JP2014095534A - 床暖房パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の基材構成部材を連結して構成される基材を有した床暖房パネルの組み付け性を向上し得る床暖房パネルを提供する。
【解決手段】熱媒体の流路となる熱媒体管20と、該熱媒体管が配設される配管用凹溝12を上面側に設けた略矩形平板状の基材10と、を備えた床暖房パネル1であって、前記基材は、それぞれに前記配管用凹溝が設けられ、該配管用凹溝の長手方向に対して横断するように分割された複数の基材構成部材11,11を連結した構造とされており、これら基材構成部材の連結側には、互いに嵌合する嵌合部がそれぞれに設けられ、一方側の嵌合部が、前記配管用凹溝が形成された部位を含む該配管用凹溝近傍部位を厚さ方向の全体に亘って側端面14から外方側に向けて突出させた嵌合凸部15とされ、他方側の嵌合部が、前記配管用凹溝が形成された部位を含む配管用凹溝近傍部位を厚さ方向の全体に亘って側端部16を切欠くように凹ませた嵌合凹部17とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、基材に設けられた配管用凹溝に熱媒体管を収容した床暖房パネルに関する。
従来より、熱媒体の流路となる熱媒体管用の溝を基材の上面側に直線状及び湾曲状となるように形成し、該溝に熱媒体管を収容させた構造とされた床暖房パネルが知られている。このような床暖房パネルとしては、敷設場所の形状やスペース等に応じて、熱媒体管の引き出し方向やサイズ等を異ならせた種々の構造とされた複数種の床暖房パネルが必要となるが、複数種の床暖房パネル自体を製造することは非効率であった。
例えば、下記特許文献1では、矩形板状とされた複数枚の単位パネル部分及び端部パネル部分を互いに隣接するように配置し、これらパネルの上面側に形成された熱媒体流通管埋入用の凹入溝に熱媒体流通管を埋入した床暖房パネルが提案されている。この床暖房パネルでは、これら複数枚の単位パネル部分及び端部パネル部分を、それぞれの凹入溝を連結させるように組み付けて床暖房パネルを構成するようにしている。
特開2002−8161号公報
しかしながら、このような床暖房パネルでは、複数枚の単位パネル部分及び端部パネル部分を組み付ける際に、それぞれのパネル部分の位置がずれないように、固定治具等を用いてパネル部分同士を連結する必要がある。また、特に、それぞれの凹入溝がずれた状態でパネル部分同士が連結されれば、熱媒体流通管を凹入溝へ埋め入れ難くなることも考えられ、更なる改善が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、複数の基材構成部材を連結して構成される基材を有した床暖房パネルの組み付け性を向上し得る床暖房パネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る床暖房パネルは、熱媒体の流路となる熱媒体管と、該熱媒体管が配設される配管用凹溝を上面側に設けた略矩形平板状の基材と、を備えた床暖房パネルであって、前記基材は、それぞれに前記配管用凹溝が設けられ、該配管用凹溝の長手方向に対して横断するように分割された複数の基材構成部材を連結した構造とされており、これら基材構成部材の連結側には、互いに嵌合する嵌合部がそれぞれに設けられ、一方側の嵌合部が、前記配管用凹溝が形成された部位を含む該配管用凹溝近傍部位を厚さ方向の全体に亘って側端面から外方側に向けて突出させた嵌合凸部とされ、他方側の嵌合部が、前記配管用凹溝が形成された部位を含む配管用凹溝近傍部位を厚さ方向の全体に亘って側端部を切欠くように凹ませた嵌合凹部とされていることを特徴とする。
本発明においては、前記複数の基材構成部材のうちいずれか一つの第1基材構成部材の上面側には、複数の略直線状とされた配管用凹溝が互いに平行に設けられ、該第1基材構成部材の連結側側端面には、他の基材構成部材の嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部が前記複数の配管用凹溝に応じて設けられており、これら複数の配管用凹溝に、前記熱媒体管の外周面の下方側を覆う形状とされた伝熱部材が長手方向に沿って配設されていてもよい。
また、本発明においては、前記第1基材構成部材の両側端面側のそれぞれに、前記複数の配管用凹溝に応じた嵌合凸部を設け、前記第1基材構成部材の両側端面側に、上面側に湾曲状とされた配管用凹溝を設け、前記嵌合凸部に嵌合する嵌合凹部を設けた他の基材構成部材がそれぞれ連結された構造とされていてもよい。
本発明に係る床暖房パネルは、上述のような構成としたことで、複数の基材構成部材を連結して構成される基材を有した床暖房パネルの組み付け性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る床暖房パネルの一例を模式的に示す一部省略概略分解平面図である。 同床暖房パネルの一例を模式的に示す一部省略概略平面図である。 図1におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略側面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。また、図1及び図2では、熱媒体管や均熱シート等の図示を省略している。
図1〜図3は、本実施形態に係る床暖房パネルの一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る床暖房パネル1は、図2及び図3に示すように、熱媒体の流路となる熱媒体管20と、熱媒体管20が配設される配管用凹溝12を上面側に設けた略矩形平板状の基材10と、を備えている。また、本実施形態では、床暖房パネル1は、基材10の上面側に配設された均熱シート22を備えている。
床暖房パネル1は、複数枚が床下地上に縦横方向に隣接するように敷設される。基材10には、図2に示すように、隣接する床暖房パネル1の熱媒体管20(図3参照)同士を接続する接続部が収容される収容凹所18が設けられている。この接続部によって隣接する床暖房パネル1の送媒側の熱媒体管20同士、返媒側の熱媒体管20同士が接続され、隣接する床暖房パネル1の各熱媒体管20内を熱媒体が循環、流通する構造とされている。また、複数枚の床暖房パネル1のうちいずれかの基材10には、必要に応じて、熱媒体管20を床下から立ち上げたり、熱媒体管20を床下へ引き込む床下連通部が設けられる。
熱媒体は、室外等に設けられた熱源機(不図示)によって加熱される。加熱された熱媒体は、熱媒体の循環装置によって、各床暖房パネル1の熱媒体管20内に送り込まれ、接続された複数の床暖房パネル1内に配設された熱媒体管20内を流通し、これらの床暖房パネル1内を循環する。なお、熱媒体を液体とする場合には、熱媒体の循環装置としてポンプ等を採用するようにしてもよい。
また、床暖房パネル1の上面側には、床暖房に対応した床仕上材を配設するようにしてもよい。また、床暖房パネル1には、図2に示すように、基材10の適所に、床仕上材を固定するための小根太19が設けられている。この小根太19は、基材10の厚さ寸法と略同厚さ寸法とされている。小根太19としては、木質系材料や樹脂系材料等から構成されたものを採用するようにしてもよい。この小根太19に、床仕上材を釘やねじ等の止具や接着剤等により固定するようにしてもよい。
熱媒体管20は、中空の管状体とされている。図例では、縦断面形状が円管状の熱媒体管20を示している(図3参照)。
熱媒体管20は、基材10の上面側に形成された配管用凹溝12の経路パターンに合わせて配管用凹溝12内に配設され易いように可撓性のある材料から形成されている。また、熱媒体管20は、耐腐食性及び耐熱性を有した材料で形成するようにしてもよく、例えば、架橋ポリエチレン等の樹脂系材料等で形成されたパイプやチューブ等を採用してもよい。
この熱媒体管20は、その内径寸法を、例えば3mm〜8mm程度としてもよく、その外径寸法を、例えば5mm〜10mm程度としてもよい。
この熱媒体管20を流通させる熱媒体としては、例えば、液体、気体、蒸気等を用いるようにしてもよい。
この熱媒体管20が配設される配管用凹溝12は、基材10の上方側に向けて開口するように設けられている。この配管用凹溝12は、直線部と湾曲部とを組み合わせた形状とされ、送媒側及び返媒側の熱媒体管20が基材10の上面側の略全域に亘って配設可能なように適宜の経路パターンを形成している。
また、配管用凹溝12は、図3に示すように、縦断面視略U字状とされている。また、配管用凹溝12は、その溝幅寸法(両内側壁間の間隔)が全長に亘って略同幅とされている。また、この配管用凹溝12の溝幅寸法は、熱媒体管20の外径寸法よりも若干大きい寸法としてもよく、例えば、配管用凹溝12の溝幅寸法を、熱媒体管20の外径寸法よりも0.2mm〜1.0mm程度大きい寸法としてもよい。また、配管用凹溝12の溝深さ寸法は、配管用凹溝12に熱媒体管20を収容させた状態で、熱媒体管20とその上方側に配設される均熱シート22とが当接または近接した状態となるような寸法としてもよい。
均熱シート22は、薄いシート状(フィルム状)とされ、熱伝導率の高い材料で形成されており、例えば、アルミニウム等の金属系材料で形成されたものとしてもよい。この均熱シート22は、基材10の上面の全面に亘って、接着剤等によって貼着されている。
この均熱シート22に熱媒体管20が当接または近接配置されることで、当該床暖房パネル1の上面側の均熱性が向上される。
基材10は、本実施形態では、図1及び図2に示すように、一方向に沿って長尺とされている。
また、基材10は、断熱性を有する材料で形成されており、例えば、発泡ポリスチレン等の発泡樹脂系材料から形成されたものとしてもよい。このように基材10を、断熱性を有する材料で形成することで、当該床暖房パネル1と当該床暖房パネル1が設置される床下地材等との間における熱移動を抑制することができる。
なお、基材10の厚さ寸法は、例えば、10mm〜20mm程度としてもよい。
また、基材10は、配管用凹溝12の長手方向に対して横断するように分割された複数の基材構成部材11,11を連結した構造とされている。本実施形態では、複数の基材構成部材11,11を、基材10の長手方向に沿って連結した構造としている。
また、本実施形態では、図1及び図2に示すように、基材10を、第1基材構成部材11Aと、この第1基材構成部材11Aの一方側の側端面側に連結された他の基材構成部材としての第2基材構成部材11Bと、この第1基材構成部材11Aの他方側の側端面側に連結された他の基材構成部材としての第3基材構成部材11Cと、によって構成している。
また、これら第1基材構成部材11A、第2基材構成部材11B及び第3基材構成部材11Cは、略矩形平板状とされており、互いに略同厚さ寸法とされている。なお、以下では、これら第1基材構成部材11A、第2基材構成部材11B及び第3基材構成部材11Cを特定せずに、基材構成部材11として説明する場合がある。
また、これら基材構成部材11,11,11の連結側には、図1及び図2に示すように、互いに嵌合する嵌合部15,17がそれぞれに設けられている。
これら嵌合部15,17は、一方側の嵌合部15が、配管用凹溝12が形成された部位を含む配管用凹溝12近傍部位を厚さ方向の全体に亘って側端面14から外方側に向けて突出させた嵌合凸部15とされている。また、他方側の嵌合部17が、配管用凹溝12が形成された部位を含む配管用凹溝12近傍部位を厚さ方向の全体に亘って側端部16を切欠くように凹ませた嵌合凹部17とされている。
また、本実施形態では、図1及び図2に示すように、基材10を、互いに略同寸同形状とされた2枚の第1基材構成部材11A,11Aと、1枚の第2基材構成部材11Bと、互いに略同寸同形状とされた2枚の第3基材構成部材11C,11Cと、によって構成した例を示している。
つまり、本実施形態では、基材10を、5枚の基材構成部材11,11,11,11,11によって構成している。
また、第1基材構成部材11A,11Aは、基材10の幅方向に隣接して設けられている。また、第3基材構成部材11C,11Cも同様、基材10の幅方向に隣接して設けられている。
本実施形態では、第1基材構成部材11A,11Aは、それぞれその上面側に複数の略直線状とされた配管用凹溝(第1基材配管用凹溝)12A,12Aを互いに平行に設けた構成とされている。図例では、各第1基材構成部材11A,11Aに、4本の直線状の第1基材配管用凹溝12A,12Aをそれぞれに設けた例を示している。
これら第1基材配管用凹溝12A,12Aは、それぞれ第1基材構成部材11A,11Aの第1基材配管用凹溝12A,12Aの溝長手方向(基材10の長手方向と同方向)に沿う両側端縁間の全域に亘って直線状に設けられている。
また、本実施形態では、これら複数の第1基材配管用凹溝12A,12Aを、それぞれ第1基材構成部材11A,11Aの上面側に、これら第1基材配管用凹溝12A,12Aの溝幅方向(基材10の幅方向と同方向)に沿って略等間隔を空けて設けた例を示している。なお、このような態様に代えて、これら複数の第1基材配管用凹溝12A,12Aを、隣り合う第1基材配管用凹溝12A,12A間の溝幅方向に沿う方向の間隔を異ならせるように設けるようにしてもよい。
なお、これら第1基材配管用凹溝12A,12Aの本数は、各第1基材構成部材11A,11Aのサイズや均熱性の観点等から適宜の本数としてもよい。
また、本実施形態では、これら第1基材構成部材11A,11Aは、それぞれの両側端面14,14に、複数の第1基材配管用凹溝12A,12Aに応じて嵌合凸部15,15をそれぞれ設けた構造とされている。これら第1基材構成部材11A,11Aに設けられた各第1基材配管用凹溝12A,12Aは、各第1基材構成部材11A,11Aの両側端面14,14のそれぞれの嵌合凸部15,15が形成された部位を含んで直線状に設けられている。
また、本実施形態では、図1及び図2に示すように、これら複数の第1基材配管用凹溝12Aに、熱媒体管20の外周面の下方側を覆う形状とされた伝熱部材21を長手方向に沿ってそれぞれ配設している。
また、本実施形態では、これら伝熱部材21を、各第1基材配管用凹溝12Aの略全長に亘って設けている。つまり、これら伝熱部材21を、各第1基材構成部材11A,11Aの両側の嵌合凸部15,15の突出方向先端部に略至るまで設けた構造としている。
各伝熱部材21は、図3に示すように、縦断面視略U字状とされている。また、各伝熱部材21は、縦断面視略U字状とされ溝部を構成する本体部21aと、この本体部21aの溝幅方向両側の上端縁から互いに離れる方向に突出するように設けられた鍔部21b,21bと、を設けた構造とされている。
各伝熱部材21の本体部21aは、各第1基材配管用凹溝12Aに応じた形状とされている。
各伝熱部材21の本体部21aは、各第1基材配管用凹溝12Aに配設された状態で、本体部21aの外側面が各第1基材配管用凹溝12Aの溝内壁に当接または近接する構造とされている。
また、各伝熱部材21の本体部21aの溝幅寸法(両内側壁間の間隔)は、熱媒体管20の外径寸法と略同寸法としてもよく、また、本体部21aの溝深さ寸法は、本体部21aに熱媒体管20を収容させた状態で、熱媒体管20とその上方側に配設される均熱シート22とが当接または近接した状態となるような寸法としてもよい。
また、各伝熱部材21は、その鍔部21b,21bが各第1基材配管用凹溝12Aの溝開口縁に係止され、各第1基材配管用凹溝12Aに配設される構造とされている。また、各伝熱部材21は、その鍔部21b,21bが各第1基材構成部材11A,11Aの上面と均熱シート22との間に挟まれるように、各第1基材配管用凹溝12Aに配設される構造とされ、この鍔部21b,21bの上面側に、鍔部21b,21bの上面と密着するように均熱シート22が配設される構造とされている。
また、各伝熱部材21は、上記した均熱シート22と略同様の材料によって形成されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、図3に示すように、各第1基材構成部材11A,11Aの各第1基材配管用凹溝12Aの溝開口縁両側に、各伝熱部材21の鍔部21b,21bをそれぞれに受け入れる凹所13,13を設けている。これら凹所13,13は、鍔部21b,21bに応じた形状とされている。また、これら凹所13,13は、各第1基材配管用凹溝12Aの長手方向の略全長に亘るように各第1基材構成部材11A,11Aに設けられている。
これら凹所13,13の深さ寸法は、各伝熱部材21の鍔部21b,21bの厚さ寸法に応じた寸法とされている。図例では、これら凹所13,13の深さ寸法を、各伝熱部材21の鍔部21b,21bの厚さ寸法と略同寸法としている。このような構成により、各第1基材構成部材11A,11Aの上面に設けられた均熱シート22の上面側の段差を抑制することができる。
本実施形態では、各第1基材構成部材11A,11Aの両側端面14,14側のそれぞれに、複数の第1基材配管用凹溝12Aに応じて設けられた嵌合凸部15,15を、図1〜図3に示すように、平面視略矩形状としている。
各嵌合凸部15は、図1及び図2に示すように、その突出方向が各第1基材配管用凹溝12Aの溝長手方向に沿うように設けられている。また、図3に示すように、各嵌合凸部15の突出方向先端面において開口するように、各第1基材配管用凹溝12Aが設けられている。なお、各嵌合凸部15の突出寸法は、各嵌合凸部15を各嵌合凹部17に嵌め入れ、基材構成部材11,11同士を組み付ける際に、位置ずれが生じ難いように適宜の寸法としてもよい。
また、各嵌合凸部15は、図3に示すように、それぞれの第1基材配管用凹溝12Aの溝幅方向に沿う寸法(幅寸法)が第1基材構成部材11A,11Aの厚さ方向の全体に亘って略同幅寸法とされている。
また、各嵌合凸部15は、その幅寸法を、各第1基材配管用凹溝12Aの溝幅寸法よりも大きくしている。各嵌合凸部15の幅寸法は、例えば、各第1基材配管用凹溝12Aの溝幅寸法の1.2倍〜3.0倍程度の寸法としてもよい。
また、図例では、各第1基材構成部材11A,11A間に、長尺状とされた小根太19を、その長手方向を各第1基材配管用凹溝12A,12Aの溝長手方向に沿わせるように設けた例を示している。
本実施形態では、第2基材構成部材11Bは、図1及び図2に示すように、上面側に湾曲状とされた配管用凹溝を含む配管用凹溝(第2基材配管用凹溝)12Bを設けている。
この第2基材構成部材11Bは、その基材10の幅方向に沿う寸法が、上記した2枚の第1基材構成部材11A,11Aの基材10の幅方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。図例では、この第2基材構成部材11Bの基材10の幅方向に沿う寸法を、2枚の第1基材構成部材11A,11Aのそれぞれの基材10の幅方向に沿う寸法と、これら2枚の第1基材構成部材11A,11Aの間に設けられた小根太19の幅寸法とを足し合わせた寸法と略同寸法としている。
また、この第2基材構成部材11Bに設けられた第2基材配管用凹溝12Bは、この第2基材構成部材11Bと各第1基材構成部材11A,11Aとが連結された状態で、各第1基材構成部材11A,11Aの各第1基材配管用凹溝12A,12Aに連通するように設けられている。つまり、第2基材配管用凹溝12Bは、第2基材構成部材11Bの第1基材構成部材11A,11A側の側端面において、各第1基材構成部材11A,11Aの各第1基材配管用凹溝12A,12Aに応じた位置においてそれぞれ開口するように設けられている。
また、本実施形態では、第2基材配管用凹溝12Bを、直線部と湾曲部とにより構成し、第2基材構成部材11Bの上面側の略全域に亘って蛇行するような経路パターンを形成するように設けた例を示している。
この第2基材配管用凹溝12Bは、第2基材構成部材11Bと第1基材構成部材11A,11Aとの少なくとも連結部近傍部位が直線部とされている。
また、本実施形態では、第2基材構成部材11Bの第1基材構成部材11A,11A側とは異なる端部において第2基材配管用凹溝12Bを開口させて他の床暖房パネルとの連通部を設けている。図例では、第2基材構成部材11Bの反第1基材構成部材11A,11A側の側端面の一隅部において第2基材配管用凹溝12Bを開口させて連通部を設けた例を示している。
また、この第2基材構成部材11Bの反第1基材構成部材11A,11A側の側端部の他隅部に、第2基材配管用凹溝12Bを開口させた上記床下連通部を設けている。図例では、第2基材構成部材11Bの他隅部を切り欠くように床下連通部を設けた例を示している。
なお、これら連通部や床下連通部は、上記した部位に限られず、床暖房パネル1の敷設態様や、敷設箇所における熱媒体管20の立ち上げ部位等に応じて、適宜の部位に設けるようにしてもよい。また、上記のような床下連通部を設けないようにしてもよい。
また、第2基材配管用凹溝12Bの経路パターンは、第2基材構成部材11Bのサイズや均熱性の観点等から適宜の経路パターンとしてもよい。
また、この第2基材構成部材11Bの各第1基材構成部材11A,11A側の側端部16には、上記した各第1基材構成部材11A,11Aの基材10の長手方向に沿う一方側の側端面14,14に設けられた嵌合凸部15,15にそれぞれに嵌合する嵌合凹部17が設けられている。
各嵌合凹部17は、図1及び図2に示すように、嵌合凸部15の形状に応じて、平面視略コ字状とされている。
また、各嵌合凹部17の凹底面(第1基材構成部材11A,11Aに向く面)において開口するように、第2基材配管用凹溝12Bが設けられている。
本実施形態では、嵌合凹部17は、その第1基材配管用凹溝12Aの溝長手方向に沿う寸法(深さ寸法)が、嵌合凸部15の突出寸法と略同寸法とされ、その第1基材配管用凹溝12Aの溝幅方向に沿う寸法(幅寸法)が、嵌合凸部15の幅寸法と略同寸法とされている。
また、図2に示すように、各第1基材構成部材11A,11Aの嵌合凸部15,15が、第2基材構成部材11Bの嵌合凹部17に嵌合されてこれら第1基材構成部材11A,11Aと第2基材構成部材11Bとが組み付けられた状態では、各第1基材構成部材11A,11Aの側端面14,14と第2基材構成部材11Bの側端面とがそれぞれ当接し、かつ、各嵌合凸部15の突出方向先端面が、各嵌合凹部17の凹底面に当接する構造とされている。
また、図例では、この第2基材構成部材11Bに、長尺状とされた小根太19を、その長手方向を第1基材配管用凹溝12A,12Aの溝長手方向に沿わせるように設けた例を示している。図例では、第2基材構成部材11Bの基材10の幅方向に沿う方向の略中央に設けた例を示している。つまり、この第2基材構成部材11Bの小根太19は、第1基材構成部材11A,11A間に設けられた小根太19と基材10の幅方向において略一致する位置となるように設けられている。
本実施形態では、第3基材構成部材11C,11Cは、図1及び図2に示すように、それぞれ上面側に湾曲状とされた配管用凹溝を含む配管用凹溝(第3基材配管用凹溝)12C,12Cを設けている。
これら第3基材構成部材11C,11Cは、それぞれその基材10の幅方向に沿う寸法が、第1基材構成部材11A,11Aのそれぞれの基材10の幅方向に沿う寸法と略同寸法とされている。これら第3基材構成部材11C,11C間には、上記した第1基材構成部材11A,11A間の小根太19と概ね同様に小根太19が設けられている。
また、これら第3基材構成部材11C,11Cに設けられた第3基材配管用凹溝12C,12Cは、これら第3基材構成部材11C,11Cと各第1基材構成部材11A,11Aとがそれぞれ連結された状態で、各第1基材構成部材11A,11Aの各第1基材配管用凹溝12A,12Aに連通するように設けられている。つまり、これら第3基材構成部材11C,11Cに設けられた第3基材配管用凹溝12C,12Cは、各第3基材構成部材11C,11Cの第1基材構成部材11A,11A側の側端面において、各第1基材構成部材11A,11Aの各第1基材配管用凹溝12A,12Aに応じた位置においてそれぞれ開口するように設けられている。
また、本実施形態では、第3基材配管用凹溝12C,12Cを、上記した第2基材構成部材11Bと概ね同様、それぞれ直線部と湾曲部とにより構成し、各第3基材構成部材11C,11Cの上面側の略全域に亘って蛇行するような経路パターンを形成するように設けた例を示している。
また、第3基材配管用凹溝12C,12Cは、第3基材構成部材11C,11Cと第1基材構成部材11A,11Aとの少なくとも連結部近傍部位が直線部とされている。
また、本実施形態では、各第3基材構成部材11C,11Cの第1基材構成部材11A,11A側とは異なる端部において各第3基材配管用凹溝12C,12Cを開口させて他の床暖房パネルとの連通部を設けている。図例では、各第3基材構成部材11C,11Cの反第1基材構成部材11A,11A側の側端面の一隅部において各第3基材配管用凹溝12C,12Cを開口させて連通部を設けた例を示している。また、各第3基材構成部材11C,11Cの連通部近傍部位に、上記した収容凹所18,18をそれぞれに設けている。
なお、各第3基材配管用凹溝12C,12Cの経路パターンは、第3基材構成部材11C,11Cのサイズや均熱性の観点等から適宜の経路パターンとしてもよい。
また、各第3基材構成部材11C,11Cの各第1基材構成部材11A,11A側の側端部16には、上記した各第1基材構成部材11A,11Aの基材10の長手方向に沿う他方側の側端面14,14に設けられた嵌合凸部15,15にそれぞれに嵌合する上記同様の嵌合凹部17が設けられている。上記した第2基材構成部材11Bと同様、各第3基材構成部材11C,11Cの各嵌合凹部17の凹底面(第1基材構成部材11A,11Aに向く面)において開口するように、各第3基材配管用凹溝12C,12Cが設けられている。
また、図2に示すように、各第1基材構成部材11A,11Aの嵌合凸部15,15が、各第3基材構成部材11C,11Cの嵌合凹部17,17に嵌合されてこれら第1基材構成部材11A,11Aと各第3基材構成部材11C,11Cとが組み付けられた状態では、上記同様、各第1基材構成部材11A,11Aの側端面14,14と各第3基材構成部材11C,11Cの側端面とがそれぞれ当接し、かつ、各嵌合凸部15の突出方向先端面が、各嵌合凹部17の凹底面に当接する構造とされている。
なお、上記したような伝熱部材21を、第2基材構成部材11B及び第3基材構成部材11C,11Cの各配管用凹溝12B,12C,12Cにそれぞれ設けるようにしてもよい。
上記構成とされた複数の基材構成部材11A,11A,11B,11C,11Cは、以下のように組み付けるようにしてもよい。
2枚の第1基材構成部材11A,11Aと小根太19とを、これら第1基材構成部材11A,11Aの間に小根太19を挟むように組み付ける。また、2枚の第3基材構成部材11C,11Cと小根太19とを、これら第3基材構成部材11C,11Cの間に小根太19を挟むように組み付ける。また、第2基材構成部材11Bに小根太19を組み付ける。なお、これら各基材構成部材11A,11A,11B,11C,11Cと小根太19との組み付けは、適宜接着剤等を用いて行うようにしてもよい。
また、基材10の長手方向に隣り合う基材構成部材11A,11A,11B,11C,11Cの側端面同士を突き合わせて、互いの嵌合部15,17同士を嵌合させ、これら基材構成部材11A,11A,11B,11C,11Cを連結する。また、これら組みつけられた基材構成部材11A,11A,11B,11C,11Cの下面側に、各連結部位に跨るように粘着テープ等を貼着し、下面側を連結させてもよい。また、これら組み付けられた基材構成部材11A,11A,11B,11C,11Cの上面側に均熱シート22を貼着し、この均熱シート22によって、基材構成部材11A,11A,11B,11C,11Cの上面側を連結させてもよい。
なお、これら基材構成部材11A,11A,11B,11C,11Cは、適宜接着剤等を併用して側端面同士を連結するようにしてもよい。
本実施形態に係る床暖房パネル1は、上述のような構成としたことで、複数の基材構成部材11(11A,11A,11B,11C,11C)を連結して構成される基材10を有した床暖房パネル1の製造効率を向上させることができ、低コスト化を図ることができる。
つまり、当該床暖房パネル1は、配管用凹溝12の長手方向に対して横断するように分割された複数の基材構成部材11,11が連結された基材10を備えている。従って、熱媒体管20の引き出し方向やサイズ等を異ならせた種々の基材構成部材11,11を適宜組み付けることにより、床暖房パネル1の敷設場所の形状やスペース等に合わせて、熱媒体管20の引き出し方向やサイズ等を異ならせた種々の構造の床暖房パネル1を容易に構成することができる。
また、各基材構成部材11,11の連結側に、互いに嵌合する嵌合部15,17をそれぞれに設けている。従って、複数の基材構成部材11,11を、互いの嵌合部15,17を嵌合させることで連結することができる。これにより、これら基材構成部材11,11を組み付ける際に、これら基材構成部材11,11が互いにずれ難くなり、固定治具等を用いてこれらを位置決めする必要性を低減させることができ、製造効率を向上させることができる。
また、一方側の嵌合部15を、配管用凹溝12が形成された部位を含む配管用凹溝12近傍部位を、厚さ方向の全体に亘って側端面14から外方側に向けて突出させた嵌合凸部15とし、他方側の嵌合部17を、配管用凹溝12が形成された部位を含む配管用凹溝12近傍部位を厚さ方向の全体に亘って側端部16を切欠くように凹ませた嵌合凹部17としている。従って、これら基材構成部材11,11の上面側に形成された配管用凹溝12同士のずれを生じ難くさせることができる。これにより、配管用凹溝12に熱媒体管20を比較的にスムーズかつ確実に配管することができる。また、配管用凹溝12に熱媒体管20の外周面の下方側を覆う形状とされた伝熱部材21を配設するような場合においても伝熱部材21を配管用凹溝12に比較的にスムーズかつ確実に配設することができる。
また、本実施形態では、複数の基材構成部材11,11のうちいずれか一つの第1基材構成部材11Aを、その上面側に、複数の略直線状とされた配管用凹溝(第1基材配管用凹溝)12Aを互いに平行に設けた構成とし、各第1基材配管用凹溝12Aに伝熱部材21を長手方向に沿って配設した構造としている。従って、例えば、湾曲状とされた配管用凹溝に伝熱部材21を配設するような場合と比べて、伝熱部材21をより容易に配管用凹溝12Aに配設することができる。
また、この第1基材構成部材11Aの連結側側端面14に、他の基材構成部材11B(11C)の嵌合凹部17に嵌合する嵌合凸部15を第1基材配管用凹溝12Aに応じて設けた構造としている。従って、例えば、第1基材構成部材11Aの側端部に嵌合凹部を設けたり、または、このような嵌合部自体を設けない場合と比べて、伝熱部材21を、当該第1基材構成部材11Aの両側端面14,14間の第1基材配管用凹溝12Aの略全長に亘って比較的確実に配設することができる。また、この第1基材構成部材11Aの第1基材配管用凹溝12Aに予め伝熱部材21を配設しておき、この第1基材構成部材11Aを他の基材構成部材に組み付けることができる。
また、本実施形態では、第1基材構成部材11Aの両側端面14,14側のそれぞれに、複数の第1基材配管用凹溝12Aに応じた嵌合凸部15,15を設け、第1基材構成部材11Aの両側端面14,14側に、他の基材構成部材としての第2基材構成部材11B及び第3基材構成部材11Cをそれぞれ連結した構造としている。従って、第1基材構成部材11Aと、これら第2基材構成部材11B及び第3基材構成部材11Cと、を連結させて床暖房パネル1を構成することができる。また、例えば、第1基材構成部材11Aの基材10の長手方向に沿う寸法を異ならせることで、第1基材配管用凹溝12Aの長手方向に沿う方向の寸法を異ならせた床暖房パネル1を容易に構成することができる。
例えば、上面側に湾曲状とされた配管用凹溝12を含む配管用凹溝(第2基材配管用凹溝12B、第3基材配管用凹溝12C)をそれぞれ設けた第2基材構成部材11B及び第3基材構成部材11Cの基材10の長手方向に沿う寸法を異ならせるよりも、比較的容易に第1基材配管用凹溝12Aを設けた第1基材構成部材11Aの基材10の長手方向に沿う寸法を異ならせることができる。
また、例えば、第1基材構成部材11Aの両側の第2基材構成部材11B及び第3基材構成部材11Cの両方または一方の熱媒体管20の連通部の開口方向を異ならせることで、熱媒体管20の引き出し方向を異ならせた床暖房パネル1を容易に構成することができる。
また、第1基材構成部材11Aの両側端面14,14側に嵌合凸部15,15を設けているので、当該第1基材構成部材11Aの両側端面14,14間の第1基材配管用凹溝12Aの略全長に亘って伝熱部材21をより確実に配設することができる。なお、このような態様に代えて、伝熱部材21を、第1基材配管用凹溝12Aの一部に設けるようにしてもよく、また、伝熱部材21を第1基材配管用凹溝12Aに設けないようにしてもよい。この場合は、上記した凹所13,13を第1基材構成部材11Aに設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、基材10を、互いに略同寸同形状とされた2枚の第1基材構成部材11A,11Aと、1枚の第2基材構成部材11Bと、互いに略同寸同形状とされた2枚の第3基材構成部材11C,11Cと、によって構成している。従って、これらそれぞれに2枚の第1基材構成部材11A,11A及び第2基材構成部材11B,11Bの取扱性を向上させることができる。また、これらそれぞれに2枚の第1基材構成部材11A,11A及び第2基材構成部材11B,11Bの一方のみを設けたような小型の床暖房パネル1等を構成するようなこともできる。
なお、本実施形態では、第2基材構成部材11Bを一枚からなるものとした例を示しているが、基材10の幅方向に分割されたものとしてもよい。また、本実施形態では、第1基材構成部材11A,11A及び第3基材構成部材11C,11Cを、それぞれ2枚からなるものとした例を示しているが、これら第1基材構成部材11A,11A及び第3基材構成部材11C,11Cを、それぞれ基材10の幅方向に一体的に形成されたものとしてもよい。
また、本実施形態では、基材10を、第1基材構成部材11A、第2基材構成部材11B及び第3基材構成部材11Cによって構成した例を示しているが、この態様に限られない。基材10を、第1基材構成部材11Aと第2基材構成部材11Bのみによって構成したり、第1基材構成部材11Aと第3基材構成部材11Cのみによって構成したり、第2基材構成部材11Bと第3基材構成部材11Cのみによって構成してもよい。
また、本実施形態では、第1基材構成部材11Aの両側端面14,14側のそれぞれに第2基材構成部材11B及び第3基材構成部材11Cをそれぞれ連結させた構造とした例を示しているが、この態様に限定されない。例えば、第1基材構成部材11Aと、第2基材構成部材11B及び第3基材構成部材11Cの両方または一方との間に、第1基材配管用凹溝12Aを設けた他の基材構成部材11を設けた態様としてもよい。この場合は、他の基材構成部材11の第1基材構成部材11A側の側端部に、必要に応じて嵌合凹部17を設け、他の基材構成部材11の第2基材構成部材11B側または第3基材構成部材11C側の側端面に、必要に応じて嵌合凸部15を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、第1基材構成部材11Aの両側端面14,14側のそれぞれに、複数の第1基材配管用凹溝12Aに応じた嵌合凸部15,15を設けた例を示しているが、この態様に限定されない。例えば、第1基材構成部材11Aの両側端面14,14側の一方に嵌合凸部15を設け、他方の側端部に嵌合凹部17を設けた態様としてもよい。または、第1基材構成部材11Aの両側端部のそれぞれに嵌合凹部17,17を設けた態様としてもよい。さらには、例えば、第1基材構成部材11Aの両側端面14,14側のそれぞれに、嵌合凸部15と嵌合凹部17とを組み合わせて設けた態様としてもよい。これらの場合には、第1基材構成部材11Aに連結される他の基材構成部材11の連結側側端部に、第1基材構成部材11Aに応じた嵌合部を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、嵌合凸部15を、平面視略矩形状とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、嵌合凸部15を、平面視略台形状、逆台形状、三角形状、半円形状、U字形状等としてもよく、その他の形状としてもよい。また、本実施形態では、嵌合凸部15を、側面視略矩形状とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、嵌合凸部15を、側面視して幅方向両側面が凹湾曲状や突湾曲状とされたものや、側面視略台形状や逆台形状等としてもよく、その他の形状としてもよい。これらの場合は、適宜、嵌合凹部17の形状を、嵌合凸部15に応じた形状とすればよい。
また、本実施形態では、第1基材構成部材11Aの上面側に直線状の複数の第1基材配管用凹溝12Aのみを設けた例を示しているが、この態様に限定されない。第1基材構成部材11Aに湾曲状とされた配管用凹溝12を設けるようにしてもよい。また、この場合、伝熱部材21を、湾曲状とされた配管用凹溝12にも設けるようにしてもよい。
また、床下連通部や連通部、収容凹所18の形成箇所は、図例に限定されず、床側の熱媒体管20の立ち上げ箇所や隣接する床暖房パネル間の熱媒体管20の連結態様等に応じて、適宜の基材構成部材11の隅部等に設けるようにしてもよい。
1 床暖房パネル
10 基材
11 基材構成部材
11A 第1基材構成部材
11B 第2基材構成部材(他の基材構成部材)
11C 第3基材構成部材(他の基材構成部材)
12 配管用凹溝
12A 第1基材配管用凹溝(略直線状とされた配管用凹溝)
12B 第2基材配管用凹溝(湾曲状とされた配管用凹溝を含む配管用凹溝)
12C 第3基材配管用凹溝(湾曲状とされた配管用凹溝を含む配管用凹溝)
14 側端面
15 嵌合凸部(嵌合部)
16 側端部
17 嵌合凹部(嵌合部)
20 熱媒体管
21 伝熱部材

Claims (3)

  1. 熱媒体の流路となる熱媒体管と、該熱媒体管が配設される配管用凹溝を上面側に設けた略矩形平板状の基材と、を備えた床暖房パネルであって、
    前記基材は、それぞれに前記配管用凹溝が設けられ、該配管用凹溝の長手方向に対して横断するように分割された複数の基材構成部材を連結した構造とされており、
    これら基材構成部材の連結側には、互いに嵌合する嵌合部がそれぞれに設けられ、一方側の嵌合部が、前記配管用凹溝が形成された部位を含む該配管用凹溝近傍部位を厚さ方向の全体に亘って側端面から外方側に向けて突出させた嵌合凸部とされ、他方側の嵌合部が、前記配管用凹溝が形成された部位を含む配管用凹溝近傍部位を厚さ方向の全体に亘って側端部を切欠くように凹ませた嵌合凹部とされていることを特徴とする床暖房パネル。
  2. 請求項1において、
    前記複数の基材構成部材のうちいずれか一つの第1基材構成部材の上面側には、複数の略直線状とされた配管用凹溝が互いに平行に設けられ、該第1基材構成部材の連結側側端面には、他の基材構成部材の嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部が前記複数の配管用凹溝に応じて設けられており、これら複数の配管用凹溝に、前記熱媒体管の外周面の下方側を覆う形状とされた伝熱部材が長手方向に沿って配設されていることを特徴とする床暖房パネル。
  3. 請求項2において、
    前記第1基材構成部材の両側端面側のそれぞれに、前記複数の配管用凹溝に応じた嵌合凸部を設け、前記第1基材構成部材の両側端面側に、上面側に湾曲状とされた配管用凹溝を設け、前記嵌合凸部に嵌合する嵌合凹部を設けた他の基材構成部材がそれぞれ連結された構造とされていることを特徴とする床暖房パネル。
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