JP2014105550A - 管内設置型の熱交換システム - Google Patents

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Abstract

【課題】管内設置型の熱交換システムにおいて、熱媒体を各採熱管に均等に分配し、且つ、圧力損失の極端な増大を抑えるとともに、システム全体としての高効率運転を可能とする。
【解決手段】ヒートポンプユニット2と、複数の採熱管7と、ヒートポンプユニット2と採熱管7との間で熱媒体を循環させる5組の熱媒輸送管3と、を備える管内設置型の熱交換システム1である。5組の熱媒輸送管3はそれぞれ異なる長さを有している。5組の熱媒輸送管3および複数の採熱管7は、1組の熱媒輸送管3と当該熱媒輸送管3に分岐接続される1群の採熱管群8とを1つの配管系統とする、5つの配管系統21,22,…に分かれている。5つの配管系統21,22,…における採熱管群8が、下水道管16の延長方向に並ぶように配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、管内設置型の熱交換システムに関し、特に、敷設距離が長い管渠に設置される熱交換システムに関するものである。
地中に埋設された下水道管を流れる下水は、外気の影響を受け難く、その水温が年間を通してほぼ一定であることに着目し、かかる下水を温熱源や冷熱源として利用することが従来から提案されている。
例えば、特許文献1には、管状孔が形成された被覆材を下水管の内面に螺旋状に付設することで、当該管状孔から成る螺旋状の熱媒流路を下水管内に形成することが開示されている。そうして、この特許文献1のものでは、内部を熱媒が流れる熱媒導入管および熱媒導出管と熱媒流路とを分岐接続して、当該熱媒流路内に熱媒を流通させることにより、熱媒と下水とを熱交換させて下水熱を回収するようにしている。
他方、下水を熱源として利用することとは別に、ヒートポンプを用いる熱交換システムにおいては、熱利用側(ヒートポンプ側)の負荷等に応じて、ヒートポンプの運転台数を制御(設定)することが、従来から広く行われている。例えば、特許文献2には、ヒートポンプ式給湯システムにおいて、給湯負荷に応じて、貯湯部に対して並列接続するヒートポンプの台数を設定することが開示されている。また、特許文献3には、同じくヒートポンプ式給湯システムにおいて、貯湯タンクが低水位のときには、複数のヒートポンプを同時に運転させる一方、貯湯タンクの水位が一定以上になれば、ヒートポンプと循環ポンプの台数を減じて運転させることが開示されている。
特開2002−348942号公報 特開2009−168320号公報 特開2005−214436号公報(段落0014)
ところで、上記特許文献1のもののような管内設置型の熱交換システムにおいて、下水から大量の熱を回収するためには、下水道管内における、熱媒導入管および熱媒導出管(以下、これらを「熱媒輸送管」という)の設置距離を長くすることが考えられる。
しかしながら、熱媒輸送管の設置距離を長くすると、それに伴って、熱媒輸送管から分岐する熱媒流路(以下、「採熱管」という)の数も増えることから、熱媒体を多数の採熱管に均等に分配することが困難になるという問題が生じる。
また、熱媒輸送管の設置距離を長くすると、熱媒輸送管自体が長くなることと、これに分岐接続される採熱管の数が増えることとが相俟って、熱媒輸送管の圧力損失が極めて大きくなるおそれがある。そして、熱媒輸送管の圧力損失が極めて大きくなると、熱媒輸送管の径を極端に大きくしたり、循環ポンプの出力を上げることに伴って、熱媒輸送管を耐高圧仕様のものへ変更したりする必要が生じ、コストの上昇を招くという問題もある。
さらに、熱媒輸送管の設置距離を長くすると、低負荷時においても、極めて長尺な熱媒輸送管および多数の採熱管の全体に亘って熱媒体を循環させねばならないことから、循環ポンプ等の消費電力のロスに繋がり、システム全体としての高効率運転が困難になるという問題もある。
これらの問題を解決するために、熱媒輸送管の設置距離を短くするとともに、大量の熱を回収すべく、上記特許文献2のもののようにヒートポンプの台数を増やす一方、低負荷時には、上記特許文献3のもののようにヒートポンプの運転台数を制御することが考えられる。
しかしながら、熱媒輸送管の設置距離が短いと、下水から回収できる熱量は自ずと限られることから、単にヒートポンプの台数を増やしても、上記問題を解決することにはならない。また、配管系統が比較的短く、且つ、ヒートポンプの設置場所についての制約が少ない給湯システムの技術を、熱媒輸送管の設置距離が長く、且つ、ヒートポンプを設置できる場所がマンホール近傍に限られる管内設置型の熱交換システムに、単純に適用することは困難である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、管内設置型の熱交換システムにおいて、熱媒体を各採熱管に均等に分配し、且つ、圧力損失の増大を抑えるとともに、システム全体としての高効率運転を可能とする技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る管内設置型の熱交換システムでは、熱媒輸送管とこれに分岐接続される1群の採熱管群からなる配管系統を複数設けるとともに、管渠の延長方向における複数の区間に各配管系統を割り当てるようにしている。
具体的には、本発明は、ヒートポンプユニットと、内部を流れる熱媒体によって管渠内を流れる流体から熱を回収する複数の採熱管と、上記管渠の延長方向に延び、上記ヒートポンプユニットと上記採熱管との間で熱媒体を循環させる複数の熱媒輸送管と、を備える管内設置型の熱交換システムを対象としている。
そして、この熱交換システムでは、上記複数の熱媒輸送管および複数の採熱管は、各熱媒輸送管と当該各熱媒輸送管に分岐接続される1群の採熱管群とを1つの配管系統とする、複数の配管系統に分かれており、上記複数の配管系統における採熱管群が、上記管渠の延長方向に並ぶように配設されている。
この構成によれば、各熱媒輸送管は、管渠に設置された全ての採熱管ではなく、管渠の延長方向における1つの区間に配設された1群の採熱管群とのみ分岐接続されていることから、熱媒輸送管の設置距離を長くしても、それに伴って採熱管の分岐数が増えることにはならない。これにより、ヒートポンプユニットを設置できる場所がマンホール近傍に限られ、且つ、配管系統の設置距離が極めて長い管内設置型の熱交換システムにおいても、熱媒輸送管内を流れる熱媒体を各採熱管に均等に分配することができるとともに、熱媒輸送管の圧力損失が極めて大きくなることや、熱媒輸送管の径を極端に大きくする必要が生じることを抑えることができる。
また、ヒートポンプユニットから最も遠い区間に配設された採熱管群と接続される熱媒輸送管は、その設置距離が長くなるものの、管渠に設置された全ての採熱管ではなく、1群の採熱管群とのみ分岐接続されていることから、その圧力損失は僅かに増大するに止まる。これにより、熱媒輸送管の径を極端に大きくしたり、熱媒輸送管を耐高圧仕様のものへ変更したりする必要が生じないので、コストの上昇を抑えることができる。
さらに、この熱交換システムは、熱媒輸送管とこれに分岐接続される1群の採熱管群とを有する配管系統を、複数系統備えていることから、利用する配管系統を選択することにより、熱利用側の負荷変動に応じて熱源側の容量を可変させることができる。これにより、高負荷時には、例えば全ての配管系統を用いる一方、低負荷時には、利用する配管系統の数を減少させることにより、要求される熱量を確保しつつ、システム全体としての高効率運転が可能となる。
好ましくは、熱媒体を上記配管系統で循環させるための複数の循環ポンプをさらに備えており、上記各配管系統は、対応する1つの循環ポンプと接続されている。
この構成によれば、低負荷時には、配管系統に接続された循環ポンプを停止させるだけで、熱の回収に用いる配管系統の数を減少させることが可能となるので、システム全体としての高効率運転を容易に行うことができる。
また、好ましくは、上記各配管系統に熱媒体を循環させるか否かを切換可能な切換手段と、熱利用側の負荷変動に応じて、上記切換手段を切り換えることにより、熱源として用いる配管系統数を増減させる制御手段と、をさらに備えている。
この構成によれば、切換手段を切り換えるだけで、高負荷時には、利用する配管系統を増やすことができる一方、低負荷時には、利用する配管系統を減少させることができるので、システム全体としての高効率運転がより一層容易となる。
さらに、好ましくは、上記管渠は、既設管と当該既設管内に製管された更生管とからなり、上記各熱媒輸送管は、上記既設管と上記更生管との間に配置されている。
この構成によれば、熱媒輸送管が更生管の外側に配置されることから、管渠の通水断面積を大きくすることができる。これにより、本発明を例えば下水道管に適用した場合、増水時等に、下水に含まれるゴミ等が熱媒輸送管に引っかかることによって、下水の流れが阻害されるのを抑えることができる。
また、好ましくは、上記複数の配管系統にそれぞれ対応する複数のヒートポンプユニットを備えている。
この構成によれば、利用する配管系統の数を増減させるのみならず、ヒートポンプユニットの運転台数を制御することが可能となるので、熱利用側の負荷変動に応じた木目細かい制御が可能となる。
以上のように、本発明に係る管内設置型の熱交換システムによれば、各熱媒輸送管が、管渠の延長方向における1つの区間に配設された1群の採熱管群とのみ分岐接続されていることから、熱媒体を各採熱管に均等に分配することができるとともに、熱媒輸送管の圧力損失の極端な増大や、それに伴う口径拡大や耐高圧仕様への変更の必要が生じることを抑えることができる。また、熱媒輸送管とこれに分岐接続される採熱管群とを有する配管系統を複数系統備えていることから、利用する配管系統を選択することにより、熱利用側の負荷変動に応じて熱源側の容量を可変させることができ、これにより、システム全体としての高効率運転が可能となる。
実施形態1に係る熱交換システムを模式的に示す概略図である。 1つの配管系統を含む熱交換システムの一部を模式的に説明する概略図である。 配管系統の1スパンを示す図であり、同図(a)は斜視図であり、同図(b)は断面図である。 熱媒輸送管と採熱管との継手部を概略的に示す図である。 採熱管を配設した帯状部材の断面図であり、同図(a)は、嵌合部同士を嵌合する前の状態を示す図であり、同図(b)は、嵌合部同士を嵌合した後の状態を示す図である。 実施形態1の変形例に係る配管系統の1スパンを示す図であり、同図(a)は斜視図であり、同図(b)は断面図である。 採熱管を配設した帯状部材の断面図であり、同図(a)は、嵌合部同士を嵌合する前の状態を示す図であり、同図(b)は、嵌合部同士を嵌合した後の状態を示す図である。 実施形態2に係る熱交換システムを模式的に示す概略図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る熱交換システムを模式的に示す概略図である。この熱交換システム1は、空調等に用いられる、管内設置型の熱交換システムである。本実施形態において、熱交換システム1は、下水道管(管渠)16に、約500mに亘って設置されている。
下水道管16は、マンホール19から地中へ延びるコンクリート製の既設管17と、当該既設管17内に製管された直径1100mmの更生管18とから構成されている。この更生管18は、従来公知の製管機(例えば、特開平9−32968号公報等参照)を用いて、その両側の側縁部に嵌合部104,106が形成された長尺の帯状部材100を、既設管17の内側にスパイラル状に巻回することにより製管したものである。
この帯状部材100は、可撓性を有する合成樹脂(例えば硬質塩化ビニル)を押出成形して形成したものである。帯状部材100は、図5(a)に示すように、更生管18の内周面を構成する帯板状の表面側基板101と、更生管18の外周面を構成する帯板状の裏面側基板102とを備えている。これら表面側基板101及び裏面側基板102は、表面側基板101の一方側(製管方向前側)の側縁部と、裏面側基板102の他方側(製管方向後側)の側縁部とが連結リブ103を介して繋がっている。なお、図5及び図7は断面図であるが、図を見易くするために、ハッチングを省略している。
表面側基板101の他方側の側縁部には、裏側に延び且つ嵌合凸部106aが先端部に設けられた第1嵌合部106が形成されている一方、裏面側基板102の一方側の側縁部には、表側に延び且つ嵌合凹部104aが先端部に設けられた第2嵌合部104が形成されている。更生管18を製管する際には、先に巻回された帯状部材100の一方側の側縁部と、新たに巻回する帯状部材100の他方側の側縁部とをラップさせるところ、新たに巻回する帯状部材100の嵌合凸部106aを、先に巻回された帯状部材100の嵌合凹部104aに嵌め込むことにより、両帯状部材100がラップ部分で連結される。そうして、これら第1及び第2嵌合部106,104は、図5(b)に示すように、両帯状部材100が連結された状態では、連結リブとして機能することになる。
また、第2嵌合部104の先端部には、一方側に向かうほど裏側に延びて傾斜する傾斜リブ105が形成されている。かかる傾斜リブ105の先端部は、両帯状部材100が連結された状態では、裏面側基板102と連結リブ103との隅角部に係止して、連結リブ103を補強する。
さらに、裏面側基板102には、連結リブ103と第2嵌合部104との間に、表側に延びる断面逆T字状の隔壁リブ107が突設されている。この隔壁リブ107は、その先端面が表面側基板101の表面と面一になるように形成されており、これにより、隔壁リブ107の先端面と表面側基板101の表面とが、更生管18の内周面を構成することになる。また、隔壁リブ107の両側には、当該隔壁リブ107と裏面側基板102と連結リブ103とによって区画される溝部108と、当該隔壁リブ107と裏面側基板102と第2嵌合部104とによって区画される溝部108とが形成されている。これらの溝部108は、既設管17の内側に帯状部材100をスパイラル状に巻回すると、更生管18の内側に開放する、2条のスパイラル状の溝部108を構成する。
以上のように構成される既設管17と更生管18との間の空間には、裏込め材(図示せず)が充填されており、これにより、更生管18が既設管17に対して固定されている。
上記熱交換システム1は、図1に示すように、5台のヒートポンプユニット2と、内部を流れる熱媒体によって下水道管16内を流れる下水から熱を回収する複数の採熱管7と、ヒートポンプユニット2と採熱管7との間で熱媒体を循環させる5組の熱媒輸送管3と、を備えている。この熱交換システム1では、5組の熱媒輸送管3及び複数の採熱管7が、1組の熱媒輸送管3と当該1組の熱媒輸送管3に分岐接続される1群の採熱管群8とを1つの配管系統とする、5つの配管系統21,22,23,24,25に分かれている。なお、図1では、図を見易くするために、4つの採熱管7によって1群の採熱管群8を表現しているが、1群の採熱管群8は、より多数の採熱管7によって構成されている。
そうして、この熱交換システム1では、5つの配管系統21,22,…における採熱管群8が、下水道管16の延長方向に並ぶように配設されている。換言すると、この熱交換システム1では、下水道管16をその延長方向において5つの区間に等分し、これら5つの区間(各々約100m)に、各配管系統21,22,…を割り当てている。それ故、この熱交換システム1では、マンホール19に最も近い区間が割り当てられた配管系統21における熱媒輸送管3の管長が最も短く、マンホール19から離れた区間が割り当てられた配管系統ほど熱媒輸送管3の管長が長くなっている。なお、以下の説明では、便宜上、マンホール19に近い区間から順に、第1〜第5区間とし、当該第1〜第5区間に割り当てられた配管系統をそれぞれ第1〜第5配管系統21,22,23,24,25とする。また、以下の説明では、便宜上、下水道管16の延長方向におけるマンホール19側を一方側とし、マンホール19と反対側を他方側とする。
各配管系統21,22,…は、配管系統数と同じ数だけ備えられた5台のヒートポンプユニット2のうち、対応する1台のヒートポンプユニット2と接続されている。ヒートポンプユニット2と接続された第1〜第5配管系統21,22,…は、各々が熱交換システム1の一部を構成する、第1〜第5熱交換システム11,12,13,14,15の配管系統を形成している。
図2は、第1熱交換システムを模式的に説明する概略図である。以下、第1熱交換システム11について説明するが、第2〜第5熱交換システム12,13,14,15は、熱媒輸送管3の長さが異なることを除けば、第1熱交換システム11とほぼ同様の構成であることから、特に異なる点を除き説明を省略する。
図2に示すように、第1熱交換システム11は、1台のヒートポンプユニット2、一群の採熱管8、往主管4並びに第1及び第2復主管5,6から成る1組の熱媒輸送管3の他、熱媒輸送管3とヒートポンプユニット2とを接続する第1及び第2循環配管9,10と、第1循環配管9に設けられた循環ポンプ20とを備えている。
ヒートポンプユニット2は、マンホール19近傍に設置されており、暖房時には、不図示の蒸発器の吸熱作用により、熱媒体から温熱を取り出す一方、冷房時には、不図示の凝縮器の放熱作用により、熱媒体から冷熱を取り出すように構成されている。このヒートポンプユニット2には、第1熱交換システム11を総合的に制御する電子制御ユニット(制御手段)50が設けられている。この電子制御ユニット50は、循環ポンプ20と電気的に接続されており(図1の破線参照)、利用側(ヒートポンプユニット2)の負荷に応じて、循環ポンプ20をオンオフするように構成されている。
第1循環配管9は、ヒートポンプユニット2と往主管4とを接続している一方、第2循環配管10は、ヒートポンプユニット2と第1復主管5とを接続している。より詳しくは、第1及び第2循環配管9,10は、他方側の端部がヒートポンプユニット2とそれぞれ接続されていて、当該ヒートポンプユニット2から延びてマンホール19内に導入され、当該マンホール19内において一方側の端部が往主管4及び第1復主管5とそれぞれ接続されている。なお、第1循環配管9には、第1配管系統21で熱媒体を循環させるための循環ポンプ20が設けられている。
1組の熱媒輸送管3は、往主管4並びに第1及び第2復主管5,6から構成されている。往主管4並びに第1及び第2復主管5,6は、各々が耐蝕性に優れた樹脂(例えば硬質塩化ビニル樹脂)からなっていて、図3(a)に示すように、下水道管16の延長方向にそれぞれ延びている。上記更生管18の管頂部には、図3(b)に示すように、アンカー等を用いて支持部材26が固定されており、これらの往主管4並びに第1及び第2復主管5,6は、第1区間に亘って、支持部材26に設けられた保持部27に固定されている。
なお、第2〜第5熱交換システム12,13,…における往主管4並びに第1及び第2復主管5,6は、図1に示すように、割り当てられた区間よりも前の区間(マンホール19側の区間)においては、保持部27に固定されておらず、既設管17と更生管18との間の空間を通った後、割り当てられた区間においてのみ、保持部27に固定されている。
往主管4は、図2に示すように、その他方側の端部が第1循環配管9を介してヒートポンプユニット2に接続されている一方、その先端部(一方側の端部)がキャップ28によって閉塞されている。また、第1復主管5は、その他方側の端部が第2循環配管10を介してヒートポンプユニット2に接続されている一方、その一方側の端部がU字状の管継手29を介して第2復主管6の一方側の端部と接続されている。そうして、折り返された第2復主管6の先端部(他方側の端部)は、キャップ28によって閉鎖されている。
採熱管7は、耐蝕性及び可撓性に優れ且つ平滑で流体抵抗の小さな樹脂(例えば架橋ポリエチレン)から形成されており、更生管18に形成された2条のスパイラル状の溝部108に、所定のスパンpに亘って表側から嵌め込まれている。そうして、各スパンpにおける2本の採熱管7は、他方側の入口端部が、往主管4から分岐するように、継手部60を介して当該往主管4に接続(分岐接続)されている一方、一方側の出口端部が、折り返された第2復主管6から分岐するように、継手部60を介して当該第2復主管6に接続(分岐接続)されている。
ここで、第1熱交換システム11では、熱媒輸送管3と採熱管7との接続方式として、リバースリターン方式を採用している。つまり、各スパンpにおける採熱管7の入口端部は、往主管4に対してヒートポンプユニット2から徐々に離れるように接続されるのに対し、各スパンにおける採熱管7の出口端部は、折り返された第2復主管6に対してヒートポンプユニット2から徐々に離れるように、すなわち、第1復主管5に対してヒートポンプユニット2に徐々に接近するように接続されている。これにより、各スパンpにおける採熱管7の配管抵抗がヒートポンプユニット2から離れるほど増大するのを抑制できる。
図4に示すように、往主管4及び第2復主管6と採熱管7とを接続する継手部60は、往主管4及び第2復主管6に分岐接続されるチーズ61(例えば、積水化学工業株式会社の製造販売に係る径違いチーズ参照)と、当該チーズ61に接続される変換アダプター62(例えば、積水化学工業株式会社の製造販売に係るエスロンHIVP変換アダプター参照)と、変換アダプター62に接続される管継手63(例えば、積水化学工業株式会社の製造販売に係るペックスヘッダー継手参照)とからなり、管継手63に採熱管7の端部が接続されている。
以上のように構成された熱交換システム1は、第1〜第5熱交換システム11,12,…のヒートポンプユニット2に設けられた電子制御ユニット50によって制御される。これら電子制御ユニット50は、高負荷時には、第1〜第5熱交換システム11,12,…を全て稼働させるべく、5台の循環ポンプ20を全て駆動させる一方、低負荷時には、第1〜第5熱交換システム11,12,…の一部のみを稼働させるべく、稼働させる熱交換システムに設けられた循環ポンプ20のみを駆動させる。これにより、本実施形態では、循環ポンプ20が、本発明で言うところの、各配管系統に熱媒体を循環させるか否かを切換可能な切換手段に対応し、また、電子制御ユニット50が、熱利用側の負荷変動に応じて、切換手段を切り換えることにより、熱源として用いる配管系統数を増減させる制御手段に対応している。
そうして、電子制御ユニット50は、第1〜第5熱交換システム11,12,…の一部のみを稼働させる場合には、システム全体としての高効率運転を実現すべく、マンホール19(ヒートポンプユニット2)に近い区間に割り当てられた熱交換システムを優先して稼働させる。なお、このような運転は、循環ポンプ20を駆動させるか否かの基準となる負荷の閾値を、第1〜第5熱交換システム11,12,…の電子制御ユニット50の順に高く設定することで容易に実現される。また、電子制御ユニット50を、無線または有線によって、不図示の中央制御システムと繋ぎ、かかる中央制御システムによって、どの第1〜第5熱交換システム11,12,…を稼働させるかを決定してもよい。
そうして、各電子制御ユニット50からの指令に従い、循環ポンプ20が駆動すると、循環ポンプ20より吐出された熱媒体が第1循環配管9を経て往主管4に供給される。往主管4に供給された熱媒体は、当該往主管4に継手部60を介して分岐接続された、各スパンpの2条の採熱管7に分配される。ここで、約500mに亘って配設された全ての採熱管7を1本の往主管4に分岐接続すると、熱媒体を各採熱管7に均等に分配することが困難になるが、この熱交換システム1では、第1〜第5配管系統21,22,…における各往主管4は、約100mの区間ごとに配置された1群の採熱管群8とのみ分岐接続されていることから、往主管4内を流れる熱媒体が各採熱管7に均等に分配される。
各スパンの2条の採熱管7に均等に供給された熱媒体は、更生管18の内周面に沿ってスパイラル状に配置された採熱管7内を流れる。このとき、熱媒体は、採熱管7における下水に浸った部分を通過する度に、採熱管7と直接接触する下水と熱交換することになるので、下水熱を効率よく回収することができる。加えて、採熱管7における下水に浸っていない部分においても、熱媒体は、下水と同等温度とされる下水道管16内の空気と、採熱管7を介して接触するため、空気との熱交換も期待できる。
このようにして、各スパンpにおいて下水および空気と熱交換された熱媒体は、折り返された第2復主管6内に流れ込んだ後、第1復主管5及び第2循環配管10を経てヒートポンプユニット2に戻り、再び循環ポンプ20から吐出される。以上のようにして、ヒートポンプユニット2を出入りする熱媒体は、暖房または冷房に活用される。
−効果−
本実施形態によれば、第1〜第5配管系統21,22,…における各往主管4は、下水道管16に設置された全ての採熱管7ではなく、区間ごとに配置された1群の採熱管群8とのみ分岐接続されていることから、往主管4内を流れる熱媒体を各採熱管7に均等に分配することができるとともに、熱媒輸送管3の圧力損失が極めて大きくなることや、熱媒輸送管3の径を極端に大きくする必要が生じることを抑えることができる。
また、第5熱交換システム15の往主管4は、その設置距離が長くなるものの、下水道管16に設置された全ての採熱管7ではなく、1群の採熱管群8とのみ分岐接続されているに過ぎないので、その圧力損失は僅かに増大するに止まる。これにより、往主管4等の径を極端に大きくしたり、耐高圧仕様の管種へ変更したりする必要が生じないので、コストの上昇を抑えることができる。
さらに、この熱交換システム1は、熱媒輸送管3とこれに分岐接続される1群の採熱管群8とを有する配管系統を5系統備えていることから、利用する配管系統を選択することにより、熱利用側の負荷変動に応じて熱源側の容量を可変させることができる。これにより、高負荷時には、例えば5つの配管系統21,22,…を用いる一方、低負荷時には、利用する配管系統の数を減少させることにより、要求される熱源の容量を確保しつつ、システム全体としての高効率運転が可能となる。
また、第1〜第5熱交換システム11,12,…に循環ポンプ20をそれぞれ設けていることから、低負荷時には、利用しない配管系統の循環ポンプ20を停止させるだけで、利用する配管系統を減少させることが可能となるので、システム全体としての高効率運転を容易に行うことができる。
さらに、第1〜第5熱交換システム11,12,…にヒートポンプユニット2をそれぞれ設けていることから、利用する配管系統の数を増減させるのみならず、ヒートポンプユニット2の運転台数を制御することが可能となるので、熱利用側の負荷変動に応じた木目細かい制御が可能となる。
(実施形態1の変形例)
本変形例は、熱媒輸送管3の設置位置が、上記実施形態1と異なるものである。他の構成は実施形態1と同様であることから、以下、実施形態1と異なる点について説明する。
本変形例では、往主管4並びに第1及び第2復主管5,6は、図6に示すように、既設管17と更生管18との間に配置されている。この場合には、図7に示す帯状部材200を用いて更生管18を製管するのが好ましい。
帯状部材200は、図7(a)に示すように、更生管18の内周面を構成する帯板状の本体部201を備えている。本体部201の他方側(製管方向後側)の側縁部には、裏側に延び且つ嵌合凸部206aが先端部に設けられた第1嵌合部206が形成されている一方、本体部201の一方側(製管方向前側)の側縁部には、表側に開放する嵌合凹部204aが先端部に設けられ且つ裏側に延びる第2嵌合部204が形成されている。この帯状部材200は、更生管18を製管する際に、新たに巻回する帯状部材200の嵌合凸部206aを、先に巻回された帯状部材200の嵌合凹部204aに嵌め込むことにより、両帯状部材200のラップ部分で連結される。そうして、これら第1及び第2嵌合部206,204は、図7(b)に示すように、両帯状部材200が連結された状態では、補強リブとして機能することになる。
また、帯状部材200には、第1嵌合部206と第2嵌合部204との間に、裏側に延びる断面逆T字状の2つの補強リブ209が突設されている。このように補強リブ209を設けることにより、帯状部材200には、2つの補強リブ209と本体部201とによって区画される溝部205と、一方側の補強リブ209と本体部201と第2嵌合部204とによって区画される溝部205とが形成されている。これらの溝部205は、既設管17の内側に帯状部材200をスパイラル状に巻回すると、更生管18の外側に開放する、2条のスパイラル状の溝部205を構成する。
往主管4並びに第1及び第2復主管5,6は、図6(a)に示すように、既設管17と更生管18との間の空間内で下水道管16の延長方向に延びている。既設管17と更生管18との間の空間には、図6(b)に示すように、アンカー等を用いて支持部材26が固定されており、これらの往主管4並びに第1及び第2復主管5,6は、支持部材26に設けられた保持部27に固定されている。
採熱管7は、更生管18に形成された2条のスパイラル状の溝部205に、所定のスパンpに亘って裏側から嵌め込まれている。そうして、各スパンpにおける2本の採熱管7は、一方側の入口端部が往主管4に継手部60を介して分岐接続されている一方、他方側の出口端部が継手部60を介して第2復主管6に分岐接続されている。なお、本変形例においては、熱媒体は、帯状部材200を介して採熱管7と接触する下水と熱交換することになる。
−効果−
本実施形態によれば、往主管4並びに第1及び第2復主管5,6が更生管18の外側に配置されることから、下水道管16の通水断面積を大きくすることができる。これにより、増水時等に、下水に含まれるゴミ等が往主管4並びに第1及び第2復主管5,6に引っかかることによって、下水の流れが阻害されるのを抑えることができる。
(実施形態2)
本実施形態は、ヒートポンプユニット2及び循環ポンプ20の数が配管系統21,22,…の数よりも少ない点、及び、各配管系統21,22,…と接続される第2循環配管10に開閉バルブ51が設けられている点が、上記実施形態1と異なるものである。他の構成は実施形態1と同様であることから、以下、実施形態1と異なる点について説明する。
熱交換システム1は、図8に示すように、ヒートポンプユニット2及び循環ポンプ20を1台ずつしか備えていない。それ故、第1〜第5配管系統21,22,…とそれぞれ接続される5組の第1及び第2循環配管9,10は、ヒートポンプユニット2と直接接続されるのではなく、統合配管52,53を介してヒートポンプユニット2とそれぞれ接続されている。第1循環配管9と接続される統合配管52には、第1〜第5配管系統21,22,…で熱媒体を循環させるための循環ポンプ20が設けられている。
第1〜第5配管系統21,22,…の第1復主管5と接続される5本の第2循環配管10には、開閉バルブ51がそれぞれ設けられている。これらの開閉バルブ51は、ヒートポンプユニット2に設けられた電子制御ユニット50と電気的にそれぞれ接続されており(図8の破線参照)、電子制御ユニット50からの指令に従って開閉するようになっている。かかる開閉バルブ51を設けることにより、循環ポンプ20が駆動すると、対応する開閉バルブ51が開弁された配管系統では熱媒体が循環する一方、対応する開閉バルブ51が閉弁された配管系統では熱媒体が循環しないことになる。これにより、本実施形態では、開閉バルブ51が、本発明で言うところの、各配管系統に熱媒体を循環させるか否かを切換可能な切換手段に対応している。
以上のように構成された熱交換システム1において、電子制御ユニット50は、高負荷時には、5つの開閉バルブ51を全て開弁させる一方、低負荷時には、一部の開閉バルブ51のみを開弁させる。ここで、電子制御ユニット50は、開閉バルブ51の一部のみを開弁させる場合には、システム全体としての高効率運転を実現すべく、マンホール19(ヒートポンプユニット2)に近い区間に割り当てられた配管系統と接続された開閉バルブ51を優先して開弁させる。
そうして、各電子制御ユニット50からの指令に従い、循環ポンプ20が駆動すると、開弁された開閉バルブ51に接続された配管系統では、循環ポンプ20より吐出された熱媒体が、統合配管52及び第1循環配管9を経て往主管4に供給され、2条の採熱管7に分配される。そうして、熱媒体は、第1及び第2復主管5,6、第2循環配管10、統合配管53を経由してヒートポンプユニット2に戻る。一方、閉弁された開閉バルブ51に係る配管系統では、熱媒体は循環しない。
−効果−
本実施形態によれば、5つの開閉バルブ51の開閉を行うだけで、高負荷時には、利用する配管系統を容易に増やすことができる一方、低負荷時には、利用する配管系統を容易に減少させることができる。これにより、ヒートポンプユニット2及び循環ポンプ20を1台ずつしか備えていない簡単な構造で、システム全体としての高効率運転が可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
上記各実施形態では、熱交換システム1を下水道管16に適用したが、これに限らず、例えば農業用水路、上水道管、排水路にも適用することができる。
また、上記実施形態1では、内側に2条の溝部108が形成された帯状部材100を用いる一方、上記変形例では、外側に2条の溝部205が形成された帯状部材200を用いたが、これらとは逆に、実施形態1において外側に2条の溝部205が形成された帯状部材200を用いる一方、変形例において内側に2条の溝部108が形成された帯状部材100を用いてもよい。
さらに、上記各実施形態では、下水道管16をその延長方向において5つの区間に等分し、各配管系統21,22,…をこれら5つの区間に割り当てたが、これに限らず、下水道管16をその延長方向において5未満または6以上の区間に分け、各配管系統をこれらの区間に割り当てるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、熱媒輸送管3と採熱管7との接続方式として、リバースリターン方式を採用したが、これに限らず、例えば、復主管を折り返さず、往主管4と同じ長さの第1復主管5と採熱管7とを接続する並列方式を採用してもよい。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明によると、熱媒体を各採熱管に均等に分配し、且つ、熱媒輸送管の圧力損失が極端に増大するのを抑えることができるとともに、システム全体としての高効率運転が可能となるので、敷設距離が長い管渠に設置される熱交換システムに適用して極めて有益である。
1 熱交換システム
2 ヒートポンプユニット
3 熱媒輸送管
4 往主管(熱媒輸送管)
4 往主管(熱媒輸送管)
5 第1復主管(熱媒輸送管)
6 第2復主管(熱媒輸送管)
7 採熱管
8 採熱管群
16 下水道管(管渠)
17 既設管
18 更生管
20 循環ポンプ(切換手段)
21 第1配管系統
22 第2配管系統
23 第3配管系統
24 第4配管系統
25 第5配管系統
50 電子制御ユニット(制御手段)
51 開閉バルブ(切換手段)

Claims (5)

  1. ヒートポンプユニットと、
    内部を流れる熱媒体によって管渠内を流れる流体から熱を回収する複数の採熱管と、
    上記管渠の延長方向に延び、上記ヒートポンプユニットと上記採熱管との間で熱媒体を循環させる複数の熱媒輸送管と、
    を備える管内設置型の熱交換システムであって、
    上記複数の熱媒輸送管および複数の採熱管は、各熱媒輸送管と当該各熱媒輸送管に分岐接続される1群の採熱管群とを1つの配管系統とする、複数の配管系統に分かれており、
    上記複数の配管系統における採熱管群が、上記管渠の延長方向に並ぶように配設されていることを特徴とする管内設置型の熱交換システム。
  2. 上記請求項1に記載の管内設置型の熱交換システムにおいて、
    熱媒体を上記配管系統で循環させるための複数の循環ポンプをさらに備えており、
    上記各配管系統は、対応する1つの循環ポンプと接続されていることを特徴とする管内設置型の熱交換システム。
  3. 上記請求項1又は2に記載の管内設置型の熱交換システムにおいて、
    上記各配管系統に熱媒体を循環させるか否かを切換可能な切換手段と、
    熱利用側の負荷変動に応じて、上記切換手段を切り換えることにより、熱の回収に用いる配管系統数を増減させる制御手段と、
    をさらに備えていることを特徴とする管内設置型の熱交換システム。
  4. 上記請求項1〜3のいずれか1つに記載の管内設置型の熱交換システムにおいて、
    上記管渠は、既設管と当該既設管内に製管された更生管とからなり、
    上記各熱媒輸送管は、上記既設管と上記更生管との間に配置されていることを特徴とする管内設置型の熱交換システム。
  5. 上記請求項1〜4のいずれか1つに記載の管内設置型の熱交換システムにおいて、
    上記複数の配管系統にそれぞれ対応する複数のヒートポンプユニットを備えていることを特徴とする管内設置型の熱交換システム。
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