JP2014087150A - 振動アクチュエータの駆動装置及び光学機器 - Google Patents

振動アクチュエータの駆動装置及び光学機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014087150A
JP2014087150A JP2012233605A JP2012233605A JP2014087150A JP 2014087150 A JP2014087150 A JP 2014087150A JP 2012233605 A JP2012233605 A JP 2012233605A JP 2012233605 A JP2012233605 A JP 2012233605A JP 2014087150 A JP2014087150 A JP 2014087150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external information
drive device
information input
speed
vibration actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012233605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6079126B2 (ja
Inventor
Toshikazu Morioke
利和 森桶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2012233605A priority Critical patent/JP6079126B2/ja
Publication of JP2014087150A publication Critical patent/JP2014087150A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6079126B2 publication Critical patent/JP6079126B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

【課題】異音の発生が低減されるとともに、必要に応じて制御時間が短縮可能な振動アクチュエータの駆動装置を提供する。
【解決手段】本発明の振動アクチュエータ10の駆動装置40、電気機械変換素子13に対する互いに位相の異なる2相の交番信号の入力によって振動する振動部11,12、及び、振動部11,12の振動によって振動部11,12に対して相対移動する相対移動部15を備える振動アクチュエータ10の駆動装置であって、外部情報が入力される外部情報入力部41と、外部情報入力部41に入力された外部情報に基づいて、2相の交番信号の位相差または振幅の変更速度を制御する制御部42と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、振動アクチュエータの駆動装置及び光学機器に関するものである。
圧電素子を備える振動アクチュエータは、圧電素子に入力される駆動信号の電圧、周波数または位相差を変更することで、速度が調整される。このような振動アクチュエータは、駆動信号の位相差や電圧を急激に変更すると異音が発生する。
このため、従来、振動アクチュエータの停止時に発生する異音を小さくするために、停止時において圧電素子に入力する位相差の変更速度を低速にする技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002―199749号公報
しかし、振動アクチュエータの停止時において、一律に位相差の変更速度を低速にすると、制御に要する時間が長くなるという課題がある。
本発明の課題は、異音の発生が低減されるとともに、必要に応じて制御時間が短縮可能な振動アクチュエータの駆動装置及び光学機器を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により上記課題を解決する。
請求項1に記載の発明は、電気機械変換素子に対する互いに位相の異なる2相の交番信号の入力によって振動する振動部、及び、前記振動部の振動によって前記振動部に対して相対移動する相対移動部を備える振動アクチュエータの駆動装置であって、外部情報が入力される外部情報入力部と、前記外部情報入力部に入力された外部情報に基づいて、前記2相の交番信号の位相差または振幅の変更速度を制御する制御部と、を備えることを特徴とする振動アクチュエータの駆動装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の駆動装置であって、前記振動アクチュエータは、静止画撮影または動画撮影を選択可能なカメラの撮像部に被写体光を結像させるレンズを駆動するものであり、前記外部情報入力部に入力される外部情報は、前記カメラにおいて、静止画撮影か動画撮影のいずれが選択されたかを示す情報であること、を特徴とする駆動装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の駆動装置であって、前記外部情報入力部に、静止画撮影が選択されたことを示す情報が入力された場合、前記制御部は、前記位相差の変更速度を第1の速度とし、前記外部情報入力部に、動画撮影が選択されたことを示す情報が入力された場合、前記制御部は、前記位相差の変更速度を前記第1の速度より遅い第2の速度とすること、を特徴とする駆動装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の駆動装置であって、前記外部情報入力部に入力される外部情報は、温度情報であることを特徴とする駆動装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の駆動装置であって、前記振動アクチュエータは、カメラの撮像部に被写体光を結像させるレンズを駆動するものであり、前記外部情報入力部に入力される外部情報は、前記レンズの焦点距離であること、を特徴とする駆動装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5までのいずれか1項に記載の駆動装置と、前記駆動装置により駆動される振動アクチュエータと、前記振動アクチュエータによって駆動される光学部材と、を備える光学機器である。
なお、上記構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、異音の発生が低減されるとともに、必要に応じて制御時間が短縮可能な振動アクチュエータの駆動装置及び光学機器を提供することができる。
実施形態の駆動装置によって制御される超音波モータを備えるレンズ鏡筒及びカメラを説明する図である。 実施形態のレンズ鏡筒を説明する図である。 超音波モータの駆動装置を説明するブロック図である。 駆動装置による超音波モータの駆動及び制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態の駆動装置40によって制御される超音波モータ(振動アクチュエータ)10を備えるレンズ鏡筒20及びカメラ1を説明する図である。
カメラ1は、静止画及び動画撮影が可能なカメラであって、撮像光学系であるレンズ鏡筒20と、撮像素子30と、AFE(Analog front end)回路60と、画像処理部70と、音声検出部80と、操作部材90と、CPU100と、バッファメモリ110と、記録インターフェース120と、メモリ130と、モニタ140とから構成され、外部機器のPC150との接続が可能となっている。
レンズ鏡筒20は、複数の光学レンズ群Lにより構成され、被写体像を撮像素子30の受光面に結像させる。図1では、複数の光学レンズ群Lを簡略化して、単レンズとして図示している。本実施形態では、この光学レンズ群Lのうちの、AF用のレンズを、後述する駆動装置40により制御される超音波モータ10により駆動する。
撮像素子30は、受光面に受光素子が二次元的に配列されたCMOSイメージセンサなどによって構成される。撮像素子30は、レンズ鏡筒20を通過した光束による被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成する。
アナログ画像信号は、AFE回路60に入力される。AFE回路60は、アナログ画像信号に対するゲイン調整(ISO感度に応じた信号増幅)を行う。具体的には、CPU100からの感度設定指示に応じて、撮像感度を所定範囲内で変更する。AFE回路60は、さらに、内蔵するA/D変換回路によってアナログ処理後の画像信号をデジタルデータに変換する。そのデジタルデータは、画像処理部70に入力される。
画像処理部70は、デジタル画像データに対して、各種の画像処理を行う。
バッファメモリ110は、画像処理部70による画像処理の前工程や後工程での画像データを一時的に記録する。
音声検出部80は、マイクと信号増幅部とから構成され、主に動画撮影時に被写体方向からの音声を検出して取り込み、そのデータをCPU100へ伝達する。
操作部材90は、モードダイヤル、十字キー、決定ボタンやレリーズボタンを示し、各操作に応じた操作信号をCPU100へ送出する。また、静止画撮影モードか動画撮影モードかの選択も、この操作部材90により行われる。
CPU100は、カメラ1が行う動作を統括的に制御する。例えば、AF(オートフォーカス)動作制御、AE(自動露出)動作制御、オートホワイトバランス制御などを行う。
記録インターフェース120は、不図示のコネクタを有し、該コネクタにメモリカード121等の記録媒体が接続され、接続された記録媒体に対して、データの書き込みや、記録媒体からのデータの読み込みを行う。
メモリ130は、画像処理した一連の画像データを記録する。本実施形態のカメラ1においては、動画に対応した画像を取り込む。
モニタ140は、液晶パネルによって構成され、CPU100からの指示に応じて、操作メニュー、静止画像及び動画などを表示する。
次に、レンズ鏡筒20について説明する。
図2は、本発明の一実施形態のレンズ鏡筒20を説明する図である。
レンズ鏡筒20は、レンズ鏡筒20の外周部を覆う外側固定筒31と、外側固定筒31よりも内周側に位置する内側固定筒32と、を備え、さらに外側固定筒31と内側固定筒32との間に超音波モータ10を備える。
内側固定筒32には、被写体側から第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、AF環34に保持されたAFレンズである第3レンズ群L3、第4レンズ群L4が配置されている。第1レンズ群L1、第2レンズ群L2及び第4レンズ群L4は、内側固定筒32に固定されている。第3レンズ群L3は、AF環34が移動することにより内側固定筒32に対して移動可能に構成される。
図2に示すように、超音波モータ10は、振動子11、移動子15、加圧部材18等を備え、振動子11側を固定とし、移動子15を回転駆動する形態となっている。
振動子11について説明する。図3に示すように、振動子11は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する圧電素子や電歪素子等を例とした電気−機械変換素子(以下、圧電体13と称する)と、圧電体13を接合した弾性体12とから構成されている。
弾性体12における圧電体13が接合される反対面は、溝が切られた櫛歯部12aとなっており、突起部分(溝がない箇所)の先端面が駆動面となり移動子15に加圧接触される。超音波モータ10は、圧電体13の励振により駆動面に発生する駆動力を用いて移動子15を駆動することによって第3レンズ群L3を駆動する。
弾性体12のベース部12bの櫛歯部12aとは反対面に圧電体13が接合されている。圧電体13は、円周方向に沿って2つの相(A相、B相)に分かれており、各相においては、1/2波長毎に分極が交互となった要素が並べられていて、A相とB相との間には1/4波長分間隔が空くようにしてある。
圧電体13は、一般的には通称PZTと呼ばれるチタン酸ジルコン酸鉛といった材料から構成されているが、近年では環境問題から鉛フリーの材料であるニオブ酸カリウムナトリウム、ニオブ酸カリウム、ニオブ酸ナトリウム、チタン酸バリウム、チタン酸ビスマスナトリウム、チタン酸ビスマスカリウム等から構成されることもある。
図2に示すように、圧電体13の下には、不織布16、加圧板17、加圧部材18が配置されている。加圧板17は、加圧部材18の加圧を受けるようにされている。加圧部材18は、皿バネにより構成され、加圧板17の下に配置されていて、加圧力を発生させるものである。加圧部材18は、押さえ環19が固定部材14に固定されることで、保持される。
移動子15は、アルミニウム等の軽金属からなり、移動子15の上には、振動吸収部材23が配置され、その上には、出力伝達部材24が配置されている。
出力伝達部材24は、固定部材14に設けられたベアリング25により、加圧方向と径方向とを規制し、これにより、移動子15の加圧方向と径方向とが規制されるようにされている。
出力伝達部材24は、突起部24aがあり、そこからカム環36に接続されたフォーク35が嵌合している。カム環36は、出力伝達部材24の回転とともに回転される。
カム環36には、周方向に対して斜めにキー溝37が切られている。また、AF環34の外周側には、固定ピン38が設けられている。固定ピン38は、キー溝37に嵌合していて、カム環36が回転駆動することにより、AF環34は光軸直進方向に駆動され、所望の位置に停止できるようになっている。
固定部材14には、押さえ環19がネジにより取り付けられている。
次に、超音波モータ10を駆動する駆動装置40について説明する。
図3は、カメラ1に接続されたレンズ鏡筒20における超音波モータ10の駆動装置40を説明するブロック図である。
駆動装置40は、超音波モータ10に接続されており、超音波モータ10を駆動し、また位置検出部50からレンズの位置情報、カメラ1(CPU100)からの指令、及び撮影モード情報を受信する。
駆動装置40は、駆動制御部41と、位相差制御部42と、周波数制御部43と、振幅制御部44と、を備える。さらに駆動装置40は、それらの駆動制御部41、位相差制御部42、及び周波数制御部43によって制御される駆動パルス生成部45と、駆動パルスを昇圧する駆動信号生成部46とを備える。
駆動制御部41は、カメラ1のCPU100からの駆動指令を基に超音波モータ10の駆動を制御する。駆動制御部41には、位置検出部50からレンズの位置情報が入力されるようになっている。また、後述するが、駆動制御部41には、カメラ1のCPU100から撮影モード情報も入力される。
位相差制御部42は、駆動パルス生成部45において発生される駆動信号を位相の異なる2つの駆動信号に分ける際の位相差を制御する。
周波数制御部43は、駆動パルス生成部45において発生される駆動信号の周波数を制御する。
振幅制御部44は、駆動パルス生成部45において発生される駆動信号の振幅を制御する。
駆動パルス生成部45は、位相差制御部42、周波数制御部43、及び振幅制御部44からの指令に基づく周波数、振幅及び位相差で2相の駆動信号(A相駆動信号、B相駆動信号)を発生する。
駆動信号生成部46は、駆動パルス生成部45によって発生された2つの駆動信号をそれぞれ所望の電圧に昇圧する。
駆動信号生成部46によって昇圧された2相の駆動信号(A相駆動信号及びB相駆動信号)は、超音波モータ10の圧電体13のA相及びB相に入力される。
この圧電体13への駆動信号の入力によって圧電体13が振動し、弾性体12が振動することにより移動子15が回転され、その回転が出力伝達部材24、フォーク35を介してカム環36に伝達される。カム環36の回転によって、AF環34が駆動されて第3レンズ群L3が移動される。
位置検出部50は、光学式エンコーダや磁気エンコーダ等により構成され、レンズL(第3レンズ群L3)の位置や速度を検出し、検出値を電気信号として駆動制御部41に出力する。なお、位置検出部50は、レンズLの位置を直接検出するだけでなく、超音波モータ10の回転を検出することによりレンズLの位置を間接的に検出してもよい。
次に、駆動装置40による超音波モータ10の駆動及び制御について詳細に説明する。
図4は駆動装置40による超音波モータ10の駆動及び制御を示すフローチャートである。
まず、駆動装置40の駆動制御部41に、カメラ1のCPU100から、目標位置、及びカメラ1において操作部材90により設定されたモード情報が伝達される(ステップS1)。
駆動制御部41は、伝達された目標位置情報によって、目標位置に位置決めされるように超音波モータ10の駆動速度及び駆動方向を設定する(ステップS2)。
次に、駆動制御部41は、超音波モータ10の駆動方向が、反転方向であるかどうかを判断する(ステップS3)。なお、ステップS3で超音波モータ10の駆動方向が、反転方向でない場合は、ステップS9へ進む。
超音波モータ10の駆動が反転方向である場合、カメラ1の撮影モードが静止画撮影モードか動画撮影モードかを判定する(ステップS4)。
カメラ1の撮影モードが静止画撮影モードの場合、圧電体13に入力する2つの駆動信号(A相駆動信号及びB相駆動信号)の位相差の変更速度として、速度優先の速度を設定する(ステップS5)。
速度優先とは、位相差変更時に発生する異音に関わらず、AF速度を優先としてA相駆動信号とB相駆動信号との位相差を、例えば+90°から−90°まで(または+90°から−90°まで)高速で変更し、超音波モータ10の駆動方向を迅速に変更することである。また、高速とは、次に述べる静音優先の場合と比較して速い速度ということである。
また撮影モードが動画撮影モードの場合、圧電体13に入力する2つの駆動信号(A相駆動信号及びB相駆動信号)の位相差の変更速度として、静音優先の速度を設定する(ステップS6)。
静音優先は、位相差変更時に異音が発生しない速度で、A相駆動信号とB相駆動信号との位相差を、例えば+90°から−90°まで(または+90°から−90°まで、速度優先と比較して)低速で変更し、超音波モータ10の駆動方向を変更することである。
駆動制御部41は、上述のように、静止画撮影モードか動画撮影モードかによって異なる速度で設定された位相差の変更速度を位相差制御部42に指示する(ステップS7)。
位相差制御部42は、駆動パルス生成部45を、上述のように設定された変更速度で駆動信号の位相差を変更するように制御する(ステップS8)。
駆動パルス生成部45は、位相差制御部42からの指示に基づいて、2つの駆動パルスの位相差を、設定された変更速度で、例えば+90°から−90°へ変更する(ステップS8)。
そして、ステップS2において設定された駆動周波数で超音波モータ10を駆動し(f0→f1 or f2)(ステップS9)、レンズLが所定の位置で停止するように駆動信号の周波数を変更し(f1 or f2→f0)、超音波モータ10を停止させる(ステップS10)。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
静止画撮影モードの場合、音声は録音されないので、AFレンズ駆動時において異音の発生よりも、AF速度のほうが優先的である場合が多い。
本実施形態によると、静止画撮影モードにおいて超音波モータ10の回転方向を変更する場合、超音波モータ10の圧電体13に入力する2相の駆動信号の位相差の変更速度を高速で変更し、超音波モータ10の駆動方向を迅速に変更する。したがって、静止画撮影モードでは、超音波モータ10(すなわちAFレンズ)の駆動を高速に行うことが出来る。
一方、動画撮影モードの場合、音声が録音されるので、AFレンズ駆動時において異音の発生を抑制することが重要となる場合が多い。
本実施形態によると、動画撮影モードにおいて超音波モータ10の回転方向を変更する場合、超音波モータ10の圧電体13に入力する2相の駆動信号の位相差の変更速度を、異音が発生しない低速で変更する。したがって、動画撮影モードでは、超音波モータ10(すなわちAFレンズ)の駆動を異音を発生させることなく行うことが出来る。
このように、静止画撮影モードが動画撮影モードかによって、超音波モータ10の駆動を速度優先で行うか、静音優先で行うかが選択されるので、モードに応じて最適に超音波モータ10を駆動することができる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、超音波モータ10の回転方向を反転させる場合の、駆動信号の位相差の変更の速度を、静止画撮影モードか動画撮影モードかによって切り替えた。ただし、本発明はこれに限定されず、駆動信号の振幅を変更する場合にも適用可能である。駆動信号の振幅(電圧)の変更時にも異音が発生するからである。
(2)本実施形態では、超音波モータ10の回転方向を反転させる場合の、駆動信号の位相差の変更の速度を、静止画撮影モードか動画撮影モードかによって切り替えた。ただし、本発明はこれに限定されず、動画撮影モードにおいても複数のモード、例えばスポーツモード、パーティモード、室内モード等がある場合に、スポーツモードの場合はAF速度が重要であるので、速度優先位相差変更速度で位相差を変更し、パーティモードの場合は、異音の発生があまり気にならないので、速度優先位相差変更速度で位相差を変更し、室内モードのときは、異音の発生が好ましくないので、静音優先位相差変更速度で位相差を変更する等の制御を行っても良い。
(3)本実施形態では、超音波モータ10の回転方向を反転させる場合の、駆動信号の位相差の変更の速度を、静止画撮影モードか動画撮影モードかによって切り替えた。ただし、本発明はこれに限定されない。
例えば、焦点距離に応じて、超音波モータにかかる負荷が変化する。この負荷の変化は、レンズ鏡筒によって異なるが、レンズ鏡筒自体は自己の焦点距離に応じた負荷は把握している。したがって、本発明の振動アクチュエータの駆動装置は、レンズCPUから焦点距離と負荷との対応情報を受信し、カメラから焦点距離情報を受信し、受信した焦点距離から、負荷が大きいと判断したときは、位相差の変更速度を遅くし、はわかる。負荷が小さいと判断したときは、位相差の変更速度を速くしてもよい。
(4)本実施形態では、本実施形態では、超音波モータ10の回転方向を反転させる場合の、駆動信号の位相差の変更の速度を、静止画撮影モードか動画撮影モードかによって切り替えた。ただし、本発明はこれに限定されない。
例えば、レンズ鏡筒の内部に温度検出部を設け、環境温度に応じて駆動信号の位相差の変更の速度を変更してもよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:カメラ、10:超音波モータ、11:振動子、12:弾性体、13:圧電体、15:移動子、20:レンズ鏡筒、30:撮像素子、40:駆動装置、41:駆動制御部、42:位相差制御部、43:周波数制御部、44:振幅制御部、45:駆動パルス生成部、46:駆動信号生成部、50:位置検出部

Claims (6)

  1. 電気機械変換素子に対する互いに位相の異なる2相の交番信号の入力によって振動する振動部、及び、前記振動部の振動によって前記振動部に対して相対移動する相対移動部を備える振動アクチュエータの駆動装置であって、
    外部情報が入力される外部情報入力部と、
    前記外部情報入力部に入力された外部情報に基づいて、前記2相の交番信号の位相差または振幅の変更速度を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする振動アクチュエータの駆動装置。
  2. 請求項1に記載の駆動装置であって、
    前記振動アクチュエータは、静止画撮影または動画撮影を選択可能なカメラの撮像部に被写体光を結像させるレンズを駆動するものであり、
    前記外部情報入力部に入力される外部情報は、前記カメラにおいて、静止画撮影か動画撮影のいずれが選択されたかを示す情報であること、
    を特徴とする駆動装置。
  3. 請求項2に記載の駆動装置であって、
    前記外部情報入力部に、静止画撮影が選択されたことを示す情報が入力された場合、
    前記制御部は、前記位相差の変更速度を第1の速度とし、
    前記外部情報入力部に、動画撮影が選択されたことを示す情報が入力された場合、
    前記制御部は、前記位相差の変更速度を前記第1の速度より遅い第2の速度とすること、
    を特徴とする駆動装置。
  4. 請求項1に記載の駆動装置であって、
    前記外部情報入力部に入力される外部情報は、温度情報であることを特徴とする駆動装置。
  5. 請求項1に記載の駆動装置であって、
    前記振動アクチュエータは、カメラの撮像部に被写体光を結像させるレンズを駆動するものであり、
    前記外部情報入力部に入力される外部情報は、前記レンズの焦点距離であること、
    を特徴とする駆動装置。
  6. 請求項1〜5までのいずれか1項に記載の駆動装置と、
    前記駆動装置により駆動される振動アクチュエータと、
    前記振動アクチュエータによって駆動される光学部材と、
    を備える光学機器。
JP2012233605A 2012-10-23 2012-10-23 振動アクチュエータの駆動装置及び光学機器 Active JP6079126B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012233605A JP6079126B2 (ja) 2012-10-23 2012-10-23 振動アクチュエータの駆動装置及び光学機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012233605A JP6079126B2 (ja) 2012-10-23 2012-10-23 振動アクチュエータの駆動装置及び光学機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014087150A true JP2014087150A (ja) 2014-05-12
JP6079126B2 JP6079126B2 (ja) 2017-02-15

Family

ID=50789749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012233605A Active JP6079126B2 (ja) 2012-10-23 2012-10-23 振動アクチュエータの駆動装置及び光学機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6079126B2 (ja)

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63300209A (ja) * 1987-05-30 1988-12-07 Ricoh Co Ltd バリフォ−カルレンズ制御装置
JPH02296207A (ja) * 1989-05-10 1990-12-06 Sanyo Electric Co Ltd オートフォーカスカメラ
JPH09163765A (ja) * 1995-12-07 1997-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波モータの駆動方法およびその駆動回路
JPH1118460A (ja) * 1997-06-23 1999-01-22 Canon Inc 振動波装置の駆動システムおよび光学装置
JPH11178370A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Canon Inc 振動型駆動装置及び画像形成装置
JP2002199749A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Asmo Co Ltd 超音波モータの駆動回路及び駆動方法
JP2008236834A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Olympus Corp 超音波モータの駆動装置およびその方法
JP2009151081A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Panasonic Corp 撮像装置
JP2010098884A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Olympus Imaging Corp ステップモータの駆動方法及び駆動装置並びにカメラ
JP2011101559A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Nikon Corp 振動アクチュエータ駆動装置、レンズ鏡筒、及び、電子カメラ
JP2012124995A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Nikon Corp 駆動装置、レンズ鏡筒、および、撮像装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63300209A (ja) * 1987-05-30 1988-12-07 Ricoh Co Ltd バリフォ−カルレンズ制御装置
JPH02296207A (ja) * 1989-05-10 1990-12-06 Sanyo Electric Co Ltd オートフォーカスカメラ
JPH09163765A (ja) * 1995-12-07 1997-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波モータの駆動方法およびその駆動回路
JPH1118460A (ja) * 1997-06-23 1999-01-22 Canon Inc 振動波装置の駆動システムおよび光学装置
JPH11178370A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Canon Inc 振動型駆動装置及び画像形成装置
JP2002199749A (ja) * 2000-12-25 2002-07-12 Asmo Co Ltd 超音波モータの駆動回路及び駆動方法
JP2008236834A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Olympus Corp 超音波モータの駆動装置およびその方法
JP2009151081A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Panasonic Corp 撮像装置
JP2010098884A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Olympus Imaging Corp ステップモータの駆動方法及び駆動装置並びにカメラ
JP2011101559A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Nikon Corp 振動アクチュエータ駆動装置、レンズ鏡筒、及び、電子カメラ
JP2012124995A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Nikon Corp 駆動装置、レンズ鏡筒、および、撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6079126B2 (ja) 2017-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10871700B2 (en) Drive apparatus, drive method, and optical device
JP5927977B2 (ja) アクチュエータ装置、レンズ鏡筒およびカメラ
US9184677B2 (en) Driving device, lens barrel, and image capturing apparatus
JP5446448B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP5910165B2 (ja) カメラ
JP6079126B2 (ja) 振動アクチュエータの駆動装置及び光学機器
JP5482731B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2014233174A (ja) 振動波モータの駆動装置、光学機器及び振動波モータの駆動方法
WO2013125635A1 (ja) アクチュエータ装置、レンズ鏡筒およびカメラ
JP6579207B2 (ja) 振動波モータ、レンズ鏡筒及びカメラ
JP2018207779A (ja) 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及びカメラ
JP2013171239A (ja) 電子カメラおよびレンズ鏡筒
JP6136137B2 (ja) 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及びカメラ
JP6314449B2 (ja) 振動波モータの駆動装置、レンズ鏡筒及びカメラ
JP6406386B2 (ja) 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及びカメラ
JP6007788B2 (ja) 振動アクチュエータの駆動装置、駆動方法及び光学機器
JP2012063423A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2022110185A (ja) 振動型アクチュエータの制御装置および駆動装置
JP6659995B2 (ja) 振動波モータ及び光学機器
JP5569488B2 (ja) レンズ鏡筒およびカメラ
JP6435600B2 (ja) 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒及びカメラ
JP2013188069A (ja) 電子カメラおよびレンズ鏡筒
JP2015107002A (ja) 振動アクチュエータ及び光学機器
JP2014236578A (ja) 振動波モータの駆動装置、レンズ鏡筒、カメラ及び駆動方法
JP2015107000A (ja) 振動アクチュエータ及び光学機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160712

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160909

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20161003

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20161003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6079126

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250