS3の端子10,12間が導通してアンサーバック信号AB2が「H」レベルにされると、信号φ26,φS1が「L」レベルにされてサイリスタスイッチS1がオフされる。
無停電電源装置U1から負荷5に正常に電力供給されている場合において、無停電電源装置U1から無停電電源装置U2への切換が指示されたときは、給電指令信号PS1,PS2がそれぞれ「L」レベルおよび「H」レベルにされる。これにより、信号φ31,φ32がそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルにされてフリップフロップ33がセットされ、制御信号φS12が「H」レベルにされ、所定の応答時間の経過後に機械式スイッチS3の端子10,12間が導通状態にされる。また、制御信号φS12が「H」レベルにされてから所定時間Td1の経過後に制御信号φS2が「H」レベルにされてサイリスタスイッチS2がオンされる。
また、信号φ21,信号φ22がそれぞれ「L」レベルおよび「H」レベルにされてフリップフロップ23がリセットされ、制御信号φS11が「L」レベルにされ、所定の応答時間の経過後に機械式スイッチS3の端子10,11間が非導通状態にされる。また、機械式スイッチS3の端子10,12間が導通してアンサーバック信号AB2が「H」レベルにされると、信号φ26,φS1が「L」レベルにされてサイリスタスイッチS1がオフされる。
無停電電源装置U2から負荷5に正常に電力供給されている場合において、無停電電源装置U2が故障したときと、無停電電源装置U2から無停電電源装置U1への切換が指示されたときは同様であるので、その説明は繰り返さない。
図4(a)〜(l)は、電源切換装置1の動作を示すタイムチャートである。初期状態では、給電指令信号PS1が「L」レベルにされており、無停電電源装置U2から負荷5に交流電力が供給されているものとする。この場合、制御信号φS1,φS2はそれぞれ「L」レベルおよび「H」レベルにされており、サイリスタスイッチS1がオンし、サイリスタスイッチS2がオフしている。また、制御信号φS11,φS12はそれぞれ「L」レベルおよび「H」レベルにされており、機械式スイッチS3の端子10,11間が非導通になり、端子10,12間が導通している。また、アンサーバック信号AB1,AB2はそれぞれ「L」レベルおよび「H」レベルにされている。初期状態では、無停電電源装置U2からサイリスタスイッチS2および機械式スイッチS3の端子10,12を介して負荷5に交流電力が供給されている。
ある時刻t0において、ユーザーによって無停電電源装置U2から無停電電源装置U1への切換が指示されると、給電指令信号PS1が「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられる。これにより、フリップフロップ23がセットされて制御信号φS11が「H」レベルにされるとともに、フリップフロップ33がリセットされて制御信号φS12が「L」レベルにされ、機械式スイッチS3の切換が指令される。機械式スイッチS3の切換には、所定の応答時間(Tr1+Tr2)が必要である。
機械式スイッチS3が切換指令に応答する前において、すなわち時刻t0から所定の遅延時間Td1(ただし、Td1<Tr1である)の経過後の時刻t1において、制御信号φS1が「H」レベルに立ち上げられ、サイリスタスイッチS1がオンされる。これにより、無停電電源装置U1からサイリスタスイッチS1を介して負荷5に交流電力が供給されるとともに、無停電電源装置U2からサイリスタスイッチS2および機械式スイッチS3の端子10,12を介して負荷5に交流電力が供給される(期間T1)。
サイリスタスイッチS1をオンさせるのを所定の遅延時間Td1だけ遅延させるのは、2台の無停電電源装置U1,U2が負荷5に接続されるラップ時間(時刻t1〜t3)を短くするためである。遅延時間Td1を応答時間Tr1に近付けることにより、ラップ時間をさらに短くすることができる。
機械式スイッチS3の切換が指令されてから所定の応答時間Tr1の経過後の時刻t2において、機械式スイッチS3の可動接点13が端子11から離れ、アンサーバック信号AB2が「L」レベルに立ち下げられる。これにより、無停電電源装置U1からサイリスタスイッチS1を介して負荷5に交流電力が供給されるとともに、無停電電源装置U2からサイリスタスイッチS2を介して負荷5に交流電力が供給される(期間T2)。
時刻t2から所定の応答時間Tr2の経過後の時刻t3において、スイッチS3の可動接点13が端子12に接触し、アンサーバック信号AB1が「H」レベルに立ち上げられ、制御信号φS2が「L」レベルに立ち下げられ、サイリスタスイッチS2がオフする。これにより、無停電電源装置U1からサイリスタスイッチS1および機械式スイッチS3の端子10,11を介して負荷5に交流電力が供給される。なお、無停電電源装置U1から無停電電源装置U2に切換える際も同様であるので、その説明は繰り返さない。
この実施の形態1では、無停電電源装置U1,U2の一方から他方に切換える際、3つのスイッチS1〜S3のうちの少なくとも2つのスイッチを介して電力供給がされるので、3つのスイッチS1〜S3のうちの1つのスイッチが故障した場合でも、安定に電力を供給することができる。
図5(a)〜(l)は、実施の形態1の比較例を示すタイムチャートであって、図4(a)〜(l)と対比される図である。図5(a)〜(l)を参照して、比較例が実施の形態1と異なる点は、アンサーバック信号AB1と関係なく、給電指令信号PS1の立ち上りエッジに応答して制御信号φS2を「L」レベルに立ち下げる点である。
時刻t0において制御信号φS2が「L」レベルに立ち下げられると、サイリスタスイッチS2が瞬時にオフする。時刻t0〜t1の期間T3では、無停電電源装置U2から機械式スイッチS3の端子10,12のみを介して負荷5に電力供給を行なうので、機械式スイッチS3が故障している場合は電力供給が遮断される。また、時刻t2〜t3の期間T4では、無停電電源装置U1からサイリスタスイッチS1のみを介して負荷5に電力供給を行なうので、サイリスタスイッチS1が故障している場合は電力供給が遮断される。
この比較例では、無停電電源装置U1,U2の一方から他方に切換える際、3つのスイッチS1〜S3のうちの1つのスイッチを介して電力供給がされるので、3つのスイッチS1〜S3のうちの1つのスイッチが故障した場合は、安定に電力を供給することができない。
[実施の形態2]
図6は、本発明の実施の形態2による無停電電源システムの要部を示す回路図であって、図2と対比される図である。図6を参照して、実施の形態2の無停電電源システムが実施の形態1の無停電電源システムと異なる点は、切換回路2が切換回路40で置換されている点である。切換回路40は、切換回路2の機械式スイッチS3を機械式スイッチS7で置換したものである。
機械式スイッチS7は、端子41〜44および可動接点45,46を含む。端子41,43は、それぞれノードN1,N2に接続される。端子42,44は、ともにノードN3に接続される。無停電電源装置U1から負荷5に交流電力を供給するときに端子41,42間が可動接点45によって導通状態にされる。可動接点45は、制御回路3からの制御信号φS11,φS12がそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルにされたことに応じて端子41,42間を導通させる。可動接点45が端子41に接触すると、アンサーバック信号AB1が「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられる。アンサーバック信号AB1は、制御回路3に与えられる。アンサーバック信号AB1が「H」レベルに立ち上げられと、制御回路3によってサイリスタスイッチS2がオフされる。
無停電電源装置U2から負荷5に交流電力を供給するときに端子43,44間が可動接点46によって導通状態にされる。可動接点46は、制御信号φS11,φS12がそれぞれ「L」レベルおよび「H」レベルにされたことに応じて端子43,44間を導通させる。可動接点46が端子43に接触すると、アンサーバック信号AB2が「L」レベルから「H」レベルに立ち上げられる。アンサーバック信号AB2は、制御回路3に与えられる。アンサーバック信号AB2が「H」レベルに立ち上げられと、制御回路3によってサイリスタスイッチS1がオフされる。
他の構成および動作は実施の形態1と同じであるので、その説明は繰り返さない。この実施の形態2でも、実施の形態1と同じ効果が得られる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
U1,U2 無停電電源装置、1 電源切換装置、2 切換回路、3 制御回路、4 操作部、5 負荷、S1,S2 サイリスタスイッチ、S3,S7 機械式スイッチ、S4〜S6 手動式スイッチ、T1〜T3,10〜12,41〜44 端子、13,45,46 可動接点、L1,L2 リアクトル、20 信号発生回路、21,22,27,31,32,37 ORゲート、23,33 フリップフロップ、24,34 ANDゲート、25,35 遅延回路、26,36 ゲート回路。

Claims (4)

  1. 第1の無停電電源装置と負荷の間に直列接続される第1の半導体スイッチおよび第1のリアクトルと、
    第2の無停電電源装置と前記負荷の間に直列接続される第2の半導体スイッチおよび第2のリアクトルと、
    第1の信号に応答して前記第1の無停電電源装置および前記負荷間を接続し、第2の信号に応答して前記第2の無停電電源装置および前記負荷間を接続する機械式スイッチと、
    前記第1および第2の半導体スイッチと前記機械式スイッチを制御する制御回路とを備え、
    前記機械式スイッチは、前記第1の無停電電源装置および前記負荷間を接続している期間は第1のアンサーバック信号を出力し、前記第2の無停電電源装置および前記負荷間を接続している期間は第2のアンサーバック信号を出力し、
    前記制御回路は、
    前記第1の無停電電源装置が前記負荷に電力を供給する第1の状態から前記第2の無停電電源装置が前記負荷に電力を供給する第2の状態に切換える場合は、前記第1の信号の出力を停止するとともに前記第2の信号を出力し、前記第2の半導体スイッチをオンさせた後に、前記第2のアンサーバック信号に応答して前記第1の半導体スイッチをオフさせ、
    前記第2の状態から前記第1の状態に切換える場合は、前記第2の信号の出力を停止するとともに前記第1の信号を出力し、前記第1の半導体スイッチをオンさせた後に、前記第1のアンサーバック信号に応答して前記第2の半導体スイッチをオフさせる、電源切換装置。
  2. 前記機械式スイッチは、前記第1の信号に応答して前記第2のアンサーバック信号の出力を停止するまでに第1の時間を要し、前記第2の信号に応答して前記第1のアンサーバック信号の出力を停止するまでに前記第1の時間を要し、
    前記制御回路は、前記第1の状態から前記第2の状態に切換える場合は、前記第2の信号を出力してから前記第1の時間よりも短い第2の時間が経過した後に前記第2の半導体スイッチをオンさせ、前記第2の状態から前記第1の状態に切換える場合は、前記第1の信号を出力してから前記第2の時間が経過した後に前記第1の半導体スイッチをオンさせる、請求項1に記載の電源切換装置。
  3. 前記機械式スイッチは、
    それぞれ前記第1および第2の無停電電源装置の出力を受ける第1および第2の端子と、
    前記負荷に接続される第3の端子と、
    前記第1の信号に応答して前記第1および第3の端子間を接続し、前記第2の信号に応答して前記第2および第3の端子間を接続する可動接点とを含み、
    前記可動接点によって前記第1および第3の端子間が導通状態にされたときに前記第1のアンサーバック信号を出力し、前記可動接点によって前記第2および第3の端子間が導通状態にされたときに前記第2のアンサーバック信号を出力する、請求項1または請求項2に記載の電源切換装置。
  4. 前記機械式スイッチは、
    前記第1の無停電電源装置の出力を受ける第1の端子と、
    前記負荷に接続される第2の端子と、
    前記第1の信号に応答して前記第1および第2の端子間を接続する第1の可動接点と、
    前記第2の無停電電源装置の出力を受ける第3の端子と、
    前記負荷に接続される第4の端子と、
    前記第2の信号に応答して前記第3および第4の端子間を接続する第2の可動接点とを含み、
    前記第1の可動接点によって前記第1および第2の端子間が導通状態にされたときに前記第1のアンサーバック信号を出力し、前記第2の可動接点によって前記第3および第4の端子間が導通状態にされたときに前記第2のアンサーバック信号を出力する、請求項1または請求項2に記載の電源切換装置。
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