JP2013083843A - 光学機器、レンズ鏡筒および自動焦点調節方法 - Google Patents

光学機器、レンズ鏡筒および自動焦点調節方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2種類の焦点検出方法を使用して2つの駆動手段で2つのフォーカスレンズ群を有する場合にAFを高速かつ高精度に行うことが可能な光学機器を提供すること
【解決手段】位相差AFモードにおいて第2のステッピングモータ19の駆動量が第1の閾値よりも大きい場合には第1のステッピングモータ18によって第1レンズ群11を駆動し、第2のステッピングモータ19の駆動量が第1の閾値以下の場合には第2のステッピングモータ19によって第2レンズ群13を駆動し、コントラストAFモードにおいて、第2のステッピングモータ19の駆動量と駆動時間から算出される第2のステッピングモータ19の駆動速度が第2の閾値よりも大きい場合には第1のステッピングモータ18によって第1レンズ群11を駆動を駆動し、第2のステッピングモータ19の駆動速度が第2の閾値以下の場合には第2のステッピングモータ19によって第2レンズ群13を駆動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光学機器の自動焦点調節(AF)に関する。
特許文献1、2は、第1、第2のフォーカスレンズと、第1のフォーカスレンズを駆動する第1の駆動手段と、第2のフォーカスレンズを駆動する第2の駆動手段と、第1、第2の駆動手段を制御する制御手段を開示している。特許文献3は、山登りAFのウォブリング用レンズをフォーカスレンズとは別に設け、マニュアルフォーカス中はウォブリング用レンズを中点保持したカメラを開示している。特許文献4は、ファインダとそれに光束を導くミラーがない所謂ミラーレスカメラにおいて位相差AFとコントラストAFを行う構成を開示している。なお、撮像素子の撮像面に位相差AF機能を設けることは特許文献5によって開示されている。
特開2011−123339号公報 特開2006−227414号公報 特開平09−197259号公報 特開2011−139353号公報 特開2011−135191号公報
2種類の焦点検出方法(例えば、位相差AFとコントラストAF)を使用して2つの駆動手段で2つのフォーカスレンズ群を駆動する場合にどのようにAFを行うかについては従来提案されていなかった。AF時のフォーカスレンズの移動精度および速度は、フォーカスレンズを駆動するアクチュエータの特性によって決定される。一般に、精度と速度は相反する特性であり、例えばフォーカスレンズの駆動に送りねじ付きステッピングモータを使用した場合、精度を上げようとすれば送りねじのピッチを小さく、速度を上げようとすれば大きくする必要がある。一眼レフ用交換レンズのフォーカスレンズは、無限から至近までの移動量が大きく、かつ高速で高精度なフォーカス駆動が求められているが、速度を上げようとすれば精度を犠牲に、精度を上げようとすれば速度を犠牲にせざるを得なかった。
そこで、本発明は、2種類の焦点検出方法を使用して2つの駆動手段で2つのフォーカスレンズ群を有する場合にAFを高速かつ高精度に行うことが可能な光学機器を提供することを目的とする。
本発明の光学機器は、第1の駆動手段によって駆動される第1のフォーカスレンズ群と前記第1の駆動手段よりも高い分解能と低い速度で第2の駆動手段によって駆動される第2のフォーカスレンズ群の少なくとも一方を2つの被写体像の位相差が小さくなるように移動させる第1のモードと、被写体像の鮮鋭度を表す評価値がピークになるように前記第1のフォーカスレンズ群および前記第2のフォーカスレンズ群の少なくとも一方を移動させる第2のモードと、を有する制御手段を有し、前記制御手段は、前記第1のモードにおいて、必要となる前記第2の駆動手段の駆動量が第1の閾値よりも大きい場合には第1の駆動手段によって前記第1のフォーカスレンズ群を駆動し、前記第2の駆動手段の駆動量が第1の閾値以下の場合には第2の駆動手段によって前記第2のフォーカスレンズ群を駆動し、前記第2のモードにおいて、必要となる前記第2の駆動手段の駆動量と駆動時間から算出される第2の駆動手段の駆動速度が第2の閾値よりも大きい場合には第1の駆動手段によって前記第1のフォーカスレンズ群を駆動し、前記第2の駆動手段の駆動速度が第2の閾値以下の場合には第2の駆動手段によって前記第2のフォーカスレンズ群を駆動することを特徴とする。
本発明によれば、2種類の焦点検出方法を使用して2つの駆動手段で2つのフォーカスレンズ群を有する場合にAFを高速かつ高精度に行うことが可能な光学機器を提供することを目的とする。
本実施形態のカメラシステムのブロック図である。 図1に示すカメラシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
図1は、本実施形態のカメラシステムのブロック図である。カメラシステムは交換レンズ(レンズ鏡筒)10と、それが装着可能(着脱可能)に構成されたカメラ本体30から構成されている。なお、本発明の光学機器は、レンズ交換可能なカメラ本体(撮像装置)、レンズ交換可能なカメラ本体と交換レンズからなるカメラシステム、レンズ一体型のカメラおよびレンズ鏡筒を含む。カメラ本体30は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどを含む。
本実施形態は、従来の一眼レフカメラに設けられている物体からの光をファインダと焦点検出部に導くメインミラーとサブミラーからなるミラーボックスを除去したミラーレスのレンズ交換式カメラであるが、ミラーボックスを有する光学機器にも適用可能である。
交換レンズ10は、物体の光学像を形成する撮影光学系を収納する。撮影光学系は、第1のフォーカスレンズ群としての第1レンズ群11、変倍系となるバリエーターレンズ群としての第2レンズ群12、第2のフォーカスレンズ群としての第3レンズ群13、光量を調節する絞り14を有する。
15は第1レンズ群11を保持する第1群鏡筒であり、第1のステッピングモータ18のリードスクリュー18aと係合するラック部15aを有し、不図示の直進バーにより直進ガイドされている。この結果、ステッピングモータ18が駆動されると、第1レンズ群11は光軸方向に直進移動されフォーカシングを行う。
16は第2レンズ群12を保持する第2群鏡筒であり、変倍(ズーム)時に不図示の外部操作部材により光軸方向に直進駆動される。
17は第3レンズ群13を保持する第3群鏡筒であり、ステッピングモータ19のリードスクリュー19aと係合するラック部17aを有し、不図示の直進バーにより直進ガイドされている。この結果、ステッピングモータ19の駆動により、第3レンズ群13は光軸方向に直進駆動されウォブリング及びフォーカシングを行う。
第1のステッピングモータ18は第1群鏡筒15を駆動し、出力軸であるリードスクリュー18aを有する第1の駆動手段である。第1のステッピングモータ18は第2のステッピングモータ19に対して高速で駆動可能なモータである。また、リードスクリュー18aのリードはリードスクリュー19aのリードよりも大きく駆動範囲が大きい。これにより、第1のステッピングモータ18による1パルスの駆動量は大きく、分解能(第1の分解能)(従って、位置決め精度)は低いが、第1レンズ群11を無限から至近まで高速(第1の速度で)で駆動することができる。
第2のステッピングモータ19は第3群鏡筒13を駆動し、出力軸であるリードスクリュー19aを有する第2の駆動手段である。リードスクリュー19aのリードはリードスクリュー18aのリードよりも小さく駆動範囲が小さい。これにより、第2のステッピングモータ19による1パルスの駆動量は小さく、第3レンズ群13を第1の分解能よりも高い第2の分解能で(即ち、高い位置決め精度で)第1の速度よりも小さい第2の速度で駆動可能である。
このように、本実施形態では、二つのステッピングモータの特性およびリードスクリューのリードを異ならせることによって高速あるいは高精度な駆動がアクチュエータを構成している。
なお、アクチュエータの種類は限定されず、超音波モータやボイスコイル等の他のアクチュエータを使用してもよい。例えば、第1レンズ群11を、超音波モータとカムを利用して高速駆動してもよい。
20、21、22は第1レンズ群11、第2レンズ群12、第3レンズ群13のそれぞれの駆動量を検出するための絶対値エンコーダであり、各鏡筒に固定されたゾーンブラシと固定部に配置されたゾーンパターンを有するゾーン基板を有する。鏡筒が駆動されるとゾーンブラシがゾーン基板に対して移動して接触するゾーンパターンが切り替り、各レンズ群の絶対位置を検出する。
23はレンズCPUであり、カメラCPU32と通信を行い、情報の送受信を行うと共に交換レンズ10の各部を制御するレンズ制御手段(マイクロコンピュータ)である。具体的には、カメラCPU32から焦点調節(AF)情報や露出制御情報が入力され、ステッピングモータ18、19及び絞り14の駆動制御を行う。
カメラ本体30は撮像素子31とカメラCPU32を有する。
撮像素子31は撮影光学系が形成した被写体(物体)の光学像を光電変換するCMOSあるいはCCDなどである。被写体からの撮影光束は交換レンズ10の撮影光学系を通り、撮像素子31面上に結像する。
撮像素子31は、特許文献5に開示されているように、撮影光学系の射出瞳の一部の領域のみを通る光を受光する複数組の画素を有する。そして、複数組の画素(焦点検出画素)からは2つの被写体像の位相差(デフォーカス量)に対応する出力が生成される。
撮像素子31は、焦点検出用素子を介して、撮像面において2つの被写体像の位相差(デフォーカス量に対応する)を検出する。カメラシステムとして、位相差が小さくなるように第1、第2のフォーカスレンズ群の少なくとも一方を移動する位相差AFを実現することができる。また、撮像用画素の出力に基づく信号をA/D変換して不図示の信号処理回路によって処理された信号から得られる鮮鋭度を表す評価値がピークになるように第1、第2のフォーカスレンズ群の少なくとも一方を移動するコントラストAFを実現することができる。
カメラCPU32はレンズCPU23と通信を行い、情報の送受信を行うと共に撮像素子31の出力に基づいて、映像信号の記録、自動焦点調節(AF)、露出等のカメラ全体の制御を司るカメラ本体制御手段(マイクロコンピュータ)である。
具体的には、被写体の状況(動体であるか否か等)や撮像面上の大きさからAF用測距範囲やAF方式及び測光範囲の選択を行い、コントラストAFや位相差AFの測距結果に基づき、AFの駆動命令をレンズCPU23に出力する。
カメラCPU32は複数のAFモードを実行可能であり、本実施形態では、位相差AFモード(第1のモード)とコントラストAFモード(第2のモード)を実行する。AFモードは不図示の操作部をユーザが操作することによってマニュアルで設定することも可能であるが、カメラCPU32に接続された不図示のメモリにプログラムとして格納されていてもよい。
コントラストAFでは、フォーカスレンズを光軸方向に移動することによって鮮鋭度の評価値(コントラスト値)の最大値(ピーク値)に対応する合焦位置に位置決めする。ピーク位置を通り過ぎてからピーク位置に戻って位置決めする方式は山登りAFと呼ばれる。
フォーカスレンズの駆動に送りねじ付きステッピングモータを使用すると、フォーカスレンズの位置を正確に駆動でき、移動中の鮮鋭度信号が上昇から低下へと変化した時点で、鮮鋭度信号が最大値の時のフォーカスレンズ位置に戻すことができる。
合焦状態にあった鮮鋭度が変化した場合、被写体距離が変化したと判断して再起動を行い、再度鮮鋭度が最大値となる位置でフォーカスレンズを止めて合焦状態にする。
フォーカスレンズの現在位置から無限側と至近側のどちらの方向に合焦位置があるのかを検出するために、フォーカスレンズを至近側と無限側とに所定パルス微小駆動(ウォブリング)を行い、その時の鮮鋭度信号が大きかった方向に山登りAFを始める。
なお、位相差AFは本実施形態では撮像面位相差AFであるが、AFセンサを使用してもよく、AFセンサは撮像光学系を通った光束を使用した内測でも撮像光学系を通らない光束を使用した外測でもよい。
図2は、カメラシステムの動作(自動焦点調節方法)を説明するためのフローチャートであり、「S」はステップの略である。図2に示す動作は、コンピュータによって実行されるプログラムとして具現化が可能であり、カメラCPU32またはレンズCPU23によって実行され、レンズ鏡筒10またはカメラ本体30の不図示のメモリに格納されている。
まず、カメラCPU32は、不図示のレリーズスイッチの第1ストロークスイッチSW1信号が発生していることを確認するとAFを開始する(S1001)。
カメラCPU32は、AF方式が位相差AFであるかどうかを判断する(S1002)。カメラCPU32は、不図示の操作部でユーザがAF方式を設定していれば、それに従う。あるいは、一般に、位相差AFはコントラストAFよりも高速であるので位相差AFを先に行ってもよい。但し、この場合でも、焦点検出画素からAF信号が得られない場合にはコントラストAFを選択してもよい。更に、最初、S1002で位相差AFが選択されて合焦しなかった場合、次回に(そしてそれ以降は)コントラストAFに切り替わってもよい。
AF方式が位相差AFであれば(S1002のYES)、カメラCPU32は、デフォーカス量と合焦方向を判別し、第2のステッピングモータ19の駆動量(駆動パルス量)または、それに対応するデフォーカス量をレンズCPU23へ送信する(S1003)。
次に、レンズCPU23は、カメラCPU32から送られてきた情報に基づいて、位相差をなくすために必要な第2のステッピングモータ19の駆動量が所定の駆動量以下(第1の閾値以下)かどうかを判断する(S1005)。第2のステッピングモータ19の駆動量が所定の駆動量以下であれば現在位置が合焦位置に近く、所定の駆動量よりも大きければ現在位置が合焦位置よりも遠いことになる。
第2のステッピングモータ19の駆動量が所定の駆動量以下であれば(S1005のYES)、レンズCPU23は第2のステッピングモータ19によって第3レンズ群13を高精度に駆動する(S1006)。一方、第2のステッピングモータ19の駆動量が所定の駆動量よりも大きければ(S1005のNO)、第1のステッピングモータ18によって第1レンズ群11を高速で、第1レンズ群11で位相差をなくすために必要な駆動量だけ駆動する(S1007)。S1006の第2のステッピングモータ19の駆動速度はS1007の第1のステッピングモータ18の駆動速度よりも小さい。
なお、本実施形態ではS1005の判断はレンズCPU23が行うが、カメラCPU32が行ってもよい。この場合、レンズCPU23からカメラCPU32には2つのアクチュエータの特性が予め送信されるとともに、カメラCPU32からレンズCPU23にはS1003の駆動量と共に選択されるアクチュエータの情報も送信される。
S1006またはS1007の後でカメラCPU32は合焦判定を行う(S1012)。合焦すれば(S1012のYES)(SW2など他の入力がなければ)その状態で待機し、合焦しなければ(S1012のNO)S1002に戻る。この時、S1002では上述したようにコントラストAFに切り替わってもよい。
一方、AF方式がコントラストAFであれば(S1002のNO)、カメラCPU32は、評価値(コントラスト値)が所定の評価値以下(第3の閾値以下)かどうかを判定する(S1004)。評価値が所定の評価値以下であれば現在位置が評価値を取得できないほど合焦位置から遠く、所定の評価値よりも大きければ現在位置が評価値を取得できる程度に合焦位置に近い距離にあることになる。
評価値が所定の評価値以下であれば(S1004のYES)、カメラCPU32は評価値が所定の評価値よりも大きくなる箇所を所定の一方向に検出することを決定する(S1008)。一方、評価値が所定の評価値よりも大きければ(S1004のNO)、カメラCPU32は、ウォブリングと山登りAFを行うことを決定する(S1009)。
S1008またはS1009の後で、カメラCPU32は、第2のステッピングモータ19の駆動(パルス)量(またはデフォーカス量)と駆動時間をレンズCPU23へ送信する(S1010)。駆動時間は駆動完了までの制限時間であり、フォーカスレンズの駆動が周期的に繰り返される映像取得時間にかからないようにするためのものである。駆動時間の情報が含まれていることにより、レンズCPU23はコントラストAFに基づく駆動命令であることを知ることができる。
次に、レンズCPU23は、第2のステッピングモータ19の駆動量と駆動時間によって算出される第2のステッピングモータ19の駆動速度が所定の駆動速度以下(第2の閾値以下)であるかどうかを判断する(S1011)。レンズCPU23は、駆動速度が所定の駆動速度以下である場合には(S1011のYES)、S1006に移行し、駆動速度が所定の駆動速度よりも大きい場合には(S1011のNO)、S1007に移行する。この結果、大きい駆動速度が必要な場合に高速の第1のステッピングモータ18を使用し、駆動速度が第2のステッピングモータ19で提供できる場合には第2のステッピングモータを使用することができる。
なお、現在位置が合焦位置から離れていれば駆動量は大きくなり駆動速度も一般に大きくなるため、S1011からS1007に移行し、現在位置が合焦位置に近ければ駆動量は小さくなるから駆動速度も小さくなり、S1011からS1006に移行する。
本実施形態においては、複数のAF方式を使用して第1、第2のフォーカスレンズを2つの駆動手段によって駆動する場合に高速かつ高精度にAFを行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。なお、本発明は、カメラ本体30から送信される駆動命令に応じて第1、第2のステッピングモータ18、19を制御するレンズCPU23を有するレンズ鏡筒も含む。図2に示す全てのステップをレンズCPU23がカメラCPU32から得た情報に基づいて行ってもよい。
光学機器はカメラの用途に適用することができる。
10…レンズ鏡筒(光学機器)、11…第1レンズ群(第1のフォーカスレンズ群)、13…第3レンズ群(第2のフォーカスレンズ群)、18…第1のステッピングモータ(第1の駆動手段)、19…第2のステッピングモータ(第2の駆動手段)、23…レンズCPU(制御手段)、30…カメラ本体(光学機器)、31…撮像素子、32…カメラCPU(制御手段)

Claims (10)

  1. 第1の駆動手段によって駆動される第1のフォーカスレンズ群と前記第1の駆動手段よりも高い分解能と低い速度で第2の駆動手段によって駆動される第2のフォーカスレンズ群の少なくとも一方を2つの被写体像の位相差が小さくなるように移動させる第1のモードと、被写体像の鮮鋭度を表す評価値がピークになるように前記第1のフォーカスレンズ群および前記第2のフォーカスレンズ群の少なくとも一方を移動させる第2のモードと、を実行可能な制御手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記第1のモードにおいて、必要となる前記第2の駆動手段の駆動量が第1の閾値よりも大きい場合には前記第1の駆動手段によって前記第1のフォーカスレンズ群を駆動し、前記第2の駆動手段の駆動量が前記第1の閾値以下の場合には第2の駆動手段によって前記第2のフォーカスレンズ群を駆動し、
    前記第2のモードにおいて、必要となる前記第2の駆動手段の駆動量と駆動時間から算出される第2の駆動手段の駆動速度が第2の閾値よりも大きい場合には第1の駆動手段によって前記第1のフォーカスレンズ群を駆動し、前記第2の駆動手段の駆動速度が第2の閾値以下の場合には第2の駆動手段によって前記第2のフォーカスレンズ群を駆動することを特徴とする光学機器。
  2. 前記光学機器は、前記第1のフォーカスレンズ群、前記第2のフォーカスレンズ群、前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記制御手段は、前記第2のモードにおいて、
    前記評価値が第3の閾値よりも大きい場合に、前記評価値がピークになる合焦方向を検出するために前記第2のフォーカスレンズ群をウォブリングし、前記ウォブリングにおいて検出された前記合焦方向に駆動し、
    前記評価値が第3の閾値以下の場合に、前記第1のフォーカスレンズ群を駆動して前記評価値が前記第3の閾値よりも大きくなる位置を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の光学機器。
  4. 前記制御手段は前記第1のモードで合焦しない場合に前記第2のモードに移行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学機器。
  5. 被写体の光学像を光電変換する撮像素子を更に有し、
    前記撮像素子は、前記第1のフォーカスレンズ群と前記第2のフォーカスレンズ群を有して被写体の光学像を形成する撮影光学系の射出瞳の一部の領域のみを通る光を受光する複数組の画素を有し、前記位相差に対応する出力を生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光学機器。
  6. 前記制御手段は、前記第1のモードにおいて、前記複数組の画素から前記位相差に対応する出力が得られない場合に前記第2のモードに移行することを特徴とする請求項5に記載の光学機器。
  7. 第1の駆動手段によって駆動される第1のフォーカスレンズ群と前記第1の駆動手段よりも高い分解能と低い速度で第2の駆動手段によって駆動される第2のフォーカスレンズ群の少なくとも一方を2つの被写体像の位相差が小さくなるように移動させる第1のモードと、被写体像の鮮鋭度を表す評価値がピークになるように前記第1のフォーカスレンズ群および前記第2のフォーカスレンズ群の少なくとも一方を移動させる第2のモードとを実行可能な制御手段を有する光学機器に使用され、
    前記第1のモードにおいて、前記第2の駆動手段の駆動量が第1の閾値よりも大きい場合には第1の駆動手段によって前記第1のフォーカスレンズ群を駆動し、前記第2の駆動手段の駆動量が第1の閾値以下の場合には第2の駆動手段によって前記第2のフォーカスレンズ群を駆動するステップと、
    前記第2のモードにおいて、前記第2の駆動手段の駆動量と駆動時間から算出される第2の駆動手段の駆動速度が第2の閾値よりも大きい場合には第1の駆動手段によって前記第1のフォーカスレンズ群を駆動し、前記第2の駆動手段の駆動速度が第2の閾値以下の場合には第2の駆動手段によって前記第2のフォーカスレンズ群を駆動するステップと、
    を含むことを特徴とする自動焦点調節方法。
  8. 前記光学機器は、カメラ本体と前記カメラ本体に装着可能なレンズとを含み、
    前記第1のモードにおいては、必要となる前記第2の駆動手段の駆動量あるいはそれに対応する情報を出力するとともに、前記第2のモードにおいては、必要となる前記第2の駆動手段の駆動量と駆動時間あるいはそれに対応する情報を出力するカメラ本体制御手段と、
    前記出力を受信し、前記第1の駆動手段による前記第1のフォーカスレンズ群の駆動と、前記第2の駆動手段による前記第2のフォーカスレンズ群の駆動とを制御するレンズ制御手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光学機器。
  9. 前記光学機器は、カメラ本体と前記カメラ本体に装着可能なレンズとを含み、 前記第1のモードにおいては、前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段のうちから選択した駆動手段の情報と駆動量あるいはそれに対応する情報を出力するとともに、前記第2のモードにおいては、前記第1の駆動手段および前記第2の駆動手段のうちから選択した駆動手段の情報と駆動量および駆動時間あるいはそれに対応する情報を出力するカメラ本体制御手段と、前記出力を受信し、前記選択された駆動手段による前記第1のフォーカスレンズ群あるいは前記第2のフォーカスレンズ群の駆動を制御するレンズ制御手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光学機器。
  10. 第1の駆動手段によって駆動される第1のフォーカスレンズ群と前記第1の駆動手段よりも高い分解能と低い速度で第2の駆動手段によって駆動される第2のフォーカスレンズ群とを有し、カメラ本体に着脱可能なレンズ鏡筒であって、
    前記カメラ本体から送られる2つの被写体像の位相差を小さくするために必要となる前記第2の駆動手段の駆動量が、第1の閾値よりも大きい場合には前記第1の駆動手段によって前記第1のフォーカスレンズ群を駆動し、前記第1の閾値以下の場合には前記第2の駆動手段によって前記第2のフォーカスレンズ群を駆動し、
    前記カメラ本体から送られる前記第2の駆動手段を駆動させて被写体像の鮮鋭度を表す評価値をピークにする際に必要となる前記第2の駆動手段の駆動量と駆動時間とから算出される前記第2の駆動手段の駆動速度が、第2の閾値よりも大きい場合には前記第1の駆動手段によって前記第1のフォーカスレンズ群を駆動し、前記第2の閾値以下の場合には前記第2の駆動手段によって前記第2のフォーカスレンズ群を駆動することを特徴とするレンズ鏡筒。
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