JP2012124592A - 画像形成装置に用いられる通信装置、画像形成装置に用いられる通信装置の制御方法、および画像形成装置に用いられる通信装置の制御プログラム - Google Patents

画像形成装置に用いられる通信装置、画像形成装置に用いられる通信装置の制御方法、および画像形成装置に用いられる通信装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】操作性を向上し得る、画像形成装置に用いられる通信装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置に用いられる、データを記憶した記録媒体(ICカード)と通信を行う通信装置は、記録媒体との通信により記録媒体からのデータ入手を含む処理を実行する(S43)。通信装置は、実行している処理の進捗状況を、記録媒体および記憶装置(画像形成装置)の各々に同期して記憶させる(S47)。
【選択図】図8

Description

本発明は画像形成装置に用いられる通信装置、画像形成装置に用いられる通信装置の制御方法、および画像形成装置に用いられる通信装置の制御プログラムに関し、より特定的には、操作性を向上し得る画像形成装置に用いられる通信装置、画像形成装置に用いられる通信装置の制御方法、および画像形成装置に用いられる通信装置の制御プログラムに関する。
近年、MFP(Multi Function Peripheral)やプリンタなどの画像形成装置(画像処理装置を含む。)において、ユーザを認証し、予め登録されているユーザのみに使用を許可したり、ユーザに応じて実行させることが可能な処理を制限したりすることがなされている。ユーザを特定するための技術としては、ユーザに対してパスワードなどの入力を求める技術や、ユーザが所有するIC(Integrated Circuit)カードなどに記憶された識別情報を用いてユーザを認証する技術などが採用されている。
近年、セキュリティの高度化へのニーズが高まっており、PKI(Public Key Infrastructure)機能が組み込まれたICカード(PKIカード)を使ってユーザを認証することが要望されている。PKIカードを始めとするICカードには、接触式のものものと、非接触のものとがある。接触式のICカードは、カードの表面にある端子にカードリーダ(認証装置)の端子を接触させることで、カード内のICチップと認証装置との間でデータを送受信するものである。非接触式のICカードは、カードの内部にアンテナを持ち、外部の端末が発信する弱い電波を利用してデータを送受信するものである。
接触式のICカードは、カードリーダに挿入した状態で認証を行い、カードとカードリーダとの間が有線で接続されるため、通信を安全に(セキュアに)行うことができるという利点を有している。画像形成装置での認証に用いられるICカードとしては、一般的には、セキュリティの性能面で優れる接触式のものが普及している。一方で、接触式のICカードは、カードリーダとの通信を行う際に常にカードリーダに挿入している必要があり、操作性、利便性に欠けるものであった。
そこで、新しい通信技術として、人体に微弱な電流を流す(人体の周囲にある静電気層に信号を与える)ことで人体を通信経路として利用する「人体通信」が考案されている。人体通信は、人体を介して通信を行うことで、有線通信と同程度のセキュリティレベルを確保することができる通信技術である。人体通信を用いてICカード認証を行うMFPでは、接触式のICカードを挿入した状態の人体通信ユニット(カードリーダ・ライタや、カードケースとも呼ばれる。)をユーザが装着し、受信アンテナの役割を果たすMFPのアンテナ部(タッチパネルでもよい。)にそのユーザが触れることで、ユーザの身体を通じてICカードとMFPとの間で通信が可能となる。この技術では、ユーザの身体がMFPと接触している間、MFPはICカードと通信を行うことができる。
なお、下記特許文献1には、無線タグのID内の端末規制情報と、端末の現在の状態とに基づいて動作設定を判断するシステムにおいて、在るべき動作設定の差異があると判断されたときは、その差異を解消するように動作設定を自動変更する携帯通信端末が開示されている。
特開2007−27887号公報
しかし、人体通信を用いてICカード認証を行うMFPにおいては、ユーザの動きによって必然的に通信が途切れてしまうという問題があった。この問題は、認証に用いられるICカードが、非接触式のICカードであるか、接触式のICカードであるかに関わらず起こり得る。
たとえばユーザがMFPに最初にログインする際には、ユーザはMFPに自らの手などを接触させることにより、MFPはユーザの身体を通じてICカードと通信し、ログイン処理を実行する。ログイン完了後、ユーザは次の操作として、MFPの操作パネルを通じてMFPの設定や操作を行う。操作パネルにおいてユーザが操作を行うとき、ユーザの身体はMFPから必然的に(意図的に)離れる。この状態は、MFPから見れば有線通信が遮断(断線)された状態と同じになる。ユーザの身体がMFPに再び接触すると、MFPはICカードとの通信を再開する。しかしこの場合、MFPに再び接触した人間が、ログインを完了したユーザと入れ替わっている可能性がある。このため、ユーザの入れ替わりが生じていないか、MFPにおいて判定する必要があった。この判定に要する時間が多大になったり、ユーザの手続きが複雑になると、MFPの操作性が悪くなってしまう。
ここで特許文献1の技術は、たとえば電車の優先席において「端末の電源を切らなければならない」という端末規制情報が格納されている無線タグを携帯通信端末が検出した場合に、電源が切られていない携帯通信端末の電源を切るように、動作設定を自動変更するものに過ぎないため、上記問題を解決することはできなかった。
本発明は、上記課題を解決するものであり、その目的は、操作性を向上し得る画像形成装置に用いられる通信装置、画像形成装置に用いられる通信装置の制御方法、および画像形成装置に用いられる通信装置の制御プログラムを提供することである。
本発明の一の局面に従う画像形成装置に用いられる通信装置は、データを記憶した記録媒体と通信を行う通信装置であって、記録媒体との通信により記録媒体からのデータ入手を含む処理を実行する実行手段と、実行手段にて実行している処理の進捗状況を、記録媒体および記憶装置の各々に同期して記憶させる記憶手段とを備える。
好ましくは通信装置は、記録媒体との通信が途切れた状態から記録媒体との通信が可能な状態になった場合に、記録媒体に記憶された処理の進捗状況と、記憶装置に記憶された処理の進捗状況とが一致するか否かを判別する進捗状況判別手段をさらに備え、2つの処理の進捗状況が一致すると進捗状況判別手段にて判別した場合、実行手段は、進捗状況判別手段にて一致すると判別された進捗状況に基づいて処理を実行する。
好ましくは通信装置は、記録媒体との通信が途切れた状態から記録媒体との通信が可能な状態になった場合に、記録媒体に記憶されたIDと、実行手段にて最後に実行した処理を指示したユーザのIDとが一致するか否かを判別するID判別手段をさらに備え、2つのIDが一致するとID判別手段にて判別した場合、実行手段は処理を実行する。
好ましくは通信装置は、記録媒体との通信が途切れた状態から記録媒体との通信が可能な状態になった場合において、記録媒体に記憶された処理の進捗状況と、記憶装置に記憶された処理の進捗状況とが一致しないときに、記憶装置に記憶された処理の進捗状況を初期化する初期化手段をさらに備える。
好ましくは通信装置は、記録媒体との通信が途切れた状態にある場合に、記録媒体を通信可能な状態にすることを要求する表示を行う表示手段をさらに備える。
好ましくは通信装置は、実行手段にて処理を実行している間に記録媒体との通信が可能な状態から記録媒体との通信が途切れた状態となった場合に、実行手段は実行している処理のうち記録媒体との通信を必要としない処理を実行する。
好ましくは通信装置は、記録媒体を所持するユーザの人体を通信路にして記録媒体と通信を行う。
好ましくは記録媒体は、カードを含み、カードからのデータの読出しおよびカードへのデータの書込みを行う。
この発明の他の局面に従うと、画像形成装置に用いられる、データを記憶した記録媒体と通信を行う通信装置の制御方法は、記録媒体との通信により記録媒体からのデータ入手を含む処理を実行する実行ステップと、実行ステップにて実行している処理の進捗状況を、記録媒体および記憶装置の各々に同期して記憶させる記憶ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、画像形成装置に用いられる、データを記憶した記録媒体と通信を行う通信装置の制御プログラムは、記録媒体との通信により記録媒体からのデータ入手を含む処理を実行する実行ステップと、実行ステップにて実行している処理の進捗状況を、記録媒体および記憶装置の各々に同期して記憶させる記憶ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、操作性を向上し得る画像形成装置に用いられる通信装置、画像形成装置に用いられる通信装置の制御方法、および画像形成装置に用いられる通信装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の一実施の形態における画像処理システムの構成を示す概念図である。 本発明の一実施の形態における画像処理システムの構成を示すブロック図である。 画像形成装置と人体通信ユニットおよびICカードとの人体通信を説明するための第1の概念図である。 画像形成装置と人体通信ユニットおよびICカードとの人体通信を説明するための第2の概念図である。 MFPのHDDおよびICカードの記憶部に記憶されている状態データを模式的に示す図である。 管理サーバのHDDに記憶されているID情報テーブルを模式的に示す図である。 本発明の一実施の形態における画像処理システムの動作を示すフローチャートの前半部分である。 本発明の一実施の形態における画像処理システムの動作を示すフローチャートの後半部分である。 図7に示すログイン処理において、MFPと人体通信ユニットおよびICカードとの間で行われる通信の一例を示すシーケンス図である。 ログイン処理が完了した直後における状態データを模式的に示す図である。 図8に示すジョブの処理において、MFPと人体通信ユニットおよびICカードとの間で行われる通信の一例を示すシーケンス図である。 電子データを暗号化して送信するジョブの第1の段階が完了した直後における状態データを模式的に示す図である。 図8に示すジョブの処理において、MFPと人体通信ユニットおよびICカードとの間で行われる通信の他の例を示すシーケンス図である。
本発明の一実施の形態における画像処理システムは、たとえば接触式のICカードを使ったMFPの認証、セキュリティシステムである。この画像処理システムでは、ユーザがICカードとの通信を必然的(意図的)に切る使い方をした場合でも、ICカードの読み取りを制御することにより、ICカードのデータ通信を正常に再開するための機能を提供することができる。以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における画像処理システムの構成を示す概念図である。
[画像処理システムの構成]
図1を参照して、本実施の形態における画像処理システムは、たとえばMFP100(画像処理装置を含む画像形成装置の一例)と、人体通信装置130と、管理サーバ110と、人体通信ユニット(人体通信リーダ)120と、ICカード140(記録媒体の一例)とを備える。MFP100と管理サーバ110とはネットワーク200により相互に接続されており、人体通信装置130はMFP100と接続されている。管理サーバ110には複数のMFP100が接続されていてもよい。また、人体通信ユニット120とICカード140とを一体として、「記録媒体」として扱ってもよい。
人体通信装置130と人体通信ユニット120とは、MFP100による制御により、人体通信ユニット120を所持するユーザの人体を通信路にして、相互に通信を行うことが可能である。人体通信ユニット120はICカード140を着脱可能である。ICカード140はたとえば接触式のICカードであり、所定のデータを記憶する記憶部141と、人体通信ユニット120との間でデータのやりとりを行うための端子145とを含んでいる。またICカード140にはPKI機能が組み込まれていてもよい。人体通信ユニット120は、ICカード140が装着された状態で、ICカード140の端子145を通じてICカード140からのデータの読出しおよびICカード140へのデータの書込みを行うことが可能である(勿論、端子を介さずにデータの読み書きを行う構成を採用してもよい)。
ネットワーク200は、有線または無線のLAN(Local Area Network)である。ネットワーク200は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)のプロトコルを用いて接続される。ネットワーク200に接続された機器は、お互いに各種データのやり取りが可能となっている。なお、ネットワーク200に代えて、インターネット・専用線などの広域ネットワークを用いて各機器を接続してもよい。
図2は、本発明の一実施の形態における画像処理システムの構成を示すブロック図である。
図2を参照して、MFP100は、たとえばCPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)14と、通信I/F15と、操作パネル16と、エンジン17と、スキャナ18とを含んでいる。
CPU11は、スキャンジョブ、コピージョブ、メール送信ジョブ、およびプリントジョブなどの各種ジョブについて、MFP100全体の制御を行なう。またCPU11は、ROM13に記憶された制御プログラムを実行する。CPU11は、所定の処理を行なうことにより、RAM12、ROM13のデータの読み込みや、RAM12、ROM13へのデータの書き込みを行なう。
RAM12は、CPU11のメインメモリである。RAM12は、CPU11が制御プログラムを実行するときに必要なデータを記憶するためなどに用いられる。
ROM13は、たとえばフラッシュROM(Flash Memory)である。ROM13には、MFP100の動作を行なうための各種プログラムと、各種固定データとが格納されている。ROM13は、書換え不可能なものであってもよい。
HDD14は、通信I/F15を介して外部から送られたプリントデータなどのデータや、原稿読み取り部(図示無し)で読み取った画像データなどを記憶する記憶装置である。またHDD14は、MFP100にて過去に実行されたジョブの履歴(最後にジョブを実行したユーザのユーザIDなど)を記憶する。
通信I/F15は、CPU11からの指示に従って、TCP/IPなどの通信プロトコルによって、LANなどを介して他のMFPや管理サーバ110などの外部機器との通信を行なう。
操作パネル16は、テンキーやスタートキーなどからなるキー入力部(図示無し)と、液晶タッチパネルなどからなる表示部(図示無し)とを有しており、ユーザによる各種ジョブの実行や、ログアウトなど、各種入力操作などに使用される。操作パネル16に、ユーザがタッチすることで人体通信を行うアンテナ部を含ませてもよいし、操作パネル16自体にアンテナの機能を備えさせてもよい。
エンジン17は、おおまかに、トナー像形成部、定着装置、および用紙搬送部などで構成される。エンジン17は、たとえば電子写真方式で用紙に画像を形成する。エンジン17は、いわゆるタンデム方式で4色の画像を合成し、用紙にカラー画像を形成可能に構成される。トナー像形成部は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色について設けられた感光体と、感光体からトナー像が転写(1次転写)される中間転写ベルトと、中間転写ベルトから用紙に画像を転写(2次転写)する転写部などで構成される。定着装置は、加熱ローラおよび加圧ローラを有する。定着装置は、加熱ローラと加圧ローラとでトナー像が形成された用紙を挟みながら搬送し、その用紙に加熱及び加圧を行なう。これにより、定着装置は、用紙に付着したトナーを溶融させて用紙に定着させ、用紙に画像を形成する。用紙搬送部は、給紙ローラ、搬送ローラ、およびそれらを駆動するモータなどで構成されている。用紙搬送部は、用紙を給紙カセットから給紙して、MFP100の筐体の内部で搬送する。また、用紙搬送部は、画像が形成された用紙をMFP100の筐体から排紙トレイなどに排出する。
スキャナ18は、原稿の画像を読み取って電子データである画像データに変換する。
管理サーバ110は、CPU111と、RAM112と、ROM113と、HDD114と、通信I/F115とを含んでいる。
CPU111は、MFP100と通信し、その結果に応じて、種々の制御プログラムを実行する。特にCPU111は、MFP100からの指示や問い合わせに従って処理を行なう。またCPU111は、所定の処理を行なうことにより、RAM112、ROM113のデータの読み込みや、RAM112、ROM113へのデータの書き込みを行なう。
RAM112は、CPU111のメインメモリである。RAM112は、CPU111が制御プログラムを実行するときに必要なデータを記憶するためなどに用いられる。
ROM113は、たとえばフラッシュROMである。ROM113には、管理サーバ110の動作を行なうための各種プログラムと、各種固定データとが格納されている。ROM113は、書換え不可能なものであってもよい。
HDD114は、ID情報テーブル(図6)など各種データを記憶する記憶装置である。
通信I/F115は、CPU111からの指示に従って、TCP/IPなどの通信プロトコルによって、LANなどを介してMFP100との通信を行なう。
人体通信装置130は、人体を通信路として人体通信ユニット120と通信を行うためのアンテナ部131と、MFP100と通信を行なうための通信I/F132とを含んでいる。人体通信装置130とMFP100とは、一体で構成してもよいし、別々の筐体で構成してもよい。後者の場合、人体通信装置130を、MFP100のオプション機器として、MFP100から着脱自在にすることも可能である。
人体通信ユニット120は、CPU121と、RAM122と、ROM123と、記憶部124と、カードリーダ/ライタ(データ入出力部)125と、人体通信制御部(アンテナ部)126と、電池128とを含んでいる。
CPU121は、ROM123に記憶されている各種プログラムを実行する。またCPU121は、MFP100と通信し、その結果に応じて、種々の制御プログラムを実行する。特にCPU121は、人体通信制御部126を用いて、ICカード140から読み取ったデータを人体通信装置130に送信したり、ICカード140に書き込むためのデータを人体通信装置130から受信したりする。
RAM122は、CPU121がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや、送受信に係るデータを一時的に保存する通信バッファなどとして使用される。
ROM123には、CPU121によって実行される各種プログラムや各種の固定データが記憶されている。
カードリーダ/ライタ125は、ICカード140からのデータの読取りおよびICカード140へのデータの書込みを行う。
人体通信制御部126は、人体を通信路として人体通信装置130と通信を行う。
人体通信ユニット120は、電力を供給するための電池128を含んでいる。
[人体通信]
図3および図4は、画像形成装置と人体通信ユニットおよびICカードとの人体通信を説明するための概念図である。
図3を参照して、人体通信は、人体を通信路として利用し近距離のデータ通信を行う通信技術であり、電流方式や電界方式などの複数種類の方式がある。電流方式は、人体に微弱な電流を流し、その電流にデータを乗せることで通信を行う方式である。電界方式は、人体の近傍に電界を発生させることで誘電体である人体が誘電分極し、人体全体が電界をまとった通信路になり、この人体の近傍(人体表面)に誘起させた電界の通信路を通じてデータ通信を行う方式である。
人体通信ユニット120は、たとえばカードケース型であり、ICカード140を装着可能である。人体通信ユニット120がカードケース型である場合には、ユーザUは、人体通信ユニット120を環状の紐128に取り付けて首に掛けたり、衣服のポケットに入れたりして携帯することができる。腕時計型に構成した場合は腕に装着して保持することができる。なお、人体通信ユニット120とICカード140とは一体化していてもよい。
MFP100の前面上部には操作パネル16が設けられており、この実施の形態では、操作パネル16には人体通信装置130が内蔵されている。MFP100でジョブを実行するユーザUは、たとえば、ICカード140が装着された人体通信ユニット120を保持した状態で、操作パネル16を操作する。この場合MFP100は、矢印A1で示すように、操作パネル16にユーザが触れている間は、人体通信ユニット120およびICカード140と人体通信を行うことができる(操作パネル16に代えて、図示しないアンテナ部にユーザが触れている間にのみ、人体通信ユニット120およびICカード140と人体通信を行うことができるように装置を構成してもよい)。一方で、ユーザから操作パネル16を通じてジョブを受け付ける際などには、ユーザが操作パネル16においてあるボタンを押してから別のボタンを押すまでの間、ユーザの指(身体)はMFP100から離れる。従って、ユーザが操作パネル16を操作する際、MFP100と、人体通信ユニット120およびICカード140との通信は、必然的に途切れる(アンテナ部にユーザが触れている間にのみ、人体通信ユニット120およびICカード140と人体通信を行うことができるように装置を構成した場合には、アンテナ部からユーザの指が離れたときに、人体通信が必然的に途切れる)。
また、人体通信装置130が操作パネル16に内蔵される代わりに、MFP100とは別体で設けられた人体通信装置130が、MFP100の前の床に内蔵(設置)されていてもよい。この場合MFP100は、矢印A2で示すように、人体通信装置130が内蔵された床上にユーザUが立っている間に、人体通信ユニット120およびICカード140と人体通信を行うことができる。この場合、人体通信装置130が内蔵された床上からユーザが離れると、MFP100と、人体通信ユニット120およびICカード140との通信は、必然的に途切れる。
図4を参照して、MFP100のHDD14(またはRAM12)およびICカード140の記憶部141の各々は、通信状態保持メモリを有し、状態データを記憶している。MFP100はカードデータ読取制御部19を含んでいる。カードデータ読取制御部19は、人体通信ユニット120の読取りおよび書込みを制御するとともに、HDD14および記憶部141の各々に記憶された状態データを同期して更新する。なお、ICカード140の記憶部141には、ICカード140を所持するユーザの認証に必要な情報や、ユーザの電子証明書や秘密鍵など情報である個人情報メモリがさらに記憶されている。
[状態データの内容]
図5は、MFPのHDD(またはRAM)およびICカードの記憶部に記憶されている状態データを模式的に示す図である。
図5を参照して、状態データは、ジョブの進捗状況を示すものであり、たとえばジョブに必要な通信データの処理の状態や、MFP100からICカード140への動作制御などの状態を表すものである。状態データの表中左側には処理項目の欄が設けられており、表中右側には処理完了の欄が設けられている。処理項目の欄には、MFP100が実行可能なジョブ(処理)のうち、ICカード140との通信によりICカード140からデータを入手する処理を含むジョブが記載されている。図5では、ログイン処理と、電子データを暗号化して送信するジョブとが例示されている。各ジョブは複数の処理の段階に分けられている。なお、状態データの処理項目の欄にはこれら以外のジョブが記載されていてもよい。
たとえばログイン処理の処理項目の欄には、「ユーザ認証(ID読み取り)−1」、「ユーザ認証(ID読み取り)−2」、および「ユーザ認証(ID読み取り)−3」の3つの処理の段階が記載されている。ログイン処理が進むにつれて、各処理の段階に対応する処理完了の欄DG1〜DG3に、上から順にフラグ(印)が書き込まれる。
また、電子データを暗号化して送信するジョブにおける処理項目の欄には、「データ取得(証明書データ読み取り)−1」、「データ取得(証明書データ読み取り)−2」、「データ取得(証明書データ読み取り)−3」、「署名実施(ハッシュデータ送信)」、「署名実施(署名終了待ち)」、および「署名実施(署名データ読み取り)」の6つの処理の段階が記載されている。
ここで、MFP100が電子データを暗号化して送信するジョブを実行する際には、以下の順序で各処理が実行される。始めにMFP100のCPU11は、人体通信ユニット120のカードリーダ/ライタ125を用いてICカード140から電子証明書のデータを読み取る。次にMFP100のCPU11は、送信する電子データからハッシュデータを作成し、得られたハッシュデータを人体通信ユニット120へ送信する。続いて人体通信ユニット120のCPU121は、ICカード140から読み取った秘密鍵を用いてハッシュデータを暗号化することにより、署名データ(電子署名)を作成する。人体通信ユニット120のCPU121による署名データの作成が終了するまで、MFP100は待機する。人体通信ユニット120のCPU121による署名データの作成が終了すると、MFP100のCPU11は人体通信ユニット120から署名データを読み取り、所定の相手に対して電子証明書とともに署名データを送信する。
上述の電子データを暗号化して送信するジョブにおいても同様に、処理の進捗状況が進むにつれて、対応する処理完了の欄に上から順にフラグが書き込まれる。具体的には、ICカード140からの電子証明書のデータの読み取りが進むにつれて、「データ取得(証明書データ読み取り)−1」、「データ取得(証明書データ読み取り)−2」、および「データ取得(証明書データ読み取り)−3」の順で、各処理の段階に対応する処理完了の欄DG4〜DG6にフラグが書き込まれる。次に、ハッシュデータを送信する処理が完了すると、「署名実施(ハッシュデータ送信)」に対応する処理完了の欄DG7にフラグが書き込まれる。続いて、人体通信ユニット120による署名データの作成が開始すると、「署名実施(署名終了待ち)」に対応する処理完了の欄DG8にフラグが書き込まれる。最後に、人体通信ユニット120からの署名データの読み取りが終了すると、「署名実施(署名データ読み取り)」に対応する処理完了の欄DG9にフラグが書き込まれる。
図6は、管理サーバのHDDに記憶されているID情報テーブルを模式的に示す図である。ID情報テーブルは、画像処理システムの管理者などが各項目を入力する(ユーザ登録する)ことにより作成されるものである。
図6を参照して、ID情報テーブルには、表の横方向(行方向)に一人のユーザに関するID情報が記憶(登録)されている。ID情報としては、「ユーザID」、「ユーザ名」、および「MFPの使用」(ユーザがMFP100の使用を許可されているか否かに関する情報)の各項目が記憶されている。ユーザIDは、ICカード内に記憶されているものである。
図6のID情報テーブルから、たとえば「12345678」というユーザIDのICカードを持つ「ABCD」というユーザは、MFP100の使用が許可されている一方、「32465784」というユーザIDのICカードを持つ「A815」というユーザは、MFP100の使用が許可されていないことが分かる。
管理サーバ110は、MFP100からの問い合わせに応じて、ICカード140から読み取ったユーザIDと一致するユーザIDをID情報テーブル内から検索し、そのユーザIDのユーザがMFP100の使用を許可されているか否かを判別する。MFP100の使用が許可されている場合には、そのユーザIDが使用可能である旨MFP100へ回答し、ログインを許可する。一方、MFP100の使用が許可されていない場合またはID情報テーブル内に該当するユーザIDが無い場合には、そのユーザIDが使用できない旨MFP100へ回答し、ログインを不許可とする。
[画像処理システムの動作]
図7および図8は、本発明の一実施の形態における画像処理システムの動作を示すフローチャートである。
図7を参照して、ユーザは、ICカード140を装着した人体通信ユニット120を持つ(S1)。ICカード140が人体通信ユニット120に装着されると、人体通信ユニット120のCPU121は、ICカード140の状態データを初期化する(S3)。具体的には、ICカード140の状態データにおける処理完了のフラグが全て削除される。次にMFP100のCPU11は、ユーザに対して、人体通信装置130のアンテナ部131にタッチすることを促すメッセージを操作パネル16に表示し、アンテナ部131にユーザがタッチするまで待機する(S5)。たとえば、人体通信装置130が操作パネル16に内蔵されている場合には、CPU11は操作パネル16に触れることを促すメッセージ(たとえば「MFPを触って下さい」というメッセージ)を操作パネル16に表示し、人体通信装置130がMFPの前の床に内蔵されている場合には、CPU11はMFPの前に立つことを促すメッセージを操作パネル16に表示する。
人体通信装置130のアンテナ部131にユーザがタッチすると、MFP100と、人体通信ユニット120およびICカード140との人体を通じた電界による通信が開始可能な状態になる。するとCPU11は、人体通信ユニット120を用いてICカード140の状態データおよびユーザIDを読み取り(S7)、ICカード140の状態データがMFP100で保持している状態データと一致するか否かを判別する(S9)。
ステップS9において、MFP100の状態データとICカード140の状態データとが一致すると判別した場合(S9でYES)、CPU11は、HDD14の履歴を参照して、今回読み取ったICカード140のユーザIDが、前回読み取ったICカード140のユーザIDと一致するか否かを判別する(S11)。ステップS11において一致すると判別した場合(S11でYES)、アンテナ部131にタッチしたユーザは、MFP100で前回に認識されたユーザと同一人物であることを意味している。この場合CPU11は、MFP100またはICカード140の状態データに基づいて、ログイン処理は完了しているか(ログイン処理に関する全ての処理完了の欄にフラグが付けられているか)否かを判別する(S13)。
一方、ステップS9において、MFP100の状態データと、ICカード140の状態データとが一致しないと判別した場合(S9でNO)、またはステップS11において、今回読み取ったICカード140のユーザIDと、前回読み取ったICカード140のユーザIDとが一致しないと判別した場合(S11でNO)、アンテナ部131にタッチしたユーザは、MFP100で前回に認識されたユーザとは異なる人間であることを意味している(人が入れ替わった状態と見なす)。この場合CPU11は、MFP100およびICカード140の各々の状態データを初期化して(初期動作に戻して)(S10)、ステップS5の処理へ進む。これにより、前回のジョブの進捗状況はMFP100およびICカード140から削除される。
ステップS13において、ログイン処理が完了していると判別した場合(S13でYES)、CPU11は図8のステップS43(またはステップS31でもよい。)の処理へ進み、ログイン処理完了後にジョブを実行(またはジョブを再開)する。ステップS13において、ログイン処理が完了していないと判別した場合(S13でNO)、CPU11は、MFP100またはICカード140の状態データに基づいて、ICカード140からユーザIDなどを読み取ることにより、ログイン処理を実行または再開する(S15)。MFP100は通信データからユーザIDを識別することでユーザ認証を行う。
ステップS15において開始されたログイン処理の実行中に、CPU11は、MFP100と、人体通信ユニット120およびICカード140との通信が途切れた(停止した)か否かを判別する(S17)。ステップS17において、MFP100と、人体通信ユニット120およびICカード140との通信が途切れたと判別した場合(S17でYES)、CPU11および人体通信ユニット120のCPU121の各々は、ICカード140との通信を必要としない部分のログイン処理を実行し(S18)、ステップS5の処理へ進む。なお、ステップS18の処理は省略されてもよい。一方ステップS17において、MFP100と、人体通信ユニット120およびICカード140との通信が途切れていないと判別した場合(S17でNO)、CPU11は、実行しているログイン処理の進捗状況を、MFP100およびICカード140の各々の状態データに同期して書き込む(状態データを更新する)(S19)。これにより、通信中の状態データは、MFP100側およびICカード140側で同期させて保持される。
ステップS19に続いて、CPU11は、ログイン処理が完了したか否かを判別する(S21)。ステップS21においてログイン処理が完了していないと判別した場合(S21でNO)、CPU11はステップS15の処理へ進む。ステップS21においてログイン処理が完了したと判別した場合(S21でYES)、CPU11は、図8のステップS31の処理へ進む。
図8を参照して、ログイン処理が完了すると、ユーザは操作パネル16を用いてジョブの実行指示(機能設定)を行う。操作パネル16への入力の際、ユーザの身体は一時的にMFP100から離れるため、人体通信ユニット120およびICカード140との通信が停止する。ステップS31においてCPU11は、一定時間内にユーザからジョブを受け付けたか否かを判別する(S31)。ステップS31において、ユーザからジョブを受け付けないと判別した場合(S31でNO)、CPU11は、ログアウト処理を行い、MFP100およびICカード140の各々の状態データを初期化し(S32)、ステップS5の処理へ進む。ステップS31において、ユーザからジョブを受け付けたと判別した場合(S31でYES)、CPU11は、ユーザから受け付けたジョブを実行するために、ICカード140からデータを読み取る必要があるか否かを判別する(S33)。たとえば、電子データを暗号化して送信するジョブなどを実行する場合には、ICカード140に記憶された証明書や秘密鍵などのデータが必要となる。このような場合にはICカード140からデータを読み取る必要がある。
ステップS33において、ICカード140からデータを読み取る必要が無いと判別した場合(S33でNO)、CPU11は、ユーザから受け付けたジョブを実行し(S34)、ジョブ完了後にステップS31へ進む。一方ステップS33において、ICカード140からデータを読み取る必要があると判別した場合(S33でYES)、MFP100は、人体通信ユニット120およびICカード140との通信を再開する必要がある。この場合CPU11は、ユーザに対して、人体通信装置130のアンテナ部131にタッチすることを促すメッセージを操作パネル16に表示し、アンテナ部131にユーザがタッチするまで待機する(S35)。
人体通信装置130のアンテナ部131にユーザがタッチし、MFP100と、人体通信ユニット120およびICカード140との通信が可能な状態になると、CPU11は通信を再開し、人体通信ユニット120を用いてICカード140の状態データおよびユーザIDを読み取り(S37)、ICカード140の状態データがMFP100の状態データと一致するか否かを判別する(S39)。
ステップS39において、MFP100の状態データとICカード140の状態データとが一致すると判別した場合(S39でYES)、CPU11は、HDD14のジョブの履歴を参照して、ICカード140のユーザIDが、ログインしているユーザのユーザIDと一致するか否かを判別する(S41)。ステップS41において、ICカード140のユーザIDと、ログインしているユーザのユーザIDとが一致すると判別した場合(S41でYES)、アンテナ部131にタッチしたユーザは、ログインしているユーザと同一人物であることを意味している。この場合CPU11は、MFP100またはICカード140の状態データに基づいて、人体通信ユニット120およびICカード140との間で通信を行うことにより、ジョブを実行または再開(継続)する(S43)。
一方、ステップS39において、MFP100の状態データと、ICカード140の状態データとが一致しないと判別した場合(S39でNO)、またはステップS41において、ICカード140のユーザIDと、ログインしているユーザのユーザIDとが一致しないと判別した場合(S41でNO)、アンテナ部131にタッチしたユーザは、ログインしているユーザとは異なる人間であることを意味している。この場合CPU11は、MFP100およびICカード140の各々の状態データを初期化して(S32)、図7のステップS5の処理へ進む。これにより、前回のジョブの進捗状況はMFP100およびICカード140から削除される。
ステップS43において開始されたジョブの実行中に、CPU11は、MFP100と、人体通信ユニット120およびICカード140との通信が途切れたか否かを判別する(S45)。ステップS45において、MFP100と、人体通信ユニット120およびICカード140との通信が途切れたと判別した場合(S45でYES)、CPU11は、ICカード140との通信を必要としない部分のジョブの処理を実行し(S46)、図7のステップS5(または図8のステップS35でもよい。)の処理へ進む。一方ステップS45において、MFP100と、人体通信ユニット120およびICカード140との通信が途切れていないと判別した場合(S45でNO)、CPU11は、実行しているジョブの進捗状況を、MFP100およびICカード140の各々の状態データに同期して書き込む(状態データを更新する)(S47)。
ステップS47に続いて、CPU11は、ジョブが完了したか否かを判別する(S49)。ステップS49においてジョブが完了していないと判別した場合(S49でNO)、CPU11はステップS43の処理へ進む。ステップS49においてジョブが完了したと判別した場合(S43でYES)、CPU11は、ステップS31の処理へ進み、新たなジョブを受け付ける。
図9は、図7に示すログイン処理において、MFPと人体通信ユニットおよびICカードとの間で行われる通信の一例を示すシーケンス図である。なお図9では、ログイン処理の最中に通信が途切れず、ログイン処理の完了後に通信が途切れた場合について示している。
図9を参照して、ステップS7においてMFP100は、ICカード140から状態データを読み取るよう、人体通信ユニット120に対して指示する。MFP100からの指示を受けると、人体通信ユニット120はICカード140から状態データを読み取り、MFP100へ送信する。続いてMFP100は、ICカード140からユーザIDを読み取るよう、人体通信ユニット120に対して指示する。MFP100からの指示を受けると、人体通信ユニット120はICカード140からユーザIDを読み取り、MFP100へ送信する。
MFP100の状態データとICカード140の状態データとが一致し、かつICカード140のユーザIDと、最後に実行したジョブを指示したユーザのユーザIDとが一致する場合、ステップS15においてMFP100は、ICカード140からログイン処理に必要なデータを読み取るよう、人体通信ユニット120に対して指示する。MFP100からの指示を受けると、人体通信ユニット120はICカード140から必要なデータを読み取り、MFP100へ送信する。MFP100は受信したデータを用いてログイン処理を実行する。ログイン処理が第1の段階まで完了すると、ステップS19においてMFP100は、MFP100およびICカード140の各々の状態データにおける「ユーザ認証(ID読み取り)−1」に対応する処理完了の欄DG1にフラグを付ける。
続いてステップS15に進み、MFP100は、上述と同様の方法で、受信したデータを用いてログイン処理を実行する。ログイン処理が第2の段階まで完了すると、ステップS19においてMFP100は、MFP100およびICカード140の各々の状態データにおける「ユーザ認証(ID読み取り)−2」に対応する処理完了の欄DG2にフラグを付ける。続いてステップS15に進み、MFP100は、上述と同様の方法で、受信したデータを用いてログイン処理を実行する。ログイン処理が完了すると、ステップS19においてMFP100は、MFP100およびICカード140の各々の状態データにおける「ユーザ認証(ID読み取り)−3」に対応する処理完了の欄DG3にフラグを付ける。
ログイン処理が完了した後、ユーザは操作パネル16を通じてジョブの実行を指示する。ユーザが操作パネル16を操作する際、MFP100と、人体通信ユニット120およびICカード140との通信には途切れBRが生じる。
図10は、ログイン処理が完了した直後における状態データを模式的に示す図である。
図10を参照して、ログイン処理が完了した直後において、MFP100およびICカード140の各々の状態データは、処理完了の欄DG1〜DG3にフラグが付けられている。
図11は、図8に示すジョブの処理において、MFPと人体通信ユニットおよびICカードとの間で行われる通信の一例を示すシーケンス図である。なお、以降の図11および図13では、図9において通信が途切れた後でジョブを実行する場合について示している。
図11を参照して、ステップS37において、MFP100は、ICカード140から状態データを読み取るよう、人体通信ユニット120に対して指示する。MFP100からの指示を受けると、人体通信ユニット120はICカード140から状態データを読み取り、MFP100へ送信する。続いてMFP100は、ICカード140からユーザIDを読み取るよう、人体通信ユニット120に対して指示する。MFP100からの指示を受けると、人体通信ユニット120はICカード140からユーザIDを読み取り、MFP100へ送信する。
図11では、ログイン処理を行ったユーザと同じユーザが通信を再開した場合(つまり、MFP100の状態データとICカード140の状態データとが一致し、かつICカード140のユーザIDと、最後に実行したジョブを指示したユーザのユーザIDとが一致した場合)について示している。この場合、MFP100は、MFP100またはICカード140の状態データに基づいてジョブを実行する。MFP100およびICカード140の状態データは、図10に示すように、ログイン処理のジョブが完了した状態(処理完了の欄DG1〜DG3にフラグが付けられた状態)となっているので、MFP100は、ログイン処理のジョブを省略して、ユーザから受け付けたジョブを実行する。
ここで、ユーザから受け付けたジョブが電子データを暗号化して送信するジョブである場合、ステップS43においてMFP100は、ICカード140から証明書データを読み取るよう、人体通信ユニット120に対して指示する。MFP100からの指示を受けると、人体通信ユニット120はICカード140から証明書データを読み取り、MFP100へ送信する。MFP100は受信した証明書データを用いてジョブを実行する。ジョブが第1の段階まで完了すると、ステップS45においてMFP100は、MFP100およびICカード140の各々の状態データにおける「データ取得(証明書データ読み取り)−1」に対応する処理完了の欄DG4にフラグを付ける。その後、MFP100はジョブを継続し、ジョブの進捗状況に応じて、状態データの処理完了の欄DG5〜DG9の各々に上から順にフラグを付ける。
図12は、電子データを暗号化して送信するジョブの第1の段階が完了した直後における状態データを模式的に示す図である。
図12を参照して、電子データを暗号化して送信するジョブの第1の段階が完了した直後において、MFP100およびICカード140の各々の状態データは、処理完了の欄DG1〜DG4にフラグが付けられている。
図13は、図8に示すジョブの処理において、MFPと人体通信ユニットおよびICカードとの間で行われる通信の他の例を示すシーケンス図である。
図13を参照して、ステップS37において、MFP100は、図11の場合と同様の方法でICカード140の状態データおよびユーザIDを読み取る。図13では、ログイン処理を行ったユーザとは異なるユーザが通信を再開した場合(つまり、MFP100の状態データとICカード140の状態データとが一致しないか、またはICカード140のユーザIDと、最後に実行したジョブを指示したユーザのユーザIDとが一致しない場合)について示している。この場合、ステップS32においてMFP100は、MFP100およびICカード140の状態データから処理完了の欄に書き込まれたフラグを消去(削除)する。その結果状態データは、図5に示すように処理完了の欄にフラグの無い状態となる。このように、MFP100を操作する人間が入れ替わった場合には、不正操作を防止するために状態データが初期化される。
[実施の形態の効果]
本実施の形態における画像形成装置によれば、ジョブの進捗状況をICカードおよびMFPの両方で同期して記憶させるため、記憶された進捗状況に基づいてジョブを再開することができる。その結果、接触式のICカードを非接触式のICカードのように扱うことができ、画像形成装置の操作性が向上する。
また、MFPと人体通信ユニットおよびICカードとの通信が可能となった場合において、ICカードに記憶されたジョブの進捗状況と、MFPに記憶されたジョブの進捗状況とが一致するときに、一致した進捗状況に基づいてジョブを実行するので、通信が可能となる前後でユーザが同じであることを確認してジョブを実行することができる。
また、MFPと人体通信ユニットおよびICカードとの通信が途切れた状態から、これらの通信が可能な状態になった場合において、ICカードに記憶されたジョブの進捗状況と、MFPに記憶されたジョブの進捗状況とが一致しないときに、ICカードに記憶された状態データを消去するので、MFPの不正利用を防ぐことができる。
また、ジョブを実行している間に通信が途切れた場合に、実行している処理のうち通信を必要としない処理を実行するので、ジョブに関する処理を迅速に進めることができる。
[その他]
MFP側の状態データは、MFP100のHDD14に記憶させる代わりに管理サーバ110のHDD114に記憶させてもよい。また、ICカード側の状態データは、ICカード140の記憶部141の代わりに人体通信ユニット120の記憶部124に記憶させてもよい。
記録媒体は、必然的に通信が途切れるような態様で画像形成装置と通信を行うものであればよく、上述の実施の形態のように人体通信ユニット120および接触式のICカード140で構成される場合の他、非接触式のICカードで構成されてもよい。さらに接触式のICカード140カードの代わりに、磁気的に情報を記憶する磁気カード、携帯電話、携帯端末、USBメモリ、メモリカードなどが用いられてもよい。
ID情報テーブルは、管理サーバ110のHDD114に記憶させる代わりにMFP100のHDD14に記憶させてもよい。この場合、管理サーバを省略することができる。
図7のステップS10および図8のステップS32において、ICカード140の状態データを初期化せずにMFP100の状態データのみを初期化してもよい。
また、図7のステップS11および図8のステップS41の処理を省いて、状態データが一致していたらユーザが同じであると判断してもよい。
なお、図7のステップS3〜図8のステップS49の全てのステップまたは一部のステップを、人体通信装置130に備えられたCPU(またはサーバのCPU)が実行するように装置を構成してもよい。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアにより行なっても、ハードウェア回路を用いて行なってもよい。また、上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。プログラムは、CPUなどのコンピュータにより実行される。また、プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11,111,121 CPU
12,112,122 RAM
13,113,123 ROM
14,114 HDD
15,115,132 通信I/F
16 操作パネル
17 エンジン
18 スキャナ
19 カードデータ読取制御部
100 MFP
110 管理サーバ
120 人体通信ユニット
124,141 記憶部
125 カードリーダ/ライタ
126,131 アンテナ部(人体通信制御部)
128 環状の紐
130 人体通信装置
140 ICカード
145 ICカードの端子
200 ネットワーク
U ユーザ
DG1〜DG9 状態データの処理完了の欄

Claims (10)

  1. 画像形成装置に用いられる、データを記憶した記録媒体と通信を行う通信装置であって、
    前記記録媒体との通信により前記記録媒体からのデータ入手を含む処理を実行する実行手段と、
    前記実行手段にて実行している処理の進捗状況を、前記記録媒体および記憶装置の各々に同期して記憶させる記憶手段とを備えた、画像形成装置に用いられる通信装置。
  2. 前記記録媒体との通信が途切れた状態から前記記録媒体との通信が可能な状態になった場合に、前記記録媒体に記憶された処理の進捗状況と、前記記憶装置に記憶された処理の進捗状況とが一致するか否かを判別する進捗状況判別手段をさらに備え、
    2つの処理の進捗状況が一致すると前記進捗状況判別手段にて判別した場合、前記実行手段は、前記進捗状況判別手段にて一致すると判別された進捗状況に基づいて処理を実行する、請求項1に記載の画像形成装置に用いられる通信装置。
  3. 前記記録媒体との通信が途切れた状態から前記記録媒体との通信が可能な状態になった場合に、前記記録媒体に記憶されたIDと、前記実行手段にて最後に実行した処理を指示したユーザのIDとが一致するか否かを判別するID判別手段をさらに備え、
    2つのIDが一致すると前記ID判別手段にて判別した場合、前記実行手段は処理を実行する、請求項1または2に記載の画像形成装置に用いられる通信装置。
  4. 前記記録媒体との通信が途切れた状態から前記記録媒体との通信が可能な状態になった場合において、前記記録媒体に記憶された処理の進捗状況と、前記記憶装置に記憶された処理の進捗状況とが一致しないときに、前記記憶装置に記憶された処理の進捗状況を初期化する初期化手段をさらに備えた、請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置に用いられる通信装置。
  5. 前記記録媒体との通信が途切れた状態にある場合に、前記記録媒体を通信可能な状態にすることを要求する表示を行う表示手段をさらに備えた、請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置に用いられる通信装置。
  6. 前記実行手段にて処理を実行している間に前記記録媒体との通信が可能な状態から前記記録媒体との通信が途切れた状態となった場合に、前記実行手段は実行している処理のうち前記記録媒体との通信を必要としない処理を実行する、請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置に用いられる通信装置。
  7. 前記記録媒体を所持するユーザの人体を通信路にして前記記録媒体と通信を行う、請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置に用いられる通信装置。
  8. 前記記録媒体は、カードを含み、前記カードからのデータの読出しおよび前記カードへのデータの書込みを行う、請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置に用いられる通信装置。
  9. 画像形成装置に用いられる、データを記憶した記録媒体と通信を行う通信装置の制御方法であって、
    前記記録媒体との通信により前記記録媒体からのデータ入手を含む処理を実行する実行ステップと、
    前記実行ステップにて実行している処理の進捗状況を、前記記録媒体および記憶装置の各々に同期して記憶させる記憶ステップとを備えた、画像形成装置に用いられる通信装置の制御方法。
  10. 画像形成装置に用いられる、データを記憶した記録媒体と通信を行う通信装置の制御プログラムであって、
    前記記録媒体との通信により前記記録媒体からのデータ入手を含む処理を実行する実行ステップと、
    前記実行ステップにて実行している処理の進捗状況を、前記記録媒体および記憶装置の各々に同期して記憶させる記憶ステップとをコンピュータに実行させる、画像形成装置に用いられる通信装置の制御プログラム。
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