JP2014096483A - 反射型マスクおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】反射型マスクの反射特性を損なうことなく、微細なマスクパターンが形成可能な反射型マスクとその製造方法を提供する。
【解決手段】反射基板11上にマスクパターン1が設けられ、反射基板11とマスクパターン1の表面は面一であり、反射基板11の表面には保護膜50を有する。反射基板11は、表層部が多層反射膜20により構成されている。基板10の一方側表面から多層反射膜20を積層し、多層反射膜20の上にレジスト40を塗布し、レジスト40をパターニングしたマスクパターン1の上から多層反射膜20をエッチングしてマスクパターン1の逆パターンを多層反射膜20に形成し、レジスト40を剥離し、パターニングされた多層反射膜20の表面に保護膜50を成膜し、成膜された保護膜50の上に光吸収膜60を成膜し、その光吸収膜60を保護膜50の表面と面一になるようにエッチングまたは研磨する。
【選択図】図1

Description

本発明は、反射型マスクおよびその製造方法に関し、特に極端紫外線(Extreme Ultra Violet;以下「EUV」と表記する)を光源とするEUVリソグラフィを用いた半導体製造装置などに利用される反射型マスクおよびその製造方法に関する。
(EUVリソグラフィの説明)
近年、半導体デバイスの微細化に伴い、波長が13.5nm近傍のEUVを光源に用いたEUVリソグラフィが提案されている。EUVリソグラフィは光源波長が短く光吸収性が非常に高いため、真空中で行われる必要がある。またEUVの波長領域においては、ほとんどの物質の屈折率は1よりもわずかに小さい値である。このため、EUVリソグラフィにおいては従来から用いられてきた透過型の屈折光学系を使用することができず、反射光学系となる。従って、原版となるフォトマスク(以下、マスクと呼ぶ)も、従来の透過型のマスクは使用できないため、反射型のマスクとする必要がある。
(EUVマスクとブランク構造の説明)
以下、従来の技術を、図5、図6を用いて説明する。
図5は、従来例に係る反射型マスクおよびその製造方法を説明するための側断面図である。図5(a)〜図5(g)は、製造工程の順に沿って概略形状を模式説明する側断面図であり、完成した状態の反射型マスクを図5(g)に示している。図5において、符号1はマスクパターン、符号10は基板、符号20は多層反射膜、符号30は裏面導電膜、符号40はレジスト、符号50は保護膜、符号60は光吸収膜である。
このような反射型マスクの元となる反射型マスクブランクは、基板10の上に、露光光源波長に対して高い反射率を示す多層反射膜20と、露光光源波長を吸収する光吸収膜60とが順次形成されており、更に基板の裏面には露光機内における静電チャックのための裏面導電膜30が形成されている。また、多層反射膜20と光吸収膜60の間に、反射膜を保護するため保護膜50を有する構造を持つEUVマスクもある。反射形マスクブランクから反射形マスクへ加工する際には、電子ビームリソグラフィ(EBリソグラフィ;Electron beam lithography)とエッチング技術とにより光吸収膜60を部分的に除去し、光吸収部と反射部とからなる回路パターンを形成する。このように作製された反射型マスクによって反射された光像が反射光学系を経て半導体基板上に転写される。(図5および非特許文献1参照)
(微細加工の必要性)
また、大規模集積回路の高集積化は、回路を構成する配線パターンの細線化技術を必須のものとして要求する。大規模集積回路のパターン微細化が加速されるのは、その高速動作と低消費電力化のためであり、その最も有効な手段がパターンの微細化だからである。このため、上述の細線化された配線パターンを有するマスクを実現する目的で、より微細なパターンをマスク基板上に形成する必要がある。
マスクパターン1を形成するためには、通常は、図5に示すように、多層反射膜20の上に光吸収膜60を設けたマスクブランクの上にレジスト40を形成し、このレジスト40に電子線を照射してパターン描画を行い、レジスト40を現像してレジストパターンを得る。そして、このレジストパターンを光吸収膜60用のエッチングマスクとしてパターニングすることでマスクパターン1を得ることとなる。従って、微細なマスクパターン1を得るためには、レジストパターンの微細化が必要である。
図6は、他の従来例に係る反射型マスクおよびその製造方法を説明するための側断面図である。図6(a)〜図6(g)は、製造工程の順に沿って概略形状を模式説明する側断面図であり、完成した状態の反射型マスクを図6(g)に示している。図6において、符号1はマスクパターン、符号11は反射基板、符号40はレジスト、符号60は光吸収膜である。
レジスト40によって形成されるレジストパターンを微細化すると、光吸収膜60用のエッチングマスクとして機能するレジスト40のアスペクト比(レジスト膜厚とパターン幅との比)が大きくなってしまう。一般に、レジストパターンのアスペクト比が大きくなると、レジストパターンの一部が倒れたり剥離を起こしてパターン抜けが生じたりすることが起こる。また、このような方法で作成された微細なレジストパターンをエッチングマスクとしてパターニングされたマスクパターン1も、洗浄工程において、例えば、メガソニック洗浄等による異物除去処理において剥がれる場合があり、マスクの品質が低下する。このため、より高精細のマスクパターン1を形成するためには、マスクの構造を変更することが必要となり、一般的な反射型マスクとは異なる構造の検討例がある。(図6および特許文献1参照)
特開2000−232055号公報
レジストプロセスの最適化テクニック,株式会社情報機構,2011,p129
例えば特許文献1には、荷電粒子に対して反射率が高い単結晶(Si)基板(以下、反射基板または単に基板ともいう)11と、前記基板11よりも反射率が低い(Cu)マスクパターンとを有し、前記マスクパターンの表面が基板11表面と面一である構造が報告されている。(図6)
この構造であれば、メガソニック洗浄等による異物除去処理におけるマスクパターン1の剥がれが軽減するが、基板11の表面に保護膜が無く、マスクパターンの形成や露光装置にて長期間使用する際、基板11の表面がダメージを受け、反射特性に影響を及ぼすという問題があり、また、非特許文献1のように多層反射膜を用いていないことから、高い反射率を得ることが難しい。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、反射型マスクの反射特性を損なうことなく、微細なマスクパターンが形成可能な反射型マスクを提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の発明は、反射基板(11)の上面に所定のマスクパターン(1)が設けられ、前記反射基板(11)の表面と前記マスクパターン(1)の表面とは面一であり、前記反射基板(11)の表面には保護膜(50)を有することを特徴とする反射型マスクである(図1(h)、図3(h))。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の反射型マスクにおいて、前記反射基板(11)は、少なくとも表層部が多層反射膜(20)により構成されていることを特徴とする反射型マスクである(図1、図3)。
請求項3に記載の発明は、反射基板(11)の基部を構成する基板(10)の一方側表面から多層反射膜(20)を積層する工程(S10)と、前記多層反射膜(20)の上にレジスト(40)を塗布する工程(S20)と、前記レジスト(40)をパターニングする工程(S35)と、前記パターニングした前記レジスト(40)をマスクとして前記多層反射膜(20)をエッチングして前記マスクパターン(1)の逆パターンを前記多層反射膜(20)に形成する工程(S40)と、前記レジスト(40)を剥離する工程(S55)と、前記パターニングされた前記多層反射膜(20)の表面に保護膜(50)を成膜する工程(S60)と、前記成膜された前記保護膜(50)の上に光吸収膜(60)を成膜する工程(S70)と、前記成膜された前記光吸収膜(60)を前記保護膜(50)の表面と面一になるようにエッチングまたは研磨する工程(S80)とを有することを特徴とする反射型マスクの製造方法である(図2)。
請求項4に記載の発明は、反射基板(11)の基部を構成する基板(10)の一方側表面から多層反射膜(20)を積層する工程(S10)と、前記多層反射膜(20)の上に保護膜(50)を成膜する工程(S25)と、前記保護膜(50)の上にレジスト(40)を塗布する工程(S30)と、前記レジスト(40)をパターニングする工程(S35)と、前記パターニングした前記レジスト(40)をマスクとして前記保護膜(50)および前記多層反射膜(20)をエッチングして前記マスクパターン(1)の逆パターンを前記保護膜(50)および多層反射膜(20)に形成する工程(S50)と、前記レジスト(40)を剥離する工程(S55)と、前記パターニングされた前記保護膜(50)および前記多層反射膜(20)の表面に光吸収膜(60)を成膜する工程(S65)と、前記成膜された前記光吸収膜(60)を前記保護膜(50)の表面と面一になるようにエッチングまたは研磨する工程(S80)とを有することを特徴とする反射型マスクの製造方法である(図4)。
本発明によれば、反射型マスクの反射特性を損なうことなく、微細なマスクパターンが形成可能な反射型マスクおよびその製造方法を提供することが可能となる。
本発明の実施例1に係る反射型マスクおよびその製造方法を説明するための側断面図である。 本発明の実施例1に係る反射型マスクの製造方法を説明するためのフローチャートを示す図である。 本発明の実施例2に係る反射型マスクおよびその製造方法を説明するための側断面図である。 本発明の実施例2に係る反射型マスクの製造方法を説明するためのフローチャートを示す図である。 従来例に係る反射型マスクおよびその製造方法を説明するための側断面図である。 他の従来例に係る反射型マスクおよびその製造方法を説明するための側断面図である。
以下、図面を参照して本発明の各実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る反射型マスクおよびその製造方法を説明するための側断面図である。図1(a)〜図1(h)は、製造工程の順に沿って概略形状を模式説明する側断面図であり、完成した状態の反射型マスクを図1(h)に示している。図1において、符号1はマスクパターン、符号10は反射基板の基部となる基板、符号11は反射基板のほぼ全体、符号20は多層反射膜、符号30は裏面導電膜、符号40はレジスト、符号50は保護膜、符号60は光吸収膜である。
図2は、本発明の実施例1に係る反射型マスクの製造方法を説明するためのフローチャートを示す図である。
図2に示すように、反射型マスクの製造方法には、反射基板11の基部を構成する基板10の一方側表面から多層反射膜20を積層する工程S10と、多層反射膜20の上にレジスト40を塗布する工程S20と、レジスト40をパターニングする工程S35と、パターニングしたレジスト40をマスクとして多層反射膜20をエッチングしてマスクパターン1の逆パターンを多層反射膜20に形成する工程S40と、レジスト40を剥離する工程S55と、パターニングされた多層反射膜20の表面に保護膜50を成膜する工程S60と、成膜された保護膜50の上に光吸収膜60を成膜する工程S70と、成膜された光吸収膜60を保護膜50の表面と面一になるようにエッチングする工程S80とを有している。
以下、実施例1に係る反射型マスクの製造方法を、図2を参照するとともに、図1(a)工程S10〜図1(h)工程S80にも対比させながら説明する。
図1(a)工程S10に示されるように、反射基板11の基部を構成する基板10の一方側表面に、多層反射膜20を積層し、もう一方側の表面に裏面導電膜30を成膜する。
図1(b)工程S20に示されるように、多層反射膜20の上にレジスト40を塗布する)。レジスト40の上に導電膜を塗布しても良い。
図1(c)工程S35に示されるように、レジスト40をパターニングする。
図1(d)工程S40に示されるように、パターニングしたレジストをマスクとして、多層反射膜20をエッチングして、多層反射膜20に所定のマスクパターンの逆パターンを形成する。なお、多層反射膜20をエッチングする際、多層反射膜20を完全に除去しなくても良く、多層反射膜20がエッチングされる深さが、後程光吸収膜60によって形成されるマスクパターンが、露光光源波長を充分吸収するに足る膜厚になる深さ以上であれば良い。
図1(e)工程S55に示されるように、レジスト40を剥離する。
図1(f)工程S60に示されるように、パターニングされた多層反射膜20の表面に、保護膜50を成膜する。
図1(g)工程S70に示されるように、成膜された保護膜50の上に光吸収膜60を成膜する。
図1(h)工程S80に示されるように、成膜された光吸収膜60を保護膜50の表面と面一になるようにエッチングあるいは研磨する。
以下、図1、図2を用いて本発明の実施例1に係る反射型マスクの製造方法を、より詳細に説明する。
図1(a)工程S10に示されるように、反射基板11の基部を構成する基板10の一方側表面に、MoとSiを交互に40ペア積層して多層反射膜20(膜厚280nm)を成膜し、もう一方側の表面にCrNをスパッタし、裏面導電膜30(膜厚20nm)を成膜した。
図1(b)工程S20に示されるように、多層反射膜10の上にレジスト40(FEP171:富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ、膜厚200nm)を塗布した。
図1(c)工程S35に示されるように、レジスト40に対して電子線描画機を用いてマスクパターン1となる部分を描画し、露光後、PEB(Post Exposure Bake)と呼ばれる軽い熱処理(110℃10分)および現像(2.38%TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム / Tetramethylammonium hydroxide)水溶液)を施し、レジストをパターニングした。
図1(d)工程S40に示されるように、パターニングしたレジストをマスクとして、ドライエッチング装置を用いたCHF(Trifluoromethane;トリフルオロメタン)プラズマにより、多層反射膜20を深さ70nmエッチングした。
図1(e)工程S55に示されるように、レジスト40を硫酸系の剥離液とアンモニア過酸化水素水を用いて剥離した。
図1(f)工程S60に示されるように、パターニングされた多層反射膜表面に、Ruをスパッタし、保護膜50(膜厚2.5nm)を成膜した。
図1(g)工程S70に示されるように、成膜された保護膜50の上に電解メッキを用いてTaをメッキし、光吸収膜60(膜厚200nm)を成膜した。
図1(h)工程S80に示されるように、成膜された光吸収膜60を保護膜表面と面一になるように、CMP(Chemical Mechanical Polishing;科学的機械研磨)法を用いて研磨し、洗浄した。
図3は、本発明の実施例2に係る反射型マスクおよびその製造方法を説明するための側断面図である。図3(a)工程S10〜図3(h)工程S80は、製造工程の順に沿って概略形状を模式説明する側断面図であり、完成した状態の反射型マスクを図3(h)に示している。図3における各符号は、図1に沿って説明したとおりである。
図4は、本発明の実施例2に係る反射型マスクの製造方法を説明するためのフローチャートを示す図である。
図4に示すように、反射型マスクの製造方法には、反射基板11の基部を構成する基板10の一方側表面から多層反射膜20を積層する工程S10と、多層反射膜20の上に保護膜50を成膜する工程S25と、保護膜50の上にレジスト40を塗布する工程S30と、レジスト40をパターニングする工程と、パターニングしたレジスト40をマスクとして、前記保護膜50および多層反射膜20をエッチングしてマスクパターン1の逆パターンを保護膜50および多層反射膜20に形成する工程S50と、レジスト40を剥離する工程S55と、パターニングされた保護膜50および多層反射膜20の表面に光吸収膜60を成膜する工程S65と、成膜された光吸収膜60を保護膜50の表面と面一になるようにエッチングまたは研磨する工程S80とを有している。
以下、実施例2に係る反射型マスクの製造方法を、図4を参照するとともに、図3(a)工程S10〜図3(h)工程S80にも対比させながら説明する。
図3(a)工程S10に示されるように、反射基板11の基部を構成する基板10の一方側表面に、多層反射膜20を積層し、もう一方側の表面に裏面導電膜30を成膜する。
図3(b)工程S25に示されるように、多層反射膜20の上に保護膜50を成膜する。
図3(c)工程S30に示されるように、保護膜50の上にレジスト40を塗布する。レジスト40の上に不図示の導電膜を塗布しても良い。
図3(d)工程S35に示されるように、レジスト40をパターニングする。
図3(e)工程S50に示されるように、パターニングしたレジスト40をマスクとして、保護膜50および多層反射膜20をエッチングして、保護膜および多層反射膜に所定のマスクパターンの逆パターンを形成する。なお、工程S50において、保護膜50および多層反射膜20をエッチングする際、多層反射膜20を、深層まで完全に除去しなくても良い。具体的に、保護膜50および多層反射膜20が、トータルでエッチングされる深さの必要条件は、後述する工程S80の完了時点において、光吸収膜60によって形成されるマスクパターン1が、露光光源波長を充分吸収するに足る膜厚になる深さ以上であれば良い。
図3(f)工程S55に示されるように、レジスト40を剥離する。
図3(g)工程S65に示されるように、パターニングされた保護膜および多層反射膜20の表面に、光吸収膜60を成膜する。
図3(h)工程S80に示されるように、成膜された光吸収膜60を保護膜50の表面と面一になるようにエッチングあるいは研磨する。
以下、本発明の実施例2に係る反射型マスクの製造方法を、図3、図4を用いてより詳細に説明する。
図3(a)工程S10に示されるように、反射基板11の基部を構成する基板10の一方側表面に、MoとSiを交互に40ペア積層して多層反射膜20(膜厚280nm)を成膜し、もう一方側の表面にCrNをスパッタし、裏面導電膜30(膜厚20nm)を成膜した。
図3(b)工程S25に示されるように、多層反射膜20の上にRuをスパッタし、保護膜50(膜厚2.5nm)を成膜した。
図3(c)工程S30に示されるように、保護膜50の上にレジスト40(FEP171:富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ、膜厚200nm)を塗布した。
図3(d)工程S35に示されるように、レジスト40に対して電子線描画機を用いてマスクパターンとなる部分を描画し、PEB(110℃10分)および現像(2.38%TMAH水溶液)を施し、レジスト40をパターニングした。
図3(e)に示されるように、パターニングしたレジスト40をマスクとして、ドライエッチング装置を用いたCHFプラズマにより、保護膜50と多層反射膜20をトータルの深さ70nmエッチングした工程S50)。
図3(f)工程S55に示されるように、レジストを硫酸系の剥離液とアンモニア過酸化水素水を用いて剥離した。
図3(g)工程S65に示されるように、パターニングされた保護膜50および多層反射膜20の表面に、TaNをスパッタし、光吸収膜60(膜厚150nm)を成膜した。
図3(h)工程S80に示されるように、成膜された光吸収膜60を保護膜表面と面一になるように、CMP(科学的機械研磨)法を用いて研磨し、洗浄した。
以上、説明した本実施例1,2によれば、反射型マスクの反射特性を損なうことなく、微細なマスクパターンが形成可能な反射型マスクおよびその製造方法を実現できた。
本発明は、反射型マスク等に有用である。
1 マスクパターン
10 基板
11 反射率が高い基板(反射基板)
20 多層反射膜
30 裏面導電膜
40 レジスト
50 保護膜
60 光吸収膜

Claims (4)

  1. 反射基板の上面に所定のマスクパターンが設けられ、前記反射基板の表面と前記マスクパターンの表面とは面一であり、前記反射基板の表面には保護膜を有することを特徴とする反射型マスク。
  2. 請求項1に記載の反射型マスクにおいて、前記反射基板は、少なくとも表層部が多層反射膜により構成されていることを特徴とする反射型マスク。
  3. 反射基板の基部を構成する基板の一方側表面から多層反射膜を積層する工程と、
    前記多層反射膜の上にレジストを塗布する工程と、
    前記レジストをパターニングする工程と、
    前記パターニングした前記レジストをマスクとして前記多層反射膜をエッチングして前記マスクパターンの逆パターンを前記多層反射膜に形成する工程と、
    前記レジストを剥離する工程と、
    前記パターニングされた前記多層反射膜の表面に保護膜を成膜する工程と、
    前記成膜された前記保護膜の上に光吸収膜を成膜する工程と、
    前記成膜された前記光吸収膜を前記保護膜の表面と面一になるようにエッチングまたは研磨する工程とを有することを特徴とする反射型マスクの製造方法。
  4. 反射基板の基部を構成する基板の一方側表面から多層反射膜を積層する工程と、
    前記多層反射膜の上に保護膜を成膜する工程と、
    前記保護膜の上にレジストを塗布する工程と、
    前記レジストをパターニングする工程と、
    前記パターニングした前記レジストをマスクとして前記保護膜および前記多層反射膜をエッチングして前記マスクパターンの逆パターンを前記保護膜および多層反射膜に形成する工程と、
    前記レジストを剥離する工程と、
    前記パターニングされた前記保護膜および前記多層反射膜の表面に光吸収膜を成膜する工程と、
    前記成膜された前記光吸収膜を前記保護膜の表面と面一になるようにエッチングまたは研磨する工程とを有することを特徴とする反射型マスクの製造方法。
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