JP2010287919A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの好みの撮影条件を迅速に設定した上で被写体を撮影することができる高機能な撮像装置を提供する。
【解決手段】被写体の光学像を電気的な画像信号に変換して画像を出力する撮像素子と、撮影条件を設定する複数のアルゴリズムと前記アルゴリズムに関連付けられた見本画像とを記憶するメモリ部と、前記撮像素子からの画像と前記複数の見本画像とを比較し、前記撮像素子からの画像に最も類似する前記見本画像を選択し、選択された前記見本画像に対応する前記アルゴリズムを選択する画像比較部と、前記選択されたアルゴリズムに基づいて撮影時における撮影条件を設定する撮影条件設定部と、を備える撮像装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置に関し、特定的には、オートフォーカス、オートアイリス機能などを備えるデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置に関する。
現在、CCDやCMOSなどの撮像素子を備えるデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置が爆発的に普及している。これら撮像装置には、一般的に被写体の画像信号に基づき合焦状態を検出し、検出結果に基づいて撮影光学系に含まれるフォーカスレンズ群を光軸方向に移動させることによりオートフォーカス制御を行う機能を有している。また、撮像素子に被写体像が集光され電気信号に変換された情報に基づいて、撮影光学系に含まれる絞りを操作することによりオートアイリス制御を行う機能も有している。また、絞りを操作するだけではなく、光量を電気的に調整するために、シャッター速度の制御や撮像素子の感度調整をオートで行う機能も有している。
近年、急速に撮像装置の多機能化が進み、オートフォーカス制御やオートアイリス制御に対しても高機能化が求められるようになってきている。例えば、特許文献1は、被写体像を撮影して撮影条件とともにサンプル画像を登録しておき、サンプル画像を表示・選択する手段を有し、選択されたサンプル画像の撮影条件に基づいて撮影条件を設定する撮像装置を提案している。
特許文献1に記載された撮像装置は、例えば以前に撮影した画像や、あるいは、熟練者である他人が撮影した画像を予めサンプル画像として登録できるようにしておき、かつ、このサンプル画像をアイコン表示することによりユーザが複数のサンプル画像をアイコン表示することによりユーザが複数のサンプル画像の中から所望のサンプル画像を選択するのみで撮影条件の設定を行えるようにしている。このように、任意の画像の撮影条件を簡単に再設定することが可能になるとしている。
特開2002−152567号公報
特許文献1に記載された撮像装置は、予め登録した複数のサンプル画像の中からユーザが所望のサンプル画像を選択することで撮影条件を設定するため、複数のサンプル画像の中から必要な画像を見つける煩わしさや時間が掛かるといった欠点があった。
そこで、本発明の目的は、好ましい撮影条件を迅速に設定した上で被写体を撮影することができる高機能な撮像装置を提供することである。
上記目的は、以下の撮像装置により達成される。
一例として、撮像装置は、
被写体の光学像を電気的な画像信号に変換して画像を出力する撮像素子と、
撮影条件を設定する複数のアルゴリズムと、前記アルゴリズムに関連付けられた見本画像とを記憶するメモリ部と、
前記撮像素子からの画像と前記複数の見本画像とを比較し、前記撮像素子からの画像に最も類似する前記見本画像を選択し、選択された前記見本画像に対応する前記アルゴリズムを選択する画像比較部と、
前記選択されたアルゴリズムに基づいて撮影時における撮影条件を設定する撮影条件設定部と、を備える。
また、撮像装置はさらに、撮影された画像をもとに見本画像を生成する見本画像生成部と、を備え、
前記メモリ部は、前記画像の撮影時の撮影条件設定に用いた前記アルゴリズムと前記生成した見本画像とを関連付けて記憶する。
また、撮像装置は、操作部をさらに備え、
前記撮影条件設定部は、前記操作部の操作に基づき前記撮影条件を設定するとともに前記撮影条件を設定するアルゴリズムを作成し、
前記見本画像生成部は、前記設定された撮影条件で撮影された画像を元に前記見本画像を生成し、
前記メモリ部は、前記生成された見本画像と、前記作成されたアルゴリズムとを関連付けて記憶する。
また、撮像装置はさらに、撮影された画像を、前記画像の撮影の撮影条件設定に用いたアルゴリズムと関連付けて第2メモリに記憶する。
前記第2メモリは、例えば、着脱可能なメモリカードである。
本発明によれば、ユーザの好みの撮影条件を迅速に設定した上で被写体を撮影することができる高機能な撮像装置を提供することが可能である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
[第1実施形態]
≪1:撮像装置の概略構成≫
図1は、第1実施形態にかかる撮像装置1の概略構成を示すブロック図である。撮像装置1は、レンズ鏡筒11と、AGC(Automatic Gain Control)回路21と、表示部17と、メモリカード18と、操作部19と、システムコントローラ30と、レンズ駆動部22と、シャッター駆動部23と、絞り駆動部24と、フラッシュ25とを含む。
レンズ鏡筒11は、ズームレンズ系12と、フォーカスレンズ系13と、絞り9と、シャッターユニット8と、CCD14とを備える。ズームレンズ系12とフォーカスレンズ系13は、被写体の光学的な像を変倍可能に形成する撮像光学系Lである。ズームレンズ系12は、被写体側から順に、変倍時に光軸に沿って移動するズームレンズ群12a及びズームレンズ群12bとを含む。フォーカスレンズ系13は、合焦状態に調節するために光軸に沿って移動するフォーカスレンズ群を含む。絞り9は、被写体からの光が透過する開口径を変えることで被写体からの光量を絞る。シャッターユニット8は、被写体からの光を所定時間透過することによりCCD14に被写体像を集光させる時間を制御する。CCD14は、撮像光学系Lが形成した光学的な像を所定のタイミングで撮像し、電気的な画像信号に変換して、画像信号、すなわち画像を出力する撮像素子の一例である。
AGC回路21はCCD14から出力される画像信号を増幅する増幅部の一例である。
システムコントローラ30は、画像処理部15と、画像メモリ16とを含む。画像処理部15は、AGC回路21から出力された増幅された画像信号にホワイトバランス補正やγ補正などの所定の処理を施す。また、画像処理部15は、画像信号のデータ圧縮を行う。画像メモリ16は、画像処理部15から出力された画像処理された画像信号を一次的に格納する。
システムコントローラ30には、表示部17と、メモリカード18と、操作部19と、補助光源20とが接続されている。
表示部17は、典型的には液晶ディスプレイである。表示部17には、後述するシステムコントローラ30からの指令に基づき、CCD14およびAGC回路21を経由した画像信号、あるいは、画像メモリ16に格納された画像信号が、画像処理部15を介して入力される。表示部17は、入力された画像信号を可視画像としてユーザに表示する。
メモリカード18は撮像装置1に着脱可能である。画像処理部15は、メモリカード18と双方向にアクセス可能である。メモリカード18には、後述するシステムコントローラ30からの指令に基づき、CCD14およびAGC回路21を経由した画像信号あるいは画像メモリ16に格納された画像信号が、画像処理部15を介して入力される。メモリカード18は、入力された画像信号を記憶する。また、メモリカード18は、記憶された画像信号を、画像処理部15を介して画像メモリ16へ出力する。画像メモリ16は、メモリカード18から受けた画像信号を一時的に記憶する。
操作部19は、撮像装置本体10の外側に設けられ、撮像装置1の設定を行うため、あるいは撮像装置1の各種機能を発揮するためにユーザが行う操作に用いられる。操作部19は、例えば、釦類である。なお、操作部19は、複数の操作釦を含む。詳細は図2を用いて後述する。
補助光源20は、発光素子であり、典型的にはLEDである。補助光源20は、撮像環境が暗い場合に後述するシステムコントローラ30からの指令に基づき、被写体側に向けられて点灯する。
システムコントローラ30は、さらに、見本画像生成部31と、見本画像メモリ部34と、撮影条件メモリ部35と、画像比較部32と、撮影条件設定部33と、CCD感度制御部41と、フォーカス制御部42と、シャッター制御部43と、絞り制御部44と、フラッシュ制御部45とを含む。
見本画像生成部31は、画像処理部15から出力される画像信号をデータ圧縮し、あるいは、画像信号から水平・垂直方向にデータを間引いた画像を見本画像として生成する。見本画像生成部31で生成された見本画像は見本画像メモリ部34に記憶されている。見本画像は、撮影条件を設定するアルゴリズム(以下、撮影条件設定アルゴリズムともいう。)と関連付けて見本画像メモリ部34に記憶されている。撮影条件メモリ部35は、複数の撮影条件設定アルゴリズムを記憶する。撮影条件設定部33は、撮影条件設定アルゴリズムに基づいて、撮影条件の設定を行う。そして、撮影条件設定部33は、撮影条件に基づき、各種制御情報を出力する。各種制御情報は、CCD感度、フォーカス制御、シャッター制御、絞り制御、フラッシュ制御に関する各種制御情報を含む。また、各種制御情報は、CCD感度制御部41、フォーカス制御部42、シャッター制御部43、絞り制御部44、フラッシュ制御部45に対する制御情報を含む。詳細な動作については後述する。
CCD感度制御部41は、AGC回路21の制御情報、例えば、ISO感度100,200,400などの制御情報をAGC回路21に出力する。AGC回路21は、この制御情報に基づいてゲイン設定を制御する。具体的には、AGC回路21は、ISO感度が大きい程ゲインを高めに設定する。
フォーカス制御部42は、オートフォーカス制御を行う。フォーカス制御部42は、合焦状態の検出結果に基づき、フォーカスレンズ系13の移動量や速度、方向に関する制御情報を出力する。レンズ駆動部22は、フォーカス制御部42からの制御情報に基づき、フォーカスレンズ系13を光軸方向(図中のAあるいはB方向)に駆動する。
シャッター制御部43は、シャッターユニット8の開閉動作の指示をシャッター駆動部23に出力する。シャッター駆動部23は、シャッター制御部43からの指示に基づき、シャッターユニット8を開放あるいは遮断する操作を行う。シャッター駆動部23は、CCD14への露光時にシャッターユニット8の開放動作をシャッター制御部43からの指示で開始した後、シャッターユニット8の遮断動作をシャッター制御部43からの指示で行う。これにより、CCD14を所望の時間だけ露光することができる。
絞り制御部44は、絞り9の開口径についての指示を絞り駆動部24に出力する。絞り駆動部24は、絞り制御部44からの指示に基づき、絞り9の開口径を操作する。絞り9の開口径の指示はF2.0、F2.8、F4.0、F5.6などの絞り値に関連する値で行われる。絞り9は、これらの値に基づいて絞り駆動部24により駆動され、開口径を変える。絞り9の開口径によりCCD14へ透過される光量が制御される。
フラッシュ制御部45は、発光タイミングおよび発光量に関する制御情報をフラッシュ25に出力する。フラッシュ25は、例えば被写体像が暗いときに主にキセノンランプを発光させて、被写体像を明るく照らすと同時に露光タイミングと同期を取ることで、被写体像を明るい状態にする。
図2は、第1実施形態における撮像装置の本体背面の概略図である。第1実施形態に係る撮像装置1は、本体10に、表示部17と、操作部19と、ファインダー50とを備える。
ファインダー50は、被写体の光学的な像を表示する。ユーザがファインダー50に接眼すると、被写体の光学的な像がユーザの瞳に導かれる。
操作部19は、シャッター釦19aと、カーソルキー19bと、決定釦19cと、メニュー釦19dとを含む。シャッター釦19aは、2段階スイッチである。シャッター釦19aは、シャッター釦19aが所定量押し込まれる半押し操作と、シャッター釦19aがさらに深く押し込まれる全押し操作とを検知可能である。シャッター釦19aは、後述する撮影条件の自動設定処理を行うために半押し操作される。また、設定した撮影条件にて撮像し、取得した画像をメモリカード18に格納するために全押し操作される。カーソルキー19bは、表示部17に表示された各種動作モードのメニューの内容から一の内容を選択するために操作される。決定釦19cは、カーソルキー19bによって選択された内容を決定するために操作される。メニュー釦19dは、撮像装置1によって実現される各種動作モードのメニュー表示を行うために操作される。
なお、本実施形態において、システムコントローラ30はマイクロコンピュータである。そして、画像処理部15、見本画像生成部31、画像比較部32、撮影条件設定部33、CCD感度制御部41、フォーカス制御部42、シャッター制御部43、絞り制御部44、及び、フラッシュ制御部45は、プログラムを実行することによりマイクロコンピュータにて実現される。
≪2:撮像装置の動作≫
<2.1:撮影動作>
(2.1.1:ライブビューモード)
撮像装置1は、一般的な撮影機能を有する。操作部19は、モード選択スイッチ(図示せず)を含む。モード選択スイッチにより静止画撮影モードが選択されると、シャッター制御部43はシャッターユニット8の開放をシャッター駆動部23に指示する。シャッター駆動部23は、この指示に基づき、シャッターユニット8を開放する。
シャッターユニット8が開放されると、撮像光学系Lによって被写体の光学像が形成される。CCD14は、この光学像を受光し、システムコントローラ30から出力される垂直同期信号に同期して逐次、画像信号を出力する。CCD14から出力された画像信号は、AGC回路21にて増幅され、次いで画像処理部15にてホワイトバランス補正やγ補正などの所定の画像処理を施す。画像処理部15から出力された画像信号は、表示部17に表示される。表示部17の表示はCCD14から逐次出力される画像信号によって、逐次更新される。すなわち、表示部17には、被写体の動画像がライブ表示される。以下、上述の被写体の動画像を表示部17にライブ表示する動作を、ライブビューモードともいう。
(2.1.2:撮影条件設定動作)
ユーザは、表示部17のライブ表示を見ながらフレーミングを行うことができる。そして、ユーザによりシャッター釦19aが半押し操作されると、撮影条件設定部33は撮影条件を設定する。
CCD感度制御部41は、設定された撮影条件(ISO感度)に基づき、AGC回路21の制御情報をAGC回路21に出力する。フォーカス制御部42は、レンズ駆動部22によりフォーカスレンズ系13を光軸方向に駆動し、その際にCCD14から出力される画像信号から、画像の所定のエリア(以下、AFエリアともいう。)のコントラスト値を算出する。そして、コントラスト値がピークとなるフォーカスレンズ系13の位置を求め、その位置にフォーカスレンズ系13を駆動し停止させる。
絞り制御部44は、設定された撮影条件(絞り値)に基づき、絞り駆動部24によって絞り9を駆動する。そして、絞り9を設定された絞り値にする。フラッシュ制御部45は、設定された撮影条件(発光の有無、発光量、および、発光タイミング)をフラッシュ25に指示する。以下、シャッター釦19aの半押し操作後のこれらの動作を撮影条件設定動作ともいう。
(2.1.3:撮像処理)
ユーザがシャッター釦19aを全押し操作した後、または、この時に上述の撮影条件設定動作が終了していない場合は撮影条件設定動作の終了後、シャッター制御部43は、シャッター駆動部23によってシャッターユニット8を閉じる。そして、CCD14が蓄積された電荷を出力する。すなわち、CCD14は電荷をリフレッシュする。その後、シャッター制御部43は、設定された撮影条件(シャッター速度)に基づき、シャッター駆動部23によってシャッターユニット8を開き、その後、シャッターユニット8を閉じる。CCD14は、シャッターユニット8の開放時間だけ被写体の光学像を受光する。そして、電気的な画像信号を出力する。以下、この一連の動作を撮影ともいう。
AGC回路21は、CCD感度制御部41からの制御情報(ISO感度)に基づいてCCD14からの画像信号を増幅する。次いで、画像処理部15は、設定された撮影条件に基づいて画像信号に画像処理を施す。そして、画像処理された画像信号は、設定された撮影条件とともに、メモリカード18に記憶される。以下、シャッター釦19aの全押し操作後のこれらの動作を撮像処理ともいう。
<2.2:画像の再生(再生モード)>
モード選択スイッチ(図示せず)によって再生モードが選択されると、メモリカード18に記憶された画像信号が画像処理部15に読み出される。そして、画像信号は、画像処理部15から表示部17に出力され、表示部17に画像が表示される。ユーザは、カーソルキー19bを操作することにより、表示部17に表示される画像をメモリカード18に記憶された他の画像に変えることができる。ユーザは、カーソルキー19bを操作することにより、メモリカード18に記憶された画像から一の画像を選択できる。
<2.3:シーン撮影モード>
撮影条件設定部33は、複数の撮影モードを有する。各撮影モードは、それぞれ撮影条件設定アルゴリズムを有する。そして、各撮影モードの撮影条件設定アルゴリズムに基づいて撮影条件が設定され、撮影が行われる。
モード選択スイッチ(図示せず)によってシーン撮影モードが選択されると、複数の撮影モードの名称が表示部17に表示される。ユーザがカーソルキー19bを操作すると、複数の撮影モードの名称から一の名称が選択される。ユーザが決定釦19cを操作すると、カーソルキー19bによって選択された名称の撮影モードが選択される。そして、上述の撮影条件設定動作において、撮影条件設定部33は、選択された撮影モードの撮影条件設定アルゴリズムに基づいて、撮影条件を設定する。
以下に、撮影モードの名称と、撮影条件設定アルゴリズムの概要を説明する。
(a)撮影モード名称「顔認識」は、顔を優先したAFやWB(ホワイトバランス)、AE(オートアイリス)などの処理が行われるアルゴリズムを有する。CCD14から出力される画像信号から、被写体の顔の有無、位置および顔のエリアを検出する。そして、顔のエリアをAFエリアとしてフォーカシングを行い、顔のエリアの明るさに基づいてAEを行う。また、人物写真に適したWB処理を行う。
(b)撮影モード名称「マクロ撮影」は、焦点距離がより小さくなる方向にフォーカスレンズ系13を駆動できるようにフォーカス制御部42からレンズ駆動部22を介して動作制御するアルゴリズムを有する。本実施形態では、焦点距離がより小さくなる方向は図1のA方向になる。フォーカスレンズ系13がよりA方向に駆動することで近接の撮影においてもCCD14に対して被写体像のピントが合いやすくなる。
(c)撮影モード名称「昼光」は、画像処理部15において、例えば昼光色の色温度3200Kに設定を行い、画像信号のWB補正を行うアルゴリズムを有する。
(d)撮影モード名称「アンダー」は、AEにおいて露出を他のアルゴリズムに比べ暗くするアルゴリズムを有する。例えば絞り制御部44において、絞り駆動部24を制御することにより絞り9をやや絞る処理を行う。なお、絞り設定だけでなく、シャッター速度やCCD感度を制御することにより、露出を他のアルゴリズムに比べ暗くしてもよい。
(e)撮影モード名称「高感度」は、例えばCCD感度制御部41において、AGC回路21のゲイン設定を他のアルゴリズムよりも高く設定するアルゴリズムを有する。ゲイン設定を高くした分、CCD14の露光開始タイミングからシャッターユニット8を遮断するまでの期間を短くして、高速シャッター動作を行うことができる。高速シャッター動作により、カメラのぶれや被写体の動きに起因する画像のぶれを抑制することができる。
<2.4:見本画像を用いた撮影モードの自動選択>
第1実施形態に係る撮像装置1は、複数の撮影モードに関連付けて、言い換えれば、複数の撮影条件設定アルゴリズムに関連付けて見本画像を見本画像メモリ部34に記憶している。図3は、複数の撮影モードに関連した見本画像の一例を示す図である。
図3(a)は被写体像が人物の正面の見本画像を表す。この見本画像の名称は「顔」である。見本画像「顔」は、撮影モード「顔認識」と関連付けられている。
図3(b)は被写体像が花の見本画像を表す。この見本画像の名称は「花」である。見本画像「花」は、撮影モード「マクロ撮影」と関連付けられている。
図3(c)は被写体像が夕日の見本画像を表す。この見本画像の名称は「夕日」である。見本画像「夕日」は、撮影モード「昼光」と関連付けられている。
図3(d)は被写体像が海の見本画像を表す。この見本画像の名称は「海」である。見本画像「海」は、撮影モード「アンダー」と関連付けられている。
図3(e)は被写体像が花火の見本画像を表す。この見本画像の名称は「花火」である。見本画像「花火」は、撮影モード「高感度」と関連付けられている。
図6は本発明の第1実施形態における撮影条件の自動設定処理の動作フローチャートである。以下にこのフローチャートの詳細な説明を行う。
モード選択スイッチ(図示せず)によってオート撮影モードが選択されると、撮影条件の自動設定処理の動作が開始される。
ステップ1において、シャッター釦19aが半押しされたかどうかを判定する。シャッター釦19aが半押しされない状態、すなわちシャッター釦19aが操作されない状態では、このステップ1の処理が繰返される。シャッター釦19aが半押しされた場合には、ステップ2の処理に進む。なお、ステップ1からステップ7までの間、撮像装置1は、上述のライブビューモードの動作を行う。本実施形態では、ユーザがフレーミングにより図4に示すような少年を被写体として捉えた場合について説明する。図4は、本実施の形態のライブビューモード時の表示部17の表示例を示す図である。
ステップ2において、見本画像メモリ部34に既に登録されている見本画像を読み出す。ここでは、図3に示す(a)顔、(b)花、(c)夕日、(d)海、(e)花火の5種類の見本画像を読み出す。
ステップ3において、CCD14から逐次読み出され、表示部17に表示されている画像信号を、見本画像生成部31に送る。見本画像生成部31は、画像信号を圧縮あるいは間引き処理した画像(以下、モニタ画像ともいう)を作成し、画像比較部32へ出力する。画像比較部32は、ステップ2にて見本画像メモリ部34から読み出された各見本画像と先のモニタ画像との比較を行い、類似性の判断を行う。
モニタ画像と見本画像との比較については、一般的に特徴点、輝度、エッジ、コントラスト、色ヒストグラム、色相、彩度、形状、空間周波数分などを評価値として比較する。そして、比較結果に基づきモニタ画像と見本画像との類似性を判断する。具体的には、類似度合いを数値化して算出する。そして、類似度合いに基づいて類似しているか否かを判断する。具体的には、類似度合いが所定値以上の場合、モニタ画像と見本画像とは類似していると判断する。本実施形態では、モニタ画像「少年」(図4)は、見本画像「顔」(図3(a))と類似していると判断され、他の見本画像とは類似していないと判断される。
ステップ4において、画像比較部32は、モニタ画像に類似する見本画像が存在するかどうかを判定する。具体的には、ステップ3におけるモニタ画像と見本画像との類似性の判断によりモニタ画像に類似していると判断された見本画像がステップ2で読み出した見本画像の中に存在しているか否かを判断する。モニタ画像に類似している見本画像がない場合には、ステップ5−1に進む。一方、モニタ画像に類似している見本画像がある場合には、画像比較部32は、モニタ画像に類似している見本画像の中からモニタ画像に最も類似している見本画像を選択し、ステップ5−2に進む。本実施形態では、モニタ画像「少年」(図4)に類似している見本画像があると判断され、最も類似している見本画像「顔」(図3(a))を選択し、ステップ5−2に進む。
ステップ5−1においては、撮影条件設定部33は、予め決められたプログラム線図(図示せず)等に基づいて撮影条件を設定する。そして、撮像装置1は、上述の撮影条件設定動作を行う。
ステップ5−2においては、撮影条件設定部33は、撮影条件メモリ部35から選択された見本画像に関連する撮影モードの撮影条件設定アルゴリズムを読み出す。そして、当該撮影モードの撮影条件設定アルゴリズムに基づいて、撮影条件を設定する。そして、撮像装置1は、上述の撮影条件設定動作を行う。本実施形態では、撮影条件設定部33は、選択された見本画像「顔」と関連付けられた撮影モード「顔認識」を読み出し、「顔認識」の撮影条件設定アルゴリズムに基づいて、撮影条件を設定する。その際、表示部17は、図5(a)に示すように、被写体とともに、認識した顔の位置とエリアを示すAFエリア枠51を表示する。なお、表示部17はさらに、図5(b)に示すように、選択された見本画像の縮小画像または選択された見本画像の縮小画像と当該見本画像と関連付けられた撮影モードの表示52を表示するようにしてもよい。
ステップ6において、シャッター釦19aの半押し操作が解除(すなわちシャッター釦19aが非操作の状態)されたかどうかを判定する。解除された場合にはステップ1に処理を戻す。解除されない場合にはステップ7に処理を進める。
ステップ7において、シャッター釦19aが全押し操作されたかどうかを判定する。全押し操作されない場合にはステップ6に処理を戻す。全押し操作された場合には、ステップ8に処理を進める。
ステップ8においては、上述の撮像処理を行う。なお、画像処理された画像信号をメモリカード18に記憶する際に、選択された撮影モードに関連付けて記憶する。
<2.5:見本画像の登録>
(2.5.1:再生モード時の登録)
上述の再生モードにおいて、表示部17に画像が表示された状態でメニュー釦19dが操作されると、表示部17には、表示している画像を見本画像に追加するか否かを選択する表示が表示される。ユーザがカーソルキー19bを操作して見本画像に追加する表示を選択し、その状態で決定釦19cが操作されると、表示されている画像が見本画像として記録される。具体的には、見本画像生成部31は、表示されている画像の画像信号をさらにデータ圧縮して見本画像を作成する。また、表示されている画像と関連付けてメモリカード18に記録されている撮影モードを取得し、作成した見本画像と撮影モードの情報で特定される撮影モードを関連付けて見本画像メモリ34に記録する。
なお、撮影後に撮影した画像を表示部17に表示するようにし、その際に上述した見本画像の登録動作が行われるようにしてもよい。
(2.5.2:撮影モードのカスタム登録)
撮影モードをユーザの好みによりマニュアル設定して登録する動作について説明する。図7は本発明の第1実施形態における撮影モードの登録処理の動作フローチャートである。
メニュー釦19dの操作により表示されるメニューの項目には、撮影モードをユーザの好みによりマニュアル設定して登録するモードが含まれる。撮影モードをユーザの好みによりマニュアル設定して登録するモードが選択されると、以下の撮影モードの登録処理が開始される。
ステップ11においては、マニュアル設定のもととなる撮影モードを選択する。撮影モードは、上述するシーン撮影モードでの動作と同様にユーザによって選択されるようにしてもよく、上述するオート撮影モードでの動作と同様にモニタ画像と見本画像との比較によって自動的に選択されるようにしてもよい。
ステップ12においては、撮影条件を設定するとともに前記撮影条件を設定するアルゴリズムを作成する。具体的には、撮影条件設定部33が選択された撮影モードの撮影条件設定アルゴリズムに基づいて撮影条件を設定した後、ユーザが操作部19を操作することにより設定された撮影条件を変更する。そして、選択された撮影モードの撮影条件設定アルゴリズムに、撮影条件の変更動作を加えて、新たな撮影条件設定アルゴリズムを作成する。
ユーザの操作によるマニュアル設定の一例としては、「顔認識」の撮影モードでさらにAFを速度優先から精度優先へ変更した設定がある。この設定では、AFに時間が掛かってもいいので顔のピント精度向上を実現することができる。また、マニュアル設定の他の例としては、「昼光」の撮影モードをもとに、WBについて色温度をデフォルト設定(3200K)よりさらに下げたり上げたりする設定、AEについて常時オーバーあるいはデフォルトよりアンダーにする設定、「高感度」の撮影モードをもとに、AGC回路21のゲインについて高感度からやや低感度に変更する設定などが考えられる。
ステップ11および12の処理の具体的な例を図8および図9を用いて説明する。上述のライブビューモードにて、ユーザが主な被写体として花をフレーミングしている。ライブビューモードと並行してステップ2、3、4、5−2が実施される。ステップ4では撮影モード「マクロ」が選択され、表示部17には撮影モードの名称「マクロ」の表示55が表示される。また、撮影モード「マクロ」の撮影条件設定アルゴリズムに基づいて撮影条件設定動作が行われる(ステップ11)。撮影条件設定動作後の表示部17の表示を図8(a)に示す。
表示部17には主な被写体として「花」53が表示されている。また、背景には建物54が表示されている。ユーザが操作部19を操作することによって、絞り9がより開放されたとする。すなわち、撮影条件が変更されたとする。絞り9をさらに開放することで、例えば絞りのデフォルト設定F8をF2.8に変更することにより背景、具体的には「建物」54をぼかし、より主な被写体としての「花」を浮かび上がらせるシーンとして撮影することが可能となる。撮影条件設定部33は、撮影モード「マクロ」の撮影条件設定アルゴリズムをもとに、さらに絞りを開放する撮影条件の変更動作を加えて撮影条件設定アルゴリズムを作成する。また、システムコントローラ30は、新たに作成した撮影条件設定アルゴリズムを用いる撮影モードの名称をもとの撮影モードの名称に番号を追加した「マクロ2」として表示部17に表示する(図8(b))。
ステップ13においては、決定釦19cが操作されたかどうかを判定する。決定釦19cが操作されない場合にはステップ3の動作を繰り返し、決定釦19cが操作された場合にはステップ14の処理へ進む。
ステップ14においては、撮像処理が行われる。画像メモリ16へ撮影した画像信号を格納する。
ステップ15においては、ステップ14で撮影された画像がOKかNGかを、ユーザの好みの画像になっているかなどの基準で判断させる。具体的には、ユーザの操作によりOKかNGを選択させる。撮影画像がOK(カーソルキー19bと決定釦19cの操作によりOKを選択)であれば、ステップ16の処理に進み、撮影画像がNG(カーソルキー19bと決定釦19cの操作によりNGを選択)であれば、ステップ1の処理に戻り、先に説明した処理を繰り返す。
ステップ16においては、ステップ14において画像メモリ16に格納した画像信号を見本画像生成部31に送り、見本画像生成部31は見本画像を生成する。そして、その見本画像を見本画像生成部31から見本画像メモリ部34へ転送し、見本画像メモリ部34へ見本画像を記憶する。
さらに、ステップ17においては、ステップ12で作成した撮影条件設定アルゴリズムを撮影条件メモリ部35へ転送し、ステップ16で記憶した見本画像と関連付けて撮影条件メモリ部35に記憶する。
このように、ユーザによる操作で撮影モードをカスタマイズすることによって、新たな撮影モード「マクロ2」を追加することができる。もともと図3(b)では主な被写体が「花」だった場合には撮影条件が「マクロ」だけだったが、図9(b)に示すように先のデフォルト設定(図3(b))が置き換わり、主な被写体が「花」だった場合には撮影条件が「マクロ・開放」の設定が優先されるようになる。
[特徴]
以上で説明したように、本実施の形態においては、以下のような特徴がある。
(1)
画像比較部32が、撮像素子14からの画像と複数の見本画像とを比較し、撮像素子14からの画像に最も類似する見本画像を選択し、選択された見本画像に対応する撮影条件設定アルゴリズムを選択する。そして、撮影条件設定部33は選択されたアルゴリズムに基づいて撮影時における撮影条件を設定する。これにより、ユーザがマニュアル操作で撮影条件を設定するという煩わしさがなく簡単にオートで撮影条件を設定することができる高機能の撮像装置を提供することが可能となる。
(2)
見本画像生成部31が撮影された画像をもとに見本画像を生成し、メモリ部(見本画像メモリ部34および撮影条件メモリ部35)は、画像の撮影時の撮影条件設定に用いた撮影条件設定アルゴリズムに関連付けて生成した見本画像を記憶する。これにより、ライブ画像と類似する見本画像が見つかる可能性が高くなり、オートでの撮影条件設定の精度が向上する。
(3)
撮影条件設定部33は、操作部の操作に基づき撮影条件を設定するとともに撮影条件を設定するアルゴリズムを作成し、見本画像生成部31は、設定された撮影条件で撮影された画像を元に見本画像を生成し、メモリ部(見本画像メモリ部34および撮影条件メモリ部35)は、生成された見本画像と、作成された撮影条件設定アルゴリズムとを関連付けて記憶する。これにより、撮影したい被写体によって新たな撮影条件設定アルゴリズムがオートで設定されることがあり、よりユーザの好みにあった撮影を行うことができるようになる。
(4)
撮像装置はさらに、撮影された画像を、画像の撮影の撮影条件設定に用いた撮影条件設定アルゴリズムと関連付けて第2メモリ(メモリカード18)に記憶する。これにより、撮影された画像から見本画像を追加することが可能となり、よりユーザの好みにあった撮影を行うことができるようになる。
[その他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。以下、変更の一例を説明する。
上記実施の形態においては、画像の比較により撮影シーンの類似度合いを判断したが、画像だけではなく、撮像装置にマイクを搭載して、見本音声と撮影モードを関連付けて記憶して、撮影時に取得される音声(以下、モニタ音声ともいう。)と見本音声を比較することによって類似する見本音声を選択し、選択した見本音声に関連付けられた撮影モードに設定するように構成してもよい。この場合には、車の音や海の波の音、川のせせらぎ、人の声、花火の音などがモニタ音声や見本音声として考えられる他に、見本音声としてユーザ自身の声とモニタ音声としてもユーザ自身の声を比較することにより、簡単に撮影モードを設定することも可能になる。例えば、見本音声として「海」とユーザが発声し、モニタ音声としても「海」とユーザが発生した場合には、見本音声と同時に設定した撮影モードが撮影時に反映されるようにしてもよい。
上記実施形態にかかる撮像装置は、いずれもユーザによりシャッター釦が操作されて静止画を取得するデジタルスチルカメラである場合を例に説明したが、撮像釦が操作されている間所定のタイミングで画像が取得されつづけるデジタルビデオカメラとしても適用可能である。この場合、被写体が刻々と変化するが、これに応じてリアルタイムに撮影モードがユーザ好みの条件に変更されるため、オート撮影機能としての操作性が向上する。
上記実施形態にかかる撮像装置は、監視カメラ、車載カメラ、ウェブカメラに適用してもよい。この場合、ユーザによりシャッター釦を操作することが難しい場合があり得るが、シャッター釦を所定のタイミングで自動的に操作したり、遠隔操作したりする等してもよい。
上記実施形態にかかる撮像装置は、システムコントローラを備える例であったが、これをパーソナルコンピュータや携帯電話端末の制御CPUに代用させてなる撮像システムに適用することも可能である。
その他、各構成要素同士は、任意の組み合わせが可能であり、例えば、撮影光学系及び撮像素子とその他の構成が物理的に分離されたシステム例、撮影光学系、撮像素子、画像処理部と、その他の構成が物理的に分離されたシステム例などさまざまな組み合わせが考えられる。
撮像素子としてCCD(charge-coupled device)を用いたが、これに限られず、CMOS(complementary metal-oxide semiconductor)センサなどを用いてもよい。
表示部として液晶ディスプレイを用いたが、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、無機ELディスプレイ、LEDディスプレイなどを用いてもよい。
操作部として操作釦を用いたが、表示部により操作するいわゆるタッチパネルのようなものでもよい。
撮像装置の実施形態として撮像装置本体にレンズ鏡筒が固定されている構成を用いたが、撮像装置本体がマウントを有し、マウントにレンズ鏡筒を着脱可能な、いわゆる交換レンズ式の撮像装置であってもよい。
ステップ17においては、ステップ12で作成した撮影条件設定アルゴリズムを撮影条件メモリ部35へ転送し、ステップ16で記録した見本画像と関連付けて撮影条件メモリ部35に記録した。これに限られず、作成した撮影条件設定アルゴリズム(「マクロ2」)をもとになった撮影条件設定アルゴリズム(「マクロ」)に置き換えて記録してもよい。この場合、それまで撮影モード「マクロ」と関連付けて記憶されていた見本画像は、撮影モード「マクロ2」と関連付けて記憶される。
撮像した画像信号を見本画像としてメモリに格納させる処理と同時にこのときの撮影モードも自動的にメモリに格納させるモードを備えても良い。各種動作モードのメニューの項目には、撮像した画像信号を見本画像としてメモリに格納させる処理と同時にこのときの撮影モードも自動的にメモリに格納させる処理を開始するかどうかを選択する表示が含まれてもよい。
本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の撮像装置に好適である。
実施形態における撮像装置1の概略構成を示すブロック図 実施形態における撮像装置本体背面の概略図 実施形態における複数の撮影モードに関連した見本画像の一例を示す図 実施形態におけるライブビューモード時の表示部の表示例を示す図 実施形態における撮影条件設定動作時の表示部の表示例を示す図 実施形態における撮影条件の自動設定処理の動作フローチャート 実施形態における見本画像の登録処理の動作フローチャート 実施形態における撮影モード登録処理における表示部の表示例を示す図 実施形態における撮影モード登録処理後の見本画像と撮影モードとの関連説明図
符号の説明
8 シャッターユニット
9 絞り
10 撮像装置本体
11 レンズ鏡筒
12 ズームレンズ系
12a ズームレンズ群
12b ズームレンズ群
13 フォーカスレンズ系
14 CCD
15 画像処理部
16 画像メモリ
17 表示部
18 メモリカード
19 操作部
19a シャッター釦
19b カーソルキー
19c 決定釦
19d メニュー釦
20 補助光源
21 AGC回路
22 レンズ駆動部
23 シャッター駆動部
24 絞り駆動部
25 フラッシュ
30 システムコントローラ
31 見本画像生成部
32 画像比較部
33 撮影条件設定部
34 見本画像メモリ部
35 撮影条件メモリ部
41 CCD感度制御部
42 フォーカス制御部
43 シャッター制御部
44 絞り制御部
45 フラッシュ制御部

Claims (5)

  1. 被写体の光学像を電気的な画像信号に変換して画像を出力する撮像素子と、
    撮影条件を設定する複数のアルゴリズムと、前記アルゴリズムに関連付けられた見本画像とを記憶するメモリ部と、
    前記撮像素子からの画像と前記複数の見本画像とを比較し、前記撮像素子からの画像に最も類似する前記見本画像を選択し、選択された前記見本画像に対応する前記アルゴリズムを選択する画像比較部と、
    前記選択されたアルゴリズムに基づいて撮影時における撮影条件を設定する撮影条件設定部と、
    を備える撮像装置。
  2. 撮影された画像をもとに見本画像を生成する見本画像生成部と、を備え、
    前記メモリ部は、前記画像の撮影時の撮影条件設定に用いた前記アルゴリズムと前記生成した見本画像とを関連付けて記憶する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 操作部をさらに備え、
    前記撮影条件設定部は、前記操作部の操作に基づき前記撮影条件を設定するとともに前記撮影条件を設定するアルゴリズムを作成し、
    前記見本画像生成部は、前記設定された撮影条件で撮影された画像を元に前記見本画像を生成し、
    前記メモリ部は、前記生成された見本画像と、前記作成されたアルゴリズムとを関連付けて記憶する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  4. 撮影された画像を、前記画像の撮影の撮影条件設定に用いたアルゴリズムと関連付けて第2メモリに記憶する、請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記第2メモリは、着脱可能なメモリカードである、請求項4に記載の撮像装置。
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