JP2020038028A - 冷却構造体および冷却構造体を備える発熱回収システム - Google Patents
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Abstract
Description
また、冷却器が熱セメントにより被冷却体に取り付けられているため冷却器を被冷却体から取り外すことが困難であり、被冷却体のメンテナンス性が損なわれてしまう。
このように、本発明によれば、発熱体のメンテナンス性を損なうことなく比較的安価な構成により発熱体を効率よく冷却し、発熱体が設置される空間の空調負荷を低減することができる冷却構造体を提供することができる。
一対の平面部の板厚よりも薄い金属製の表面シートを有するため、表面シートが冷媒管の形状に沿うように変形して表面シートと冷媒管の接触面積が増大する。これにより、発熱体から冷媒管へ伝達される熱量が増大する。また、表面シートが溝部を覆うように広範囲に配置されるため、表面シートを介して発熱体から集熱板へ伝達される熱量が増大する。
断熱部がパネル状に形成されており、集熱板と磁石の双方を収容するため、取付面から集熱板および磁石に伝達された熱が外部へ放熱されることを確実に抑制することができる。
断熱部および磁石がそれぞれ取付面の形状に対応するように変形可能であるため、例えば、取付面の形状が曲率を持った曲面形状であっても、発熱体との接触面積を十分に確保することができる。よって、取付面の形状が曲面形状であっても、発熱体を効率よく冷却することができる。
金属製の集熱板がパネル状に形成されており集熱板の少なくとも一部が外部へ露出した状態となっているため、発熱体から集熱板に伝達された熱が外部へ放熱される。よって、冷媒の流れがポンプの故障等により停止した場合に、発熱体の熱が外部へ放熱されない不具合を抑制することができる。
直線状に延びる複数の溝部が同一方向に所定間隔を空けて配置されているため、複数の直線部の各々において略均等に発熱体の取付面を冷却することができる。また、隣接する直線部を曲線部により連結しているため、冷媒管の内部で流体が滞留する不具合を抑制することができる。
曲線部の曲率半径を十分に大きくすることで、所定間隔を短くした場合であっても曲線部の曲率半径が小さくなって冷媒管に座屈が生じる不具合を抑制することができる。
このように複数の溝部の所定間隔を設定することで、冷媒管に座屈が生じる不具合をより確実に抑制することができる。
本発明に係る発熱回収システムによれば、発熱体のメンテナンス性を損なうことなく比較的安価な構成により発熱体を効率よく冷却し、発熱体が設置される空間の空調負荷を低減することができる発熱回収システムを提供することができる。
以下、本発明に係る液冷パネル100の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る液冷パネル100を含む液冷発熱回収システム400の概略構成図である。図1に示すように、本実施形態の液冷発熱回収システム400は、液冷パネル(冷却構造体)100と、液冷パネル100により冷却される発熱体200と、発熱体200が設置された空間Sの空気の温度調節を行う空調機300と、を備える。
ここで、冷媒としては、例えば水を用いることができるが、不凍液等の他の冷媒を用いてもよい。
図2は、パネル状に形成される液冷パネル100を発熱体200の取付面210に取り付けられる被取付面側からみた平面図である。図3は、図2に示す液冷パネル100の冷媒管10を示す平面図である。図4は、図2に示す液冷パネル100のI−I矢視断面図である。図5は、図4に示す液冷パネル100の基材30を示す断面図である。
集熱板20は、冷媒管10を収容するとともに冷媒管10が延びる方向に沿って直線状に延びる溝部21と、冷媒管10が延びる方向に対して直交する幅方向Wの両端に配置される一対の平面部22,23を有する。
本実施形態の液冷パネル100は、集熱板20の一対の平面部22,23が発熱体200の取付面210に近接した状態を磁石40の磁力により保持している。集熱板20と取付面210との間に隙間が形成されることが磁力により抑制されるため、発熱体200から液冷パネル100へ効率よく熱を伝達することができる。また、作業者が磁力の保持力を上回る力を液冷パネル100に与えることにより、液冷パネル100を発熱体200から容易に取り外すことができる。よって、発熱体200のメンテナンス性が損なわれることはない。
このように、本実施形態によれば、発熱体200のメンテナンス性を損なうことなく比較的安価な構成により発熱体200を効率よく冷却し、発熱体200が設置される空間Sの空調負荷を低減することができる。
以下、本発明に係る液冷パネル100の第2実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除いて第1実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
なお、図6には、発熱体200の取付面210と接触するアルミシート50が設置されていない状態が示されている。発熱体200の取付面210に取り付けられる液冷パネル100Aの被取付面の全面には、第1実施形態と同様にアルミシート50が貼り付けられる。
以下、本発明に係る液冷パネル100の第3実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態は、第1実施形態および第2実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除いて第1実施形態および第2実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
それに対して、本実施形態の液冷パネル100Bは、集熱板20Bをパネル状に形成して第1実施形態および第2実施形態の基材30の機能を持たせたものである。
図8に示すように、液冷パネル100Bは、冷媒管10Bと、冷媒管10を収容する複数の集熱板20と、断熱材料により形成された基材(断熱部)30と、複数の磁石40と、液冷パネル100の被取付面の全面に貼り付けられるアルミシート(表面シート)50と、を備える。
以上の説明において、発熱体200の取付面210および液冷パネル100の被取付面は平坦状であるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、発熱体200の取付面210および液冷パネル100の被取付面を所定の曲率を持った円筒面やその他の曲面形状としてもよい。この場合、液冷パネル100の基材30を柔軟性のある発泡ポリプロピレンにより形成し、磁石40を弾性のあるゴム材料やPVC樹脂等により形成するのが望ましい。円筒面や曲面形状であっても、液冷パネル100が発熱体200の取付面210の形状に沿って変形するため、発熱体200の取付面210と液冷パネル100の被取付面の接触面積を十分に確保することができる。これにより、液冷パネル100による発熱体200の冷却性能を維持することができる。
Claims (9)
- 磁性体により形成される取付面を有する発熱体に取り付けられる冷却構造体であって、
内部に冷媒を流通させる冷媒管と、
前記冷媒管を収容する溝部と該溝部の両端に配置される一対の平面部を有する金属製の集熱板と、
前記溝部の外周面に接触した状態で配置されるとともに断熱材料により形成された断熱部と、
前記一対の平面部が前記取付面に近接した状態を磁力により保持する磁石と、を備え、
前記溝部の内周面の少なくとも一部は、前記冷媒管の外周面の少なくとも一部と対応する形状となっており、
前記冷媒管は、前記溝部に接触した状態で配置されていることを特徴とする冷却構造体。 - 前記一対の平面部の板厚よりも薄い厚さを有する金属製の表面シートを有し、
前記表面シートは、前記一対の平面部に接触するとともに前記冷媒管が収容された前記溝部を覆うように配置されることを特徴とする請求項1に記載の冷却構造体。 - 前記断熱部は、前記取付面と対応する形状に形成された第1被取付面を有するパネル状に形成されており、
前記第1被取付面には、前記集熱板を収容する第1収容溝と、前記磁石を収容する第2収容溝が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却構造体。 - 前記断熱部は、柔軟性を有する材料により形成されており、
前記磁石は、弾性を有する材料により形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷却構造体。 - 前記集熱板は、前記取付面と対応する形状に形成された第2被取付面を有するパネル状に形成されており、
前記第2被取付面には、前記磁石を収容する凹部が形成されており、
前記断熱部は、前記集熱板の少なくとも一部が外部へ露出した状態で配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却構造体。 - 直線状に延びる複数の前記溝部を有し、
前記複数の溝部が同一方向に沿って所定間隔を空けて配置されており、
樹脂製の前記冷媒管が、
前記集熱板に接触した状態で配置される複数の直線部と、
隣接する前記直線部を連結する複数の曲線部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷却構造体。 - 前記曲線部の曲率半径の2倍が前記所定間隔よりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の冷却構造体。
- 前記曲率半径が前記冷媒管に座屈が生じる最小曲率半径よりも大きくなるように前記所定間隔が設定されていることを特徴とする請求項7に記載の冷却構造体。
- 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の冷却構造体と、
前記冷却構造体により冷却される前記発熱体と、
前記発熱体が設置された空間の温度調節を行う空調機と、を備えることを特徴とする発熱回収システム。
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