JP2014094725A - 駐車支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】障害物の存在により駐車空間への移動開始後に車両の移動が困難になった移動困難状況からの駐車支援を可能とする駐車支援装置を提供する。
【解決手段】駐車支援装置1のECU10は、駐車動作を開始すると、測距センサ2を用いて車両の周囲に存在する障害物までの距離を逐次検知する。車速センサ31、操舵角センサ32の検知情報に基づいて、距離検知を行うときの測距センサ2のセンサ位置を算出する。支援SW33がオンされた場合には、移動困難状況になったとして、移動困難状況に至るまでの各時点のセンサ位置を基準とした測距センサ2による障害物の検知範囲内かつ検知距離内の範囲と、各時点における車両が占める範囲とを重畳した重畳範囲を設定する。その重畳範囲に基づいて、障害物が存在しない移動可能空間を設定する。その移動可能空間への経路を算出し、その経路にしたがって車両を移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、駐車を支援する駐車支援装置に関する。
従来、超音波センサなどの測距センサで駐車空間を検知し、検知した駐車空間に駐車するように支援(自動駐車など)を行う駐車支援装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−21039号公報
ところで、ドライバー自らの運転操作により駐車を行う場合、駐車空間の周囲に、駐車空間の側面を構成する障害物以外の障害物(移動阻害障害物)が存在する狭領域では、その移動阻害障害物の存在により駐車動作途中で車両の移動が困難になることがある。しかし、特許文献等の従来技術では、駐車動作に入る前に、空間の両コーナーの側方を通過させそれらのコーナーを検知しなければ、駐車空間を検知できない。よって、このような移動困難状況に陥ってしまった場合、駐車動作に入る前の側方通過時の検知データを記憶していないと、駐車支援動作をすることができなかった。
また、上述したように特許文献1等の従来技術では、駐車空間の両コーナーの側方を車両を通過させそれらコーナーを検知しなければ、駐車空間を検知できない。そのため、駐車空間の側面からの延長線上に壁等の移動阻害障害物(直線状の障害物)が存在する隅部(狭領域)においては、移動阻害障害物側の駐車空間のコーナーの側方を車両が通過できないので、その駐車空間の検知が困難となっていた。
このように、従来では、移動阻害障害物の存在により駐車動作途中で車両の移動が困難になった状況や、駐車空間検知時に駐車空間の側方を通過することが困難な状況(移動困難状況)での駐車支援が不十分であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、移動困難状況での駐車支援を可能とする駐車支援装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る駐車支援装置は、駐車空間の周囲に前記駐車空間の側面を構成する障害物以外の障害物である移動阻害障害物が存在する狭領域での前記駐車空間への駐車を支援する、車両に搭載された駐車支援装置であって、
前記車両が前記駐車空間の周囲を移動しているときに前記車両の周囲に存在する障害物までの距離を逐次検知する距離検知手段と、
前記移動阻害障害物の存在により前記駐車空間への移動開始後に前記車両の移動が困難になった、又は前記駐車空間の検知時に前記駐車空間の側方を前記車両が通過することが困難な移動困難状況で、前記距離検知手段が検知した距離である検知距離に基づいて前記車両の移動が可能な前記駐車空間を含む移動可能空間を設定する空間設定手段と、
前記移動可能空間に移動するための前記車両の経路を算出する経路算出手段と、
前記経路算出手段が算出した経路にしたがって前記車両が移動するように支援を行う支援手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、空間設定手段により、移動困難状況にて、距離検知手段が検知した検知距離を用いて車両の移動が可能な移動可能空間が設定される。そして、その移動可能空間への経路が算出されてその経路にしたがって車両が移動するように支援が行われる。よって、駐車動作途中で移動が困難になった場合には、その困難になった状況を解消できる。また、移動阻害障害物の存在により駐車空間検知時に駐車空間の側方を通過できない場合であっても、移動可能空間が設定されるので、その移動可能空間が駐車空間である場合にはその駐車空間に容易に駐車させることができる。つまり、移動困難状況での駐車支援が可能になる。
また、本発明の第1の具体的態様として、本発明は、前記距離検知手段が距離検知を行うときの前記距離検知手段の位置であるセンサ位置を算出する位置算出手段を備え、
前記空間設定手段は、前記駐車空間への移動開始後に前記車両の移動が困難となった移動困難状況に至るまでの前記検知距離の履歴及び前記センサ位置の履歴に基づいて前記移動可能空間を設定することを特徴とする。
移動困難状況に至るまでに検知された検知距離の履歴及びセンサ位置の履歴は、車両周囲に存在する障害物の位置やその障害物までの距離を反映しているので、検知距離の履歴及びセンサ位置の履歴を用いることで障害物が存在しない移動可能空間を正確に設定することができる。
また、本発明の第2の具体的態様として、本発明において、前記距離検知手段は、
前記車両の後面に車幅方向に渡って複数搭載され、前記車両の後方に存在する障害物までの距離を検知する複数の後方距離検知手段と、
前記車両の側方に存在する障害物までの距離を検知する側方距離検知手段とを含み、
前記空間設定手段は、
前記駐車空間の側面からの延長線上に前記移動阻害障害物が存在することにより前記駐車空間の側方を前記車両が通過することが困難な移動困難状況にて、前記車両が前記駐車空間の側方経路を後退移動しているときに前記複数の後方距離検知手段が検知した検知距離である後方検知距離が等しいか否かを判断する距離判断手段を含み、その距離判断手段が前記後方検知距離が等しいと判断したときに、前記車両の後方に、前記駐車空間の側面からの延長線の方向に直線状の障害物が存在すると判断する障害物判断手段と、
前記距離判断手段が前記後方検知距離が等しいと判断したときに、前記後方距離検知手段の正面方向に前記後方検知距離だけ離れた後方検知点を結ぶ直線を算出する直線算出手段とを備え、
前記空間設定手段は、前記障害物判断手段が前記直線状の障害物の存在を判断したときに、前記直線と前記側方検知手段が検知した検知距離である側方検知距離とに基づいて、前記直線状の障害物と前記車両の側方に存在する駐車車両とで挟まれた前記駐車空間である隅部駐車空間を前記移動可能空間として設定することを特徴とする。
本発明によれば、車両が後退移動しているときの車両の後方に壁等の直線状の障害物が存在する場合には、各後方検知点を結ぶ直線が算出される。その直線は駐車空間の直線状の障害物側の側面に対応し、側方検知距離は駐車空間の他方の側面を構成する駐車車両に対応しているので、それら直線、側方検知距離から隅部駐車空間を設定できる。つまり、直線状の障害物の存在により駐車空間検知時に隅部駐車空間の側方を通過できない場合であっても、その隅部駐車空間を検知できる。
第1、第2実施形態の駐車支援装置1の構成図である。 測距センサ2の搭載位置等を説明する図である。 第1、第2実施形態の支援処理が実行されるときの想定場面を例示した図である。 第1、第2実施形態の支援処理のフローチャートである。 第1実施形態に係る図4のS19の詳細のフローチャートである。 図5のS32で設定されたサブ範囲41を例示した図である。 図5のS36で設定された重畳範囲44を例示した図である。 図5のS37で設定された重畳範囲47を例示した図である。 図5のS38、S39で複数に分割された移動可能空間481〜483を例示した図である。 図5のS41で設定された移動可能空間491〜493を例示した図である。 図4のS24の詳細のフローチャートである。 図4のS27の詳細のフローチャートである。 第2実施形態に係る図4のS19の詳細のフローチャートである。 反射波の到来方向及び反射点の算出方法を説明する図である。 図13のS72で算出される反射点7やS76で設定された自車障害物間範囲8等を示した図である。 図13のS77、S78で複数に分割された移動可能空間821〜823を例示した図である。 図13のS80で設定された移動可能空間831〜833を例示した図である。 第3、第4実施形態の駐車支援装置15の構成図である。 第3、第4実施形態の支援処理のフローチャートである。 図19の支援処理が実行されるときの想定場面を例示した図である。 リヤカメラ画像を例示した図である。 後部側方測距センサ23による距離検知が無くなる状況を示した図である。 第3実施形態に係る図19のS92の詳細のフローチャートである。 第4実施形態に係る図19のS92の詳細のフローチャートである。 図24の処理による駐車空間の設定方法を説明するための図である。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る駐車支援装置の第1実施形態を図面を参照しながら説明する。本実施形態は、ドライバー自らの運転操作により駐車動作を開始したものの、障害物の存在により途中で車両の移動が困難になった移動困難状況を解消する発明の実施形態である。図1は本実施形態の駐車支援装置1の構成図である。その駐車支援装置1は、車両5(図2参照)に搭載されている。図1に示すように、駐車支援装置1は、測距センサ2と車速センサ31と操舵角センサ32と支援SW33と、経路選択部34と操舵制御装置35とそれらと接続したECU10とを備えている。
測距センサ2は、その周囲に存在する駐車車両等の障害物までの距離を検知するセンサである。具体的には、測距センサ2は、ECU10からの指示に基づき、測距センサ2の正面方向に所定間隔おきに(例えば100ミリ秒おきに)超音波等の探査波を送信する。測距センサ2は、送信した探査波が障害物に当たって反射した反射波を受信する。そして、測距センサ2は、探査波の送信タイミングと反射波の受信タイミングとに基づき、障害物までの距離を算出する。測距センサ2で検知された検知情報(検知距離)はECU10に入力される。なお、検知距離の算出はECU10が行っても良い。測距センサ2は、探査波を送信しその探査波の反射波を受信するセンサであれば良く、音波を用いるものであっても、光波を用いるものであっても、電波を用いるものであっても良い。測距センサ2としては、例えば超音波センサ、レーザレーダ、ミリ波レーダ等のセンサを用いることができる。
図2は、車両5における測距センサ2の搭載位置等を説明する図であり、車両5を上から見た図を示している。図2に示すように、測距センサ2は、車両5の車体面の複数箇所に搭載されている。具体的には、測距センサ2は、車両5の後面511の左側及び右側に搭載された2つの後方測距センサ21と、車両5の左右後部コーナー512のそれぞれに搭載された2つの後部コーナー測距センサ22と、車両5の左側面513の後部及び右側面513の後部に搭載された2つの後部側方測距センサ23とを含む。また、測距センサ2は、車両5の左側面513の前部及び右側面513の前部に搭載された2つの前部側方測距センサ24と、車両5の前面514の左側及び右側に搭載された2つの前方測距センサ25と、車両5の左右前部コーナー515のそれぞれに搭載された2つの前部コーナー測距センサ26とを含む。
各測距センサ21〜26は、例えば各測距センサ21〜26が搭載されている車体面511〜515の法線方向を正面方向として、その正面方向を障害物の検知範囲27としている(正面方向に探査波を送信する)。なお、各測距センサ21〜26は、車体面511〜515の法線方向からずれた方向(例えば法線方向±20°程度)を正面方向として、車両5に搭載されていたとしても良い。後方測距センサ21は車両5の後方に存在する障害物までの距離を検知する。後部コーナー測距センサ22は、後部コーナー512付近に存在する障害物までの距離を検知する。後部側方測距センサ23は、車両5の後部の左側方又は右側方に存在する障害物までの距離を検知する。前部側方測距センサ24は、車両5の前部の左側方又は右側方に存在する障害物までの距離を検知する。前方測距センサ25は、車両5の前方に存在する障害物までの距離を検知する。前部コーナー測距センサ26は、前部コーナー515付近に存在する障害物までの距離を検知する。各測距センサ2の指向性φは例えば70°〜120°程度となっている。また、各測距センサ2が検知可能な最大検知距離MaxLは例えば4m〜10m程度となっている。なお、検知範囲27(指向性φ、最大検知距離MaxL)は、測距センサ21〜26間で同じであっても良いし、異なっていても良い。
図1の説明に戻り、車速センサ31は車両5の車速を検知するセンサである。操舵角センサ32は、車両5のステアリングの操舵角を検知するセンサである。車速センサ31、操舵角センサ32で検知された検知情報(車速、操舵角)はECU10に入力される。
支援SW33は、車両5の運転席周辺に設けられ、駐車支援装置1による駐車支援を望むドライバーによって操作されるスイッチである。経路選択部34は、車両5の運転席周辺に設けられ、後述するECU10の処理によって抽出された移動困難状況からの脱出経路が複数ある場合に、その中から1つの脱出経路をドライバーに選択させる部分である。具体的には、経路選択部34は、例えば、脱出経路を表示するための表示装置と、その表示装置の画面上に配設されてドライバーによるタッチ位置を検知するタッチセンサを有したタッチパネルとして構成される。操舵制御装置35は、ドライバーによるステアリング操作が無くても車両5を操舵可能とする装置であり、具体的にはステアリングモータ等を制御する装置である。
ECU10は、CPU、ROM、RAM等から構成されたマイコンを主体として構成され、測距センサ2、車速センサ31、操舵角センサ32から入力された各検知情報に基づき、車両5の駐車を支援する各種処理を実行する。具体的には、ECU10は、駐車動作途中でドライバー自らの運転では車両5の身動きがとれなくなった状態(移動困難状態)からの脱出経路を算出するなどの支援処理を実行する。その処理の詳細は後述する。
また、ECU10は、自身が実行する支援処理に必要な各種情報を記憶するROM、RAM等のメモリ11を備えている。そのメモリ11には、各測距センサ21〜26(図2参照)の車両5での搭載状態(搭載位置、搭載角度)が予め記憶されている。例えば後方測距センサ21を例にとると、後方測距センサ21の搭載位置、搭載角度として車両5の後方に向いた角度が、メモリ11に記憶されている。搭載位置は、例えば車両5の所定の基準点(例えば車両5の後輪車軸中心52(図2参照))に対する相対座標として与えられる。また、搭載角度は、例えば車両5の前進方向53(図2参照)に対する相対角度として与えられる。
また、メモリ11には、各測距センサ21〜26の検知範囲27(図2参照)を特定する情報として、例えば検知範囲27の指向性φ及び最大検知距離MaxL、あるいは実験値から求めた検知範囲の平面図が記憶されている。さらに、メモリ11には、車両5の平面視における形状を特定する情報(形状情報)として、例えば車両5の車幅及び車長又は車両5の平面視における輪郭形状が記憶されている。
次に、ECU10による支援処理が実行されるときの想定場面を説明する。図3は、その想定場面を例示した図である。図3の場面は、並列駐車した2台の駐車車両61に挟まれた駐車空間100に、ドライバー自らの運転操作で車両5をバック駐車させている場面である。また、駐車空間100(駐車車両61)の向かいには、駐車空間100の側面101を構成する障害物(駐車車両61)以外の障害物(移動阻害障害物)として、壁62が配置されている。駐車車両61と壁62との間隔は狭くなっている(例えば車両5の車幅+1m程度)。図3の場面を想定して、以下、ECU10が実行する支援処理の詳細を説明する。
図4は、支援処理のフローチャートを示している。図4の処理は例えば車両5の後退移動(駐車動作)の開始と同時に開始する。なお、図4の処理の実行中は、ECU10は、各測距センサ21〜26に指示をして、車両5の周囲に存在する障害物までの距離を逐次検知させている。図4の処理を開始すると、先ず、以降の処理で使用する各種パラメータを初期化する(S11)。具体的には、測距センサ2が距離検知を行うときの時間t[n]をゼロに設定する(S11)。また、測距センサ2が距離検知を試みた回数(計測カウント)nを1に設定する(S11)。また、後述する処理で抽出される移動可能空間の数(移動可能空間数)AreaNumをゼロに設定する(S11)。なお、S11の時点では、支援SW33(図1参照)はドライバーに未だ操作されていない(支援SW=OFF)、つまり、ドライバー自らの運転操作で駐車動作を開始したとする。ECU10は、各計測カウントnでの時間t[n](t[1]を基準とした時間)を計測している。なお、図3には、S11の時点における車両5の位置を符号「5a」で示している。
また、S11では、車両5が移動する平面の座標系を設定する。具体的には例えば、S11の時点における車両5の所定の基準点(例えば後輪車軸中心52(図2参照))を原点、車両5の向き53(図2参照)をX軸、そのX軸に垂直な方向をY軸とした座標系を設定する。
次に、現在の計測カウントnで検知された障害物までの距離(検知距離)L[n]を各測距センサ2から取得する(S12)。なお、ECU10自身が検知距離Lを算出する構成の場合には、S12では、測距センサ2から反射波の受信タイミングを取得して、送信タイミングと受信タイミングとに基づき検知距離L[n]を算出する。なお、測距センサ2の検知範囲27(図2参照)に障害物が存在しない場合、つまり障害物非検知の場合には検知距離L[n]=0とする。S12で取得した検知距離L[n]は計測カウントnに関連付けてメモリ11に蓄積する。
次に、現在の計測カウントnでの各測距センサ2の位置(センサ位置)SenPosを算出する(S13)。具体的には、S11で設定した座標系での座標(SenPosX[n]、SenPosY[n])としてセンサ位置SenPosを算出する。より具体的には、メモリ11に記憶された各測距センサ2の搭載位置と、車速センサ31、操舵角センサ32の検出情報とに基づき、センサ位置SenPosを算出する(S13)。このとき、車速センサ31から入力された車速と時間t[n]とから、時間t[1]でのセンサ位置(メモリ11に記憶された搭載位置)からの測距センサ2の移動距離を算出できる。また、操舵角センサ32から入力された操舵角から、時間t[1]でのセンサ位置からの測距センサ2の移動方向を算出できる。つまり、それら移動距離、移動方向から、時間t[1]でのセンサ位置がどの方向にどれだけ移動したか(移動変化分)が分かるので、時間t[1]でのセンサ位置にその移動変化分を加えることで、センサ位置SenPosを算出できる。S13で算出したセンサ位置SenPos[n]は計測カウントnに関連付けてメモリ11に蓄積する。
次に、現在の計測カウントnでの車両5の位置(自車位置)CarPos及び向き(自車向き)CarAngを算出する(S14)。具体的には、例えば車両5の所定の基準点(例えば後輪車軸中心52(図2参照))の位置を自車位置CarPosとする。そして、その自車位置CarPosを、S13と同様に車速と操舵角とに基づき、S11で設定した座標系での座標(CarPosX[n]、CarPos[n])として算出する。また、例えば車両5の前進方向53(図2参照)を自車向きCarAngとし、その自車向きCarAngをS11で設定した座標系で角度(例えば、X軸方向が0°、Y軸方向が90°としたときの角度)として算出する。S14で算出した自車位置CarPos及び自車向きCarAngは計測カウントnに関連付けてメモリ11に蓄積する。
次に、図1の支援SW33がオンされたか否かを判断する(S15)。オフの場合には(S33:No)、S16に進み、計測カウントnを次の値に更新する
(n=n+1)。その後、S12に戻って、更新後の計測カウントnにおける検知距離L、センサ位置SenPos、自車位置CarPos及び自車向きCarAngを算出し、それらを計測カウントnに関連付けてメモリ11に蓄積する(S12〜S14)。
支援SW33がオンされた場合には(S15:Yes)、移動困難状況に陥ったために、ドライバーが駐車支援装置1による支援を求めているとして、S17以降の、移動困難状況を解消するための処理を実行する。なお、図3には、支援SW33がオンされた時点における車両5の位置を符号「5b」で示している。また、図3には、車両5が駐車動作を開始した位置5aから、現在位置5bまでの車両5の移動推移(経路)を示している。現在位置5bにおいては、車両5の直ぐ後ろに駐車車両61が存在し、車両5の直ぐ前に壁62が存在しており、後ろにも前にも車両5の移動が困難な状況となっている。
本実施形態では、以降で説明する脱出経路の抽出方法として2つの方法が用意されており、S17では、その2つの方法のうちどちらを採用するか示したパラメータMode1の値が1か否かを確認する。Mode1の値はメモリ11に予め設定されている。Mode1=1の場合には(S17:Yes)、S18に進み、移動可能空間数AreaNumがゼロか否かを判断する。AreaNum=0の場合(未だ移動可能空間の抽出を行っていない場合)には(S18:Yes)、S19に進み、現在の車両5の位置を基準として車両5が移動可能な移動可能空間を抽出する。図5は、S19の処理の詳細のフローチャートである。
図5の処理に移行すると、先ず、着目する計測カウントiを1に設定する(S31)。次に、計測カウントiの時点における障害物が存在しない範囲SubArea[i](以下、サブ範囲という)を設定する(S32)。ここで、図6は、サブ範囲SubArea[i]の設定方法を説明するための図であり、移動困難状況に至るまでのある時点における各測距センサ2による障害物検知の様子を示している。測距センサ2の検知範囲内かつ検知距離以内の範囲(以下、検知結果範囲という)は障害物が存在しない範囲といえる。なお、測距センサ2の計測誤差を考慮し、検知距離に、計測誤差として予め定めた量δL(例えば10cm)を加え又は減じた距離以内の範囲を検知結果範囲としても良い。そこで、S32では、各測距センサ2ごとに計測カウントiにおける検知結果範囲を設定する。具体的には、S12、S13で算出してメモリ11に蓄積された、計測カウントiでの検知距離L[i]及びセンサ位置SenPos[i]を読み出す。そのセンサ位置SenPos[i]を基準として、計測カウントiの時点での測距センサ2の正面方向に、メモリ11に記憶された指向性φ及び最大検知距離Max、あるいは検知範囲の実測値で特定される検知範囲を設定する。なお、計測カウントiの時点での測距センサ2の正面方向は、メモリ11に記憶された測距センサ2の搭載角度及びS14で算出した自車向きCarAngから求めることができる。そして、設定した検知範囲内のうち、センサ位置SenPos[i]から検知距離L[i](又は検知距離L[i]±計測誤差δL)内の範囲を検知結果範囲として設定する。
図6には、S32で設定された各測距センサ2の検知結果範囲28を示している。なお、検知距離L[i]=0の場合、つまり障害物非検知の場合には、検知結果範囲28は図2の検知範囲27と同じ範囲となる。
また、車両5が占める範囲(以下、自車範囲という)も障害物が存在しない範囲といえるので、S32では、計測カウントiにおける自車範囲を設定する。具体的には、計測カウントiにおける自車位置CarPos[i]及び自車向きCarAng[i]をメモリ11から読み出す。また、車両5の形状情報をメモリ11から読み出す。そして、その形状情報で特定される車両5の形状を、自車位置CarPos[i]の位置かつ自車向きCarAng[i]の方向に配置する。配置した形状で囲まれる範囲を自車範囲とする。図6には、自車範囲54を示している。そして、S32では、設定した検知結果範囲28及び自車範囲54から構成される範囲41をサブ範囲SubArea[i]として設定する。
次に、着目する計測カウントiが現在の計測カウントnに達したか否かを判断する(S33)。未だ達していない場合には(S33:No)、S34に進み、計測カウントiを次の値に更新する(i=i+1)。その後、S32に戻り、更新後の計測カウントiにおけるサブ範囲SubArea[i]を算出する。このように、S32〜S34が繰り返されることで、計測カウントi=1からnまでの全てのサブ範囲SubArea[i]が設定される。
着目する計測カウントiが現在の計測カウントnに達した場合には(S33:Yes)、S35に進み、S35から分岐した処理S36、S37のどちらを実行するかを示したパラメータMode2の値を確認する。Mode2の値はメモリ11に予め設定されている。Mode2=1の場合にはS36に進み、Mode2=2の場合にはS37に進む。
S36では、計測カウントが1からnまでのサブ範囲SubArea[1]〜SubArea[n]を重畳した重畳範囲TotalAreaを設定する。図7は、重畳範囲TotalAreaの設定方法を説明する図であり、現在の車両5の位置5b及び設定された重畳範囲44を示している。S36では、先ず、サブ範囲SubArea[1]〜SubArea[n]の最も外側のライン42を囲った範囲43を設定する。そして、その範囲43から現在の自車範囲541を差し引いた範囲44を重畳範囲TotalAreaとして設定する。
一方S37では、図8に示すように、サブ範囲SubArea[1]〜SubArea[n]が2回以上重なった範囲の最も外側のライン45を囲った範囲46から、現在の自車範囲541を差し引いた範囲47を重畳範囲TotalAreaとして設定する。
このように、S36の処理で重畳範囲TotalAreaを設定した場合には、障害物が存在しない範囲を広範囲に設定できる。他方、S37の処理で重畳範囲TotalAreaを設定した場合には、障害物が存在しない範囲を確度良く設定できる。なお、サブ範囲SubArea[1]〜SubArea[n]が2回より多い回数重なった範囲に基づき重畳範囲TotalAreaを設定すれば、障害物が存在しない範囲をより一層確度良く設定できる。
S36又はS37の後、S38に進み、重畳範囲TotalAreaの輪郭と現在の自車範囲の間の距離dが予め設定された閾値th1以下の箇所があるか否かを判断する。図7の例では、重畳範囲44の輪郭441と自車範囲541との距離dが閾値th1以下の箇所があるか否かが判断される。ある場合には(S38:Yes)、S39に進み、重畳範囲TotalAreaを、距離dが閾値th1以下の箇所で区切り、複数の範囲Areaに分割する。分割数AreaNumが移動可能空間数とされ、分割した各範囲Areaに、1からAreaNumのいずれかの番号を割り当てる。割り当て後のArea[1]〜Area[AreaNum]が仮の移動可能空間となる。
図7の重畳範囲44を分割すると、例えば図9のように3つの移動可能空間481、482、483が設定される。すなわち、車両5を基準として右側に壁62が延びた方向に第1の移動可能空間481が設定され、駐車空間100の方向に第2の移動可能空間482が設定され、車両5を基準として左側に壁62が延びた方向に第3の移動可能空間483が設定される。
一方、S38において、距離dが閾値th1以下の箇所が無い場合には、S40に進み、重畳範囲TotalAreaがそのまま移動可能空間Area[1]とされる。この場合には、移動可能空間数AreaNum=1となる。
S39又はS40の後、S41に進み、各移動可能空間Area[1]〜Area[AreaNum]を、現在の車両5の位置と反対方向(車両5から離れる方向)に所定量(例えば5m程度)だけ延長する。図9の例でS41を説明すると、第1の移動可能空間481は、車両5の位置と反対方向として、具体的には例えば壁62が延びた方向P1に所定量だけ延長する。なお、図9の時点に至るまでに壁62までの検知距離L及びセンサ位置SenPosが逐次検知されているので、その検知距離Lの履歴及びセンサ位置SenPosの履歴から三角測量の原理により壁62の反射点(輪郭)を求め、その反射点から壁62が延びた方向P1を特定できる。なお、三角測量の原理による反射点の算出方法は第2実施形態で詳細に説明する。
また、第2の移動可能空間482は、車両5の位置と反対方向として、具体的には例えば駐車空間100の奥行き方向P2に所定量だけ延長する。奥行き方向P2も、三角測量の原理により駐車車両61の反射点(駐車空間100の輪郭)を求めることで、特定できる。また、第3の移動可能空間483は、車両5の位置と反対方向として、具体的には例えば壁62が延びた方向P3(方向P1と反対方向)に所定量だけ延長する。その方向P3は方向P1と同様にして特定できる。なお、反射点から方向P1〜P3を求める方法に代えて、後輪車軸中心52と、各移動可能空間481〜483の中で後輪車軸中心52から最も離れた点481a、482a、483a(図9参照)とを結ぶベクトルの方向を延長方向P1〜P3としても良い。これによれば、反射点の算出を省略できるので計算量を減らすことができ、簡単に方向P1〜P3を求めることができる。
図10は、図9の第1の移動可能空間481の延長後の移動可能空間491と、第2の移動可能空間482の延長後の移動可能空間492と、第3の移動可能空間483の延長後の移動可能空間493を示している。このように、S39の移動可能空間を延長することで、実際に検知した移動可能空間が狭かったとしても広範囲の移動可能空間を設定できる。S41の後、図5のフローチャートの処理を終了する。
図4の説明に戻り、S19で移動可能空間Area[1]〜Area[AreaNum]を抽出した後、S20に進み、着目する移動可能空間Areaの番号Jを1に設定する。次に、番号Jの移動可能空間Area[J]と、現在の車両5の位置関係に基づき、車両5が移動可能空間Area[J]へ移動するための経路(脱出経路)PATH[J]を算出する(S21)。このとき、1回の前進移動又は後退移動で移動可能空間Area[J]へ移動できない場合には、車両5の切り返しを許容する形で経路PATH[J]を算出する。
次に、番号Jが移動可能空間数AreaNumに達したか否かを判断する(S22)。未だ達していない場合には(S22:No)、S23に進み、番号Jを次の番号に更新する(J=J+1)。その後、S21に戻って、更新後の番号Jの移動可能空間Area[J]への経路PATH[J]を算出する。このように、S21〜S23が繰り返されることで、全ての移動可能空間Area[1]〜移動可能空間Area[J]への経路PATH[1]〜PATH[AreaNum]が算出される。
番号Jが移動可能空間数AreaNumに達した場合には(S22:Yes)、S24に進み、経路PATH[1]〜PATH[AreaNum]の中から1つの経路を選択する。図11は、S24の詳細のフローチャートである。図11の処理に移行すると、メモリ11に予め設定されたパラメータPathModeの値が1か否かを判断する(S51)。PathMode=1の場合には(S51:Yes)、S52に進み、経路PATH[1]〜PATH[AreaNum]の中で、最も切り返し回数の少ない経路を選択する。その後、図11のフローチャートの処理を終了する。
S51において、PathMode≠1の場合には(S51:No)、S53に進み、PathMode=2か否かを判断する。PathMode=2の場合には(S53:Yes)、S54に進み、経路PATH[1]〜PATH[AreaNum]の中で最も移動距離の少ない経路を選択する。その後、図11のフローチャートの処理を終了する。
S53において、PathMode≠2の場合には(S53:No)、S55に進み、経路PATH[1]〜PATH[AreaNum]の中から車両5のドライバーが選択した経路を選択する。このS55の処理を実行する場合には、ECU10は、例えば、図1の経路選択部34として構成されたタッチパネルに、車両5の位置及び各移動可能空間Area[1]〜Area[AreaNum]を表示する。このとき、経路PATH[1]〜PATH[AreaNum]も併せて表示しても良い。そして、表示した移動可能空間Area[1]〜Area[AreaNum](経路PATH[1]〜PATH[AreaNum])の中から、ドライバーが所望する移動可能空間Area(経路PATH)へのタッチ入力を促す。そして、タッチ入力があった移動可能空間Areaへの経路PATHを選択する。S55の後、図11のフローチャートの処理を終了する。
図4の説明に戻り、S24の後、S26に進む。一方、S17において、Mode1≠1の場合には(S17:No)、S25に進む。S25では、移動困難状況に至るまでの(現在までの)車両5の経路を逆再生した経路(逆再生経路)を算出する。図3の例で説明すると、位置5aから位置5bに至った経路の逆再生経路が算出される。具体的には、S14で算出しメモリ11に蓄積しておいた自車位置CarPosの履歴が移動困難状況に至るまでの車両5の経路に相当するので、その履歴を逆再生した経路を算出する。S25の後、S26に進む。
S26では、S24で選択した経路又はS25で算出した逆再生経路にしたがって予め定めた移動可能空間内の目標位置まで車両5が移動するように支援を行う。具体的には、図1の操舵制御装置35に指示をして、S24の経路又はS25の逆再生経路にしたがって車両5を自動で移動させる。また、ステアリングを切るタイミングや操作量等をドライバーに報知して、ドライバー自らの運転で移動させるようにしても良い。なお、ECU10は、S26の支援を行っている間も、各測距センサ2による距離検知を継続させる。
次に、S26による支援を終了するか否かの判定を行う(S27)。図12はS27の詳細のフローチャートである。図12の処理に移行すると、先ず、車両5が目標位置に到達したか否かを判断する(S61)。到達した場合には(S61:Yes)、S62に進み、支援を終了すると決定する。その後、図12のフローチャートの処理を終了する。目標位置に未だ到達していない場合には(S61:No)、S63に進み、全ての測距センサ2の検知距離L[n]が予め設定された閾値th2を超えたか否かを判断する。超えた場合には(S63:Yes)、S62に進み、支援を終了すると判定する。この場合には、車両5の直近に障害物が存在しない状況まで回復し、支援無しでもドライバー自らの運転が可能となった状況を想定している。
測距センサ2の検知距離L[n]が閾値th2を下回っている場合には(S63:No)、S64に進み、未だ移動困難状況は解消できていないとして、支援を継続すると判定する。その後、図12のフローチャートの処理を終了する。
図4の説明に戻り、S27の後、S28に進み、S27の判定結果に基づき、支援を終了するか否かを判断する。図12のS62で終了すると判定した場合には、図4のフローチャートの処理を終了する。図12のS64で継続すると判定した場合には、S16に進み、計測カウントnを次の値に更新する。その後、S12に戻り、更新後の計測カウントnに対して上述した処理を実行する。このとき、前回のS19で移動可能空間Areaを抽出した場合には、今回のS18では、AreaNum≠0となり(S18:No)、S19〜S24の処理を省略してS26に進む。そして、S26において、前回までに行っていた支援が継続される。そして、車両5が目標位置に到達したか、又は全ての検知距離L[n]が閾値th2を超えた場合に、図4のフローチャートの処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、駐車動作の途中の移動困難状況からの支援が可能となる。図10の例では、図4のS24で第2の移動可能空間492への経路が選択された場合には、駐車空間100へ車両5を駐車させることができる。また、第1の移動可能空間491への経路、第3の移動可能空間493への経路が選択され、又はS25で逆再生経路が算出された場合には、図10の移動困難状況から車両5を脱出させることができる。その後、ドライバーは、例えば改めて駐車空間100への駐車を試みたり、別の駐車空間を探したりすることで、最終的に駐車させることができる。また、本実施形態では、障害物が存在しない検知結果範囲に基づいて移動可能空間を抽出しているので、その抽出を正確に行うことができる。
(第2実施形態)
次に本発明に係る駐車支援装置の第2実施形態を第1実施形態と異なる部分を中心にして説明する。本実施形態では、図4のS19の移動可能空間の抽出方法が第1実施形態と異なっており、それ以外は第1実施形態と同じである。図13は、本実施形態のS19の詳細のフローチャートである。
図13の処理に移行すると、先ず、着目する計測カウントiを1に設定する(S71)。次に、各測距センサ2ごとに、メモリ11に蓄積された検知距離の履歴とセンサ位置の履歴とに基づき、探査波が障害物に当たって反射したときの反射点Rflt[i]を算出する(S72)。この反射点[i]は、S11で設定した座標系での座標(RfltX[i]、RfltY[i])として算出する。具他的には、検知距離の履歴とセンサ位置の履歴とを用いて三角測量の原理により、反射波の到来方向を推定し、センサ位置SenPos[i]から反射波の到来方向に検知距離L[i]だけ離れた点を反射点Rflt[i]として求める。ここで、図14は、反射波の到来方向及び反射点Rfltの算出方法を説明する図である。具体的には、図14は、計測カウントiにおけるセンサ位置SenPos[i]及び検知距離L[i]と、計測カウントi−1におけるセンサ位置SenPos[i−1]及び検知距離L[i−1]とで構成される三角形200を示している。
S72では、センサ位置SenPos[i]、SenPos[i−1]の座標成分に基づいて、それら位置間の辺201のベクトル成分(SenPosBktX、SenPosBktY)とそのベクトルの絶対値SenPosBktとを算出する。また、辺201と検知距離L[i]の辺202との成す角度をθ[i]とすると、角度θ[i]を次の式1で算出する。この角度θ[i]が計測カウントiでの反射波の到来方向に相当する。
Figure 2014094725
そして、角度θ[i]、上記のベクトル成分(SenPosBktX、SenPosBktY)、絶対値SenPosBktを以下の式2〜式6に代入して、三角形200の頂点7の座標(RfltX[i]、RfltY[i])を反射点Rflt[i]として算出する。
Figure 2014094725
Figure 2014094725
Figure 2014094725
Figure 2014094725
Figure 2014094725
S72で反射点Rflt[i]を算出した後、S73に進み、着目する計測カウントiが現在の計測カウントnに達したか否かを判断する。未だ達していない場合には(S73:No)、S74に進み、計測カウントiを次の値に更新する(i=i+1)。その後、S72に戻り、更新後の計測カウントiでの反射点Rflt[i]を算出する。このように、S72〜S74が繰り返されることによって、測距センサ2ごとに、計測カウントが1からnまでの全ての反射点Rflt[1]〜Rflt[n]が算出される。
図15は、第1実施形態で説明した場面(図3等の場面)と同じ場面を示した図であり、S71〜S74で算出された反射点7の様子を示している。なお、図15において、図3と変更がない部分には同一符号を付している。図15に示すように、車両5が移動するにしたがって障害物61、62の面と略一致した位置に反射点7の履歴をプロットすることができる。図15では、壁62の面に略一致した位置にプロットされた反射点71と、左側の駐車車両611の面に略一致した位置にプロットされた反射点72と、右側の駐車車両612の面に略一致した位置にプロットされた反射点73とを示している。
図13に説明に戻り、S73において、着目する計測カウントiが現在の計測カウントnに達した場合には(S73:Yes)、S75に進み、反射点Rfltの履歴を障害物ごとの履歴となるようにグルーピングする。具体的には、例えば反射点間の距離が閾値以下となる反射点同士を、同一障害物の反射点であるとしてグルーピングする。図15の例では、壁62の反射点71でグルーピングがされ、左側の駐車車両611の反射点72でグルーピングがされ、右側の駐車車両612の反射点73でグルーピングがされる。
次に、グルーピングした反射点の履歴で特定される各障害物の輪郭と、現在の(移動困難状況での)車両5の間の範囲(以下、自車障害物間範囲という)TotalAreaを設定する(S76)。図15の例で、S76の処理を説明すると、例えば、反射点71の履歴から壁62の輪郭線811を求め、反射点72の履歴から左側の駐車車両611の輪郭線812を求め、反射点73の履歴から右側の駐車車両612の輪郭線813を求める。また、反射点71の履歴の一方の端点711と、その端点711と対向した位置関係にある反射点73の履歴の端点731とを結ぶ直線814を求める。また、反射点73の履歴の他方の端点732と、その端点732と対向した位置関係にある反射点72の履歴の端点722とを結ぶ直線815を求める。また、反射点72の履歴の他方の端点721と、その端点721と対向した位置関係になる反射点71の他方の端点712とを結ぶ直線816を求める。そして、それら輪郭線811〜813、直線814〜816で囲まれた範囲から、現在の自車範囲541を差し引いた範囲8を自車障害物間範囲TotalAreaとして設定する。
S76の後、S77に進む。S77以降の処理は、図5のS38〜S41の処理と同様である。すなわち、S77では、自車障害物間範囲TotalAreaの輪郭と現在の自車範囲の間の距離dが予め設定された閾値th1以下の箇所があるか否かを判断する。図15の例では、自車障害物間範囲8の輪郭81と自車範囲541との距離dが閾値th1以下の箇所があるか否かが判断される。ある場合には(S77:Yes)、S78に進み、自車障害物間範囲TotalAreaを、距離dが閾値th1以下の箇所で区切って、複数の移動可能空間Area[1]〜Area[AreaNum]に分割する。図15の自車障害物間範囲8を分割すると、例えば図16のように3つの移動可能空間821、822、823が設定される。
一方、S77において、距離dが閾値th1以下の箇所が無い場合には、S79に進み、自車障害物間範囲TotalAreaがそのまま移動可能空間Area[1]とされる。
S78又はS79の後、S80に進み、各移動可能空間Area[1]〜Area[AreaNum]を、現在の車両5の位置と反対方向に所定量だけ延長する。図16の例では、第1実施形態の図9と同様に、例えば、第1の移動可能空間821を壁62が延びた方向P1に延長し、第2の移動可能空間822を駐車空間100の奥行き方向P2に延長し、第3の移動可能空間823を壁62が延びた方向P3に延長する。
図17は、図16の第1の移動可能空間821の延長後の移動可能空間831と、第2の移動可能空間822の延長後の移動可能空間832と、第3の移動可能空間823の延長後の移動可能空間833とを示している。このように、移動可能空間を延長することで、広範囲の移動可能空間を設定できる。S80の後、図13のフローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、第1実施形態の効果に加え、反射点の履歴から移動可能空間を設定しているので、障害物の面に略一致した整った移動可能空間を抽出できる。
(第3実施形態)
次に本発明に係る第3実施形態を上記実施形態と異なる部分を中心にして説明する。本実施形態は、駐車空間の側面からの延長線上に壁等の直線状の障害物が存在する場面(駐車場の隅部シーン)での駐車支援を行う発明の実施形態である。図18は本実施形態の駐車支援装置15の構成図である。なお、図18において、図1と同一の構成には同一符号を付している。駐車支援装置15は、測距センサ2と車速センサ31と操舵角センサ32と支援SW33と操舵制御装置35とリヤカメラ36と警報部37とシフトポジションセンサ38とシーン選択部39とそれらと接続したECU10とを備えている。その駐車支援装置15は図2の車両5に搭載されている。
測距センサ2は、図2に示すように、車両5の車体面の周方向に沿った複数の箇所に搭載されるが、本実施形態では少なくとも後面511に搭載された2つの後方測距センサ21と、車両の側面513の後部に搭載された後部側方測距センサ23とを含んでいれば良い。なお、後方測距センサ21は3つ以上搭載されていたとしても良い。車速センサ31、操舵角センサ32、支援SW33、操舵制御装置35は第1実施形態と同じである。
リヤカメラ36は、車両5のリヤウィンドウ周辺に搭載され、車両5の後方を撮影するカメラである。警報部37は、例えば車両5の運転席周辺に搭載されたスピーカであり、測距センサ2で検知された検知距離が予め設定された閾値(以下、警報閾値という)より小さくなったときにドライバーに対して警報(例えばブザー音による警報)を行う。シフトポジションセンサ38は、車両5のシフトポジションを検知するセンサであり、特にシフトポジションがリバース(R)になったことを検知する。シーン選択部39は、現在の場面が隅部シーンであることをドライバーに選択させる部分であり、例えばプッシュスイッチ等のスイッチであったり、タッチパネルであったりする。
ECU10は、隅部シーンでの駐車を支援する支援処理を実行する。図19はその支援処理のフローチャートを示している。また、図20は、図19の支援処理が実行されるときの想定場面を例示した図である。図20の場面は、隅部シーンであり、具体的には、駐車車両61と壁63に挟まれた駐車空間110に、車両5がバック駐車をさせている場面(駐車空間110の側方経路300を車両5が後退移動している場面)である。その駐車空間110は並列駐車用の駐車空間である。壁63は、駐車空間110の側面111(車両5の移動方向に奥側の側面)からの延長線の方向(側方経路300に交差する方向)に直線状となっている。壁63の、側方経路300に飛び出た部分631(移動阻害障害物)により、車両5は駐車空間110の側方を通過することが困難な状況(移動困難状況)となっている。図20の場面を想定して図19の支援処理を説明する。
図19の処理は例えば支援SW33(図18参照)が操作されたときに開始される。図19の処理が開始すると、先ず、現在の場面が隅部シーンであるか否かを判断する(S81)。具体的には、例えばシフトポジションセンサ38(図18参照)から入力される車両5のシフトポジションがリバースであるか否かを判断する。そして、リバースである場合に隅部シーンであると判断する。また例えば、現在の場面が隅部シーンであることをシーン選択部39でドライバーが選択したか否かに基づいて、S81の判断を行う。
現在の場面が隅部シーンでない場合には(S81:No)、図19のフローチャートの処理を終了する。この場合には、通常の駐車空間(2台の駐車車両に挟まれた駐車空間)への駐車支援を行う場面であるとして、通常の支援処理を実行する。具体的には、駐車空間(2台の駐車車両)の側方を通過しながら、測距センサ2を用いて例えば上述した三角測量の原理により各駐車車両の輪郭(反射点)を検知する。検知した各駐車車両の輪郭で挟まれた空間を駐車空間として設定する。その駐車空間への経路を算出し、算出した経路にしたがって車両5を自動駐車させる。
これに対し、現在の場面が隅部シーンの場合には(S81:Yes)、S82以降の処理を実行する。なお、隅部シーンの場合には(S81:Yes)、ECU10は、側方経路300(図20参照)を壁63に向かって自動で後退移動するように操舵制御装置35に指示をし、又は壁63に向かってドライバー自らの運転操作で後退移動するようにドライバーに促す。
S82では、車両5の後側(壁63側)に搭載されている測距センサ2、具体的には、後方測距センサ21及び後部コーナー測距センサ22(図2参照)の警報閾値を、通常の支援処理のときの値(例えば1m)に比べて小さな値(例えば10cm未満)に設定する。これにより、壁63に隣接した駐車空間110への駐車支援の過程で、警報部37による警報がされ続けるという煩わしさを防止できる。
次に、ECU10は、各測距センサ2に対し探査波の送信及び反射波の受信をするように指示する(S83)。次に、測距センサ2が受信した反射波の振幅が予め設定された閾値を超えたか否かを判断する(S84)。超えなかった場合には(S84:No)、測距センサ2(車両5)の周囲に障害物が存在しないとして、S83に戻り、再び測距センサ2の探査波の送信及び反射波の受信を行わせる。
反射波の振幅が閾値を超えた場合には(S84:Yes)、S85に進み、探査波を送信した送信タイミングと反射波の振幅が閾値を超えた受信タイミングの差に、探査波の速度(探査波が超音波の場合には音速)を乗じることで、障害物までの距離(検知距離)を算出する。なお、S85では、図4のS13と同様にして、距離検知を行うときの各測距センサ2の位置(センサ位置)を算出する。そして、検知距離をセンサ位置に関連付けてメモリ11(図18参照)に蓄積する(S85)。車両5が壁63に向かって後退移動している間、S83〜S85が繰り返し実行される。
次に、2つの後方測距センサ21で検知された検知距離が等しいか否かを判断する(S86)。なお、S86では、2つの検知距離L1、L2が完全一致する場合だけではなく、それら検知距離L1、L2の間に、後方測距センサ21の検知誤差として想定される誤差を有している場合も、検知距離L1、L2は等しいと判断する。
各後方測距センサ21の検知距離が異なっている場合には(S86:No)、車両5の後方(移動方向)に、壁等の直線状の障害物の存在を確認できないとして、S83に戻る。各後方測距センサ21の検知距離が等しい場合には(S86:Yes)、S87に進み、センサ位置から後方測距センサ21の正面方向(車両5の後方)に検知距離だけ離れた点3(測距点)(図20参照)を算出する。2つの測距点3は、壁63上かつ壁63が延びた方向(駐車空間110の側面111からの延長線上)に沿って検知される。そして、それら2つの測距点3を結んだ直線501(図20参照)を求める(S87)。
次に、リヤカメラ36に車両5の後方を撮影させて、その撮影画像(以下リヤカメラ画像という)をリヤカメラ36から取得する(S88)。ここで、図21は、リヤカメラ画像を例示している。図21のリヤカメラ画像150は図20の場面に対する撮影画像である。すなわち、リヤカメラ画像150には、駐車車両61、壁63及び駐車車両61と壁63に挟まれた駐車空間110が映っている。
次に、リヤカメラ画像から、S87で算出した直線付近のエッジを抽出する(S89)。図21を参照してS89の処理を説明すると、先ず、S87で算出した直線501を、リヤカメラ画像150内にマッピングする。なお、図21には、直線501の算出の元となった測距点3も図示している。その直線501は、リヤカメラ画像150内の壁63上に、壁63が延びた方向にマッピングされる。そして、公知のエッジ抽出手法を利用して、リヤカメラ画像150の中から、マッピングした直線501から所定範囲内で、かつ直線と略平行なエッジ510を抽出する。そのエッジ510としては、壁63と地面301(側方経路300)の境界線を想定している。つまり、S89では、直線状の障害物と地面の境界線に相当するエッジを抽出する。
次に、S87で求めた直線とS89で抽出したエッジとに基づき、車両5の後方(移動方向)に存在する障害物が、駐車空間の側面からの延長線上に延びた壁等の直線状の障害物であるか否かを判断する(S90)。車両5の後方に直線状の障害物(静止物)が存在する場合には、車両5がその直線状の障害物に近づくにつれて、直線及びエッジが車両5に近づく方向に移動する。そこで、S90では、直線及びエッジが車両5の移動に伴って車両5に近づく方向に同じように移動する場合に、車両5の後方に存在する障害物が直線状の障害物であると判断する。これに対し、例えば、直線とエッジの一方のみが車両5の移動に伴って移動したり、直線とエッジが車両5の移動に伴って互いに異なる方向に移動したりする場合には、車両5の後方に存在する障害物は直線状の障害物ではないと判断する。また、S89において、リヤカメラ画像から、直線付近の、直線と平行なエッジを抽出できなかった場合には、S90では、車両5の後方に存在する障害物は直線状の障害物ではないと判断する。図21の例では、車両5の後方に存在する障害物は直線状の障害物(壁63)であると判断される。
車両5の後方に存在する障害物が直線状の障害物ではない場合(例えば他の車両の場合)には(S90:No)、S83に戻る。これに対し、直線状の障害物である場合には(S90:Yes)、S91に進み、後部側方測距センサ23(図20参照)による距離検知が継続中か否かを判断する。図20に示すように、車両5(後部側方測距センサ23)が駐車車両61の正面を後退移動している間は後部側方測距センサ23による距離検知が継続する。一方、図22に示すように、車両5(後部側方測距センサ23)が駐車車両61の正面を通過した場合には、後部側方測距センサ23による距離検知が無くなる。
後部側方測距センサ23による距離検知が継続中の場合には(S91:Yes)、駐車空間有りの判断ができないとして、S83に戻る。この場合には、車両5(後部側方測距センサ23)が駐車車両61の正面を通過中であるか、通過したが駐車空間110に別の車両が駐車している状況を想定している。これに対し、距離検知が無くなった場合には(S91:No、図22の状態)、駐車空間有りとして、S92に進み、駐車空間の設定を行う。図23は、S92の詳細のフローチャートである。図20を参照して図23の処理を説明すると、先ず、直線501を車両5側に所定距離(一般的な駐車空間の幅、例えば3〜4m)だけ平行移動させた線(平行移動線)502を求める(S101)。なお、S19のフローチャートの開始時点の車両5の位置を原点、車両5の移動方向をX軸、そのX軸に垂直なY軸を設定したとき、S101では、X軸方向と反対方向に直線501を平行移動させる。
次に、平行移動線502上で、後部側方測距センサ23が検知した検知距離の中で最小の検知距離Lminの点4を、駐車空間110のコーナー点(駐車車両61のコーナー点)として求める(S102)。別の言い方をすると、後部側方測距センサ23の移動軌跡503と平行移動線502の交点504からY軸方向に(駐車車両61の方向に)検知距離Lminだけ離れた点4をコーナー点として求める。
次に、直線501とコーナー点4とに基づいて駐車空間110を設定する(S103)。具体的には、平行移動線502のコーナー点4までの部分と、直線501とで囲まれた空間110を駐車空間として設定する。その後、図23のフローチャートの処理を終了する。
図19の説明に戻り、S92の後、S93に進み、S92で設定した駐車空間への経路を算出する。次に、操舵制御装置35(図18参照)に指示をして、S93で算出した経路にしたがって車両5を駐車空間に自動で移動させる(S94)。このとき、先のS82で警報閾値を小さくしているので、車両5が余ほど壁63に接近しない限りは警報部37による警報は行われない。その後、図19のフローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、隅部シーンでの駐車支援を行うことができる。また、後部側方測距センサ23とリヤカメラ36の両方を用いて直線状の障害物を判別しているので、その判別を正確に行うことができる。また、後部側方測距センサ23による距離検知が継続中のときには駐車空間の設定は行わないので、設定した駐車空間に他の車両が駐車しているという状況を防止できる。また、S87で求めた直線の平行移動線上に駐車空間のコーナー点を設定しているので、駐車車両の輪郭を算出する処理を省略できる。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る駐車支援装置の第4実施形態を上記実施形態と異なる部分を中心にして説明する。本実施形態は、第3実施形態を変形させた実施形態である。本実施形態では、図19のS92の駐車空間の設定方法が第3実施形態と異なっており、それ以外は第3実施形態と同じである。図24は、本実施形態のS92の詳細のフローチャートである。また、図25は、図20と同様の図であり、図24の処理による駐車空間の設定方法を説明するための図である。なお、図25において、図20と同じ構成には同一符号を付している。
図25を参照して図24の処理を説明すると、先ず、後部側方測距センサ23が検知した検知距離の履歴に基づいて、駐車車両61の輪郭を求める(S111)。具体的には、例えば、後部側方測距センサ23が検知した検知距離の履歴と、後部側方測距センサ23のセンサ位置の履歴とに基づいて、三角測量の原理により(第2実施形態の式1〜式6により)、反射点75を駐車車両61の輪郭点として求める(S111)。この反射点75は、駐車車両61の前面613に検知される。そして、例えば、反射点75の履歴の端点751を駐車車両61のコーナー点として、そのコーナー点751からY軸方向(又は直線501と平行な方向)に所定量(一般的な車長)だけ延ばした直線614を、駐車車両61の側面の輪郭線として求める(S111)。
次に、直線501と輪郭線614とで囲まれた空間110を駐車空間として設定する(S112)。その後、図24のフローチャートの処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、第3実施形態の効果に加え、駐車車両の輪郭(反射点)に基づき駐車空間を設定しているので、その設定を正確に行うことができる。
なお、本発明に係る駐車支援装置は上記実施形態に限定されるものではなく特許請求の範囲の記載を逸脱しない限度で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では並列駐車用の駐車空間に対する駐車支援に本発明を適用した例について説明したが、縦列駐車用の駐車空間に対する駐車支援にも本発明を適用できる。また、第1、第2実施形態では、車両が後退移動で駐車する場合に本発明を適用した例を説明したが、前進移動で駐車する場合にも本発明を適用できる。
1、15 駐車支援装置
2 測距センサ
5 車両
10 ECU
61 駐車車両
62、63 壁
100、110 駐車空間

Claims (26)

  1. 駐車空間(100、110)の周囲に前記駐車空間の側面(101、111)を構成する障害物(61、63)以外の障害物である移動阻害障害物(62、631)が存在する狭領域での前記駐車空間への駐車を支援する、車両(5)に搭載された駐車支援装置(1、15)であって、
    前記車両が前記駐車空間の周囲を移動しているときに前記車両の周囲に存在する障害物までの距離を逐次検知する距離検知手段(2)と、
    前記移動阻害障害物の存在により前記駐車空間への移動開始後に前記車両の移動が困難になった、又は前記駐車空間の検知時に前記駐車空間の側方を前記車両が通過することが困難な移動困難状況で、前記距離検知手段が検知した距離である検知距離に基づいて前記車両の移動が可能な前記駐車空間を含む移動可能空間(491〜493、831〜833、110)を設定する空間設定手段(S19、S92)と、
    前記移動可能空間に移動するための前記車両の経路を算出する経路算出手段(S20〜S23、S93)と、
    前記経路算出手段が算出した経路にしたがって前記車両が移動するように支援を行う支援手段(S26、S27、S94、35)と、
    を備えることを特徴とする駐車支援装置。
  2. 前記距離検知手段が距離検知を行うときの前記距離検知手段の位置であるセンサ位置を算出する位置算出手段(S13、31、32)を備え、
    前記空間設定手段は、前記駐車空間への移動開始後に前記車両の移動が困難となった移動困難状況に至るまでの前記検知距離の履歴及び前記センサ位置の履歴に基づいて前記移動可能空間を設定することを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置(1)。
  3. 前記空間設定手段は、
    前記移動困難状況に至るまでの各時点の前記センサ位置を基準とした前記距離検知手段による障害物の検知範囲内かつ前記検知距離に応じた距離以内の範囲である検知結果範囲(28)と各時点における前記車両が占める範囲である自車範囲(54)とを重畳した重畳範囲(44、47)を設定する範囲設定手段(S31〜S37)と、
    前記重畳範囲に基づき前記移動可能空間を設定する第1空間設定手段(S38〜S41)とを備えることを特徴とする請求項2に記載の駐車支援装置。
  4. 前記検知距離に応じた距離が前記検知距離そのものであることを特徴とする請求項3に記載の駐車支援装置。
  5. 前記検知距離に応じた距離が前記検知距離に所定量を加えた距離又は前記検知距離から所定量を減じた距離であることを特徴とする請求項3に記載の駐車支援装置。
  6. 前記範囲設定手段(S37)は、前記検知結果範囲及び前記自車範囲が複数回重なった範囲を前記重畳範囲として設定することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  7. 前記第1空間設定手段は、前記重畳範囲に基づき、異なる方向に複数の前記移動可能空間を設定する複数空間設定手段(S38、S39、S41)を備えることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  8. 前記複数空間設定手段は、
    前記重畳範囲の輪郭と前記車両との距離が第1閾値以下の箇所で前記重畳範囲を複数の範囲に分割する範囲分割手段(S38、S39)と、
    前記範囲分割手段が分割した範囲を、該範囲から前記車両に向かう方向と反対方向に延長し、延長後の範囲(491〜493)を前記移動可能空間とする範囲延長手段(S41)とを備えることを特徴とする請求項7に記載の駐車支援装置。
  9. 前記空間設定手段は、
    前記移動困難状況に至るまでの前記検知距離の履歴及び前記センサ位置に基づいて障害物の輪郭(7)を検知する輪郭検知手段(S71〜S74)と、
    前記輪郭を障害物ごとにグルーピングするグルーピング手段(S75)と、
    前記グルーピング手段によりグルーピングされた各障害物の前記輪郭と前記車両との間の範囲である自車障害物間範囲(8)を設定する範囲設定手段(S76)と、
    前記自車障害物間範囲に基づき前記移動可能空間(831〜833)を設定する第2空間設定手段(S77〜S80)とを備えることを特徴とする請求項2に記載の駐車支援装置。
  10. 前記第2空間設定手段は、前記自車障害物間範囲に基づき、異なる方向に複数の前記移動可能空間を設定する複数空間設定手段(S77、S78、S80)を備えることを特徴とする請求項9に記載の駐車支援装置。
  11. 前記複数空間設定手段は、
    前記自車障害物間範囲の輪郭と前記車両との距離が第1閾値以下の箇所で前記自車障害物間範囲を複数の範囲に分割する範囲分割手段(S77、S78)と、
    前記範囲分割手段が分割した範囲を、該範囲から前記車両に向かう方向と反対方向に延長し、延長後の範囲を前記移動可能空間とする範囲延長手段(S80)とを備えることを特徴とする請求項10に記載の駐車支援装置。
  12. 前記経路算出手段は、前記複数空間設定手段が設定した各移動可能空間ごとの前記経路を算出し、
    前記経路算出手段が算出した複数の前記経路の中の1つを選択する経路選択手段(S24、34)を備え、
    前記支援手段(S26、S27、35)は、前記経路選択手段が選択した経路にしたがって前記車両が移動するように支援を行うことを特徴とする請求項7、8、10又は11に記載の駐車支援装置。
  13. 前記経路選択手段(S52)は、複数の前記経路の中で最も前記車両の切り返し回数が少ない経路を選択することを特徴とする請求項12に記載の駐車支援装置。
  14. 前記経路選択手段(S54)は、複数の前記経路の中で最も前記車両の移動距離が少ない経路を選択することを特徴とする請求項12に記載の駐車支援装置。
  15. 前記経路選択手段(S55、34)は、複数の前記経路の中から前記車両の乗員が選択した経路を選択することを特徴とする請求項12に記載の駐車支援装置。
  16. 前記移動困難状況に至るまでの前記車両の経路を蓄積する蓄積手段(11)と、
    前記移動困難状況になったときに前記蓄積手段に蓄積された経路を逆再生した逆再生経路を算出する逆再生経路算出手段(S25)とを備え、
    前記支援手段(S26、S27、35)は、前記経路算出手段が算出した経路に代えて、前記逆再生経路にしたがって前記車両が移動するように支援を行うことを特徴とする請求項2〜15のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  17. 前記支援手段による支援開始後に検知された前記検知距離が第2閾値より大きくなったか否かを判断する距離判断手段(S63)を備え、
    前記支援手段(S62、S64)は、前記検知距離が前記第2閾値より小さい間は前記支援を継続し、前記検知距離が前記第2閾値より大きくなったときに前記支援を終了することを特徴とする請求項2〜16のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  18. 前記距離検知手段は、
    前記車両の後面(511)に車幅方向に渡って複数搭載され、前記車両の後方に存在する障害物(63)までの距離を検知する複数の後方距離検知手段(21)と、
    前記車両の側方に存在する障害物までの距離を検知する側方距離検知手段(23)とを含み、
    前記空間設定手段は、
    前記駐車空間(110)の側面(111)からの延長線上に前記移動阻害障害物(631)が存在することにより前記駐車空間の側方を前記車両が通過することが困難な移動困難状況にて、前記車両が前記駐車空間の側方経路(300)を後退移動しているときに前記複数の後方距離検知手段が検知した検知距離である後方検知距離が等しいか否かを判断する距離判断手段(S86)を含み、その距離判断手段が前記後方検知距離が等しいと判断したときに、前記車両の後方に、前記駐車空間の側面からの延長線の方向に直線状の障害物が存在すると判断する障害物判断手段(S90)と、
    前記距離判断手段が前記後方検知距離が等しいと判断したときに、前記後方距離検知手段の正面方向に前記後方検知距離だけ離れた後方検知点(3)を結ぶ直線(501)を算出する直線算出手段(S87)とを備え、
    前記空間設定手段(S92)は、前記障害物判断手段が前記直線状の障害物の存在を判断したときに、前記直線と前記側方検知手段が検知した検知距離である側方検知距離とに基づいて、前記直線状の障害物と前記車両の側方に存在する駐車車両とで挟まれた前記駐車空間である隅部駐車空間を前記移動可能空間として設定することを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置(15)。
  19. 前記車両の後方を撮影する撮影手段(36)と、
    前記撮影画像の中からエッジを抽出するエッジ抽出手段(S88、S89)とを備え、
    前記障害物判断手段は、前記距離判断手段が前記後方検知距離が等しいと判断し、かつ、前記直線と平行な前記エッジが前記車両の移動に伴って前記直線とともに移動するときに、前記車両の後方に前記直線状の障害物が存在すると判断することを特徴とする請求項18に記載の駐車支援装置。
  20. 前記空間設定手段は、前記直線を前記車両の側に所定距離だけ平行移動させた平行移動線(502)上の前記側方検知距離に応じた点(4)と、前記直線とに基づいて前記隅部駐車空間を設定する第1空間設定手段(S101〜S103)を備えることを特徴とする請求項18又は19に記載の駐車支援装置。
  21. 前記空間設定手段は、
    前記側方検知距離の履歴に基づいて前記駐車車両の輪郭(75、614)を検知する輪郭検知手段(S111)と、
    前記直線と前記輪郭とで囲まれた範囲を前記隅部駐車空間として設定する第2空間設定手段(S112)とを備えることを特徴とする請求項18又は19に記載の駐車支援装置。
  22. 前記側方距離検知手段は、前記車両の側面後部に搭載され、
    前記車両が前記側方経路を後退移動しているときに前記側方距離検知手段が距離検知をしていた状態から距離検知をしなくなった状態になったことに基づき駐車空間有りと判断する空間有判断手段(S91)を備え、
    前記空間設定手段は、前記障害物判断手段が前記車両の後方に前記直線状の障害物が存在すると判断し、かつ前記空間有判断手段が駐車空間有りと判断したときに、前記隅部駐車空間を設定することを特徴とする請求項18〜21のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  23. 前記検知距離が予め設定された閾値より小さくなったときに警報を行う警報手段(37)と、
    前記車両の後方に前記直線状の障害物が存在するときには、前記直線状の障害物の側に搭載された前記距離検知手段(21、22)が検知した前記検知距離と比較される前記閾値を、前記車両の後方に前記直線状の障害物が存在しないときに比べて小さな値に設定する閾値設定手段(S82)とを備えることを特徴とする請求項18〜22のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  24. 前記隅部駐車空間の検知シーンを隅部シーンとしたとき、前記隅部シーンを判別するシーン判別手段(S81、38、39)を備え、
    前記シーン判別手段が前記隅部シーンを判別したときに前記空間設定手段が動作することを特徴とする請求項18〜23のいずれか1項に記載の駐車支援装置。
  25. 前記シーン判別手段(S81、38)は、駐車空間の検知時に前記車両のシフトポジションがリバースになったシーンを前記隅部シーンとすることを特徴とする請求項24に記載の駐車支援装置。
  26. 前記シーン判別手段(S81、39)は、前記車両の乗員による選択操作により前記隅部シーンが選択されたことに基づき、前記隅部シーンを判別することを特徴とする請求項24に記載の駐車支援装置。
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