JP2014093387A - 電子部品実装装置および電子部品実装方法 - Google Patents

電子部品実装装置および電子部品実装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部品実装機構が動作停止状態で待機する無駄時間を排除し、実装作業効率を向上させることができる電子部品実装装置および電子部品実装方法を提供することを目的とする。
【解決手段】基板搬送機構に設けられた位置決め保持部によって基板を複数の実装作業位置に順次位置決めして保持し、一方の基板搬送機構にて各部品実装位置毎に部品実装作業を順次実行させる過程において、1つの実装作業位置における部品実装作業が完了した時点で他の基板搬送機構にて基板の位置決め完了が検出されているならば、一方の基板搬送機構にて1つの実装作業位置に後続する実装作業位置おける部品実装作業を開始する前に、他の基板搬送機構にて位置決め完了が検出された基板を対象として部品実装作業を実行する。
【選択図】図6

Description

本発明は、基板に電子部品を実装する電子部品実装装置および電子部品実装方法に関するものである。
電子部品を基板に実装して実装基板を製造する電子部品実装装置には、基板を上流側から下流側へ搬送するための基板搬送機構が設けられており、基板搬送機構によって搬送され所定の実装作業位置に位置決めされた基板を対象として、部品供給部から取り出した電子部品を部品実装機構の実装ヘッドによって移送搭載する部品実装作業が実行される。この部品実装作業において、実装ヘッドの移動可能範囲が実装作業対象の基板の全範囲をカバーできるとは限らず、移動可能範囲よりも長さ寸法が大きい基板を対象とする場合には、基板への部品実装作業を複数回に分割して、それぞれの部品実装作業毎に予め設定された複数の実装作業位置に基板を順次移動させることが行われる(例えば特許文献1,2参照)。
特許第3953802号公報 特許第3992486号公報
しかしながら、上述の先行技術例のように基板への部品実装作業を複数回に分割する方式においては、実装作業効率を向上させる上で次のような課題がある。すなわち、上記方式ではそれぞれの部品実装作業毎に基板を移動させる動作工程が伴い、この基板移動に際しては、部品実装作業がその都度中断する。このため、基板移動に伴う位置決め動作が完了するまでの間、部品実装機構は動作停止状態で待機する無駄時間が発生し、実装作業効率を向上させる上での制約となっていた。
そこで本発明は、部品実装機構が動作停止状態で待機する無駄時間を排除し、実装作業効率を向上させることができる電子部品実装装置および電子部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装装置は、部品実装機構に備えられた少なくとも1つ以上の実装ヘッドによって部品供給部から電子部品を取り出して基板に移送搭載する電子部品実装装置であって、並列して配置されそれぞれ基板を搬送して位置決めする2つの基板搬送機構と、前記基板搬送機構に設けられ前記基板を実装作業位置に位置決めして保持する位置決め保持部と、前記位置決め保持部における基板の位置決め完了を検出する位置決め検出部と、前記部品実装機構による部品実装作業を規定する実装情報を記憶する記憶部と、前記実装情報に基づいて前記部品実装機構および基板搬送機構を制御することにより、前記基板搬送機構によって基板を搬送して位置決め保持し前記部品実装機構によってこの基板を対象として部品実装作業を実行させる制御部とを備え、前記2つの基板搬送機構のうち少なくとも一方に設けられた前記位置決め保持部は、前記基板を複数の実装作業位置に順次位置決めして保持し、前記制御部は、前記複数の実装作業位置が設けられた一方の基板搬送機構にて各部品実装位置毎に部品実装作業を順次実行させる過程において、1つの実装作業位置における部品実装作業が完了した時点で他の基板搬送機構にて基板の位置決め完了が検出されているならば、前記一方の基板搬送機構にて前記1つの実装作業位置に後続する実装作業位置おける部品実装作業を開始する前に、前記他の基板搬送機構にて位置決め完了が検出された基板を対象として部品実装作業を実行させる。
本発明の電子部品実装方法は、並列して配置されそれぞれ基板を搬送して位置決めする2つの基板搬送機構と、前記基板搬送機構に設けられ前記基板を実装作業位置に位置決めして保持する位置決め保持部と、前記位置決め保持部における基板の位置決め完了を検出する位置決め検出部と、前記部品実装機構による部品実装動作を規定する実装情報を記憶する記憶部と、前記実装情報に基づいて前記基板搬送機構および前記部品実装機構を制御することにより、前記基板搬送機構によって基板を搬送して位置決め保持し前記部品実装機構によってこの基板を対象として部品実装作業を実行させる制御部とを備えた電子部品実装装置によって、前記部品実装機構に備えられた少なくとも1つ以上の実装ヘッドによって部品供給部から電子部品を取り出して基板に移送搭載する電子部品実装方法であって、前記2つの基板搬送機構のうち少なくとも一方に設けられた前記位置決め保持部は、前記基板を複数の実装作業位置に順次位置決めして保持し、前記複数の実装作業位置が設けられた一方の基板搬送機構にて各部品実装位置毎に前記部品実装作業を順次実行させる過程において、1つの実装作業位置における部品実装作業が完了した時点で他の基板搬送機構にて基板の位置決め完了が検出されているならば、前記一方の基板搬送機構にて前記1つの実装作業位置に後続する実装作業位置おける部品実装作業を開始する前に、前記他の基板搬送機構にて位置決め完了が検出された基板を対象として部品実装作業を実行する。
本発明によれば、基板搬送機構に設けられた位置決め保持部によって基板を複数の実装作業位置に順次位置決めして保持し、一方の基板搬送機構にて各部品実装位置毎に部品実装作業を順次実行させる過程において、1つの実装作業位置における部品実装作業が完了した時点で他の基板搬送機構にて基板の位置決め完了が検出されているならば、一方の基板搬送機構にて1つの実装作業位置に後続する実装作業位置おける部品実装作業を開始する前に、他の基板搬送機構にて位置決め完了が検出された基板を対象として部品実装作業を実行することにより、部品実装機構が動作停止状態で待機する無駄時間を排除し、実装作業効率を向上させることができる。
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の基板搬送機構の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における基板位置決めの説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置に記憶される実装情報の構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装方法を示すフロー図 本発明の一実施の形態の電子部品実装方法における基板搬送動作の動作説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、電子部品実装装置1の構造を説明する。図1において、基台2の中央には、装置中心線CLを挟んで、第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3Bが並列して配置されている。第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3Bは、それぞれ2条の搬送レール3aを備えており、実装対象となる基板4を上流側(矢印a参照)から受け取り、X方向(基板搬送方向)に搬送して位置決めする。
第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3Bの外側には、それぞれ第1部品供給部5A、第2部品供給部5Bが配置されており、第1部品供給部5A、第2部品供給部5Bには複数のテープフィーダ6が並設されている。テープフィーダ6は実装対象となる電子部品を保持したキャリアテープをピッチ送りすることにより、以下に説明する部品実装機構による取り出し位置に供給する。
基台2上面のX方向の端部にはY軸移動テーブル7が配設されており、Y軸移動テーブル7には第1X軸移動テーブル8A,第2X軸移動テーブル8Bが、Y方向へ移動自在に装着されている。さらに第1X軸移動テーブル8A,第2X軸移動テーブル8Bには、それぞれ第1実装ヘッド9A、第2実装ヘッド9BがX方向へ移動自在に装着されている。第1実装ヘッド9A、第2実装ヘッド9Bは、複数の単位移載ヘッド9aを備えた多連型の実装ヘッドであり、単位移載ヘッド9aは下端部に電子部品を吸着保持する吸着ノズル(図示省略)を備えている。
Y軸移動テーブル7、第1X軸移動テーブル8Aを駆動することにより、第1実装ヘッド9AはX方向・Y方向に移動し、第1部品供給部5Aのテープフィーダ6から電子部品を吸着ノズルによって取り出して、第1基板搬送機構3Aまたは第2基板搬送機構3Bに位置決め保持された基板4にこの電子部品を移送搭載する。Y軸移動テーブル7、第1X軸移動テーブル8Aおよび第1実装ヘッド9Aは、第1部品供給部5Aから電子部品を取り出して第1基板搬送機構3Aまたは第2基板搬送機構3Bによって位置決め保持された基板4に移送搭載する第1部品実装機構10Aを構成する。
同様にY軸移動テーブル7、第2X軸移動テーブル8Bを駆動することにより、第2実装ヘッド9BはX方向・Y方向に移動し、第2部品供給部5Bのテープフィーダ6から電子部品を吸着ノズルによって取り出して、第1基板搬送機構3Aまたは第2基板搬送機構3Bに位置決め保持された基板4にこの電子部品を移送搭載する。Y軸移動テーブル7、第2X軸移動テーブル8Bおよび第2実装ヘッド9Bは、第2部品供給部5Bから電子部品を取り出して第1基板搬送機構3Aまたは第2基板搬送機構3Bによって位置決め保持された基板4に移送搭載する第2部品実装機構10Bを構成する。
第1実装ヘッド9A、第2実装ヘッド9Bが、それぞれ第1部品供給部5A、第2部品供給部5Bから第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3Bへ移動する移動経路には、部品認識カメラ11が配設されている。電子部品を吸着保持した第1実装ヘッド9A、第2実装ヘッド9Bが部品認識カメラ11の上方を移動することにより、吸着ノズルによって保持された状態の電子部品が部品認識カメラ11によって認識される。第1部品実装機構10A、第2部品実装機構10Bによる部品実装時には、部品認識カメラ11による部品認識結果に基づいて、基板4における実装位置が補正される。
次に図2を参照して、第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3Bの構成および機能を説明する。図2(a)において、第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3Bは、それぞれ2条の搬送レール3aに沿ってX方向に配設された搬送ベルト12を備えている。図2(b)に示すように、搬送ベルト12は搬送レール3aの両端部に配置された2つのプーリ13およびモータ14の駆動プーリ14aに調帯されている。モータ14を駆動することにより、搬送ベルト12が搬送レール3aに沿って水平移動し、搬送ベルト12の上面に載置された基板4はX方向に搬送される。
第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3Bには、それぞれ第1実装ヘッド9A、第2実装ヘッド9Bの移動可能な範囲、すなわち第1部品実装機構10A、第2部品実装機構10Bによる部品実装が可能な作業範囲に対応して、X方向の長さ寸法がL0の第1実装ステージ〔SA〕、第2実装ステージ〔SB〕が設定されている。第1実装ステージ〔SA〕、第2実装ステージ〔SB〕には、下受け部材15aを昇降機構15bによって昇降させる(矢印b)構成の下受け部15が設けられている。第1実装ステージ〔SA〕、第2実装ステージ〔SB〕に基板4が搬入された状態で、下受け部材15aを上昇させることにより、基板4は下面側から下受け部材15aによって下受けされる。
第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3Bのそれぞれの搬送レール3aには、第1実装ステージ〔SA〕の前端部に対応して第1位置決めセンサ17が配設されており、さらに第2実装ステージ〔SB〕の後端部に対応して第1位置決めセンサ17から上流側に所定の間隔L0だけ隔てた位置に第2位置決めセンサ18が配設されている。第1位置決めセンサ17、第2位置決めセンサ18はいずれも透過型の光学センサであり、搬送ベルト12によって搬送された基板4の先端部4a(図3参照)が第1位置決めセンサ17、基板4の後端部4b(図3参照)が第2位置決めセンサ18の検出光軸を遮光することにより、基板4の先端部4aが第1位置決めセンサ17、基板4の後端部4bが第2位置決めセンサ18の位置に到達したことを検出する。
第1位置決めセンサ17、第2位置決めセンサ18による検出信号は搬送制御部21に伝達され、搬送制御部21がこの検出信号に基づいてモータ14、昇降機構15bを制御することにより、第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3Bにおいて基板4を所定の位置に位置決めし、さらに位置決めされた基板4の作業範囲を下方から下受けして保持することができる。第1位置決めセンサ17、第2位置決めセンサ18および下受け部15は、第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3Bにそれぞれ設けられ、基板4を以下に説明する第1実装作業位置,第2実装作業位置に位置決めして保持する第1位置決め保持部27A,第2位置決め保持部27Bを構成する(図4参照)。
次に図3を参照して、第1実装ステージ〔SA〕、第2実装ステージ〔SB〕の長さL0を超えるサイズの基板4を実装作業の対象とする場合の基板位置決めについて説明する。長さ寸法L0よりも大きい長さ寸法L1を有する基板4を対象とする場合には、まず図3(a)に示すように、第1位置決めセンサ17の検出光軸位置に先端部4aが到達した位置(第1実装作業位置)に基板4を位置決めする。この状態では基板4のうち、はみ出し長さ寸法Bのはみ出し部4cが第1実装ステージ〔SA〕から上流側にはみ出しており、はみ出し部4cについては第1部品実装機構10A、第2部品実装機構10Bによって部品実装作業を行うことができない。
このため、図3(b)に示すように、搬送ベルト12により基板4を下流側に移動させ(矢印c)、第2位置決めセンサ18の検出光軸位置に後端部4bが到達した位置(第2実装作業位置)に基板4を位置決めする。このため基板4が第2実装作業位置に位置決めされた状態では、はみ出し部4cが第1実装ステージ〔SA〕の範囲内に含まれ、第1部品実装機構10A、第2部品実装機構10Bによる部品実装作業が可能となる。
すなわち、本実施の形態においては、第1部品実装機構10A、第2部品実装機構10Bによる部品実装作業が可能な作業範囲より長さ寸法L1が大きい基板4を対象とする場合に、搬送制御部21(図2,図4参照)によって第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3Bを制御することにより、基板4を第1位置決めセンサ17、第2位置決めセンサ18の検出光軸位置によって規定される複数(ここでは2つ)の所定の実装作業位置に順次位置決めするようにしている。
次に図4を参照して、電子部品実装装置1の制御系の構成を説明する。なお、ここでは電子部品実装装置1の機能のうち、基板搬送および部品実装の機能についてのみ示している。制御部20は、以下に説明する各部を統括して制御し、内部制御処理機能として、搬送制御部21、実装制御部22および位置決め検出部23を備えている。制御部20による制御処理においては、記憶部24に記憶された実装情報25が参照される。実装情報25は、基板4に実装される電子部品の実装位置座標データなど、第1部品実装機構10A、第2部品実装機構10Bによる部品実装動作に用いられるデータである。
機構駆動部26は制御部20により制御され、第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3B、第1位置決め保持部27A、第2位置決め保持部27B、第1部品実装機構10A、第2部品実装機構10Bを駆動する。これにより、上流側から搬入される基板4を搬送して位置決め保持し、この基板4を対象とする部品実装作業が実行される。すなわち搬送制御部21が、第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3Bを制御することにより、基板4を搬入・位置決め・搬出する搬送位置決め動作が実行される。
実装制御部22が、第1部品実装機構10A、第2部品実装機構10Bを制御することにより、基板4を対象とする部品実装動作が実行される。そして位置決め検出部23は、第1位置決め保持部27A、第2位置決め保持部27Bにおける基板4の位置決め完了を検出する。すなわち、第1位置決めセンサ17、第2位置決めセンサ18の検出結果および下受け部15の動作信号を監視することにより、基板4が所定の位置に位置決め保持されて部品実装動作の開始が可能である状態になったことを検出する。
ここで図5を参照して、実装情報25の構成を説明する。実装情報25は、「実装作業位置」25a、「実装ターン」25b、座標値25cを含んでいる。「実装作業位置」25aは、実装対象となる基板が位置決めされる作業位置を示しており、ここでは前述のように第1位置決めセンサ17、第2位置決めセンサ18によってそれぞれ位置決めされた基板4を対象とする第1実装作業位置、第2実装作業位置(図3参照)における部品実装作業のそれぞれについて、実装情報25(1)、25(2)が規定されている。すなわち、本実施の形態においては、複数の実装作業位置が設定された基板搬送機構に搬送される基板4の実装情報25は、複数の実装作業位置における部品実装作業のそれぞれについての実装情報25(1)、25(2)を含んだ形態となっている。
「実装ターン」25bは、当該部品実装作業における実装ヘッドの動作,すなわち部品供給部から電子部品を取り出して基板4に移送搭載する動作の実行順序を示している。ここでは、第1実装作業位置を対象として、実装ターン1〜実装ターンnまでの実装動作を実行し、次いで第2実装作業位置を対象として、実装ターンn+1〜実装ターンmまでの実装動作を実行する例を示している。また座標値25cは、各実装ターンにおいて電子部品を基板4に実装する際の搭載位置座標を示すものであり、X,Y,Θの3方向について搭載位置の座標値が規定されている。
次に、図6,図7を参照して、制御部20が実装情報25を参照して電子部品実装装置1の各部を制御することにより実行される部品実装作業、すなわち第1実装ステージ〔SA〕、第2実装ステージ〔SB〕の長さを超えるサイズの基板4(図3に示す基板4参照)を実装作業の対象とする場合の基板搬送動作および部品実装作業について説明する。ここでは、2つの部品実装機構のうち、第1部品実装機構10Aのみを作動させて、第1実装ステージ〔SA〕、第2実装ステージ〔SB〕の双方を対象として部品実装作業を実行する例を示している。
図6において、まず第1基板搬送機構3Aにおいて第1実装作業位置に位置決めされた基板4を対象として、部品実装作業を実行するとともに、第2基板搬送機構3Bにおいて基板搬入動作を実行する(ST1)。すなわち、図7(a)に示すように、先に基板4が搬入された第1基板搬送機構3Aにおいては、基板4は第1位置決めセンサ17が先端部4aを検出することにより第1実装作業位置に位置決めされる。そしてこの状態の基板4の作業対象範囲のうち、第1実装ステージ〔SA〕からはみ出したはみ出し部4cを除いた範囲について、第1部品実装機構10Aによって部品実装作業が実行される。このとき、第2基板搬送機構3Bにおいては、実装作業対象となる新たな基板4が搬入される(矢印h)。
第1実装ステージ〔SA〕における部品実装作業が完了したならば(ST2)、図7(b)に示すように、基板4は下流側に移動して(矢印i)、第2位置決めセンサ18が後端部4bを検出することにより第2実装作業位置に位置決めされる。このとき、位置決め検出部23によって第2基板搬送機構3Bにおいて基板位置決めが完了しているか否かを監視する(ST3)。
ここで、基板位置決めが完了しているならば、第2基板搬送機構3Bにおいて第1実装作業位置に位置決めされた基板4を対象として、部品実装作業を実行するとともに、第1基板搬送機構3Aにおいて基板搬送動作を実行する(ST4)。すなわち、第1基板搬送機構3Aにおける基板搬送動作が実行されている間には、第2実装ステージ〔SB〕においては、第1位置決めセンサ17が先端部4aを検出することにより第1実装作業位置27Aに位置決めされた基板4を対象として、第1部品実装機構10Aによって部品実装作業が実行される。第2実装ステージ〔SB〕における部品実装作業が完了したならば(ST5)、位置決め検出部23によって第1基板搬送機構3Aにおいて基板位置決めが完了しているか否かを監視する(ST6)。
ここで、基板位置決めが完了しているならば、図7(c)に示すように、第1基板搬送機構3Aにおいて第2実装作業位置に位置決めされた基板4を対象として、部品実装作業を実行するとともに、第2基板搬送機構3Bにおいて基板搬送動作を実行する(ST7)。すなわち第2実装作業位置に位置決めされた基板4のはみ出し部4cを対象として、第1部品実装機構10Aによって部品実装作業が実行される。
このとき、第2基板搬送機構3Bにおいては、基板4は下流側に移動して(矢印j)、第2位置決めセンサ18が後端部4bを検出することにより第2実装作業位置に位置決めされる。第1実装ステージ〔SA〕においてはみ出し部4cを対象とする部品実装作業が完了して(ST8)、当該基板4についての部品実装作業が完了したならば、位置決め検出部23によって第2基板搬送機構3Bにおいて基板位置決めが完了しているか否かを監視する(ST9)。
ここで、基板位置決めが完了しているならば、第2基板搬送機構3Bにおいて第2実装作業位置に位置決めされた基板4を対象として、部品実装作業を実行するとともに、第1基板搬送機構3Aにおいて基板搬出動作を実行する(ST10)。すなわち図6(d)に示すように、第2実装ステージ〔SB〕においては、第2実装作業位置27Bに位置決めされた基板4のはみ出し部4cを対象として、第1部品実装機構10Aによって部品実装作業が実行される。これと並行して、第1基板搬送機構3Aではこの基板4を下流側に搬出する(矢印k)とともに、上流側から新たな基板4を搬入する(矢印l)基板搬送動作が実行される。そしてこれ以降、同様の部品実装作業が反復して実行される。
なお上記実施の形態においては、第1基板搬送機構3A、第2基板搬送機構3Bに設けられた第1位置決め保持部27A、第2位置決め保持部27Bにおいて、それぞれに2つの実装作業位置を設けた例を示しているが、2つの基板搬送機構のうちの1つの位置決め保持部においてのみ2つの実装作業位置を設け、基板4をこれら2つの実装作業位置に順次位置決めして保持するようにしてもよい。この場合には、2つの実装作業位置が設けられた一方の基板搬送機構についてのみ、図6,図7に示す部品実装方法が適用される。
すなわち上述の基板搬送作業および部品実装作業を伴う部品実装方法においては、制御部20は電子部品実装装置1の各部を制御することにより、複数(本実施の形態では2つ)の実装作業位置が設けられた一方の基板搬送機構にて各部品実装位置毎に部品実装作業を順次実行させる過程において、1つの実装作業位置における部品実装作業が完了した時点で他の基板搬送機構にて基板4の位置決め完了が検出されているならば、一方の基板搬送機構にて1つの実装作業位置に後続する実装作業位置おける部品実装作業を開始する前に、他の基板搬送機構にて位置決め完了が検出された基板4を対象として部品実装作業を実行させるようにしている。これにより、部品実装機構が動作停止状態で待機する無駄時間を排除し、実装作業効率を向上させることができる。
また上記実施の形態においては、第1部品実装機構10Aに備えられた第1実装ヘッド9Aによって部品実装動作を実行する動作例を示したが、第2部品実装機構10Bに備えられた第2実装ヘッド9Bと協働して部品実装動作を実行するようにしてもよい。すなわち少なくとも1つ以上の実装ヘッドによって部品供給部から電子部品を取り出して基板に移送搭載する構成の電子部品実装装置において、本発明を適用することができる。
本発明の電子部品実装装置および電子部品実装方法は、部品実装機構が動作停止状態で待機する無駄時間を排除し、実装作業効率を向上させることができるという効果を有し、配線基板に電子部品を実装して実装基板を製造する分野において有用である。
1 電子部品実装装置
3A 第1基板搬送機構
3B 第2基板搬送機構
4 基板
5A 第1部品供給部
5B 第2部品供給部
9A 第1実装ヘッド
9B 第2実装ヘッド
10A 第1部品実装機構
10B 第2部品実装機構
17 第1位置決めセンサ
18 第2位置決めセンサ
〔SA〕 第1実装ステージ
〔SB〕 第2実装ステージ

Claims (4)

  1. 部品実装機構に備えられた少なくとも1つ以上の実装ヘッドによって部品供給部から電子部品を取り出して基板に移送搭載する電子部品実装装置であって、
    並列して配置されそれぞれ基板を搬送して位置決めする2つの基板搬送機構と、
    前記基板搬送機構に設けられ前記基板を実装作業位置に位置決めして保持する位置決め保持部と、
    前記位置決め保持部における基板の位置決め完了を検出する位置決め検出部と、
    前記部品実装機構による部品実装作業を規定する実装情報を記憶する記憶部と、
    前記実装情報に基づいて前記部品実装機構および基板搬送機構を制御することにより、前記基板搬送機構によって基板を搬送して位置決め保持し前記部品実装機構によってこの基板を対象として部品実装作業を実行させる制御部とを備え、
    前記2つの基板搬送機構のうち少なくとも一方に設けられた前記位置決め保持部は、前記基板を複数の実装作業位置に順次位置決めして保持し、
    前記制御部は、前記複数の実装作業位置が設けられた一方の基板搬送機構にて各部品実装位置毎に部品実装作業を順次実行させる過程において、1つの実装作業位置における部品実装作業が完了した時点で他の基板搬送機構にて基板の位置決め完了が検出されているならば、前記一方の基板搬送機構にて前記1つの実装作業位置に後続する実装作業位置おける部品実装作業を開始する前に、前記他の基板搬送機構にて位置決め完了が検出された基板を対象として部品実装作業を実行させることを特徴とする電子部品実装装置。
  2. 前記一方の基板搬送機構に搬送される基板の前記実装情報は、前記複数の実装作業位置における部品実装作業のそれぞれについての実装情報を含み、
    前記制御部は、前記一方の基板搬送機構に搬送される基板についての前記実装情報に規定される1つの実装作業位置における部品実装作業が完了した時点で他方の基板搬送機構にて基板の位置決め完了が検出されているならば、前記1つの実装作業位置に後続する実装作業位置おける部品実装作業を開始する前に、前記他の基板搬送機構にて位置決め完了が検出された基板を対象として部品実装作業を実行させることを特徴とする請求項1記載の電子部品実装装置。
  3. 並列して配置されそれぞれ基板を搬送して位置決めする2つの基板搬送機構と、前記基板搬送機構に設けられ前記基板を実装作業位置に位置決めして保持する位置決め保持部と、前記位置決め保持部における基板の位置決め完了を検出する位置決め検出部と、前記部品実装機構による部品実装動作を規定する実装情報を記憶する記憶部と、前記実装情報に基づいて前記基板搬送機構および前記部品実装機構を制御することにより、前記基板搬送機構によって基板を搬送して位置決め保持し前記部品実装機構によってこの基板を対象として部品実装作業を実行させる制御部とを備えた電子部品実装装置によって、前記部品実装機構に備えられた少なくとも1つ以上の実装ヘッドによって部品供給部から電子部品を取り出して基板に移送搭載する電子部品実装方法であって、
    前記2つの基板搬送機構のうち少なくとも一方に設けられた前記位置決め保持部は、前記基板を複数の実装作業位置に順次位置決めして保持し、
    前記複数の実装作業位置が設けられた一方の基板搬送機構にて各部品実装位置毎に前記部品実装作業を順次実行させる過程において、1つの実装作業位置における部品実装作業が完了した時点で他の基板搬送機構にて基板の位置決め完了が検出されているならば、前記一方の基板搬送機構にて前記1つの実装作業位置に後続する実装作業位置おける部品実装作業を開始する前に、前記他の基板搬送機構にて位置決め完了が検出された基板を対象として部品実装作業を実行することを特徴とする電子部品実装方法。
  4. 前記一方の基板搬送機構に搬送される基板の前記実装情報は、前記複数の実装作業位置における部品実装作業のそれぞれについての実装情報を含み、
    前記制御部は、前記一方の基板搬送機構に搬送される基板についての前記実装情報に規定される1つの実装作業位置における部品実装作業が完了した時点で他方の基板搬送機構にて基板の位置決め完了が検出されているならば、前記1つの実装作業位置に後続する実装作業位置おける部品実装作業を開始する前に、前記他の基板搬送機構にて位置決め完了が検出された基板を対象として部品実装作業を実行させることを特徴とする請求項3に記載の電子部品実装方法。
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