JP2010226248A - ジョブ実行システムおよびジョブ実行装置、端末装置 - Google Patents

ジョブ実行システムおよびジョブ実行装置、端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】再利用のために操作内容を外部装置へ記憶させる処理を少ないユーザ操作負担で行うことができかつ外部記憶に関するセキュリティが確保されるジョブ実行システムを提供する。
【解決手段】複合機10は、操作を受ける毎に、操作部に触れて操作を行っている人体を通信路にして接続された端末装置30と通信し、端末装置30から認証情報を取得して操作者の認証を行い、認証された操作者から受けた操作内容に対応する操作情報を、その操作者が操作中の所定のタイミングで人体通信により端末装置30に送信して保存させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、操作部で受け付けた操作に従ってジョブを実行するジョブ実行システムおよびこれに含まれるジョブ実行装置、端末装置に関する。
近年、コピー機能、ファクシミリ機能などの多様な機能を備えた複合機等の装置では、様々な設定を細かく行うことができる反面、その設定操作が複雑になる傾向があるため、操作性の向上が求められる。
たとえば、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの外部記憶装置に、ジョブの設定内容を記憶させておき、USBメモリが挿着されると、そのUSBメモリから読み出したジョブの設定内容を初期値とするジョブ設定画面が表示されるようにした複合機がある(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2006−140644号公報
USBメモリなどからジョブの設定内容を読み込むようにすれば、複雑な設定であってもその設定操作を毎回行う作業から開放される。しかし、ジョブの設定内容をUSBメモリなどに記憶させるためには、記憶させたいコピーやファクシミリ送信といったジョブの設定操作を開始する前に、特別な操作で所定の記憶モードに入るといった準備作業を要すると共に、該準備作業は普段使わない不慣れな操作なので、ユーザの作業負担が大きかった。また、装置にとっては、記憶モード用の操作画面を別途用意する必要もあった。
さらに、USBメモリは着脱作業が煩雑であると共に、抜き忘れによる情報漏洩が懸念される。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、再利用のための操作内容の外部装置への記憶を少ないユーザ操作負担で行うことができ、また外部記憶に係るセキュリティへの配慮がなされたジョブ実行システムおよびこれに含まれるジョブ実行装置、端末装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]操作部と、
前記操作部に触れて操作を行っている人体を通信路にして接続された端末装置と通信する通信部と、
前記操作部が受けた操作に従ってジョブを実行すると共に、前記操作部が操作を受ける毎に前記通信路を通じて前記端末装置から認証情報を取得して操作者の認証を行い、認証された操作者から受けた操作内容に対応する操作情報を、その操作者が操作中の所定のタイミングで前記通信路を通じて前記端末装置に送信して保存させるように制御する制御部と、
を備えたジョブ実行装置と、
前記認証情報が予め記憶された第1記憶部と、
前記操作情報が記憶される第2記憶部と、
前記通信路を通じて前記ジョブ実行装置と通信する通信部と、
前記第1記憶部に記憶されている前記認証情報を前記ジョブ実行装置へ前記通信路を通じて送信すると共に、前記通信路を通じて前記ジョブ実行装置から受信した前記操作情報を前記第2記憶部に記憶させるように制御する制御部と
を備えた端末装置と、
を有する
ことを特徴とするジョブ実行システム。
上記発明では、ジョブ実行装置は、操作を受ける毎に、操作部に触れて操作を行っている人体を通信路にして接続された端末装置と通信し、端末装置から認証情報を取得して操作者の認証を行い、認証された操作者から受けた操作内容に対応する操作情報を、その操作者が操作中の所定のタイミングで人体通信により端末装置に送信して保存させる。これにより、操作者は操作情報の端末装置への保存に関して特別な操作をすることなく、該保存を行うことができる。また、操作毎に認証されるので、他人の端末装置へ操作情報が保存されることがなく、セキュリティが確保される。
[2]前記ジョブ実行装置は、前記端末装置に記憶されている操作情報の利用に係る所定の操作を前記操作部で受けた場合に、前記端末装置の前記第2記憶部に記憶されている操作情報を、前記通信路を通じて取得する
ことを特徴とする[1]に記載のジョブ実行システム。
上記発明では、ジョブ実行装置は、端末装置に保存されている操作情報を端末装置から取得して利用することができる。たとえば、操作の再現、ジョブ設定の再現などが可能になる。
[3]前記所定のタイミングは、設定完了時であり、
前記ジョブ実行装置はその設定完了となった設定内容を前記操作情報として前記端末装置に送信して保存させる
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のジョブ実行システム。
上記発明では、設定が完了したとき、その設定内容が端末装置に転送されて保存される。設定途中の半端なデータが保存されることが回避される。
[4]前記設定は、ジョブの設定である
ことを特徴とする[3]に記載のジョブ実行システム。
上記発明では、ジョブの設定状態を端末装置に保存して、再利用可能になる。
[5]前記設定は、送信宛先の短縮登録である
ことを特徴とする[3]に記載のジョブ実行システム。
上記発明では、送信宛先に関する情報を短縮番号などに対応付けて登録する短縮登録の設定内容を端末装置に保存して、再利用可能になる。
[6]前記設定は、ユーザ認証情報の設定である
ことを特徴とする[3]に記載のジョブ実行システム。
上記発明では、ユーザ認証に関する情報(たとえば、ユーザIDとパスワード)の設定内容を端末装置に保存して、再利用可能になる。
[7]前記所定のタイミングは、操作の受け付け毎であり、
前記ジョブ実行装置は、操作を受け付ける毎にその操作内容を示す操作情報を前記端末装置に送信して保存させる
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のジョブ実行システム。
上記発明では、操作毎に、その操作ログが端末装置に保存される。
[8][1]乃至[7]のいずれか一項に記載のジョブ実行システムに含まれるジョブ実行装置。
[9][1]乃至[7]のいずれか一項に記載のジョブ実行システムに含まれる端末装置。
本発明に係るジョブ実行システムおよびこれに含まれるジョブ実行装置、端末装置によれば、再利用のための操作内容の外部装置(端末装置)への記憶を少ないユーザ操作負担で行うことができる。また、操作部を操作している操作者の人体を通信路とした人体通信を使用するので、USBメモリなどを使用する場合には生じ得る抜き忘れの懸念がなく、また操作毎に認証するので、セキュリティを高めることができる。
本発明の実施の形態に係るジョブ実行システムのシステム構成例を示す説明図である。 ジョブ実行装置としての複合機の概略構成を示すブロック図である。 端末装置の概略構成を示すブロック図である。 ジョブ設定データのデータ構造を示す説明図である。 プログラムデータのデータ構造を示す説明図である。 操作ログデータのデータ構造を示す説明図である。 パスワードデータのデータ構造を示す説明図である。 複合機と端末装置との間の通信シーケンスを示す説明図である。 保存動作に関する複合機の処理を示す流れ図である。 保存動作に関する複合機の処理であって、操作ログの送信のみを行う場合の流れ図である。 保存動作に関する端末装置の処理を示す流れ図である。 複合機の表示部に表示される操作画面を示す正面図である。 複合機に表示されるパスワード入力画面を示す正面図である。 再利用動作に関する複合機の処理を示す流れ図である。 再現モードの選択ボタンの操作を待機している状態で複合機が行う再利用動作に係る処理を示す流れ図である。 再利用動作に関する端末装置の処理を示す流れ図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るジョブ実行システム5のシステム構成例を示している。ジョブ実行システム5は、ジョブ実行装置としての複合機10(MFPとも記す)と、この複合機10を操作するユーザがポケットに入れたり身に付けたりして携帯する端末装置30とから構成される。
複合機10は、原稿画像を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へ送信したりするスキャン機能、パーソナルコンピュータなどの外部端末から受信した印刷ジョブに係る画像を記録紙上に形成して出力するPCプリント機能、画像データを送受信するファクシミリ機能などを備えた装置である。
さらに複合機10は、ユーザが操作した内容を示す操作情報をそのユーザがポケットに入れたりして身に付けている端末装置30に自動的に送信して記憶させる保存機能、および端末装置30に記憶されている操作情報を読み出して再利用する再利用機能を備えている。より詳細には、端末装置30を身に着けたユーザが複合機10の操作部に触れて操作すると、該ユーザの人体が通信路となって複合機10と端末装置30とが接続される。複合機10は操作部の操作を受ける毎にこの通信路を通じて端末装置30から認証情報を取得して操作者の認証を行い、認証された操作者から受けた操作内容に対応する操作情報を、その操作者が操作中の所定のタイミングでその操作者の体(通信路)を通じて端末装置30に送信して保存させるようになっている。
人体を通信路とする通信方法(人体通信とも称する)には、電流方式と電界方式とがある。人体通信は、人体を通信路として近距離のデータ通信を行う技術であり、電流方式は、人体に微弱な電流(交流)を流し、その電流にデータ(情報)をのせることで通信する方式である。腕時計型などの通信機を装着した手で情報端末の電極にタッチするだけでデータ通信が可能となるものである。電界方式では、人体の近傍に電界を発生させる事で誘電体である人体が誘電分極し、人体全体が電界をまとった通信路になる。電界方式は、この電界の変動を信号として検出するので、送受信機と人体は直接触れている必要がなく、信号経路の間に絶縁体があっても通信が成立する。端末装置30は、人体通信の機能を備えており、カード型(例えば従業員証に埋め込む)、腕時計型、鍵型などの形態とすることができる。
図2は、複合機10の概略構成を示すブロック図である。複合機10は、当該複合機10の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)11にバス12を介して、読取部13と、記録部14と、ROM(Read Only Memory)15と、RAM(Random Access Memory)16と、表示部17と、操作部18と、認証部19と、画像処理部21と、外部端末通信部22と、ネットワーク通信部23と、通信制御部24と、電源制御部25と、ハードディスク装置26と、モデム27などが接続されて構成されている。モデム27の配下にはNCU(Network Control Unit)28が接続されている。
読取部13は、原稿画像を光学的に読み取って画像データを取得する。読取部13は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学系のほか、ミラーや光源を移動させてライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動機構などを備えて構成されている。
記録部14は、画像データに基づく画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成して出力する。記録部14は、たとえば、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、入力される画像データに応じて点灯制御されるLD(Laser Diode)と、LDから射出されたレーザ光を感光体ドラム上で走査させる走査ユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有する、いわゆるレーザープリンタとして構成されている。レーザ光に代えてLED(Light Emitting Diode)で感光体ドラムを照射するLEDプリンタのほか他の方式のプリンタであってもかまわない。
ROM15には各種プログラムや固定データが格納され、CPU11はこれらのプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM16はCPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを一時記憶する画像メモリとして使用される。ハードディスク装置26は、読取部13で読み取られた原稿の画像データや、外部PC(パーソナルコンピュータ)などから受信した印刷データや、ファクシミリ受信した画像データなどの保存に使用される。
表示部17は、液晶ディスプレイなどで構成され、操作画面、設定画面、案内画面、通信履歴画面などの各種の画面を表示する。操作部18は、モード選択ボタン、スタートボタン、ストップボタン、テンキーなどの各種のボタン類と、液晶ディスプレイの表面に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルなどで構成される。
認証部19は、端末装置30から入力された認証情報と、複合機10に記憶されている照合用の認証情報とを比較するなどによりユーザの認証および特定を行う。画像処理部21は画像データに対して、画像補正、回転、拡大/縮小、圧縮/伸張など各種の画像処理を施す。
外部端末通信部22は、人体を通信路として端末装置30と各種のデータを送受信する機能を果たす。人体との接続点となる電極(アンテナ)は、電流方式では表示部17の表面に設けられ、電界方式では、たとえば、表示部17の表面あるいは表示部17の画面の周辺に設けられる。
ネットワーク通信部23は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを通じて外部PCなどと各種のデータを送受信する機能を果たす。通信制御部24は、ファクシミリ通信に係るプロトコル制御などを行う。モデム27は、ディジタル信号をアナログ信号で伝送可能とするための変調やその復調を行い、NCU28は公衆電話回線と接続されて発呼や着呼に関する制御や検出を行う。
電源制御部25は、複合機10の各部への電力供給を制御し、複合機10の全部分へ電力供給する通常モードと、ユーザ操作の開始や着呼を検出する部分以外への電力供給を停止させた省電力モードとの切り替え制御などを行う。
このほか複合機10は、「ピ」音などを鳴動させたり、音声アナウンスを行ったりするための音声発生部を備えている。
ジョブ実行装置としての複合機10は、操作部18からユーザの操作を受け付け、該操作に従ってコピー、ファクシミリ送信、原稿を読取部13で読み取りその画像データをユーザ別の保存領域に保存するボックス保存などのジョブを実行する。
図3は、端末装置30の概略構成を示すブロック図である。端末装置30は、当該端末装置30の動作を統括制御するCPU31にバス32を通じてROM33と、RAM34と、記憶部35と、データ入力部36と、本体通信部37などを接続して構成される。
ROM33には、CPU31によって実行される各種プログラムや各種の固定データが記憶されている。RAM34は、CPU31がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや送受信に係るデータを一時的に保存する通信バッファなどとして使用される。
記憶部35は、不揮発メモリであり、認証情報の記憶および複合機10から受信した操作情報の記憶などに使用される。データ入力部36は、記憶部35に記憶する認証情報を外部から入力するインターフェース部の機能を果たす。本体通信部37は、人体を通信路として複合機10と各種のデータを送受信する機能を果たす。
次に、複合機10から端末装置30へ送信して記憶させる操作情報の種類およびそのデータ構造について説明する。
複合機10から端末装置30へ送信して記憶させる操作情報には、ジョブの設定内容を示すジョブ設定データと、複数のジョブを連続実行させるといった複雑な設定内容が登録されたプログラムデータ、ユーザが行った1つ1つの操作の内容を表わした操作ログデータ、ユーザIDやパスワードなどログインに必要な情報であるパスワードデータなどがある。
なお、複合機10は、送信宛先を短縮番号に対応付けて登録しておき、短縮番号の入力により、送信ジョブに係る送信先を指定できる短縮機能や、複数のジョブを連続実行させるといった複合的な操作やジョブや同報送信の宛先や複数のジョブの実行順序など予め任意にプログラムして登録し、このプログラムを呼び出して実行可能なプログラム機能を備えている。
図4は、ジョブ設定データのデータ構造51を示している。ジョブ設定データは、ジョブを投入する際に操作部18を通じて設定されたジョブの実行条件やユーザ情報などを含む。ジョブ設定データは、種別データと、ID情報と、モード情報と、日時情報と、ユーザ情報と、ジョブスペック情報とから構成される。
種別データは、ジョブ設定データ、プログラムデータ、操作ログデータ、パスワードデータなどデータの種別を区別するための識別情報である。ここでは、「1」はジョブ設定データを、「2」はプログラムデータを、「3」は操作ログデータを、「4」はパスワードデータを表わす。他にも種類の異なるデータが存在する場合には、その種類のデータに固有の種別データ(番号)が割り当てられる。
ID情報はジョブ単位の管理番号である。モード情報はコピー、ファクシミリ送信、ボックス保存などジョブの種類を示す情報である。日時情報はジョブ投入日時を示す。ユーザ情報は使用しているユーザのユーザIDを示す。ジョブスペック情報は、ジョブの実行条件を示す情報である。たとえば、コピーの場合には、倍率、濃度、給紙トレイ、カラー/モノクロ、ステイプルやパンチなどの後処理条件、排紙トレイ、原稿の向き、読込みモード、その他の応用機能に関するすべて(もしくはデフォルト値と異なる部分)の設定内容がジョブスペック情報とされる。
図5は、プログラムデータのデータ構造52を示している。プログラムデータは、プログラム機能で使用されるデータである。プログラムデータは、種別データと、ID情報と、プログラム名情報と、モード情報と、日時情報と、ユーザ情報と、ジョブスペック情報とから構成される。
種別データはジョブ設定データの説明で前述した通りである。ID情報はプログラムデータの管理番号を示す。プログラム名情報は当該プログラムデータに与えられた名称を示す。モード情報はジョブ設定データの場合と同様である。日時情報は当該プログラムが登録された日時を示す。ユーザ情報は当該プログラムを登録したユーザのユーザIDである。ジョブスペック情報はプログラムの内容を示す。たとえば、宛先Aと宛先Bへのファクシミリ送信がプログラム内容の場合、これら送信宛先に関する情報とファクシミリ送信を行うときの条件(解像度、濃度など)が登録される。
図6は、操作ログデータのデータ構造53を示している。操作ログデータは、種別データを先頭とし、その後ろに、1つの操作単位の単位操作データが操作の数だけ連続させたデータ構造を有する。各単位操作データは、ID情報と、モード情報と、日時情報と、ユーザ情報と、画面情報と、ボタン種別情報とから構成される。ID情報は操作ログの管理番号を示す。モード情報はジョブ設定データの場合と同様である。日時情報は操作日時を示す。ユーザ情報は使用しているユーザのユーザIDを示す。画面情報は、当該操作が行われた操作画面の識別番号を示す。ボタン種別は押下されたボタンの識別番号を示す。
複合機10から端末装置30へ操作ログを送信する場合は、1つの操作毎に、種別データとその操作を示す単位操作データとが端末装置30へ送信される。再利用のために端末装置30から複合機10へ操作ログデータを送信する場合は、図6に示すように操作数分の操作ログデータが送信される。
なお、操作ログを複合機10から端末装置30へ送信するか否かは、予め複合機10の管理者設定などで設定することができる。操作ログモードに設定されている場合は操作ログの送信が行われ、操作ログモードに設定されていない場合は操作ログの送信は行われない。
図7は、パスワードデータのデータ構造54を示している。パスワードデータは、種別データと、ID情報と、ユーザ名情報と、日時情報と、パスワード情報とから構成される。種別データはジョブ設定データの説明で前述した通りである。ID情報はパスワードデータの管理番号である。ユーザ名は当該パスワードデータで認証されるユーザのユーザ名である。日時情報は当該パスワードデータの登録日時である。パスワード情報は実際に登録されたパスワードの文字列を示す情報である。
このほか、データ構造の図示は省略するが、短縮機能に係る短縮データについても操作情報の1つにされている。短縮データのデータ構造は、プログラムデータに対して、ジョブスペック情報を「宛先情報」に置き換え、種別データを「5」としたものである。通信シーケンスや操作情報の保存や再利用に係る処理はプログラムデータと同様であり、その説明は省略する。
図8は、複合機10と端末装置30との間の通信シーケンスを示している。図8は、操作情報を複合機10から端末装置30へ送信して保存する際の通信シーケンスと、再利用のために操作情報を端末装置30から複合機10へ送信する場合の双方の通信シーケンスをまとめて記載している。再利用の場合は共通部分61に続いて再利用部分62の通信シーケンスが行われる。保存の場合は共通部分61に続いて保存部分63の通信シーケンスが行われる。
共通部分61では、まず、複合機10から端末装置30へ、端末装置30との接続状態を確認するためのチェック信号が送信され(P1)、これを受けた端末装置30は複合機10に対してAck信号を送信する(P2)。これを受けた複合機10は端末IDチェック信号を端末装置30へ送信し(P3)、端末装置30から該端末装置30の端末IDが複合機10へ返信される(P4)。端末IDは端末装置30を識別し特定するための端末番号などである。続いて複合機10は認証情報要求を端末装置30へ送信し(P5)、これを受けた端末装置30は記憶部35に記憶されている認証情報(パスワードとIDなど)を複合機10に送信する(P6)。これにより複合機10でユーザ認証が行われる。
再利用部分62では、複合機10は端末装置30に操作情報(ジョブ設定データ、プログラムデータなど)が保存されているか否かを問い合わせる(P7)。これを受けた端末装置30は操作情報を保存している場合はAck信号を返信する(P8)。続いて複合機10は、保存されている操作情報(ジョブ設定データ、プログラムデータなど)の種類を端末装置30に問い合わせる(P9)。これを受けた端末装置30は自装置の記憶部35に保存されている操作情報の種別データを返信する(P10)。複合機10は端末装置30から通知された種別データの中から選択した種別に関する操作情報のデータ要求を端末装置30へ送信する(P11)。これを受けた端末装置30は要求された種別のデータを記憶部35から読み出して複合機10に送信する(P12)。
保存部分63では、複合機10は、送信するデータの種別を端末装置30に通知する(P21)。これを受けた端末装置30はAck信号を複合機10に返信する(P22)。Ack信号を受信した複合機10は、操作情報を端末装置30へ送信し(P23)、操作情報を正常に受信した端末装置30はAck信号を複合機10に返信する(P24)。端末装置30では複合機10から受信した操作情報の保存が行われる。
以上のような手順で複合機10と端末装置30との間の通信は行われる。
次に、複合機10から操作情報を端末装置30に送信して保存させる場合の動作(保存動作)について説明する。
図9は、保存動作に関する複合機10の処理を示している。この処理は複合機10のCPU11によって常に繰り返し実行される。CPU11は、操作部18の操作ボタンへの操作を監視し、操作がない場合は(ステップS101;No)処理を終了する。いずれかの操作ボタンが操作されると(ステップS101;Yes)、その操作ボタンに触れているユーザの人体を通信路にして端末装置30が接続されたか否かを検査する(ステップS102、図8のP1)。接続がなければ(ステップS103;No)処理を終了する。接続されている場合は(ステップS103;Yes)、その端末装置30から認証情報を取得してユーザの認証等を行う(ステップS104)。
この認証では、ユーザが正規の登録ユーザであるか否かのユーザ認証と、操作したユーザがその直前の操作を行ったユーザと一致するか否かの検査とを行う。ユーザ認証と上記検査のいずれかで否定判断となった場合はステップS104の認証は不成功とされる。ユーザ認証は、端末装置30から取得した認証情報と当該複合機10に予め記憶してある認証情報とを照合して行う。また、ユーザの一致検査では、ジョブ設定中、プログラム設定中、パスワード設定中にユーザが変化した場合は不一致と判断する。これらの設定中以外では、操作間隔が所定時間以内の場合は前回の操作とユーザの一致検査を行い、所定時間を越えた場合はユーザの一致検査を行わないようになっている。
認証に成功すると(ステップS104;Yes)、ジョブ設定中か否かを調べ(ステップS105)、ジョブ設定中であれば(ステップS105;Yes)、今回の操作内容をジョブ設定データに反映させて保存し(ステップS106)、ステップS109へ移行する。ジョブ設定中でない場合は(ステップS105;No)ジョブ設定完了か否かを調べ(ステップS107)、ジョブ設定完了(たとえば、スタートボタンの操作により設定完了と認識する)でなければ(ステップS107;No)、ステップS109へ移行する。ジョブ設定完了の場合は(ステップS107;Yes)、該設定の完了したジョブのジョブ設定データを端末装置30に送信し保存させて(ステップS108)ステップS109へ移行する。
ステップS109では、プログラム設定中か否かを調べ、プログラム設定中であれば(ステップS109;Yes)、今回の操作内容をプログラム設定データに反映させて保存し(ステップS110)、ステップS113へ移行する。プログラム設定中でない場合は(ステップS109;No)プログラム設定完了か否かを調べ(ステップS111)、プログラム設定完了でなければ(ステップS111;No)、ステップS113へ移行する。プログラム設定完了の場合は(ステップS111;Yes)、該設定の完了したプログラムのプログラム設定データを端末装置30に送信し保存させて(ステップS112)ステップS113へ移行する。
ステップS113では、パスワード設定中か否かを調べ、パスワード設定中であれば(ステップS113;Yes)、今回の操作内容をパスワード設定データに反映させて保存し(ステップS114)、ステップS117へ移行する。パスワード設定中でない場合は(ステップS113;No)パスワード設定完了か否かを調べ(ステップS115)、パスワード設定完了でなければ(ステップS115;No)、ステップS117へ移行する。パスワード設定完了の場合は(ステップS115;Yes)、該設定の完了したパスワードのパスワード設定データを端末装置30に送信し保存させて(ステップS116)ステップS117へ移行する。
ステップS117では、操作ログモードか否かを調べ、操作ログモードでなければ(ステップS117;No)処理を終了する。操作ログモードに設定されている場合は(ステップS117;Yes)、今回の操作内容に対応する1操作分の操作ログデータを作成し、これを端末装置30に送信し保存させて(ステップS118)処理を終了する。
図10は、保存動作に関する複合機10の処理であって、操作ログの送信のみを行う場合を示している。この処理はCPU11によって常に繰り返し実行される。
複合機10のCPU11は、操作部18の操作ボタンへの操作を監視し、操作がない場合は(ステップS201;No)処理を終了する。いずれかの操作ボタンが操作されると(ステップS201;Yes)、その操作ボタンに触れているユーザの人体を通信路にして端末装置30が接続されたか否かを検査する(ステップS202、図8のP1)。接続がなければ(ステップS203;No)処理を終了する。接続されている場合は(ステップS203;Yes)、その端末装置30から認証情報を取得して、図9のステップS104と同様の認証を行う(ステップS204)。
認証に成功すると(ステップS204;Yes)、操作ログモードか否かを調べ、操作ログモードでなければ(ステップS205;No)処理を終了する。操作ログモードに設定されている場合は(ステップS205;Yes)、今回の操作内容に対応する1操作分の操作ログデータを作成し、これを端末装置30に送信し保存させて(ステップS206)処理を終了する。
図11は、保存動作に関する端末装置30の動作を示している。この処理はCPU31により常時繰り返し実行される。端末装置30は、人体通信により複合機10と接続されたか否かを監視し(ステップS301)、接続がない場合は(ステップS301;No)処理を終了する。接続有りの場合は(ステップS301;Yes)、複合機10で認証するための認証情報の送信などを行い、複合機10での認証が不成功の場合は(ステップS302;No)処理を終了する。複合機10での認証成功の場合は(ステップS302;Yes)、複合機10から送られてくる操作情報(ジョブ設定データ、プログラムデータなど)を受信し、その種別データからデータの種別を識別し(ステップS303)、受信した操作情報をその種別に対応した保存領域に保存して(ステップS304)処理を終了する。
次に、端末装置30に保存されている操作情報を端末装置30から入手して複合機10で再利用する場合の動作(再利用動作)について説明する。
図12(a)は、複合機10の表示部17に表示される操作画面70の一例である。操作画面70に表示されている通信利用領域ボタン71にユーザが触れると、人体通信経由で、複合機10と端末装置30との間での情報の送受が開始される。まず、端末装置30に保存されている種別データ情報の送信を複合機10から要求し、端末装置30は種別データを複合機10に送信する。
該種別データを受信した複合機10は、端末装置30に保存されている操作情報の種別を該種別データから認識し、それらに対応する再現モードの選択ボタンを操作画面70に表示する。
図12(b)は、再現モードの選択ボタン72〜74が表示された状態の操作画面70Bを示している。ジョブ設定ボタン72は、端末装置30にジョブ設定データが保存されている場合に表示される。プログラムボタン73は、端末装置30にプログラムデータが保存されている場合に表示される。操作ログ再現ボタン74は、端末装置30に操作ログデータが保存されている場合に表示される。
複合機10は、ユーザからジョブ設定ボタン72の押下操作を受けると、端末装置30からジョブ設定データを人体通信で入手し、該ジョブ設定データに従ってジョブを設定した状態を形成する。たとえば、ジョブ設定データがコピージョブの設定内容を示すものである場合には、該ジョブ設定データの設定内容に従ってコピー条件を初期設定したコピーの設定画面を表示する。そして、ユーザからスタートボタンの操作を受けると、複合機10はこの設定でコピージョブを実行する。
複合機10は、ユーザからプログラムボタン73の押下操作を受けると、端末装置30からプログラムデータを人体通信で入手し、該プログラムデータに従って処理を実行する。ユーザから操作ログ再現ボタン74の押下操作を受けると、端末装置30から操作ログデータを人体通信で入手し、該操作ログデータに従って操作を再現実行する。
なお、ジョブ設定データが、端末装置30から複数送信されて来た場合は、ジョブ設定ボタン72の押下操作を受けた後に、受信した複数のジョブ設定データについてそれぞれの管理番号や設定内容の概要および選択ボタンを一覧表示したジョブ設定一覧選択画面を表示し、この画面で選択されたジョブ設定データを再利用する構成になっている。あるいは、操作画面70Bに複数のジョブ設定ボタン72を表示して選択を受けるように構成されてもよい。プログラムデータ、操作ログデータについても同様である。
次に、パスワードデータを再利用する場合の表示画面について説明する。図13(a)は、複合機10に表示されるパスワード入力画面80の一例である。パスワード入力画面80が表示された初期状態では、ユーザ名、パスワード、サーバ名称などは入力待ちの状態であり、空欄になっている。
パスワード入力画面80に表示されている通信利用領域ボタン81にユーザが触れると、人体通信経由で、複合機10と端末装置30との間での情報の送受が開始される。複合機10は、端末装置30からパスワードデータを入手できた場合は、図13(b)に示すように、その入手したパスワードデータの該当する内容をパスワード入力画面80のユーザ名、パスワードなどの入力欄に自動設定する。
なお、端末装置30から入手したパスワードデータによりユーザ認証に成功した場合には、自動的にログインする、あるいは図12(a)の操作画面70に遷移する、あるいは端末装置30にジョブ設定データなどが保存されている場合はそれらのデータも自動的に端末装置30から取得して図12(b)の操作画面70Bへ自動で遷移する、というように構成されてもよい。
図14は、再利用動作に関する複合機10の処理を示している。この処理はCPU11によって常に繰り返し実行される。複合機10のCPU11は、操作画面70、80にて通信利用領域ボタン71、81への操作を監視し、操作がない場合は(ステップS401;No)処理を終了する。通信利用領域ボタン71、81の操作を受けると(ステップS401;Yes)、その操作ボタンに触れているユーザの人体を通信路にして端末装置30が接続されたか否かを検査する(ステップS402、図8のP1)。接続がなければ(ステップS403;No)処理を終了する。接続されている場合は(ステップS403;Yes)、その端末装置30から認証情報を取得して、図9のステップS104と同様の認証を行う(ステップS404)。
認証に成功すると(ステップS404;Yes)、複合機10は端末装置30に操作情報(ジョブ設定データ、プログラムデータなど)が保存されているか否かを問い合わせし、保存されている場合はさらにその保存されている操作情報(ジョブ設定データ、プログラムデータなど)の種別を端末装置30に問い合わせて、種別データを入手する(ステップS405、図8:P7〜P10)。
次に、複合機10は、現在の表示画面がパスワード入力画面80であるか否かを調べ(ステップS406)、パスワード入力画面80であれば(ステップS406;Yes)、端末装置30から通知された種別データの中にパスワードデータを示すものが存在するか否かを調べる(ステップS407)。存在しない場合は(ステップS407;No)処理を終了する。パスワードデータに対応する種別データが含まれている場合は(ステップS407;Yes)、端末装置30にパスワードデータの送信を要求して入手し、該パスワードデータに含まれる情報を、図13(b)に示すようにパスワード入力画面80の各入力欄に自動設定する(図13(b))、あるいは入手したパスワードデータによりユーザ認証し(ステップS408)、認証成功の場合は(ステップS408;Yes)、自動的にログインする、などを行う(ステップS409)。
現在の表示画面がパスワード入力画面80でない場合は(ステップS406;No)、端末装置30から通知された種別に対応する再現モードの選択ボタン72〜74を操作画面70に表示する(ステップS410)。
図15は、操作画面70Bにて再現モードの選択ボタン72〜74への操作を待機している状態で複合機10のCPU11が行う再利用動作に係る処理を示している。この処理は操作画面70Bが表示されている間、CPU11によって常に繰り返し実行される。
複合機10のCPU11は、操作画面70Bにて再現モードの選択ボタン72〜74への操作を監視し、操作がない場合は(ステップS501;No)処理を終了する。いずれかの選択ボタン72〜74に対する操作を受けると(ステップS501;Yes)、その操作ボタンに触れているユーザの人体を通信路にして端末装置30が接続されたか否かを検査する(ステップS502)。接続がなければ(ステップS503;No)処理を終了する。接続されている場合は(ステップS503;Yes)、その端末装置30から認証情報を取得して、図9のステップS104と同様の認証を行う(ステップS504)。
認証に成功すると(ステップS504;Yes)、ステップS501で押下されたボタンの種類を調べ、ジョブ設定ボタン72であれば(ステップS505;Yes)、ジョブ設定データの送信要求を端末装置30へ送信して、端末装置30からジョブ設定データを取得し、該ジョブ設定データに従ってジョブを設定した状態を形成する(ステップS506)。
押下されたボタンがプログラムボタン73であれば(ステップS507;Yes)、プログラムデータの送信要求を端末装置30へ送信して、端末装置30からプログラムデータを取得し、該プログラムデータに従って設定や処理を実行する(ステップS508)。
押下されたボタンが操作ログ再現ボタン74であれば(ステップS509;Yes)、操作ログデータの送信要求を端末装置30へ送信して、端末装置30から操作ログデータを取得し、該操作ログデータに従って設定や処理を実行する(ステップS510)。
図16は、再利用動作に関する端末装置30の処理を示している。この処理はCPU31により常時繰り返し実行される。端末装置30は、人体通信により複合機10と接続されたか否かを監視し(ステップS601)、接続がない場合は(ステップS601;No)処理を終了する。接続有りの場合は(ステップS601;Yes)、複合機10で認証するための認証情報の送信などを行い、複合機10での認証が不成功の場合は(ステップS602;No)処理を終了する。複合機10での認証成功の場合は(ステップS602;Yes)、端末装置30に保存されている操作情報の種別データを複合機10に対して送信し(ステップS603)、さらに複合機10から要求された種別の操作情報を複合機10に対して送信して(ステップS604)処理を終了する。
このように、ジョブ実行システム5では、ユーザの操作内容を示す操作情報が自動的にその操作者が身に着けている端末装置30にその操作中に登録されるので、ユーザは特別な意識や操作を行うことなく、操作情報を端末装置30に保存させることができる。また、人体通信を利用しているので、操作情報の保存先は操作者本人が身につけている端末装置30に限定され、保存先に関するセキュリティが確保される。たとえば、悪意または抜き忘れによって挿着されている他人のUSBメモリに自分の操作内容が登録されてしまうといった事態は防止される。
また、操作毎に認証を行うので、より高いセキュリティが確保される。さらに、操作毎の認証により、設定完了までの一連の操作が同一の操作者によって行われたか否かをチェックし、同一人の場合にのみその設定に係る操作情報(ジョブ設定データ、プログラムデータ、パスワードデータなど)を端末装置30に送信して保存させ、途中で操作者が変わった場合はエラーとして端末装置30への送信を行わないようになっている。これにより、自分の行った操作にかかわる操作情報が他人の端末装置30に登録されたり、中途半端な設定データ(ジョブ設定データ、プログラムデータ、パスワードデータなど)が端末装置30に登録されたりするといった事態が防止される。
また、端末装置30に記憶された操作情報を、該操作情報を保存した複合機10以外の複合機10においても使用することができるので、ユーザ固有の設定状態などを様々な複合機10で再現して利用することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、実施の形態では、再現モードの選択ボタン72〜74などで選択された操作情報を端末装置30から読み出して再利用するようにしたが、端末装置30に登録されているすべての操作情報を複合機10に一括して送信して、複合機10にてこれらを再利用可能な状態を形成するように構成されてもよい。たとえば、自分用の短縮データやプログラムデータがすべて設定されることで、複合機10を即座に自分用にカスタマイズすることが可能になる。
また、実施の形態では、端末装置30と通信可能な場合には、ジョブ設定データなどを保存するようにしたが、ジョブ設定データなどを保存するか否かをユーザが選択できるように構成されてもよい。たとえば、ジョブ設定などの設定完了時に「端末装置30へ操作情報を保存しますか」といったメッセージを表示し、保存するか否かの選択をユーザから受け付けるように構成するとよい。また、ジョブ設定データなどを保存する場合には、その設定に対して、その設定内容を判断可能な適宜の名称を自動的に付与、あるいはユーザが任意に設定可能にし、該名称をジョブ設定データの一部として保存し、再利用時にこの名称を表示して、再利用する/しないの選択をユーザから受けるように構成されてもよい。特にジョブ設定データなどが複数存在する場合に有効になる。
なお、端末装置30は複合機10との通信によって電力供給を受けて動作するように構成されるとよい。
このほか、実施の形態では複合機10を例に説明したが、これに限定されるものではなく、操作部から受けた操作に従ってジョブを実行する機能を備えた装置であれば、たとえば、ファクシミリ装置や複写機でもかまわない。
5…ジョブ実行システム
10…複合機
11…CPU
12…バス
13…読取部
14…記録部
15…ROM
16…RAM
17…表示部
18…操作部
19…認証部
21…画像処理部
22…外部端末通信部
23…ネットワーク通信部
24…通信制御部
25…電源制御部
26…ハードディスク装置
27…モデム
28…NCU
30…端末装置
31…CPU
32…バス
33…ROM
34…RAM
35…記憶部
36…データ入力部
37…本体通信部
51…ジョブ設定データのデータ構造
52…プログラムデータのデータ構造
53…操作ログデータのデータ構造
54…パスワードデータのデータ構造
61…保存動作と再利用動作に係る通信シーケンスの共通部分
62…再利用部分
63…保存部分
70、70B…操作画面
71…通信利用領域ボタン
72〜74…再現モードの選択ボタン
72…ジョブ設定ボタン
73…プログラムボタン
74…操作ログ再現ボタン
80…パスワード入力画面
81…通信利用領域ボタン

Claims (9)

  1. 操作部と、
    前記操作部に触れて操作を行っている人体を通信路にして接続された端末装置と通信する通信部と、
    前記操作部が受けた操作に従ってジョブを実行すると共に、前記操作部が操作を受ける毎に前記通信路を通じて前記端末装置から認証情報を取得して操作者の認証を行い、認証された操作者から受けた操作内容に対応する操作情報を、その操作者が操作中の所定のタイミングで前記通信路を通じて前記端末装置に送信して保存させるように制御する制御部と、
    を備えたジョブ実行装置と、
    前記認証情報が予め記憶された第1記憶部と、
    前記操作情報が記憶される第2記憶部と、
    前記通信路を通じて前記ジョブ実行装置と通信する通信部と、
    前記第1記憶部に記憶されている前記認証情報を前記ジョブ実行装置へ前記通信路を通じて送信すると共に、前記通信路を通じて前記ジョブ実行装置から受信した前記操作情報を前記第2記憶部に記憶させるように制御する制御部と
    を備えた端末装置と、
    を有する
    ことを特徴とするジョブ実行システム。
  2. 前記ジョブ実行装置は、前記端末装置に記憶されている操作情報の利用に係る所定の操作を前記操作部で受けた場合に、前記端末装置の前記第2記憶部に記憶されている操作情報を、前記通信路を通じて取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載のジョブ実行システム。
  3. 前記所定のタイミングは、設定完了時であり、
    前記ジョブ実行装置はその設定完了となった設定内容を前記操作情報として前記端末装置に送信して保存させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のジョブ実行システム。
  4. 前記設定は、ジョブの設定である
    ことを特徴とする請求項3に記載のジョブ実行システム。
  5. 前記設定は、送信宛先の短縮登録である
    ことを特徴とする請求項3に記載のジョブ実行システム。
  6. 前記設定は、ユーザ認証情報の設定である
    ことを特徴とする請求項3に記載のジョブ実行システム。
  7. 前記所定のタイミングは、操作の受け付け毎であり、
    前記ジョブ実行装置は、操作を受け付ける毎にその操作内容を示す操作情報を前記端末装置に送信して保存させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のジョブ実行システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のジョブ実行システムに含まれるジョブ実行装置。
  9. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のジョブ実行システムに含まれる端末装置。
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