JP2014102127A - 電池監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組電池の各電池セルに接続する検出ラインの異常を適切に検出可能な電池監視装置を提供する。
【解決手段】隣接する電池セルCi、Ci+1の一方の電池セルCiに対応する短絡スイッチSWiがオフされた状態で、隣接する電池セルCi、Ci+1の他方の電池セルCi+1に対応する短絡スイッチSWi+1のオンオフを制御した際の電池セルCiの電圧(第1検出値)を検出する。また、電池セルCi+1に対応する短絡スイッチSWi+1がオフされた際に、電池セルCiに対応する短絡スイッチSWiのオンオフを制御した際の電池セルCiの電圧(第2検出値)を検出する。そして、各検出値の差が所定の判定閾値以上となる場合に、検出ラインに異常が生じていると判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の電池セルを直列接続した組電池の状態を監視する電池監視装置に関する。
従来、電池監視装置として、異常検出用の検出ラインを介して各電池セルに対して接続された過充放電検出回路にて、各電池セルの端子間電圧(セル電圧)と予め定めた判定閾値とを比較することで、各電池セルの過放電状態および過充電状態を検出するものがある。
このような電池監視装置において、各電池セルの過放電状態および過充電状態以外にも、過充放電検出回路と各電池セルとを接続する検出ラインの異常(接続不良)を検出する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1には、各電池セルの両端子間に接続された短絡スイッチのうち、奇数番目の電池セルに対応する短絡スイッチ(奇数スイッチ)をオンした際の過充放電検出回路の出力信号、および偶数番目の電池セルに対応する短絡スイッチ(偶数スイッチ)をオンした際の過充放電検出回路の出力信号に基づいて、電池セルに接続された検出ラインの断線を検出する構成が開示されている。
具体的には、特許文献1では、奇数スイッチをオンにした際の過充放電検出回路の出力信号、および偶数スイッチをオンにした際の過充放電検出回路の出力信号のうち、一方の出力信号が過放電状態を示す信号となり、他方の出力信号が過充電状態を示す信号となる場合に、電池セルに接続された検出ラインが断線していると判断する構成としている。
特許第4075785号
しかしながら、特許文献1の如く、短絡スイッチのオンオフした際の過充放電検出回路の出力信号に基づいて断線を検出する方法では、接触不良等のように検出ラインの配線抵抗が上昇する不具合が生じた場合、過充放電検出回路にて過充放電状態を適切に検出することが困難となり、検出ラインの断線等の異常を適切に検出できなくなってしまう。
例えば、検出ラインの配線抵抗が上昇してしまうと、奇数スイッチをオンした際に、検出ラインの断線時のように過充放電検出回路に入力される電圧が低下しないので、過放電時の判定閾値が低めに設定されていると過充放電検出回路にて過放電状態を検出できない。
また、検出ラインの配線抵抗が上昇してしまうと、偶数スイッチをオンした際に、検出ラインの断線時のように過充放電検出回路に入力される電圧が上昇しないので、過充電時の判定閾値が高めに設定されていると過充放電検出回路にて過充電状態を検出できない。
なお、過放電時の判定閾値を高めに設定したり、過充電時の判定閾値を低めに設定したりすることも考えられるが、この場合、電池セルの使用電圧範囲(過放電時の判定閾値から過充電時の判定閾値までの電圧)が必要以上に制限されてしまうことから採用できない。
本発明は上記点に鑑みて、組電池の各電池セルに接続する検出ラインの異常を適切に検出可能な電池監視装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数の電池セル(10)を直列接続して構成される組電池(1)を監視する電池監視装置を対象としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、複数の電池セルの両端子に接続された複数の検出ライン(L1〜Ln)と、複数の検出ラインを介して電池セルのセル電圧を検出する電圧検出回路(232)と、複数の電池セルそれぞれに対応して設けられ、電池セルの両端子に接続された一対の検出ライン同士を短絡させる複数の短絡スイッチ(212)と、複数の短絡スイッチのオンオフを制御するスイッチ制御手段(243)と、検出ラインに異常が生じているか否かを判定する異常判定手段(242)と、を備え、隣接する電池セル(Cbi、Cbi+1)における一方の電池セルに対応する短絡スイッチを第1スイッチ、隣接する電池セルにおける他方の電池セルに対応する短絡スイッチを第2スイッチとしたとき、異常判定手段は、第2スイッチがオフに制御された状態で第1スイッチのオンオフが制御された際の一方の電池セルにおける電圧検出値と、第1スイッチがオフに制御された状態で第2スイッチのオンオフが制御された際の一方の電池セルにおける電圧検出値との差が所定の判定閾値以上となる場合に、検出ラインに異常が生じていると判定することを特徴としている。
これによれば、隣接する電池セルに対応する短絡スイッチのオンオフが制御された際の電圧検出値の差に基づいて、検出ラインに異常が生じているか否かを判定する構成としているので、検出ラインの断線に加えて、接触不良等によって検出ラインの配線抵抗が上昇するような不具合を、検出ラインの異常として適切に検出できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る電池監視装置を含む電源システムの全体構成図である。 第1実施形態に係る電池監視装置の作動を説明するための説明図である。 第1実施形態に係る制御装置が短絡スイッチのオンオフを制御した際の電圧検出値の変化を説明するための説明図である。 第1実施形態に係る制御装置が短絡スイッチのオンオフを制御した際の電圧検出値の変化を説明するための説明図である。 第2実施形態に係る電池監視装置を含む電源システムの全体構成図である。 第2実施形態に係る電池監視装置の作動を説明するための説明図である。 第2実施形態に係る制御装置が短絡スイッチのオンオフを制御した際の電圧検出値の変化を説明するための説明図である。 第2実施形態に係る制御装置が短絡スイッチのオンオフを制御した際の電圧検出値の変化を説明するための説明図である。 第3実施形態に係る電池監視装置を含む電源システムの全体構成図である。 第3実施形態に係る電池監視装置の作動を説明するための説明図である。 第3実施形態に係る制御装置が短絡スイッチのオンオフを制御した際の電圧検出値の変化を説明するための説明図である。 第4実施形態に係る電池監視装置を含む電源システムの全体構成図である。 第4実施形態に係る電池監視装置の作動を説明するための説明図である。 第4実施形態に係る制御装置が短絡スイッチのオンオフを制御した際の電圧検出値の変化を説明するための説明図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。本実施形態では、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される電源システムに、本発明の電池監視装置2を適用している。図1の全体構成図に示すように、本実施形態の電源システムは、主たる構成要素として、組電池1、および電池監視装置2を備えている。
組電池1は、図示しない走行用電動モータを主として、車載された各種電気負荷に給電する電源である。本実施形態の組電池1は、リチウムイオン電池等の二次電池からなる電池セル10(セルCb1〜Cbn:nはセル数)を複数直列に接続したもので、互いに隣接する所定数の電池セル10毎にグループ化した複数の電池ブロックの直列接続体として構成されている。なお、図1では、組電池1を構成する複数の電池ブロックのうち、代表的な1つの電池ブロックを図示している。
電池監視装置2は、組電池1の電圧等の各種状態を検出して、組電池1の状態を監視する装置であり、電圧検出用の複数の検出ラインL1〜Ln+1を介して組電池1に接続されている。
本実施形態の電池監視装置2は、複数の検出ラインL1〜Ln+1、複数の短絡回路21、マルチプレクサ22、電圧検出回路23、制御装置24等を備えている。
複数の検出ラインL1〜Ln+1は、電圧検出回路23にて各電池セル10のセル電圧を検出するための配線であり、一端側が各電池セル10の端子(正極端子および負極端子)に接続され、他端側がマルチプレクサ22に接続されている。本実施形態では、各検出ラインL1〜Ln+1のうち、検出ラインL2〜Lnが、隣接するセルCb1〜Cbn間で共用されている。
短絡回路21は、各電池セル10に対応して複数設けられており、電池セル10に対して、並列に接続された抵抗211および短絡スイッチ212の直列接続体で構成されている。
短絡スイッチ212は、複数の検出ラインL1〜Ln+1のうち、各電池セル10の両端子に接続された一対の検出ライン同士を短絡させるスイッチである。この短絡スイッチ212は、各電池セル10のうち、他の電池セル10に比べて高電圧となる電池セル10の両端子を短絡させ、高電圧となる電池セル10を放電することで、各電池セル10のセル電圧のばらつきを均等化する均等化手段として機能する。なお、本実施形態の短絡スイッチ212は、制御装置24の制御信号に応じて作動(オンオフ)が制御される半導体スイッチで構成されている。
マルチプレクサ22は、電圧検出回路23と各検出ラインL1〜Ln+1と間の接続状態を所定の順序で切り替える接続切替手段であり、制御装置24の制御信号に応じて制御される。マルチプレクサ22は、例えば、各電池セル10のうち、セルCb1の電圧を検出する際に、セルCv1の両端子に接続された一対の検出ラインL1、L2を電圧検出回路23に接続し、セルCb2の電圧を検出する際に、セルCb2の両端子に接続された一対の検出ラインL2、L3を電圧検出回路23に接続する。
電圧検出回路23は、各電池セル10のセル電圧を検出し、当該セル電圧の検出結果を制御装置24へ出力する回路(例えば、AD変換器)で構成されており、マルチプレクサ22、検出ラインL1〜Ln+1を介して、各セルCb1〜Cbnに接続されている。なお、電圧検出回路23は、制御装置24からの制御信号に応じて制御される。
制御装置24は、CPU、記憶手段を構成するメモリ241等からなるマイクロコンピュータ、およびその周辺機器で構成され、メモリ241に記憶された制御プログラムに従って各種処理を実行するように構成されている。
本実施形態の制御装置24は、短絡回路21、マルチプレクサ22、電圧検出回路23に接続されており、短絡スイッチ212や電圧検出回路23への各種制御信号の出力や、各電圧検出回路23からセル電圧の検出結果を示す信号の取得が可能となっている。
また、本実施形態の制御装置24は、各電圧検出回路23から取得したセル電圧の検出結果に基づいて、各電池セル10のセル電圧のばらつきを均等化する均等化処理を実行するように構成されている。
例えば、均等化処理では、各電圧検出回路23から取得した各セルCb1〜Cbnのセル電圧のばらつきが拡大した際に、各セルCb1〜Cbnのうち高電圧となるセルを放電対象に決定し、当該セルの放電時間を算出する。そして、制御装置24が、短絡回路21に対して、放電対象となるセルに対応する短絡スイッチ212への放電指示、および放電時間を示す制御信号を出力する。これにより、放電対象となるセルに対応する短絡スイッチ212が放電時間オンされて、各電池セル10の均等化が実現される。
加えて、本実施形態の制御装置24は、隣接する電池セル10に対応する短絡スイッチ212のオンオフを制御した際の電圧検出回路23の電圧検出値に基づいて、隣接する電池セル10間に接続された検出ラインに断線や接触不良等の異常が生じているか否かを判定する異常判定処理を実行するように構成されている。
なお、本実施形態では、制御装置24における検出ラインL1〜Ln+1に異常が生じているか否かを判定する構成(ソフトウェアおよびハードウェア)が異常判定手段242を構成し、短絡スイッチ212のオンオフを制御する構成(ソフトウェアおよびハードウェア)がスイッチ制御手段243を構成している。
次に、本実施形態の制御装置24が実行する異常判定処理について説明する。なお、説明の便宜上、本実施形態では、図2に示すように、各電池セル10における隣接するセルCbi、Cbi+1間に接続された検出ラインLi+1の異常を判定する処理について説明する。
本実施形態の異常判定処理では、隣接するセルCbi、Cbi+1のうち、低電位側のセルCbiの電圧検出値により検出ラインLi+1の異常を判定する例について説明する。この場合、低電位側のセルCbiに対応する短絡スイッチSWiが特許請求の範囲に記載の「第1スイッチ」を構成し、高電位側のセルCbi+1に対応する短絡スイッチSWi+1が特許請求の範囲に記載の「第2スイッチ」を構成する。
まず、制御装置24が、隣接するセルCbi、Cbi+1のうち、高電位側のセルCbi+1に対応する短絡スイッチSWi+1をオフ、低電位側のセルCbiに対応する短絡スイッチSWiをオンに制御した後、電圧検出回路23によるセルCbiの電圧検出値Vi_Onを読み込み、メモリ241に記憶する。
この際、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcがゼロに近い値となる正常状態であれば、検出ラインLi、Li+1間の電位差がセルCbiのセル電圧と同等となり、検出ラインLi+1、Li+2間の電位差がセルCbi+1のセル電圧と同等となる。
例えば、図3(a)に示すように、各セルCbi、Cbi+1のセル電圧が共に、正常電圧範囲内(3.7V)となる場合、Vi_OnおよびVi+1_Offそれぞれがセル電圧(3.7V)となる。
また、図4(a)に示すように、セルCbiのセル電圧が過充電(4.0V)、セルCbi+1のセル電圧が過放電(1.6V)となる場合であっても、Vi_OnおよびVi+1_Offそれぞれがセル電圧となる。
一方、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcが上昇するような異常状態であれば、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcにより、検出ラインLi、Li+1間の電位差がセルCbiのセル電圧よりも低くなり、逆に、検出ラインLi+1、Li+2間の電位差がセルCbi+1のセル電圧よりも高くなる。
例えば、図3(b)に示すように、各セルCbi、Cbi+1のセル電圧が共に、正常電圧範囲内(3.7V)となる場合、Vi_Onが配線抵抗Rcによる電圧降下(0.2V)によって低下し(3.5V)、逆に、Vi+1_Offが配線抵抗Rcによる電圧降下分上昇する(3.9V)。
また、図4(b)に示すように、セルCbiのセル電圧が過充電(4.0V)、セルCbi+1のセル電圧が過放電(1.6V)となる場合、Vi_Onが配線抵抗Rcによる電圧降下(2.0V)によって低下し(2.0V)、逆に、Vi+1_Offが配線抵抗Rcによる電圧降下分上昇する(3.6V)。
続いて、制御装置24が、短絡スイッチSWi+1をオン、短絡スイッチSWiをオフに制御した後、電圧検出回路23によるセルCbiの電圧検出値Vi_Offを読み込み、メモリ241に記憶する。
この際、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcがゼロに近い値となる正常状態であれば、各検出ラインLi〜Li+2間の電位差がセルCbi、Cbi+1のセル電圧と同等となる。
例えば、図3(a)に示すように、各セルCbi、Cbi+1のセル電圧が共に、正常電圧範囲内(3.7V)となる場合、Vi_OnおよびVi+1_Offそれぞれがセル電圧(3.7V)となる。
また、図4(a)に示すように、セルCbiのセル電圧が過充電(4.0V)、セルCbi+1のセル電圧が過放電(1.6V)となる場合であっても、Vi_OnおよびVi+1_Offそれぞれがセル電圧となる。
一方、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcが上昇するような異常状態であれば、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcにより、検出ラインLi、Li+1間の電位差がセルCbiのセル電圧よりも高くなり、逆に、検出ラインLi+1、Li+2間の電位差がセルCbi+1のセル電圧よりも低くなる。
例えば、図3(b)に示すように、各セルCbi、Cbi+1のセル電圧が共に、正常電圧範囲内(3.7V)となる場合、Vi+1_Onが配線抵抗Rcによる電圧降下(0.2V)によって低下し(3.5V)、逆に、Vi_Offが配線抵抗Rcによる電圧降下分上昇する(3.9V)。
また、図4(b)に示すように、セルCbiのセル電圧が過充電(4.0V)、セルCbi+1のセル電圧が過放電(1.6V)となる場合、Vi+1_Onが配線抵抗Rcによる電圧降下(0.8V)によって低下し(0.8V)、逆に、Vi_Offが配線抵抗Rcによる電圧降下分上昇する(4.8V)。
次に、制御装置24は、メモリ241に記憶されたセルCbiの各電圧検出値の差ΔVi(=Vi_Off−Vi_On)を算出し、各電圧検出値の差ΔViが予め定めた判定閾値以上となっている場合に、検出ラインLi+1に異常が生じていると判定する。なお、判定閾値Vthは、各検出ラインL1〜Ln+1に接触不良や断線が生じた際の各電圧検出値を測定した実測値の差や理論値の差に基づいて設定されている。
具体的には、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcがゼロに近い値となる正常状態であれば、図3(b)や図4(b)に示すように、メモリ241に記憶されたセルCbiの各電圧検出値に差がないことから、検出ラインLi+1が正常と判定する。
これに対して、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcが上昇するような異常状態となる場合、図3(b)や図4(b)に示すように、メモリ241に記憶されたセルCbiの各電圧検出値の差ΔViが大きいことから、検出ラインLi+1に異常が生じていると判定する。
ここで、本実施形態の異常判定処理では、偶数セル群に対応する短絡スイッチ212、および奇数セル群に対応する短絡スイッチ212を交互に制御した際の電圧検出回路23における電圧検出値の差に基づいて、各検出ラインL1〜Ln+1に異常が生じているか否かを判定するようにしている。
これによれば、各セル群の電池セル10の両端子に接続された検出ラインの異常検出を最短時間で実施することが可能となる。なお、奇数セル群は、各電池セル10のうち、接続順(低電位側から高電位側または高電位側から低電位側)に数えたときに奇数番目となるセルCb1、Cb3…であり、偶数セル群は、各電池セル10のうち、接続順に数えたときに偶数番目となるセルCb2、Cb4…である。
以上説明した本実施形態では、隣接する電池セル10に対応する短絡スイッチ212のオンオフが制御された際の電圧検出値の差に基づいて、検出ラインに異常が生じているか否かを判定する構成としている。
このため、各検出ラインL1〜Ln+1の断線に加えて、接触不良等によって検出ラインL1〜Ln+1の配線抵抗が上昇するような不具合を、検出ラインL1〜Ln+1の異常として適切に検出できる。
なお、本実施形態の異常判定処理では、隣接するセルCbi、Cbi+1のうち、低電位側のセルCbiの電圧検出値により検出ラインLi+1の異常を判定する例について説明したが、これに限定されない。
検出ラインLi+1の配線抵抗Rcが上昇するような異常状態となる場合、図3(b)、図4(b)に示すように、隣接する電池セル10に対応する短絡スイッチ212のオンオフが制御された際の高電位側のセルCbi+1の各電圧検出値Vi+1_On、Vi+1_Offの差が大きくなる。
このため、隣接する電池セル10に対応する短絡スイッチ212のオンオフが制御された際の高電位側のセルCbi+1の電圧検出値の差により検出ラインLi+1の異常を判定するようにしてもよい。この場合、低電位側のセルCbiに対応する短絡スイッチSWiが特許請求の範囲に記載の「第2スイッチ」を構成し、高電位側のセルCbi+1に対応する短絡スイッチSWi+1が特許請求の範囲に記載の「第1スイッチ」を構成する。なお、このことは、後述する第3実施形態においても同様である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、図5の全体構成図に示すように、第1実施形態の電池監視装置2に対してフィルタ回路25を追加した例について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
フィルタ回路25は、各電池セル10側からの出力に含まれるノイズを除去するもので、各電池セル10に対応して設けられている。本実施形態のフィルタ回路25は、抵抗251、およびコンデンサ252からなるRC回路にて構成されている。コンデンサ252は、各電池セル10の両端子に接続された一対の検出ライン間に、短絡回路21と並列になるように接続されている。なお、フィルタ回路25それぞれは、抵抗値が等しい抵抗251、容量が等しいコンデンサ252で構成されている。
その他の構成は、第1実施形態と同様であり、以下、本実施形態の制御装置24が実行する異常判定処理について説明する。なお、説明の便宜上、本実施形態では、図6に示すように、各電池セル10における隣接するセルCbi、Cbi+1間に接続された検出ラインLi+1の異常を判定する処理について説明する。
本実施形態の異常判定処理では、隣接するセルCbi、Cbi+1のうち、低電位側のセルCbiの電圧検出値により検出ラインLi+1の異常を判定する例について説明する。この場合、低電位側のセルCbiに対応する短絡スイッチSWiが特許請求の範囲に記載の「第1スイッチ」を構成し、高電位側のセルCbi+1に対応する短絡スイッチSWi+1が特許請求の範囲に記載の「第2スイッチ」を構成する。
まず、制御装置24が、セルCbi+1に対応する短絡スイッチSWi+1をオフに制御した状態で、セルCbiに対応する短絡スイッチSWiをオンに制御する。
これにより、セルCbiに対応するコンデンサCiに溜まった電荷が放電され、検出ラインLi、Li+1間の電位差がゼロに近い値となる。この際、セルCbiに対応するコンデンサCiの放電に伴って、セルCbi+1に対応するコンデンサCi+1が充電され、検出ラインLi+1、Li+2間の電位差が大きくなる。
続いて、制御装置24が、短絡スイッチSWi+1をオフに制御した状態で、短絡スイッチSWiをオンからオフに制御した際、電圧検出回路23によるセルCbiの電圧検出値Vi_Off1を読み込み、メモリ241に記憶する。なお、短絡スイッチSWiのオフに伴って、セルCbiに対応するコンデンサCiが充電され、検出ラインLi、Li+1間の電位差が大きくなり、逆に、検出ラインLi+1、Li+2間の電位差が小さくなる。
この際、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcがゼロに近い値となる正常状態であれば、コンデンサCiの充放電時の時定数τが小さく、各検出ラインLi〜Li+2間の電位差が早期にセルCbi、Cbi+1のセル電圧まで復帰する。
例えば、図7(a)に示すように、各セルCbi、Cbi+1のセル電圧が共に、正常電圧範囲内(3.7V)となる場合、Vi_Off1がセルCbiのセル電圧と同等の電圧値(3.7V)となる。この際、Vi+1_Off1についてもセルCbi+1のセル電圧と同等の電圧値(3.7V)となる。
また、図8(a)に示すように、セルCbiのセル電圧が過充電(4.0V)、セルCbi+1のセル電圧が過放電(1.6V)となる場合であっても、Vi_Off1がセルCbiのセル電圧と同等の電圧値(4.0V)となる。この際、Vi+1_Off1についてもセルCbi+1のセル電圧と同等の電圧値(1.6V)となる。
一方、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcが上昇するような異常状態であれば、配線抵抗Rcの影響を受けてコンデンサCiの充放電時の時定数τが大きくなり、各検出ラインLi〜Li+2間の電位差がセルCbi、Cbi+1のセル電圧まで復帰するのに長い時間がかかる。
このため、例えば、図7(b)に示すように、各セルCbi、Cbi+1のセル電圧が共に、正常電圧範囲内(3.7V)となる場合、Vi_Off1がセルCbiのセル電圧よりも低い電圧値(3.5V)となる。この際、Vi+1_Off1は、セルCbi+1のセル電圧よりも高い電圧値となる。
また、図8(b)に示すように、セルCbiのセル電圧が過充電(4.0V)、セルCbi+1のセル電圧が過放電(1.6V)となる場合、Vi_Off1がセルCbiのセル電圧よりも低い電圧値(2.0V)となる。この際、Vi+1_Off1は、セルCbi+1のセル電圧よりも高い電圧値となる。
次に、制御装置24が、短絡スイッチSWiをオフに制御した状態で、短絡スイッチSWi+1をオンに制御する。これにより、セルCbi+1に対応するコンデンサCi+1に溜まった電荷が放電され、検出ラインLi+1、Li+2間の電位差がゼロに近い値となる。この際、セルCbi+1に対応するコンデンサCi+1の放電に伴って、セルCbiに対応するコンデンサCiが充電されて、検出ラインLi、Li+1間の電位差が大きくなる。
続いて、制御装置24が、短絡スイッチSWiをオフに制御した状態で、短絡スイッチSWi+1をオンからオフに制御した際、電圧検出回路23によるセルCbiの電圧検出値Vi_Off2を読み込み、メモリ241に記憶する。なお、短絡スイッチSWi+1のオフに伴って、セルCbi+1に対応するコンデンサCi+1が充電されて、検出ラインLi+1、Li+2間の電位差が大きくなり、逆に、検出ラインLi、Li+1間の電位差が小さくなる。
この際、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcがゼロに近い値となる正常状態であれば、コンデンサCiの充放時の時定数τが小さく、各検出ラインLi〜Li+2間の電位差が早期にセルCbi、Cbi+1のセル電圧まで復帰する。
例えば、図7(a)に示すように、各セルCbi、Cbi+1のセル電圧が共に、正常電圧範囲内(3.7V)となる場合、Vi_Off2がセルCbiのセル電圧と同等の電圧値(3.7V)となる。この際、Vi+1_Off2についてもセルCbi+1のセル電圧と同等の電圧値(3.7V)となる。
また、図8(a)に示すように、セルCbiのセル電圧が過充電(4.0V)、セルCbi+1のセル電圧が過放電(1.6V)となる場合であっても、Vi_Off2がセルCbiのセル電圧と同等の電圧値(4.0V)となる。この際、Vi+1_Off2についてもセルCbi+1のセル電圧と同等の電圧値(1.6V)となる。
一方、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcが上昇するような異常状態であれば、配線抵抗Rcの影響を受けてコンデンサCi+1の充放電時の時定数τが大きくなり、各検出ラインLi〜Li+2間の電位差がセルCbi、Cbi+1のセル電圧まで復帰するのに長い時間がかかる。
このため、例えば、図7(b)に示すように、各セルCbi、Cbi+1のセル電圧が共に、正常電圧範囲内(3.7V)となる場合、Vi_Off2がセルCbiのセル電圧よりも高い電圧値(3.9V)となる。この際、Vi+1_Off2は、セルCbi+1のセル電圧よりも低い電圧値となる。
また、図8(b)に示すように、セルCbiのセル電圧が過充電(4.0V)、セルCbi+1のセル電圧が過放電(1.6V)となる場合、Vi_Off2がセルCbiのセル電圧よりも高い電圧値(4.8V)となる。この際、Vi+1_Off2は、セルCbi+1のセル電圧よりも低い電圧値となる。
次に、制御装置24は、メモリ241に記憶されたセルCbiの各電圧検出値(Vi_Off1、Vi_Off2)の差ΔVi(=Vi_Off2−Vi_Off1)を算出し、各電圧検出値の差ΔViが予め定めた判定閾値Vth以上となっている場合に、検出ラインLi+1に異常が生じていると判定する。なお、判定閾値は、各検出ラインL1〜Ln+1に接触不良や断線が生じた際の各電圧検出値を測定した実測値の差や理論値の差に基づいて設定されている。
具体的には、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcがゼロに近い値となる正常状態であれば、図3(b)や図4(b)に示すように、メモリ241に記憶されたセルCbiの各電圧検出値に差がないことから、検出ラインLi+1が正常と判定する。
これに対して、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcが上昇するような異常状態となる場合、図3(b)や図4(b)に示すように、メモリ241に記憶されたセルCbiの各電圧検出値の差ΔViが大きいことから、検出ラインLi+1に異常が生じていると判定する。
以上説明した本実施形態によれば、隣接する電池セル10に対応する短絡スイッチ212のオンオフが制御された際の電圧検出値の差に基づいて、検出ラインに異常が生じているか否かを判定する構成としている。
このため、短絡回路21にコンデンサ252が並列接続された構成においても、各検出ラインL1〜Ln+1の断線に加えて、接触不良等によって検出ラインL1〜Ln+1の配線抵抗が上昇するような不具合を、検出ラインL1〜Ln+1の異常として適切に検出できる。
なお、本実施形態の異常判定処理では、隣接するセルCbi、Cbi+1のうち、低電位側のセルCbiの電圧検出値により検出ラインLi+1の異常を判定する例について説明したが、これに限定されない。
検出ラインLi+1の配線抵抗Rcが上昇するような異常状態となる場合、図7(b)、図8(b)に示すように、隣接する電池セル10に対応する短絡スイッチ212のオンオフが制御された際の高電位側のセルCbi+1の電圧検出値Vi+1_Off1、Vi+1_Off2の差が大きくなる。
このため、隣接する電池セル10に対応する短絡スイッチ212のオンオフが制御された際の高電位側のセルCbi+1の電圧検出値の差により検出ラインLi+1の異常を判定するようにしてもよい。この場合、低電位側のセルCbiに対応する短絡スイッチSWiが特許請求の範囲に記載の「第2スイッチ」を構成し、高電位側のセルCbi+1に対応する短絡スイッチSWi+1が特許請求の範囲に記載の「第1スイッチ」を構成する。なお、このことは、後述する第4実施形態においても同様である。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態では、図9の全体構成図に示すように、第1実施形態の電池監視装置2に対して保護回路26を追加した例について説明する。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
保護回路26は、各電池セル10に接続された検出ライン間に印加される電圧を所定の制限電圧以下に維持する回路である。本実施形態の保護回路26は、ツェナダイオードZDで構成されている。
従って、保護回路26の制御電圧はツェナダイオードZDの降伏電圧となる。なお、本実施形態では、保護回路26の制御電圧が、電池セル10の使用電圧範囲よりも高い電圧値(本実施形態では、5.1V)となるツェナダイオードZDを採用している。
このツェナダイオードZDは、電池セル10の両端子に接続された一対の検出ラインのうち、電池セル10の高電位側の端子に接続された検出ラインにカソードが接続され、低電位側の端子に接続された検出ラインにアノードが接続されている。
その他の構成は、第1実施形態と同様であり、以下、本実施形態の制御装置24が実行する異常判定処理について説明する。なお、本実施形態では、説明の便宜上、図10に示すように、各電池セル10における隣接するセルCbi、Cbi+1間に接続された検出ラインLi+1の異常を判定する処理について説明する。
本実施形態の異常判定処理では、まず、制御装置24が、セルCbi+1に対応する短絡スイッチSWi+1をオフ、セルCbiに対応する短絡スイッチSWiをオンに制御した後、電圧検出回路23によるセルCbiの電圧検出値Vi_Onを読み込み、メモリ241に記憶する。
この際、配線抵抗Rcの増大によって電圧降下が大きくなり、保護回路26を構成するツェナダイオードZDがオンすると、検出ラインLi+1、Li+2間の電位差が、保護回路26にて制御電圧に制限される。例えば、図11に示すように、各セルCbi、Cbi+1のセル電圧が共に正常電圧範囲内(3.7V)となる場合に、ツェナダイオードZDがオンすると、Vi+1_Offが保護回路26にて制御電圧(5.1V)に維持されると共に、Vi_Onが低下する(2.3V)。
続いて、制御装置24が、短絡スイッチSWi+1をオン、短絡スイッチSWiをオフに制御した後、電圧検出回路23によるセルCbiの電圧検出値Vi_Offを読み込み、メモリ241に記憶する。
この際、配線抵抗Rcの増大によって電圧降下が大きくなり、保護回路26を構成するツェナダイオードZDがオンすると、検出ラインLi、Li+1間の電位差が、保護回路26にて制御電圧に制限される。例えば、図11に示すように、各セルCbi、Cbi+1のセル電圧が共に正常電圧範囲内(3.7V)となる場合に、ツェナダイオードZDがオンすると、Vi_Onが保護回路26にて制御電圧(5.1V)に維持されると共に、Vi+1_Offが低下する(2.3V)。
次に、制御装置24は、メモリ241に記憶されたセルCbiの各電圧検出値の差ΔViを判定閾値Vthと比較して、各電圧検出値の差ΔViが判定閾値Vth以上となる場合に、検出ラインLi+1に異常が生じていると判定する。
この際、配線抵抗Rcの増大によって電圧降下が大きくなり、保護回路26を構成するツェナダイオードZDがオンした場合であっても、図11に示すように、メモリ241に記憶されたセルCbiの各電圧検出値の差ΔViが大きくなるため、検出ラインLi+1に異常が生じていると判定することができる。
以上説明した本実施形態では、隣接する電池セル10に対応する短絡スイッチ212のオンオフが制御された際の電圧検出値の差に基づいて、検出ラインに異常が生じているか否かを判定する構成としている。
これによれば、第1実施形態の電池監視装置2に対して保護回路26を追加した構成においても、接触不良等によって検出ラインL1〜Ln+1の配線抵抗が上昇するような不具合を、検出ラインL1〜Ln+1の異常として適切に検出できる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態では、図12の全体構成図に示すように、第2実施形態の電池監視装置2に対して保護回路26を追加した例について説明する。なお、本実施形態では、第2、第3実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
本実施形態の保護回路26は、フィルタ回路25と各電池セル10との間に設けられ、各電池セル10に接続された検出ライン間に印加される電圧を所定の制限電圧以下に維持する回路である。なお、本実施形態の保護回路26は、ツェナダイオードZDで構成されている。
その他の構成は、第2、第3実施形態と同様であり、以下、本実施形態の制御装置24が実行する異常判定処理について説明する。なお、説明の便宜上、本実施形態では、図13に示すように、各電池セル10における隣接するセルCbi、Cbi+1間に接続された検出ラインLi+1の異常を判定する処理について説明する。
本実施形態の異常判定処理では、まず、制御装置24が、セルCbi+1に対応する短絡スイッチSWi+1をオフに制御した状態で、セルCbiに対応する第1スイッチSWiをオンに制御する。その後、制御装置24が、短絡スイッチSWi+1をオフに制御した状態で、短絡スイッチSWiをオンからオフに制御した際、電圧検出回路23によるセルCbiの電圧検出値Vi_Off1を読み込み、メモリ241に記憶する。
この際、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcがゼロに近い値となる正常状態であれば、コンデンサCiの充放電時の時定数τが小さく、各検出ラインLi〜Li+2間の電位差が早期にセルCbi、Cbi+1のセル電圧まで復帰する。このため、Vi_Off1がセルCbiのセル電圧と同等の電圧値となる。
一方、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcが上昇するような異常状態であれば、コンデンサCiの充放電時の時定数τが大きくなり、各検出ラインLi〜Li+2間の電位差がセルCbi、Cbi+1のセル電圧まで復帰するのに長い時間がかかる。このため、Vi_Off1がセルCbiのセル電圧よりも低い電圧値となる。
ここで、各検出ラインLi〜Li+2間の電位差がセルCbi、Cbi+1のセル電圧まで復帰するのに要する時間は、保護回路26を構成するツェナダイオードZDがオンしているか否かに関わらず長くなる。
このため、配線抵抗Rcの増大によって電圧降下が大きくなり、保護回路26を構成するツェナダイオードZDがオンしたとしても、Vi_Off1がセルCbiのセル電圧よりも低い電圧値となる。例えば、各セルCbi、Cbi+1のセル電圧が共に、正常電圧範囲内(3.7V)となる場合、図14に示すように、Vi_Off1がセルCbiのセル電圧(3.7V)よりも低い電圧値(2.3V)となる。この際、Vi+1_Off1は、セルCbi+1のセル電圧よりも高い電圧値となる。
次に、制御装置24が、短絡スイッチSWiをオフに制御した状態で、短絡スイッチSWi+1をオンに制御する。その後、制御装置24が、短絡スイッチSWiをオフに制御した状態で、短絡スイッチSWi+1をオンからオフに制御した際、電圧検出回路23によるセルCbiの電圧検出値Vi_Off2を読み込み、メモリ241に記憶する。
この際、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcがゼロに近い値となる正常状態であれば、コンデンサCiの充放電時の時定数τが小さく、各検出ラインLi〜Li+2間の電位差が早期にセルCbi、Cbi+1のセル電圧にまで復帰するので、Vi_Off2がセルCbiのセル電圧と同等の電圧値となる。
一方、検出ラインLi+1の配線抵抗Rcが上昇するような異常状態であれば、コンデンサCi+1の充放電時の時定数τが大きくなり、各検出ラインLi〜Li+2間の電位差がセルCbi、Cbi+1のセル電圧まで復帰するのに長い時間がかかるので、Vi_Off2がセルCbiのセル電圧よりも高い電圧値となる。
ここで、各検出ラインLi〜Li+2間の電位差がセルCbi、Cbi+1のセル電圧まで復帰するのに要する時間は、保護回路26を構成するツェナダイオードZDがオンしているか否かに関わらず長くなるので、保護回路26を構成するツェナダイオードZDがオンしたとしても、Vi_Off2がセルCbiのセル電圧よりも高い電圧値となる。
例えば、各セルCbi、Cbi+1のセル電圧が共に、正常電圧範囲内(3.7V)となる場合、図14に示すように、Vi_Off2がセルCbiのセル電圧(3.7V)よりも高い電圧値(5.1V)となる。この際、Vi+1_Off2は、セルCbi+1のセル電圧よりも低い電圧値となる。
次に、制御装置24は、メモリ241に記憶されたセルCbiの各電圧検出値の差ΔViを判定閾値Vthと比較して、各電圧検出値の差ΔViが判定閾値Vth以上となる場合に、検出ラインLi+1に異常が生じていると判定する。
この際、配線抵抗Rcの増大によって電圧降下が大きくなり、保護回路26を構成するツェナダイオードZDがオンした場合であっても、図14に示すように、メモリ241に記憶されたセルCbiの各電圧検出値の差ΔViが大きくなるため、検出ラインLi+1に異常が生じていると判定することができる。
以上説明した本実施形態によれば、隣接する電池セル10に対応する短絡スイッチ212のオンオフが制御された際の電圧検出値の差に基づいて、検出ラインに異常が生じているか否かを判定する構成としている。
これによれば、第2実施形態の電池監視装置2に対して保護回路26を追加した構成においても、接触不良等によって検出ラインL1〜Ln+1の配線抵抗が上昇するような不具合を、検出ラインL1〜Ln+1の異常として適切に検出できる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。例えば、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の各実施形態では、異常判定処理にて、短絡スイッチSWi+1をオフした状態で短絡スイッチSWiのオンオフを制御した際の電圧を検出した後、短絡スイッチSWiをオフした状態で短絡スイッチSWi+1のオンオフを制御した際の電圧を検出する例について説明したが、これに限定されない。例えば、異常判定処理にて、短絡スイッチSWiをオフした状態で短絡スイッチSWi+1のオンオフを制御した際の電圧を検出した後、短絡スイッチSWi+1をオフした状態で短絡スイッチSWiのオンオフを制御した際の電圧を検出するようにしてもよい。
(2)上述の各実施形態の如く、異常判定処理にて、偶数セル群に対応する短絡スイッチ212、および奇数セル群に対応する短絡スイッチ212を交互に制御した際の電圧検出値の差に基づいて、各検出ラインL1〜Ln+1の異常を判定することが望ましいが、これに限定されない。例えば、異常判定処理にて、各電池セル10に対応する短絡スイッチ212を所定の順番で制御した際の電圧検出値の差に基づいて、各検出ラインL1〜Ln+1の異常を判定するようにしてもよい。
(3)上述の実施形態では、電池監視装置2をハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される組電池1に適用する例を説明したが、車載された組電池1に限らず、据置型の組電池1等に適用してもよい。
(4)上述の各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
1 組電池
10 電池セル
2 電池監視装置
212 短絡スイッチ
23 電圧検出回路
242 異常判定手段
243 スイッチ制御手段
L1〜Ln 検出ライン

Claims (4)

  1. 複数の電池セル(10)を直列接続して構成される組電池(1)を監視する電池監視装置であって、
    前記複数の電池セルの両端子に接続された複数の検出ライン(L1〜Ln)と、
    前記複数の検出ラインを介して前記電池セルのセル電圧を検出する電圧検出回路(232)と、
    前記複数の電池セルそれぞれに対応して設けられ、前記電池セルの両端子に接続された一対の前記検出ライン同士を短絡させる複数の短絡スイッチ(212)と、
    前記複数の短絡スイッチのオンオフを制御するスイッチ制御手段(243)と、
    前記検出ラインに異常が生じているか否かを判定する異常判定手段(242)と、を備え、
    隣接する前記電池セル(Cbi、Cbi+1)における一方の電池セルに対応する前記短絡スイッチを第1スイッチ、前記隣接する電池セルにおける他方の電池セルに対応する前記短絡スイッチを第2スイッチとしたとき、
    前記異常判定手段は、前記第2スイッチがオフに制御された状態で前記第1スイッチのオンオフが制御された際の前記一方の電池セルにおける電圧検出値と、前記第1スイッチがオフに制御された状態で前記第2スイッチのオンオフが制御された際の前記一方の電池セルにおける電圧検出値との差が所定の判定閾値以上となる場合に、前記検出ラインに異常が生じていると判定することを特徴とする電池監視装置。
  2. 前記異常判定手段は、前記第2スイッチがオフに制御された状態で前記第1スイッチがオンに制御された際の前記一方の電池セルにおける電圧検出値と、前記第1スイッチがオフに制御された状態で前記第2スイッチのオンに制御された際の前記一方の電池セルにおける電圧検出値との差が前記判定閾値以上となる場合に、前記検出ラインに異常が生じていると判定することを特徴とする請求項1に記載の電池監視装置。
  3. 前記複数の電池セルに対応して設けられ、前記電池セルの両端子に接続された前記一対の検出ライン間に接続された複数のコンデンサ(252)を備え、
    前記異常判定手段は、前記第2スイッチがオフに制御された状態で前記第1スイッチがオンからオフに制御された際の前記一方の電池セルにおける電圧検出値と、前記第1スイッチがオフに制御された状態で前記第2スイッチがオンからオフに制御された際の前記一方の電池セルにおける電圧検出値との差が前記判定閾値以上となる場合に、前記検出ラインに異常が生じていると判定することを特徴とする請求項1に記載の電池監視装置。
  4. 前記複数の電池セルのうち、前記複数の電池セルを接続順に数えたときに奇数番目となる電池セルを奇数セル群、偶数番目となる電池セルを偶数セル群としたとき、
    前記異常判定手段は、
    前記偶数セル群に対応する前記短絡スイッチ、および前記奇数セル群に対応する前記短絡スイッチを交互に制御した際に、前記電圧検出回路における電圧検出値の差に基づいて、前記検出ラインに異常が生じているか否かを判定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電池監視装置。
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