JP2014097808A - ガラス板梱包用パレット - Google Patents
ガラス板梱包用パレット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014097808A JP2014097808A JP2012249517A JP2012249517A JP2014097808A JP 2014097808 A JP2014097808 A JP 2014097808A JP 2012249517 A JP2012249517 A JP 2012249517A JP 2012249517 A JP2012249517 A JP 2012249517A JP 2014097808 A JP2014097808 A JP 2014097808A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass plate
- pedestal
- pallet
- chamfered surface
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D19/00—Pallets or like platforms, with or without side walls, for supporting loads to be lifted or lowered
- B65D19/38—Details or accessories
- B65D19/44—Elements or devices for locating articles on platforms
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D85/00—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
- B65D85/30—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for articles particularly sensitive to damage by shock or pressure
- B65D85/48—Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for articles particularly sensitive to damage by shock or pressure for glass sheets
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D2519/00—Pallets or like platforms, with or without side walls, for supporting loads to be lifted or lowered
- B65D2519/00004—Details relating to pallets
- B65D2519/00547—Connections
- B65D2519/00552—Structures connecting the constitutive elements of the pallet to each other, i.e. load supporting surface, base surface and/or separate spacer
- B65D2519/00572—Structures connecting the constitutive elements of the pallet to each other, i.e. load supporting surface, base surface and/or separate spacer with separate auxiliary element, e.g. screws, nails, bayonets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
- Pallets (AREA)
Abstract
【課題】ガラス板梱包用パレットを搬送する搬送装置にとって好適なガラス板梱包用パレットを提供する。
【解決手段】本発明のガラス板梱包用パレットは、台座16の隅部において厚さ方向の全域に、丸み面取り面17を備える。ローラコンベア102によるパレットの搬送中に、台座16の隅部が鉛直ローラ124に衝突した場合、台座16の隅部には丸み面取り面17が備えられているので、衝突時に台座16の隅部から鉛直ローラ124に与える衝撃力は従来の台座よりも小さい。また、台座16の隅部が鉛直ローラ124に衝突しても、丸み面取り面17がガイド面として機能する。すなわち、丸み面取り面17が鉛直ローラ124に摺接しながらパレットがメインローラ106によって搬送されることで、傾斜した台座16の姿勢が、丸み面取り面17をガイドとして正規の姿勢に変更されていく。
【選択図】図5
【解決手段】本発明のガラス板梱包用パレットは、台座16の隅部において厚さ方向の全域に、丸み面取り面17を備える。ローラコンベア102によるパレットの搬送中に、台座16の隅部が鉛直ローラ124に衝突した場合、台座16の隅部には丸み面取り面17が備えられているので、衝突時に台座16の隅部から鉛直ローラ124に与える衝撃力は従来の台座よりも小さい。また、台座16の隅部が鉛直ローラ124に衝突しても、丸み面取り面17がガイド面として機能する。すなわち、丸み面取り面17が鉛直ローラ124に摺接しながらパレットがメインローラ106によって搬送されることで、傾斜した台座16の姿勢が、丸み面取り面17をガイドとして正規の姿勢に変更されていく。
【選択図】図5
Description
本発明は、ガラス板梱包用パレットに関する。
液晶用ガラス板及びプラズマディスプレイ用ガラス板等のFPD(Flat Panel Display)用ガラス板は、保管中や搬送中に表面に疵や異物が付き、欠陥になり易い。このようなガラス板の疵や異物の付着を防止する形態として、特許文献1には、ガラス板と合紙(シート)とを交互に積層し、隣接するガラス板の表面同士を分離したガラス板積層体が開示されている。また、特許文献1には、前記ガラス板積層体が梱包されるガラス板梱包用パレットが開示されている。
特許文献1のガラス板梱包用パレットは、ガラス板積層体を縦置きに搭載して梱包するパレットであり、台座、台座の上面に固定されてガラス板積層体のガラス板の下縁を支持する底受け部材、及び台座の上面に固定されてガラス板の主面を支持する背受け部材等を備えている。
また、特許文献2には、ガラス板積層体を平置きに搭載して梱包するガラス板梱包用パレットが開示されている。このガラス板梱包用パレットも同様に台座を備え、この台座の上面にガラス板積層体が載置される板状体載置部材が設けられている。
図7は、上記ガラス板梱包用パレット100を搬送するローラコンベア102の平面図である。なお、図7では、図を簡略化するためにガラス板梱包用パレット100については平面視矩形状の台座104のみを示している。
ローラコンベア102は、ガラス板製造工場やディスプレイ製造工場に配設される搬送装置であり、メインローラ106とガイドローラ108、108とを備えている。また、ローラコンベア102の太矢印Aで示す搬送方向の終点部には、ガラス板梱包用パレット100の位置決め装置120が配置されている。この位置決め装置120は、平行に配置された一対の第1のストッパ部材110、110、シリンダ112とピストン114からなる押圧装置116、及び第2のストッパ部材118等から構成される。
ローラコンベア102によって搬送方向の終点部に搬送されたガラス板梱包用パレット100は、図7において二点鎖線で示すように、ガラス板梱包用パレット100の台座104の平坦な先頭側板104Aが第1のストッパ部材110、110に当接される。これによって、台座104の先頭側板104Aが搬送方向に直交する方向に沿うように位置決めされる。その後、押圧装置116のピストン114がシリンダ112から伸長されて台座104の右側板104Bが細矢印Bで示す搬送方向に直交する方向に押圧され、台座104の左側板104Cが第2のストッパ部材118に当接される。以上の動作によって、ガラス板梱包用パレット100が、搬送方向及び搬送方向に直交する方向において位置決めされる。
一方、ローラコンベア102のメインローラ106は、ガラス板梱包用パレット100の搬送方向に沿って、所定の間隔をもって配置された複数本の水平ローラ122、122…と不図示のローラ回転駆動部とからなる。このメインローラ106にガラス板梱包用パレット100の台座104の底板が載置され、メインローラ106の各水平ローラ122、122…が前記ローラ回転駆動部によって回転駆動されることにより、ガラス板梱包用パレット100がメインローラ106によって搬送方向の終点部に向けて搬送される。
また、ガイドローラ108は、メインローラ106の両側方に配置されるとともに、前記搬送方向に沿って所定の間隔をもって複数本配置された鉛直ローラ124、124…と、各鉛直ローラ124の両端部を回転自在に両持ち支持する不図示のブラケットとからなる。
ローラコンベア102によれば、メインローラ106によるガラス板梱包用パレット100の搬送中に、ガラス板梱包用パレット100が水平ローラ122、122…に対して滑って位置ずれが発生すると、台座104の右側板104B又は左側板104Cがガイドローラ108の鉛直ローラ124に摺接する。これによってガラス板梱包用パレット100は、位置ずれが規制されながらメインローラ106によって搬送方向の終点部に向けて搬送される。
なお、本願の明細書では、複数枚のガラス板とシートとが交互に積層された積層体を「ガラス板積層体」と称し、「ガラス板積層体」が梱包される部材を「ガラス板梱包用パレット」と称し、「ガラス板梱包用パレット」に「ガラス板積層体」が搭載されて梱包された梱包体を「ガラス板梱包体」と称する。
ところで、ローラコンベア102によるガラス板梱包用パレット100の搬送中に、ガラス板梱包用パレット100が搬送方向に対して水平方向に大きく傾斜して搬送されると、つまり、図8のローラコンベア102の要部拡大平面図に示すように、台座104の先頭側板104Aが搬送方向に対して大きく傾斜すると、台座104の隅部105が鉛直ローラ124に衝突する場合がある。この場合、従来のガラス板梱包用パレット100は、台座104の隅部105の形状が、台座104の厚さ方向の全域において直角形状なので、台座104の隅部105によって鉛直ローラ124を傷付けたり破損させたりする。また、衝突した隅部105が回転中心となって、ガラス板梱包用パレット100が回動し、台座104の右側板104Bが鉛直ローラ124に衝突すると、ガラス板梱包用パレット100の搬送が不能になり、ローラコンベア102の故障の原因になるという問題もあった。すなわち、従来のガラス板梱包用パレット100は、ローラコンベア102等の搬送装置に不具合を与える場合があった。
なお、台座104の隅部105が鉛直ローラ124に衝突するガラス板梱包用パレット100の傾斜角度は、鉛直ローラ124の径、鉛直ローラ124、124の搬送方向の間隔と搬送方向に直交する方向の間隔、水平ローラ122、122の搬送方向の間隔、メインローラ106によるガラス板梱包パレット100の搬送速度、及び台座104のサイズ等の要因によって定まるものである。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ガラス板梱包用パレットを搬送する搬送装置にとって好適なガラス板梱包用パレットを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、前記目的を達成するために、ガラス板とシートとが交互に積層されてなるガラス板積層体を梱包するガラス板梱包用パレットにおいて、前記ガラス板梱包用パレットは台座を備え、前記台座の隅部には、前記台座の厚さ方向の全域に面取り面が備えられていることを特徴とするガラス板梱包用パレットを提供する。
ガラス板梱包用パレットの搬送装置として、図7に示したローラコンベアを例にとって説明する。
ローラコンベアによるガラス板梱包用パレットの搬送時に、ガラス板梱包用パレットが搬送方向に対して水平方向に大きく傾斜して、台座の隅部が鉛直ローラに衝突した場合、台座の隅部には、台座の厚さ方向の全域に面取り面が備えられているので、衝突時に台座の隅部から鉛直ローラに与える衝撃力(ダメージ)は従来の台座よりも小さい。よって、前記衝突に起因する鉛直ローラの傷付き、破損を防止できる。また、台座の隅部が鉛直ローラに衝突しても、隅部の面取り面がガイド面として機能する。すなわち、面取り面が鉛直ローラに摺接しながらガラス板梱包用パレットがメインローラによって搬送されることで、傾斜した台座の姿勢が、面取り面をガイドとして正規の姿勢に変更されていく。よって、前記衝突が生じても、ガラス板梱包用パレットは停止することなくメインローラによって搬送される。よって、ガラス板梱包用パレットの搬送不能に起因するローラコンベアの故障を防止できる。
したがって、本発明の一態様によれば、ガラス板梱包用パレットを搬送する搬送装置にとって好適なガラス板梱包用パレットとなる。
本発明の一態様は、前記台座の前記面取り面は、丸み面取り面又は面取り角度が45°の45°面取り面であることが好ましい。
本発明の一態様によれば、面取り面の形態は、丸み面取り面(いわゆるR面取り面)であってもよく、面取り角度が45°の45°面取り面(いわゆるC面取り面)であってもよい。双方の面取り面であっても前記した効果を得ることができる。
本発明の一態様は、前記面取り面の前記丸み面取り面は、曲率半径が15mm以上であることが好ましい。
本発明の一態様は、前記面取り面の前記45°面取り面は、面取幅が15mm以上であることが好ましい。
本発明の一態様によれば、丸み面取り面の曲率半径が15mm未満であったり、45°面取り面の面取幅が15mm未満であったりすると、面取り面が小さいため、前記した効果を良好に得ることができないが、丸み面取り面の曲率半径が15mm以上、45°面取り面の面取幅が15mm以上であると、前記した効果が良好に得られる。
本発明の一態様は、前記台座の側面と下面との境界部に面取り面が備えられていることが好ましい。
ガラス板梱包用パレットの搬送装置として、図7に示したローラコンベアを例にとって説明する。
ローラコンベアによるガラス板梱包用パレットの搬送時に、ガラス板梱包用パレットが搬送方向に対して、前のめりになるように下方向に大きく傾斜したり、水平ローラの高さが不均一であったりすると、台座の搬送方向の先頭側の側面と下面との境界部にある角度45°の隅部が水平ローラに衝突し、水平ローラを傷付けたり破損させたりする。
本発明の一態様によれば、台座の側面と下面との境界部に面取り面が備えられているので、衝突時に水平ローラに与える衝撃力(ダメージ)は従来の台座よりも小さい。よって、前記衝突に起因する水平ローラの傷付き、破損を防止できる。また、台座の前記面取り面が水平ローラに衝突しても、面取り面がガイド面として機能するので、ガラス板梱包用パレットは停止することなく良好な搬送姿勢にその姿勢が変更されながら搬送される。
以上説明したように本発明によれば、ガラス板梱包用パレットを搬送する搬送装置にとって好適なガラス板梱包用パレットを提供できる。
以下、添付図面に従って本発明に係るガラス板梱包用パレットの好ましい実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態の縦積み型のガラス板梱包用パレット12にガラス板積層体10が梱包されたガラス板梱包体14の全体斜視図である。
同図に示すガラス板梱包用パレット(以下、「パレット」という。)10は、基台となる台座16の上面に備えられた板状の搭載面18上に、ガラス板積層体10のガラス板Gの下縁を載置する底受け板20が搭載面18に対して傾斜して固定されている。パレット12の支柱22は底受け板20の主面(ガラス板Gの下縁を載置する面)に対して90°〜100°、好ましくは約95°となるように搭載面18上に立設され、この支柱22にガラス板Gの主面を受ける不図示の背受け板が立て掛けられて固定される。底受け板20及び前記背受け板には、ガラス板Gを載置した際のガラス板Gとの接触による損傷を防止するため、ゴムや硬質の発泡性樹脂等のクッション材(不図示)が設けられている。
台座16の搭載面18の後部にはフレーム24が立設され、このフレーム24に支柱22が支持されている。また、台座16の前面にはフォークリフトの爪(不図示)が挿抜される開口部26、26が備えられている。
底受け板20は、搭載面18と底受け板20との間に配置された三角形状の底片28、28…を介して搭載面18上に傾斜して載置される。また、底受け板20の主面は、ガラス板Gを差込むための溝等が形成されない実質的に平坦なものであるが、ガラス板Gを、合紙30を挟んで載置できるものであれば、波状や粗面状であってもよい。底受け板20は、その主面が台座16の搭載面18に対して好ましくは5°〜25°、より好ましくは10°〜20°、特に好ましくは約18°に傾斜して配置される。これにより、ガラス板積載装置(不図示)によるパレット12へのガラス板Gの積載時に、ガラス板Gの位置決め作業が容易になる。また、各ガラス板G、G…の主面は自重によって前記背受け板側のガラス板Gの主面に接するので、各ガラス板G、G…の主面間に無駄な隙間が生じることはない。更に、載置するガラス板Gの安定化を図ることができ、ガラス板Gの前方(図1の矢印Xの方向)へのずれや崩壊を防止し、併せて傷や割れの防止も図ることができる。
ガラス板積層体10は、複数枚の矩形状のガラス板Gと、複数枚の矩形状の合紙30とから構成され、ガラス板Gと合紙30とが交互に積層されることにより構成される。
ガラス板Gは、液晶ディスプレイ用等のFPD用ガラス板に使用されるものであり、その厚さは0.7mm以下であることが好ましい。なお、実施の形態では、ガラス板Gとガラス板Gとの間に介在されるシートとして合紙30を例示したが、合紙30に限定されるものではない。例えば、樹脂フィルム、樹脂シート、及び発泡樹脂シートであっても合紙30に代えて適用できる。また、シートとして合紙30を使用する場合には、合紙30の原料はバージンパルプが好ましいが、セルロース等を含有している原料を用いてもよい。更に、パレット12に搭載されるガラス板G及び合紙30の枚数は、例えば第6世代(縦1500mm×横1800mm〜縦1500mm×横1850mm)のガラス板Gの場合は300枚以上、第7世代(縦1870mm×横2200mm〜縦1950mm×横2250mm)のガラス板Gの場合は250枚以上であることが好ましい。
図2は、台座16の拡大斜視図である。
台座16は、複数本の鋼材を格子状に溶接連結して骨格部(不図示)を構成し、この骨格部の上面に金属製の複数枚(図2では4枚)の矩形状の天板32、32…を隙間無く固定するとともに、前記骨格部の4箇所の側面に、開口部26、26が備えられた金属製の側板(側面)34、34…を固定することにより構成される。また、台座16の縦寸法L及び横寸法Wは、前述した第6世代、第7世代のガラス板Gを梱包可能なサイズであり、台座の厚さ寸法Tは、130mm〜150mmである。なお、上記した台座16の構成は一例であり、ガラス板積層体10の重量に十分に耐ええる剛性を備えた構成であればよい。
図3は、台座16の隅部の丸み面取り面17を示した要部拡大斜視図である。
この丸み面取り面17は、図2の如く台座16の全ての隅部に備えられている。また、丸み面取り面17は、2枚の隣接する側板34、34の連結部に設けられている。すなわち、図3の如く、隣接する2枚の側板34、34の端面34A、34Aが、外側に丸み面を有する丸み面取り面17を介して連結されている。更に、丸み面取り面17は、台座16の厚さ方向の全域に備えられている。また、丸み面取り面17が台座16の厚さ方向の全域に備えられているため、鉛直ローラ124の高さが台座16の厚さ以上であっても、鉛直ローラ124の破損を防止できる。
丸み面取り面17は、断面形状が扇形の金属製、樹脂製、又はゴム製の中実部材36を、隣接する2枚の側板34、34の端面34A、34A間の隙間に固定することにより構成される。なお、丸み面取り面17の構成方法は、上記構成に限定されるものではなく、断面が円弧状の板部材を前記隙間に固定する構成方法でもよい。つまり、台座16の隅部において、台座16の厚さ方向の全域に丸み面取り面17を備えさせる方法であれば、その方法は問わない。
次に、前記の如く構成されたパレット12の作用について説明する。
図4は、パレット12を搬送するローラコンベア102の要部斜視図であり、図7に示したローラコンベア102の要部斜視図である。また、図4では、図を簡略化するためにパレット12については台座16のみを示している。なお、ローラコンベア102の構成については、図7において既に説明しているので、ここでは省略する。また、符号126が、ガイドローラ108の鉛直ローラ124の両端部を回転自在に両持ち支持するブラケットである。
ローラコンベア102によるパレット12の搬送中に、パレット12が搬送方向に対し水平方向に大きく傾斜して搬送されると、つまり、図5のローラコンベア102の要部拡大平面図に示すように、台座16の搬送方向の先頭側の側板35(図2に示した側板34、34…のうちの1枚の側板34)が、太矢印Aで示す搬送方向に対して大きく傾斜して搬送されると、台座16の隅部が鉛直ローラ124に衝突する。この場合、台座16の隅部には、台座16の厚さ方向の全域に丸み面取り面17が備えられているので、衝突時に台座16の隅部から鉛直ローラ124に与える衝撃力(ダメージ)は従来の台座(図8の符号104)よりも小さい。
よって、実施の形態のパレット12によれば、前記衝突に起因する鉛直ローラ124の傷付き、破損を防止できる。また、台座16の隅部が鉛直ローラ124に衝突しても、隅部の丸み面取り面17がガイド面として機能する。すなわち、図5の矢印Cで示すように、丸み面取り面17が鉛直ローラ124に摺接しながらパレット12がメインローラ106によって搬送されることで、傾斜した台座16の姿勢が、丸み面取り面17をガイドとして、図5の二点鎖線で示す正規の姿勢に変更されていく。よって、前記衝突が生じても、パレット12は停止することなくメインローラ106によって搬送される。よって、パレット12の搬送不能に起因するローラコンベア102の故障を防止できる。
したがって、実施の形態のパレット12は、パレット搬送用の搬送装置にとって好適なパレットとなる。
上記実施の形態では、台座16の隅部に備えられる面取り面として丸み面取り面17を例示したが、これに限定されるものではない。
例えば、図6の台座16の拡大斜視図に示すように、丸み面取り面17に変えて面取り角度が45°の45°面取り面19を備えてもよい。この45°面取り面19は、隣接する2枚の側板34、34の一方の端面を角度45°に切除し、その傾斜した端面34Bに、断面形状が台形の金属製、樹脂製、又はゴム製の板部材38を固定することによって構成される。なお、この構成例も一例である。
また、図3に示した丸み面取り面17の曲率半径は15mm以上であり、図6に示した45°面取り面19の面取り幅は15mm以上であることが好ましい。
丸み面取り面17の曲率半径が15mm未満であったり、45°面取り面19の面取り幅が15mm未満であったりすると、面取り面が小さいため、前記した効果を良好に得ることができないが、丸み面取り面17の曲率半径が15mm以上、45°面取り面19の面取り幅が15mm以上であると、前記した効果が良好に得られる。
一方で、前記曲率半径及び前記面取り幅は大きくすればするほど好ましいが、大きくし過ぎると、面取り面17、19が図7に示したローラコンベアの一対の第1のストッパ部材110、110に当接し、位置決め精度に影響を与えてしまう。よって、前記曲率半径及び前記面取り幅の大きさの上限値は、一対の第1のストッパ部材110、110の配置位置を考慮して決定すればよい。
図9は、台座16の側板34、34…と底板(下面)40との境界部に面取り面42が備えられた台座16の側面図である。台座16は、側板34、34…と底板40との境界部に面取り面42が備えられているので、台座16の面取り面42が搬送方向Aの上流側の水平ローラ122(122A)に衝突しても、水平ローラ122(122A)を傷付けたり破損させたりしない。また、面取り面42がガイド面として機能するので、台座16は停止することなく、良好な搬送姿勢にその姿勢が変更されながら搬送される。
図9に示した面取り面42は、面取り角度が45°の45°面取り面であるが、丸み面取り面であってもよい。
また、面取り面42は、側板34の下辺縁部を45°に切除することによって備えることができる。この場合、台座16の搬送方向の先頭の側板35(図5参照)のみに面取り面42を備えてもよいが、パレット12の組み立て時において、先頭の側板35を、他の3枚の側板34、34…に対して別個に管理して組み立てなければならないので、全ての側板34、34…に面取り面42を備えることが好ましい。
更に、面取り面42の面取り幅は、その上限に制約は無いが、ローラコンベア102によって台座16が安定して搬送される寸法に設定すればよい。
上記実施の形態では、ガラス板積層体10を縦置きに搭載するパレット12を例示したが、ガラス板積層体10を平置きに搭載するパレットの台座においても、本発明の面取り面を備えることができる。
G…ガラス板、10…ガラス板積層体、12…ガラス板梱包用パレット、14…ガラス板梱包体、16…台座、17…丸み面取り面、18…搭載面、19…45°面取り面、20…底受け板、22…支柱、24…フレーム、26…開口部、28…底片、30…合紙、32…天板、34…側板、34A…端面、35…側板、36…中実部材、38…板部材、40…底板、42…面取り面、100…ガラス板梱包用パレット、102…ローラコンベア、104…台座、106…メインローラ、108…ガイドローラ、110…第1のストッパ部材、112…シリンダ、114…ピストン、116…押圧装置、118…第2のストッパ部材、120…位置決め装置、122、122A…水平ローラ、124…鉛直ローラ、126…ブラケット
Claims (5)
- ガラス板とシートとが交互に積層されてなるガラス板積層体を梱包するガラス板梱包用パレットにおいて、
前記ガラス板梱包用パレットは台座を備え、前記台座の隅部には、前記台座の厚さ方向の全域に面取り面が備えられていることを特徴とするガラス板梱包用パレット。 - 前記台座の前記面取り面は、丸み面取り面又は面取り角度が45°の45°面取り面である請求項1に記載のガラス板梱包用パレット。
- 前記面取り面の前記丸み面取り面は、曲率半径が15mm以上である請求項2に記載のガラス板梱包用パレット。
- 前記面取り面の前記45°面取り面は、面取幅が15mm以上である請求項2に記載のガラス板梱包用パレット。
- 前記台座の側面と下面との境界部に面取り面が備えられている請求項1から4のいずれか1項に記載のガラス板梱包用パレット。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012249517A JP2014097808A (ja) | 2012-11-13 | 2012-11-13 | ガラス板梱包用パレット |
CN201310566668.8A CN103803194A (zh) | 2012-11-13 | 2013-11-13 | 玻璃板包装用托架 |
TW102141327A TW201425147A (zh) | 2012-11-13 | 2013-11-13 | 玻璃板捆包用棧板 |
KR1020130137620A KR20140061282A (ko) | 2012-11-13 | 2013-11-13 | 유리판 곤포용 파렛트 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012249517A JP2014097808A (ja) | 2012-11-13 | 2012-11-13 | ガラス板梱包用パレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014097808A true JP2014097808A (ja) | 2014-05-29 |
Family
ID=50700671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012249517A Pending JP2014097808A (ja) | 2012-11-13 | 2012-11-13 | ガラス板梱包用パレット |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014097808A (ja) |
KR (1) | KR20140061282A (ja) |
CN (1) | CN103803194A (ja) |
TW (1) | TW201425147A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021215310A1 (ja) * | 2020-04-21 | 2021-10-28 | 日本電気硝子株式会社 | パレット、ガラス板梱包体、及び、輸送用梱包体 |
-
2012
- 2012-11-13 JP JP2012249517A patent/JP2014097808A/ja active Pending
-
2013
- 2013-11-13 KR KR1020130137620A patent/KR20140061282A/ko not_active Application Discontinuation
- 2013-11-13 TW TW102141327A patent/TW201425147A/zh unknown
- 2013-11-13 CN CN201310566668.8A patent/CN103803194A/zh active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021215310A1 (ja) * | 2020-04-21 | 2021-10-28 | 日本電気硝子株式会社 | パレット、ガラス板梱包体、及び、輸送用梱包体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW201425147A (zh) | 2014-07-01 |
KR20140061282A (ko) | 2014-05-21 |
CN103803194A (zh) | 2014-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI423908B (zh) | 玻璃板捆包集裝架以及玻璃板捆包體 | |
KR101478682B1 (ko) | 유리판 곤포체 | |
JP5489088B2 (ja) | ガラス板梱包体及びガラス板積層体の梱包方法 | |
WO2009084605A1 (ja) | 板状体収納容器 | |
KR101849817B1 (ko) | 유리판 적층체 및 유리판의 취출 방법 | |
TW201406550A (zh) | 玻璃板積層體之積層方法及玻璃板積層體與玻璃板捆包體 | |
TWI478851B (zh) | Glass plate packing device | |
JP2014223965A (ja) | シート材供給装置 | |
KR20190002483U (ko) | 곤포체 및 곤포 용기 | |
KR20130140118A (ko) | 곤포 용기 및 곤포체 | |
JP4998805B2 (ja) | 板状体の収納方法及び収納装置 | |
CN103313913A (zh) | 包装方法及包装体 | |
JP4893579B2 (ja) | 板状物用トレイと板状物の積層方法 | |
JP2014097808A (ja) | ガラス板梱包用パレット | |
JP2014198608A (ja) | ガラス板梱包体のアダプタ | |
JP2010111424A (ja) | ガラス板梱包体 | |
WO2012005155A1 (ja) | ガラス梱包構造及びガラス梱包方法 | |
WO2018008213A1 (ja) | 梱包装置及び梱包方法 | |
JP6247864B2 (ja) | 搬送台車及び切削加工ユニット | |
TW202114921A (zh) | 玻璃板搬送容器 | |
JPWO2020129764A1 (ja) | ガラス板梱包用パレット及びガラス板梱包体 | |
JP2015077761A (ja) | トレッド用トレー | |
JP3117310U (ja) | 組合せ使用の紙製保護枠 | |
JP5429257B2 (ja) | 板状物用トレイと板状物の積層方法 | |
JP2021041957A (ja) | ガラス板梱包用パレット、ガラス板梱包体及びガラス板梱包体の製造方法 |