JP2014103523A - 画像処理装置、画像処理システム及びユーザー認証方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム及びユーザー認証方法 Download PDF

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Abstract

【課題】人体通信を利用してユーザー認証を行う構成において、ユーザーが保持する人体通信端末のバッテリー消費量を抑えることができるようにする。
【解決手段】ユーザー認証を行うことによって認証したユーザーの指示操作に基づきジョブを実行する画像処理装置2は、装置本体の周囲に配置される少なくとも1つの人体通信アンテナ4を介してユーザーが保持する人体通信端末5と人体通信を行う人体通信制御部10と、人体通信制御部10によって人体通信端末5から取得されるユーザー情報に基づきユーザー認証を行うユーザー認証部21とを備える。人体通信制御部10は、ユーザー認証部21によってユーザーが認証されることに伴い、人体通信端末5を通信モードから省電力モードへ移行させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システム及びユーザー認証方法に関し、特にユーザーが保持する人体通信端末と人体通信を行うことによってユーザー認証を行う際の人体通信端末における消費電力を低減する技術に関する。
従来、人体デバイスを携帯する携帯者の人体を介して、人体通信装置と人体デバイスとが通信を行い、人体通信装置が人体デバイスから受信する情報に基づいてユーザー認証を行う技術が知られている(例えば特許文献1)。このような人体通信を利用してユーザー認証を行う技術は、近年、様々な分野に利用される傾向にあり、オフィスなどにおいては、施錠されたドアを自動解錠するために利用される。例えば、セキュリティルームの施錠されたドアの前に、人体通信端末(人体デバイス)と人体通信を行うためのマット状のアンテナを敷設し、ドアを自動解錠する認証装置をそのアンテナに接続しておく。このような認証システムでは、ユーザーがセキュリティルームへ入室するためにドアの前に立つと、そのユーザーが身につけている人体通信端末と認証装置とがマット状のアンテナを介して人体通信を開始する。そして認証装置が人体通信端末から受信する情報に基づいてユーザー認証を行い、その認証に成功すると、ドアが解錠され、セキュリティルームへの入室が可能になる。
上記のような認証システムでは、例えば人体通信端末がユーザーの人体の一部に電界を印加することによってユーザーの人体表面に現れる電界変化をマット状のアンテナが検出することで、人体通信が行われる。ところが、人体通信端末がユーザーの人体に対して常時電界を印加し続けると、内蔵バッテリーの消耗が著しい。そのため、上記のような認証システムは、マット状のアンテナで一定の電界を発生させておき、ユーザーがマット状のアンテナの上に立つと、人体通信端末がそれによる人体の電界変化を検知して省電力モードから通信モードへと移行させるように構成される。すなわち、人体通信端末は、省電力モードのときにはユーザーの人体に対して電界を印加する動作を行わないようにしてバッテリーの消費量を低減し、通信モードへと移行すると人体に対して電界を印加する動作を開始して人体通信を行う。そしてマット状のアンテナから発せられる電界変化を検知しなくなると、人体通信端末は、再び通信モードから省電力モードへと移行させてバッテリーの消費量を低減する。したがって、ユーザーがセキュリティルームのドアの前に立っている数秒程度の僅かな時間の間だけ、人体通信端末は通信モードとなり、ユーザーがセキュリティルームへ入室してしまうと省電力モードに戻り、その省電力モードを継続するのでバッテリーの消耗を抑えることができる。
特開2010−182203号公報
一方、オフィスなどに設置されるMFP(Multifunction Peripheral)などの画像処理装置においても、セキュリティなどの観点からこれを使用するユーザーを認証するものがある。そこで画像処理装置を使用するユーザーのユーザー認証にも人体通信を利用したユーザー認証技術を適用することが考えられる。すなわち、画像処理装置の前に、人体通信端末と人体通信を行うためのマット状のアンテナを敷設しておき、そのアンテナの上に立って画像処理装置を使用しようとするユーザーが身につけている人体通信端末からユーザー情報を取得してユーザー認証を行うことが考えられる。
しかし、ユーザーが画像処理装置を使用するときには、印刷出力設定や原稿の読み取り設定など、ジョブに関する詳細な設定操作を行った後にジョブの実行指示操作を行うのが一般的である。またユーザーは、ジョブの設定操作や実行指示操作を行った後、画像処理装置においてそのジョブの実行が完了するまでその場で待ち続けることもある。そのため、ユーザーが画像処理装置の前に敷設されたマット状のアンテナの上に立っている状態が長時間継続し、そのユーザーが身につけている人体通信端末は長時間に亘って通信モードのままで継続することになる。したがって、画像処理装置におけるユーザー認証に、人体通信を利用したユーザー認証を適用する場合には、人体通信端末のバッテリー寿命が短くなってしまうという問題がある。
そこで本発明は、上述した問題点を解決すべく、人体通信を利用してユーザー認証を行う構成において、ユーザーが保持する人体通信端末のバッテリー消費量を抑えることができるようにした画像処理装置、画像処理システム及びユーザー認証方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ユーザー認証を行うことによって認証したユーザーの指示操作に基づきジョブを実行する画像処理装置であって、装置本体の周囲に配置される少なくとも1つの人体通信アンテナを介してユーザーが保持する人体通信端末と人体通信を行う人体通信制御手段と、前記人体通信制御手段によって前記人体通信端末から取得されるユーザー情報に基づきユーザー認証を行う認証手段と、を備え、前記人体通信制御手段は、前記認証手段によってユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させることを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記人体通信アンテナは、ユーザーの人体に対して所定レベルの電界を付与することによって該ユーザーが保持する前記人体通信端末を省電力モードから通信モードへ移行させて前記人体通信端末との人体通信を行うものであり、前記人体通信制御手段は、前記認証手段によってユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信アンテナで発生する電界をオフ又は低減することにより、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させることを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記人体通信アンテナは、ユーザーの人体に対して所定レベルの電界を付与することによって該ユーザーが保持する前記人体通信端末を省電力モードから通信モードへ移行させて前記人体通信端末との人体通信を行うものであり、前記人体通信制御手段は、前記認証手段によってユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信アンテナを介して前記人体通信端末に省電力コマンドを送信することにより、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させることを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の画像処理装置において、前記人体通信制御手段は、前記省電力コマンドの送信後、前記人体通信アンテナで発生する電界をオフ又は低減することを特徴とする構成である。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記認証手段によって認証されたユーザーをログインユーザーとしてログイン状態へと移行させるログイン制御手段を更に備え、前記認証手段は、前記ログインユーザーによる指示操作に基づいて所定の処理が行われるタイミングで、又は、前記ログインユーザーによるログイン状態において定期的に、再度ユーザー認証を行うように構成され、前記人体通信制御手段は、前記認証手段によって再度ユーザー認証が行われるとき、前記人体通信端末を省電力モードから通信モードへ移行させて前記人体通信端末からユーザー情報を再度取得することを特徴とする構成である。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の画像処理装置において、前記ログイン制御手段は、前記ログインユーザーによるログイン状態において、前記認証手段による再度のユーザー認証で前記ログインユーザーの認証に失敗した場合、ログイン状態からログアウト状態へと移行させることを特徴とする構成である。
請求項7に係る発明は、請求項5又は6に記載の画像処理装置において、ジョブの実行対象となるデータを記憶する記憶手段を更に備え、前記認証手段は、前記ログインユーザーによる指示操作に基づいて前記記憶手段に記憶されたデータの印刷出力が行われるタイミングで再度ユーザー認証を行うことを特徴とする構成である。
請求項8に係る発明は、請求項5又は6に記載の画像処理装置において、ジョブの実行対象となるデータを記憶する記憶手段を更に備え、前記認証手段は、前記ログインユーザーによる指示操作に基づいて前記記憶手段に記憶されたデータを外部へ送信する処理が行われるタイミングで再度ユーザー認証を行うことを特徴とする構成である。
請求項9に係る発明は、請求項5乃至8のいずれかに記載の画像処理装置において、前記認証手段は、前記ログインユーザーによるログイン状態において、メンテナンス作業が行われているときには、該メンテナンス作業が終了するまで再度のユーザー認証を行わず、該メンテナンス作業が終了したタイミングで再度ユーザー認証を行うことを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記人体通信制御手段は、装置本体の正面側近傍に配置される第1の人体通信アンテナと、前記第1の人体通信アンテナよりも装置本体から離れた位置に配置される第2の人体通信アンテナとを介してユーザーが保持する人体通信端末と人体通信を行い、前記認証手段は、前記人体通信制御手段が前記第1及び第2の人体通信アンテナのそれぞれを介して前記人体通信端末からユーザー情報を取得する度にユーザー認証を行うことを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載の画像処理装置において、前記認証手段によって認証されたユーザーをログインユーザーとしてログイン状態へと移行させるログイン制御手段を更に備え、前記ログイン制御手段は、前記ログインユーザーによるログイン状態において、前記人体通信制御手段が前記第2の人体通信アンテナを介して前記人体通信端末から取得したユーザー情報に基づき、前記認証手段において行われるユーザー認証で前記ログインユーザーの認証に成功した場合、前記ログインユーザーによるログイン状態からログアウト状態へと移行させることを特徴とする構成である。
請求項12に係る発明は、請求項10に記載の画像処理装置において、前記認証手段によって認証されたユーザーをログインユーザーとしてログイン状態へと移行させるログイン制御手段を更に備え、前記ログイン制御手段は、ログアウト状態において、前記人体通信制御手段が前記第2の人体通信アンテナを介して前記人体通信端末から取得したユーザー情報に基づき、前記認証手段において行われるユーザー認証でユーザーが認証された場合、当該ユーザーによって予め登録されたジョブの実行準備動作を開始することを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、ユーザー認証を行うことによって認証したユーザーの指示操作に基づきジョブを実行する画像処理装置と、ユーザーが携帯可能であり、該ユーザーに関するユーザー情報を記憶した人体通信端末と、前記画像処理装置の周囲に配置され、ユーザーの人体を介して該ユーザーが保持する前記人体通信端末とデータ通信を行う人体通信アンテナと、を有する画像処理システムであって、前記人体通信端末は、前記人体通信アンテナによってユーザーの人体に付与される電界を検知して省電力モードから通信モードへ移行し、前記ユーザー情報をユーザーの人体を介して送信する構成であり、前記画像処理装置は、前記人体通信アンテナを介して前記人体通信端末から送信される前記ユーザー情報を取得してユーザー認証を行い、該ユーザー認証においてユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信アンテナを介して前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させることを特徴とする構成である。
請求項14に係る発明は、請求項13に記載の画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記ユーザー認証においてユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信アンテナで発生させる電界をオフ又は低減することにより、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させることを特徴とする構成である。
請求項15に係る発明は、請求項13に記載の画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記ユーザー認証においてユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信アンテナを介して前記人体通信端末に省電力コマンドを送信することにより、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させることを特徴とする構成である。
請求項16に係る発明は、請求項15に記載の画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、前記省電力コマンドの送信後、前記人体通信アンテナで発生させる電界をオフ又は低減することを特徴とする構成である。
請求項17に係る発明は、ユーザーが保持する人体通信端末と人体通信を行ってユーザー認証を行うユーザー認証方法であって、(a) 少なくとも1つの人体通信アンテナに対してユーザーが接触したタイミングで前記人体通信端末を省電力モードから通信モードへと移行させて人体通信を行い、前記人体通信端末から送信されるユーザー情報を取得するステップと、(b) 前記ユーザー情報に基づきユーザー認証を行うステップと、(c) 前記ユーザー認証においてユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させるステップと、を有することを特徴とする構成である。
請求項18に係る発明は、請求項17に記載のユーザー認証方法において、前記ステップ(a)は、前記人体通信アンテナにおいて所定レベルの電界を発生させるステップを有し、前記ステップ(c)は、前記人体通信アンテナで発生する電界をオフ又は低減するステップを有することを特徴とする構成である。
請求項19に記載の発明は、請求項17又は18に記載のユーザー認証方法において、前記ステップ(c)は、前記人体通信アンテナを介して前記人体通信端末に省電力コマンドを送信することにより、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させるステップを有することを特徴とする構成である。
本発明によれば、画像処理装置においてユーザー認証に成功すると、ユーザーが保持する人体通信端末を通信モードから省電力モードへと移行させるので、人体通信端末において通信モードが長時間に亘って継続されることを防止でき、人体通信端末のバッテリー消費量を低減することができるようになる。
第1実施形態における画像処理システムの外観構成の一例を示す図である。 画像処理システムの機能構成を示すブロック図である。 人体通信端末の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態における画像処理装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 ログイン状態監視処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 画像処理装置及び人体通信端末の動作状態の遷移を示すタイミングチャートである。 画像処理装置及び人体通信端末の動作状態の遷移を示すタイミングチャートである。 第2実施形態における画像処理システムの外観構成の一例を示す図である。 第2実施形態における画像処理装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態における画像処理装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態における画像処理装置及び複数のマット状の人体通信アンテナのレイアウト例を示す平面図である。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における画像処理システム1の外観構成の一例を示す図である。この画像処理システム1は、ユーザーの指示操作に基づいてジョブを実行する画像処理装置2と、その画像処理装置2の装置本体2aの正面側に敷設されるマット3に内蔵された人体通信アンテナ4と、画像処理装置2を使用するユーザーが携帯可能であり、そのユーザーのIDなどのユーザー情報を記憶した人体通信端末5とを有する構成である。
画像処理装置2は、MFP(Multifunction Peripheral)で構成され、ユーザー認証を行うことによって認証したユーザーの指示操作に基づき、プリントジョブやスキャンジョブ、データ送信ジョブなどの各種ジョブを実行する。この画像処理装置2は、装置本体2aの正面側に配置される人体通信アンテナ4と接続されており、その人体通信アンテナ4を介してユーザーが保持する人体通信端末5との人体通信を行う。そして画像処理装置2は、その人体通信によって人体通信端末5から取得するユーザー情報に基づき、ユーザー認証を行う。
図2は、画像処理システム1の機能構成を示すブロック図である。画像処理装置2は、図2に示すように、人体通信制御部10と、CPU11と、操作パネル12と、印刷出力部13と、画像読取部14と、ネットワークインタフェース15と、記憶装置16とを備えている。
人体通信制御部10は、人体通信アンテナ4を制御してユーザーが保持する人体通信端末5との人体通信を行うものである。人体通信制御部10は、人体通信アンテナ4において所定レベルの電界が発生させておき、人体通信アンテナ4がユーザーの人体を介して受信する情報を取得してCPU11へ出力するように構成される。また人体通信制御部10は、CPU11から人体通信端末5へ送信する情報を取得すると、その情報に基づいて人体通信アンテナ4の電界を変動させることにより、人体表面に電界変動を生じさせて人体通信端末5へ情報を送信する。
CPU11は、画像処理装置2に予めインストールされている各種プログラムを実行する演算処理ユニットである。CPU11は、それら各種のプログラムを実行することにより、ユーザー認証部21、ログイン制御部22及びジョブ制御部23として機能する。
ユーザー認証部21は、人体通信制御部10が人体通信端末5から送信されたユーザー情報を受信すると、そのユーザー情報に基づいて、人体通信端末5を保持しているユーザーが正規ユーザーであるか否かを判別するためのユーザー認証を行う処理部である。ユーザー認証部21は、例えば記憶装置16に予め記憶されている登録ユーザー情報と、人体通信制御部10が受信したユーザー情報とを照合することによりユーザー認証を行う。ただし、これに限られるものではなく、ユーザー認証部21は、ネットワークインタフェース15を介して外部の認証サーバーに認証要求を送信することにより、ユーザー認証を行うものであっても構わない。
ログイン制御部22は、ユーザー認証部21によるユーザー認証の結果に基づいて画像処理装置2をログアウト状態からログイン状態へと移行させたり、或いはログイン状態をログアウト状態へと移行させたりする制御部である。ユーザー認証部21におけるユーザー認証に成功し、人体通信端末5を保持するユーザーが正規ユーザーであることが特定された場合、ログイン制御部22は、そのユーザーをログインユーザーとして画像処理装置2をログイン状態へと移行させる。これに対し、ユーザー認証に失敗した場合には、画像処理装置2をログイン状態へと移行させることなく、ログアウト状態を継続する。
ジョブ制御部23は、画像処理装置2がログイン状態へ移行した後、ログインユーザーの指示操作に基づき、ジョブの印刷出力設定や原稿の読み取り設定など、ジョブに関する詳細な設定を各部へ反映させると共に、ログインユーザーによるジョブの実行指示操作に基づいてジョブの実行を制御する。
操作パネル12は、ユーザーが画像処理装置2を使用する際のユーザーインタフェースとして機能するものであり、ユーザーに対して各種情報を表示する表示部12aと、ユーザーによる指示操作を受け付ける操作部12bとを備えている。この操作パネル12は、CPU11からの指示に基づきログインユーザーに対応する操作画面を表示部12aに表示すると共に、ログインユーザーによって操作部12bに対する操作が行われると、その操作に対応する操作信号をCPU11へ出力する。したがって、画像処理装置2がログイン状態へと移行すると、ログインユーザーは、操作パネル12に対し、ジョブの設定操作や実行指示操作などを行うことができるようになる。このような操作パネル12は、図1に示すように画像処理装置2において装置本体2aの正面側に設けられている。そのため人体通信アンテナ4を有するマット3は、操作パネル12に対する操作を行うユーザーが立つ位置、すなわち装置本体2aの正面側に敷設される。
印刷出力部13は、ジョブ制御部23からの指示に基づく印刷設定でプリントジョブを実行することにより印刷出力を行う処理部である。また画像読取部14は、ジョブ制御部23からの指示に基づく原稿の読み取り設定でスキャンジョブを実行することにより、原稿を1枚ずつ読み取って画像データを生成する処理部である。ネットワークインタフェース15は、画像処理装置2をLANなどのネットワークに接続するためのインタフェースである。記憶装置16は、ハードディスク装置などの不揮発生の記憶手段であり、CPU11によって実行される各種プログラムの他、様々なデータを記憶する。例えば、記憶装置16には、ネットワークを介して受信する印刷データや、画像読取部14が原稿を読み取って生成した画像データ、図示を省略する公衆電話網から受信したFAXデータなどを記憶しておくことができる。
一方、ユーザーが携帯する人体通信端末5は、電界検知部31と、通信制御部32と、記憶部33と、通電制御部34と、バッテリー35とを備えている。
電界検知部31は、ユーザーの人体表面に現れる電界を検知するものであり、人体の電界が変動するとその変動を検知する。ユーザーが画像処理装置2の正面に移動して人体通信アンテナ4の上に立つと、人体通信アンテナ4で発せられる電界がユーザーの人体を伝わり、電界検知部31によって検知されるようになる。また画像処理装置2が人体通信アンテナ4を介して人体通信端末5に情報の送信を行うときには、人体通信アンテナ4がその情報に応じて電界を所定ビットレートで変動させるため、電界検知部31は、ユーザーの人体を介してその電界変動を検知することにより、画像処理装置2から送信される情報を受信する。
通信制御部32は、人体通信端末5が通信モードに移行すると動作し、記憶部33に予め記憶されている情報を読み出し、ユーザーの人体を介してその情報を送信する。例えば、この通信制御部32は、送信すべき情報に応じてユーザーの人体の一部に印加する電界を所定ビットレートで変化させることにより、そのユーザーの人体表面に電界変化を生じさせて情報を送信する。また通信制御部32は、電界検知部31がユーザーの人体の電界変動を検知して情報を受信したときには、その情報を解析して受信コマンドを特定する。そして受信コマンドに応じた処理を行うこともできるように構成されている。
記憶部33は、メモリなどで構成される不揮発性の記憶手段である。この記憶部33には、ユーザーを識別するためのIDなどの識別情報がユーザー情報として予め記憶されている。このユーザー情報は、人体通信端末5が通信モードへ移行すると、通信制御部32によって自動で読み出され、ユーザーの人体を介して画像処理装置2へ送信される。尚、記憶部33には、ユーザー情報以外の情報が記憶されていても良い。
通電制御部34は、バッテリー35による通電状態を制御するものである。すなわち、通電制御部34は、人体通信端末5の通電状態を省電力モードと通信モードとの間で切り替える制御を行う。
省電力モードは、バッテリー35から供給される電力を電界検知部31に出力して電界検知部31による電界検知機能を有効に動作させる一方、通信制御部32に対する給電を遮断してデータ通信機能を停止させることにより、消費電力を低減する動作モードである。尚、記憶部33がバッテリー35からの給電によって情報を保持し続けるものである場合は、省電力モードにおいても記憶部33への給電が継続される。これに対し、通信モードは、バッテリー35から供給される電力を電界検知部31と通信制御部32との双方に出力することにより、電界検知部31による電界検知機能を有効に動作させると共に、通信制御部32によるデータ通信機能を有効に動作させるモードである。通信モードでは、通信制御部32においてユーザーの人体表面に誘導電界を発生させるための電荷を生じさせる必要があるため、省電力モードの場合と比較してバッテリー35の電力消費量が大きくなる。
通電制御部34は、電界検知部31がユーザーの人体から所定レベル以上の電界を検知していない状態のとき、人体通信端末5の通電状態を省電力モードで保持する。そして省電力モードの状態で電界検知部31がユーザーの人体表面から所定レベル以上の電界を検知すると、通電制御部34は、人体通信端末5の通電状態を省電力モードから通信モードへ移行させる。これにより、通信制御部32が作動し、記憶部33に記憶されているユーザー情報を読み出して送信する動作を繰り返し実行するようになる。また通電制御部34は、通信モードの状態で電界検知部31が所定レベル以上の電界を検知しなくなったとき、所定時間経過後に、人体通信端末5の通電状態を通信モードから省電力モードへ移行させる。さらに電界検知部31が画像処理装置2から送信される省電力コマンドを受信したときには、通電制御部34は、その省電力コマンドを受信したタイミングで人体通信端末5の通電状態を通信モードから省電力モードへ移行させる。
したがって、人体通信端末5を保持するユーザーが画像処理装置2の正面側に敷設されたマット状の人体通信アンテナ4の上へと移動すると、人体通信端末5が人体通信アンテナ4から発せられる所定レベル以上のマット電界を検知して省電力モードから通信モードへと自動で切り替わり、ユーザーの人体を介して、ユーザー認証のためのユーザー情報を画像処理装置2へ自動送信するようになる。
次に、上記のように構成される画像処理システム1において人体通信端末5及び画像処理装置2のそれぞれにおける動作について説明する。まず図3は、人体通信端末5の処理手順の一例を示すフローチャートである。人体通信端末5は、はじめに省電力モードに設定する。そして人体通信端末5は、この処理を開始すると、人体通信端末5は、マット電界を検知したか否かを監視する状態となり、マット電界を検知するまで省電力モードの状態を継続する(ステップS10でNO)。そしてマット電界を検知すると(ステップS10でYES)、人体通信端末5は、省電力モードから通信モードへと移行させ(ステップS11)、ユーザーの人体を介して画像処理装置2とのデータ通信処理を開始する(ステップS12)。人体通信端末5は、データ通信処理を開始すると、画像処理装置2から特別なコマンドを受信しない限り、記憶部33から読み出したユーザー情報を繰り返し送信し続ける状態となる。
そして人体通信端末5は、通信モードにおいて画像処理装置2から省電力コマンドを受信したか否かを判断する(ステップS13)。省電力コマンドを受信している場合(ステップS13でYES)、人体通信端末5は、そのタイミングで通信モードから省電力モードへと移行させ、通信制御部32のデータ通信機能を停止させる(ステップS14)。
一方、省電力コマンドを受信していない場合には(ステップS13でNO)、電界検知部31がマット電界を検知しているか否かを判断する(ステップS15)。その結果、マット電界を検知していれば(ステップS15でYES)、通信モードを継続させてステップS12へ戻る。これに対し、マット電界を検知していない場合(ステップS15でNO)、人体通信端末5は、マット電界が検知されなくなってから所定時間(例えば数秒程度)が経過したか否かを判断する(ステップS16)。そして所定時間が経過していないときには(ステップS16でNO)、ステップS12に戻り、所定時間が経過するまでステップS12〜S16のループ処理を行う。このループ処理を行っている間にマット電界が再び検知されると、所定時間の経過をカウントするタイマーはリセットされる。またマット電界が検知されない状態のまま、所定時間が経過すると(ステップS16でYES)、人体通信端末5は、そのタイミングで通信モードから省電力モードへと移行させ、通信制御部32のデータ通信機能を停止させる(ステップS14)。
このように人体通信端末5は、省電力モードのとき、ユーザーが人体通信アンテナ4の上に載った状態でマット電界が検知されると、省電力モードから通信モードへと移行させる。また通信モードのときには、マット電界を検知しなくなってから所定時間が経過したタイミング、又は、画像処理装置2から省電力コマンドを受信したタイミングのいずれかで通信モードから省電力モードへと移行させてバッテリー35の電力消費量を低減する。そのため、例えばユーザーが画像処理装置2の正面側に敷設されたマット3から離れた位置へ移動していくと、人体通信端末5は自動的に通信モードから省電力モードへと移行する。
次に、上記のように構成される画像処理装置2の動作について説明する。本実施形態の画像処理装置2は、ユーザーがログインしていないログアウト状態のとき、人体通信アンテナ4で所定レベルの電界を定常的に発生させておく。この状態でユーザーが画像処理装置2の正面位置にあるマット3の位置まで移動してくると、上述したように人体通信端末5がマット電界を検知して通信モードとなり、ユーザー情報の送信を開始する。画像処理装置2は、そのユーザー情報を受信すると、ユーザー認証を実行する。そのユーザー認証に成功してログイン状態になると、ログインユーザーは操作パネル12に対する各種操作を開始するため、比較的長時間の間、人体通信アンテナ4の上に位置する状態となる。そのため、画像処理装置2は、ユーザー認証において正規ユーザーであることが認証されることに伴い、人体通信端末5を通信モードから省電力モードへと移行させる。これにより、ログインユーザーが比較的長時間に亘って画像処理装置2の正面側に位置する場合でも、人体通信端末5におけるバッテリー35の消費量を低減することができるようになる。以下、このような基本動作を含む具体的な処理手順について説明する。
図4及び図5は、画像処理装置2の処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば画像処理装置2に電源が投入されることに伴って開始される。画像処理装置2においてこの処理が開始されると、まず人体通信制御部10がCPU11からの指示に基づき人体通信アンテナ4においてマット電界を発生させる(ステップS20)。この状態で人体通信端末5を携帯しているユーザーがマット3の上に移動してくるのを待機する(ステップS21)。そしてユーザーがマット3の位置まで移動してくると、人体通信制御部10は、そのユーザーが保持している人体通信端末5からユーザー情報を受信し、CPU11へ出力する(ステップS21でYES)。CPU11は、ユーザー情報の受信に伴い、ユーザー認証部21を機能させ、ユーザー認証処理を実行する(ステップS22)。ユーザー認証部21は、そのユーザー認証において認証に成功したか否かを判断し(ステップS23)、認証に失敗した場合(ステップS23でNO)にはその後の処理を行わずに、ステップS20へ戻る。これに対し、認証に成功した場合(ステップS23でYES)、ユーザー認証部21は、ログイン制御部22を機能させ、画像処理装置2をログアウト状態からログイン状態へ移行させる(ステップS24)。またユーザー認証部21は、ユーザー認証に成功すると、人体通信制御部10に対して人体通信の停止を指示する。これに伴い、人体通信制御部10は、省電力コマンドを人体通信端末5へ送信し(ステップS25)、その送信が完了することに伴って人体通信アンテナ4で発生するマット電界をオフにする(ステップS26)。これにより、人体通信端末5は、省電力モードとなる。ここで、人体通信端末5は、人体通信制御部10によって送信される省電力コマンドを正常に受信できた場合にはその省電力コマンドに基づいて省電力モードへ移行するが、省電力コマンドを正常に受信できなかった場合でもマット電界がオフとなることにより、所定時間経過後に省電力モードへ移行する。さらに人体通信端末5は、画像処理装置2から送信されるコマンドを解釈できないタイプのものであっても、マット電界がオフとなることにより、所定時間経過後に省電力モードへ移行する。尚、人体通信制御部10は、人体通信アンテナ4で発生するマット電界をオフにする代わりに、マット電界のレベルを所定レベル未満に低減させるものであっても構わない。
そして画像処理装置2は、ログイン状態において、ログイン状態監視処理を繰り返し実行する(ステップS27)。このログイン状態監視処理は、ログインユーザーが別のユーザーに入れ替わっていないか、或いは、ログインユーザーがログアウト操作を忘れて画像処理装置2の正面側にあるマット3上から立ち去っていないかを、画像処理装置2において所定の処理が行われるタイミング、或いは、定期的に確認する処理である。
図5は、このログイン状態監視処理(ステップS27)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。画像処理装置2は、この処理を開始すると、まずメンテナンス作業が行われている最中であるか否かを判断する(ステップS30)。ここで、メンテナンス作業とは、例えばジョブの実行途中で紙詰まりやトナー切れが発生して給紙カセットやフロントカバー、サイドカバーが開放された状態で行われる作業である。また画像処理装置2の管理者やサービスマンなどが通常の使用モードとは異なるメンテナンスモードに切り替えて行う、画像処理装置2の環境設定や仕様の変更、オプション機能の追加なども、メンテナン作業に含まれる。そのため、ステップS30では、給紙カセットやフロントカバー、サイドカバーが開放された状態であるか、或いは、メンテナンスモードに切り替えられているか、などが判断される。その結果、メンテナンス作業中である場合(ステップS30でYES)、画像処理装置2は、その後のステップS31〜S41の処理を行うことなく、ログイン状態監視処理を終了する。したがって、画像処理装置2がメンテナンス作業中であれば、そのメンテナン作業が終了するまでステップS31〜S41の処理は行われない。
一方、メンテナンス作業中でなかった場合(ステップS30でNO)、画像処理装置2は、操作パネル12に対する指示操作に基づいて所定の処理が行われるタイミングであるか否かを判断する(ステップS31)。判断対象となる所定の処理は、例えばログインユーザーとは異なるユーザーの指示操作によって実行してしまうと、セキュリティ上の問題が発生してしまう可能性がある処理である。そのため、セキュリティレベルが所定レベル以上である処理が判断対象となる。例えば、記憶装置16に記憶されている文書などのデータを印刷出力する処理や、記憶装置16に記憶されている文書などのデータをネットワーク送信やFAX送信によって外部へ送信する処理が所定の処理に含まれる。より具体的に説明すると、記憶装置16のログインユーザーに対応する親展BOXに保存されている文書データなどを印刷出力する処理や、ネットワークを介して受信した印刷データがログインユーザーだけに印刷出力を許可する印刷データであり、その印刷データを印刷出力する処理が判断対象となる。また画像読取部14で読み取った画像データや、ログインユーザーの専用BOXに保存されている画像データなどをネットワーク経由で外部の装置へ送信する処理や、それら画像データをFAXデータとして外部へ送信する処理なども判断対象となる。さらに、これら以外に、ジョブの削除処理なども判断対象とするものであっても構わない。そして上記のような所定の処理が行われるタイミングであると判断されると(ステップS31でYES)、ステップS33へ進む。
また上記のような所定の処理が行われるタイミングではない場合(ステップS31でNO)、画像処理装置2は、ログイン状態において定期的にログインユーザーの存在を確認するタイミングであるか否かを判断する(ステップS32)。すなわち、ログイン状態では、数十秒〜数分程度の予め設定された時間間隔で定期的にログインユーザーの存在確認を行うようになっており、画像処理装置2は、その存在確認を行うタイミングになったか否かを判断する。このステップS32においてNOと判断される場合は、ログイン状態監視処理が終了し、人体通信端末5の省電力モードが継続されるようになる。これに対し、ステップS32でYESと判断される場合は、ステップS33へ進む。
ステップS33に進むと、画像処理装置2は、マット3上にログインユーザーが存在していることを確認するため、人体通信制御部10の制御により人体通信アンテナ4において再び所定レベル以上のマット電界を発生させる。このとき、マット3の上にログインユーザーが存在していれば、人体通信アンテナ4において発生するマット電界がログインユーザーの人体を介して人体通信端末5で検知される。したがって、人体通信端末5は、省電力モードから通信モードへと移行し、記憶部33に記憶されているユーザー情報を送信するようになる。
画像処理装置2は、マット電界をオンにすると(ステップS33)、その後はユーザー情報を受信したか否かを判断し(ステップS34)、ユーザー情報を受信していない場合には所定時間が経過するまでの間にユーザー情報を受信するのを待機する(ステップS35)。所定時間が経過するまでの間にユーザー情報を受信すると(ステップS34でYES)、CPU11においてユーザー認証部21が再び機能し、ユーザー認証処理を実行する(ステップS36)。ユーザー認証部21は、そのユーザー認証において、マット3上に位置しているユーザーが現在のログインユーザーであるか否かを判別する。そして、ログインユーザーの認証に成功したか否かを判断し(ステップS37)、認証に成功した場合(ステップS37でYES)には、画像処理装置2における処理の続行を許可すると共に、人体通信制御部10に対して人体通信の停止を指示する。これに伴い、人体通信制御部10は、省電力コマンドを人体通信端末5へ送信し(ステップS38)、その送信が完了することに伴って人体通信アンテナ4で発生するマット電界を再びオフにする(ステップS39)。
またマット電界をオンにしてから所定時間内にユーザー情報を受信しなかった場合(ステップS35でYES)、又は、ログインユーザーの認証に失敗した場合(ステップS37でNO)、画像処理装置2は、操作パネル12の表示部12aにエラー表示を行い(ステップS40)、ログイン制御部22に現在のログインユーザーを自動ログアウトさせるためのログアウト指令をセットする(ステップS41)。このとき、ジョブ制御部23は、実行途中のジョブがある場合には、それ以後の処理を行わず、ジョブの実行を中断した状態を継続する。
したがって、ログイン状態監視処理(ステップS27)では、画像処理装置2において所定の処理が行われるタイミング、或いは、定期的にログインユーザーの存在を確認するタイミングで、ログインユーザーを認証することができなかった場合に、ログアウト指令がセットされるようになる。またログインユーザーを認証することができた場合には、画像処理装置2において処理が続行されるので、ログインユーザーは所望のジョブを実行させることが可能である。さらに、画像処理装置2がメンテナンス作業中であれば、ログインユーザーを確認するためのユーザー認証処理が行われないため、メンテナンス作業を行っているユーザーの人体通信端末5を省電力モードに維持することができる。
図4のフローチャートに戻り、ログイン状態監視処理(ステップS27)が終了すると、画像処理装置2は、ログアウト処理を行うか否かを判断する(ステップS28)。ここでは、ログイン状態監視処理(ステップS27)によってログアウト指令がセットされているか否か、或いは、ログインユーザーが手動操作でログアウト操作を行ったか否かが判断される。そしてログアウト処理を行う場合(ステップS28でYES)、ログイン制御部22は、ログアウト処理を実行し、ログインユーザーによるログイン状態からログアウト状態へ移行させる(ステップS29)。そしてステップS20へと戻り、上述した処理が繰り返される。尚、ログアウト処理を行わない場合(ステップS28でNO)には、ステップS27に戻り、ログイン状態においてログイン状態監視処理(ステップS27)が繰り返し実行されるようになる。
図6及び図7は、画像処理装置2及び人体通信端末5の動作状態の遷移を示すタイミングチャートである。まず図6(a)は、本実施形態における基本的な動作状態の遷移を示している。図6(a)に示すように、例えば人体通信端末5を携帯しているユーザーがタイミングT1でマット3の上に移動すると、人体通信端末5は、そのタイミングT1で省電力モードから通信モードに移行し、ユーザー情報を画像処理装置2へ送信する。画像処理装置2は、そのユーザー情報に基づいてユーザー認証を行い、正規ユーザーであることが認証されたタイミングT2でログイン状態へと移行する。そして人体通信端末5は、画像処理装置2がログイン状態へと移行することに伴い、タイミングT2で通信モードから省電力モードに戻るので、バッテリー35の消耗が低減されるようになる。
次に図6(b)は、画像処理装置2がログイン状態となった後、ログインユーザーの指示操作に基づいて所定の処理(例えば印刷ジョブの実行)が行われる場合の動作状態の遷移を示している。尚、タイミングT1,T2は、図6(a)と同様である。タイミングT2で画像処理装置2がログイン状態へと移行した後、人体通信端末5は、省電力モードとなっている。そのログイン状態のままで、例えばログインユーザーが親展BOXの文書データを印刷出力するジョブの実行指示操作を行うと、画像処理装置2がユーザー認証を行うタイミングであることを認識し、タイミングT3でマット電界をオンにする。これにより、人体通信端末5は省電力モードから通信モードへと移行し、ユーザー情報を画像処理装置2へ送信する。画像処理装置2は、そのユーザー情報に基づいて再びユーザー認証を行い、ログインユーザーの存在が確認されたタイミングT4でジョブの実行を開始する。一方、人体通信端末5は画像処理装置2において再度のユーザー認証に成功した後のタイミングT4で再び通信モードから省電力モードに戻り、バッテリー35の消耗を低減する。
次に図7(a)は、画像処理装置2がログイン状態となった後、定期的にログインユーザーの存在を確認する場合の動作状態の遷移を示している。尚、タイミングT1,T2は、図6(a)と同様である。タイミングT2で画像処理装置2がログイン状態へと移行した後、人体通信端末5は、省電力モードとなっている。画像処理装置2がログイン状態のままで一定時間Tsが経過すると、画像処理装置2がユーザー認証を行うタイミングであることを認識し、タイミングT5でマット電界をオンにする。これにより、人体通信端末5は省電力モードから通信モードへと移行し、ユーザー情報を画像処理装置2へ送信する。画像処理装置2は、そのユーザー情報に基づいて再びユーザー認証を行い、タイミングT6でログインユーザーの存在が確認されると、ログイン状態を継続する。また人体通信端末5は画像処理装置2において再度のユーザー認証に成功したタイミングT6で再び通信モードから省電力モードに戻り、バッテリー35の消耗を低減する。尚、その後は一定時間Tsが経過する都度、ログインユーザーの存在を確認するためのユーザー認証が行われる。
次に図7(b)は、画像処理装置2がログイン状態となった後にメンテナンス作業が行われる場合の動作状態の遷移を示している。尚、タイミングT1,T2は、図6(a)と同様である。タイミングT2で画像処理装置2がログイン状態へと移行した後、タイミングT7でメンテナンス作業が開始されると、画像処理装置2はメンテナンス作業中であることを検知する。画像処理装置2がメンテナンス作業中であるときには、ログイン状態となってから一定時間Tsが経過した場合でも、そのタイミングでのユーザー認証は行わない。そのため、人体通信端末5は、画像処理装置2のメンテナンス作業が行われている間は省電力モードを継続する。そしてタイミングT8でメンテナンス作業が終了すると、画像処理装置2は、ログインユーザーがマット3上に存在しているか否かを確認すべく、ユーザー認証を実行する。このとき、人体通信端末5は、省電力モードから通信モードへ移行し、ユーザー情報を画像処理装置2へ送信する。画像処理装置2は、そのユーザー情報に基づいてログインユーザーの再認証を行い、タイミングT9でログインユーザーの存在が確認されると、ログイン状態を継続する。そしてジョブの実行途中であった場合は、そのジョブの実行を再開する。また人体通信端末5は画像処理装置2において再度のユーザー認証に成功したタイミングT6で再び通信モードから省電力モードに戻り、バッテリー35の消耗を低減する。
以上のように本実施形態の画像処理装置2は、人体通信アンテナ4を介してユーザーが保持する人体通信端末5と人体通信を行って人体通信端末5から取得するユーザー情報に基づいてユーザー認証を行うと共に、そのユーザー認証でユーザーが認証されることに伴い、人体通信端末5を通信モードから省電力モードへ移行させる構成である。このような構成によれば、画像処理装置2によって認証されたユーザーが長時間亘って画像処理装置2を使用し続ける場合であっても、人体通信端末5が通信モードとなる時間を最小限に抑えることができるため、バッテリー35の長寿命化を実現することができる。
また画像処理装置2は、ログインユーザーによる指示操作に基づいて所定の処理が行われるタイミングで、又は、ログインユーザーによるログイン状態において定期的に、再度ユーザー認証を行う構成であるため、ログイン状態でログインユーザーが別のユーザーに入れ替わってしまっている状態や、ログインユーザーが立ち去ってしまっている状態を良好に検知することができる。そのため、画像処理装置2で認証されていない不正ユーザーによってジョブの実行などが行われてしまうことを有効に防止することができる。
また画像処理装置2は、ログイン状態においてメンテナンス作業が行われているときには、そのメンテナンス作業が終了するまで再度のユーザー認証を行わず、そのメンテナンス作業が終了したタイミングで再度ユーザー認証を行う構成である。そのため、メンテナンス作業中は、人体通信端末5を省電力モードに維持してバッテリー35の消耗を抑えることができると共に、メンテナンス作業が終了したときには、ログイン状態の継続の可否を正確に判断することができる構成となっている。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図8は、本発明の第2実施形態における画像処理システム1の外観構成の一例を示す図である。この画像処理システム1では、画像処理装置2の装置本体2aの周囲に2つのマット3a,3bが敷設される。第1のマット3aは、画像処理装置2の正面側近傍位置に敷設され、第1の人体通信アンテナ4aを内蔵している。また第2のマット3bは、画像処理装置2の正面側において第1のマット3aの周囲を取り囲むように敷設され、第2の人体通信アンテナ4bを内蔵している。これら第1及び第2の人体通信アンテナ4a,4bはそれぞれ個別に画像処理装置2に接続されている。
画像処理装置2の機能構成は、図2に示したものと同様である。ただし、本実施形態における人体通信制御部10は、第1及び第2の人体通信アンテナ4a,4bのそれぞれを個別に制御可能であり、且つ、第1及び第2の人体通信アンテナ4a,4bのそれぞれを介して受信するユーザー情報を区別することが可能である。また、ユーザーが携帯する人体通信端末5の機能構成は、図2に示したものと同様である。
図8に示す構成では、人体通信端末5を携帯するユーザーが画像処理装置2を使用するために矢印F1方向に歩いて近づいていくと、まず第2のマット3bを踏み、その後に第1のマット3a上に載った状態となる。そのため、ユーザーが画像処理装置2を使用するときには、まず第2の人体通信アンテナ4bが人体通信端末5からユーザー情報を受信し、次に第1の人体通信アンテナ4aが人体通信端末5からユーザー情報を受信するようになる。このような構成では、ユーザーが画像処理装置2を使用するために画像処理装置2へと近づいていく移動中に比較的早期にユーザー認証を開始することができるため、ユーザーが第1のマット3aの上に到着する前に、そのユーザーに対応するジョブが蓄積されていれば、そのジョブの実行準備動作を開始することができる。
またユーザーが画像処理装置2の使用を終了し、例えば図8の矢印F2方向に移動していくとき、第1のマット3a上から第2のマット3bを踏んで移動していく。そのため、ユーザーが画像処理装置2から離れるときには、第2の人体通信アンテナ4bが人体通信端末5からユーザー情報を受信するようになる。したがって、ログインユーザーがログアウト操作を忘れて画像処理装置2の正面側から立ち去ってしまう場合でも、画像処理装置2はログインユーザーの立ち去りを検知することができるため、ログインユーザーが立ち去るタイミングで自動ログアウト処理を行うことができるようになる。
図9及び図10は、本実施形態における画像処理装置2の処理手順の一例を示すフローチャートである。画像処理装置2は、電源が投入されることに伴い、人体通信アンテナ4a,4bのそれぞれにおいてマット電界を発生させた状態でこの処理を開始する。この処理を開始すると、画像処理装置2は、人体通信端末5を携帯しているユーザーが第2のマット3bの上に移動してくるのを待機する(ステップS50)。そしてユーザーがマット3bの位置まで移動してくると、人体通信制御部10は、そのユーザーが保持している人体通信端末5からユーザー情報を受信し、CPU11へ出力する(ステップS50でYES)。CPU11は、ユーザー認証部21を機能させ、第2の人体通信アンテナ4bで受信されたユーザー情報に基づきユーザー認証処理を実行する(ステップS51)。ユーザー認証部21は、そのユーザー認証において、ユーザーの認証に成功したか否かを判断し(ステップS52)、認証に失敗した場合(ステップS52でNO)にはその後の処理を行わずに、ステップS50へ戻る。これに対し、認証に成功した場合(ステップS52でYES)、人体通信制御部10が第2の人体通信アンテナ4bを介して人体通信端末5に省電力コマンドを送信する(ステップS53)。これにより、ユーザーの人体通信端末5は省電力モードへ移行する。
次にログイン制御部22は、ユーザー認証部21によって認証されたユーザーに対応するジョブが蓄積されているか否かを判断する(ステップS54)。ここでは、例えば認証ユーザーが印刷出力可能な印刷データが記憶装置16に保存されているか否かなどが判断される。その結果、認証ユーザーに対応するジョブが蓄積されている場合(ステップS54でYES)、ログイン制御部22は、ジョブ制御部23に対してジョブの実行準備動作を指示する。これにより、ジョブ制御部23は、ジョブの実行準備動作を開始する(ステップS55)。例えばプリントジョブの場合には、このジョブの実行準備動作において印刷出力部13のウォームアップが開始される。ただし、このジョブの実行準備動作では、実際のジョブの実行が開始されるものではない。また、画像処理装置2においてジョブの実行準備動作が開始された場合であっても、ログイン制御部22は、この時点では画像処理装置2をログイン状態へ移行させない。尚、ユーザー認証部21によって認証されたユーザーに対応するジョブが蓄積されていない場合には、ステップS55の処理は行われない。
次にユーザー認証部21は、ステップS52でユーザー認証に成功してから所定時間内(例えば2,3秒程度以内)に第1の人体通信アンテナ4aを介して再びユーザー情報を受信したか否かを判断する(ステップS56)。そして所定時間内に第1の人体通信アンテナ4aを介してユーザー情報を受信しなかった場合(ステップS56でNO)、そのユーザーは画像処理装置2の正面側を単に通過しただけであるため、ログイン状態へ移行させることなく、ステップS50へ戻る。このとき、ジョブの実行準備動作も終了し、ユーザーが第2のマット3bで検知されるのを待機する状態へと戻る。
一方、ステップS52でユーザー認証に成功してから所定時間内に第1の人体通信アンテナ4aを介してユーザー情報を再び受信した場合(ステップS56でYES)、ユーザー認証部21は、第1の人体通信アンテナ4aで受信されたユーザー情報に基づき再びユーザー認証処理を実行する(ステップS57)。ユーザー認証部21は、そのユーザー認証において、ステップS52で認証したユーザーと同じユーザーの認証に成功したか否かを判断し(ステップS58)、認証に失敗した場合(ステップS58でNO)にはその後の処理を行わずに、ステップS50へ戻る。これに対し、同一ユーザーの認証に成功した場合(ステップS58でYES)、人体通信制御部10が第1の人体通信アンテナ4aを介して人体通信端末5に省電力コマンドを送信し(ステップS59)、省電力コマンドの送信後に第1の人体通信アンテナ4aで発生するマット電界をオフにする(ステップS60)。これにより、画像処理装置2の正面位置まで移動したユーザーの人体通信端末5が省電力モードへ移行する。尚、第2の人体通信アンテナ4bは、マット電界をオフにすることなく、所定レベルの電界を発生させた状態を継続する。そしてログイン制御部22は、ステップS58で認証成功と判断されることに伴い、ユーザー認証部21で認証されたユーザーをログインユーザーとして画像処理装置2をログイン状態へ移行させる(ステップS61)。これにより、ログインユーザーに対応する操作画面が操作パネル12に表示されるようになり、ログインユーザーは画像処理装置2に対する指示操作を行うことができる。また、ステップS55で既にジョブの実行準備動作が行われているため、ログインユーザーがジョブの実行指示操作を行うと、速やかに画像処理装置2においてジョブの実行が開始されるようになる。
図10のフローチャートに進み、画像処理装置2は、ログインユーザーによるログイン状態となると、第1実施形態と同様に、ログイン状態監視処理を繰り返し実行する(ステップS70)。このログイン状態監視処理(ステップS70)の詳細は、第1実施形態で説明した図5と同様である。そしてログイン状態監視処理(ステップS70)が終了すると、画像処理装置2は、ログアウト処理を行うか否かを判断する(ステップS71)。ここでは、ログイン状態監視処理(ステップS70)によってログアウト指令がセットされているか否か、或いは、ログインユーザーが手動操作でログアウト操作を行ったか否かが判断される。そしてログアウト処理を行う場合(ステップS71でYES)、ログイン制御部22は、ログアウト処理を実行し、ログインユーザーによるログイン状態からログアウト状態へ移行させる(ステップS75)。
一方、ログイン状態監視処理(ステップS70)の終了後にログアウト処理を行わないと判断した場合(ステップS71でNO)、画像処理装置2は、第2の人体通信アンテナ4bからユーザー情報を受信したか否かを判断する(ステップS72)。そして第2の人体通信アンテナ4bからユーザー情報を受信していない場合(ステップS72でNO)には、ステップS70へ戻り、ログイン状態監視処理を繰り返し実行する。また第2の人体通信アンテナ4bからユーザー情報を受信した場合(ステップS72でYES)、ユーザー認証部21がそのユーザー情報に基づいてユーザー認証処理を実行し(ステップS73)、ログインユーザーの認証に成功したか否かを判別する(ステップS74)。
第2の人体通信アンテナ4bがログインユーザーのユーザー情報を取得すると、ログインユーザーがログアウト操作を忘れて画像処理装置2の正面位置から立ち去ろうとしている状態であることが判る。そのため、ユーザー認証部21によるユーザー認証でログインユーザーであることが判明すると(ステップS74でYES)、ログイン制御部22は、ログアウト処理を実行し、ログインユーザーによるログイン状態からログアウト状態へ移行させる(ステップS75)。これに対し、第2の人体通信アンテナ4bによって取得されたユーザー情報がログインユーザーとは異なるユーザーの情報である場合(ステップS74でNO)、そのユーザーが画像処理装置2の正面側を単に通過するだけであると考えられるため、自動ログアウト処理を実行することなく、ステップS70へ戻り、ログイン状態監視処理を繰り返し実行する。
したがって、本実施形態では、人体通信端末5を携帯しているユーザーが画像処理装置2でジョブの実行を行うために画像処理装置2に近づいていくと、比較的早い時点からジョブの実行準備動作を開始することができるので、ユーザーがログインしてから画像処理装置2において直ぐにジョブの実行を開始することが可能であり、処理効率が向上するという利点がある。また、本実施形態では、ログインユーザーがログアウト操作を忘れて画像処理装置2から離れてしまうときには、ログインユーザーが離れるタイミングで自動ログアウト処理を行うことができるので、画像処理装置2がログイン状態のままで放置されてしまうことを防止することができる。それ故、第三者による不正な使用を有効に防止できるという利点もある。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。上記第2実施形態では、第2のマット3bが画像処理装置2の正面側に敷設された第1のマット3aの周囲を取り囲むように1枚だけ配置された場合を例示した。そのため、第2実施形態では、画像処理装置2の周囲を単に通過するだけのユーザーが第2のマット3bを踏む度に、画像処理装置2においてジョブの実行準備動作が開始されることから、画像処理装置2の消費電力を低減することができない可能性がある。そこで、本実施形態では、画像処理装置2を使用する意志のあるユーザーが画像処理装置2に接近する動作をより正確に検知してジョブの実行準備動作が無駄に行われてしまうことを防止できるようにした構成例について説明する。
図11は、本実施形態における画像処理装置2及び複数のマット状の人体通信アンテナ4a〜4gのレイアウト例を示す平面図である。画像処理装置2は、複数の机9が配置されたオフィス空間の所定の位置に設置される。このようなオフィス空間では、複数の机9のレイアウトによって画像処理装置2を使用するための移動通路が規定される。本実施形態では、そのような移動通路に対し、複数のマット状の人体通信アンテナ4a〜4gが敷設される。このうち、画像処理装置2の正面側に敷設されるマット状の人体通信アンテナ4aは、ログインユーザーが操作パネル12に対する操作を行う際に載った状態となる。その人体通信アンテナ4aの周囲外側に敷設されるマット状の3つの人体通信アンテナ4b,4d,4fはユーザーの通過を検知するアンテナであり、さらにその外側に敷設されるマット状の3つの人体通信アンテナ4c,4e,4gもユーザーの通過を検知するアンテナである。
したがって、ユーザーが画像処理装置2を使用するために、例えば図11において矢印FA1で示す方向に近づくとき、まず人体通信アンテナ4cを踏んだ状態となり、次に人体通信アンテナ4bを踏んだ状態となり、最後に人体通信アンテナ4aを踏んだ状態となる。また矢印FB1で示す方向に近づいていくときには、まず人体通信アンテナ4eを踏んだ状態となり、次に人体通信アンテナ4dを踏んだ状態となり、最後に人体通信アンテナ4aを踏んだ状態となる。さらに、矢印FC1で示す方向に近づいていくときには、まず人体通信アンテナ4gを踏んだ状態となり、次に人体通信アンテナ4fを踏んだ状態となり、最後に人体通信アンテナ4aを踏んだ状態となる。画像処理装置2は、これらの順序で各人体通信アンテナ4a〜4gから同一のユーザー情報が取得された場合、そのユーザーが画像処理装置2に向かって移動中であることを正確に検知することができる。これに対し、人体通信アンテナ4c,4e,4gのいずれかで取得されたユーザー情報と同じユーザー情報が、その後、所定時間内に人体通信アンテナ4b,4d,4fのいずれかで取得されないときには、そのユーザーが画像処理装置2に向かって移動していたのではないことを把握することができる。
そこで、本実施形態では、はじめに人体通信アンテナ4c,4e,4gでユーザー情報が取得された後、所定時間内にそれと同じユーザー情報が次の人体通信アンテナ4b,4d,4fで取得された場合に、画像処理装置2においてジョブの実行準備動作を開始する。尚、画像処理装置2は、各人体通信アンテナ4a〜4gから取得したユーザー情報に基づいてユーザー認証に成功した場合に、省電力コマンドを人体通信端末5へ送信する点は上述した第1及び第2実施形態と同様である。したがって、本実施形態では、人体通信端末5の消費電力を低減しつつ、ユーザーが画像処理装置2に接近する動作を正確に検知してジョブの実行準備動作を行うことができる。それ故、画像処理装置2においてジョブの実行準備動作が無駄に行われてしまうことを防止できるので、画像処理装置2における消費電力も低減できるという利点がある。
またログインユーザーが画像処理装置2の使用を終了して、例えば図11において矢印FA2で示す方向に離れていくとき、人体通信アンテナ4aに載っている状態から人体通信アンテナ4bを踏んだ状態となり、次に人体通信アンテナ4cを踏んだ状態となる。また矢印FB2で示す方向に離れていくときには、人体通信アンテナ4aに載っている状態から人体通信アンテナ4dを踏んだ状態となり、次に人体通信アンテナ4eを踏んだ状態となる。さらに矢印FC2で示す方向に離れていくときには、人体通信アンテナ4aに載っている状態から人体通信アンテナ4fを踏んだ状態となり、次に人体通信アンテナ4gを踏んだ状態となる。画像処理装置2は、これらの順序で各人体通信アンテナ4b〜4gからログインユーザーのユーザー情報が取得された場合、そのログインユーザーが画像処理装置2から離れていくことを正確に検知することができる。
そこで、本実施形態では、ログイン状態において、ログインユーザーのユーザー情報が人体通信アンテナ4b,4d,4fで取得された後、所定時間内にそれと同じユーザー情報が次の人体通信アンテナ4c,4e,4gで取得された場合に、画像処理装置2において自動ログアウト処理を実行する。このときも画像処理装置2は、各人体通信アンテナ4b〜4gから取得したユーザー情報に基づいてログインユーザーの認証に成功した場合に、省電力コマンドを人体通信端末5へ送信する点は上述した第1及び第2実施形態と同様である。したがって、本実施形態では、ログインユーザーが画像処理装置2から離れる動作を正確に検知して自動ログアウト処理を行うことができる。
(変形例)
以上、本発明に関する一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば上記実施形態では、画像処理装置2がMFPによって構成される場合を例示した。しかし、画像処理装置2は、MFPに限られるものではなく、プリンタ専用機、FAX専用機、コピー専用機、スキャナ専用機などであっても構わない。
また上記第2実施形態ではジョブの実行準備動作の一例として、印刷出力部13のウォームアップを行う場合を例示した。しかし、ジョブの実行準備動作は、印刷出力部13のウォームアップに限られるものではない。例えばユーザー認証部21が認証したユーザーに対応するデータのダウンロードなどをジョブの実行準備動作として行うものであっても構わない。
また上記実施形態では、人体通信端末5から画像処理装置2に対してユーザー情報だけを送信する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば人体通信端末5の記憶部33に画像データなどのジョブの実行対象となるデータが格納されている場合、人体通信端末5は、画像処理装置2の制御によって省電力モードから通信モードへ復帰し、画像処理装置2からの要求に応じてそのデータを人体通信により画像処理装置2へ送信するものであっても構わない。
1 画像処理システム
2 画像処理装置
3 マット
4(4a〜4g) 人体通信アンテナ
5 人体通信端末
10 人体通信制御部(人体通信制御手段)
16 記憶装置(記憶手段)
21 ユーザー認証部(認証手段)
22 ログイン制御部(ログイン制御手段)
23 ジョブ制御部

Claims (19)

  1. ユーザー認証を行うことによって認証したユーザーの指示操作に基づきジョブを実行する画像処理装置であって、
    装置本体の周囲に配置される少なくとも1つの人体通信アンテナを介してユーザーが保持する人体通信端末と人体通信を行う人体通信制御手段と、
    前記人体通信制御手段によって前記人体通信端末から取得されるユーザー情報に基づきユーザー認証を行う認証手段と、
    を備え、
    前記人体通信制御手段は、前記認証手段によってユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記人体通信アンテナは、ユーザーの人体に対して所定レベルの電界を付与することによって該ユーザーが保持する前記人体通信端末を省電力モードから通信モードへ移行させて前記人体通信端末との人体通信を行うものであり、
    前記人体通信制御手段は、前記認証手段によってユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信アンテナで発生する電界をオフ又は低減することにより、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記人体通信アンテナは、ユーザーの人体に対して所定レベルの電界を付与することによって該ユーザーが保持する前記人体通信端末を省電力モードから通信モードへ移行させて前記人体通信端末との人体通信を行うものであり、
    前記人体通信制御手段は、前記認証手段によってユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信アンテナを介して前記人体通信端末に省電力コマンドを送信することにより、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記人体通信制御手段は、前記省電力コマンドの送信後、前記人体通信アンテナで発生する電界をオフ又は低減することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記認証手段によって認証されたユーザーをログインユーザーとしてログイン状態へと移行させるログイン制御手段を更に備え、
    前記認証手段は、前記ログインユーザーによる指示操作に基づいて所定の処理が行われるタイミングで、又は、前記ログインユーザーによるログイン状態において定期的に、再度ユーザー認証を行うように構成され、
    前記人体通信制御手段は、前記認証手段によって再度ユーザー認証が行われるとき、前記人体通信端末を省電力モードから通信モードへ移行させて前記人体通信端末からユーザー情報を再度取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記ログイン制御手段は、前記ログインユーザーによるログイン状態において、前記認証手段による再度のユーザー認証で前記ログインユーザーの認証に失敗した場合、ログイン状態からログアウト状態へと移行させることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. ジョブの実行対象となるデータを記憶する記憶手段を更に備え、
    前記認証手段は、前記ログインユーザーによる指示操作に基づいて前記記憶手段に記憶されたデータの印刷出力が行われるタイミングで再度ユーザー認証を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  8. ジョブの実行対象となるデータを記憶する記憶手段を更に備え、
    前記認証手段は、前記ログインユーザーによる指示操作に基づいて前記記憶手段に記憶されたデータを外部へ送信する処理が行われるタイミングで再度ユーザー認証を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  9. 前記認証手段は、前記ログインユーザーによるログイン状態において、メンテナンス作業が行われているときには、該メンテナンス作業が終了するまで再度のユーザー認証を行わず、該メンテナンス作業が終了したタイミングで再度ユーザー認証を行うことを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 前記人体通信制御手段は、装置本体の正面側近傍に配置される第1の人体通信アンテナと、前記第1の人体通信アンテナよりも装置本体から離れた位置に配置される第2の人体通信アンテナとを介してユーザーが保持する人体通信端末と人体通信を行い、
    前記認証手段は、前記人体通信制御手段が前記第1及び第2の人体通信アンテナのそれぞれを介して前記人体通信端末からユーザー情報を取得する度にユーザー認証を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 前記認証手段によって認証されたユーザーをログインユーザーとしてログイン状態へと移行させるログイン制御手段を更に備え、
    前記ログイン制御手段は、前記ログインユーザーによるログイン状態において、前記人体通信制御手段が前記第2の人体通信アンテナを介して前記人体通信端末から取得したユーザー情報に基づき、前記認証手段において行われるユーザー認証で前記ログインユーザーの認証に成功した場合、前記ログインユーザーによるログイン状態からログアウト状態へと移行させることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記認証手段によって認証されたユーザーをログインユーザーとしてログイン状態へと移行させるログイン制御手段を更に備え、
    前記ログイン制御手段は、ログアウト状態において、前記人体通信制御手段が前記第2の人体通信アンテナを介して前記人体通信端末から取得したユーザー情報に基づき、前記認証手段において行われるユーザー認証でユーザーが認証された場合、当該ユーザーによって予め登録されたジョブの実行準備動作を開始することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  13. ユーザー認証を行うことによって認証したユーザーの指示操作に基づきジョブを実行する画像処理装置と、
    ユーザーが携帯可能であり、該ユーザーに関するユーザー情報を記憶した人体通信端末と、
    前記画像処理装置の周囲に配置され、ユーザーの人体を介して該ユーザーが保持する前記人体通信端末とデータ通信を行う人体通信アンテナと、
    を有する画像処理システムであって、
    前記人体通信端末は、前記人体通信アンテナによってユーザーの人体に付与される電界を検知して省電力モードから通信モードへ移行し、前記ユーザー情報をユーザーの人体を介して送信する構成であり、
    前記画像処理装置は、前記人体通信アンテナを介して前記人体通信端末から送信される前記ユーザー情報を取得してユーザー認証を行い、該ユーザー認証においてユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信アンテナを介して前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させることを特徴とする画像処理システム。
  14. 前記画像処理装置は、前記ユーザー認証においてユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信アンテナで発生させる電界をオフ又は低減することにより、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させることを特徴とする請求項13に記載の画像処理システム。
  15. 前記画像処理装置は、前記ユーザー認証においてユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信アンテナを介して前記人体通信端末に省電力コマンドを送信することにより、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させることを特徴とする請求項13に記載の画像処理システム。
  16. 前記画像処理装置は、前記省電力コマンドの送信後、前記人体通信アンテナで発生させる電界をオフ又は低減することを特徴とする請求項15に記載の画像処理システム。
  17. ユーザーが保持する人体通信端末と人体通信を行ってユーザー認証を行うユーザー認証方法であって、
    (a) 少なくとも1つの人体通信アンテナに対してユーザーが接触したタイミングで前記人体通信端末を省電力モードから通信モードへと移行させて人体通信を行い、前記人体通信端末から送信されるユーザー情報を取得するステップと、
    (b) 前記ユーザー情報に基づきユーザー認証を行うステップと、
    (c) 前記ユーザー認証においてユーザーが認証されることに伴い、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させるステップと、
    を有することを特徴とするユーザー認証方法。
  18. 前記ステップ(a)は、前記人体通信アンテナにおいて所定レベルの電界を発生させるステップを有し、
    前記ステップ(c)は、前記人体通信アンテナで発生する電界をオフ又は低減するステップを有することを特徴とする請求項17に記載のユーザー認証方法。
  19. 前記ステップ(c)は、前記人体通信アンテナを介して前記人体通信端末に省電力コマンドを送信することにより、前記人体通信端末を通信モードから省電力モードへ移行させるステップを有することを特徴とする請求項17又は18に記載のユーザー認証方法。
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