JP6413390B2 - 反射型位相シフトマスクおよびその製造方法 - Google Patents

反射型位相シフトマスクおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6413390B2
JP6413390B2 JP2014132367A JP2014132367A JP6413390B2 JP 6413390 B2 JP6413390 B2 JP 6413390B2 JP 2014132367 A JP2014132367 A JP 2014132367A JP 2014132367 A JP2014132367 A JP 2014132367A JP 6413390 B2 JP6413390 B2 JP 6413390B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
light
reflection
phase shift
shift mask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014132367A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016012598A (ja
Inventor
将人 田辺
将人 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2014132367A priority Critical patent/JP6413390B2/ja
Publication of JP2016012598A publication Critical patent/JP2016012598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6413390B2 publication Critical patent/JP6413390B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は、反射型位相シフトマスクおよびその製造方法に関し、特に極端紫外線(ExtremeUltra Violet;以下「EUV」と表記する)を光源とするEUVリソグラフィを用いた半導体製造装置などに利用される反射型位相シフトマスクおよびその製造方法に関する。
(EUVリソグラフィの説明)
近年、半導体デバイスの微細化に伴い、波長が13.5nm近傍のEUVを光源に用いたEUVリソグラフィが提案されている。EUVリソグラフィは光源波長が短く光吸収性が非常に高いため、真空中で行われる必要がある。またEUVの波長領域においては、ほとんどの物質の屈折率は1よりもわずかに小さい値である。このため、EUVリソグラフィにおいては従来から用いられてきた透過型の屈折光学系を使用することができず、反射光学系となる。従って、原版となるフォトマスク(以下、マスクと呼ぶ)も、従来の透過型のマスクは使用できないため、反射型のマスクとする必要がある。
(EUVマスクの構造の説明)
図2は、従来の反射型マスクの構造の例を説明する側断面図である。このような反射型マスクは、基板10の上に、露光光源波長に対して高い反射率を示す多層反射膜20と、露光光源波長を吸収する光吸収膜40とが順次形成されており、更に基板の裏面には露光機内における静電チャックのための裏面導電膜30が形成されている。また、多層反射膜と光吸収膜の間に、反射膜を保護するため保護膜60を有する構造を持つEUVマスクもある。反射形マスクブランクから反射形マスクへ加工する際には、EBリソグラフィとエッチング技術とにより光吸収膜40を部分的に除去し、光吸収部と反射部とからなる回路パターンを形成する。このように作製された反射型マスクによって反射された光像が反射光学系を経て半導体基板上に転写される(図2および非特許文献1参照)。
(隣接するチップの多重露光の説明)
一方、反射型マスクを用いて半導体基板上に転写回路パターンを形成する際、一枚の半導体基板上には複数の回路パターンのチップが形成される。この場合、ステッパーに反射型マスクを装着し、反射型マスクを経由してウェハーにマスクの反射光を縮小して露光する。このため、反射型マスクでは通常複数個のチップの回路パターンを多面付けして形成し、ステッパーによるステップ回数を減少し、生産性を向上している。このとき、ステッパーで露光し、ステップして次の露光をするときに、その境界で隙間が生じてしまう恐れがある。このため、多面付けされたパターンの外周部は、アロワンスとしてチップの外側までパターンを形成する必要がある。その結果、多面付けされたパターンの外周部が本来露光しないパターンであってもわずかに露光され、特に角部分では4回露光される。光吸収膜上でのEUV光の反射率は、0.5〜2%程度あるために、以上のようにして発生する多重露光によりチップ外周部が感光してしまう問題があった。このため、マスク上のチップ外周部は通常の吸収層よりもEUV光の遮光性の高い(反射率が一層低い)領域(以下、遮光枠と呼ぶ)の必要性が出てきた。
(微細加工の必要性)
また、大規模集積回路の高集積化は、回路を構成する配線パターンの細線化技術を必須のものとして要求する。大規模集積回路のパターン微細化が加速されるのは、その高速動作と低消費電力化のためであり、その最も有効な手段がパターンの微細化だからである。このため、上述の細線化された配線パターンを有するマスクを実現する目的で、より微細なパターンをマスク基板上に形成する必要がある。しかし、図2に示すように、微細なパ
ターンをマスク基板上に形成すると、パターンのアスペクト比(パターンの高さと幅の比)が大きくなってしまう。一般的にパターンのアスペクト比が大きくなると、パターンの一部が倒れたり剥離を起こしてパターン抜けが生じたりすることが起こり、マスク品質が低下する。
(位相シフトマスク法の説明)
ところで、EUVリソグラフィ技術においても、位相シフトマスク法による高解像度化が可能である。図7はハーフトーン型位相シフトマスクの説明図である。遮光膜にハーフトーン膜を用い、前記ハーフトーン膜を透過する光と、そうでない光との間の位相差を180度反転させ、これら2種類の光の間の相殺干渉効果により分解能が向上する。反射型マスクにおいても位相シフトマスクの構造がいくつか提案されている(図3および特許文献1参照)。
レジストプロセスの最適化テクニック,株式会社情報機構,2011,p129
特開2007−180479号公報
図3は、従来の反射型位相シフトマスクの構造の例を説明する側断面図である。特許文献1には、基板10と、該基板上に所定の深さの溝を有して形成された多層反射膜20と、前記溝を所定の深さに埋め込む光吸収膜40とを備えた構造が報告されている。
この構造であれば、マスクパターンの剥がれが軽減する。しかし、光吸収膜を透過した反射光と、そうでない反射光の位相差を180度反転させるためには、多層反射膜20に形成される溝の深さと、前記溝に埋め込まれる光吸収膜40の膜厚を共に制御する必要があり、また、光吸収膜を透過した反射光の反射率を調整するためには、光吸収膜40の膜厚を制御する必要がある。よって、位相差と反射率の制御項目が重複していることから互いに影響し合い、位相差と反射率をコントロールすることが困難である。また、遮光枠を有していないため、前述多重露光の問題が発生する。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、位相差と反射率の制御が容易で、微細パターンを具現するのに適し、さらに、多重露光問題が解決された反射型位相シフトマスクおよびその製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明による反射型位相シフトマスクは、
基板と、前記基板上に溝を有して形成された反射膜Aと、前記溝に所定の深さまで埋め込まれた光吸収膜と、前記光吸収膜上及び反射膜A上に形成された反射膜Bとを有してなる反射型位相シフトマスクであって、
前記光吸収膜の膜厚が、露光光源波長の光を充分吸収するに足る膜厚以上であり、
前記反射膜A及び反射膜Bが、多層反射膜であり、
前記光吸収膜上に所定の膜厚で成膜された反射膜Bによって形成されたマスクパターン部を有することを特徴とする。
反射膜Aが、SiとMoからなる2層膜を1単位とし、積層して形成されており、
反射膜Bは、SiとMoからなる2層膜を1単位とし、2〜7単位積層して形成されていることが好適である。
光吸収膜上に形成された反射膜B表面と、溝部以外の反射膜A上に形成された反射膜B表面の段差が、それぞれの表面からの露光光源波長の反射光の位相差が180度となる深さに形成されていることが好適である。
マスクパターン部周辺に光吸収膜によって形成された遮光枠を有することが好適である。
遮光枠を形成する光吸収膜の膜厚が露光光源波長の光を充分吸収するに足る膜厚以上であることが好適である。
本発明による反射型位相シフトマスクの製造方法では、下記の製造工程を含む。
(1)基板の一方側表面から多層反射膜Aを積層する工程。
(2)反射膜Aの上にレジストを塗布する工程。
(3)レジストをパターニングする工程。
(4)パターニングしたレジストをマスクとして、多層反射膜Aをエッチングして、多層反射膜Aに所定のマスクパターンを形成する工程。
(5)レジストを剥離する工程。
(6)パターニングされた多層反射膜A表面に、露光光源波長の光を充分吸収するに足る膜厚以上の光吸収膜を成膜する工程。
(7)遮光枠となる部分に、レジストパターンを形成する工程。
(8)成膜された光吸収膜を、多層反射膜A表面と光吸収膜表面とに、それぞれの表面からの露光光源波長の反射光の位相差が180度となるような段差が形成されるようにエッチングする工程。
(9)多層反射膜Aと光吸収膜表面に、所定の膜厚の多層反射膜Bを成膜する工程。
さらに、
(10)レジストパターンを剥離することにより、レジストパターン上に形成された多層反射膜Bをリフトオフする工程。
を含むこともある。
基板の一方側表面から多層反射膜Aを積層する工程で、積層後さらにもう一方側の表面に裏面導電膜を成膜する工程を含んでも良い
多層反射膜Aの上にレジストを塗布する工程で、塗布後にレジスト上に導電膜を塗布する工程を含んでも良い。
多層反射膜Aと光吸収膜表面に、所定の膜厚の多層反射膜Bを成膜する工程で、さらに成膜した多層反射膜B上に、保護膜を成膜する工程を含んでも良い。
以上のように、本発明の反射型位相シフトマスクは、基板と、前記基板上に溝を有して形成された反射膜Aと、前記溝に所定の深さまで埋め込まれた光吸収膜と前記光吸収膜上に所定の膜厚で成膜された反射膜Bによって形成されたマスクパターン部を有する構成である。このような構成であることから、吸収膜は、吸収膜表面と反射膜表面Aとの距離から位相差を制御し、さらに反射膜Bで吸収膜の反射の調整を実施できる。したがって、位相差と反射率の制御が容易で、微細パターンを具現するのに適した反射型位相シフトマスク及びその製造方法とすることができる。
なお、吸収膜の形成について、吸収膜表面と反射膜A表面との距離を制御するにあたっては、吸収膜と反射膜Aとの界面での反射も、概略考慮した距離とし、さらに反射膜Bで吸収膜の反射の微調整を実施してよい。吸収膜界面での反射が無視できる範囲であれば、考慮する必要は無い。
さらに、遮光枠を有する構成とすることで、多重露光問題が解決された反射型位相シフトマスクおよびその製造方法とすることができる。
本発明の反射型位相シフトマスクの構造を説明する側断面図である。 従来の反射型マスクの構造を説明する側断面図である。 従来の反射型位相シフトマスクの構造を説明する側断面図である。 本発明の反射型位相シフトマスクの製造方法を説明する一部工程の側断面図である。 本発明の反射型位相シフトマスクの製造方法を説明する他の部分工程の側断面図である。 本発明の反射型位相シフトマスクの製造方法を説明するその他の部分工程の側断面図である。 ハーフトーン型位相シフトマスクの説明図である。
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の反射型位相シフトマスクの構造を説明する側断面図である。本発明の反射型位相シフトマスクは、基板10と、前記基板10上に溝を有して形成された反射膜20と、前記溝に所定の深さまで埋め込まれた光吸収膜40と、前記光吸収膜40上に所定の膜厚で成膜された反射膜50によって形成されたマスクパターン部を有する。
図4〜6は、この発明の実施の形態における反射型位相シフトマスクの製造方法を説明する工程の側断面図である。
図4(a)に示されるように、基板10の一方表面から多層反射膜20を積層し、もう一方側の表面に裏面導電膜30を成膜する。裏面導電膜は、反射型位相シフトマスク利用時の静電チャックに利用できる。
多層反射膜20は、SiとMoからなる2層膜を1単位とし、35〜45単位積層して形成する。
図4(b)に示されるように、多層反射膜20の上にレジスト70を塗布する。レジスト70の上に導電膜を塗布しても良い。
図4(c)に示されるように、レジスト70をパターニングする。
図4(d)に示されるように、パターニングしたレジスト70をマスクとして、多層反射膜20をエッチングして、多層反射膜20に所定のマスクパターンの逆パターンを形成する。なお、多層反射膜20をエッチングする際、多層反射膜20を完全に除去しなくても良く、後程形成される光吸収膜40のマスクパターンが、露光光源波長を充分吸収するに足る膜厚を確保でき、完成した反射型位相シフトマスクにおける露光光源波長の反射光が、光吸収膜40上とそうでない所で、位相を反転させるに足る段差が確保出来るような深さで、多層反射膜がエッチングされていれば良い。
図4(e)に示されるように、レジストを剥離する。
図5(f)に示されるように、パターニングされた多層反射膜表面に、光吸収膜40を成膜する。この際、後程形成される遮光枠で、露光波長において充分な遮光性能が得られるような膜厚で成膜する。
図5(g)に示されるように、成膜された光吸収膜40において遮光枠となる部分の上に、レジストパターン80を形成する。
図5(h)に示されるように、光吸収膜40を、後程形成される反射膜50が光吸収膜40上に形成される所(パターン部)と多層反射膜20上に形成される所で、露光波長の位相差が反転するような段差dになるようにエッチングする。
図5(i)に示されるように、光吸収膜40が形成されている所(パターン部)で、露
光波長にて所望の反射率が得られるよう、多層反射膜50を成膜する。さらに多層反射膜50の表面に、保護膜(例えば、スパッタによりRuを膜厚2.5nm)を成膜しても良い。
多層反射膜50は、SiとMoからなる2層膜を1単位とし、2〜7単位積層して形成する。
位相の反転に関しては、多層反射膜20の掘り込みと、光吸収膜40の埋め込みにより形成される段差で制御するが、2〜7単位の多層反射膜50は、反射光量の制御に寄与し、位相反転には影響しない。本例では、多層反射膜50は、ライン部・スペース部関係なく、全面に成膜する。よって、位相コントロールと反射率の制御が独立しており、互いに干渉しないので、制御がさらに容易になっている。
図6(j)に示されるように、レジストパターン80を剥離することにより、レジスト上の多層反射膜50をリフトオフする。
このようにして、マスクパターン部周辺に光吸収膜によって遮光枠を形成する。
また、遮光枠を形成する光吸収膜の膜厚は、露光光源波長を充分吸収するに足る膜厚以上とする。
以下、本発明の反射型位相シフトマスクの製造方法の実施例を、図4〜6を用いて説明する。
図4(a)に示されるように、基板10の一方側表面にMoとSiを交互に40ペア積層して多層反射膜20(膜厚280nm)を成膜し、もう一方側の表面にCrNをスパッタし、裏面導電膜30(膜厚20nm)を成膜した。
図4(b)に示されるように、多層反射膜10の上にレジスト70(FEP171:富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ、膜厚200nm)を塗布した。
図4(c)に示されるように、レジスト70に対して電子線描画機を用いてマスクパターンとなる部分を描画し、PEB(110℃10分)および現像(2.38%TMAH水溶液)を施し、レジストをパターニングした。
図4(d)に示されるように、パターニングしたレジストをマスクとして、ドライエッチング装置を用いたCHFプラズマにより、多層反射膜20を深さ100nmエッチングした。
図4(e)に示されるように、レジストを硫酸系の剥離液とアンモニア過酸化水素水を用いて剥離した。
図5(f)に示されるように、パターニングされた多層反射膜表面にTaをスパッタし、さらに電解メッキを用いてTaをメッキし、光吸収膜40(膜厚200nm)を成膜した。
図5(g)に示されるように、成膜された光吸収膜40において遮光枠となる部分の上に、レジストパターン80を形成した。レジストにはFEP171を用い、レジスト膜厚は300nmとした。描画・PEB・現像は、前記レジスト70でのパターニングと同じ
方法で実施した。
図5(h)に示されるように、多層反射膜20の表面と光吸収膜40の表面の段差dが23.6nmになるように、光吸収膜40をエッチングした。
図5(i)に示されるように、多層反射膜20と光吸収膜40の表面に、MoとSiを交互に3ペア積層して多層反射膜50(膜厚21nm)を成膜した。
図6(j)に示されるように、レジストパターン80を硫酸系の剥離液とアンモニア過酸化水素水を用いて剥離することにより、レジストパターン80上の多層反射膜50をリフトオフした。
本実施例にて、位相差と反射率の制御が容易で、微細パターンを具現するのに適し、多重露光問題が解決された反射型位相シフトマスクが作成できた。
本発明は、反射型位相シフトマスク等に有用である。
10 基板
20 多層反射膜
30 裏面導電膜
40 光吸収膜
50 多層反射膜
60 保護膜
70 レジスト
80 レジストパターン

Claims (10)

  1. 基板と、前記基板上に溝を有して形成された反射膜Aと、前記溝に所定の深さまで埋め込まれた光吸収膜と、前記光吸収膜上及び反射膜A上に形成された反射膜Bとを有してなる反射型位相シフトマスクであって、
    前記光吸収膜の膜厚が、露光光源波長の光を充分吸収するに足る膜厚以上であり、
    前記反射膜A及び反射膜Bが、多層反射膜であり、
    前記光吸収膜上に所定の膜厚で成膜された反射膜Bによって形成されたマスクパターン部を有することを特徴とする反射型位相シフトマスク。
  2. 前記反射膜Aが、SiとMoからなる2層膜を1単位とし、積層して形成されており、
    反射膜Bは、SiとMoからなる2層膜を1単位とし、2〜7単位積層して形成されていることを特徴とする請求項記載の反射型位相シフトマスク。
  3. 前記光吸収膜上に形成された反射膜B表面と、溝部以外の反射膜A上に形成された反射膜B表面の段差が、それぞれの表面からの露光光源波長の反射光の位相差180度となる深さに形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の反射型位相シフトマスク。
  4. 前記マスクパターン部周辺に光吸収膜によって形成された遮光枠を有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の反射型位相シフトマスクである。
  5. 前記遮光枠を形成する光吸収膜の膜厚が露光光源波長の光を充分吸収するに足る膜厚以上であることを特徴とする請求項に記載の反射型位相シフトマスク。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の反射型位相シフトマスクの製造方法であって、少なくとも下記の製造工程を含む構成であることを特徴とする反射型位相シフトマスクの製造方法。
    (1)基板の一方側表面から多層反射膜Aを積層する工程。
    (2)反射膜Aの上にレジストを塗布する工程。
    (3)レジストをパターニングする工程。
    (4)パターニングしたレジストをマスクとして、多層反射膜Aをエッチングして、多層
    反射膜Aに所定のマスクパターンを形成する工程。
    (5)レジストを剥離する工程。
    (6)パターニングされた多層反射膜A表面に、露光光源波長の光を充分吸収するに足る膜厚以上の光吸収膜を成膜する工程。
    (7)遮光枠となる部分に、レジストパターンを形成する工程。
    (8)成膜された光吸収膜を、多層反射膜A表面と光吸収膜表面とに、それぞれの表面からの露光光源波長の反射光の位相差が180度となるような段差が形成されるようにエッチングする工程。
    (9)多層反射膜Aと光吸収膜表面に、所定の膜厚の多層反射膜Bを成膜する工程。
  7. 請求項4または5記載の反射型位相シフトマスクの製造方法であって、少なくとも下記の製造工程を含む構成であることを特徴とする反射型位相シフトマスクの製造方法。
    (1)基板の一方側表面から多層反射膜Aを積層する工程。
    (2)反射膜Aの上にレジストを塗布する工程。
    (3)レジストをパターニングする工程。
    (4)パターニングしたレジストをマスクとして、多層反射膜Aをエッチングして、多層反射膜Aに所定のマスクパターンを形成する工程。
    (5)レジストを剥離する工程。
    (6)パターニングされた多層反射膜A表面に、露光光源波長の光を充分吸収するに足る膜厚以上の光吸収膜を成膜する工程。
    (7)遮光枠となる部分に、レジストパターンを形成する工程。
    (8)成膜された光吸収膜を、多層反射膜A表面と光吸収膜表面とに、それぞれの表面からの露光光源波長の反射光の位相差が180度となるような段差が形成されるようにエッチングする工程。
    (9)多層反射膜Aと光吸収膜表面に、所定の膜厚の多層反射膜Bを成膜する工程。
    (10)レジストパターンを剥離することにより、レジストパターン上に形成された多層反射膜をリフトオフする工程。
  8. 請求項6または7記載の反射型位相シフトマスクの製造方法であって、
    基板の一方側表面から多反射膜Aを積層する工程で、積層後さらにもう一方側の表面に裏面導電膜を成膜することを特徴とする反射型位相シフトマスクの製造方法。
  9. 請求項6または7記載の反射型位相シフトマスクの製造方法であって、
    多層反射膜Aの上にレジストを塗布する工程で、塗布後にレジスト上に導電膜を塗布することを特徴とする反射型位相シフトマスクの製造方法。
  10. 請求項6または7記載の反射型位相シフトマスクの製造方法であって、
    多層反射膜Aと光吸収膜表面に、所定の膜厚の多層反射膜Bを成膜する工程で、さらに成膜した多層反射膜B上に、保護膜を成膜することを特徴とする反射型位相シフトマスクの製造方法。
JP2014132367A 2014-06-27 2014-06-27 反射型位相シフトマスクおよびその製造方法 Active JP6413390B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014132367A JP6413390B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 反射型位相シフトマスクおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014132367A JP6413390B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 反射型位相シフトマスクおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016012598A JP2016012598A (ja) 2016-01-21
JP6413390B2 true JP6413390B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=55229140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014132367A Active JP6413390B2 (ja) 2014-06-27 2014-06-27 反射型位相シフトマスクおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6413390B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021043285A (ja) 2019-09-10 2021-03-18 キオクシア株式会社 反射型マスク

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11352669A (ja) * 1998-06-05 1999-12-24 Hitachi Ltd 露光方法および反射型マスク
US6986971B2 (en) * 2002-11-08 2006-01-17 Freescale Semiconductor, Inc. Reflective mask useful for transferring a pattern using extreme ultraviolet (EUV) radiation and method of making the same
US6986974B2 (en) * 2003-10-16 2006-01-17 Freescale Semiconductor, Inc. Attenuated phase shift mask for extreme ultraviolet lithography and method therefore
FR2894346B1 (fr) * 2005-12-02 2012-03-30 Commissariat Energie Atomique Masque de photolithographie en extreme ultra-violet, a cavites absorbantes
KR100701424B1 (ko) * 2005-12-27 2007-03-30 주식회사 하이닉스반도체 위상 반전 마스크 및 그 제조 방법
JP5742300B2 (ja) * 2011-03-01 2015-07-01 凸版印刷株式会社 反射型マスクブランク及びその製造方法、反射型マスク
JP2014096483A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Toppan Printing Co Ltd 反射型マスクおよびその製造方法
JP6136445B2 (ja) * 2013-03-27 2017-05-31 凸版印刷株式会社 反射型位相シフトマスク及び製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016012598A (ja) 2016-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101596177B1 (ko) 반사형 마스크 및 그 제조 방법
JP5881633B2 (ja) Euv露光用の光反射型フォトマスク及びマスクブランク、並びに半導体装置の製造方法
JP2012204708A (ja) 反射型マスクブランク及び反射型マスク
JP2001223156A (ja) フォトリソグラフィによる多層フォトレジストプロセス
WO2013046641A1 (ja) 反射型マスクブランク及び反射型マスク、その製造方法
TW201802573A (zh) 具有多層遮光層的光罩
JP2014096483A (ja) 反射型マスクおよびその製造方法
JP2014096397A (ja) 反射型マスク及び反射型マスクの製造方法
JP6136445B2 (ja) 反射型位相シフトマスク及び製造方法
TWI648593B (zh) 光罩之製造方法、光罩、及顯示裝置之製造方法
JP2012208415A (ja) 反射型露光用マスク
JP6413390B2 (ja) 反射型位相シフトマスクおよびその製造方法
JP2014197628A (ja) Euv露光用マスクおよびeuv露光用マスクの製造方法
JP5990961B2 (ja) 反射型マスク
JP5970901B2 (ja) 反射型マスクおよび反射型マスクの製造方法
JP2013191663A (ja) 反射型マスクブランクおよび反射型マスク
JP2013206936A (ja) 反射型マスクおよび反射型マスクの製造方法
JP5803517B2 (ja) 反射型マスクおよびマスクブランク、その製造方法
CN103050383A (zh) 一种消除旁瓣图形的方法
JP2014232844A (ja) 反射型マスクの製造方法
JP6287045B2 (ja) 反射型マスクおよびその製造方法
KR20170052886A (ko) 포토마스크 블랭크 및 이를 이용한 포토마스크 제조방법
JP2012182289A (ja) 反射型マスクブランク及びその製造方法、反射型マスク及びその製造方法
JP2018010192A (ja) 反射型マスク用ブランク、反射型マスク及び反射型マスクの製造方法
JP5909964B2 (ja) 反射型マスクブランクおよび反射型マスク

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6413390

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250