JP2014103144A - 蓄電デバイス - Google Patents
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Abstract
【課題】出力密度や容量密度に優れる新規な蓄電デバイスを提供する。
【解決手段】電解質層3と、これを挟んで設けられる正極2と負極4とを有する蓄電デバイスにおいて、上記正極2をその内部に下記(B)が固定された、少なくとも下記(A)と(B)と(C)とを含む複合体とし、上記負極4を多孔質炭素材料からなるようにした。
(A)イオンの挿入・脱離により導電性が変化する電極活物質。
(B)アニオン性材料。
(C)多孔質炭素材料。
【選択図】図1
【解決手段】電解質層3と、これを挟んで設けられる正極2と負極4とを有する蓄電デバイスにおいて、上記正極2をその内部に下記(B)が固定された、少なくとも下記(A)と(B)と(C)とを含む複合体とし、上記負極4を多孔質炭素材料からなるようにした。
(A)イオンの挿入・脱離により導電性が変化する電極活物質。
(B)アニオン性材料。
(C)多孔質炭素材料。
【選択図】図1
Description
本発明は蓄電デバイスに関し、詳しくは、従来の電気二重層キャパシタが本来有する優れた重量出力密度とサイクル特性を維持しつつ、従来の電気二重層キャパシタより格段に高い重量エネルギー密度を有する電気二重層キャパシタ型の蓄電デバイスに関するものである。
近年、低炭素社会実現のための技術開発が活発に行われており、特に、自動車市場では、ガソリン自動車に代わって、ハイブリッド自動車や電気自動車の需要が急増している。ハイブリッド自動車や電気自動車の蓄電デバイスとしては、高いエネルギー密度を有するリチウムイオン二次電池が主として用いられている。このような自動車用の蓄電デバイスにおいては、エネルギー密度が高いだけでは充分でなく、加速に対応し得る高い出力密度を有することが求められる。
しかし、リチウムイオン二次電池は、エネルギー密度は高いものの、出力密度はそれほど高くないという問題を有している。そこで、自動車用のリチウムイオン二次電池は、エネルギー密度を犠牲にして、出力密度を高めるための様々な工夫がなされている。このため、自動車用のリチウムイオン二次電池の出力密度を1000W/kgを超える領域まで高めると、そのエネルギー密度は数十kWh/kgというレベルにまで低下しているという現状にある。
一方、高い出力特性と長寿命を有するエネルギー貯蓄デバイスとして、多孔性セパレータと、この多孔性セパレータを挟んで対向して配設された一対の分極性電極と、多孔性セパレータと分極性電極に含浸させた電解液を有する電気二重層キャパシタが注目されている。電気二重層キャパシタは、出力密度が非常に高く、容易に数千W/kgにも達することができ、しかも、サイクル特性にも優れているため、蓄電デバイスとして極めて優れている。しかしながら、重量エネルギー密度が低いという欠点も有するため、そのままでは自動車用の蓄電デバイスには適用することはできない。
すなわち、電気二重層キャパシタは、通常、粉末活性炭や繊維状活性炭等の導電性多孔性炭素材料からなる分極性電極を用い、電解液中の支持電解質イオンの物理的吸着特性を利用して電気を貯蔵するデバイスであるため、酸化還元反応という化学反応を利用して電気を貯蔵するデバイスに比べて、重量エネルギー密度が極めて小さく、長時間にわたる放電を持続することができない。
このような電気二重層キャパシタの欠点を改良するには、電極に用いる活性炭の高比表面積化が必須となっている。したがって、活性炭の高比表面積化実現のために、様々な研究がなされている。例えば、石炭の溶剤抽出物(無灰炭)を不活性雰囲気下で800〜950℃の温度で加熱し、得られた固体残渣をアルカリ賦活することが行なわれている(特許文献1)。また、石炭系ピッチを400〜600℃および600〜900℃の二段階の温度で熱処理し、熱処理した石炭系ピッチをアルカリ賦活すること(特許文献2)や、粒状の等方性ピッチを不融化した後、薬剤で賦活(特許文献3)などの処理が検討されている。そして、活性炭の表面に、酸化還元特性を有する導電性ポリマーなどをコーティングする化学的修飾を行うという試みもなされている(特許文献4、5、6)。
しかし、これらの改良がなされても、エネルギー密度の改善は未だ充分ではない。さらには、導電性ポリマー系において、ポリマーアニオンを利用したロッキングチェア型の開発も試みられているが、その特性は充分ではない(特許文献7)。
このように、電気二重層キャパシタは、様々な改良がなされているものの性能において未だ充分ではなく、電極にマンガン酸リチウムやコバルト酸リチウムのようなリチウム含有遷移金属酸化物を用いたリチウム二次電池に比べ、容量密度やエネルギー密度が低く、自動車用の蓄電デバイスとして用いることができない現状にある。
本発明は、リチウム二次電池および電気二重層キャパシタの優れた特性を兼ね備えることにより、容量密度だけでなく、サイクル特性等にも優れる新規な蓄電デバイスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、電解質層と、これを挟んで設けられる正極と負極とを有する蓄電デバイスであって、上記正極がその内部に下記(B)が固定された少なくとも下記(A)と(B)と(C)とを含む複合体からなり、上記負極が多孔質炭素材料からなる蓄電デバイスをその要旨とする。
(A)イオンの挿入・脱離により導電性が変化する電極活物質。
(B)アニオン性材料。
(C)多孔質炭素材料。
(A)イオンの挿入・脱離により導電性が変化する電極活物質。
(B)アニオン性材料。
(C)多孔質炭素材料。
すなわち、本発明者らは、容量密度やサイクル特性等に優れる蓄電デバイスを得るため、鋭意検討を重ねた。その過程で、電気二重層キャパシタの特性に着目するとともに、イオンの挿入・脱離により導電性が変化する電極活物質(以下、単に「電極活物質」ということがある)(A)と、アニオン性材料(B)、および多孔質炭素材料(C)との複合化に着目し、これらの検討をさらに重ねた。その結果、蓄電デバイスの正極として、その内部にアニオン性材料(B)が固定された上記(A),(C)材料を含む複合体を用いるとともに、負極として、多孔質炭素材料を用いると、蓄電デバイスの容量密度が予想に反して大幅に向上することを見出し本発明に到達した。
なお、本発明において、「アニオン性材料(B)が正極の内部に固定される」とは、他の成分(A,C)との関係において、複合体内に固定されることをいい、これにより、他の成分(A,C)から放出されるイオンが、アニオン性材料(B)に対しカチオン移動する性質を有するようになり、ひいては、これを用いた蓄電デバイスがロッキングチェア型の機構を有するようになることを意味する。
このように、本発明の蓄電デバイスは、正極がその内部に上記(B)が固定された少なくとも上記(A)と(B)と(C)とを有する複合体であるとともに、負極が多孔質炭素材料からなっている。このため、正極において、電極活物質(A)と多孔質炭素材料(C)との混合物中に固定されたアニオン性材料(B)が、上記電極活物質(A)や多孔質炭素材料(C)の酸化還元時の電荷補償に用いられるようになり、電極活物質(A)や多孔質炭素材料(C)から挿入・脱離するイオンの移動を容易に行うことができるようになっている。また、上記特殊な正極とともに用いられる負極が、多孔質炭素材料からなっているため、大量の電気を貯蔵することが可能となり、電極活物質(A)および多孔質炭素材料(C)の重量当たりの容量密度に優れ、また、蓄電デバイス自体が電気二重層キャパシタ的になり、サイクル特性にも優れるようになる。
また、上記複合体の(B)アニオン性材料がポリカルボン酸であると、バインダーとしての機能を有するとともに、固定アニオンとしても機能することから、蓄電デバイスがロッキングチェア型の機構を有し、充放電性に優れ、容量密度に優れるようになる。
そして、上記複合体の(A)イオンの挿入・脱離により導電性が変化する電極活物質が、蓄電デバイス形成の際に還元状態にあると、充電によって初めて、電解質層のアニオン、カチオンが正極、負極のそれぞれに挿入されるようになるため、より高いドープ率を実現、維持でき、蓄電デバイスが、充放電性に優れ、容量密度に優れるようになる。
本発明の実施の形態について、以下に詳細に説明する。しかし、以下に記載する説明は、本発明の実施態様の一例であり、本発明は、以下の内容に限定されない。
本発明の蓄電デバイスは、図1に示すように、電解質層3と、これを挟んで設けられる正極2と負極4とを有し、正極2が、その内部に下記(B)が固定された少なくとも下記(A)と(B)と(C)とを有する複合体であるとともに、負極4が、多孔質炭素材料からなっている。
(A)イオンの挿入・脱離により導電性が変化する電極活物質。
(B)アニオン性材料。
(C)多孔質炭素材料。
なお、1は集電体(正極用)、5は集電体(負極用)である。また、図1は、蓄電デバイスの構造を模式的に示したものであり、各層の厚み等は実際とは異なっている。
(A)イオンの挿入・脱離により導電性が変化する電極活物質。
(B)アニオン性材料。
(C)多孔質炭素材料。
なお、1は集電体(正極用)、5は集電体(負極用)である。また、図1は、蓄電デバイスの構造を模式的に示したものであり、各層の厚み等は実際とは異なっている。
本発明は、正極2として、その内部に上記(B)が固定された上記(A)、(B)および(C)を構成要素とした複合体を用いるとともに、負極4として、多孔質炭素材料を用いることが、最大の特徴である。以下に、本発明の蓄電デバイスの構成を順に説明する。
<正 極>
上記正極2は、その内部に上記(B)が固定された少なくとも下記(A)と(B)と(C)とを含む複合体であり、とりわけ、多孔質シートの形状に形成されたものが好ましく用いられる。このような正極2の厚みは、1〜1000μmであることが好ましく、10〜700μmであることがより好ましい。すなわち、厚みが薄すぎると、充分な容量が得られない蓄電デバイスとなる傾向があり、逆に、厚みが厚すぎると、正極2内部におけるイオンの拡散がしにくくなり、所望の出力が得られない傾向がみられるためである。
上記正極2は、その内部に上記(B)が固定された少なくとも下記(A)と(B)と(C)とを含む複合体であり、とりわけ、多孔質シートの形状に形成されたものが好ましく用いられる。このような正極2の厚みは、1〜1000μmであることが好ましく、10〜700μmであることがより好ましい。すなわち、厚みが薄すぎると、充分な容量が得られない蓄電デバイスとなる傾向があり、逆に、厚みが厚すぎると、正極2内部におけるイオンの拡散がしにくくなり、所望の出力が得られない傾向がみられるためである。
上記正極2の厚みは、先端が直径5mmの平板形状のダイヤルゲージ(矢崎製作所社製)を用い、正極2の面に対して測定を行い、その10点の平均値を求めることにより得たものである。集電体1上に正極2が設けられ、これらが一体化し複合物となっている場合には、その複合物の厚みを上記と同様に測定し、その10点の平均値を求めた後、集電体1の厚みを差し引くことにより、その値を求めることができる。
〔電極活物質(A)〕
上記電極活物質(A)は、イオンの挿入・脱離により導電性が変化する電極活物質であり、例えば、ポリアセチレン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリセレノフェン、ポリイソチアナフテン、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポリアズレン、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)、およびこれらの置換体ポリマー等の導電性ポリマー系材料、あるいはポリアセン、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、グラフェン等のカーボン系材料があげられる。特に、電気化学的容量の大きなポリアニリンまたはポリアニリン誘導体等の導電性ポリマー系材料が特に好ましく用いられる。
上記電極活物質(A)は、イオンの挿入・脱離により導電性が変化する電極活物質であり、例えば、ポリアセチレン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリフラン、ポリセレノフェン、ポリイソチアナフテン、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポリアズレン、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)、およびこれらの置換体ポリマー等の導電性ポリマー系材料、あるいはポリアセン、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、グラフェン等のカーボン系材料があげられる。特に、電気化学的容量の大きなポリアニリンまたはポリアニリン誘導体等の導電性ポリマー系材料が特に好ましく用いられる。
上記ポリアニリンの誘導体としては、例えば、アニリンの4位以外の位置にアルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルコキシアルキル基等の置換基を少なくとも1つ有するものがあげられる。なかでも、o−メチルアニリン、o−エチルアニリン、o−フェニルアニリン、o−メトキシアニリン、o−エトキシアニリン等のo−置換アニリン、m−メチルアニリン、m−エチルアニリン、m−メトキシアニリン、m−エトキシアニリン、m−フェニルアニリン等のm−置換アニリンが好ましく用いられる。これらは単独でもしくは2種以
上併せて用いられる。
上併せて用いられる。
上記電極活物質(A)の、イオンの挿入・脱離は、先に述べたように、いわゆるドーピング・脱ドーピングとも称され、一定の分子構造あたりのドーピング量をドープ率と呼び、ドープ率が高い材料ほど、電池としては高容量化が可能となる。例えば、導電性ポリマーのドープ率は、ポリアニリンでは0.5、ポリピロールでは0.25と言われている。ドープ率が高いほど、高容量の電池が形成できる。例えば導電性ポリアニリンの導電性は、ドープ状態では100〜103S/cm程度、脱ドープ状態では、10-15〜10-2S/cmとなる。
上記電極活物質(A)は充電時または放電時において、ドープ状態(充電状態)であってもよいし、還元脱ドープ状態(放電状態)であってもよい。上記導電性ポリマー系材料は、通常、ドープ状態(イオンが挿入された状態)にあるため、通常、電極活物質(A)はドープ状態(充電状態)となる。上記電極活物質(A)がドープ状態(充電状態)にない場合には、ドープ処理を行うことによりドープ状態とすることができる。このようなドープ処理としては、導電性ポリマー(例えば、ポリアニリン)とドーパントと反応させる方法等があげられる。
しかしながら、蓄電デバイス形成の際には、電極活物質(A)は還元脱ドープ状態(放電状態)であることが好ましい。これは、充電によって初めて、電解質層のアニオン、カチオンが正極、負極のそれぞれに挿入されるようになるため、より高いドープ率を実現、維持でき、蓄電デバイスが、充放電性および容量密度に優れるようになるためである。
上記電極活物質(A)を初期(蓄電デバイス形成の際)に還元脱ドープ状態(放電状態)とするためには、電極活物質(A)を直接還元脱ドープ状態にするが、脱ドープ状態にした後、還元してもよい。このような方法としては、例えば、つぎのような方法があげられる。すなわち、まず、電極活物質(A)の有するドーパントを中和する溶液中で撹拌し、その後、洗浄濾過することにより、電極活物質(A)を脱ドープ状態とする。具体的には、テトラフルオロホウ酸をドーパントとするポリアニリンを脱ドープするには、水酸化ナトリウム水溶液中で撹拌することにより中和させる方法があげられる。
つぎに、脱ドープ状態の電極活物質(A)を還元することにより、還元脱ドープ状態の電極活物質(A)が得られる。例えば、脱ドープ状態の電極活物質(A)を還元する溶液中で撹拌し、その後洗浄濾過することにより、還元脱ドープ状態の電極活物質(A)を得ることができる。具体的には、脱ドープ状態となったポリアニリンを、フェニルヒドラジンのメタノール水溶液中で撹拌することにより還元させる方法があげられる。
〔アニオン性材料(B)〕
上記アニオン性材料(B)としては、例えば、ポリマーアニオンや分子量の比較的大きなアニオン化合物、電解液に溶解性の低いアニオン化合物等があげられる。なかでも、分子中にカルボキシル基を有するアニオン化合物が好ましく用いられ、とりわけ、ポリマーであるポリカルボン酸を有するアニオン化合物(ポリマーアニオン)が好ましい。すなわち、ポリカルボン酸を有するアニオン化合物は、アニオン性材料(B)としての働きだけでなく、バインダーとしての機能を有するとともに、ドーパントとしても機能することから、蓄電デバイスがロッキングチェア型の機構を有することとなり、蓄電デバイスの特性の向上に関与するものと考えられるためである。
上記アニオン性材料(B)としては、例えば、ポリマーアニオンや分子量の比較的大きなアニオン化合物、電解液に溶解性の低いアニオン化合物等があげられる。なかでも、分子中にカルボキシル基を有するアニオン化合物が好ましく用いられ、とりわけ、ポリマーであるポリカルボン酸を有するアニオン化合物(ポリマーアニオン)が好ましい。すなわち、ポリカルボン酸を有するアニオン化合物は、アニオン性材料(B)としての働きだけでなく、バインダーとしての機能を有するとともに、ドーパントとしても機能することから、蓄電デバイスがロッキングチェア型の機構を有することとなり、蓄電デバイスの特性の向上に関与するものと考えられるためである。
上記ポリカルボン酸を有するアニオン化合物の一例としては、分子中にカルボキシル基を有する化合物のカルボン酸の少なくとも一部をリチウムに置き換え、リチウム型とするものがあげられる。リチウム型への交換率は、好ましくは100%であるが、状況に応じて交換率は低くてもよく、好ましくは40%〜100%である。
上記ポリカルボン酸としては、例えば、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリビニル安息香酸、ポリアリル安息香酸、ポリメタリル安息香酸、ポリマレイン酸、ポリフマル酸、ポリグルタミン酸およびポリアスパラギン酸等があげられ、ポリアクリル酸およびポリマレイン酸が特に好ましく用いられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
上記アニオン性材料(B)は、電極活物質(A)100重量部に対して、通常、1〜100重量部、好ましくは、2〜70重量部、最も好ましくは、5〜40重量部の範囲で用いられる。すなわち、上記電極活物質(A)に対するアニオン性材料(B)の量が少なすぎても、多すぎても、エネルギー密度に優れる蓄電デバイスを得ることができない傾向がみられるためである。
〔多孔質炭素材料(C)〕
つぎに、本発明に係る多孔質炭素材料(C)としては、吸着効率を高めるために化学的または物理的な処理(活性化、賦活)を施した多孔質の炭素を主な成分とする物質、いわゆる活性炭があげられる。このような物質としては、活性炭、天然黒鉛、人造黒鉛、アセチレンブラック、ポリアセン、アモルファスカーボン、もしくは、表面が低結晶性またはアモルファスのグラファイト等があげられ、これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。なかでも比表面積の大きい電気二重層用の活性炭が好ましく用いられる。
つぎに、本発明に係る多孔質炭素材料(C)としては、吸着効率を高めるために化学的または物理的な処理(活性化、賦活)を施した多孔質の炭素を主な成分とする物質、いわゆる活性炭があげられる。このような物質としては、活性炭、天然黒鉛、人造黒鉛、アセチレンブラック、ポリアセン、アモルファスカーボン、もしくは、表面が低結晶性またはアモルファスのグラファイト等があげられ、これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。なかでも比表面積の大きい電気二重層用の活性炭が好ましく用いられる。
上記多孔質炭素材料(C)は、電極活物質(A)100重量部に対して、通常、1〜10000重量部、好ましくは、5〜900重量部、最も好ましくは、25〜400重量部の範囲で用いられる。上記電極活物質(A)に対する多孔質炭素材料(C)の量が多すぎると、エネルギー密度に優れる蓄電デバイスを得ることができない傾向がみられ、他方、上記電極活物質(A)に対する多孔質炭素材料(C)の量が少なすぎると、電極活物質(A)のドープ率が低下し、高容量の蓄電デバイスを得ることができない傾向がみられるためである。
このような正極2は、例えば、つぎのようにして作製することができる。上記アニオン性材料(B)を水に溶解して水溶液とし、これに電極活物質(A)と多孔質炭素材料(C)、必要に応じて、導電性カーボンブラックのような導電助剤あるいはフッ化ビニリデンのようなバインダーを加え、充分に分散させて、ペーストを調製する。これを集電体1上に塗布した後、水を蒸発させることによって、集電体1上に、A成分とB成分とC成分と(必要に応じて、導電助剤とバインダー)の混合物の層(多孔質シート)としての正極2とすることができる。
上記のように層状に形成された正極2においては、アニオン性材料(B)は、(A),(C)成分の複合体中に固定されている。そして、このように電極活物質(A)の近傍に固定配置されたアニオン性材料(B)は、電極活物質(A)の酸化還元時の電荷補償にも使用される。
また、正極2は上述のとおり、多孔質のシート状に形成されることが好ましく、その空隙率は、50〜80%であることが好ましく、より好ましくは60〜70%である。なお、電極の空隙率(%)は、[(電極の見かけ体積−電極の真体積)/ 電極の見かけ体積 ]×100で算出することができる。ここで、電極の真体積は、「電極構成材料の体積」をいい、具体的には、電極の構成材料の重量割合と各構成材料の真密度の値を用いて、電極構成材料全体の平均密度を算出しておき、電極構成材用の重量総和をこの平均密度で除することにより求めることができる。なお、上記電極の見かけ体積とは、「電極の電極面積×電極厚み」をいい、具体的には、電極の物質の体積、電極内の空隙の体積、および電極表面の凹凸部の空間の体積の総和からなる。
<負 極>
上記負極4は、多孔質の炭素材料からなるものであり、前記正極2の多孔質炭素材料(C)として用いられる材料を用いることができ、その好適な材料も正極2の多孔質炭素材料(C)と同様である。蓄電デバイスの特性を高める点から、負極4として用いる多孔質炭素材料の量は、正極2の電極活物質(A)と多孔質炭素材料(C)の合計重量と同等か、それ以上であることが好ましい。また、負極4の厚みは、1〜1000μmであることが好ましく、10〜700μmであることがより好ましい。なお、負極4の厚みも、正極2と同様にして求めることができる。
上記負極4は、多孔質の炭素材料からなるものであり、前記正極2の多孔質炭素材料(C)として用いられる材料を用いることができ、その好適な材料も正極2の多孔質炭素材料(C)と同様である。蓄電デバイスの特性を高める点から、負極4として用いる多孔質炭素材料の量は、正極2の電極活物質(A)と多孔質炭素材料(C)の合計重量と同等か、それ以上であることが好ましい。また、負極4の厚みは、1〜1000μmであることが好ましく、10〜700μmであることがより好ましい。なお、負極4の厚みも、正極2と同様にして求めることができる。
このような負極4は、例えば、つぎのようにして作製することができる。アルカリ賦活型活性炭をSBRエマルジョンとポリ(N−ビニルピロリドン)水溶液の混合液に添加し、充分に分散させて、ペーストを調製する。これを集電体5上に塗布した後、水を蒸発させることによって、集電体5上に、多孔質炭素材料の層(多孔質シート)としての負極4とすることができる。
上記負極4も、正極2と同様に多孔質のシート状に形成されることが好ましい。また、その空隙率も同様に、50〜80%であることが好ましく、より好ましくは60〜70%である。
<電解質層>
上記電解質層3は、電解質により構成され、とりわけ、セパレータに電解液を含浸させてなるシートや、固体電解質からなるシートが好ましく用いられる。なお、固体電解質からなるシートは、それ自体がセパレータを兼ねている。
上記電解質層3は、電解質により構成され、とりわけ、セパレータに電解液を含浸させてなるシートや、固体電解質からなるシートが好ましく用いられる。なお、固体電解質からなるシートは、それ自体がセパレータを兼ねている。
上記電解質は、溶質と、必要に応じて溶媒と各種添加剤とを含むものから構成される。上記溶質としては、例えば、リチウムイオンなどの金属イオン,第4級アンモニウムイオン,第4級ホスホニウムイオン等と、これに対する適宜のカウンターイオン,スルホン酸イオン,過塩素酸イオン,テトラフルオロホウ酸イオン,ヘキサフルオロリン酸イオン,ヘキサフルオロヒ素イオン,ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドイオン,ビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミドイオン,ハロゲンイオン等を組み合わせてなるものが好ましく用いられる。従って、このような溶質の具体例としては、LiCF3SO3、LiClO4、LiBF4、LiPF6、LiAsF6、LiN(SO2CF3)2、LiN(SO2C2F5)2、LiCl等をあげることができる。
また、上記必要に応じて用いられる溶媒としては、例えば、カーボネート類、ニトリル類、アミド類、エーテル類等の少なくとも1種の非水溶媒、すなわち、有機溶媒が用いられる。このような有機溶媒の具体例としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、アセトニトリル、プロピオニトリル、N,N'−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、γ−ブチロラクトン等をあげることができる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。なお、上記溶媒に上記溶質が溶解したものを「電解液」ということがある。
<集電体>
上記集電体1,5としては、電子伝導性に優れ、電池内部での体積を縮小でき(薄膜化)、加工が容易であるなどの特性を有するものを用いることができる。このような特性を満たすものとしては、例えば、ニッケル、アルミ、ステンレス、銅等の金属箔やメッシュがあげられる。
上記集電体1,5としては、電子伝導性に優れ、電池内部での体積を縮小でき(薄膜化)、加工が容易であるなどの特性を有するものを用いることができる。このような特性を満たすものとしては、例えば、ニッケル、アルミ、ステンレス、銅等の金属箔やメッシュがあげられる。
また、上記蓄電デバイスは、上述の集電体1,5、正極2、電解質層3、負極4のほかに、セパレータを用いている。このようなセパレータは、各種の態様で用いることができる。例えば、正極と負極の間の電気的な短絡を防ぐことができ、さらに、電気化学的に安定であり、イオン透過性が大きく、ある程度の機械強度を有する絶縁性の多孔質シートを用いることができ、例えば、紙、不織布や、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリイミド等の樹脂からなる多孔質シートが好ましく用いられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いることができる。また、上述のとおり、電解質層3が固体電解質からなるシートである場合には、それ自体がセパレータを兼ねているため、別途他のセパレータを準備する必要はない。
なお、上記蓄電デバイスの組立ては、グローブボックス中、超高純度アルゴンガス等の不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましい。
本発明の蓄電デバイスによれば、正極が、その内部にアニオン性材料(B)が固定された、電極活物質(A)と、アニオン性材料(B)および多孔質炭素材料(C)を含む複合体であるとともに、負極が、多孔質炭素材料からなっており、このような特殊な正極と負極との組み合わせで用いているため、電極活物質(A)および多孔質炭素材料(C)の合計重量当たりの容量密度が、優れるようになる。
本発明の蓄電デバイスがこのように優れた特性を有する理由は、正極2において、多孔質炭素材料(C)と電極活物質(A)とが適度な濃度となり、また多孔質炭素材料(C)の有する分極機能が、電極活物質(A)から挿入・脱離するイオンの移動を容易にするなどにより、電極活物質(A)のドープ率が向上するとともに、負極4の多孔質炭素材料の有する物理吸着特性を利用して電気を貯蔵することが可能になったためであると推察される。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。ただし、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
まず、実施例,比較例となる蓄電デバイスの作製に先立ち、下記に示す各成分を調製準備した。
〔電極活物質(A)の調製〕
電極活物質(A)として、テトラフルオロホウ酸をドーパントとする導電性ポリアニリン粉末(還元脱ドープ状態のポリアニリン粉末)を、下記に示すように、導電性ポリアニリン粉末→脱ドープ状態のポリアニリン粉末の段階を経て調製した。
電極活物質(A)として、テトラフルオロホウ酸をドーパントとする導電性ポリアニリン粉末(還元脱ドープ状態のポリアニリン粉末)を、下記に示すように、導電性ポリアニリン粉末→脱ドープ状態のポリアニリン粉末の段階を経て調製した。
(導電性ポリアニリン粉末)
イオン交換水138gを入れた300mL容量のガラス製ビーカーに42重量%濃度のテトラフルオロホウ酸水溶液(和光純薬工業社製、試薬特級)84.0g(0.402モル)を加え、磁気スターラーにて撹拌しながら、これにアニリン10.0g(0.107モル)を加えた。テトラフルオロホウ酸水溶液にアニリンを加えた当初は、アニリンは、テトラフルオロホウ酸水溶液に油状の液滴として分散していたが、その後、数分以内に水に溶解し、均一で透明なアニリン水溶液になった。このようにして得られたアニリン水溶液を、低温恒温槽を用いて−4℃以下に冷却した。
イオン交換水138gを入れた300mL容量のガラス製ビーカーに42重量%濃度のテトラフルオロホウ酸水溶液(和光純薬工業社製、試薬特級)84.0g(0.402モル)を加え、磁気スターラーにて撹拌しながら、これにアニリン10.0g(0.107モル)を加えた。テトラフルオロホウ酸水溶液にアニリンを加えた当初は、アニリンは、テトラフルオロホウ酸水溶液に油状の液滴として分散していたが、その後、数分以内に水に溶解し、均一で透明なアニリン水溶液になった。このようにして得られたアニリン水溶液を、低温恒温槽を用いて−4℃以下に冷却した。
つぎに、上記アニリン水溶液に、酸化剤として二酸化マンガン粉末(和光純薬工業社製、試薬1級)11.63g(0.134モル)を、ビーカー内の混合物の温度が−1℃を超えないように、およそ80分もの時間をかけて少量ずつ加えた。このようにして、酸化剤を加えると、アニリン水溶液は直ちに黒緑色に変化し、さらに撹拌を続けると、アニリン水溶液中に黒緑色の固体が生成し始めた。
上記アニリン水溶液中に生成した黒緑色の固体(反応生成物)を含む反応混合物を冷却しながら、さらに100分間、撹拌を続けた。その後、このアニリン水溶液をブフナー漏斗と吸引瓶を用いて吸引濾過し、濾紙(No.2)上に上記反応生成物の粉末を得た。この粉末を、約2モル/Lのテトラフルオロホウ酸水溶液に加え、磁気スターラーを用いて撹拌、洗浄した。ついで、アセトンにて数回、同様に、撹拌、洗浄し、これを減圧濾過して粉末を得た。得られた粉末を室温(25℃)で10時間真空乾燥することにより、テトラフルオロホウ酸をドーパントとする導電性ポリアニリン(以下、単に、「導電性ポリアニリン」という。)12.5gを得た。この導電性ポリアニリンは鮮やかな緑色粉末であった。
(導電性ポリアニリン粉末の電導度)
上記導電性ポリアニリン粉末130mgを瑪瑙製乳鉢で粉砕した後、赤外スペクトル測定用KBr錠剤成形器を用い、75MPaの圧力下に10分間真空加圧成形して、厚み720μmの導電性ポリアニリンのディスクを得た。ファン・デル・ポー法による4端子法電導度測定にて測定した上記ディスクの電導度は、19.5S/cmであった。
上記導電性ポリアニリン粉末130mgを瑪瑙製乳鉢で粉砕した後、赤外スペクトル測定用KBr錠剤成形器を用い、75MPaの圧力下に10分間真空加圧成形して、厚み720μmの導電性ポリアニリンのディスクを得た。ファン・デル・ポー法による4端子法電導度測定にて測定した上記ディスクの電導度は、19.5S/cmであった。
(脱ドープ状態のポリアニリン粉末)
上記により得られた導電性ポリアニリン粉末(ドープ状態)を、2モル/L水酸化ナトリウム水溶液に加え、これらを3Lセパラブルフラスコ中にて30分間撹拌し、中和反応によりドーパントのテトラフルオロホウ酸を脱ドープした。その後、濾過を行って、濾紙上にポリアニリンを分離した。そして、この脱ドープしたポリアニリンを、濾液が中性になるまで水洗した後、アセトン中で撹拌洗浄し、ブフナー漏斗と吸引瓶を用いて減圧濾過し、No.2濾紙上に、脱ドープしたポリアニリン粉末を得た。これを室温下、10時間真空乾燥して、茶色の脱ドープ状態のポリアニリン粉末を得た。
上記により得られた導電性ポリアニリン粉末(ドープ状態)を、2モル/L水酸化ナトリウム水溶液に加え、これらを3Lセパラブルフラスコ中にて30分間撹拌し、中和反応によりドーパントのテトラフルオロホウ酸を脱ドープした。その後、濾過を行って、濾紙上にポリアニリンを分離した。そして、この脱ドープしたポリアニリンを、濾液が中性になるまで水洗した後、アセトン中で撹拌洗浄し、ブフナー漏斗と吸引瓶を用いて減圧濾過し、No.2濾紙上に、脱ドープしたポリアニリン粉末を得た。これを室温下、10時間真空乾燥して、茶色の脱ドープ状態のポリアニリン粉末を得た。
(還元脱ドープ状態のポリアニリン粉末)
上記により得られた脱ドープ状態のポリアニリン粉末を、フェニルヒドラジンのメタノール水溶液に入れ、撹拌下30分間還元処理を行った。ポリアニリン粉末の色は、還元により、茶色から灰色に変化した。還元処理後、ポリアニリン粉末をメタノール洗浄、アセトン洗浄し、濾別後、室温下真空乾燥し、灰色の還元脱ドープ状態のポリアニリン粉末を得た。
上記により得られた脱ドープ状態のポリアニリン粉末を、フェニルヒドラジンのメタノール水溶液に入れ、撹拌下30分間還元処理を行った。ポリアニリン粉末の色は、還元により、茶色から灰色に変化した。還元処理後、ポリアニリン粉末をメタノール洗浄、アセトン洗浄し、濾別後、室温下真空乾燥し、灰色の還元脱ドープ状態のポリアニリン粉末を得た。
(還元脱ドープ状態のポリアニリン粉末の電導度)
上記還元脱ドープ状態のポリアニリン粉末130mgを瑪瑙製乳鉢で粉砕した後、赤外スペクトル測定用KBr錠剤成形器を用い、75MPaの圧力下に10分間真空加圧成形して、厚み720μmの還元脱ドープ状態のポリアニリンのディスクを得た。ファン・デル・ポー法による4端子法電導度測定にて測定した上記ディスクの電導度は、5.8×10-3S/cmであった。
上記還元脱ドープ状態のポリアニリン粉末130mgを瑪瑙製乳鉢で粉砕した後、赤外スペクトル測定用KBr錠剤成形器を用い、75MPaの圧力下に10分間真空加圧成形して、厚み720μmの還元脱ドープ状態のポリアニリンのディスクを得た。ファン・デル・ポー法による4端子法電導度測定にて測定した上記ディスクの電導度は、5.8×10-3S/cmであった。
〔アニオン性材料(B)の準備〕
アニオンを対イオンで補償したアニオン性材料(B)として、ポリアクリル酸(和光純薬工業社製、重量平均分子量100万)を用い、水溶液中でカルボン酸の1/2当量の水酸化リチウムを加え、4.4重量%濃度の均一で粘稠なポリアクリル酸水溶液を準備した。上記ポリアクリル酸水溶液においては、ポリアクリル酸のカルボキシル基の約50%が、リチウム塩化していた。
アニオンを対イオンで補償したアニオン性材料(B)として、ポリアクリル酸(和光純薬工業社製、重量平均分子量100万)を用い、水溶液中でカルボン酸の1/2当量の水酸化リチウムを加え、4.4重量%濃度の均一で粘稠なポリアクリル酸水溶液を準備した。上記ポリアクリル酸水溶液においては、ポリアクリル酸のカルボキシル基の約50%が、リチウム塩化していた。
〔多孔質炭素材料(C)の準備〕
多孔質炭素材料(C)として、アルカリ賦活型活性炭(JFEケミカル社製、JSC15)を準備した。
多孔質炭素材料(C)として、アルカリ賦活型活性炭(JFEケミカル社製、JSC15)を準備した。
〔電解液の準備〕
1モル/dm3濃度のテトラフルオロホウ酸リチウム(LiBF4)のエチレンカーボネート/ジメチルカーボネート溶液(キシダ化学社製)を準備した。
1モル/dm3濃度のテトラフルオロホウ酸リチウム(LiBF4)のエチレンカーボネート/ジメチルカーボネート溶液(キシダ化学社製)を準備した。
〔セパレータの準備〕
不織布(宝泉社製、TF40−50、空孔率:55%)を準備した。
不織布(宝泉社製、TF40−50、空孔率:55%)を準備した。
〔集電体〕
集電体1、5として、厚み50μmの電気二重層キャパシタ用エッチングアルミニウム箔(宝泉社製、30CB)をそれぞれ準備した。
集電体1、5として、厚み50μmの電気二重層キャパシタ用エッチングアルミニウム箔(宝泉社製、30CB)をそれぞれ準備した。
上記準備した各材料を用い、下記に示す方法によりセル(蓄電デバイス)を作製した。そして、得られたセルについて、後記に示す方法により、「電極活物質と活性炭の合計重量当たりの容量密度」および「電極活物質と活性炭と電解液の合計重量当たりの容量密度」を算出し、評価を行った。
〔実施例1〕
<正極シートの作製>
集電体1と正極2との複合体である正極シートを下記(1)〜(3)の方法に従って作製した。すなわち、まず、(1)集電体1上に塗工し、正極2を形成するためのペーストを作製した。つぎに、(2)正極2形成用ペーストを集電体1上に塗工し、集電体1と正極2との複合体シートを作製した。そして、(3)得られた複合体シートを所定形状に打ち抜いて、目的とする正極シートを得た。
<正極シートの作製>
集電体1と正極2との複合体である正極シートを下記(1)〜(3)の方法に従って作製した。すなわち、まず、(1)集電体1上に塗工し、正極2を形成するためのペーストを作製した。つぎに、(2)正極2形成用ペーストを集電体1上に塗工し、集電体1と正極2との複合体シートを作製した。そして、(3)得られた複合体シートを所定形状に打ち抜いて、目的とする正極シートを得た。
(1)正極2形成用ペーストの作製
準備した(A)成分の還元脱ドープ状態のポリアニリン粉末2.0gと、(C)成分のアルカリ賦活型活性炭2.0gと、導電性カーボンブラック(電気化学工業社製、デンカブラック)0.547gとを混合した。そして、この混合物を、(B)成分として準備した4.4重量%ポリアクリル酸リチウム0.5水溶液20.5gに添加し、スパチュラ混合してペーストとした。ついで、このペーストを分散処理(ヒールッシャー社製、超音波式ホモジナイザー:UP−200S)し、さらに、マイルド分散処理(プライミックス社製、分散機:フィルミックス40−40型)を行って、流動性を有するペーストとした。この流動性を有するペーストを真空吸引鐘とロータリーポンプを用いて脱泡した。
準備した(A)成分の還元脱ドープ状態のポリアニリン粉末2.0gと、(C)成分のアルカリ賦活型活性炭2.0gと、導電性カーボンブラック(電気化学工業社製、デンカブラック)0.547gとを混合した。そして、この混合物を、(B)成分として準備した4.4重量%ポリアクリル酸リチウム0.5水溶液20.5gに添加し、スパチュラ混合してペーストとした。ついで、このペーストを分散処理(ヒールッシャー社製、超音波式ホモジナイザー:UP−200S)し、さらに、マイルド分散処理(プライミックス社製、分散機:フィルミックス40−40型)を行って、流動性を有するペーストとした。この流動性を有するペーストを真空吸引鐘とロータリーポンプを用いて脱泡した。
(2)集電体1と正極2との複合体シートの作製
上記脱泡後の流動性を有するペーストを、卓上型自動塗工装置(テスター産業社製)を用い、マイクロメーター付きドクターブレード式アプリケータによって、塗工ギャップ720μm、塗工速度10mm/秒にて、上記準備したアルミ箔からなる集電体1上に塗工した。これを室温(およそ25℃)で45分間放置した後、温度100℃に調整したホットプレート上に載置し、乾燥した。ペーストが乾燥した後、これを、2枚のステンレス板(15cm角)の間に挟み、真空プレス機(北川精機社製、KVHC)を用いて、温度140℃、圧力1.49MPaの条件で5分間プレスし、集電体1と正極2(多孔質のポリアニリンシート)とが複合化した複合体シートを作製した。
上記脱泡後の流動性を有するペーストを、卓上型自動塗工装置(テスター産業社製)を用い、マイクロメーター付きドクターブレード式アプリケータによって、塗工ギャップ720μm、塗工速度10mm/秒にて、上記準備したアルミ箔からなる集電体1上に塗工した。これを室温(およそ25℃)で45分間放置した後、温度100℃に調整したホットプレート上に載置し、乾燥した。ペーストが乾燥した後、これを、2枚のステンレス板(15cm角)の間に挟み、真空プレス機(北川精機社製、KVHC)を用いて、温度140℃、圧力1.49MPaの条件で5分間プレスし、集電体1と正極2(多孔質のポリアニリンシート)とが複合化した複合体シートを作製した。
(3)正極シートの作製
上記複合体シートを、直径15.95mmの打ち抜き刃が据え付けられた打ち抜き治具にて円盤状に打ち抜いて正極シートとした。この正極シートの厚みから集電体1の厚みを差し引いて算出される正極2の厚みは、317μmであった。そして、この正極2のポリアニリン(A成分)と活性炭(C成分)の合計重量は、20.9mgであり、空隙率は66%であった。
上記複合体シートを、直径15.95mmの打ち抜き刃が据え付けられた打ち抜き治具にて円盤状に打ち抜いて正極シートとした。この正極シートの厚みから集電体1の厚みを差し引いて算出される正極2の厚みは、317μmであった。そして、この正極2のポリアニリン(A成分)と活性炭(C成分)の合計重量は、20.9mgであり、空隙率は66%であった。
<負極シートの作製>
上記正極2形成用ペーストの作製におけるポリアニリン2.0gの代わりにアルカリ賦活型活性炭(JFEケミカル社製、JAC15)2.0gを用いるとともに、(B)成分の4.4重量%ポリアクリル酸リチウム0.5水溶液20.5gの代わりにSBRエマルジョン(JSR社製、D2001:SBR48重量%含有)0.31gとポリ(N−ビニルピロリドン)水溶液(日本触媒社製、K−90W:ポリ(N−ビニルピロリドン)19.8重量%含有)との混合溶液を用いた以外は、正極シート作製と同様にして、負極シートを作製した。得られた負極4の厚み(負極シートの厚みから集電体5の厚みを差し引いて算出される値)は、289μmであった。そして、この負極4のアルカリ賦活型活性炭の重量は、22.6mgであり、空隙率は55%であった。なお、空隙率は、正極2に準じて求めることができる。
上記正極2形成用ペーストの作製におけるポリアニリン2.0gの代わりにアルカリ賦活型活性炭(JFEケミカル社製、JAC15)2.0gを用いるとともに、(B)成分の4.4重量%ポリアクリル酸リチウム0.5水溶液20.5gの代わりにSBRエマルジョン(JSR社製、D2001:SBR48重量%含有)0.31gとポリ(N−ビニルピロリドン)水溶液(日本触媒社製、K−90W:ポリ(N−ビニルピロリドン)19.8重量%含有)との混合溶液を用いた以外は、正極シート作製と同様にして、負極シートを作製した。得られた負極4の厚み(負極シートの厚みから集電体5の厚みを差し引いて算出される値)は、289μmであった。そして、この負極4のアルカリ賦活型活性炭の重量は、22.6mgであり、空隙率は55%であった。なお、空隙率は、正極2に準じて求めることができる。
<セルの組立て>
上記準備した材料、作製した正極シートおよび負極シートを用いて、蓄電デバイスであるセルを下記の方法に従い組み立てた。
上記準備した材料、作製した正極シートおよび負極シートを用いて、蓄電デバイスであるセルを下記の方法に従い組み立てた。
まず、セルへの組み付け前に、準備した正極シート、負極シートおよびセパレータを、真空乾燥機を用いて100℃で5時間、真空乾燥した。そして、超高純度アルゴンガス雰囲気下の、露点が−100℃のグローブボックス内で、以下の組み立てを行った。まず、非水電解液二次電池実験用のステンレス製HSセル(宝泉社製)に、正極シートと負極シートとを正しく対向させて配置し、これらがショートしないようにセパレータを位置決めした。準備した電解液を、正極2の形成材料であるポリアニリン(A成分)と活性炭(C成分)の合計重量(mg)に対して4.5倍の重量となるよう注入し、セルを完成させた。すなわち、注入した電解液重量(mg)は、電解液(mg)/〔ポリアニリン(A成分)と活性炭(C成分)〕(mg)=4.5(mg/mg)となっている。
〔実施例2〜4〕
電解液重量(mg)を、ポリアニリン(A成分)と活性炭(C成分)の合計重量(mg)に対して、後記の〔表1〕に示すように変更した以外は、実施例1と同様にしてセルを作製した。
電解液重量(mg)を、ポリアニリン(A成分)と活性炭(C成分)の合計重量(mg)に対して、後記の〔表1〕に示すように変更した以外は、実施例1と同様にしてセルを作製した。
〔実施例5〕
電解液を、1モル/dm3濃度のテトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレートのプロピレンカーボネート溶液(キシダ化学社製)に代えた以外は、実施例1と同様にしてセルを作製した。
電解液を、1モル/dm3濃度のテトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレートのプロピレンカーボネート溶液(キシダ化学社製)に代えた以外は、実施例1と同様にしてセルを作製した。
〔実施例6〜8〕
電解液重量(mg)を、ポリアニリン(A成分)と活性炭(C成分)の合計重量(mg)に対して、後記の〔表2〕に示すように変更した以外は、実施例5と同様にしてセルを作製した。
電解液重量(mg)を、ポリアニリン(A成分)と活性炭(C成分)の合計重量(mg)に対して、後記の〔表2〕に示すように変更した以外は、実施例5と同様にしてセルを作製した。
〔比較例1〕
上記作製した正極シートに代えて、正極2として負極シートと同じものを用いた以外は、実施例5と同様にしてセルを作製した。すなわち、比較例1では、正負極ともに負極シートを使用している。
上記作製した正極シートに代えて、正極2として負極シートと同じものを用いた以外は、実施例5と同様にしてセルを作製した。すなわち、比較例1では、正負極ともに負極シートを使用している。
〔比較例2〜4〕
電解液重量(mg)を、正極側に用いた負極シートの活性炭重量(mg)に対して、後記の〔表3〕に示すように変更した以外は、比較例1と同様にしてセルを作製した。
電解液重量(mg)を、正極側に用いた負極シートの活性炭重量(mg)に対して、後記の〔表3〕に示すように変更した以外は、比較例1と同様にしてセルを作製した。
〔セルの評価〕
0.77mA(実施例5〜8および比較例1〜4では0.795mA)の電流にて3.8Vまで定電流充電し、3.8Vに到達した後は、3.8Vの定電圧充電に切り替え、電流値0.15mAになるまで充電した。そして、30分間インターバルを経て、0.77mA(実施例5〜8および比較例1〜4では0.795mA)の電流で2.0Vになるまで定電流放電した。この充放電を1サイクルとし、これを15サイクル繰り返し行った。上記各サイクル間には、30分間のインターバルを設けている。そして、15サイクル目の放電容量を測定し、ポリアニリン(A成分)と活性炭(C成分)の合計重量あたりの容量密度と、ポリアニリン(A成分)と活性炭(C成分)と電解液の合計重量当たりの容量密度とに換算した。これらの結果を下記の表1〜3にまとめて示す。
0.77mA(実施例5〜8および比較例1〜4では0.795mA)の電流にて3.8Vまで定電流充電し、3.8Vに到達した後は、3.8Vの定電圧充電に切り替え、電流値0.15mAになるまで充電した。そして、30分間インターバルを経て、0.77mA(実施例5〜8および比較例1〜4では0.795mA)の電流で2.0Vになるまで定電流放電した。この充放電を1サイクルとし、これを15サイクル繰り返し行った。上記各サイクル間には、30分間のインターバルを設けている。そして、15サイクル目の放電容量を測定し、ポリアニリン(A成分)と活性炭(C成分)の合計重量あたりの容量密度と、ポリアニリン(A成分)と活性炭(C成分)と電解液の合計重量当たりの容量密度とに換算した。これらの結果を下記の表1〜3にまとめて示す。
上記結果より、実施例1〜8はポリアニリンと活性炭の合計重量当たりの容量密度(mAh/g)が大きく、また、電解液重量が減少しても、ポリアニリンと活性炭と電解液の合計重量当たりの容量密度(mAh/g)が低下しないことがわかった。これに対し、比較例1〜4は、ポリアニリンと活性炭の合計重量当たりの容量密度(mAh/g)が小さく、電解液重量が減少すると、ポリアニリンと活性炭と電解液の合計重量当たりの容量密度(mAh/g)も比例して低下していることがわかった。
本発明の蓄電デバイスは、従来の二次電池や高容量キャパシタと同様の用途に使用でき、例えば、携帯型PC、携帯電話、携帯情報端末(PDA)等の携帯用電子機器や、ハイブリッド電気自動車、電気自動車、燃料電池自動車等の駆動用電源に広く用いることができる。
1 集電体(正極用)
2 正極
3 電解質層
4 負極
5 集電体(負極用)
2 正極
3 電解質層
4 負極
5 集電体(負極用)
Claims (3)
- 電解質層と、これを挟んで設けられる正極と負極とを有する蓄電デバイスであって、上記正極がその内部に下記(B)が固定された少なくとも下記(A)と(B)と(C)とを含む複合体からなり、上記負極が多孔質炭素材料からなることを特徴とする蓄電デバイス。
(A)イオンの挿入・脱離により導電性が変化する電極活物質。
(B)アニオン性材料。
(C)多孔質炭素材料。 - 上記複合体の(B)アニオン性材料が、ポリカルボン酸である請求項1記載の蓄電デバイス。
- 上記複合体の(A)イオンの挿入・脱離により導電性が変化する電極活物質が、蓄電デバイス形成の際に還元状態にある請求項1または2記載の蓄電デバイス。
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Legal Events
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20160315 |