JP2014107374A - 半導体試料の電気的評価方法および評価装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】絶縁膜上に複数の電極を形成して複数のMOSキャパシタを作製し、前記電極から絶縁膜に電圧を印加して該絶縁膜の絶縁破壊寿命を測定すること、および、測定した絶縁破壊寿命を、絶縁破壊寿命は絶縁膜の膜厚Xoxと局所的な薄膜化量ΔXoxにより式(1):Xeff=Xox−ΔXoxから求められる実効膜厚Xeffで決まるという有効酸化膜厚モデルにより局所的な薄膜化量に変換すること、を含み、偶発故障領域の局所的な薄膜化量が大きいほど前記絶縁膜に含まれる欠陥のサイズが大きいと判定する判定基準により、前記変換により求められた偶発故障領域の局所的な薄膜化量に基づき、前記絶縁膜中の欠陥サイズを評価する。
【選択図】図1
Description
Tbd=τ0exp(G(Xox−ΔXox)/Vox) …(2)
[Vox:絶縁膜にかかる電圧、τ0,G:係数]
[1]半導体基板上に絶縁膜を有する半導体試料の電気的評価方法であって、
前記絶縁膜上に複数の電極を形成して複数のMOSキャパシタを作製すること、
前記電極から絶縁膜に電圧を印加して該絶縁膜の絶縁破壊寿命を測定すること、および、
測定した絶縁破壊寿命を、絶縁破壊寿命は絶縁膜の膜厚Xoxと局所的な薄膜化量ΔXoxにより下記式(1):
Xeff=Xox−ΔXox …(1)
から求められる実効膜厚Xeffで決まるという有効酸化膜厚モデルにより局所的な薄膜化量に変換すること、
を含み、
偶発故障領域の局所的な薄膜化量が大きいほど前記絶縁膜に含まれる欠陥のサイズが大きいと判定する判定基準により、前記変換により求められた偶発故障領域の局所的な薄膜化量に基づき、前記絶縁膜中の欠陥サイズを評価する、前記方法。
[2]前記絶縁膜は、半導体試料に熱酸化処理を施すことにより形成された熱酸化膜であり、前記サイズを判定する欠陥は、前記熱酸化処理により半導体基板から熱酸化膜に取り込まれた欠陥である[1]に記載の半導体試料の電気的評価方法。
[3]前記絶縁膜に含まれる欠陥のサイズが大きいほど、半導体基板に含まる欠陥のサイズが大きいと判定する判定基準により、絶縁膜中の欠陥サイズの評価結果に基づき、半導体基板に含まれる欠陥のサイズを評価する、[1]または[2]に記載の半導体試料の電気的評価方法。
[4]前記サイズを評価する欠陥は、酸素析出物である、[1]〜[3]のいずれかに記載の半導体試料の電気的評価方法。
[5]評価対象の半導体試料に含まれる半導体基板と同じ半導体結晶から切り出された参照半導体基板において結晶欠陥領域の分布状態を把握することを含み、
評価対象の半導体試料の、前記分布状態の把握により参照半導体基板上で特定された結晶欠陥領域に対応する領域上の絶縁膜中の欠陥サイズを評価する、[1]〜[4]のいずれかに記載の半導体試料の電気的評価方法。
[6][1]〜[5]のいずれかに記載の半導体基板上に絶縁膜を有する半導体試料の電気的評価方法を行うために用いられ、
前記絶縁膜上に複数の電極を形成することにより複数のMOSキャパシタが作製された半導体試料に対して、前記電極から絶縁膜に電圧を印加して該絶縁膜の絶縁破壊寿命を測定する絶縁破壊寿命測定手段と、
測定した絶縁破壊寿命を、絶縁破壊寿命は絶縁膜の膜厚Xoxと局所的な薄膜化量ΔXoxにより下記式(1):
Xeff=Xox−ΔXox …(1)
から求められる実効膜厚Xeffで決まるという有効酸化膜厚モデルにより局所的な薄膜化量に変換する変換手段と、
を含み、
偶発故障領域の局所的な薄膜化量が大きいほど前記絶縁膜に含まれる欠陥のサイズが大きいと判定する判定手段により、前記変換により求められた偶発故障領域の局所的な薄膜化量に基づき、前記絶縁膜中の欠陥サイズを評価する欠陥サイズ評価手段を更に含む、半導体基板上に絶縁膜を有する半導体試料の電気的評価装置。
[7]前記欠陥サイズ評価手段は、前記絶縁膜に含まれる欠陥のサイズが大きいほど、半導体基板に含まる欠陥のサイズが大きいと判定する判定基準により、絶縁膜中の欠陥サイズの評価結果に基づき、半導体基板に含まれる欠陥のサイズを評価する、[6]に記載の半導体試料の電気的評価装置。
[8]評価対象の半導体試料に含まれる半導体基板と同じ半導体結晶から切り出された参照半導体基板において結晶欠陥領域の分布状態を把握する分布状態把握手段を更に含み、
前記欠陥サイズ評価手段は、評価対象の半導体試料の、前記分布状態の把握により参照半導体基板上で特定された結晶欠陥領域に対応する領域上の絶縁膜中の欠陥サイズを評価する、[6]または[7]に記載の半導体試料の電気的評価装置。
前記絶縁膜上に複数の電極を形成して複数のMOSキャパシタを作製すること、
前記電極から絶縁膜に電圧を印加して該絶縁膜の絶縁破壊寿命を測定すること、および、
測定した絶縁破壊寿命を、絶縁破壊寿命は絶縁膜の膜厚Xoxと局所的な薄膜化量ΔXoxにより下記式(1):
Xeff=Xox−ΔXox …(1)
から求められる実効膜厚Xeffで決まるという有効酸化膜厚モデルにより局所的な薄膜化量に変換すること、
を含み、
偶発故障領域の局所的な薄膜化量が大きいほど前記絶縁膜に含まれる欠陥のサイズが大きいと判定する判定基準により、前記変換により求められた偶発故障領域の局所的な薄膜化量に基づき、前記絶縁膜中の欠陥サイズを評価する。
上記の通り本発明では、有効酸化膜厚モデルを利用し、絶縁膜中の欠陥サイズを評価する。
以下、有効酸化膜厚モデルについて説明する。
半導体基板としてのシリコン基板上に、絶縁膜として酸化膜(SiO2膜)を形成し、その上にポリシリコンのゲート電極を形成したMOSキャパシタにおいて、絶縁膜をゲート電極から電圧を印加し絶縁破壊させる場合、有効酸化膜厚モデルでは、絶縁膜の破壊の原因をすべて「局所的な薄膜化」に置き換える。このモデルによれば、絶縁膜中に存在する欠陥の影響を絶縁膜の膜厚の局所的薄膜化とみなし、絶縁膜の実効膜厚Xeffは、絶縁膜の膜厚Xoxと局所的な薄膜化量ΔXoxにより下記式(1):
Xeff=Xox−ΔXox …(1)
から求められる。
そして、絶縁膜の実効膜厚と絶縁破壊寿命との間には、前記式(2)の関係が成立し、式(1)および式(2)から、絶縁膜の実効膜厚、局所的な薄膜化量、および絶縁破壊寿命について、下記式(3)および式(4)が得られる。更に、式(3)および(4)により、絶縁破壊寿命の測定値から局所的な薄膜化量を求める下記(5)が得られる。
Xeff=Vox/G*log(Tbd,eff/τ0) …(3)
Xox=Vox/G*log(Tbd,ox/τ0) …(4)
ΔXox=Xox−Xeff=Vox/G*log(Tbd,ox/Tbd,eff) …(5)
[Vox:印加電圧、G:定数、Tbd,eff:絶縁破壊寿命の実測値、Tbd,ox:絶縁膜に欠陥が存在しない場合の破壊時間]
チョクラルスキー法(以下、「CZ法」)により育成したボロンドープP型シリコン単結晶インゴットをワイヤソーにより横方向にスライスし、研磨および洗浄を経てウェーハサンプルを得た。また、必要に応じて熱処理を施す場合もある。このウェーハサンプル表面に、下記表1に示す条件で絶縁膜(熱酸化膜)およびポリシリコンゲート電極を形成し、複数の半導体素子を作製した。
具体的には、熱酸化によりウェーハ表面に形成した酸化膜上に、多結晶シリコンをCVD法により堆積させリンドープした。その後、裏面については多結晶シリコンと熱酸化膜を除去した。さらに、フォトリソグラフィによりレジストパターンを多結晶シリコン上に作製し、ドライエッチングにより多結晶シリコンをパターニングし、レジスト除去を行った。
また、上記のPv領域上の領域のみの測定データから、前記式(5)により得られた局所的な薄膜化量ΔXoxのヒストグラムを、図2(c)に示す。式(5)中、Vox:印加電圧28.7(V)、G:55.15(V/nm)、Tbd,ox:127.2秒とした。図2(c)中、縦軸は、各ΔXoxの度数/全測定電極数である。
CZ法により育成した、酸素濃度が異なる2水準のボロンドープP型シリコン単結晶インゴットからそれぞれウェーハサンプルを1枚ずつ切り出し、各ウェーハ上にゲート電極面積0.3mm2、1mm2、4mm2の3種類の半導体素子の作製および参照基板によるPi領域およびPv領域の特定を行った。
上記2水準のインゴットの酸素濃度は、低酸素濃度インゴットの酸素濃度を1とすると、高酸素濃度インゴットの酸素濃度は約1.3である。
高酸素濃度インゴットから切り出したウェーハサンプルのPi/Pv領域上の領域の絶縁膜の測定データ、および低酸素濃度インゴットから切り出したウェーハサンプルのPi領域上の領域の絶縁膜の測定データの中から、摩耗破壊領域(Tbdが80秒以上)の測定データを利用し、累積不良率が90%となる絶縁破壊時間90%Tbdを求めた。一般に90%Tbdとゲート電極面積との間には関係式として、
90%Tbd=a×ln(ゲート電極面積)+b
[上記式中、a、bは係数]
が成り立つ。各ウェーハサンプルについて、90%Tbd(摩耗破壊領域の測定データのみ利用)をゲート電極面積に対してプロットしたグラフおよび各測定値を用いて算出した関係式の近似曲線を、図3に示す。
近似曲線を用いてゲート電極面積4mm2での90%Tbdを求めると、高酸素濃度インゴットから切り出したウェーハサンプルのPi/Pv領域上の領域の絶縁膜については127.9秒、低酸素濃度インゴットから切り出したウェーハサンプルのPi領域上の領域の絶縁膜については126.5秒となった。
以上の結果から、欠陥がほとんど含まれない絶縁膜であれば、ウェーハの酸素濃度や欠陥領域にかかわらず、90%Tbdはほぼ同一になると考えられる。そこで本明細書記載の実験については、126.5秒〜127.9秒の範囲内の値である127.2秒を、絶縁膜に欠陥が存在しない場合の破壊時間Tbd,oxとして用いた。
シリコンウェーハ中の酸素析出物BMD(Bulk Micro Defect)は、熱酸化により熱酸化膜中に取り込まれることが知られている。本発明者は、上記の方法で求められた局所的な薄膜化量ΔXoxは、熱酸化膜に取り込まれたBMDのサイズに対応し、熱酸化膜中にサイズの大きなBMDが存在するほど、求められたΔXoxは大きくなると考えた。有効酸化膜モデルは、図1に示すように導電性欠陥の大きさを局所的な薄膜化量と捉えるものであり、金属の析出物やダングリングボンド等の導電性欠陥については、ΔXoxがこれら導電性欠陥のサイズとほぼ一致すると考えられる。これに対し、BMDについて求められるΔXoxは、BMDの絶縁破壊寿命への影響を導電性欠陥による影響に換算して求めた値となり、実際のBMDサイズはΔXoxよりも大きいと考えられる。ただし、後述の2.で詳述するように、BMDサイズが大きくなるほどΔXoxも大きくなるため、有効酸化膜厚モデルにより絶縁破壊寿命から求めた偶発故障領域の局所的な薄膜化量が大きいほど、大きなBMDが含まれると判定することができる。
また、上記の通り絶縁膜中のBMDは半導体基板から取り込まれたものであるため、絶縁膜中のBMDサイズが大きいほど、半導体基板に大きなBMDが含まれると判定することができる。
次に、上記手法で求められる偶発故障領域のΔXoxの大小が、絶縁膜中の欠陥の大小と相関することを示す実験について、説明する。
ウェーハ1:ΔXox=0.7nm
ウェーハ2:ΔXox=0.5nm
ウェーハ3:ΔXox=0.4nm
上記の通り、ウェーハ中の酸素濃度が高いほど、偶発故障領域のΔXoxは高い値となっている。ここで、初期格子間酸素濃度と酸素析出物のサイズとの関係は公知であり、基板中の酸素濃度が高いほどBMDサイズは大きくなることが知られている。したがって、ウェーハ1>ウェーハ2>ウェーハ3の順に、ウェーハ中のBMDサイズは大きいと言える。そして前述の通り、基板中のBMDは熱酸化により熱酸化膜中に取り込まれるため、ウェーハ1>ウェーハ2>ウェーハ3の順に、ウェーハ上の熱酸化膜中のBMDサイズは大きいと言える。したがって、ウェーハ1>ウェーハ2>ウェーハ3の順に、偶発故障領域のΔXoxが大きいことは、本発明により求められる偶発故障領域のΔXoxの大小が、絶縁膜中のBMDサイズ、更にはウェーハ中のBMDサイズの大小に対応していることを示している。
次に、上記手法により絶縁膜中およびウェーハ中の欠陥の評価が可能であることを示す実験について、説明する。
前記1.ではワイブルプロット(ワイブル分布)による偶発故障領域の特定も行ったが、ワイブル分布による評価は偶発故障領域のピークの検出を容易にするための任意工程である。
また、参照基板を用いて欠陥領域評価(特定)を行うことも、Pv領域等の結晶欠陥領域の位置が既に把握されているのであれば必須ではない。ウェーハ全面について絶縁破壊寿命のワイブルプロットやヒストグラムを作成する(図2(a)参照)と、ウェーハの結晶欠陥の分布の影響を受けるため、信頼性の高い評価結果を得るためには、複数の絶縁膜について、同種の結晶欠陥領域(例えば、熱処理された場合の挙動の異なるPv領域、Pi領域、OSF領域のいずれか)の上の領域において評価を行うことが好ましい。
本発明の電気的評価装置は、本発明の、半導体基板上に絶縁膜を有する半導体試料の電気的評価方法を行うために用いられるものであり、
前記絶縁膜上に複数の電極を形成することにより複数のMOSキャパシタが作製された半導体試料に対して、前記電極から絶縁膜に電圧を印加して該絶縁膜の絶縁破壊寿命を測定する絶縁破壊寿命測定手段と、
測定した絶縁破壊寿命を、絶縁破壊寿命は絶縁膜の膜厚Xoxと局所的な薄膜化量ΔXoxにより前述の式(1)から求められる実効膜厚Xeffで決まるという有効酸化膜厚モデルにより局所的な薄膜化量に変換する変換手段と、
を含み、
偶発故障領域の局所的な薄膜化量が大きいほど前記絶縁膜に含まれる欠陥のサイズが大きいと判定する判定手段により、前記変換により求められた偶発故障領域の局所的な薄膜化量に基づき、前記絶縁膜中の欠陥サイズを評価する欠陥サイズ評価手段を更に含むものである。
また、欠陥サイズ評価手段は、前記絶縁膜に含まれる欠陥のサイズが大きいほど、半導体基板に含まる欠陥のサイズが大きいと判定する判定基準により、絶縁膜中の欠陥サイズの評価結果に基づき、半導体基板に含まれる欠陥のサイズを評価するものであることもでき、そのような判定が可能な解析プログラムを備えたものであることができる。
Claims (8)
- 半導体基板上に絶縁膜を有する半導体試料の電気的評価方法であって、
前記絶縁膜上に複数の電極を形成して複数のMOSキャパシタを作製すること、
前記電極から絶縁膜に電圧を印加して該絶縁膜の絶縁破壊寿命を測定すること、および、
測定した絶縁破壊寿命を、絶縁破壊寿命は絶縁膜の膜厚Xoxと局所的な薄膜化量ΔXoxにより下記式(1):
Xeff=Xox−ΔXox …(1)
から求められる実効膜厚Xeffで決まるという有効酸化膜厚モデルにより局所的な薄膜化量に変換すること、
を含み、
偶発故障領域の局所的な薄膜化量が大きいほど前記絶縁膜に含まれる欠陥のサイズが大きいと判定する判定基準により、前記変換により求められた偶発故障領域の局所的な薄膜化量に基づき、前記絶縁膜中の欠陥サイズを評価する、前記方法。 - 前記絶縁膜は、半導体試料に熱酸化処理を施すことにより形成された熱酸化膜であり、前記サイズを判定する欠陥は、前記熱酸化処理により半導体基板から熱酸化膜に取り込まれた欠陥である請求項1に記載の半導体試料の電気的評価方法。
- 前記絶縁膜に含まれる欠陥のサイズが大きいほど、半導体基板に含まる欠陥のサイズが大きいと判定する判定基準により、絶縁膜中の欠陥サイズの評価結果に基づき、半導体基板に含まれる欠陥のサイズを評価する、請求項1または2に記載の半導体試料の電気的評価方法。
- 前記サイズを評価する欠陥は、酸素析出物である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体試料の電気的評価方法。
- 評価対象の半導体試料に含まれる半導体基板と同じ半導体結晶から切り出された参照半導体基板において結晶欠陥領域の分布状態を把握することを含み、
評価対象の半導体試料の、前記分布状態の把握により参照半導体基板上で特定された結晶欠陥領域に対応する領域上の絶縁膜中の欠陥サイズを評価する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体試料の電気的評価方法。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体基板上に絶縁膜を有する半導体試料の電気的評価方法を行うために用いられ、
前記絶縁膜上に複数の電極を形成することにより複数のMOSキャパシタが作製された半導体試料に対して、前記電極から絶縁膜に電圧を印加して該絶縁膜の絶縁破壊寿命を測定する絶縁破壊寿命測定手段と、
測定した絶縁破壊寿命を、絶縁破壊寿命は絶縁膜の膜厚Xoxと局所的な薄膜化量ΔXoxにより下記式(1):
Xeff=Xox−ΔXox …(1)
から求められる実効膜厚Xeffで決まるという有効酸化膜厚モデルにより局所的な薄膜化量に変換する変換手段と、
を含み、
偶発故障領域の局所的な薄膜化量が大きいほど前記絶縁膜に含まれる欠陥のサイズが大きいと判定する判定手段により、前記変換により求められた偶発故障領域の局所的な薄膜化量に基づき、前記絶縁膜中の欠陥サイズを評価する欠陥サイズ評価手段を更に含む、半導体基板上に絶縁膜を有する半導体試料の電気的評価装置。 - 前記欠陥サイズ評価手段は、前記絶縁膜に含まれる欠陥のサイズが大きいほど、半導体基板に含まる欠陥のサイズが大きいと判定する判定基準により、絶縁膜中の欠陥サイズの評価結果に基づき、半導体基板に含まれる欠陥のサイズを評価する、請求項6に記載の半導体試料の電気的評価装置。
- 評価対象の半導体試料に含まれる半導体基板と同じ半導体結晶から切り出された参照半導体基板において結晶欠陥領域の分布状態を把握する分布状態把握手段を更に含み、
前記欠陥サイズ評価手段は、評価対象の半導体試料の、前記分布状態の把握により参照半導体基板上で特定された結晶欠陥領域に対応する領域上の絶縁膜中の欠陥サイズを評価する、請求項6または7に記載の半導体試料の電気的評価装置。
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