JP2014091300A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷中に異常となるノズルを予め特定することで、印刷ジョブにおける最初の印刷から、ノズルの液滴吐出不良による出力画像の低下を抑制することができる画像形成装置を得る。
【解決手段】ステップ340で、記録ヘッド制御部18が、第一印刷ジョブの次の第二印刷ジョブの印刷の最初の印刷から、制御部190によって吐出異常のノズルと判定されたノズルを不吐出化する。記録ヘッド制御部18は、第二印刷ジョブのドットデータを制御部190から受け取り、不吐出化されるノズルを考慮して受け取ったドットデータを編集する。これにより、第二印刷ジョブの印刷中に不良となるノズルを予め特定することで、第二印刷ジョブにおける最初の印刷から、ノズルの液滴吐出不良による出力画像の低下を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
記録媒体への画像形成において、近年インクを記録媒体に吐出して記録媒体に画像を形成るインクジェット方式による画像形成装置が増加している。
このインクジェット方式の画像形成装置においては、特に、複数並んだインクジェットノズルからインクを記録媒体に吐出して、1ラインを1度に形成するシングルパス方式が提案されてきている。
特に、このシングルパス方式を採用するにおいて、ノズルに吐出不良が発生するという問題が生じたい場合には、不良の程度によっては出力画像にスジ等が現れ、画像劣化の原因となることがある。
特許文献1に記載の画像形成装置では、連続紙の画像間にチェックパターンを印刷し、それをインラインスキャナーで読み取り、その結果を用いて吐出異常ノズルを発見して画像を補正するようになっている。
特開2004−9474号公報
しかし、従来の構成では、吐出異常ノズルの発見から画像の補正までの間に、不良用紙(スジムラが入った用紙)が発生してしまい、結果的にそれらは損失紙となっていた。
本発明の課題は、印刷中に異常となるノズルを予め特定することで、印刷ジョブにおける最初の印刷から、ノズルの液滴吐出不良による出力画像の低下を抑制することである。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、記録媒体へ液滴を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、第一印刷ジョブの印刷中に前記ノズルから吐出する液滴で形成された画像から、ノズルの吐出異常を判定する判定手段と、前記第一印刷ジョブの次の第二印刷ジョブの遅くとも最初の印刷から、前記判定手段によって吐出異常が判定されたノズルを不吐出化する第一不吐出化手段と、前記第二印刷ジョブの最初の印刷から、前記第一不吐出化手段によって不吐出化されたノズルによる画像欠陥を補完する第一補完手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、判定手段が、第一印刷ジョブの印刷中にノズルから吐出する液滴で形成された画像から、ノズルの吐出異常を判定する。さらに、第一不吐出化手段が、第一印刷ジョブの次の第二印刷ジョブの遅くとも最初の印刷から、判定手段によって吐出異常が判定されたノズルを不吐出化する。また、第一補完手段が、第二印刷ジョブの最初の印刷から、第一不吐出化手段によって不吐出化されたノズルによる画像欠陥を補完する。
このように、第二印刷ジョブの印刷中に異常になるノズルを予め特定することで、第二印刷ジョブにおける最初の印刷から、ノズルの液滴吐出不良による出力画像の低下を抑制することができる。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、記録媒体へ液滴を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、第一印刷ジョブの印刷中に前記ノズルから吐出する液滴で形成された画像から、ノズルの吐出異常を判定する判定手段と、前記第一印刷ジョブより前に実行された過去印刷ジョブにおいて前記判定手段によって吐出異常と判定されたノズルのデータを保存する保存手段と、前記第一印刷ジョブの次の第二印刷ジョブの遅くとも最初の印刷から、前記第一印刷ジョブの印刷中に前記判定手段によって吐出異常が判定されたノズルで、かつ、前記保存手段に保存されたデータから特定された吐出異常のノズルを不吐出化する第一不吐出化手段と、前記第二印刷ジョブの最初の印刷から、前記第一不吐出化手段によって不吐出化されたノズルによる画像欠陥を補完する第一補完手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、判定手段が、第一印刷ジョブの印刷中にノズルから吐出する液滴で形成された画像から、ノズルの吐出異常を判定する。一方、保存手段は、第一印刷ジョブより前に実行された過去印刷ジョブにおいて判定手段によって吐出異常と判定されたノズルに係るデータを保存している。
そして、第一不吐出化手段は、第一印刷ジョブの次の第二印刷ジョブの遅くとも最初の印刷から、第一印刷ジョブの印刷中に判定手段によって吐出異常が判定されたノズルで、かつ、保存手段に保存されたデータから特定された吐出異常のノズルを不吐出化する。さらに、第一補完手段が、第二印刷ジョブの最初の印刷から、第一不吐出化手段によって不吐出化されたノズルによる画像欠陥を補完する。
このように、保存手段に保存されたデータから特定された吐出異常のノズルを考慮して第二印刷ジョブの印刷中に異常になるノズルを予め特定することで、第二印刷ジョブにおける最初の印刷から、ノズルの液滴吐出不良による出力画像の低下を効果的に抑制することができる。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、記録媒体へ液滴を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、第一印刷ジョブの印刷中に前記ノズルから吐出する液滴で形成された画像から、ノズルの吐出異常を判定する判定手段と、前記第一印刷ジョブより前に実行された過去印刷ジョブにおいて前記判定手段によって吐出異常と判定されたノズルに係るデータを保存する保存手段と、前記第一印刷ジョブの次の第二印刷ジョブの遅くとも最初の印刷から、前記第一印刷ジョブの印刷中に前記判定手段によって吐出異常が判定されたノズルであって、前記保存手段に保存されたデータから特定された吐出異常のノズルであり、かつ、前記第一印刷ジョブで印刷された画像から特定されたスジ発生位置の近傍に液滴を吐出するノズルを不吐出化する第一不吐出化手段と、前記第二印刷ジョブの最初の印刷から、前記第一不吐出化手段によって不吐出化されたノズルによる画像欠陥を補完する第一補完手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、判定手段が、第一印刷ジョブの印刷中にノズルから吐出する液滴で形成された画像から、ノズルの吐出異常を判定する。一方、保存手段は、第一印刷ジョブより前に実行された過去印刷ジョブにおいて判定手段によって吐出異常と判定されたノズルに係るデータを保存している。
そして、第一不吐出化手段は、第一印刷ジョブの次の第二印刷ジョブの遅くとも最初の印刷から、第一印刷ジョブの印刷中に判定手段によって吐出異常が判定されたノズルであって、保存手段に保存されたデータから特定された吐出異常のノズルであり、かつ、第一印刷ジョブで印刷された画像から特定されたスジ発生位置の近傍に液滴を吐出するノズルを不吐出化する。また、第一補完手段が、第二印刷ジョブの最初の印刷から、第一不吐出化手段によって不吐出化されたノズルによる画像欠陥を補完する。
このように、保存手段に保存されたデータから特定された吐出異常のノズルと、第一印刷ジョブで印刷された画像から特定されたスジ発生位置の近傍に液滴を吐出するノズルとを考慮して第二印刷ジョブの印刷中に異常になるノズルを予め特定することで、第二印刷ジョブにおける最初の印刷から、ノズルの液滴吐出不良による出力画像の低下を効果的に抑制することができる。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項3に記載において、前記第一印刷ジョブで印刷された画像から特定されるスジ発生位置の情報が入力される入力手段を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、ユーザが第一印刷ジョブで画像が印刷された記録媒体を見てスジ発生位置を特定し、ユーザによって入力手段に画像のスジ発生位置の情報が入力される。このように、簡易な方法でスジ発生位置を特定し、そのスジ発生位置の情報を入力することができる。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項3に記載において、前記第一印刷ジョブの印刷中に記録媒体に形成された画像を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られた読取画像を用いてスジ発生位置を特定する特定手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、読取手段が、第一印刷ジョブの印刷中に記録媒体に形成された画像を読み取り、特定手段が、読取手段によって読み取られた読取画像を用いてスジ発生位置を特定する。このように、ユーザが記録媒体を見てスジ発生位置を特定することなく、スジ発生位置を特定することができる。
本発明の請求項6に係る画像形成装置は、請求項1〜5の何れか1項に記載において、前記判定手段は、前記ノズルの吐出異常を判定する閾値を印刷モード毎、または紙種毎に複数備えていることを特徴とする。
上記構成によれば、判定手段は、ノズルの吐出異常を判定する閾値を印刷モード毎、又は紙種毎に複数備えている。これにより、印刷モード毎、紙種毎に画像欠陥を適切に補完することができる。
本発明の請求項7に係る画像形成装置は、請求項1〜6の何れか1項に記載において、前記第一印刷ジョブの印刷中に吐出異常として前記判定手段が判定したデータから吐出異常値が予め決められた印刷時閾値に達しているノズルを特定し、特定したノズルを前記第一印刷ジョブの印刷中に不吐出化する第二不吐出化手段と、前記第二不吐出化手段によって不吐出化されたノズルによる画像欠陥を前記第一印刷ジョブの印刷中に補完する第二補完手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、第二不吐出化手段は、第一印刷ジョブの印刷中に吐出異常として判定手段が判定したデータから吐出異常値が予め決められた印刷時閾値に達しているノズルを特定し、特定したノズルを第一印刷ジョブの印刷中に不吐出化する。さらに、第二補完手段が、第二不吐出化手段によって不吐出化されたノズルによる画像欠陥を第一印刷ジョブの印刷中に補完する。
これにより、第一印刷ジョブの印刷中にも、ノズルの液滴吐出不良による出力画像の低下を抑制することができる。
本発明の請求項8に係る画像形成装置は、請求項7に記載において、前記第一不吐出化手段が不吐出化するノズルとして特定するための判定閾値は、前記第二不吐出化手段が不吐出化するノズルとして特定するための前記印刷時閾値より厳しいことを特徴とする。
上記構成によれば、第一不吐出化手段が不吐出化するノズルとして特定するための判定閾値は、第二不吐出化手段が不吐出化するノズルとして特定するための印刷時閾値より厳しい。このため、スジムラを発生させる程では無いが、正常の場合と比べて液滴の吐出方向が大きく曲がっているノズルを第二印刷ジョブの前に抽出することができる。
本発明の請求項9に係る画像形成装置は、請求項1〜8の何れか1項に記載において、前記第一不吐出化手段及び前記第二不吐出化手段の少なくとも一方によって不吐出化されたノズルを決められた期間が経過すると吐出化させる吐出化手段を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、吐出化手段は、第一不吐出化手段及び第二不吐出化手段の少なくとも一方によって不吐出化されたノズルを決められた期間が経過すると吐出化させる。これにより、不吐出化されるノズルが増え続けるのを抑制することができる。
本発明によれば、印刷中に異常になるノズルを予め特定することで、印刷ジョブにおける最初の印刷からノズルの液滴吐出不良による出力画像の低下を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置における画像欠陥処理の処理フローを示したフロー図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置に備えられた制御装置を示したブロック図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係る画像形成装置における画像欠陥処理(マスク化)を模式的で示した説明図である。 (A)(B)(C)本発明の第1実施形態に係る画像形成装置における画像欠陥を模式的で示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のノズルの分類を説明した説明図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置におけるノズルの吐出異常を模式的に説明した説明図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置に備えられたドラムを展開してチェック用画像等を示した展開図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置における画像欠陥処理の処理フローを示したフロー図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置に備えられた制御装置を示したブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置における画像欠陥処理の処理フローを示したフロー図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置に備えられた制御装置を示したブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置における画像欠陥処理の処理フローを示したフロー図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置に備えられた制御装置を示したブロック図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10の一例について図1〜図8に従って説明する。なお、図中の矢印UPは、鉛直方向上方を示す。
(全体構成)
図8には、本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録方式の画像形成装置10が示されている。この画像形成装置10は、給紙部114、処理液塗布部116、画像記録部118、乾燥部120、定着部122、及び排紙部124を有している。
画像形成装置10は、記録媒体の一例であるシート部材P(図7等参照)をこれらの部位に沿って順に搬送しながら、シート部材Pに出力画像を記録する装置である。
〔給紙部〕
給紙部114には、シート部材Pが積載される給紙トレイ125が配置されている。そして、給紙部114では、給紙トレイ125に積載されたシート部材Pを1枚ずつ送り出し、送り出されたシート部材Pは、給紙ドラム126を経て、処理液塗布部116へ搬送されるようになっている。
シート部材Pとしては、紙種や大きさ(媒体サイズ)の異なる複数種のシート部材Pを使用することが可能である。以下では、シート部材Pとして、枚葉紙(カット紙)を用いた場合を例に説明する。
〔処理液塗布部〕
処理液塗布部116には、処理液塗布ドラム128が回転可能に配置されている。シート部材Pの先端が処理液塗布ドラム128に設けられた爪形状のグリッパ130(図7参照)で保持された状態で、処理液塗布ドラム128が回転することでシート部材Pが下流側へ搬送される。そして、処理液塗布ドラム128の上部に配置された処理液塗布装置132により処理液がシート部材Pに塗布されるようになっている。なお、以降に説明するドラムも、処理液塗布ドラム128と同様にグリッパ130でシート部材Pの先端を保持する。そして、ドラム外周面にシート部材Pを巻き付け図中の矢印方向に回転してシート部材Pをシート部材Pの搬送方向(以下単に「シート部材搬送方向」と記載する)の下流側に搬送するようになっている。
処理液塗布部116でシート部材Pに塗布される処理液は、画像記録部118でシート部材Pに付与されるインク中の色材(顔料もしくは染料)を凝集もしくは増粘させる成分を含んでおり、この処理液とインクとが接触することによって、インクは色材と溶媒との分離が促進される。
色材を凝集もしくは増粘させる方法は、具体的には、インクと反応してインク中の色材を析出あるいは不溶化させる処理液、インク中の色材を含む半固体状の物質(ゲル)を生成する処理液等が挙げられる。そして、インクと処理液との反応を引き起こす手段は、インク中のアニオン性の色材と処理液中のカチオン性の化合物を反応させる方法、互いにpHの異なるインクと処理液を混合させることでインクのpHを変化させてインク中の顔料の分散破壊を起こし顔料を凝集させる方法、処理液中の多価金属塩との反応によりインク中の顔料の分散破壊を起こし顔料を凝集させる方法、などがある。
処理液の付与方法としては、インクジェットヘッドからの処理液吐出による打滴、ロールによる塗布、スプレーによる一様付与、等がある。
また、処理液塗布部116には、処理液塗布ドラム128の外周面に対向する位置に、処理液乾燥装置146が配置されている。処理液乾燥装置146では、シート部材P上に塗布された処理液中の溶媒成分を乾燥させる。これにより、色材浮遊(インク滴が処理液の上に浮遊してしまうことで、所望の位置にインク滴による画素が形成されない現象)を抑制することが可能となっている。そして、シート部材Pは、搬送ドラム134を経て、画像記録部118に送られるようになっている。
〔画像記録部〕
画像記録部118には、画像記録用ドラム136が回転可能に配置されている。そして、画像記録部118では、シート部材Pは画像記録用ドラム136に保持されて搬送されつつ、画像記録用ドラム136の上方に配置された記録ヘッド138から吐出されたインク(インク滴)が付着することで、シート部材Pの表面に画像が形成されるようになっている。
本実施形態では、基本色であるK(クロ)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(サイアン)の4色の記録ヘッド138K、138Y、138M、138Cが画像記録用ドラム136の周方向に沿って配置されている。それぞれの記録ヘッド138は、シート部材Pの最大幅に対応するインク吐出範囲を有する、いわゆるフルラインヘッドとされている。
特に、本実施形態では、前述したように、処理液塗布部116によって、インク中の色材と反応する処理液をあらかじめシート部材Pに塗布しているため、インク中の色材が凝集(あるいは増粘)し、にじみが抑制されるようになっている。
なお、図8では、1個の画像記録用ドラム136において、1周あたり2枚のシート部材Pを配置可能な構造(2倍胴)を示しているが、シート部材Pを1枚のみ配置可能な構造(1倍胴)であってもよいし、3枚配置可能な構造(3倍胴)であってもよい、さらには、4枚以上配置可能な構造であってもよい。
図7は、画像記録用ドラム136の表面を一部周方向に展開した状態を示している。
図7に示すように、画像記録用ドラム136には、保持されたシート部材Pが存在しない部分(図7の例では、シート部材Pよりもシート部材搬送方向(矢印M1で示す)の上流側)に、チェック用画像形成領域137が設定されている。そして、このチェック用画像形成領域137には、後に詳述するように、所定のタイミング及びパターンで、記録ヘッド138Y、138M、138C、138Kからインク滴が吐出され、後述するチェック用画像(チェックパターン)156が形成されるようになっている。
さらに、画像記録部118には、図8に示されるように読み取りセンサ158が配置されている。記録ヘッド138K、138Y、138M、138Cによって、画像記録用ドラム136のチェック用画像形成領域137に形成されたチェック用画像156は、読み取りセンサ158で読み取られる。読み取りセンサ158は、チェック用画像の形状や色合い、インクの滲み、掠れ等を読み取り可能とされており、CCDラインセンサ等が、読み取り用のセンサとして用いられている。
読み取られたデータは、制御装置160に送られ、ノズルの状態(たとえばインク吐出方向の曲がりや不吐出等)が判定される。そして、この状態検出の値が所定の閾値よりも悪いノズルを不良ノズルとして抽出し、不良ノズルの影響が少なくなる(好ましくは視認されなくなる)ように、制御装置160は後述する手順で出力画像を補正する。
また、画像記録部118には、チェック用画像除去部材170が配置されている。チェック用画像除去部材170は、画像記録用ドラム136に形成されたチェック用画像156を、画像記録用ドラム136から除去するための除去処理を行うようになっている。
本実施形態では、チェック用画像除去部材170は、クリーニング液塗布ローラ172と、インク除去ブレード174とを有している。
クリーニング液塗布ローラ172は、図示しないクリーニング液供給部から供給されたクリーニング液を、画像記録用ドラム136の表面に転写塗布する。クリーニング液は、インクよりもアルカリ性にすることが好ましい。インクよりもアルカリ性にすることで、色材の再分散が促進され、チェック用画像156の除去を行いやすくなる。
なお、クリーニング液塗布ローラ172に代えて(あるいは併用して)、ノズルからのクリーニング液の吐出により、クリーニング液を画像記録用ドラム136に塗布してもよい。
インク除去ブレード174は、ゴム等の弾性を有する材料により、少なくともチェック用画像156の幅以上の幅を有する板状に形成されている。インク除去ブレード174が画像記録用ドラム136の正面に圧着されると、チェック用画像156を形成していたインクが掻き取られる。なお、インク除去ブレード174にクリーニング液をあらかじめ付与させておき、インク除去ブレード174によって、クリーニング液の塗布とインクの除去とを同時に行うようにしてもよい。
また、チェック用画像156のインクを、インク除去ブレード174による除去の前に加熱し、画像記録用ドラム136に対するインクの付着力を低下させてもよい。さらに、インク除去ブレード174によるインク除去の後に、画像記録用ドラム136に残存したクリーニング液を、たとえば温風の吹き付け等により乾燥させてもよい。
なお、画像記録用ドラム136からインクを除去する方法は上記に限定されず、たとえば、擦り修理によるクリーニング、ローラ等へのインク転写によるクリーニングでもよい。さらには、エネルギー照射による色素の分解等によってインクを除去してもよい。さらには、インクへのエネルギー照射により、色素を分解することで、(後述する読み取りセンサ158にとって)不可視化することも、ここでいうチェック用画像の除去(クリーニング)に含まれる。
チェック用画像除去部材170によってチェック用画像156の除去が行われた後、画像記録用ドラム136へのインクの残存度合いを検出するインク検出センサ175を設けてもよい。上記例では、画像記録用ドラム136上にチェック用画像を記録する態様を記載したが、チェック用画像156はシート部材Pの非画像記録部上(例えば、記録媒体の端部)に記録しても良い。
そして、画像記録部118によって画像が記録されたシート部材Pは、搬送ドラム140を経て、乾燥部120に送られる。
〔乾燥部〕
乾燥部120には、乾燥用ドラム142が回転可能に配置されている。そして、乾燥部120では、シート部材Pは乾燥用ドラム142に保持されて搬送されつつ、インク中の溶媒(水分)が乾燥されるようになっている。
さらに、乾燥用ドラム142の内側には、シート部材Pの画像記録面の反対側から溶媒を乾燥させる第1乾燥手段120Aが配置されている。また、乾燥用ドラム142の外側には、シート部材Pの画像記録面から溶媒を乾燥させる第2乾燥手段120Bが配置されている。
具体的には、第1乾燥手段120Aとしては、シート部材Pの画像記録面の反対側からシート部材Pに加熱部材を押し当て、接触熱伝導により熱供給する構成などが用いられる。一方、第2乾燥手段120Bとしては、シート部材Pの画像記録面側から温風を照射する構成などが用いられる。より具体的には、これらに加え、カーボンヒーターやハロゲンヒーターなどによる輻射で熱を供給する、という構成を用いてもよい。
乾燥部120によってインク中の溶媒(水分)を乾燥させた後の残水量は、1g/m以上3.5g/m未満が好ましい。3.5g/m以上水分を残存させてしまうと、図示しない定着ローラへのオフセットが発生してしまうおそれがある。また、1g/m以下だとシート部材Pの内部にしみ込んだ水分も蒸発させることになるので、多大なエネルギーが必要になる。
第1乾燥手段120A及び第2乾燥手段120Bの温度は、これらに内蔵された温度センサによって検知され、制御装置160に温度情報として送られる。この温度情報に基づいて制御装置160が第1乾燥手段120A及び第2乾燥手段120B温度を適宜調節することにより、様々な乾燥条件が実現される。
そして、乾燥部120によって、インク中の溶媒(水分)が乾燥されたシート部材Pは、搬送ドラム148を経て、定着部122に送られる。
〔定着部〕
定着部122には、定着用ドラム150が回転可能に配置されている。さらに、定着用ドラム150に圧接されるように、定着ローラ166が設けられ、定着ローラ166による加熱及び圧接により、画像(インク)が定着されるようになっている。
具体的には、たとえば、約75℃の温度且つ約0.3MPaの圧力で、シート部材Pの表面に定着ローラ166を接触させることで、インクに含まれるポリマー樹脂粒子(ラテックス)を溶融させ、シート部材Pとの密着力を高める。なお、定着処理時の定着ローラ166の温度を、ラテックスのガラス転移温度より高くしておくと、定着処理時にラテックスをより効果的に溶融させることができ、好ましい。
このようにして画像が記録されたシート部材Pは、排出ローラ168から、排出ベルト171によってさらに搬送され、排紙部124を経て画像形成装置10から排出される。排紙部124では複数枚のシート部材Pが積層されるようになっている。
(要部構成:吐出異常に係るノズル180を判定する構成等)
次に、吐出異常に係るノズル180を判定する構成と、このノズル180による画像欠陥を補完する構成等について説明する。
〔ノズルの分類〕
先ず、インクの吐出状態によるノズルの分類について、図5のブロック図と、図4の着弾ドットの模式図とを用いて説明する。
図5のブロック図に示すように、ノズル180は、ノズルからインクが全く吐出されない不吐出ノズル181(吐出異常ノズルの一例)と、ノズルからインクが吐出される吐出ノズル182とに分類される。また、吐出ノズル182は、インクが正常に吐出される正常ノズル183と、吐出されたインクの着弾領域や着弾面積が正常な着弾領域や着弾面積の範囲内にない不良吐出ノズル184(吐出異常ノズルの一例)とに分類される。
図4(A)は、正常なノズルで形成された着弾ドットの模式図を示す。
ノズル11(ノズル11A1〜11A5)は、記録ヘッド138の端面に一列に配置されている。いずれも正常なノズル5個(ノズル11A1〜11A5)が並べられ、ノズル11A1〜11A5から吐出されたインク滴(着弾ドット)32A1〜32A5が、平面視で円形に形成されている。なお、便宜上、ノズル11の数は5個としたが、実際の記録ヘッド138のノズル12の数は、もっと多い。
正常なノズル11A1〜11A5から所定間隔に吐出されたインク滴は、シート部材Pに着弾して着弾ドット32A1〜32A5を形成する。着弾ドット32A1〜32A5は、同じ着弾面積で規則正しい繰返しとなっており、定められた位置に整然と着弾されている。なお、図4(A)では、着弾ドット32は、重なっていないように描いたが、実際には互いに一部が重なり合う構成となっている。
図4(B)は、ノズル11B3のみが異常吐出ノズルである際の模式図を示す。
異常吐出ノズル11B3から吐出された着弾ドット32B3(網掛けされた部分)は、着弾領域が着弾ドット32B2側によっている(ずれている)。これに対し、他の正常ノズル11B1、11B2、11B4、11B5からの着弾ドット32B1、32B2、32B4、32B5は、変動していない。
図4(C)は、ノズル11C3のみが同じく異常吐出ノズルである際の模式図を示す。
異常吐出ノズル11C3からの着弾ドット32C3(網掛けされた部分)は、着弾面積が他の着弾ドットと比して大きくなっている。これに対し、他の正常ノズル11C1、11C2、11C4、11C5からの着弾ドット32C1、32C2、32C4、32C5は、着弾ドット毎には変動せずに、所定の面積が維持されている。
このように、異常吐出ノズル11B3、11C3からの着弾ドット32B3、32C3の例を、図4(B)と図4(C)とに示したが、実際にはこれらに限定されず、図示は省略するが、図4(B)と図4(C)とが組み合わされた場合や、インク滴がドット状に着弾されず尾引きをする場合等もある。
〔制御装置〕
次に、画像を制御する制御装置160について説明する。
制御装置160は、図2のブロック図に示されるように、CPU、ROM及びRAMを備え画像形成装置10の処理用プログラムを実行させる制御部190、記録ヘッド138を制御する記録ヘッド制御部18、チェックパターン情報を記憶するチェックパターン記録部20、画像データ等を記憶させる画像メモリ194、及び読み取られたチェックパターンデータを記憶する読み取りデータ蓄積部192を含んで構成されている。処理プログラムは、記録媒体としてのROMに記憶されている。
制御部190は、後述するように、入力された入力画像等をドットデータに変換する画像変換処理、チェックパターンデータを解析する着弾解析、ノズルの吐出制御に関する情報を記録する吐出処理等の、各種処理を実行するようになっている。
また、制御装置160には、印刷ジョブに関する情報の入出力を行うホストコンピュータ188、及び記録ヘッド138が記録したチェック用画像156(図7参照)等を読み取る読み取りセンサ158が接続されている。
なお、画像記録用ドラム136の周方向に沿って配置されているK(クロ)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(サイアン)の4色の記録ヘッド138K、138Y、138M、138C(図8参照)は、いずれも同じ構成であるので、色分け記号(KCMY)は付さずに、共通の構成として以下説明する。また、制御装置160による画像の制御(処理)については、後述する作用と共に説明する。
(要部構成の作用・効果)
次に、要部構成の作用について、制御装置160により実行されるプログラムの処理フローを用いて説明する。
第一印刷ジョブの印刷を開始させる際には、制御部190は、ホストコンピュータ188から入力された画像情報を画像メモリ194に記憶させた後、画像情報をドットデータに変換する。次に、制御部190は、記録ヘッド制御部18を介して記録ヘッド138を制御し、ドットデータに基づいて、記録ヘッド138に設けられた複数のノズルからインクを吐出させ、シート部材Pに出力用の画像等を作成(印刷)する。
一方、ノズルチェックを行う場合には、第一印刷ジョブの印刷が実行されている間に収集されたデータ等を用いて吐出異常ノズルを判定し、第一印刷ジョブの次に実行される第二印刷ジョブの最初の印刷からノズルの異常の状態を考慮したドットデータ(画像欠陥の補完)を用いて出力画像の作成(印刷)を実行する。
図1に示すフロー図を用いて、ノズルチェックの処理手順を具体的に説明する。
先ず、第一印刷ジョブの印刷中に、ステップ300にて、記録ヘッド制御部18が、チェックパターン記録部20から制御部190を介して送られたチェックパターンに従って、記録ヘッド138を制御して、チェックパターン(チェック用画像156の一例)をチェック用画像形成領域137(図7参照)に形成される。
図6(A)〜(C)にチェックパターンの出力例を示す。図6(A)は正常吐出ノズルから出力されたチェックパターンの例であり、図6(B)(C)は不吐出ノズル(吐出異常ノズルの一例)から出力されたチェックパターンの一例である。
図6(B)は、ノズル12E3が異常吐出ノズルの例である。異常吐出ノズル12E3のチェックパターン94E3は、着弾ドットの度に同じ位置に同じ面積で描かれている。しかし、着弾ドットの位置が、着弾ドット毎に同じ距離eだけノズル12E3の中心位置からずれていることから異常吐出ノズルと判断される。
図6(C)は、同じくノズル12F3が異常吐出ノズルの例である。異常吐出ノズル12F3のチェックパターン95F3は、吐出の度に同じ位置に同じ形状で描かれ、着弾ドットの位置はノズル12F3の中心位置と一致している。しかし、着弾ドットの幅(着弾面積)が、正常な着弾ドットの幅Dより大きくなっていることから異常吐出ノズルと判断される。
正常なチェックパターン90は、図6(A)に示されるように、ノズル12の列方向(X方向)と直交する方向(Y方向)へ、所定長さL、所定幅Dで、ノズル毎に位置をずらせて階段状に印刷されている。なお、チェックパターン90は、着弾ドットが矩形状に描かれているが、実際には、円形の着弾ドットの一部が重ねられた状態で連続した形状となっている。
そして、チェックパターン90が、チェック用画像形成領域137に形成されるとステップ310へ移行する。
次に、ステップ310では、図1、図2に示されるように、読み取りセンサ158がチェックパターンを読み取る。そして、読み取りデータ蓄積部192が、制御部190を介して読み取られたったチェックパターンの情報(図6のチェックパターン90〜95参照)をノズル毎に記憶する。読み取りデータ蓄積部192が、チェックパターンの情報を記憶し、ステップ320へ移行する。
次に、ステップ320では、読み取りデータ蓄積部192が、チェックパターンを作成する着弾ドットの大きさや位置の基準と、これらの許容量とを制御部190から取り込んで記憶する。読み取りデータ蓄積部192が、基準面積等を記憶するとステップ330に移行する。
次に、ステップ330では、制御部190が、読み取りデータ蓄積部192に記憶されたチェックパターンの情報と、基準面積等とを比較して、予め決められた閾値以上に吐出性能が低下しているノズルを吐出異常のノズル(吐出異常ノズル)として判定する。このように、制御部190は、ノズルの吐出異常を判定する判定手段の一例として機能する。制御部190が、吐出異常のノズルを判定するとステップ340に移行する。
なお、制御部190が、吐出異常のノズルを判定(検出)することができない場合には、ノズルチェックの処理は終了する。
次に、ステップ340で、記録ヘッド制御部18が、第一印刷ジョブの次の第二印刷ジョブの印刷の最初の印刷から、制御部190によって吐出異常のノズルと判定されたノズルを不吐出化する。
さらに、記録ヘッド制御部18は、第二印刷ジョブのドットデータを制御部190から受け取り、不吐出化されるノズルを考慮して受け取ったドットデータを編集する。そして、この編集したドットデータが第二印刷ジョブの最初の印刷から用いられる。例えば、不吐出化するノズルに対応するドットデータを削除し、不吐出化するノズルと隣接するノズルの着弾径が大きくなるようにドットデータを編集して不吐出化されたノズルによる画像欠陥を補完する(マスク化する)する。そして、ノズルチェックの処理は終了する。
このように、記録ヘッド制御部18は、制御部190によって吐出異常が判定されたノズルを不吐出化する第一不吐出化手段の一例として機能すると共に、不吐出化されたノズルによる画像欠陥を補完する第一補完手段の一例として機能する。
以下、画像欠陥の補完について一例を具体的に説明する。
図3(A)は、図6(C)〜(F)で説明した、異常吐出ノズル12C3〜12F3を不吐出化させた状態を示している。いずれも同じ方法で画像欠陥を補完することができる。
図3(A)に示されるように、異常吐出ノズル12C3は、記録ヘッド制御部18によって不吐出化されるため、着弾ドットは記載されていない。なお、異常吐出ノズル12C3を不吐出化したままにしておくと、図3(A)に示されるように、着弾ドットが存在しない範囲が出力画像においてスジ(画像欠陥の一例)となる問題が発生する場合がある。
図3(B)、(C)には、異常吐出ノズル12C3を、異常吐出ノズル12C3の両側の正常ノズル12C2、12C4で補完した例を示している。
図3(B)で示す補完は、異常吐出ノズル12C3の両側の正常なノズル12C2、12C4からの着弾ドット92C2、92C4の面積を大きくして画像欠陥を補完する方法である。これにより、不吐出化されたノズル12C3が着弾すべきであった領域が着弾され、画像欠陥(例えばスジの発生)が抑制される。
一方、図3(C)に示す補完は、異常吐出ノズル12C3の両側のノズル12C2、12C4からの着弾ドット92C2、92C4の数を増加させる方法である。これにより、着弾ドット92C2、92C4からインクが広がり(滲み)、不吐出化されたノズル12C3が着弾すべきであった領域が補正され、画像欠陥(例えばスジの発生)の発生が抑制される。
なお、周囲の正常ノズル12C2、12C4で不吐出化されたノズル12C3を補完する方法として、他に、図3(B)で示す方法と図3(C)で示す方法とを組み合わせる方法、左右それぞれ2つのノズル以上のノズルで補正する方法、同じ記録ヘッド138に設けられている別のノズルを、異常吐出ノズル12C3の位置まで移動させ、別のノズルで補正する方法、別の記録ヘッド138のノズルを、異常吐出ノズル12C3の位置まで移動させ、別の記録ヘッド138のノズルで補正する方法等もある。
以上説明したように、第二印刷ジョブの印刷の開始から、記録ヘッド制御部18が、吐出異常ノズルを不吐出化することで生じる画像欠陥を補完する。換言すれば、第二印刷ジョブの印刷中に異常になるノズルを予め第一印刷ジョブの出力画像を用いて特定することで、第二印刷ジョブにおける最初の印刷からノズルのインク吐出不良による出力画像の低下を抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の一例について図9、図10に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。また、第1実施形態と異なる部分のみ説明し、他の部分の説明は省略する。
図10に示されるように、本第2実施形態に係る画像形成装置10の制御装置200には、第一印刷ジョブより前に実行された過去印刷ジョブにおいて制御部190によって吐出異常と判定されたノズルのデータを保存する保存手段の一例の保存部202が備えられている。
次に、図9に示すフロー図を用いて、ノズルチェックの処理手順を説明する。
ステップ330で制御部190が、吐出異常のノズルを判定するとステップ400に移行する。
次に、ステップ400では、記録ヘッド制御部18が、制御部190によって吐出異常と判定されたノズルに番号iに付す(ナンバリングする)。具体的には、ノズルに、1からIまでの番号iが付される。記録ヘッド制御部18が吐出異常のノズルに番号iを付すとステップ410に移行する。
次に、ステップ410では、記録ヘッド制御部18が、i番目(最初は1番目)のノズルに係るデータが保存部202に保存されてか否かを確認する。保存されている場合には、ステップ420に移行する。
次に、ステップ420では、記録ヘッド制御部18が、第一印刷ジョブの次の第二印刷ジョブの開始から、吐出異常と判定されたノズルで、かつ、データが保存部202に保存されていたノズルを不吐出化する。さらに、記録ヘッド制御部18は、第二印刷ジョブのドットデータを制御部190から受け取り、不吐出化されるノズルを考慮して受け取ったドットデータを編集する(マスク化する)。記録ヘッド制御部18が画像欠陥を補完する(マスク化する)とステップ430に移行する。
次に、ステップ430では、不吐出化されたノズルに係るデータを保存部202から消去して、ステップ440へ移行する。
次に、ステップ440では、処理されたデータのノズルが最後のノズル(最後のノズルの番号iはI)か否かを判断し、最後のノズルでない場合には、ステップ450でノズルの番号iに1を加えてステップ410へ移行し、前述した処理が再度行われる。一方、処理されたデータのノズルが最後のノズルの場合には、処理が終了する。
なお、ステップ410で、記録ヘッド制御部18が、i番目(最初は1番目)のノズルのデータが保存部202に保存されていない場合には、ステップ460に移行する。
次に、ステップ460では、i番目のノズルのデータを保存部202に保存して、ステップ440に移行して、前述した処理がステップ440で行われる。
これにより、記録ヘッド制御部18は、第二印刷ジョブの最初の印刷から、不吐出化されたノズルによる画像欠陥を補完する。
以上説明したように、保存部202に保存されていたデータから特定されるノズルを不吐出化し、これにより生じる画像欠陥を補完することで、第二印刷ジョブの印刷中に吐出異常を引き起こす可能性の高いノズルのみを不吐出化する。これにより、第二印刷ジョブにおける最初の印刷から、ノズルの液滴吐出不良による出力画像の低下を効果的に抑制することができる。
また、不吐出化されたノズルに係るデータを、保存部202から消去することで、不吐出化されるノズルが急激に増加するのを抑制することができる。
なお、他の作用及び効果については、第1実施形態と同様である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の一例について図11、図12に従って説明する。なお、第2実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。また、第2実施形態と異なる部分のみ説明し、他の部分の説明は省略する。
図12に示されるように、本第3実施形態に係る画像形成装置10の制御装置220には、第一印刷ジョブでシート部材Pに印刷された画像のスジ発生位置をユーザが入力する入力手段の一例としての入力部222が備えられている。そして、ユーザは、第一印刷ジョブでシート部材Pに印刷された画像を確認し、ノズルの吐出不良によるスジが画像に発生している場合には、ユーザは、スジ発生位置を入力部222に入力するようになっている。なお、スジとは、シート部材搬送方向に延びる線であって、意図せずに、周囲と濃度が変化することで生じるものである。
次に、図11に示すフロー図を用いて、ノズルチェックの処理手順を説明する。
前述したように、ステップ400では、記録ヘッド制御部18が、制御部190によって吐出異常と判定されたノズルに番号iを付す(ナンバリングする)。具体的には、ノズルに、1からIまでの番号iが付される。記録ヘッド制御部18が吐出異常のノズルに番号iを付すとステップ510に移行する。
次に、ステップ510では、記録ヘッド制御部18が、i番目(最初は1番目)のノズルに係るデータが保存部202に保存されているか否か、さらに、保存されている場合には、入力部22に入力されたスジ発生位置の近傍にインク(液滴)を吐出するノズルか否かを確認する。保存部202に保存され、かつ、スジ発生位置の近傍にインク(液滴)を吐出するノズルが確認された場合には、ステップ420に移行する。
一方、ステップ510で、保存部202に保存され、かつ、スジ発生位置の近傍にインク(液滴)を吐出するノズルが確認されない場合には、ステップ515に移行する。
次に、ステップ515では、i番目のノズルに係るデータが保存部202に保存されているか否かを確認する。保存されている場合には、ステップ440へ移行し、保存されていない場合には、ステップ440に移行して、前述した処理がステップ460で行われる。
以上説明したように、スジ発生位置の近傍にインク(液滴)を吐出するノズルを不吐出化することで、第二印刷ジョブにおける最初の印刷から、ノズルの液滴吐出不良による出力画像の低下(特にスジの発生)を効果的に抑制することができる。
なお、他の作用及び効果については、第2実施形態と同様である。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の一例について図13、図14に従って説明する。なお、第3実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。また、第3実施形態と異なる部分のみ説明し、他の部分の説明は省略する。
第4実施形態では、図14に示されるように、入力部は備えられておらず、読み取りセンサ158(読取手段の一例)が、第一印刷ジョブの印刷中にシート部材Pに形成された画像を読み取り、制御部190が、読み取りセンサ158よって読み取られた読取画像を用いてスジ発生位置を特定するようになっている。
例えば、制御部190が、読取画像と、ホストコンピュータ188から受け取った読取画像の基準画像又は基準データと、を比較してスジ発生位置を特定するようになっている。つまり、制御部190は、読み取りセンサ158によって読み取られた読取画像を用いてスジ発生位置を特定する特定手段の一例として機能する。
ステップ610では、図13に示されるように、記録ヘッド制御部18が、i番目(最初は1番目)のノズルに係るデータが保存部202に保存されているか否か、さらに、保存されている場合には、入力部22に入力されたスジ発生位置の近傍にインク(液滴)を吐出するノズルか否かを確認する。保存部202に保存され、かつ、スジ発生位置の近傍にインク(液滴)を吐出するノズルが確認された場合には、ステップ420に移行する。
以上説明したように、読み取りセンサ158及び制御部190に前述した機能を付加させることで、ユーザが出力画像を確認することなくスジ発生位置を特定することができる。
なお、他の作用及び効果については、第3実施形態と同様である。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係る画像形成装置の一例について説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。また、第1実施形態と異なる部分のみ説明し、他の部分の説明は省略する。
第5実施形態では、第一印刷ジョブの印刷中に、記録ヘッド制御部18は、吐出異常として制御部190が判定したデータから吐出異常値が予め決められた印刷時閾値に達したノズルを特定し、第一印刷ジョブの印刷中に、特定したノズルを不吐出化する。さらに、第一印刷ジョブの印刷中に、記録ヘッド制御部18は、不吐出化されたノズルによる画像欠陥を補完する。
このように、記録ヘッド制御部18は、制御部190によって吐出異常が判定されたノズルを第一印刷ジョブの印刷中に不吐出化する第二不吐出化手段の一例として機能すると共に、不吐出化されたノズルによる画像欠陥を第一印刷ジョブの印刷中に補完する第二補完手段の一例として機能する。
ここで、第二印刷ジョブの印刷の最初の印刷からノズルを不吐出化するのに用いられる判定閾値は、第一印刷ジョブの印刷中にノズルを不吐出化するのに用いられる印刷時閾値より厳しくされている。例えば、打滴位置ずれについて、判定閾値では8〔μm〕とされ、印刷時閾値では10〔μm〕とされている。
以上説明したように、判定閾値を印刷時閾値より厳しくすることでスジムラを発生させる程では無いが、正常の場合と比べて液滴の吐出方向が大きく曲がっているノズルを第二印刷ジョブの前に抽出することができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、特に言及しなかったが、記録ヘッド制御部18によって不吐出化されたノズルが決められた期間を経過した際、又は、印刷ジョブ経過した際、又は、不吐出化されたノズルの数が予め決められた数に達した際に、ノズルを不吐出化から解放して吐出化する吐出化手段を備えてもよい。これにより、不吐出化されるノズルが増え続けるのを抑制することができる。
また、上記実施形態では、特に詳しく言及しなかったが、吐出異常のノズルを判定する方法としては、初期は正常(着弾位置の誤差が一定値以内)だが、印刷中に着弾位置の誤差が一定値(初期の閾値とは違っていても良い)を超えたノズルや、初期の着弾位置からの差が一定値以上となったノズルや、印刷中の着弾位置のばらつき(例えば標準偏差等で指標化)が一定値以上となったノズル等があげられる。
また、上記実施形態では、複数のシート部材Pに画像を形成する画像形成装置10を例にとって説明したが、連続紙に画像を形成する画像形成装置に本技術を用いてもよい。連続紙に画像を形成する場合には、画像間にチェックパターンを形成することができる。
また、上記実施形態では、特に言及しなかったが、ノズルを不吐出化するのに用いる閾値は、印刷画質、紙種等で変更してもよい。具体的には、低画質モードのときや、普通紙印刷では閾値を甘くしてもよい。
また、上記実施形態で説明した吐出異常ノズルには、インクの吐出指示をしているにも関わらずインクを吐出しない不吐出ノズル(意図しない不吐出ノズル)も含まれる。「このような不吐出ノズルを不吐出にする」とは、意図しない不吐出ノズルを積極的に不吐出化させることである。
また、上記実施形態では、記録ヘッド制御部18が、第一印刷ジョブの次の第二印刷ジョブの印刷の最初の印刷から、吐出異常のノズルと判定されたノズルを不吐出化させたが、不吐出化は、第二印刷ジョブの遅くとも最初の印刷からでよく、第一印刷ジョブの印刷中であってもよい。
また、前述した実施形態は、説明のために例示したものであって、本発明としてはそれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲、明細書および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更、削除、付加及び組み合わせが可能である。
10 画像形成装置
18 記録ヘッド制御部(第一不吐出化手段、第一補完手段、第二不吐出化手段、第二補完手段の一例)
138 記録ヘッド
158 読み取りセンサ(読取手段の一例)
180 ノズル
190 制御部(判定手段、特定手段の一例)
202 保存部(保存手段の一例)
222 入力部(入力手段の一例)

Claims (9)

  1. 記録媒体へ液滴を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、
    第一印刷ジョブの印刷中に前記ノズルから吐出する液滴で形成された画像から、ノズルの吐出異常を判定する判定手段と、
    前記第一印刷ジョブの次の第二印刷ジョブの遅くとも最初の印刷から、前記判定手段によって吐出異常が判定されたノズルを不吐出化する第一不吐出化手段と、
    前記第二印刷ジョブの最初の印刷から、前記第一不吐出化手段によって不吐出化されたノズルによる画像欠陥を補完する第一補完手段と、
    を備える画像形成装置。
  2. 記録媒体へ液滴を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、
    第一印刷ジョブの印刷中に前記ノズルから吐出する液滴で形成された画像から、ノズルの吐出異常を判定する判定手段と、
    前記第一印刷ジョブより前に実行された過去印刷ジョブにおいて前記判定手段によって吐出異常と判定されたノズルのデータを保存する保存手段と、
    前記第一印刷ジョブの次の第二印刷ジョブの遅くとも最初の印刷から、前記第一印刷ジョブの印刷中に前記判定手段によって吐出異常が判定されたノズルで、かつ、前記保存手段に保存されたデータから特定された吐出異常のノズルを不吐出化する第一不吐出化手段と、
    前記第二印刷ジョブの最初の印刷から、前記第一不吐出化手段によって不吐出化されたノズルによる画像欠陥を補完する第一補完手段と、
    を備える画像形成装置。
  3. 記録媒体へ液滴を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、
    第一印刷ジョブの印刷中に前記ノズルから吐出する液滴で形成された画像から、ノズルの吐出異常を判定する判定手段と、
    前記第一印刷ジョブより前に実行された過去印刷ジョブにおいて前記判定手段によって吐出異常と判定されたノズルに係るデータを保存する保存手段と、
    前記第一印刷ジョブの次の第二印刷ジョブの遅くとも最初の印刷から、前記第一印刷ジョブの印刷中に前記判定手段によって吐出異常が判定されたノズルであって、前記保存手段に保存されたデータから特定された吐出異常のノズルであり、かつ、前記第一印刷ジョブで印刷された画像から特定されたスジ発生位置の近傍に液滴を吐出するノズルを不吐出化する第一不吐出化手段と、
    前記第二印刷ジョブの最初の印刷から、前記第一不吐出化手段によって不吐出化されたノズルによる画像欠陥を補完する第一補完手段と、
    を備える画像形成装置。
  4. 前記第一印刷ジョブで印刷された画像から特定されるスジ発生位置の情報が入力される入力手段を備える請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第一印刷ジョブの印刷中に記録媒体に形成された画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取られた読取画像を用いてスジ発生位置を特定する特定手段と、
    を備える請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記判定手段は、前記ノズルの吐出異常を判定する閾値を印刷モード毎、または紙種毎に複数備えている請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第一印刷ジョブの印刷中に吐出異常として前記判定手段が判定したデータから吐出異常値が予め決められた印刷時閾値に達しているノズルを特定し、特定したノズルを前記第一印刷ジョブの印刷中に不吐出化する第二不吐出化手段と、
    前記第二不吐出化手段によって不吐出化されたノズルによる画像欠陥を前記第一印刷ジョブの印刷中に補完する第二補完手段と、
    を備える請求項1〜6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第一不吐出化手段が不吐出化するノズルとして特定するための判定閾値は、前記第二不吐出化手段が不吐出化するノズルとして特定するための前記印刷時閾値より厳しい請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第一不吐出化手段及び前記第二不吐出化手段の少なくとも一方によって不吐出化されたノズルを決められた期間が経過すると吐出化させる吐出化手段を備える請求項1〜8の何れか1項に記載の画像形成装置。
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