JP2007141920A - 表面実装機、実装システムおよび実装方法 - Google Patents

表面実装機、実装システムおよび実装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】生産効率を向上させることができる表面実装機、実装システムおよび実装方法を提供する。
【解決手段】ヘッドユニットは、ヘッドユニットの動作可能範囲Dに含まれる基板P上の領域に対して、電子部品の移載を行う。この電子部品の移載は、停止位置A,停止位置B、等の各停止位置毎に移載に要する時間が最も短くなるように設定された最適プログラムに基づいて行われる。したがって、タクトタイムが短くなるので、生産効率が向上する。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板上に電子部品を実装する表面実装機、この表面実装機を備える実装システムおよび実装方法に関するものである。
従来より、吸着ヘッドを有する移動可能なヘッドユニットにより、IC等の電子部品を電子部品供給部から吸着して、コンベア等により所定の停止位置に搬入されて固定されているプリント基板上に移送し、プリント基板の所定の位置に装着する表面実装機(以下、「実装機」と呼ぶ。)が知られている。この種の実装機では、複数の基板停止位置(以下、「停止位置」と呼ぶ。)を一つのコンベア上に有するものも存在する(例えば、特許文献1〜3参照。)。このような複数の停止位置を有する実装機では、各停止位置に基板を停止させ、それぞれの停止位置で電子部品を実装することができる。これにより、例えば、ヘッドユニットの動作可能範囲を超える大型の基板であっても、電子部品を実装することを可能としている。
特開2001−313494号公報 特開2003−188599号公報 特開2004−103828号公報
しかしながら、基板の大きさや基板に実装する電子部品の電子部品供給部における配置によっては、予め決められた複数の停止位置で電子部品を実装するだけでは、大型の基板に実装することはできるが、必ずしもタクトタイムを早くすることはできなかった。このため、生産効率を向上させることができなかった。
そこで、本願発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであり、生産効率を向上させることができる表面実装機、実装システムおよび実装方法を提供することを目的とする。
上述したような課題を解消するため、本発明にかかる表面実装機は、基板を搬送する搬送部と、この搬送部を制御して搬送中の基板を所定の停止位置に停止させる搬送制御部と、基板に移載する部品を供給する部品供給部と、部品を吸着する吸着ヘッドを備え、停止位置に搬入された基板上に部品供給部から部品を移載するヘッドユニットと、このヘッドユニットにより基板上に移載させる部品を決定する移載制御部とを備え、搬送制御部は、ヘッドユニットが移動可能な領域を超える大きさの基板を複数の停止位置に停止させ、移載制御部は、各停止位置に停止した基板上に移載する部品を、この部品の各停止位置における移載に要する時間に応じて決定することを特徴とする。
上記表面実装機において、移載制御部は、複数の停止位置のうち一の停止位置のみで移載可能な部品は、一の停止位置で移載させ、複数の停止位置で移載可能な部品は、移載に要する時間が最も短い停止位置で移載させるようにしてもよい。
また、搬送部は、基板の搬送方向の上流側で基板の上流側の端部を基準として基板を固定する第1の固定手段と、搬送方向の下流側で基板の下流側の端部を基準として基板を固定する第2の固定手段とを備えるようにしてもよい。また、搬送部は、搬送部は、基板の搬送方向の下流側で基板の下流側の端部を基準として基板を固定する第1の固定手段と、この第1の固定手段より搬送方向の下流側で基板の下流側の端部を基準として基板を固定する第2の固定手段とを備えるようにしてもよい。また、搬送部は、基板の搬送方向に移動するテーブルと、このテーブルに設けられ、基板の搬送方向の下流側で基板の下流側の端部を基準として基板をテーブル上に固定する固定手段とを備えるようにしてもよい。
また、本発明にかかる実装システムは、基板を搬送する搬送部と、この搬送部を制御して搬送中の基板を所定の停止位置に停止させる搬送制御部と、基板に移載する部品を供給する部品供給部と、部品を吸着する吸着ヘッドを備え、停止位置に搬入された基板上に部品供給部から部品を移載するヘッドユニットと、このヘッドユニットにより基板上に移載させる部品を決定する移載制御部とをそれぞれ備えた第1の表面実装機と第2の表面実装機を有する実装システムであって、搬送制御部は、ヘッドユニットが移動可能な領域を超える大きさの基板を他の表面実装機と異なる停止位置に停止させ、移載制御部は、停止位置で大型基板に移載する部品を、この部品の各表面実装機における移載に要する時間に応じて決定すること特徴とする。
上記実装システムにおいて、移載制御部は、自身の表面実装機の停止位置のみで移載可能な部品は、自身の表面実装機で移載させ、他の表面実装機の停止位置でも移載可能な部品は、他の表面実装機よりも移載に要する時間が短い部品を移載させるようにしてもよい。
また、本発明にかかる実装方法は、基板を搬送する搬送部と、基板に移載する部品を供給する部品供給部と、部品を吸着する吸着ヘッドを備え、停止位置に搬入された基板上に部品供給部から部品を移載するヘッドユニットとを備えた表面実装機の実装方法であって、ヘッドユニットが移動可能な領域を超える大きさの基板を複数の停止位置に停止させる停止ステップと、各停止位置に停止した基板上に移載する部品を、この部品の各停止位置における移載に要する時間に応じて決定する決定ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明にかかる他の実装方法は、基板を搬送する搬送部と、基板に移載する部品を供給する部品供給部と、部品を吸着する吸着ヘッドを備え、停止位置に搬入された基板上に部品供給部から部品を移載するヘッドユニットとをそれぞれ備えた第1の表面実装機と第2の実装機を有する実装システムの実装方法であって、ヘッドユニットが移載可能な領域を超える大きさの基板を他の表面実装機と異なる停止位置に停止させる停止ステップと、停止位置で大型基板に移載する部品を、この部品の各表面実装機における移載に要する時間に応じて決定する決定ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、大型基板が搬入されると、この大型基板を複数の停止位置に停止させ、各停止位置で大型基板に移載する部品を、この部品の移載に要する時間に応じて決定することにより、部品の移載に要する時間を短くすることができるので、生産効率を向上させることができる。
また、本発明によれば、大型基板が搬入されると、この大型基板を他の表面実装機とは異なる停止位置に停止させ、各表面実装機で大型基板に移載する部品を、この部品の移載に要する時間に応じて決定することにより、部品の移載に要する時間を短くすることができるので、生産効率を向上させることができる。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施の形態にかかる表面実装機の平面図、図2は、図1の表面実装機の側面図、図3は、制御装置8およびデータ作成装置9の構成を示すブロック図である。
図1〜3に示す表面実装機は、平面視略矩形の基台1と、この基台1の長手方向(X軸方向)に沿って基台1上に配設され、プリント基板Pを搬送するコンベア2と、このコンベア2の両側の基台1上に設けられ、電子部品を供給する部品供給部3と、基台1の上方に設けられ、ヘッドユニット41により部品供給部3の電子部品を基板Pに移載するヘッド機構4と、ヘッドユニット41に設けられ、基板Pを撮像する基板カメラ5と、基台1上に設けられ、ヘッドユニット41が搬送する電子部品を撮像する電子部品カメラ6と、基台1内部または基台1から離間した位置に配設された表面実装機の動作を制御する制御装置7と、表面実装機の動作に関する各種表示を行う表示ユニット8と、LAN(Local Area Network),WAN(Wide Area Network)等の公知の通信回線10を介して制御装置7と接続され、表面実装機の動作を制御する動作プログラムを作成するデータ作成装置9とを有する。
コンベア2は、X軸方向に基板を搬送する公知のコンベアから構成されており、基板の搬送経路上の所定の箇所には、基板を所定の停止位置に停止して固定するためのストッパFと、基板の有無を検出する基板センサSとが埋設されている。本実施の形態において、ストッパFおよび基板センサSは、それぞれ2つずつ設けられる。なお、以下にする説明において、コンベア2による基板の搬入側を上流側、基板の搬出側を下流側と呼ぶ。
ストッパF1,F2は、例えば、エアシリンダやソレノイド等から構成されており、搬送経路上に突出可能であり、プッシュアップピン等の固定手段(図示せず)と協働することにより、それぞれ基板の位置決めおよび各停止位置への基板の固定を行う。図4(a)に示すように、ストッパF1は、コンベア2の搬送経路上の下流側で、かつ、ヘッドユニット41の動作可能範囲Dからその外部に所定距離離間した動作可能範囲D近傍に設けられる。また、基板センサS1は、ストッパF1から上記搬送経路の上流側に離間し、上記動作可能範囲D内部のストッパF1近傍の位置に設けられる。一方、ストッパF2は、コンベア2の搬送経路上の上流側で、かつ、上記動作可能範囲Dからその外部に所定距離離間した動作可能範囲D近傍に設けられる。また、基板センサS2は、ストッパF2から上記搬送経路の下流側に離間し、上記動作可能範囲D内部のストッパF2近傍の位置に設けられる。
このようなコンベア2は、基板を外部または連続して設けられた印刷装置等の上流側から実装機内部に搬入する搬入動作、搬入されたプリント基板を所定の作業位置に固定する固定動作、電子部品が装着されたプリント基板を他の実装機若しくはリフロー炉または表面実装機外部等の下流側に搬出する搬出動作等を行う。
部品供給部3は、コンベア2と平行に配設された取付座31と、各取付座31に各々位置決めされた状態で並列に配設された複数のテープフィーダ32とを有する。このテープフィーダ32は、それぞれIC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状電子部品を所定間隔おきに収納、保持したテープがリールから導出されるように構成されるとともに、テープ送り出し端には送り機構が備えられ、ヘッドユニット41により電子部品がピックアップされるにつれてテープを間欠的に送り出す。なお、部品供給部3には、上述したようなテープフィーダ以外に、PLCC(Plastic Leaded Chip Carrier)、QFP(Quad Flat Package)等の比較的大型の電子部品をトレイ上に載置した状態で供給するトレイフィーダ等も配設されるようにしてもよい。
ヘッド機構4は、基台1上方において、X軸方向(コンベア2の方向)およびY軸方向(水平面においてX軸と直交する方向)に移動可能に配設されるヘッドユニット41を備える。このヘッドユニット41には、電子部品を吸着するための吸着ヘッド42が搭載されており、本実施の形態では、例えば、複数の吸着ヘッド42がX軸方向に並べて配設されている。各吸着ヘッド42は、先端に電子部品吸着用のノズル43を備えており、このノズルが電磁バルブを介して負圧供給手段(図示せず)に接続されることにより、実装動作時には、ノズル43先端に負圧が供給されてその吸引力で電子部品を吸着する。
基板カメラ5は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を用いた公知のデジタルカメラ等から構成されており、ヘッドユニット41に搭載される。このような基板カメラ5は、ヘッドユニット41の移動に伴い、作業位置に保持された基板P上方からフィデューシャルマーク、すなわち、プリント基板上の基準位置を示すマークを撮像する。
電子部品カメラ6は、CCDやCMOS等の固体撮像素子を用いた公知のエリヤカメラや、ラインセンサ等から構成されており、基台1上に埋設される。このような電子部品カメラ6は、ヘッドユニット41に吸着された電子部品を撮像する。
制御装置7は、図3に示すように、モータ制御部71と、コンベア制御部72と、外部入出力部73と、画像処理部74と、記憶部75と、主制御部76とから構成される。このような制御装置7は、CPU等の演算装置と、メモリ、HDD(Hard Disc Drive)等の記憶装置と、キーボード、マウス、ポインティングデバイス、ボタン、タッチパネル等の外部から情報の入力を検出する入力装置と、インターネット、LAN、WAN等の通信回線を介して各種情報の送受信を行うI/F装置と、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)またはFED(Field Emission Display)等の表示装置を備えたコンピュータと、このコンピュータにインストールされたプログラムとから構成される。
モータ制御部71は、主制御部76の指示に基づいて、ヘッドユニット41が有するX軸モータ,Y軸モータ,Z軸モータおよびR軸モータ等の各モータ44の駆動することによりヘッドユニット41の動作を制御する演算処理部である。これにより、電子部品の吸着、移送、搭載が実現される。
コンベア制御部72は、主制御部76の指示に基づいて、コンベア2が有する各モータの操作量を演算し、この演算結果に基づいてコンベア2の動作を制御する演算処理部である。これにより、基板Pの搬入、固定、搬出が実現される。
外部入出力部73は、主制御部76の指示に基づいて、ストッパF1,F2、固定手段(図示せず)および基板センサS1,S2など実装機に設けられた各種装置や各種基板センサに接続され、それぞれとの間で各種情報の送受信を行うインターフェース部である。
画像処理部74は、主制御部76の指示に基づいて、基板カメラ5または電子部品カメラ6に撮像を行わせ、これらの取り込み画像に画像処理を行う演算処理部である。この処理結果は、主制御部76に送出される。
記憶部75は、実装機の動作に関する各種情報を記憶するデータベースである。このような記憶部75は、実装機の一連の実装動作を統御するプログラムである実装プログラム75aと、後述する最適化プログラム75bとを少なくとも記憶する。
主制御部76は、記憶部75の実装プログラム75aおよび最適化プログラム75bに基づいて各種演算を行うことにより、表面実装機の各種動作を統括して制御する演算処理部である。
表示ユニット8は、制御装置7の主制御部76の指示に基づいて各種情報の表示をしたり、各種情報を音声として出力したりする表示処理部である。
データ作成装置9は、記憶部91と、シミュレータ92と、主演算部93とから構成される。このようなデータ作成装置9は、CPU等の演算装置と、メモリ、HDD等の記憶装置と、キーボード、マウス、ポインティングデバイス、ボタン、タッチパネル等の外部から情報の入力を検出する入力装置と、インターネット、LAN、WAN等の通信回線を介して各種情報の送受信を行うI/F装置と、CRT、LCDまたはFED等の表示装置を備えたコンピュータと、このコンピュータにインストールされたプログラムとから構成される。なお、データ作成装置9は、インターネット、LAN、WAN等の通信回線を解して連結されたコンピュータでなくてもよい。すなわち、実装機の主制御部76、記憶部75等に機能させるようにしてもよい。
記憶部91は、データ作成装置9の一連の最適化プログラムの作成動作を統御するプログラムであるデータ作成プログラム91aと、実装機の一連の実装動作を統御するプログラムである実装プログラム91bと、実装機の形状、動作速度、各構成要素の配置など実装機の構成に関する実装機データ91cと、各プリント基板の構成に関する基板データ91dと記憶するデータベースである。なお、記憶部91に記憶される実装プログラム91bは、制御装置7の記憶部75に記憶された実装プログラム75aと同等である。また、記憶部91に記憶される各プログラムおよび各データは、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカードなどの記録媒体に記録された状態でデータ作成装置9の記憶部91に記憶させるようにしてもよい。
シミュレータ92は、記憶部91に記憶された実装プログラム91bにしたがって、実装機データ91cおよび基板データ91dに基づき、実装に要する時間が最も小さくなるよう各停止位置において移載する電子部品、移載する手順等を演算する演算処理部である。
主演算部93は、記憶部91のデータ作成プログラム91aに基づいて各種演算を行うことにより、データ作成装置9の動作を統括して制御する演算処理部である。このような主演算部93は、シミュレータ92による演算結果を最適化プログラム75bとして実装機の制御装置7に送信する。この最適化プログラム75bとは、コンベア2の各停止位置において、移載する電子部品、移載する順序等を各基板の種類毎に指定するものであり、制御装置7の記憶部75に記憶される。なお、上記最適化プログラム75bは、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカードなどの記録媒体に記録された状態で制御装置7に提供するようにしてもよい。
(実装動作)
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかる実装機の動作について説明する。なお、本実施の形態では、1枚の基板Pに対して1台の実装機で電子部品を実装し、かつ、その基板Pの大きさがヘッドユニット41の動作可能範囲Dよりも大きい場合を例に説明する。
まず、制御装置7の主制御部76は、搬入される基板Pの種類を検出する(ステップS501)。この検出は、例えば、前工程の印刷装置から基板の種類に関する情報を受信し、この受信した情報に基づいて行うようにしてもよい。また、基板カメラ5に上流側の仮位置に固定した基板を撮像させ、画像処理部74によりその撮像データに対して画像処理を行わせ、この処理結果に基づいて行うようにしてもよい。
基板の種類を検出すると、主制御部76は、その基板に対応する最適化プログラム75bを記憶部75から読み出す(ステップS502)。記憶部75には、基板の種類毎に最適化プログラム75bが格納されている。なお、最適化プログラム75bの生成方法については後述する。
搬入する基板に対応する最適化プログラム75bを読み出すと、主制御部76は、外部入出力部73によりストッパF1を突出させ(ステップS503)、コンベア制御部72によりコンベア2を駆動させ、外部から基板Pを実装機内部に搬入し、下流側へと搬送する(ステップS504)。基板センサS1が基板Pを検出すると(ステップS505:YES)、主制御部76は、コンベア制御部72によりコンベア2を停止させるとともに、外部入出力部73によりストッパF1と固定手段とを協働させ、基板Pを固定する(ステップS506)。これにより、基板Pは、図4(b)に示すように、コンベア2の搬送経路上の所定の停止位置(以下、「停止位置A」と呼ぶ。)に固定される。
本実施の形態において、ストッパF1,F2を配設する位置は、基板Pを固定したときに、基板Pの電子部品が搭載可能な領域が動作可能範囲D内部に位置するのであれば、適宜自由に設定することができる。例えば、プリント基板の縁部は、このプリント基板を収容する装置の取付しろなどに用いられるために電子部品が実装できないので、ストッパF1と動作可能範囲Dとの距離を上記取付しろの値に設定するようにしてもよい。このようにすると、ストッパF1により基板Pを固定すると、基板Pの上記取付しろが動作可能範囲D外部に位置し、基板Pの電子部品を搭載可能な領域が動作可能範囲D内部にちょうど収まることとなる。また、例えば、上記距離をさらに長く設定することにより、基板Pを固定するときに基板Pの位置が多少ずれた場合であっても、基板Pの電子部品を搭載可能な領域を動作可能範囲D内部に収めることが可能となる。
基板Pが停止位置Aに固定されると、主制御部76は、最適化プログラム75bにしたがってモータ制御部71によりヘッドユニット41を駆動させ、部品供給部3から供給される電子部品を基板Pに搭載させる(ステップS507)。このとき、ヘッドユニット41は、ヘッドユニット41の動作可能範囲Dに含まれる基板P上の領域に対して、電子部品の移載を行う。この電子部品の移載は、各停止位置毎に移載に要する時間が最も短くなるように設定された最適プログラム75bに基づいて行われる。したがって、タクトタイムが短くなるので、生産効率が向上する。なお、動作可能範囲Dからはみ出した基板Pの上流側の領域Aに対しては、電子部品の移載が行われない。
停止位置Aにおける基板Pに対する電子部品の実装が終了すると、主制御部76は、外部入出力部73によりストッパF1と固定手段による基板Pの固定を解除するとともにストッパF1を埋没させる(ステップS508)。また、コンベア制御部72によりコンベア2を駆動させ、基板Pを下流側へ搬送する(ステップS509)。基板センサS1が基板Pを検出し、かつ、基板センサS2が基板Pを検出しない状態となると(ステップS510:YES)、主制御部76は、外部入出力部73によりストッパF2を突出させ(ステップS511)、コンベア制御部72によりコンベア2を逆方向に駆動させ、基板Pを上流側に搬送する(ステップS512)。
センサS2が基板Pを検出すると(ステップS513:YES)、主制御部76は、コンベア制御部72によりコンベア2を停止させるとともに、外部入出力部73によりストッパF2と固定手段とを協働させ、基板Pを固定する(ステップS514)。これにより、図4(c)に示すように、基板Pはコンベア2の搬送経路上の下流側の所定の停止位置(以下、「停止位置B」と呼ぶ。)に固定される。
このとき、ストッパF1の場合と同様、ストッパF2と動作可能範囲Dとの間の距離を基板Pの上記取付しろの値に設定すると、ストッパF2により基板Pを固定したときに、基板Pの上記取付しろが動作可能範囲D外部に位置し、基板Pの電子部品を搭載可能な領域が動作可能範囲D内部にちょうど収まることとなる。
基板Pが停止位置Bに固定されると、主制御部76は、最適化プログラム75bにしたがってモータ制御部71によりヘッドユニット41を駆動させ、部品供給部3から供給される電子部品を基板Pに搭載させる(ステップS515)。このとき、ヘッドユニット41は、ヘッドユニット41の動作可能範囲Dに含まれる基板P上の領域に対して、電子部品の移載を行う。この電子部品の移載は、各停止位置毎に移載に要する時間が最も短くなるように設定された最適プログラム75bに基づいて行われる。したがって、タクトタイムが短くなるので、生産効率が向上する。なお、動作可能範囲Dからはみ出した基板Pの下流側の領域Bに対しては、電子部品の移載が行われない。
停止位置Bにおける基板Pに対する電子部品の実装が終了すると、主制御部76は、外部入出力部73によりストッパF2と固定手段による基板Pの固定を解除するとともにストッパF2を埋没させる(ステップS516)。また、コンベア制御部72によりコンベア2を駆動させて基板Pを下流側に搬送し、実装機外部に搬出する(ステップS509)。これにより、基板Pに対する実装動作が完了する。
本実施の形態では、搬送経路の上流側と下流側にストッパF1,F2を設け、基板Pの上流側の端部または基板Pの下流側の端部を基準に基板Pの位置決めを行う。これにより、基板Pの搬送方向の両端部、ひいては、基板Pの上流側および下流側の領域をより正確に位置決めすることができる。
また、本実施の形態では、上述したように停止位置A,Bの2カ所において基板Pを固定することにより、大型の基板についても電子部品を実装することができる。例えば、図4に示すように、動作可能範囲Dの搬送方向(X方向)の長さをLx、領域Aまたは領域BのX方向の長さをL2とすると、基板Pの電子部品が搭載可能な領域のX方向の長さL1は、LxとL2の和、すなわちL1=Lx+L2で表すことができる。ここで、基板Pは2カ所の停止位置で固定するため、L2は最大Lxまで設定することが可能なので、上式はL1=2Lxと書き換えることができる。したがって、本実施の形態では、2Lx、すなわち動作可能範囲Dの2倍の長さの基板Pまで、電子部品を実装することができる。
(最適化プログラム生成動作)
次に、図6を参照して、データ作成装置9による最適化プログラム75bの生成動作について説明する。まず、データ作成装置9の主演算部93は、記憶部91の実装機データ91cおよび基板データ91dに基づいて、最適化プログラム75bを生成する基板Pのサイズがヘッドユニット41の動作可能範囲Dよりも大きいか否か確認する(ステップS601)。
基板Pのサイズが動作可能範囲Dよりも小さい場合(ステップS601:YES)、主演算部93は、実装機データ91cおよび基板データ91dに基づいて、部品供給部3における基板Pに移載する電子部品の配置を設定する(ステップS602)。なお、部品供給部3における電子部品の配置は、過去や現在稼働中の実装機における実際の配置に設定するようにしてもよい。
電子部品の配置が設定されると、シミュレータ92は、実装機データ91cおよび基板データ91dに基づいて仮想空間上に実装機およびこの実装機の各停止位置に最適化プログラム75bを生成する所定の基板を配置し、実装プログラム91bにしたがってその基板に実装を行い、実装時間が最短となる吸着順序および停止位置を演算する(ステップS603)。この演算結果は、動作可能範囲Dよりもサイズが小さい基板Pの最適化プログラム75bとして出力される。
一方、基板Pのサイズが動作可能範囲Dよりも大きい場合(ステップS601:NO)、主演算部93は、実装機データ91cおよび基板データ91dに基づいて、基板P上の領域を分割する(ステップS602)。具体的には、図7(a)に示す基板Pの領域を分割する場合、まず、主演算部93は、図7(b)に示すように、停止位置Aに基板Pを固定したときに動作可能範囲Dからはみ出す基板P上の領域を、領域Aと設定する。また、図7(c)に示すように、停止位置Bに基板Pを固定したときに動作可能範囲Dからはみ出す基板P上の領域を、領域Bと設定する。最後に、図7(d)に示すように、上記領域A,Bを除く基板P上の領域を、領域Cと設定する。これにより、基板P上の領域が、領域A〜Cに分割される。
なお、上述したように基板PのX方向の長さを2Lxとした場合、基板P上の領域は、領域A,Bの2つの領域に分割される
基板P上の領域が分割されると、主演算部93は、実装機データ91cおよび基板データ91dに基づいて、部品供給部3における電子部品の配置を設定する(ステップS605)。なお、部品供給部3における電子部品の配置は、過去や現在稼働中の実装機における実際の配置に設定するようにしてもよい。
電子部品の配置が設定されると、シミュレータ92は、実装機データ91cおよび基板データ91dに基づいて、基板Pに移載する全部の電子部品に対して、ヘッドユニット41により1度に吸着して基板Pに移載する電子部品のグループ(以下、「シーケンス」と呼ぶ。)を設定する(ステップS606)。このとき、各シーケンスには、上記領域Aに装着する電子部品と、上記領域Bに装着する電子部品とが混在しないように作成する。これは、領域Aと領域Bとは、同時に動作可能範囲D内部に存在することがないので、各領域に装着する電子部品を同時に装着することができないからである。このようなシーケンスの設定は、仮想空間上に実装機およびこの実装機の各停止位置に基板Pを配置し、基板Pの構成と部品供給部3における電子部品の配置にしたがって、電子部品の移載に要する時間が最短となるよう演算することにより行われる。
全てのシーケンスが設定されると、シミュレータ92は、各シーケンスを何れの停止位置において移載するかを設定する(ステップS607)。具体的には、上記領域Aに搭載する電子部品を含むシーケンスは、基板Pが停止位置Aに固定されたときに移載すると設定する。また、上記領域Bに搭載される電子部品を含むシーケンスは、基板Pが停止位置Bに固定されたときに移載すると設定する。上記領域Cに搭載される電子部品のみを含むシーケンスについては、停止位置A,Bのうち、電子部品の移載に要する時間が短い方で移載すると設定する。このような設定は、仮想空間上に実装機およびこの実装機の各停止位置に基板Pを配置し、実装プログラム91bにしたがってその基板Pに移載を行って移載に要する時間を算出し、この移載時間を比較することにより行われる。
各シーケンスを何れの停止位置で移載するかが設定されると、シミュレータ92は、各停止位置におけるシーケンスの移載順序を設定する(ステップS608)。この設定は、仮想空間上に実装機およびこの実装機の各停止位置に基板Pを配置し、実装プログラム91bにしたがってその基板Pに移載を行い、移載時間が最短となるシーケンスの順番を算出することにより行われる。この演算結果は、動作可能範囲Dよりもサイズが大きい基板Pの最適化プログラム75bとして出力される。
このように、本実施の形態によれば、大型の基板Pが搬入されると、最適化プログラム75bに基づいて、基板Pを複数の停止位置に停止させ、各停止位置で基板Pに移載する電子部品を、この電子部品を移載するのに要する時間に応じて決定することにより、電子部品の移載に要する時間を短くすることができるので、生産効率を向上させることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態は、上述した第1の実施の形態とストッパFおよび基板センサSの配置が異なるものであり、その他は第1の実施の形態と同等である。したがって、本実施の形態において、第1の実施の形態と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施の形態において、ストッパFおよび基板センサSは、それぞれ2つずつ設けられる。図8(a)に示すように、ストッパF1は、コンベア2の搬送経路上の動作可能範囲Dの下流側で、かつ、ヘッドユニット41の動作可能範囲Dからその外部に所定距離離間した動作可能範囲D近傍に設けられる。また、ストッパF2は、ストッパF1から上記搬送経路上の下流側に離間した位置に設けられる。また、基板センサS1は、ストッパF1から上記搬送経路の上流側に離間し、上記動作可能範囲D内部のストッパF1近傍の位置に設けられる。また、基板センサS2は、ストッパF2から上記搬送経路の上流側に離間しており、ストッパF1よりも上記搬送経路の下流側に離間した位置に設けられる。
(実装動作)
次に、図9を参照して、本実施の形態にかかる実装機の動作について説明する。なお、本実施の形態では、1枚の基板Pに対して1台の実装機で電子部品を実装し、かつ、その基板Pの大きさがヘッドユニット41の動作可能範囲Dよりも大きい場合を例に説明する。
まず、制御装置7の主制御部76は、搬入される基板Pの種類を検出する(ステップS901)。基板の種類を検出すると、主制御部76は、その基板に対応する最適化プログラム75bを記憶部75から読み出す(ステップS902)。ここで、記憶部75から読み出される最適化プログラム75bは、第1の実施の形態で図6を参照して説明したデータ作成装置9により生成されたものである。
搬入する基板に対応する最適化プログラム75bを読み出すと、主制御部76は、外部入出力部73によりストッパF1を突出させ(ステップS903)、コンベア制御部72によりコンベア2を駆動させ、外部から基板Pを実装機内部に搬入し、下流側へと搬送する(ステップS904)。基板センサS1が基板Pを検出すると(ステップS905:YES)、主制御部76は、コンベア制御部72によりコンベア2の駆動を停止させるとともに、外部入出力部73によりストッパF1と固定手段とを協働させ、基板Pを固定する(ステップS906)。これにより、図8(b)に示すように、基板Pは上流側の停止位置Aに固定される。
基板Pが停止位置Aに固定されると、主制御部76は、最適化プログラム75bにしたがってモータ制御部71によりヘッドユニット41を駆動させ、部品供給部3から供給される電子部品を基板Pに移載させる(ステップS907)。このとき、ヘッドユニット41は、ヘッドユニット41の動作可能範囲Dに含まれる基板P上の領域に対して、電子部品の移載を行う。この電子部品の移載は、各停止位置毎に移載に要する時間が最も短くなるように設定された最適プログラム75bに基づいて行われる。したがって、タクトタイムが短くなるので、生産効率が向上する。なお、動作可能範囲Dからはみ出した基板Pの上流側の領域Aに対しては、電子部品の実装が行われない。
停止位置Aにおける基板Pに対する電子部品の移載が終了すると、主制御部76は、外部入出力部73によりストッパF1と固定手段による基板Pの固定を解除するとともにストッパF1を埋没させる(ステップS908)。また、主制御部76は、外部入出力部73によりストッパF2を突出させ(ステップS909)、コンベア制御部72によりコンベア2を駆動させ、基板Pを下流側へ搬送する(ステップS910)。
センサS2が基板Pを検出すると(ステップS911:YES)、主制御部76は、コンベア制御部72によりコンベア2を停止させるとともに、外部入出力部73によりストッパF2と固定手段とを協働させ、基板Pを固定する(ステップS912)。これにより、基板Pは、図8(c)に示すように、下流側の停止位置Bに固定される。
基板Pが停止位置Bに固定されると、主制御部76は、最適化プログラム75bにしたがってモータ制御部71によりヘッドユニット41を駆動させ、部品供給部3から供給される電子部品を基板Pに移載させる(ステップS913)。このとき、ヘッドユニット41は、ヘッドユニット41の動作可能範囲Dに含まれる基板P上の領域に対して、電子部品の移載を行う。この電子部品の移載は、各停止位置毎に移載に要する時間が最も短くなるように設定された最適プログラム75bに基づいて行われる。したがって、タクトタイムが短くなるので、生産効率が向上する。なお、動作可能範囲Dからはみ出した基板Pの下流側の領域Bに対しては、電子部品の実装が行われない。
停止位置Bにおける基板Pに対する電子部品の搭載が終了すると、主制御部76は、外部入出力部73によりストッパF2と固定手段による基板Pの固定を解除するとともにストッパF2を埋没させる(ステップS914)。また、コンベア制御部72によりコンベア2を駆動させ、基板Pを下流側に搬送し、実装機外部に搬出する(ステップS915)。これにより、基板Pに対する実装動作が完了する。
上述したように動作する実装機においても、最適化プログラム75bを用いて実装動作を行うことにより、生産効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様、ストッパF1,F2を配設する位置は、基板Pを固定したときに、基板Pの電子部品が搭載可能な領域が動作可能範囲D内部に位置するのであれば、適宜自由に設定することができる。したがって、ストッパF1と動作可能範囲Dとの距離を基板Pの取付しろの値に設定したり、この値よりもさらに長く設定したりするようにしてもよい。
また、本実施の形態においても、動作可能範囲Dの搬送方向(X方向)の長さをLx、領域Aまたは領域BのX方向の長さをL2とすると、基板Pの電子部品が搭載可能な領域のX方向の長さL1はLx+L2で表され、最大2Lx、すなわち動作可能範囲Dの2倍の長さまで電子部品を実装することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態は、上述した第1の実施の形態とコンベア2の構成が異なるものであり、その他は第1の実施の形態と同等である。したがって、本実施の形態において、第1の実施の形態と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
コンベア2は、図10(a)に示すように、基台1上の上流側に固定された上流側コンベア2Aと、基台1上の下流側に固定された下流側コンベア2Bと、基台1上の上流側コンベア2Aおよび下流側コンベア2Bとの間に設けられたテーブル2Tとから構成される。
上流側コンベア2Aは、公知のコンベアから構成されており、基板Pを外部または連続して設けられた印刷装置等の上流側からテーブル2T上に搬入する。
下流側コンベア2Bは、公知のコンベアから構成されており、テーブル2T上の基板Pを他の実装機若しくはリフロー炉または表面実装機外部等の下流側に搬出する。
テーブル2Tは、平面視略矩形の板状の形状を有し、基台1上において基板Pの搬送方向に移動可能に配設されている。このようなテーブル2T上の所定の箇所には、基板を所定の停止位置に停止して固定するためのストッパFと、基板の有無を検出する基板センサSとが埋設されている。
ストッパFは、図10(b)に示すように、上流側コンベア2Aから基板Pを搬入するためにテーブル2Tが上流側に移動したとき、テーブル2Tの下流側で、かつ、ヘッドユニット41の動作可能範囲Dからその外部に所定距離離間した動作可能範囲D近傍に設けられる。
基板センサSは、ストッパF1からテーブル2Tの上流側に離間した位置に設けられる。このとき、図10(b)に示すように基板Pを搬入するためにテーブル2Tを上流側コンベア2A側に移動させると、基板センサSは、上記動作可能範囲D内部のストッパF1近傍に配置される。
(実装動作)
次に、図11を参照して、本実施の形態にかかる実装機の動作について説明する。なお、本実施の形態では、1枚の基板Pに対して1台の実装機で電子部品を実装し、かつ、その基板Pの大きさがヘッドユニット41の動作可能範囲Dよりも大きい場合を例に説明する。
まず、制御装置7の主制御部76は、搬入される基板Pの種類を検出する(ステップS1101)。基板の種類を検出すると、主制御部76は、その基板に対応する最適化プログラム75bを記憶部75から読み出す(ステップS1102)。ここで、記憶部75から読み出される最適化プログラム75bは、第1の実施の形態で図6を参照して説明したデータ作成装置9により生成されたものである。
搬入する基板に対応する最適化プログラム75bを読み出すと、主制御部76は、図10(a)に示すように、コンベア制御部72によりテーブル2Tを上流側コンベア2A近傍の基板Pの搬入位置に移動させ(ステップS1103)、外部入出力部73によりストッパFを突出させる(ステップS1104)。また、コンベア制御部72により上流側コンベア2Aを駆動させ、外部から基板Pを実装機内部のテーブル2T上に搬入する(ステップS1105)。このとき、上流側コンベア2Aは、テーブル2Tの上流側の端部に当接または隣接したり、テーブル2T側の端部の下方にテーブル2Tが移動させられたり、テーブル2Tに設けられたスリットからテーブル2T上に露出したりすることにより、基板Pを上流側に搬送する。
基板センサSが基板Pを検出すると(ステップS1106:YES)、主制御部76は、コンベア制御部72により上流側コンベア2Aの駆動を停止させるとともに、外部入出力部73によりストッパFと固定手段とを協働させ、基板Pを固定する(ステップS1107)。これにより、図10(b)に示すように、基板Pは上流側の停止位置Aに固定される。
基板Pが停止位置Aに固定されると、主制御部76は、最適化プログラム75bにしたがってモータ制御部71によりヘッドユニット41を駆動させ、部品供給部3から供給される電子部品を基板Pに搭載させる(ステップS1108)。このとき、ヘッドユニット41は、ヘッドユニット41の動作可能範囲Dに含まれる基板P上の領域に対して、電子部品の移載を行う。この電子部品の移載は、各停止位置毎に移載に要する時間が最も短くなるように設定された最適プログラム75bに基づいて行われる。したがって、タクトタイムが短くなるので、生産効率が向上する。なお、動作可能範囲Dからはみ出した基板Pの上流側の領域Aに対しては、電子部品の移載が行われない。
停止位置Aにおける基板Pに対する電子部品の搭載が終了すると、主制御部76は、基板Pを固定した状態で、コンベア制御部72によりテーブル2Tを下流側コンベア2B近傍の基板Pの搬出位置に移動させる(ステップS1109)。すると、基板Pは、図10(c)に示すように、基板Pの下流側の縁部は動作可能範囲Dからはみ出し、基板Pの上流側の縁部は動作可能範囲D内部に収まる位置、すなわち停止位置Bに固定される。
テーブル2Tが基板Pの搬出位置に移動すると、主制御部76は、最適化プログラム75bにしたがってモータ制御部71によりヘッドユニット41を駆動させ、部品供給部3から供給される電子部品を基板Pに搭載させる(ステップS1110)。このとき、ヘッドユニット41は、ヘッドユニット41の動作可能範囲Dに含まれる基板P上の領域に対して、電子部品の移載を行う。この電子部品の移載は、各停止位置毎に移載に要する時間が最も短くなるように設定された最適プログラム75bに基づいて行われる。したがって、タクトタイムが短くなるので、生産効率が向上する。なお、動作可能範囲Dからはみ出した基板Pの下流側の領域Bに対しては、電子部品の移載が行われない。
停止位置Bにおける基板Pに対する電子部品の搭載が終了すると、主制御部76は、外部入出力部73によりストッパFと固定手段による基板Pの固定を解除するとともにストッパFを埋没させる(ステップS1111)。また、コンベア制御部72により下流側コンベア2Bを駆動させ、基板Pを下流側に搬送し、実装機外部に搬出する(ステップS1112)。このとき、下流側コンベア2Bは、テーブル2Tの下流側の端部に配置された基板Pと当接したり、テーブル2Tと基板Pとの間に挿入されたり、テーブル2Tに設けられたスリットからテーブル2T上に露出したりすることにより、基板Pと接触して基板Pを下流側に搬送する。これにより、基板Pに対する実装動作が完了する。
上述したように動作する実装機においても、最適化プログラム75bを用いて実装を行うことにより、生産効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様、ストッパFを配設する位置は、基板Pを固定したときに、基板Pの電子部品が搭載可能な領域が動作可能範囲D内部に位置するのであれば、適宜自由に設定することができる。したがって、ストッパFと動作可能範囲Dとの距離を基板Pの取付しろの値に設定したり、この値よりもさらに長く設定したりするようにしてもよい。
また、本実施の形態においても、動作可能範囲Dの搬送方向(X方向)の長さをLx、領域Aまたは領域BのX方向の長さをL2とすると、基板Pの電子部品が搭載可能な領域のX方向の長さL1はLx+L2で表され、最大2Lx、すなわち動作可能範囲Dの2倍の長さまで電子部品を実装することができる。このとき、テーブル2TのX方向の長さは、2Lxよりも長いことが望ましい。また、テーブル2TのX方向の移動量は、Lxよりも多いことが望ましい。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態は、第1の実施の形態で説明した実装機を2台有する実装システムに関するものである。したがって、第1の実施の形態と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
図12に示すように、本実施の形態にかかる実装システムは、外部または連続して設けられた印刷装置等の上流側から搬入された基板Pに電子部品を実装する第1の実装機11と、第1の実装機11から搬入された基板Pに対して電子部品を実装し、この基板Pを他の実装機若しくはリフロー炉または表面実装機外部等の下流側に搬出する第2の実装機12とを有する。
第1の実装機11および第2の実装機12において、ストッパF1は、図12に示すように、コンベア2の搬送経路上の下流側で、かつ、ヘッドユニット41の動作可能範囲D1,D2からその外部に所定距離離間した動作可能範囲D1,D2近傍に設けられる。ストッパF2は、コンベア2の搬送経路上の上記動作可能範囲D1,D2外部の上流側で、かつ、上記動作可能範囲D1,D2からその外部に所定距離離間した動作可能範囲D1,D2近傍に設けられる。また、基板センサS1は、ストッパF1から上記搬送経路の上流側に離間し、上記動作可能範囲D1,D2内部のストッパF1近傍の位置に設けられる。基板センサS2は、ストッパF2から上記搬送経路の下流側に離間し、上記動作可能範囲D1,D2内部のストッパF2近傍の位置に設けられる。
(実装動作)
次に、図13を参照して、本実施の形態にかかる実装システムの各実装機における実装動作について説明する。なお、本実施の形態では、1枚の基板Pに対して2台の実装機で電子部品を実装し、かつ、その基板Pの大きさがヘッドユニット41の動作可能範囲D1,D2よりも大きい場合を例に説明する。ここで、第1の実装機11は停止位置Aで基板Pに電子部品を搭載し、第2の実装機12は停止位置Bで基板Pに電子部品を搭載するものとする。
まず、第1の実装機11および第2の実装機12の制御装置7の主制御部76は、搬入される基板Pの種類を検出する(ステップS1301)。基板Pの種類を検出すると、各実装機の主制御部76は、その基板に対応する最適化プログラム75bを記憶部75から読み出す(ステップS1302)。
最適化プログラム75bを読み出すと、各実装機の主制御部76は、搬入する基板Pの停止位置を確認する(ステップS1303)。各実装機における基板Pの停止位置は、最適化プログラム75bに予め記憶されており、各実装機の主制御部76は、最適化プログラム75bに基づいて基板Pの固定位置を確認する。
第1の実装機11の場合、上流側の停止位置である停止位置Aに基板Pを固定するので(ステップS1303:YES)、第1の実装機11の主制御部76は、外部入出力部73によりストッパF1を突出させ(ステップS1304)、コンベア制御部72によりコンベア2を駆動させ、外部から基板Pを実装機内部に搬入し、下流側へと搬送する(ステップS1305)。基板センサS1が基板Pを検出すると(ステップS1306:YES)、主制御部76は、コンベア制御部72によりコンベア2を停止させるとともに、外部入出力部73によりストッパF1と固定手段とを協働させ、基板Pを固定する(ステップS1307)。これにより、第1の実装機11に搬入された基板Pは、図12に示すように、上流側の停止位置Aに固定される。
一方、第2の実装機12の場合、下流側の停止位置である停止位置Bに基板Pを固定するので(ステップS1303:NO)、第2の実装機12の主制御部76は、コンベア制御部72によりコンベア2を駆動させ、第1の実装機11から搬入した基板Pを下流側へ搬送する(ステップS1311)。基板センサS1が基板Pを検出し、かつ、基板センサS2が基板Pを検出しない状態となると(ステップS1312:YES)、主制御部76は、外部入出力部73によりストッパF2を突出させ(ステップS1313)、コンベア制御部72によりコンベア2を逆方向に駆動させ、基板Pを上流側に搬送する(ステップS1314)。センサS2が基板Pを検出すると(ステップS1315:YES)、主制御部76は、コンベア制御部72によりコンベア2を停止させるとともに、外部入出力部73によりストッパF2と固定手段とを協働させ、基板Pを固定する(ステップS1307)。これにより、第1の実装機11から搬出されて第2の実装機に搬入された基板Pは、図12に示すように、下流側の停止位置Bに固定される。
基板Pが固定されると、各実装機の主制御部76は、最適化プログラム75bにしたがってモータ制御部71によりヘッドユニット41を駆動させ、部品供給部3から供給される電子部品を基板Pに搭載させる(ステップS1308)。
このとき、第1の実装機11のヘッドユニット41は、ヘッドユニット41の動作可能範囲D1に含まれる基板P上の領域に対して、電子部品の移載を行う。この電子部品の移載は、各停止位置毎に移載に要する時間が最も短くなるように設定された最適プログラム75bに基づいて行われる。したがって、タクトタイムが短くなるので、生産効率が向上する。なお、第1の実装機11において、動作可能範囲D1からはみ出した基板Pの上流側の領域Aに対しては、電子部品の移載が行われない。
同様に、第2の実装機12のヘッドユニット41は、ヘッドユニット41の動作可能範囲D2に含まれる基板P上の領域に対して、電子部品の移載を行う。この電子部品の移載は、各停止位置毎に移送に要する時間が最も短くなるように設定された最適プログラム75bに基づいて行われる。したがって、タクトタイムが短くなるので、生産効率が向上する。なお、第2の実装機12において、動作可能範囲D2からはみ出した基板Pの上流側の領域Bに対しては、電子部品の移載が行われない。
基板Pに対する電子部品の搭載が終了すると、各実装機の主制御部76は、外部入出力部73により突出していたストッパと固定手段による基板Pの固定を解除するとともにそのストッパを埋没させる(ステップS1309)。また、コンベア制御部72によりコンベア2を駆動させて基板Pを下流側に搬送し、第1の実装機11は第2の実装機12に、第2の実装機12は下流側にそれぞれ基板Pを搬出する(ステップS1310)。これにより、各実装機における基板Pに対する実装動作が完了する。
(最適化プログラム生成動作)
次に、図14を参照して、データ作成装置9による複数の実装機を有する実装システムの最適化プログラム75bの生成動作について説明する。まず、データ作成装置9の主演算部93は、記憶部91の実装機データ91cおよび基板データ91dに基づいて、最適化プログラム75bを生成する基板Pのサイズが各実装機のヘッドユニット41の動作可能範囲Dよりも大きいか否か確認する(ステップS1401)。
基板Pのサイズが動作可能範囲Dよりも小さい場合(ステップS1401:YES)、主演算部93は、実装機データ91cおよび基板データ91dに基づいて、各実装機で基板Pに搭載する電子部品を分配する(ステップS1402)。この電子部品の分配は、基板Pに実装する電子部品の種類や数量等に基づいて行われる。
一方、基板Pのサイズが動作可能範囲Dよりも大きい場合(ステップS1401:NO)、主演算部93は、実装機データ91cおよび基板データ91dに基づいて、基板P上の領域を分割する(ステップS1407)。この基板Pの領域の分割は、第1の実施の手形態で図7を参照して説明したのと同等の方法により行われる。
基板P上の領域が分割されると、主演算部93は、基板データ91dに基づいて、1台の実装機で装着できない電子部品を分別する(ステップS1408)。具体的には、主演算部93は、図7(d)に示すように、基板Pに搭載する全ての電子部品の中から領域Aと領域Bに搭載する電子部品を分別する。
電子部品が分別されると、主演算部93は、実装機データ91cおよび基板データ91dに基づいて、各実装機で基板Pを固定する停止位置を設定する(ステップS1409)。この設定は、実装機の特性や実装システムのライン構成等に基づいて適宜自由に設定される。なお、本実施の形態では、第1の実装機11は停止位置A、第2の実装機12は停止位置Bにそれぞれ基板Pを固定するものとする。
停止位置が設定されると、主演算部93は、分別した電子部品を各実装機に分配する(ステップS1409)。具体的には、基板Pの領域Aに搭載される電子部品は、図12に示すように、領域Aに電子部品を移載することが可能な停止位置Bに基板Pを固定する第2の実装機12に分配する。一方、基板Pの領域Bに搭載される電子部品は、図12に示すように、領域Bに電子部品を移載することが可能な停止位置Aに基板Pを固定する第1の実装機11に分配する。
分別した電子部品を分配すると、主演算部93は、基板Pに実装する残りの電子部品を各実装機に分配する(ステップS1411)。ここで、残りの電子部品とは、図7(d)に示すように、基板Pの領域Cに搭載される電子部品である。主演算部93は、距離的に領域Aに近い位置に実装される電子部品を第2の実装機12に分配し、距離的に領域Bに近い位置に実装される電子部品を第1の実装機11に分配する。
各実装機に電子部品が分配されると、主演算部93は、分配された電子部品の装着順の最適化を行う実装機を選択する(ステップS1403)。この選択は、上流側の実装機から順に選択するようにしてもよく、下流側の実装機から順に選択するようにしてもよい。
最適化を行う実装機が選択されると、主演算部93は、実装機データ91cおよび基板データ91dに基づいて、選択された実装機の部品供給部3における基板Pに搭載する電子部品の配置を設定する(ステップS1404)。なお、部品供給部3における電子部品の配置は、過去や現在稼働中の実装機における実際の配置に設定するようにしてもよい。
電子部品の配置が設定されると、シミュレータ92は、実装機データ91cおよび基板データ91dに基づいて、分配された電子部品を基板Pに移載する順序を設定する(ステップS1405)。この設定は、仮想空間上に選択された実装機およびこの実装機に設定された停止位置に基板Pを配置し、実装プログラム91bにしたがってその基板Pに分配された各電子部品の移載を行い、この移載に要する時間が最短となるよう演算することにより行われる。この演算結果は、選択された実装機における動作可能範囲Dよりもサイズが大きい基板Pの最適化プログラム75bとして出力される。
電子部品を移載する順序が設定されると、主演算部93は、全ての実装機について電子部品の移載順序の設定が行われたか否かを確認する(ステップS1406)。電子部品の移載順序の設定が行われていない実装機がある場合(ステップS1406:NO)、主演算部93は、ステップS1403の処理に戻る。一方、全ての実装機について電子部品の移載順序の設定が終了すると(ステップS1406)、主演算部93は、最適化プログラム75bの生成動作を終了する。
このように、大型の基板Pが搬入されると、最適化プログラム75bに基づいて、基板Pを他の実装機とは異なる停止位置に停止させ、各実装機で基板Pに移載する電子部品を、この電子部品を移載するのに要する時間に応じて決定することにより、電子部品の移載に要する時間を短くすることができるので、生産効率を向上させることができる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態は、上述した第4の実施の形態と実装機の構成が異なる、すなわち第1の実施の形態で説明した実装機の代わりに第2の実施の形態で説明した実装機を2台有する実装システムに関するものである。したがって、第2,4の実施の形態と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
図15に示すように、本実施の形態にかかる実装システムは、外部または連続して設けられた印刷装置等の上流側から搬入された基板Pに電子部品を実装する第1の実装機11と、第1の実装機11から搬入された基板Pに対して電子部品を実装し、この基板Pを他の実装機若しくはリフロー炉または表面実装機外部等の下流側に搬出する第2の実装機12とを有する。
第1の実装機11および第2の実装機12において、ストッパF1は、図15に示すように、コンベア2の搬送経路上の動作可能範囲D1,D2の上流側で、かつ、上記動作可能範囲D1,D2からその外部に所定距離離間した動作可能範囲D1,D2近傍に設けられる。また、ストッパF2は、ストッパF1から上記搬送経路上の下流側に離間した位置に設けられる。また、基板センサS1は、ストッパF1から上記搬送経路の上流側に離間し、上記動作可能範囲D1,D2内部のストッパF1近傍の位置に設けられる。また、基板センサS2は、ストッパF2から上記搬送経路の上流側に離間しており、ストッパF1よりも上記搬送経路の下流側に離間した位置に設けられる。
(実装動作)
次に、図16を参照して、本実施の形態にかかる実装システムの各実装機における実装動作について説明する。なお、本実施の形態では、1枚の基板Pに対して2台の実装機で電子部品を実装し、かつ、その基板Pの大きさがヘッドユニット41の動作可能範囲D1,D2よりも大きい場合を例に説明する。ここで、第1の実装機11は停止位置Aで基板Pに電子部品を移載し、第2の実装機12は停止位置Bで基板Pに電子部品を移載するものとする。
まず、第1の実装機11および第2の実装機12の制御装置7の主制御部76は、搬入される基板Pの種類を検出する(ステップS1601)。基板Pの種類を検出すると、各実装機の主制御部76は、その基板に対応する最適化プログラム75bを記憶部75から読み出す(ステップS1602)。ここで、記憶部75から読み出される最適プログラム75bは、第4の実施の形態で図14を参照して説明したデータ作成装置9により作成されたものである。
最適化プログラム75bを読み出すと、各実装機の主制御部76は、搬入する基板Pの停止位置を確認する(ステップS1603)。各実装機の主制御部76は、最適化プログラム75bに基づいて基板Pの固定位置を確認する。
第1の実装機11の場合、上流側の停止位置である停止位置Aに基板Pを固定するので(ステップS1603:YES)、第1の実装機11の主制御部76は、外部入出力部73によりストッパF1を突出させ(ステップS1604)、コンベア制御部72によりコンベア2を駆動させ、外部から基板Pを実装機内部に搬入し、下流側へと搬送する(ステップS1605)。基板センサS1が基板Pを検出すると(ステップS1606:YES)、主制御部76は、コンベア制御部72によりコンベア2を停止させるとともに、外部入出力部73によりストッパF1と固定手段とを協働させ、基板Pを固定する(ステップS1607)。これにより、第1の実装機11に搬入された基板Pは、図15に示すように、上流側の停止位置Aに固定される。
第2の実装機12の場合、下流側の停止位置である停止位置Bに基板Pを固定するので(ステップS1603:NO)、第2の実装機12の主制御部76は、外部入出力部73によりストッパF2を突出させ(ステップS1611)、コンベア制御部72によりコンベア2を駆動させ、第1の実装機11から搬入した基板Pを下流側へと搬送する(ステップS1612)。基板センサS2が基板Pを検出すると(ステップS1613:YES)、主制御部76は、コンベア制御部72によりコンベア2を停止させるとともに、外部入出力部73によりストッパF2と固定手段とを協働させ、基板Pを固定する(ステップS1607)。これにより、第2の実装機12に搬入された基板Pは、図15に示すように、下流側の停止位置Bに固定される。
基板Pが固定されると、各実装機の主制御部76は、データ作成装置9によって生成された最適化プログラム75bにしたがってモータ制御部71によりヘッドユニット41を駆動させ、部品供給部3から供給される電子部品を基板Pに移載させる(ステップS1608)。
このとき、第1の実装機11のヘッドユニット41は、ヘッドユニット41の動作可能範囲D1に含まれる基板P上の領域に対して電子部品の移載を行う。この電子部品の移載は、各停止位置毎に移載に要する時間が最も短くなるように設定された最適プログラム75bに基づいて行われる。したがって、タクトタイムが短くなるので、生産効率が向上する。なお、第1の実装機11において、動作可能範囲D1からはみ出した基板Pの上流側の領域Aに対しては、電子部品の移載が行われない。
同様に、第2の実装機12のヘッドユニット41は、ヘッドユニット41の動作可能範囲D2に含まれる基板P上の領域に対して電子部品の移載を行う。この電子部品の移送は、各停止位置毎に移載に要する時間が最も短くなるように設定された最適プログラム75bに基づいて行われる。したがって、タクトタイムが短くなるので、生産効率が向上する。なお、第2の実装機12において、動作可能範囲D2からはみ出した基板Pの上流側の領域Bに対しては、電子部品の移載が行われない。
基板Pに対する電子部品の搭載が終了すると、各実装機の主制御部76は、外部入出力部73により突出していたストッパと固定手段による基板Pの固定を解除するとともにそのストッパを埋没させる(ステップS1609)。また、コンベア制御部72によりコンベア2を駆動させて基板Pを下流側に搬送し、第1の実装機11は第2の実装機12に、第2の実装機12は下流側にそれぞれ基板Pを搬出する(ステップS1610)。これにより、各実装機における基板Pに対する実装動作が完了する。
このように動作する実装システムにおいても、最適化プログラム75bを用いて実装動作を行うことにより、生産効率を向上させることができる。
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態は、上述した第4の実施の形態と実装機の構成が異なる、すなわち第1の実施の形態で説明した実装機の代わりに第3の実施の形態で説明した実装機を2台有する実装システムに関するものである。したがって、第3,4の実施の形態と同等の構成要素については、同じ名称および符号を付し、適宜説明を省略する。
図17に示すように、本実施の形態にかかる実装システムは、外部または連続して設けられた印刷装置等の上流側から搬入された基板Pに電子部品を実装する第1の実装機11と、第1の実装機11から搬入された基板Pに対して電子部品を実装し、この基板Pを他の実装機若しくはリフロー炉または表面実装機外部等の下流側に搬出する第2の実装機12とを有する。
第1の実装機11および第2の実装機12において、コンベア2は、基台1上の上流側に固定された上流側コンベア2Aと、基台1上の下流側に固定された下流側コンベア2Bと、基台1上の上流側コンベア2Aおよび下流側コンベア2Bとの間に設けられたテーブル2Tとから構成される。テーブル2T上の所定の箇所には、基板を所定の停止位置に停止して固定するためのストッパFと、基板の有無を検出する基板センサSとが埋設されている。ストッパFは、図17に示すように、テーブル2Tが基板Pを搬入するために上流側に移動したとき、テーブル2Tの下流側で、かつ、ヘッドユニット41の動作可能範囲Dからその外部に所定距離離間した動作可能範囲D近傍に設けられる。基板センサSは、ストッパF1から上記搬送経路の上流側に離間した位置に設けられる。
次に、図18を参照して、本実施の形態にかかる実装システムの各実装機における実装動作について説明する。なお、本実施の形態では、1枚の基板Pに対して2台の実装機で電子部品を実装し、かつ、その基板Pの大きさがヘッドユニット41の動作可能範囲D1,D2よりも大きい場合を例に説明する。ここで、第1の実装機11は停止位置Aで基板Pに電子部品を移載し、第2の実装機12は停止位置Bで基板Pに電子部品を移載するものとする。
まず、第1の実装機11および第2の実装機12の制御装置7の主制御部76は、搬入される基板Pの種類を検出する(ステップS1801)。基板Pの種類を検出すると、各実装機の主制御部76は、その基板に対応する最適化プログラム75bを記憶部75から読み出す(ステップS1802)。ここで、記憶部75から読み出される最適プログラム75bは、第4の実施の形態で図14を参照して説明したデータ作成装置9により作成されたものである。
搬入する基板に対応する最適化プログラム75bを読み出すと、各実装機の主制御部76は、コンベア制御部72によりテーブル2Tを基板Pの搬入位置に移動させ(ステップS1803)、外部入出力部73によりストッパFを突出させる(ステップS1804)。また、コンベア制御部72により上流側コンベア2Aを駆動させ、外部から基板Pを実装機内部に搬入し、テーブル2T上へと搬送する(ステップS1805)。
基板センサSが基板Pを検出すると(ステップS1806:YES)、各実装機の主制御部76は、コンベア制御部72により上流側コンベア2Aの駆動を停止させるとともに、外部入出力部73によりストッパFと固定手段とを協働させ、基板Pを固定する(ステップS1807)。
基板Pが固定されると、各実装機の主制御部76は、最適化プログラム75bに基づいて、固定した基板Pの停止位置を確認する(ステップS1808)。各実装機における基板Pの停止位置は、最適化プログラム75bに予め記憶されており、各実装機の主制御部76は、最適化プログラム75bに基づいて基板Pの固定位置を確認する。
第1の実装機11の場合、基板Pの搬入位置、すなわち上流側の停止位置である停止位置Aで基板Pに電子部品を移載する(ステップS1808:YES)。したがって、図17に示すように、テーブル2Tを基板Pを搬入した位置に固定した状態で、主制御部76は、最適化プログラム75bにしたがって、モータ制御部71によりヘッドユニット41を駆動させ、部品供給部3から供給される電子部品を基板Pに搭載させる(ステップS1809)。このとき、第1の実装機11のヘッドユニット41は、ヘッドユニット41の動作可能範囲Dに含まれる基板P上の領域に対して電子部品の移載を行う。この電子部品の移送は、各停止位置毎に移載に要する時間が最も短くなるように設定された最適プログラム75bに基づいて行われる。したがって、タクトタイムが短くなるので、生産効率が向上する。なお、動作可能範囲Dからはみ出した基板Pの上流側の領域Aに対しては、電子部品の実装が行われない。
一方、第2の実装機12の場合、基板Pの搬出位置、すなわち下流側の停止位置である停止位置Bで基板Pに電子部品を移載する(ステップS1808:NO)。したがって、主制御部76は、基板Pを固定した状態で、コンベア制御部72によりテーブル2Tを基板Pの搬出位置に移動させる(ステップS1813)。すると、基板Pは、図17に示すように、基板Pの下流側の縁部は動作可能範囲Dからはみ出し、基板Pの上流側の縁部は動作可能範囲D内部に収まる位置、すなわち停止位置Bに固定される。テーブル2Tが基板Pの搬出位置に移動すると、主制御部76は、最適化プログラム75bにしたがってモータ制御部71によりヘッドユニット41を駆動させ、部品供給部3から供給される電子部品を基板Pに搭載させる(ステップS1814)。このとき、第2の実装機12のヘッドユニット41は、ヘッドユニット41の動作可能範囲Dに含まれる基板P上の領域に対して電子部品の移載を行う。この電子部品の移送は、各停止位置毎に移載に要する時間が最も短くなるように設定された最適プログラム75bに基づいて行われる。したがって、タクトタイムが短くなるので、生産効率が向上する。なお、動作可能範囲Dからはみ出した基板Pの下流側の領域Bに対しては、電子部品の移載が行われない。
各停止位置における基板Pに対する電子部品の搭載が終了すると、各実装機の主制御部76は、外部入出力部73によりストッパFと固定手段による基板Pの固定を解除するとともにストッパFを埋没させる(ステップS1811)。また、コンベア制御部72によりテーブル2Tおよび下流側コンベア2Bを駆動させ、基板Pを下流側に搬送し、第1の実装機11は第2の実装機12に、第2の実装機12は下流側にそれぞれ基板Pを搬出する(ステップS1812)。これにより、基板Pに対する実装動作が完了する。
このように動作する実装システムにおいても、最適化プログラム75bを用いて実装動作を行うことにより、生産効率を向上させることができる。
なお、第4〜6の実施の形態において、第1の実装機11は停止位置Aで基板Pに電子部品を移載し、第2の実装機12は停止位置12で基板Pに電子部品を移載するようにしたが、第1の実装機11は停止位置B、第2の実装機12は停止位置Aで基板Pにそれぞれ電子部品を移載するようにしてもよい。
また、第1〜6の実施の形態において、各実装機は、プッシュアップピン等の固定手段により基板Pを固定するようにしたが、基板Pを所定の停止位置に固定できるのであれば、基板Pを固定するための手段は上記固定手段に限定されず適宜自由に設定することができる。例えば、公知の印刷機のように、Z軸およびX軸に移動可能な基板支持テーブルを設け、この基板支持テーブルにより所定の停止位置に固定するようにしてもよい。
また、第1〜6の実施の形態では、ストッパFを用いて基板Pを停止させるようにしたが、基板Pを所定の位置に停止させることができるのであれば、ストッパFを用いないようにしてもよい。この場合、コンベア2の停止速度を制御することにより基板Pを所定の停止位置に停止させたり、基板Pをクランプする手段を設けたりすることにより、実現することができる。
また、第1〜6の実施の形態で説明した実装機および実装システムは、各実装機の他に、ラインにプリント基板を供給する基板供給機、この基板供給機により搬入された基板上の所定の位置にはんだを印刷する印刷機、実装機により電子部品が実装された基板を加熱するリフロー炉、および、このリフロー炉によりはんだが接合された基板を格納する基板格納機を有する実装システムに適用することができる。このような実装システムに第1〜6の実施の形態にかかる実装機または実装システムを適用することにより、生産効率を向上させることができる。
本発明は、表面実装機や複数の表面実装機を有する実装システムに適用することができる。
本発明の表面実装機の平面図である。 本発明の表面実装機の側面図である。 制御装置8およびデータ作成装置9の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる表面実装機の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる表面実装機の実装動作を示すフローチャートである。 データ作成装置9による最適化プログラム75bの生成動作を示すフローチャートである。 基板Pの領域を分割する動作を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる表面実装機の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる表面実装機の実装動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態にかかる表面実装機の構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態にかかる表面実装機の実装動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態にかかる実装システムの構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態にかかる実装システムの実装動作を示すフローチャートである。 本発明の第4〜6の実施の形態におけるデータ作成装置9による最適化プログラム75bの生成動作を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態にかかる実装システムの構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第5の実施の形態にかかる実装システムの実装動作を示すフローチャートである。 本発明の第6の実施の形態にかかる実装システムの構成を模式的に示す平面図である。 本発明の第6の実施の形態にかかる実装システムの実装動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…基台、2…コンベア、3…部品供給部、4…ヘッド機構、5…基板カメラ、6…部品カメラ、7…制御装置、8…表示ユニット、9…データ作成装置、10…通信回線、11…第1の実装機、12…第2の実装機、31…取付座、32…テープフィーダ、41…ヘッドユニット、42…吸着ヘッド、43…ノズル、44…モータ、71…モータ制御部、72…コンベア制御部、73…外部入出力部、74…画像処理部、75…記憶部、75a…実装プログラム、75b…最適化プログラム、76…主演算部、91…記憶部、91a…データ作成プログラム、91b…実装プログラム、91c…実装機データ、91d…基板データ、92…シミュレータ、93…主演算部、D,D1,D2…動作可能範囲、F,F1,F2…ストッパ、S,S1,S2…基板センサ、2…テーブル。

Claims (9)

  1. 基板を搬送する搬送部と、
    この搬送部を制御して搬送中の前記基板を所定の停止位置に停止させる搬送制御部と、
    前記基板に移載する部品を供給する部品供給部と、
    部品を吸着する吸着ヘッドを備え、前記停止位置に搬入された前記基板上に前記部品供給部から部品を移載するヘッドユニットと、
    このヘッドユニットにより前記基板上に移載させる部品を決定する移載制御部と
    を備え、
    前記搬送制御部は、前記ヘッドユニットが移動可能な領域を超える大きさの基板を複数の停止位置に停止させ、
    前記移載制御部は、各停止位置に停止した前記基板上に移載する部品を、この部品の各停止位置における移載に要する時間に応じて決定する
    ことを特徴とする表面実装機。
  2. 前記移載制御部は、複数の停止位置のうち一の停止位置のみで前記基板上に移載可能な部品は、前記一の停止位置で移載させ、複数の停止位置で前記基板上に移載可能な部品は、移載に要する時間が最も短い停止位置で移載させる
    ことを特徴とする請求項1記載の表面実装機。
  3. 前記搬送部は、前記基板の搬送方向の上流側で前記基板の上流側の端部を基準として前記基板を固定する第1の固定手段と、前記搬送方向の下流側で前記基板の下流側の端部を基準として前記基板を固定する第2の固定手段と
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載の表面実装機。
  4. 前記搬送部は、前記基板の搬送方向の下流側で前記基板の下流側の端部を基準として前記基板を固定する第1の固定手段と、この第1の固定手段より前記搬送方向の下流側で前記基板の下流側の端部を基準として前記基板を固定する第2の固定手段と
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載の表面実装機。
  5. 前記搬送部は、前記基板の搬送方向に移動するテーブルと、このテーブルに設けられ、前記基板の搬送方向の下流側で前記基板の下流側の端部を基準として前記基板を前記テーブル上に固定する固定手段と
    を備えることを特徴とする請求項1または2記載の表面実装機。
  6. 基板を搬送する搬送部と、
    この搬送部を制御して搬送中の前記基板を所定の停止位置に停止させる搬送制御部と、
    前記基板に移載する部品を供給する部品供給部と、
    部品を吸着する吸着ヘッドを備え、前記停止位置に搬入された前記基板上に前記部品供給部から部品を移載するヘッドユニットと、
    このヘッドユニットにより前記基板上に移載させる部品を決定する移載制御部と
    をそれぞれ備えた第1の表面実装機と第2の表面実装機を有する実装システムであって、
    前記搬送制御部は、前記ヘッドユニットが移動可能な領域を超える大きさの基板を他の表面実装機と異なる停止位置に停止させ、
    前記移載制御部は、前記停止位置で前記大型基板に移載する部品を、この部品の各表面実装機における移載に要する時間に応じて決定する
    こと特徴とする実装システム。
  7. 前記移載制御部は、自身の表面実装機の停止位置のみで移載可能な部品は、自身の表面実装機で移載させ、他の表面実装機の停止位置でも移載可能な部品は、他の表面実装機よりも移載に要する時間が短い部品を移載させる
    ことを特徴とする請求項6記載の実装システム。
  8. 基板を搬送する搬送部と、
    前記基板に移載する部品を供給する部品供給部と、
    部品を吸着する吸着ヘッドを備え、前記停止位置に搬入された前記基板上に前記部品供給部から部品を移載するヘッドユニットと
    を備えた表面実装機の実装方法であって、
    前記ヘッドユニットが移動可能な領域を超える大きさの基板を複数の停止位置に停止させる停止ステップと、
    各停止位置に停止した前記基板上に移載する部品を、この部品の各停止位置における移載に要する時間に応じて決定する決定ステップと
    を有することを特徴とする実装方法。
  9. 基板を搬送する搬送部と、
    前記基板に移載する部品を供給する部品供給部と、
    部品を吸着する吸着ヘッドを備え、前記停止位置に搬入された前記基板上に前記部品供給部から部品を移載するヘッドユニットと
    をそれぞれ備えた第1の表面実装機と第2の実装機を有する実装システムの実装方法であって、
    前記ヘッドユニットが移載可能な領域を超える大きさの基板を他の表面実装機と異なる停止位置に停止させる停止ステップと、
    前記停止位置で前記大型基板に移載する部品を、この部品の各表面実装機における移載に要する時間に応じて決定する決定ステップと
    を有することを特徴とする実装方法。
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