JP2009037067A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】焦点検出領域の位置及び大きさの設定に関する操作性をより向上させる。
【解決手段】光学レンズにより結像された被写体像を光電変換する撮像素子と、撮像素子の画面内の一部の領域である焦点検出領域からの画像信号を用いて被写体像の合焦状態を検出する焦点検出部と、画面内での焦点検出領域の大きさあるいは位置がそれぞれ異なる複数の焦点検出モードのうちから1つの焦点検出モードを設定する設定部と、複数の焦点検出モードごとに、焦点検出領域の大きさ及び位置を記憶する記憶部とを備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、撮像装置におけるオートフォーカス技術に関するものである。
CCDやCMOSセンサーといった光電変換可能な撮像素子を用いた撮像装置として、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラがある。これらのカメラでは、別途焦点検出専用のセンサーを持たず、静止画あるいは動画の撮影に使用する撮像素子を焦点検出センサーとして使用し、システムの簡易化、コストダウン、小型化を実現している。
このように、撮影用の撮像素子を焦点検出センサーとして使用する構成の場合、撮像素子から読み出したデータの周波数成分から、ピントの合うレンズ位置を探し出すテレビAF方式を採用するのが一般的である。この方式では、撮像素子から読み出した画像デーから画像処理回路で周波数成分を抽出するが、画像処理回路の仕様によっては、抽出する領域を任意に設定することができる。
カメラで静止画あるいは動画を撮影する場合、主被写体が画面の中央になるように、撮影者がカメラを操作して撮影することが想定されている。そして、通常はAF動作における焦点検出領域も画面の中央付近を焦点検出するように、周波数成分抽出領域を設定している。しかしながら、撮影者の撮影意図は、画面中央に主被写体を配置すると限られるものではなく、意図して画面の端に主被写体を配置して撮影する場合も考えられる。このようなニーズに対応するために、焦点検出領域が画面中央に固定される焦点検出モードと、任意の位置に移動可能なモードを持った形態のカメラが提案されている(特許文献1参照)。
また、特許文献1のような、焦点検出モードを複数備えたカメラにおいて、簡単に焦点検出モードを切り替えたり、焦点検出領域を選択できるユーザーインターフェースが提案されている(特許文献2参照)。
特開平7−283994号公報 特開2006−39203号公報
従来、中央付近に焦点検出領域を固定配置する焦点検出モードと、任意の位置に焦点検出領域を配置する焦点検出モードを備えたカメラがあった。これに対し、より多様なユーザーのニーズに応えるために、任意の位置に焦点検出領域を配置できる焦点検出モードを複数備えたカメラが望まれている。しかしこの場合、ユーザーが選択した焦点検出領域の位置情報やサイズ情報を記憶することに関し、課題が生じることが想定される。
例えば、ある撮影状況に最適な焦点検出位置になるように、焦点検出モードAにおいて、焦点検出領域の位置を画面左端に配置して撮影したとする。今度は別の撮影状況に最適な焦点検出位置になるように、焦点検出モードBにおいて、焦点検出領域の位置を画面右端に配置して撮影したいとする。このとき、焦点検出モードAで指定した焦点検出領域の位置が、焦点検出モードBにも反映されてしまっては、異なる撮影状況に最適な焦点検出領域情報とはならず、ユーザーに不利益を被らせてしまう。
したがって、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、焦点検出領域の位置及び大きさの設定に関する操作性をより向上させることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる撮像装置は、光学レンズにより結像された被写体像を光電変換する撮像素子と、前記撮像素子の画面内の一部の領域である焦点検出領域からの画像信号を用いて前記被写体像の合焦状態を検出する焦点検出手段と、前記画面内での前記焦点検出領域の大きさあるいは位置がそれぞれ異なる複数の焦点検出モードのうちから1つの焦点検出モードを設定する設定手段と、前記複数の焦点検出モードごとに、前記焦点検出領域の大きさ及び位置を記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、光学レンズにより結像された被写体像を光電変換する撮像素子を備える撮像装置を制御する方法であって、前記撮像素子の画面内の一部の領域である焦点検出領域からの画像信号を用いて前記被写体像の合焦状態を検出する焦点検出工程と、前記画面内での前記焦点検出領域の大きさあるいは位置がそれぞれ異なる複数の焦点検出モードのうちから1つの焦点検出モードを設定する設定工程と、
前記複数の焦点検出モードごとに、前記焦点検出領域の大きさ及び位置を記憶する記憶工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、焦点検出領域の位置及び大きさの設定に関する操作性をより向上させることが可能となる。
以下、本発明の好適な一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる撮像装置(デジタルカメラ)の構成を示すブロック図である。
図1において、10はレンズであり、レンズ10により外光を集光する。図1ではレンズ10は1枚として表現しているが、複数枚のレンズから構成されたレンズユニットを搭載することも可能である。また、レンズ駆動回路42によりレンズの位置を光軸に沿って前後に動かすことで焦点(合焦状態)を調節したり、画角を調節することも可能である。さらに、ブレ量検知回路44で検知したカメラのブレ量を元に、手ブレ補正回路40にてレンズを駆動し、手ブレをキャンセルする方向に光軸を変化させることで光学的な手ブレ補正を行う構成とすることも可能である。ブレ量検知回路44には、ジャイロセンサーが含まれている。図1ではレンズを駆動することで手ブレ補正を実現しているが、撮像素子16(本実施形態ではCCD)を駆動することで同様に手ブレを補正することも可能である。レンズを含む鏡筒部をカメラの本体内に繰り出し及び繰り込みさせる方式とし、カメラ未使用時(レンズの収納時)の本体体積を小さくして携帯性をあげることが可能である。
レンズを通過した光は絞り14により、その光量を調節される。システム制御回路60は、絞り制御情報を絞り駆動回路26に伝達することで、絞り14を制御する。システム制御回路60から絞り駆動回路26への制御情報伝達は、シリアル通信やパルス信号などにより行われ、絞り駆動回路26の仕様に合わせて適した手段をとる。絞り14には、複数枚の羽から構成された虹彩絞りや、あらかじめ、板に様々な径の穴を打ち抜いた丸絞りがある。システム制御回路60はこれらの絞り14と絞り駆動回路26を用い、被写体輝度が高い場合は絞りを絞って光量を落とすように制御し、被写体輝度が低い場合は絞りを開放にして光を多く取り込むように制御する。
システム制御回路60は、メカニカルシャッター制御情報をメカニカルシャッター駆動回路28に伝達することで、メカニカルシャッター12を制御する。静止画撮影時の露光時間は、メカニカルシャッター12の開閉時間により決定され、この時間はシステム制御回路60が時間を判断し、メカニカルシャッター駆動回路28に指示を出す。
レンズ10、メカニカルシャッター12、絞り14を通過した光は撮像素子16により受光され、光電変換される。システム制御回路60は、撮像素子制御信号をTG(Timing Generator)24に伝達することで、撮像素子16を制御する。システム制御回路60からTG24への制御情報伝達は、シリアル通信やパラレルバス通信などにより行われ、TG24の仕様に合わせて適した手段をとる。TG24は、システム制御回路60から受信した制御情報をもとに撮像素子16を駆動する。撮像素子16は素子への露光と、露光したデータの読み出し作業を周期的に行っており、この作業はTG24からの駆動信号を基準に行われる。撮像素子16で露光した信号のうち、特定のラインや特定の領域のみを読み出してくることが可能である。これは、TG24から出力される読み出し制御パルスにより読み出し方を変更することで実現できる。システム制御回路60は状況に応じて最適な読み出し方式を決定し、TG24に指示する。例えば、静止画撮影時は撮像素子16の全データを読み出し、電子ファインダー時や動画撮影時は特定のラインだけ間引いて読み出す、といった使い分けを行う。これは、静止画撮影時は高解像度が要求される一方、動画撮影時は、毎秒30フィールドあるいは毎秒60フィールドなどの高いフレームレートが要求されるためである。
またTG24は、撮像素子16の露光時間を制御することが可能である。任意のタイミングで、素子がチャージした電荷を開放するように、TG24から撮像素子16へ駆動信号を出すことでこれを可能としている。
撮像素子16から読み出された画像信号は、CDS(Correlated Double Sampler)回路18を通過する。CDS回路18は相関二重サンプリング方式により画像データのノイズ成分を除去することを主な役割とする。その後、画像信号はPGA(Programmable Gain Amplifier)回路20により、信号レベルを減衰/増幅される。システム制御回路60は、増幅レベルをPGA回路20に伝達することで、増幅量を制御する。システム制御回路60からPGA回路20への制御情報伝達は、シリアル通信やパラレルバス通信などにより行われ、PGA回路20の仕様に合わせて適した手段をとる。通常、撮像素子16の露出を適正にすることは、絞り14で撮像素子16への露光量を適切に設定すると共に、シャッターにより露光時間を適切に設定することで実現される。しかし、PGA回路20で画像信号を減衰/増幅することで、擬似的に画像信号の露出を変える役割を担うことができる。これは、絞りやシャッター速度と並ぶ撮影時の露出条件の一つとして、感度という概念でユーザーに機能提供することが可能である。
画像信号はA/D変換(Analog/Digital Converter)回路22にてアナログ信号からデジタル信号へ変換される。デバイスにより、デジタル信号のビット幅は10ビット、12ビット、14ビットなどがあり、後段の画像処理回路50は、複数種類のビット幅に対応可能に構成されている。図1では、CDS回路、PGA回路、A/D変換回路をそれぞれ別のブロックとして表現しているが、一つのICパッケージにこれらの機能を搭載したものを採用することも可能である。
A/D変換回路22によりデジタル化された画像データは画像処理回路50へ入力される。画像処理回路50は複数のブロックから構成され、さまざまな機能を実現している。
撮像素子16はカラーフィルターを通して各画素ごとに特定の色成分を抽出するのが一般的である。A/D変換回路22からの画像信号は撮像素子16の画素及びカラーフィルター配置に対応したデータ形式になっている。このため、輝度成分のみを評価して露出制御を行う自動露出制御(AE:Auto Exposure Control)で使用するには適さない形式である。画像処理回路50は、画像信号から色情報を排除し、輝度情報のみを抜き出す機能を備えている。
さらに、画像処理回路50は、撮像素子16から読み出された信号の周波数成分のみを抜き出す機能を備え、自動ピント合わせ制御(AF:Auto Focus)時に使用することができる。撮像素子16から読み出されたデータのどの領域の周波数成分を抽出するか、また、領域内を分割するかを設定する機能を備えている。このAF処理時には、撮像素子16 の駆動を焦点検出に適した駆動にすることが可能である。撮像素子を使用したテレビAFの場合、撮像素子の駆動レート(フレームレート)に同期してフォーカスレンズを駆動する必要があるため、撮像素子の駆動レートが高いほうが、フォーカスレンズを速く動かすことができる。このため、AF時のみ速い駆動レートになるように撮像素子16を駆動する。逆にフレームレートを遅くし、撮像素子からより多くの画素データを読み出すようにすることで、画像処理回路50で周波数解析可能なデータが増え、より正確な焦点検出が可能になるという面もある。このような撮像素子の使い方は、カメラの撮影モードや、被写体の明るさに応じて適切に決めることが好ましい。
さらに、画像処理回路50は、A/D変換回路22によりデジタル化された画像信号のレベルの増減、画像の色効果などを操作する機能を備え、撮影画像の画質を調節するという役割も担っている。
A/D変換回路22によりデジタル化された画像データは画像処理回路50へ入力されると同時に、一時記憶メモリ30に記憶される。一旦、一時記憶メモリに記憶された画像データは再度読み出すことができ、システム制御回路60が画像データを参照したり、読み出した画像データを画像処理回路50に入力することが可能である。さらに、画像処理回路50で画像処理した画像データを一時記憶メモリに書き戻したり、システム制御回路60から任意のデータを書き込むことも可能である。
LCDなどからなる画像表示装置108に出力する場合、画像処理回路50で画像処理を行った画像データをVRAM34上に展開しておき、それをD/A変換回路36にてアナログ信号に変換して画像表示装置108に表示する。電子ファインダーを実現する場合は、撮像素子16から読み出される連続した画像を順次画像表示装置108に表示更新していく。ここで、VRAM34の画像を1コマあるいは複数コマのみ更新しないようにすることが可能である。絞り駆動中の画質劣化を画像表示装置108に出力しないようにするには、この手段を用いることとなる。VRAM34上に画像データを展開する際、1つの画像データを画像表示装置108に最も大きくなるように、または複数の画像をマルチ画面表示するように、など、様々な表示形態に対応するようにVRAM34上に展開することができる。
画像表示装置108には、画像だけでなく任意の情報を単独、もしくは画像と共に表示することが可能である。カメラの状態表示や、ユーザーが選択あるいはカメラが決定したシャッター速度や絞り値、感度情報などの文字情報や、画像処理回路50で測定した輝度分布のようなグラフも表示可能である。情報の表示位置、表示色も任意に選択可能である。これら様々な情報を表示することで、ユーザーインターフェースを実現することが可能となる。また、画像表示装置108には、画像記憶媒体82に記憶されている画像データを表示することも可能である。画像データが圧縮されている場合、圧縮伸張ブロック32にて伸張し、VRAM34にデータを展開する。このデータをD/A変換回路36にてアナログ信号に変換して出力する。
なお、70はカメラ操作部であり、その詳細については後述する。
図2は、一実施形態の撮像装置(デジタルカメラ)の外観を示す図である。カメラ前面にはレンズ10が配置され、被写体像を撮像素子16上に結像させることができる。レンズ10の同一面にストロボユニット90が配置されている。主被写体が暗い場合にストロボ90を発光させることで十分な光量を得ることができ、暗い中でも速いシャッター速度を保ち、好適な画像を得ることができる。図2ではレンズ10とストロボユニット90が同一面に配置されているが、これに限定されるものではなく、ストロボ光が直接主被写体に当たることを避けるために、ストロボがカメラ上部に向くように配置することも可能である。
カメラ背面には、画像表示装置108が配置されている。前述したように、画像表示装置108には画像のみならず、文字情報やグラフなどを表示することができ、ユーザーとインターフェースをとる重要な部材となっている。近年デジタルカメラでは電子ビューファインダー(EVF:Electrical ViewFinder)が主流となっており、画像表示装置108に出力される連続画像を参照することで被写体を捕らえ、ファインダーとして使用している。このとき、AE(自動露出制御)やAF(オートフォーカス)における測光領域情報、焦点検出領域情報をライブ画像に重畳して表示することも可能である。また、従来からの光学ファインダー106を併設する構成とすることも可能である。電子ビューファインダーは、高い視野率を実現し易い、画像表示装置108の大きさによっては被写体を大きく見易い、撮影画像とファインダー画像の画角差(パララックス)が無い、などのメリットがある。その反面、撮像素子16や画像表示装置108を動作させるための電力が必要となり、電池の消耗が懸念される。このため、電池の消耗を避けて多くの撮影枚数が望まれる場合には、電子ビューファインダー機能をOFFし、光学ファインダー106を使用するという使い方も可能である。
撮影モード切替スイッチ110は、静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モードなどのカメラ動作モードを切り替えることができる。図2では、数モードを切り替え可能な部材として表現しているが、撮影する特定のシーンに最適化した、風景撮影モードや人物撮影モードなどの多くの静止画モードを備えることも可能である。
パラメータ選択スイッチ151,153,155,157,159により、焦点検出領域や測光モードをはじめとする撮影時の撮影条件の選択や、撮影画像再生時のページ送り、カメラの動作設定全般などをユーザーが選択することができる。さらに前述の電子ファインダーのON/OFFを選択することもできる。また、画像表示装置108は画像を表示すると共に、タッチパネルとして構成し、入力装置として機能させることもできる。
カメラ上部にレリーズボタン104が配置されている。レリーズボタン104は一つの操作部材であるが、ボタンを浅く押下する場合(SW1動作)と深く押下する場合(SW2動作)の2段階の押下操作を実現可能である。カメラで自動露出制御や自動ピント制御を行う場合、レリーズボタン104を浅く押すことで撮影準備として自動露出制御とピント制御が行われ、深く押すことで静止画撮影を行う操作が実現される。
自動露出制御は、モード切替スイッチ110で選択されている撮影モードで好適な露出が得られるように動作する。撮影モードには、ポートレートモードや風景モード、夜景モード、といった特定の被写体に特化したものや、オートモードといった汎用的なモードがある。また、シャッター速度優先モードや絞り優先モードなど、撮影時のシャッター速度や絞り値をあらかじめユーザーが指定しておくモードもある。これらのモードでは、PGA回路20で設定する撮影感度を自動で好適に設定することや、あらかじめユーザーが感度を指定することが可能である。ユーザーがあらかじめ感度を指定する際、撮影感度を上げるほど画像信号のS/Nが低下するため、画質を優先したいユーザーは低感度を選択することが想定される。またAF制御は、各撮影モードで好適なピント合わせが可能なように動作を切り替えることができる。たとえば風景モードでは主被写体が遠側にあることが想定されるため、その周辺のみを焦点検出したりすることが可能である。
図3は、パラメータ選択スイッチ151,155,159を使用して焦点検出領域を選択する様子を示す図である。
図3(a)、(b)は、9点焦点検出モードの焦点検出領域設定イメージを示しており、(a)、(b)はそれぞれ、焦点検出領域サイズが異なる場合を示している。同様に、図3(c)、(d)は、一点焦点検出モードの様子を示している。
焦点検出モード切替ボタン155を押下することで9点焦点検出モード(a)、(b)と、1点焦点検出モード(c)、(d)を切り替えることができる。図では9点と1点の2つのモード切替を示しているが、さらに3つ目、4つ目の焦点検出モードを設け、切り替え可能とすることもできる。
焦点検出領域サイズ変更ボタン159を押下することで、焦点検出領域サイズ大(a)と小(b)、あるいは(c)と(d)を切り替えることができる。図3では、サイズは大小の2種類を選択可能としているが、さらに様々なサイズを指定可能とする形態とすることもできる。
焦点検出領域位置変更ボタン151U,151R,151D,151Lは上下左右に相当し、それぞれのボタンを押下することで焦点検出領域701,703,705,707を画角内で任意の位置に移動させることが可能である。図3では、上下左右の4方向を指定可能な操作部材としているが、斜め方向や、さらに様々な角度を表現可能な操作部材を搭載し、より操作性を向上させることも可能である。このように、パラメータ選択スイッチ151,155,159 を使用して指定した焦点検出領域のサイズと位置は、焦点検出モード別に、内部記憶メモリ46に記憶される。
図4及び図5は、焦点検出領域の移動可能な範囲を示す図である。
図4は、複数の異なる焦点検出モードにおいて、それぞれの焦点検出領域の中央座標の可動範囲を制限した仕様とした場合の図である。9点焦点検出モードにおける9点焦点検出領域701の中央座標711と、1点焦点検出モードにおける1点焦点検出領域705の中央座標713の両者が移動可能な範囲を同一とする。すると、9点焦点検出領域701が移動可能な範囲は線731で囲われた領域となり、1点焦点検出領域705が移動可能な範囲は破線733で囲われた領域となる。
図5は、複数の異なる焦点検出モードにおいて、それぞれの焦点検出領域の外枠で、可動範囲を制限した仕様とした場合の図である。9点焦点検出領域701の外枠と、1点焦点検出領域705の外枠の両者が移動可能な範囲を同一とした場合、両者が移動可能な範囲は線731で囲われた領域となる。
図4や図5のように、焦点検出領域が移動可能な範囲を、中央座標で揃えたり、外枠で揃えたりすることが可能である。
図6は、カメラを三脚に固定し、静止した植物を撮影する様子を示す図である。
図6では、撮影者の意図により故意に花を画面中央から外してフレーミングしている。このように、主被写体が画面中央には無いが主被写体にピントを合わせたい、というシチュエーションにおいて、焦点検出領域を主被写体付近に移動する機能が有効に作用する。図6では、9点焦点検出モードを選択し、焦点検出領域サイズを小さくし、焦点検出領域位置を画面左に移動させた様子を示している。
このように、ある種特殊な撮影状況に適した焦点検出領域設定を行って撮影した後にカメラの電源をOFFし、次回電源をONした際には前回の焦点検出領域設定はリセットされる仕様にしておくと、一般的な使用で使いやすい。そのため、次回の電源ON時には中央位置に焦点検出領域を設定する仕様とすることが可能である。しかし、焦点検出領域と被写体をセッティングし、電源OFF→ON後も引き続き同一条件で撮影したい場合は、この仕様は不適当である。そこで、カメラが三脚などに設置されているか、被写体に変化がないか、をカメラが自動で判断し、状況に応じて焦点検出領域設定を復帰させるかどうかを判断することが可能である。カメラが三脚などに設定されているかどうか(設置情報)は、手ブレ補正で使用しているブレ量検知回路44からの出力が所定値を下回っているかどうかで判断する。また、被写体に変化がないかどうか(被写体情報)は、撮像素子16から読み出した画像データを元に、画像の輝度分布や色温度を測定して判断する。なお、上記の撮影動作時における設置情報及び被写体情報は、記憶メモリ46に記憶され、記憶メモリ46は設置情報記憶部、及び被写体情報記憶部として機能する。
図6のようなカメラセッティングの場合、図7のように、画面全体を複数に分割して各ブロックごとに分布を測定し、花を捕らえたシーンの被写体の状況として記憶しておく。次回カメラ起動時に、同様に各ブロックごとの分布を測定し、記憶済みの前回の分布と比較することで、同一被写体で且つ同一位置であるかどうかを判定する。
カメラが固定され、かつ同一被写体、同一位置であると思われる場合、前回設定した焦点検出領域設定をすれば良い。
図8は、カメラ起動時のシーケンスを示す図である。
電源ON/OFFボタン102の押下を検知して、カメラは起動を開始する。起動の際、撮影モード切替スイッチ110の状態に応じて、撮影モードで起動するか、再生モードで起動するかを決定する。
図8は、撮影モードで起動した際のフローを示している。撮影モードで撮影動作が可能な状態にするために、各種デバイスを起動する(ステップS101)。レンズ10が繰り出し沈胴可能な鏡筒の場合、鏡筒の繰り出し処理を開始し、撮像素子16や、画像処理回路50、撮影に必要なその他の各種デバイスを起動する。起動処理において、焦点検出設定復帰処理を行う(ステップS200)。
図9に示した焦点検出設定復帰処理(ステップS200)では、まず前回動作時における焦点検出モードを記憶メモリ46から読み出しておく(ステップS201)。続いて、現在のブレ量を測定すると共に(ステップS203)、前回動作時におけるブレ量を記憶メモリ46から読み出し(ステップS205)、両者を比較する(ステップS207)。もし三脚などにカメラが固定されている場合、今回と前回のブレ量の両方が規定値以下となっているはずであり、このようなブレ量情報からカメラが固定されているか否かを判断する。
ここでブレ有りと判断した場合、三脚などに固定されていないと判断されるので、ステップS211に進み、焦点検出設定復帰処理を行わないシーケンスを実行する。ステップS201で読み出し済みの焦点検出モードが多点焦点検出モードか一点焦点検出モードかを判断し(ステップS211)、それぞれのモードに応じ、焦点検出領域分割設定を行う(ステップS213,S217)。続いて、焦点検出領域の位置とサイズを設定するが、カメラは固定されていないと判断しているため、焦点検出枠位置は汎用的な初期設定位置である画面中央に設定する(ステップS215,S219)。図9では、カメラが固定されていない場合は焦点検出領域設定を初期化するフローとしているが、焦点検出領域サイズ、位置共に前回の設定を引き継ぐ仕様としたり、いずれか一方のみを引き継ぐ仕様とすることも可能である。
ステップS207でブレ無しと判断された場合、現在の被写体状況を測定すると共に(ステップS221)、前回動作時における被写体状況を記憶メモリ46から読み出し(ステップS223)、両者を比較する(ステップS225)。ここで比較するのは、図7に示したような画面内の被写体輝度分布や、光源色であり、これらの比較により、前回と今回とで被写体の状況に変化が無いかを判断する。同一被写体ではない、あるいは同一位置ではないと判断した場合、ステップS211に進み、前回の焦点検出領域設定を引き継がない処理シーケンスを実行する。
同一被写体で且つ同一位置と判断された場合、ステップS201で読み出しておいた焦点検出モードに応じて(ステップS231)、それぞれのモードごとに記憶してある焦点検出領域設定の復帰作業を行う。焦点検出モードに応じた焦点検出領域分割設定を行ったのち(ステップS223,S229)、焦点検出モードごとに記憶されている焦点検出領域位置、サイズ情報を記憶メモリ46から読み出す(ステップS235,S241)。読み出した情報を利用して、焦点検出領域位置とサイズを設定し(ステップS237,S243)、焦点検出枠設定の復帰処理が完了する。
このあと、撮像素子16や画像表示装置108を駆動して、被写体像をモニタリングするライブビュー状態に移行する(ステップS103)。ユーザーは、ライブビューを参照することで撮影したい被写体をフレーミングする作業が可能となり、また、設定されている焦点検出領域をライブビューに重畳して表示することで、どの領域にAFが行われるかを把握することができる。
ユーザーが撮影意図を持って焦点検出モードや、焦点検出領域の位置やサイズを変更したい場合、この撮影待機状態で操作部材151,155,159を操作してその変更を行う(ステップS300)。
ここで、ステップS300で行われる焦点検出設定の変更動作について図10のフローチャートを参照して説明する。
まず、焦点検出モード変更指示と判断した場合(ステップS301)、次にどの焦点検出モードにすべきかを判断し(ステップS331)、それぞれの焦点検出モードに応じた焦点検出領域分割設定を行う(ステップS333,S339)。続いて、焦点検出モードごとに記憶メモリ46に記憶されている焦点検出領域の位置及びサイズ情報を読み出し(ステップS335,S341)、設定する(ステップS337,S343)。設定完了後、切り替え終わった現在の焦点検出モード情報を記憶メモリ46に記憶する(ステップS345)。
ステップS301にて焦点検出枠位置移動の指示があると判断した場合、操作部材の操作に応じて焦点検出領域の位置設定を変更する(ステップS313,S317)。焦点検出領域移動は、図3や図4に示したように、制約の範囲内で画面内の任意の位置に移動可能である。移動完了後、移動先の焦点検出領域位置を記憶する(ステップS315,S319)。
ステップS301にて焦点検出枠サイズ変更が指示されたと判断した場合、操作部材の操作に応じて焦点検出領域のサイズ設定を変更する(ステップS323,S327)。焦点検出領域サイズ変更は、図3の(a)と(b)を切り替えたり、(c)と(d)を切り替えるイメージで動作する。サイズ変更後、変更したサイズ情報を記憶する(ステップS325,S329)。
このように、待機状態でユーザーが焦点検出領域設定を任意に変更することができ、カメラ側はその設定情報を記憶する。
待機状態から撮影準備開始指示であるレリーズボタン(SW1)104が押下されたかをチェックする(ステップS105)。SW1が押下されていなければ、焦点検出領域設定変更などが受け付け可能であるが、SW1を検出して撮影準備に入ったあとは、受け付けられなくなる。理由は、SW1押下後にAF動作を行う際、既に選択済みの焦点検出領域情報が必要だからである。このようにSW1の押下を検出後、SW1シーケンスを実行する(ステップS400)。
ここで、ステップS400で行われるレリーズボタン(SW1)が押下された後の動作について、図11のフローチャートを参照して説明する。
SW1押下後にまず、適切な明るさの撮影を行うためのAE処理が行われる(ステップS401)。AE処置では、画面内をいくつかのブロックに分割して各ブロックごとに被写体の明るさを測定し、被写体の状況に応じて適切にブロックごとの輝度の評価を行う。たとえば図7に示したような輝度分布の場合、物体が存在していると思われる領域に重点を置いて測光することができる。続いて、光源色を測定し、被写体の状況を把握できる情報を収集しておく(ステップS405)。ステップS401、ステップS405で収集した被写体状況を記憶メモリ46に記憶する(ステップS407)。ここで記憶しておいた被写体状況情報は、図8に示した起動シーケンスで参照される。ここではSW1押下時に被写体情報を記憶する仕様としているが、SW1押下前に常に被写体情報を収集し続ける仕様とすることもできる。しかし、収集にかかる処理に応じて消費電力が増加することが懸念されることや、SW1押下後であればカメラと被写体のセッティングが確実に完了していると推測されることから、図11ではSW1押下後に被写体情報を収集及び記憶する仕様としている。
AE処理ののち、AF処理が行われる(ステップS409)。AF処理では、図9の起動時に復帰あるいは初期化された焦点検出設定情報や、図10で設定変更された焦点検出設定情報を使用して焦点検出を行い、適したピント位置に制御される。続いて、ブレ量を測定し(ステップS411)、記憶メモリ46にブレ量情報が記憶される。ここで記憶しておいた被写体のブレ量の情報は、図9に示した起動シーケンスで参照される。
SW1処理が完了した後、SW1がOFFされるか(ステップS107)、引き続きSW2が押下されるか(ステップS109)をチェックする。SW1がOFFされた場合、撮影する意思がないとして、一旦撮影待機状態に戻る。SW2が押下された場合、撮影が実行される(ステップS111)。この撮影時点では、既にSW1押下によりAE、AF処理が行われ、最適な露出設定とピント制御が行われている。
図12は、撮影モードから撮影以外の状態に遷移するシーケンスを示す図である。撮影以外とは、電源OFFや再生モードを指す。図12(a)〜(f)に、様々なパターンのシーケンスを示しているが、これは、どの焦点検出領域設定情報をクリアするかのパターンを複数示している。
図12(a)は、いずれの焦点検出領域設定情報もクリアしないシーケンスである。この場合、全ての焦点検出領域設定が記憶されたままとなるため、次回カメラ起動時にそれらを復帰することが可能となる。
図12(b)は、焦点検出モード以外の焦点検出領域情報をクリアするシーケンスである。この場合、復帰できるのは焦点検出モードのみとなり、前回ユーザーが設定した位置やサイズは、復帰されない。
図12(c)は、多点焦点検出と一点焦点検出の焦点検出領域サイズのみをクリアするシーケンスを示している。また、図12(d)は、多点焦点検出と一点焦点検出の焦点検出領域位置のみをクリアするシーケンスを示している。また、図12(e)は、多点焦点検出のサイズと位置をクリアするシーケンスを示している。また、図12(f)は、一点焦点検出のサイズと位置をクリアするシーケンスを示している。
このような様々なパターンの中から、製品の仕様に応じてどのシーケンスを採用しても良い。
以上のような実施形態により、焦点検出領域の位置とサイズを変更可能な焦点検出モードを複数備える場合に、それぞれの焦点検出モードで設定した焦点検出位置とサイズが適切に記憶、復帰され、操作性の向上を計ることが可能となる。
複数ある焦点検出モードごとに焦点検出領域位置や焦点検出領域サイズを指定可能で、かつ焦点検出モードごとに焦点検出領域情報を記憶できるようにすることで、焦点検出モードごとに被写体に適した設定で撮影することが容易となり、操作性が向上する。
また、電源オフ、再生モードへの移行、光学レンズの収納といったカメラの状態の変化や、カメラの設置状態の変化、被写体の変化に応じて記憶した焦点検出領域情報を適切に使用することで、撮影者の撮影意図を汲み取った設定にすることが可能となる。
(他の実施形態)
また、各実施形態の目的は、次のような方法によっても達成される。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、本発明には次のような場合も含まれる。すなわち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、次のような場合も本発明に含まれる。すなわち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の一実施形態に係わる撮像装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態の撮像装置(デジタルカメラ)の外観を示す図である。 パラメータ選択スイッチを使用して焦点検出領域を選択する様子を示す図である。 焦点検出領域の移動可能な範囲を示す図である。 焦点検出領域の移動可能な範囲を示す図である。 カメラを三脚に固定し、静止した植物を撮影する様子を示す図である。 被写体の輝度分布を示す図である。 カメラ起動時のシーケンスを示す図である。 焦点検出設定復帰処理を示すフローチャートである。 焦点検出設定の変更動作を示すフローチャートである。 レリーズボタン(SW1)が押下された後の動作を示すフローチャートである。 撮影モードから撮影以外の状態に遷移するシーケンスを示す図である。
符号の説明
10 レンズ
12 メカニカルシャッター
14 絞り
16 撮像素子
18 CDS回路
20 PGA回路
22 A/D変換回路
24 TG
26 絞り駆動回路
28 メカニカルシャッター駆動回路
50 画像処理回路
34 VRAM
32 圧縮伸張回路
36 D/A変換回路
10 8画像表示装置
60 システム制御回路
70 カメラ操作部

Claims (9)

  1. 光学レンズにより結像された被写体像を光電変換する撮像素子と、
    前記撮像素子の画面内の一部の領域である焦点検出領域からの画像信号を用いて前記被写体像の合焦状態を検出する焦点検出手段と、
    前記画面内での前記焦点検出領域の大きさあるいは位置がそれぞれ異なる複数の焦点検出モードのうちから1つの焦点検出モードを設定する設定手段と、
    前記複数の焦点検出モードごとに、前記焦点検出領域の大きさ及び位置を記憶する記憶手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の焦点検出モードは、前記焦点検出領域を複数に分割する多点焦点検出モードと、前記焦点検出領域を分割しない一点焦点検出モードとを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記複数の焦点検出モードの各モードで、前記焦点検出領域の位置を前記画面内で移動できる範囲が異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置の電源を切る際に、前記記憶手段に記憶されている焦点検出領域の大きさと位置の少なくとも一方の情報をリセットすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置は撮影した撮影画像を再生する機能を有し、前記撮影画像の再生の際に、前記記憶手段に記憶されている焦点検出領域の大きさと位置の少なくとも一方の情報をリセットすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像装置は前記光学レンズを前記撮像装置の本体内に収納する機能を有し、前記光学レンズの収納の際に、前記記憶手段に記憶されている焦点検出領域の大きさと位置の少なくとも一方の情報をリセットすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像装置の撮影動作における被写体の状態を示す被写体情報を記憶する被写体情報記憶手段と、該被写体情報記憶手段に記憶されている被写体情報と今回の撮影における被写体情報とを比較し、前記被写体の状態に変化があるか否かを判定する判定手段とをさらに備え、該判定手段により前記被写体の状態に変化がないと判定された場合に、今回の撮影の際に、前記記憶手段に記憶されている前記焦点検出領域の大きさ及び位置の少なくとも一方を設定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像装置の撮影動作における設置状態を示す設置情報を記憶する設置情報記憶手段と、該設置情報記憶手段に記憶されている設置情報と今回の撮影における設置情報とを比較し、前記設置状態に変化があるか否かを判定する判定手段とをさらに備え、該判定手段により前記設置状態に変化がないと判定された場合に、今回の撮影の際に、前記記憶手段に記憶されている前記焦点検出領域の大きさ及び位置の少なくとも一方を設定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 光学レンズにより結像された被写体像を光電変換する撮像素子を備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記撮像素子の画面内の一部の領域である焦点検出領域からの画像信号を用いて前記被写体像の合焦状態を検出する焦点検出工程と、
    前記画面内での前記焦点検出領域の大きさあるいは位置がそれぞれ異なる複数の焦点検出モードのうちから1つの焦点検出モードを設定する設定工程と、
    前記複数の焦点検出モードごとに、前記焦点検出領域の大きさ及び位置を記憶する記憶工程と、
    を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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