JP2018157003A - 基板処理装置、基板処理方法、基板処理プログラム - Google Patents

基板処理装置、基板処理方法、基板処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】モーターMx、Myの温度上昇を抑えつつ部品実装の効率低下を抑制する。【解決手段】実装ヘッド31と、XYテーブル2と、XYテーブル2のモーターMx、Myを冷却する冷却機構7と、冷却機構7の異常を検出するファン監視部150と、実装ヘッド31の駆動動作をXYテーブル2に実行させつつ、実装ヘッド31に部品実装を実行させる演算処理部110とを備える。演算処理部110は、冷却機構7が正常に動作している場合は、駆動動作を第1モードでXYテーブル2に実行させつつ実装ヘッド31に部品実装を実行させ、冷却機構7の異常が検出された場合は、駆動動作を第2モードでXYテーブル2に実行させつつ実装ヘッド31に部品実装を実行させる。第1モードにより実装ヘッド31移動するのに要する移動時間Tnより、第2モードにより実装ヘッド31が移動するのに要する移動時間Taが長い。【選択図】図6

Description

この発明は、ヘッドをモーターで駆動しつつ、基板処理をヘッドに実行させる基板処理技術に関する。
従来、部品実装、半田印刷あるいは外観検査等といった基板処理を基板に対して実行する基板処理装置が知られている。例えば特許文献1の部品実装機(基板処理装置)は、吸着ノズルが装着されたヘッドを備え、駆動系によりヘッドを駆動しつつ、ノズルにより吸着した部品を基板に実装する。また、部品実装機を監視する状態監視装置が設けられており、状態監視装置は部品実装機の駆動系に異常を検出すると、部品実装機を異常停止させる。これによって、作業者による解除操作が行われるまで、部品実装機が停止する。
特開2016−178134号公報
上述のような基板処理装置では、ヘッドを駆動するためにモーターを用いることができる。また、モーターを適当な温度範囲で動作させるために、モーターを冷却するファン等の冷却機構を設けることができる。ただし、このような構成では、冷却機構に異常が生じると、モーターの冷却が不十分となって、モーターの温度上昇を効果的に抑制できないおそれがある。そこで、特許文献1の駆動系に対する技術を冷却機構に応用して、基板処理装置を異常停止させることが考えられる。しかしながら、基板処理装置を異常停止は、作業者による解除操作の実行まで基板処理の開始を禁止するため、基板処理の効率を低下させ、必ずしも適当とは言えない。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、モーターによりヘッドを駆動しつつヘッドに基板処理を実行させる基板処理技術において、モーターを冷却する冷却機構の異常が生じた場合であっても、モーターの温度上昇を抑えつつ基板処理の効率低下を抑制可能とする技術の提供を目的とする。
本発明に係る基板処理装置は、基板処理を基板に実行するヘッドと、モーターによりヘッドを駆動する駆動機構と、モーターを冷却する冷却機構と、冷却機構の異常を検出する異常検出部と、ヘッドを出発位置から目標位置まで移動させる駆動動作を駆動機構に実行させつつ、ヘッドに基板処理を実行させる制御部とを備え、制御部は、冷却機構が正常に動作している場合は、駆動動作を第1モードで駆動機構に実行させつつヘッドに基板処理を実行させ、冷却機構の異常が検出された場合は、駆動動作を第2モードで駆動機構に実行させつつヘッドに基板処理を実行させ、第1モードによりヘッドが出発位置から目標位置まで移動するのに要する第1移動時間より、第2モードによりヘッドが出発位置から目標位置まで移動するのに要する第2移動時間が長い。
本発明に係る基板処理方法は、基板処理を基板に実行するヘッドを出発位置から目標位置まで移動させる駆動動作を駆動機構に実行させつつ、ヘッドに基板処理を実行させる工程と、モーターを冷却する冷却機構の異常の有無を確認する工程とを備え、冷却機構が正常に動作している場合は、駆動動作を第1モードで駆動機構に実行させつつヘッドに基板処理を実行させ、冷却機構の異常が検出された場合は、駆動動作を第2モードで駆動機構に実行させつつヘッドに基板処理を実行させ、第1モードによりヘッドが出発位置から目標位置まで移動するのに要する第1移動時間より、第2モードによりヘッドが出発位置から目標位置まで移動するのに要する第2移動時間が長い。
本発明に係る基板処理プログラムは、基板処理を基板に実行するヘッドを出発位置から目標位置まで移動させる駆動動作を駆動機構に実行させつつ、ヘッドに基板処理を実行させる工程と、モーターを冷却する冷却機構の異常の有無を確認する工程とをコンピューターに実行させ、冷却機構が正常に動作している場合は、駆動動作を第1モードで駆動機構に実行させつつヘッドに基板処理を実行させ、冷却機構の異常が検出された場合は、駆動動作を第2モードで駆動機構に実行させつつヘッドに基板処理を実行させ、第1モードによりヘッドが出発位置から目標位置まで移動するのに要する第1移動時間より、第2モードによりヘッドが出発位置から目標位置まで移動するのに要する第2移動時間が長い。
このように構成された本発明(基板処理装置、基板処理方法、基板処理プログラム)では、冷却機構の異常の有無に拘わらず、ヘッドを出発位置から目標位置まで移動させる駆動動作を駆動機構に実行させつつ、ヘッドに基板処理を実行させる。これによって、冷却機構に異常が検出された場合であっても、基板処理が継続されるため、基板処理の効率低下が抑制される。ただし、冷却機構の異常の有無に応じて、駆動動作を実行するモードが切り換えられる。つまり、冷却機構が正常に動作している場合は、駆動機構は第1モードで駆動動作を実行する一方、冷却機構に異常が検出された場合は、駆動機構は第2モードで駆動動作を実行する。この際、第1モードによりヘッドが出発位置から目標位置まで移動するのに要する第1移動時間より、第2モードによりヘッドが出発位置から目標位置まで移動するのに要する第2移動時間が長い。このように冷却機構に異常が検出された場合には、出発位置から目標位置へのヘッドの移動時間を長くすることで、モーターの発熱が抑制される。その結果、モーターを冷却する冷却機構の異常が生じた場合であっても、モーターの温度上昇を抑えつつ基板処理の効率低下を抑制することが可能となっている。
また、制御部は、第1モードよりも第2モードで加速度および減速度を低く設定する低速制御をモーターに実行することで、第1移動時間より第2移動時間が長くなるように制御するように、基板処理装置を構成しても良い。かかる構成では、冷却機構の異常が検出された場合には、モーターの加速度および減速度の設定を低くするといった簡便な制御(低速制御)により、モーターの温度上昇を抑えることができる。
また、制御部は、第1モードよりも第2モードで目標速度を低く設定する低速制御をモーターに実行することで、第1移動時間より第2移動時間が長くなるように制御するように、基板処理装置を構成しても良い。かかる構成では、冷却機構の異常が検出された場合には、モーターの目標速度の設定を低くするといった簡便な制御(低速制御)により、モーターの温度上昇を抑えることができる。
また、駆動機構は、ヘッドをX方向へ案内するX軸ガイドと、X軸ガイドをY方向へ案内するY軸ガイドとを有するXYテーブルであり、XYテーブルは、ヘッドをX方向に駆動するX軸モーターおよびX軸ガイドをY方向に駆動するY軸モーターのそれぞれをモーターとして有し、冷却機構は、X軸モーターに送風するX軸ファンと、Y軸モーターに送風するY軸ファンと、駆動機構を収容するハウジングを排気する排気ファンとを有し、制御部は、X軸ファンおよびY軸ファンのうち一のファンに異常が検出されると、X軸モーターおよびY軸モーターのうち、一のファンから送風を受ける一のモーターにのみ低速制御を実行し、排気ファンに異常が検出されると、X軸モーターおよびY軸モーターの両方に低速制御を実行するように、基板処理装置を構成しても良い。
上記構成では、冷却機構は、X軸モーターに送風するX軸ファンと、Y軸モーターに送風するY軸ファンと、ハウジングを排気する排気ファンとを有する。したがって、冷却機構に生じる異常としては、X軸ファンの異常、Y軸ファンの異常および排気ファンの異常がある。これに対して、X軸ファンの異常はX軸モーターに主に影響し、Y軸ファンの異常はY軸モーターに主に影響し、排気ファンの異常はX軸モーターおよびY軸モーターの両方に影響する。そこで、上記構成では、冷却機構に生じた異常に応じて、低速制御を実行する対象を変えている。これによって、温度上昇の抑制が必要なモーターに対して適切に低速制御を実行することが可能となっている。
また、制御部は、第2モードにおいて、ヘッドを出発地点に一定時間だけ待機させてからヘッドを目標位置へ移動させることで、第1移動時間より第2移動時間が長くなるように制御するように、基板処理装置を構成しても良い。かかる構成では、冷却機構の異常が検出された場合には、ヘッドを一定時間だけ待機させるといった簡便な制御により、モーターの温度上昇を抑えることができる。
また、制御部は、第1モードが実行可能となる所定条件が第2モードの実行中に満たされると、駆動動作を第2モードから第1モードへ切り換えるように、基板処理装置を構成しても良い。これによって、第1モードが実行可能となったタイミングで駆動動作を第2モードから第1モードへ切り換えて、基板処理の効率低下をより効果的に図ることができる。
また、異常検出部が検出した異常をオペレーターに報知する異常報知部をさらに備えるように、基板処理装置を構成しても良い。これによって、オペレーターは、冷却機構に生じた異常を把握して、必要な作業を適宜実行することができる。
また、ヘッドは、基板に部品を実装する部品実装を基板処理として実行するように、基板処理装置を構成しても良い。かかる構成では、モーターを冷却する冷却機構の異常が生じた場合であっても、モーターの温度上昇を抑えつつ部品実装の効率低下を抑制することが可能となる。
ヘッドは、基板に半田を印刷する半田印刷を基板処理として実行するように、基板処理装置を構成しても良い。かかる構成では、モーターを冷却する冷却機構の異常が生じた場合であっても、モーターの温度上昇を抑えつつ半田印刷の効率低下を抑制することが可能となる。
また、ヘッドは、基板の外観を検査する外観検査を基板処理として実行するように、基板処理装置を構成しても良い。かかる構成では、モーターを冷却する冷却機構の異常が生じた場合であっても、モーターの温度上昇を抑えつつ外観検査の効率低下を抑制することが可能となる。
本発明によれば、モーターを冷却する冷却機構の異常が生じた場合であっても、モーターの温度上昇を抑えつつ基板処理の効率低下を抑制することが可能となる。
本発明に係る基板処理装置の一例である部品実装機を模式的に示す部分平面図。 図1の部品実装機が備える電気的構成の一例を示すブロック図。 図1の部品実装機が実行する部品実装の手順を示すフローチャート。 モーター制御に用いられるモーターの速度プロファイルを模式的に示す図。 モーター制御の第1例を示すフローチャート。 モーター制御の第1例におけるファン正常時の速度プロファイルとファン異常時の速度プロファイルとを模式的に比較した図。 モーター制御の第2例を示すフローチャート。 モーター制御の第2例におけるファン正常時の速度プロファイルとファン異常時の速度プロファイルとを模式的に比較した図。 モーター制御の第3例を示すフローチャート。 低速制御の対象を決定する方法の一例を示すフローチャート。
図1は本発明に係る基板処理装置の一例である部品実装機を模式的に示す部分平面図である。図1では、部品実装機1のハウジング10を透かして装置各部を示している。また、図1では、鉛直方向に平行なZ方向、それぞれ水平方向に平行なX方向およびY方向からなるXYZ直交座標を示す。
部品実装機1のハウジング10内では、基台11の上に一対のコンベア12、12が配置されている。そして、部品実装機1は、コンベア12によりX方向(基板搬送方向)の上流側から作業位置Bo(図1の基板Bの位置)に搬入した基板Bに対して部品Eを実装し、部品Eの実装を完了した基板Bをコンベア12により作業位置BoからX方向の下流側へ搬出する。
部品実装機1では、Y方向に延びる一対のY軸レール21、21と、Y方向に延びるY軸ボールネジ22と、Y軸ボールネジ22を回転駆動するY軸モーターMyとが設けられ、X軸レール23が一対のY軸レール21、21にY方向に移動可能に支持された状態でY軸ボールネジ22のナットに固定されている。X軸レール23には、Y方向に直交するX方向に延びるX軸ボールネジ24と、X軸ボールネジ24を回転駆動するX軸モーターMxとが取り付けられており、ヘッドユニット3がX軸レール23にX方向に移動可能に支持された状態でX軸ボールネジ24のナットに固定されている。したがって、Y軸モーターMyによりY軸ボールネジ22を回転させてヘッドユニット3をY方向に移動させ、あるいはX軸モーターMxによりX軸ボールネジ24を回転させてヘッドユニット3をX方向に移動させることができる。
このように、Y軸レール21、Y軸ボールネジ22、X軸レール23、X軸ボールネジ24、X軸モーターMxおよびY軸モーターMyによってXYテーブル2が構成され、XYテーブル2がヘッドユニット3をX方向およびY方向のそれぞれに移動させる。これらXYテーブル2およびヘッドユニット3はハウジング10内に収容されている。なお、以下では場合に応じて、X軸モーターMxおよびY軸モーターMyを単にモーターと総称する。
一対のコンベア12、12のY方向の両側それぞれでは2つの部品供給部25がX方向に並んでおり、各部品供給部25に対しては、X方向に並ぶ複数のテープフィーダー26がハウジング10に着脱可能に装着されている。そして、各テープフィーダー26が、コンベア12側のそれぞれの先端に設けられた部品取出位置に部品Eを供給する。
ヘッドユニット3は、X方向に並ぶ複数(4本)の実装ヘッド31を有する。各実装ヘッド31はZ方向(鉛直方向)に延びた長尺形状を有し、その下端に係脱可能に取り付けられたノズルによって部品Eを吸着・保持することができる。つまり、実装ヘッド31は部品取出位置の上方へ移動して、テープフィーダー26により部品取出位置に供給された部品Eを吸着する。続いて、実装ヘッド31は作業位置Boの基板Bの上方に移動して部品Eの吸着を解除することで、基板Bに部品Eを実装する。こうして、実装ヘッド31は、テープフィーダー26により部品取出位置に供給された部品Eを取り出して基板Bに実装する部品実装を実行する。
また、部品実装機1は、2台の部品認識カメラ5、5を備える。これらのうち、一方の部品認識カメラ5は、Y方向の一方側(図1の上側)でX方向に並ぶ2個の部品供給部25の間で上方を向いて基台11に固定され、他方の部品認識カメラ5はY方向の他方側(図1の下側)でX方向に並ぶ2個の部品供給部25の間で上方を向いて基台11に固定される。そして、各部品認識カメラ5は、上方を通過する実装ヘッド31が吸着する部品Eを撮像するために用いられる。
また、部品実装機1は、ハウジング10内を冷却する冷却機構7を備える。つまり、Y軸モーターMyには送風ファン71yが取り付けられており、送風ファン71yがY軸モーターMyに送風することでY軸モーターMyを冷却する。また、X軸モーターMxには送風ファン71xが取り付けられており、送風ファン71xがX軸モーターMxに送風することでX軸モーターMxを冷却する。さらに、ハウジング10の上面(天井)には、2台の排気ファン73、73が取り付けられており、各排気ファン73がハウジング10内を排気する。これによって、送風ファン71x、71yから送られてモーターMx、Myの熱を奪った空気が排気ファン73によりハウジング10の外部に排出される。こうして送風ファン71x、送風ファン71yおよび2台の排気ファン73によって冷却機構7が構成されている。なお、以下では場合に応じて、送風ファン71x、送風ファン71yおよび排気ファン73を単にファンと総称する。
図2は図1の部品実装機が備える電気的構成の一例を示すブロック図である。部品実装機1は、装置全体の構成を統括的に制御する主制御部100を備え、主制御部100は、演算処理部110、記憶部120、撮像制御部130、駆動制御部140およびファン監視部150を有する。演算処理部110はCPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)等で構成されたプロセッサー(コンピューター)である。また、記憶部120はHDD(Hard Disk Drive)等で構成されており、部品実装機1での部品実装の手順を規定する実装プログラムP等が記憶されている。
撮像制御部130は、部品認識カメラ5の撮像を制御する。つまり、撮像制御部130は、部品認識カメラ5に撮像制御信号を出力し、部品認識カメラ5は受信した撮像制御信号に応じたタイミングでその対象物を撮像する。そして、部品認識カメラ5はその撮像画像を撮像制御部130に出力する。
上述のとおり、部品認識カメラ5は、実装ヘッド31が吸着する部品Eを撮像するために用いられる。つまり、実装ヘッド31はテープフィーダー26から部品Eを吸着すると基板Bの上方へ移動する前に部品認識カメラ5の上方を経由する。そして、部品認識カメラ5は、上方を通過する部品Eを撮像した撮像画像を撮像制御部130に出力し、演算処理部110は撮像制御部130が取得した撮像画像に基づき部品Eの吸着状態を認識し、その結果に基づき当該部品Eの実装の可否を判断したり、部品Eを実装する角度を調整したりする。
駆動制御部140は、モーターMx、Myを制御することで、ヘッドユニット3をX方向およびY方向へ移動させる。具体的には、部品実装の実行時において、ヘッドユニット3に搭載された実装ヘッド31を部品供給部25、部品認識カメラ5および基板Bそれぞれの間で移動させる。この際、駆動制御部140は、演算処理部110に設定された駆動条件に基づき実装ヘッド31を駆動する。この点については後述する。
ファン監視部150は、冷却機構7の各ファン71x、71y、73の異常の有無を監視し、異常を検出した場合にはそれを演算処理部110に通知する。この監視は、ファンの電流、ファンの回転数およびモーターの温度の3通りの基準に基づき実行される。具体的には、ファン監視部150は、ファン71x、71y、73への電流(ファンを駆動する電流)の伝達を確認し、ファン71x、71y、73のうち電流の伝達が確認できないファンに異常が生じたと判断する。また、ファン監視部150はファン71x、71y、73の回転数を確認し、ファン71x、71y、73のうち回転数が所定回転数未満のファンに異常が生じたと判断する。さらに、ファン監視部150は、X軸モーターMxおよびY軸モーターMyそれぞれの温度を測定し、送風ファン71x、71yのうち、温度が所定温度以上であるモーターに送風するファンに異常が生じたと判断する。
さらに、部品実装機1は、例えば液晶ディスプレイで構成された表示部160と、例えばマウスやキーボードで構成された入力操作部170とを備える。したがって、オペレーターは表示部160の表示を確認することで部品実装機1の状態を確認できるとともに、入力操作部170へ入力操作を行うことで部品実装機1に指令を入力できる。ちなみに、表示部160と入力操作部170とを別体で構成する必要は無く、例えばタッチパネルディスプレイによりこれらを一体的に構成しても良い。
図3は図1の部品実装機が実行する部品実装の手順を示すフローチャートである。同図のフローチャートは、実装プログラムPに従った演算処理部110の制御により実行される。ステップS101では、演算処理部110は、現時点の位置(出発位置)から部品供給部25の上方の位置(目標位置)へ実装ヘッド31を駆動させるモーター起動指令を駆動制御部140に出力し、駆動制御部140は、このモーター起動指令に従ってX軸モーターMxおよびY軸モーターMyを制御することで、実装ヘッド31を部品供給部25の上方へ移動させる。実装ヘッド31は、部品供給部25の上方まで移動すると、部品供給部25から部品Eを吸着する(ステップS102)。
ステップ103では、演算処理部110は、部品供給部25の上方の位置(出発位置)から部品認識カメラの上方の位置(目標位置)へ実装ヘッド31を駆動させるモーター起動指令を駆動制御部140に出力し、駆動制御部140は、このモーター起動指令に従ってX軸モーターMxおよびY軸モーターMyを制御することで、実装ヘッド31を部品認識カメラ5の上方へ移動させる。そして、部品認識カメラ5は、上方に移動してきた実装ヘッド31により吸着される部品Eを撮像して、部品認識を実行する(ステップS104)。
ステップS105では、演算処理部110は、部品認識カメラ5の上方の位置(出発位置)から基板Bの上方の位置(目標位置)へ実装ヘッド31を駆動させるモーター起動指令を駆動制御部140に出力し、駆動制御部140は、このモーター起動指令に従ってX軸モーターMxおよびY軸モーターMyを制御することで、実装ヘッド31を基板Bの上方へ移動させる。実装ヘッド31は、基板Bの上方まで移動すると、基板Bの実装点に部品Eを実装する(ステップS106)。
ステップS107では、基板Bの全実装点に対して部品Eの実装が完了したかが判断される。未実装の実装点が残っている場合(ステップS107で「NO」の場合)には、ステップS101に戻る一方、全実装点に部品Eが実装されている場合(ステップS107で「YES」の場合)には、図3の部品実装が終了する。
上述のように、部品実装機1が実行する部品実装では、ステップS101、S103、S105のそれぞれで、モーター起動指令が演算処理部110から駆動制御部140に出力されて、各モーター起動指令が示す出発位置から目標位置へ実装ヘッド31を駆動する駆動動作を駆動制御部140が実行する。この際、演算処理部110は、ファン71x、71y、73の異常の有無に応じてモーターMx、Myを制御する。続いては、この点について説明する。
図4はモーター制御に用いられるモーターの速度プロファイルを模式的に示す図である。図4では、横軸に時間をとり、縦軸に速度Vをとったグラフにおいてモーター速度の時間変化が示されている。なお、以下に示す速度プロファイルの図においても、同様に表記する。
駆動制御部140はモーター起動指令を受けると、図4に示すように、モーターの回転速度Vをゼロから目標速度Vtまで所定の加速度Aで加速させる。モーターの回転速度Vが目標速度Vtに到達すると、駆動制御部140は、モーターの回転速度Vを目標速度Vtに維持した後に、モーターの回転速度Vを目標速度Vtからゼロまで所定の減速度Dで減速させる。ここで、減速度Dは、モーターの回転速度Vを減速させる際の加速度である。このような速度プロファイルFに従ってモーターが動作した結果、実装ヘッド31は、移動時間Tをかけて出発位置から目標位置へ移動する。ちなみに、速度プロファイルFは、X軸モーターMxとY軸モーターMyとで個別に設定されるが、ここではX軸モーターMxとY軸モーターMyとを特に区別せずに説明する。
図5はモーター制御の第1例を示すフローチャートである。同図のフローチャートは、実装プログラムPに従った演算処理部110の制御により実行される。ステップS201では、実装ヘッド31の移動を実行するかが判断される。そして、上述のステップS101、S103、S105に際して実装ヘッド31の移動を実行する場合(ステップS201で「YES」の場合)には、ファン71x、71y、73の異常がファン監視部150により検出されているかが確認される(ステップS202)。
ファン71x、71y、73に異常がない場合(ステップS202で「NO」の場合)には、演算処理部110は、ファン正常時の加速度Anとファン正常時の減速度Dnとを有する速度プロファイルFnを設定する(ステップS203)。ここで、加速度Anは、モーターMx、Myの定格の加速度より大きく、減速度Dnは、モーターMx、Myの定格の減速度より大きい。つまり、正常動作をするファン71x、71y、73によってモーターMx、Myを冷却することで、モーターMx、Myを定格の加減速度よりも大きい加減速度で動作させて、部品実装の効率化を図る。そして、演算処理部110は、この速度プロファイルFnに従ってモーターMx、Myを駆動して、実装ヘッド31を出発位置から目標位置へ移動させるモーター起動指令を駆動制御部140に出力し、駆動制御部140がモーターMx、Myを起動する(ステップS205)。そして、実装ヘッド31は、図3に示した部品実装に必要な動作を実行する。
ファン71x、71y、73に異常がある場合(ステップS202で「YES」の場合)には、演算処理部110は、ファン異常時の加速度Aaとファン異常時の減速度Daとを有する速度プロファイルFaを設定する(ステップS204)。ここで、加速度Aaは加速度Anより小さいとともにモーターMx、Myの定格の加速度よりも小さく、減速度Daは減速度Dnより小さいとともにモーターMx、Myの定格の減速度よりも小さい。ちなみに、ファン異常時の速度プロファイルFaの目標速度Vtは、ファン正常時の速度プロファイルFnの目標速度Vtと同じである。そして、演算処理部110は、この速度プロファイルFaに従ってモーターMx、Myを駆動して、実装ヘッド31を出発位置から目標位置へ移動させるモーター起動指令を駆動制御部140に出力し、駆動制御部140がモーターMx、Myを起動する(ステップS205)。そして、実装ヘッド31は、図3に示した部品実装に必要な動作を実行する。
図6はモーター制御の第1例におけるファン正常時の速度プロファイルとファン異常時の速度プロファイルとを模式的に比較した図である。上述の通り、ファン異常時の加速度Aaは、ファン正常時の加速度Anより小さく設定されており、ファン異常時では、ファン正常時と比較して、モーターMx、Myが緩やかに加速する。そのため、ファン異常時の加速期間Taaは、ファン正常時の加速期間Tanより長くなる。ここで、加速期間は、モーターMx、Myの回転速度Vをゼロから目標速度Vtまで加速するのに要する期間である。
また、ファン異常時の減速度Daは、ファン正常時の減速度Dnより小さく設定されており、ファン異常時では、ファン正常時と比較して、モーターMx、Myが緩やかに減速する。そのため、ファン異常時の減速期間Tdaは、ファン正常時の減速期間Tdnより長くなる。ここで、減速期間は、モーターMx、Myの回転速度Vを目標速度Vtからゼロまで減速するのに要する期間である。
このように、ファン異常時とファン正常時とで異なる速度プロファイルFa、Fnが用いられる。その結果、ファン異常時における実装ヘッド31の移動時間Taは、ファン正常時における実装ヘッド31の移動時間Tnより時間ΔTだけ長くなる。
以上のように構成されたモーター制御の第1例では、冷却機構7の異常の有無に拘わらず、実装ヘッド31を出発位置から目標位置まで移動させる駆動動作をXYテーブル2に実行させつつ、実装ヘッド31に部品実装を実行させる。これによって、冷却機構7に異常が検出された場合であっても、部品実装が継続されるため、部品実装の効率低下が抑制される。
ただし、冷却機構7の異常の有無に応じて、駆動動作の実行モードが切り換えられる。つまり、冷却機構7が正常に動作している場合は、XYテーブル2は、ファン正常時の速度プロファイルFnに従って駆動動作を実行する(第1モード)。一方、冷却機構7に異常が検出された場合は、XYテーブル2は、ファン異常時の速度プロファイルFaに従って駆動動作を実行する(第2モード)。したがって、第1モード(ステップS203、S205)で実装ヘッド31が出発位置から目標位置まで移動するのに要する移動時間Tn(第1移動時間)よりも、第2モード(ステップS204、S205)で実装ヘッド31が出発位置から目標位置まで移動するのに要する移動時間Ta(第2移動時間)が長くなる。このように冷却機構7に異常が検出された場合には、出発位置から目標位置への実装ヘッド31の移動時間Tを長くすることで、モーターMx、Myの発熱が抑制される。その結果、モーターMx、Myを冷却する冷却機構7の異常が生じた場合であっても、モーターMx、Myの温度上昇を抑えつつ部品実装の効率低下を抑制することが可能となっている。
また、演算処理部110は、第1モード(ステップS203、S205)よりも第2モード(ステップS203、S204)で加速度Aおよび減速度Dを低く設定する低速制御(ステップS204)をモーターMx、Myに実行することで、ファン正常時の移動時間Tnよりファン異常時の移動時間Taが長くなるように制御する。かかる構成では、冷却機構7の異常が検出された場合には、モーターMx、Myの加速度Aおよび減速度Dの設定を低くするといった簡便な制御(低速制御)により、加速期間Taaおよび減速期間TdaにおけるモーターMx、Myの単位時間の仕事量を低くして、モーターMx、Myの温度上昇を抑えることができる。
図7はモーター制御の第2例を示すフローチャートである。同図のフローチャートは、実装プログラムPに従った演算処理部110の制御により実行される。ステップS301、S302は、上述のステップS201、S202と同様に実行される。
そして、ファン71x、71y、73に異常がない場合(ステップS302で「NO」の場合)には、演算処理部110は、ファン正常時の目標速度Vtnを有する速度プロファイルFnを設定する(ステップS303)。ここで、目標速度Vtnは、モーターMx、Myの定格の目標速度より大きい。つまり、正常動作をするファン71x、71y、73によってモーターMx、Myを冷却することで、モーターMx、Myを定格の目標速度よりも速い目標速度で動作させて、部品実装の効率化を図る。そして、演算処理部110は、この速度プロファイルFnに従ってモーターMx、Myを駆動して、実装ヘッド31を出発位置から目標位置へ移動させるモーター起動指令を駆動制御部140に出力し、駆動制御部140がモーターMx、Myを起動する(ステップS305)。そして、実装ヘッド31は、図3に示した部品実装に必要な動作を実行する。
ファン71x、71y、73に異常がある場合(ステップS302で「YES」の場合)には、演算処理部110は、ファン異常時の目標速度Vtaを有する速度プロファイルFaを設定する(ステップS304)。ここで、目標速度Vtaは目標速度Vtnより小さいとともにモーターMx、Myの定格の目標速度よりも小さい。ちなみに、ファン異常時の速度プロファイルFaの加減速度A、Dは、ファン正常時の速度プロファイルFnの加減速度A、Dと同じである。そして、演算処理部110は、この速度プロファイルFaに従ってモーターMx、Myを駆動して、実装ヘッド31を出発位置から目標位置へ移動させるモーター起動指令を駆動制御部140に出力し、駆動制御部140がモーターMx、Myを起動する(ステップS305)。そして、実装ヘッド31は、図3に示した部品実装に必要な動作を実行する。
図8はモーター制御の第2例におけるファン正常時の速度プロファイルとファン異常時の速度プロファイルとを模式的に比較した図である。上述の通り、ファン異常時の目標速度Vtaは、ファン正常時の目標速度Vtnより低く設定されており、ファン異常時では、ファン正常時と比較して、モーターMx、Myが低速で等速回転する。そのため、ファン異常時の等速期間Tcaは、ファン正常時の等速期間Tcnより長くなる。ここで、等速期間は、モーターMx、Myの回転速度Vが目標速度Vtで一定となる期間である。
このように、ファン異常時とファン正常時とで異なる速度プロファイルFa、Fnが用いられる。その結果、ファン異常時における実装ヘッド31の移動時間Taは、ファン正常時における実装ヘッド31の移動時間Tnより時間ΔTだけ長くなる。
以上のように構成されたモーター制御の第2例では、冷却機構7の異常の有無に拘わらず、実装ヘッド31を出発位置から目標位置まで移動させる駆動動作をXYテーブル2に実行させつつ、実装ヘッド31に部品実装を実行させる。これによって、冷却機構7に異常が検出された場合であっても、部品実装が継続されるため、部品実装の効率低下が抑制される。
ただし、冷却機構7の異常の有無に応じて、駆動動作の実行モードが切り換えられる。つまり、冷却機構7が正常に動作している場合は、XYテーブル2は、ファン正常時の速度プロファイルFnに従って駆動動作を実行する(第1モード)。一方、冷却機構7に異常が検出された場合は、XYテーブル2は、ファン異常時の速度プロファイルFaに従って駆動動作を実行する(第2モード)。したがって、第1モード(ステップS303、S305)で実装ヘッド31が出発位置から目標位置まで移動するのに要する移動時間Tn(第1移動時間)よりも、第2モード(ステップS304、S305)で実装ヘッド31が出発位置から目標位置まで移動するのに要する移動時間Ta(第2移動時間)が長くなる。このように冷却機構7に異常が検出された場合には、出発位置から目標位置への実装ヘッド31の移動時間Tを長くすることで、モーターMx、Myの発熱が抑制される。その結果、モーターMx、Myを冷却する冷却機構7の異常が生じた場合であっても、モーターMx、Myの温度上昇を抑えつつ部品実装の効率低下を抑制することが可能となっている。
また、演算処理部110は、第1モード(ステップS303、S305)よりも第2モード(ステップS303、S304)で目標速度Vtを低く設定する低速制御(ステップS304)をモーターMx、Myに実行することで、ファン正常時の移動時間Tnよりファン異常時の移動時間Taが長くなるように制御する。かかる構成では、冷却機構7の異常が検出された場合には、モーターMx、Myの目標速度Vtを低くするといった簡便な制御(低速制御)により、等速期間TcaにおけるモーターMx、Myの単位時間の仕事量を低くして、モーターMx、Myの温度上昇を抑えることができる。
図9はモーター制御の第3例を示すフローチャートである。同図のフローチャートは、ファン71x、71y、73に異常がある場合に実装ヘッド31を一定時間だけ待機させることでモーターMx、Myのクールダウンを実行するものであり、実装プログラムPに従った演算処理部110の制御により実行される。
ステップS401、S402は、上述のステップS201、S202と同様に実行される。そして、ファン71x、71y、73に異常がない場合(ステップS402で「NO」の場合)には、演算処理部110は、所定の速度プロファイルFに従ってモーターMx、Myを駆動して、実装ヘッド31を出発位置から目標位置へ移動させるモーター起動指令を駆動制御部140に出力し、駆動制御部140がモーターMx、Myを起動する(ステップS410)。そして、実装ヘッド31は、図3に示した部品実装に必要な動作を実行する。
ファン71x、71y、73に異常がある場合(ステップS402で「YES」の場合)には、間隔フラグがオンであるかが確認される(ステップS403)。この間隔フラグは、前回実行したクールダウンからの経過時間を計測する間隔タイマーが動作中であるかを示す。間隔フラグがオフである場合(ステップS403で「NO」の場合)には、演算処理部110は、待機タイマーによる計測を開始し(ステップS404)、待機タイマーの指定時間が経過するのを待つ(ステップS405)。この待機期間中は、実装ヘッド31は出発位置に停止しており、モーターMx、Myを冷却するクールダウンが実行される。
待機タイマーの指定時間が経過すると(ステップS405で「YES」)、演算処理部110は間隔タイマーによる計測を開始し(ステップS406)、間隔フラグをオンにする(ステップS407)。続いて、演算処理部110は駆動制御部140にモーター起動指令を出力し、駆動制御部140がモーターMx、Myを起動する(ステップS410)。そして、実装ヘッド31は、図3に示した部品実装に必要な動作を実行する。
一方、ファン71x、71y、73に異常があって、間隔フラグがオンである場合(ステップS402、S403で「YES」の場合)には、演算処理部110は、間隔タイマーの指定時間が経過しているか否かを判断する(ステップS408)。間隔タイマーの指定時間が経過している、換言すれば前回のクールダウンから指定時間が経過している場合(ステップS408で「YES」の場合)には、ステップS409で間隔フラグをオフにしてからステップS403を実行することで、ステップS404〜S407、S410が上述の要領で実行される。これによって、クールダウンが実行されてから、モーターMx、Myが起動され、実装ヘッド31が図3に示した部品実装に必要な動作を実行する。
一方、間隔タイマーの指定時間が経過していない、換言すれば前回のクールダウンから指定時間が経過していない場合(ステップS408で「NO」の場合)には、ステップS410に進む。つまり、クールダウンが実行されることなく、モーターMx、Myが起動され、実装ヘッド31が図3に示した部品実装に必要な動作を実行する。
以上のように構成されたモーター制御の第3例では、冷却機構7の異常の有無に拘わらず、実装ヘッド31を出発位置から目標位置まで移動させる駆動動作をXYテーブル2に実行させつつ、実装ヘッド31に部品実装を実行させる。これによって、冷却機構7に異常が検出された場合であっても、部品実装が継続されるため、部品実装の効率低下が抑制される。
ただし、冷却機構7の異常の有無に応じて、駆動動作の実行モードが切り換えられる。つまり、冷却機構7が正常に動作している場合には、XYテーブル2は、実装ヘッド31を待機させることなく実装ヘッド31の移動を開始する第1モードにより駆動動作を実行する。一方、冷却機構7に異常が検出された場合には、XYテーブル2は、実装ヘッド31を一定時間だけ出発位置で待機させてから実装ヘッド31の移動を開始する第2モードにより駆動動作を実行する。したがって、第1モード(ステップS410)で実装ヘッド31が出発位置から目標位置まで移動するのに要する移動時間T(第1移動時間)よりも、第2モード(ステップS404〜S407、S410)で実装ヘッド31が出発位置から目標位置まで移動するのに要する移動時間T(第2移動時間)が長くなる。このように冷却機構7に異常が検出された場合には、出発位置から目標位置への実装ヘッド31の移動時間Tを長くすることで、モーターMx、Myの発熱が抑制される。その結果、モーターMx、Myを冷却する冷却機構7の異常が生じた場合であっても、モーターMx、Myの温度上昇を抑えつつ部品実装の効率低下を抑制することが可能となっている。
また、演算処理部110は、第2モード(ステップS404〜S407、S410)において、実装ヘッド31を出発地点に一定時間だけ待機させてから実装ヘッド31を目標位置へ移動させることで、ファン正常時の移動時間Tよりファン異常時の移動時間Tが長くなるように制御する。かかる構成では、冷却機構7の異常が検出された場合には、実装ヘッド31を一定時間だけ待機させるといった簡便な制御により、待機期間中にモーターMx、Myを冷却して、モーターMx、Myの温度上昇を抑えることができる。
このように本実施形態では、部品実装機1が本発明の「基板処理装置」の一例に相当し、部品実装が本発明の「基板処理」の一例に相当し、実装ヘッド31が本発明の「ヘッド」の一例に相当し、XYテーブル2が本発明の「駆動機構」の一例に相当し、X軸モーターMxおよびY軸モーターMyのそれぞれが本発明の「モーター」の一例に相当し、冷却機構7が本発明の「冷却機構」の一例に相当し、ファン監視部150が本発明の「異常検出部」の一例に相当し、演算処理部110が本発明の「制御部」の一例に相当し、実装プログラムPが本発明の「基板処理プログラム」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、モーター制御の第1例および第2例では、ファン71x、71y、73に異常があった場合には、X軸モーターMxおよびY軸モーターMyに対して一律に低速制御(ステップS204、S304)が実行されていた。しかしながら、ファン71x、71y、73のうち異常を生じたファンに応じて低速制御の対象を決定しても良い。
図10は低速制御の対象を決定する方法の一例を示すフローチャートである。同図のフローチャートは、ファン71x、71y、73に異常が確認された場合(ステップS202、S302で「YES」の場合)に低速制御(ステップS204、S304)の実行対象を決定するものであり、実装プログラムPに従った演算処理部110の制御により実行される。
ステップS501では、送風ファン71xに異常が生じたかが判断される。そして、送風ファン71xに異常が生じた場合(ステップS501で「YES」の場合)には、X軸モーターMxを低速制御の実行対象に決定する(ステップS502)。これによって、低速制御はX軸モーターMxに対してのみ実行され、Y軸モーターMyに対しては低速制御が実行されない。
送風ファン71xが正常である場合(ステップS501で「NO」の場合)には、送風ファン71yに異常が生じたかが判断される(ステップS503)。そして、送風ファン71yに異常が生じた場合(ステップS503で「YES」の場合)には、Y軸モーターMyを低速制御の実行対象に決定する(ステップS504)。これによって、低速制御はY軸モーターMyに対してのみ実行され、X軸モーターMxに対しては低速制御が実行されない。
送風ファン71yが正常である場合(ステップS503で「NO」の場合)には、排気ファン73に異常が生じたと判断され、X軸モーターMxおよびY軸モーターMyの両方を低速制御の実行対象に決定する(ステップS505)。これによって、X軸モーターMxおよびY軸モーターMyの両方に低速制御が実行される。
このように図10の例では、演算処理部110は、送風ファン71x、71yのうち一のファンに異常が検出されると、モーターMx、Myのうち、当該一のファンから送風を受ける一のモーターにのみ低速制御を実行する。また、演算処理部110は、排気ファン73に異常が検出されると、モーターMx、Myの両方に低速制御を実行する。
つまり、冷却機構7は、X軸モーターMxに送風する送風ファン71xと、Y軸モーターMyに送風する送風ファン71yと、ハウジング10を排気する排気ファン73とを有する。したがって、冷却機構7に生じる異常としては、送風ファン71xの異常、送風ファン71yの異常および排気ファン73の異常がある。これに対して、送風ファン71xの異常はX軸モーターMxに主に影響し、送風ファン71yの異常はY軸モーターMyに主に影響し、排気ファン73の異常はX軸モーターMxおよびY軸モーターMyの両方に影響する。そこで、図10の例では、冷却機構7に生じた異常に応じて、低速制御(ステップS204、S304)を実行する対象を変えている。これによって、X軸モーターMx、Myのうち、温度上昇の抑制が必要なモーターに対して適切に低速制御を実行することが可能となっている。
このように図10の例では、送風ファン71xが本発明の「X軸ファン」の一例に相当し、送風ファン71yが本発明の「Y軸ファン」の一例に相当し、排気ファン73が本発明の「排気ファン」の一例に相当し、X軸レール23が本発明の「X軸ガイド」の一例に相当し、Y軸レール21が本発明の「Y軸ガイド」の一例に相当し、ハウジング10が本発明の「ハウジング」の一例に相当する。
また、モーター制御の第1例〜第3例においては、演算処理部110は、第1モードが実行可能となる所定条件が第2モードの実行中に満たされると、XYテーブル2による駆動動作の実行モードを、第2モードから第1モードへ切り換えても良い。これによって、第1モードが実行可能となったタイミングで、XYテーブル2による駆動動作の実行モードを第2モードから第1モードへ切り換えて、部品実装の効率低下をより効果的に図ることができる。
なお、第1モードが実行可能となる所定条件としては、例えば
・ステップS202、S302、S402で異常が検知されたファンの動作が正常に戻ったことをファン監視部150が確認する
・X軸モーターMxおよびY軸モーターMyの測定温度が所定温度より低いことをファン監視部150が確認する
といった条件が挙げられる。
また、演算処理部110は、ファン監視部150が検出したファン71x、71y、73の異常を表示部160(異常報知部)に表示しても良い。これによって、オペレーターは、ファン71x、71y、73に生じた異常を把握して、必要な作業を適宜実行することができる。
また、モーター制御の第1例〜第3例のいずれかを適宜組み合わせて実行しても良い。例えば、第1例と第2例とを組み合わせて、ファン71x、71y、73に異常が生じた場合には、ファン異常時の加減速度Aa、Daおよびファン異常時の目標速度Vtaとを有する速度プロファイルFaを設定しても良い。あるいは、第1例と第3例とを組み合わせて、ファン71x、71y、73に異常が生じた場合には、実装ヘッド31を一定時間待機させてから、ファン異常時の速度プロファイルFnで実装ヘッド31の駆動を開始しても良い。第2例と第3例とを組み合わせた場合も同様である。
また、ファン正常時における加速度An、減速度Dnあるいは目標速度Vtnは、X軸モーターMx、Myの定格より大きい必要はなく、定格以下であっても良い。
また、モーターMx、Myとしては種々のモーターを使用できる。具体的には、サーボモーター、ステッピングモーターあるいはリニアモーター等が挙げられる。
また、モーター制御の適用対象は、部品実装を実行する実装ヘッド31を駆動するモーターに限られない。例えば、特開2015−182231号公報の印刷装置は、スキージを有する印刷ヘッドを移動させてスキージをマスクに摺動させることで、半田印刷(スクリーン印刷)を実行する。そこで、印刷ヘッドを駆動するモーターに対して上述のモーター制御を適用しても良い。かかる構成では、モーターを冷却する冷却機構の異常が生じた場合であっても、モーターの温度上昇を抑えつつ半田印刷の効率低下を抑制することが可能となる。
あるいは、WO2014/196010公報の外観検査装置は、撮像ヘッドをモーターにより移動させつつ、半田の状態等を検査する。そこで、撮像ヘッドを駆動するモーターに対して上述のモーター制御を適用しても良い。かかる構成では、モーターを冷却する冷却機構の異常が生じた場合であっても、モーターの温度上昇を抑えつつ外観検査の効率低下を抑制することが可能となる。
1…部品実装機(基板処理装置)、10…ハウジング、2…XYテーブル(駆動機構)、21…Y軸レール(Y軸ガイド)、23…X軸レール(X軸ガイド)、31…実装ヘッド(ヘッド)、7…冷却機構、71x…送風ファン(X軸ファン)、71y…送風ファン(Y軸ファン)、73…排気ファン、110…演算処理部(制御部)、150…ファン監視部(異常検出部)、Mx…X軸モーター(モーター)、My…Y軸モーター(モーター)、P…実装プログラム(基板処理プログラム)

Claims (12)

  1. 基板処理を基板に実行するヘッドと、
    モーターにより前記ヘッドを駆動する駆動機構と、
    前記モーターを冷却する冷却機構と、
    前記冷却機構の異常を検出する異常検出部と、
    前記ヘッドを出発位置から目標位置まで移動させる駆動動作を前記駆動機構に実行させつつ、前記ヘッドに前記基板処理を実行させる制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記冷却機構が正常に動作している場合は、前記駆動動作を第1モードで前記駆動機構に実行させつつ前記ヘッドに前記基板処理を実行させ、前記冷却機構の異常が検出された場合は、前記駆動動作を第2モードで前記駆動機構に実行させつつ前記ヘッドに前記基板処理を実行させ、
    前記第1モードにより前記ヘッドが前記出発位置から前記目標位置まで移動するのに要する第1移動時間より、前記第2モードにより前記ヘッドが前記出発位置から前記目標位置まで移動するのに要する第2移動時間が長い基板処理装置。
  2. 前記制御部は、前記第1モードよりも前記第2モードで加速度および減速度を低く設定する低速制御を前記モーターに実行することで、前記第1移動時間より前記第2移動時間が長くなるように制御する請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記制御部は、前記第1モードよりも前記第2モードで目標速度を低く設定する低速制御を前記モーターに実行することで、前記第1移動時間より前記第2移動時間が長くなるように制御する請求項1に記載の基板処理装置。
  4. 前記駆動機構は、前記ヘッドをX方向へ案内するX軸ガイドと、前記X軸ガイドをY方向へ案内するY軸ガイドとを有するXYテーブルであり、
    前記XYテーブルは、前記ヘッドを前記X方向に駆動するX軸モーターおよび前記X軸ガイドを前記Y方向に駆動するY軸モーターのそれぞれを前記モーターとして有し、
    前記冷却機構は、前記X軸モーターに送風するX軸ファンと、前記Y軸モーターに送風するY軸ファンと、前記駆動機構を収容するハウジングを排気する排気ファンとを有し、
    前記制御部は、前記X軸ファンおよび前記Y軸ファンのうち一のファンに異常が検出されると、前記X軸モーターおよび前記Y軸モーターのうち、前記一のファンから送風を受ける一のモーターにのみ前記低速制御を実行し、前記排気ファンに異常が検出されると、前記X軸モーターおよび前記Y軸モーターの両方に前記低速制御を実行する請求項2または3に記載の基板処理装置。
  5. 前記制御部は、前記第2モードにおいて、前記ヘッドを前記出発地点に一定時間だけ待機させてから前記ヘッドを前記目標位置へ移動させることで、前記第1移動時間より前記第2移動時間が長くなるように制御する請求項1に記載の基板処理装置。
  6. 前記制御部は、前記第1モードが実行可能となる所定条件が前記第2モードの実行中に満たされると、前記駆動動作を前記第2モードから前記第1モードへ切り換える請求項1ないし5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 前記異常検出部が検出した異常をオペレーターに報知する異常報知部をさらに備える請求項1ないし6のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  8. 前記ヘッドは、前記基板に部品を実装する部品実装を前記基板処理として実行する請求項1ないし7のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  9. 前記ヘッドは、前記基板に半田を印刷する半田印刷を前記基板処理として実行する請求項1ないし7のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  10. 前記ヘッドは、前記基板の外観を検査する外観検査を前記基板処理として実行する請求項1ないし7のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  11. 基板処理を基板に実行するヘッドを出発位置から目標位置まで移動させる駆動動作を駆動機構に実行させつつ、前記ヘッドに前記基板処理を実行させる工程と、
    前記モーターを冷却する冷却機構の異常の有無を確認する工程と
    を備え、
    前記冷却機構が正常に動作している場合は、前記駆動動作を第1モードで前記駆動機構に実行させつつ前記ヘッドに前記基板処理を実行させ、前記冷却機構の異常が検出された場合は、前記駆動動作を第2モードで前記駆動機構に実行させつつ前記ヘッドに前記基板処理を実行させ、
    前記第1モードにより前記ヘッドが前記出発位置から前記目標位置まで移動するのに要する第1移動時間より、前記第2モードにより前記ヘッドが前記出発位置から前記目標位置まで移動するのに要する第2移動時間が長い基板処理方法。
  12. 基板処理を基板に実行するヘッドを出発位置から目標位置まで移動させる駆動動作を駆動機構に実行させつつ、前記ヘッドに前記基板処理を実行させる工程と、
    前記モーターを冷却する冷却機構の異常の有無を確認する工程と
    をコンピューターに実行させ、
    前記冷却機構が正常に動作している場合は、前記駆動動作を第1モードで前記駆動機構に実行させつつ前記ヘッドに前記基板処理を実行させ、前記冷却機構の異常が検出された場合は、前記駆動動作を第2モードで前記駆動機構に実行させつつ前記ヘッドに前記基板処理を実行させ、
    前記第1モードにより前記ヘッドが前記出発位置から前記目標位置まで移動するのに要する第1移動時間より、前記第2モードにより前記ヘッドが前記出発位置から前記目標位置まで移動するのに要する第2移動時間が長い基板処理プログラム。
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