JP2010062825A - 撮像装置および撮像制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物検出に伴う処理量を低減し、消費電力を抑制する。
【解決手段】被写体を撮像して画像データを取得する撮像手段と、画像データから所定の検出条件で対象物を検出する対象物検出手段と、対象物検出手段の検出結果に応じて、対象物検出手段の動作クロックを変更するクロック制御手段と、対象物検出手段の検出結果に応じて、対象物検出手段の検出条件を変更する検出条件制御手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置および撮像制御方法に関する。さらに詳述すると、対象物の検出を行う撮像装置および撮像制御方法に関するものである。
撮像素子を用いて得られた撮影画像をデジタルデータに変換して、記録メディア等に記録を行うデジタルカメラ、デジタルカメラ機能付き携帯電話などの撮像装置が普及している。当該撮像装置は、多機能化してきており、それに伴う消費電力の増大が問題となっている。特にデジタルカメラ、デジタルカメラ機能付き携帯電話などの撮像装置は、持ち運びを前提としたモバイル機器であり、その消費電力を抑えることは極めて重要である。
多機能化した機能の一つに撮影画像から所定の対象物(特に、人物の顔など)を検出する対象物検出処理(特に、顔検出処理)がある。例えば、顔検出処理の場合、撮影前に顔位置を検出して、顔領域を基準としてホワイトバランスの調整や焦点調節を実施するようにしている。
顔検出処理は、撮影画像データ内の主要被写体の状況(例えば、主要被写体の数、方向、位置、大きさ等)について一定間隔で間欠的に監視(検出判定)している。このため、顔検出処理の処理量は、非常に多い。さらに、限られた時間内に顔検出処理を終了させる必要があるため、動作クロックを高速にする必要があり、消費電力の増大を招いている。
ところで、撮影を行う構図は様々であるが、上記主要被写体の状況(例えば、主要被写体の数、方向、位置、大きさ等)に変化があるかどうかで分類したとき、例えば、主要被写体が大人である場合は、動きが少なく、その状況に変化がない場合が多い。これに対し、例えば、主要被写体が子供である場合は、横を向いたり、動き回ったりすることが多く、その状況に変化がある場合が多い。
しかしながら、従来の顔検出処理では、構図の状況に関係なく一定の顔検出処理を実行するため、構図に変化がない場合等における顔検出処理では、結果的に無駄な処理(検出判定)が多く含まれ、無駄に電力を消費することに繋がっていた。
この問題に対し、例えば、特許文献1には、カメラの振れ具合を検出して、振れ具合から顔検出を行う時間の間隔を変更したり、ユーザが構図を決定したと判断される場合にのみ顔検出を行うことで、消費電力の増加を低減を図ることを目的とする技術が開示されている。
特開2008−28758号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、カメラの振れがないときは、消費電力の低減を図ることはできず、また、構図が決定したと判断されない場合は、顔検出そのものが行われないという問題がある。
そこで本発明は、対象物検出(特に、顔検出)の性能を維持しつつ、不要な対象物検出処理の実行を削除し、対象物検出に伴う消費電力を抑制することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の撮像装置は、被写体を撮像して画像データを取得する撮像手段と、画像データから所定の検出条件で対象物を検出する対象物検出手段と、対象物検出手段の検出結果に応じて、対象物検出手段の動作クロックを変更するクロック制御手段と、対象物検出手段の検出結果に応じて、対象物検出手段の検出条件を変更する検出条件制御手段とを備えるものである。したがって、対象物検出手段の検出結果に応じて、対象物検出手段に関する動作クロックおよび検出条件を変更している。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、対象物検出手段の検出結果は、対象物の数であるとするものである。したがって、検出された対象物の数に応じて、対象物検出手段に関する動作クロックおよび検出条件を変更している。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の撮像装置において、対象物検出手段は、予め設定された最大検出数まで対象物の検出を行い、検出条件制御手段は、最大検出数を、対象物検出手段の検出結果である対象物の数に変更するものである。したがって、最大検出数を検出結果(実際の検出数)に変更して対象物検出手段の処理量を低減している。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、対象物検出手段の検出結果は、顔の方向であるとするものである。したがって、検出された顔の方向に応じて、対象物検出手段に関する動作クロックおよび検出条件を変更している。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、対象物検出手段の検出結果は、顔検出位置であるとするものである。したがって、検出された顔検出位置に応じて、対象物検出手段に関する動作クロックおよび検出条件を変更している。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、対象物検出手段の検出結果は、顔の大きさであるとするものである。したがって、検出された顔の大きさに応じて、対象物検出手段に関する動作クロックおよび検出条件を変更している。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6までのいずれかに記載の撮像装置において、対象物は、人物の顔であるとするものである。
また、請求項8に記載の撮像制御方法は、画像データから所定の検出条件で対象物を検出する対象物検出処理と、対象物検出処理の検出結果に応じて、対象物検出処理に関する動作クロックを変更するクロック制御処理と、対象物検出処理の検出結果に応じて、対象物検出処理における検出条件を変更する検出条件制御処理とを行うようにしている。したがって、対象物検出処理の検出結果に応じて、対象物検出処理に関する動作クロックおよび検出条件を変更している。
本発明によれば、対象物検出に伴う処理量を低減し、かつ消費電力を抑制することができる。
以下、本発明の構成を図1から図3に示す実施の形態(第1の実施形態)に基づいて詳細に説明する。
1.撮像装置の構成
図1は、撮像装置の主要構成を示すブロック図の一例である。撮像装置1は、静止画や動画の記録及び再生機能等を備えており、撮像装置1全体の動作は中央処理装置(CPU)100により制御される。
CPU100は、所定のプログラムに従って撮像装置1を制御する制御手段として機能するとともに、後述するように対象物検出処理(顔検出処理)を実行する対象物検出手段(顔検出手段)、
検出結果に応じて動作クロック制御部121を制御するクロック制御処理を実行するクロック制御手段と、検出結果に応じて検出条件を変更する検出条件制御処理を実行する検出条件制御手段として機能する。また、その他、自動露出処理、自動合焦処理、ホワイトバランス調整処理等を実行する演算処理手段としても機能する。
電源回路101は、撮像装置1の各ブロックに電源を供給する。また、動作クロック制御部121は、CPU100により送信される制御内容をもとに、各ブロックに供給する動作クロックの制御を行う。
CPU100には、バス102を介してROM103、EEPROM104等が接続される。ROM103には、例えば、CPU100が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納される。また、EEPROM104には、例えば、CCD画素欠陥情報、カメラ動作に関する各種情報等が格納される。
SDRAM105は、プログラム格納領域及びCPU100の演算処理領域、画像データの一時記憶領域等として利用される。
操作部106には、電源スイッチ、モード選択スイッチ、顔検出機能ON/OFFスイッチ、レリーズボタン等の操作スイッチが設けられている。これらの操作スイッチからの信号はCPU100に入力され、CPU100は入力信号に基づいて撮像装置1の各回路を制御する。
例えば、電源スイッチは、撮像装置1の電源のオン・オフ制御するための操作手段であり、モード選択スイッチは、撮像モードと再生モードを選択するための操作手段である。また、顔検出機能ON/OFFスイッチは、撮像した画像から顔を検出する顔検出機能のON/OFFを制御する。また、レリーズボタンは、撮影を行う操作ボタンであり、半押し時にオン(有効)になるレリーズ1スイッチと、全押し時にオン(有効)になるレリーズ2スイッチがある。
画像表示装置122は、カラー表示可能な液晶モニタで構成されており、撮像時に画像確認用の電子ファインダとして、また、記録済み画像を再生表示する手段として利用される。
撮像装置1には記録メディア108を装着することができ、当該記録メディア108は、メディア制御部109により制御がなされる。
2.撮像装置の撮像動作
次に、撮像装置1の撮像動作について説明する。
モード選択スイッチによって撮像モードが選択されると、撮像素子111を含む撮像手段に電源が供給され、撮像可能な状態になる。
光学系110は、フォーカスレンズ、ズームレンズ含む撮像レンズ、絞り兼用メカシャッター等を含んでおり、駆動回路114により駆動される。また、駆動回路114は、CPU100から出力された制御信号により制御される。
光学系110を通過した光は、撮像素子111の受光面に結像される。また、CPU100は、TG(タイミング信号発生回路)115を介して撮像素子111における電荷蓄積時間を制御する。
撮像素子111の受光面に結像された被写体像は、各受光素子によって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。また、各受光素子に蓄積された信号電荷は、信号電荷に応じたアナログ信号として順次読み出される。このアナログ信号はCDS112に入力され、相関2重サンプリング処理されて増幅された後、A/D変換器113によりA/D変換され、デジタル信号となる。このデジタル信号は、画像入力インターフェイス116を介してSDRAM105に記憶される。
画像処理部117は、同時化処理、ガンマ補正、輪郭補正等の画像処理を実行する。即ち、CPU100からの制御に従ってSDRAM105に記憶された画像データに対して各種画像処理を行い、画像処理を実行した画像データを再びSDRAM105に記憶させる。
画像データを画像表示装置122に表示する場合、SDRAM105から画像データが読み出され、バス102を介して表示制御部107に転送される。表示制御部107は、入力された画像データを表示用の所定方式に変換して画像表示装置106に出力する。
このように撮像素子111から出力される画像データに対し、逐次、画像処理を施してSDRAM105へ記憶し、記憶された画像データを表示制御部107を介して画像表示装置122に表示することにより、撮像中の画像がリアルタイムに表示され、撮影者は撮影構図を確認することができる。
また、対象物検出処理(以下、本実施形態では、顔検出処理について説明する)は、CPU100により演算処理され、顔検出機能がオン(有効)に設定されている場合に、撮像素子111から出力された画像データに対して行うものである。尚、顔検出処理の詳細については後述する。
AF検波部118およびAE/AWB検波部119は、顔検出機能がオンに設定されている場合、顔検出結果を用いて以下の処理を実行する。
レリーズボタンが半押しされ、レリーズ1がオンになると、撮像装置1は自動焦点制御および自動露出処理を開始する。
撮像素子111から出力されたアナログ信号はA/D変換後にデジタルデータとしてAF検波部118、AE/AWB検波部119に入力される。尚、AF制御には、例えば、画像信号の高周波成分が極大になるようにフォーカスレンズを移動させるコントラストAFが適用される。
AF検波部118は、画面内にあらかじめ設定されているフォーカス対象領域内の信号を切り出すAF領域抽出部およびAF領域内のハイパスフィルタ処理データを積算する積算部から構成され、画像データの高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ処理を行う。
AF検波部118により算出された積算値のデータは、バス102を介してCPU100に送信される。これを受けたCPU100は、フォーカスレンズを移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値を演算し、演算した焦点評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。また、求めた合焦位置にフォーカスレンズを移動させるように駆動回路114を制御する。尚、顔検出結果は、例えば、AF検出ポイントを、顔が検出された位置に設定する等してAF検波部118に用いられる。
AE/AWB検波部119は、1画面を複数の分割領域に分割し、分割領域ごとにR、G、B信号を積算する。
当該積算値は、バス102を介してCPU100に転送される。これを受けたCPU100は、当該積算値を参照して被写体の明るさ(被写体輝度)を検波し、撮像に適した露出値を算出する。
また、CPU100は、求めた露出値に従って絞り値およびシャッタースピードを決定し、当該絞り値およびシャッタースピードに従って撮像素子111の電子シャッター等を制御し、適正な露光量を得る。
AE/AWB検波部119は、自動ホワイトバランス調整時に、分割領域ごとにR、G、B信号の色別の平均積算値する。当該平均積算値は、バス102介してCPU100に転送される。
CPU100は、Rの積算値、Bの積算値、Gの積算値を得て、分割領域ごとにR/G及びB/Gの比を求め、これらR/G、B/Gの値のR/G、B/G軸座標の色空間における分布等に基づいて光源判別を行う。また、判別された光源に応じて、R、G、B信号に対するゲイン値を制御し、各色チャンネルの信号に補正処理を実行する。尚、顔検出結果は、例えば、R、G、B信号の平均積算値を演算するための分割領域を、顔が検出された領域に設定したり、顔検出領域のR、G、B信号に基づいて各色チャンネルの信号に補正処理を行ったりする等して、AE/AWB検波部119に用いられる。
上述のようにレリーズボタンが半押しされ、レリーズ1がオンにされることでAE/AF処理が行われる。さらに、レリーズボタンが全押しされ、レリーズ2がオンにされることで記録用の撮像動作が開始する。
撮像動作により、取得された画像データは画像信号処理部117において各種画像処理が実行された後、SDRAM105に記憶される。当該SDRAM105に記憶された画像データは、圧縮伸張部120により、所定のフォーマットに従って圧縮された後、メディア制御部109を介して記録メディア108に記録される。以上が、撮像装置1の撮像動作についての説明である。
3.対象物検出処理
以下に、対象物検出処理について詳細に説明する。尚、本実施形態では、対象物として人の顔を検出する顔検出処理について説明するが、対象物は人物の顔に限られるものではなく、人物自体、動物等、その他のものであっても良い。
本実施形態の顔検出処理には、通常の顔検出処理であるモード(以下、「顔検出処理1(モード)」とする)と、本発明特有の無駄な処理を削除して処理量を低減するモード(以下、「顔検出処理2(モード)」とする)の2つのモードを含むものである。
先ず、通常の顔検出処理である顔検出処理1について説明する。顔検出処理1は、SDRAM105に記憶されている顔参照データと撮影された画像データの照合を実行するものである。照合方法は、例えば、画像データの画面内で、対象領域の位置を移動させながら、対象領域内の画像と顔参照データとを照合し、両者の相関を調べ、そして、相関値が予め設定された閾値を越えた場合、その対象領域を顔領域として認定するものである。
顔参照データとしては、顔の大きさを考慮して別々のデータを用意すればよい。大きさは、例えば、8×8、16×16、32×32、64×64、128×128(画素)のように5段階のサイズ分類とすれば良く、特に限られるものではない。
また、顔参照データとしては、顔の向きを考慮して別々のデータを用意すればよい。顔の向きは、例えば、0°、+90°、+180°、+270°のように4段階の方向分類とすれば良く、特に限られるものではない。
顔検出処理1では、最大顔検出数が予め設定されている。即ち、顔検出処理1では、1回目(1人目)の顔領域を検出した後、2回目の顔検出処理を実行し、逐次、最大顔検出数まで照合処理を繰り返すものである。
ここで、顔検出処理1を一定時間内に終了する必要があるため、CPU100の動作クロックは高速に設定される必要があり、また、画像データ、顔参照データ、CPU100による顔検出処理に関わる演算データは、SDRAM105に記憶されるため、各データの転送に関わる動作クロックも高速に設定される必要がある。
次に、本実施形態の顔検出処理(顔検出処理1および顔検出処理2を含む)について、図2に示すフローチャートを参照しつつ詳説する。
先ず、CPU100は、上述の顔検出処理1を実行する(S101)。顔検出処理1(S101)が終了すると、CPU100は、直近の顔検出処理1で得られた顔検出結果(R1[n]とする)と、その前に得られた顔検出結果(R1[n−1]とする)との比較を行う(S102)。
本実施形態では、S102における比較判断基準(以下、判定パラメータという)は、顔検出処理1で得られた顔の数としている。比較の結果、顔の数が同じであれば「変化なし」、顔の数に変化があれば「変化あり」と記憶する。
CPU100は、比較結果が「変化なし」の場合(S103:NO)は、比較を行った回数(以下、比較カウンタという)をカウントアップして、S104へ遷移する。これに対し、“変化あり”の場合(S103:YES)は、比較カウンタを初期化して、S101へ遷移する。
CPU100は、比較カウンタが予め設定された設定回数とイコールであれば(S104:YES)、一定時間内に検出された顔の数に変化はないと判断し、S105へ遷移する。これに対し、比較カウンタが予め設定された設定回数とイコールでない場合(S104:NO)は、S101へ遷移する。尚、設定回数は、予め任意に設定可能なパラメータである。
次に、CPU100は、顔検出に関わる動作クロック制御と、顔検出処理量制御を行う(S105)。
上述のように、顔検出処理1では、複数の顔を検出する処理が行われる。例えば、最大検出数10人まで検出可能な顔検出処理は、1人目の顔を検出した後に、2人目の顔検出処理を実行し、逐次最大検出数まで顔検出処理を繰り返している。しかしながら、撮影者が構図を決定している一定期間中、被写体数が変化しないことが多い。したがって、顔検出処理1のみを行う撮像装置では、例えば、被写体が1人であった場合にも、撮像装置の内部では、最大検出数まで顔検出処理を実行し、無駄な顔検出処理を行うことで、消費電力を増大させている結果となっていた。
そこで本実施形態の顔検出処理では、最大顔検出数を実際に検出された顔の数に設定する(置き換える)ことにより、顔検出処理の処理量を低減する制御を行うものである。さらに、当該顔検出処理の処理量の低減分だけ、動作クロックを低速に変更する制御を行うものである。
S105により設定された顔検出処理量と動作クロックの関係との例を表1に示す。
Figure 2010062825
この顔検出処理量と動作クロックを変更した状態を顔検出処理2モードとし、顔検出処理2を実行する(S106)。
CPU100は、直近の顔検出処理2で得られた顔検出結果(R2[n]とする)と、その前に得られた顔検出結果(R2[n−1]とする)との比較を行う(S107)。
S107における判定パラメータは、S102と同様に顔検出処理2で得られた顔の数としている。比較の結果、顔の数が同じであれば「変化なし」、顔の数に変化があれば「変化あり」と記憶する。
CPU100は、比較結果が「変化なし」の場合(S108:NO)は、S106へ遷移する。これに対し、「変化あり」の場合(S108:YES)は、比較カウンタを初期化して、S101へ遷移する。
以上説明した顔検出処理は、S101〜S108の処理中に、レリーズ1の状態となった段階で終了する。
図3は、第1の実施形態での処理を時系列で表した図である。図3において、T1期間は、通常の顔検出処理1を含む処理(S101〜S104)を実行している状態である。通常の顔検出処理1であるため、動作クロックは高速であり、消費電力P1は大きい。尚、図3に示すように、顔検出処理1の開始前は、動作クロックは低速であり、消費電力は少ない。
これに対し、T2期間は、顔検出処理2(S105〜S108)を含む処理を実行している状態である。顔検出処理2では、動作クロックは低速であるため、消費電力P2は、P1>P2となり消費電力を抑制することができることを示している。
このように、本発明によれば、構図の状況に応じて、顔検出処理間隔を維持しつつ、顔検出処理による消費電力を抑制することができる。即ち、一定期間、通常の顔検出処理を実行し、検出した顔の数に変化があるかを比較することにより、変化がない場合は、撮影者が意図する構図では、被写体数に変化はないと判定して、顔検出に関わる処理量を低減させるものである。さらに、処理量が低減される分、顔検出に関わる動作クロックを低速する制御をすることで、顔検出処理間隔を維持しつつ、顔検出処理による消費電力を抑制させることができるものである。
4.第2の実施形態
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。尚、第1の実施の形態と同様の点については説明を省略する。
第1の実施形態では、顔検出結果の判定パラメータを検出した顔の数としているが、第2の実施の形態では、顔の方向とする。即ち、第2の実施形態では、図2のS102において、検出した顔の方向に変化がないかを比較するものである。尚、顔の方向としては、例えば、0°、+90°、+180°、+270°の4方向とすればよいが、特に限られるものではない。
顔検出処理1において検出された顔の方向のみを実行し、一定期間、検出されなかった方向については、実行しないように制御する(S105)。また、動作クロックは、顔検出処理量低減分、顔検出に関わる動作クロックを低速とする(S105)。
第2の実施形態の顔検出処理量と動作クロックの関係との例を表2に示す。
Figure 2010062825
上記のように変更した内容を、顔検出処理2として、S106で実施することで顔検出処理間隔を維持しつつ、顔検出処理による消費電力を抑制することができる。
5.第3の実施形態
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。尚、第1〜2の実施の形態と同様の点については説明を省略する。
第1の実施形態では、顔検出結果の判定パラメータを検出した顔の数としているが、第3の実施の形態では、顔検出位置とする。即ち、第3の実施形態では、図2のS102において、予め設定した顔検出位置ばらつき閾値よりもばらついていないかを比較するものである。即ち、直近で得られた顔検出位置と、その前に得られた顔検出位置との差が、予め設定した閾値より大きいか否かを判断する。
顔検出領域を、顔検出処理1において一定期間検出した顔検出位置のばらつき範囲内とするように制御する(S105)。また、動作クロックは、顔検出処理量低減分、顔検出に関わる動作クロックを低速とする(S105)。
第3の実施形態の顔検出処理量と動作クロックの関係との例を表3に示す。
Figure 2010062825
上記のように変更した内容を、顔検出処理2として、S106で実施することで顔検出処理間隔を維持しつつ、顔検出処理による消費電力を抑制することができる。
6.第4の実施形態
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。尚、第1〜3の実施の形態と同様の点については説明を省略する。
第1の実施形態では、顔検出結果の判定パラメータを検出した顔の数としているが、第4の実施の形態では、検出した顔の大きさとする。即ち、第4の実施形態では、図2のS102において、予め設定した顔の大きさばらつき閾値よりもばらついていないかを比較するものである。即ち、直近で得られた顔の大きさと、その前に得られた顔の大きさとの差が、予め設定した閾値より大きいか否かを判断する。
顔検出処理の変更は、顔検出の顔の大きさについて、一定期間検出した顔の大きさのばらつき範囲内とするように制御する(S105)。また、動作クロックは、顔検出処理量低減分、顔検出に関わる動作クロックを低速とする(S105)。
第4の実施形態の顔検出処理量と動作クロックの関係との例を表4に示す。
Figure 2010062825
上記のように変更した内容を、顔検出処理2として、S106で実施することで顔検出処理間隔を維持しつつ、顔検出処理による消費電力を抑制することができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
撮像装置の主要構成を示すブロック図の一例である。 第1の実施形態の顔検出処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の処理を時系列で表した図である。
符号の説明
1 撮像装置
100 CPU
101 電源回路
102 バス
103 ROM
104 EEPROM
105 SDRAM
106 操作部
107 表示制御部
108 記録メディア
109 メディア制御部
110 光学系
111 撮像素子
112 CDS
113 A/D
114 駆動回路
115 TG
116 入力I/F
117 画像処理部
118 AF検波部
119 AE/AWB検波部
120 圧縮・伸張部
121 動作クロック制御部
122 画像表示装置

Claims (8)

  1. 被写体を撮像して画像データを取得する撮像手段と、
    前記画像データから所定の検出条件で対象物を検出する対象物検出手段と、
    前記対象物検出手段の検出結果に応じて、前記対象物検出手段の動作クロックを変更するクロック制御手段と、
    前記対象物検出手段の検出結果に応じて、前記対象物検出手段の前記検出条件を変更する検出条件制御手段
    とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記対象物検出手段の検出結果は、前記対象物の数であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記対象物検出手段は、予め設定された最大検出数まで前記対象物の検出を行い、
    前記検出条件制御手段は、前記最大検出数を、前記対象物検出手段の検出結果である前記対象物の数に変更することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記対象物検出手段の検出結果は、顔の方向であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記対象物検出手段の検出結果は、顔検出位置であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記対象物検出手段の検出結果は、顔の大きさであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記対象物は、人物の顔であることを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の撮像装置。
  8. 画像データから所定の検出条件で対象物を検出する対象物検出処理と、
    前記対象物検出処理の検出結果に応じて、前記対象物検出処理に関する動作クロックを変更するクロック制御処理と、
    前記対象物検出処理の検出結果に応じて、前記対象物検出処理における前記検出条件を変更する検出条件制御処理
    とを行うことを特徴とする撮像制御方法。
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