JP2016150505A - 画像処理装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ジョブを処理する装置を効率的に利用する。
【解決手段】 外部装置からのジョブを受信する。外部装置からジョブを投入したユーザが当該画像処理装置に近付いてきているか否かを判定する。また、当該画像処理装置の近くに他のユーザがいるかを判定する。判定の結果に基づいて、ジョブを投入したユーザへ所定の情報を通知する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、外部装置から受信するジョブを処理する技術に関するものである。
近年、近距離無線通信技術が実用化されつつある。例えば、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)を利用することで、店舗の来店ポイントの付与やクーポンアプリの起動、決済等を行ったり、あるいは屋内の位置検知が実現されている。
一方、プリンタ、複合機等の画像形成装置では、画像形成装置を使用しているクライアント等の情報処理装置に対して、故障やエラー状態等の状態通知を実現するものがある。例えば、特許文献1には、画像形成装置の異常等の変化が生じた時、変化の状態に応じて、一般のクライアントあるいは印刷装置を使用中のクライアントを選択して、変化の情報を通知するものが提案されている。
特開平11−85416号公報
ここで、画像形成装置で、コピー操作やFAX送信操作を行う場合には、画像形成装置が有するUI(ユーザインタフェース)を直接ユーザが操作する。そのため、印刷ジョブを発行するユーザが、その印刷ジョブを実行するために画像形成装置に近づいた際には、他のユーザがUI操作を行っている状況が発生し得る。このような状況では、その他のユーザのUI操作が完了するまでは、その発行した印刷ジョブを処理することができない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、ジョブを処理する装置を効率的に利用することができる技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。即ち、
外部装置から受信するジョブを処理する画像処理装置であって、
前記外部装置からのジョブを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信したジョブを投入したユーザが当該画像処理装置に近付いてきているかを判定する第1判定手段と、
当該画像処理装置の近くに他のユーザがいるかを判定する第2判定手段と、
前記第1判定手段及び前記第2判定手段の判定の結果に基づいて、前記ジョブを投入したユーザへ所定の情報を通知する通知手段と、
を備える。
本発明によれば、ジョブを処理する装置を効率的に利用する。
画像形成装置とその周辺環境を示す図である。 MFPの外観図である。 MFPの操作表示部の平面図である。 MFPの制御構成を示すブロック図である。 携帯端末の制御構成を示すブロック図である。 BLEユニットの詳細構成を示すブロック図である。 アドバタイズパケットの詳細構成を示す図である。 MFP、複数のジョブ投入者、MFPを操作中の人との関係を示す図である。 ジョブ投入者が近づいているときにMFPを操作中の人がいる場合にMFPが実行する処理を示すフローチャートである。 MFPに操作中の人がいない状態で複数のジョブ投入者が近づいている場合のMFPが実行する処理を示すフローチャートである。 ジョブ投入者が近づいているときにMFPでエラーが発生している場合のMFPが実行する処理を示すフローチャートである。 MFPの状態を通知する通知画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。尚、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、同一の構成要素には、同一の参照番号を付加して、その詳細説明を省略する。
本実施形態では、印刷ジョブの投入者が、画像形成装置本体に触れて、ジョブを実行しようとする際に、既に他人がその画像装置本体を操作していることが確認された場合、その旨をジョブの投入者に通知する構成について説明する。尚、以下の説明では、ジョブとして印刷ジョブを例に挙げて説明するが、これに限定されるものではない。
尚、本実施形態では、画像形成装置として、マルチファンクションプリンタ(MFP)を例に挙げて説明する。また、画像形成装置には、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタを適用することもできるし、プリンタのみならず複写機やファクシミリ装置等の他の画像形成装置を適用することもできる。また、画像形成装置であるMFPは、印刷機能、スキャナ機能(読取機能)、コピー機能、ファクス機能、電話機能等の複数の機能を有する画像処理装置でもある。また、画像形成装置は、これに限定されず、印刷機能のみを有するものであってもよいし、スキャナ機能のみを有するものであってもよいし、他の機能を備えていてもよい。
<実施形態1>
図1は画像形成装置とその周辺環境を示す模式図である。
認証印刷による印刷ジョブを投入する認証印刷ジョブ投入者(以下、ジョブ投入者と略称)101は、投入した印刷ジョブをこれから画像形成装置であるMFP200で実行しようとするユーザである。ここで、認証印刷とは、個人情報や機密情報等の特定情報が含まれる印刷物を他人に見られたくない場合に利用する印刷方法である。この認証印刷によって印刷物を出力するためには、画像形成装置においてパスワード入力やICカード認証等の認証処理によって本人確認をする必要がある。例えば、予め携帯電話やPC等の外部装置から印刷ジョブを投入すると、一旦、サーバ等に保持される。そして、MFP200の認証部によってユーザの認証がされた際に、MFP200にサーバ等から印刷ジョブが実行される。
尚、これに限定されず、外部装置から印刷ジョブを投入すると、MFP200に印刷ジョブが保持されるものであってもよい。この場合は、MFP200の認証部によってユーザの認証がされた際に、保持されていた印刷ジョブが実行される。本実施形態では、ユーザがPC等の外部装置から印刷ジョブを投入し、携帯端末で認証処理を行う。また、外部装置から投入された印刷ジョブに印刷ジョブ情報として含まれるユーザIDと、携帯端末から発信されるアドバタイズ信号(詳細は後述する)に含まれているユーザIDとが一致した場合に、ジョブ投入者が近づいてきていると判定する。
MFP200を操作中の人102は、ジョブ投入者101以外の別の人である。例えば、MFP200の機能を利用して、コピーやFAX送信等の処理を実行するために、MFP200を直接操作しているユーザ、もしくは、印刷終了待ち等、MFP200の前で待機しているユーザである。尚、以下、MFP200の近傍にいる人を「操作中の人」とする。MFP200の読取機能を利用する際には原稿台に原稿を載せて原稿を読み取らせる。
BLE無線デバイス111は、Bluetooth Low Energy(BLE)規格による無線通信可能なデバイスである。BLE規格は、低消費電力で動作可能であり、通信距離は最大で50mほどである。そして、一定の情報(アドバタイズ信号)を周辺にブロードキャストするアドバタイジング通信方式をサポートする。BLE無線デバイス111は、例えば、社員証や携帯端末に内蔵するというような、ユーザが身に付けて利用する利用形態が想定される。
そして、MFP200は、BLE無線デバイス111からブロードキャストされるアドバタイズ信号を検知することで、BLE無線デバイス111が、BLEの有効通信範囲であるBLE電波到達エリア121内に存在するか否かを検知することが可能である。人検知エリア120は、MFP200を人が操作していると判定するエリアであり、人検知エリア120内に人が検知された場合は、人がMFP200を操作していると判定する。MFP200は、例えば、人検知センサ209を使用して、この人検知エリア120内に人が存在するかどうかを検知する。更に、MFP200は、検知後、人が一定時間以上留まっている場合には、人がMFP200を操作している(使用している)と判定することができる。
図2はMFP200の外観を示す図であり、特に、図2(a)はMFP200の斜視図、図2(b)はMFP200の上面図である。
原稿台201は、ガラス等からなる透明な台であり、原稿を載置してスキャナで読み取る時に使用する。原稿蓋202は、スキャナで読み取りを行う際に読取光が外部に漏れないようにするための蓋である。印刷用紙挿入口203は、記録媒体として様々なサイズの用紙をセットする挿入口である。印刷用紙挿入口203にセットされた用紙は一枚ずつ印刷部に搬送され、所望の印刷を行って印刷用紙排出口204から排出される。
原稿蓋202の上部には、操作表示部205及びNFCユニット(Near Field Communication)206が配置されている。操作表示部205は、画像や操作メニュー等を表示する表示部、表示部上のカーソール移動等に用いる十字キー、ボタン、その他様々な機能を実行するための操作部を備える。また、操作表示部205は、タッチパネルで構成されていても良い。
NFCユニット206は、近接無線通信を行うためのユニットであり、実際に近接無線通信を行う端末させる場所である。NFCユニット206は、NFC通信機能を有する端末を所定距離(約10cm)内に近接させることで通信を行うことができる。NFC通信機能を有するICカードによる認証を行う場合、ユーザはNFCユニット206へICカードを接近させることで、認証情報を送受信することができる。
WLANアンテナ207は、WLANで通信するためのアンテナである。BLEアンテナ208は、Bluetooth通信及びBLEで通信するためのアンテナである。人検知センサ209は、MFP200から所定範囲内に物体(人等)が存在するか否かを検知するセンサである。人検知センサ209としては、赤外線センサや超音波センサ等の各種センサを用いる方法が考えられる。また、MFP200から所定範囲内に人が存在するか否かを検知する方法は、これに限定されるものではなく、例えば、カメラを搭載して人を確認する方法であってもよい。また、給紙カセットが開けられた場合に、人が存在すると検知してもよいし、タッチパネルが操作されている場合に人が存在すると検知してもよい。
図3は操作表示部205の平面図である。
表示部306は、画像や操作メニュー等を表示する表示画面であり、例えば、ドットマトリクスLCDが例に挙げられる。十字キー301は、表示部306上のカーソール移動や数字の入力等の各種情報の入力に用いる。セットキー302は、MFP200における各種設定情報を設定入力するためのキーである。機能キー303は、MFP200の各種機能を設定するために用いるキーである。スタートキー304は、印刷の開始等の各種機能の実行を指示するために用いるキーである。尚、操作表示部205は、これに限定されず、例えば、構成要素301〜306の機能を含むタッチパネル等で構成されていてもよい。
図4AはMFP200の制御構成を示すブロック図である。
MFP200は、装置のメインの制御を行うメインボード401と、WLAN通信を行うWLANユニット416と、NFC通信を行うNFCユニット417と、Bluetooth通信及びBLE通信を行うBLEユニット418を有する。
メインボード401において、CPU402は、システム制御部であり、MFP200の全体を制御する。ROM403は、CPU402が実行する制御プログラムや組込オペレーティングシステム(OS)プログラム等の各種プログラムを格納する。本実施形態では、ROM403に格納されている制御プログラムは、ROM403に格納されている組込OSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。RAM404は、SRAM(static RAM)等のメモリで構成され、プログラム制御変数、ユーザが登録した設定値、MFP200の管理データ等の各種データを格納するとともに、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
不揮発性メモリ405は、フラッシュメモリ(flash memory)等のメモリで構成され、電源がオフされた時でも格納されているデータを保持する。具体的には、これらのデータには、FAXの電話番号、通信履歴、ネットワーク情報等のユーザデータ、過去に接続した携帯端末リスト、印刷モード等のメニュー項目やインクジェット印刷ヘッドの補正情報等のMFP200の設定情報がある。画像メモリ406は、DRAM(dynamic RAM)等のメモリで構成され、各通信ユニットを介して受信した画像データや、符号復号化処理部412で処理した画像データ等の各種データを格納する。
尚、上述の各種のメモリからなるメモリ構成は、これに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、その数や特性、記憶容量等を適宜、構成することができる。
データ変換部407は、ページ記述言語(PDL)等のデータの解析や、画像データから印刷データへの変換等の処理を行う。読取制御部408は、CISイメージセンサ(密着型イメージセンサ)等で構成される読取部410によって原稿を光学的に読み取り、画像データを出力する。具体的には、光学的に読み取った原稿を電気的な画像データに変換し、画像信号を画像処理制御部(不図示)を介して、2値化処理や中間調処理等の各種画像処理を施し、高精細な画像データを出力する。
操作部409と表示部411は、図3の操作表示部205に対応する。符号復号化処理部412は、MFP200で処理する画像データ(JPEG、PNG等)を符号復号化処理や、拡大縮小処理等の各種処理を行う。給紙部413は、印刷のための用紙を保持し、印刷部415に対して用紙を供給する。印刷制御部414からの制御で、給紙部413から印刷部415へ給紙を行うことができる。ここで、給紙部413は、複数種類の用紙を一つの装置に保持するために、複数の給紙部を用意することができる。そして、印刷制御部414により、複数の給紙部どの給紙部から給紙を行うかの制御を行うことができる。
印刷制御部414は、印刷される画像データに対し、画像処理制御部(不図示)を介して、スムージング処理や記録濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施し、高精細な画像データに変換し、印刷部415に出力する。また、印刷制御部414は、印刷部415のステータス等の各種情報を定期的に読み出して、RAM404の情報を更新する役割も果たす。具体的には、インクタンクの残量や印刷ヘッドの状態等を更新することである。
MFP200には、無線通信するための通信部として、WLANユニット416、NFCユニット417、BLEユニット418を有し、WLAN、NFC、BLEの3種類の通信規格によって無線通信することができる。即ち、WLANユニット416、NFCユニット417、BLEユニット418は、WLAN、NFC、BLEのそれぞれの規格に準拠した通信を実現するためのユニットである。BLEユニット418は、BluetoothとBLEの兼用のユニットである。WLANユニット416、NFCユニット417、BLEユニット418は、携帯端末等の他デバイスとのデータ通信を行う通信部である。これらの通信部は、データをパケットに変換し、他デバイスにパケット送信を行う。一方で、これらの通信部は、外部の他デバイスからのパケットを、データに変換してCPU402に対して送信する。
WLANユニット416、NFCユニット417、及びBLEユニット418はそれぞれバスケーブル419、420、及び421を介してシステムバス422に接続されている。
人検知部423は、MFP200の周辺、所定範囲内に人等の物体の有無を検知するためのセンサである。
尚、上記各種構成要素402〜423は、CPU402が管理するシステムバス422を介して、相互に接続されている。
図4BはBLE無線デバイス111を搭載する携帯端末の制御構成を示すブロック図である。
携帯端末30は、装置のメインの制御を行うメインボード701と、WLAN通信を行うWLANユニット716と、NFC通信を行うNFCユニット717と、Bluetooth通信及びBLE通信を行うBLEユニット718を有する。
メインボード701において、CPU702は、システム制御部であり、携帯端末30の全体を制御する。ROM703は、CPU702が実行する制御プログラムや組込オペレーティングシステム(OS)プログラム等の各種プログラムを格納する。本実施形態では、ROM703に格納されている制御プログラムは、ROM703に格納されている組込OSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウエア制御を行う。RAM704は、SRAM(static RAM)等のメモリで構成され、プログラム制御変数、ユーザが登録した設定値、携帯端末30の管理データ等の各種データを格納するとともに、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
不揮発性メモリ705は、フラッシュメモリ(flash memory)等のメモリで構成され、電源がオフされた時でも格納されているデータを保持する。具体的には、これらのデータには、通信履歴、ネットワーク情報等のユーザデータ、過去に接続したMFPリスト、通信モード等のメニュー項目等の携帯端末30の設定情報がある。画像メモリ706は、DRAM(dynamic RAM)等のメモリで構成され、各通信ユニットを介して受信した画像データや、符号復号化処理部712で処理した画像データ等の各種データを格納する。
尚、上述の各種のメモリからなるメモリ構成は、これに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、その数や特性、記憶容量等を適宜、構成することができる。
データ変換部707は、データの解析や、画像データからジョブデータへの変換等の処理を行う。
操作部709は、携帯端末30に対する操作を行うためのタッチパネル、キー、ボタン等構成される。表示部711は、例えば、LCDで構成される。符号復号化処理部712は、携帯端末30で処理する画像データ(JPEG、PNG等)を符号復号化処理や、拡大縮小処理等の各種処理を行う。
携帯端末30には、無線通信するための通信部として、WLANユニット716、NFCユニット717、BLEユニット718を有し、WLAN、NFC、BLEの3種類の通信規格によって無線通信することができる。即ち、WLANユニット716、NFCユニット717、BLEユニット718は、WLAN、NFC、BLEのそれぞれの規格に準拠した通信を実現するためのユニットである。BLEユニット718は、BluetoothとBLEの兼用である。WLANユニット716、NFCユニット717、BLEユニット718は、MFP等の他デバイスとのデータ通信を行う通信部である。これらの通信部は、データをパケットに変換し、他デバイスにパケット送信を行う。一方で、これらの通信部は、外部の他デバイスからのパケットを、データに変換してCPU702に対して送信する。
WLANユニット716、NFCユニット717、及びBLEユニット718はそれぞれバスケーブル719、720、720を介してシステムバス722に接続されている。
尚、上記各種構成要素703〜718は、CPU702が管理するシステムバス722を介して、相互に接続されている。
図5はBLEユニット418/BLEユニット718の詳細構成を示すブロック図である。ここで、図1のBLE無線デバイス111は、BLEユニット718に対応する。
センサ501は、測定対象の物理量を電気信号へ変化するデバイスである。本実施形態では、センサ501として、例えば、人物がいることを特定するための侵入監視センサや人感センサ、医療や介護用としては脈波、心電、体温等を検知する生体情報センサ等を用いることができる。ADC502は、アナログ/デジタル変換回路であり、センサ501から出力されるアナログ信号をマイコン503が処理可能なデジタル信号へ変換する。マイコン503は、データのサンプリングや無線通信の処理を行うマイクロプロセッサである。このマイコン503には、RAMとフラッシュメモリが搭載されている。
無線通信回路504は、無線通信チップ、水晶振動子、インダクタンス、コンデンサ等のデバイスで構成され、無線通信によるデータの送受信を行う。操作スイッチ505は、BLEユニット418の電力をオン/オフするスイッチであり、オンを選択することでブロードキャスト信号を送出する。尚、BLEユニット418の電力は、通常はMFP200の電源と連動して動作する。MFP200の電源系統に問題が発生した場合は、ユーザ操作によって操作スイッチ505を意図的にオンにすることによって、MFP200の動作とは独立してブロードキャストすることができる。電池506は、1次電池、2次電池のことであり、ボタン電池等の蓄電池である。電源回路507は、電池506からの電力をより効率的に供給するため電圧調整等の処理を行う回路である。
図6はBLE無線デバイス111が周辺にブロードキャストするアドバタイズパケット構造の一例を示す図である。
BLE無線デバイス111は、電源オン状態になると、初期化処理を行い、その後、アドバタイズパケットの送受信を待機するアドバタイジング状態となる。アドバタイジング状態になると、BLE無線デバイス111は、設定可能なインターバル(所定時間間隔)で、図6に示すアドバタイズパケットを周辺に発信する。アドバタイズパケットは、2バイトのヘッダとそのペイロードから構成される。ヘッダは、パケットのタイプやペイロードのサイズ情報等を格納する領域である。ペイロードは、デバイス名や搭載プロファイル情報の他、ユーザIDと、送信電力(Tx Power)等を装置に関する情報を格納することができる。MFP200のBLEユニット418は、BLE無線デバイス111から発信されるアドバタイズパケットを受信することができる。アドバタイズパケットに格納されている「Tx Power」は、アドバタイズ信号のTxの信号強度を示す情報である。
尚、アドバタイズの際には、決定されたチャネル数で、TxとRxが繰り返される。Txは、アドバタイズパケットを送信する区間であり、Rxは、接続要求を受信する区間である。MFP200は、アドバタイズパケットに格納されているTx Powerの値と受信したパケットの受信信号強度から伝搬損失を特定することができ、この特定した伝搬損失からBLE無線デバイスとの距離の推定が行える。即ち、MFP200は、アドバタイズパケットに格納されているTx Powerの値と受信したパケットの受信信号強度から距離情報を取得することができる。
図7(a)、図7(b)、図7(c)は、MFP200、MFP200を操作中の人102、複数のジョブ投入者(ジョブ投入者101、ジョブ投入者104)との関係を示す図である。
図7(a)は、MFP200を操作中の人102がいる場合に、ジョブ投入者101とジョブ投入者104がMFP200を用いて認証印刷ジョブを実行しようと接近している場合の関係図である。
MFP200は起動すると、BLEユニット418においてアドバタイズパケット受信可能状態となる。そして、人検知センサ209の人検知エリアとして距離Rを人検知エリア120として設定する。この距離Rは、操作表示部205によりユーザが設定できるようにしても良いし、変更ができない値としてプログラムに組み込まれても良い。
ジョブ投入者101及びジョブ投入者104はそれぞれBLE無線デバイス111及びBLE無線デバイス112を身につけており、認証印刷ジョブを実行するためにMFP200に接近中である。BLE無線デバイス111及びBLE無線デバイス112は定期的にアドバタイズパケットを送信し、それぞれMFP200がBLE電波到達エリア121内又はBLE電波到達エリア122内に入ると、アドバタイズパケットは、MFP200に受信される。
一方、人検知センサ209が人を検知してから所定時間経過後も人を検知した場合、即ち、人検知エリア120に、人が入ってきてから一定時間以上(例えば、10秒程度)連続して留まっている場合には、MFP200を人が操作中であると判定する。人がMFP200近傍でMFPを操作する場合としては、認証処理をして印刷ジョブを実行する場合やコピー動作やFAX送信等の処理を行う場合が挙げられる。
MFP200を使用している人102がいる場合、ジョブ投入者101及びジョブ投入者104はMFP200を使用して認証印刷ジョブを実行することができない。そこで、MFP200は、MFP200を使用している人102がいることを示す通知を、ジョブ投入者101及びジョブ投入者104がそれぞれ携帯するBLE無線デバイス111及びBLE無線デバイス112に通知する。即ち、MFP200は、受信したアドバタイズ信号パケットの送信元に、MFP200を使用中の人がいること、MFP200を現在使用できないこと等の所定の情報を通知する。
ここでは、ジョブ投入者101からMFP200までの距離R2の方が、ジョブ投入者104からMFP200までの距離R1よりも近いため、ジョブ投入者104に対して他人がMFP200を使用中であること等の所定の情報を通知する。本実施形態では、投入した認証印刷ジョブのジョブ数やページ数に基づいて所定の情報を通知する通知先を決定しているが、これらに限定されるものではなく、ジョブの優先度等の他の条件に基づいて決定してもよい。通知すべき状況を判定できる条件であれば、用途や目的に応じてジョブに関する様々な情報を利用することができる。
図8はジョブ投入者101が近づいているときにMFP200を使用している人がいる場合の通知処理を示すフローチャートである。尚、このフローチャートで示される処理は、MFP200のCPU402が、ROM403に記憶されているプログラムを読み出し実行することで実現される。また、図8では、図7(a)で示したように、MFP200を使用している人102がいる状態で、ジョブ投入者101が印刷ジョブを投入した場合の処理を説明する。
S802で、CPU402は、BLE無線デバイス111から印刷ジョブ(認証印刷ジョブ)を受信する。この後、CPU402は、BLE無線デバイス111から定期的に送信されるアドバタイズパケットを受信する。そして、CPU402は、アドバタイズパケットのペイロードに含まれているユーザIDを取得することで、BLE無線デバイス111のユーザを特定することができる。
S803で、CPU402は、受信した印刷ジョブに含まれるユーザIDを含むアドバタイズ信号を発信するBLE無線デバイス111がMFP200に近付いてきているか否かを判定する。つまり、ジョブ投入者がMFP200に近付いてきているか否かを判定する。本実施形態では、受信した印刷ジョブに含まれるユーザIDと、BLE無線デバイスから定期的に受信するアドバタイズパケットに含まれているユーザIDを比較した結果と、そのアドバタイズパケットに含まれるTx Powerを参照することで判定する。具体的には、受信した印刷ジョブに含まれるユーザIDと、BLE無線デバイス111から受信するアドバタイズパケットのユーザIDとが一致するか、及びBLE無線デバイス111の距離が所定の範囲内となったかにより判定するに基づいて判定する。BLE無線デバイス111のMFP200からの距離は、Tx Powerの値及び受信したパケットの受信信号強度に基づいて推定する。
判定の結果、近付いてきていない場合(S803でNO)、近付いてくるまで待機する。一方、判定の結果、近付いてきている場合(S803でYES)、S804で、CPU402は、人検知センサ209を用いてMFP200の所定範囲内に人が一定時間以上連続して存在しているか否かを判定する。尚、人検知センサ209は、ジョブ投入者が近付いてこなくとも、常に、検知動作を継続しており、S804の実行時は、検知動作の結果に基づいて判定を行う。
判定の結果、人が一定時間以上連続して存在する場合(S804でYES)、S805で、CPU402は、使用不可情報を、MFP200に近付いてくるジョブ投入者101のBLE無線デバイス111に通知する。使用不可情報とは、例えば、人がMFP200を使用中であり、使用不可能であることを示す情報である。
一方、他人が一定時間以上連続して存在しない場合(S804でNO)、CPU402は、ジョブ投入者101のBLE無線デバイス111には何も通知せず、ジョブ投入者101による操作(認証処理)に基づいて、受信した印刷ジョブを実行する(S806)。
S807で、CPU402は、人検知センサ209を用いてMFP200の所定範囲内に人が存在しなくなったか否かを判定する。判定の結果、依然として、人が存在している場合(S807でYES)、存在しなくなるまで待機する。人が存在しなくなった場合(S807でNO)、CPU402は、S808で、人の操作が終了したこと、つまり、MFP200が使用可能であることを示す使用可情報を、MFP200に近付いてくるジョブ投入者101のBLE無線デバイス111に通知する。
図11(a)は、図8あるいは図9の処理における使用不可情報の一例となる通知画面である。本実施形態では、「MFPXXXを使用して、他の人が作業中です。しばらくしてから、再度印刷動作を実施して下さい」とメッセージを表示する。また、図11(b)は、図8あるいは図9の処理における使用可情報の一例となる通知画面である。本実施形態では、「MFPXXXが使用可能になりました」とメッセージを表示する。これらの所定の情報を含む通知画面はいずれも、例えば、ジョブ投入者が所持する、BLE無線デバイスを搭載する携帯端末30の表示部711に表示される。また、この通知画面は、MFP200の状態を示す情報でもあるので、MFP200の状態情報とも言える。
以上説明したように、実施形態1によれば、外部装置から画像形成装置へ印刷ジョブを投入した後、画像形成装置で出力するために、ユーザが画像形成装置に近づいた場合、他人の使用によりその投入した印刷ジョブをすぐに実行できないという事態を防ぐことができる。即ち、本実施形態では、ジョブ投入者に対し、そのジョブ投入者よりも早く画像形成装置を使用するユーザがいる場合、具体的には、MFP200の近傍に人が存在する場合、ジョブ投入者に使用不可であることを通知する。これにより、ジョブ投入者が画像形成装置の近傍で待機する時間を削減することができる。
<実施形態2>
本実施形態では、人検知部423によりMFP200の近傍に人が存在するか検知する代わりに、MFP200に近づく人が複数存在する場合に、特定のジョブ投入者に使用不可情報を通知する。尚、実施形態1と重複する説明は省略する。また、実施形態1と同一のものには同一の符号を付す。
図7(b)は、図7(a)の構成において、MFP200を操作中の人がおらず、ジョブ投入者101及び104それぞれが、認証印刷ジョブを実行するためにMFP200に接近しており、それぞれのMFP200までの距離が同程度の場合の関係図である。
図7(b)では、ジョブ投入者101及びジョブ投入者104それぞれからのMFP200までの距離R1が同一である場合、MFP200は、投入された認証印刷ジョブのジョブ数やページ数の比較を行う。ジョブ数やページ数の少ないジョブ投入者を優先し、ジョブ数やページ数の多いジョブ投入者が携帯するBLE無線デバイスに他人がMFP200を使用中であること、MFP200を現在使用できないこと等のMFP200の状態情報を通知する。本実施形態では、ジョブ投入者101が投入した認証印刷ジョブの方がジョブ数やページ数が少ない場合、ジョブ投入者104に対して他人がMFP200を使用中であること又はMFP200を現在使用できないことを通知する。
尚、本実施形態では、距離R1が同じである場合を例に挙げて説明したが、距離R1が同一である場合に限定されず、MFP200からの距離を複数レベル(例えば、レベル1〜レベル3等)に分け、同じレベルであれば距離が同程度であると判断してもよい。そして、MFP200からの距離が同じレベルである場合、上記の比較及び通知を行うようにすればよい。
図7(c)は、図7(a)の構成において、MFP200を使用している人がおらず、ジョブ投入者101及び104それぞれが、認証印刷ジョブを実行するためにMFP200に接近している。そして、さらに、ジョブ投入者104に比べ、ジョブ投入者101のMFP200までの距離が近い場合の関係図である。
図9はMFP200の周辺に人がいない状態で、ジョブ投入者が一人もしくは複数近づいている場合の通知処理を示すフローチャートである。尚、このフローチャートで示される処理は、MFP200のCPU402が、ROM403に記憶されているプログラムを読み出し実行することで実現される。また、図9では、図7(b)で示したように、MFP200を使用中の人がいない状態で、複数のジョブ投入者が印刷ジョブを投入した場合の処理を説明する。
S902で、CPU402は、BLE無線デバイス111及び112から印刷ジョブを受信する。この後、CPU402は、BLE無線デバイス111及びBLE無線デバイス112それぞれから定期的に送信されるアドバタイズパケットを受信する。そして、CPU402は、アドバタイズパケットのペイロードに含まれているユーザIDを取得することで、BLE無線デバイス111及び112のユーザを特定することができる。
S903で、CPU402は、受信した印刷ジョブに含まれるユーザIDを含むアドバタイズ信号を発信するBLE無線デバイスがMFP200に近付いてきているか否かを判定する。この判定は、図8のS803と同様の方法で判定してもよいが、ここでは、更に、BLE無線デバイスが近付いてきているか否かを、同じユーザIDを含むアドバタイズパケットを複数回取得できるか否かにより判定する。本実施形態では、同じユーザIDを含むアドバタイズパケットを継続的に取得した場合、BLE無線デバイスが近づいてきていると判定する。
尚、これに限定されず、同じユーザIDを含むアドバタイズパケットを複数回取得し、その差に基づいてBLE無線デバイスが近付いてきているか否かを判定してもよい。具体的には、第1のアドバタイズパケットの受信信号強度に基づいて特定するBLE無線デバイスの第1の距離と、その後に受信した第2のアドバタイズパケットの受信信号強度に基づいて特定するBLE無線デバイスの第2の距離により判定してもよい。例えば、第1の距離から第2の距離を引いたときプラスであれば、近づいてきていると判定できる。
判定の結果、近付いてきていない場合(S903でNO)、近付いてくるまで待機する。一方、判定の結果、近付いてきている場合(S903でYES)、S904で、CPU402は、ジョブ投入者が1人だけであるかの否かを判定する。判定の結果、ジョブ投入者が1人だけである場合(S904でYES)、S905で、CPU402は、ジョブ投入者による操作に基づいて、受信した印刷ジョブを実行する。
一方、ジョブ投入者が1人だけでない、つまり、ジョブ投入者が複数である場合(S904でNO)、S906で、CPU402は、MFP200に距離が一番近いジョブ投入者が1人だけであるか否かを判定する。つまり、MFP200から同一距離で一番近いジョブ投入者が複数存在するか否かを判定する。尚、距離は、同一か否かに限定されず、図7(b)で説明した場合と同様に、MFP200からの距離が同レベルかどうかの判断であってもよい。
判定の結果、MFP200に距離が一番近いジョブ投入者が1人だけである場合(S907でYES)、CPU402は、そのジョブ投入者以外のジョブ投入者のBLE無線デバイスに、使用不可情報を通知する。即ち、MFP200に距離が一番近いBLE無線デバイスのユーザ以外のユーザのBLE無線デバイスに、使用不可情報を送信する。
一方、MFP200に距離が一番近いジョブ投入者が1人だけでない場合(S906でNO)、つまり、MFP200からの距離が同一距離で複数のジョブ投入者が近付いてくる場合、S908で、CPU402は、各ジョブ投入者の投入ジョブ数を比較する。そして、比較の結果、投入ジョブ数が一番少ない投入者が1人であるか否かを判定する。つまり、投入ジョブ数が一番少ないジョブ投入者が複数人いるかを判定する。判定の結果、投入ジョブ数が一番少ない投入者が1人だけある場合(S908でYES)、S909で、CPU402は、投入ジョブ数の一番少ないジョブ投入者以外のジョブ投入者のBLE無線デバイスに、使用不可情報を通知する。
一方、投入ジョブ数が一番少ないジョブ投入者が1人だけでない場合(S908でNO)、つまり、投入ジョブ数が一番少ないジョブ投入者が複数人である場合、S910で、CPU402は、投入ジョブ数が一番少ないジョブ投入者の各印刷ジョブのページ数を比較する。そして、ページ数が一番少ない印刷ジョブが1つだけであるか否かを判定する。判定の結果、ページ数が一番少ない印刷ジョブが1つだけである場合(S910でYES)、S911で、CPU402は、ページ数の一番少ない印刷ジョブのジョブ投入者以外のジョブ投入者のBLE無線デバイスに、使用不可情報を通知する。
一方、ページ数が一番少ない印刷ジョブが1つだけでない場合(S910でNO)、何も通知することなく、処理を終了する。
以上の処理において、使用不可情報を通知した後に、MFP200に一番近いジョブ投入者(もしくは、その中でさらにジョブ数やジョブのページ数等のジョブ内容が少ないジョブ投入者)のBLE無線デバイスがMFP200から離れる場合がある。あるいは、そのMFP200に一番近いジョブ投入者による印刷ジョブの実行が完了する場合もある。したがって、S907〜S911の後に、図8のS808と同様に、使用不可情報を通知した通知先であるBLE無線デバイスに、使用可情報を通知しても良い。
また、図9では、図8におけるS804での画像処理装置の操作者の有無を判定する構成を省略しているが、これに限定されず、図9のS903の後に図8のS804の処理を更に適用してもよい。その場合、複数のジョブ投入者の少なくとも1人が画像処理装置へ接近している状態で、画像処理装置の操作者が存在する場合には、複数のジョブ投入者の内、画像処理装置へ接近しているジョブ投入者へ使用不可情報を送信するようにしてもよい。
以上説明したように、実施形態2によれば、外部装置から画像形成装置へ印刷ジョブを投入した後、画像形成装置で出力するために、ユーザが画像形成装置に近づいた場合、他人の使用によりその投入した印刷ジョブをすぐに実行できないという事態を防ぐことができる。即ち、本実施形態では、第1ジョブ投入者に対し、そのジョブ投入者よりも早く画像形成装置を使用するユーザがいる場合、具体的には、MFP200に近づいており且つ第1ジョブ投入者よりもMFP200の近くに他のジョブ投入者がいる場合、第1のジョブ投入者に使用不可であることを通知する。これにより、ジョブ投入者が画像形成装置の近傍で待機する時間を削減することができる。
また、複数の外部装置からジョブを受信している場合には、それらの複数の外部装置の接近状況に応じて、適応的に、特定の外部装置へ使用不可情報を通知するので、複数の外部装置のユーザそれぞれに対して、効率的な画像形成装置の利用を促すことができる。
<他の実施形態>
上述した実施形態では、ジョブ投入者に対し、そのジョブ投入者よりも早く画像形成装置を使用するユーザがいる場合、ジョブ投入者に使用不可の通知を行うものとした。そのジョブ投入者よりも早く画像形成装置を使用するユーザとは、そのジョブ投入者よりも画像形成装置に近くに存在するユーザである。具体的には、実施形態1では、MFP200の近傍に存在するユーザ、実施形態2では、MFP200に近づいており且つ第1のジョブ投入者よりもMFP200の近くに存在するジョブ投入者である。これにより、ジョブ投入者が画像形成装置の近傍で待機する時間を削減することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、MFP200にエラーが発生した場合、さらに通知を行うようにしてもよい。
図10はジョブ投入者が近づいているときにMFP200でエラーが発生した場合の処理を示すフローチャートである。尚、このフローチャートで示される処理は、MFP200のCPU402が、ROM403に記憶されているプログラムを読み出し実行することで実現される。尚、図10において、図8と同一の処理については、同一のステップ番号を付加して、その詳細説明については省略する。
S802を経て、ジョブ投入者が近付いてきている場合(S803でYES)、S1004で、CPU402は、MFP200のエラーが発生しているか否かを判定する。エラーが発生している場合(S1004でYES)、S1005で、CPU402は、MFP200にエラーが発生していることを示すエラー情報を、ジョブ投入者のBLE無線デバイスに通知する。一方、エラーが発生していない場合(S1004でNO)、S806へ進む。
これにより、MFP200でエラーが発生した場合、ジョブ投入者のうちMFP200に近づこうとするジョブ投入者に、エラーが発生していて使用できないことを通知することができる。尚、S1005の後に、さらに、エラーが解除したか判定し、エラーが解除したと判定した場合、S808と同様に、使用可情報を通知するようにしてもよい。
図11(c)は、図11の処理におけるエラー情報の一例となる通知画面である。本実施形態では、「MFPXXXが使用可能になりました」とメッセージを表示する。これらの所定の情報を含む通知画面はいずれも、例えば、ジョブ投入者が所持する、BLE無線デバイスを搭載する携帯端末30の表示部711に表示される。また、この通知画面は、MFP200の状態を示す情報でもあるので、MFP200の状態情報とも言える。
また、上述した実施形態では、ジョブを投入する外部装置と、認証処理を行う携帯端末を別のものとしたが、これに限定されず、携帯端末がジョブを投入する外部装置であってもよい。このとき、携帯端末は、BLEユニット418へ印刷ジョブのジョブデータを送信してもよいし、BLEよりもより広範囲に通信可能なWLANユニット416のように他の通信手段により送信してもよい。
尚、本実施形態では、BLE無線デバイスからアドバタイズパケットを継続的に受信し、ジョブ投入者がMFP200に近付いてきているか否かの判定をしたが、これに限定されるものではない。例えば、MFP200内で生成されるイベントの発生時や、ある一定の時間間隔でポーリングを実施し、都度(所定の時点)、ジョブ投入者(BLE無線デバイス)の位置情報を更新することもできる。
また、上述した実施形態では、近距離無線通信として、BLEを使用しているが、ZigBee等、ブロードキャスト送信可能な無線通信方式であっても適用可能である。
また、実施形態1では、人が、BLE無線デバイス111及び112を有する携帯端末30を有し、携帯端末30のBLE無線デバイスから送信される電波をMFP200が受信しているが、これに限定されるものではない。例えば、MFP200に搭載されるBLE無線デバイスを用いて、ユーザが所持する携帯端末でその電波を受信し、それをサーバ経由でMFP200へ伝えることで、人の存在位置を検出することもできる。あるいは、BLE無線デバイスを、部屋等の拠点に複数配置し、3点測位方法で人の位置を検出するようにしても良い。
また、実施形態1では、MFP200を操作している人をBLE無線デバイスとは異なる人検知センサ209を用いて検出しているが、人検知センサ209の代わりにBLE無線デバイスを用いても良い。BLE無線デバイスで、MFP200に対してある距離以内に連続して一定時間以上人がいると検知した場合に、人がMFP200を操作していると検知しても良い。
上述した実施形態では、MFP200に投入するジョブは、認証印刷ジョブとしているが、大量の通常の印刷ジョブが投入されている場合には、その処理時間もかかる。そこで、このような場合は、MFP200に人がいるか否かに関わらず、ジョブ投入者がMFP200に近づいた場合に、上記実施形態を適用して、使用不可情報、使用可情報、エラー情報等の状態情報を通知するようにしても良い。
また、上述した実施形態では、印刷ジョブを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、MFP200には、印刷ジョブ以外に、コピー機能やファクス受信機能等がある。そして、これらのコピー機能におけるコピージョブや、ファクス受信機能によるファクス受信ジョブにおいても、MFPの印刷機能を使用することになる。そのため、これらの印刷機能を利用する各種ジョブについても、上記実施形態を適用することもできる。
尚、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
30:携帯端末、200:MFP、401:メインボード、402:CPU、416:WLANユニット、417:NFCユニット、418:BLEユニット

Claims (12)

  1. 外部装置から受信するジョブを処理する画像処理装置であって、
    前記外部装置からのジョブを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信したジョブを投入したユーザが当該画像処理装置に近付いてきているかを判定する第1判定手段と、
    当該画像処理装置の近くに他のユーザがいるかを判定する第2判定手段と、
    前記第1判定手段、及び前記第2判定手段の判定の結果に基づいて、前記ジョブを投入したユーザへ所定の情報を通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第2判定手段は、当該画像処理装置の第1範囲内に物体が存在するかを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1判定手段により近付いてきていると判定され、且つ前記第2判定手段は、定時間以上連続して前記第1範囲内に物体が存在していると判定された場合、前記通知手段は、前記第1判定手段が近付いてきていると判定した前記ユーザへ前記所定の情報を通知する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2判定手段は、ジョブを投入したユーザが当該画像処理装置の所定の範囲内に複数存在するかを判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記第2判定手段が前記複数のユーザが当該画像処理装置に近付いてきていると判定した場合、前記通知手段は、前記複数の外部装置の内、当該画像処理装置との距離が近いユーザ以外のユーザへ前記所定の情報を通知する
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2判定手段が、前記複数のユーザが当該画像処理装置に近付いてきていると判定した場合、前記通知手段は、各外部装置と当該画像処理装置との距離及び各外部装置から受信したジョブのジョブ内容に基づいて、前記所定の情報を通知する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記所定の情報は、当該画像処理装置を操作しているユーザが存在することを示す情報である
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記所定の情報を通知した後、前記第2判定手段が当該画像処理装置の近くに他のユーザが存在しないと判定した場合、前記通知手段は、前記第1判定手段により前記ユーザが当該画像処理装置に近付いてきていると判定した前記ユーザへ、当該画像処理装置が使用可能となったことを示す情報を通知する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 当該画像処理装置の状態を特定する特定手段をさらに有し、
    前記特定手段が当該画像処理装置にエラーが発生していることを特定した場合、前記通知手段は、前記第1判定手段が近付いてきていると判定する前記ユーザへ、当該画像処理装置にエラーが発生していることを示す情報を通知する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. BLE規格に従う通信を介して距離情報を取得する取得手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 外部装置から受信するジョブを処理する画像処理装置の制御方法であって、
    前記外部装置からのジョブを受信する受信工程と、
    前記外部装置からジョブを投入したユーザが当該画像処理装置に近付いてきているかを判定する第1判定工程と、
    当該画像処理装置の近くに他のユーザがいるかを判定する第2判定工程と、
    前記第1判定工程及び前記第2判定工程の判定の結果に基づいて、前記ジョブを投入したユーザへ所定の情報を通知する通知工程と
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  12. 外部装置から受信するジョブを処理する画像処理装置の制御をコンピュータに機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記外部装置からのジョブを受信する受信手段と、
    前記外部装置からジョブを投入したユーザが当該画像処理装置に近付いてきているかを判定する第1判定手段と、
    当該画像処理装置の近くに他のユーザがいるかを判定する第2判定手段と、
    前記第1判定手段及び前記第2判定手段の判定の結果に基づいて、前記ジョブを投入したユーザへ所定の情報を通知する通知手段と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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