JPH11108620A - データ処理装置及び電子部品装着装置 - Google Patents

データ処理装置及び電子部品装着装置

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JPH11108620A
JPH11108620A JP9267432A JP26743297A JPH11108620A JP H11108620 A JPH11108620 A JP H11108620A JP 9267432 A JP9267432 A JP 9267432A JP 26743297 A JP26743297 A JP 26743297A JP H11108620 A JPH11108620 A JP H11108620A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品データ編集時の部品の画像とグラフィ
ックイメージとの判別を容易にすることを目的とする。 【解決手段】 電子部品2の画像をカメラ3で撮像して
画像メモリ4に格納する。モニタ8上で範囲を指定する
とその範囲の画像が画像表示メモリ7に格納されてモニ
タ8に拡大表示され、部品データに基づいて発生される
グラフィックイメージが重ね合わせて表示される。この
グラフィックイメージを移動させて部品画像と目合わせ
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の寸法・
形状等に関する部品データを処理するデータ処理装置及
び、吸着ノズルに保持された電子部品を撮像装置で撮像
してその画像の認識結果を基に位置決めをしてプリント
基板に装着する電子部品装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種データ処理装置として、特開平5
−333915号公報に記載されたものが知られてい
る。この従来技術によれば、電子部品の認識処理用のデ
ータが自動的に作成されて電子部品装着装置に利用可能
になされる。また、部品各部の寸法をノギス等により測
定することによりこのようなデータが作成される場合も
あった。
【0003】このようなデータに間違いがある場合に自
動教示の場合であれば、自動教示のやり方に問題がある
かどうかを見付けだし、それを修正して自動教示のやり
直しをおこなわなければならずに大変であった。
【0004】また手作業などで測定してデータの数値を
直接キーインする作業も大変手間のかかる作業であっ
た。
【0005】このため、カメラで撮像した電子部品の画
像にこの電子部品のデータから生成されたグラフィック
イメージを重ね合わせて、CRT等の表示画面に表示さ
せて、目合わせによりデータの変更を行い、部品データ
の作成あるいは修正を行う技術が考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
では、部品の画像の大きさによっては画面に表示される
グラフィックイメージと一致しているかどうかの見極め
が難しい場合がある。
【0007】例えば、部品によっては大きさが1mm程
度で、撮像した原寸大の大きさではグラフィックとのず
れが分からない場合があったり、リード付きの部品の場
合にモールド部分は全体がモニタ画面に入り判別がつく
が、リードピッチが狭く、リードの部分がグラフィック
と一致しているか判別できない場合がある。
【0008】そこで本発明は、部品データ編集時の部品
の画像とグラフィックイメージとの判別を容易にするこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、電子
部品の画像を認識処理して当該部品の寸法・形状等に関
する部品データの処理を行うデータ処理装置において、
電子部品を撮像する撮像手段と、前記撮像手段に撮像さ
れた電子部品の画像を拡大して表示すると共に前記部品
データに基づくグラフィックイメージを拡大された電子
部品の画像に合わせた大きさで表示する表示手段とを設
けたものである。
【0010】このように構成することで、電子部品の画
像が小さすぎるときには画像を拡大してグラフィックと
の一致の程度を確認することができる。
【0011】またこの場合、前記表示手段は電子部品の
画像の大きさを複数段階の倍率で表示する表示手段を設
けたものである。
【0012】またこれらの場合、前記グラフィックイメ
ージを前記表示手段が表示する画面中で移動する移動手
段を設けたものである。
【0013】またこれらの場合、前記部品データを記憶
する記憶手段と、該記憶手段に記憶された部品データを
変更する変更手段とを有するものである。
【0014】またこれらの場合、前記表示手段が表示す
る画面内で画像を拡大する範囲を指定する指定手段を設
けたものである。
【0015】このようにすることで、拡大したい範囲を
拡大することができる。
【0016】またこれらの場合、前記表示手段がした拡
大した画像を表示した後画像を縮小して表示させる縮小
表示手段を設けたものである。
【0017】また本発明は、吸着ノズルに保持された電
子部品を撮像装置で撮像してその画像の認識結果を基に
位置決めをしてプリント基板に装着する電子部品装着装
置において、電子部品の寸法・形状等に関する部品デー
タを記憶する記憶手段と、前記撮像装置に撮像された電
子部品の画像を表示すると共に拡大された部品の画像に
合わせて前記記憶手段に記憶された前記データに基づく
グラフィックイメージを表示する表示手段と、前記記憶
手段に記憶された部品データを変更する変更手段とを設
けたものである。
【0018】このように構成することにより、電子部品
装着装置でデータの編集、確認をすることができ、便利
である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図に基
づき詳述する。
【0020】図1に基づきデータ処理装置の制御ブロッ
クについて説明する。
【0021】吸着ノズル1は処理対象の電子部品2を吸
着して撮像カメラ3上をXY移動即ち、水平移動可能に
なされている。このXY移動は所定の分解能でされるこ
とが可能である。
【0022】撮像カメラ3が撮像した部品2の画像は所
定の画素数の画像メモリ4に記憶される。該画像メモリ
4に記憶された画像データはデジタルズーム制御回路5
を介して表示画像メモリ7に記憶され、該画像メモリ7
の画像がCRTモニタ8の画面に表示される。デジタル
ズーム制御回路5は画像メモリ4に記憶された画像の指
定された一部について表示画像メモリ7に記憶させるよ
うに制御する。
【0023】画像メモリ4に記憶可能な画素数と表示画
像メモリ7に記憶可能な画素数は同一であり、画像メモ
リ4の一部が表示画像メモリ7全体に拡大されて記憶さ
れるため、指定された画像がモニタ8の画面いっぱいに
拡大されて表示されることとなる。画像メモリ4の画像
データがそのまま、表示画像メモリ7に格納されればカ
メラ3で撮像した等倍の画像がモニタ8に表示されるこ
ととなる。
【0024】デジタルズーム制御回路5が画像メモリの
どの部分を表示画像メモリ7に格納させるかはCPU1
0の制御による。
【0025】また、CPU10はグラフィック・アイコ
ン発生回路11を制御し、モニタ8に表示させるため
の、電子部品2のグラフィックイメージまたは種々のア
イコンの画像のデータを発生させる。種々のアイコンは
データ処理装置の種々の操作をするため等に使用され
る。電子部品2のグラフィックイメージはデジタルズー
ム制御回路5により拡大される部品2の画像の拡大率と
同一の拡大率で拡大され、重ね合わせて一致するように
なされている。
【0026】また、CPU10にはカーソル位置表示回
路12を介してマウスカーソル表示回路14が接続され
ており、後述するマウスカーソル30(図11参照)を
モニタ8の画面に表示させている。マウスカーソル23
の表示位置はカーソル位置表示回路12に記憶されCP
U10が把握できるようにされており、また、ドラッグ
ボール等のポインティングデバイス15の操作によりイ
ンターフェース16を介して位置の移動がなされる。
【0027】表示画像メモリ7の部品画像、グラフィッ
ク・アイコン発生回路11が発生する画像及びマウスカ
ーソルの画像の信号はOR回路17を通して、重ね合わ
せられ、モニタ8の画面に表示される。撮像された部品
2の画像は例えば図8のように表示され、グラフィック
・アイコン発生回路11で発生されるこの部品のグラフ
ィックイメージは図9に示すように発生され、これらに
グラフィック・アイコン発生回路11で発生されたマウ
スカーソルが重ね合わされて図10のように表示され
る。
【0028】また、CPU10にはRAM19及びRO
M20が接続されており、RAM19には作成されたあ
るいは修正される部品データが記憶されている。ROM
20にはデータ処理装置の所与の動作をさせるためのプ
ログラムが記憶されている。
【0029】次に、データ処理装置で作成された部品デ
ータを使用する電子部品装着装置23について図2及び
図3に基づき説明する。該電子部品装着装置23はデー
タ処理装置の機能も有する。
【0030】31はY軸モータ32の回動によりY方向
に移動するYテーブルであり、33はX軸モータ34の
回動によりYテーブル31上でX方向に移動することに
より結果的にXY方向に移動するXYテーブルであり、
チップ状電子部品2が装着されるプリント基板36が図
示しない固定手段に固定されて載置される。
【0031】37は供給台であり、チップ部品2を供給
する部品供給装置38が多数台配設されている。39は
供給台駆動モータであり、ボールネジ40を回動させる
ことにより、該ボールネジ40が嵌合し供給台37に固
定されたナット41を介して、供給台7がリニアガイド
42に案内されてX方向に移動する。43は間欠回動す
るロータリテーブルであり、該テーブル43の外縁部に
は取り出しノズルとしての吸着ノズル44を複数本有す
る装着ヘッド45が間欠ピッチに合わせて等間隔に配設
されている。
【0032】Iはロータリテーブル43の間欠回転によ
り吸着ノズル44が供給装置8より部品2を吸着し取出
す装着ヘッド45の停止位置である吸着ステーションで
あり、該吸着ステーションIにて吸着ノズル44が部品
2を吸着する。
【0033】46は吸着ノズル44が吸着する部品2の
位置ずれを部品2の下面をカメラにて所定の視野範囲で
撮像しその撮像画面を認識処理して認識する部品認識装
置であり、認識ステ−ションIIに設けられている。
【0034】認識ステーションIIの次の装着ヘッド4
5の停止する位置が角度補正ステーションIIIであ
り、認識装置46の認識結果によるチップ部品2の角度
位置ずれを補正する角度量を予め決められた図示しない
装着データに示される角度量に加味した角度量だけヘッ
ド回動装置47が装着ヘッド45をθ方向に回動させ
る。θ方向とはノズル44の軸の回りに回転する方向で
ある。
【0035】角度補正ステーションIIIの次の次の停
止位置が、装着ステーションIVであり、前記基板36
に該ステーションIVの吸着ノズル44の吸着する部品
2が装着ヘッド45の下降により装着される。
【0036】50は上下動する昇降棒であり、部品供給
装置38の揺動レバー51に係合して揺動させチップ部
品2を所定間隔に封入した図示しない部品収納テープを
該間隔に合わせて間欠送りさせ吸着ノズル44の部品吸
着位置にチップ部品2を供給する。52は該図示しない
部品収納テープを巻回するテープリールである。
【0037】次に、電子部品装着装置23内にも図1と
同様な制御ブロック回路が内臓されており、後述する電
子部品の部品データの編集作成する機能及び、作成され
図示しないRAMに記憶されている部品データが正しい
かを確認する機能をも有する。
【0038】電子部品装着装置23で使用するNCデー
タ及び部品データについて説明する。
【0039】NCデータは図4に示されるような装着デ
ータ、図5に表示されるような部品配置データより構成
されており、さらに図示しないRAM等には図6に示さ
れるような部品データが記憶され、該部品データは後述
するようにNCデータと共に用いられる。
【0040】装着データは図4に示すように部品2の装
着順を示すステップ番号の順に部品2を装着すべき基板
36上のXY方向の位置、θ方向の装着すべき角度位置
を示すデータ及び装着すべき部品種の部品2を供給する
部品供給装置38が取り付けられた供給台37上の位置
を示すリール番号が格納されたデータである。
【0041】図5に示す前記部品配置データは供給台3
7上にどのように部品供給装置38が配設されているか
を示すものであり、リール番号毎に部品供給装置38が
供給する部品2の種類を示す部品品種(部品ID)が格
納されている。
【0042】図6に示す前記部品データは部品IDで区
別される部品品種毎に作成され図示しないRAM内に記
憶されており、当該部品品種のチップ部品2をプリント
基板36に装着するために各ステ−ションの各装置がな
すべき作業を該部品2に合わせて制御できるようにする
ための種々のデータが格納されている。例えば、部品厚
みのデータは図示しない立ち状態検出センサがチップ部
品2の正常な面を吸着されているかどうかを検出する場
合、この厚さより厚いことを検出したときに立ち状態で
あることを検出できるようにするために使われる。
【0043】また部品認識装置16で部品認識をするた
めには図7に示すように部品寸法SX及び部品寸法SY
が必要であり、またリード長LS、リード幅LW及びリ
ード本数の情報も部品データを構成するデータである。
【0044】電子部品装着装置の図示しないCPUは装
着データでステップ番号毎にリール番号を読み込むと部
品配置データの同じリール番号の部品IDを読み込み、
部品データの当該部品IDの各データを読み込み必要な
制御をするものである。
【0045】これらのデータは他のバソコン等のデータ
作成装置で作成されて、当該電子部品装着装置23に通
信回路を介して転送されるものであるが、当該装置23
でも簡易的に作成することができ、また特に部品データ
を構成する各データのうちのいくつかのデータは認識装
置16が部品2を認識することによって装置23内で自
動作成することができる。このように、電子部品装着装
置23は部品データを作成、編集して処理するデータ処
理装置としての機能も有する。
【0046】以下図1に示すデータ処理装置動作による
部品データの確認または修正等の編集動作について説明
する。
【0047】先ず、吸着ノズル1が編集対象の電子部品
2を真空吸着して撮像カメラ3の撮像位置に移動する。
【0048】次に、カメラ3が撮像した図8に示す画像
が画像メモリ4に記憶される。この記憶はNTSC方式
のカメラであれば所定のタイミングで走査され撮像され
た1フレームの画像が画像メモリに取込まれて行われ
る。カメラは逐次走査をしてリアルタイムで画像信号を
発生しているのであるが、画像メモリ4には所定のタイ
ミングで取込まれた画像データが保持される。
【0049】次に、デジタルズーム制御回路5は撮像さ
れたままの大きさの部品画像を表示させるべく、画像メ
モリ4の画像データをそのまま表示画像メモリ7に格納
する。
【0050】また、グラフィック・アイコン発生回路1
1は図9に示される原寸大の部品2のグラフィックイメ
ージを当該部品IDのRAM19に格納された部品デー
タに基づいて発生してこれら画像信号はOR回路17を
介してモニタ8に送られ、図10に示す画像が表示され
る。操作者は図10の画面を見てグラフィックと部品像
とが一致しているかどうかを判断するのであるが、この
ままではリード部分等の細かな部分がわからないと判断
した場合、図10のように表示されている任意拡大アイ
コン25にマウスカーソル表示回路14が発生したマウ
スカーソル22を移動させてポインティングデバイス1
5の図示しないクリックボタンをクリックする。
【0051】この結果、カーソル位置表示回路12が把
握している位置よりCPU10は任意拡大アイコン25
が選択されたことを判断する。
【0052】次に、操作者がカーソル22を画面上の所
定の始点位置に移動させてポインティングデバイス15
の図示しないクリックボタンをクリックする。
【0053】次にクリックボタンのクリックをし続けな
がら、カーソル22を移動させることにより拡大枠24
が設定される。図10の拡大枠24のカーソル22に接
している角の対角の角が始点位置であり、この拡大枠2
4で囲まれた部分が拡大して表示される範囲となる。該
拡大枠24もグラフィック・アイコン発生回路により発
生された画像である。また、カーソル22の位置はポイ
ンティングデバイス15により移動されるものである。
クリックボタンのクリックを離した時点で拡大枠24の
設定がなされるが、設定したい範囲はこの始点及び終点
(クリックを離した時点の位置)の取り方で選択でき
る。拡大枠24の大きさにより拡大される率(拡大率)
が変更できる。
【0054】次に、クリックボタンのクリックが離され
た時点(解除された時点)で、デジタルズーム制御回路
5の制御により設定された拡大枠24の範囲の画像デー
タが表示画像メモリ7に格納され、またグラフィック・
アイコン発生回路11はこの拡大された部品画像の大き
さに合わせて部品データに基づき同一の拡大率で部品の
グラフィックイメージを発生させる。
【0055】この結果、モニタには図11のように図1
0で拡大枠24で設定された範囲が拡大されて表示され
る。即ち、部品画像が2倍に表示されるならば、グラフ
ィックイメージは原寸に対して2倍の大きさのものが描
画(表示)される。
【0056】このように拡大されたことにより、部品画
像とグラフィックイメージのずれが明瞭に判別できるよ
うになり、操作者の操作によりマウスカーソル22をグ
ラフィック移動アイコン27のうち移動したい方向を示
す矢印のものをクリックすることによりグラフィックが
移動し、例えば図12に示すように一致することが確認
できる。
【0057】このように一致することが確認されると現
在の部品データが正しいことが確認できる。
【0058】この後、任意拡大アイコン25を再度クリ
ックすることでモニタ8の画面は縮小表示されて図10
に示す最初の画面となる。このとき任意拡大アイコン2
5は縮小表示手段としての役割を果たす。
【0059】また、グラフィックを移動させた結果図1
3に示すようにグラフィックと部品2の画像が一致しな
い場合は(図13ではリードの長さが部品2とグラフィ
ックで異なる。)、データキー54にカーソル22を移
動させて図示しないクリックボタンをクリックすること
で部品データの変更ができ、その変更されたデータに基
づいて、グラフィックイメージが修正されて表示され
る。この結果、グラフィックと部品画像が一致したとこ
ろで部品データの修正が完了する。この修正操作におい
ても、画面が拡大されていることにより、グラフィック
イメージの解像度が上げられるため、部品データを変更
していくステップを細かい値にすることができる。
【0060】次に、部品種を変更してリードのないチッ
プ部品2を吸着ノズル1に吸着させ例えば、図14に示
す原寸大の部品画像が得られる。この場合、グラフィッ
ク・アイコン発生回路11が発生するグラフィックイメ
ージは原寸大の部品データに基づいて発生された図15
に示すものとなっている。即ち、部品データが示す寸法
で表示される。
【0061】この場合も前述と同様にして拡大枠24を
モニタ8の画面中に図16のように設定して拡大させる
ことにより、図17に示すように拡大された画面を表示
できる。
【0062】次に、前述と同様にグラフィック移動アイ
コン25にカーソル22を合わせてクリックすることに
より図18に示すように部品画像とグラフィックの画像
を一致させ部品データが正しいことを確認することがで
きる。
【0063】また、このとき、画面内最拡大アイコン2
6にカーソル22を合わせてクリックすることにより図
19に示すようにモニタ8の画面いっぱいに部品画像を
拡大して表示する。この最大に拡大するアイコン26は
図16の画面の場合にも表示されるものであり、図16
の画面からいきなり図19の画面に画像を拡大すること
も可能である。また、図10の画面の場合でもこのアイ
コン26は機能する。
【0064】また、図19の画面で画面内最拡大アイコ
ン26をクリックするとその前に表示されていた画面で
ある図18の画面が表示される。このとき画面内最拡大
アイコン26は縮小表示手段としての役割を果たす。ま
たは、図19の画面から画面内最拡大アイコン26のク
リックにより図16の原寸大の大きさの画面に戻るよう
にしてもよい。
【0065】以上のようにして、部品種毎に部品データ
が実際の部品2と合っているかが確認され、または部品
データの修正がなされる。このような確認及び修正は電
子部品装着装置23の吸着ノズル44に部品2を吸着さ
せて部品認識装置46で撮像させる場合にも同様にして
図示しないモニタに部品画像及びグラフィックイメージ
を表示させて実行することができる。
【0066】次に、このようにして確認された部品デー
タは電子部品装着装置23外のデータ処理装置により確
認された場合は通信されて、電子部品装着装置23内の
図示しないRAMの所定領域に格納される。
【0067】次に、電子部品装着装置23の部品装着動
作について簡単に説明する。
【0068】先ず、自動運転が開始され、装着ヘッド4
5が吸着ステーションIで所望の部品供給装置38から
部品2を取出す。
【0069】次に、ロータリテーブル43は間欠的に回
転して認識ステ−ションIIに装着ヘッド45が達し、
部品認識装置46により部品2の位置ずれが認識され
る。このとき、認識処理に図6に示すような部品データ
が使用される。
【0070】その後角度位置及びXY方向の位置が補正
され、プリント基板36上の所望の位置に装着される。
【0071】尚、本実施形態では部品画像とグラフィッ
クイメージを相対的に移動させて目合わせするのにイメ
ージ像を移動させたが、画像メモリ4にカメラ3が走査
して撮像する画像のフレーム毎に更新して記憶してモニ
タ8にリアルタイムの部品画像が表示できるようにし
て、吸着ノズル1をXY方向に移動させてグラフィック
と一致させるようにしてもよい。また、本実施形態では
画像メモリ4の一部を表示画像メモリ7に記憶させ拡大
して表示させるデジタルズーム制御を行ったが、このよ
うにリアルタイムの画像を表示させ、カメラ3の光学的
な倍率を上げて撮像して(即ち、光学的ズームにより)
部品画像を拡大するようにしてもよい。このようにした
ときには、その倍率をCPU10が把握してグラフィッ
クの画像の大きさを制御するようにすることが必要であ
る。
【0072】また、本実施形態ではカーソル22をアイ
コンに移動させてクリックボタンのクリックによる操作
を行ったが、CRT画面にタッチパネルの機能を設け
て、画面上に適宜表示された各種のスイッチ部を押圧す
ることにより種々の操作が行われるようにしてもよい。
【0073】また、NTSC方式のカメラを用いて撮像
する場合について説明したが、ハイビジョン用のカメラ
等、より解像度の高いカメラを用いてもよく、このよう
な場合には目合わせをしても部品2が小さすぎる等して
グラフィックとの違いが判別できないが、画像を拡大す
ることによって部品画像も粗い画像とならずグラフィッ
クとのずれが良く分かるようにできる。また、部品認識
装置46に用いているカメラもハイビジョン用のカメラ
等を用いてもよく、この場合は部品データの編集時のみ
ならず通常の自動運転の部品2の位置ずれの認識時にも
用いられ、精度が高い認識が可能となる。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明は、部品データに基
づくグラフィックイメージを拡大された電子部品の画像
に合わせた大きさで表示するようにしたのでグラフィッ
クイメージと電子部品の画像が一致しているかどうかの
判断が容易になり、精度の高い部品データを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ処理装置の制御ブロック図である。
【図2】電子部品自動装着装置の平面図である。
【図3】電子部品自動装着装置の側面図である。
【図4】装着データを示す図である。
【図5】部品配置データを示す図である。
【図6】部品データを示す図である。
【図7】電子部品の画像を示す図である。
【図8】電子部品の画像を示す図である。
【図9】グラフィックイメージを示す図である。
【図10】モニタに部品画像とグラフィックイメージが
表示された図である。
【図11】モニタに部品画像とグラフィックイメージが
表示された図である。
【図12】モニタに部品画像とグラフィックイメージが
表示された図である。
【図13】モニタに部品画像とグラフィックイメージが
表示された図である。
【図14】電子部品の画像を示す図である。
【図15】グラフィックイメージを示す図である。
【図16】モニタに部品画像とグラフィックイメージが
表示された図である。
【図17】モニタに部品画像とグラフィックイメージが
表示された図である。
【図18】モニタに部品画像とグラフィックイメージが
表示された図である。
【図19】モニタに部品画像とグラフィックイメージが
表示された図である。
【符号の説明】
2 チップ状電子部品 3 撮像カメラ(撮像手段) 4 画像メモリ 5 デジタルズーム制御回路 7 表示画像メモリ 8 CRTモニタ(表示手段) 11 グラフィック・アイコン発生回路 19 RAM(記憶手段) 24 拡大枠(指定手段) 25 任意拡大アイコン(縮小表示手段) 26 画面内最拡大アイコン(縮小表示手段) 27 グラフィック移動アイコン(移動手段) 36 プリント基板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品の画像を認識処理して当該部品
    の寸法・形状等に関する部品データの処理を行うデータ
    処理装置において、電子部品を撮像する撮像手段と、前
    記撮像手段に撮像された電子部品の画像を拡大して表示
    すると共に前記部品データに基づくグラフィックイメー
    ジを拡大された電子部品の画像に合わせた大きさで表示
    する表示手段とを設けたことを特徴とするデータ処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は電子部品の画像の大きさ
    を複数段階の倍率で表示することを特徴とする請求項1
    に記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記グラフィックイメージを前記表示手
    段が表示する画面中で移動する移動手段とを設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記部品データを記憶する記憶手段と、
    該記憶手段に記憶された部品データを変更する変更手段
    とを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段が表示する画面内で画像を
    拡大する範囲を指定する指定手段を設けたことを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかに記載のデータ処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段がした拡大した画像を表示
    した後画像を縮小して表示させる縮小表示手段を設けた
    ことを特徴とする請求項2乃至5に記載のデータ処理装
    置。
  7. 【請求項7】 吸着ノズルに保持された電子部品を撮像
    装置で撮像してその画像の認識結果を基に位置決めをし
    てプリント基板に装着する電子部品装着装置において、
    電子部品の寸法・形状等に関する部品データを記憶する
    記憶手段と、前記撮像装置に撮像された電子部品の画像
    を表示すると共に拡大された部品の画像に合わせて前記
    記憶手段に記憶された前記データに基づくグラフィック
    イメージを表示する表示手段と、前記記憶手段に記憶さ
    れた部品データを変更する変更手段とを設けたことを特
    徴とする電子部品装着装置。
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