JP2014109605A - 印刷装置、印刷装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 綴じ処理する位置に画像データを印刷しないように加工する場合に、できるだけ印刷すべき画像データのサイズが縮小されない加工処理を優先して適用して、シートに印刷される画像の可読性が下がらないようにステイプル処理する。
【解決手段】
複数のシートを針を用いずに綴じる綴じ処理を行う綴じ手段と、画像データをシートに印刷する印刷手段と、前記綴じ手段が綴じ処理する位置に、前記印刷手段が画像データを印刷しないように異なる加工処理を行う複数の加工手段と、前記複数の加工手段のうち、印刷すべき画像データのサイズを縮小する加工手段よりも、当該画像データのサイズを縮小しないいずれかの加工手段を優先して選択する選択手段と、前記画像データに選択された加工処理を実行する画像処理手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図10

Description

本発明は、シートに綴じ処理を行う印刷装置、印刷装置の制御方法及びプログラムに関するものである。
プリンタ機能をもつ印刷装置には、出力する印刷紙を後処理するシート処理装置が付属しているものがある。なお、コピー機能処理を行う複合機についても同様である。
このシート処理装置の持つ代表的な機能としてステイプル綴じ機能がある。ステイプル綴じ機能は金属の針金を使用して紙を綴じる機能である。ステイプル綴じされた印刷物は部ごとに取り扱いやすいため、複数ページの出力物を扱う際に広く使用されている。
しかし、最近では金属針を使用している面から環境への配慮が行われ、針を使用しない綴じ方法が考案されている。例えば綴じる一組の印刷紙の一部をまとめてくりぬくように切り取り、その切り先を織り込んで綴じる方法が考案されている(特許文献1参照)。
その他にも、糊で紙を貼りつけることで綴じる方法や、特殊な刃で紙を押しつけ、紙をかしめとることで綴じる方法など、金属針を使用しない様々な綴じ方法が実用化されてきている。
特開平8-300847号公報
このように構成された印刷装置において、針使用ステイプル綴じまたは針不使用ステイプル綴じを行うことによって以下の弊害が起きる場合がある。それは出力された画像の一部分にステイプルが覆いかぶさってしまうことにより、画像の可読性が下がるという点である。
針でステイプル綴じを行う際、先頭ページの画像の一部がステイプルの打たれる領域に存在する場合、針が打たれた部分のみにおいて画像の可読性が下がる。さらに2ページ目以降の画像においては、画像の一部がステイプルの打たれる領域に存在する場合、読み取ることができない領域が発生する恐れがある。
このような可読性の低下は、針を使わないステイプル綴じを行う場合に、より顕著に表れる。なぜなら、綴じる強度を一定以上持たせるためには紙に加工する面積が大きくなるからである。金属針を使用したステイプル綴じの場合は、針が印刷紙束の下まで貫通して綴じていれば一定の強度が得られる。
しかし、例えば糊付けで綴じる場合は、糊付けする紙の面積がある程度大きくならないと綴じる強度は得られない。同様に、紙をくり抜いて綴じる方式でもくり抜く紙の面積が大きくならないと強度は得られず、また押しつけて綴じる方式でも押しつけて綴じる部分の面積が大きいほど綴じる強度は強くなる。
また、従来の金属針で綴じていた方式で、針部分が占有していた綴じるための領域ほど細い領域部分の紙加工では紙を綴じる強度が出ない可能性が高い。そのため、針を使用しないこのような綴じ方式をユーザが使用した場合、ユーザの望む綴じる強度を得るために従来よりも大きな領域を綴じるために加工する必要がある。
そのため、綴じた印刷物を閲覧する場合、ユーザの可視領域が従来よりも狭くなるという問題が生じる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、綴じ処理する位置に画像データを印刷しないように加工する場合に、できるだけ印刷すべき画像データのサイズが縮小されない加工処理を優先して適用して、シートに印刷される画像の可読性が下がらないように綴じ処理を実行することである。
上記目的を達成する本発明の印刷装置は以下に示す構成を備える。
複数のシートを針を用いずに綴じる綴じ処理を行う綴じ手段と、画像データをシートに印刷する印刷手段と、前記綴じ手段が綴じ処理する位置に、前記印刷手段が画像データを印刷しないように異なる加工処理を行う複数の加工手段と、前記複数の加工手段のうち、印刷すべき画像データのサイズを縮小する加工手段よりも、当該画像データのサイズを縮小しないいずれかの加工手段を優先して選択する選択手段と、前記画像データに選択された加工処理を実行する画像処理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、綴じ処理する位置に画像データを印刷しないように加工する場合に、できるだけ印刷すべき画像データのサイズが縮小されない加工処理を優先して適用して、シートに印刷される画像の可読性が下がらないように綴じ処理を実行できる。
印刷装置の構成を説明するブロック図である。 図1に示したシート処理部の構成を説明する断面図である。 シート処理装置の綴じ処理を説明する断面図である。 印刷装置におけるシート処理状態を説明する図である。 印刷装置におけるシート処理状態を説明する図である。 印刷装置におけるシート処理状態を説明する図である。 印刷装置におけるシート処理状態を説明する図である。 印刷装置に表示されるUI画面の一例を示す図である。 印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。 印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す印刷装置の構成を説明するブロック図である。なお、本実施形態では、印刷装置に読み取り機能を備えて、コピー機として使用可能な例を説明する。
図1において、CPU101はシステムの制御部であり、装置全体を制御する。ROM102はCPUの制御プログラムを格納するためのものである。
SRAM103は、オペレータが登録した設定値や装置の管理データ等や各種ワーク用バッファ等を格納するものである。電池によりバックアップされており、装置の電源を切っても記憶内容が消えない不揮発性のSRAMである。読み取られた画像データもここに格納される。
DRAM104は、プログラム制御変数等を格納するためのものである。操作部105は機器内の情報を表示するユーザとのインターフェイス部である。読み取り部106は画像データを読み取り、バイナリデータに変換する装置でありこれを用いて画像送信機能の原稿読み取りを行なうものである。記録部107は、画像データを記録紙に出力する装置である。画像処理部108は画像送信機能で扱う画像データの符号化復号化処理を行う。それぞれの制御部はデータバス110を介して繋がっており、画像データはデータバス110を通じて転送される。
また、画像データをシートに印刷する記録部107は、シート処理部109に接続されており、記録部107で印刷された出力紙はシート処理部に送られる。シート処理部109は入力された出力紙を揃えたり、出力トレイを切り替えたり、ステイプル綴じを行ったりする、後処理を行う箇所である。なお、本実施形態では、複数のシートを針を用いずに綴じる綴じ処理を行う綴じ手段と、針を用いる綴じ処理のいずれかを選択して綴じ処理を行う場合を示す。しかしながら、本発明は、これに限られず、複数のシートを針を用いずに綴じる綴じ処理を行う綴じ手段以外の綴じ処理手段を備えていない印刷装置にも適用可能である。
なお、本実施形態では、CPU101がシート処理部109が綴じ処理する位置に、記録部107が画像データを印刷しないように異なる加工処理を行う複数の加工手段を備えている。複数の加工手段については、図10において詳述する。
本実施形態では、読み取り部106から原稿画像を読み取ってバイナリデータに変換し、読み取った画像データをSRAM103に一端格納する。そして、画像処理部108で画像データ変換してから記録部107で紙に印刷し、シート処理部109で後処理を行うような複合機を例として挙げる。
図2は、図1に示したシート処理部109の構成を説明する断面図である。本例は、印刷装置の筐体内部に設置されているシート処理装置の例を示している。
図2において、201はシート処理装置で、記録部107と接続されている。記録部107からは搬送ローラ204を通して紙が送られてくる。205は両面印刷時に紙を反転させるための搬送ローラであり、反転時にはここを通って記録部107に再度入って裏面の印刷を行う。その場合も搬送ローラ204を通ってシート処理装置201に出力紙が送られる。
シート処理装置では出力紙(シート)を揃えたり、移動したりする機能があるが、ここではステイプル綴じ機能について注目する。202は針使用のステイプル止めを行う装置である。ステイプル針のような金属針を使用して紙を綴じる機能を持つステイプル綴じ部である。
203は針を使用しないで紙を綴じる針不使用のステイプル綴じ機能を提供するステイプル綴じ部である。針不使用のステイプル綴じの方法としては前記のとおり多数あるが、ここでは紙を押しつけてかしめとって綴じ合わせる方式の物を搭載している例とする。
このようにシート処理装置201に針使用ステイプル部202と針不使用ステイプル部203が併設されているようなシート処理装置を例として挙げる。
ただし、針不使用ステイプル部のみの構成であっても、本明細書中に記載した課題は発生するため、針不使用ステイプル部だけの構成であっても構わない。
図3は、本実施形態を示すシート処理装置の綴じ処理を説明する断面図である。本例は、針不使用ステイプルの一例として、紙を押しつけてかしめとって綴じ合わせる方式の仕組みの例を示した例である。以下、針不使用のステイプル綴じ機能を使用する場合、前述の通り紙に加工する箇所が大きくなるという要因について説明する。
図3の(a)は、綴じる領域が広くなると原稿の可視領域が狭くなる様子を示し、本例では隅を1点綴じる場合の例を挙げている。金属針を使用したステイプル処理例301では原稿の端に打っても綴じる強度があるため、原稿をめくった場合に次のページ部分の可視領域が広い。
しかし、金属針を使用しない方法でステイプル綴じを行ったステイプル処理例302では、綴じる強度を持たせるため、綴じ部分の面積が広くなる。すると、金属針を使用した場合より綴じ位置よりも内側まで綴じ部分が来るため、原稿をめくった場合に次のページ部分の可視領域が狭くなる。
金属針を使用したステイプル綴じの場合は、針が印刷紙束の下まで貫通して綴じていれば一定の強度が得られる。しかし、押しつけて綴じる方式では押しつけて綴じる部分の面積が大きくしなければ綴じる強度が出なくなる。
また、上記のようにステイプル綴じを使用した場合に印刷物が見にくくなるという点が、針不使用のステイプル綴じ機能を使用した場合にさらに顕著に表れる課題を図3を参照してさらに説明する。
なお、図3の(c)、(d)は、ステイプル針を使用しないステイプル処理の状態を示す。また、図3の(c)は、綴じ処理されるシート上の箇所にトナー画像が載っていない場合の綴じ処理例を示す。さらに、図3の(d)は、綴じ処理されるシート上の箇所にトナー画像が載っている場合の綴じ処理例を示す。
図3の(b)において、針を使用しないステイプル処理例では、従来の針仕様ステイプルと同じく、ユーザによって指定された原稿300の箇所に綴じ合わせを行う処理である。本例は、原稿300の左上に綴じ合わせを行う例を示している。この綴じ合わせ部をどのように圧着させるかを以下に説明する。
図3の(c)において、綴じ合わせる前の状態310は、出力原稿313を横から見ていることを示している。ここでは3枚の出力原稿を綴じ合わせようとしている。圧着部では、特殊な形状の刃311、312が出力紙を挟み込むように準備している。
実際に圧着した状態320では、特殊な刃321、322が出力紙323を挟み込んで圧着する。ここで刃により紙どうしを圧着することで綴じ合わせることができる。このような方式により金属針を使用しないでステイプル綴じを行うことを可能としている。
しかしこのような針不使用ステイプル綴じの方式では、綴じ部にトナーが乗っている場合に圧着力が図3の(d)に示すように低下してしまうという問題がある。
図3の(d)において、綴じ合わせる前の状態410では、出力原稿413を横から見ていることを示している。ここでは前例と同じく3枚の出力原稿を綴じ合わせようとしている。圧着部では、特殊な刃411、412が出力紙を挟み込むように準備している。この3枚の出力原稿の中に、特に内側にトナー414が乗っている場合を考える。
このトナー414が載った状態で実際に圧着した状態420では、特殊な刃421、422が出力紙423を挟み込んで圧着するが、圧着部にトナー424が紛れ込んだ状態で圧着されることになる。この状態では紙どうしがしっかりと圧着できないため、圧着力が弱くなってしまう。
図4、図5、図6、図7は、本実施形態を示す印刷装置におけるシート処理状態を説明する図である。本例は、シフト操作による画像調整におりステイプル箇所に印刷すべき画像が印刷されないように調整する例である。なお、本例では、針不使用のステイプルを使用し左隅の一点で綴じる操作を例として挙げる。
図4において、各画像401、403、405はそれぞれステイプル領域に画像が載っているため、画像調整が必要である。まず、画像を対角にシフトすることによってステイプル領域を確保することができるかどうか調査する。
画像402は画像401を対角シフトすることによってステイプル領域を確保した一例である。ここで、画像403、405のように対角シフト操作のみでステイプル領域を確保することができない場合は、X軸シフトやY軸シフトを行うことによってステイプル領域が確保できるか調査する。画像404は画像403の画像をX軸シフトすることによってステイプル領域を確保した一例であり、画像406は画像405の画像をY軸シフトすることによってステイプル領域を確保した一例である。すべての画像において統一的なシフト操作を行うことが望ましいため、すべての画像において対角シフトのみでステイプル領域を確保できる場合は、すべての画像に対し同じ移動率で対角シフトを行う。
また、X軸シフトのみでステイプル領域を確保できる場合はすべての画像に対し同じ移動率でX軸シフトを行う。またすべての画像においてY軸シフトのみでステイプル領域を確保できる場合はすべての画像に対し同じ移動率でY軸シフトを行う。
画像401、画像402、画像403のいずれでもステイプル領域が確保できない場合、縮小して対角シフトを行う。
図5では、針不使用のステイプル綴じ機能を使用した出力物504の例を示し、左上隅の1点を綴じた場合の例を示している。この綴じ部を見た場合に、綴じるために用紙を押しつけてかしめとり綴じ合わせているが、この用紙に加工している部分を拡大した加工部分501で示す。この加工面積は針を使用した場合よりも大きくなるため、この部分にかからないように画像を調整するものである。
具体的な例としては、出力物の端から加工部分501までの距離を考える。出力物504において、上端部からの距離503をYmm、左端部からXmmとすると、この箇所よりも端寄りに画像が載っている場合は見にくくなるため、この部分に画像が載らないように調整すると、調整された綴じ処理505が得られる。本例では、縮小処理とシフト移動を併用して綴じ位置に画像がかからないように調整した例である。
具体的には、出力物の横の長さをAmm、縦の長さをBmmとすると、(X変倍率)=(A-X)÷A、(Y変倍率)=(B-Y)÷Bとして縮小率を求め、画像データを縮小処理する。さらにこの画像を出力紙の右下に移動して配置することで、画像の上端および左端に余白を設けることができる。
図6では、複数ページ集約レイアウトが設定されている際の画像調整の一例を示し、2ページを1枚に集約した画像601に対してステイプル処理する際、左上のステイプル領域が確保できない。そのため、上画像をY軸下にシフトすることによって上画像と下画像の間に生じた空白スペースを詰め、ステイプル領域を確保してステイプルした状態602を示している。
また、複数ページ集約レイアウトが設定されている際、特に4ページを1枚に集約した画像603の場合は、左上のステイプル領域が確保できないため上画像をY軸下にシフトし、上画像と下画像の間に生じた空白スペースを詰める。さらに左側の画像2枚をX軸右側にシフトし、左側の画像と右側の画像の間に生じた空白スペースを詰める。これらの操作によって、ステイプル領域を確保してステイプルした状態604を示している。
図7では、操作部105を用いて、ユーザが定型変倍を選択している場合に、縮小操作のみでステイプル領域を確保する一例を示す。具体的には、原稿画像サイズがA3の原稿画像701であり、ユーザが操作部105を用いてA4に定型変倍してコピーする設定を行い、かつステイプル領域に画像が載ってしまう場合は、縮小のみでステイプル領域を確保する。これは定型変倍を指定したユーザにとって画像の縮尺はそれほど考慮するべき問題ではないと考えられるからである。
図8は、本実施形態を示す印刷装置で表示されるUI画面の一例を示す図である。本UI画面は、CPU101の制御により操作部105に設けられる液晶表示部に表示される。以下、ユーザが前述のステイプル綴じ機能を使用する時の画像調整を設定する際の設定する手順を説明する。
ここでは操作部105の液晶表示部に表示されるUI画面の遷移とともに説明する。
図8において、コピーの待機画面801において、ユーザがステイプル綴じ機能を使ったコピー機能を使用する場合には、まず仕上げボタン801Aを押下する。これにより、UI画面は、仕上げ設定の画面802に遷移する。
ここで、ユーザはステイプルの種類とステイプルの位置を設定するために、実行ボタン802Aを押下すると、UI画面は確認画面803に遷移するとともに、仕上げ設定の画面802で設定された各設定値はSRAM103に保存される。
CPU101は、続けて画像調整するかどうかの確認画面803において、ユーザに対し画像の自動調整の有無を問い合わせ、自動調整ボタン803Aの押下指示、あるいはキャンセルするボタンの押下指示を促す。
確認画面803において、CPU101は結果を確認し、ユーザにより、指示されるボタンに応じて、設定の結果となる「画像調整する」あるいは「画像調整しない」を登録値としてSRAM(103)に保存する。
次に、CPU101はステイプル位置に関する設定を確認する。設定の結果「左上」、「左下」、「右上」、「右下」の各設定を登録値としてSRAM103に保存する。これで仕上げ設定については設定が完了するので、CPU101は、UI画面の表示を一度待機画面804に戻す。
図9は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、コピージョブの処理例である。なお、各ステップは、CPU101がROM102に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
本例では、操作部105に設けられる、コピージョブ開始ボタンがユーザにより押下されたら、コピージョブが開始する。
まず、CPU101は、ステイプル設定があるかないかを判断する(S901)。ステイプル設定がないとCPU101が判断した場合は、原稿を読み込みつつ記録部107を用いて印刷を行い(S902)、コピージョブを完了する。
一方、ステイプル設定があるとCPU101が判断した場合は、自動画像調整の設定があるかどうかを判断する(S903)。ここで、自動調整の設定が「OFF(ない)」とCPU101が判断した場合、CPU101は、ステイプルの種類を判断する(S904)。
ここで、針なしステイプルを設定しているとCPU101が判断した場合は、原稿を読み込みながら調整が必要なページに対してはマスク処理を行いつつ、記録部107を用いて印刷を行う(S905)。
一方、S904で、針ありステイプルを設定しているとCPU101が判断した場合、原稿を読み込みつつ記録部107を用いて印刷する(S906)。そして、すべての印刷が完了次第、シート処理部109を用いて、ステイプル処理を行い(S907)、コピージョブが完了する。
一方、S903で、自動調整の設定が「ON(する)」とCPU101が判断した場合、CPU101は、まず全ての原稿をスキャンして、スキャンした原稿の画像データをDRAM104にスプールする(S908)。次に、CPU101は、スプール後の全画像データに対して、ステイプル領域に画像が載っているページがあるかを判断する(S909)。ここで、ステイプル領域に画像が載っているページがないとCPU101が判断した場合、CPU101は、記録部107を用いてそのまま印刷を行う(S9011)。一方、ステイプル領域に画像が載っているページがあるとCPU101が判断した場合、下記の通りに自動調整を行った上で(S9010)、印刷する(S9011)。その後、シート処理部109を用いてステイプル処理を行い(S907)、コピージョブが完了する。
図10は、本実施形態を示す印刷装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、画像調整手段の優先順位を段階的に下げる処理例である。なお、各ステップは、CPU101がROM102に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。以下、本実施形態では、CPU101が適用可能な複数の加工手段について説明する。複数の加工手段のうち、1つの加工手段は、前記画像データの印刷位置をシートに設定される印刷基準位置から対角方向にシフトする。
また、他の加工手段は、前記画像データの印刷位置をシートに設定される印刷基準位置からX方向にシフトする。さらに、他の加工手段は、前記画像データの印刷位置をシートに設定される印刷基準位置からY方向にシフトする。さらに、他の加工手段は、前記画像データの印刷位置をシートに設定される印刷基準位置からX方向およびY方向にシフトする。さらに、他の加工手段は、前記画像データを縮小する。なお、本実施形態では、後述するように、X方向、Y方向、対角に画像データをシフトする加工手段は、全ページに同一の加工処理を行うものとする。
これに対して、X方向のみ、Y方向のみにシステムする場合には、必要なページに同一の加工処理を行うものとする。
そして、画像データのサイズを縮小しないいずれかの加工手段により前記綴じ手段が綴じ処理する位置を確保できない場合、画像データのサイズを縮小する加工手段を選択するようにCPU101が加工処理の適用を制御する。以下、複数の加工手段のうち、印刷すべき画像データのサイズを縮小する加工手段よりも、当該画像データのサイズを縮小しないいずれかの加工手段を優先して選択し、該選択された加工処理を画像データに適用してステイプル処理を行う制御を説明する。
自動調整を開始すると、まずCPU101は複数ページ集約レイアウトの設定がされているかどうか判断する(S1001)。ここで、複数ページ集約レイアウトの設定があるとCPU101が判断した場合、CPU101は、DRAM104にスプールされた全てのページに対応する画像データに対して空白スペース詰めの処理を行う(S1002)。この処理後、CPU101は、改めてステイプル領域に画像が載っているページがあるかを判断する(S1003)。ここで、ステイプル領域に画像が載っていないとCPU101が判断した場合、自動調整処理を完了する。
一方、ステイプル領域に画像が載っているページがあるとCPU101が判断した場合または複数ページ集約レイアウトの設定がされていないといCPU101が判断した場合、CPU101は定型変倍の設定がされているかどうかを判断する(S1004)。ここで、定型変倍の設定があるとCPU101が判断した場合全てのページにおいて変倍処理によるステイプル領域確保操作を行い(S1005)、自動調整完了する。
一方、S1004で、定型変倍の設定がないとCPU101が判断した場合、さらに、CPU101は、全てのページにおいて対角シフト操作のみでステイプル領域を確保できるか判断する(S1006)。ここで、全てのページにおいて対角シフト操作のみでステイプル領域を確保できるとCPU101が判断した場合、DRAM104にスプールされた全ページの画像データに対して同じ移動量で対角シフト操作を行い(S1007)、自動調整完了する。
一方、S1006において、全てのページにおいて対角シフト操作のみでステイプル領域を確保できないとCPU101が判断した場合、CPU101は、さらに、全ページにおいてX軸シフト操作のみでステイプル領域を確保できるかを判断する(S1008)。ここで、全ページにおいてX軸シフト操作のみでステイプル領域を確保できるとCPU101が判断した場合、CPU101は、DRAM104にスプールされた全ページの画像データに対して同じ移動量でX軸シフト操作を行い(S1009)、自動調整完了する。
一方、S1008で、全ページにおいてX軸シフト操作のみでステイプル領域を確保できないとCPU101が判断した場合は、CPU101は、さらに、全ページにおいてY軸シフト操作のみでステイプル領域を確保できるかを判断する(S1010)。ここで、全ページにおいてY軸シフト操作のみでステイプル領域を確保できるとCPU101が判断した場合、CPU101は、DRAM104にスプールされた全ページの画像データに対して同じ移動量でY軸シフト操作を行い(S1011)、自動調整完了する。
一方、全ページにおいてY軸シフト操作のみでステイプル領域を確保できないとCPU101が判断した場合は、CPU101は、最後に全ページにおいてX軸シフト操作またはY軸シフト操作いずれかでステイプル領域を確保できるかを判断する(S1012)。ここで、全ページにおいてX軸シフト操作またはY軸シフト操作いずれかでステイプル領域を確保できるとCPU101が判断した場合、CPU101は、S1013に処理を進める。S1013で、CPU101は、DRAM104にスプールされた画像がステイプル領域にかかっているページの画像データのみに対しX軸シフト操作またはY軸シフト操作を行い(S1013)、自動調整完了する。
一方、全ページにおいてX軸シフト操作またはY軸シフト操作いずれかでステイプル領域を確保できないとCPU101が判断した場合、CPU101は、調整が必要なページのみ変倍と対角線位置決めを行う(S1014)。それによって、ステイプル領域を確保して自動調整完了する。
これにより、綴じ処理する位置に画像データを印刷しないように加工する場合に、できるだけ印刷すべき画像データのサイズが縮小されない加工処理を優先して適用して、シートに印刷される画像の可読性が下がらないようにステイプル処理できる。
なお、縮小する加工処理以外の加工処理のうち、ユーザが適用する加工処理の優先順位をあらかじめ登録できるように構成して、ユーザの望む加工処理を速やかに適用できるように制御してもよい。
また、加工処理のみをネットワークを介して通信可能なサーバ装置で行い、例えばクラウド上で加工処理を行い、加工処理が適用された印刷データを受信して印刷するように構成してもよい。
また、本実施形態では、加工処理の例として、ステイプル等の綴じ処理を例に説明したが、加工処理は、その他の処理(例えば、シートに穴を空けるパンチ処理)であってもよい。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
101 CPU
102 ROM
104 DRAM
109 シート処理部

Claims (11)

  1. 複数のシートを針を用いずに綴じる綴じ処理を行う綴じ手段と、
    画像データをシートに印刷する印刷手段と、
    前記綴じ手段が綴じ処理する位置に、前記印刷手段が画像データを印刷しないように異なる加工処理を行う複数の加工手段と、
    前記複数の加工手段のうち、印刷すべき画像データのサイズを縮小する加工手段よりも、当該画像データのサイズを縮小しないいずれかの加工手段を優先して選択する選択手段と、
    前記画像データに選択された加工処理を実行する画像処理手段と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記選択手段は、前記複数の加工手段のうち、画像データのサイズを縮小しないいずれかの加工手段により前記綴じ手段が綴じ処理する位置を確保できない場合、画像データのサイズを縮小する加工手段を選択することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 複数の加工手段のうち、1つの加工手段は、前記画像データの印刷位置をシートに設定される印刷基準位置から対角方向にシフトすることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 複数の加工手段のうち、1つの加工手段は、前記画像データの印刷位置をシートに設定される印刷基準位置からX方向にシフトすることを特徴とする請求項1記載の印刷装置
  5. 複数の加工手段のうち、1つの加工手段は、前記画像データの印刷位置をシートに設定される印刷基準位置からY方向にシフトすることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  6. 複数の加工手段のうち、1つの加工手段は、前記画像データの印刷位置をシートに設定される印刷基準位置からX方向およびY方向にシフトすることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  7. 複数の加工手段のうち、1つの加工手段は、前記画像データを縮小することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  8. 前記1つの加工手段は、全ページに同一の加工処理を行うことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記1つの加工手段は、必要なページに同一の加工処理を行うことを特徴とする請求項6または7に記載の印刷装置。
  10. 複数のシートを針を用いずに綴じる綴じ処理を行う綴じ手段と、画像データをシートに印刷する印刷手段とを有する印刷装置であって、
    前記綴じ手段が綴じ処理する位置に、前記印刷手段が画像データを印刷しないように異なる加工処理を行う複数の加工工程と、
    前記複数の加工工程のうち、印刷すべき画像データのサイズを縮小する加工工程よりも、当該画像データのサイズを縮小しないいずれかの加工手段を優先して選択する選択工程と、
    前記画像データに選択された加工処理を実行する画像処理工程と、
    を備えることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載の印刷装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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