JP6474250B2 - 口唇化粧料 - Google Patents

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本発明は口唇化粧料に関するものである。
従来、口唇化粧料の化粧効果の持続性を高めるために種々の検討が行われている。その中で、揮発性シリコーンや揮発性炭化水素油などの揮発性油分とシリコーン系樹脂などの樹脂を配合し、揮発油の揮発後に形成される樹脂皮膜によって化粧効果を持続させる方法が広く採用されている。しかしこの方法では、揮発油による唇の乾燥感や化粧塗膜の光沢の消失、樹脂皮膜による唇の違和感等を避けることが困難であり、結果として口唇化粧料として総合的に満足できる品質を得ることはできていない。
特許文献1及び2には、変性ポリシロキサンを利用することによって、上記のような揮発タイプの色持続口紅の欠点を避けつつ化粧効果の持続性を向上させる油性化粧料が提案されている。また、特許文献3には、フッ素ポリエーテル共変性シリコーンと、多分岐型イソステアリン酸とジペンタエリスリトールをエステル化して得られる液状エステル組成物とを併用することで艶感や化粧効果の持続性に優れた口唇化粧料を得ることが提案されている。
特開平6−305933号公報 特開2005−194523号公報 特開2006−045102号公報 特開平11−349442号公報
しかしながら、これらのタイプの口唇化粧料における変性シリコーンは、他の油剤から分離した状態で系に存在しており、そのため、製剤として成立させるためには、変性シリコーンを含む全ての油剤をワックス結晶構造内に安定に保持させる必要がある。すなわち、ワックスの配合量が多くなり、その結果、塗布時の付き、発色、艶感に関しては十分満足できるレベルには達していなかった。
本発明は、塗布時の使用感、塗布膜の艶及び発色に優れ、さらに、艶・潤い感の持続性、及び、化粧効果の持続性に優れた口唇化粧料を提供することを課題とする。
そこで本発明者は、口唇化粧料における前記課題を解決すべく検討した結果、全く意外にも、毛穴補正やシワ等の皮膚の形態補正用化粧料に配合する粉末として有用であることが知られている架橋型アクリル系樹脂粉末(特許文献4)と、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンとを組み合わせて配合する事で、少ないワックス量でも変性シリコーンを系に安定的に配合する事が可能となる事を発見し、その結果、塗布時の使用感、塗布膜の艶及び発色に優れ、さらに、艶・潤い感の持続性、及び、化粧効果の持続性に優れた口唇化粧料が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)及び(B)を含有する口唇化粧料を提供するものである。
(A)架橋型アクリル系樹脂粉末
(B)一般式(1)で表わされるアルキルグリセリルエーテル変性シリコーン
Figure 0006474250
〔式中、Qは炭素数3〜20の二価の炭化水素基を示し、R1〜R9は水素原子、炭素数1〜32の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素基又はフェニル基を示し、R10及びR11は水素原子又は炭素数1〜32の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素基を示し、pは1〜500の数を示し、qは1〜50の数を示す〕
本発明により、塗布時の使用感、塗布膜の艶及び発色に優れ、さらに、艶・潤い感の持続性、及び、化粧効果の持続性に優れた口唇化粧料を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる成分(A)架橋型アクリル系樹脂粉末としては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリルアミド及びメタクリルアミドから選ばれるアクリル系モノマーを構成単位として含む重合体又は共重合体の架橋体が挙げられる。このうち、アクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルから選ばれるモノマーを構成単位として含む重合体又は共重合体の架橋体が好ましく、メタクリル酸メチルクロスポリマーが特に好ましい。
当該架橋アクリル系樹脂粉末の形状は、球状又は略球状であるのが、口唇への滑り性、塗擦感の点から好ましい。このような架橋アクリル系樹脂粉末の市販品としては、MAKIBEADS(大東化成工業社製)、マイクロスフェアーM(松本油脂製薬社製)等を用いることができる。
成分(A)の含有量は、塗布膜の発色及び艶の観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、また、塗布時の伸びなどの使用感の観点から、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下である。また、本発明の油性化粧料中における成分(A)の含有量は、好ましくは0.01〜15質量%、より好ましくは0.1〜10質量%である。
本発明における成分(B)のアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンは、油性成分として配合されるものである。従って、(B)アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンは、油状物となるようなアルキルグリセリルエーテル変性度を有するもの、すなわち、アルキルグリセリルエーテル変性度の少ないものが好ましい。
かかる好ましいアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンを具体的に示すと、以下の一般式(1)で表わされるものが挙げられる。
Figure 0006474250
〔式中、Qは炭素数3〜20の二価の炭化水素基を示し、R1〜R9はそれぞれ同一又は異なっていてもよく、水素原子、炭素数1〜32の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素基、又はフェニル基を示し、R10及びR11は互いに同一又は異なっていてもよく、水素原子又は炭素数1〜32の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素基を示し、同一分子内に存する複数個のR10、R11はそれぞれ異なるものであってもよい。pは1〜500の数を示し、qは1〜50の数を示す。なお、p及びqは分子中におけるアルキルグリセリルエーテル基;−Q−OCH2−CH(OR10)−CH2(OR11)の含有量が1〜50質量%となる数を示すのが好ましい。〕
前述の一般式(1)において、Qで示される炭素数3〜20の二価の炭化水素基としては、炭素数3〜20の直鎖又は分岐鎖アルキレン基が好ましい。より具体的には、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレン、ノナメチレン、デカメチレン、ウンデカメチレン、ドデカメチレン、テトラデカメチレン、ヘキサデカメチレン、オクタデカメチレン等の直鎖アルキレン基;プロピレン、2−メチルトリメチレン、2−メチルテトラメチレン、2−メチルペンタメチレン、3−メチルペンタメチレン等の分岐鎖アルキレン基等が挙げられる。
また、R1〜R11の定義中、炭素数1〜32の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシル、ドエイコシル、テトラエイコシル、ヘキサエイコシル、オクタエイコシル、トリアコンチル等の直鎖アルキル基;イソプロピル、sec−ブチル、tert−ブチル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、1−ヘプチルデシル等の分岐鎖アルキル基などが挙げられる。本発明において、R1〜R9は炭素数1〜25の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基(但し、一部が水素原子であってもよい
)が好ましく、特に炭素数1〜22の直鎖又は分岐鎖の炭化水素基(但し、一部が水素原子であってもよい)が好ましい。また、R10、R11は水素原子又は炭素数1〜5の炭化水素基が好ましく、さらに水素原子が好ましい。
更に、p及びqは、アルキルグリセリルエーテル基;−Q−OCH2−CH(OR10)−CH2(OR11)の含有量が1〜50質量%となる数が好ましく、さらに5〜40質量%、さらに10〜30質量%となる数が好ましい。具体的には、原料となるオルガノポリシロキサンの入手のしやすさ、製造時の操作性などの点から、pは1〜500の範囲であり、さらに10〜30の範囲が好ましく、qは1〜50の範囲であり、さらに1〜30の範囲が好ましい。
かかる成分(B)のアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンは、特開平4−134013号公報や特開2005−194523号公報記載の方法に従って、少なくとも1個のケイ素−水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンに、対応するアルケニルグリセリルエーテルを反応させることにより製造することができる。
成分(B)の含有量は、色持続効果、製造性等の点から、口唇化粧料の総量を基準として1質量%以上が好ましく、より好ましくは2質量%以上であり、また15質量%以下が好ましく、より好ましくは10質量%以下であり、好適な範囲としては、1〜15質量%が好ましく、2〜10質量%がより好ましい。
本発明の口唇化粧料には、さらに成分(C)次の式(2)で表わされる多分岐型イソステアリン酸をエステル化して得られる液状エステル化合物を含有するのが、化粧効果の持続性、塗布時の伸び、及び、塗布膜の艶感をより良好なものとする点で好ましい。
Figure 0006474250
成分(C)の多分岐型イソステアリン酸をエステル化して得られる液状エステル化合物としては、前記式(2)で示される多分岐型イソステアリン酸を多価アルコールでエステル化した液状化合物が好ましい。ここで液状とは、25℃において液状であることをいう。多価アルコールとしては、グリセリン、ジグリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等の2〜6価の多価アルコールが好ましい。成分(C)の具体例としては、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ジペンタエリスリチルなどが挙げられる。市販品としては、日清オイリオグループ社製の「サラコス3318」、「コスモール43N」、「サラコスDP−518N」などが挙げられる。
本発明に用いられる成分(C)は、必要に応じて一種または二種以上を用いることができ、含有量は、発現する効果の程度と伸びなどの使用感の観点から、口唇化粧料総量を基準として5質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましく、20質量%以上が更に好ましく、また60質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましく、40質量%以下が更に好ましい。具体的な範囲としては5〜60質量%が好ましく、10〜50質量%がより好ましく、20〜40質量%がさらに好ましい。成分(C)の含有量がこの範囲にあると、化粧効果の持続性、塗布時の伸び、及び、塗布膜の艶感が良好となる。
本発明の口唇化粧料には、本発明の目的を損なわない範囲で、前記の必須成分以外にパラフィン、セレシン、ポリエチレン、エチレンプロピレンコポリマー、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、マイクロクリスタリンワックス等の固形油性成分;パルミチン酸デキストリン、ステアリン酸イヌリン、12−ヒドロキシステアリン酸、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド、ジブチルラウロイルグルタミド等の油性ゲル化剤、シリカ、シリル化処理無水ケイ酸、(スチレン/ブタジエン)コポリマー、(スチレン/イソプレン)コポリマー、(エチレン/プロピレン/スチレン)コポリマー、(ブチレン/エチレン/スチレン)コポリマーなどの増粘剤;ワセリン、オレイン酸フィトステリル、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油、テトラ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ペンタエリスリチル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル/ベヘニル)等のペースト油;水添ポリイソブテン、スクワラン、トリ(カプリル・カプリン)酸グリセリル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、イソノナン酸イソトリデシル、ジメチルポリシロキサン等の液状油性成分;酸化チタン、酸化鉄などの無機着色顔料;赤色202号、赤色223号、黄色4号等の有機色素及びそのレーキ化物;雲母チタン、ベンガラ被覆雲母チタン、酸化チタン被覆ガラスフレーク等の光輝性着色顔料;マイカ、ナイロンパウダー、架橋型シリコーン末等の粉体成分;紫外線吸収剤、防腐剤、香料、植物抽出物、抗酸化剤等を配合することができる。
本発明の口唇化粧料は、前記成分を用いて溶解、粉体分散、混合等通常の製法に従って半製品を製造した後、成型、充填などを行い得ることができる。具体的な例としてはスティック状口紅、液状リップ、リップグロス及びリップクリームなどが挙げられる。
本発明の口唇化粧料は、固形状又は液状とすることができるが、特に液状とすることが本発明の効果を十分発現できる点で好ましい。液状である口唇化粧料とは、非固形状のものを指し、容器形態としては、チューブ、ジャー、ディスペンサーなどの他、筒状容器に充填し筆やチップで使用するものをいう。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の口唇化粧料を開示する。
〔1〕下記成分(A)及び(B)を含有する口唇化粧料。
(A)架橋型アクリル系樹脂粉末
(B)一般式(1)で表わされるアルキルグリセリルエーテル変性シリコーン
Figure 0006474250
〔式中、Qは炭素数3〜20の二価の炭化水素基を示し、R1〜R9は水素原子、炭素数1〜32の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素基又はフェニル基を示し、R10及びR11は水素原子又は炭素数1〜32の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素基を示し、pは1〜500の数を示し、qは1〜50の数を示す〕
〔2〕成分(A)が、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリルアミド及びメタクリルアミドから選ばれるアクリル系モノマーを構成単位として含む重合体又は共重合体の架橋体であり、好ましくはアクリル酸アルキルエステル及びメタクリル酸アルキルエステルから選ばれるモノマーを構成単位として含む重合体又は共重合体の架橋体であり、より好ましくはメタクリル酸メチルクロスポリマーである〔1〕記載の口唇化粧料。
〔3〕成分(A)の含有量が、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上であり、また、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下である〔1〕又は〔2〕記載の口唇化粧料。
〔4〕成分(A)の含有量が、好ましくは0.01〜15質量%、より好ましくは0.1〜10質量%である〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の口唇化粧料。
〔5〕一般式(1)中、p及びqが、分子中におけるアルキルグリセリルエーテル基;−Q−OCH2−CH(OR10)−CH2(OR11)の含有量が1〜50質量%となる数である〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の口唇化粧料。
〔6〕成分(B)含有量が、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上であり、また、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下である〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の口唇化粧料。
〔7〕成分(B)の含有量が、好ましくは1〜15質量%、より好ましくは2〜10質量%である〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の口唇化粧料。
〔8〕さらに成分(C)次の式(2)で表わされる多分岐型イソステアリン酸をエステル化して得られる液状エステル化合物を含有する〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の口唇化粧料。
Figure 0006474250
〔9〕成分(C)が、式(2)の多分岐型イソステアリン酸を多価アルコールでエステル化した液状化合物である〔8〕記載の口唇化粧料。
〔10〕成分(C)の含有量が、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、更に好ましくは20質量%以上、また好ましく60質量%以下、より好ましくは50質量%以下、更に好ましくは40質量%以下である〔8〕又は〔9〕記載の口唇化粧料。
〔11〕成分(C)の含有量が、好ましくは5〜60質量%、より好ましくは10〜50質量%、更に好ましくは20〜40質量%である〔8〕〜〔10〕のいずれかに記載の口唇化粧料。
以下、実施例及び比較例を挙げ、本発明を詳説する。本発明において使用した方法及び評価項目は下記の通りである。尚、実施例及び比較例に示す%とは質量%である。また、実施例7は参考例である。
(1)経時安定性試験方法
実施例及び比較例をそれぞれ45℃の恒温槽に静置し、3ヶ月後に観察を行い、変化のなかったものをA、僅かに油剤の分離が観察されたものをB、著しく分離が観察されたものをCとした。
(2)使用特性評価試験方法
女性パネラー20名の唇に、実施例、比較例を塗布してもらい、以下の項目について5点から1点までの5段階評価をしてもらった。20名のつけた点数の平均値を表1に示す(小数点第二位を四捨五入)。
・塗布時の感触(滑らかさ)
・塗布膜の発色
・塗布膜の艶感
・3時間経過時の艶・潤い感持続
・3時間経過時の化粧効果持続
<実施例1〜7、比較例1〜3(液状口紅)>
(製造方法)
成分1〜12を均一に溶解混合し、成分15〜17を加え、混練後再溶解する。これに成分13〜14及び18〜21を加え均一に分散混合し、半製品を得る。その半製品を脱気した後、容器に充填し、液状口紅を得る。
Figure 0006474250
※1 ジペンタエリスリトールと式(2)で示される多分岐型イソステアリン酸のテトラエステル
※2 サラコスDP−518N(日清オイリオグループ社製)
※3 一般式(1)において、R1及びR7が炭素数の最頻値が18であるアルキル基であり、R2〜R6及びR8〜R9がメチル基であり、Qが炭素数11の直鎖であるアルキレン基であり、R10〜R11が水素原子であり、p(平均値)が23であり、q(平均値)が4.0であり、重合タイプがランダム共重合のもの
※4 MAKIBEADS 150(大東化成工業社製)
※5 マイクロスフェアーM(松本油脂製薬社製)
表1に示すように、本発明の実施例1〜7は、経時安定性、塗布時の感触や仕上がり、艶・潤い感の持続性、及び、化粧効果の持続性において、比較例1〜3のものより明らかに優れたものであった。
<実施例8(リップグロス)>
下に示す処方のリップグロスを製造し、前記評価項目について評価したところ、いずれの項目においても良好なものであった。
Figure 0006474250
※1、※3、※4は、表1で用いたものと同じ
(製造方法)
成分1〜6を均一に溶解混合し、成分8〜10を加え、混練後再溶解する。これに成分7及び11〜14を加え均一に分散混合し、半製品を得る。その半製品を脱気した後、容器に充填し、リップグロスを得る。
以上のように本発明により、塗布時の使用感、塗布膜の艶及び発色に優れ、さらに、艶・潤い感の持続性、及び、化粧効果の持続性に優れた口唇化粧料を提供することができる。

Claims (2)

  1. 下記成分(A)、(B)及び(C)を含有する液状口唇化粧料。
    (A)架橋型アクリル系樹脂粉末:0.1質量%以上15質量%以下
    (B)一般式(1)で表わされるアルキルグリセリルエーテル変性シリコーン:1質量%以上15質量%以下
    Figure 0006474250
    〔式中、Qは炭素数3〜20の二価の炭化水素基を示し、R1〜R9は水素原子、炭素数1〜32の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素基又はフェニル基を示し、R10及びR11は水素原子又は炭素数1〜32の直鎖若しくは分岐鎖の炭化水素基を示し、pは1〜500の数を示し、qは1〜50の数を示す〕
    (C)次の式(2)で表わされる多分岐型イソステアリン酸を多価アルコールでエステル化して得られる液状エステル化合物
    Figure 0006474250
  2. 成分(C)を5質量%以上60質量%以下含有する請求項1記載の口唇化粧料。
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