JP2014107971A - 半導体集積回路およびその動作方法 - Google Patents

半導体集積回路およびその動作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】NFC通信とワイヤレス給電等の給電動作が時分割で反復する場合にNFC通信期間中に充電タイマーのカウント値が初期値にリセットされ充電タイマーが誤動作すると言う問題する解消する。
【解決手段】充電出力端子T3は、DC出力電圧を使用してバッテリ26を充電する。電圧検出回路21241はバッテリ電圧VBATの所定レベルへの到達を検出して制御信号を生成して、入力端子T1のDC入力電圧のレベル検出によってNFC通信期間とワイヤレス給電期間とを弁別するレベル判定信号を生成する。充電タイマー21242によるバッテリ26の充電時間のカウント動作の実行中に、NFC通信期間に電圧検出回路21241は制御信号によって充電タイマー21242を制御して、充電タイマー21242はカウント動作のカウント値を保持する。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体集積回路およびその動作方法に関し、特にNFC通信とワイヤレス給電等の給電動作とが時分割で反復する場合にNFC通信期間中に充電タイマーのカウント値が初期値にリセットされ充電タイマーが誤動作すると言う問題を解消するのに有効な技術に関するものである。
従来から、ICカードに半導体集積回路とアンテナ・コイルとを搭載して、このICカードの電源供給は、カードリーダー・カードライターと呼ばれる読み出し・書き込み装置からのRF信号をアンテナ・コイルによる受信と整流回路による整流で行われるものである。このようにカード側に電源を持たないICカードは自動改札システム、電子マネー、物流管理等で普及している。このようにこのICカードはRF給電される一方、ユニークな識別情報(ID情報)が内蔵不揮発性メモリに格納されているので、RFIDカードと呼ばれる。また、自動改札システム、電子マネー等の分野で使用されるICカードは、13.56MHzのRF周波数を使用するNFC通信を使用するものである。尚、NFCは、Near Field Communicationの略称である。
一方、スマートフォン等の携帯機器に電源ケーブルを接続することなく、携帯機器を専用の充電テーブルに置くだけで携帯機器の充電が可能な「置くだけ充電」と呼ばれるワイヤレス給電システムが普及している。このワイヤレス給電システムは、スマートフォンと呼ばれる携帯電話の電池の消耗が大きいことに対応するものである。すなわち、スマートフォンは、インターネットとの親和性が高く、パーソナルコンピュータの機能をベースとした多機能携帯電話もしくは電話・メールにPDA機能が付加された多機能携帯電話であり、「スマフォ」、「スマホ」と略されることもある。ワイヤレス給電システムは業界団体のWireless Power Consortium (WPC)によって策定されたQi(チー)と呼ばれる国際標準規格に基づくもので、送信側機器と受信側機器の両者がそれぞれコイルを持つことで、電磁誘導方式により送信側機器から受信側機器への給電を可能とするものである。このワイヤレス給電システムの利点は、充電のために電源コネクターを抜き差しする必要が無く、特に携帯機器の電源コネクターのコネクターカバーを開け閉めする作業を省略することが可能となる。
一方、下記特許文献1の図2とそれに関係する開示には、ポート機器とモバイル機器との間でNFC通信を行うとともに、ポート機器からモバイル機器の二次電池(バッテリ)を充電するための非接触電力伝達を行うことが記載されている。モバイル機器はNFC通信用誘導コイルと充電用誘導コイルを有し、NFC通信用誘導コイルはNFCチップに接続され、充電用誘導コイルは充電用電力受信部とチャージコントローラと二次電池とに接続される。ポート機器はNFC通信用誘導コイルと充電用誘導コイルを有し、NFC通信用誘導コイルはNFCチップに接続され、充電用誘導コイルは充電用電力供給部に接続される。
また、下記特許文献1の図3とそれに関係する開示には、ポート機器とモバイル機器との間のNFC通信の動作タイミングとポート機器からモバイル機器の二次電池(バッテリ)を充電するための非接触電力伝達の動作タイミングとを時分割によって反復することが記載されている。時分割によってNFC通信の動作タイミングでは充電のための非接触電力伝達が非動作とされるので、非接触電力伝達からNFC通信へのノイズ等の信号品質の劣化を軽減することが可能となるものと推測される。
更に、下記特許文献1の図7とそれに関係する開示には、ポート機器とモバイル機器との間でNFC通信を行うとともにポート機器からモバイル機器の二次電池(バッテリ)の充電を行う他の非接触電力伝達方式が記載されている。モバイル機器はNFC通信用と充電用とに兼用される1個の誘導コイルを有し、この1個の誘導コイルは回路セレクタに接続され、回路セレクタはNFCチップと充電用電力受信部とに接続される。回路セレクタはNFCチップと充電用電力受信部の任意の一方を選択して、選択された一方は回路セレクタを介して1個の誘導コイルと接続される。また、ポート機器はNFC通信用と充電用とに兼用される1個の誘導コイルを有し、この1個の誘導コイルは回路セレクタに接続され、回路セレクタはNFCチップと充電用電力供給部とに接続される。回路セレクタはNFCチップと充電用電力供給部の任意の一方を選択して、選択された一方は回路セレクタを介して1個の誘導コイルと接続される。
更に下記特許文献2には、2種類以上の電源と選択的に接続されることによりバッテリを充電する電子機器において、電力供給を受けている電源との接続が解除されると速やかに他の電源と接続してバッテリの充電を開始するコントローラを使用することが記載されている。すなわち、コントローラによる制御は、AC電源からAC接続部へ電流が供給されている間ではAC電源によってバッテリを充電して、AC電源からAC接続部へ電流が供給されず外部機器から外部機器接続部へ電流が供給されている間では外部機器の電源でバッテリを充電する。特にコントローラは、バッテリがAC電源によって充電されている間に、外部機器接続部が外部機器に接続された場合に、外部機器と初期通信を行って外部機器を介してバッテリを充電するために必要な充電設定を行うものである。外部機器接続部は具体的にはUSB接続部であり、IEEE1394等の他の規格のインターフェースも採用可能であるとされている。電子機器がAC電源と外部機器の両者と接続されている場合には、AC電源からの電流が外部機器からの電流よりも大きいので、コントローラはAC電源によりバッテリを充電するものである。
特開2009−253649号 公報 特開2011−155830号 公報
本発明者は本発明に先立って、スマートフォン等の携帯通信機器に搭載される二次電池(バッテリ)のためのワイヤレスすなわち非接触による充電方式の開発に従事した。
この開発において、本発明者は過去の携帯通信機器および過去の充電方式に関して、最初に検討を行った。
スマートフォン以前の携帯電話にも、NFC通信を使用するICカードを利用する自動改札システムや、電子マネー等の応用機能を実現するために、NFC通信のためのアンテナ・コイルとNFCチップとが搭載されていた。従って、スマートフォンの携帯電話にも、以前の携帯電話の方式を踏襲してNFC通信のためのアンテナ・コイルとNFCチップとが搭載されている。しかし、以前のNFC通信の電力は、アンテナ・コイルとNFCチップとを動作させる程度であり、携帯電話に搭載される二次電池(バッテリ)を充電可能な余力は無いものであった。
一方、業界団体WPCによって策定されたQi規格は、NFC通信の13.56MHzのRF周波数より相当低い100KHz〜200KHzの周波数を使用するものである。従って、Qi規格によるワイヤレス給電システムに準拠する二次電池(バッテリ)の充電方式をスマートフォン等の携帯電話に搭載するためには、Qi規格の低い周波数を受信するアンテナを以前のNFC通信のためのアンテナ・コイルと別個に携帯電話に搭載しなければならない。その結果、スマートフォン等の携帯電話には2種類のアンテナを搭載しなければならず、搭載スペースの確保が困難となると言う問題が本発明に先立った本発明者による検討によって明らかとされた。この問題を解決するために、本発明に先立った本発明者による開発では、上記特許文献1の図7とそれに関係する開示に記載されたように、NFC通信用と充電用とに兼用される1個の誘導コイルをモバイル機器で使用する方式を採用するものとした。
更に本発明に先立った本発明者による開発では、スマートフォン等の携帯電子機器の二次電池(バッテリ)の充電は、AC電源からのAC電源電圧の整流・平滑で生成されるAC−DC電源電圧とUSB接続からのUSB電源電圧と上述したワイヤレス給電システムのワイヤレス給電による電源電圧等の複数の電源電圧により可能なことが要求された。
また更に、複数の電源電圧によるこのバッテリの充電に際して、充電監視動作が要求された。すなわち、リチムイオン電池等の二次電池(バッテリ)では、充電回数の増大に反比例して最大充電容量が初期の値よりも低下するものであり、500回程度の最大充電回数で最大充電容量が初期の値の50%に低下するものである。更に、最大充電回数が500回の充電回数を超過すると、最大充電容量の値が急激に低下するものである。従って、過使用状態となったバッテリを充電したとしても当初の充電電圧に到達せず、バッテリまたは充電器に過電流が流れ、火災の原因となる場合もある。このような問題を解消するために、充電タイマーを使用して所定の充電時間で目標の充電電圧に到達しない場合には、警告を出力することが要求された。
しかし、NFC通信とワイヤレス給電等の給電動作とが時分割で反復する場合においては、上述のようにNFC通信の電力ではバッテリの充電が不可能であるので、NFC通信期間中に充電タイマーのカウント値が初期値のゼロにリセットされ、充電タイマーが誤動作すると言う問題が本発明に先立った本発明者による検討によって明らかとされた。
《本発明に先立って本発明者によって検討された充電タイマー》
図8は、本発明に先立って本発明者によって検討された充電タイマー21242の構成を示す図である。
図8に示すように本発明に先立って本発明者による検討された充電タイマー21242は、充電ステートマシン212421とホールド信号生成ユニット212422とタイマリセット信号生成ユニット212423と充電タイマーカウンタ212424とによって構成されている。充電ステートマシン212421の第1入力端子と第2入力端子とには、ステート制御信号と通信状態信号とがそれぞれ供給される。ステート制御信号は、図示していない電圧検出回路からNFC通信とワイヤレス給電に兼用される1個の誘導コイルでのRF信号の整流・平滑で生成されるDC入力電圧と、図示していない降圧DC−DCコンバータの出力電圧と、2次電池のバッテリ電圧等からバッテリの充電状態に対応する充電ステートマシン212421のステートを制御するものである。更に、通信状態信号は、現在の通信状態が時分割で反復されるNFC通信期間とワイヤレス給電等の給電動作期間とのいずれかを示すものである。更に、通信状態信号が供給される充電ステートマシン212421の第2入力端子には、バッテリ充電器の動作開始時のパワーオンリセット信号も供給される。
上述したステート制御信号と通信状態信号とパワーオンリセット信号とに応答して、充電ステートマシン212421は初期ステートとトリクル充電ステートと急速充電ステートと充電エラーステートと充電完了ステートとのいずれかのステートに設定される。初期ステートは、例えば、“001”の3ビットによって表示されて、バッテリの充電開始の以前の状態である。トリクル充電ステートは、例えば、“010”の3ビットによって表示されて、2次電池のバッテリ電圧が急速充電開始電圧に到達する以前に低レベルの充電電流により2次電池を充電して2次電池を長寿命とするものである。急速充電ステートは、例えば“011”の3ビットによって表示されて、2次電池のバッテリ電圧が急速充電開始電圧に到達した以降に高レベルの充電電流によって2次電池を充電して2次電池の充電時間を短縮するものである。更に充電エラーステートは、例えば“101”の3ビットによって表示され、トリクル充電エラーおよび急速充電エラーを表示するものである。トリクル充電エラーは、トリクル充電にも拘らず所定のトリクル充電期間中において2次電池のバッテリ電圧が急速充電開始電圧に到達せずに、充電タイマーカウンタ212424のタイマー出力信号としてのタイムアウト信号が生成されるものである。急速充電エラーは、急速充電にも拘らず所定の急速充電期間中において2次電池のバッテリ電圧が充電目標電圧に到達できずに、充電タイマーカウンタ212424のタイマー出力信号としてのタイムアウト信号が生成されるものである。充電完了ステートは、例えば“100”の3ビットによって表示されて、トリクル充電によって所定のトリクル充電期間中にバッテリ電圧が急速充電開始電圧に到達した後に急速充電によって所定の急速充電期間中にバッテリ電圧が充電目標電圧に到達したものである。尚、図8では図示されてはいないが、トリクル充電もしくは急速充電に際して充電タイマーカウンタ212424から生成されるタイムアウト信号は、充電ステートマシン212421の他の入力端子に供給されるものである。
ホールド信号生成ユニット212422からハイレベル“1”のホールド信号HOLDが供給されずに更にタイマリセット信号生成ユニット212423からハイレベル“1”のリセット信号が供給されない場合には、充電タイマーカウンタ212424はクロック信号CLKに応答してトリクル充電タイマーもしくは急速充電タイマーとしてカウントアップ動作を実行する。
充電ステートマシン212421から“001”の3ビットで表示された初期ステートまたは“100”の3ビットで表示された充電完了ステートまたは“101”の3ビットで表示された充電エラーステートを示す状態出力信号が生成されることに応答して、ホールド信号生成ユニット212422はハイレベル“1”のホールド信号HOLDを生成する。従って、ホールド信号生成ユニット212422のハイレベル“1”のホールド信号HOLDに応答して、充電タイマーカウンタ212424はその時点のカウントアップ値を保持する。
充電ステートマシン212421の第2入力端子にバッテリ充電器の動作開始のパワーオンリセット信号または現在の通信状態がNFC通信期間であることを示す通信状態信号が供給されることに応答して、充電ステートマシン212421はリセット信号生成コマンドを生成する。充電ステートマシン212421のリセット信号生成コマンドに応答して、タイマリセット信号生成ユニット212423はハイレベル“1”のリセット信号を生成する。従って、タイマリセット信号生成ユニット212423のハイレベル“1”のリセット信号に応答して、充電タイマーカウンタ212424は“001”の3ビットによって表示された初期ステートにおける初期値のカウント値(ゼロ)にリセットされるものとなる。
尚、図8に示した本発明に先立って本発明者によって検討された充電タイマー21242のベースモデルは、当初はNFC通信とワイヤレス給電等の給電動作との時分割動作は考慮されずに、ワイヤレス給電等の給電動作のみが考慮されたものであった。その後にNFC通信とワイヤレス給電等の給電動作の時分割動作が必要とされ、図8に示した本発明に先立って本発明者によって検討された充電タイマー21242の第2入力端子に現在の通信状態がNFC通信期間であることを示すための通信状態信号が追加的に供給されたものである。
《本発明に先立って本発明者によって検討された充電監視動作》
図9は、図8に示した本発明に先立って本発明者によって検討された充電タイマー21242を利用する2次電池のための充電監視動作を説明するフローチャートである。
図9の最初のステップS100では、バッテリ充電器の動作開始時の誘導コイルのRF信号の整流・平滑で生成されるDC入力電圧の立ち上りに応答して、充電タイマー21242のステートマシン212421は例えば“111”の3ビットにより表示されるパワーオンリセットステートに設定される。
すると、ステップS101では、充電タイマー21242のステートマシン212421は、ステップS100のパワーオンリセットステートから例えば“001”の3ビットによって表示される初期ステート、すなわちバッテリの充電開始の以前の状態に自動的に遷移する。
すると、ステップS102では、降圧DC−DCコンバータの出力電圧VDDOUT2が2次電池のバッテリ電圧VBATよりも高レベルであるかが判定され、更にバッテリ充電器の使用者からの2次電池を充電せよとの充電指示が有るかが判定される。
ステップS102での上述した2つの判定結果が“YES”の場合には、ステップS102からステップS103の例えば“010”の3ビットによって表示されるトリクル充電ステートに遷移する。それに対し、ステップS102での上述した2つの判定結果が“NO”の場合には、ステップS103でのトリクル充電ステートが実行されずにステップS102の入力に復帰する。
ステップS103のトリクル充電ステートでは、2次電池のバッテリ電圧が例えば3ボルトの急速充電開始電圧Vquickに到達する以前に、2次電池を長寿命とするために低レベルの充電電流によって2次電池が充電される。また、ステップS103のトリクル充電ステートにおいて、2次電池のトリクル充電が実行される期間に図8に示した充電タイマー21242の充電タイマーカウンタ212424は、トリクル充電タイマーとしてクロック信号CLKに応答してカウントアップ動作を実行する。
ステップS103のトリクル充電ステートにおいて2次電池のトリクル充電が実行されている間に、ステップS104の判定処理とステップS105の判定処理とステップS106の判定処理とステップS107の判定処理とが実行される。
ステップS104では、充電ステートマシン212421の第2入力端子に供給される通信状態信号から、現在の通信状態がNFC通信期間であるか否かが判定される。ステップS104の判定結果が“YES”の場合には、ステップS104からステップS108の例えば“111”の3ビットによって表示されるトリクル充電タイマーリセットステートに遷移する。その結果、ステップS108のトリクル充電タイマーリセットステートにおいて、図8に示した充電タイマー21242の充電タイマーカウンタ212424は初期値のカウント値(ゼロ)にリセットされる。それに対して、ステップS104の判定結果が“NO”の場合には、ステップS104の入力に復帰する。
ステップS108のトリクル充電タイマーリセットステートでは、図9の最初のステップS100と同様に図8に示した充電タイマー21242のステートマシン212421はリセットステートに設定される。従って、ステップS108のトリクル充電タイマーリセットステートの後に、ステップS101の初期ステートに遷移する。
ステップS105では、2次電池のバッテリ電圧VBATが例えば3ボルトの急速充電開始電圧Vquickに到達したか否かが判定される。ステップS105の判定結果が“YES”の場合には、ステップS105からステップS110に遷移する。ステップS110のトリクル充電タイマーリセットステートでは、図9の最初のステップS100と同様に図8に示した充電タイマー21242のステートマシン212421はリセットステートに設定される。それに対して、ステップS105の判定結果が“NO”の場合には、ステップS105の入力に復帰する。
ステップS106では、ステップS102での判定結果と状況が変化して、降圧DC−DCコンバータの出力電圧VDDOUT2が2次電池のバッテリ電圧VBATよりも低レベルであるかが判定される。このステップS106の判定結果が“YES”の場合には、ステップS106からステップS111の例えば“111”の3ビットによって表示されるトリクル充電タイマーリセットステートに遷移して、更にその後、ステップS101の初期ステートに遷移する。それに対して、ステップS106の判定結果が“NO”の場合には、ステップS106の入力に復帰する。
ステップS107では、ステップS103のトリクル充電ステートにおける2次電池のトリクル充電トリクル充電にも拘らず所定のトリクル充電期間中において2次電池のバッテリ電圧が急速充電開始電圧に到達せずにタイムアウト信号が生じているかが判定される。このステップS107での判定結果が“YES”の場合には、ステップS107からステップS112の例えば“101”の3ビットによって表示されるトリクル充電エラーを表示するための充電エラーステートに遷移して処理を終了する。このステップS112の充電エラーステートでは、バッテリ充電器の使用者にLED表示等により充電エラーの警告が出力されるものである。
ステップS113の急速充電ステートでは、ステップS105でバッテリ電圧が急速充電開始電圧Vquickに到達した2次電池を高レベルの充電電流によって充電して2次電池の充電時間を短縮するものである。またステップS113の急速充電ステートにおいて、2次電池の急速充電が実行される期間に図8に示した充電タイマー21242の充電タイマーカウンタ212424は、急速充電タイマーとしてクロック信号CLKに応答してカウントアップ動作を実行する。
ステップS113の急速充電ステートにおいて2次電池の急速充電が実行される間に、ステップS114の判定処理とステップS115の判定処理とステップS116の判定処理とステップS117の判定処理とが実行される。
ステップS114では、充電ステートマシン212421の第2入力端子に供給される通信状態信号から、現在の通信状態がNFC通信期間であるか否かが判定される。ステップS114の判定結果が“YES”の場合には、ステップS114からステップS118の例えば“111”の3ビットによって表示される急速充電タイマーリセットステートに遷移する。それに対して、ステップS114の判定結果が“NO”の場合には、ステップS114の入力に復帰する。その結果、ステップS118の急速充電タイマーリセットステートにおいて、図8に示した充電タイマー21242の充電タイマーカウンタ212424は初期値のカウント値(ゼロ)にリセットされる。
ステップS118の急速充電タイマーリセットステートにおいて、図9の最初のステップS100と同様に図8に示した充電タイマー21242のステートマシン212421はリセットステートに設定される。従って、ステップS108のトリクル充電タイマーリセットステートの後に、ステップS101の初期ステートに遷移する。
ステップS115では、2次電池のバッテリ電圧VBATが例えば4.2ボルトの充電目標電圧Vtargetに到達したかが判定される。ステップS115の判定結果が“YES”の場合には、ステップS105からステップS119の例えば“111”の3ビットにより表示される急速充電タイマーリセットステートに遷移する。その後に、ステップS119の急速充電タイマーリセットステートから、ステップS122の例えば“100”の3ビットによって表示される充電完了ステート122に遷移する。ステップS122の充電完了ステート122では、バッテリ充電器の使用者にLED表示等により充電完了の状態が出力されるものである。それに対してステップS115の判定結果が“NO”の場合には、ステップS115の入力に復帰する。
ステップS116では、ステップS105での判定結果と状況が変化して2次電池のバッテリ電圧VBATが例えば3ボルトの急速充電開始電圧Vquickより低レベルであるかが判定される。ステップS116の判定結果が“YES”の場合には、ステップS116からステップS120の例えば“111”の3ビットによって表示される急速充電タイマーリセットステートに遷移して、更にその後に、ステップS103のトリクル充電ステートに復帰する。それに対してステップS116の判定結果が“NO”の場合には、ステップS116の入力に復帰する。
ステップS117では、ステップS113の急速充電ステートにおける2次電池の急速充電トリクル充電にも拘らず所定の急速充電期間中に2次電池のバッテリ電圧が充電目標電圧Vtargetに到達できずにタイムアウト信号が生じているかが判定される。このステップS117の判定結果が“YES”の場合には、ステップS117からステップS121の例えば“101”の3ビットによって表示される急速充電エラーを表示するための充電エラーステートに遷移して処理を終了する。このステップS121の充電エラーステートでも、バッテリ充電器の使用者にLED表示等により充電エラーの警告が出力されるものである。
図10は、図8に示した本発明に先立って本発明者により検討された充電タイマー21242を利用する2次電池のための充電監視動作を説明するタイムチャートである。
図10には、NFC通信用と充電用とに兼用される1個の誘導コイルによって受信されるRF信号の波形RFinが示されて、このRF信号RFinの整流・平滑で生成されるDC入力電圧の図示しない電圧検出回路のレベル検出によって生成される電圧検出信号VDETも示されている。
更に、図10には、時分割で反復されるNFC通信期間とワイヤレス給電等の給電動作期間とを含む通信状態が示されている。電圧検出信号VDETが低レベルである期間はNFC通信期間と判定されるのに対して、電圧検出信号VDETが高レベルである期間はワイヤレス給電等の給電動作期間と判定される。その結果、図10に示したように、電圧検出信号VDETが低レベルである第1期間T1と第3期間T3と第6期間T6と第8期間T8はNFC通信期間と判定され、電圧検出信号VDETが高レベルである第2期間T2と第4期間T4と第5期間T5と第7期間T7と第9期間T9はワイヤレス給電等の給電動作期間と判定される。
図10には、2次電池の充電のための充電電流と充電電圧が示されており、充電電圧が急速充電開始電圧(Vquick)に到達する以前ではトリクル充電が実行され、充電電圧が急速充電開始電圧(Vquick)に到達した以降は急速充電が実行される。上述のようにNFC通信の電力は2次電池(バッテリ)を充電可能な余力は無いので、第1期間T1と第3期間T3と第6期間T6と第8期間T8のNFC通信期間では、充電電流はゼロアンペアとなって充電停止の状態となる。更に、第3期間T3と第6期間T6と第8期間T8のNFC通信期間でもトリクル充電タイマーもしくは急速充電タイマーがリセット状態に設定されるので、充電タイマーカウンタ212424はNFC通信期間では初期値のカウント値(ゼロ)にリセットされるものとなる。
以上説明したように、NFC通信とワイヤレス給電等の給電動作とが時分割で反復する場合には、NFC通信の電力ではバッテリの充電が不可能であるので、NFC通信期間中に充電タイマーのカウント値が初期値のゼロにリセットされ、充電タイマーが誤動作すると言う問題が本発明に先立った本発明者による検討によって明らかとされたものである。
このような課題を解決するための手段等を以下に説明するが、その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される代表的な実施の形態の概要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、代表的な実施の形態による半導体集積回路(212)は、入力端子(T1)と、DC−DCコンバータ(2121)と、充電出力端子(T3)と、電圧検出回路(21241)と、充電タイマー(21242)とを具備する。
入力端子(T1)には、NFC通信によるRF信号とワイヤレス給電によるRF信号とが反復して供給される受信信号の整流・平滑で生成されるDC入力電圧(VIN)が供給される。
DC−DCコンバータ(2121)は、入力端子(T1)に供給されるDC入力電圧(VIN)から、所望の電圧レベルを有するDC出力電圧(VDDOUT2)を生成する。
充電出力端子(T3)は、DC出力電圧(VDDOUT2)を使用して外部のバッテリ(26)を充電する。
電圧検出回路(21241)は、バッテリ(26)の充電によって充電出力端子(T3)のバッテリ電圧(VBAT)が所定の電圧レベル(Vquick、Vtarget)に到達することを検出して、バッテリ電圧(VBAT)と所定の電圧レベル(Vquick、Vtarget)とに応答して制御信号を生成する。
充電タイマー(21242)は、電圧検出回路(21241)から生成される制御信号による制御に基づいてバッテリ(26)の充電時間をカウント可能とされる。
電圧検出回路(21241)は、入力端子(T1)に供給されるDC入力電圧(VIN)のレベル検出によってNFC通信の通信期間とワイヤレス給電の給電期間とを弁別するレベル判定信号(VDET)を生成する。
充電タイマー(21242)によるバッテリ(26)の充電時間のカウント動作の実行中に、NFC通信の通信期間において電圧検出回路(21241)は制御信号によって充電タイマー(21242)を制御して、充電タイマー(21242)はカウント動作のカウント値を保持することを特徴とするものである(図4参照)。
本願において開示される実施の形態のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、本半導体集積回路によれば、NFC通信とワイヤレス給電等の給電動作とが時分割で反復する場合にNFC通信期間中に充電タイマーのカウント値が初期値にリセットされ充電タイマーが誤動作すると言う問題する解消することができる。
図1は、実施の形態1によるバッテリ充電制御動作を実行する半導体集積回路212が搭載された多機能携帯電話のためのワイヤレス電力伝送システムの構成を示す図である 図2は、図1に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御のための半導体集積回路212の構成を示す図である。 図3は、図2に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御のための半導体集積回路212の外部端子の機能を示す図である。 図4は、図2に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御のための半導体集積回路212の受電側システム3への給電と2次電池26の充電のための基本的な構成を示す図である。 図5は、図4に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御の半導体集積回路212の充電タイマー21242の構成を示す図である。 図6は、図4と図5に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御の半導体集積回路212の充電タイマー21242を利用する2次電池のための充電監視動作を説明するフローチャートである。 図7は、図4と図5に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御の半導体集積回路212の充電タイマー21242を利用する2次電池のための充電監視動作を説明するタイムチャートである。 図8は、本発明に先立って本発明者によって検討された充電タイマー21242の構成を示す図である。 図9は、図8に示した本発明に先立って本発明者によって検討された充電タイマー21242を利用する2次電池のための充電監視動作を説明するフローチャートである。 図10は、図8に示した本発明に先立って本発明者により検討された充電タイマー21242を利用する2次電池のための充電監視動作を説明するタイムチャートである。
1.実施の形態の概要
まず、本願において開示される代表的な実施の形態についてその概要を説明する。代表的な実施の形態の概要説明で括弧を付して参照する図面の参照符号は、それが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕代表的な実施の形態による半導体集積回路(212)は、入力端子(T1)と、DC−DCコンバータ(2121)と、充電出力端子(T3)と、電圧検出回路(21241)と、充電タイマー(21242)とを具備する。
前記入力端子(T1)には、NFC通信によるRF信号とワイヤレス給電によるRF信号とが反復して供給される受信信号の整流・平滑で生成されるDC入力電圧(VIN)が供給可能とされる。
前記DC−DCコンバータ(2121)は、前記入力端子(T1)に供給される前記DC入力電圧(VIN)から、所望の電圧レベルを有するDC出力電圧(VDDOUT2)を生成可能とされる。
前記充電出力端子(T3)は、前記DC−DCコンバータ(2121)によって生成される前記DC出力電圧(VDDOUT2)を使用して外部のバッテリ(26)を充電可能とされる。
前記電圧検出回路(21241)は、前記バッテリ(26)の充電によって前記充電出力端子(T3)のバッテリ電圧(VBAT)が所定の電圧レベル(Vquick、Vtarget)に到達することを検出可能とされ、前記バッテリ電圧と前記所定の電圧レベルとに応答して制御信号を生成可能とされる。
前記充電タイマー(21242)は、前記電圧検出回路(21241)から生成される前記制御信号による制御に基づいて前記バッテリ(26)の充電時間をカウント可能とされる。
前記電圧検出回路(21241)は、前記入力端子(T1)に供給される前記DC入力電圧(VIN)のレベル検出によって前記NFC通信の通信期間と前記ワイヤレス給電の給電期間とを弁別するレベル判定信号(VDET)を生成可能とされる。
前記充電タイマー(21242)による前記バッテリ(26)の前記充電時間のカウント動作の実行中に、前記NFC通信の前記通信期間において前記電圧検出回路(21241)は前記制御信号によって前記充電タイマー(21242)を制御して、前記充電タイマーは前記カウント動作のカウント値を保持することを特徴とするものである(図4参照)。
前記実施の形態によれば、NFC通信とワイヤレス給電等の給電動作とが時分割で反復する場合にNFC通信期間中に充電タイマーのカウント値が初期値にリセットされ充電タイマーが誤動作すると言う問題する解消することができる。
好適な実施の形態による半導体集積回路(212)は、給電出力端子(T4)を更に具備する。
前記給電出力端子(T4)は、前記DC−DCコンバータ(2121)によって生成される前記DC出力電圧(VDDOUT2)を外部の受電側システム(3)に給電可能とされたことを特徴とするものである(図4参照)。
他の好適な実施の形態による半導体集積回路(212)は、前記給電出力端子(T4)と前記充電出力端子(T3)との間の電気的導通を可能とするPチャネルMOSトランジスタ(Mp3)を更に具備することを特徴とするものである(図4参照)。
更に他の好適な実施の形態では、前記所定の電圧レベルは、急速充電開始電圧(Vquick)と、当該急速充電開始電圧よりも高電圧である充電目標電圧(Vtarget)とを含む。
前記バッテリ(26)の前記充電によって前記バッテリ電圧(VBAT)が前記急速充電開始電圧(Vquick)に到達する以前では、低レベルのトリクル充電電流によって前記バッテリ(26)が充電されるトリクル充電が実行される。
前記バッテリ(26)の前記トリクル充電の実行により前記バッテリ電圧(VBAT)が前記急速充電開始電圧(Vquick)に到達した以降は、前記トリクル充電電流よりも高レベルの急速充電流によって前記バッテリ(26)が充電される急速充充電が実行されることを特徴とするものである(図4参照)。
更に他の好適な実施の形態では、前記トリクル充電の実行動作中に前記充電タイマー(21242)は、前記電圧検出回路(21241)から生成される前記制御信号による前記制御に基づいて前記バッテリ(26)のトリクル充電時間をカウント可能とされる。
前記充電タイマー(21242)による前記バッテリの前記トリクル充電時間のカウント動作の実行中に、前記NFC通信の前記通信期間において前記電圧検出回路(21241)は前記制御信号によって前記充電タイマーを制御して、前記充電タイマーは前記カウント動作のカウント値を保持することを特徴とする(図4参照)。
より好適な実施の形態では、前記急速充電の実行動作中に前記充電タイマー(21242)は、前記電圧検出回路(21241)から生成される前記制御信号による前記制御に基づいて前記バッテリ(26)の急速充電時間をカウント可能とされる。
前記充電タイマー(21242)による前記バッテリ(26)の前記急速充電時間のカウント動作の実行中に、前記NFC通信の前記通信期間において前記電圧検出回路(21241)は前記制御信号によって前記充電タイマーを制御して、前記充電タイマーは前記カウント動作のカウント値を保持することを特徴とするものである(図4参照)。
他のより好適な実施の形態では、前記充電タイマーは、充電ステートマシン(212421)とホールド信号生成ユニット(212422)と充電タイマーカウンタ(212424)とトリクルタイマーリセット信号生成ユニット(212425)と急速タイマーリセット信号生成ユニット(212426)と急速充電フラグラッチ(212427)とセレクタ(212428)とを含む。
前記充電ステートマシン(212421)には、前記電圧検出回路(21241)から生成される前記制御信号と前記NFC通信の前記通信期間と前記ワイヤレス給電の前記給電期間とを弁別する通信状態信号とが供給される。
前記制御信号と前記通信状態信号とに応答して、前記充電ステートマシン(212421)は初期ステートとトリクル充電ステートと急速充電ステートと充電エラーステートと充電完了ステートと充電タイマーホールドステートとのいずれかのステートに設定される。
前記初期ステートは、前記バッテリ(26)が充電される以前の状態である。
前記トリクル充電ステートは、前記バッテリ(26)が前記トリクル充電によって充電される状態である。
前記急速充電ステートは、前記バッテリ(26)が前記急速充電によって充電される状態である。
前記充電エラーステートは、トリクル充電エラーまたは急速充電エラーを表示するものである。
前記トリクル充電エラーは、前記トリクル充電に拘らず所定のトリクル充電期間中に前記バッテリ(26)の前記バッテリ電圧(VBAT)が前記急速充電開始電圧(Vquick)に到達しないものである。
前記急速充電エラーは、前記急速充電にも拘らず所定の急速充電期間中に前記バッテリ(26)の前記バッテリ電圧(VBAT)が前記充電目標電圧(Vtarget)に到達しないものである。
前記充電完了ステートは、前記トリクル充電によって前記所定のトリクル充電期間中に前記バッテリ電圧(VBAT)が前記急速充電開始電圧(Vquick)に到達した後に前記急速充電によって前記所定の急速充電期間中に前記バッテリ電圧(VBAT)が前記充電目標電圧(Vtarget)に到達したものである。
前記充電タイマーホールドステートは、前記NFC通信期間に前記充電タイマー(21242)の前記充電タイマーカウンタ(212424)のカウント値を保持するものである。
前記初期ステートと前記充電エラーステートと前記充電完了ステートと前記充電タイマーホールドステートとのいずれかに設定される前記充電ステートマシン(212421)の出力信号に応答して、前記ホールド信号生成ユニット(212422)はホールド信号を生成して前記充電タイマーカウンタ(212424)のホールド端子に供給する。
前記トリクル充電による前記所定のトリクル充電期間中での前記バッテリ電圧(VBAT)の前記急速充電開始電圧(Vquick)への到達によって前記電圧検出回路(21241)から生成される前記制御信号に応答して前記充電ステートマシン(212421)は、前記トリクルタイマーリセット信号生成ユニット(212425)に第1信号生成指示を供給する。
前記充電ステートマシン(212421)から供給される前記第1信号生成指示に応答して、前記トリクルタイマーリセット信号生成ユニット(212425)はトリクルタイマーリセット信号を生成して前記セレクタ(212428)の第1入力端子に供給する。
前記トリクル充電による前記所定のトリクル充電期間中での前記バッテリ電圧(VBAT)の前記急速充電開始電圧(Vquick)への到達による前記急速充電期間の開始により前記電圧検出回路(21241)から生成される前記制御信号に応答して前記充電ステートマシン(212421)は、急速充電フラグ信号を生成する。
前記急速充電フラグ信号は前記急速充電フラグラッチ(212427)に格納されて、前記急速充電フラグラッチ(212427)の出力端子は前記セレクタ(212428)の選択制御端子に接続される。
前記急速充電による前記所定の急速充電期間中の前記バッテリ電圧(VBAT)の前記充電目標電圧(Vtarget)への到達によって前記電圧検出回路(21241)から生成される前記制御信号に応答して前記充電ステートマシン(212421)は、前記急速タイマーリセット信号生成ユニット(212426)に第2信号生成指示を供給する。
前記充電ステートマシン(212421)から供給される前記第2信号生成指示に応答して、前記急速タイマーリセット信号生成ユニット(212426)は急速タイマーリセット信号を生成して前記セレクタ(212428)の第2入力端子に供給する。
前記急速充電フラグラッチ(212427)の前記出力端子から前記選択制御端子に供給される前記急速充電フラグ信号に応答して前記セレクタ(212428)は、前記第2入力端子に供給される前記急速タイマーリセット信号を選択して前記充電タイマーカウンタ(212424)のリセット端子に供給する。
前記充電タイマーカウンタ(212424)のクロック端子に、所定の周波数を有するクロック信号(CLK)が供給される。
前記ホールド信号が前記ホールド端子に供給されず前記セレクタから前記トリクルタイマーリセット信号または前記急速タイマーリセット信号が前記リセット端子に供給されない場合には、前記充電タイマーカウンタは前記クロック信号に応答して前記カウント動作の前記カウント値のカウントアップ動作を実行することを特徴とするものである(図5参照)。
更に他のより好適な実施の形態では、前記充電タイマー(21242)は、OR回路(212429)を更に含む。
前記OR回路(212429)の第1入力端子に前記セレクタ(212428)によって選択される前記急速タイマーリセット信号が供給され、前記OR回路(212429)の第2入力端子にパワーオンリセット信号が供給され、前記OR回路(212429)の出力端子は前記充電タイマーカウンタ(212424)の前記リセット端子に接続されたことを特徴とするものである(図5参照)。
具体的な実施の形態では、前記半導体集積回路(212)は、前記入力端子(T1)と前記給電出力端子(T4)との間に接続された前記DC−DCコンバータ(2121)と並列に接続されたリニア・レギュレータ(2122)を更に具備する。
前記リニア・レギュレータ(2122)は、前記入力端子(T1)の前記DC入力電圧(VIN)の供給に応答して即座動作するものである。
前記DC−DCコンバータ(2121)は、前記リニア・レギュレータ(2122)よりも高い電力効率を有するスイッチングレギュレータとして動作することを特徴とするものである(図2参照)。
別のより好適な実施の形態では、前記入力端子(T1)には第1ショットキーダイオード(D1)を介して前記DC入力電圧(VIN)と第2ショットキーダイオード(D2)を介してAC電源接続インターフェース(24)のAC−DC変換電圧とが供給可能なように、前記入力端子(T1)が構成されたことを特徴とする(図2参照)。
最も具体的な実施の形態では、前記半導体集積回路(212)は、他の入力端子(T2)とスイッチ(SW3)とを更に具備する。
前記他の入力端子(T2)にUSB接続インターフェース(23)のUSB電源電圧が供給可能なように、前記他の入力端子(T2)が構成される。
前記スイッチ(SW3)の一端と他端とは、前記他の入力端子(T2)と前記給電出力端子(T4)とにそれぞれ接続されたことを特徴とするものである(図2参照)。
〔2〕別の観点の代表的な実施の形態は、入力端子(T1)と、DC−DCコンバータ(2121)と、充電出力端子(T3)と、電圧検出回路(21241)と、充電タイマー(21242)とを具備する半導体集積回路(212)の動作方法である。
前記入力端子(T1)には、NFC通信によるRF信号とワイヤレス給電によるRF信号とが反復して供給される受信信号の整流・平滑で生成されるDC入力電圧(VIN)が供給可能とされる。
前記DC−DCコンバータ(2121)は、前記入力端子(T1)に供給される前記DC入力電圧(VIN)から、所望の電圧レベルを有するDC出力電圧(VDDOUT2)を生成可能とされる。
前記充電出力端子(T3)は、前記DC−DCコンバータ(2121)によって生成される前記DC出力電圧(VDDOUT2)を使用して外部のバッテリ(26)を充電可能とされる。
前記電圧検出回路(21241)は、前記バッテリ(26)の充電によって前記充電出力端子(T3)のバッテリ電圧(VBAT)が所定の電圧レベル(Vquick、Vtarget)に到達することを検出可能とされ、前記バッテリ電圧と前記所定の電圧レベルとに応答して制御信号を生成可能とされる。
前記充電タイマー(21242)は、前記電圧検出回路(21241)から生成される前記制御信号による制御に基づいて前記バッテリ(26)の充電時間をカウント可能とされる。
前記電圧検出回路(21241)は、前記入力端子(T1)に供給される前記DC入力電圧(VIN)のレベル検出によって前記NFC通信の通信期間と前記ワイヤレス給電の給電期間とを弁別するレベル判定信号(VDET)を生成可能とされる。
前記充電タイマー(21242)による前記バッテリ(26)の前記充電時間のカウント動作の実行中に、前記レベル判定信号(VDET)に応答して前記NFC通信の前記通信期間において前記電圧検出回路(21241)は前記制御信号によって前記充電タイマー(21242)を制御して、前記充電タイマーは前記カウント動作のカウント値を保持することを特徴とする(図4参照)。
前記実施の形態によれば、NFC通信とワイヤレス給電等の給電動作とが時分割で反復する場合にNFC通信期間中に充電タイマーのカウント値が初期値にリセットされ充電タイマーが誤動作すると言う問題する解消することができる。
2.実施の形態の詳細
次に、実施の形態について更に詳述する。尚、発明を実施するための最良の形態を説明するための全図において、前記の図と同一の機能を有する部品には同一の符号を付して、その繰り返しの説明は省略する。
[実施の形態1]
《多機能携帯電話のためのワイヤレス電力伝送システムの構成》
図1は、実施の形態1によるバッテリ充電制御動作を実行する半導体集積回路212が搭載された多機能携帯電話のためのワイヤレス電力伝送システムの構成を示す図である。
図1に示した多機能携帯電話のためのワイヤレス電力伝送システムは、送電回路1と受電回路2と受電側システム3とによって構成されている。特に図1に示した多機能携帯電話のためのワイヤレス電力伝送システムでは、送電側アンテナコイル13からのRF信号が受信側アンテナコイル25によって受信されることにより2次電池26の充電と受電側システム3への電源供給とが実行される。
《送信側の送電回路》
図1に示したように、ワイヤレス電力伝送システムの送信側の送電回路1にはACアダプタ10を介してAC電源が供給される。送電回路1は、マイクロコントローラユニット(MCU)11と送電制御回路12とによって構成され、マイクロコントローラユニット(MCU)11は認証処理機能111と暗号処理機能112とを有し、送電制御回路12は整流回路121とRFドライバ122を含み、RFドライバ122は送電側アンテナコイル13と接続される。
ACアダプタ10を介して供給されるAC電源が整流回路121によって整流・平滑されることによって生成されるDC電源電圧が、送電回路1のマイクロコントローラユニット(MCU)11とRFドライバ122等とに供給される。送電回路1のマイクロコントローラユニット(MCU)11の認証処理機能111と暗号処理機能112とは、受電回路2である多機能携帯電話のユーザーが正当な使用権利を有するユーザーか否か等を判断するための相互認証処理と通信データの改竄を防止するための暗号処理とをそれぞれ実行するものである。すなわち、送電回路1のマイクロコントローラユニット(MCU)11は、受電回路2に含まれるマイクロコントローラユニット(MCU)22の認証処理機能221と暗号処理機能222との間の通信プロトコルに関する暗号鍵の生成と保持と更新と削除等に関係する鍵管理動作を実行するものである。
その結果、送電回路1のマイクロコントローラユニット(MCU)11によって受電回路2である多機能携帯電話のユーザーが正当な使用権利を有するユーザーであることが判定されると、RFドライバ122は図示しないRF発振器から生成されるRF発振出力信号に応答して送電側アンテナコイル13に供給されるRF駆動信号を生成する。更に、送電回路1のマイクロコントローラユニット(MCU)11からの認証処理と暗号処理との通信データは、RFドライバ122と送電側アンテナコイル13と受電側アンテナコイル25を介して受電回路2に供給される。
《受信側の受電回路》
図1に示したように、ワイヤレス電力伝送システムの受信側の受電回路2は受電制御回路21とマイクロコントローラユニット(MCU)22とによって構成され、マイクロコントローラユニット(MCU)22は認証処理機能221と暗号処理機能222を有し、受電制御回路21は整流回路211とバッテリ充電制御のための半導体集積回路212とを含むものである。
図1に示したワイヤレス電力伝送システムでは、最初に送電回路1のマイクロコントローラユニット(MCU)11と受電回路2のマイクロコントローラユニット(MCU)22との間で上述した通信プロトコルに従った通信が、送電側アンテナコイル13と受電側アンテナコイル25とを介して実行される。この通信のために、受電回路2では、受電制御回路21とマイクロコントローラユニット(MCU)22との間でシリアル通信と電源供給等が可能とされたものである。送電回路1のマイクロコントローラユニット(MCU)11によって受電回路2である多機能携帯電話のユーザーが正当な使用権利を有するユーザーであることが判定されると、RFドライバ122から生成されるRF駆動信号が受電回路2に送電側アンテナコイル13と受電側アンテナコイル25とを介して供給される。
送電側アンテナコイル13と受電側アンテナコイル25とを介して供給されるRF駆動信号が整流回路211によって整流・平滑されることにより生成されるDC電源電圧が、半導体集積回路212に供給される。整流回路211から半導体集積回路212に供給されるDC電源電圧は、2次電池26の充電に使用されるとともに受電側システム3への電源供給にも使用される。
ワイヤレス電力伝送システムの受信側が多機能携帯電話である場合には、受電側システム3はアプリケーションプロセッサやベースバンドプロセッサや液晶表示ドライバICやRF信号処理半導体集積回路(RFIC)やメインメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等を含むものである。
また、ワイヤレス電力伝送システムの受信側がタブレットPCのような携帯型パーソナルコンピュータである場合には、受電側システム3は中央処理ユニット(CPU)とハードディスク置き換えの大規模記憶容量のフラッシュメモリストレージを更に含むものである。
更にバッテリ充電制御とシステム電源供給のための半導体集積回路212には、整流回路211により生成されるDC電源電圧以外にも、USB接続インターフェース23からのUSB電源電圧とAC電源接続インターフェース24からのAC電源電圧の整流・平滑により生成されるAC−DC変換電源電圧とが供給可能とされる。従って、バッテリ充電制御とシステム電源供給とのための半導体集積回路212は、整流回路211のDC電源電圧とUSB接続インターフェース23のUSB電源電圧とAC電源接続インターフェース24のAC−DC変換電源電圧の複数の電源電圧からバッテリ充電制御とシステム電源供給のための電源電圧を自動選択する機能を有するものである。尚、USBは、Universal Serial Busの略である。
更に図1に示したワイヤレス電力伝送システムにおいて、送電側の送電回路1と受信側の受電回路2は、2次電池26の充電と受電側システム3への電源供給のためのワイヤレス電力伝送(ワイヤレス給電)を実行するとともに、ポート機器としての送電側の送電回路1とモバイル機器としての受信側の受電回路2との間のNFC通信も実行する。更にNFC通信とワイヤレス給電とを時分割で実行することによって、モバイル機器としての受信側の受電回路2の2次電池26の充電を実行しながら、ポート機器としての送電側の送電回路1とモバイル機器としての受信側の受電回路2との間のNFC通信を実行することが可能となる。このNFC通信によって、ポート機器としての送電側の送電回路1に接続される有線または無線によるインターネット環境をモバイル機器としての受信側の受電回路2が利用することが可能となる。
《バッテリ充電制御のための半導体集積回路の構成》
図2は、図1に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御のための半導体集積回路212の構成を示す図である。
図2に示すように、バッテリ充電制御とシステム電源供給のための半導体集積回路212は、降圧DC−DCコンバータ2121とリニア・レギュレータ2122とUSB種別検出回路2123と入力電圧選択回路2124と外部インターフェース2125と内蔵レギュレータ2126とゲート駆動制御回路2127とを含んでいる。更に、バッテリ充電制御とシステム電源供給のための半導体集積回路212は、PチャネルMOSトランジスタMp3とスイッチSW1、SW2、SW3、SW4とを含んでいる。
第1入力電圧1の供給端子T1には第1ショットキーダイオードD1を介して送電回路1のワイヤレス給電の電源電圧と第2ショットキーダイオードD2を介してAC電源接続インターフェース24のAC−DC変換電源電圧とが供給され、第2入力電圧2の供給端子T2にはUSB接続インターフェース23のUSB電源電圧が供給される。ショットキーダイオードD1、D2は、送電回路1のワイヤレス給電の電源電圧とAC電源接続インターフェース24のAC−DC変換電源電圧との間で逆流防止素子として機能する一方、PN接合ダイオードと比較して低い順方向電圧で電源電圧を伝達する電圧伝達素子として機能する。尚、送電回路1のワイヤレス給電の電源電圧は5.5ボルトから20ボルトの電圧であり、AC電源接続インターフェース24のAC−DC変換電源電圧は略7ボルトの電圧であり、USB接続インターフェース23のUSB電源電圧は5ボルトの電圧である。
降圧DC−DCコンバータ2121には、外部端子DDOUT1(T5)、DDOUT2(T6)を介してインダクターL1と容量C1とが接続されている。従って、降圧DC−DCコンバータ2121はリニア・レギュレータ2122よりも電源投入時の起動が遅いが、リニア・レギュレータ2122よりも高い電力効率を有するスイッチングレギュレータとして動作する。一方、リニア・レギュレータ2122は、電源投入の直後に即座に動作するシリーズレギュレータとして動作するものである。
すなわち、降圧DC−DCコンバータ2121とリニア・レギュレータ2122は、5.5ボルトから20ボルトの送電回路1のワイヤレス給電の電源電圧もしくは略7ボルトのAC電源接続インターフェース24のAC−DC変換電源電圧から3.5ボルトから5ボルトのシステム供給電圧を生成する。従って、降圧DC−DCコンバータ2121とリニア・レギュレータ2122からの5ボルトのシステム供給電圧は、スイッチSW2、SW4と外部端子SYS(T4)とを介して受電側システム3に供給される一方、5ボルトのUSB接続インターフェース23のUSB電源電圧は、スイッチSW3と外部端子SYS(T4)とを介して受電側システム3に供給される。
USB種別検出回路2123は、USB接続インターフェース23の差動データ信号D+、D−のビットレートもしくは第2入力電圧2の供給端子T2の給電能力からUSB接続インターフェース23がUSB1.1またはUSB1.0とUSB2.0とUSB3.0とのいずれの種別であるかを検出する。
入力電圧選択回路2124は起動時の動作モード選択のために第1入力電圧1の供給端子T1の電圧検出と第2入力電圧2の供給端子T2の供給端子の電圧検出とを実行して、更にスイッチSW1、SW2、SW3、SW4のオンオフ制御と降圧DC−DCコンバータ2121、内蔵レギュレータ2126、ゲート駆動制御回路2127の制御とを実行する。更に入力電圧選択回路2124は、USB種別検出回路2123の制御を実行するとともに外部インターフェース2125を介してUSB種別検出回路2123によるUSB種別検出データをマイクロコントローラユニット(MCU)22と受電側システム3とに供給する機能を有するものである。
従って、外部インターフェース2125は、受電側システム3およびマイクロコントローラユニット(MCU)22とクロックおよびシリアルデータの双方向通信を実行する。
内蔵レギュレータ2126には、降圧DC−DCコンバータ2121またはリニア・レギュレータ2122を介して送電回路1のワイヤレス給電の電源電圧またはAC電源接続インターフェース24のAC−DC変換電源電圧が供給されるか、もしくはUSB接続インターフェース23のUSB電源電圧が供給される。その結果、内蔵レギュレータ2126から1.8ボルトの動作電圧VDD18と3.0ボルトの動作電圧VDD30とが生成され、マイクロコントローラユニット(MCU)22に供給される。
PチャネルMOSトランジスタMp3は入力電圧選択回路2124およびゲート駆動制御回路2127によってオン状態に駆動制御されることによって、外部端子SYS(T4)の3.5ボルト〜5ボルトのシステム供給電圧を外部端子BAT(T3)を介して2次電池26に供給することで、2次電池26の充電が実行される。例えば、2次電池26は多機能携帯電話等に内蔵されるリチウムイオン電池であって、その充電電流は略0.5A〜1.0Aの比較的大きな電流となる。
更にゲート駆動制御回路2127は、PチャネルMOSトランジスタMp3が外部端子SYS(T4)と外部端子BAT(T3)との間で双方向に導通するようにPチャネルMOSトランジスタMp3のゲートを駆動する出力信号を生成する。従って、2次電池26の充電が実行される期間では外部端子SYS(T4)から外部端子BAT(T3)へ2次電池26の充電電流が流される一方、それと反対に2次電池26の放電によるバッテリ動作期間では外部端子BAT(T3)から外部端子SYS(T4)へ2次電池26の放電電流が流されるものである。また更にゲート駆動制御回路2127は、2次電池26の充電動作と放電動作との間に充電電流と放電電流との電流制御を実行することよって過充電と過放電とを防止する機能を有するものである。
《半導体集積回路の外部端子の機能》
図3は、図2に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御のための半導体集積回路212の外部端子の機能を示す図である。
図3に示すように、第1入力電圧1の外部供給端子は、第1ショットキーダイオードD1または第2ショットキーダイオードD2を介して送電回路1のワイヤレス給電の電源電圧またはAC電源接続インターフェース24のAC−DC変換電源電圧を供給する機能を有するものである。
更に、第2入力電圧2の外部供給端子は、USB接続インターフェース23のUSB電源電圧を供給する機能を有している。
差動データ信号D+の外部供給端子は、USB接続インターフェース23の差動データの非反転入力信号D+を供給する機能を有する。
更に、差動データ信号D−の外部供給端子は、USB接続インターフェース23の差動データの反転入力信号D−を供給する機能を有する。
クロックの外部入出力端子は、外部インターフェース2125のクロックの双方向通信を実行する機能を有する。
更にシリアルデータの外部入出力端子は、外部インターフェース2125のシリアルデータの双方向通信を実行する機能を有する。
外部端子DDOUT1は、降圧DC−DCコンバータ2121でのスイッチングレギュレータ動作によるスイッチング出力信号を出力する機能を有する。
更に、外部端子DDOUT2は、インダクターL1と容量C1とから構成されるローパスフィルタを通過した降圧DC−DCコンバータ2121の出力電圧を出力する機能を有する。
外部端子SYSは、受電側システム3へ電源電圧を出力する機能を有する。
外部端子BATは、2次電池26を接続する機能を有する。
外部端子VDD18は、1.8ボルトの動作電圧VDD18をマイクロコントローラユニット(MCU)22に出力する機能を有する。
外部端子VDD30は、3.0ボルトの動作電圧VDD30をマイクロコントローラユニット(MCU)22に出力する機能を有する。
《給電および充電の基本的な構成》
図4は、図2に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御のための半導体集積回路212の受電側システム3への給電と2次電池26の充電のための基本的な構成を示す図である。
図4に示すように、送電側アンテナコイル13からのRF信号が受信側アンテナコイル25によって受信され、受電側アンテナコイル25のRF信号が整流回路211によって整流・平滑されることによって生成されるDC電源電圧VINが、ショットキーダイオードD1を介して半導体集積回路212の供給端子T1に供給される。供給端子T1には降圧DC−DCコンバータ2121が接続され、降圧DC−DCコンバータ2121はPWM制御回路21211とハイサイドスイッチとしてのPチャネルMOSトランジスタ21212とローサイドスイッチとしてのNチャネルMOSトランジスタ21213とを含んでいる。PチャネルMOSトランジスタ21212のソースにはDC電源電圧VINが供給され、PチャネルMOSトランジスタ21212のドレインとNチャネルMOSトランジスタ21213のドレインは外部端子DDOUT1(T5)を介してインダクターL1の一端に接続され、NチャネルMOSトランジスタ21213のソースは外部接地端子DDGNDを介して接地電位に接続される。
PWM制御回路21211がPチャネルMOSトランジスタ21212のゲートとNチャネルMOSトランジスタ21213のゲートとをPWM駆動することによってインダクターL1の他端と容量C1の一端が接続された接続ノードに生成されるシステム供給電圧VDDOUT2は、外部端子DDOUT2(T6)を介してPWM制御回路21211に負帰還端子に供給される。負帰還端子のシステム供給電圧VDDOUT2が所定の電圧レベルとなるように、PWM制御回路21211はPチャネルMOSトランジスタ21212のオン期間とNチャネルMOSトランジスタ21213のオン期間との比をPWM制御する。
降圧DC−DCコンバータ2121から外部端子DDOUT2(T6)に生成されるシステム供給電圧VDDOUT2は、スイッチSW2のPチャネルMOSトランジスタPath_SWのソースに供給され、PチャネルMOSトランジスタPath_SWのドレインは外部端子SYS(T4)とPチャネルMOSトランジスタMp3のドレインとゲート駆動制御回路2127とに接続される。
外部端子BAT(T3)を介して2次電池26にバッテリ充電電流を供給するためのPチャネルMOSトランジスタMp3のゲートはゲート駆動制御回路2127に接続され、ゲート駆動制御回路2127には外部端子T11を介して抵抗RICHGの一端が接続され、抵抗RICHGの他端は接地電位に接続される。その結果、抵抗RICHGの抵抗値を調整することにより、PチャネルMOSトランジスタMp3のソース・ドレイン経路に流れるバッテリ充電電流の最大値を調整することが可能となる。
図4に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御の半導体集積回路212の入力電圧選択回路2124は、電圧検出回路21241と充電タイマー21242とを含んでいる。
電圧検出回路21241に、供給端子T1のDC電源電圧VINと外部端子DDOUT2(T6)のシステム供給電圧VDDOUT2と外部端子BAT(T3)の2次電池26のバッテリ電圧VBATと例えば3ボルトの急速充電開始電圧Vquickと例えば4.2ボルトの充電目標電圧Vtargetとが供給される。その結果、電圧検出回路21241は、供給端子T1のDC電源電圧VINのレベル検出によってNFC通信期間とワイヤレス給電等の給電動作期間を判定するレベル検出信号VDETを生成する。すなわち、レベル電圧検出信号VDETが低レベルである期間はNFC通信期間と判定されて、電圧検出信号VDETが高レベルである期間はワイヤレス給電等の給電動作期間と判定される。
更に、電圧検出回路21241は、外部端子DDOUT2(T6)のシステム供給電圧VDDOUT2と外部端子BAT(T3)の2次電池26のバッテリ電圧VBATと急速充電開始電圧Vquickと充電目標電圧Vtargetとに応答して、充電タイマー21242を制御するステート制御信号を生成する。
《充電タイマー》
図5は、図4に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御の半導体集積回路212の充電タイマー21242の構成を示す図である。
図5に示す実施の形態1による充電タイマー21242は、充電ステートマシン212421とホールド信号生成ユニット212422と充電タイマーカウンタ212424とトリクルタイマーリセット信号生成ユニット212425と急速タイマーリセット信号生成ユニット212426と急速充電フラグラッチ212427とセレクタ212428とOR回路212429を含んでいる。
図5の充電ステートマシン212421の第1入力端子には、図4に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御の半導体集積回路212の入力電圧選択回路2124の電圧検出回路21241から生成されるステート制御信号が供給される。更に、図5の充電ステートマシン212421の第2入力端子には、図4に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御の半導体集積回路212の入力電圧選択回路2124の電圧検出回路21241から生成される通信状態信号が供給される。また更に、図5の充電ステートマシン212421のリセット端子には、図4に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御の半導体集積回路212の入力電圧選択回路2124の電圧検出回路21241からバッテリ充電器の動作開始時に生成されるパワーオンリセット信号も供給される。更に、このパワーオンリセット信号は、急速充電フラグラッチ212427とOR回路212429とに供給される。また、図5では図示されてはいないが、このパワーオンリセット信号は、ホールド信号生成ユニット212422と充電タイマーカウンタ212424とトリクルタイマーリセット信号生成ユニット212425と急速タイマーリセット信号生成ユニット212426とにも供給される。
上述したステート制御信号と通信状態信号とパワーオンリセット信号とに応答して、充電ステートマシン212421は初期ステートとトリクル充電ステートと急速充電ステートと充電エラーステートと充電完了ステートと充電タイマーホールドステートとのいずれかのステートに設定される。
初期ステートは、例えば“001”の3ビットによって表示されて、バッテリの充電開始の以前の状態である。トリクル充電ステートは、例えば、“010”の3ビットによって表示されて、2次電池のバッテリ電圧が急速充電開始電圧に到達する以前に低レベルの充電電流により2次電池を充電して2次電池を長寿命とするものである。急速充電ステートは、例えば、“011”の3ビットによって表示されて、2次電池のバッテリ電圧が急速充電開始電圧に到達した以降に高レベルの充電電流によって2次電池を充電して2次電池の充電時間を短縮するものである。充電エラーステートは、例えば、“101”の3ビットによって表示され、トリクル充電エラーおよび急速充電エラーを表示するものである。トリクル充電エラーは、トリクル充電にも拘らず所定のトリクル充電期間中において2次電池のバッテリ電圧が急速充電開始電圧に到達せずに、充電タイマーカウンタ212424のタイマー出力信号としてのタイムアウト信号が生成されるものである。急速充電エラーは、急速充電にも拘らず所定の急速充電期間中において2次電池のバッテリ電圧が充電目標電圧に到達できずに、充電タイマーカウンタ212424のタイマー出力信号としてのタイムアウト信号が生成されるものである。充電完了ステートは、例えば“100”の3ビットによって表示され、トリクル充電によって所定のトリクル充電期間中にバッテリ電圧が急速充電開始電圧に到達した後に急速充電によって所定の急速充電期間中にバッテリ電圧が充電目標電圧に到達したものである。充電タイマーホールドステートは、実施の形態1によって特に追加されたステートであり、例えば“110”の3ビットによって表示され、NFC通信期間に図5に示した実施の形態1による充電タイマー21242の充電タイマーカウンタ212424のカウント値を保持するものである。尚、図5では図示されてはいないが、トリクル充電または急速充電に際して充電タイマーカウンタ212424から生成されるタイムアウト信号は、充電ステートマシン212421の他の入力端子に供給されるものである。
充電タイマーカウンタ212424のクロック端子には、所定の周波数を有するクロック信号CLKが、供給される。ホールド信号生成ユニット212422からハイレベル“1”のホールド信号HOLDが供給されずに更にOR回路212429からハイレベル“1”のリセット信号が供給されない場合には、図5の充電タイマーカウンタ212424はクロック信号CLKに応答してトリクル充電タイマーもしくは急速充電タイマーとしてカウントアップ動作を実行する。
充電ステートマシン212421から生成される“001”の3ビットの初期ステートまたは“100”の3ビットの充電完了ステートまたは“101”の3ビットの充電エラーステートまたは“110”の3ビットの充電タイマーホールドステートを示す状態出力信号に応答して、ホールド信号生成ユニット212422はハイレベル“1”のホールド信号HOLDを生成する。従って、ホールド信号生成ユニット212422のハイレベル“1”のホールド信号HOLDに応答して、充電タイマーカウンタ212424は、その時点のカウントアップ値を保持する。
トリクル充電によって所定のトリクル充電期間中に2次電池26のバッテリ電圧VBATが急速充電開始電圧Vquickに到達することに応答して、充電ステートマシン212421はトリクル充電リセット信号生成コマンドを生成する。トリクルタイマーリセット信号生成ユニット212425は充電ステートマシン212421からのトリクル充電リセット信号生成コマンドに応答して、ハイレベル“1”のリセット信号を生成してセレクタ212428の第1入力端子に供給する。
またトリクル充電期間中においては、充電ステートマシン212421から急速充電フラグラッチ212427に現時点ではトリクル充電期間であり急速充電期間でないことを示すローレベル“0”のフラグ信号が供給される。従って、急速充電フラグラッチ212427の出力端子からはセレクタ212428の選択制御端子にローレベル“0”のフラグ信号が供給されるので、セレクタ212428は第1入力端子に供給されるトリクルタイマーリセット信号生成ユニット212425のハイレベル“1”のリセット信号をOR回路212429を介して充電タイマーカウンタ212424のリセット端子に供給する。その結果、充電タイマーカウンタ212424は、トリクルタイマーとしてのカウント値が初期値(ゼロ)にリセットされるものとなる。
トリクル充電期間によって2次電池26のバッテリ電圧VBATが急速充電開始電圧Vquickに到達することにより急速充電期間が開始されるので、充電ステートマシン212421から急速充電フラグラッチ212427に現時点はトリクル充電期間ではなく急速充電期間であることを示すハイレベル“1”のフラグ信号が供給される。従って、急速充電フラグラッチ212427の出力端子からはセレクタ212428の選択制御端子にハイレベル“1”のフラグ信号が供給されるので、セレクタ212428は第2入力端子に供給される急速タイマーリセット信号生成ユニット212426の出力信号をOR回路212429を介して充電タイマーカウンタ212424のリセット端子に供給する。
急速充電によって所定の急速充電期間中に2次電池26のバッテリ電圧VBATが充電目標電圧Vtargetに到達することに応答して、充電ステートマシン212421は急速充電リセット信号生成コマンドを生成する。その結果、急速タイマーリセット信号生成ユニット212426は、充電ステートマシン212421からの急速充電リセット信号生成コマンドに応答して、ハイレベル“1”のリセット信号を生成してセレクタ212428の第2入力端子に供給する。
従って、急速充電期間中においては、充電ステートマシン212421から急速充電フラグラッチ212427に現時点ではトリクル充電期間でなく急速充電期間であることを示すハイレベル“1”のフラグ信号が供給される。従って、急速充電フラグラッチ212427の出力端子からはセレクタ212428の選択制御端子にハイレベル“1”のフラグ信号が供給され、セレクタ212428は第2入力端子に供給される急速タイマーリセット信号生成ユニット212426のハイレベル“1”のリセット信号をOR回路212429を介して充電タイマーカウンタ212424のリセット端子に供給する。その結果、充電タイマーカウンタ212424は、急速タイマーとしてのカウント値が初期値(ゼロ)にリセットされるものとなる。
《実施の形態1による充電監視動作のフローチャート》
図6は、図4と図5に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御の半導体集積回路212の充電タイマー21242を利用する2次電池のための充電監視動作を説明するフローチャートである。
図6の最初のステップS100では、バッテリ充電器の動作開始時の誘導コイルとしての受信側アンテナコイル25のRF信号の整流・平滑で生成されるDC入力電圧の立ち上りに応答して、充電タイマー21242のステートマシン212421は例えば“111”の3ビットにより表示されるパワーオンリセットステートに設定される。
すると、ステップS101では、充電タイマー21242のステートマシン212421は、ステップS100のパワーオンリセットステートから例えば“001”の3ビットによって表示される初期ステート、すなわちバッテリの充電開始の以前の状態に自動的に遷移する。
すると、ステップS102では、降圧DC−DCコンバータの出力電圧VDDOUT2が2次電池のバッテリ電圧VBATよりも高レベルであるかが判定され、更にバッテリ充電器の使用者からの2次電池を充電せよとの充電指示が有るかが判定される。
ステップS102での上述した2つの判定結果が“YES”の場合には、ステップS102からステップS103の例えば“010”の3ビットによって表示されるトリクル充電ステートに遷移する。それに対し、ステップS102での上述した2つの判定結果が“NO”の場合には、ステップS103でのトリクル充電ステートが実行されずにステップS102の入力に復帰する。
ステップS103のトリクル充電ステートでは、2次電池のバッテリ電圧が例えば3ボルトの急速充電開始電圧Vquickに到達する以前に、2次電池を長寿命とするために低レベルの充電電流によって2次電池が充電される。また、ステップS103のトリクル充電ステートにおいて、2次電池のトリクル充電が実行される期間に図5に示した充電タイマー21242の充電タイマーカウンタ212424は、トリクル充電タイマーとしてクロック信号CLKに応答してカウントアップ動作を実行する。
ステップS103のトリクル充電ステートにおいて2次電池のトリクル充電が実行されている間に、ステップS104の判定処理とステップS105の判定処理とステップS106の判定処理とステップS107の判定処理とが実行される。
ステップS104では、充電ステートマシン212421の第2入力端子に供給される通信状態信号から、現在の通信状態がNFC通信期間であるか否かが判定される。ステップS104の判定結果が“YES”の場合には、ステップS104からステップS123の例えば“110”の3ビットによって表示される充電タイマーホールドステートに遷移する。その結果、ステップS123の充電タイマーホールドステートでは、図5に示した充電タイマー21242の充電タイマーカウンタ212424のカウント値は、初期値のカウント値(ゼロ)にリセットされることなく、その時点の値に保持される。更に、ステップS123の充電タイマーホールドステートにおける充電タイマーカウンタ212424のカウント値の保持の処理が終了すると、ステップS101の初期ステートの出力に復帰するものである。それに対してステップS104の判定結果が“NO”の場合には、ステップS104の入力に復帰する。
従って、図6に示した実施の形態1による2次電池の充電監視動作のフローチャートによれば、ステップS103のトリクル充電ステートによるトリクル充電動作中のNFC通信期間において充電タイマーのカウント値が初期値のゼロにリセットされて、充電タイマーが誤動作すると言う問題が解消されることが可能となる。
ステップS105では、2次電池のバッテリ電圧VBATが例えば3ボルトの急速充電開始電圧Vquickに到達したか否かが判定される。ステップS105の判定結果が“YES”の場合には、ステップS105からステップS109の判定処理に遷移する。それに対してステップS105の判定結果が“NO”の場合には、ステップS105の入力に復帰する。
ステップS106では、ステップS102での判定結果と状況が変化して、降圧DC−DCコンバータの出力電圧VDDOUT2が2次電池のバッテリ電圧VBATよりも低レベルであるかが判定される。このステップS106の判定結果が“YES”の場合には、ステップS106からステップS111の例えば“110”の3ビットによって表示される充電タイマーホールドステートに遷移して、更にその後にステップS101の初期ステートに遷移する。それに対して、ステップS106の判定結果が“NO”の場合には、ステップS106の入力に復帰する。
ステップS107では、ステップS103のトリクル充電ステートにおける2次電池のトリクル充電トリクル充電にも拘らず所定のトリクル充電期間中において2次電池のバッテリ電圧が急速充電開始電圧に到達せずにタイムアウト信号が生じているかが判定される。このステップS107での判定結果が“YES”の場合には、ステップS107からステップS112の例えば“101”の3ビットによって表示されるトリクル充電エラーを表示するための充電エラーステートに遷移して処理を終了する。このステップS112の充電エラーステートでは、バッテリ充電器の使用者にLED表示等により充電エラーの警告が出力されるものである。
ステップS105から遷移するステップS109の判定処理では、ステップS105における2次電池のバッテリ電圧VBATの急速充電開始電圧Vquickへの到達が、1回目の到達であるかが判定される。このステップS109での判定結果が“YES”の場合には、ステップS109からステップS110の例えば“111”の3ビットによって表示されるトリクル充電タイマーリセットステートに遷移して、更にその後、ステップS113の急速充電ステートに遷移する。それに対して、ステップS109の判定結果が“NO”の場合には、ステップS109からステップS113での例えば“011”の3ビットによって表示される急速充電ステートに直接遷移する。すなわち、ステップS105における2次電池のバッテリ電圧VBATの急速充電開始電圧Vquickへの到達が2回目の到達以上である場合には、ステップS110でのトリクル充電タイマーリセットが省略され、電圧到達の都度に充電タイマーがリセットされなくなり正常に充電時間を管理することができるため、バッテリ充電器の安全性を向上することが可能となる。
ステップS113の急速充電ステートでは、ステップS105でバッテリ電圧が急速充電開始電圧Vquickに到達した2次電池を高レベルの充電電流によって充電して2次電池の充電時間を短縮するものである。またステップS113の急速充電ステートにおいて、2次電池の急速充電が実行される期間に図5に示した充電タイマー21242の充電タイマーカウンタ212424は、急速充電タイマーとしてクロック信号CLKに応答してカウントアップ動作を実行する。
ステップS113の急速充電ステートにおいて2次電池の急速充電が実行される間に、ステップS114の判定処理とステップS115の判定処理とステップS116の判定処理とステップS117の判定処理とが実行される。
ステップS114では、充電ステートマシン212421の第2入力端子に供給される通信状態信号から、現在の通信状態がNFC通信期間であるか否かが判定される。ステップS114の判定結果が“YES”の場合には、ステップS114からステップS124の例えば“110”の3ビットによって表示される充電タイマーホールドステートに遷移する。その結果、ステップS124の充電タイマーホールドステートでは、図5に示した充電タイマー21242の充電タイマーカウンタ212424のカウント値は、初期値のカウント値(ゼロ)にリセットされることなく、その時点の値に保持される。更に、ステップS124の充電タイマーホールドステートにおける充電タイマーカウンタ212424のカウント値の保持の処理が終了すると、ステップS101の初期ステートの出力に復帰するものである。それに対してステップS114の判定結果が“NO”の場合には、ステップS114の入力に復帰する。
従って、図6に示した実施の形態1による2次電池の充電監視動作のフローチャートによれば、ステップS113の急速充電ステートによる急速充電動作中のNFC通信期間において充電タイマーのカウント値が初期値のゼロにリセットされ、充電タイマーが誤動作すると言う問題が解消されることが可能となる。
ステップS115では、2次電池のバッテリ電圧VBATが例えば4.2ボルトの充電目標電圧Vtargetに到達したかが判定される。ステップS115の判定結果が“YES”の場合には、ステップS105からステップS119の例えば“111”の3ビットにより表示される急速充電タイマーリセットステートに遷移する。その後に、ステップS119の急速充電タイマーリセットステートから、ステップS122の例えば“100”の3ビットによって表示される充電完了ステート122に遷移する。ステップS122の充電完了ステート122では、バッテリ充電器の使用者にLED表示等により充電完了の状態が出力されるものである。それに対してステップS115の判定結果が“NO”の場合には、ステップS115の入力に復帰する。
ステップS116では、ステップS105での判定結果と状況が変化して2次電池のバッテリ電圧VBATが例えば3ボルトの急速充電開始電圧Vquickより低レベルであるかが判定される。ステップS116の判定結果が“YES”の場合には、ステップS116からステップS120の例えば“110”の3ビットによって表示される充電タイマーホールドステートに遷移して、更にその後にステップS103のトリクル充電ステートに復帰する。それに対してステップS116の判定結果が“NO”の場合には、ステップS116の入力に復帰する。
ステップS117では、ステップS113の急速充電ステートにおける2次電池の急速充電トリクル充電にも拘らず所定の急速充電期間中に2次電池のバッテリ電圧が充電目標電圧Vtargetに到達できずにタイムアウト信号が生じているかが判定される。このステップS117の判定結果が“YES”の場合には、ステップS117からステップS121の例えば“101”の3ビットによって表示される急速充電エラーを表示するための充電エラーステートに遷移して処理を終了する。このステップS121の充電エラーステートでも、バッテリ充電器の使用者にLED表示等により充電エラーの警告が出力されるものである。
《実施の形態1による充電監視動作のタイムチャート》
図7は、図4と図5に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御の半導体集積回路212の充電タイマー21242を利用する2次電池のための充電監視動作を説明するタイムチャートである。
図7には、NFC通信用と充電用とに兼用される1個の誘導コイルとしての受信側アンテナコイル25によって受信されるRF信号の波形RFinが示され、このRF信号RFinの整流・平滑で生成されるDC入力電圧の図4の電圧検出回路21242のレベル検出によって生成される電圧検出信号VDETも示されている。
更に図7には、時分割で反復されるNFC通信期間とワイヤレス給電等の給電動作期間とを含む通信状態が示されている。電圧検出信号VDETが低レベルの期間はNFC通信期間と判定され、電圧検出信号VDETが高レベルの期間はワイヤレス給電等の給電動作期間と判定される。その結果、図7に示したように、電圧検出信号VDETが低レベルである第1期間T1と第3期間T3と第6期間T6と第8期間T8はNFC通信期間と判定され、電圧検出信号VDETが高レベルである第2期間T2と第4期間T4と第5期間T5と第7期間T7と第9期間T9はワイヤレス給電等の給電動作期間と判定される。
図7には、2次電池の充電のための充電電流と充電電圧とが示されており、充電電圧が急速充電開始電圧(Vquick)に到達する以前ではトリクル充電が実行され、充電電圧が急速充電開始電圧(Vquick)に到達した以降は急速充電が実行される。上述のようにNFC通信の電力は2次電池(バッテリ)を充電可能な余力は無いので、第1期間T1と第3期間T3と第6期間T6と第8期間T8のNFC通信期間では、充電電流はゼロアンペアとなって充電停止の状態となる。特に、図4と図5とに示した実施の形態1によるバッテリ充電制御の半導体集積回路212によれば、2回目以降の第3期間T3と第6期間T6と第8期間T8のNFC通信期間でもトリクル充電タイマーまたは急速充電タイマーがホールド状態に設定される。その結果、図5に示した充電タイマー21242の充電タイマーカウンタ212424のカウント値は、初期値のカウント値(ゼロ)にリセットされることなく、その時点の値に保持されるものである。
以上説明したように図1乃至図7に示した実施の形態1によるバッテリ充電制御の半導体集積回路212によれば、NFC通信とワイヤレス給電等の給電動作とが時分割で反復する場合にNFC通信期間中に充電タイマーのカウント値が初期値にリセットされて充電タイマーが誤動作すると言う問題する解消することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を種々の実施の形態に基づいて具体的に説明したが本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本半導体集積回路が搭載される電子機器は、多機能携帯電話やタブレットPC等のような携帯型パーソナルコンピュータに限定されるものではなく、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラや携帯音楽プレイヤーや携帯DVDプレイヤー等に適用することが可能である。
1…送電回路
2…受電回路
3…受電側システム
10…ACアダプタ
11…マイクロコントローラユニット(MCU)
111…認証処理機能
112…暗号処理機能
12…送電制御回路
121…整流回路
122…RFドライバ
13…送電側アンテナコイル
21…受電制御回路
211…整流回路
22…マイクロコントローラユニット(MCU)
221…認証処理機能
222…暗号処理機能
23…USB接続インターフェース
24…AC電源接続インターフェース
25…受電側アンテナコイル
26…2次電池
212…半導体集積回路
T1〜T10…端子
D1、D2…ショットキーダイオード
2121…降圧DC−DCコンバータ
2122…リニア・レギュレータ
2123…USB種別検出回路
2124…入力電圧検出回路
2125…外部インターフェース
2126…内蔵レギュレータ
2127…ゲート駆動制御回路
L1…インダクター
C1…容量
21211…PWM制御回路
21212…ハイサイドスイッチ
21213…サイドスイッチ
21241…電圧検出回路
21242…充電タイマー
212421…充電ステートマシン
212422…ホールド信号生成ユニット
212423…タイマリセット信号生成ユニット
212424…充電タイマーカウンタ
212425…トリクルタイマーリセット信号生成ユニット
212426…急速タイマーリセット信号生成ユニット…
212427…急速充電フラグラッチ
212428…セレクタ
212429…OR回路

Claims (20)

  1. 半導体集積回路は、入力端子と、DC−DCコンバータと、充電出力端子と、電圧検出回路と、充電タイマーとを具備して、
    前記入力端子には、NFC通信によるRF信号とワイヤレス給電によるRF信号とが反復して供給される受信信号の整流・平滑で生成されるDC入力電圧が供給可能とされ、
    前記DC−DCコンバータは、前記入力端子に供給される前記DC入力電圧から、所望の電圧レベルを有するDC出力電圧を生成可能とされ、
    前記充電出力端子は、前記DC−DCコンバータによって生成される前記DC出力電圧を使用して外部のバッテリを充電可能とされ、
    前記電圧検出回路は、前記バッテリの充電によって前記充電出力端子のバッテリ電圧が所定の電圧レベルに到達することを検出可能とされ、前記バッテリ電圧と前記所定の電圧レベルとに応答して制御信号を生成可能とされ、
    前記充電タイマーは、前記電圧検出回路から生成される前記制御信号による制御に基づいて前記バッテリの充電時間をカウント可能とされ、
    前記電圧検出回路は、前記入力端子に供給される前記DC入力電圧のレベル検出によって前記NFC通信の通信期間と前記ワイヤレス給電の給電期間とを弁別するレベル判定信号を生成可能とされ、
    前記充電タイマーによる前記バッテリの前記充電時間のカウント動作の実行中に、前記NFC通信の前記通信期間において前記電圧検出回路は前記制御信号によって前記充電タイマーを制御して、前記充電タイマーは前記カウント動作のカウント値を保持する
    半導体集積回路。
  2. 請求項1において、
    前記半導体集積回路は、給電出力端子を更に具備して、
    前記給電出力端子は、前記DC−DCコンバータによって生成される前記DC出力電圧を外部の受電側システムに給電可能とされた
    半導体集積回路。
  3. 請求項2において、
    前記半導体集積回路は、前記給電出力端子と前記充電出力端子との間の電気的導通を可能とするPチャネルMOSトランジスタを更に具備する
    半導体集積回路。
  4. 請求項3において、
    前記所定の電圧レベルは、急速充電開始電圧と、当該急速充電開始電圧よりも高電圧である充電目標電圧とを含み、
    前記バッテリの前記充電によって前記バッテリ電圧が前記急速充電開始電圧に到達する以前では、低レベルのトリクル充電電流によって前記バッテリが充電されるトリクル充電が実行され、
    前記バッテリの前記トリクル充電の実行により前記バッテリ電圧が前記急速充電開始電圧に到達した以降は、前記トリクル充電電流よりも高レベルの急速充電流によって前記バッテリが充電される急速充充電が実行される
    半導体集積回路。
  5. 請求項4において、
    前記トリクル充電の実行動作中に前記充電タイマーは、前記電圧検出回路から生成される前記制御信号による前記制御に基づいて前記バッテリのトリクル充電時間をカウント可能とされ、
    前記充電タイマーによる前記バッテリの前記トリクル充電時間のカウント動作の実行中に、前記NFC通信の前記通信期間において前記電圧検出回路は前記制御信号によって前記充電タイマーを制御して、前記充電タイマーは前記カウント動作のカウント値を保持する
    半導体集積回路。
  6. 請求項5において、
    前記急速充電の実行動作中に前記充電タイマーは、前記電圧検出回路から生成される前記制御信号による前記制御に基づいて前記バッテリの急速充電時間をカウント可能とされ、
    前記充電タイマーによる前記バッテリの前記急速充電時間のカウント動作の実行中に、前記NFC通信の前記通信期間において前記電圧検出回路は前記制御信号によって前記充電タイマーを制御して、前記充電タイマーは前記カウント動作のカウント値を保持する
    半導体集積回路。
  7. 請求項6において、
    前記充電タイマーは、充電ステートマシンとホールド信号生成ユニットと充電タイマーカウンタとトリクルタイマーリセット信号生成ユニットと急速タイマーリセット信号生成ユニットと急速充電フラグラッチとセレクタとを含み、
    前記充電ステートマシンには、前記電圧検出回路から生成される前記制御信号と前記NFC通信の前記通信期間と前記ワイヤレス給電の前記給電期間とを弁別する通信状態信号とが供給され、
    前記制御信号と前記通信状態信号とに応答して、前記充電ステートマシンは初期ステートとトリクル充電ステートと急速充電ステートと充電エラーステートと充電完了ステートと充電タイマーホールドステートとのいずれかのステートに設定され、
    前記初期ステートは、前記バッテリが充電される以前の状態であり、
    前記トリクル充電ステートは、前記バッテリが前記トリクル充電によって充電される状態であり、
    前記急速充電ステートは、前記バッテリが前記急速充電によって充電される状態であり、
    前記充電エラーステートは、トリクル充電エラーまたは急速充電エラーを表示するものであり、
    前記トリクル充電エラーは、前記トリクル充電に拘らず所定のトリクル充電期間中に前記バッテリの前記バッテリ電圧が前記急速充電開始電圧に到達しないものであり、
    前記急速充電エラーは、前記急速充電にも拘らず所定の急速充電期間中に前記バッテリの前記バッテリ電圧が前記充電目標電圧に到達しないものであり、
    前記充電完了ステートは、前記トリクル充電によって前記所定のトリクル充電期間中に前記バッテリ電圧が前記急速充電開始電圧に到達した後に前記急速充電によって前記所定の急速充電期間中に前記バッテリ電圧が前記充電目標電圧に到達したものであり、
    前記充電タイマーホールドステートは、前記NFC通信期間に前記充電タイマーの前記充電タイマーカウンタのカウント値を保持するものであり、
    前記初期ステートと前記充電エラーステートと前記充電完了ステートと前記充電タイマーホールドステートとのいずれかに設定される前記充電ステートマシンの出力信号に応答して、前記ホールド信号生成ユニットはホールド信号を生成して前記充電タイマーカウンタのホールド端子に供給して、
    前記トリクル充電による前記所定のトリクル充電期間中での前記バッテリ電圧の前記急速充電開始電圧への到達によって前記電圧検出回路から生成される前記制御信号に応答して前記充電ステートマシンは、前記トリクルタイマーリセット信号生成ユニットに第1信号生成指示を供給して、
    前記充電ステートマシンから供給される前記第1信号生成指示に応答して、前記トリクルタイマーリセット信号生成ユニットはトリクルタイマーリセット信号を生成して前記セレクタの第1入力端子に供給して、
    前記トリクル充電による前記所定のトリクル充電期間中での前記バッテリ電圧の前記急速充電開始電圧への到達による前記急速充電期間の開始により前記電圧検出回路から生成される前記制御信号に応答して前記充電ステートマシンは、急速充電フラグ信号を生成して、
    前記急速充電フラグ信号は前記急速充電フラグラッチに格納されて、前記急速充電フラグラッチの出力端子は前記セレクタの選択制御端子に接続され、
    前記急速充電による前記所定の急速充電期間中の前記バッテリ電圧の前記充電目標電圧への到達によって前記電圧検出回路から生成される前記制御信号に応答して前記充電ステートマシンは、前記急速タイマーリセット信号生成ユニットに第2信号生成指示を供給して、
    前記充電ステートマシンから供給される前記第2信号生成指示に応答して、前記急速タイマーリセット信号生成ユニットは急速タイマーリセット信号を生成して前記セレクタの第2入力端子に供給して、
    前記急速充電フラグラッチの前記出力端子から前記選択制御端子に供給される前記急速充電フラグ信号に応答して前記セレクタは、前記第2入力端子に供給される前記急速タイマーリセット信号を選択して前記充電タイマーカウンタのリセット端子に供給して、
    前記充電タイマーカウンタのクロック端子に、所定の周波数を有するクロック信号が供給され、
    前記ホールド信号が前記ホールド端子に供給されず前記セレクタから前記トリクルタイマーリセット信号または前記急速タイマーリセット信号が前記リセット端子に供給されない場合には、前記充電タイマーカウンタは前記クロック信号に応答して前記カウント動作の前記カウント値のカウントアップ動作を実行する
    半導体集積回路。
  8. 請求項7において、
    前記充電タイマーは、OR回路を更に含み、
    前記OR回路の第1入力端子に前記セレクタによって選択される前記急速タイマーリセット信号が供給され、前記OR回路の第2入力端子にパワーオンリセット信号が供給され、前記OR回路の出力端子は前記充電タイマーカウンタの前記リセット端子に接続された
    半導体集積回路。
  9. 請求項6において、
    前記半導体集積回路は、前記入力端子と前記給電出力端子との間に接続された前記DC−DCコンバータと並列に接続されたリニア・レギュレータを更に具備して、
    前記リニア・レギュレータは、前記入力端子の前記DC入力電圧の供給に応答して即座動作するものであり、
    前記DC−DCコンバータは、前記リニア・レギュレータよりも高い電力効率を有するスイッチングレギュレータとして動作する
    半導体集積回路。
  10. 請求項9において、
    前記入力端子には第1ショットキーダイオードを介して前記DC入力電圧と第2ショットキーダイオードを介してAC電源接続インターフェースのAC−DC変換電圧とが供給可能なように、前記入力端子が構成された
    半導体集積回路。
  11. 請求項10において、
    前記半導体集積回路は、他の入力端子とスイッチとを更に具備して、
    前記他の入力端子にUSB接続インターフェースのUSB電源電圧が供給可能なように、前記他の入力端子が構成され、
    前記スイッチの一端と他端とは、前記他の入力端子と前記給電出力端子とにそれぞれ接続された
    半導体集積回路。
  12. 入力端子と、DC−DCコンバータと、充電出力端子と、電圧検出回路と、充電タイマーとを具備する半導体集積回路の動作方法であって、
    前記入力端子には、NFC通信によるRF信号とワイヤレス給電によるRF信号とが反復して供給される受信信号の整流・平滑で生成されるDC入力電圧が供給可能とされ、
    前記DC−DCコンバータは、前記入力端子に供給される前記DC入力電圧から、所望の電圧レベルを有するDC出力電圧を生成可能とされ、
    前記充電出力端子は、前記DC−DCコンバータによって生成される前記DC出力電圧を使用して外部のバッテリを充電可能とされ、
    前記電圧検出回路は、前記バッテリの充電によって前記充電出力端子のバッテリ電圧が所定の電圧レベルに到達することを検出可能とされ、前記バッテリ電圧と前記所定の電圧レベルとに応答して制御信号を生成可能とされ、
    前記充電タイマーは、前記電圧検出回路から生成される前記制御信号による制御に基づいて前記バッテリの充電時間をカウント可能とされ、
    前記電圧検出回路は、前記入力端子に供給される前記DC入力電圧のレベル検出によって前記NFC通信の通信期間と前記ワイヤレス給電の給電期間とを弁別するレベル判定信号を生成可能とされ、
    前記充電タイマーによる前記バッテリの前記充電時間のカウント動作の実行中に、前記NFC通信の前記通信期間において前記電圧検出回路は前記制御信号によって前記充電タイマーを制御して、前記充電タイマーは前記カウント動作のカウント値を保持する
    半導体集積回路の動作方法。
  13. 請求項12において、
    前記半導体集積回路は、給電出力端子を更に具備して、
    前記給電出力端子は、前記DC−DCコンバータによって生成される前記DC出力電圧を外部の受電側システムに給電可能とされた
    半導体集積回路の動作方法。
  14. 請求項13において、
    前記半導体集積回路は、前記給電出力端子と前記充電出力端子との間の電気的導通を可能とするPチャネルMOSトランジスタを更に具備する
    半導体集積回路の動作方法。
  15. 請求項14において、
    前記所定の電圧レベルは、急速充電開始電圧と、当該急速充電開始電圧よりも高電圧である充電目標電圧とを含み、
    前記バッテリの前記充電によって前記バッテリ電圧が前記急速充電開始電圧に到達する以前では、低レベルのトリクル充電電流によって前記バッテリが充電されるトリクル充電が実行され、
    前記バッテリの前記トリクル充電の実行により前記バッテリ電圧が前記急速充電開始電圧に到達した以降は、前記トリクル充電電流よりも高レベルの急速充電流によって前記バッテリが充電される急速充充電が実行される
    半導体集積回路の動作方法。
  16. 請求項15において、
    前記トリクル充電の実行動作中に前記充電タイマーは、前記電圧検出回路から生成される前記制御信号による前記制御に基づいて前記バッテリのトリクル充電時間をカウント可能とされ、
    前記充電タイマーによる前記バッテリの前記トリクル充電時間のカウント動作の実行中に、前記NFC通信の前記通信期間において前記電圧検出回路は前記制御信号によって前記充電タイマーを制御して、前記充電タイマーは前記カウント動作のカウント値を保持する
    半導体集積回路の動作方法。
  17. 請求項16において、
    前記急速充電の実行動作中に前記充電タイマーは、前記電圧検出回路から生成される前記制御信号による前記制御に基づいて前記バッテリの急速充電時間をカウント可能とされ、
    前記充電タイマーによる前記バッテリの前記急速充電時間のカウント動作の実行中に、前記NFC通信の前記通信期間において前記電圧検出回路は前記制御信号によって前記充電タイマーを制御して、前記充電タイマーは前記カウント動作のカウント値を保持する
    半導体集積回路の動作方法。
  18. 請求項17において、
    前記充電タイマーは、充電ステートマシンとホールド信号生成ユニットと充電タイマーカウンタとトリクルタイマーリセット信号生成ユニットと急速タイマーリセット信号生成ユニットと急速充電フラグラッチとセレクタとを含み、
    前記充電ステートマシンには、前記電圧検出回路から生成される前記制御信号と前記NFC通信の前記通信期間と前記ワイヤレス給電の前記給電期間とを弁別する通信状態信号とが供給され、
    前記制御信号と前記通信状態信号とに応答して、前記充電ステートマシンは初期ステートとトリクル充電ステートと急速充電ステートと充電エラーステートと充電完了ステートと充電タイマーホールドステートとのいずれかのステートに設定され、
    前記初期ステートは、前記バッテリが充電される以前の状態であり、
    前記トリクル充電ステートは、前記バッテリが前記トリクル充電によって充電される状態であり、
    前記急速充電ステートは、前記バッテリが前記急速充電によって充電される状態であり、
    前記充電エラーステートは、トリクル充電エラーまたは急速充電エラーを表示するものであり、
    前記トリクル充電エラーは、前記トリクル充電に拘らず所定のトリクル充電期間中に前記バッテリの前記バッテリ電圧が前記急速充電開始電圧に到達しないものであり、
    前記急速充電エラーは、前記急速充電にも拘らず所定の急速充電期間中に前記バッテリの前記バッテリ電圧が前記充電目標電圧に到達しないものであり、
    前記充電完了ステートは、前記トリクル充電によって前記所定のトリクル充電期間中に前記バッテリ電圧が前記急速充電開始電圧に到達した後に前記急速充電によって前記所定の急速充電期間中に前記バッテリ電圧が前記充電目標電圧に到達したものであり、
    前記充電タイマーホールドステートは、前記NFC通信期間に前記充電タイマーの前記充電タイマーカウンタのカウント値を保持するものであり、
    前記初期ステートと前記充電エラーステートと前記充電完了ステートと前記充電タイマーホールドステートとのいずれかに設定される前記充電ステートマシンの出力信号に応答して、前記ホールド信号生成ユニットはホールド信号を生成して前記充電タイマーカウンタのホールド端子に供給して、
    前記トリクル充電による前記所定のトリクル充電期間中での前記バッテリ電圧の前記急速充電開始電圧への到達によって前記電圧検出回路から生成される前記制御信号に応答して前記充電ステートマシンは、前記トリクルタイマーリセット信号生成ユニットに第1信号生成指示を供給して、
    前記充電ステートマシンから供給される前記第1信号生成指示に応答して、前記トリクルタイマーリセット信号生成ユニットはトリクルタイマーリセット信号を生成して前記セレクタの第1入力端子に供給して、
    前記トリクル充電による前記所定のトリクル充電期間中での前記バッテリ電圧の前記急速充電開始電圧への到達による前記急速充電期間の開始により前記電圧検出回路から生成される前記制御信号に応答して前記充電ステートマシンは、急速充電フラグ信号を生成して、
    前記急速充電フラグ信号は前記急速充電フラグラッチに格納されて、前記急速充電フラグラッチの出力端子は前記セレクタの選択制御端子に接続され、
    前記急速充電による前記所定の急速充電期間中の前記バッテリ電圧の前記充電目標電圧への到達によって前記電圧検出回路から生成される前記制御信号に応答して前記充電ステートマシンは、前記急速タイマーリセット信号生成ユニットに第2信号生成指示を供給して、
    前記充電ステートマシンから供給される前記第2信号生成指示に応答して、前記急速タイマーリセット信号生成ユニットは急速タイマーリセット信号を生成して前記セレクタの第2入力端子に供給して、
    前記急速充電フラグラッチの前記出力端子から前記選択制御端子に供給される前記急速充電フラグ信号に応答して前記セレクタは、前記第2入力端子に供給される前記急速タイマーリセット信号を選択して前記充電タイマーカウンタのリセット端子に供給して、
    前記充電タイマーカウンタのクロック端子に、所定の周波数を有するクロック信号が供給され、
    前記ホールド信号が前記ホールド端子に供給されず前記セレクタから前記トリクルタイマーリセット信号または前記急速タイマーリセット信号が前記リセット端子に供給されない場合には、前記充電タイマーカウンタは前記クロック信号に応答して前記カウント動作の前記カウント値のカウントアップ動作を実行する
    半導体集積回路の動作方法。
  19. 請求項18において、
    前記充電タイマーは、OR回路を更に含み、
    前記OR回路の第1入力端子に前記セレクタによって選択される前記急速タイマーリセット信号が供給され、前記OR回路の第2入力端子にパワーオンリセット信号が供給され、前記OR回路の出力端子は前記充電タイマーカウンタの前記リセット端子に接続された
    半導体集積回路の動作方法。
  20. 請求項17において、
    前記半導体集積回路は、前記入力端子と前記給電出力端子との間に接続された前記DC−DCコンバータと並列に接続されたリニア・レギュレータを更に具備して、
    前記リニア・レギュレータは、前記入力端子の前記DC入力電圧の供給に応答して即座動作するものであり、
    前記DC−DCコンバータは、前記リニア・レギュレータよりも高い電力効率を有するスイッチングレギュレータとして動作する
    半導体集積回路の動作方法。
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