JP2008129371A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体の輝度やコントラストによらず、合焦度合を示す表示を見ながらマニュアル操作により容易に被写体に合焦させる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像手段の出力信号から画像のコントラストに対応する焦点信号を抽出する抽出手段(#305)と、焦点信号を正規化するための正規化データとして記憶する記憶手段(#306)と、撮影状況が変化した際に抽出される焦点信号を正規化データとして更新して記憶手段に記憶させる更新手段(#306)と、撮像画像を表示するとともに、被写体の合焦度合を表示する表示手段と、記憶手段に記憶されている正規化データを用いて焦点信号を正規化し、該正規化された値に基づいて合焦度合の表示信号を生成し、表示手段に前記合焦度合の表示を行う表示制御手段(#307,#308)とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、合焦度合いを表示する表示手段を有する撮像装置に関するものである。
従来から電子スチルカメラやビデオカメラなどにおいて、撮影者自らの操作によりフォーカスレンズを動かすことによって被写体に合焦させることが可能な、マニュアルフォーカス機能が使われている。この際、撮影者は電子ビューファインダ上に映し出される画像のボケ具合を見ながら、最も合焦していると思われる位置にフォーカスレンズを動かす。
しかし、電子ビューファインダは画面が小さく、解像度も低いため、これに映し出される画像を見ながら撮影者が正確にピント合せをすることは困難であった。
そこで、電子ビューファインダに合焦度合を表示する方式が特許文献1により提案されている。特許文献1によれば、撮像素子の出力に所定の信号処理を施すことにより合焦度合データである焦点評価値(焦点信号)を生成し、電子ビューファインダ上にバー表示(棒グラフ)などを用いて合焦度合を表示するように構成されている。
上記焦点評価値は、S/Nを向上させるためにバンドパスフィルタの出力を積分することが多い。このようにすると、異なる被写体では、同じようにジャストピント状態であっても焦点評価値のレベルは大きく変わる。これは被写体のコントラストに依存して焦点評価値が大きく変わるためである。また、同じコントラストの被写体であっても、被写体の輝度が異なると、焦点評価値のレベルは大きく変わる。
同様にピントが外れた状態であっても、被写体のコントラストや輝度によって焦点評価値のレベルは変わってしまう。
さらに、コントラストが高く、輝度も高い被写体の場合は、ピントが合っている状態と合っていない状態とでは焦点評価値が大きく変化する。これに対し、コントラストが低く、輝度も低い被写体では、ピントが合っている状態と合っていない状態とでは焦点評価値の変化量は少ない。
特開2002−341236号公報
上記のように被写体の条件によって大きくレベルの変わる焦点評価値を、電子ビューファインダに一つのバーで表示しようとすると、低コントラストかつ低輝度の被写体では、合焦度合に対する焦点評価値の変化量は小さい。そのため、電子ビューファインダ上のバーの変化が小さくなり、どの位置がジャストピントなのか判らず、ピント合せが困難になる。
以下、これを図8および図9を用いて説明する。図8は低コントラストかつ低輝度の被写体に合焦したときのバー表示を示し、図9は同じ被写体に対してピントが外れたときのバー表示を示している。
これらの図において、ピントが合うほどバーの下側の黒色部分が上方に伸びていくが、図8と図9それぞれのバー表示の比較から明らかなように、低コントラストかつ低輝度の被写体では合焦度合に対してバーの変化は非常に小さい。よって、このバー表示からは合焦と非合焦の区別がつきにくく、ピント合せを行うことは非常に困難になる。
そこで、低コントラストかつ低輝度の被写体に対応して、焦点評価値の変化が小さい場合でも、バーの変化量が大きくなるように表示することが考えられる。しかし、被写体が高コントラストかつ高輝度であった場合、焦点評価値の変化量は大きいので、電子ビューファインダ上のバーの変化量が非常に大きくなり、電子ビューファインダでの表示範囲の限界を超え、表示しきれなくなってしまう。
これを図10および図11を用いて説明する。図10は高コントラストかつ高輝度の被写体に合焦したときのバー表示を示し、図11は同じ被写体に対してピントが外れたときのバー表示を示している。
図10と図11では、説明のためにバーが画面からはみ出しているが、実際にははみ出して表示はできないので、最もバーが伸びた状態が分からなくなってしまう。従って、フォーカスレンズがどの位置で合焦になるのか判らなくなってしまい、ピント合せが非常に困難になる。
(発明の目的)
本発明の目的は、被写体の輝度やコントラストによらず、合焦度合を示す表示を見ながらマニュアル操作により容易に被写体に合焦させることができる撮像装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、撮像手段の出力信号から画像のコントラストに対応する焦点信号を抽出する抽出手段と、前記焦点信号を正規化するための正規化データとして記憶する記憶手段と、撮影状況が変化した際に抽出される焦点信号を正規化データとして更新して前記記憶手段に記憶させる更新手段と、撮像画像を表示するとともに、被写体の合焦度合を表示する表示手段と、前記記憶手段に記憶されている前記正規化データを用いて前記焦点信号を正規化し、該正規化された値に基づいて前記合焦度合の表示信号を生成し、前記表示手段に前記合焦度合の表示を行う表示制御手段とを有する撮像装置とするものである。
本発明によれば、被写体の輝度やコントラストによらず、合焦度合を示す表示を見ながらマニュアル操作により容易に被写体に合焦させることができる撮像装置を提供できるものである。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例に示す通りである。
図1は本発明の一実施例に係わる撮像装置の回路構成を示すブロック図である。図1において、101は後述する撮像素子上に焦点を合わせるためのフォーカスレンズ、102はフォーカスレンズ101の初期位置を検出するフォトインタラプタである。103はフォーカスレンズ101を駆動するモータ、104はフォーカスレンズ駆動モータ103に駆動信号を入力してフォーカスレンズ101を動かすフォーカスレンズ駆動回路である。105は絞り、シャッタなどの光量調節部材、106は光量調節部材105を駆動する光量調節部材駆動モータ、107は光量調節部材駆動モータ106に駆動信号を入力して光量調節部材105を動かす光量調節部材駆動回路である。
108は撮影レンズの焦点距離を変更するズームレンズ、109はズームレンズ108の初期位置を検出するフォトインタラプタである。110はズームレンズ108を駆動するモータ、111はズームレンズ駆動モータ110に駆動信号を入力してズームレンズ108を動かすズームレンズ駆動回路である。112は被写体からの反射光を電気信号に変換する撮像素子、113は撮像素子112から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器である。114は撮像素子112やA/D変換器113を動作させるために必要なタイミング信号を発生するタイミング信号発生回路(以下、TG)である。
115はA/D変換器113から入力された画像データに所定の処理を施す画像処理プロセッサ、116は画像処理プロセッサ115で処理された画像データを一時的に記憶するバッファメモリである。117は後述する記録媒体との接続のためのインターフェース、118はメモリカードやハードディスクなどの記録媒体である。119は撮影シーケンスなどシステムを制御するためのマイクロコントローラ(以下、CPU)である。
120はズーム動作の開始および停止を指示する信号をCPU119に入力するズームSW(スイッチ)である。121はAF(オートフォーカス)やAE(オートエキスポージャー)等の撮影準備を指示するためのスイッチ(以下SW1)、122はスイッチSW1の操作後、本露光及び記録動作等の撮影処理を指示するための撮影処理指示スイッチ(以下、SW2)である。123はシステムに電源を投入するためのメインスイッチ、124はカメラの動作モードを設定するモードスイッチである。
125はCPU119で実行されるプログラムが記憶されているプログラムメモリ、126はCPU119がプログラムメモリ125に記憶されているプログラムに従って処理を行う際に必要な各種データを書き込み及び読み出しするワークメモリである。127はカメラの動作状態や各種警告表示を行う操作表示部、128は画像を表示する電子ビューファインダ(以下、EVF)、129は各種設定を行う設定スイッチである。130は操作表示部127やEVF128に表示されたメニュー項目の選択やフォーカスレンズ101の駆動指示等に使用する十字スイッチである。131はオートフォーカスとマニュアルフォーカスの切り換えを行うフォーカスモードスイッチ、132はカメラの向きが縦撮影位置か横撮影位置かを検出する縦横位置検出センサである。133はぶれ補正装置であり、撮影者の手ぶれを検出し、該手ぶれよる像ぶれを補正するものである。
次に、上記構成の撮像装置の基本動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS201では、撮影準備を指示するスイッチSW1の状態を判定し、ONならばステップS206へ進み、そうでなければステップS202へ進む。
スイッチSW1がONでないとしてステップS202へ進むと、光量調節部材105に含まれる絞りやシャッタスピードを制御して、EVF128に表示される画像の明るさが適正になるようにAE動作を行う。次のステップS203では、光源の色温度によらず、EVF128に表示される画像が適切な色バランスになるようにオートホワイトバランス(AWB)動作を行う。続くステップS204では、撮像素子112から読み出した画像信号に所定の処理を施してEVF128へ表示する。そして、次のステップS205にて、図3にて後述するマニュアルフォーカス(以下、MF)処理を行う。
スイッチSW1がONであるとしてステップS206へ進むと、ここでは図7にて後述する撮影処理を行う。
次に、図2のステップS205にて実行されるMF処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS301では、フォーカスモードスイッチ131の状態を判定し、MFに設定されていたらステップS302へ進み、そうでなければ本処理を終了する。
MFに設定されているとしてステップS301からステップS302へ進むと、焦点評価値(焦点信号)の正規化に用いるデータをクリアする。この焦点評価値正規化用データは、後述する焦点評価値正規化データ記憶判定処理においてワークメモリ126に記憶されるものとする。次のステップS303では、焦点評価値取得エリアを設定する。この焦点評価値取得エリアは、撮影画面の中央に設定するものとする。続くステップS304では、画像処理プロセッサ115において焦点評価値を生成する際に、輝度信号から一定の周波数帯域の成分を抜き出すためのバンドパスフィルタ(以下、BPF)のカットオフ周波数を設定する。
次のステップS305では、撮像素子112から読み出されたアナログ映像信号をA/D変換器113を使ってデジタル信号に変換する。さらに、画像処理プロセッサ115において、前記デジタル信号のうちの輝度信号を上記ステップS304で設定したBPFに通して一定の周波数帯域を抽出する。さらに、上記ステップS303で設定された焦点評価値取得エリア内で積分して、これを焦点評価値としてワークメモリ126に記憶する。次のステップS306では、図5にて後述する手順に従って焦点評価値の正規化データ記憶判定処理を行う。続くステップS307では、上記ステップS305で取得した焦点評価値を正規化する。この時の正規化の方法は
正規化焦点評価値=今回取得した焦点評価値/ステップS306で記憶された正規化用 データ
なる式を用いて計算する。
次のステップS308では、上記ステップS307で正規化した焦点評価値を基に合焦度合を示す表示信号を生成し、EVF128に合焦度合を表示する。
このときの表示は、図4のように、EVF128上にバー表示をするものとする。ここで、ピント状態が合焦に近づき、上記ステップS305で取得した焦点評価値が大きくなれば、図4のバーの下側の黒色部分が上方に伸びていく。逆に合焦から遠ざかり、上記ステップS305で取得した焦点評価値が小さくなれば、図4のバーの下側の黒色部分が下方に下がっていく。なお、図4の中央の点線の四角は、上記ステップS303で設定した焦点評価値取得エリアを示している。
次のステップS309では、図6にて後述する手順に従ってフォーカスレンズ101の駆動判定処理を行う。続くステップS310では、フォーカスモードスイッチ131の状態を判定し、MFに設定されていたらステップS305に戻る。MFに設定されていなければステップS311へ進み、AFモードに移行し、本処理を抜ける。
次に、図3のステップS306にて実行される焦点評価値正規化データ記憶判定処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS501では、現在、焦点評価値正規化用データを記憶しているか判定し、記憶していればステップS502へ進み、記憶していなければ後述のステップS510へ進む。
焦点評価値正規化用データを記憶しているとしてステップS502へ進むと、被写体の輝度変化が規定値よりも大きいか否かを判定し、規定値より大きければ後述のステップS510へ進む。被写体の輝度変化が規定値より大きくなければステップS503へ進み、ズームレンズ108の位置が変更されたか否かを判定し、変更されていれば後述のステップS510へ進む。ズームレンズ108の位置が変更されていなければステップS504へ進み、電子ズームにおける拡大倍率が変更されたか否かを判定し、拡大倍率が変更されていれば後述のステップS510へ進む。拡大倍率が変更されていなければステップS505へ進み、前回焦点評価値を記憶してから規定時間が経過したか否かを判定し、経過していれば後述のステップS510へ進み、経過していなければステップS506へ進む。
前回焦点評価値を記憶してから規定時間が経過していないとしてステップS506へ進むと、絞りの変化量が規定値よりも大きいか否かを判定し、大きければ後述のステップS510へ進む。絞りの変化量が規定値よりも大きくなければステップS507へ進み、カメラの縦横位置検出センサ132の出力を判定し、位置が変化していれば後述のステップS510へ進む。カメラの縦横位置が変化していなければステップS508へ進み、ぶれ補正装置133を用いてカメラのぶれ量が規定値よりも大きいか否かを判定し、大きければ後述のステップS510へ進む。カメラのぶれ量が規定値よりも大きくなければステップS509へ進む。そして、ここではテレコンバータやワイドコンバータなどのコンバージョンレンズを装着した際に、その光学特性に合わせてぶれ補正装置133の補正特性を切り換える場合に、コンバージョンレンズの設定が切り換えられたか否かを判定する。その結果、切り換えられていれば後述のステップS510へ進み、切り換えられていなければ本処理を終了する。
コンバージョンレンズの設定が切り換えられているとしてステップS510へ進むと、図3のステップS305において取得した焦点評価値を、正規化用データとしてワークメモリ126に記憶する。そして、次のステップS511にて、上記ステップS502からステップS509までの処理において使用するデータを、現在の設定や状態に基づいてワークメモリ126に記憶する。そして、本処理を終了する。
図3および図5のフローチャートにて説明したように構成すると、以下のようにして焦点評価値正規化データが記憶/更新される。
図3のステップS301にてフォーカスモードスイッチ131がMFであると判定すると、次のステップS302にて、焦点評価値正規化用データをクリアする。その後、図5のステップS501にて、焦点評価値正規化用データを記憶しているかどうか判定する。ここでは図3のステップS302にて焦点評価値正規化用データはクリアされているのでステップS510へ進み、今回の焦点評価値を正規化用データとして記憶する。
その後は図3のステップS309まで処理を行い、次のステップS310にて、フォーカスモードスイッチ131がMFであると判定すると、再び図5のステップS501にて、焦点評価値正規化用データを記憶しているかどうかを判定する。今度はステップS510で正規化用データを記憶しているのでステップS502へ進む。その後は図5のフローチャートに従って、現在の設定や状態とステップS511で記憶した設定や条件を比較し、変化があれば再度ステップS510にて今回の焦点評価値を正規化用データとして記憶する。
このようにして、撮像装置の設定や被写体の条件などの撮影状況の変化を繰り返し判定し、変化があればその都度焦点評価値正規化用データを更新する。
なお、別途焦点評価値正規化データ記憶スイッチを設け、このスイッチの押下に応じて焦点評価値正規化データの記憶を行うようにしても良い。こうする事で、撮影者が所望のタイミングで随時焦点評価値正規化用データを更新できる。
また、フォーカスレンズ101の駆動を停止した時に焦点評価値正規化データの記憶を行うようにしても良い。こうする事で、撮影者が記憶のための操作をすることなく焦点評価値正規化用データを更新できる。さらに、フォーカスレンズ101を、モータを用いずにフォーカス環を回すことによって手動で動かす場合に、フォーカス環の動きを検出して、フォーカス環が停止した時に焦点評価値正規化データの記憶を行うようにしても良い。この場合も撮影者が記憶のための操作をすることなく焦点評価値正規化用データを更新できる。
上記のように焦点評価値を正規化する理由を以下に述べる。焦点評価値はピントが合っている状態では大きくなり、合っていない状態では小さくなる。しかし、コントラストの低い被写体と高い被写体とでは、合焦度合に対する焦点評価値の変化量は大きく異なる。同様に、輝度が低い被写体と高い被写体とでも、合焦度合に対する焦点評価値の変化量は大きく異なる。
したがって、これをそのままEVF128上にバー表示すると、低コントラスト/低輝度の被写体では、図8と図9を使って説明したように、合焦度合に対して焦点評価値の変化量は非常に小さくなる。逆に高コントラスト/高輝度の被写体では、図10と図11を使って説明したように、合焦度合に対して焦点評価値の変化量は非常に大きくなる。しかし撮影者にとっては、被写体のコントラストや輝度によらず、合焦度合に応じて、EVF128上のバーが同じように変化した方がピント合せは容易である。
そこで、本実施例では、焦点評価値を正規化することによって、被写体のコントラストや輝度の高低が相殺され、ほぼ合焦度合だけがバー表示に反映されるようにしている。具体的には、図3のステップS307で説明したように、取得した焦点評価値を記憶しておき、次に取得された焦点評価値を、記憶した焦点評価値で割ることによって正規化する。さらに、カメラの状態や被写体のシーン変化に応じて、焦点評価値を記憶し直すことによって、そのシーンにあった焦点評価値で正規化するようにしている。
このように焦点評価値を正規化することによって、被写体のコントラストや輝度によらず、合焦度合に応じてEVF128上のバーが同じように変化する。よって、撮影者はEVF128上のバー表示を確認しながら容易にピント合せをすることが可能となる。
次に、図3のステップS309にて実行されるフォーカスレンズ101の駆動判定処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS601では、十字スイッチ130の右キーがONであるか判定し、ONであればS602へ進み、フォーカスレンズ101を無限方向へ駆動する。また、十字スイッチ130の右キーがONでなければステップS603へ進み、ここでは十字スイッチ130の左キーがONであるか判定し、ONであればS604へ進み、フォーカスレンズ101を至近方向へ駆動する。また、十字スイッチ130の左キーもONでなければステップS605へ進み、ここではフォーカスレンズ101の駆動を停止する。
次に、図2のステップS206にて実行される撮影処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS701では、本露光用AE動作を行う。次のステップS702では、本露光用AF動作を行う。続くステップS703では、本露光及び記録を行う。
上記実施例によれば、撮像素子112の出力信号から被写体の輝度の特定の周波数帯域、すなわち画像のコントラストに対応する焦点信号、つまり焦点評価値を抽出すると共に、正規化するための正規化データとして記憶する。この正規化データは撮像装置の設定や被写体の条件などの変化を繰り返し判定し、変化があればその都度更新する。そして、このように更新し、記憶した正規化データを用いて、新たに抽出される焦点評価値を正規化する。そして、この正規化された値に基づいてEVF128に被写体像の合焦度合を、例えば図4に示すようにバー表示するようにしている。
上記の正規化データの更新を行う場合について詳しく説明すると、以下の場合である。
マニュアルフォーカスモードに移行したときに更新したり、被写体の輝度の変化が所定量より大きいと判定したときに更新したり、ズームレンズによって焦点距離が変更されたときに更新したりする。さらには、撮像画像の拡大倍率が変更されたときに更新したり、前回の正規化データの記憶から所定時間経過したときに更新したり、被写体からの入射光の変化に応じて絞り値が変化したときに更新したりしている。さらには、撮像装置の姿勢が変化したと判定したときに更新したり、被写体と撮像素子112との相対的なぶれ量が所定値より大きいと判定したときに更新したりしている。さらには、撮像装置に装着されるコンバージョンレンズの光学特性に合わせて、ぶれ補正装置133での補正特性が変更されたときに更新したりするようにしている。
よって、合焦度合を示すバー表示しながらマニュアルフォーカスによってピント合せをする際に、あらゆるコントラストや輝度の被写体に対しても容易に合焦させることができる。
また、ピントが外れた状態から合焦した状態に至るまでの焦点評価値の変化も、被写体によらず、良好に確認することができる。
本発明の一実施例に係わる撮像装置の回路構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係わる撮像装置の基本的な動作を示すフローチャートである。 図2におけるMF処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施に係わる焦点評価値のバー表示の一例を示す図である。 図3における焦点評価値正規化データ記憶判定処理を示すフローチャートである。 図3におけるフォーカスレンズ駆動判定処理を示すフローチャートである。 図2における撮影処理を示すフローチャートである。 従来の撮像装置において低コントラスト/低輝度被写体の合焦時の焦点評価値をバー表示にて示す図である。 従来の撮像装置において低コントラスト/低輝度被写体の非合焦時の焦点評価値をバー表示にて示す図である。 従来の撮像装置において高コントラスト/高輝度被写体の合焦時の焦点評価値をバー表示にて示す図である。 従来の撮像装置において高コントラスト/高輝度被写体の非合焦時の焦点評価値をバー表示にて示す図である。
符号の説明
101 フォーカスレンズ
105 光量調節部材
108 ズームレンズ
112 撮像素子
115 画像処理プロセッサ
116 バッファメモリ
118 記録媒体
119 CPU
128 電子ビューファインダ(EVF)
130 十字スイッチ
131 フォーカスモードスイッチ
132 縦横位置検出センサ
133 ぶれ補正装置

Claims (10)

  1. 撮像手段の出力信号から画像のコントラストに対応する焦点信号を抽出する抽出手段と、
    前記焦点信号を正規化するための正規化データとして記憶する記憶手段と、
    撮影状況が変化した際に抽出される焦点信号を正規化データとして更新して前記記憶手段に記憶させる更新手段と、
    撮像画像を表示するとともに、被写体の合焦度合を表示する表示手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記正規化データを用いて前記焦点信号を正規化し、該正規化された値に基づいて前記合焦度合の表示信号を生成し、前記表示手段に前記合焦度合の表示を行う表示制御手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記更新手段は、フォーカスモードがマニュアルフォーカスモードに移行された際に、前記正規化データを更新することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記更新手段は、被写体の輝度の変化が規定量より大きいと判定したときに、前記正規化データを更新することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記更新手段は、ズームレンズによって焦点距離が変更されたときに、前記正規化データを更新することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記更新手段は、撮像画像の拡大倍率が変更されたときに、前記正規化データを更新することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記更新手段は、前回の正規化データの記憶から規定時間経過したときに、前記正規化データを更新することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記更新手段は、絞り手段の絞り値の変化が規定値より大きいと判定したときに、前記正規化データを更新することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記更新手段は、当該撮像装置の姿勢が変化したと判定したときに、前記正規化データを更新することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記更新手段は、被写体と前記撮像手段との相対的なぶれ量が規定量より大きいと判定したときに、前記正規化データを更新することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  10. 撮像装置に加わる振れによる画像振れを補正するぶれ補正手段を有し、
    前記更新手段は、当該撮像装置に装着されるコンバージョンレンズの光学特性に合わせて、前記ぶれ補正手段での補正特性が変更されたときに、前記正規化データを更新することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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