JP2014105051A - エレベータ及びエレベータの制振方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置スペースを取らずに効率的にカゴ室の振動を低減させることができるエレベータ及びエレベータの制振方法を提供する。
【解決手段】エレベータは、カゴ室と、錘と、カゴ室及び錘を吊りあげるロープと、ロープを巻き上げる巻上機と、カゴ室が昇降する昇降路と、カゴ室の側面に設置され、カゴ室の振動周波数の振動を吸収する吸振部材と、この吸振部材を介してカゴ室に取り付けられる防振重りと、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】エレベータは、カゴ室と、錘と、カゴ室及び錘を吊りあげるロープと、ロープを巻き上げる巻上機と、カゴ室が昇降する昇降路と、カゴ室の側面に設置され、カゴ室の振動周波数の振動を吸収する吸振部材と、この吸振部材を介してカゴ室に取り付けられる防振重りと、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、エレベータ及びエレベータの制振方法に関する。
エレベータのカゴ室は高速によって上下移動し、短い時間内に制動される。また、静止時にも乗客の乗り降りによってカゴ室は振動する。この振動は、乗客にとって心地よいものではない。従って、カゴ室の振動を低減させることが必要となる。
この点に関し、カゴ室に磁石によって形成される可動重りを設置し、磁力の反発力を弾性力として振動を吸収する技術が提案されている。
しかし、カゴ室の振動のうち乗客に不快感を生じさせる周波数帯は限られているのに対し、この周波数の振動を効率的に吸収するように磁力を調整することは困難である。さらに、上下方向に磁場を形成するためには上下方向にある程度の長さを有する磁石を用いる必要があるため、設置スペースが必要となる。
従って、本実施形態は設置スペースを取らずに効率的にカゴ室の振動を低減させることができるエレベータ及びエレベータの制振方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、一実施形態はカゴ室と、錘と、カゴ室及び錘を吊りあげるロープと、ロープを巻き上げる巻上機と、カゴ室が昇降する昇降路と、カゴ室の側面に設置され、カゴ室の振動周波数の振動を吸収する吸振部材と、吸振部材を介してカゴ室に取り付けられる防振重りと、を備えるエレベータを提供する。
以下、エレベータ及びエレベータの制振方法の一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
本実施形態のエレベータの一実施形態はカゴ室と、錘と、カゴ室及び錘を吊りあげるロープと、ロープを巻き上げる巻上機と、カゴ室が昇降する昇降路と、カゴ室の側面に設置され、カゴ室の振動周波数の振動を吸収する吸振部材と、吸振部材を介してカゴ室に取り付けられる防振重りと、を備える。
図1は、本実施形態に係るエレベータ100の側面図である。図1に示すように、エレベータ100は、乗客を乗せるカゴ室101と、錘103と、カゴ室101及び錘103を吊りあげるロープ106と、ロープ106を巻き上げる巻上機102と、カゴ室101が昇降する昇降路110と、乗場側ドア104と、乗場側ドア104の下方に設置されるステップ部105と、カゴ室101をカゴ室の底部から支持する滑車であるシーブ108と、カゴ室101の振動を吸収する防振重り203と、カゴ室101の運行を制御する制御部107と、を備える。
カゴ室101は、カゴ室側ドア101Aと、カゴ室側ドア101Aの昇降路110側に設置される係合装置101Bと、を備える。
乗場側ドア104は、昇降路110側に係合装置101Bと係合する突起部104Aを備える。
制御部107は、指示された行き先階までカゴ室101を昇降させる。行き先階にカゴ室101が到着すると、係合装置101Bと突起部104Aとが係合している状態となる。この状態にてカゴ室側ドア101Aが開閉すると乗場側ドア104が従動して開閉する。
図2は、カゴ室101の外観斜視図である。図2に示すように、カゴ室101は、シーブ108を有する横部材109の上部に弾性体によって形成される防振体111を介して載置される。
カゴ室101は、カゴ室側ドア101Aが設けられる側面以外の側面に板状の防振重り203を備える。なお、カゴ室101は、カゴ室側ドア101Aまたはカゴ室側ドア101Aが設置されるカゴ室101の側面に防振重り203を備えていてもよい。
カゴ室101は、カゴ室側ドア101Aが設けられる側面の横方向両側の対向する1対の側面に防振重り203を設けることが、カゴ室のバランスの点から望ましい。
防振重り203は平面部と防振重りが設置されるカゴ室101の側面とが平行になるように設置される。防振重り203は上下方向の両端部に折り曲げ部203Xを備える。防振重り203は少ない容積に対して重い質量を有している材質、例えば金属を用いて形成される。
カゴ室101は側面方向に張り出した取付部201を、1つの防振重り203について上下1対有する。
カゴ室101は取付部201と防振重り203の折り曲げ部203Xとの間に、振動を吸収する吸振部材202を有する。
カゴ室101に加わる振動は上下方向の振動が最も多い。従って、吸振部材202は上下方向の振動を吸収しやすい位置、例えば、防振重り203の上下両端に設置されることが望ましい。
カゴ室101は防振重り203をカゴ室101の複数の側面に有していてもよい。また、カゴ室101は吸振部材202を一つの防振重り203に対して上下端部に複数対有していてもよい。
吸振部材202は、少なくともカゴ室101の上下振動の周波数を吸収する弾性体によって形成される。すなわち、カゴ室101の振動周波数と吸振部材202の吸収する振動の周波数とは一致する。この弾性体は、バネでもゴムでもよい。
防振重り203はカゴ室101の質量よりも質量が小さい。従って、カゴ室101に振動が加わった場合、防振重り203にこの振動が伝わり、防振重り203はカゴ室101よりも先に振動する。吸振部材202はこの振動を吸収する。従って、カゴ室101が振動することを防ぐことが可能となる。
図3は、吸振部材202付近の、図2におけるX矢視図である。図3に示すように、吸振部材202は、カゴ室101に生じる振動の周波数を吸収する弾性体である吸振体202Xと、吸振体202Xの両端部に取り付けられる板状の取付部材202Zと、を備える。
吸振体202Xは取付部材202Zに、例えば接着剤によって取り付けられる。取付部材202Zは、例えばビスのような係止部材202Yによって取付部201に取り付けられる。
図4は、カゴ室101の一つの側面に複数の防振重り203を有するカゴ室101の例を示す図である。図4に示すように、カゴ室101は、カゴ室101の上下方向の振動を吸収する第1の防振重り203A及び吸振部材202Aと、カゴ室101の前後方向の振動を吸収する第2の防振重り203B及び吸振部材202Bと、カゴ室101の上下方向の振動を吸収する第3の防振重り203C及び吸振部材202Cと、を備えていてもよい。
以上述べたように、本実施形態のエレベータ100は、カゴ室101と、錘103と、カゴ室101及び錘103を吊りあげるロープ106と、ロープ106を巻き上げる巻上機102と、カゴ室101が昇降する昇降路110と、カゴ室101の側面に設置され、カゴ室101の振動周波数の振動を吸収する吸振部材202と、この吸振部材202を介してカゴ室101に取り付けられる防振重り203と、を備える。
従って、本実施形態のエレベータ100は、設置スペースを取らずに効率的にカゴ室101の振動を低減させることができるという効果がある。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
101:カゴ室
102:巻上機
104:乗場側ドア
107:制御部
201:取付部
202:吸振部材
203:防振重り
102:巻上機
104:乗場側ドア
107:制御部
201:取付部
202:吸振部材
203:防振重り
上記の課題を解決するために、一実施形態はカゴ室と、錘と、カゴ室及び錘を吊りあげるロープと、ロープを巻き上げる巻上機と、カゴ室が昇降する昇降路と、カゴ室の側面に設置され、カゴ室の上下方向の振動周波数の振動を吸収する第1の吸振部材と、第1の吸振部材を介してカゴ室に取り付けられる第1の防振重りと、カゴ室の側面に設置され、カゴ室の前後方向の振動周波数の振動を吸収する第2の吸振部材と、第2の吸振部材を介してカゴ室に取り付けられる第2の防振重りと、を備えるエレベータを提供する。
Claims (6)
- カゴ室と、
錘と、
前記カゴ室及び前記錘を吊りあげるロープと、
前記ロープを巻き上げる巻上機と、
前記カゴ室が昇降する昇降路と、
前記カゴ室の側面に設置され、前記カゴ室の振動周波数の振動を吸収する吸振部材と、
前記吸振部材を介して前記カゴ室に取り付けられる防振重りと、
を備えるエレベータ。 - 前記防振重りは、
前記防振重りの平面部と、前記防振重りが設置される前記カゴ室の側面と、が平行になるように設置される請求項1記載のエレベータ。 - 前記防振重りは、
前記カゴ室のカゴ室側ドアが設けられる側面の横方向両側の対向する1対の側面に設けられる請求項2記載のエレベータ。 - 前記吸振部材は、
前記防振重りの上下方向両端部に設けられる請求項3記載のエレベータ。 - 前記吸振部材は、
前記カゴ室の振動周波数と前記吸振部材の吸収する振動の周波数とが一致する請求項4記載のエレベータ。 - 前記カゴ室の側面に設置される板状の防振重りにカゴ室の振動を伝え、
前記防振重りの振動を、前記防振重りの上下方向両端に設置される吸振部材によって吸収させるエレベータの制振方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114715624A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-07-08 | 老肯医疗科技股份有限公司 | 一种适用于医院消毒供应中心的自动升降传递窗 |
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JPH09240930A (ja) * | 1996-03-11 | 1997-09-16 | Toshiba Corp | エレベータの制御装置 |
JPH11116166A (ja) * | 1997-10-15 | 1999-04-27 | Toshiba Corp | エレベータの制振装置 |
JP2005240986A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Tokai Rubber Ind Ltd | 制振装置 |
JP2009041610A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Kurashiki Kako Co Ltd | ダイナミックダンパ |
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2013
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