JP2011135209A - 撮像装置および撮像装置の制御プログラム - Google Patents

撮像装置および撮像装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】動画撮影中にカメラに任せてたくさんの静止画撮影を行ってしまうと、静止画像データだけで記録媒体の容量を大きく消費してしまう。すると、動画撮影ができる時間が削られ、結果的に撮りたいシーンを撮り損ねるという問題があった。
【解決手段】動画撮影中にも静止画の取得を行うことができる撮像装置は、一回の動画撮影に対してメモリ部に記憶される複数の静止画像のためのメモリ容量を設定する設定部と、取得された静止画像がメモリ部に記憶されるときに、メモリ容量を超えるか否かを判断する判断部と、メモリ部に記憶された静止画像の各々に対して評価値を決定する決定部と、判断部によりメモリ容量を超えると判断されたときに、決定部により決定された評価値に基づいて、メモリ部に既に記憶されている静止画像の少なくとも一枚を消去する消去部とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像装置および撮像装置の制御プログラムに関する。
従来、動画撮影中にも並行して静止画撮影が行えるカメラが知られている。特に、動画撮影中であっても、カメラがシーンを判別して自動的に静止画撮影を行うカメラが知られている(例えば、特許文献1を参照)。このようなカメラは、同じシーンを動画でも静止画でも撮影したいユーザに多大な利便性を提供している。
特開2006−246361号公報
ところが、動画撮影中にカメラに任せてたくさんの静止画撮影を行ってしまうと、静止画像データだけで記録媒体の容量を大きく消費してしまう。すると、動画撮影ができる時間が削られ、結果的に撮りたいシーンを撮り損ねるという問題があった。また、カメラがシーンを判断して自動的に静止画撮影を行うような場合、往々にして特定のシーンのみを連続して撮影する状況が生じ、同じようなシーンの静止画像が短期間に多数生成され、記録媒体の消費に拍車をかける結果となっていた。その上、ユーザにとっても、多数の同じようなシーンの静止画像が必要なわけではなく、結局後に静止画像消去の作業を強いられていた。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様の撮像装置は、動画撮影中にも静止画の取得を行うことができる撮像装置であって、一回の動画撮影に対してメモリ部に記憶される複数の静止画像のためのメモリ容量を設定する設定部と、取得された静止画像がメモリ部に記憶されるときに、メモリ容量を超えるか否かを判断する判断部と、メモリ部に記憶された静止画像の各々に対して評価値を決定する決定部と、判断部によりメモリ容量を超えると判断されたときに、決定部により決定された評価値に基づいて、メモリ部に既に記憶されている静止画像の少なくとも一枚を消去する消去部とを備える。
上記課題を解決するために、本発明の第2の態様の撮像装置の制御プログラムは、動画撮影中にも静止画の取得を行うことができる撮像装置の制御プログラムであって、一回の動画撮影に対してメモリ部に記憶される複数の静止画像のためのメモリ容量を設定する設定ステップと、取得された静止画像がメモリ部に記憶されるときに、メモリ容量を超えるか否かを判断する判断ステップと、メモリ部に記憶された静止画像の各々に対して評価値を決定する決定ステップと、判断ステップによりメモリ容量を超えると判断されたときに、決定ステップにより決定された評価値に基づいて、メモリ部に既に記憶されている静止画像の少なくとも一枚を消去する消去ステップとをコンピュータに実行させる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係るカメラのシステム構成図である。 動画撮影動作を示すフロー図である。 動画撮影中に行われる静止画取得処理を示すフロー図である。 設定メニュー画面を表示するカメラの背面図である。 評価値計算のベースとなる評価テーブルの一例を示す図である。 動画撮影中の様子を示すカメラの背面図である。 動画撮影中に特定操作が成されたときの様子を示すカメラの背面図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係るカメラ10のシステム構成図である。カメラ10は光学系20を備える。光学系20は、主にズームレンズ21、フォーカスレンズ22、補正レンズユニット23、レンズシャッタ24等により構成される。被写体像は光軸11に沿って光学系20に入射し、撮像素子31の結像面に結像する。
撮像素子31は、光学系20を透過して入射する被写体像である光学像を光電変換する素子であり、例えば、CCD、CMOSセンサが用いられる。撮像素子31で光電変換された被写体像は、A/D変換器32でアナログ信号からデジタル信号に変換される。撮像素子31の電荷読み出し制御およびA/D変換器32の変換制御は、メモリ制御部33の同期制御を受けたタイミング発生部34が供給するクロック信号により同期が計られる。
デジタル信号に変換された被写体像は、画像データとして順次処理される。A/D変換器によりデジタル信号に変換された画像データは、メモリ制御部33の制御に従い、一旦内部メモリ35に記憶される。内部メモリ35は、高速で読み書きのできるランダムアクセスメモリであり、例えばDRAM、SRAMなどが用いられる。内部メモリ35は、連写撮影、動画撮影において高速に連続して画像データが生成される場合に、画像処理の順番を待つバッファメモリとしての役割を担う。また、画像処理部36が行う画像処理、圧縮処理において、ワークメモリとしての役割も担う。更に、特定の目的に即して加工処理された画像データを一時的に保管する役割も担う。したがって、内部メモリ35は、これらの役割を担うに相当する十分なメモリ容量を備える。メモリ制御部33は、いかなる作業にどれくらいのメモリ容量を割り当てるかを制御する。内部メモリ35における具体的な画像データの記憶処理については後述する。
画像処理部36は、設定されている撮影モード、ユーザからの指示に則して、画像データを所定の画像フォーマットに従った画像データに変換する。例えば、静止画像としてJPEGファイルを生成する場合、色変換処理、ガンマ処理、ホワイトバランス処理等の画像処理を行った後に適応離散コサイン変換等を施して圧縮処理を行う。また、動画像としてMPEGファイルを生成する場合、所定の画素数に縮小されて生成された連続する静止画としてのフレーム画像に対して、フレーム内符号化、フレーム間符号化を施して圧縮処理を行う。そして、変換された画像データは再び内部メモリ35に保管される。
画像処理部36によって処理された静止画像データ、動画像データは、メモリ制御部33の制御により、内部メモリ35から記録媒体IF37を介して、記録媒体80に記録される。記録媒体80は、フラッシュメモリ等により構成される、カメラ10に対して着脱可能な不揮発性メモリである。
画像処理部36で処理された画像データは、記録用に処理される画像データに並行して、表示用の画像データを生成する。表示用の画像データは、記録用に処理される画像データをコピーして間引き処理された、画素数の少ない画像データである。生成された表示用の画像データは、表示制御部38の制御に従って、タイミング発生部34からのクロック信号に同期するD/A変換器39でアナログ信号に変換されて、表示部40に表示される。記録の有無に関わらず、逐次表示用の画像データを生成して表示部40に表示すれば、電子ファインダ機能を実現することができる。また、画像の表示と共に、もしくは画像を表示することなく、カメラ10の各種設定に関する様々なメニュー項目も、表示部40に表示することができる。
カメラ10は、上記の画像処理における各々の要素も含めて、システム制御部41により直接的または間接的に制御される。システム制御部41は、システムメモリ42を備える。システムメモリ42は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM(登録商標)等により構成される。システムメモリ42は、カメラ10の動作時に必要な定数、変数、プログラム等を、カメラ10の非動作時にも失われないように記録している。システム制御部41は、定数、変数、プログラム等を適宜内部メモリ35に展開して、カメラ10の制御に利用する。
光学系20を構成するズームレンズ21、フォーカスレンズ22、補正レンズユニット23、レンズシャッタ24は、システム制御部41の統括制御のもとそれぞれ、ズーム制御部43、フォーカス制御部44、防振駆動制御部45、露光制御部46によって制御される。ズーム制御部43は、ユーザの指示に応じてズームレンズ21を駆動して、被写体像の画角を変更する。フォーカス制御部44は、連続して取得される画像データを用いたコントラストAFの情報に基づいて、特定の領域の被写体像が撮像素子31の受光面上で合焦するように、フォーカスレンズ22を駆動する。
防振駆動制御部45は、補正レンズユニット23の補正レンズの位置を検出する位置検出センサと、カメラ10に加えられるブレを検出する振れ検出センサを備える。防振駆動制御部45は、振れ検出センサから検出されたカメラ10のブレを打ち消すように、位置検出センサの出力を加味して、補正レンズを駆動する。これにより、被写体像は、撮像素子31の受光面上で安定した結像状態を維持する。露光制御部46は、画像処理部36が処理した画像データをシステム制御部41が解析して得た露出値に基づいて、レンズシャッタ24を駆動し、入射する被写体像の絞りおよびシャッタスピードを調整する。なお、動画撮影等の場合に、各フレームの画像データ取得においては、シャッタースピードの調整を、撮像素子31の電荷読み出しのタイミングを制御することにより行うこともできる。
カメラ10は、ユーザからの操作を受け付ける操作部材47を複数備えているが、システム制御部41は、これら操作部材47が操作されたことを検知し、操作に応じた動作を実行する。また、カメラ10は操作部材47の類としてレリーズスイッチ48を備える。レリーズスイッチ48は、押下げ方向に2段階に検知できる押しボタンで構成されており、システム制御部41は、1段階目の押下げであるSW1の検知により撮影準備動作であるAF、AE等を実行し、2段階目の押下げであるSW2の検知により撮像素子31による被写体像の取得動作を実行する。
カメラ10は、電源90から電力供給を受ける。電源制御部49は、電源90と通信して残電力の検出、電力供給の監視を行う。電源90は、2次電池、家庭用AC電源等により構成される。
図2は、本実施形態に係るカメラ10の動画撮影動作を示すフロー図である。以下の各ステップにおいて、特に明示しない場合の演算、判断、処理等については、システム制御部41が実行する。
ユーザの操作により動画撮影が開始されると、ステップS101で、例えば秒間30フレームの速さで連続して被写体像を取得する。撮像素子31は例えば10Mpixelの画素数を有し、逐次出力される画像データは、内部メモリ35でバッファされつつ、順次画像処理部36でフレーム画像化される。フレーム画像化された画像データは、動画記録サイズが例えば1フレームに対して2Mpixelの場合、ダウンサイズされて再び内部メモリ35に記憶される。そして、前後の所定枚数分のフレーム画像が生成された段階で、フレーム内符号化、フレーム間符号化が施され、所定の形式に従って順次記録媒体80へ記録される。このとき、更にダウンサイズしたフレーム画像も並行して生成し、表示部40へ表示する。これにより、ユーザは撮影中の被写体像を観察することができる。
このように動画撮影におけるフレーム画像処理が継続されている間に、システム制御部41は、ステップS102において、取得したフレーム画像を静止画として記憶する静止画取得条件に一致するか否かを、フレーム画像ごとに判断し続ける。静止画取得条件は、予め設定されている条件である。具体的な条件の例は後述する。静止画取得条件に一致するか否かの判断を、取得したフレーム画像のシーン判別により行う場合、判断の対象とするフレーム画像は、10Mpixelのフレーム画像を対象としても良いし、動画記録サイズにダウンサイズされた2Mpixelのフレーム画像を対象としても良い。10Mpixelのフレーム画像を対象とすれば、記憶させる静止画像そのものを判断の対象とすることができるので、正確なシーン判別ができる。2Mpixelのフレーム画像を対象とすれば、画像解析の対象画素を削減することができるので、システム制御部41の負荷を軽くして高速に判別することができる。
ステップS102で静止画取得条件と一致すると判断された場合、そのフレーム画像を静止画像として記憶すべく、ステップS103で静止画取得処理を実行する。このとき静止画像として内部メモリ35に記憶されるフレーム画像は、動画記録サイズにダウンサイズされる前の10Mpixelのフレーム画像である。つまり、撮像素子31が有する画素数を有効に利用した、動画フレームよりも高精細な静止画像が記憶される。ステップS102の、より詳細な静止画取得処理については後述する。
ステップS102で静止画取得条件と一致しないと判断された場合、または、ステップS103で静止画取得処理を終えると、ステップS104で、動画撮影を開始してから所定の単位時間が経過したか否かを確認する。単位時間は予め設定される時間であり、例えば5分程度の時間が設定される。単位時間が経過した場合には、ステップS105へ進む。
ステップS105では、その単位時間の間に取得された静止画像の格納処理を実行する。取得された静止画像は、内部メモリ35上の予め割り当てられたメモリ領域に記憶されるが、その単位時間の間に静止画取得条件に複数回一致した場合には、そのメモリ領域には複数の静止画像が記憶されている。これらの静止画像に対して所定のファイル処理を施し、まとめて記録媒体80へ転送する。具体的には、記録媒体IF37が、逐次処理される動画像の記録とタイムシェアを計り、これらの静止画像を記録媒体80へ記録する。取得された静止画像を記録媒体80へ転送し終わると、内部メモリ35に割り当てられた静止画像記憶用のメモリ領域を消去し、次の単位時間に取得される静止画像の記憶に備える。
ステップS106は、動画撮影中に常時実行される動画撮影終了指示の監視である。ユーザから動画撮影の終了指示が無い場合には、動画撮影を継続すべくステップS101へ戻る。ユーザから動画撮影の終了が指示されると、ステップS107へ進み、動画撮影を終了する処理を実行する。具体的には、動画記録ファイルの終端処理を行い、また、内部メモリに割り当てられた静止画像記憶用のメモリ領域に記憶されている静止画像を記録媒体80へ転送する。以上のように一連の動画撮影を終了する。
次に、上記ステップS103の静止画取得処理を更に詳しく説明する。図3は、ステップS103の静止画取得処理を詳細に示すフロー図である。ステップS102で静止画取得条件と一致した静止画像は、ステップS201でその静止画像としての評価値が算出される。評価値は、複数の評価項目においてそれぞれ設定された評価点を一覧化した、予め作成された評価テーブルに基づいて算出される。評価テーブルについては後に詳述する。
次にステップS202では、その静止画像のメモリ領域上に占める容量を算出する。このとき算出される容量は、静止画像の画像データとステップS201で算出した評価値等の付随情報とを足し合わせた容量である。なお、画像データは、この時点で画像処理部36により圧縮処理されていることが望ましい。
その動画撮影を行っている単位時間において、静止画取得条件に一致する状況が多数回発生し、その分だけ静止画像を取得してメモリ領域に記憶した場合、予め割り当てられた静止画像記憶用のメモリ領域では足りなくなることがある。そこで、ステップS203では、ステップS202で算出された静止画像の容量分の空き領域が、内部メモリ35に割り当てられた静止画像記憶用のメモリ領域に存在するか否かを判断する。システム制御部41は、空き領域の存否を判断する判断部として機能する。空き領域がなければステップS204へ進む。
ステップS204では、その単位時間において取得された静止画像から、換言すれば、内部メモリ35に割り当てられた静止画像記憶用のメモリ領域にすでに存在する静止画像から、それぞれに付随して記憶されている評価値を読み出す。そして、最も低い評価値が与えられている静止画像を抽出し、その静止画像を消去する。最も低い評価値が与えられている静止画像が複数存在する場合は、それらをまとめて消去しても良い。このように評価値の低い静止画像を消去することにより、新たな静止画像を記憶する領域を確保する。システム制御部41は、評価値に基づいて静止画像を消去する消去部として機能する。
ステップS205では、今回新たに取得された静止画像を評価値と共に、静止画像記憶用のメモリ領域に記憶して、図2のステップS104へ進む。
なお、上記においては、予め割り当てられる静止画像記憶用のメモリ領域は、内部メモリ35に対して所定のメモリ容量として設定した。そして、新たに記憶される静止画像の容量を算出して、その静止画像を静止画像記憶用のメモリ領域に記憶できるか否かを判断した。しかし、メモリ容量基準ではなく、取得される静止画像の枚数を基準として判断することもできる。すなわち、内部メモリ35に予め割り当てられる静止画像記憶用のメモリ領域は、所定の枚数分として設定される。例えば、10枚分と割り当てられた場合、すでに9枚の静止画像がメモリ領域に記憶されていれば、1枚分の空き容量が存在することになり、すでに10枚の静止画像がメモリ領域に記憶されていれば、空き容量が存在しないことになる。このような場合、ステップS202の容量算出は実行せず、ステップS203では、すでに記憶している静止画像がその所定枚数分に達しているか否かを判断する。なお、静止画像記憶用のメモリ領域に記憶する段階で静止画像が圧縮処理されている場合は、画像ごとに容量が異なるので、内部メモリ35に割り当てられる静止画像記憶用のメモリ領域のメモリ容量は動的に変化することになる。
図4は、設定メニュー画面を表示するカメラ10の背面図である。カメラ10の背面には、例えば液晶モニタからなる表示部40の他に、操作部材47としての、表示部40に重畳して設けられたタッチパネル51、ズームを指示するシーソースイッチ52、メニュー項目を選択する回転ダイヤル53、選択した項目を確定させる確定ボタン54、各種押しボタン55を備える。
表示部40には動画撮影中の静止画取得設定に関する項目が表示されており、ユーザは、タッチパネル51等を用いて順次設定項目を選択、確定させる。ユーザは、制限設定部101で、内部メモリ35に記憶させる静止画像の制限を所定の枚数で設定するか、または、所定のメモリ容量で設定するかを決定する。具体的には、トグルスイッチ102、103が表示されており、枚数で設定する場合はトグルスイッチ102を選択し、メモリ容量で設定する場合はトグルスイッチ103を選択する。トグルスイッチ102を選択した場合は、設定する枚数表示がアクティブとなり、制限枚数を増減させることができる。この場合、選択されなかったメモリ容量はグレーアウトする。トグルスイッチ103を選択した場合は、設定するメモリ容量表示がアクティブになり、制限容量を増減させることができる。この場合、選択されなかった枚数制限はグレーアウトする。一連の制限設定は、ユーザの選択を受けてシステム制御部41が設定部として実行する。
更にユーザは、取得条件設定部104で、動画撮影中の静止画取得条件を設定する。静止画取得条件としては、まず、大きく分けてカメラ10が自動的に取得を行う自動取得と、ユーザのレリーズスイッチ48の押下げによって取得を行うマニュアル取得がある。これらの条件は重ねて選択し得るので、それぞれチェックボックス105、106が設けられており、ユーザはこれらを重複して選択することができる。自動取得を選択する場合、更にその条件設定を選択することができる。例えば、連続して取得するフレーム画像の平均輝度に所定の幅を超えた変化がある場合に、被写体のシーンが大きく替わったと判断して、そのシーンの切替わりを静止画取得条件とすることができる。また、取得するフレーム画像に人物の顔を認識した場合を静止画取得条件とすることができる。この場合は、予め登録してある特定の顔と一致した場合のみを静止画取得条件とすることもできる。更には、動画撮影中に所定の音量以上の音を認識した場合を静止画取得条件とすることができる。この場合は、特定の音声を認識した場合のみを静止画取得条件とすることもできる。ユーザは、これらの条件を好みに合わせてチェックボックス107から一つ以上選択することができる。
次に、評価値算出に用いる評価テーブルについて説明する。図5は、評価値計算のベースとなる評価テーブルの一例を示す図である。この例においては、評価項目として、(A)から(E)の5つを設定している。そして、この5つの評価項目には、それぞれの状態に対応して評価点が割り当てられており、評価値は、これら5つの項目の評価点を足し合わせた合計値として算出される。システム制御部41は、評価値を算出して決定する決定部の役割を担う。
項目(A)は、取得した静止画像に含まれる人物の顔検出状態に基づく評価である。顔の検出有無、しかも検出された顔が予め登録された顔であるか否か、笑顔であるか否かに応じて点数の多寡が定められている。項目(B)は、被写体ブレに基づく評価である。主要被写体が取得した静止画像に占める割合とブレの大きさによって点数の多寡が定められている。主要被写体の大きさは、AF時に合焦動作を行った領域に基づいて認識することができ、被写体ブレの大きさは、その領域における空間周波数に基づいて認識することができる。
項目(C)は手ブレ状態に基づく評価である。手ブレが大きいほど点数は小さく設定されている。手振れの大きさは、取得した静止画像全体における空間周波数から認識することもできるし、防振駆動制御部45が補正しきれなかったブレ残り量としても認識することができる。項目(D)は、合焦状態に基づく評価である。つまりピントに基づく評価であって、主要被写体のボケ量を基準にして点数の多寡が定められている。評価基準としては項目(B)に類似するので、まとめて一項目としても良い。項目(E)は、前回静止画を取得してから今回取得するまでの経過時間に基づく評価である。取得間隔が大きくなるほど点数が大きくなるように設定されている。短期間に集中して同じようなシーンが取得されるより、時間をおいて満遍なく異なるシーンが取得される方が好ましいからである。
次に、動画撮影中のユーザインタフェイスについて説明する。図6は、動画撮影中の様子を示すカメラ10の背面図である。表示部40は、動画撮影を行っている現在のシーンを表示する撮影表示部201と、動画撮影中に取得した静止画像を表示する静止画表示部202が表示されている。静止画表示部202は、新たな静止画が取得されるたびに、最新の数枚が表示されるように更新される。ただし、ユーザはタッチパネル51のコマ送りアイコン203上の領域を触れることにより、前後に取得した静止画像を表示させることができる。ユーザは更に、特定の静止画像上を触れることにより、チェックボックス204を表示させ、その静止画像に対して消去禁止のフラグを立てることができる。消去禁止のフラグが立てられた静止画像は、たとえ評価値が低くても、図3のステップS204において消去の対象とされることがない。また、消去ボタンが押されたとしても消去されない。システム制御部41は、表示された静止画像に対して消去禁止のフラグ設定を受け付ける受付部として機能する。なお、静止画表示部202に表示される静止画像は、内部メモリ35に割り当てられる静止画像記憶用のメモリ領域に記憶されている場合と、すでに記録媒体80に記録されている場合で、枠の色を変えて表示しても良い。
図7は、動画撮影中に特定操作が成されたときの様子を示すカメラ10の背面図である。動画撮影を続けると、記録媒体80の残容量が少なくなる。そこで、記録媒体80の残容量が所定の容量になったときから、撮影表示部201に重畳して、動画撮影が継続可能な残り時間を表す残容量表示205を表示する。
ユーザは残容量表示205を確認して、例えば、更に動画撮影を継続したい場合には、すでに記録媒体80に記録されている静止画像に対して、それまでに設定した消去禁止のフラグを戻し、消去して残容量を確保することができる。具体的には、ユーザは、特定の操作により表示エレメントとしての動画撮影経過表示バー206と静止画像取得アイコン207を表示させる。動画撮影経過表示バー206は、継続する動画撮影の開始から現時点に至るまでの時間の経過を表す。そして、動画撮影経過表示バー206に重ねて表示される静止画像取得アイコン207は、消去禁止フラグが立てられた静止画像を取得した時点を表す。ユーザが静止画像取得アイコン207の一つを選択すると、そのアイコンに対応する静止画像が、撮影表示部201に重ねてPIP208として表示される。ユーザは、PIP208のチェックボックス209のチェックを外し、消去禁止フラグを戻す。その後、消去ボタンを押下げてその静止画像を消去する。
以上説明したように、本実施形態に係るカメラ10においては、動画撮影中に静止画撮影を行っても、静止画像データだけで記録媒体の容量を大きく消費してしまうことがない。したがって、動画撮影ができる時間が削られ、結果的に撮りたいシーンを撮り損ねるということがない。また、評価値を用いて記録する静止画像を評価しているので、短期間の間に同じようなシーンの静止画像がたくさん記録されることがなく、時間的にもシーン的にも満遍ない静止画像を記録することができる。したがって、撮影後にユーザが同じようなシーンの静止画像を消去する手間も省ける。
なお、上記の実施形態においては、所定の単位時間ごとに取得する静止画像の容量または枚数を制限したが、一回の動画撮影に対して制限するように構成しても良い。また、取得した静止画像を一旦記憶する領域を内部メモリ35に設けたが、記録媒体80に設けても良い。また、上記の実施形態においては、コンパクトデジタルカメラを例に説明したが、これに限らず一眼レフカメラであっても、ビデオカメラであっても適用することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 カメラ、11 光軸、20 光学系、21 ズームレンズ、22 フォーカスレンズ、23 補正レンズユニット、24 レンズシャッタ、31 撮像素子、32 A/D変換器、33 メモリ制御部、34 タイミング発生部、35 内部メモリ、36 画像処理部、37 記録媒体IF、38 表示制御部、39 D/A変換器、40 表示部、41 システム制御部、42 システムメモリ、43 ズーム制御部、44 フォーカス制御部、45 防振駆動制御部、46 露光制御部、47 操作部材、48 レリーズスイッチ、49 電源制御部、51 タッチパネル、52 シーソースイッチ、53 回転ダイヤル、54 確定ボタン、55 各種押しボタン、80 記録媒体、90 電源、101 制限設定部、102、103 トグルスイッチ、104 取得条件設定部、105、106、107、204、209 チェックボックス、201 撮影表示部、202 静止画表示部、205 残容量表示、206 動画撮影経過表示バー、207 静止画像取得アイコン、208 PIP

Claims (10)

  1. 動画撮影中にも静止画の取得を行うことができる撮像装置であって、
    一回の動画撮影に対してメモリ部に記憶される複数の静止画像のためのメモリ容量を設定する設定部と、
    取得された静止画像が前記メモリ部に記憶されるときに、前記メモリ容量を超えるか否かを判断する判断部と、
    前記メモリ部に記憶された静止画像の各々に対して評価値を決定する決定部と、
    前記判断部により前記メモリ容量を超えると判断されたときに、前記決定部により決定された前記評価値に基づいて、前記メモリ部に既に記憶されている静止画像の少なくとも一枚を消去する消去部と
    を備える撮像装置。
  2. 前記設定部は、前記メモリ容量を、予め定められた前記複数の静止画像の枚数に基づいて設定する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記設定部は、前記一回の動画撮影における所定の単位時間ごとに対して前記メモリ容量を設定する請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記メモリ部は揮発性メモリであり、
    前記単位時間が経過したときに、確定した静止画像を前記揮発性メモリから不揮発性メモリに移動させる移動部を備える請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記動画撮影中における静止画の取得は、予め定められた基準に従って自動的に行われる請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記動画撮影中における静止画の取得は、ユーザの指示に従って行われる請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 撮影中の動画像と同時に、撮影された静止画像を前記評価値と共に表示する表示部と、
    表示された静止画像に対して消去を禁止するフラグを設定する指示をユーザから受け付ける受付部とを有し、
    前記消去部は、前記フラグが設定された静止画像以外の静止画像を消去する請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記表示部は、動画撮影の経過時間を表すと共に静止画の取得を行った時点を表す表示エレメントを表示し、
    前記受付部は、前記表示エレメントに表された静止画の取得時点に対するユーザからの指示を受け付け、当該静止画に対する前記フラグの設定を変更する請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記決定部は、前記メモリ部に記憶された静止画像と同一画像が処理されて、元の画像より画素数が小さくなった画像データを用いて前記評価値を決定する請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 動画撮影中にも静止画の取得を行うことができる撮像装置の制御プログラムであって、
    一回の動画撮影に対してメモリ部に記憶される複数の静止画像のためのメモリ容量を設定する設定ステップと、
    取得された静止画像が前記メモリ部に記憶されるときに、前記メモリ容量を超えるか否かを判断する判断ステップと、
    前記メモリ部に記憶された静止画像の各々に対して評価値を決定する決定ステップと、
    前記判断ステップにより前記メモリ容量を超えると判断されたときに、前記決定ステップにより決定された前記評価値に基づいて、前記メモリ部に既に記憶されている静止画像の少なくとも一枚を消去する消去ステップと
    をコンピュータに実行させる撮像装置の制御プログラム。
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