JP2006317847A - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被写体を撮像するレンズ駆動装置において、消費電力の節約と合焦、ズームなどのスピードアップを目的とする。
【解決手段】 レンズの位置が変わるごとに駆動源の駆動電圧と駆動速度の変更させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、カメラをはじめとする撮像装置において被写体の光を取り込むレンズ駆動装置に関するものである。
近年、例えば、デジタルカメラのレンズ駆動装置において、被写体を結像するためにレンズが光軸上を移動するとき、レンズを保持するレンズ保持枠とレンズ保持枠が光軸上を移動できるようにガイドするガイド機構との間にはガタツキが生じる。そこで、レンズ保持枠に引っ張りバネなどのレンズを付勢する部材を取り付け、一定の方向にレンズを片寄せすることで、レンズ保持枠に生じるガタツキを取り除いてきた。
デジタルカメラなどの撮像装置のレンズ鏡筒において、レンズが光軸に沿って移動する際の駆動制御は初期の設定のまま変わることはなく、あらかじめ決められた駆動速度、駆動電圧で動く。
ところで、レンズのガタツキを押さえる為の付勢手段が引っ張りバネや圧縮バネの場合、バネの伸び量によってバネの力が変わる。
つまり、レンズが光軸上を移動することによって、付勢バネが伸縮し、付勢バネの力が変化する為、レンズに対する負荷も変わっていってしまう。
そのため、バネの力が強くてもレンズが光軸上を設定された制御通りに移動する必要があるので、初期のレンズ駆動制御設定はレンズ駆動範囲内においてバネの力が最も大きくなる時を考慮した駆動トルクで駆動しなくてはならない。駆動源の駆動トルクを上げる方法の一つには駆動源の駆動電圧をあげる手段がある。しかし、駆動電圧の大きさに比例して消費電力も大きくなる問題が生じる。逆に駆動電圧を下げると駆動源の力がバネの付勢力に負けてしまう恐れもある。
また、駆動源の駆動トルクを上げる別の方法として、駆動源の駆動速度を下げる手段がある。しかし、駆動速度を下げると、被写体に対してズーム、合焦などの作業に時間がかかるという問題が生じる。
ここで、レンズが2つ以上の異なる速度で制御され、簡単な位置検出センサを用いて、レンズの位置検出を精密に行えるレンズ駆動装置という類似の技術が特特許文献1に開示されているが、この技術はレンズ基準位置の検出を精密に行う為に、レンズの位置に応じてレンズ駆動速度を変更する発明である。
特開2002−98880号公報
本発明は上述した不具合を解消することを目的とする。
本発明はレンズ保持枠が光軸上を移動するにつれて変動していくレンズ保持枠に対する付勢力に応じて駆動源の駆動制御設定を変えることを目的とする。また、本発明は駆動源の駆動速度に限らず駆動条件を変更する駆動制御手段について詳細に説明した発明である。
上述した目的を達成する為に、請求項1に係わる発明によれば、被写体を結像する為のレンズと、レンズを光軸方向に移動可能に保持するレンズ保持枠と、レンズ保持枠を光軸方向に移動させる為の駆動源と、駆動源の駆動を制御する駆動制御手段と、レンズ保持枠を付勢し、光軸方向の移動に応じて付勢力が変化する付勢手段と、で構成されるレンズ鏡筒において、前記レンズ保持枠が光軸方向に移動するに従って、前記駆動制御手段が、初期の駆動制御設定から前記駆動源の駆動仕様を変えることを特徴とする。
請求項2に係わる発明によれば、前記駆動制御手段は駆動源の駆動電圧を制御する為の手段であることを特徴とする。
請求項3に係わる発明によれば、前記駆動制御手段は駆動源の駆動速度を制御する為の手段であることを特徴とする。
請求項4に係わる発明によれば、前記駆動制御手段は、前記レンズ移動領域を2つ以上の複数領域に分割して、その領域に応じて前記駆動制御手段が前記駆動源に対する駆動仕様を変えることを特徴とする。
請求項5に係わる発明によれば、被写体を結像する為のレンズと、前記レンズを光軸方向に移動可能に保持するレンズ保持枠と、前記レンズが光軸に沿って駆動する為の駆動源と、前記駆動源の駆動を制御する駆動制御手段と、被写体を合焦する為の測距手段と、被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子と、レンズ保持枠を付勢し、光軸方向の移動に応じて付勢力が変化する付勢する付勢手段とで構成されるレンズ鏡筒において、被写体の測距のために、前記駆動制御手段が前記駆動源を駆動させ、前記レンズが光軸方向に移動するにつれて、前記付勢手段の付勢力が変化するとき、前記駆動制御手段が前記レンズに対する前記付勢手段の力に対応して、初期の駆動制御設定から前記駆動源の駆動仕様を変えることを特徴とする。
また、請求項6に係わる発明によれば、前記駆動制御手段は駆動源の駆動電圧を制御する為の手段であることを特徴とする。
また、請求項7に係わる発明によれば、前記駆動制御手段は駆動源の駆動周波数を制御する為の手段であることを特徴とする。
また、請求項8に係わる発明によれば、前記制御手段は前記レンズ移動領域を、2つ以上の複数領域に分割することで、その領域に応じて前記駆動制御手段によって前記駆動源の駆動仕様を変える事ができることを特徴とする。
また、請求項9に係わる発明によれば、被写体を結像するレンズと、前記レンズを光軸に沿って移動可能に保持するレンズ保持枠と、前記レンズが光軸に沿って移動する為の駆動源と、前記駆動源と一体に構成され、前記レンズ保持枠を光軸方向に移動させる役割を果たすスクリューと、前記駆動源を駆動させる為の駆動制御手段と、被写体を合焦する為の合焦手段と、被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子と、前記レンズ保持枠一体、もしくは付随していて、前記スクリューにかみ合い、前記スクリューの回転によって前記レンズ保持枠を移動可能にするナットと、前記レンズ保持枠が光軸方向に移動出来るようなガイドバーと、前記レンズとレンズを保持するレンズ保持枠光軸上を移動する際に、前記レンズとレンズを収納するレンズ保持枠に出るガタツキを吸収するための付勢手段と、で構成されるレンズ鏡筒において、前記レンズ保持枠が光軸に沿って移動するに従って、前記駆動制御手段が最初の駆動制御設定から前記駆動源の駆動仕様を変えることを特徴とする。
また、請求項10に係わる発明によれば、前記駆動制御手段は駆動電圧を制御する為の手段であることを特徴とする。
また、請求項11に係わる発明によれば、前記駆動制御手段は駆動速度を制御する為の手段であることを特徴とする。
また、請求項12に係わる発明によれば、前記駆動制御手段は前記レンズ移動領域を2つ以上の複数領域に分割することで、その領域に応じて前記駆動制御手段によって、前記駆動源の駆動仕様を変えることができることを特徴とする。
以上、説明したように本発明によれば、レンズ保持枠に対する負荷の変動に対応して、駆動源に対する駆動制御手段によって初期の駆動制御設定から、駆動源の駆動電圧を変えることで消費電力の削減が可能になる。また、同様に駆動源の駆動速度を変えることで被写体に対するズーム動作や合焦動作に必要な時間の短縮にもつながる。
以下、本発明の実施形態に係わるレンズ駆動装置について、図面を参照しながら説明する。
図1、2、3、4は本実施の形態におけるレンズ駆動装置の外観を示すものであり、図1、2はレンズ駆動装置を横から見た図である。図3は、レンズ駆動装置を被写体側から見た図である。図4はレンズ駆動装置を撮影者側から見た図であり、以下に示すレンズ保持枠とナット板の関係を示す図である。被写体像を合焦するためのフォーカスレンズ101と、レンズを光軸方向に移動可能に保持するレンズ保持枠102と、レンズ保持枠を光軸方向に移動させるための駆動源となるステッピングモーター103と、モーターの回転軸と一体に構成されレンズホルダーを移動させる役割を果たすリードスクリュー104と、図1のようにレンズ保持枠と係合し、リードスクリューに螺合することでスクリューの回転によりレンズ保持枠を移動可能にするナット105と、レンズ保持枠が光軸方向に移動できるようにガイドするガイドバー106と、図示はされていないが被写体像を撮像する為のCCDと、モーターやCCDを収納するCCDホルダー107と、レンズ保持枠が移動するにつれて生じるがたつきを吸収する役割を果たす引っ張りバネ108と、レンズの基準位置を検出する位置検出センサ109を備えている。
図1はフォーカスレンズ101とレンズ保持枠102からなるレンズユニットが初期位置にいる状態である。レンズ保持枠102と、ガイドバー106との間にはレンズ保持枠102が滑らかに移動できるように、ある程度のガタがある。
また、同様にレンズ保持枠102とナット105間、ナット105とスクリュー104との間にもガタがある。
引っ張りバネ108は、図1の様にレンズ保持枠102からコの字上に突き出ている爪と、図示されてはいないが、CCDホルダー107からコ字上に出ている爪とに取り付けられていて、若干伸びている状態である。
このとき、引っ張りバネ108はレンズ保持枠102に対して光軸方向、つまり図1の矢印A方向に付勢している状態である。つまり、引っ張りバネ108がレンズ保持枠102を図1の矢印A方向に片寄せすることで、前記ガタを取り除いているのである。
まず、被写体をCCDに結像する為にレンズ保持枠102がレンズ101を保持して動き、被写体にピントを合わせる作業を行う為にステッピングモーター103が駆動を開始する。ステッピングモーター103が駆動を開始すると、モーター103と一体に構成されているスクリュー104が回転し、スクリュー104と螺合しているナット105はその回転によって光軸方向、つまり図1の矢印B方向に移動する。そのナット板105の移動に伴い、レンズ保持枠102はガイドバー106にガイドされながら、レンズ101を保持して光軸方向に移動する。
ここで、図4で図示されているように、スクリュー104の回転によってナット板105が回転しないようにレンズ保持枠102には光軸方向にボス102aが形成されていて、回転止めの役割を果たしている。
また、ナット板105はレンズ保持枠102の回転止めを受けるようにボス受け部がU字形状になっている。
同様に、スクリュー104の回転によってレンズ保持枠102が回転しないようにCCDホルダー107には回転止めのガイド部材107aがついている。
レンズ保持枠102にはCCDホルダー107の回転止めを受けるように受け部がU字状になっていることで、レンズ保持枠102はガイド部材にガイドされながら光軸上を移動することが出来る。
また、レンズ保持枠102が光軸上を移動するにつれて引っ張りバネ108も伸びていく。
つまり、レンズ保持枠102が光軸上を矢印B方向に移動するにつれて、引っ張りバネ108の力も大きくなりレンズ保持枠102に対する負荷も大きくなっていく。
図2は、被写体にピントを合わせる作業を終了し、レンズ保持枠が停止している状態を示している。
図2の状態のとき、レンズ保持枠に対する引っ張りバネの力は最大となる。
次に図5で本実施の形態におけるレンズ駆動装置の構成を示すブロック図を示す。
レンズを通過する入射光は絞り204を通り、撮像素子207に結像し、電気信号に変換され出力される。撮像素子207で電気信号に変換された被写体信号は、画像処理回路208でデジタル信号に変換され、さらにゲイン調整、補間、圧縮などの公知の処理を施される。この画像処理回路208ではこれらの公知の画像処理以外に、測光用露光に基づいた信号から、システム制御回路209を通して露出制御回路206に信号を送信し、シャッター、絞り機構205を駆動させる役割を果たす。また、画像処理回路208では被写体のコントラストを測定し、その信号をシステム制御回路209を通してフォーカス制御回路203へと送信する。送信された信号を受けたフォーカス制御回路は、フォーカス駆動機構202を駆動させフォーカスレンズ201を光軸方向に動かし、レンズの位置の調整を行う。このとき、前記フォーカス制御とは駆動源の駆動電圧と駆動速度を制御することである。
ここで、駆動源の駆動電圧の変化とそれに伴う駆動源の駆動トルクの変化を図6に示す。
電圧を上下することで、図のトルク曲線も上下することが読み取れる。
この図の様に、駆動源の駆動電圧を上げるほど、駆動源の駆動トルクは上がる。
また、同様に駆動源の駆動速度の変化とそれに伴う駆動トルクの変化を図6に示す。
図の様に、駆動源の駆動速度を下げることで、駆動源の駆動トルクが上がることがわかる。
前記の様に駆動源の駆動電圧と駆動速度を変えることで駆動源の駆動トルクを変えることが可能である。
次に、駆動電圧、駆動速度を変更する実施例を以下に記す。
(第1の実施例)
最初に、レンズ位置、駆動源の駆動電圧、バネの付勢力の関係を図7に示す。
図は横軸にレンズ位置、縦軸に駆動電圧の大きさとバネの付勢力を示したものである。
図は、レンズ移動可能領域を3つの領域A,B,Cに分割して、それぞれの領域において駆動電圧が違う様子を示している。
また、レンズが移動していくほど、バネの付勢力が大きくなっていく様子がわかる。
まず、レンズが被写体を結像する為に移動を開始する。
レンズが最初の領域、つまり図のAの領域を移動しているとき、レンズに対する引っ張りバネの付勢力は小さいので駆動源の駆動電圧は小さい状態である。レンズが光軸上を移動するに従って徐々にレンズ保持枠に対する引っ張りバネの付勢力が強くなっていく。レンズが図のBの領域に入ると、駆動源の駆動電圧が上がり駆動源の駆動トルクを上げることでバネの付勢力に負けない力でレンズが移動する。
さらにレンズが図のCの領域に入ると、同様に駆動源の駆動電圧が上がり、駆動源の駆動トルクを上げることでバネの付勢力に負けない力でレンズが移動する。
そして、被写体を結像した時点でレンズが停止するのである。
図8は本発明のレンズ駆動装置に関連した動作の説明の為のフローチャートである。まず、カメラの電源をONにすると位置検出センサがリセットされ、レンズがレンズ基準位置まで移動する(S11)。次に、被写体を合焦しようとしてレンズが光軸方向に移動を開始する。この時レンズの移動量は位置検出センサ210によりレンズ基準位置からの距離から算出される(S12)。算出されたレンズ移動量からレンズが3つに分けられた領域のどの領域にいるかを判断しその領域の駆動電圧を算出する(S13)。そして、駆動源がその駆動電圧で駆動を開始する。(S14)。レンズは光軸方向に移動しながら、被写体の画像を撮像素子が読み込んでいく(S15)。撮像素子に読み込まれた画像信号は電気信号に変換され出力される。出力された電気信号は画像処理回路でデジタル信号に変換され、画像処理回路がそのデジタル信号からコントラストを算出して被写体を合焦しているかどうかを判断する(S16)。
被写体を合焦したと判断したらレンズはその位置に停止する(S17)。
このレンズの移動の結果、合焦しなかった場合や、コントラスト不足のためAF不可能と判断した場合はリセット位置に戻り、前記動作を繰り返し行うことで合焦する。
このようにして、引っ張りバネの力が弱いときは、小さな駆動電圧で駆動源を駆動させ、バネの力が大きくなるにつれて駆動電圧を大きくすることで、最初から大きな駆動電圧で駆動させる必要がなくなるため、消費電力の節約になるのである。
本発明の実施例ではレンズが光軸上を移動するに従ってレンズに対するバネの付勢力が大きくなっていく為、レンズ位置が分割された移動領域を越える度に、駆動源の駆動電圧を上げていったが、駆動電圧の変更は状況に応じて自由な設定が可能である。
(第2の実施例)
レンズ位置、駆動源の駆動速度、バネの付勢力の関係を図9に示す。
図は横軸にレンズ位置、縦軸に駆動速度とバネの付勢力を示したものである。
図は、レンズ移動可能領域を3つの領域A,B,Cに分割して、それぞれの領域において駆動速度が違う様子を示している。
また、レンズが移動していくほど、バネの付勢力が大きくなっていく様子がわかる。
初めに、レンズが被写体を結像する為に移動を開始する。
レンズが最初の領域、つまり図のAの領域を移動しているとき、レンズに対する引っ張りバネの付勢力は小さいので駆動源の駆動速度が速くてもバネの付勢力に負けない力でレンズは光軸上を移動することが可能である。レンズが光軸上を移動するに従って徐々にレンズ保持枠に対する引っ張りバネの付勢力が強くなっていく。レンズが図のBの領域に入ると、駆動源の駆動速度を遅くすることで駆動源の駆動トルクを上げ、バネの付勢力に負けない力でレンズが移動する。
さらにレンズが図のCの領域に入ると、同様に駆動源の駆動速度を遅くして、駆動源の駆動トルクを上げることでバネの付勢力に負けない力でレンズが移動する。
そして、被写体を結像した時点でレンズが停止するのである。
図10は本発明のレンズ駆動装置に関連した動作の説明の為のフローチャートである。まず、カメラの電源をONにすると位置検出センサがリセットされ、レンズがレンズ基準位置まで移動する(S21)。次に、被写体を合焦しようとしてレンズが光軸方向に移動を開始する。この時レンズの移動量は位置検出センサ210によりレンズ基準位置からの距離から算出される(S22)。算出されたレンズ移動量からレンズが3つに分けられた領域のどの領域にいるかを判断しその領域の駆動速度を算出する(S23)。そして、レンズがその駆動速度で駆動を開始する(S24)。レンズは光軸方向に移動しながら、被写体の画像を撮像素子が読み込んでいく(S25)。撮像素子に読み込まれた画像信号は電気信号に変換され出力される。出力された電気信号は画像処理回路でデジタル信号に変換され、画像処理回路がその被写体のデジタル信号からコントラストを算出して合焦しているかどうかを判断する(S26)。
そして、被写体を合焦したと判断したらレンズはその位置に停止する(S27)。
このレンズの移動の結果、合焦しなかった場合や、コントラスト不足のためAF不可能と判断した場合はリセット位置に戻り、前記動作を繰り返し行うことで合焦する。
このようにして、引っ張りバネの力が弱いときは、駆動源の駆動速度を上げ、バネの力が大きくなるにつれて駆動速度を遅くすることで、最初から遅い駆動速度で駆動させることがなくなるため、合焦までの時間の短縮につながる。
本発明の実施例ではレンズ保持枠に対する付勢力がだんだんと大きくなっていく為、レンズ位置が分割された領域を移動するたびに、駆動源の駆動速度を遅くしていったが、駆動速度の変更は状況に応じて自由な設定が可能である。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更が可能であることはもちろんである。例えば、本発名は被写体を合焦する為のレンズに限らず、ズームレンズなどにも適用できることは勿論である。また、本実施の形態については、レンズが移動する際の、前記レンズのがたつきを吸収するための引っ張りバネを備えた、レンズ駆動装置の形態に適用して説明したが、本発明はこの形態にとらわれる必要はなく前記レンズに対して何らかの附勢手段を備えている形態でもよい。また、ステッピングモーターでなくDCモーターでも同様である。
本発明に関連するカメラの一例を示すレンズ駆動装置外観図(レンズホルダーががたつかない程度にバネが伸びている状態を示す図)。 本発明に関するカメラの一例を示すレンズ駆動装置外観図(被写体にピントを合わせバネが伸びている状態を示す図)。 本発明に関するカメラの一例を示すレンズ駆動装置外観図(被写体側から見た様子を示す図)。 レンズ保持枠とナット板の関係を示す図。 本発明に関するカメラの一例を示す構成ブロック図。 駆動トルクと駆動電圧、駆動速度の関係を示す図。 レンズ位置、駆動電圧、引っ張りバネの付勢力の関係を示す図。 駆動源の駆動電圧を変更するときの動作処理手順を示すフローチャート。 レンズ位置、駆動源の駆動速度、引っ張りバネの付勢力の関係を示す図。 駆動源の駆動速度を変更するときの動作処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
101 フォーカスレンズ
102 レンズ保持枠
103 ステッピングモーター
104 スクリュー
105 ナット
106 ガイドバー
107 CCDホルダー
108 付勢バネ
109 位置検出センサ
201 フォーカスレンズ
202 フォーカス駆動機構
203 フォーカス制御回路
204 絞り
205 SH・絞り機構
206 露出制御回路
207 撮像素子
208 画像処理回路
209 システム制御回路
210 位置検出装置

Claims (12)

  1. 被写体を結像するレンズと、
    レンズを光軸方向に移動可能に保持するレンズ保持枠と、
    レンズ保持枠を光軸方向に移動させる為の駆動源と、
    駆動源の駆動を制御する駆動制御手段と、
    レンズ保持枠を付勢し、光軸方向の移動に応じて付勢力が変化する付勢手段と、
    で構成されるレンズ鏡筒において、
    保持枠が光軸方向に移動するに従って、前記駆動制御手段が初期の駆動制御設定から前記駆動源の駆動仕様を変えることを特徴とする、レンズ駆動装置。
  2. 前記駆動制御手段は駆動源の駆動電圧或いは電流を制御する為の手段であることを特徴とする、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記駆動制御手段は駆動源の駆動速度を制御する為の手段であることを特徴とする、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記駆動制御手段は、前記レンズ移動領域を2つ以上の複数領域に分割して、その領域に応じて前記駆動制御手段が前記駆動源に対する駆動仕様を変えることを特徴とする、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  5. 被写体を結像するレンズと、
    前記レンズを光軸方向に移動可能に保持するレンズ保持枠と、
    前記レンズが光軸に沿って移動する為の駆動源と、
    前記駆動源の駆動を制御する駆動制御手段と、
    被写体を合焦する為の合焦手段と、
    被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子と、
    レンズ保持枠を付勢し、光軸方向の移動に応じて付勢力が変化する付勢手段と
    で構成されるレンズ鏡筒において、
    被写体を合焦するために、前記駆動制御手段が前記駆動源を駆動させ、前記レンズが光軸方向に移動するにつれて、前記付勢手段の付勢力が変化していく時、
    前記駆動制御手段が前記レンズに対する前記付勢手段の力に対応して、初期の駆動制御設定から前記駆動源の駆動仕様を変えることを特徴とする、レンズ駆動装置。
  6. 前記駆動制御手段は駆動源の駆動電圧を制御する為の手段であることを特徴とする、請求項5に記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記駆動制御手段は駆動源の駆動速度を制御する為の手段であり、請求項5に記載のレンズ駆動装置。
  8. 前記制御手段は前記レンズ移動領域を、2つ以上の複数領域に分割することで、その領域に応じて前記駆動制御手段によって前記駆動源の駆動仕様を変える事ができることを特徴とする、請求項5に記載のレンズ駆動装置。
  9. 被写体を結像するレンズと、
    前記レンズを光軸に沿って移動可能に保持するレンズ保持枠と、
    前記レンズが光軸に沿って移動する為の駆動源と、
    前記駆動源の回転軸と一体に構成され、前記レンズ保持枠を光軸方向に移動させる役割を果たすスクリューと、
    前記駆動源を駆動させる為の駆動制御手段と、
    被写体を合焦する為の合焦手段と、
    被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子と、
    前記レンズ保持枠と一体、もしくは付随していて、前記スクリューと螺合し、
    前記スクリューの回転によって前記レンズ保持枠を移動可能にするナットと、
    前記レンズ保持枠が光軸に平行に移動できるようなガイドバーと、
    前記レンズとレンズを収納するレンズ保持枠が光軸上を移動する際に、前記レンズと前記レンズ保持枠に出るがたつきを吸収するための附勢手段と、
    で構成されるレンズ鏡筒において、
    被写体を合焦する為に、前記駆動制御手段が前記駆動源を駆動させ、前記レンズが光軸方向に移動するにつれて前記付勢手段の付勢力が変化していくとき、前記駆動制御手段が前記レンズに対する付勢力に対応して、初期の駆動制御設定から前記駆動源の駆動仕様を変えることを特徴とする、レンズ駆動装置。
  10. 前記駆動制御手段は、駆動源の駆動電圧を制御する為の手段であることを特徴とする請求項9に記載のレンズ駆動装置。
  11. また前記駆動制御手段は、駆動源の駆動速度を制御する為の手段であることを特徴とする、請求項9に記載のレンズ駆動装置。
  12. また前記駆動手段は前記レンズの移動領域を、2つ以上の複数領域に分割することで、その領域に応じて前記駆動源に対する前記駆動制御手段の駆動仕様を変えることができることを特徴とする、請求項9に記載のレンズ駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009069631A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Canon Inc レンズ駆動装置
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