JP2014099569A - 部品実装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの発熱を考慮しつつ、部品実装速度を低減させず、可能な限り生産性を確保する。
【解決手段】部品を保持するためのノズルと、前記ノズルの基板に対する位置を変更するための移動部と、を有する部品実装システムと、前記部品実装システムを移動するための移動システムと、前記移動システムの動作に起因する発熱、及び前記移動部の動作に起因する発熱のうち少なくとも1つを得る温度計測システムと、を有し、前記温度計測システムの得た結果に基づいて、前記ノズルを移動するための加速度、及び前記部品実装システムを移動するための加速度を変更する。
【選択図】図6

Description

本発明は、部品実装装置に関する。例えば、電子部品を吸着し、基板に電子部品を搭載する部品実装装置に関する。
現在、様々な電気製品の基板に電子部品を実装する作業は自動化されており、その際に使用されるのが部品実装装置である。部品実装装置は、モータやアクチュエータを使用して実装ヘッド、実装ヘッドに接続されたノズルを駆動する。
部品実装装置の従来技術としては、特許文献1乃至3が挙げられる。
特開2009−200438号公報 特開2007−317907号公報 特開平11−187693号公報
基板に搭載される電子部品の寸法は微細化する傾向にある。また、今後もこの傾向は続くものと考えられる。つまり、部品実装装置には、高精度な部品実装が要求されるということである。さらに、部品実装装置には、電気製品の生産性を向上させるため高速化が求められている。
部品実装装置は部品実装にあたりモータ等の駆動部品を使用してヘッドやノズルを駆動する訳であるが、モータを使用して高速動作を行おうとすれば、モータには過度の発熱が生じる場合もある。過度の発熱が生じると、モータにはトルク飽和が発生し所望の速度が発生しない場合がある。また、過度の発熱が生じると、モータの位置決め精度が低下する場合もある。
特許文献1では、温度上昇に伴い動作速度を遅くすることによりモータの駆動軸への影響を除去することは開示している。しかし、動作速度の低減は実装速度低減につながる。
従来技術では、モータの発熱を考慮しつつ、部品実装速度を低減させず、生産性を可能な限り確保する点については充分な配慮がなされていない。
本発明は、部品を保持するためのノズルと、前記ノズルの基板に対する位置を変更するための移動部と、を有する部品実装システムと、前記部品実装システムを移動するための移動システムと、前記移動システムの動作に起因する発熱、及び前記移動部の動作に起因する発熱のうち少なくとも1つを得る温度計測システムと、を有し、前記温度計測システムの得た結果に基づいて、前記ノズルを移動するための加速度、及び前記部品実装システムを移動するための加速度を変更することを特徴とする。
本発明によれば、高速部品実装と高精度部品実装とを両立することができる。
実施例1に係る部品搭載装置全体の上面図。 図1の部品搭載装置を図1の矢印130から観察した場合の矢視図。 ヘッドアクチュエータ113の正面図。 ノズルシャフト311の上下動作を説明する図。 ノズルシャフト311の回転動作を説明する図。 本実施例のフローチャートを説明する図。 本実施例の加速度制御を用いない場合を説明する図。 本実施例の加速度制御を用いた場合を説明する図。
以下、実施例について図面を用いて説明する。
図1-8を用いて実施例1を説明する。説明図1は実施例1に係る部品搭載装置全体の上面図である。
基板123は紙面左側から基板ガイド191によって電子部品搭載位置に搬送される。
基板の搬送方向に直交する方向に第1のYビーム101、第2のYビーム102、第3のYビーム180が配置されている。第3のYビーム180には、後述するXビーム103、105の進行方向を規定するためのガイド181、及びXビーム104、106の進行方向を規定するためのガイド182が配置されている。
第1のYビーム101、及び第3のYビーム180によって、Xビーム103、105は移動する。第2のYビーム102と第3のYビーム180によって、Xビーム104、06が移動することになる。より具体的には、Xビーム103、104、105、106は、それぞれ、第1のYビーム101、第2の102それぞれに配置されたリニアモータ等のアクチュエータ107、108によって基板の搬送方向に対して実質的に直交方向に移動することになる。
Xビーム103、104、105、106のそれぞれには、リニアモータ等のアクチュエータ109、110、111、112が配置されている。そして、アクチュエータ109、110、111、112にはそれぞれ、電子部品を基板123に搭載するヘッドアクチュエータ113、114、115、116がそれぞれ配置されている。 ここでアクチュエータ109、110、111、112は、リニアモータではなく、ボールネジ等の機構を用いれば安価かつ軽量な構成とすることができる。
そして、ヘッドアクチュエータ113、114、115、116は、それぞれアクチュエータ109、110、111、112によってYビーム101、102に対して実質的に直交方向(基板搬送方向に対して実質的に水平方向)に駆動される。
電子部品をヘッドアクチュエータ113、114、115、116に供給する部品供給装置151、152、153、154は第1のYビーム101、第2のYビーム102の両端に配置されている。ヘッドアクチュエータ113は、部品供給装置151から電子部品を補給する。ヘッドアクチュエータ114は、部品供給装置153から電子部品を補給する。ヘッドアクチュエータ115は、部品供給装置152から電子部品を補給する。ヘッドアクチュエータ116は、部品供給装置154から電子部品を補給する。
例えば、ヘッドアクチュエータ113について搭載する電子部品が無くなった場合は、アクチュエータ107によってXビーム103が部品供給装置151の手前(又は上方)に移動し、ヘッドアクチュエータ113はノズルに電子部品を吸着することになる。この補給動作は、ヘッドアクチュエータ114、115、116についても同様である。
そして、部品搭載装置にはノズルに吸着された電子部品の姿勢を確認するカメラ117、118、119、120が、部品供給装置151、152、153、154のそれぞれと基板123との間に配置されており、補給された電子部品の姿勢はこのカメラ117、118、119、120によってそれぞれ確認される。
もし、姿勢に傾きが検出された場合は、ヘッドアクチュエータ113、114、115、116が電子部品の傾きを調整する。
なお、このカメラ位置であれば、ヘッドアクチュエータ113、114、115、116のそれぞれは、基板123に至る経路でカメラ117、118、119、120に撮像されることになるので効率が良い。
また、制御部124は、上述した様々な動作の処理、制御、及び後述する様々な動作の処理、制御を行う。
Yビーム102、103は、Yビーム102、103の温度(より具体的には、アクチュエータ107、108の動作に起因する発熱)を測定可能なセンサ161、162、163、164が有する。このとき、センサ161、162は、Yビーム102の両端に配置されており、センサ163、164はYビーム103の両端に配置されているが、搭載する場所は両端にでなくても良い。センサ161、162、163、164には、熱電対によって温度を計測するタイプ、光学的な手段によりYビーム102、103に非接触で温度を計測するタイプが含まれる。
また、Xビーム103、104、105、106のそれぞれにも温度(より具体的には、アクチュエータ109、110、111、112の動作に起因する発熱)を測定可能なセンサ171、172、173、174を搭載されている。このとき、センサ171、172、173、174の搭載位置はXビーム端部でなくても良い。センサ171、172、173、174には、熱電対によって温度を計測するタイプ、光学的な手段によりYビーム102、103に非接触で温度を計測するタイプが含まれる。
図2は、図1の部品搭載装置を図1の矢印130から観察した場合の矢視図である。 ここでは、第1のYビーム101、及びヘッドアクチュエータ113周辺の構造について詳細に説明するが、他のヘッドアクチュエータについても同様である。
第1のYビーム101の上にはアクチュエータ107が配置されている。アクチュエータ107にはXビーム103が接続されている。Xビーム103の一方の端部はアクチュエータに接続されており、Xビーム103のもう一方の端部はガイド181に接続されている。Xビーム103は、荷台201上の基板123の搬送方向に対して実質的に直交方向に移動することになる。
Xビーム103の側面にはアクチュエータ109が配置されている。このアクチュエータ109には、ヘッドアクチュエータ113が接続されている。ヘッドアクチュエータ113は、アクチュエータ109によって基板搬送方向に対して実施的に平行に移動することになる。
本実施例の部品実装装置では、ヘッドアクチュエータ113、114、115、116が各々、独立して移動する。よって、従来よりも高速な部品搭載装置を構成することができる。
なお、図1では、Xビームが4つの場合を説明したが、Xビームの数は4つでなくても良い。また、Xビーム103、104、105、106はそれぞれ取り外し可能にしても良い。その場合は、例えば、異なる種類のヘッドアクチュエータを接続することもでき、より多彩な部品の搭載を実現することもできる。
上述したビームの構成により、各ヘッドアクチュエータ113、114、115、116を独立して自在に駆動することが可能となる。
次にヘッドアクチュエータ113の構成について説明する。なお、ここではヘッドアクチュエータ113の構成について説明するが、他のヘッドアクチュエータ114、115、116の構成についても同様である。
図3はヘッドアクチュエータ113の正面図である。ヘッドフレーム301は図2のXビーム103に接続されている。ノズル上下モータ302はフレーム301に接続されている。ノズル上下モータ302には、ボールネジ308が接続されている。さらにボールネジ308の端部はガイド318によって支持されている。ボールネジ308には、アーム309が接続されている。アーム309の先端はノズル移動部310の少なくとも周囲に形成された凸な部分350(凸部)を挟み込む構造(凹型)になっている。
ノズル移動部310には、中空構造のノズルシャフト311が接続されている。さらに、ノズルシャフト311は、ロータ313に接続されている。そしてノズルシャフト311の先端には開口を有する電子部品を吸着するためのノズル317が取り外し可能に接続されている。また、図示はしていないが、ヘッドアクチュエータ113は、ノズル317を吸引するための吸引力を発生するためのポンプも有している。
ノズル回転モータ316はフレーム301に接続されおり、ノズルシャフト311は、ノズル回転モータ316とロータ313との相互作用によって、回転することになる。
ノズル回転モータ316の筐体には、ノズル回転モータ316の動作に起因する発熱を計測するためのセンサ370が配置されている。なお、ノズル回転モータ316の動作に起因する発熱は、ほぼ一様に分布すると考えることもできるので、センサ370は少なくとも1つ以上配置されていればよい。もちろん、ノズル回転モータ316の筐体上に、センサ370を複数配置して、発熱の分布を得るようにしても良い。また、センサ370の取り付け位置はノズル回転モータ316の筐体上でなくても良い。さらに、センサ370には、熱電対によって温度を計測するタイプ、光学的な手段により非接触で温度を計測するタイプが含まれる。光学的に非接触な手段でノズル回転モータ316の動作に起因する発熱を計測する場合、センサ370の取り付け位置はヘッドアクチュエータ113上でなくても良いことになる。
次にノズルの選択動作、上下動作、回転動作について、ヘッドアクチュエータ113の構成をさらに詳細に説明する。
図4は、ヘッドアクチュエータ113のセンタースプライン306、ノズル選択用ベルト307、ノズル移動部310、ノズルシャフト311、ノズル台座320付近の詳細を説明する図である。
まず、ノズルの上下動作について説明する。ノズル移動部310はセンタースプライン306に接続されている。センタースプライン306は、ノズル移動部の移動方向を規定するガイドとしての役割を果たす。
ノズル移動部310は、前述した少なくとも周囲に凸な部分350(凸部)を有しており、その凸部をアーム309に把持されている。さらに、この凸部350にはL字型のアーム351が接続されている。このアーム351の先端は、ノズル台座320の切り欠き部352(別の表現としては、凹部)に配置されている。さらに、各ノズルシャフト311は、回転体353を介して、ノズル台座320に配置されている。
そして、アーム309がノズル上下モータ302によって、上下に移動すると、それに伴って、ノズル移動部310、さらにそれに接続されたアーム351、アーム351の先端上の回転体353、回転体353に接続されたノズルシャフト311が上下することとなる。
次に、ノズルの選択動作について説明する。センタースプライン306において、ノズル選択用ベルト307がノズル選択モータ303によって回転すると、センタースプライン306も回転し、センタースプライン306に接続されたノズル移動部310、及びノズル台座320も同期して、同じ角度だけ回転する。そして、ノズル台座320の回転に伴って、切り欠き部352も回転する。これによって、ノズル台座上の任意のノズルシャフト311を選択することができる。
なお、ノズル台座320に接触しているのは、前述したローラ等の回転体353であるため、ノズル台座320が回転する際の摩擦の影響を少なくすることができる。ここで、発塵の影響を考慮するなら、回転体353の硬度と、ノズル台座320の硬度は同じであることが望ましい。
このような構成によって、ヘッドアクチュエータ113という限られた空間の中で効率的に、ノズルの選択動作、上下動作を行うことが可能となる。
次に、ヘッドの回転動作について図5を用いて説明する。ノズル回転モータ316はロータ313を回転させることにより、ロータ313に取り付けられたノズルシャフト311をロータ313の中心を回転軸として回転させる。これにより、ノズルシャフト313に取り付けられたローラ等の回転体353は、ノズル台座320上を回転する。これにより任意のノズルシャフト311を
任意の角度へ移動することができ、また、L字型のアーム351上に移動する
ことが可能となる。
上述したように、本実施例の部品実装装置は、アクチュエータ107、108の動作に起因する発熱を測定するためのセンサ161、162、163、164と、アクチュエータ109、110、111、112の動作に起因する発熱を測定するためのセンサ171、172、173、174と、及び各ヘッドアクチュエータに配置されたノズル回転モータ316の動作に起因する発熱を計測するためのセンサ370と、を有する。センサ161、162、163、164、171、172、173、174は、部品実装部を移動させる際に発生する熱を得るための第1の温度計測システムであると表現することができる。また、センサ370は部品実装部内のノズルを回転するために発生する熱を得るための第2の温度計測システムであると表現することができる。
また、アクチュエータ107、108は部品実装部を第1の方向に移動させるための第1の移動システムであると表現することができるし、アクチュエータ109、110、111、112は部品実装部を第1の方向とは交差する第2の方向に移動させるための第2の移動システムであると表現することができる。
制御部124は、上述した第1の温度計測システムの計測結果と第2の温度計測システムとの計測結果に基づいて、第1の移動システム、第2の移動システム、及びノズル回転モータ316のうち少なくとも1つの加速度を決定する。以降では、この制御部124の動作について説明する。
図6に温度測定と実装完了までのフローチャートを示す。まず、制御部124は、作業者やネットワーク経由で入力された実装条件を参照し、アクチュエータ107、108、アクチュエータ109、110、111、112、ヘッドアクチュエータ113、114、115、116内のノズル回転モータ316の中で、いずれが多く動作することになるか、つまり動作頻度をシミュレートする(ステップ401)。なお、シミュレートする項目としては、動作頻度の他にも、例えば、動作時間、動作距離、それらの組み合わせが考えられる。
そして、制御部124は、ノズル回転モータ316の動作頻度がアクチュエータ107、108の動作頻度、アクチュエータ109、110、111、112の動作頻度より高い場合は、部品実装中はノズル回転モータ316の動作に起因する発熱を、センサ370を介してモニタする(ステップ411)。
アクチュエータ107、108の動作頻度、アクチュエータ109、110、111、112の動作頻度がノズル回転モータ316の動作頻度より高ければ、制御部124は、部品実装中、アクチュエータ107、108の動作に起因する発熱、アクチュエータ109、110、111、112の動作に起因する発熱をモニタすることなる(ステップ412)。なお、ステップ411、及び412の少なくとも1つのステップには、アクチュエータ107、108の動作頻度とアクチュエータ109、110、111、112の動作頻度との比較が行われる場合もある。つまり、ステップ411、及び412の少なくとも1つのステップは、部品実装部であるヘッドアクチュエータ113、114、115、116を交差する2つの方向に駆動するためのアクチュエータ107、108とアクチュエータ109、110、111、112とのうち、いずれが部品実装に不所望な発熱を生じるか判断するステップが含まれる。
なお、ステップ401でのシミュレーションは必ずしも必要ではなく、部品実装中にステップ411、ステップ412双方のステップを実行するようにしても良い。
ステップ411において、ノズル回転モータ316の動作に起因する発熱が閾値以上となれば(ステップ421)、制御部124はノズル回転モータ316がロータ313を回転させる加速度を変更する(ステップ431)。より具体的には、発熱が閾値以上となる前の加速度(第1の加速度)よりも低い加速度(第2の加速度)とする。さらに、制御部124は、ロータ313の加速度の低下を補償するよう、アクチュエータ107、108がXビーム103、104、105、106を移動させるための加速度、及びアクチュエータ109、110、111、112がヘッドアクチュエータ113、114、115、116を移動させるための加速度のうち少なくとも1を変更し、部品実装は続行される。より具体的には、発熱が閾値以上となる前の加速度(第3の加速度)よりも高い加速度(第4の加速度)とする(ステップ431)。
加速度が変更された後も、発熱のモニタは継続され、発熱が閾値以上であれば、加速度の変更は維持される(ステップ441)。
もし、発熱が閾値以下となれば、加速度の変更は解除され、初期の加速度へ戻される(ステップ451)。
もし、ステップ421にて、発熱が閾値以上でなければ、加速度の変更は行われず、部品実装が続行されることになる(ステップ420)。
一方、ステップ412において、アクチュエータ107、108の動作に起因する発熱、及びアクチュエータ109、110、111、112の動作に起因する発熱のうち少なくとも1つが閾値以上となれば(ステップ422)、制御部124はアクチュエータ107、108がXビーム103、104、105、106を移動させるための加速度、及びアクチュエータ109、110、111、112がヘッドアクチュエータ113、114、115、116を移動させるための加速度のうち少なくとも1つを変更する(ステップ432)。より具体的には、発熱が閾値以上となる前の加速度(第1の加速度)よりも低い加速度(第2の加速度)とする。さらに、制御部124は、アクチュエータ107、108がXビーム103、104、105、106を移動させるための加速度、及びアクチュエータ109、110、111、112がヘッドアクチュエータ113、114、115、116を移動させるための加速度のうち少なくとも1つの加速度の低下を補償するよう、ノズル回転モータ316がロータ313を回転させる加速度を変更し、部品実装は続行される。より具体的には、発熱が閾値以上となる前の加速度(第3の加速度)よりも高い加速度(第4の加速度)とする(ステップ431)。
加速度が変更された後も、発熱のモニタは継続され、温度が閾値以上であれば、加速度の変更は維持される(ステップ442)。
もし、発熱が閾値以下となれば、加速度の変更は解除され、初期の加速度へ戻される(ステップ452)。
もし、ステップ421にて、発熱が閾値以上でなければ、加速度の変更は行われず、部品実装が続行されることになる(ステップ424)。
次に、本実施例における作用効果を説明する。まず、図7を用いて、本実施例の加速度制御を行わない場合を説明する。図7のA1は、部品供給装置151、152、153、154からヘッドアクチュエータ113、114、115、116が部品を供給するための時間を表している。より具体的には、A1はヘッドアクチュエータ113、114、115、116の部品供給装置151、152、153、154への移動は終了しており、ノズルシャフト311がノズル回転モータ316によって回転を開始してから、電子部品に向かって下降し、電子部品を取り出すまでの時間を表している。
図7のA2は、電子部品の補給が終了した後、ヘッドアクチュエータ113、114、115、116がアクチュエータ107、108、アクチュエータ109、110、111、112によって、基板123上の部品実装位置に到達するまでの時間を表している。
図7のB1は、ヘッドアクチュエータ113、114、115、116が部品実装位置に到達した後、ノズルシャフト311がノズル回転モータ316によって回転を開始してから、部品実装位置に向かって下降し、電子部品を部品実装位置に搭載するまでの時間を表している。
図7のB2は、電子部品を部品実装位置に搭載した後から、ヘッドアクチュエータ113、114、115、116が、部品供給装置151、152、153、154に移動するまでの時間を表している。
図7の符号506は、アクチュエータ107、108、アクチュエータ109、110、111、112内のモータの時間に対する理想的な加速度の変位を示している。図7の符号507は、ノズル回転モータ316の時間に対する理想的な加速度の変位を示している。図7の符号508は、ノズル回転モータ316の時間に対する温度の変位を示している。図7の符号510は、ノズル回転モータ316の時間に対する加速度の変位(ノズル回転モータの温度が所定の温度を超えた場合)を示している。
図7の符号511は、アクチュエータ107、108、アクチュエータ109、110、111、112の時間に対する加速度の変位(ノズル回転モータの温度が所定の温度を超えた場合)を示している。
A1、A2において、ノズルシャフト311を回転させればさせるほど、ノズル回転モータ316の温度は上昇する。時刻550において、温度がある温度509を超えるとノズル回転モータ316にはトルク飽和等、部品実装に望ましくない現象が発生する。例えば、トルク飽和が発生すると、ノズル回転モータ316の加速度は符号512に示すように低下し、設計値通りの速度を出力するためには理想的な状態よりも長い時間を必要とする。また、トルク飽和が発生すると、ノズルシャフト311の位置決め精度も悪化することになる。このため、B1、B2は実際には設計値よりもΔtだけ長くする必要が生じる。よって、Δtの分だけ全体の作業時間が長くなってしまう。
次に、図8を用いて、本実施例の加速度制御を採用した場合について説明する。ここでは、図7と異なる部分について説明する。本実施例では、ノズル回転モータ316の発熱がある閾値509となった場合、ノズル回転モータ316の加速度810を加速度820へ変更する。そして、アクチュエータ107、108、アクチュエータ109、110、111、112がヘッドアクチュエータ113、114、115、116を移動させる加速度830は加速度840へ変更させる。この際、時間B1´はB1よりも長くなってしまうが、時間B2´はB2よりも短いため全体としての時間には変化がない。
なお、加速度810を加速度820に変更しても、ノズル回転モータ316の動作に起因する発熱は即座に低下せず、上昇し、時間をおいてから低下する場合も考えられるので、この応答遅れを考慮して閾値509はトルク飽和等部品実装に望ましくない現象が発生する温度よりも低く設定しても良い。
本実施例によれば、例えば以下の効果を奏することができる。(1)温度を測定可能なセンサを用い、ヘッドアクチュエータ及びビームの温度を測定し、温度を適正値に抑えるように制御することにより、生産性を低下させることなく実装を行うことが可能となる。(2)モータ温度を適正値に抑えることによりモータのトルク飽和等の発生を防ぎ、実装精度低下させずに高精度な部品実装を行うことが可能となる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は実施例に限定されない。例えば、本発明では、温度を計測するセンサが部品実装装置に搭載されることは必ずしも必要ではない。例えば、予め部品実装に不所望な現象が発生する温度を得ておき、制御部124に記憶しておく。そして、制御部124は、この温度に到達する時間を計算し、部品実装では、計算された時間に基づき加速度を変更することも本明細書の開示の範囲内である。つまり、温度に基づいて加速度を制御することだけでなく、時間に基づいて加速度を制御することも本明細書の開示の範囲内ということである。
101 第1のYビーム
102 第2のYビーム
103、104、105、106 第1のXビーム
107、108、109、110、111、112 アクチュエータ
113、114、115、116 ヘッドアクチュエータ
117、118、119、120 カメラ
121、122 部品供給装置
123 基板
124 制御部

Claims (5)

  1. 部品を保持するためのノズルと、前記ノズルの基板に対する位置を変更するための移動部と、を有する部品実装システムと、
    前記部品実装システムを移動するための移動システムと、
    前記移動システムの動作に起因する発熱、及び前記移動部の動作に起因する発熱のうち少なくとも1つを得る温度計測システムと、を有し、
    前記温度計測システムの得た結果に基づいて、前記ノズルを移動するための加速度、及び前記部品実装システムを移動するための加速度を変更することを特徴とする部品実装装置。
  2. 請求項1に記載の部品実装装置において、
    前記移動部は、回転することでノズルの位置を変更するモータであることを特徴とする部品実装装置。
  3. 請求項2に記載の部品実装装置において、
    前記温度計測システムは、前記モータの動作に起因する発熱を計測し、
    前記発熱が閾値以上となった場合は、前記ノズルを移動するための加速度を、第1の加速度から前記第1の加速度よりも低い第2の加速度に変更し、
    前記部品実装システムを移動するための加速度を、第3の加速度から前記第3の加速度よりも高い加速度に変更することを特徴とする部品実装装置。
  4. 請求項2に記載の部品実装装置において、
    前記温度計測システムは、前記移動システムの動作に起因する発熱を計測し、
    前記発熱が閾値以上となった場合は、前記部品実装システムを移動するための加速度を、第1の加速度から前記第1の加速度よりも低い第2の加速度に変更し、
    前記ノズルを移動するための加速度を、第3の加速度から前記第3の加速度よりも高い加速度に変更することを特徴とする部品実装装置。
  5. 請求項3、または請求項4に記載の部品実装装置において、
    前記閾値は、部品実装に不所望な現象な生じる温度よりも低いことを特徴とする部品実装装置。
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