JP2021148987A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジョブのエラーが発生したときに、外部メモリーを用いて、ジョブの再開までの時間を短縮して、生産性の低下を回避する。【解決手段】画像形成装置10において、制御部31は、画像読取部11による原稿の画像の読取り動作又は画像形成部12による原稿の画像の形成動作に生じたエラーが検出された場合に、該検出したエラーにより動作が中断された画像を含む保留ジョブデータHJを生成し、該生成した保留ジョブデータHJを、USBコネクター26を通じてUSBメモリーに記憶させる。【選択図】図2

Description

本発明は、コピージョブやファクシミリジョブなどを実行する画像形成装置に関し、特に、ジョブのエラー発生後であっても該ジョブを継続して実行させる技術に関する。
画像形成装置では、原稿の画像を読取って記録紙に形成するコピージョブや、原稿の画像を読取って送信するファクシミリジョブなどが実行される。また、特許文献1に記載の多機能複写機では、USBポートを備え、ユーザーがUSBメモリーをUSBポートに接続すると、USBメモリーに記憶されているファイルが読み出されて表示部に表示され、このファイルについて、ユーザーにより選択された印刷、電子メール、及びファクシミリ通信のいずれかが実行される。
米国特許第08223383号明細書
ここで、画像形成装置においては、コピージョブやファクシミリジョブの実行中にエラーが生じることがある。このとき、ジョブのやり直しに手間がかかると生産性が低下する。例えば、記録紙のジャムが生じた場合に、そのジャムを解消してからジョブをやり直していたのでは、ジョブの再開までに長い時間が費やされて生産性が低下する。
ジョブのエラーにより原稿の画像の形成や送信が中断されたときに、該原稿の画像をUSBメモリーなどの外部メモリーに記憶させて、他の画像形成装置で該原稿の画像の形成や送信を継続させたならば、ジョブの再開までの時間を短縮して、生産性の低下を回避することができるが、そのような技術が未だに提供されていない。
上記特許文献1には、USBメモリーに記憶されているファイルが読み出され、このファイルについて、ユーザーにより選択された印刷、電子メール、及びファクシミリ通信のいずれかが実行されることが開示されているが、ジョブの実行中にエラーが生じた場合であっても当該ジョブを継続可能にする技術までは開示がない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、ジョブのエラーが発生したときに、外部メモリーを用いて、ジョブの再開までの時間を短縮してそれまでのジョブの実行を継続可能とし、生産性の低下を回避することを目的とする。
本発明の一局面にかかる画像形成装置は、原稿の画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部により読み取られた画像、若しくは、送信された画像を記録紙に形成する画像形成部と、外部メモリーが着脱自在に接続されるコネクターと、前記画像読取部による原稿の画像の読取動作又は前記画像形成部による原稿の画像の形成動作の実行に付随して生じたエラーを検出する検出部と、前記検出部がエラーを検出した場合に、該検出したエラーにより処理が中断された画像を含む保留ジョブデータを生成し、該生成した保留ジョブデータを、前記コネクターを通じて前記外部メモリーに記憶させる制御部と、を備える。
本発明によれば、ジョブのエラーが発生したときに、外部メモリーを用いて、ジョブの再開までの時間を短縮してそれまでのジョブの実行を継続可能とし、生産性の低下を回避することができる。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置を示す断面図である。 本実施形態の画像形成装置の主要構成を示すブロック図である。 表示部に表示されたジョブエラーの補償設定ボックスを示す図である。 ジョブエラーの補償設定ボックスでの設定内容を記憶したジョブテーブルを概念的に示す図である。 各画像形成装置別に、画像形成装置の識別子と各機能の有無を対応付けて保存した機能テーブルを概念的に示す図である。 ジョブのエラーにより原稿の画像の形成や送信が中断されたときに、原稿の画像をUSBメモリーに記憶させたり他の画像形成装置に送信したりするための制御手順を示すフローチャートである。 表示部に表示されたポップアップ画面を示す図である。 保留ジョブデータを画像形成装置で実行するための制御手順を示すフローチャートである。 表示部に表示された他のポップアップ画面を示す図である。 保留ジョブデータを他の画像形成装置で実行するための制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明にかかる一実施形態の画像形成装置を示す断面図である。この画像形成装置10は、例えばコピー機能、プリンター機能、ファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えたMFP(複合機)である。この画像形成装置10は、画像読取部11と、画像形成部12とを備えている。
画像読取部11は、原稿の画像を光学的に読み取る撮像素子を有しており、この撮像素子のアナログ出力がデジタル信号に変換されて、原稿の画像を示す画像データが生成される。
画像形成部12は、上記画像データによって示される画像を記録紙に形成するものであり、マゼンタ用の画像形成ユニット3M、シアン用の画像形成ユニット3C、イエロー用の画像形成ユニット3Y、及びブラック用の画像形成ユニット3Bkを備えている。各画像形成ユニット3M、3C、3Y、及び3Bkのいずれにおいても、感光体ドラム4の表面を均一帯電させ、感光体ドラム4の表面を露光して、感光体ドラム4の表面に静電潜像を形成し、感光体ドラム4の表面の静電潜像をトナー像に現像して、感光体ドラム4の表面のトナー像を中間転写ベルト5に1次転写する。これにより、カラーのトナー像が中間転写ベルト5上に形成される。このカラーのトナー像は、中間転写ベルト5と2次転写ローラー6の間のニップ域Nにおいて給紙部14から搬送路8を通じて搬送されてきた記録紙Pに2次転写される。
この後、定着装置15で記録紙Pが加熱及び加圧されて、記録紙P上のトナー像が熱圧着により定着され、更に記録紙Pが排出ローラー16を通じて排出トレイ17に排出される。
次に、画像形成装置10の制御に係る構成について説明する。図2は、画像形成装置10の主要内部構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように画像形成装置10は、画像読取部11と、画像形成部12と、表示部21と、操作部22と、タッチパネル23と、ファクシミリ通信部24と、ネットワーク通信部25と、USBコネクター26と、画像メモリー27と、記憶部28と、制御ユニット29とを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信が可能とされている。
表示部21は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイなどから構成される。操作部22は、テンキー、決定キー、スタートキーなどの物理キーを備えている。
表示部21の画面には、タッチパネル23が配置されている。タッチパネル23は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式などのタッチパネルであって、タッチパネル23に対するユーザーの指などの接触(タッチ)をその接触位置とともに検知して、その接触位置の座標を示す検知信号を制御ユニット29の後述する制御部31などに出力する。これにより、タッチパネル23を通じて表示部21の画面に表示されているGUI(Graphical User Interface)の操作が可能となる。
ファクシミリ通信部(FAX通信部)24は、画像を示す画像データを、ネットワークを通じてファクシミリ装置(図示せず)などとの間で送受信する。
ネットワーク通信部(NW通信部)25は、不図示のLANチップなどの通信モジュールを備える通信インターフェイスであり、有線又は無線LANを通じて他の画像形成装置40などとの間でデータの送受信を行う。
USBコネクター26は、USB規格に基づく接続端子であり、USBメモリーに接続され、又はUSBケーブルを通じて端末装置に接続される。
記憶部28は、SSD(Solid State Drive)、又はHDD(Hard Disk Drive)などの大容量の記憶装置であって、各種のアプリケーションプログラムや種々のデータを記憶している。
制御ユニット29は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット29は、上記のROM又は記憶部28に記憶された制御プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部31として機能する。
制御部31は、画像形成装置10を統括的に制御する。制御ユニット29は、画像読取部11、画像形成部12、表示部21、操作部22、タッチパネル23、ファクシミリ通信部24、ネットワーク通信部25、USBコネクター26、画像メモリー27、及び記憶部28などと接続されている。制御部31は、これらの構成要素の動作制御や、該各構成要素との間での信号またはデータの送受信を行う。
制御部31は、画像形成装置10による画像形成に必要な各種の処理などを実行する処理部としての役割を果たす。また、制御部31は、タッチパネル23から出力される検知信号あるいは操作部22の物理キーの操作に基づき、ユーザーにより入力された操作指示を受け付ける。更に、制御部31は、表示部21の表示動作を制御する機能、ファクシミリ通信部24及びネットワーク通信部25の通信動作を制御する機能を有する。また、制御部31は、ネットワーク通信部25により他のコンピューター等から受信されたデータが示す画像を画像形成部12により記録紙Pに形成させる。
センサー30は、画像読取部11による原稿の画像の読取動作又は画像形成部12による原稿の画像の形成動作の実行に付随して生じたエラーを検出するセンサーである。画像形成装置10には、当該センサー30は、原稿又は記録紙のジャムの発生、記録紙の残無し、トナーの残無し、ファクシミリ通信中断、データ送信のための通信中断などの各エラーを検出する既知のセンサーが当該エラー毎に設けられている。センサー30は、当該各センサーの総称である。センサー30は、特許請求の範囲における検出部の一例である。なお、ファクシミリ通信中断及びテータ送信のための通信中断の検出は、制御部31が当該センサーに代わって行ってもよい。この場合、制御部31が、特許請求の範囲における検出部としても機能する。
このような構成の画像形成装置10において、例えば、ユーザーが、タッチパネル23を通じて表示部21の画面に表示されているGUIを操作し、又は操作部22を操作して、コピージョブの設定情報(カラー又はモノクロ、枚数など)を設定し、原稿を画像読取部11にセットし、操作部22のスタートキーを操作して、ジョブの実行の指示を入力すると、制御部31は、その指示を受け付けて、コピージョブの設定情報に基づき、画像読取部11により原稿の画像を読取らせて、原稿の画像を示す画像データを画像メモリー27に記憶させ、画像データを画像形成部12に入力させて、画像形成部12より原稿の画像を記録紙に形成させる。
また、ユーザーが、タッチパネル23を通じて表示部21の画面に表示されているGUIを操作し、又は操作部22を操作して、ファクシミリジョブの設定情報(宛先(受信側のファクシミリ装置の電話番号)、解像度など)を設定し、原稿を画像読取部11にセットし、操作部22のスタートキーを操作して、ジョブの実行の指示を入力すると、制御部31は、その指示を受け付けて、ファクシミリジョブの設定情報に基づき、画像読取部11により原稿の画像を読取らせ、原稿の画像を示す画像データを画像メモリー27に記憶させ、画像データを、ファクシミリ通信部24を通じて受信側のファクシミリ装置に送信する。
また、ユーザーが、タッチパネル23を通じて表示部21の画面に表示されているGUIを操作し、又は操作部22を操作して、スキャンデータ送信ジョブの設定情報(宛先(受信側の装置又は記憶装置のIPアドレス等)、解像度など)を設定し、原稿を画像読取部11にセットし、操作部22のスタートキーを操作して、ジョブの実行の指示を入力すると、制御部31は、その指示を受け付けて、スキャンデータ送信ジョブの設定情報に基づき、画像読取部11により原稿の画像を読取らせ、原稿の画像を示す画像データを画像メモリー27に記憶させ、画像データを、ネットワーク通信部25を通じて受信側の装置に送信する。
このように画像形成装置10では、コピージョブ、ファクシミリジョブ、及びスキャンデータ送信ジョブなどが実行される。
ところで、コピージョブ、ファクシミリジョブ、及びスキャンデータ送信ジョブの実行中にエラーが生じることがある。このとき、ジョブのやり直しに手間がかかったならば、生産性が低下する。
そこで、画像形成装置10においては、ジョブのエラーにより原稿の画像の形成や送信が中断されたときに、その原稿の画像をUSBメモリーに記憶させ、又は送信する。他の画像形成装置40においては、USBメモリーから原稿の画像を読み取る又は受信して、ジョブを継続して実行する。これにより、ジョブの再開までの時間を短縮して、生産性の低下を回避する。
ここで、画像形成装置10においてジョブのエラーが生じたときに、他の画像形成装置40においてそのジョブを継続して実行するには、画像形成装置10において、ユーザーが、図3に示すような表示部21の画面に表示されているジョブエラーの補償設定ボックスBXに対する操作により、種々の設定を予め入力する。制御部31は、当該入力された設定を例えば不揮発性の内蔵メモリー又は記憶部28等に記憶させる(本実施形態では記憶部28に記憶させるものとする)。この補償設定ボックスBXには、ジョブの継続設定欄B1、ジョブの記憶又は送信設定欄B2、及びジョブの実行設定欄B3が設けられている。ジョブの継続設定欄B1には、ジョブの継続の自動設定を指示するためのキーK11、ジョブの継続の手動設定を指示するためのキーK12、及びジョブの継続の禁止を指示するためのキーK13が配置されている。また、ジョブの記憶又は送信設定欄B2には、ジョブの記憶を指示するためのキーK21、及びジョブの送信を指示するためのキーK22が配置されている。更に、ジョブの実行設定欄B3には、ジョブの実行の自動設定を指示するためのキーK31、ジョブの実行の手動設定を指示するためのキーK32、及びジョブの実行の禁止を指示するためのキーK33が配置されている。
ユーザーが、タッチパネル23を通じて表示部21の画面に表示されているGUIを操作する又は操作部22を操作することで、そのジョブエラーの補償設定ボックスBXの表示の指示を入力すると、制御部31がその指示の入力を受け付けて当該指示に従って、補償設定ボックスBXを表示部21の画面に表示させる。
制御部31は、補償設定ボックスBXのデフォルト設定として、キーK13の操作に応じて設定及び不設定が指示されるジョブの継続の禁止が設定がされている状態(以下、設定されている状態を「オン」と記す)、キーK21の操作に応じて設定される、ジョブを記憶させる設定がオン、キーK33の操作に応じて設定される、ジョブの実行を禁止する設定がオン、を記憶している。
ユーザーは、ジョブの継続設定欄B1の各キーK11、K12、K13のいずれか1つ、ジョブの記憶又は送信設定欄B2の各キーK21、K22のいずれか1つ、ジョブの実行設定欄B3の各キーK31、K32、K33のいずれか1つを選択して操作すると、タッチパネル23を介して、制御部31に、選択して操作されたキーに対応する設定をオンにする指示が受け付けられる。制御部31は、受け付けた指示に対応する設定をオンにする。
ただし、制御部31は、ジョブの記憶又は送信設定欄B2の各キーK21、K22に対応する設定のオンオフは、ジョブの継続設定欄B1におけるジョブの継続の自動設定を指示するためのキーK11に対応する設定がオンであるときにのみ受け付け、ジョブの継続設定欄B1におけるジョブの継続の手動設定を指示するためのキーK12又はジョブの継続の禁止を指示するためのキーK13に対応する設定がオンであるときには受け付けない。
図4は、ジョブの継続設定欄B1の各キーK11、K12、K13に対応する各設定のオンオフ、ジョブの記憶又は送信設定欄B2の各キーK21、K22に対応する各設定のオンオフ、ジョブの実行設定欄B3の各キーK31、K32、K33に対応する各設定のオンオフを保存したジョブテーブルDT1を示す図であり、このジョブテーブルDT1が記憶部28に記憶されている。
また、複数の画像形成装置の機能を保存した図5に示すような機能テーブルDT2が記憶部28に記憶されている。この図5に示す機能テーブルDT2には、各画像形成装置別に、画像形成装置の識別子IDと各機能の有無が対応付けて保存されている。各機能としては、カラー印刷、両面印刷、ファクシミリ通信などがある。
次に、画像形成装置10においてジョブのエラーにより画像の形成や送信が中断されたときに、ジョブエラーの補償設定ボックスBXが示すジョブエラーの補償設定の各設定内容に応じて、その画像をUSBメモリーに記憶させる、或いは他の画像形成装置40に送信するという制御の手順を、図6に示すフローチャートなどを参照して説明する。
制御部31は、コピージョブやファクシミリジョブの実行中に、複数のセンサー30の検出出力に基づきエラーが発生したか否かの判定を行って(S101「No」)、エラーの発生を待機している。例えば、コピージョブでは、原稿又は記録紙のジャムの発生、記録紙の残無し、トナーの残無しなどがエラーの一例である。また、ファクシミリジョブでは、原稿のジャムの発生、ファクシミリ通信中断などがエラーの一例である。スキャンデータ送信ジョブでは、原稿のジャムの発生、データ送信のための通信中断などがエラーの一例である。
制御部31は、エラーの発生を判定すると(S101「Yes」)、上記各センサーの検出出力に基づきエラーの内容を判定して(S102)、エラーの発生及びその判定したエラーの内容を表示部21に表示させる(S103)。そして、制御部31は、記憶部28内のジョブテーブルDT1を参照して、ジョブ継続の禁止設定のオンオフを判定する(S104)。例えば、制御部31は、ジョブ継続禁止の設定がオンであると判定すると(S104「Yes」)、画像読取部11、画像形成部12又はファクシミリ通信部24を直ちに停止させて、ジョブを中断させる(S105)。この後、処理は終了する。
この場合、ユーザーは、表示部21に表示されているエラーの内容に応じて該エラーを解消するための作業を行ってから、コピージョブやファクシミリジョブを手動操作で再開させることとなる。
一方、制御部31は、ジョブ継続禁止の設定がオフであると判定した場合は(S104「No」)、ジョブの継続が許可されているので、上記各センサーの検出出力に基づきエラーが画像読取部11で発生したものであるか否かを判定する(S106)。
例えば、原稿のジャムが画像読取部11で発生した場合、制御部31は、エラーが画像読取部11で発生したものであると判定する(S106「Yes」)。このとき、制御部31は、画像読取部11を直ちに停止させると共に、画像形成部12又はファクシミリ通信部24を直ちに停止させて、ジョブを中断させる(S107)。制御部31は、このジャムが発生するまでに画像読取部11により読取られて画像メモリー27に既に記憶されている原稿の画像を保持しておく。更に、制御部31は、この原稿の画像及び該原稿の画像(原稿の画像が複数である場合は画像毎)について行うべき処理が終了しているか否かを示す情報を含む保留ジョブデータHJを生成し(S108)、この保留ジョブデータHJを記憶部28に記憶させる(S109)。この保留ジョブデータHJは、原稿の画像、該原稿の画像の処理が終了しているか否かの他に、コピージョブの設定情報(カラー又はモノクロ、枚数など)、ファクシミリジョブの設定情報(宛先(送信相手先(受信側)となるファクシミリ装置の電話番号)、解像度など)、又はスキャンデータ送信ジョブの設定情報(宛先(送信相手先(受信側)となる装置のIPアドレス等)、解像度など)等、ジョブの実行に必要な情報を含んでいる。
このようにジョブの継続が許可されている状態で、エラーが画像読取部11で発生したときには、コピージョブ又はファクシミリジョブが直ちに停止されて、この停止直前までに画像読取部11により読取られた原稿の画像、及び該原稿の画像の処理が終了しているか否かなどを示す保留ジョブデータHJが生成されて記憶部28に記憶される。この場合、ユーザーが表示部21に表示されているエラーの内容に応じて画像形成装置10において作業を行って、エラーが解消されると、後でも述べるように、制御部31は、保留ジョブデータHJを記憶部28から読み出して、この保留ジョブデータHJによって示される原稿の画像の処理を再開する。
また、制御部31は、エラーが画像読取部11で発生したものでなければ(S106「No」)、よって記録紙のジャムの発生、記録紙の残無し、トナーの残無し、ファクシミリ通信中断などであれば、画像形成部12又はファクシミリ通信部24を直ちに停止させる(S110)。更に、制御部31は、原稿のジャムが発生していないことから、画像読取部11による原稿の読取り動作は継続させる(S111)。制御部31は、画像読取部11により読取られて画像メモリー27に記憶された原稿の画像を保持し、この原稿の画像と、該原稿の画像(原稿の画像が複数である場合は画像毎)について行うべき処理が終了しているか否かを示す処理完了情報と、コピージョブの設定情報、ファクシミリジョブの設定情報、又はスキャンデータ送信ジョブの設定情報とを含む保留ジョブデータHJを生成する(S112)。すなわち、処理完了情報は、上記原稿の画像のうち、いずれの画像が、画像形成、ファクシミリ送信、又はスキャンデータ送信を終えているか又は終えていないかを示す情報である。
続いて、制御部31は、記憶部28内のジョブテーブルDT1を参照して、ジョブの継続の自動設定及びジョブの継続の手動設定のいずれがオンであるかを判定する(S113)。例えば、制御部31は、ジョブの継続の手動設定がオンであると判定すると(S113「手動」)、図7に例を示すようなポップアップ画面PU1を表示部21に表示させる(S114)。この図7に示すポップアップ画面PU1には、保留ジョブデータHJを送信することを指示するためのキーK41、保留ジョブデータHJを記憶部28に記憶することを指示するための記憶を指示するためのキーK42、及び保留ジョブデータHJをUSBメモリーに記憶させることを指示するためのキーK43が表示されている。
このとき、ユーザーがポップアップ画面PU1における保留ジョブデータHJを送信することを指示するためのキーK41にタッチ操作すると、制御部31は、タッチパネル23を通じて、保留ジョブデータHJの送信指示を受け付け(S115「送信」)、この送信指示に従って、まず、記憶部28内の機能テーブルDT2を参照して、S112で生成した保留ジョブデータHJに含まれているコピージョブの設定情報又はファクシミリジョブの設定情報に基づき、該コピージョブ又は該ファクシミリジョブを実行可能な他の画像形成装置40を選択する(S116)。そして、制御部31は、この選択した他の画像形成装置40の識別子IDを機能テーブルDT2から読み出して、保留ジョブデータHJを、ネットワーク通信部25を通じてその読み出した識別子IDの他の画像形成装置40に送信する(S117)。更に、制御部31は、保留ジョブデータHJの送信先となった他の画像形成装置40の識別子IDを表示部21に表示させる(S118)。なお、制御部31は、機能テーブルDT2が示すコピージョブ又はファクシミリジョブを実行可能な他の画像形成装置40が複数である場合、当該複数の他の画像形成装置40の一覧を表示部21に表示させ、ユーザーによるタッチパネル23へのタッチ操作により、当該複数の他の画像形成装置40のいずれか選択する選択指示を受け付け、当該選択指示が示す他の画像形成装置40に対して、保留ジョブデータHJを、ネットワーク通信部25を通じて送信し、当該選択された他の画像形成装置40の識別子IDを表示部21に表示させる。
また、ユーザーがポップアップ画面PU1における保留ジョブデータHJを記憶部28に記憶することを指示するためのキーK42にタッチ操作すると、制御部31は、タッチパネル23を通じて、保留ジョブデータHJを記憶部28に記憶させる指示を受け付け(S115「記憶部」)、当該指示に従って、S112で生成した保留ジョブデータHJを記憶部28に記憶させる(S119)。
更に、ユーザーが、USBメモリーをUSBコネクター26に接続して、ポップアップ画面PU1における保留ジョブデータHJをUSBメモリーに記憶することを指示するためのキーK43にタッチ操作すると、制御部31は、タッチパネル23を通じて、保留ジョブデータHJをUSBメモリーに記憶させる指示を受け付け(S115「USB」)、S112で生成した保留ジョブデータHJを、USBコネクター26を介してUSBメモリーに記憶させる(S120)。
そして、制御部31は、記憶部28内の機能テーブルDT2を参照して、保留ジョブデータHJに含まれているコピージョブの設定情報又はファクシミリジョブの設定情報に基づきコピージョブ又はファクシミリジョブを実行可能な他の画像形成装置40を選択し(S121)、この選択した他の画像形成装置40の識別子IDを機能テーブルDT2から読み出して、この選択した他の画像形成装置40の識別子IDを保留ジョブデータHJと共にUSBメモリーに記憶させ(S122)、この選択した他の画像形成装置40の識別子IDを表示部21に表示させる(S123)。
なお、制御部31は、コピージョブ、ファクシミリジョブ、又はスキャンデータ送信ジョブを実行可能な複数の他の画像形成装置40を選択した場合、該各他の画像形成装置40の一覧を表示部21に表示させ、ユーザーのタッチ操作に基づいて、他の画像形成装置40を選択する指示を受け付け、この選択指示が示す他の画像形成装置40の識別子IDを、保留ジョブデータHJと共にUSBメモリーに記憶させ、該選択した他の画像形成装置40の識別子IDを表示部21に表示させる。
一方、制御部31は、記憶部28内のジョブテーブルDT1を参照して、ジョブの継続の自動設定がオンであると判定すると(S113「自動」)、更に、ジョブテーブルDT1を参照して、ジョブの送信設定又はジョブの記憶設定のいずれがオンであるかを判定し(S124)、ジョブの送信設定がオンであると判定すると(S124「送信」)、S116〜S118の処理に移る。
また、制御部31は、ジョブの記憶設定がオンであると判定すると(S124「記憶」)、USBメモリーがUSBコネクター26に接続されているか否かを判定する(S125)。そして、制御部31は、USBメモリーがUSBコネクター26に接続されていないと判定すると(S125「No」)、S119の処理に移り、またUSBメモリーがUSBコネクター26に接続されていると判定すると(S125「Yes」)、S120〜S123の処理に移る。
このようにジョブの継続が許可されている状態で、画像読取部11とは異なる部位でエラーが発生したときには、上記各S110〜S125の処理が行われる。この処理を整理して次に示す。
1.ジョブテーブルDT1においてジョブの継続の手動設定がオンである場合は、制御部31は、ユーザーの選択に応じて保留ジョブデータHJを、他の画像形成装置40に送信するか、記憶部28に記憶させるか、又はUSBメモリーに記憶させる。
2.ジョブテーブルDT1においてジョブの継続の自動設定がオンである場合は、制御部31は、ジョブの送信設定がオンであるときは保留ジョブデータHJを他の画像形成装置40に送信し、またジョブの記憶設定がオンであるときは保留ジョブデータHJをUSBメモリー又は記憶部28に記憶させる。
3.USBメモリーに保留ジョブデータHJを記憶させる場合には、ジョブを継続して実行可能な他の画像形成装置40の識別子IDが保留ジョブデータHJと共に記憶されて表示部21に表示される。
次に、保留ジョブデータHJを画像形成装置10で実行させるための制御手順を、図8に示すフローチャートなどを参照して説明する。
画像形成装置10において、制御部31は、コピージョブやファクシミリジョブの実行中に発生したエラーが解消されるのを待機している。すなわち、制御部31は、コピージョブやファクシミリジョブの実行中に、複数のセンサー(図示せず)の検出出力に基づきエラーが発生していないかを判定する(S201)。このとき、ユーザーが、エラーを解消するための作業を行うと、上記複数のセンサーの検出出力はエラーが発生していないことを示す状態になり、制御部31は、エラーが解消されたことを判定すると共に(S201「Yes」)、更にユーザーが操作部22を操作してジョブの再開の指示を入力すると、当該指示に従って、記憶部28内のジョブテーブルDT1を参照して、ジョブの実行禁止の設定がオンにされているか否かを判定する(S202)。例えば、制御部31は、ジョブの実行禁止の設定がオンである(ジョブの実行が禁止されている)と判定すると(S202「Yes」)、処理を終了する。
この場合は、ユーザーがコピージョブやファクシミリジョブを手動操作で再開させることとなる。
また、制御部31はジョブの実行禁止の設定がオンでなければ(S202「No」)、記憶部28内のジョブテーブルDT1を参照して、ジョブの実行の自動設定及びジョブの実行の手動設定のいずれがオンであるかを判定する(S203)。例えば、制御部31は、ジョブの実行の手動設定がオンであると判定すると(S203「手動」)、保留ジョブデータHJが記憶部28に記憶されているか否かを判定し(S204)、保留ジョブデータHJが記憶されていないと判定すると(S204「No」)、継続すべき保留ジョブデータHJが無いので、処理を終了する。
この場合も、ユーザーがコピージョブやファクシミリジョブを手動操作で再開させることとなる。
また、制御部31は、保留ジョブデータHJが記憶されていると判定すると(S204「Yes」)、図9に示すようなポップアップ画面PU2を表示部21に表示させる(S205)。この図9に示すポップアップ画面PU2には、保留ジョブデータHJの継続を促す旨のメッセージM、OKキーK51、NGキーK52が表示されている。例えば、ユーザーがNGキーK52にタッチ操作すると、制御部31は、保留ジョブデータを継続して実行しない指示を、タッチパネル23を通じて受け付け(S206「NG」)、この指示に従って、処理を終了する。
また、ユーザーがOKキーK51にタッチ操作すると、制御部31は、保留ジョブデータを継続して実行する指示を、タッチパネル23を通じて受け付け(S206「OK」)、保留ジョブデータHJを記憶部28から読み出して実行して継続させる(S207)。この後、処理は終了する。
この保留ジョブデータHJは、図6に示すS109又はS119において記憶部28に記憶されたものであり、原稿の画像と、該原稿の画像の処理が終了しているか否かを示す情報と、コピージョブの設定情報、ファクシミリジョブの設定情報、又はスキャンデータ送信ジョブの設定情報と、処理完了情報とを含んでいる。制御部31は、保留ジョブデータHJがコピージョブの設定情報(カラー又はモノクロ、枚数など)を含む場合、処理が終了していない原稿の画像を上記処理完了情報に基づいて選択し、コピージョブの設定情報に基づき、画像形成部12よりその選択した原稿の画像を記録紙に形成させる。また、制御部31は、保留ジョブデータHJがファクシミリジョブの設定情報(宛先(受信側のファクシミリ装置の電話番号)、解像度など)を含む場合に、処理が終了していない原稿の画像を上記処理完了情報に基づいて選択し、ファクシミリジョブの設定情報に基づき、その選択した原稿の画像を、ファクシミリ通信部24を通じて受信側のファクシミリ装置に送信する。また、制御部31は、保留ジョブデータHJがスキャンデータ送信ジョブの設定情報(宛先(受信側の装置のIPアドレス等)、解像度など)を含む場合に、処理が終了していない原稿の画像を上記処理完了情報に基づいて選択し、スキャンデータ送信ジョブの設定情報に基づき、その選択した原稿の画像を、ネットワーク通信部25を通じて受信側の装置に送信する。
また、制御部31は、ジョブテーブルDT1を参照して、ジョブの継続の自動設定がオンであると判定すると(S203「自動」)、保留ジョブデータHJが記憶部28に記憶されているか否かを判定し(S208)、保留ジョブデータHJが記憶されていないと判定すると(S208「No」)、継続すべき保留ジョブデータHJが無いので、処理を終了する。
一方、制御部31は、保留ジョブデータHJが記憶されていると判定すると(S208「Yes」)、保留ジョブデータHJを記憶部28から読み出して実行して継続させる(S207)。この後、処理は終了する。
従って、画像形成装置10において、コピージョブ、ファクシミリジョブ、又はスキャンデータ送信ジョブの実行中にエラーが生じ、保留ジョブデータHJが生成されて、この保留ジョブデータHJが記憶部28に記憶された場合は、ユーザーがエラーを解消した後に、保留ジョブデータHJの実行が可能である。
次に、保留ジョブデータHJを他の画像形成装置40で実行させるための制御手順を、図10に示すフローチャートなどを参照して説明する。なお、他の画像形成装置40は、画像形成装置10と同様に、図1及び図2に示す構成を有し、かつ図4に示すジョブテーブルDT1及び図5に示す機能テーブルDT2を該他の画像形成装置40の記憶部28に記憶しているものとする。画像形成装置10は、特許請求の範囲における画像形成装置の一実施形態である。
他の画像形成装置40において、制御部31は、記憶部28内のジョブテーブルDT1を参照して、ジョブの実行の禁止設定がオンにされているか否かを判定する(S301)。制御部31が、ジョブの実行の禁止設定がオンであると判定すると(S301「Yes」)、S302以降の処理は行われない。
また、制御部31は、ジョブの実行の禁止設定がオフであると判定すると(S301「No」)、ジョブの継続が許可されているので、USBメモリーがUSBコネクター26に接続されるか(S302「No」)、又は画像形成装置10から送信された保留ジョブデータHJがネットワーク通信部25で受信されるのを待機する(S302「No」、S303「No」)。
ここで、ユーザーは、図6に示すS118、S123において画像形成装置10の表示部21に表示された他の画像形成装置40の識別子IDを見て、この識別子IDに基づき画像形成装置10から他の画像形成装置40へと移動し、USBメモリーを当該他の画像形成装置40のUSBコネクター26に接続できる状態にある。
制御部31が、USBメモリーがUSBコネクター26に接続されたと判断した場合(S302「Yes」)、保留ジョブデータHJ及び他の画像形成装置40の識別子IDを、USBコネクター26を通じてUSBメモリーから読み出し(S304)、この読み出した識別子IDが自己の画像形成装置40の識別子IDに一致するか否かを判定し(S305)、一致すると判定すると(S305「Yes」)、この保留ジョブデータHJを、当該他の画像形成装置40の記憶部28に記憶させる(S306)。
また、制御部31は、一致しないと判定すると(S305「No」)、この保留ジョブデータHJを記憶部28に記憶させることなく、処理を終了する。
また、制御部31は、保留ジョブデータHJがネットワーク通信部25で受信されると(S303「Yes」)、この保留ジョブデータHJを当該他の画像形成装置40の記憶部28に記憶させる(S306)。
上記S306において保留ジョブデータHJが記憶部28に記憶された場合、制御部31は、記憶部28内のジョブテーブルDT1を参照して、ジョブの実行の自動設定及びジョブの実行の手動設定のいずれがオンであるかを判定する(S307)。例えば、制御部31は、ジョブの実行の手動設定がオンであると判定すると(S307「手動」)、図9に示すポップアップ画面PU2を表示部21に表示させる(S308)。このとき、ユーザーがポップアップ画面PU2のNGキーK52にタッチ操作すると、制御部31は、保留ジョブデータを継続して実行しない指示を、タッチパネル23を通じて受け付け(S309「NG」)、処理を終了する。
また、ユーザーがポップアップ画面PU2のOKキーK51にタッチ操作すると、制御部31は、保留ジョブデータを継続して実行する指示を、タッチパネル23を通じて受け付け(S309「OK」)、保留ジョブデータHJを記憶部28から読み出して実行して継続させる(S310)。この後、処理は終了する。
この保留ジョブデータHJは、図6に示すS117において画像形成装置10から送信されるか、又は図6に示すS120においてUSBメモリーに記憶されたものであり、原稿の画像と、上記処理完了情報と、コピージョブの設定情報、ファクシミリジョブの設定情報、又はスキャンデータ送信設定情報とを含む。制御部31は、保留ジョブデータHJがコピージョブの設定情報を含む場合に、処理が終了していない画像を上記処理完了情報に基づいて選択し、コピージョブの設定情報に基づき、画像形成部12よりその選択した原稿の画像を記録紙に形成させる。また、制御部31は、保留ジョブデータHJがファクシミリジョブの設定情報を含む場合に、処理が終了していない画像を上記処理完了情報に基づいて選択し、ファクシミリジョブの設定情報に基づき、その選択した原稿の画像を、ファクシミリ通信部24を通じて受信側のファクシミリ装置に送信する。また、制御部31は、保留ジョブデータHJがスキャンデータ送信ジョブの設定情報を含む場合に、処理が終了していない画像を上記処理完了情報に基づいて選択し、スキャンデータ送信ジョブの設定情報に基づき、その選択した原稿の画像を、ネットワーク通信部25を通じて受信側の装置に送信する。すなわち、制御部31は、読み出した保留ジョブデータHJに基づく処理であって、保留ジョブデータHJがUSBメモリーに記憶される前に完了していなかった処理を実行する。
また、制御部31は、ジョブテーブルDT1を参照して、ジョブの継続の自動設定がオンであると判定すると(S307「自動」)、保留ジョブデータHJを記憶部28から読み出して実行して継続させる(S310)。この後、処理は終了する。
従って、他の画像形成装置40においては、(i)画像形成装置10から送信された保留ジョブデータHJが受信されて、この受信された保留ジョブデータHJが記憶部28に記憶されたときに、又は、(ii)保留ジョブデータHJ及び識別子IDがUSBメモリーから読み出されて、この読み出された識別子IDが自己の画像形成装置40の識別子IDに一致し、その読み出された保留ジョブデータHJが記憶部28に記憶されたときに、記憶部28に記憶された保留ジョブデータHJが実行される。
また、USBメモリーから読み出された識別子IDが、該USBメモリーが接続された他の画像形成装置40の識別子IDに一致したときにのみ、この他の画像形成装置40により保留ジョブデータHJが実行されるので、例えばユーザーがUSBメモリーを紛失したとしても、第三者は、識別子IDが一致する画像形成装置を知らない限りは保留ジョブデータを継続して実行できない。このため、保留ジョブデータHJのセキュリティーを保持することができる。
このように本実施形態では、画像形成装置10においてジョブのエラーにより原稿の画像の形成や送信が中断されたときに、その原稿の画像をUSBメモリーに記憶させ又は送信し、他の画像形成装置40において原稿の画像をUSBメモリーから読取らせ又は受信させ、ジョブを継続させているので、ジョブの再開までの時間を短縮して、生産性の低下を回避することができる。
尚、図1乃至図10を用いて説明した上記実施形態の構成及び処理は、本発明の一例に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
10 画像形成装置
11 画像読取部
12 画像形成部
21 表示部
22 操作部
23 タッチパネル
24 ファクシミリ通信部
25 ネットワーク通信部
26 USBコネクター
27 画像メモリー
28 記憶部
29 制御ユニット
31 制御部
40 他の画像形成装置

Claims (8)

  1. 原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部により読み取られた画像、若しくは、送信された画像を記録紙に形成する画像形成部と、
    外部メモリーが着脱自在に接続されるコネクターと、
    前記画像読取部による原稿の画像の読取動作又は前記画像形成部による原稿の画像の形成動作の実行に付随して生じたエラーを検出する検出部と、
    前記検出部がエラーを検出した場合に、該検出したエラーにより処理が中断された画像を含む保留ジョブデータを生成し、該生成した保留ジョブデータを、前記コネクターを通じて前記外部メモリーに記憶させる制御部と、を備える画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記検出部が、前記画像読取部により読み取られた画像についての前記画像形成部による記録紙への画像の形成に生じたエラーを検出した場合、前記画像読取部による複数の原稿の画像の読取りを継続させて、前記エラーにより記録紙への形成が完了していない前記各原稿の画像を含む保留ジョブデータを生成し、該生成した保留ジョブデータを、前記コネクターを通じて前記外部メモリーに記憶させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記保留ジョブデータを記憶している外部メモリーが前記コネクターに接続されると、前記保留ジョブデータを、前記コネクターを通じて前記外部メモリーから読み出して、当該読み出した前記保留ジョブデータに含まれる画像のうち、前記記録紙への画像形成が完了していない画像を記録紙に形成させる請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記外部メモリーには、画像形成装置の識別情報が前記保留ジョブデータと共に記憶され、
    前記制御部は、前記外部メモリーが前記コネクターに接続されると、前記保留ジョブデータ及び前記識別情報を、前記コネクターを通じて前記外部メモリーから読み出して、該読み出した識別情報が自己の画像形成装置の識別情報に一致する場合に、前記読み出した前記保留ジョブデータに基づく処理であって、前記保留ジョブデータが前記外部メモリーに記憶される前に完了していなかった処理を実行する請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 画像を外部端末に送信する通信部を備え、
    前記検出部は、更に、前記通信部による画像の送信動作に生じたエラーを、前記付随して生じたエラーとして検出し、
    前記制御部は、前記検出部が前記通信部による画像の送信動作に生じたエラーを検出した場合に、該検出したエラーにより前記外部端末への送信がされなかった画像を含む保留ジョブデータを生成し、該生成した保留ジョブデータを、前記コネクターを通じて前記外部メモリーに記憶させる請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記画像読取部により読み取られた画像を前記通信部が外部端末に送信しているときに、前記検出部が前記通信部による画像の送信に生じたエラーを検出した場合に、前記画像読取部による複数の原稿の画像の読取りを継続させて、前記エラーにより前記外部端末への送信がされていない画像を含む保留ジョブデータを生成し、該生成した保留ジョブデータを、前記コネクターを通じて前記外部メモリーに記憶させる請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記外部メモリーが前記コネクターに接続されたときに、前記保留ジョブデータを、前記コネクターを通じて前記外部メモリーから読み出して、前記通信部により前記保留ジョブデータに含まれる画像のうち前記保留ジョブデータが前記外部メモリーに記憶される前に送信処理が完了していない画像を外部端末に向けて送信させる請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記外部メモリーには、画像形成装置の識別情報と、前記通信による画像の送信先を示す送信先情報とが、前記保留ジョブデータと共に記憶され、
    前記制御部は、前記外部メモリーが前記コネクターに接続されると、前記保留ジョブデータ、前記送信先情報、及び前記識別情報を、前記コネクターを通じて前記外部メモリーから読み出して、該読み出した識別情報が自己の画像形成装置の識別情報に一致する場合に、前記通信部により前記保留ジョブデータの画像を、前記送信先情報が示す送信先に対して、外部端末により送信させる請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置。
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