JP2014093885A - 電源装置及びアーク加工用電源装置 - Google Patents

電源装置及びアーク加工用電源装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低出力要求に応えつつも、インバータ回路やその補助回路のスイッチング素子の安定駆動を実現することができる電源装置(アーク溶接用電源装置)を提供する。
【解決手段】電源装置11の制御回路20は、所定出力要求より高出力側において、インバータ回路13及び補助回路14のスイッチング素子TR1〜TR4,TR5に出力する制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルス幅を調整するPWM制御を行う。これに対し、所定出力要求よりも低出力側においては、制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルス幅をスイッチング素子TR1〜TR4,TR5が十分オン可能な所定幅(最小幅)としその制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルスの密度を調整するPDM制御に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置の出力電力の生成過程において、直流電力から高周波交流電力への電力変換を行うインバータ回路を備える電源装置及びアーク加工用電源装置に関する。
インバータ回路を備える電源装置として、例えば特許文献1に開示のアーク加工用電源装置が知られている。この電源装置は、入力される商用交流電力を整流回路にて直流電力に変換し、変換した直流電力をインバータ回路のスイッチング動作にて高周波交流電力に変換し、変換した高周波交流電力をトランスを介して二次側に供給し、該二次側においてアーク溶接等のアーク加工に適した直流出力電力に変換する構成となっている。出力電力を調整するには、インバータ回路のスイッチング動作を制御することで行われる。
インバータ回路のスイッチング制御の一つに、パルス幅変調制御(PWM制御)がある。その時々において出力電力を大きくする場合は、インバータ回路のスイッチング素子のオン時間を長くすることが行われ、スイッチング素子に出力する制御パルス信号のオンパルス幅が幅広に設定される。これに対して、出力電力を小さくする場合は、インバータ回路のスイッチング素子のオン時間が短くすることが行われ、スイッチング素子に出力する制御パルス信号のオンパルス幅が幅狭に設定される。
また、特許文献1の電源装置(第1図参照)では、インバータ回路の前段に補助スイッチング素子(TR5)と補助コンデンサ(C2)とを用いる補助回路が備えられている。補助回路の動作としては、補助スイッチング素子がインバータ回路のスイッチング素子のオフに先立ってオフし、その後の補助コンデンサの充電電力の消費を待ってからのインバータ回路のスイッチング素子のゼロ電圧でのオフに繋げる所謂ソフトスイッチングを行い、スイッチング損失の低減が図られている。このような動作を行う補助スイッチング素子についても制御パルス信号に基づいて動作するが、その制御パルス信号のオンパルス幅はインバータ回路に出力する制御パルス信号のオンパルス幅に連動して設定される。
特開2003−311408号公報(第1図等)
ところで、高〜中出力要求時では、インバータ回路及び補助回路の各スイッチング素子に出力する制御パルス信号のオンパルス幅は十分幅広で、スイッチング素子が十分にオン可能である。
しかしながら、低出力とする要求が生じると、PWM制御においては制御パルス信号のオンパルス幅が一層幅狭に設定されるため、スイッチング素子が十分にオンできない場合があった。特に補助回路を用いている場合、補助スイッチング素子はインバータ回路のスイッチング素子のオフに先立ってオフする動作を行わせるため(オンは同時)、補助スイッチング素子に出力する制御パルス信号はインバータ回路のスイッチング素子に出力する制御パルス信号よりも更に幅狭に設定され、補助スイッチング素子がオンできるかが懸念される。そして、各スイッチング素子が不意にオンできないと、出力不安定、トランスの偏磁要因等を招くため、低出力要求時のスイッチング素子の安定駆動が望まれていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、低出力要求に応えつつも、インバータ回路やその補助回路のスイッチング素子の安定駆動を実現することができる電源装置及びアーク加工用電源装置を提供することにある。
上記課題を解決する電源装置は、電源装置の出力電力の生成過程において、スイッチング素子のオンオフ動作により直流電力から高周波交流電力への電力変換を行うフルブリッジ回路構成のインバータ回路と、前記インバータ回路に前記直流電力を供給する電源線上に設けた補助スイッチング素子とその後段の電源線間に設けた補助コンデンサとを備え、前記補助スイッチング素子を前記インバータ回路のスイッチング素子に先立ってオフすることでその後の前記補助コンデンサの充電電力の消費を待ってからの前記インバータ回路のスイッチング素子のオフに繋げるためのソフトスイッチング動作を行う補助回路と、前記インバータ回路及び前記補助回路の各スイッチング素子に制御パルス信号を出力してそのスイッチング素子のオンオフ動作を制御し、前記出力電力の制御を行う制御回路とを備えた電源装置であって、前記制御回路は、前記インバータ回路及び前記補助回路の各スイッチング素子に出力する各制御パルス信号のオンパルス幅を調整するPWM制御と、前記各制御パルス信号のオンパルス幅を各スイッチング素子が十分オン可能な所定幅としその制御パルス信号のオンパルスの密度を調整するPDM制御とが実施可能に構成され、前記制御回路の制御において、所定出力要求より高出力側では前記PWM制御を行わせ、所定出力要求よりも低出力側では前記PDM制御に切り替える制御切替部を備えた。
この構成によれば、所定出力要求より高出力側では、インバータ回路及び補助回路の各スイッチング素子に出力する各制御パルス信号のオンパルス幅を調整するPWM制御が行われる。これに対し、所定出力要求よりも低出力側では、各制御パルス信号のオンパルス幅を各スイッチング素子が十分オン可能な所定幅としその制御パルス信号のオンパルスの密度を調整するPDM制御に切り替えられる。つまり、低出力要求時において、仮にPWM制御を実施するとインバータ回路やその補助回路の各スイッチング素子がオンできないオンパルス幅に設定する所を、PDM制御に切り替えて実施することで、各スイッチング素子のオンパルス幅は十分オン可能な所定幅として確保され、また低出力要求に対しては、オンパルス自体を間引いてオンパルスの密度を調整することで行われる。これにより、低出力要求に応えつつも、インバータ回路やその補助回路のスイッチング素子の安定駆動の実現が可能となる。
また、上記電源装置において、前記制御切替部は、前記インバータ回路及び前記補助回路の各制御パルス信号のオンパルス幅が最大幅から前記各スイッチング素子が十分オン可能な最小幅まで前記PWM制御を行わせ、それ以下の低出力要求時には前記各制御パルス信号のオンパルス幅を最小幅で固定としつつそのオンパルスの密度を調整する前記PDM制御に切り替えるようにするのが好ましい。
この構成によれば、PWM制御にて、インバータ回路及び補助回路の各制御パルス信号のオンパルス幅が最大幅から各スイッチング素子が十分オン可能な最小幅まで行われ、それ以下の低出力要求時にはPDM制御に切り替わり、各制御パルス信号のオンパルス幅がその最小幅にて固定されつつ、オンパルスの密度が調整される。つまり、各制御パルス信号のオンパルス幅が各スイッチング素子のオン可能な最小幅となるまでの広い範囲で制御周期の細かなPWM制御が実施されるため、出力安定化に寄与できる。また、PWM制御とPDM制御との切り替わり時にオンパルス幅が最小幅にて継承されることで、制御切り替わり時の出力安定化にも寄与できる。
また、上記電源装置において、前記PDM制御は、前記PWM制御周期の一定周期分をPDM制御周期とし、そのPDM制御周期中のいずれかのオンパルスを間引いてオンパルスの密度を調整するようにするのが好ましい。
この構成によれば、PDM制御において、PWM制御周期の一定周期分がPDM制御周期とされ、そのPDM制御周期中のいずれかのオンパルスが間引かれてオンパルスの密度の調整が行われる。つまり、このPDM制御は、PDM制御周期がPWM制御周期の一定周期分で行われるため、制御の簡略化に寄与できる。
また、上記電源装置において、前記PDM制御は、前記PDM制御周期の後端側からオンパルスを順に間引いてオンパルスの密度を調整するようにするのが好ましい。
この構成によれば、PDM制御において、PDM制御周期の後端側からオンパルスが順に間引かれてオンパルスの密度が調整される。つまり、PDM制御周期の後端側から単純にオンパルスが間引かれるため、このことでも制御の簡略化に寄与できる。
また、上記電源装置を、アーク加工用の直流出力電力を生成するアーク加工用電源装置に適用するのが好ましい。
この構成によれば、アーク加工用電源装置において、低出力要求に応えつつインバータ回路やその補助回路のスイッチング素子の安定駆動の実現が可能となる。
本発明の電源装置及びアーク加工用電源装置によれば、低出力要求に応えつつも、インバータ回路やその補助回路のスイッチング素子の安定駆動を実現することができる。
一実施形態におけるアーク溶接用電源装置を示す回路図。 高出力要求時のPWM制御にかかる電源装置各所の波形図。 中出力要求時におけるPWM−PDM臨界時の電源装置各所の波形図。 低出力要求時のPDM制御にかかる電源装置各所の波形図。
以下、電源装置としてのアーク溶接用電源装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、アーク溶接機10は、これに用いるアーク溶接用電源装置11のプラス側の出力端子o1に溶接トーチTHの電極WEを接続し、マイナス側の出力端子o2に溶接対象(母材)Mを接続して、電源装置11にて生成した直流出力電力に基づいて電極WEの先端にてアークを生じさせ、溶接対象Mのアーク溶接を行うものである。アーク溶接機10は、例えば消耗電極式のアーク溶接機であり、電極WEとして用いるワイヤ電極がアークにより消耗するため、該電極WEをその消耗に応じて送給する送給装置(図示略)を用いる。
アーク溶接用電源装置11は、入力変換回路12、インバータ回路13、補助回路14、トランスINT、及び出力変換回路15を備え、入力される商用交流電力からアーク溶接に適した直流出力電力を生成する。
入力変換回路12は、ダイオードブリッジ回路よりなる一次側整流回路DR1と、該整流回路DR1の出力端子間に接続される平滑コンデンサC1とを備え、三相の商用交流電力を直流電力に変換する。直流入力電力は、後段の補助回路14及びインバータ回路13に供給される。
先にインバータ回路13は、IGBT等の半導体スイッチング素子よりなる第1〜第4スイッチング素子TR1〜TR4のフルブリッジ回路にて構成されている。因みに、第1上アームに第1スイッチング素子TR1が、第1下アームに第3スイッチング素子TR3が、第2上アームに第2スイッチング素子TR2が、第2下アームに第4スイッチング素子TR4がそれぞれ配置されてなる。各スイッチング素子TR1〜TR4には、それぞれダイオードD1〜D4が逆接続されている。第2及び第4スイッチング素子TR2,TR4間のインバータ回路13の出力端子aと、第1及び第3スイッチング素子TR1,TR3間の出力端子bは、トランスINTの一次側コイルL1と接続される。
そして、インバータ回路13は、第1及び第4スイッチング素子TR1,TR4が組となり、第2及び第3スイッチング素子TR2,TR3が組となって、各組が交互にスイッチング動作することで、入力変換回路12から入力される直流電力を高周波交流電力に変換し、トランスINTの一次側コイルL1に供給する。これらスイッチング素子TR1〜TR4のスイッチング動作は、制御回路20から入力される制御パルス信号S1〜S4に基づいて行われる。
次にインバータ回路13の前段の補助回路14について、補助回路14は、補助スイッチング素子TR5と補助コンデンサC2とを備える。補助スイッチング素子TR5は、IGBT等の半導体スイッチング素子よりなり、入力変換回路12の平滑コンデンサC1の後段のマイナス側電源線上に接続されている。補助スイッチング素子TR5には、ダイオードD5が逆接続されている。補助コンデンサC2は、補助スイッチング素子TR5の後段の電源線間に接続されている。そして、補助スイッチング素子TR5は、インバータ回路13の第1及び第4スイッチング素子TR1,TR4の組と、第2及び第3スイッチング素子TR2,TR3の組との両方と連動したスイッチング動作を行う(図2参照)。
即ち、第1及び第4スイッチング素子TR1,TR4のオンと同期して補助スイッチング素子TR5がオンすることで、一次側整流回路DR1(平滑コンデンサC1)から出力される直流電力がトランスINTの一次側コイルL1に供給される。また、第2及び第3スイッチング素子TR2,TR3のオンと同期して同じく補助スイッチング素子TR5がオンすることで、一次側整流回路DR1(平滑コンデンサC1)から出力される直流電力の逆極性がトランスINTの一次側コイルL1に供給される。
また、補助スイッチング素子TR5は、第1〜第4スイッチング素子TR1〜TR4と同時にオンし、オフ時はスイッチング素子TR1〜TR4のオフに先立ってオフする(この場合、ゼロ電圧オフ)。その後、補助コンデンサC2の充電電力の消費を待ってからスイッチング素子TR1〜TR4がゼロ電圧にてオフされるソフトスイッチング制御が行われる。このソフトスイッチング制御により、スイッチング損失の低減が図られている。尚、補助コンデンサC2は、スイッチング素子TR1〜TR4のオフ後に生じる還流電流にて平滑コンデンサC1と同電圧まで充電される。そして、このような補助スイッチング素子TR5のスイッチング動作は、制御回路20から入力される制御パルス信号S5に基づいて行われる。
トランスINTの二次側では、インバータ回路13にて生成された高周波交流電力が所定電圧に変換され、二次側コイルL2から出力される。二次側コイルL2には、出力変換回路15が接続される。
出力変換回路15は、二次側整流回路DR2と、直流リアクトルDCLとを備えている。二次側整流回路DR2は、一対のダイオードを用いた全波整流回路よりなり、各ダイオードのアノードが二次側コイルL2の両側端子にそれぞれ接続され、各ダイオードのカソードは共に直流リアクトルDCLの一端に接続されている。直流リアクトルDCLの他端は、電源装置11のプラス側の出力端子o1に接続されている。電源装置11のマイナス側の出力端子o2は、二次側コイルL2の中間端子と接続されている。このような出力変換回路15は、トランスINTの二次側コイルL2からの高周波交流電力をアーク溶接用の直流出力電力に変換し、出力端子o1,o2から出力する。
電源装置11には、CPU等を含む制御回路20が備えられている。制御回路20には、電源装置11の出力側電源線上に設置した電流検出器21から出力電流Ioに対応する検出信号Idと、使用者等により操作可能な出力電流設定器22から出力電流目標値に対応する設定信号Irとがそれぞれ入力されている。制御回路20は、入力された検出信号Id及び設定信号Irから得られる出力電流Ioの実値及びその目標値等を含む各種パラメータに基づき、その時々で適切な出力を行うための内部演算を行っている。そして、制御回路20は、その内部演算に基づいてインバータ回路13のスイッチング素子TR1〜TR4及び補助回路14の補助スイッチング素子TR5に対してスイッチング制御を実施する。
本実施形態のスイッチング制御としては、高〜中出力要求時においてはパルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)制御が用いられ、低出力要求時においてはパルス密度変調(Pulse Density Modulation:PDM)制御が用いられ、PWM制御とPDM制御とが適宜切り替えられる。制御の切り替えについて本実施形態では、先ず制御回路20のパルス幅設定部20aにて、出力電流Ioの実値及び目標値等に基づきその時々で適切な制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルス幅Wm,Ws(図2等参照)が算出され、次いでその算出されたオンパルス幅Wm,Wsに基づいて制御切替部20bにてPWM制御かPDM制御かの切り替えが行われる。
次に、図2〜図4を用いて本実施形態の動作(作用)を説明する。
[高〜中出力要求時:PWM制御]
インバータ回路13のスイッチング素子TR1〜TR4に出力する制御パルス信号S1〜S4のオンパルス幅Wm、及びこれと連動する補助回路14の補助スイッチング素子TR5に出力する制御パルス信号S5のオンパルス幅Wsの算出がなされ、その算出されたオンパルス幅Wm,Wsが図2に示す最大幅Wmx,Wsxから図3に示す最小幅Wm0,Ws0の間にある場合、算出値がそのままオンパルス幅Wm,Wsとして設定される。つまり、この高〜中出力要求時においては、オンパルス幅Wm,Ws(PWMデューティサイクル)が最大幅Wmx,Wsxから最小幅Wm0,Ws0の間で調整されるPWM制御により電源装置11の出力が調整される。
図2及び図3(後述する図4も同様)において、インバータ回路13の出力端子a,b間電圧をVab、スイッチング素子TR1,TR4を流れる電流をITR1,4 、スイッチング素子TR2,TR3を流れる電流をITR2,3 、スイッチング素子TR1,TR4に印加される電圧をVTR1,4 、スイッチング素子TR2,TR3に印加される電圧をVTR2,3 とする。制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルス幅Wm,Wsの長短に応じてインバータ回路13の出力電圧Vabが変化することで、トランスINTの二次側で生成される電源装置11の出力電力の調整がなされる。
ところで、制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルス幅Wm,Wsの最小幅Wm0,Ws0は、スイッチング素子TR1〜TR4,TR5が十分にオン可能な幅に設定されている。特に、スイッチング素子TR5の制御パルス信号S5のオンパルス幅Wsはスイッチング素子TR1〜TR4の制御パルス信号S1〜S4のオンパルス幅Wmよりも更に幅狭に設定されることから、スイッチング素子TR5が十分にオン可能かの検討がなされて、その幅が設定されている。これにより、オンパルス幅Wm,Wsが最小幅Wm0,Ws0に設定されても、スイッチング素子TR1〜TR4,TR5のオン動作が確実に行われるようになっている。
これに対し、オンパルス幅Wm,Wsが仮に最小幅Wm0,Ws0より小さくなると、スイッチング素子TR1〜TR4のオン動作、特にスイッチング素子TR5のオン動作が補償できなくなる。そのため、出力要求に応じたオンパルス幅Wm,Wsの算出が最小幅Wm0,Ws0より小さくなった場合(この場、いずれか一方の算出値の判断で可)、オンパルス幅Wm,Wsを最小幅Wm0,Ws0に固定し、そのオンパルスの密度を調整するPDM制御に移行する。換言すると、上記のPWM制御では毎周期でオン機会が与えられ、オンパルスの密度(PDMデューティサイクル)としては100%、最大である。
[低出力要求時:PDM制御]
算出されたオンパルス幅Wm,Wsが最小幅Wm0,Ws0より小さい算出値となった場合には、オンパルス幅Wm,Wsは最小幅Wm0,Ws0で固定し、そのオンパルスの密度が小さく設定される。つまり、この低出力要求時においては、最小幅Wm0,Ws0のオンパルス数が調整されるPDM制御により電源装置11の出力が調整される。
具体的には、先ず制御パルス信号S1〜S4について、本実施形態では図4に示すように、制御パルス信号S1〜S4のオンパルスが10個、即ち制御パルス信号S1〜S4のPWM制御周期TWの10周期分がPDM制御周期TDの1周期とされ、各制御周期TD毎に先のオンパルス幅Wmの算出値に応じて間引く数が決定される。算出されたオンパルス幅Wmが最小幅Wm0より小さい内で、より小さくなるほど間引く数が多くなる。また不要となったオンパルスは、PDM制御周期TDの後端から順に間引かれて、オンパルスの密度が小さくされる。更に制御パルス信号S1,S4と制御パルス信号S2,S3とは、同様に間引かれる。因みに、同図4は、PDMデューティサイクルが50%、PDM制御の1周期の内で前半5個のオンパルス(最小幅Wm0で固定)はそのまま設定され、後半5個のオンパルスは間引かれて消失する。
ここで、本実施形態と背景技術との比較において、背景技術では、電源装置が最低出力となるまで制御パルス信号のオンパルス幅を幅狭に設定するため、オンパルス幅が極めて狭くなった場合にインバータ回路のスイッチング素子がオンできず、またインバータ回路(ブリッジ回路)の上下アームのスイッチング素子のいずれがオンできないかが不明である。つまり、スイッチング素子が不意にオンできない(制御不能)ため、スイッチング素子を介したトランスへの電力伝達の極性のバランスが崩れ、トランスにて偏磁が発生する。
これに対し、本実施形態のPDM制御では、制御パルス信号S1〜S4のオンパルスの間引きは制御回路20で行うため、スイッチング素子TR1〜TR4がオンしないのは制御によるもので不意ではない。因みに本実施形態では、制御パルス信号S1,S4と制御パルス信号S2,S3とが同様に間引かれている。そのため、スイッチング素子TR1〜TR4をオンさせない期間が生じても、トランスINTでの偏磁の発生は極力抑えられる。
制御パルス信号S5については、制御パルス信号S1〜S4で間引かれたオンパルスに対応するオンパルスが同様に間引かれる。この場合、制御パルス信号S5は制御パルス信号S1〜S4の2倍の周波数(周期が半分)であるため、制御パルス信号S1〜S4にて5個のオンパルスが間引かれると、制御パルス信号S5においては10個のオンパルスが間引かれる。
このようにして、制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルス幅Wm,Wsの算出値として最小幅Wm0,Ws0より小さい値となる低出力要求がなされた場合であっても、オンパルス幅Wm,Wsをその最小幅Wm0,Ws0で固定としてスイッチング素子TR1〜TR4,TR5の安定駆動を実現しつつ、またオンパルス幅Wm,Wsを出力要求に応じた算出値よりも最小幅Wm0,Ws0として幅広とした分、オンパルス自体を適宜間引いてオンパルスの密度を小さくすることで、電源装置11としては最低出力まで出力要求に応じた安定した低出力が可能である。
因みに図4に示すように、制御パルス信号S1〜S4,S5の個々のオンパルスに対するインバータ回路13の出力電圧Vabは、PWM−PDM制御臨界時の図3と同様であるが、そこからオンパルスを間引いた分、出力電圧Vabの平均電圧は低下する。そのため、トランスINTの二次側で生成される電源装置11の出力電力も低出力となる。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)所定出力要求より高出力側では、インバータ回路13及び補助回路14のスイッチング素子TR1〜TR4,TR5に出力する制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルス幅Wm,Wsを調整するPWM制御が行われる。これに対し、所定出力要求よりも低出力側では、制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルス幅Wm,Wsをスイッチング素子TR1〜TR4,TR5が十分オン可能な所定幅(最小幅Wm0,Ws0)としその制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルスの密度を調整するPDM制御に切り替えられる。つまり、低出力要求時において、仮にPWM制御を実施するとインバータ回路13や補助回路14のスイッチング素子TR1〜TR4,TR5がオンできないオンパルス幅Wm,Wsに設定する所を、PDM制御に切り替えて実施することで、スイッチング素子TR1〜TR4,TR5のオンパルス幅Wm,Wsは十分オン可能な所定幅(最小幅Wm0,Ws0)として確保され、また低出力要求に対しては、オンパルス自体を間引いてオンパルスの密度を調整することで行われる。これにより、低出力要求に応えつつも、インバータ回路13や補助回路14のスイッチング素子TR1〜TR4,TR5の安定駆動を実現することができる。
特に本実施形態のようなアーク溶接用電源装置11の場合、インバータ回路13及び補助回路14のスイッチング素子TR1〜TR4,TR5の安定駆動は溶接性能を大きく左右し、またトランスINTを用いる場合では偏磁要因となることから、本実施形態のようなアーク溶接用電源装置11への適用の意義は大きい。
(2)PWM制御にて、インバータ回路13及び補助回路14の制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルス幅Wm,Wsが最大幅Wmx,Wsxからスイッチング素子TR1〜TR4,TR5が十分オン可能な最小幅Wm0,Ws0まで行われ、それ以下の低出力要求時にはPDM制御に切り替わり、制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルス幅Wm,Wsがその最小幅Wm0,Ws0にて固定されつつ、オンパルスの密度が調整される。つまり、制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルス幅Wm,Wsがスイッチング素子TR1〜TR4,TR5のオン可能な最小幅Wm0,Ws0となるまでの広い範囲で制御周期(TW)の細かなPWM制御が実施されるため、出力安定化に寄与する。また、PWM制御とPDM制御との切り替わり時にオンパルス幅Wm,Wsが最小幅Wm0,Ws0にて継承されることで、制御切り替わり時の出力安定化にも寄与する。
(3)PDM制御において、制御パルス信号S1〜S4のPWM制御周期TWの一定周期分がPDM制御周期TDとされ、そのPDM制御周期TD中のいずれかのオンパルスが間引かれてオンパルスの密度の調整が行われる。つまり、このPDM制御は、PDM制御周期TDがPWM制御周期TWの一定周期分で行われるため、制御の簡略化に寄与する。
(4)PDM制御において、PDM制御周期TDの後端側からオンパルスが順に間引かれてオンパルスの密度が調整される。つまり、PDM制御周期TDの後端側から単純にオンパルスが間引かれるため、このことでも制御の簡略化に寄与できる。
尚、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・PDM制御周期TDを制御パルス信号S1〜S4のPWM制御周期TWの10周期で一定に設定したが、PWM制御周期TWの周期数はこれに限らず、他の周期数に設定してもよい。また、PWM制御周期TWの所定周期一定とせず、その時々でPWM制御周期TWの周期数を変更してもよい。
・PDM制御周期TDの後端から順にオンパルスを間引いたが、前端から順に間引いてもよく、適当な箇所から間引くようにしてもよい。この場合、オンパルス間の間隔が同様となるように(オンパルス間の間隔の差が小さくなるように)間引いてもよい。
・制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルス幅Wm,Wsの算出が最小幅Wm0,Ws0となるのを境にしてPWM制御とPDM制御との切り替えを行い、PDM制御ではその最小幅Wm0,Ws0を用いたが、スイッチング素子TR1〜TR4,TR5のオンが可能であれば、最小幅Wm0,Ws0以外の所定幅を用いてもよい。また、PWM制御とPDM制御とでオンパルス幅Wm,Wsを継承させなくてもよく、スイッチング素子TR1〜TR4,TR5のオンが可能であればPDM制御において独自にオンパルス幅Wm,Wsを設定してもよい。
・出力要求としての制御パルス信号S1〜S4,S5のオンパルス幅Wm,Wsの算出値の大小に基づいて制御を切り替えるのではなく、電流検出器21にて検出される出力電流Io等の実出力値の大小や、出力電流設定器22による出力電流目標値等の出力目標値の大小に基づいて制御を切り替えるようにしてもよい。
・補助スイッチング素子TR5をマイナス側電源線上に設けたが、プラス側電源線上に設けてもよく、また両電源線上にそれぞれ設けてもよい。
・電源装置11はアーク溶接用電源装置であったが、アーク溶接以外のアーク加工用電源装置や、これ以外の他の電源装置であってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)電源装置の出力電力の生成過程において、スイッチング素子のオンオフ動作により直流電力から高周波交流電力への電力変換を行うフルブリッジ回路構成のインバータ回路に対し、前記スイッチング素子に制御パルス信号を出力してそのスイッチング素子のオンオフ動作を制御し、前記出力電力の制御を行う電源装置の制御方法であって、
前記スイッチング素子に出力する制御パルス信号のオンパルス幅を調整するPWM制御と、前記制御パルス信号のオンパルス幅をスイッチング素子が十分オン可能な所定幅としその制御パルス信号のオンパルスの密度を調整するPDM制御との制御が実施可能であり、所定出力要求より高出力側ではPWM制御を実施し、所定出力要求よりも低出力側ではPDM制御に切り替わって実施するようにしたことを特徴とする電源装置の制御方法。
11 アーク溶接用電源装置(電源装置、アーク加工用電源装置)
13 インバータ回路
14 補助回路
20 制御回路
20b 制御切替部
S1〜S4,S5 制御パルス信号
TD PDM制御周期
TW PWM制御周期
TR1〜TR4 第1〜第4スイッチング素子(インバータ回路のスイッチング素子)
TR5 補助スイッチング素子(補助回路のスイッチング素子)
C2 補助コンデンサ
Wm,Ws オンパルス幅
Wm0,Ws0 最小幅(所定幅)
Wmx,Wsx 最大幅

Claims (5)

  1. 電源装置の出力電力の生成過程において、スイッチング素子のオンオフ動作により直流電力から高周波交流電力への電力変換を行うフルブリッジ回路構成のインバータ回路と、
    前記インバータ回路に前記直流電力を供給する電源線上に設けた補助スイッチング素子とその後段の電源線間に設けた補助コンデンサとを備え、前記補助スイッチング素子を前記インバータ回路のスイッチング素子に先立ってオフすることでその後の前記補助コンデンサの充電電力の消費を待ってからの前記インバータ回路のスイッチング素子のオフに繋げるためのソフトスイッチング動作を行う補助回路と、
    前記インバータ回路及び前記補助回路の各スイッチング素子に制御パルス信号を出力してそのスイッチング素子のオンオフ動作を制御し、前記出力電力の制御を行う制御回路と
    を備えた電源装置であって、
    前記制御回路は、前記インバータ回路及び前記補助回路の各スイッチング素子に出力する各制御パルス信号のオンパルス幅を調整するPWM制御と、前記各制御パルス信号のオンパルス幅を各スイッチング素子が十分オン可能な所定幅としその制御パルス信号のオンパルスの密度を調整するPDM制御とが実施可能に構成され、
    前記制御回路の制御において、所定出力要求より高出力側では前記PWM制御を行わせ、所定出力要求よりも低出力側では前記PDM制御に切り替える制御切替部を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 請求項1に記載の電源装置において、
    前記制御切替部は、前記インバータ回路及び前記補助回路の各制御パルス信号のオンパルス幅が最大幅から前記各スイッチング素子が十分オン可能な最小幅まで前記PWM制御を行わせ、それ以下の低出力要求時には前記各制御パルス信号のオンパルス幅を最小幅で固定としつつそのオンパルスの密度を調整する前記PDM制御に切り替えることを特徴とする電源装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電源装置において、
    前記PDM制御は、前記PWM制御周期の一定周期分をPDM制御周期とし、そのPDM制御周期中のいずれかのオンパルスを間引いてオンパルスの密度を調整することを特徴とする電源装置。
  4. 請求項3に記載の電源装置において、
    前記PDM制御は、前記PDM制御周期の後端側からオンパルスを順に間引いてオンパルスの密度を調整することを特徴とする電源装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電源装置は、アーク加工用の直流出力電力を生成するように構成されたことを特徴とするアーク加工用電源装置。
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