JP2014088354A - 口唇化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布時の使用感、艶・潤い感の持続性、及び化粧効果の持続性に優れた口唇化粧料を提供する。
【解決手段】下記成分(A)及び(B)を含有することを特徴とする口唇化粧料。
(A)ペンタエリスリトールに、7量体以上の12−ヒドロキシステアリン酸重合物及びベヘン酸をエステル化することによって得られる、水酸基価が10〜70mgKOH/gであり、酸価が10mgKOH/g以下であるエステル化反応生成物
(B)一般式(1)で表わされるアルキルグリセリルエーテル変性シリコーン
Figure 2014088354

【選択図】なし

Description

本発明は口唇化粧料に関するものである。
従来、口唇化粧料の化粧効果の持続性を高めるために種々の検討が行われている。その中で、揮発性シリコーンや揮発性炭化水素油などの揮発性油分とシリコーン系樹脂などの樹脂を配合し、揮発性油分の揮発後に形成される樹脂皮膜によって化粧効果を持続させる方法が幅広く採用されている。しかしこの方法では、揮発性油分による唇の乾燥感や化粧塗膜の光沢の消失、樹脂皮膜による唇の違和感等を避けることが困難であり、結果として口唇化粧料として総合的に満足できる品質を得ることはできていない。
特許文献1及び2には、特定の変性ポリシロキサンを利用することによって、上記のような揮発タイプの色持続口紅の欠点を避けつつ化粧効果の持続性を向上させる油性化粧料が提案されている。また、特許文献3には、フッ素ポリエーテル共変性シリコーンと、多分岐型イソステアリン酸とジペンタエリスリトールをエステル化して得られる液状エステル組成物とを併用することで艶感や化粧効果の持続性に優れた口唇化粧料が得られることが提案されている。また、特許文献4には、12−ヒドロキシステアリン酸重合物、脂肪酸及びペンタエリスリトールをエステル化して得られるエステル化反応生成物を配合した化粧料が、耐水皮膜形成性、艶感、水分閉塞性が良好であることが記載されている。
特許第3477222号公報 特許第4584697号公報 特許第4183665号公報 特開2012−117050号公報
しかしながら、特定の変性シリコーンの利用、さらには、多分岐型イソステアリン酸や12−ヒドロキシステアリン酸重合物を用いたエステル化合物を利用することによって化粧効果の持続性は高められたものの、艶・潤い感の持続性に関しては十分満足できるレベルには達していなかった。
従って、本発明は、塗布時の使用感、艶・潤い感の持続性、及び化粧効果の持続性に優れた口唇化粧料を提供することにある。
そこで、本発明者は、化粧効果の持続性だけでなく、艶・潤い感が持続した口唇化粧料を開発すべく、種々検討したところ、ペンタエリスリトールに7量体以上の12−ヒドロキシステアリン酸重合物とベヘン酸をエステル化することにより得られるエステル化反応生成物と、アルキルグリセリル変性シリコーンとを組み合せて配合することにより、塗布時の使用感が良好で化粧効果が持続するだけでなく、艶・潤い感が長時間持続する口唇化粧料が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、下記成分(A)及び(B)を含有することを特徴とする口唇化粧料である。
(A)ペンタエリスリトールに、7量体以上の12−ヒドロキシステアリン酸重合物及びベヘン酸をエステル化することによって得られる、水酸基価が10〜70mgKOH/gであり、酸価が10mgKOH/g以下であるエステル化反応生成物
(B)一般式(1)で表わされるアルキルグリセリルエーテル変性シリコーン
Figure 2014088354
〔式中、Qは炭素数3〜20の二価の炭化水素基を示し、R1〜R9は水素原子、炭素数1〜32の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基又はフェニル基を示し、R10及びR11は水素原子又は炭素数1〜32の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示し、pは1〜500の数を示し、qは1〜50の数を示す〕
本発明により、塗布時の使用感、艶・潤い感の持続性、及び化粧効果の持続性に優れた口唇化粧料を提供することができる。
本発明に用いられる成分(A)は、ペンタエリスリトールに、7量体以上の12−ヒドロキシステアリン酸重合物及びベヘン酸をエステル化することによって得られる、水酸基価が10〜70mgKOH/gであり、酸価が10mgKOH/g以下であるエステル化反応生成物である。
なお、本明細書において、「重合度」又は「量体」という場合には、平均重合度又は平均量体数のことをいうものとする。
成分(A)のエステル化反応生成物としては、特許文献4記載のものを用いることができる。
エステル化反応生成物(A)の製造に用いられる12−ヒドロキシステアリン酸重合物の重合度は、酸価測定から算出することができる。
例えば、酸価が19.8の場合、56.11×1000/19.8=2838であり、12−ヒドロキシステアリン酸重合物10量体の分子量2838であることから、この重合体の重合度は10量体となる。エステル化反応生成物を製造(A)の製造に用いられる12−ヒドロキシステアリン酸重合物の重合度は7以上である。重合度が7以上であると、耐水皮膜性が高く、艶感が向上した口唇化粧料を得ることができる。エステル化反応生成物の重合度は、好ましくは8以上であり、更に好ましくは9以上である。また、エスエル化反応生成物の重合度は、上限は好ましくは20以下であり、更に好ましくは18以下であり、更に好ましくは16以下であり、特に好ましくは12以下である。重合度の上限と下限の好ましい組み合わせとしては、7〜20であることが好ましく、7〜18であることが更に好ましく、7〜16であることが更に好ましく、7〜12であることが特に好ましい。また、8〜20であることが更に好ましく、8〜18であることが更に好ましく、8〜16であることが更に好ましく、8〜12であることが特に好ましい。また、9〜20であることが好ましく、9〜18であることが更に好ましく、9〜16であることが更に好ましく、9〜12であることが特に好ましい。重合度を上記範囲内とすることにより、艶、ぬりやすさ、潤い、化粧持ち、べたつきのなさ等が向上し、適度な感触や使用感を有する口唇化粧料が得られる。
エステル化反応生成物(A)の製造に用いられる12−ヒドロキシステアリン酸重合物は、分子内に水酸基を1個有する、7量体以上の12−ヒドロキシステアリン酸の重合物であり、例えば、ヒマシ種子油を加水分解して得られるリシノール酸を水素添加し得られる12−ヒドロキシステアリン酸を重合反応することによって得ることができる。
12−ヒドロキシステアリン酸の重合反応は、12−ヒドロキシステアリン酸分子中の水酸基又はカルボキシル基を、他の12−ヒドロキシステアリン酸分子中のカルボキシル基又は水酸基とをエステル化する反応、すなわち分子間エステル化反応である。
12−ヒドロキシステアリン酸としては、その純度が94質量%以上のものを用いることが好ましく、純度が96質量%以上のものが更に好ましく、98質量%以上のものが最も好ましい。本明細書において、12−ヒドロキシステアリン酸の純度とは、後述する方法により測定した値を意味する。
12−ヒドロキシステアリン酸として、その純度が94質量%より低いものを用いた場合、重合度が低くなる場合があり、7重量体以上の重合物の割合が低くなる場合がある。
12−ヒドロキシステアリン酸としては、市販品を使用することができ、例えば、小倉合成工業社製、商品名「12−ヒドロ酸(HP)」が使用可能である。
なお、平均重合度を7以上とするには、12−ヒドロキシステアリン酸の重合反応中に、反応生成物の酸価を測定することによって実施することができる。すなわち、12−ヒドロキシステアリン酸の重合反応中に反応生成物をサンプリングし、その酸価を測定することにより平均重合度を算出し、所望の平均重合度となった時点でエステル化反応(重合反応)を停止することによって容易に実施可能である。また、後述するような方法によりエステル化反応生成物を製造することにより、12−ヒドロキシステアリン酸重合物の重合度を上記範囲とすることができる。
エステル化反応生成物は、12−ヒドロキシステアリン酸重合物及びベヘン酸と、ペンタエリスリトールとをエステル化することにより得られる。エステル化反応の際の、12−ヒドロキシステアリン酸重合物とベヘン酸との仕込み比(モル比)は、35:65〜90:10が好ましい。モル比は、更に好ましくは、40:60〜75:25であり、更に好ましくは40:60〜60:40であり、特に好ましくは40:60〜50:50である。12−ヒドロキシステアリン酸重合物のモル比(%)を35%未満とすると、耐水皮膜性、艶感、水分閉塞性が得られない場合があり、一方、90%を超えて使用すると適度な官能性が得られない場合がある。
また、ペンタエリスリトールの仕込み比は、好ましくは、12−ヒドロキシステアリン酸重合物1モルに対し、ペンタエリスリトール0.1〜1.0モルであり、更に好ましくは、12−ヒドロキシステアリン酸重合物1モルに対し、ペンタエリスリトール0.2〜0.9モルであり、最も好ましくは、12−ヒドロキシステアリン酸重合物1モルに対し、ペンタエリスリトール0.3〜0.8モルである。ペンタエリスリトールの仕込み量が上記範囲よりも少ないと、ベヘン酸が残存してしまい、エステル化合物が得られない場合があり、一方、使用割合が上記範囲よりも多いと耐水皮膜形成能、肌等に対する密着性、保湿性などの機能が損なわれる場合がある。
上記のように、仕込量を調整することにより、得られるエステル生成物の外観、粘度等を適切なものに調整することができる。
エステル化反応は、特許文献4記載の条件で行うことができる。
エステル化反応生成物(A)の水酸基価は、好ましくは10〜70mgKOH/gであり、更に好ましくは10〜50mgKOH/gであり、特に好ましくは10〜30mgKOH/gである。水酸基価が10mgKOH/g未満であると、目的とする耐水皮膜性、艶感を得ることができなくなる場合がある。また、水酸基価が70mgKOH/gを超えると、製造が困難になる場合がある。一方、水酸基価が10mgKOH/gより小さい場合も製造が困難になる場合がある。エステル化反応生成物の水酸基価を上記範囲とするには、例えば、ペンタエリスリトールと、12−ヒドロキシステアリン酸重合物及びベヘン酸の使用割合を調整することにより実施することができる。
また、エステル化反応生成物(A)の酸価は、好ましくは10mgKOH/g以下であり、更に好ましくは8mgKOH/g以下であり、更に好ましくは5mgKOH/g以下であり、特に好ましくは3mgKOH/g以下である。酸価が10mgKOH/gを超えると、においが生じてしまうことがあり、また目的とする耐水皮膜性や艶感を得られない場合がある。なお、酸価が3mgKOH/gを超えると、においがわずかに発生する場合があるが、その他の効果(耐水皮膜性や艶感)を考慮し、エステル化反応生成物(A)としては、酸価が上記範囲内であることが好ましい。酸価の下限値については、製造コストを考慮した場合、0.1mgKOH/g未満ではコスト的に高くなってしまう場合がある。従って、エステル化反応生成物(A)の酸価の下限は、好ましくは0.1mgKOH/g以上であり、更に好ましくは0.8mgKOH/g以上である。コストを考慮した場合、酸価の上限と下限の好ましい組み合わせとしては、0.1〜10mgKOH/gが好ましく、0.8〜10mgKOH/gがより好ましい。またさらにより好ましい組み合わせとしては0.1〜3mgKOH/gが好ましく、0.8〜3mgKOH/gがより好ましい。
エステル化反応生成物(A)の酸価を上記範囲とするには、上述のエステル化反応中に、反応生成物をサンプリングし、その酸価を測定し、所望の酸価となった時点でエステル化反応を停止することによって実施可能である。
また、エステル化反応生成物(A)は、上述したように、12−ヒドロキシステアリン酸重合物、ベヘン酸及びペンタエリスリトールを用いてエステル化反応させて製造されたものであるから、このエステル化反応の前後において構成脂肪酸(脂肪酸残基)の組成は変化しない。従って、得られるエステル化反応生成物の構成脂肪酸の割合は、エステル化反応の際の12−ヒドロキシステアリン酸重合物及びベヘン酸仕込み量の割合と同じであり、エステル化反応生成物の脂肪酸残基における7量体以上の12−ヒドロキシステアリン酸重合物のモル比(%)は、35%以上が好ましく、更に好ましくは40%以上であり、また90%以下が好ましく、更に好ましくは75%以下であり、更に好ましくは60%以下であり、特に好ましくは50%以下であり、好適な範囲としては、好ましくは35〜90%であり、更に好ましくは40〜75%であり、更に好ましくは40〜60%であり、特に好ましくは40〜50%である。また、ベヘン酸のモル比(%)は、10%以上が好ましく、更に好ましくは25%以上であり、特に好ましくは40%以上であり、特に好ましくは50%以上であり、また65%以下が好ましく、更に好ましくは60%以下であり、好適な範囲としては、好ましくは10〜65%であり、更に好ましくは25〜60%であり、更に好ましくは40〜60%であり、特に好ましくは50〜60%である。7量体以上の12−ヒドロキシステアリン酸重合物及びベヘン酸のモル比(%)が上記範囲内であると、耐水皮膜形成能、肌等に対する密着性、保湿性などの機能が得られる。
成分(A)の含有量は、耐色移り性、化粧塗膜の艶感、艶や潤い感の持続性、使用感及び口唇化粧料の経時安定性の観点から、口唇化粧料総量を基準として1質量%以上が好ましく、より好ましくは2質量%以上であり、また50質量%以下が好ましく、より好ましくは30質量%以下であり、さらに好ましくは20質量%以下であり、好適な範囲としては、1〜50質量%が好ましく、1〜30質量%がより好ましく、2〜20質量%がさらに好ましい。
本発明における成分(B)のアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンは、油性成分として配合されるものである。従って、(B)アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンは、油状物となるようなアルキルグリセリルエーテル変性度を有するもの、すなわち、アルキルグリセリルエーテル変性度の少ないものが好ましい。
かかる好ましいアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンを具体的に示すと、以下の一般式(1)で表わされるものが挙げられる。
Figure 2014088354
〔式中、Qは炭素数3〜20の二価の炭化水素基を示し、R1〜R9はそれぞれ同一又は異なっていてもよく、水素原子、炭素数1〜32の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素基、又はフェニル基を示し、R10及びR11は互いに同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜32の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素基を示し、同一分子内に存する複数個のR10、R11はそれぞれ異なるものであってもよい。pは1〜500の数を示し、qは1〜50の数を示す。なお、p及びqは分子中におけるアルキルグリセリルエーテル基;−Q−OCH2−CH2(OR10)−CH2(OR11)の含有量が1〜50質量%となる数を示すのが好ましい。〕
前述の一般式(1)において、Qで示される炭素数3〜20の二価の炭化水素基としては、炭素数3〜20の直鎖又は分岐鎖アルキレン基が好ましい。より具体的には、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレン、ノナメチレン、デカメチレン、ウンデカメチレン、ドデカメチレン、テトラデカメチレン、ヘキサデカメチレン、オクタデカメチレン等の直鎖アルキレン基;プロピレン、2−メチルトリメチレン、2−メチルテトラメチレン、2−メチルペンタメチレン、3−メチルペンタメチレン等の分岐鎖アルキレン基等が挙げられる。
また、R1〜R11の定義中、炭素数1〜32の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシル、ドエイコシル、テトラエイコシル、ヘキサエイコシル、オクタエイコシル、トリアコンチル等の直鎖アルキル基;イソプロピル、sec−ブチル、tert−ブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、1−ヘプチルデシル等の分岐鎖アルキル基などが挙げられる。本発明において、R1〜R9は炭素数1〜25の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基(但し、一部が水素原子であってもよい)が好ましく、特に炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基(但し、一部が水素原子であってもよい)が好ましい。また、R10、R11は水素原子又は炭素数1〜5の炭化水素基が好ましく、さらに水素原子が好ましい。
更に、p及びqは、アルキルグリセリルエーテル基;−Q−OCH2−CH2(OR10)−CH2(OR11)の含有量が1〜50質量%となる数が好ましく、原料となるオルガノポリシロキサンの入手のしやすさ、製造時の操作性などの点から1〜500の範囲とするのが好ましい。また一般式(1)において、pは1〜500の範囲であり、さらに10〜30の範囲が好ましく、qは1〜50の範囲であり、さらに1〜30の範囲が好ましい。
本発明における成分(B)のアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンは、良好な化粧持ちを得る点から、分子中におけるアルキルグリセリルエーテル基;−Q−OCH2−CH2(OR10)−CH2(OR11)の含有量が1〜50質量%、さらに5〜40質量%、さらに10〜30質量%であることが好ましい。
かかる成分(B)のアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンは、特開平4−134013号公報や特開2005−194523号公報記載の方法に従って、少なくとも1個のケイ素−水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンに、対応するアルケニルグリセリルエーテルを反応させることにより製造することができる。
成分(B)の含有量は、色持続効果、製造性等の点から、口唇化粧料の総量を基準として1質量%以上が好ましく、より好ましくは2質量%以上であり、また15質量%以下が好ましく、より好ましくは10質量%以下であり、好適な範囲としては、1〜15質量%が好ましく、2〜10質量%がより好ましい。
本発明の口唇化粧料における成分(A)と成分(B)の含有質量比(A/B)は、塗布時の使用感、艶・潤い感の持続性、及び化粧効果の持続性の点から、0.1以上が好ましく、0.3以上がより好ましく、また、15以下が好ましく、5以下がより好ましい。好適な範囲としては0.1〜15が好ましく、0.3〜5がより好ましい。
本発明の口唇化粧料には、さらに成分(C)次の式(2)で表わされる多分岐型イソステアリン酸エステル化して得られる液状エステル化合物を含有するのが、化粧効果の持続性及び塗布時の伸びをより良好なものとする点で好ましい。
Figure 2014088354
成分(C)の多分岐型イソステアリン酸をエステル化して得られる液状エステル化合物としては、前記式(2)で示される多分岐型イソステアリン酸を多価アルコールでエステル化した液状化合物が好ましい。ここで液状とは、25℃において液状であることをいう。多価アルコールとしては、グリセリン、ジグリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等の2〜6価の多価アルコールが好ましい。成分(C)の具体例としては、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ジペンタエリスリチルなどが挙げられる。市販品としては、日清オイリオグループ社製の「サラコス3318」、「コスモール43N」、「サラコスDP−518N」などが挙げられる。
本発明に用いられる成分(C)は、必要に応じて一種または二種以上を用いることができ、含有量は、発現する効果の程度と伸びなどの使用感の観点から、口唇化粧料総量を基準として5質量%以上が好ましく、10質量%がより好ましく、20質量%が更に好ましく、また60質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、40質量%以下が更に好ましい。具体的な範囲としては5〜60質量%が好ましく、10〜50質量%がより好ましく、20〜40質量%がさらに好ましい。成分(C)の含有量がこの範囲にあると、化粧効果の持続性、及び、塗布時の伸びが良好となる。
また、成分(A)及び成分(B)の合計量と成分(C)との質量比(A+B/C)は、塗布時の使用感、艶・潤い感の持続性、及び化粧効果の持続性の点から、0.1以上が好ましく、0.2以上がより好ましく、また1以下が好ましく、0.8以下がより好ましい。具体的な範囲としては、0.1〜1が好ましく、0.2〜0.8がより好ましい。
本発明の口唇化粧料には、本発明の目的を損なわない範囲で、前記の必須成分以外にパルミチン酸デキストリン、ステアリン酸イヌリン、12−ヒドロキシステアリン酸、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド、ジブチルラウロイルグルタミド等の油性ゲル化剤、シリカ、シリル化処理無水ケイ酸、(スチレン/ブタジエン)コポリマー、(スチレン/イソプレン)コポリマー、(エチレン/プロピレン/スチレン)コポリマー、(ブチレン/エチレン/スチレン)コポリマーなどの増粘剤;ワセリン、オレイン酸フィトステリル、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油、テトラ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ペンタエリスリチル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル/ベヘニル)等のペースト油;水添ポリイソブテン、スクワラン、トリ(カプリル・カプリン)酸グリセリル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、イソノナン酸イソトリデシル、ジメチルポリシロキサン等の液状油性成分;酸化チタン、酸化鉄などの無機着色顔料;赤色202号、赤色223号、黄色4号等の有機色素及びそのレーキ化物、雲母チタン、ベンガラ被覆雲母チタン、酸化チタン被覆ガラスフレーク等の光輝性着色顔料;マイカ、ナイロンパウダー、架橋型シリコーン末等の粉体成分;紫外線吸収剤、防腐剤、香料、植物抽出物、抗酸化剤等を配合することができる。
本発明の口唇化粧料は、前記成分を用いて溶解、粉体分散、混合等通常の製法に従って半製品を製造した後、充填を行うことにより得ることができる。具体的な例としては口紅、リップグロス及びリップクリームなどが挙げられる。
次に本発明の態様及び好ましい実施態様を挙げる。
<1>下記成分(A)及び(B)を含有することを特徴とする口唇化粧料。
(A)ペンタエリスリトールに、7量体以上の12−ヒドロキシステアリン酸重合物及びベヘン酸をエステル化することによって得られる、水酸基価が10〜70mgKOH/gであり、酸価が10mgKOH/g以下であるエステル化反応生成物
(B)一般式(1)で表わされるアルキルグリセリルエーテル変性シリコーン
Figure 2014088354
〔式中、Qは炭素数3〜20の二価の炭化水素基を示し、R1〜R9は水素原子、炭素数1〜32の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基又はフェニル基を示し、R10及びR11は水素原子又は炭素数1〜32の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示し、pは1〜500の数を示し、qは1〜50の数を示す〕
<2>成分(A)における12−ヒドロキシステアリン酸重合物の重合度が7以上、好ましくは8以上であり、更に好ましくは9以上であり、上限は好ましくは20以下であり、更に好ましくは18以下であり、更に好ましくは16以下であり、特に好ましくは12以下である<1>の口唇化粧料。
<3>成分(A)の水酸基価が、10〜70mgKOH/gであり、好ましくは10〜50mgKOH/gであり、特に好ましくは10〜30mgKOH/gである<1>又は<2>の口唇化粧料。
<4>成分(A)の酸価が、10mgKOH/g以下であり、好ましくは8mgKOH/g以下であり、更に好ましくは5mgKOH/g以下であり、特に好ましくは3mgKHO/g以下であり、また0.1mgKOH/g以上であり、好ましくは0.8mgKOH/g以上である<1>〜<3>の口唇化粧料。
<5>成分(A)の含有量が、口唇化粧料総量を基準として1質量%以上、好ましくは2質量%以上であり、また50質量%以下、好ましくは30質量%以下、更に好ましくは20質量%以下である<1>〜<4>の口唇化粧料。
<6>成分(B)の分子中におけるアルキルグリセリルエーテル基(−Q−OCH2−CH2(OR10)−CH2(OR11))の含有量が1〜50質量%、好ましくは5〜40質量%、更に好ましくは10〜30質量%である<1>〜<5>の口唇化粧料。
<7>成分(B)の含有量が、口唇化粧料の総量を基準として1質量%以上、好ましくは2質量%以上であり、また15質量%以下、好ましくは10質量%以下である<1>〜<6>の口唇化粧料。
<8>成分(A)と成分(B)の含有質量比(A/B)が0.1以上、好ましくは0.3以上であり、また、15以下、好ましくは5以下である<1>〜<7>の口唇化粧料。
<9>更に成分(C)下記式(2)で表される多分岐型イソステアリン酸をエステル化して得られる液状エステル化合物を含有する<1>〜<8>の口唇化粧料。
<10>成分(C)が、前記式(2)で示される多分岐型イソステアリン酸を多価アルコールでエステル化した液状エステル化合物である<9>の口唇化粧料。
<11>成分(C)の含有量が、口唇化粧料総量を基準として、5質量%以上、好ましくは10質量%、より好ましくは20質量%であり、また60質量%以下、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下である<9>又は<10>の口唇化粧料。
<12>成分(C)の含有量が、口唇化粧料総量を基準として、5〜60質量%、好ましくは10〜50質量%、より好ましくは20〜40質量%である<9>〜<11>の口唇化粧料。
<13>成分(A)及び成分(B)の合計量と成分(C)との含有質量比(A+B/C)が、0.1以上、好ましくは0.2以上であり、また1以下、好ましくは0.8以下である<9>〜<12>の口唇化粧料。
以下、実施例及び比較例を挙げ、本発明を詳説する。本発明において使用した方法及び評価項目は下記の通りである。尚、実施例及び比較例に示す%とは質量%である。
(1)使用特性評価試験方法
女性パネラー20名の唇に、実施例、比較例を塗布してもらい、以下の項目について5点から1点までの5段階評価をしてもらった。そして20名のつけた点数の平均をその実施例もしくは比較例の点数とした。
・塗布時の感触(滑らかさ)
・艶感
・3時間経過時の艶・潤い感持続
・3時間経過時の化粧効果持続
(2)経時安定性試験方法
実施例及び比較例をそれぞれ45℃の恒温槽に静置し、3ヶ月後に観察を行い、変化のなかったものをA、表面に僅かに発汗現象が観察されたものをB、著しく発汗現象が観察されたものをCとした。
<実施例1〜5、比較例1〜5(口紅)>
(製造方法)
成分1〜16を均一に溶解混合し、成分17〜22を加え、混練後再溶解する。これに成分23〜24を加え均一に分散混合し、脱気して金型に流し込み、冷却固化後容器に収納し口紅を得た。成分組成及び評価試験結果を表1に示す。
Figure 2014088354
※1 日清オイリオグループ社内製;ジペンタエリスリトールと式(2)で示される多分岐型イソステアリン酸のテトラエステル
※2 サラコスDP−518N(日清オイリオグループ社製)
※3 製造例から得られた組成物
※4 製造比較例から得られた組成物
※5 一般式(1)において、R1及びR7が炭素数の最頻値が18であるアルキル基であり、R2〜R6及びR8〜R9がメチル基であり、Qが炭素数11の直鎖であるアルキレン基であり、R10〜R11が水素原子であり、p(平均値)が23であり、q(平均値)が4.0であり、重合タイプがランダム共重合のもの
尚、表1に記載した製造例、製造比較例は以下の通りである。
製造例[テトラ(ポリ12−ヒドロキシステアリン酸/ベヘン酸)ペンタエリスリチルの製造]
撹拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離器を備えた1Lの四つ口フラスコに12−ヒドロキシステアリン酸(小倉合成工業社製、商品名「12−ヒドロ酸HP」、純度:99質量%)540gを仕込み、触媒として全体仕込み量の0.1%の塩化スズ、及び還流溶剤として全体仕込み量の5%のキシロールを加え、窒素気流下、生成した水を除去しながら200℃の温度で、15時間反応を行い、12−ヒドロキシステアリン酸重合物を得た。得られた重合物の酸価を測定したところ、酸価は19.4mgKOH/gであり、酸価より算出した平均重合度は10.2であることから、得られた生成物は12−ヒドロキシステアリン酸10量体であることがわかった。
次いで、撹拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離器を備えた1Lの四つ口フラスコに、上述のようにして得られた12−ヒドロキシステアリン酸重合物(酸価:19.4mgKOH/g、10量体)514g、ベヘン酸(ユニケマ社製、商品名「PRIFRAC2989」)82g及びペンタエリスリトール(李長栄化学工業社製、商品名「ペンタエリスリトール」)16gを加え、窒素気流下、生成した水を除去しながら210℃の温度で、生成物の酸価が1.4mgKOH/g以下になるまで反応を行った。
反応終了後、触媒を濾別し、次に活性白土を用いて脱色後、常法にて脱臭を行い、常温でペースト状のエステル化反応生成物(テトラ(ポリ12-ヒドロキシステアリン酸/ベヘン酸)ペンタエリスリチル(OHV=21))246gを得た。得られたエステル化反応生成物の酸価は1.6mgKOH/gであり、水酸基価は21mgKOH/gであった。また得られたエステル化反応生成物の脂肪酸残基におけるベヘン酸のモル比は57%である。
製造比較例[テトラ(ポリ12−ヒドロキシステアリン酸/ベヘン酸)ペンタエリスリチルの製造]
撹拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離器を備えた1Lの四つ口フラスコに12−ヒドロキシステアリン酸(小倉合成工業社製、商品名「12−ヒドロ酸HP」、純度:99質量%)450gを仕込み、触媒として全体仕込み量の0.1%の塩化スズ、及び還流溶剤として全体仕込み量の5%のキシロールを加え、窒素気流下、生成した水を除去しながら200℃の温度で、6時間反応を行い、12−ヒドロキシステアリン酸重合物を得た。得られた重合物の酸価を測定したところ、酸価は32.4mgKOH/gであり、酸価より算出した平均重合度は6.1であることから、得られた生成物は12−ヒドロキシステアリン酸6量体であることがわかった。
次いで、撹拌機、温度計、窒素ガス吹込管及び水分分離器を備えた1Lの四つ口フラスコに、上述のようにして得られた12−ヒドロキシステアリン酸重合物(酸価:19.0mgKOH/g、10量体)412g、ベヘン酸(ユニケマ社製、商品名「PRIFRAC2989」)113g及びペンタエリスリトール(李長栄化学工業社製、商品名「ペンタエリスリトール」)23gを加え、窒素気流下、生成した水を除去しながら210℃の温度で、生成物の酸価が1mgKOH/g以下になるまで反応を行った。
反応終了後、触媒を濾別し、次に活性白土を用いて脱色後、常法にて脱臭を行い、常温でペースト状のエステル化反応生成物(テトラ(ポリ12−ヒドロキシステアリン酸/ベヘン酸)ペンタエリスリチル)389gを得た。得られたエステル化反応生成物の酸価は1.1mgKOH/gであり、水酸基価は16mgKOH/gであった。また得られたエステル化反応生成物の脂肪酸残基におけるベヘン酸のモル比は57%である。
表1に示すように、本発明の実施例1〜5は、塗布時の感触や仕上がり、艶・潤い感の持続性、及び、化粧効果の持続性において比較例1〜5のものより明らかに優れたものであった。
<実施例6(リップグロス)>
以下に示す処方のリップグロスを製造し、前記評価項目について評価したところ、いずれの項目においても良好なものであった。
Figure 2014088354
※1、※3及び※5は、表1で用いたものと同じ
(製造方法)
成分1〜12を均一に溶解混合し、成分13を加え、混練後再溶解する。これに成分14〜16を加え均一に分散混合し、脱気して金型に流し込み、冷却固化後容器に収納しリップグロスを得た。
<実施例7(リキッドルージュ)>
以下に示す処方のリキッドルージュを製造し、前記評価項目について評価したところ、いずれの項目においても良好なものであった。
Figure 2014088354
※1、※3及び※5は、表1で用いたものと同じ
(製造方法)
成分1〜12を均一に溶解混合し、成分13〜18を加え、混練後再溶解する。これに成分19、20を加え均一に分散混合し、脱気して容器に充填しリキッドルージュを得た。
以上のように本発明により、塗布時の使用感、艶・潤い感の持続性、及び、化粧効果の持続性に優れた口唇化粧料を提供できる。

Claims (4)

  1. 下記成分(A)及び(B)を含有することを特徴とする口唇化粧料。
    (A)ペンタエリスリトールに、7量体以上の12−ヒドロキシステアリン酸重合物及びベヘン酸をエステル化することによって得られる、水酸基価が10〜70mgKOH/gであり、酸価が10mgKOH/g以下であるエステル化反応生成物
    (B)一般式(1)で表わされるアルキルグリセリルエーテル変性シリコーン
    Figure 2014088354
    〔式中、Qは炭素数3〜20の二価の炭化水素基を示し、R1〜R9は水素原子、炭素数1〜32の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基又はフェニル基を示し、R10及びR11は水素原子又は炭素数1〜32の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基を示し、pは1〜500の数を示し、qは1〜50の数を示す〕
  2. さらに成分(C)次の式(2)で表わされる多分岐型イソステアリン酸をエステル化して得られる液状エステル化合物を含有する請求項1記載の口唇化粧料。
    Figure 2014088354
  3. 成分(A)と成分(B)の含有質量比(A/B)が、0.1〜15である請求項1又は2記載の口唇化粧料。
  4. 成分(A)及び成分(B)の合計量と成分(C)との含有質量比(A+B/C)が、0.1〜1である請求項2又は3記載の口唇化粧料。
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