JP6591057B2 - 系統連系用電力変換システム - Google Patents

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Description

この発明は、太陽電池、蓄電池等の発電、蓄電装置を電力系統に接続して電力系統からの潮流電力を制御し、また電力系統を切り離して家電等の負荷に電力を供給する系統連系用電力変換システムに関するものである。
従来技術では、電力系統と連系スイッチを介して接続するとともに、電力変換器の出力部に負荷が接続される系統連系用電力変換システムにおいて、電力系統の状態を検出して連系スイッチの開閉を制御する連系スイッチ制御手段と、連系スイッチの開閉制御状態に応じたスイッチ電流指令を出力するスイッチ電流指令作成手段と、スイッチ電流指令に追従するように連系スイッチの通電電流を制御するスイッチ電流制御手段と、スイッチ電流制御手段からの制御信号を電流指令として電力変換器の出力電流を制御する変換器制御手段とを備えたものが提案されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
特開2003−333753号公報
系統連系用電力変換システムにおいては、電力系統の瞬停発生時に、瞬停復帰時の電力系統状態を瞬停発生前の状態に維持できるようにするため、ある一定期間は電力系統と切断しないことが求められる。
一方、停電時には、連系スイッチがオフされるので、電力系統から需要家負荷への供給電圧が途絶える。このような事態が生じた場合、パソコンなどの需要家負荷においては、需要家負荷が停止してデータが喪失するなどの不具合発生が考えられることから、停電時にも需要家負荷の動作が継続できるように電圧を継続的に印加することが求められる。
上記の特許文献1に記載されているような従来の系統連系用電力変換システムにおいては、電力系統の瞬停発生時、電力系統と需要家負荷とを接続する連系スイッチのスイッチ電流を低減することで、スイッチ責務を低減しつつ電力系統を切り離すことができるものの、スイッチ動作の過渡期間中に需要家負荷の電圧が低下し、過渡時間と瞬停残電圧によっては需要家負荷が停止する可能性があった。また、瞬停復帰前後で電力系統と需要家間の電力状態が変化し、電力系統に影響を及ぼす可能性があった。
この発明は、瞬停発生時に電力系統と需要家負荷との間の接続状態を保ち、かつ、瞬停期間中にも需要家負荷の電圧を運転継続可能な電圧の範囲以内に維持し、瞬停復帰時には電力系統と需要家間の電力状態を瞬停発生前の状態に戻すことができて電力系統への影響を抑制することが可能な系統連系用電力変換システムを提供することを目的とするものである。
この発明は、電力系統と連系スイッチを介して接続される電力変換装置を備えた系統連系用電力変換システムにおいて、
上記連系スイッチに対して並列に、上記電力系統の瞬停時に需要家負荷に対して必要な電圧を維持するための電圧維持用負荷と、上記電圧維持用負荷との接続を切り離す負荷切離スイッチとからなる直列回路を接続するとともに、
上記電力系統における系統電力情報、上記需要家負荷に供給される負荷電力情報、上記需要家負荷と上記連系スイッチとの間における潮流電力情報の少なくとも一つを検出する電力情報検出部と、
上記電力情報検出部からの電力情報に基づいて、上記電力変換装置の出力電流を制御する出力指令を作成する電流電圧指令作成部と、
上記電流電圧指令作成部からの上記出力指令に基づいて上記電力変換装置を制御する変換器制御部と、
上記電力情報検出部からの電力情報に基づいて、上記連系スイッチと上記負荷切離スイッチとをそれぞれ動作させる駆動信号を生成するスイッチ切替制御部と、
を備える。
この発明によれば、瞬停発生時に連系スイッチをオフにするが、負荷切離スイッチにより電圧維持用負荷を介して需要家負荷と電力変換器を電力系統に接続し、かつ電力変換器の出力により、需要家負荷の電圧を一定電圧に維持できるので、瞬停時の需要家負荷の停止を防止することができる。また、瞬停復帰時には連系スイッチがオンする際に電力系統と需要家間の電力状態を瞬停発生前の状態に戻すことができるので、電力系統への影響を抑制することができ、電力系統への潮流電力の復帰を容易に行うことが可能となる。
この発明の実施の形態1による系統連系用電力変換システムの全体を示す概略的な構成図である。 この発明の実施の形態1による系統連系用電力変換システムの電力系統の状態変化に対する運転手法の一例を示したフローチャートである。 この発明の実施の形態1による系統連系用電力変換システムの瞬停発生時の動作を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1による系統連系用電力変換システムの停電発生時の動作を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1による系統連系用電力変換システムの電圧維持用負荷による受電点電圧の維持メカニズムの説明図である。 この発明の実施の形態1による系統連系用電力変換システムの構成、特に変換器制御部の内部構成を示す図である。 この発明の実施の形態2による系統連系用電力変換システムの全体を示す概略的な構成図である。 この発明の実施の形態2による系統連系用電力変換システムにおいて補助スイッチを設けた場合の連系スイッチと補助スイッチのオン、オフ動作の説明図である。 この発明の実施の形態2による系統連系用電力変換システムにおいて補助スイッチを設けた場合の連系スイッチと補助スイッチのオン、オフ動作の説明図である。 図1に示した実施の形態1における系統連系用電力変換システムの蓄電装置、発電装置、および電力変換装置の具体的な一例を示す構成図である。 図7に示した実施の形態2における系統連系用電力変換システムの蓄電装置、発電装置、および電力変換装置の具体的な一例を示す構成図である。 図1に示した実施の形態1に対応したこの発明の実施の形態3による系統連系用電力変換システムの蓄電装置、発電装置、および電力変換装置の具体的な一例を示す構成図である。 図7に示した実施の形態2に対応したこの発明の実施の形態3による系統連系用電力変換システムの蓄電装置、発電装置、および電力変換装置の具体的な一例を示す構成図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による系統連系用電力変換システムの全体を示す概略的な構成図である。
この実施の形態1における系統連系用電力変換システムは、蓄電池、電気自動車(EV)等の蓄電装置2による電源からの出力電力をDC/DC変換、DC/AC変換等する電力変換装置1を備える。この電力変換装置1の出力側と電力系統3との間には、停電時などの電力系統3の異常発生時に電力系統3と電力変換装置1を切り離すための連系スイッチ5が設けられている。また、電力変換装置1と連系スイッチ5との間には、需要家負荷6、太陽電池などの発電装置7が接続されている。
また、連系スイッチ5と並列に、瞬停時に電力変換装置1の出力電圧を一定以上に保つための電圧維持用負荷9と、この電圧維持用負荷9との接続を切り離すための負荷切離スイッチ10が互いに直列に接続されている。
さらに、この系統連系用電力変換システムは、電力系統3との電力需給状況や電力系統3の状態(具体的には例えば、電力系統3の系統電力Ps、発電装置7の発電電力Pg、需要家負荷6に供給される負荷電力Pr、電力変換装置1の出力と発電装置7の出力とが合流する受電点poにおける受電点電圧Vp、電力変換装置1から電力系統3に向かう潮流電力Pss、電力系統3から需要家負荷6に向かう逆潮流電力Prsなど)を検出するための電力情報検出部21と、この電力情報検出部21の検出出力に基づいて電力変換装置1が受電点poに出力する電流電圧の出力指令Coを作成する電流電圧指令作成部22と、この電流電圧指令作成部22からの出力指令Coに基づいて電力変換装置1の動作を制御するための電力変換装置駆動指令Ccを出力する変換器制御部23と、電力情報検出部21の検出出力に基づいて連系スイッチ5と負荷切離スイッチ10のオン/オフ制御を行うスイッチ切替制御部24と、このスイッチ切替制御部24からのスイッチ駆動指令Csに基づいて連系スイッチ5と負荷切離スイッチ10をオン/オフ駆動するスイッチ駆動回路25とを有する。
なお、上記の負荷切離スイッチ10としては、例えばトライアックが適用される。また、電圧維持用負荷9としては、例えばインダクタンス、コンデンサ、抵抗などを用いることができ、また、IGBTなどの能動素子で構成したインバータやコンバータで模擬的に電圧降下Vrsを実現してもよい。
また、この発明の実施の形態1による系統連系用電力変換システムの電力変換装置1は、運転モードとして、電力系統3と接続して電力系統3と需要家負荷6または発電装置7の間の電力流通量を、電力変換装置1の出力電流を制御することにより行う連系運転モードMrと、電力系統3と解列した場合に需要家負荷6または発電装置7への印加電圧が所定の値となるように電力変換装置1の出力電圧を制御する自立運転モードMiとが切り替え制御されるようになっている。
ここで、需要家負荷6や発電装置7は、通常、停電などで電力系統3の電圧低下がある程度継続すると、動作を停止してしまう。また、瞬停発生により、発電装置7や系統連系用電力変換システムが停止して電力系統3から解列されたり、発電装置7や系統連系用電力変換システムの出力電力が瞬停前後で変動すると、瞬停発生前後で電力系統3と需要家負荷6や発電装置7の間の電力流通が急激に変化するため、なるべく瞬停発生前後で電力系統3と需要家負荷6や発電装置7の間の電力流通を変動させないよう、電力変換装置1の出力を調整することが求められる。
図2は、この発明の実施の形態1による系統連系用電力変換システムにおける電力系統3の状態変化に対する運転手法の一例を示したフローチャートである。また、図3は系統連系用電力変換システムの瞬停発生時の動作を示すタイミングチャートであり、図4は停電発生時の動作を示すタイミングチャートである。なお、図3、図4においては説明の簡単化のため、発電装置7は考慮していない。
図2に示すフローチャート、および図3、図4に示すタイミングチャートを参照して、電力系統3の状態変化に対する系統連系用電力変換システムの動作について、以下に説明する。なお、図2において、開始から終了までの処理は一定の演算サイクルで繰り返し実行されるものとする。
電力情報検出部21により検出される系統情報(上記の系統電力Ps、発電電力Pg、負荷電力Pr、受電点電圧Vpなどの情報)に基づき、電力系統3が正常な系統電圧Vsに維持されていると判断されている場合(フラグF=0)、連系スイッチ5がオンされるとともに、負荷切離スイッチ10も常にオンされており、電圧維持用負荷9は常に電力系統3と接続されている。このとき、電圧維持用負荷9のインピーダンスよりも、連系スイッチ5のオン時のインピーダンスが十分小さいため、電力系統3と需要家負荷6との間の電流は主に連系スイッチ5を通ることになる。
また、この系統連系用電力変換システムは、電力系統3の正常時には、電力変換装置1の運転状態を連系運転モードMrとして、電力情報検出部21により電力系統3の系統電圧Vsを監視する(ステップS1)。系統電圧Vsが予め設定された判定値よりも低下した場合(図3の時刻t0)には、電力系統3が瞬停であると判定(フラグF=1)し、スイッチ切替制御部24は、スイッチ駆動回路25を制御して連系スイッチ5をオフにする(図3の時刻t1)。なお、この場合でも負荷切離スイッチ10はオン状態に維持され、また、電力変換装置1は連系運転モードMrに維持される(ステップS2)。
ステップS2で連系スイッチ5がオフされると、需要家負荷6と電力系統3は電圧維持用負荷9を介して接続されることになる。このとき、図5に示すように、停電発生前に系統連系用電力変換システムや発電装置7から、電力系統3に電力を潮流していた場合(売電していた場合)、潮流電流により、電圧維持用負荷9の両端に電圧降下Vrsが発生するため、電力系統3の系統電圧Vsが低下した場合にも、需要家負荷6の端部電圧(受電点poにおける受電点電圧)Vpは、Vp=Vs+Vrsとなり、需要家負荷6が動作維持に必要とする許容電圧範囲内に収まるように一定以上に保たれる。
これにより、需要家負荷6の端部電圧Vpが低下する期間は、電力系統3の系統電圧Vsが予め設定された判定値よりも低下した時点(時刻t0)から連系スイッチ5がオフされる時点(時刻t1)までの遅れ時間Tdのみとなる。この遅れ時間Tdは、通常数msec〜数10msec程度となる。通常、この遅れ時間Tdは需要家負荷6や発電装置7が電圧低下により停止するまでの時間に比べて十分に短いため、需要家負荷6の不意の停止を抑制することが可能となる。
ここで、連系スイッチ5がオン状態の場合の潮流電流Is(図5の破線で示す)と、連系スイッチ5がオフされた場合の潮流電流Is1(図5の実線で示す)は同じとは限らず、連系スイッチ5がオフされた際の受電点電圧Vp(=Vs+Vrs)は、電圧維持用負荷9のインピーダンスや、停電時の潮流電流Is1の大きさによっては、過剰な電圧歪が発生したり電圧が過大になる。そして、需要家負荷6に過大な電圧が印加されると、これによって、需要家負荷6の不要停止や破壊を招く恐れがある。
また、電圧維持用負荷9は、その電力消費を抑えるために十分大きなインピーダンスに予め設定しておくと、連系スイッチ5がオフされた際の潮流電流Is1に対して、電圧降下分Vrsとして発生する電圧が大きくなり、上記した電圧歪や電圧が過大になる可能性が高くなる。これを回避するために電圧維持用負荷9のインピーダンスをある程度までは小さく設定すると、逆に、電力消費が大きくなり、また、電圧維持用負荷9のコストやサイズの増大につながる可能性がある。
そこで、この発明の実施の形態1の系統連系用電力変換システムでは、連系スイッチ5がオフされた際の対策として、電力変換装置1の変換器制御部23を図6に示すように構成している。なお、図6は図1の系統連系用電力変換システムのうち、特に変換器制御部23の構成を中心に説明するための図である。
図6において、変換器制御部23は、出力制御部23aと出力電圧リミッタ23bとを備えている。通常、電流電圧指令作成部22からの出力指令Coに基づいて、出力制御部23aが出力指令Coの通りになるように電力変換装置1を駆動する。そして、電力情報検出部21により電力系統3の瞬停が検出され、かつ受電点電圧Vpが予め設定された基準値を超えて過大電圧となる場合には、変換器制御部23の出力電圧リミッタ23bが動作して受電点電圧Vpを一定以下に維持し、かつ、電圧歪も低減するように電力変換装置1を駆動する。これにより、連系スイッチ5がオフされた際の電圧維持用負荷9や電力変換装置1と電力系統3間の潮流電流Is1の大きさによって受電点poに過剰な電圧歪や過大な電圧が発生するのを抑制する。
このような制御を行うことにより、瞬停発生に伴って連系スイッチ5がオフされた際に、需要家負荷6に適切な電圧を印加することが可能となり、かつ電圧維持用負荷9として、比較的大きなインピーダンスをもつようにしても、電力変換装置1が受電点電圧Vpを一定に保つように制御するため、電圧維持用負荷9の電力消費を抑えることができ、電圧維持用負荷9のコストやサイズの増大を抑制することが可能となる。
次に、図2のフローチャートに示すように、系統連系用電力変換システムは電力系統3の電圧の瞬停判定時点(図3の時刻t0)からの経過時間を監視する(ステップS3)。
電力系統3が瞬停であると判定(フラグF=1)された状態にあり、かつ瞬停判定時点(時刻t0)からの経過時間が規定時間Tqを経過するまでの間(すなわち、ステップS3でNOの判断の後)に、系統電圧が判定値以上に復帰した場合(ステップS1でNOの判断)、電力系統3が瞬停であることが確定する。
瞬停であることが確定すると、次に、スイッチ切替制御部24は、連系スイッチ5がオフであるか否かを判定する(ステップS5)。ステップS5で連系スイッチ5がオフであることを確認した後、電流電圧指令作成部22は、電力情報検出部21で検出される負荷電力Pr、逆潮流電力Prs、発電電力Pgなどの情報に基づいて、連系スイッチ5のオン後に連系スイッチ5を通過する電流がなるべく最小となるよう、電力変換装置1に対して電圧や電流の出力指令Coを与える(ステップS6)。変換器制御部23はこの出力指令Coに基づいて電力変換装置1を駆動するので、電力変換装置1は、この出力指令Coに追従した電流Ioutを出力する。
そして、スイッチ切替制御部24は、電力情報検出部21の検出出力に基づき、電力変換装置1の出力電流Ioutの制御によって連系スイッチ5がオンされた場合の当該連系スイッチ5の潮流電流Isが最小であり、かつ、復帰した系統電圧Vsと、電力変換装置1と電圧維持用負荷9により定まる受電点電圧Vpとの差が一定以下となるかどうかを判断する(ステップS7)。そして、連系スイッチ5のオン後の潮流電流Isが最小で、かつ復帰した系統電圧Vsと受電点電圧Vpとの差が一定以下となったこと判断すると、スイッチ切替制御部24は、スイッチ駆動回路25を制御して連系スイッチ5をオンにする(図3の時刻t2)(ステップS8)。
この切替動作により、連系スイッチ5をオンするときの連系スイッチ5の責務を低減することが可能となる。なお、瞬停確定時には、負荷切離スイッチ10はオン状態が維持されているので、ステップS8で負荷切離スイッチ10が改めてオンされることはない。
連系スイッチ5がオンされた後、電流電圧指令作成部22は、電力系統3と需要家負荷6や発電装置7間の潮流電力が、瞬停発生前後で概略等しくなるように変換器制御部23に対して出力指令を与えるので、これに応じて変換器制御部23が電力変換装置1を制御する。これにより、瞬停前後の電力系統3と需要家負荷6や発電装置7間の潮流電力をほぼ同じに保つことができるため、瞬停発生による電力系統3への影響を抑制することが可能となる。
一方、ステップS3で電力系統3が瞬停であると判定(フラグF=1)された状態にあり、かつ系統電圧の瞬停判定時点(図4の時刻t0)から規定時間Tqを経過しても、電力系統3の電圧が判定値以上に復帰しない場合(ステップS3でYESの判断)、ステップS4において、電力系統3は停電であると判定する(フラグF=2)。そして、電流電圧指令作成部22の出力指令に基づき、変換器制御部23は電力変換装置1の出力状態を連系運転モードMrから自立運転モードMiに切り替え(図4の時刻t2)、また、スイッチ切替制御部24は、負荷切離スイッチ10に対するスイッチオフ指令を出力するので、スイッチ駆動回路25により負荷切離スイッチ10が一定の遅れ時間Teの経過後にオフになる(図4の時刻t3)。
その後の時間経過により、電力系統3の系統電圧Vsが予め設定された判定値以上に復帰すると(ステップS1でNOの判断)、スイッチ切替制御部24は、連系スイッチ5がオフかどうかを判定し、連系スイッチ5がオフであることを確認すると、瞬停から系統電圧Vsが復帰した場合と同様に、ステップS6〜ステップS8を経由して連系スイッチ5をオンするとともに、負荷切離スイッチ10もオンにし、さらに系統電圧Vsが正常であることを示す判定状態(フラグF=0)とする。また、電流電圧指令作成部22の出力指令により、変換器制御部23は、電力変換装置1を自立運転モードMiから連系運転モードMrに切り替える(ステップS8)。
連系スイッチ5をオンした後、電流電圧指令作成部22は、瞬停から復帰する場合と同様に、電力変換装置1への出力指令を、電力系統3と需要家負荷6や発電装置7間の潮流電力が、瞬停発生前後で概略等しくなるように設定する。
以上のように、この発明の実施の形態1による系統連系用電力変換システムは、瞬停発生時と停電発生時のいずれにおいても、電圧維持用負荷9を介して電力系統3に接続することで、需要家負荷6や発電装置7への印加電圧が短時間で低下するのを抑制することができる。また、電力変換装置1により、受電点電圧Vpを所定の値以内に制御することにより、電圧維持用負荷9や負荷切離スイッチ10のコストやサイズの増大を抑制することができる。
また、瞬停発生や停電発生からの復帰時には、連系スイッチ5を再接続するが、その際に連系スイッチ5に流れる潮流電流Isを低減するように電力変換装置1の出力電流Ioutを制御し、連系スイッチ5がオンした後は、瞬停や停電の発生前後で電力系統3と需要家負荷6や発電装置7の潮流電力がなるべく変化しないよう、電力変換装置1の出力電流Ioutを制御する。このため、需要家負荷6や発電装置7に対して適切な電圧が印加されるので、不要な停止を抑制することができる。また、瞬停や停電の発生前後の電力系統3と需要家負荷6や発電装置7の潮流電力の変動による電力系統3の異常を抑制することが可能となる。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2による系統連系用電力変換システムの全体を示す概略的な構成図であり、図1に示した実施の形態1に対応する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態2における系統連系用電力変換システムの特徴は、上記連系スイッチ5に対して並列に、上記電圧維持用負荷9と上記負荷切離スイッチ10とからなる直列回路に加えて、補助スイッチ11が接続されている。また、上記スイッチ切替制御部24は、上記電力情報検出部21からの電力情報に基づいてスイッチ駆動回路25を介して上記連系スイッチ5、上記負荷切離スイッチ10、および上記補助スイッチ11をそれぞれ動作させるように構成されている。
上記の補助スイッチ11としては、連系スイッチ5よりも高速にスイッチングすることが可能な半導体スイッチ(例えば、トライアック)が適用される。
実施の形態2による系統連系用電力変換システムの動作は、実施の形態1に示したものとほぼ同様であるが、補助スイッチ11の動作のみが異なっている。
図8および図9は、補助スイッチ11を設けた場合の連系スイッチ5のオン/オフ時の動作概要の説明図であり、図8は、電力系統3から需要家負荷6、発電装置7、電力変換装置1を解列する場合の動作を示し、図9は、電力系統3と需要家負荷6、発電装置7、電力変換装置1を連系する場合の動作を示している。
スイッチ切替制御部24により補助スイッチ11は、系統が正常な場合は常にオンされており、補助スイッチ11や先の負荷切離スイッチ10のオン時のインピーダンスよりも、連系スイッチ5のオン時のインピーダンスが十分小さいため、電力系統3と系統連系用電力変換システムの間の電流は主に連系スイッチ5を通ることになる。
図8に示すように、スイッチ切替制御部24は、瞬停発生や停電発生などにより、連系スイッチ5をオフする際、補助スイッチ11をオン状態に維持する。したがって、連系スイッチ5をオフした際、主に連系スイッチ5を流れていた潮流電流Is(図8の破線で示す)は、図8の実線で示すように補助スイッチ11に転流する。このため、連系スイッチ5は低電流でスイッチングされる。これにより、連系スイッチ5のスイッチング責務を低減でき、かつ高速に連系スイッチ5をオフすることが可能となる。
スイッチ切替制御部24は、連系スイッチ5のオフ後、補助スイッチ11をオフするので、電力系統3との解列を完了する。補助スイッチ11は連系スイッチ5よりも高速なスイッチングが可能であることから、より高速に電力系統3と解列することができる。このため、受電点電圧Vpの低下時間をさらに低減することが可能となる。
図9に示すように、スイッチ切替制御部24は、復電などにより連系スイッチ5をオンする際には、補助スイッチ11から先にオンし、その後に連系スイッチ5をオンにする。このとき、補助スイッチ11の方が高速にオンでき、かつ補助スイッチ11に電流が流れている状態で連系スイッチ5をオンにするので、連系スイッチ5は低電流でスイッチングされることから、そのスイッチング責務を低減することが可能となる。
なお、瞬停時や停電時の負荷切離スイッチ10の動作については、実施の形態1の場合と同じである。
以上のように、この発明の実施の形態2による系統連系用電力変換システムにおいては、連系スイッチ5と並列に補助スイッチ11を設けることにより、連系スイッチ5のスイッチング責務を低減しつつ、かつ連系スイッチ5単体よりも高速に電力系統3と需要家負荷6、発電装置7、および電力変換装置1との解列、連系を行うことが可能となる。
また、この発明の実施の形態2による系統連系用電力変換システムでは、補助スイッチ11により連系スイッチ5をオン/オフする際に流れる潮流電流Isを低減することが可能なため、実施の形態1に示したような電力変換装置1によるスイッチング電流の低減制御は実施しなくてもよくなる。すなわち、図6に示したような変換器制御部23に出力電圧リミッタ23bを設けたり、図2のステップS6のように連系スイッチ5のオン後に連系スイッチ5を通過する潮流電流Isがなるべく最小となるように制御する必要がなくなる。このため制御の簡略化を図ることが可能となる。
実施の形態3.
図10は図1に示した実施の形態1における系統連系用電力変換システムの蓄電装置、発電装置、および電力変換装置の具体的な一例を示す構成図、図11は図7に示した実施の形態2における系統連系用電力変換システムの蓄電装置、発電装置、および電力変換装置の具体的な一例を示す構成図であり、図1および図7とそれぞれ対応する構成部分には同一の符号を付す。
図10および図11に示すように、図1および図7に示した電力変換装置1の具体例としては、蓄電池や電気自動車(EV)等の蓄電装置2からの電力を系統連系に適切な直流の出力電力に変換するDC/DC変換部1aと、このDC/DC変換部1aからの出力電力を電力系統3との系統連系に必要な交流電力に変換するDC/AC変換部1bとで構成されている。
同じく図10および図11に示すように、図1および図7に示した発電装置7の具体例としては、太陽電池7cからの電力を系統連系に適切な直流の出力電力に変換するDC/DC変換部7aと、このDC/DC変換部7aからの出力電力を電力系統3との系統連系に必要な交流電力に変換するDC/AC変換部7bとで構成されている。
そして、図10および図11に示した実施の形態1および2における系統連系用電力変換システムでは、電力変換装置1のDC/AC変換部1bを介した出力と、発電装置7のDC/AC変換部7bを介した出力とは、交流側の受電点poにおいて共通に接続されている。
ここで、太陽電池7cを備えた発電装置7においては、受電点poにおける受電点電圧Vpを検出し、その電圧変動を判定することにより、電力系統3の異常の有無を検出し、電力系統3の異常時には発電装置7の出力を停止して電力系統3から切り離すことを求められる場合がある。
このような場合、瞬停時に受電点電圧Vpの電圧変動によって電力系統3の異常を検出すると、発電装置7が停止してしまい、発電装置7の停止から再起動に時間がかかり、その結果、瞬停復帰時の潮流電力を瞬停発生前の潮流電力に戻すことが困難となる。
また、太陽電池7cを備えた発電装置7は、一般的に、太陽電池7cから取り得る出力電力が最大電力となるようにすることが優先されるため、発電装置7から出力する交流電力を維持するための交流電流制御は実行されるが、受電点poにおける受電点電圧Vpの変動を抑制する制御は積極的には行わない。このため、上記の実施の形態1(図10)および実施の形態2(図11)に示す、停電時の受電点電圧Vpの維持は、主に蓄電装置2に接続された電力変換装置1により行う必要がある。
ところで、発電装置7が受電点poにおける受電点電圧Vpの電圧変動を判定する場合、受電点電圧Vpの周波数から判定する場合が多い。また、受電点電圧Vpの周波数は交流電圧の極性切り替わり時点の電圧で検出する方式がよく用いられており、周波数を維持するためには高速に受電点電圧Vpを維持するための制御性能が必要となる。
すなわち、図10および図11に示すように、電力変換装置1と発電装置7を交流側受電点で接続する装置構成にすると、蓄電装置2に接続された電力変換装置1には、上述したように停電時などに発電装置7が電力系統の異常を検出して停止することを防ぐために、高速に受電点電圧Vpを維持するための制御性能が必要である。このように、高速に受電点電圧Vpを維持するための制御性能を実現するには、高速な電力情報検出部21や高速に電圧電流を制御するためのCPU(電流電圧指令作成部22、変換器制御部23)が必要になり、装置全体が高価になるという課題がある。
そこで、この実施の形態3では、系統連系用電力変換システムの電力変換装置1と発電装置7を、図12または図13に示すような構成としている。
図12は図1に示した実施の形態1に対応したこの発明の実施の形態3による系統連系用電力変換システムの蓄電装置、発電装置、および電力変換装置の具体的な一例を示す構成図、図13は図7に示した実施の形態2に対応したこの発明の実施の形態3による系統連系用電力変換システムの蓄電装置、発電装置、および電力変換装置の具体的な一例を示す構成図であり、図1または図7に示した実施の形態1または2にそれぞれ対応する構成部分には同一の符号を付す。
図12および図13に示すように、この実施の形態3では、発電装置7として太陽電池のみで構成し、この発電装置7に対して系統連系に適切な直流の出力電圧に変換するDC/DC変換部1cを接続する一方、蓄電池や電気自動車(EV)等の蓄電装置2に対して系統連系に適切な直流の出力電圧に変換するDC/DC変換部1aを接続し、さらに、各々のDC/DC変換部1aおよび1cの出力を電力系統3との系統連系に必要な交流に変換するDC/AC変換部1bを設け、各々のDC/DC変換部1a、1cの出力側をDC/AC変換部1bの入力点pinで共通に接続している。そして、上記のDC/DC変換部1a、1cとDC/AC変換部1bにより電力変換装置1を構成している。
このように、図12または図13に示した構成とすることにより、発電装置7が直接に受電点poに接続されることがなくなるため、実施の形態1、2のように、発電装置7として受電点電圧Vpの変動を検出することで、電力系統3の異常を検出して停止させるといった機能を有する必要がなくなる。
以上のように、この実施の形態3による系統連系用電力変換システムにおいては、発電装置7と蓄電装置2の電力を系統連系に適切な電圧に変換するDC/DC変換部1a、1cを備え、発電装置7と蓄電装置2のそれぞれに接続されるDC/DC変換部1a、1cの出力をDC/AC変換部1bの入力点pinで接続する構成とすることにより、発電装置7が受電点電圧Vpの変動を検出することで、電力系統3の異常を検出して停止する機能を有する必要がなくなる。これにより、電力変換装置1の受電点電圧Vpの維持は比較的低速に行うことが許容される。すなわち、系統連系用電力変換システムとして、高速な電力情報検出部21や、高速に電圧電流を制御するためのCPU(電流電圧指令作成部22や変換器制御部23)が不要となるため、装置の費用を低減することが可能となる。
なお、図12および図13に示した実施の形態3では、蓄電装置2と発電装置7とはそれぞれ単独設けられていて、それぞれの蓄電装置2、発電装置7が電力変換装置1の各DC/DC変換部1a、1cに個別に接続されているが、蓄電装置2や発電装置7の少なくとも一方が複数台設けられている場合には、それらの複数台に対してそれぞれ個別にDC/DC変換部1a、1cを設け、これらのDC/DC変換部1a、1cをDC/AC変換部1bの入力点pinで共通に接続した構成を採用することができる。
なお、この発明は、上記の実施の形態1〜3の構成のみに限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態1〜3の構成の一部に変形を加えたり、構成の一部を省略することができ、さらに、各実施の形態1〜3の構成を適宜組み合わせることが可能である。

Claims (10)

  1. 電力系統と連系スイッチを介して接続される電力変換装置を備えた系統連系用電力変換システムにおいて、
    上記連系スイッチに対して並列に、上記電力系統の瞬停時に需要家負荷に対して必要な電圧を維持するための電圧維持用負荷と、上記電圧維持用負荷との接続を切り離す負荷切離スイッチとからなる直列回路を接続するとともに、
    上記電力系統における系統電力情報、上記需要家負荷に供給される負荷電力情報、上記需要家負荷と上記連系スイッチとの間における潮流電力情報の少なくとも一つを検出する電力情報検出部と、
    上記電力情報検出部からの電力情報に基づいて、上記電力変換装置の出力電流を制御する出力指令を作成する電流電圧指令作成部と、
    上記電流電圧指令作成部からの上記出力指令に基づいて上記電力変換装置を制御する変換器制御部と、
    上記電力情報検出部からの電力情報に基づいて、上記連系スイッチと上記負荷切離スイッチとをそれぞれ動作させる駆動信号を生成するスイッチ切替制御部と、
    を備える、系統連系用電力変換システム。
  2. 上記スイッチ切替制御部は、上記電力情報検出部からの電力情報に基づいて、上記連系スイッチの電力系統側の電圧を監視し、上記電力系統の電圧が予め設定された判定値よりも低下した場合には、上記連系スイッチをオフにして上記電圧維持用負荷を介して上記電力変換装置と上記電力系統とを接続する、請求項1に記載の系統連系用電力変換システム。
  3. 上記変換器制御部は、上記電流電圧指令作成部からの上記出力指令に基づいて、上記連系スイッチのオフ時における上記電力変換装置の出力電圧が上記需要家負荷が必要とする許容電圧以内に収まるように制御する、請求項1または請求項2に記載の系統連系用電力変換システム。
  4. 上記スイッチ切替制御部により瞬停復帰時に上記連系スイッチをオフからオンに切り替えられた後に、上記電流電圧指令作成部は電力系統と需要家負荷や発電装置間の潮流電力が、瞬停発生前後で概略等しくなるように変換器制御部に対して出力指令を与える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の系統連系用電力変換システム。
  5. 上記スイッチ切替制御部により瞬停復帰時に上記連系スイッチのオフからオンへ切り替えられる際、上記電流電圧指令作成部は、上記連系スイッチに流れる電流が最小となるように、上記電力変換装置に対して電流指令を与える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の系統連系用電力変換システム。
  6. 上記連系スイッチに対して並列に、上記電圧維持用負荷と上記負荷切離スイッチとからなる上記直列回路に加えて、補助スイッチを接続するとともに、
    上記スイッチ切替制御部は、上記電力情報検出部からの電力情報に基づいて、上記連系スイッチ、上記負荷切離スイッチ、および上記補助スイッチをそれぞれ動作させる駆動信号を作成する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の系統連系用電力変換システム。
  7. 上記補助スイッチは、上記連系スイッチよりも高速なスイッチングを行えるものである、請求項6に記載に系統連系用電力変換システム。
  8. 上記スイッチ切替制御部は、瞬停発生時には連系スイッチをオフした後に補助スイッチをオフに制御する一方、瞬停復帰時には補助スイッチを先にオンにした後に連系スイッチをオンに制御する、請求項6または請求項7に記載の系統連系用電力変換システム。
  9. 発電装置と蓄電装置を備え、上記電力変換装置は、上記発電装置と上記蓄電装置の電力をそれぞれ個別に系統連系に適切な電圧に変換するDC/DC変換部と、各々の上記DC/DC変換部の出力を上記電力系統との系統連系に必要な交流に変換するDC/AC変換部とを備え、各々の上記DC/DC変換部の出力側を上記DC/AC変換部の入力点で共通に接続している、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の系統連系用電力変換システム。
  10. 上記発電装置と上記蓄電装置の少なくとも一方は複数台設けられており、これらの複数台に対してそれぞれ個別に上記DC/DC変換部が設けられている、請求項9に記載の系統連系用電力変換システム。
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