JP2010098884A - ステップモータの駆動方法及び駆動装置並びにカメラ - Google Patents

ステップモータの駆動方法及び駆動装置並びにカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】コストアップすることなく負荷トルクを検出し、最適な制御を行うことのできるステップモータの駆動方法及び駆動装置並びにカメラを提供することである。
【解決手段】撮像装置は、ステップモータ50により駆動されるレンズ鏡胴60のカム枠61と、このカム枠61の移動を検出するエンコーダ検出部64とを有している。そして、マイクロコントローラ55は、上記カム枠61が移動しない周波数から相対的に低い周波数へ周波数を変化させながら、モータドライバ46を介してステップモータ55へ駆動パルスを供給する。それと共に、エンコーダ検出部64の出力をモニタして、その出力から上記カム枠61の移動を検出すると、この検出時の駆動パルスの周波数を基準に加速駆動を開始する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ステップモータの駆動技術に関し、特に負荷に変動がある場合であっても精密な送り精度を得、高速に送ることのできるステップモータの駆動方法及び駆動装置並びにカメラに関する。
ステップモータは、速度或いは位置制御用の駆動装置として、カメラ等のデジタル機器、コピー機、FAX等のOA機器、若しくは工作機器等のFA機器にも広く使用されている。そして、こうしたステップモータを駆動するために、ステップ角を細分化して制御する必要がある。
ところで、ステップモータを使用するレンズ駆動機構に於いて、負荷に変動(例えば、温度、被駆動部の位置、姿勢差等)がある場合は、軽い負荷状態の場合は正常に加速できても、重い負荷の場合は加速することができず、脱調してしまうことがある。
このため、重い負荷を想定した加速曲線を使用することが考えられるが、このようにすると、軽い負荷の場合であっても重い負荷を想定した加速曲線を使用するため、移動時間が長くなるという問題を有している。
また、例えば下記特許文献1には、負荷であるカートリッジの有無を検出して負荷予測、または紙送りの制御過程での負荷を予測して、ステップモータの励磁電流値を調整する技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、画像形成装置に於いて、トルクセンサを使用してトルクを検出し、ステップモータの励磁電流値または電圧値を調整する技術が開示されている。
特開平4−183299号公報 特開平4−96688号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の装置では、カートリッジの有無の簡単な負荷予測しかできない、或いは制御過程の負荷予測も実際と異なる場合がある。更に検出手段を新たに設けなければならない等、コストアップにつながるものであった。
また、上記特許文献2に記載の装置では、トルクセンサを必要とするため、コストアップにつながるものであった。
したがって本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ステップモータを使用したレンズ駆動機構に於いて、コストアップすることなく負荷トルクを検出し、最適な制御を行うことのできるステップモータの駆動方法及び駆動装置並びにカメラを提供することである。
すなわち本発明は、ステップモータにより駆動される被駆動体と、この被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出する移動検出手段と、を有する装置に於けるステップモータの駆動方法であって、上記被駆動体が移動しない周波数から相対的に低い周波数へ周波数を変化させながら上記ステップモータへ駆動パルスを供給すると共に、上記検出手段の出力をモニタし、上記検出手段の出力から上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出すると、この検出時の駆動パルスの周波数を基準に加速駆動若しくは定速運動を開始することを特徴とする。
また本発明は、ステップモータにより駆動される被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出して上記ステップモータの駆動を制御するステップモータの駆動方法であって、上記被駆動体が移動しない周波数から相対的に低い周波数へ周波数を変化させながら上記ステップモータへ駆動パルスを供給し、上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転の有無を検出し、上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出すると、該検出時の上記ステップモータの駆動パルスの周波数を基準に加速駆動若しくは定速運動を開始することを特徴とする。
更に本発明は、ステップモータと、上記ステップモータにより駆動される被駆動体と、上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出する移動検出手段と、上記ステップモータを駆動する駆動手段と、上記駆動手段へ駆動パルスを供給する制御手段と、を具備し、上記制御手段は、相対的に高い周波数から低い周波数へ駆動パルスを変化させながら上記駆動手段へ供給すると共に、上記移動検出手段をモニタし、上記移動検出手段によって上記被駆動体の変位若しくは上記ステップモータの回転を検出すると、この検出時の駆動パルスの周波数を基準に加速駆動若しくは定速運動を開始することを特徴とする。
本発明は、ステップモータと、上記ステップモータにより駆動される被駆動体と、上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出する移動検出手段と、上記ステップモータを駆動する駆動手段と、上記駆動手段へ駆動パルスを供給する駆動パルス制御手段と、上記駆動パルス制御手段が上記被駆動体を移動させる際に、上記駆動手段へ出力する駆動パルスの初期値を検出し、この初期値を記憶する周波数検出手段と、を具備し、上記駆動パルス制御手段は、上記周波数検出手段による初期値の検出がなされていないときは、上記周波数検出手段により初期値を検出させた後に、駆動パルスの周波数として検出された初期値を設定して加速駆動を開始し、上記周波数検出手段による初期値の検出がなされているときは、上記周波数検出手段により記憶された初期値を読み出して、駆動パルスの周波数としてこの初期値を設定して加速駆動若しくは定速運動を開始することを特徴とする。
本発明は、ステップモータを駆動源として被駆動体を駆動可能なステップモータの駆動装置に於いて、上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出する移動検出手段と、相対的に高い周波数から低い周波数へ駆動パルスを変化させながら上記ステップモータに駆動パルスを供給し、上記移動検出手段によって上記被駆動体の変位若しくは上記ステップモータの回転を検出すると、この検出時の駆動パルスの周波数を基準に該周波数を上昇させながら、或いはこの検出時の駆動パルスの周波数と同じ周波数で上記ステップモータに駆動パルスを供給するように制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
そして本発明は、駆動源であるステップモータと、上記ステップモータにより駆動される被駆動体と、上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出する移動検出手段と、上記被駆動体を移動させる際に、上記ステップモータに供給する駆動パルスの初期値を検出する周波数検出手段と、この周波数検出手段で検出された上記駆動パルスの初期値を記憶する記憶手段と、上記ステップモータに駆動パルスを供給するもので、上記周波数検出手段による上記駆動パルスの初期値の検出がなされていない場合は、上記周波数検出手段により上記初期値を検出した後に、駆動パルスの周波数として検出された初期値を設定して上記ステップモータの加速駆動を開始し、上記周波数検出手段による上記駆動パルスの初期値の検出がなされている場合は、上記記憶手段により記憶された初期値を読み出して、駆動パルスの周波数としてこの当該初期値を設定して加速駆動若しくは定速運動を開始するように制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
本発明は、上記ステップモータの駆動装置を撮影レンズの駆動用として適用することを特徴とする。
本発明によれば、ステップモータを使用したレンズ駆動機構に於いて、コストアップすることなく負荷トルクを検出し、最適な制御を行うことのできるステップモータの駆動方法及び駆動装置並びにカメラを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明が適用される撮像装置の構成を示すブロック図である。
本撮像装置10は、変倍レンズ群11、フォーカスレンズ群12から成るズームレンズ、露出を制御するための絞り機構13、被写体像を電気信号に変換するCCD撮像素子14、該CCD撮像素子14の信号をデジタル信号に変換する撮像回路15、信号バス100に接続されデジタル信号化された撮像信号に各種の処理を施すためのAE処理部18、AF処理部19、画像処理回路20、不揮発性メモリ21、内蔵メモリ22、圧縮伸張部23、メモリカード24、LCDドライバ25を備えている。
更に本撮像装置は、各部を統括的に制御するためのシステムコントローラ30、各種操作スイッチから成る入力部31、CCD撮像素子14を制御するためのTG回路32、CCDドライバ33、警報等を出力するスピーカ34、電源部35、操作状態及びモード状態等を表示するためのLCD37、レンズを駆動制御するためのズーム制御部41、フォーカス制御部42、絞り13を制御するための絞り制御部43、ステップモータ49、50、51、及び該ステップモータ49、50、51を駆動するためのモータドライバ45、46、47を備えている。
本撮像装置10に於いては、システムコントローラ30が全ての制御を統括的に行っており、特に露出制御、CCD撮像素子14の駆動制御による信号の読出し、画像処理に係る一連の処理を担っている。
次に、この撮像装置10の動作について説明する。
入力部31には、ズームレバー、レリーズSW、パワースイッチなどの各種の操作スイッチが設けられている。撮影者がズームレバーによって画角を変更する操作を行うと、システムコントローラ30では、ズーム制御部41に対してモータドライバ45を介してステップモータ49を駆動し、変倍レンズ群11を移動する指示を出力する。
続いて、撮影者がレリーズSWを操作して1段階押し込むと、AE、AF動作が行われる。AE動作に於いては、撮像回路15からの画像信号がAE処理部18に取り込まれる。AE処理部18では所定領域の画像信号を積算したAE評価値を算出してその値をシステムコントローラ30に送信する。
システムコントローラ30では、AE評価値を内部の基準値と比較して、例えば被写体の輝度が低いと判断したときは、TG回路32を介して撮像回路15の増幅率を増加させる、或いは絞り制御部43に対してモータドライバ47を介してステップモータ51を駆動して、絞り13の開閉などの操作を指示する。このようにして、適切な露出制御が実行される。
次に、AF動作が行われる。撮像回路15からの画像信号はAF処理部19に入力され、AF処理部19ではフィルタ処理によって画像信号から高周波成分が取り出される。そして、その高周波成分を積算したAF評価値、或いはコントラスト値を算出してその値をシステムコントローラ30に送信する。このシステムコントローラ30では、AF評価値が最大となるように、フォーカス制御部42に対してモータドライバ46を介してステップモータ50の駆動を制御する。このようにして、合焦制御が実行される。
レリーズSWの2段の押し込みがなされると、通常の撮影動作が開始される。
撮影動作が開始されると、被写体の像は変倍レンズ群11、フォーカスレンズ群12及び絞り13を介して撮像素子14に結像される。そして、撮像素子14で生成した撮像信号は、撮像回路15に入力されCDS(相関2重サンプリング)、信号増幅等の処理が施された後、デジタル信号に変換されて信号バス100に出力される。
この信号バス100には、AE処理部18、AF処理部19、画像処理回路20、不揮発性メモリ21、内蔵メモリ22、圧縮伸張部23、メモリカード24、LCDドライバ25等が接続されている。
撮像回路15からの画像データは、一旦内蔵メモリ22内にバッファされた後、画像処理回路20に於いてY/C、色マトリクス等の処理が施される。そして、圧縮伸張部23に於いて画像圧縮された後、メモリカード24に格納される。一方、撮像回路15からの画像データは、映像信号としてLCDドライバ25に入力され、スルー画像としてLCD37に表示される。
また、撮影者が画像の再生操作を行った場合は、メモリカード24に保存されている画像データが読出され、圧縮伸張部23に於いて伸張処理がなされる。その後、画像処理回路20にて所要サイズの画像に変換されて、LCDドライバ25に入力されLCD37に表示される。
尚、不揮発性メモリ21には、上述した各処理を行うための種々のプログラム、或いは設定値が格納されている。
図2は、図1のフォーカスレンズ群12に於けるレンズ駆動機構及びその制御系を示した図である。
図2には示されないが、フォーカスレンズ群12はレンズ鏡胴60の鏡筒部53内に取り付けられている。そして、この鏡筒部53の所定の端部には、ステップモータ50及び該ステップモータ50の駆動力を伝達するギアユニット62が設けられている。上記ステップモータ50の回転軸は、ギアユニット62の入力軸と接続している。カム枠61は、鏡筒部53の円周方向に摺動自在に設けられているもので、ギアユニット62の出力ギアであるピニオンギア62aと噛合するギア61aが、カム枠61の内側面の一部に形成されている。
また、カム枠61には、その円周面に沿って斜めにカム溝66が形成されている。一方、上述したフォーカスレンズ群の所定位置には、軸方向に移動可能なカムピン67が形成されている。更に、カム枠61のギア61aが設けられている側の端部近傍には負荷検出用のエンコーダスケール63が設けられている。このエンコーダスケール63に対向して、カム枠61の近傍にはエンコーダ検出部64が設けられている。このエンコーダ検出部64の出力は、マイクロコントローラ55に供給される。
上記ステップモータ50は、システムコントローラ30から、フォーカス制御部42内のマイクロコントローラ55と、モータドライバ46を介して出力される駆動信号によって駆動されるようになっている。マイクロコントローラ55は、プログラムやステップモータ50の駆動周波数等の制御パラメータが記憶されている記憶部を有している。
いま、システムコントローラ30からの指示によりステップモータ50が駆動されると、ギア61aとギアユニット62が噛合することによって、カム枠61が鏡筒部53の円周面に沿って所定方向に回転する。すると、カム溝66に沿ってカムピン67の位置が相対的に移動する。つまり、カムピン67は軸方向にしか移動しないので、カムピン67の位置に合わせて、該カムピン67に結合したフォーカスレンズ群12が軸方向に移動して、合焦動作が行われるようになっている。
次に、図3のタイミングチャート及び図4のフローチャートを参照して、第1の実施形態に於ける撮像装置10のステップモータ50の駆動方法について説明する。
図3は第1の実施形態に於ける撮像装置10のステップモータ50の駆動方法について説明するためのもので、(a)はステップモータ50に供給される駆動パルスのタイミングチャート、(b)はステップモータ50(または負荷)のエンコーダ出力のタイミングチャートである。また、図4は、第1の実施形態に於ける撮像装置10のステップモータ50の駆動方法について説明するためのフローチャートである。
尚、この制御動作は、主にシステムコントローラ30によって行われる。
本シーケンスが開始されると、先ず、ステップS1にて、システムコントローラ30からマイクロコントローラ55を介して、所定の高周波パルスの信号がモータドライバ46に出力される。すると、この信号に従って、図3(a)のタイミングチャートに示されるように、時刻t0 よりモータドライバ46によってステップモータ50の駆動が開始される。
すると、ステップS2にて、ステップモータ50の駆動により、ギアユニット62を介してカム枠61が所定方向に回転し初め、エンコーダ検出部64によってエンコーダスケール63が読み取られ、その出力がマイクロコントローラ55に供給される。そして、続くステップS3に於いて、エンコーダ検出部64の出力に変化があるか否かが判断される。
ここで、エンコーダ出力に変化が無い場合は、ステップS4に移行してステップモータ50の駆動パルス周波数が下げられる。この例では、図3(a)のタイミングチャートに示されるように、T1の期間は周波数の高い方から駆動パルスがステップモータ50に供給され、徐々にその周波数が下げられるようになっている。
その後、上記ステップS2に移行して、エンコーダ出力に変化が現れるまで、上述したステップS2〜S4の処理動作が繰り返される。
そして、ステップS3に於いてエンコーダ出力に変化がある場合(時刻t1 )は、ステップS5に移行して、動き始めた周波数から加速駆動が開始される。この加速駆動が行われる周波数のデータは、マイクロコントローラ55内の図示されない記憶部にテーブルデータとして記憶されている。同時に、ステップS6にて、駆動パルスのカウントが、システムコントローラ30内の図示されないカウンタによって開始される。
次いで、ステップS7にて、駆動パルス数に応じた周波数が、上記マイクロコントローラ55内の図示されないテーブルデータより読出される。これにより、周波数が変更される。そして、続くステップS8に於いて、負荷であるレンズ鏡胴60を駆動するためのパルス数が所定値に達したか否かが判断される。ここで、パルス数が所定値に達していない場合は、上記ステップS7に移行して、駆動パルス数が所定値に達したと判断されるまで、上述した動作が繰り返される。
そして、上記駆動パルス数が所定値に達したならば、ステップS9に移行して、ステップモータ50の駆動が停止されて、本シーケンスが終了する。
このように、第1の実施形態によれば、ステップモータの駆動周波数を変化させながらエンコーダ出力によってステップモータの動き出しを検出し、この動き出しを検出した後に該モータを加速駆動するので、コストアップすることなく負荷トルクを検出し、最適な制御を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態では、全ての場合についてステップモータの駆動周波数の制御を行っているが、本第2の実施形態では、駆動開始する際の周波数の初期値の測定動作が駆動装置の動作中に一度行われるとその初期値を記憶し、2回目以降のモータの駆動に際しては記憶された初期値を利用するようにしている。
尚、以下に述べる第2の実施形態に於いて、撮像装置10の構成及び基本的な動作については、図1乃至図4に示される上述した第1の実施形態の撮像装置10の構成及び動作と同じであるので、これらの構成及び動作については、同一の部分には同一の参照番号を付して、その図示及び説明は省略するものとし、異なる動作についてのみ説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態に於ける撮像装置10のステップモータ50の駆動方法について説明するためのフローチャートである。
本シーケンスが開始されると、先ず、ステップS11に於いて、ステップモータ50が実質的に駆動(加速駆動)される際の駆動パルスの初期値とされる周波数が、既に測定されているか否かが判断される。ここで、既に測定されているならばステップS12へ移行し、測定されていない場合はステップS13へ移行する。
ステップモータ50が駆動される際の最初の周波数(初期値)は、ステップモータ50の負荷の条件によって変化する。したがって、既に初期値が測定されていても負荷条件が変化すると、既に測定された初期値は使用することができず、新たに測定する必要がある。そのため、ステップS12では、ステップモータ50の駆動負荷の条件が変化していないかが判断される。
この条件の変化とは、次のようなものが考えられる。例えば、温度の変化が検出され、初期値が測定された時よりも温度が所定値以上変化した場合はステップS13へ移行し、変化がない場合はステップS19へ移行する。或いは、レンズがズームレンズであった場合は、レンズの焦点距離が変化することで、レンズ鏡胴60の負荷が変わることもある。この場合は、焦点距離の変化が検出された場合にステップS13に移行し、変化がなければステップS19に移行する。
また、例えば、カメラの方向(レンズが上向きに駆動される状況、下向きに駆動される状況)の変化より、負荷状況が変化する。この場合は、カメラ方向の変化が検出されたならばステップS13へ移行し、変化がないならばステップS19へ移行する。更に、ステップモータ50の駆動回数により負荷状況が変化する。この場合は、所定回数駆動動作が実施された際には初期値が更新されるためにステップS13へ移行し、そうでない場合はステップS19へ移行する。
このステップS19では、既に記憶された駆動周波数の初期値が、マイクロコントローラ55の内部RAM(図示せず)から読み出される。この初期値が、駆動開始時の駆動パルスの周波数とされる。
一方、ステップS13では、システムコントローラ30からマイクロコントローラ55を介して、所定の高周波パルスの信号がモータドライバ46に出力される。すると、この信号に従って、モータドライバ46によってステップモータ50の駆動が開始される。次いで、ステップS14にて、ステップモータ50の駆動により、ギアユニット62を介してカム枠61が所定方向に回転し、エンコーダ検出部64によってエンコーダスケール63が読み取られ、その出力がマイクロコントローラ55に供給される。そして、続くステップS15に於いて、エンコーダ検出部64の出力に変化があるか否かが判断される。
ここで、エンコーダ出力に変化が無い場合は、ステップS16に移行してステップモータ50の駆動パルス周波数が下げられる。この例では、図3(a)のタイミングチャートに示されるように、T1の期間は周波数の高い方から駆動パルスがステップモータ50に供給され、徐々にその周波数が下げられるようになっている。
その後、上記ステップS14に移行して、エンコーダ出力に変化が現れるまで、上述したステップS14〜S16の処理動作が繰り返される。
そして、ステップS15に於いてエンコーダ出力に変化がある場合(時刻t1 )は、ステップS17に移行して、測定された駆動パルスの周波数が、マイクロコントローラ55の図示されない内部RAMに一時的に記憶される。次いで、ステップS18に移行して、動き始めた周波数から加速駆動が開始される。この加速駆動が行われる周波数のデータは、マイクロコントローラ55内の図示されない記憶部にテーブルデータとして記憶されている。同時に、ステップS20にて、駆動パルスのカウントが、システムコントローラ30内の図示されないカウンタによって開始される。
次に、ステップS21にて、駆動パルス数に応じた周波数が、上記マイクロコントローラ55内の図示されないテーブルデータより読出される。これにより、周波数が変更される。そして、続くステップS22に於いて、負荷であるレンズ鏡胴60を駆動するためのパルス数が所定値に達したか否かが判断される。ここで、パルス数が所定値に達していない場合は、上記ステップS21に移行して、駆動パルス数が所定値に達したと判断されるまで、上述した動作が繰り返される。
そして、上記駆動パルス数が所定値に達したならば、ステップS23に移行して、ステップモータ50の駆動が停止されて、本シーケンスが終了する。
このように、第2の実施形態によれば、駆動開始する際の周波数の初期値の測定動作を駆動装置の動作中に一度行われるとその初期値が記憶され、2回目のモータの駆動に際しては記憶された初期値を利用することができるので、初期値の測定動作を毎回実施する第1の実施形態に比べて更に短い時間で最適にモータを制御することができる。
また、モータの負荷条件が変化したと考えられる場合は、再度、初期値の測定動作が実行されるので、負荷変動に対しても対応できる。
尚、上述した実施形態に於いては、移動検出手段であるエンコーダ検出部64は、ステップモータ50により駆動される被駆動体であるレンズ鏡胴60の移動を検出するとして説明したが、これに限られるものではない。移動検出手段としては、被駆動体の移動検出だけに限られずに、ステップモータ50の回転を直接検出するセンサ等であってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態以外にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
更に、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明が適用される撮像装置の構成を示すブロック図である。 図1のフォーカスレンズ群12に於けるレンズ駆動機構及びその制御系を示した図である。 第1の実施形態に於ける撮像装置10のステップモータ50の駆動方法について説明するためのもので、(a)はステップモータ50に供給される駆動パルスのタイミングチャート、(b)はステップモータ50(または負荷)のエンコーダ出力のタイミングチャートである。 第1の実施形態に於ける撮像装置10のステップモータ50の駆動方法について説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に於ける撮像装置10のステップモータ50の駆動方法について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10…撮像装置、11…変倍レンズ群、12…フォーカスレンズ群、13…絞り機構、14…CCD撮像素子、15…撮像回路、18…AE処理部、19…AF処理部、20…画像処理回路、21…不揮発性メモリ、22…内蔵メモリ、23…圧縮伸張部、24…メモリカード、25…LCDドライバ、30…システムコントローラ、31…入力部、32…TG回路、33…CCDドライバ、34…スピーカ、35…電源部、37…LCD、41…ズーム制御部、42…フォーカス制御部、43…絞り制御部、45、46、47…モータドライバ、49、50、51…ステップモータ、53…鏡筒部、55…マイクロコントローラ、61…カム枠、61a…ギア、62…ギアユニット、62a…ピニオンギア、63…エンコーダスケール、64…エンコーダ検出部、66…カム溝、67…カムピン。

Claims (10)

  1. ステップモータにより駆動される被駆動体と、この被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出する移動検出手段と、を有する装置に於けるステップモータの駆動方法であって、
    上記被駆動体が移動しない周波数から相対的に低い周波数へ周波数を変化させながら上記ステップモータへ駆動パルスを供給すると共に、上記検出手段の出力をモニタし、上記検出手段の出力から上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出すると、この検出時の駆動パルスの周波数を基準に加速駆動若しくは定速運動を開始する
    ことを特徴とするステップモータの駆動方法。
  2. ステップモータにより駆動される被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出して上記ステップモータの駆動を制御するステップモータの駆動方法であって、
    上記被駆動体が移動しない周波数から相対的に低い周波数へ周波数を変化させながら上記ステップモータへ駆動パルスを供給し、
    上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転の有無を検出し、
    上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出すると、該検出時の上記ステップモータの駆動パルスの周波数を基準に加速駆動若しくは定速運動を開始する
    ことを特徴とするステップモータの駆動方法。
  3. ステップモータと、
    上記ステップモータにより駆動される被駆動体と、
    上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出する移動検出手段と、
    上記ステップモータを駆動する駆動手段と、
    上記駆動手段へ駆動パルスを供給する制御手段と、
    を具備し、
    上記制御手段は、相対的に高い周波数から低い周波数へ駆動パルスを変化させながら上記駆動手段へ供給すると共に、上記移動検出手段をモニタし、上記移動検出手段によって上記被駆動体の変位若しくは上記ステップモータの回転を検出すると、この検出時の駆動パルスの周波数を基準に加速駆動若しくは定速運動を開始する
    ことを特徴とするステップモータの駆動装置。
  4. ステップモータと、
    上記ステップモータにより駆動される被駆動体と、
    上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出する移動検出手段と、
    上記ステップモータを駆動する駆動手段と、
    上記駆動手段へ駆動パルスを供給する駆動パルス制御手段と、
    上記駆動パルス制御手段が上記被駆動体を移動させる際に、上記駆動手段へ出力する駆動パルスの初期値を検出し、この初期値を記憶する周波数検出手段と、
    を具備し、
    上記駆動パルス制御手段は、上記周波数検出手段による初期値の検出がなされていないときは、上記周波数検出手段により初期値を検出させた後に、駆動パルスの周波数として検出された初期値を設定して加速駆動を開始し、上記周波数検出手段による初期値の検出がなされているときは、上記周波数検出手段により記憶された初期値を読み出して、駆動パルスの周波数としてこの初期値を設定して加速駆動若しくは定速運動を開始する
    ことを特徴とするステップモータの駆動装置。
  5. 上記周波数検出手段は、相対的に高い周波数から低い周波数へ駆動パルスを変化させながら上記駆動手段へ供給すると共に、上記移動検出手段をモニタし、上記移動検出手段によって上記被駆動体の移動を検出すると、このときの駆動パルスの周波数を初期値として記憶する
    ことを特徴とする請求項4に記載のステップモータの駆動装置。
  6. ステップモータを駆動源として被駆動体を駆動可能なステップモータの駆動装置に於いて、
    上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出する移動検出手段と、
    相対的に高い周波数から低い周波数へ駆動パルスを変化させながら上記ステップモータに駆動パルスを供給し、上記移動検出手段によって上記被駆動体の変位若しくは上記ステップモータの回転を検出すると、この検出時の駆動パルスの周波数を基準に該周波数を上昇させながら、或いはこの検出時の駆動パルスの周波数と同じ周波数で上記ステップモータに駆動パルスを供給するように制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とするステップモータの駆動装置。
  7. 上記移動検出手段によって上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出すると、このときの駆動パルスの周波数を初期値として記憶する記憶手段を更に具備することを特徴とする請求項6に記載のステップモータの駆動装置。
  8. 駆動源であるステップモータと、
    上記ステップモータにより駆動される被駆動体と、
    上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出する移動検出手段と、
    上記被駆動体を移動させる際に、上記ステップモータに供給する駆動パルスの初期値を検出する周波数検出手段と、
    この周波数検出手段で検出された上記駆動パルスの初期値を記憶する記憶手段と、
    上記ステップモータに駆動パルスを供給するもので、上記周波数検出手段による上記駆動パルスの初期値の検出がなされていない場合は、上記周波数検出手段により上記初期値を検出した後に、駆動パルスの周波数として検出された初期値を設定して上記ステップモータの加速駆動を開始し、上記周波数検出手段による上記駆動パルスの初期値の検出がなされている場合は、上記記憶手段により記憶された初期値を読み出して、駆動パルスの周波数としてこの当該初期値を設定して加速駆動若しくは定速運動を開始するように制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とするステップモータの駆動装置。
  9. 上記制御手段は、相対的に高い周波数から低い周波数へ駆動パルスを変化させながら上記ステップモータに駆動パルスを供給し、上記移動検出手段によって上記被駆動体の移動若しくは上記ステップモータの回転を検出すると、この検出時の駆動パルスの周波数を初期値として上記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項8に記載のステップモータの駆動装置。
  10. 請求項3乃至9の何れか1項に記載のステップモータの駆動装置を撮影レンズの駆動用として適用することを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014087150A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Nikon Corp 振動アクチュエータの駆動装置及び光学機器

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