JP7121138B2 - 部品実装装置 - Google Patents
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Description
本明細書に記載された技術は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品実装装置の状態の異常の原因究明や復旧を容易に行うことを目的とする。
本構成によれば、複数の取得部で取得した情報に基づく分析用データが出力部から出力されるため、出力された分析用データにより、部品実装装置に生じた異常の原因究明や復旧を容易に行うことが可能になる。
表示部と、前記部品実装装置の異常を検出する検出部と、を備え、前記出力部は、前記検出部により検出された前記異常の情報を含む前記分析用データを前記表示部に出力する。
実施形態1の部品実装装置10について図1~図6を参照しつつ説明する。以下では、基台11の短辺方向(図1の左右方向)及び搬送コンベア28の搬送方向をX軸方向とし、基台11の長辺方向(図1の上下方向)をY軸方向とし、基台11の高さ方向をZ軸方向として説明する。
部品実装装置10は、図1に示すように、当該部品実装装置10の状態に関する情報を取得する複数の取得部40を備えている。複数の取得部40は、複数のビデオカメラ41、複数のマイク42、複数の振動センサ43、複数の温度センサ44を有する。
実装システムの電気的構成について図2を参照しつつ説明する。実装システムは、部品実装装置10と、外部の管理装置80とを備える。
部品実装装置10は、図2に示すように、制御部50によってその全体が制御統括されている。制御部50はCPU(Central Processing Unit)等により構成される演算処理部51を備えている。演算処理部51は、制御部50内において記憶部52と、検出部53と、モータ制御部54と、表示制御部57と、画像処理部58と、入出力部63とに接続されている。
分析画面の表示の際には、図4に示すように、ビデオカメラ41、マイク42、振動センサ43、温度センサ44で取得された情報のうち、表示部72に表示させる分析用データDA1~DA3を記憶部52から読み出し、表示部72に表示させる。具体的には、例えば、ビデオカメラ41が撮影した画像については、所定の解像度及び再生時間(例えば異常発生の前後の数秒)のサムネイルとして表示部72に表示させる(実装部、吸着部1,吸着部2)。また、例えば、マイク42により録音された音に応じて時間-音量特性のグラフ、振動センサ43により検出された振動に応じて時間-変位特性のグラフ、温度センサ44により検出された温度に応じて時間-温度特性のグラフを表示部72に表示させる。表示部72に表示された分析用データDA1~DA3を作業者が視認することにより、部品実装装置10の状態の異常の原因究明や復旧を行うことができる。分析用データDA1~DA3は、制御部50から管理装置80にも送信される。
制御部50の処理について図3を参照しつつ説明する。
図3に示すように、部品実装装置10の主電源である電源スイッチ70が作業者によりオンされると(S1で「YES」)、部品実装装置10に電力が供給されるとともに、予め操作部71等により設定されている種類及び位置の複数の取得部40が起動し、部品実装装置10の各部の状態について情報の取得を開始する(S2)。取得部40が取得した部品実装装置10の状態の情報は、入出力部63を介して記憶部52に記憶される。
プリント基板Pに部品Bを実装する部品実装装置10であって、部品実装装置10の状態に応じた情報(例えば、部品実装装置上における工具等の異物の有無に応じた情報)を複数の箇所から取得する複数の取得部40と、複数の取得部40で取得した情報に基づく分析用データDA1~DA3を出力する制御部50(出力部)と、を備える。
本実施形態によれば、複数の取得部40で取得した情報に基づく分析用データDA1~DA3が制御部50から出力されるため、制御部50から出力された分析用データDA1~DA3により、部品実装装置10に生じた異常の原因究明や復旧を容易に行うことが可能になる。
このようにすれば、異常発生時の状況を容易に把握することができるため、迅速な原因究明や復旧が可能になる。
このようにすれば、部品実装装置10について、知りたい時期の状態を把握することができるため、より一層、異常の原因究明や復旧を容易に行うことが可能になる。
このようにすれば、外部のオペレータが部品実装装置10を現場で調査しなくても、異常の原因究明や復旧の指示を外部のオペレータが行うことが可能になる。
このようにすれば、第1異常検出手段による実装不良の検出だけでなく、第2異常検出手段により、異常発生時の原因究明を行うことができる。
このようにすれば、電子部品Bの実装時以外の時期の異常に対して原因究明や復旧を行うことが可能になる。
このようにすれば、異常が発生しやすい箇所で撮影された画像を利用して異常の原因究明や復旧を容易に行うことが可能になる。
このようにすれば、振動が伝達されやい箇所に設置された振動センサ43により、異常の原因究明や復旧を容易に行うことが可能になる。
このようにすれば、X軸ビーム25の熱膨張による異常の原因究明や復旧を容易に行うことが可能になる。
次に、実施形態2について、図7,図8を参照しつつ説明する。実施形態2は、実施形態1に対して、ビデオカメラ41の設置位置を増やし、マイク42、振動センサ43、温度センサ44をなくしたものである。以下では、実施形態1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
次に、実施形態3について、図9を参照しつつ説明する。
実施形態3は、部品実装装置10の状態の情報の取得を電子部品Bの実装時に行うものである。以下では、上記実施形態と同一の構成については説明を省略する。
本明細書に記載された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に記載された技術の技術的範囲に含まれる。
(1)振動センサ43が検出した音の音量により、部品実装装置10の異常を判定する構成としたが、これに限られず、例えば、振動センサ43が検出した音の周波数を閾値と比較して部品実装装置10の異常を判定してもよい。
(4)表示部72と管理装置80の双方に分析用データDA1~DA3を送信する構成としたが、これに限られず、表示部72と管理装置80との一方に分析用データDA1~DA3を送信する構成としてもよい。
(6)実装ヘッド20及びX軸ビーム25は2つしたが、実装ヘッド20、X軸ビーム25等の数については、上記実施形態の数に限られず、適宜変更することができる。
(7)取得部40(ビデオカメラ41、マイク42、振動センサ43、温度センサ44)の位置は、上記実施形態の位置に限られず、任意の位置に適宜配置することができる。
Claims (12)
- 基板に部品を実装する部品実装装置であって、
前記部品実装装置の状態に応じた情報を複数の箇所から取得する複数の取得部と、
前記部品実装装置の異常を検出する検出部と、
制御部と、
表示部と、を備え、
前記部品実装装置の状態に応じた情報は、前記部品実装装置の振動、音又は熱のうち、少なくともいずれかの情報、及び前記部品実装装置の撮影画像の情報を含み、
前記制御部は、前記取得部の取得した前記部品実装装置の状態に応じた情報に基づいて、前記検出部の異常の検出結果を含む、前記部品実装装置の全体分析画面を前記表示部に表示し、
前記全体分析画面は、
時間軸と、
前記時間軸上において異常が生じた時点の表示と、
各時点の異常の内容を示す異常データと、
異常が生じた時点における、部品実装装置各部及び基板の位置関係を示すコンピュータ画像と、
異常が生じた時点における、部品実装装置各部の撮影画像と、
前記部品実装装置の振動、音、熱のうち、少なくともいずれかの情報の時間的変化を示すグラフと、を含む、部品実装装置。 - 請求項1に記載の部品実装装置であって、
前記全体分析画面は、前記部品実装装置の実装効率のグラフを含む、部品実装装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の部品実装装置であって、
前記全体分析画面は、実装ヘッドを駆動するモータの指令波形のグラフを含む、部品実装装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の部品実装装置であって、
前記全体分析画面を時間分析画面に切り換え操作可能な操作部を備え、前記時間分析画面は、前記全体分析画面の時間軸から任意時刻の前記部品実装装置の状態を表示する画面である、部品実装装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の部品実装装置であって、
前記制御部は、前記部品実装装置の外部の管理装置に分析用データを出力する、前記分析用データは、前記複数の取得部により取得された前記部品実装装置の状態に応じた情報のデータであり、前記部品実装装置の状態の分析に供されるデータである、部品実装装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の部品実装装置であって、
前記部品実装装置の異常を検出する検出部は、
前記部品の実装不良を検出する第1異常検出手段と、前記部品実装装置の状態の異常を検出する第2異常検出手段と、を備える、部品実装装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の部品実装装置であって、
前記複数の取得部による前記情報の取得は、前記部品実装装置の主電源の電源スイッチがオンされてから前記電源スイッチがオフされるまで行われる、部品実装装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の部品実装装置であって、
前記複数の取得部による前記情報の取得は、前記基板の実装開始から前記基板の実装終了まで行われる、部品実装装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の部品実装装置であって、
実装ヘッドと、第1方向に延び、前記実装ヘッドを第1方向に移動可能に支持する第1ビームと、前記第1方向とは異なる第2方向に延び、前記第1ビームを前記第2方向に移動可能に支持する第2ビームと、前記第2ビームを支持する基台と、を備え、
前記取得部は、前記基台、前記実装ヘッド、前記第1ビーム及び前記第2ビームの少なくとも一つに対して固定されている、部品実装装置。 - 請求項9に記載の部品実装装置であって、
前記実装ヘッドに前記部品を供給する部品供給装置と、
前記第1ビーム及び前記第2ビームを移動させる移動機構と、を備え、
前記複数の取得部は、ビデオカメラを含み、
前記ビデオカメラは、前記部品供給装置、前記移動機構及び前記実装ヘッドの少なくとも一種類の撮影画像を取得する、部品実装装置。 - 請求項9又は請求項10に記載の部品実装装置であって、
前記複数の取得部は、振動センサを含み、
前記振動センサは、前記第1ビーム及び前記実装ヘッドの少なくとも一方に固定されている、部品実装装置。 - 請求項9から請求項11に記載の部品実装装置であって、
前記複数の取得部は、温度センサを含み、
前記温度センサは、前記第1ビームに固定されている、部品実装装置。
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