JP2015175765A - レーダシステム、それに用いるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置及び送受信モジュール - Google Patents

レーダシステム、それに用いるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置及び送受信モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】アクティブフェーズドアレイアンテナ装置では、故障発見のためのモニタ専用の回路構成を必要とする。
【解決手段】アクティブフェーズドアレイアンテナ装置の送受信モジュールが、システム用信号発生回路から第1の信号を受け付ける入力端子と、システム用受信検波回路に第2の信号を送出する出力端子と、移相器と、増幅器と、方向性結合器と、複数の分岐装置と、を有し、上記複数の分岐装置は、上記移相器を通過した上記第1の信号のうち上記方向性結合器によって分岐された第3の信号を上記出力端子に伝播する第1の信号経路と、上記第2の信号のうち上記方向性結合器によって分岐された第4の信号を上記移相器を通して上記出力端子に伝播する第2の信号経路と、上記入力端子と上記出力端子を接続する第3の信号経路のいずれかを構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レーダシステム、それに用いるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置及び送受信モジュールに関し、特にアクティブフェーズドアレイアンテナ装置のモニタ方法に関する。
アクティブフェーズドアレイアンテナ装置は、アンテナ素子ごとに分散した送受信モジュールを有するアンテナであり、各アンテナ素子からの送信電力の総和が実際の送信電力となる。この送受信モジュールは、能動素子を有するために他の構成品に比べて故障頻度が高い。
特許文献2はアクティブフェーズドアレイアンテナを備えるレーダ装置に関するものであり、その段落0010には信号分配回路が送受信モジュールに制御信号や送信RF信号の分配供給を行って、受信RF信号の信号合成を行うことが提案されている。このような構成により特許文献2では、レーダ装置の構成を変更することなく、運用状況に応じてレーダ性能を自由に可変することが段落0025に記載されている。
特開2009−31194号公報 特開2011−145220号公報
しかしながら、背景技術のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置には以下のような課題がある。
特許文献2のレーダ装置で故障発見のためのモニタを行おうとすると、モニタ専用の回路構成を必要とすることである。レーダ送信時にモニタを行うためには、送信時の送信モニタ信号による送信回路のモニタ機能を必要とする。さらに、レーダ受信時にモニタを行うためには、受信時の受信信号による受信回路のモニタ機能及び受信モニタ信号の送信による受信回路のモニタ機能を必要とする。送受信モジュールが数千個に及ぶレーダ装置では、モニタ専用のハードウェア(送信モニタ用検波回路及び受信モニタ用信号発生回路)を設けるため、接続される配線部を含む回路構成が膨大となり、レーダ装置の複雑化や大型化、重量化を招く。
レーダ装置などに設けられる送受信モジュールにおいて、送信信号や受信信号のモニタをモニタ専用のハードウェアを用いることなく実現することが、特許文献1で提案されている。特許文献1の送受信モジュールでは、送受信モジュールに複数の分岐装置を設けてこの分岐装置を制御し、励振器が生成する送信信号を受信器に送ることによりモニタを行っている。しかしながら、特許文献1は、アクティブフェーズドアレイアンテナ装置では位相制御が必要となるのでそのまま適用可能な実現手段を、提供するものではない。さらに、送信信号の発生器から送受信モジュールまでの伝送経路間の故障と、送受信モジュール内部の故障と、受信信号の受信器から送受信モジュールまでの伝送経路の故障とを切り分けて把握することができない。
本発明の目的は、背景技術のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置では故障発見のためのモニタ専用の回路構成を必要とする、という課題を解決できるレーダシステム、それに用いるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置、及び送受信モジュールを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る送受信モジュールは、システム用信号発生回路から第1の信号を受け付ける入力端子と、システム用受信検波回路に第2の信号を送出する出力端子と、移相器と、増幅器と、方向性結合器と、複数の分岐装置と、を有し、
上記複数の分岐装置は、
上記移相器を通過した上記第1の信号のうち上記方向性結合器によって分岐された第3の信号を上記出力端子に伝播する第1の信号経路と、
上記第2の信号のうち上記方向性結合器によって分岐された第4の信号を上記移相器を通して上記出力端子に伝播する第2の信号経路と、
上記入力端子と上記出力端子を接続する第3の信号経路のいずれかを構成する。
さらに、本発明に係るアクティブフェーズドアレイアンテナ装置は、複数の空中線素子と、上記空中線素子ごとに設けられ、上記空中線素子への送信信号及び上記空中線素子からの受信信号を増幅及び位相制御する送受信モジュールと、上記空中線素子ごとに設けられ、上記送受信モジュールへ上記送信信号を出力するシステム用信号発生回路と、上記空中線素子ごとに設けられ、上記送受信モジュールから上記受信信号を入力するシステム用受信検波回路と、を備えたアクティブフェーズドアレイアンテナ装置において、
上記送受信モジュールは、上記システム用信号発生回路から第1の信号を受け付ける入力端子と、上記システム用受信検波回路に第2の信号を送出する出力端子と、移相器と、増幅器と、方向性結合器と、複数の分岐装置と、を有し、
上記送受信モジュールの上記複数の分岐装置は、
上記移相器を通過した上記第1の信号のうち上記方向性結合器によって分岐された第3の信号を上記出力端子に伝播する第1の信号経路と、
上記第2の信号のうち上記方向性結合器によって分岐された第4の信号を上記移相器を通して上記出力端子に伝播する第2の信号経路と、
上記入力端子と上記出力端子を接続する第3の信号経路のいずれかを構成する。
さらに、本発明に係るレーダシステムは、上記アクティブフェーズドアレイアンテナ装置を有することを特徴とする。
さらに、本発明に係るアクティブフェーズドアレイアンテナ装置のモニタ方法は、複数の空中線素子と、上記空中線素子ごとに設けられ、上記空中線素子への送信信号及び上記空中線素子からの受信信号を増幅及び位相制御する送受信モジュールと、上記空中線素子ごとに設けられ、上記送受信モジュールへ上記送信信号を出力するシステム用信号発生回路と、上記空中線素子ごとに設けられ、上記送受信モジュールから上記受信信号を入力するシステム用受信検波回路と、を備えたアクティブフェーズドアレイアンテナ装置のモニタ方法であって、
上記送受信モジュールは、上記システム用信号発生回路から第1の信号を受け付ける入力端子と、上記システム用受信検波回路に第2の信号を送出する出力端子と、移相器と、増幅器と、方向性結合器と、複数の分岐装置と、を有し、
上記複数の分岐装置は、
上記移相器を通過した上記第1の信号のうち上記方向性結合器によって分岐された第3の信号を上記出力端子に伝播する第1の信号経路と、
上記第2の信号のうち上記方向性結合器によって分岐された第4の信号を上記移相器を通して上記出力端子に伝播する第2の信号経路と、
上記入力端子と上記出力端子を接続する第3の信号経路のいずれかを構成するよう、制御される。
本発明によれば、モニタ専用の回路構成を持たずに故障発見できるレーダシステム、それに用いるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置、及び送受信モジュールを提供できる。
本発明の第1実施形態のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置を示すブロック図である。 図1のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置の動作を説明するブロック図である。 図1のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置の動作を説明するブロック図である。 本発明の第2実施形態のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置を示すブロック図である。 背景技術のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置を示すブロック図である。 背景技術のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置を示すブロック図である。
本発明の実施形態について説明する前に、本発明に関連するアクティブフェーズドアレイアンテナ装置について、図5及び図6を用いて説明する。
図5を参照すると、レーダ動作時、当該#1送受信モジュール201へ励振信号発生回路205より入力される励振信号は、端子114、増幅器101を通り分岐装置102により増幅器103に伝送される。さらに、移相器104、増幅器105、分岐装置106、増幅器107、送受分離装置108、方向性結合器109の順に回路を通り、送信信号として空中線素子203から空間へ照射される。
また、図5に示すように、方向性結合器109により減衰された送信信号は、分岐装置110を通り端子116より送信モニタ用検波回路207へ伝送される。こうして、送信信号のモニタ用である、送信モニタ信号として使用される。この時、ビーム制御部202により、各分岐装置及び各増幅器、移相器は制御され、送信時の動作をする(図5)。これにより送信時の送信モニタ信号による送信回路のモニタを行い、送信回路の振幅・位相特性の測定を行うことができる。
また、図6に示すように、当該#1送受信モジュール201へ空中線素子203から入力されるレーダ受信信号は、方向性結合器109へ伝送される。その後、送受分離装置108、増幅器112、分岐装置102、増幅器103、移相器104、増幅器105、分岐装置106、増幅器111の順に回路を通り、端子113よりシステム用受信検波回路204へ伝送される。こうして、受信信号のモニタ用である、受信モニタ信号として使用される。この時、ビーム制御部202より、各分岐装置及び各増幅器、移相器は制御され、受信時の動作をする(図6)。これにより受信時の受信モニタ信号による受信回路のモニタを行い、受信回路の振幅・位相特性の測定を行うことができる。
レーダ非動作時、受信時の動作(図6)の状態では、当該#1送受信モジュール201へ受信モニタ用信号発生回路206より受信モニタ信号が入力される。この入力された受信モニタ信号は、端子115、分岐装置110、方向性結合器109を通り、レーダ動作時の受信時の伝送と同様の回路によりシステム用受信検波回路204へ伝送される。こうして、受信信号のモニタ用である、受信モニタ信号として使用される。これにより受信時の受信モニタ信号の送信による受信回路のモニタを行い、受信回路の振幅・位相特性の測定を行うことができる。
このように、図5や図6に示される送受信モジュールでは、各回路のモニタによる振幅・移相特性の測定を行うことで、故障判定を行うことができる。しかしながら、図5や図6に示される送受信モジュールでは、送信時の送信モニタ信号による送信回路のモニタ機能として送信モニタ用検波回路207(図5参照)を必要とする。さらに、受信時の受信信号による受信回路のモニタ機能及び受信モニタ信号の送信による受信回路のモニタ機能として受信モニタ用信号発生回路206(図6参照)を必要とする。そのため、#1〜#N送受信モジュール201は、励振信号発生回路205及びシステム用受信検波回路204だけでなく、モニタ専用の受信モニタ用信号発生回路206及び送信モニタ用検波回路207とも、接続する必要がある。
#1〜#N送受信モジュール201が数千個に及ぶレーダ装置では、モニタ専用のハードウェア(送信モニタ用検波回路及び受信モニタ用信号発生回路)を設けるため、接続される配線部を含む回路構成が膨大となり、レーダ装置の複雑化や大型化、重量化を招く。
また、このような構造を持つレーダシステムは24時間連続運用のシステムとして実用化されている。経年劣化等で一部の動作不良及び故障が発生した際に、迅速に不良部分を発見し、対処することが求められる。
図5や図6に示すアクティブフェーズドアレイアンテナ装置では、モニタ専用のハードウェアによって、それらに接続される配線部と#1〜#N送受信モジュールを含む回路構成の振幅・位相特性を測定し、故障の有無を判断可能ではある。しかしながら、#1〜#N送受信モジュールの内外のどちらに故障箇所があるのか、瞬時に判断不可能である、という課題がある。そのため、都度、レーダ装置から、時には数千個ある送受信モジュールから故障と思われる送受信モジュールを取り外し、測定器に接続して故障探求する必要がある。或いはまた、取り外した送受信モジュールに故障が見つからず、実は配線部の故障であったことが後に判明し、時間を浪費してしまうなどの2度、3度の手間がかかる、という課題がある。
〔第1実施形態〕
次に、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。初めに、本発明の第1実施形態によるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置について、説明する。
本実施形態のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置は図1に示すように、送受信モジュール1と、ビーム制御部2と、システム用受信検波回路3と、システム用信号発生回路4と、空中線素子5とを有する。#1〜#N送受信モジュール1や、#1〜#N空中線素子5が多数配列されてレーダシステムを構成している。
各送受信モジュール1は、移相器14と、増幅器13、15、17、22、27と、送受分離装置18と、分岐装置12、16、20、23、24、25、26と、方向性結合器19と、分岐装置12、16、20、23、24、25、26とを有している。さらに、各送受信モジュール1の出力端子28にはシステム用受信検波回路3が接続されている。さらに、各送受信モジュール1の入力端子29にはシステム用信号発生回路4が接続されている。
ここで分岐装置12、16、20、23、24、25、26は、それぞれ単極双投型のスイッチである。分岐装置12は、ビーム制御部2からの制御により、接点Aと接点B或いは接点Cとが接続されるように、切り替えられる。分岐装置16は、ビーム制御部2からの制御により、接点Dと接点E或いは接点Fとが接続されるように、切り替えられる。分岐装置20は、ビーム制御部2からの制御により、接点Gと接点H或いは接点Iとが接続されるように、切り替えられる。分岐装置23は、ビーム制御部2からの制御により、接点Jと接点K或いは接点Lとが接続されるように、切り替えられる。分岐装置24は、ビーム制御部2からの制御により、接点Mと接点N或いは接点Oとが接続されるように、切り替えられる。分岐装置25は、ビーム制御部2からの制御により、接点Pと接点Q或いは接点Rとが接続されるように、切り替えられる。分岐装置26は、ビーム制御部2からの制御により、接点Sと接点T或いは接点Uとが接続されるように、切り替えられる。
移相器14は、図1に示すように、例えば移相量が11.25°、22.5°、45.0°、90.0°及び180°の移相回路が縦続接続された多ビット移相回路で構成される。移相器14は、これら移相回路をオンオフすることにより0°から360°の移相が実現される。
次に本実施形態のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置の動作について説明する。
レーダ動作の送信時は、図2に示すように、当該#1送受信モジュール1へ励振信号がシステム用信号発生回路4より入力される。システム用信号発生回路4より入力された励振信号は、入力端子29、分岐装置25に入力され分岐装置20を通り、増幅器27に伝達される。さらに、分岐装置12、増幅器13、移相器14、増幅器15、分岐装置16、増幅器17、送受分離装置18、方向性結合器19の順に回路を通り、送信信号として空中線素子5から空間へ照射される。ここで送信信号とは、励振信号の振幅や位相を増幅器13や位相器14などで調整した後の信号である。
さらに図2に示すように、方向性結合器19により減衰した送信信号は、分岐装置26、分岐装置23、及び分岐装置24を通り、システム用受信検波回路3へ伝送される。こうして、システム用受信検波回路3へ伝送された信号は、送信信号のモニタ用信号である、送信モニタ信号として使用される。この時、ビーム制御部2より、本実施形態の分岐装置23、24、25、26を含む各分岐装置及び各増幅器、移相器は制御され、送信時の動作(図2)をする。これにより送信時の送信モニタ信号による送信回路のモニタを行い、送信回路の振幅・位相特性を測定することが可能となる。
またレーダ動作の受信時は、図3に示すように、当該#1送受信モジュール1へ空中線素子5より受信信号が入力され、方向性結合器19へ伝送される。その後、送受分離装置18、増幅器22、分岐装置12、増幅器13、移相器14、増幅器15、分岐装置16、増幅器21へ伝達される。さらに、分岐装置23、分岐装置24を通り、出力端子28よりシステム用受信検波回路3へ伝送される。この時、ビーム制御部2より、本実施形態の分岐装置23、24、25、26を含む各分岐装置及び各増幅器、移相器は制御され、受信時の動作(図3)をする。
非レーダ動作時には、受信時の動作(図3)の状態で、当該#1送受信モジュール1へシステム用信号発生回路4より受信信号のモニタ用である、受信モニタ信号が入力される。入力された受信モニタ信号は、入力端子29、分岐装置25、分岐装置20、分岐装置26を通り、方向性結合器19へ伝送される。さらに、送受分離装置18、増幅器22、分岐装置12、増幅器13、移相器14、増幅器15、及び分岐装置16を通り、増幅器21へ伝送される。さらに、分岐装置23及び分岐装置24を通り、出力端子28よりシステム用受信検波回路3へ伝送される。これにより受信時の受信モニタ信号の送信による受信回路のモニタを行い、受信回路の振幅・位相特性を測定することが可能となる。
本実施形態によれば、図5や図6のシステム用受信検波回路204と送信モニタ用検波回路207とを一つにまとめることができる。さらに、図5や図6の励振信号発生回路205と受信モニタ用信号発生回路206とを一つにまとめることができる。本実施形態によれば、まとめた前者をシステム用受信検波回路3とし、まとめた後者をシステム用信号発生回路4とし、モニタ専用の回路をなくし、回路を簡略化した構成を実現できる。
次に、本発明の本実施形態により新たに実現される機能を説明する。
非レーダ動作時には、図1に示すようにビーム制御部2が分岐装置24及び分岐装置25を制御する。すなわち、ビーム制御部2により分岐装置24及び分岐装置25は制御され、#1送受信モジュール1外のモニタ用の動作(図1)をする。#2〜#N送受信モジュール1外のモニタ用の動作も同様である。これにより、当該#1送受信モジュール1へシステム用信号発生回路4より入力される配線部モニタ信号は、入力端子29、分岐装置25に入力された後、#1送受信モジュール1内部に伝送されることなく、分岐装置24に伝送される。こうして、そのまま出力端子28よりシステム用受信検波回路3へ配線部モニタ信号として出力される。
出力された配線部モニタ信号をシステム用受信検波回路3で確認する。これにより、#1〜#N送受信モジュール1内部を除く、システム用信号発生回路4〜システム用受信検波回路3の、振幅・位相特性を測定し、#1〜#N送受信モジュール1外の故障の有無を確認することが可能となる。
上記により、本発明の本実施形態によれば、#1〜#N送受信モジュール1をレーダシステムに接続した状態で、送受信モジュール内外の振幅・位相特性を切り分けて測定可能である。これにより、#1〜#N送受信モジュール1を取り外して故障探求する必要がなく、迅速な処置を行うことが可能となる。
その結果、レーダシステムにおけるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置において、#1〜#N送受信モジュールをレーダシステムに接続した状態で、#1〜#N送受信モジュール内外を切り分けて故障探求することが可能である。また、モニタ専用回路を持つことなく、振幅・位相特性を正確に測定可能な、回路構成を有するアクティブフェーズドアレイアンテナ装置並びにレーダシステム及び送受信モジュールを実現できる。
分岐装置24、25により、モジュール入力端での折り返し系統ができ、この系統の移相・振幅の測定によりモジュール測定の校正が実現できるようになる。これにより、システム用受信検波回路3〜出力端子28、やシステム用信号発生回路4〜入力端子29間のケーブルロス及び移相を無視することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態によるアクティブフェーズドアレイアンテナ装置について、説明する。本実施形態は、上述した第1実施形態の変形例である。アクティブフェーズドアレイアンテナ装置の送受信モジュールにおける基本的構成は前述の通りであるが、本実施形態では振幅・位相特性の測定について更に工夫している。
図4は、本発明の第2実施形態のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置を示すブロック図である。図4の構成は、図1のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置の送受信モジュールにおいて、ビーム制御部に補正回路を追加したビーム制御・補正部6を追加したものである。このビーム制御・補正部6はシステム用受信検波回路3とシステム用信号発生回路4を制御するパラメータテーブルを持っている。そして、システム用受信検波回路3とシステム用信号発生回路4と接続し、振幅・位相特性の測定結果を受信し、制御信号を送ることが可能である。
#1〜#N送受信モジュール1や、接続される配線部には、それぞれの周波数特性が存在する。この周波数特性により、システム用信号発生回路4からの励振信号や受信部へのレーダ受信信号の振幅・位相にばらつきが発生する場合がある。さらに、経年劣化などにより、この振幅・位相のばらつきが大きくなる場合がある。
本実施形態では、この振幅・位相のばらつきを補正するために、ビーム制御・補正部6を使用する。ビーム制御・補正部6は、#1〜#N送受信モジュール1をレーダシステムに接続した状態で、送受信モジュール内外の振幅・位相特性の測定結果をシステム用受信検波回路3から受信する。受信した振幅・位相特性の測定結果を元に、予め持っている振幅・位相特性の初期値との差異から振幅・位相特性の補正用パラメータを作成する。
そして、作成した補正用パラメータを元に、最適なビームを空間に形成できるようにシステム用受信検波回路3とシステム用信号発生回路4に、任意にフィードバックする。すなわち、周波数特性や経年劣化を考慮して、最適なビームを空間に形成できるようにシステム用受信検波回路3とシステム用信号発生回路4と#1〜#N送受信モジュールにフィードバックする。上記フィードバックにより、#1送受信モジュール1内部、及び#1送受信モジュール1外部のシステム用信号発生回路4〜入力端子29〜分岐装置25〜分岐装置24〜出力端子28〜システム用受信検波回路3間、及び#1〜#N送受信モジュールの、補正・キャリブレーションを行う。具体的には、システム用信号発生回路4に対しては出力する励振信号の振幅と位相の調整を、#1送受信モジュールに対しては各増幅器13、15、17、22、や27の振幅、移相器14の位相を、それぞれ制御する。
これにより、#1〜#N送受信モジュール1をレーダシステムに接続した状態で、きめこまやかな補正・キャリブレーションを行うことが可能で、レーダシステムの性能を常に最適な状態で維持することができる。
また、上記補正用パラメータと初期値との差異がフィードバック不可の値の範囲となった場合には、次のようにみなすことも可能である。すなわち、#1送受信モジュール1内部、及び#1送受信モジュール1外部のシステム用信号発生回路4〜入力端子29〜分岐装置25〜分岐装置24〜出力端子28〜システム用受信検波回路3間に故障が発生したとみなすことも可能である。これにより、故障探求の時間を大幅に短縮することが可能となる。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、図5や図6のシステム用受信検波回路204と送信モニタ用検波回路207とをまとめることができる。さらに、図5や図6の励振信号発生回路205と受信モニタ用信号発生回路206とをまとめることができる。本実施形態によれば、まとめた前者をシステム用受信検波回路3とし、まとめた後者をシステム用信号発生回路4とし、モニタ専用の回路をなくし、回路を簡略化した構成を実現できる。
さらに第1実施形態と同様に、非レーダ動作時、図4に示すようにビーム制御部2は分岐装置24及び分岐装置25を制御する。こうして配線部モニタ信号を確認することにより、#1〜#N送受信モジュール1内部を除く、#1〜#N送受信モジュール1外の故障の有無を確認することが可能となる。
さらに、第1実施形態と同様に、#1〜#N送受信モジュール1をレーダシステムに接続した状態で、送受信モジュール内と外の振幅・位相特性を切り分けて測定可能である。これにより、#1〜#N送受信モジュール1を取り外して故障探求する必要がなく、迅速な処置を行うことが可能となる。また、モニタ専用回路を持つことなく、振幅・位相特性を正確に測定可能な、回路構成を有する送受信モジュール、アクティブフェーズドアレイアンテナ装置及びレーダシステムを実現できる。
さらに本実施形態によれば、ビーム制御・補正部6により振幅・位相のばらつきを補正することができる。作成した振幅・位相特性の補正用パラメータを元に、システム用受信検波回路3とシステム用信号発生回路4に、任意にフィードバックする。これにより、周波数特性や経年劣化を考慮して、最適なビームを空間に形成できる。こうして、#1〜#N送受信モジュール1をレーダシステムに接続した状態で、きめこまやかな補正・キャリブレーションを行うことが可能であり、レーダシステムの性能を常に最適な状態で維持することができる。
さらに本実施形態によれば、送受信モジュールの数の分だけ必要となるシステム用受信検波回路3〜出力端子28、やシステム用信号発生回路4〜入力端子29間の多数のケーブルの位相及び挿入位相がばらついても良くなる。その結果、ケーブルの規格をゆるめることが可能となり、コストダウンが可能となる。
以上好ましい本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することが可能である。また、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除又は組み合わせても良い。特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲に含まれることはいうまでもない。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)システム用信号発生回路から第1の信号を受け付ける入力端子と、システム用受信検波回路に第2の信号を送出する出力端子と、移相器と、増幅器と、方向性結合器と、複数の分岐装置と、を有し、
前記複数の分岐装置は、
前記移相器を通過した前記第1の信号のうち前記方向性結合器によって分岐された第3の信号を前記出力端子に伝播する第1の信号経路と、
前記第2の信号のうち前記方向性結合器によって分岐された第4の信号を前記移相器を通して前記出力端子に伝播する第2の信号経路と、
前記入力端子と前記出力端子を接続する第3の信号経路のいずれかを構成する
送受信モジュール。
(付記2)前記複数の分岐装置は、前記移相器の出力を増幅する増幅器と前記移相器との間に挿入された第1分岐装置、及び前記増幅器の入力を受けて送受信信号を分離する送受分離装置と前記移相器との間に挿入された第2分岐装置を含む、付記1に記載の送受信モジュール。
(付記3)前記送受信モジュールが空中線素子へ送信信号を出力しているときに、
前記システム用受信検波回路は、前記送受分離装置から伝送されて前記方向性結合器で減衰された前記送信信号を送信時のモニタ信号として受信する、付記1又は付記2に記載の送受信モジュール。
(付記4)前記送受信モジュールが空中線素子から受信信号を受信しているときに、
前記システム用信号発生回路は、受信時のモニタ信号を出力し、
受信時のモニタ信号は、前記方向性結合器、前記第2分岐装置、前記移相器、及び前記第1分岐装置を経由して、前記システム用受信検波回路に入力される、付記2に記載の送受信モジュール。
(付記5)前記複数の分岐装置は、前記第1分岐装置と前記出力端子との間に接続された第3分岐装置と、前記第3分岐装置と前記出力端子との間に接続された第4分岐装置と、前記第3分岐装置と前記方向性結合器との間に接続された第5分岐装置と、前記第5分岐装置と前記第2分岐装置との間に接続された第6分岐装置と、前記第6分岐装置と前記出力端子との間に接続された第7分岐装置とをさらに有する、付記1乃至付記4のいずれか一つに記載の送受信モジュール。
(付記6)非レーダ動作時には、前記システム用信号発生回路がモニタ信号を出力し、前記第7分岐装置及び前記第4分岐装置を経由して、前記システム用受信検波回路が前記モニタ信号を受信する、付記5に記載の送受信モジュール。
(付記7)複数の空中線素子と、前記空中線素子ごとに設けられ、前記空中線素子への送信信号及び前記空中線素子からの受信信号を増幅及び位相制御する送受信モジュールと、前記空中線素子ごとに設けられ、前記送受信モジュールへ前記送信信号を出力するシステム用信号発生回路と、前記空中線素子ごとに設けられ、前記送受信モジュールから前記受信信号を入力するシステム用受信検波回路と、を備えたアクティブフェーズドアレイアンテナ装置において、
前記送受信モジュールは、前記システム用信号発生回路から第1の信号を受け付ける入力端子と、前記システム用受信検波回路に第2の信号を送出する出力端子と、移相器と、増幅器と、方向性結合器と、複数の分岐装置と、を有し、
前記送受信モジュールの前記複数の分岐装置は、
前記移相器を通過した前記第1の信号のうち前記方向性結合器によって分岐された第3の信号を前記出力端子に伝播する第1の信号経路と、
前記第2の信号のうち前記方向性結合器によって分岐された第4の信号を前記移相器を通して前記出力端子に伝播する第2の信号経路と、
前記入力端子と前記出力端子を接続する第3の信号経路のいずれかを構成する
アクティブフェーズドアレイアンテナ装置。
(付記8)前記送受信モジュールの前記複数の分岐装置は、前記移相器の出力を増幅する増幅器と前記移相器との間に挿入された第1分岐装置、及び前記増幅器の入力を受けて送受信信号を分離する送受分離装置と前記移相器との間に挿入された第2分岐装置を含む、付記7に記載のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置。
(付記9)前記送受信モジュールが空中線素子へ送信信号を出力しているときに、
前記システム用受信検波回路は、前記送受分離装置から伝送されて前記方向性結合器で減衰された前記送信信号を送信時のモニタ信号として受信する、付記7又は付記8に記載のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置。
(付記10)前記送受信モジュールが空中線素子から受信信号を受信しているときに、
前記システム用信号発生回路は、受信時のモニタ信号を出力し、
受信時のモニタ信号は、前記方向性結合器、前記第2分岐装置、前記移相器、及び前記第1分岐装置を経由して、前記システム用受信検波回路に入力される、付記8に記載のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置。
(付記11)前記複数の分岐装置は、前記第1分岐装置と前記出力端子との間に接続された第3分岐装置と、前記第3分岐装置と前記出力端子との間に接続された第4分岐装置と、前記第3分岐装置と前記方向性結合器との間に接続された第5分岐装置と、前記第5分岐装置と前記第2分岐装置との間に接続された第6分岐装置と、前記第6分岐装置と前記出力端子との間に接続された第7分岐装置とをさらに有する、付記7乃至付記10のいずれか一つに記載のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置。
(付記12)非レーダ動作時には、前記システム用信号発生回路がモニタ信号を出力し、前記第7分岐装置及び前記第4分岐装置を経由して、前記システム用受信検波回路が前記モニタ信号を受信する、付記11に記載のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置。
(付記13)付記7乃至付記12のいずれか一つに記載のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置を有するレーダシステム。
(付記14)複数の空中線素子と、前記空中線素子ごとに設けられ、前記空中線素子への送信信号及び前記空中線素子からの受信信号を増幅及び位相制御する送受信モジュールと、前記空中線素子ごとに設けられ、前記送受信モジュールへ前記送信信号を出力するシステム用信号発生回路と、前記空中線素子ごとに設けられ、前記送受信モジュールから前記受信信号を入力するシステム用受信検波回路と、を備えたアクティブフェーズドアレイアンテナ装置のモニタ方法であって、
前記送受信モジュールは、前記システム用信号発生回路から第1の信号を受け付ける入力端子と、前記システム用受信検波回路に第2の信号を送出する出力端子と、移相器と、増幅器と、方向性結合器と、複数の分岐装置と、を有し、
前記複数の分岐装置は、
前記移相器を通過した前記第1の信号のうち前記方向性結合器によって分岐された第3の信号を前記出力端子に伝播する第1の信号経路と、
前記第2の信号のうち前記方向性結合器によって分岐された第4の信号を前記移相器を通して前記出力端子に伝播する第2の信号経路と、
前記入力端子と前記出力端子を接続する第3の信号経路のいずれかを構成するよう、制御される
アクティブフェーズドアレイアンテナ装置のモニタ方法。
1 送受信モジュール
2 ビーム制御部
3 システム用受信検波回路
4 システム用信号発生回路
5 空中線素子
12、16、20、23、24、25、26 分岐装置
14 移相器
15、17、21、22、27 増幅器
18 送受分離装置
19 方向性結合器
28 出力端子
29 入力端子

Claims (10)

  1. システム用信号発生回路から第1の信号を受け付ける入力端子と、
    システム用受信検波回路に第2の信号を送出する出力端子と、
    移相器と、増幅器と、方向性結合器と、複数の分岐装置と、を有し、
    前記複数の分岐装置は、
    前記移相器を通過した前記第1の信号のうち前記方向性結合器によって分岐された第3の信号を前記出力端子に伝播する第1の信号経路と、
    前記第2の信号のうち前記方向性結合器によって分岐された第4の信号を前記移相器を通して前記出力端子に伝播する第2の信号経路と、
    前記入力端子と前記出力端子を接続する第3の信号経路のいずれかを構成する
    送受信モジュール。
  2. 前記複数の分岐装置は、前記移相器の出力を増幅する増幅器と前記移相器との間に挿入された第1分岐装置、及び前記増幅器の入力を受けて送受信信号を分離する送受分離装置と前記移相器との間に挿入された第2分岐装置を含む、請求項1に記載の送受信モジュール。
  3. 前記送受信モジュールが空中線素子へ送信信号を出力しているときに、
    前記システム用受信検波回路は、前記送受分離装置から伝送されて前記方向性結合器で減衰された前記送信信号を送信時のモニタ信号として受信する、請求項1又は請求項2に記載の送受信モジュール。
  4. 前記送受信モジュールが空中線素子から受信信号を受信しているときに、
    前記システム用信号発生回路は、受信時のモニタ信号を出力し、
    受信時のモニタ信号は、前記方向性結合器、前記第2分岐装置、前記移相器、及び前記第1分岐装置を経由して、前記システム用受信検波回路に入力される、請求項2に記載の送受信モジュール。
  5. 前記複数の分岐装置は、前記第1分岐装置と前記出力端子との間に接続された第3分岐装置と、前記第3分岐装置と前記出力端子との間に接続された第4分岐装置と、前記第3分岐装置と前記方向性結合器との間に接続された第5分岐装置と、前記第5分岐装置と前記第2分岐装置との間に接続された第6分岐装置と、前記第6分岐装置と前記出力端子との間に接続された第7分岐装置とをさらに有する、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の送受信モジュール。
  6. 非レーダ動作時には、前記システム用信号発生回路がモニタ信号を出力し、前記第7分岐装置及び前記第4分岐装置を経由して、前記システム用受信検波回路が前記モニタ信号を受信する、請求項5に記載の送受信モジュール。
  7. 複数の空中線素子と、前記空中線素子ごとに設けられ、前記空中線素子への送信信号及び前記空中線素子からの受信信号を増幅及び位相制御する送受信モジュールと、前記空中線素子ごとに設けられ、前記送受信モジュールへ前記送信信号を出力するシステム用信号発生回路と、前記空中線素子ごとに設けられ、前記送受信モジュールから前記受信信号を入力するシステム用受信検波回路と、を備えたアクティブフェーズドアレイアンテナ装置において、
    前記送受信モジュールは、前記システム用信号発生回路から第1の信号を受け付ける入力端子と、前記システム用受信検波回路に第2の信号を送出する出力端子と、移相器と、増幅器と、方向性結合器と、複数の分岐装置と、を有し、
    前記送受信モジュールの前記複数の分岐装置は、
    前記移相器を通過した前記第1の信号のうち前記方向性結合器によって分岐された第3の信号を前記出力端子に伝播する第1の信号経路と、
    前記第2の信号のうち前記方向性結合器によって分岐された第4の信号を前記移相器を通して前記出力端子に伝播する第2の信号経路と、
    前記入力端子と前記出力端子を接続する第3の信号経路のいずれかを構成する
    アクティブフェーズドアレイアンテナ装置。
  8. 前記送受信モジュールの前記複数の分岐装置は、前記移相器の出力を増幅する増幅器と前記移相器との間に挿入された第1分岐装置、及び前記増幅器の入力を受けて送受信信号を分離する送受分離装置と前記移相器との間に挿入された第2分岐装置を含む、請求項7に記載のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置。
  9. 請求項7又は請求項8に記載のアクティブフェーズドアレイアンテナ装置を有するレーダシステム。
  10. 複数の空中線素子と、前記空中線素子ごとに設けられ、前記空中線素子への送信信号及び前記空中線素子からの受信信号を増幅及び位相制御する送受信モジュールと、前記空中線素子ごとに設けられ、前記送受信モジュールへ前記送信信号を出力するシステム用信号発生回路と、前記空中線素子ごとに設けられ、前記送受信モジュールから前記受信信号を入力するシステム用受信検波回路と、を備えたアクティブフェーズドアレイアンテナ装置のモニタ方法であって、
    前記送受信モジュールは、前記システム用信号発生回路から第1の信号を受け付ける入力端子と、前記システム用受信検波回路に第2の信号を送出する出力端子と、移相器と、増幅器と、方向性結合器と、複数の分岐装置と、を有し、
    前記複数の分岐装置は、
    前記移相器を通過した前記第1の信号のうち前記方向性結合器によって分岐された第3の信号を前記出力端子に伝播する第1の信号経路と、
    前記第2の信号のうち前記方向性結合器によって分岐された第4の信号を前記移相器を通して前記出力端子に伝播する第2の信号経路と、
    前記入力端子と前記出力端子を接続する第3の信号経路のいずれかを構成するよう、制御される
    アクティブフェーズドアレイアンテナ装置のモニタ方法。
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