JP2008014579A - 床暖房パネル - Google Patents

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Noriaki Inoue
典顯 井上
Saori Aoyama
沙織 青山
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Abstract

【課題】上面からの放熱効率に優れ、下面からの放熱量が少ない床暖房パネルを提供する。
【解決手段】一方の板面に配管収容用の溝12が設けられた板状の基体11と、該溝12内に配設された熱媒流通用の配管13と、該基体の該一方の板面上に積層された放熱薄板14と、伝熱材15とを有する床暖房パネル。該配管13のピッチが100〜350mmであり、該配管13からの放熱のうち前記一方の板面からの放熱割合である上面放熱効率が85%以上である。放熱薄板14は厚さ30〜350μmのアルミニウム箔よりなることが好ましい。特に、配管13のピッチが150〜310mmであり、アルミニウム箔の厚さが80〜200μmであることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、温水等の熱媒を配管に通して床暖房を行う床暖房パネルに関する。詳しくは、一方の板面に配管収容用の溝が設けられた板状の基体と、該溝内に配設された熱媒流通用の配管と、該基体の該一方の板面上に積層された放熱薄板とを有する床暖房パネルに関するものである。
従来、一般住宅、集合住宅、ホテル、病院、高齢者養護施設などの建造物の床には、居住性を高める目的で、床面から暖房する床暖房構造が開発、実用化され、各種態様の床暖房構造が提案されている。特に、温水等の熱媒を通す放熱管を設けた床暖房構造は、ヒーター加熱によるものとは異なり、局部的に過熱状態が生じにくく、放熱性も良好であるという利点を有し、広く採用されるようになってきている。
この床暖房パネルとして、特開2005−156081号公報には、一方の板面に配管収容用の溝が設けられた板状の基体と、該溝内に配設された熱媒流通用の配管と、該基体の該一方の板面上に積層された放熱薄板と、該溝内において該配管の外面に接する略U字形のU字部及び該U字部から張り出し前記放熱薄板に接している張出部を備えた伝熱材とを有する床暖房パネルが記載されている。
この特開2005−156081号公報では、配管のピッチは75mmであり、放熱薄板は厚さ80μm以上のアルミニウム箔である。伝熱材はアルミニウム板よりなる。板状の基体は発泡倍率が10〜20倍の発泡スチレン等の樹脂発泡体よりなる。
特開2005−156081号公報
本発明者が種々研究を重ねた結果、上記特開2005−156081号公報のように溝ピッチが75mmであると、床暖房パネルの一方の板面(通常の場合、特開2005−156081号公報のように上面)からの放熱効率が低いことが認められた。即ち、配管から伝わる熱のうち、床暖房パネルの下面から放出される割合が比較的高い。
本発明は、かかる問題点を解消し、上記一方の板面からの放熱効率に優れた床暖房パネルを提供することを目的とする。
本発明の床暖房パネルは、一方の板面に配管収容用の溝が設けられた板状の基体と、該溝内に配設された熱媒流通用の配管と、該基体の該一方の板面上に積層された放熱薄板とを有する床暖房パネルにおいて、該配管のピッチが100〜350mmであり、前記一方の板面からの放熱と他方の板面からの放熱との合計のうち前記一方の板面からの放熱割合である上面放熱効率が85%以上であることを特徴とするものである。
この放熱薄板は、厚さ30〜500μmのアルミニウム箔よりなることが好ましい。
本発明では、特に、配管のピッチが150〜310mmであり、アルミニウム箔の厚さが80〜200μmであることが好ましい。
この床暖房パネルは、該溝内において配管の外面に接する略U字型断面形状のU字部と、該U字部から張り出し、放熱薄板に接している張出部とを備えた伝熱材を有することが好ましい。
本発明者が床暖房パネルの一方の板面(通常は上面)からの放熱効率について種々研究を重ねた結果、配管のピッチを大きくすることにより上面放熱効率が向上すること、また、放熱薄板の厚さをある程度大きくすることによっても上面放熱効率が向上することが見出された。
本発明は、かかる知見に基づくものである。
なお、配管のピッチを大きくすると、その結果として配管の合計長さが短くて済むことになり、配管コストが低減される。また、配管長が短くなると、その中を流れる温水等の熱媒の流通抵抗も小さくなるため、ポンプ圧を低くしても温水を十分に流通させることが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の床暖房パネルの実施の形態を詳細に説明するが、以下に説明するものは本発明の実施形態の一例であって、本発明はその要旨を超えない限り、以下の説明に何ら限定されるものではない。
第1図(a)は本発明の実施の形態に係る床暖房パネルの平面図、第1図(b)は第1図(a)の側面図(B−B線矢視図)である。なお、第1図(a)においては説明の便宜上、放熱薄板の図示を省略しているが、放熱薄板は実際には第2図に示すように積層一体化されている。第2図(a)は第1図のII−II線断面図、第2図(b)は第2図(a)の拡大図、第2図(c)は第2図(b)の拡大図である。第3図は基体と伝熱材との係合関係を示す分解斜視図である。
この床暖房パネル10は、一方の板面(上面)に配管収容用の溝12が設けられた長方形板状の基体11と、この溝12内に伝熱材15を介して配設された熱媒流通用の配管(放熱管)13と、基体11上に積層された放熱薄板14とを備える。
伝熱材15は、略U字形断面形状のU字部15aと、このU字部15aの双方の上端から互いに離反方向に張り出す張出部15bとを有した逆Ω字形状のものである。このU字部15a内に配管13が内嵌されている。張出部15bは、溝12に沿う基体11の上面に重ね合わされている。この伝熱材15は、必要に応じ基体11に対し接着剤又は粘着材によって付着されている。
この実施の形態では、第1図の通り、基体11と平行に複数枚の小根太16を並列配置している。小根太16は、合板よりなる細長い板形状の部材であり、その厚みは基体11と同一である。1対の小根太16同士の間に3枚の基体11(11A,11B,11C)が配列されているが、基体の枚数はこれに限定されない。また、各基体11A〜11Cの3倍の幅を有した1枚の大版の基体を用いてもよい。
3枚の基体11のうち、小根太16に沿う基体11A,11Cにそれぞれ小根太16と平行に1条の溝12が設けられ、1条の溝12内に伝熱材15を介して1本の配管13が配設されている。隣接する溝12,12の中心間距離即ち配管13の配列ピッチpは100〜350mmである。
各溝12及びその中の配管13は、それぞれ、小根太16の一端を回り込んで隣接する小根太16,16間の基体11の溝12及び配管13に連なっている。
床暖房パネル10の一辺縁の途中部位にヘッダー17が設けられており、配管13はこのヘッダー17に接続されている。このヘッダー17に給湯管と出湯管(図示略)が接続されており、配管13に熱媒として温水が通水されるよう構成されている。
放熱薄板14は、各基体11及び小根太16の上面を覆うように設けられており、接着剤又は粘着材によって各基体11及び小根太16に付着されている。
この床暖房パネル10は、放熱薄板14の上にさらに床仕上げ用の表装材層が設けられてもよい。
この床暖房パネル10は、床合板等の床下地面の上に敷設される。この床暖房パネル10の放熱薄板14又はその上の表装材層の上に必要に応じ床仕上げ材が敷設されることにより、暖房床が構築される。
以下に本発明の床暖房パネルを構成する各部材の詳細について説明する。
〈基体〉
基体11の材質は特に限定されないが、通常、断熱性に富んだ発泡合成樹脂製のものが好ましく、発泡合成樹脂製の板状体、具体的には、ポリウレタン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリスチレン発泡体、ポリ塩化ビニル発泡体、ポリメチルメタクリレート発泡体、ポリカーボネート発泡体、ポリフェニレンオキサイド発泡体、ポリスチレンとポリエチレン混合物の発泡体などが挙げられる。中でも、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリスチレン発泡体などが好適である。基体11を構成するこれらの板状体の厚さは9〜50mmの範囲内で選ぶのが好ましい。基体11の発泡倍率は10〜50倍程度が好適である。
〈溝〉
基体11の一方の板面(上面)には、配管13を配設するための溝12が基体11の長手方向と平行に複数本刻設されている。
溝12の幅員は、配管13の外径に伝熱材15の厚みの2倍を加えた寸法、又はこれより僅かに大きくするのが好ましい。溝12は、その延在方向に直交する断面形状がU字形状又はコ字形状となるように形成されるが、特に、配管13から床面への伝熱性、配管13を溝12に埋設する際の施工性の面から、断面U字形とすることが好ましい。
溝12の深さは、配管13の外径に伝熱材15の厚みを加えたものと略同一か、それよりも若干深い寸法とするのが好ましい。
〈放熱用の配管13〉
配管13には、通常可撓性チューブが使用され、具体的には架橋ポリエチレン管、ポリブテン管などの樹脂管、銅管、鋼管などの金属管のいずれを用いても良い。このうち、金属管は樹脂管に比べて高熱伝導率であるものの重量が重く、加工性、発錆等の問題があり、また、コストも高くなるため、床暖房パネルの用途に用いる場合は、樹脂管が好ましい。
配管13の断面(長さ方向に直交する方向の断面)形状には特に制限はなく、一般的には第1図に示すような円形とされるが、長円形状ないし楕円形状とすることにより、配管13と放熱薄板14との接触面積を増すことができ、表面側への放熱効率をさらに高めることができる。ただし、この場合には基体11に設ける溝12の形状を配管13の形状に倣って適宜設計する。
配管13の寸法は、床暖房パネルの施工対象や流通させる熱媒の種類や温度によって変更できるものであるが、一般的には外径が6mm以上13mm以下程度、内径が4mm以上10mm以下程度で、肉厚が0.8mm以上2.0mm以下程度である。
本発明では、この配管13の配列ピッチpを100〜350mm、特に150〜310mmとする。このピッチpを大きくするほど、上面側への伝熱効率が増大する。ただし、ピッチpが過大になると、床暖房パネルの放熱効率は向上するものの、上面への伝熱量自体が少なくなって上面温度が上昇しにくくなるので、ピッチpは350mm以下とする。ここで、ピッチpとは、隣接する配管同士における各配管の中心間距離のことを言う。
〈熱媒〉
配管13に通す熱媒(加熱媒体)としては、温水、水蒸気、加熱オイル、あるいはエチレングリコール系水溶液、プロピレングリコール系水溶液などの不凍液などが挙げられるが、好ましくは温水である。
〈伝熱材15〉
伝熱材15は、配管13からの熱を放熱薄板14に伝達すると共に、配管13を支持する役割を果すものである。
この伝熱材15は、アルミニウム、銅などの熱良導性の金属材、特にアルミニウムよりなることが好ましい。
伝熱材15は、図示の通り、U字部15aと1対の張出部15bとを有することが好ましい。張出部15bの張り出し方向の幅員は、溝12の幅員の50〜500%程度が好適である。U字部15aの深さは、該U字部15a内に収容される配管13の直径と同一か、それよりも若干(例えば1mm以下)大きいことが好ましい。この深さとすることにより、配管13と放熱薄板14とが直に接触するか又は近接し、上面側への伝熱効率が向上する。
なお、本発明者の研究によると、伝熱材15の厚みは放熱効率にあまり影響しないことが認められた。ただし、過度に薄いと破れ易くなり、過度に厚いと張出部15b付近で放熱薄板14が盛り上ってしまうので、伝熱材15の厚みは30〜500μm程度が好ましい。
〈放熱薄板〉
放熱薄板14は、配管13を固定すると共に、配管13の熱を床仕上げ材へ伝達する機能を有し、好ましくは金属箔である。金属箔の種類としては、アルミニウム箔、錫箔、ステンレススチール箔、銅箔などが挙げられる。中でも、製造の難易、コストなどの観点からアルミニウム箔が好適である。金属箔の厚さを大きくするほど、配管13からの上面側への伝熱量が多くなるが、この傾向は放熱薄板14の厚みがある程度大きくなると頭打ちとなる。放熱薄板14が厚くなるほど、放熱薄板14のコスト及び重量が増大するので、アルミニウム箔の場合は30〜500μm、特に80〜200μmが好適である。
〈表装材層〉
本発明では、放熱薄板14の上にさらに表装材層を設けてもよい。
表装材層としては特に制限はないが、放熱薄板側のクッション材層と、この上に積層された床表面材層とを備えるものが好ましい。ただし、クッション材層は必ずしも必要とされず、床表面材層のみでもよい。
クッション材層は、床表面材層上での優れた歩行感覚を得る等の面から、例えばポリウレタン発泡体、ポリオレフィン系発泡体等の発泡樹脂、熱可塑性エラストマー又は不織布を含むものである。
クッション材層の厚さは、その材質、床暖房パネルの施工対象によっても異なるが、床暖房パネルを過度に厚くすることなく、また、配管からの伝熱効率を損なうことなく、十分な歩行性等を得る上で、1mm以上6mm以下、特に2mm以上5mm以下の範囲とすることが好ましい。
床表面材層は、配管を埋設した基体を保護すると共に、床面外観の意匠性と耐久性を高めるためのものであり、通常は合板等の木製、発泡ゴム製で、好ましくは木製のものであり、その表面に通常は、天然木材板又は木目模様などの印刷模様を施したプラスチックフィルム、不織布、強化紙など、好ましくは天然木材板又は強化紙が貼着される。
床表面材層の厚さは、薄すぎると強度が不足して破損しやすくなり、厚すぎると配管からの伝熱効率が低下すると共に床暖房パネルの厚さが厚くなるため、3mm以上15mm以下の範囲とするのが好ましい。
なお、このような床表面材層の上に更に樹脂塗装等を施しても良い。
〈上面放熱効率〉
上面放熱効率は、床暖房パネルの上面からの放熱量と下面からの放熱量との和における上面からの放熱量の百分率である。本発明の床暖房パネルは、85%以上の上面放熱効率を有する。
床暖房パネルの上面からの放熱量及び下面からの放熱量は、床暖房パネルの上面及び下面に熱流計を設け、床暖房パネルを発熱させることにより測定することができる。
第6図は、この測定を行うための装置の一例を示す断面図である。
高さ100mmの脚31によって、発泡倍率20倍の発泡スチレンよりなる909mm×909mmで厚さ50mmのベース32が水平に設置されている。
このベース32の上に厚さ12mmの合板33が設置されている。
この合板33の上面の中央部に下側熱流計51が設置され、その上に、試験に供される床暖房パネル40が設置される。
この床暖房パネル40は、上記床暖房パネル10と同様の基体11、配管13、放熱薄板14、小根太16を備えている。
下側熱流計51は、300mm×300mmであり、1対の小根太16,16間の基体11の下面に重なり、かつ各小根太16,16のそれぞれ半分に重なるように配置されている。床暖房パネル40の側周囲は、配管13を有しない基体34によって構成されている。
床暖房パネル40の上側に厚さ12mmの合板35が敷設され、この合板35の上に上側熱流計52が配置されている。この上側熱流計52の大きさは下側熱流計51と同一である。上下の熱流計51,52は、平面視において重なり合う配置となっている。なお、図示の通り、合板33,35及び基体34の外周縁は、ベース32の外周縁と合致している。
気温20℃の状態で配管13に80℃の温水を通水し、熱的平衡状態となった時点での各熱流計51,52の検出熱流量W51,W52に基づき、上面放熱効率を算出する。上面放熱効率は、(W52/(W51+W52))×100%として計算される。
上側熱量計52により測定した上面放熱量が、100W/mのものを×印、100〜105W/mのものを△印、110〜120W/mのものを○印、120W/m以上のものを◎印として表1に示した。
さらに、上面放熱効率が83.0〜83.9%のものを△印、84.0〜84.9%のものを△+印、85.0〜85.9%のものを○印、86.0%以上のものを◎印として表1に示した。
以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
実施例1
第1図〜第3図に示す床暖房パネルを製作した。床暖房パネルの平面寸法は2379mm×3288mm、小根太16の枚数は10枚、小根太16の配列ピッチは303mmである。
床暖房パネルの構成部材として用いたものは次の通りである。
基体11:下記の溝12を形成した厚さ12mmのポリスチレン発泡体製板状体
発泡倍率:20倍
溝形状:断面U字形
溝開口幅:8mm
溝深さ:7.2mm
溝ピッチ:151.5mm
配管13:外径7.2mm、内径5mmの架橋ポリエチレン管
配列ピッチp:151.5mm
伝熱材15:厚さ100μmのアルミニウム製。張出部15bの張出幅9mm、U字
部15aの深さ7.2mm。
放熱薄板14:厚さ200μmのアルミニウム箔
小根太16:厚さ12mm、幅45mm、長さ2329mmの合板
この床暖房パネルについて上面放熱量、下面放熱量及び上面放熱効率を測定し、結果を表1に示した。
実施例2
実施例1において、小根太16,16間に配列された2本の配管13,13の間隔を225mmとしたこと以外は同様にして床暖房パネルを製造した。この床暖房パネルの上面放熱量、下面放熱量及び上面放熱効率を測定し、結果を表1に示した。
実施例3
実施例1において、放熱薄板14の厚さを120μmとしたこと以外は同様にして床暖房パネルを製造した。この床暖房パネルの上面放熱量、下面放熱量及び上面放熱効率を測定し、結果を表1に示した。
実施例4
実施例1において、放熱薄板14の厚さを80μmとしたこと以外は同様にして床暖房パネルを製造した。この床暖房パネルの上面放熱量、下面放熱量及び上面放熱効率を測定し、結果を表1に示した。
実施例5
実施例1において、放熱薄板14の厚さを40μmとしたこと、および伝熱材15を設けなかったこと以外は同様にして床暖房パネルを製造した。この床暖房パネルの上面放熱量、下面放熱量及び上面放熱効率を測定し、結果を表1に示した。
実施例6
実施例1において、小根太16、16間に配列された2本の配管13、13の間隔を225mmとしたこと、放熱薄板14の厚さを40μmとしたこと、および伝熱材15を設けなかったこと以外は同様にして床暖房パネルを製造した。この床暖房パネルの上面放熱量、下面放熱量及び上面放熱効率を測定し、結果を表1に示した。
実施例7
実施例1において、放熱薄板14の厚さを40μmとしたこと以外は同様にして床暖房パネルを製造した。この床暖房パネルの上面放熱量、下面放熱量及び上面放熱効率を測定し、結果を表1に示した。
実施例8
実施例1において、伝熱材15を設けなかったこと以外は同様にして床暖房パネルを製造した。この床暖房パネルの上面放熱量、下面放熱量及び上面放熱効率を測定し、結果を表1に示した。
比較例1
第4図及び第5図に示す床暖房パネル10Aを製造した。この床暖房パネル10Aは、実施例1の床暖房パネル10において、1対の小根太16,16間に4本の配管13を平行に配設し、配管13のピッチを74.7mmとし、放熱薄板14の厚さを40μmとし、伝熱材15を設けないものである。その他の構成は床暖房パネル10と同一であり、同一符号は同一部分を示している。第5図は第4図のV−V線断面図である。
この床暖房パネル10Aの上面放熱量、下面放熱量及び上面放熱効率を測定し、結果を表1に示した。
比較例2
比較例1において、放熱薄板14の厚さを200μmとしたこと以外は同様にして床暖房パネルを製造した。この床暖房パネルの上面放熱量、下面放熱量及び上面放熱効率を測定し、結果を表1に示した。この場合、配管13のピッチpが100mm以下であるため配管長が長くなること、かつ厚さ200μmの放熱薄板を設けていることから、床暖房パネルの製造コストは高くなる。
比較例3
比較例1において、伝熱材15を設けたこと以外は同様にして床暖房パネルを製造した。この床暖房パネルの上面放熱量、下面放熱量及び上面放熱効率を測定し、結果を表1に示した。
Figure 2008014579
表1の通り、実施例1〜8のように配管13のピッチを100mm以上とし、放熱薄板14の厚さを40μm以上とすることにより、上面放熱効率が高くなり、また下面からの放熱量が低くなる。
比較例1〜3のように、伝熱材15の有無、あるいは放熱薄板14の厚さに関わらず、配管13のピッチが75mmの場合、上面放熱効率が85%よりも低い値となる。
表1のとおり、実施例1、2のように放熱薄板14の厚さを200μmとし、 伝熱材15を設けた場合と、また、実施例5,6のように放熱薄板14の厚さを40μmとし、伝熱材15を設けない場合とのいずれにおいても、配管13のピッチが大きい方が、上面放熱効率が高くなり、またまた下面からの放熱量が低くなる。
表1のとおり、実施例1,8のように放熱薄板14の厚さを200μmとし、伝熱材15を設けた場合と、設けない場合とでは、伝熱材15を設けた場合の方が上面放熱効率は高くなり、また下面からの放熱量が高くなる。このことは、実施例5,7のように放熱薄板14の厚さを40μmとした場合でも同様の結果となる。
表1のとおり、実施例3,4のように伝熱材15を設け、放熱薄板14の厚さを、それぞれ120μm、80μmとした場合、放熱薄板14の厚さが厚い方が、上面放熱効率は高くなり、また下面からの放熱量が高くなる。このことは、実施例5、8のように伝熱材15を設けた場合と、設けない場合とにおいても同様の結果となる。
このように、上面放熱効率を85%以上にするためには、配管のピッチを100〜350mm、伝熱材15を設けるか設けないか、あるいは放熱薄板14の厚さを30〜500μmのものを適宜組み合わせれば良い。
(a)図は本発明の床暖房パネルの実施の形態を示す平面図であり、(b)図は(a)図のB−B線矢視図である。 図1の床暖房パネルの断面図である。 図1の床暖房パネルの分解斜視図である。 (a)図は従来の床暖房パネルを示す断面図、(b)図は(a)図のB−B線矢視図である。 図4のV−V線断面図である。 放熱特性の測定装置を示す断面図である。
符号の説明
10,10A 床暖房パネル
11 基体
12 溝
13 配管
14 放熱薄板
16 小根太

Claims (4)

  1. 一方の板面に配管収容用の溝が設けられた板状の基体と、
    該溝内に配設された熱媒流通用の配管と、
    該基体の該一方の板面上に積層された放熱薄板と、
    を有する床暖房パネルにおいて、
    該配管のピッチが100〜350mmであり、前記一方の板面からの放熱と他方の板面からの放熱との合計のうち前記一方の板面からの放熱割合である上面放熱効率が85%以上であることを特徴とする床暖房パネル。
  2. 請求項1において、前記放熱薄板は厚さ30〜500μmのアルミニウム箔よりなることを特徴とする床暖房パネル。
  3. 請求項2において、前記配管のピッチが150〜310mmであり、アルミニウム箔の厚さが80〜200μmであることを特徴とする床暖房パネル。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記溝内において前記配管の外面に接する略U字形断面形状のU字部と、該U字部から張り出し、前記放熱薄板に接している張出部とを備えた伝熱材を有することを特徴とする床暖房パネル。
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