JP2014102195A - レーダ装置およびレーダ装置のモニタ方法 - Google Patents

レーダ装置およびレーダ装置のモニタ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 アンテナモジュール以外の構成品による影響を除外すると共に、単純な構成によってアンテナモジュールの動作状態を正確且つ容易に把握する。
【解決手段】 本発明のレーダ装置10は、レーダ処理部20と、切替部30と、スイッチ41、42、信号調整部43およびカップラ44を備えたアンテナモジュール40と、アンテナ素子50と、モニタ動作時に、モニタ信号を生成して出力すると共に戻ってきたモニタ信号の計測値に基づいてアンテナモジュールの動作状態を把握するモニタ部60と、を備える。モニタ部60は、スイッチ41、42が信号調整部43およびカップラ44を選択している時の第1モニタ信号の計測値と、スイッチ41、42が互いを選択している時の第2モニタ信号の計測値との差分に基づいてアンテナモジュール40の動作状態を把握する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーダ装置および該レーダ装置のモニタ方法に関し、特に、アクティブフェーズドアレイアンテナ装置を備えたレーダ装置および該レーダ装置におけるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置のモニタ方法に関する。
アクティブフェーズドアレイアンテナ装置を備えるレーダ装置が広く用いられている。アクティブフェーズドアレイアンテナ装置は、複数のアンテナ素子と1対1に対応付けられ、アンテナ素子に供給またはアンテナ素子から供給される高周波信号の振幅および位相を制御する、複数のアンテナモジュールを備える。
レーダ装置において複数のアンテナモジュールが正常に稼働しているか否かを判断する技術は、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1のレーダ装置は、複数のアンテナモジュールから出力されたモニタ信号の出力電力が所定の規格範囲内に入っているか否かを判定することにより、アンテナモジュールが正常に稼働しているか否かを判断する。さらに、特許文献1のレーダ装置は、アンテナモジュールにおいて所定の調整が施されたRF信号の電力およびアンテナモジュールに入力した直後のRF信号の位相を計測し、計測結果を用いて演算したビーム指向特性が所定の規格特性を満足するか否かを判定することにより、所望のビーム特性が実現できているか否かを判断する。
特開平2−309278号公報
しかし、複数のアンテナモジュールから出力されたモニタ信号の出力電力に基づいてアンテナモジュールが正常に稼働しているか否か判断する場合、アンテナモジュール以外の構成品による影響も計測結果に含まれるため、アンテナモジュールの故障判定の精度が低下する。
また、所定のポイントでのRF信号の電力と位相とを計測し、計測結果に基づいてビーム指向特性を演算して判断する場合、複数のアンテナモジュールのそれぞれに計測系を配置する必要があり、計測系の構成が複雑になると共に判定処理が複雑になる。
本発明の目的は、上記の課題に鑑みなされたものであり、アンテナモジュール以外の構成品による影響を除外できると共に、単純な構成によってアンテナモジュールの動作状態を正確且つ容易に把握することができるレーダ装置およびレーダ装置のモニタ方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係るレーダ装置は、レーダ信号を送受信するレーダ処理部と、レーダ動作時にレーダ処理部を選択してアンテナモジュールと接続し、モニタ動作時にモニタ部を選択してアンテナモジュールと接続する切替部と、入力した信号を調整する信号調整部、信号調整部または第2スイッチを選択して切替部と接続する第1スイッチ、カップラまたは第1スイッチを選択してモニタ部と接続する第2スイッチ、および、信号をアンテナ素子および信号調整部間を通過させると共に信号の一部を第2スイッチ側を通過させるカップラ、を備えたアンテナモジュールと、アンテナモジュールから入力した信号を外部空間へ放射すると共に外部空間から入射した信号をアンテナモジュールへ出力するアンテナ素子と、モニタ動作時に、モニタ信号を生成して出力すると共に戻ってきたモニタ信号の計測値に基づいてアンテナモジュールの動作状態を把握するモニタ部と、を備える。ここで、モニタ部は、第1スイッチおよび第2スイッチが信号調整部およびカップラを選択している時の第1モニタ信号の計測値と、第1スイッチおよび第2スイッチが互いを選択している時の第2モニタ信号の計測値との差分に基づいてアンテナモジュールの動作状態を把握する。
上記目的を達成するために本発明に係るレーダ装置のモニタ方法は、レーダ動作時に、レーダ処理部とアンテナモジュールとを接続し、レーダ処理部またはアンテナ素子から入力し、アンテナモジュールにおいて調整されたレーダ信号をアンテナ素子またはレーダ処理部へ出力し、モニタ動作時に、モニタ部とアンテナモジュールとを接続し、モニタ部において生成され、アンテナモジュールにおいて調整されたモニタ信号を、第1モニタ信号としてモニタ部に戻すと共に該第1モニタ信号の計測値を計測し、モニタ部において生成されたモニタ信号を、そのまま第2モニタ信号としてモニタ部に戻すと共に該第2モニタ信号の計測値を計測し、第1モニタ信号の計測値と第2モニタ信号の計測値との差分に基づいてアンテナモジュールの動作状態を把握する。
本発明に係るレーダ装置および該レーダ装置のモニタ方法は、アンテナモジュール以外の構成品による影響を除外できると共に、単純な構成によってアンテナモジュールの動作状態を正確且つ容易に把握することができる。
本発明の第1の実施形態に係るレーダ装置10のブロック構成図である。 本発明の第2の実施形態に係るレーダ装置100のブロック構成図である。 本発明の第2の実施形態に係るモニタ信号の通過経路を示した図である。 本発明の第3の実施形態に係るレーダ装置100Bのブロック構成図である。 本発明の第4の実施形態に係るレーダ装置100Cのブロック構成図である。 本発明の第5の実施形態に係るレーダ装置100Dのブロック構成図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るレーダ装置について説明する。本実施形態に係るレーダ装置のブロック構成図を図1に示す。図1において、本実施形態に係るレーダ装置10は、レーダ処理部20、切替部30、アンテナモジュール40、アンテナ素子50およびモニタ部60を備える。
レーダ処理部20は、送信信号を生成して切替部30へ出力すると共に、切替部30から入力した受信信号を処理する。以下、送信信号と受信信号とを区別する必要がない時は、送信信号および受信信号をレーダ信号と記載する。
切替部30は、レーダ動作時にレーダ処理部20を選択してアンテナモジュール40と接続し、モニタ動作時にモニタ部60を選択してアンテナモジュール40と接続する。
アンテナモジュール40は、第1スイッチ41、第2スイッチ42、信号調整部43、カップラ44および校正ライン45を備える。
第1スイッチ41は、信号調整部43または校正ライン45のいずれか一方を選択して切替部30と接続する。本実施形態において、第1スイッチ41は、レーダ動作時に信号調整部43を選択すると共に、モニタ動作時の一部期間において信号調整部43を、残りの期間において校正ライン45を選択する。
第2スイッチ42は、カップラ44または校正ライン45のいずれか一方を選択してモニタ部60と接続する。第2スイッチ42は、モニタ動作時において第1スイッチ41と連動して動作する。すなわち、モニタ動作時において第2スイッチ42は、第1スイッチ41が信号調整部43を選択している時にカップラ44を選択し、第1スイッチ41が校正ライン45を選択している時に校正ライン45を選択する。
信号調整部43は、入力したレーダ信号およびモニタ信号の位相や振幅等を所望の値に調整して出力する。本実施形態に係るアンテナモジュール40の信号調整部43は、信号を電力増幅する増幅器および信号の位相を制御する移相器を含む。
カップラ44は、入力したレーダ信号およびモニタ信号をアンテナ素子50および信号調整部43間を通過させると共に、入力したレーダ信号およびモニタ信号の一部を第2スイッチ42および信号調整部43間を通過させる。
校正ライン45は、第1スイッチ41の一つの端子と第2スイッチ42の一つの端子とを接続し、第1スイッチ41または第2スイッチ42から入力したモニタ信号をそのまま反対側の第2スイッチ42または第1スイッチ41へ出力する。
アンテナ素子50は、アンテナモジュール40から入力した送信信号を外部空間へ放射すると共に、外部空間から入射した受信信号をアンテナモジュール40へ出力する。
モニタ部60は、第1端子61および第2端子62を備え、モニタ時にモニタ信号を生成して一方の端子(第1端子61または第2端子62)から出力すると共に、他方の端子(第2端子62または第1端子61)から入力したモニタ信号に基づいてアンテナモジュール40の動作状態を把握する。
本実施形態において、モニタ部60は、アンテナモジュール40の第1スイッチ41が信号調整部43を、第2スイッチ42がカップラ44を選択している時のモニタ信号(以下、第1モニタ信号と記載する。)の計測値1と、第1スイッチ41および第2スイッチ42が校正ライン45を選択している時のモニタ信号(以下、第2モニタ信号と記載する。)の計測値2と、の差分に基づいてアンテナモジュール40の動作状態を把握する。信号調整部43が増幅器および移相器を含む場合、モニタ部60はモニタ信号の振幅の差分および位相の差分に基づいてアンテナモジュール40の動作状態を把握する。
上記のように構成されたレーダ装置10は、レーダ動作を行う場合、切替部30がレーダ処理部20を選択してレーダ処理部20とアンテナモジュール40とを接続すると共に、アンテナモジュール40の第1スイッチ41が信号調整部43を選択する。
レーダ処理部20において生成された送信信号は、切替部30を介してアンテナモジュール40に入力し、信号調整部43において振幅や位相が調整された後、アンテナ素子50から外部空間へ放射される。一方、外部空間からアンテナ素子50に入射した受信信号は、信号調整部43において振幅や位相が調整された後、切替部30を介してレーダ処理部20に出力され、レーダ処理部20において処理される。
また、上記のように構成されたレーダ装置10は、モニタ動作を行う場合、切替部30がモニタ部60を選択してモニタ部60とアンテナモジュール40とを接続すると共に、アンテナモジュール40の第1スイッチ41が信号調整部43を選択し、第2スイッチ42がカップラ44を選択する。
モニタ部60において生成されたモニタ信号は、切替部30を介してアンテナモジュール40の第1スイッチ41に入力し、信号調整部43において振幅や位相が調整された後、カップラ44に入力する。カップラ44に入力されたモニタ信号は所望のカップリングレベルで抽出され、第2スイッチ42へ出力される。第2スイッチ42がカップラ44とモニタ部60とを接続していることから、信号調整部43において振幅や位相が調整された第1モニタ信号の一部がモニタ部60へ入力する。モニタ部60は、入力した第1モニタ信号の振幅や位相を計測して計測値1として記憶する。
レーダ装置10は、モニタ部60において計測値1を記憶した後、アンテナモジュール40の第1スイッチ41および第2スイッチ42を制御して校正ライン45を選択させる。これにより、モニタ部60において生成されたモニタ信号は、切替部30を介してアンテナモジュール40の第1スイッチ41に入力し、校正ライン45および第2スイッチ42を通過してそのままモニタ部60に戻ってくる。
モニタ部60は、戻ってきた第2モニタ信号を計測して計測値2を記憶する。モニタ部60は計測値1と計測値2との差分を演算し、演算した差分に基づいてアンテナモジュール40の動作状態を把握する。
本実施形態に係るレーダ装置10は、演算した差分が所望の値からずれていた場合、演算した差分に基づいて信号調整部43を調整する。そして、レーダ装置10は信号調整部43を調整した後、再度、計測値1および計測値2を計測し直し、再計測した計測値1および計測値2の差分に基づいて、アンテナモジュール40の動作状態を把握し、ずれ量の許容値から外れている場合はアンテナモジュール40が正常に動作していないと判断する。
以上のように、本実施形態に係るレーダ装置10は、校正ライン45を通過してそのまま戻ってきた第2モニタ信号の計測値2をレファレンスとして用い、信号調整部43において調整された第1モニタ信号の計測値1から計測値2を差し引くことにより、アンテナモジュール40の動作状態にのみ依存する計測値を取得し、アンテナモジュール40の動作状態を把握する。この場合、単純な構成によってアンテナモジュール40以外の構成品の影響を除外でき、アンテナモジュール40の動作状態を正確且つ容易に把握することができ、演算した差分に基づいて信号調整部43を高精度に補正できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。本実施形態に係るレーダ装置のブロック構成図を図2に示す。本実施形態では、レーダ装置として送信信号をアンテナ素子から外部空間へ放射する送信装置を適用する。図2において、本実施形態に係るレーダ装置100は、励振部200、切替スイッチ300、電力分配器410、選択部420、n個(nは1以上の整数)のアンテナモジュール500、n個のアンテナ素子600、モニタ計測部700および図示しない制御部を備える。
励振部200は、励振信号を生成して切替スイッチ300へ出力する。
切替スイッチ300は、レーダ動作時に励振部200を選択し、モニタ動作にモニタ計測部700を選択する。本実施形態において、切替スイッチ300は、レーダ動作時にモニタ動作へ移行させるための第1制御信号が入力することにより選択先をモニタ計測部700へ切り替え、モニタ動作時にレーダ動作へ移行させるための第2制御信号が入力することにより選択先を励振部200に戻す。
電力分配器410は、切替スイッチ300を介して入力した励振信号またはモニタ信号をn個に分配し、n個のアンテナモジュール500へそれぞれ出力する。本実施形態において、電力分配器410とn個のアンテナモジュール500とはフィーダによって接続され、励振信号およびモニタ信号はフィーダによって電力分配器410からアンテナモジュール500へ出力される。
選択部420は、モニタ動作へ移行させるための第1制御信号が入力することによりモニタ対象のアンテナモジュール500の選択を開始し、選択したアンテナモジュール500から入力したモニタ信号をモニタ計測部700へ出力する。選択部420は、通知信号が入力することによって、選択先を次のモニタ対象のアンテナモジュール500へ切り替え、レーダ動作へ移行させるための第2制御信号が入力することによって、アンテナモジュール500の選択を停止する。本実施形態において、選択部420とn個のアンテナモジュール500とはフィーダによって接続され、モニタ信号はフィーダによってアンテナモジュール500から選択部420へ出力される。
n個のアンテナモジュール500はそれぞれ、2個の切替スイッチ511、512、移相器520、電力増幅器530、カップラ540および校正ライン550を備える。ここで、図2ではアンテナモジュール500内のモニタ動作に必要な要素のみを記載し、アクティブフェーズドアレイアンテナ装置として機能するために必要な制御回路等は省略した。
切替スイッチ511は、移相器520および校正ライン550のいずれか一方を選択して電力分配器410と接続する。本実施形態において、切替スイッチ511は、レーダ動作時に移相器520を選択すると共に、モニタ動作時の一部期間において移相器520を、残りの期間において校正ライン550を選択する。切替スイッチ511は、モニタ動作時にアンテナモジュール500に切替信号が入力することにより選択先を移相器520から校正ライン550へ切り替え、通知信号またはレーダ動作へ移行させるための第2制御信号が入力することにより、選択先を再び移相器520へ切り替える。
切替スイッチ512は、モニタ動作時にカップラ540および校正ライン550のどちらか一方を選択して選択部420と接続する。本実施形態において、モニタ動作時において切替スイッチ512は切替スイッチ511と連動して動作する。すなわち、切替スイッチ512は、切替スイッチ511が移相器520を選択している時はカップラ540を選択し、切替スイッチ511が校正ライン550を選択している時は校正ライン550を選択する。
移相器520は、入力した励振信号およびモニタ信号の位相を調整して電力増幅器530へ出力する。
電力増幅器530は、移相器520において位相が調整された励振信号の電力を増幅して送信信号としてカップラ540へ出力すると共に、移相器520において位相が調整されたモニタ信号の電力を増幅してカップラ540へ出力する。
カップラ540は、電力増幅器530、切替スイッチ512およびアンテナ素子600と接続され、レーダ動作時に電力増幅器530から入力した送信信号をアンテナ素子600へ出力する。また、カップラ540は、モニタ動作時に電力増幅器530から入力したモニタ信号から所望のカップリングレベルを抽出し、切替スイッチ512へ出力する。
校正ライン550は、切替スイッチ511から入力したモニタ信号をそのまま切替スイッチ512へ出力する。
n個のアンテナ素子600は、n個のアンテナモジュール500とそれぞれ1対1に対応付けられて接続されている。アンテナ素子600は、対応するアンテナモジュール500から入力した送信信号を外部空間へ放射する。
モニタ計測部700は、切替スイッチ300と接続されたモニタOUT端子710および選択部420と接続されたモニタIN端子720を備える。モニタ計測部700は、モニタ動作へ移行させるための第1制御信号が入力することによりモニタ信号の生成を開始し、生成したモニタ信号をモニタOUT端子710から切替スイッチ300へ出力する。さらに、モニタ計測部700は、選択部420およびモニタIN端子720を介してn個のアンテナモジュール500から入力したモニタ信号の振幅および位相を解析し、解析結果に基づいてn個のアンテナモジュール500の動作状態を把握する。本実施形態に係るモニタ計測部700はさらに、把握したアンテナモジュール500の動作状態に基づいて、アンテナモジュール500の移相器520を調整する。
上記のように構成されたレーダ装置100は、レーダ動作を行う場合、切替スイッチ300が励振部200を、アンテナモジュール500の切替スイッチ511が移相器520を選択する。励振部200において生成された励振信号は、切替スイッチ300および電力分配器410を介してn個のアンテナモジュール500に入力し、アンテナモジュール500の移相器520において位相が調整され、電力増幅器530において電力増幅された後、送信信号としてアンテナ素子600から外部空間へ放射される。
また、上記のように構成されたレーダ装置100は、モニタ動作を行う場合、図示しない制御部から切替スイッチ300、選択部420、n個のアンテナモジュール500およびモニタ計測部700へモニタ動作に関する第1制御信号を出力する。
モニタ計測部700は、第1制御信号が入力することによってモニタ信号の生成を開始し、生成したモニタ信号を切替スイッチ300へ出力する。切替スイッチ300は、第1制御信号が入力した場合、選択先を励振部200からモニタ計測部700へ切り替え、モニタ計測部700から入力したモニタ信号を電力分配器410へ出力する。電力分配器410は、入力したモニタ信号をn個に分配してn個のアンテナモジュール500へそれぞれ出力する。
n個のアンテナモジュール500はそれぞれ、第1制御信号が入力することにより切替スイッチ512にカップラ540を選択させる。電力分配器410から入力したモニタ信号は、移相器520において位相が調整され、電力増幅器530において電力増幅された後、カップラ540において所望のカップリングレベルが抽出され、切替スイッチ512へ出力される。切替スイッチ512に入力したモニタ信号は選択部420へ出力される。
選択部420は、第1制御信号が入力した場合、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500を順次選択し、選択したアンテナモジュール500から入力したモニタ信号をモニタ計測部700へ出力する。この時のモニタ信号の経路を図3にφ1で示す。
モニタ計測部700は、選択部420から入力した図3の経路φ1を通過したモニタ信号の振幅および位相を計測し、計測結果1(振幅1、位相1)を記憶する。モニタ計測部700は、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500について計測結果1を記憶した後、切替信号を生成してモニタ信号と共に切替スイッチ300へ出力する。
モニタ計測部700から入力した切替信号およびモニタ信号は、電力分配器410においてn個に分割されてそれぞれアンテナモジュール500へ入力する。アンテナモジュール500は、切替信号が入力することにより切替スイッチ511、512の選択先を校正ライン550に切り替える。これにより、アンテナモジュール500に入力したモニタ信号は校正ライン550を通過してそのまま選択部420へ出力され、モニタ計測部700に入力する。この時のモニタ信号の経路を図3にφ2で示す。
モニタ計測部700は、選択部420から入力した図3の経路φ2を通過したモニタ信号の振幅および位相を計測し、計測結果2(振幅2、位相2)を記憶する。モニタ計測部700は、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500について計測結果2を記憶した後、通知信号を生成してモニタ信号と共に切替スイッチ300へ出力する。
選択部420は、通知信号が入力した場合、選択先を最初のモニタ対象のアンテナモジュール500から次のモニタ対象のアンテナモジュール500へ切り替える。そして、モニタ計測部700は、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500の時と同様に、次のモニタ対象のアンテナモジュール500について、計測結果1および計測結果2を記憶する。そして、モニタ計測部700は、n個のモニタ対象のアンテナモジュール500についての計測結果1および計測結果2を記憶する。
モニタ計測部700は、記憶したn個の計測結果1(振幅1、位相1)および計測結果2(振幅2、位相2)の差分を演算し、演算結果に基づいてn個のアンテナモジュール500の動作状態を把握する。なお、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500について動作状態を把握した後、モニタ計測部700が通知信号を生成し、順次、n個のモニタ対象のアンテナモジュール500の動作状態を把握していくことでも良い。本実施形態に係るレーダ装置100は、モニタ動作が終了した場合、レーダ動作へ移行させるための第2制御信号を出力して再びレーダ動作を開始する。
ここで、本実施形態に係るモニタ計測部700は、モニタ対象のアンテナモジュール500について演算した位相の差分(位相2−位相1)と予め記憶されている基準値とを比較し、位相差が基準値から一定量以上ずれている場合、基準値と一致するようにモニタ対象のアンテナモジュール500の移相器520で位相を補正する。移相器520で位相を補正した後、レーダ装置100は再度、モニタ動作により位相1および位相2を取得し、位相差と基準値とを再度比較する。本実施形態に係るレーダ装置100は、調整後の位相差が基準値から一定量以上ずれている場合、モニタ対象のアンテナモジュール500が異常であると判断する。
さらに、本実施形態に係るモニタ計測部700は、モニタ対象のアンテナモジュール500についてそれぞれ、演算した振幅の差分(振幅2−振幅1)と予め記憶されている閾値とを比較し、振幅差が閾値よりも小さい場合はアンテナモジュール500が異常であると判断する。
以上のように、本実施形態に係るレーダ装置100は、図3の経路φ2を通過したモニタ信号の計測結果2をレファレンスとして用い、経路φ1を通過したモニタ信号の計測結果1から経路φ2を通過したモニタ信号の計測結果2の計測結果2を差し引くことにより、アンテナモジュール500の機能にのみ依存する振幅データおよび位相データを取得する。この場合、アンテナモジュール500以外の構成品の影響を除外でき、アンテナモジュール500の故障判定および移相器520の補正の精度が向上する。
また、モニタ計測部700において生成したモニタ信号をn個に分配してn個のアンテナモジュール500へそれぞれ出力し、n個のアンテナモジュール500から出力されたモニタ信号をそれぞれ選択してモニタ計測部700において計測する場合、計測系をn個のアンテナモジュール500に配置する必要がない。従って、アンテナモジュール500間の計測バラツキが生じないと共に、故障等したアンテナモジュール500を交換した場合でも計測に関する基準データ等を継続して用いることができる。さらに、個々のアンテナモジュール500に測定系を配置する必要がないことから、アンテナモジュール500のサイズが大きくなることを抑制できると共にコストが上昇することを抑制できる。
なお、モニタ信号の振幅差が閾値よりも小さい場合に可変減衰器を用いて振幅値を補正することもできる。この場合、レーダ装置100は再度、モニタ動作により振幅1および振幅2を取得し、調整後の振幅差が再び所定の閾値より小さい場合にアンテナモジュール500が異常であると判断する。
また、上記の実施形態では、位相差が基準値から一定量以上ずれている場合に移相器520を補正し、再度、位相差を用いた判定を行ったが、補正を行うことなしにそのままアンテナモジュール500が異常であると判断することもできる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について説明する。本実施形態では、レーダ装置としてアンテナ素子を用いて外部空間から受信信号を受信して処理する受信装置を適用する。本実施形態に係るレーダ装置のブロック構成図を図4に示す。図4において、本実施形態に係るレーダ装置100Bは、切替スイッチ300B、選択部420B、電力合成器430B、n個のアンテナモジュール500B、n個のアンテナ素子600B、モニタ計測部700B、受信部800Bおよび図示しない制御部を備える。以下、第2の実施形態に係るレーダ装置100と異なる部分を中心に説明する。
選択部420Bは、モニタ動作へ移行させるための第3制御信号が入力することによりn個のアンテナモジュール500Bを順次選択し、モニタ計測部700Bから入力したモニタ信号を選択したアンテナモジュール500Bへ出力する。また、選択部420Bは、通知信号が入力することによって、選択先を次のモニタ対象のアンテナモジュール500Bへ切り替え、レーダ動作へ移行させるための第4制御信号が入力することによって、アンテナモジュール500Bの選択を停止する。
n個のアンテナモジュール500Bはそれぞれ、2個の切替スイッチ511B、512B、移相器520B、低雑音増幅器560B、カップラ540Bおよび校正ライン550Bを備える。
切替スイッチ511Bは、レーダ動作時に移相器520Bを選択すると共に、モニタ動作時の一部期間において移相器520Bを、残りの期間において校正ライン550Bを選択する。切替スイッチ511Bは、モニタ動作時にアンテナモジュール500Bに切替信号が入力することにより選択先を移相器520Bから校正ライン550Bへ切り替え、通知信号またはレーダ動作へ移行させるための第4制御信号が入力することにより、選択先を再び移相器520Bへ切り替える。
切替スイッチ512Bは、モニタ動作時において、切替スイッチ511Bが移相器520Bを選択している時にカップラ540Bと選択部420Bとを接続し、切替スイッチ511Bが校正ライン550Bを選択している時に校正ライン550Bと選択部420Bとを接続する。
カップラ540Bは、モニタ動作時に切替スイッチ512Bから入力したモニタ信号から所望のカップリングレベルを低雑音増幅器560Bへ出力する。レーダ動作時にアンテナ素子600Bから入力した受信信号もカップラ540Bでカップリングされ一部の受信信号が切替スイッチ512B側へ出力されるが、図示しない終端等で吸収することが望ましい。
低雑音増幅器560Bはカップラ540Bから入力した受信信号およびモニタ信号を増幅して移相器520Bへ出力し、移相器520Bは低雑音増幅器560Bにおいて増幅された受信信号およびモニタ信号の位相を調整して切替スイッチ511Bへ出力する。
アンテナ素子600Bは、外部空間から入射した受信信号をカップラ540Bへ出力する。
電力合成器430Bは、n個のアンテナモジュール500Bから出力された受信信号およびモニタ信号を切替スイッチ300Bへ出力する。
切替スイッチ300Bは、レーダ動作時に受信部800Bを選択し、モニタ動作へ移行させるための第3制御信号が入力されることにより選択先をモニタ計測部700Bへ切り替える。さらに、切替スイッチ300Bは、レーダ動作へ移行させるための第4制御信号が入力することにより選択先を受信部800Bに戻す。
受信部800Bは、レーダ動作時に外部空間から入射した受信信号を処理する。
モニタ計測部700Bは、切替スイッチ300Bと接続されたモニタIN端子730Bおよび選択部420Bと接続されたモニタOUT端子740Bを備える。モニタ計測部700Bは、モニタ動作へ移行させるための第3制御信号が入力することによりモニタ信号の生成を開始し、生成したモニタ信号をモニタOUT端子740Bから選択部420Bへ出力する。さらに、モニタ計測部700Bは、モニタIN端子730Bから入力したモニタ信号の振幅および位相を解析し、解析結果に基づいてアンテナモジュール500Bの動作状態を把握する。
上記のように構成されたレーダ装置100Bは、レーダ動作を行う場合、切替スイッチ300Bが受信部800Bを、アンテナモジュール500Bの切替スイッチ511Bが移相器520Bを選択する。アンテナ素子600Bに入射した受信信号は、カップラ540Bを介して低雑音増幅器560Bに入力し、低雑音増幅器560Bにおいて電力増幅され、移相器520Bにおいて位相が調整された後、電力合成器430Bに入力する。電力合成器430Bに入力した受信信号は、他のアンテナモジュール500Bから入力した受信信号と合成され、受信部800Bで処理される。
また、上記のように構成されたレーダ装置100Bは、モニタ動作を行う場合、図示しない制御部から切替スイッチ300B、選択部420B、n個のアンテナモジュール500Bおよびモニタ計測部700Bへモニタ動作に関する第3制御信号を出力する。
モニタ計測部700Bは、第3制御信号が入力されることによってモニタ信号の生成を開始し、生成したモニタ信号を選択部420Bへ出力する。選択部420Bは、第3制御信号が入力した場合、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Bを選択し、モニタ計測部700Bから入力したモニタ信号を選択したアンテナモジュール500Bへ出力する。
n個のアンテナモジュール500Bはそれぞれ、第3制御信号が入力した場合、切替スイッチ512Bにカップラ540Bを選択させる。また、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Bに入力したモニタ信号は、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Bにおいて、切替スイッチ512Bからカップラ540Bへ入力し、カップラ540Bにおいて所望のカップリングレベルが抽出され、低雑音増幅器560Bへ出力される。そして、低雑音増幅器560Bにおいて電力増幅された後、移相器520Bにおいて位相が調整され、切替スイッチ511Bから電力合成部430Bへ出力される。
電力合成部430Bは、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Bから出力されたモニタ信号を切替スイッチ300Bへ出力する。
切替スイッチ300Bは、第3制御信号が入力した場合に選択先を受信部800Bからモニタ計測部700Bへ切り替え、電力合成部430Bから入力したモニタ信号をモニタ計測部700Bへ出力する。モニタ計測部700Bは入力したモニタ信号(低雑音増幅器560Bおよび移相器520Bを通過)の振幅および位相を計測し、計測結果3(振幅3、位相3)として記憶した後、切替信号を生成してモニタ信号と共に選択部420Bへ出力する。
モニタ計測部700Bから入力した切替信号は、選択部420Bを介して最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Bへ入力し、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Bは切替信号が入力することによって、切替スイッチ511B、512Bの選択先を校正ライン550Bに切り替える。従って、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Bに入力したモニタ信号は、校正ライン550Bを通過してそのまま電力合成部430Bへ出力され、切替スイッチ300Bを介してモニタ計測部700Bへ出力される。
モニタ計測部700Bは、入力したモニタ信号(校正ライン550Bを通過)の振幅および位相を計測し、計測結果4(振幅4、位相4)として記憶する。モニタ計測部700Bは、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Bについての計測結果4を記憶した後、通知信号を生成して出力する。通知信号が入力した場合、選択部420Bは、選択先を最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Bから次のモニタ対象のアンテナモジュール500へ切り替え、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Bは切替スイッチ511Bの選択先を移相器520Bに戻す。
モニタ計測部700Bは、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Bの時と同様に、次のモニタ対象のアンテナモジュール500Bについて、計測結果3および計測結果4を記憶する。そして、モニタ計測部700Bは、n個のモニタ対象のアンテナモジュール500Bについての計測結果3および計測結果4を記憶する。
モニタ計測部700Bは、第2の実施形態で説明したモニタ計測部700と同様の方法で、計測結果4(振幅4、位相4)をレファレンスとして用い、計測結果3と計測結果4との差分に基づいて、n個のアンテナモジュール500Bの動作状態を把握し、移相器520Bの補正やアンテナモジュール500Bの故障判定等を実施する。
以上のように、本実施形態に係るレーダ装置100Bは、校正ライン550Bを通過したモニタ信号の計測結果4をレファレンスとして用いることにより、アンテナモジュール500Bの機能にのみ依存する振幅データおよび位相データを取得し、これに基づいてアンテナモジュール500Bの動作状態を把握する。この場合、アンテナモジュール500B以外の構成品の影響を除外でき、アンテナモジュール500Bの故障判定および移相器520Bの補正の精度が向上する。
(第4の実施形態)
第4の実施形態について説明する。本実施形態では、レーダ装置として、送信信号をアンテナ素子から外部空間へ放射すると共に外部空間からアンテナ素子に入射した受信信号を処理する送受信装置を適用する。本実施形態に係るレーダ装置のブロック構成図を図5に示す。
図5において、本実施形態に係るレーダ装置100Cは、励振部200C、切替スイッチ310C、320C、電力分配器410C、選択部420C、電力合成器430C、n個のアンテナモジュール500C、n個のアンテナ素子600C、モニタ計測部700C、受信部800Cおよび図示しない制御部を備える。
アンテナモジュール500Cはそれぞれ、切替スイッチ511C、512C、513C、移相器520C、電力増幅器530C、カップラ540C、校正ライン551C、552C、低雑音増幅器560Cおよび切替スイッチ571C、572C、573Cを備える。
切替スイッチ511C、512Cは、切替スイッチ571Cまたは切替スイッチ513Cのいずれか一方を選択すると共に、切替スイッチ513Cは切替スイッチ511C、512Cまたはカップラ540Cのいずれか一つを選択する。
切替スイッチ571C、572C、573Cは、送信系の動作を行う場合に切替スイッチ511Cおよび電力増幅器530Cを選択し、受信系の動作を行う場合に切替スイッチ512Cおよび低雑音増幅器560Cを選択する。切替スイッチの動作については後述する。
励振部200Cおよび電力分配器410Cは、第2の実施形態で説明したレーダ装置100の励振部200および電力分配器410と同様に機能する。電力合成器430Cおよび受信部800Cは、第3の実施形態で説明したレーダ装置100Bの電力合成器430Bおよび受信部800Bと同様に機能する。
モニタ計測部700Cは、切替スイッチ310Cと接続されたモニタOUT端子710C、切替スイッチ320Cと接続されたモニタIN端子730Cおよび選択部420Cと接続されたモニタ端子750Cを備える。以下、第2の実施形態および第3の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
上記のように構成されたレーダ装置100Cは、レーダ動作を行う場合、切替スイッチ310Cが励振部200Cを、切替スイッチ320Cが受信部800Cを、n個のアンテナモジュール500Cの切替スイッチ511C、512Cがそれぞれ切替スイッチ571Cを選択している。
そして、n個のアンテナモジュール500Cの切替スイッチ571C、572C、573Cがそれぞれ送信系(切替スイッチ511C、電力増幅器530C)を選択することにより、励振部200Cにおいて生成された励振信号が切替スイッチ310Cおよび電力分配器410Cを介してn個のアンテナモジュール500Cの切替スイッチ511Cに入力し、移相器520Cにおいて位相が調整され、電力増幅器530Cにおいて電力増幅された後、送信信号としてアンテナ素子600Cから外部空間へ放射される。
一方、n個のアンテナモジュール500Cの切替スイッチ571C、572C、573Cが受信系(切替スイッチ512C、低雑音増幅器560C)を選択することにより、n個のアンテナ素子600Cから入射した受信信号は、低雑音増幅器560Cにおいて増幅され、移相器520Cにおいて位相が調整された後、切替スイッチ512Cから電力合成器430Cへ出力されて他のアンテナモジュール500Cから入力した受信信号と合成され、受信部800Cにおいて処理される。
さらに、上記のように構成されたレーダ装置100Cは、モニタ動作を行う場合、図示しない制御部が、切替スイッチ310C、320C、n個のアンテナモジュール500C、選択部420Cおよびモニタ計測部700Cへモニタ動作に関する第1制御信号を出力する。
第1制御信号が入力することによって、モニタ計測部700Cはモニタ信号を生成してモニタOUT端子710Cから切替スイッチ310Cへ出力し、切替スイッチ310C、320Cは共にモニタ計測部700Cを選択し、選択部420Cはn個のアンテナモジュール500Cを順次選択する。さらに、n個のアンテナモジュール500Cは、第1制御信号が入力することによって、切替スイッチ513Cにカップラ540Cを選択させると共に切替スイッチ571C、572C、573Cに送信系(切替スイッチ511C、電力増幅器530C)を選択させる。
従って、モニタ計測部700Cから出力されたモニタ信号は、切替スイッチ310Cおよび電力分配器410Cを介してn個のアンテナモジュール500Cの切替スイッチ511Cに順次入力する。各アンテナモジュール500Cにおいて送信系が選択されていることから、入力したモニタ信号は移相器520Cおよび電力増幅器530Cにおいて位相および振幅が調整された後、カップラ540Cにおいて所望のカップリングレベルで抽出され切替スイッチ513Cへ出力される。
切替スイッチ513Cへ出力されたモニタ信号は、選択部420Cおよびモニタ端子750Cを介してモニタ計測部700Cに入力し、モニタ計測部700Cにおいて振幅および位相が計測される。
モニタ計測部700Cは、計測結果1(振幅1、位相1)を記憶した後、切替信号を生成してモニタ信号と共に出力する。切替信号が入力することにより、n個のアンテナモジュール500Cはそれぞれ、切替スイッチ511C、513Cの選択先を校正ライン551Cに切り替える。これにより、アンテナモジュール500Cに入力したモニタ信号は、校正ライン551Cを通過してそのまま選択部420Cへ出力され、モニタ計測部700Cへ入力する。モニタ計測部700Cは、校正ライン551Cを経たモニタ信号の振幅・位相を計測して計測結果2(振幅2、位相2)を記憶する。
本実施形態に係るレーダ装置100Cの図示しない制御部は、モニタ計測部700Cが計測結果2(振幅2、位相2)を記憶した後さらに、切替スイッチ310C、320C、n個のアンテナモジュール500C、選択部420Cおよびモニタ計測部700Cへモニタ動作に関する第3制御信号を出力する。
第3制御信号が入力することによって、モニタ計測部700Cは生成したモニタ信号をモニタ端子750Cから選択部420Cへ出力し、選択部420Cは入力したモニタ信号をn個のアンテナモジュール500Cの切替スイッチ513Cへ順次出力する。
n個のアンテナモジュール500Cは、第3制御信号が入力することによって、切替スイッチ512Cに切替スイッチ571Cを選択させ、切替スイッチ513Cにカップラ540Cを選択させると共に切替スイッチ571C、572C、573Cに受信系(切替スイッチ512C、低雑音増幅器560C)を選択させる。
従って、アンテナモジュール500Cの切替スイッチ513Cに入力したモニタ信号は、切替スイッチ513Cからカップラ540Cへ出力され、モニタ信号の一部が切替スイッチ573Cに入力する。切替スイッチ573Cに入力したモニタ信号は、低雑音増幅器560Cおよび移相器520Cにおいて振幅および位相が調整された後、切替スイッチ512Cを介して電力合成器430Cに入力し、切替スイッチ320CおよびモニタIN端子730Cを介してモニタ計測部700Cへ入力する。
モニタ計測部700Cは入力したモニタ信号の振幅・位相を計測して計測結果3(振幅3、位相3)を記憶する。切替信号が入力することにより、n個のアンテナモジュール500Cはそれぞれ、切替スイッチ512C、513Cの選択先を校正ライン552Cに切り替える。これにより、アンテナモジュール500Cに入力したモニタ信号は、校正ライン552Cを通過してそのまま電力合成器430Cへ出力され、モニタ計測部700Cへ入力する。モニタ計測部700Cは、校正ライン552Cを経たモニタ信号の振幅・位相を計測して計測結果4(振幅4、位相4)を記憶する。
本実施形態に係るモニタ計測部700Cは、計測結果1と計測結果2との差分および計測結果3と計測結果4との差分を演算し、演算結果に基づいてn個のアンテナモジュール500Cの動作状態を把握する。なお、アンテナモジュール500Cの動作状態を把握する方法は、第2の実施形態および第3の実施形態で説明した方法と同様であるので、詳細な説明は省略する。
以上のように、本実施形態に係るレーダ装置100Cは、校正ライン551C、552Cを経たモニタ信号の計測結果をレファレンスとして用いることにより、送受信モジュールのみに依存する振幅データおよび位相データをそれぞれ抽出することができ、アンテナモジュール500Cの故障判定および移相器520Cの補正の精度を向上させることができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態について説明する。アクティブフェーズドアレイアンテナ装置において、サイドローブ抑圧手法として、アンテナモジュールを間引きする技術がある。本実施形態では、間引きしたアンテナモジュールの幾つかを校正用モジュールに置き換えた送信装置を適用する。
本実施形態に係るレーダ装置のブロック構成図を図6に示す。図6に示すように、本実施形態に係るレーダ装置100Dは、n個(nは2以上の整数)のアンテナモジュールのうちのα個(αはnより小さい1以上の整数)を間引きし、さらに、α個のうちのm個(mは1以上α以下の整数)を校正用モジュールに置き換えることにより構成される。図6において、本実施形態に係るレーダ装置100Dは、励振部200D、切替スイッチ300D、電力分配器410D、選択部420D、(n−α)個のアンテナモジュール500D、n個のアンテナ素子600D、モニタ計測部700D、および、m個の校正用モジュール900Dを備える。
本実施形態に係るレーダ装置100Dは、第2の実施形態で説明した図2のレーダ装置100とほぼ同様に構成される。以下、第2の実施形態に係るレーダ装置100と異なる部分を中心に説明する。
図6において、(n−α)個のアンテナモジュール500Dと対応する(n−α)個のアンテナ素子600Dは(n−α)個のアンテナモジュール500Dとそれぞれ接続されている。一方、m個の校正用モジュール900Dおよび図示しない(α−m)個の間引き箇所と対応するα個のアンテナ素子600Dは、終端処理されている。
m個の校正用モジュール900Dはそれぞれ、切替スイッチ910D、920Dおよび校正ライン930Dを備えると共に、幾つかのアンテナモジュール500Dと対応付けられている。
切替スイッチ910D、920Dはそれぞれ、終端部および校正ライン930Dのいずれか一方を選択する。切替スイッチ910D、920Dはレーダ動作時に終端部を選択し、モニタ動作へ移行させるための第1制御信号が入力することにより選択先を校正ライン930Dへ切り替え、レーダ動作へ移行させるための第2制御信号が入力することにより選択先を終端部に戻す。
上記のように構成されたレーダ装置100Dは、レーダ動作を行う場合、切替スイッチ300Dが励振部200Dを選択する。励振部200Dにおいて生成された励振信号は、切替スイッチ300Dおよび電力分配器410Dを介して(n−α)個のアンテナモジュール500Dと、m個の校正用モジュール900Dと、に入力する。
アンテナモジュール500Dに入力した励振信号は、移相器520Dにおいて位相が調整され、電力増幅器530Dにおいて電力増幅された後、送信信号としてアンテナ素子600Dから外部空間へ放射される。一方、校正用モジュール900Dに入力した励振信号は終端部により吸収される。
また、上記のように構成されたレーダ装置100Dは、(n−α)個のアンテナモジュール500Dの動作状態を把握する場合、切替スイッチ300D、選択部420D、m個の校正用モジュール900Dおよびモニタ計測部700Dへモニタ動作に関する第1制御信号を出力する。
モニタ計測部700Dは、第1制御信号が入力することによってモニタ信号の生成を開始し、生成したモニタ信号を切替スイッチ300Dへ出力する。切替スイッチ300Dは、第1制御信号が入力した場合、選択先をモニタ計測部700Dへ切り替え、モニタ計測部700Dから入力したモニタ信号を電力分配器410Dへ出力する。電力分配器410Dは、入力したモニタ信号をn個に分配して(n−α)個のアンテナモジュール500Dおよびm個の校正用モジュール900D等へ出力する。
アンテナモジュール500Dに入力したモニタ信号は、移相器520Dにおいて位相が調整され、電力増幅器530Dにおいて電力増幅された後、カップラ540Dへ入力する。カップラ540Dは入力したモニタ信号の一部を選択部420Dへ出力する。
一方、m個の校正用モジュール900Dは、モニタ動作に関する第1制御信号が入力することによって切替スイッチ910D、920Dの選択先を校正ライン930Dへ切り替え、電力分配器410Dから入力したモニタ信号をそのまま選択部420Dへ出力する。
選択部420Dは、第1制御信号が入力することによって最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Dを選択する。モニタ計測部700Dは、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Dから入力したモニタ信号の計測結果1(振幅1・位相1)を計測して記憶した後、切替信号を生成して出力する。
選択部420Dは、切替信号が入力することによって選択先を最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Dに対応付けられている校正用モジュール900Dへ切り替える。モニタ計測部700Dは、最初のモニタ対象のアンテナモジュール500Dに対応付けられている校正用モジュール900Dから入力したモニタ信号の計測結果を計測結果2(振幅2・位相2)として記憶した後、通知信号を生成して出力する。
選択部420Dは、通知信号が入力することによって、選択先を次のモニタ対象のアンテナモジュール500Dへ切り替える。モニタ計測部700Dは、次のモニタ対象のアンテナモジュール500Dについて、同様に計測結果1・計測結果2を計測および記憶する。そして、モニタ計測部700Dは、アンテナモジュール500Dから入力したモニタ信号の計測結果1と対応する校正用モジュール900Dから入力したモニタ信号の計測結果2との差分をそれぞれ演算し、演算結果に基づいて(n−α)個のアンテナモジュール500Dの動作状態を把握する。
本実施形態に係るレーダ装置100Dは、校正用モジュール900Dを通過したモニタ信号の計測結果2をレファレンスとして用いることにより、アンテナモジュール500Dの機能にのみ依存する振幅データおよび位相データを取得することができる。従って、アンテナモジュール500D以外の構成品の影響を除外でき、アンテナモジュール500Dの故障判定および移相器520Dの補正の精度が向上する。
なお、本実施形態では、レーダ動作時に励振部200Dにおいて生成した励振信号を送信信号としてアンテナ素子600Dから外部空間へ放射する送信装置において、アンテナモジュールの幾つかを校正用モジュール900Dに置き換えたが、これに限定されない。第3の実施形態で説明した、アンテナ素子を用いて外部空間から受信信号を受信して処理する受信装置や、第4の実施形態で説明した、送信信号をアンテナ素子から外部空間へ放射すると共に外部空間からアンテナ素子に入射した受信信号を処理する送受信装置において、アンテナモジュールの幾つかを校正用モジュールに置き換えることもできる。
本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
10 レーダ装置
20 レーダ処理部
30 切替部
40 アンテナモジュール
41 第1スイッチ
42 第2スイッチ
43 信号調整部
44 カップラ
45 校正ライン
50 アンテナ素子
60 モニタ部
100、100B、100C、100D レーダ装置
200、200C、200D 励振部
300、300B、310C、320C、300D 切替スイッチ
410、410C、410D 電力分配器
420、420B、420C、420D 選択部
430B、430C 電力合成器
500、500B、500C、500D アンテナモジュール
511、512、511B、512B、511C、512B、513C 切替スイッチ
520、520B、520C、520D 移相器
530、530C、530D 電力増幅器
540、540B、540C、540D カップラ
550、550B、551C、552C 校正ライン
560B、560C 低雑音増幅器
600、600B、600C、600D アンテナ素子
700、700B、700C、700D モニタ計測部
800B、800C 受信部
900D 校正用モジュール
910D、920D 切替スイッチ
930D 校正ライン

Claims (12)

  1. レーダ信号を処理するレーダ処理部と、
    レーダ動作時に前記レーダ処理部を選択してアンテナモジュールと接続し、モニタ動作時にモニタ部を選択してアンテナモジュールと接続する切替部と、
    入力した信号を調整する信号調整部、信号調整部または第2スイッチを選択して切替部と接続する第1スイッチ、カップラまたは第1スイッチを選択してモニタ部と接続する第2スイッチ、および、信号をアンテナ素子および信号調整部間を通過させると共に信号の一部を第2スイッチ側を通過させるカップラ、を備えたアンテナモジュールと、
    前記アンテナモジュールから入力した信号を外部空間へ放射すると共に外部空間から入射した信号を前記アンテナモジュールへ出力するアンテナ素子と、
    モニタ動作時に、モニタ信号を生成して出力すると共に戻ってきたモニタ信号の計測値に基づいて前記アンテナモジュールの動作状態を把握するモニタ部と、
    を備え、
    前記モニタ部は、前記第1スイッチおよび第2スイッチが前記信号調整部およびカップラを選択している時の第1モニタ信号の計測値と、前記第1スイッチおよび第2スイッチが互いを選択している時の第2モニタ信号の計測値との差分に基づいて前記アンテナモジュールの動作状態を把握することを特徴とするレーダ装置。
  2. 前記信号調整部は、入力したレーダ信号およびモニタ信号を増幅する増幅器および入力したレーダ信号およびモニタ信号の位相を調整する移相器を含み、
    前記計測値は前記モニタ信号の振幅および位相である、
    請求項1記載のレーダ装置。
  3. 前記モニタ部は所定の基準値を予め保持し、2つの計測値の位相差と前記基準値とのずれ量が許容値内になるように前記移相器を調整する、請求項2記載のレーダ装置。
  4. 前記モニタ部は所定の閾値を予め保持し、2つの計測値の振幅差が前記閾値よりも小さい場合、前記増幅器が正常に動作していないと判断する、請求項2記載のレーダ装置。
  5. 前記第1スイッチと前記第2スイッチとは校正ラインによって接続されている、請求項1乃至4のいずれか1項記載のレーダ装置。
  6. 前記モニタ部は第1端子および第2端子を備え、モニタ動作時にモニタ信号を生成して一方の端子から出力すると共に他方の端子から入力したモニタ信号に基づいて前記アンテナモジュールの動作状態を把握する、請求項1乃至5のいずれか1項記載のレーダ装置。
  7. n個の前記アンテナモジュールを備え、
    前記n個のアンテナモジュールおよび切替部の間に配置された分配器と、前記n個のアンテナモジュールおよびモニタ部の間に配置された選択部と、をさらに備え、
    前記n個のアンテナモジュールはそれぞれ、レーダ信号を生成して出力し、
    前記選択部は、モニタ動作時に前記n個のアンテナモジュールを順次選択する、請求項1乃至6のいずれか1項記載のレーダ装置。
  8. 前記n個のアンテナモジュールと前記分配器、および、前記n個のアンテナモジュールと前記選択部は、それぞれフィーダによって接続されている、請求項7記載のレーダ装置。
  9. n個の前記アンテナモジュールを備え、
    前記n個のアンテナモジュールおよび切替部の間に配置された合成器と、前記n個のアンテナモジュールおよびモニタ部の間に配置された選択部と、をさらに備え、
    前記n個のアンテナモジュールはそれぞれ、入力したレーダ信号を処理し、
    前記選択部は、モニタ動作時に前記n個のアンテナモジュールを順次選択する、請求項1乃至8のいずれか1項記載のレーダ装置。
  10. 前記n個のアンテナモジュールと前記合成器、および、前記n個のアンテナモジュールと前記選択部は、それぞれフィーダによって接続されている、請求項9記載のレーダ装置。
  11. n個の前記アンテナモジュールの幾つかは校正モジュールに置き換えられ、
    前記信号調整部およびカップラは前記アンテナモジュールに配置され、
    前記第1スイッチおよび第2スイッチは前記校正モジュールに配置される、
    請求項7乃至10のいずれか1項記載のレーダ装置。
  12. レーダ動作時に、
    レーダ処理部とアンテナモジュールとを接続し、
    前記レーダ処理部またはアンテナ素子から入力し、前記アンテナモジュールにおいて調整されたレーダ信号を前記アンテナ素子またはレーダ処理部へ出力し、
    モニタ動作時に、
    モニタ部とアンテナモジュールとを接続し、
    前記モニタ部において生成され、前記アンテナモジュールにおいて調整されたモニタ信号を、第1モニタ信号としてモニタ部に戻すと共に該第1モニタ信号の計測値を計測し、
    前記モニタ部において生成されたモニタ信号を、そのまま第2モニタ信号としてモニタ部に戻すと共に該第2モニタ信号の計測値を計測し、
    第1モニタ信号の計測値と第2モニタ信号の計測値との差分に基づいて前記アンテナモジュールの動作状態を把握する、
    レーダ装置のモニタ方法。
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